JPH11188744A - 積層体の加硫装置及びその方法 - Google Patents

積層体の加硫装置及びその方法

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JPH11188744A
JPH11188744A JP35880597A JP35880597A JPH11188744A JP H11188744 A JPH11188744 A JP H11188744A JP 35880597 A JP35880597 A JP 35880597A JP 35880597 A JP35880597 A JP 35880597A JP H11188744 A JPH11188744 A JP H11188744A
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Hirohiko Fukumoto
裕彦 福元
Shigeto Adachi
成人 足立
Natsushiro Kino
夏四郎 嬉野
Kazuhiko Sakiyama
和彦 崎山
Yoshinori Kurokawa
好徳 黒川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、積層体全体を均一温度で昇温し、
かつ一定温度に加熱保持できる積層体の加硫装置を提供
する。 【解決手段】 本発明は、未加硫ゴム15と金属板12
〜14とを交互に積層してなる積層体11及びそれを保
持する金型10に対して電磁誘導による加熱保持を行う
加硫装置1であって、前記金属板12〜14と前記金型
10に磁界を印加する誘導コイル2と、前記誘導コイル
2に交流電流を通電する電源手段3と、前記積層体11
の温度を検出する温度検出手段9と、前記積層体11が
未加硫ゴム15の保温温度域に到達するまで、前記交流
電流を所定の周波数範囲内の任意の周波数に調整し、前
記保温温度域に到達後は、前記周波数よりも高い周波数
で、前記積層体11を保温温度域に保持するように、前
記交流電流を調整する周波数調整手段4とを有すること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、未加硫ゴムと金属
板とを交互に積層した積層体を、電磁誘導を利用して加
熱する積層体の加硫装置及び加硫方法に関する。
【0002】
【従来の技術】誘導加熱により未加硫ゴムと金属板から
成る積層体を加熱・加硫する加硫反応(ゴムの架橋反
応)において、120°C以上の高温時に積層体の外周
部と内部とに、10°C以上の温度差があれば、加硫の
進行度に局所的なバラツキが多くなる。このように、加
硫進行度がばらつくと、アンダー加硫・オーバー加硫と
なる部分が発生し、製品のバネ定数が安定しない等、品
質上の問題となる。従って、このような問題を解消する
ため、積層体全体が均一温度になるように加熱し、加硫
工程では、一定温度範囲に保持することが望まれてい
る。
【0003】このような要請に答えるべく、20Hz以下
の周波数の磁場を印加する誘導加熱方法や、直接金型を
加熱する熱盤加熱方法によって、積層体全体を同時に均
一温度に加熱できるという発明が成されており(特願平
9-238643)、金型に接する未加硫ゴム(積層体の外周
部)も金属板に挟まれたゴム(積層体の内部)も均一温
度になるように加熱できる。
【0004】従来の加硫装置21は、図6に示すよう
に、誘導コイル24と、周波数調整器22と、交流電源
23とを有しており、誘導コイル24への通電により積
層体25を誘導加熱するようになっている(特願平9-23
8643)。誘導コイル24によって形成される磁束は、点
線のように、連結板28から外周部25Aの内部板27
を貫き、連結板29へ向かうループを形成する。その結
果、内部板27に渦電流が発生し、この渦電流によるI
2 R損失によって発熱する。次に、外周部25Aで発生
した熱は、内部25Bの発熱よりも大きいため、未加硫
ゴム30へ拡散されるよりもむしろ、矢印に示すよう
に、中央部へ向かう方が支配的であり、直ぐに、内部板
27の全体が発熱したのと同じような状態になる。そし
て、矢印に示すように、内部板27の全体から徐々に
未加硫ゴム30に向かって熱伝導が行われる。このよう
に、熱伝導が内部板27の各々で生じるため、積層体2
5は、その全体が均一温度に加熱される。尚、内部板2
7は、良好な熱伝導体であり、また、その両面に接して
いる未加硫ゴム30は、断熱材である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
誘導加熱による方法(特願平9-238643)において、保温
時に一定の温度とする制御、例えば、ON/OFF制御
を行う時、積層体の外周部25A若しくはその内部25
Bのどちらかが一定温度となるように制御すると、他方
の温度は一定とならない。即ち、保温時に通電をOFF
にすると、金型26から放熱するため、積層体の外周部
25Aは、積層体の内部25Bに比べて低温となり易い
からである。ここで、保温時の放熱分を補うように、昇
温時と同様の低周波数で加熱すれば、図7に示すよう
に、金型26は一定温度に保てるが、同時に、積層体2
5の内部板27も加熱されるので、新たに積層体25全
体の温度が、目標とする温度よりも更に上昇してしまう
という問題点が生じた。
【0006】そこで、本発明は、上記問題を鑑みてなさ
れたものであって、その目的とするところは、積層体全
体を均一温度で昇温し、かつ一定温度に加熱保持できる
積層体の加硫装置及び加硫方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
未加硫ゴムと金属板とを交互に積層してなる積層体及び
それを保持する金型に対して電磁誘導による加熱保持を
行う加硫装置であって、前記金属板と前記金型に磁界を
印加する誘導コイルと、前記誘導コイルに交流電流を通
電する電源手段と、前記積層体の温度を検出する温度検
出手段と、前記積層体が未加硫ゴムの保温温度域に到達
するまで、前記交流電流を所定の周波数範囲内の任意の
周波数に調整し、前記保温温度域に到達後は、前記周波
数よりも高い周波数で、前記積層体を保温温度域に保持
するように、前記交流電流を調整する周波数調整手段と
を有することを特徴とする。このように、保温温度到達
時に周波数を高くすることにより、磁場の浸透深さを浅
くすることができ、積層体の内部金属板を加熱せずに、
金型の放熱分を補うように金型を加熱することができる
ため、積層体全体を均一温度で昇温し、かつ一定温度に
なるように加熱保持できる。即ち、積層体の外周部及び
その内部を均一温度で昇温し、かつ一定温度になるよう
に加熱保持できるため、積層体の品質を良くすることが
できる。尚、積層体の外周部は、金型と積層体との接触
部近傍を示し、積層体の内部は、積層体の外周部以外の
部分を示す。
【0008】請求項2記載の発明は、未加硫ゴムと金属
板とを交互に積層してなる積層体を金型内に保存し、前
記積層体と前記金型とを誘導コイルの影響下に配置し、
前記誘導コイルに交流電流を通電して前記積層体を未加
硫ゴムの保温温度域に加熱保持する積層体の加硫方法で
あって、前記保温温度域に到達するまで、所定の周波数
範囲内の任意の周波数で昇温を行い、前記保温温度域に
到達後は、前記周波数よりも高い周波数で、前記積層体
を保温温度域に保持するように、前記交流電流を制御す
ることを特徴とする。このように、保温温度到達時に周
波数を高くすることにより、磁場の浸透深さを浅くする
ことができ、積層体の内部金属板を加熱せずに、金型の
放熱分を補うように加熱することができるため、積層体
全体を均一温度で昇温し、かつ一定温度になるように加
熱保持できる。即ち、積層体の外周部及びその内部を均
一温度で昇温し、かつ一定温度になるように加熱保持で
きるため、積層体の品質を良くすることができる。
【0009】
【本発明の実施形態】以下、本発明の実施形態に係る積
層体11の加硫装置1を説明する。図1に示すように、
加硫装置1は、温度検出手段を構成する温度センサ9
と、誘導コイル2と、電源手段を構成する交流電源3
と、周波数調整手段を構成する周波数調整器4とを有
し、積層体全体11を均一温度で昇温し、かつ一定温度
に加熱保持するようになっている。
【0010】上記の積層体11は、金属板12・13・
14と未加硫ゴム15を平行状態を保ったまま数枚〜数
十枚を交互に積み重ねたものであり、円筒状に形成され
た金型10に保持されている。金属板12は、内部板1
2と呼ばれ、未加硫ゴム15の積層方向の剛性を高める
ものである。内部板12と未加硫ゴム15の厚みは、そ
れぞれ数ミリメートルであり、それらの厚みは、略同じ
である。また、金属板13・14は、連結板13・14
と呼ばれており、フランジ部13a・14aを有してい
るため、内部板12よりも厚く、径も大きくなってい
る。尚、このフランジ部分13a、14aは、取付けプ
レート等をネジ止めするものである。
【0011】金属板12・13・14及び金型10は、
導電性材料から形成されており、磁束が変化する環境に
置かれると内部に渦電流が発生し、発熱するようになっ
ている。尚、金属板12・13・14及び金型10が磁
性を有するものであれば、磁界を強めることができるた
め、大きな渦電流が発生し、発熱量も大きくなる。ま
た、金属板12・13・14は、主に免震ゴムとして建
築物の柱下で数百トン規模の荷重に数十年耐えなければ
ならないため、鉄よりも耐腐食性が良好な材料で形成さ
れることが好ましい。
【0012】上記の温度センサ9は、金型10を通して
積層体11に挿入されており、金型10の温度と、金属
板12〜14の温度を検出するようになっている。ま
た、上記の誘導コイル2は、金型10の外周に巻かれて
おり、積層体11と金型10とに磁界を印加するように
なっている。上記の交流電源3は、周波数調整器4を介
して誘導コイル2に接続されており、誘導コイル2に交
流電流を通電するようになっている。
【0013】上記の周波数調整器4は、各インバータ5
・6と、温度コントローラ7と、切替器8とを有してお
り、交流電源3の周波数を所定の周波数に調整するよう
になっている。各インバータ5・6には、低周波数域用
インバータ5及び高周波数域用インバータ6があり、そ
れぞれ交流電源3に接続されている。この低周波数域用
インバータ5は、交流電源3の周波数を低周波数f
1 (1Hz≦f1 ≦20Hz)に調整して誘導コイル2に低
周波電流を出力するようになっており、高周波数域用イ
ンバータ6は、交流電源3の周波数を高周波数f2 (f
2 ≧20Hz)に調整して誘導コイル2に高周波電流を出
力するようになっている。
【0014】上記の温度コントローラ7は、温度センサ
9、各インバータ5・6、切替器8に接続されており、
積層体11の温度に基づいて各インバータ5・6に出力
指令を出すと共に、切換器8に接続切替指令を出すよう
になっている。また、温度コントローラ7は、保温時に
は、高周波数域用インバータ6をON・OFF制御する
ようになっている。そして、切替器8は、接続切替指令
を受信すると、接続状態を切替るようになっている。
【0015】次に、本実施形態に係る加硫装置1の動作
を説明する。図2は、昇温時及び保温時における金型1
0及び金属板12〜14の温度状態を説明する図であ
り、金属板12〜14として鋼板が使用されている。加
硫を開始すると、加硫装置1は、図3に示すように、交
流電源3を低周波数域用インバータ5で調整し、鋼板1
2〜14及び金型10を低周波数f1 (1Hz≦f1 ≦2
0Hz)で加硫温度域(T 1 〜T2 )まで加熱する。次
に、温度センサ9により鋼板12〜14及び金型10が
加硫温度域(T1 〜T2 )に到達したのが検出される
と、図4に示すように、温度コントローラ7は、出力電
源指令を高周波数域用インバータ6に送信すると共に、
切替器8に接続切替信号を送信する。そして、鋼板12
〜14及び金型10が加硫温度域(T1 〜T2 )に到達
した後は、交流電源3を高周波数域用インバータ6で調
整し、鋼板12〜14及び金型10を高周波数f2 で加
硫温度域(T1 〜T2 )に保温する。
【0016】ここで、低周波数f1 から高周波数f2
切り替えるのは、昇温時と同様に低周波数f1 で加硫温
度域(T1 〜T2 )に保温すると、金型10及び積層体
11の外周部11Aの加熱に伴って、積層体11の内部
11Bも加熱され、積層体11の外周部11Aと、その
内部11Bとの温度差が10°C以上になるためであ
る。即ち、高周波数f2 で加熱することにより、図4に
示すように、積層体11の鋼板12〜14を加熱せず
に、金型10のみを加熱することができるためである。
尚、このように、周波数を切り替えることにより金型1
0のみを加熱できるのは、磁場の浸透深さの違いを利用
するためである。即ち、低周波数f1 では、図3に示す
ように、磁場の浸透深さ16が深く、高周波数f2
は、図4に示すように、磁場の浸透深さ17が浅いた
め、浸透の浅い高周波数f2 で加熱することにより、金
型10のみを加熱できる。これにより、積層体11の外
周部11Aと、その内部11Bとの温度差を10°C以
内に保ことができるため、積層体11の品質を良くする
ことができる。
【0017】次に、例えば、図5に示すように、昇温時
に、低周波数(f1 =5Hz)で加熱し、保温時に(鋼板
及び金型が120°Cに到達した後)、高周波数(f2
=30Hz)で加熱すると、鋼板12〜14は、加熱開始
から約2時間30分後に120°Cで安定し、鋼板12
〜14及び金型10を120°Cに保温することができ
る。尚、保温温度を120°Cとしたのは、その温度が
未加硫ゴム15の加硫に最も適した温度だからである。
【0018】尚、本実施形態では、保温温度を120°
Cとして説明したが、これは、未加硫ゴム3の材質によ
るものであるため、最適保温温度を120°Cに限るも
のではない。即ち、保温温度は、積層体11に用いる未
加硫ゴムの材質に応じて決定される。
【0019】また、本実施形態では、保温温度を加硫温
度として説明したが、保温温度は、必ずしも加硫温度を
意味するものではない。従って、本実施形態に係る加硫
装置1は、保温温度を加硫温度以下(例えば、90°
C)として、一旦保温することにより、未加硫ゴム15
をむらなく液化する場合にも適用される。そして、この
場合、液化後に鋼板12〜14及び金型10を加硫温度
域まで昇温し、さらに、加硫温度域で保温することによ
り、積層体11の品質をさらに良くできる。
【0020】尚、上記の電源手段は、誘導コイル2に通
電できるものであれば良いので、交流電源3に限るもの
ではなく、商用電源を用いてもよい。また、上記の周波
数調整手段は、積層体11が保温温度に到達すると、交
流電源3の周波数を低周波数から高周波数に変更するも
のであれば良いので、これに限るものではない。また、
上記の周波数調整器4には、各インバータ5・6が設け
られているが、各インバータ5・6にかえて、電源コン
トローラを用いても良い。
【0021】尚、本実施形態に係る積層体11の代表的
な形状としては、中実円柱や中空円筒が挙げられるが、
これに限らず、三角柱以上の多角柱(中空のものも含
む)も可能である。また、金型10や誘導コイル2の形
状も積層体11の形状に沿う。
【0022】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、未加硫ゴムと金
属板とを交互に積層してなる積層体及びそれを保持する
金型に対して電磁誘導による加熱保持を行う加硫装置で
あって、前記金属板と前記金型に磁界を印加する誘導コ
イルと、前記誘導コイルに交流電流を通電する電源手段
と、前記積層体の温度を検出する温度検出手段と、前記
積層体が未加硫ゴムの保温温度域に到達するまで、前記
交流電流を所定の周波数範囲内の任意の周波数に調整
し、前記保温温度域に到達後は、前記周波数よりも高い
周波数で、前記積層体を保温温度域に保持するように、
前記交流電流を調整する周波数調整手段とを有する構成
である。このように、保温温度到達時に周波数を高くす
ることにより、磁場の浸透深さを浅くすることができ、
積層体の内部金属板を加熱せずに、金型の放熱分を補う
ように加熱することができるため、積層体全体を均一温
度で昇温し、かつ一定温度になるように加熱保持できる
という効果を奏する。即ち、積層体の外周部及びその内
部を均一温度で昇温し、かつ一定温度になるように加熱
保持できるため、積層体の品質を良くすることができる
という効果を奏する。
【0023】請求項2記載の発明は、未加硫ゴムと金属
板とを交互に積層してなる積層体を金型内に保存し、前
記積層体と前記金型とを誘導コイルの影響下に配置し、
前記誘導コイルに交流電流を通電して前記積層体を未加
硫ゴムの保温温度域に加熱保持する積層体の加硫方法で
あって、前記保温温度域に到達するまで、所定の周波数
範囲内の任意の周波数で昇温を行い、前記保温温度域に
到達後は、前記周波数よりも高い周波数で、前記積層体
を保温温度域に保持するように、前記交流電流を制御す
る方法である。このように、保温温度到達時に周波数を
高くすることにより、磁場の浸透深さを浅くすることが
でき、積層体の内部金属板を加熱せずに、金型の放熱分
を補うように加熱することができるため、積層体全体を
均一温度で昇温し、かつ一定温度になるように加熱保持
できるという効果を奏する。即ち、積層体の外周部及び
その内部を均一温度で昇温し、かつ一定温度になるよう
に加熱保持できるため、積層体の品質を良くすることが
できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る加硫装置を説明する図であ
る。
【図2】昇温時及び保温時における金型及び鋼板の温度
状態を示す図である。
【図3】昇温時における磁場の状態を説明する図であ
る。
【図4】保温時における磁場の状態を説明する図であ
る。
【図5】昇温時及び保温時における金型及び鋼板の温度
状態を示す図である。
【図6】従来の加硫装置を説明する図である。
【図7】従来の昇温時及び保温時における金型及び鋼板
の温度状態を示す図である。
【符号の説明】
1 加硫装置 2 誘導コイル 3 交流電源 4 周波数調整器 5 低周波数域用インバータ 6 高周波数域用インバータ 7 温度コントローラ 8 切替器 9 温度センサ 10 金型 11 積層体 12 内部金属板 13・14 連結板 15 未加硫ゴム 16・17 磁場の浸透深さ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H05B 6/10 331 H05B 6/10 331 // B29K 21:00 105:22 105:24 B29L 9:00 (72)発明者 崎山 和彦 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目3番1号 株式会社神戸製鋼所高砂製作所内 (72)発明者 黒川 好徳 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目3番1号 株式会社神戸製鋼所高砂製作所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 未加硫ゴムと金属板とを交互に積層して
    なる積層体及びそれを保持する金型に対して電磁誘導に
    よる加熱保持を行う加硫装置であって、 前記金属板と前記金型に磁界を印加する誘導コイルと、 前記誘導コイルに交流電流を通電する電源手段と、 前記積層体の温度を検出する温度検出手段と、 前記積層体が未加硫ゴムの保温温度域に到達するまで、
    前記交流電流を所定の周波数範囲内の任意の周波数に調
    整し、前記保温温度域に到達後は、前記周波数よりも高
    い周波数で、前記積層体を保温温度域に保持するよう
    に、前記交流電流を調整する周波数調整手段と、を有す
    ることを特徴とする積層体の加硫装置。
  2. 【請求項2】 未加硫ゴムと金属板とを交互に積層して
    なる積層体を金型内に保存し、前記積層体と前記金型と
    を誘導コイルの影響下に配置し、前記誘導コイルに交流
    電流を通電して前記積層体を未加硫ゴムの保温温度域に
    加熱保持する積層体の加硫方法であって、 前記保温温度域に到達するまで、所定の周波数範囲内の
    任意の周波数で昇温を行い、 前記保温温度域に到達後は、前記周波数よりも高い周波
    数で、前記積層体を保温温度域に保持するように、前記
    交流電流を制御することを特徴とする積層体の加硫方
    法。
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