JPH11188657A - 車体パネルの補修工具および補修方法 - Google Patents

車体パネルの補修工具および補修方法

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JPH11188657A
JPH11188657A JP35931497A JP35931497A JPH11188657A JP H11188657 A JPH11188657 A JP H11188657A JP 35931497 A JP35931497 A JP 35931497A JP 35931497 A JP35931497 A JP 35931497A JP H11188657 A JPH11188657 A JP H11188657A
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pressing
vehicle body
body panel
pressing portion
light
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JP35931497A
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English (en)
Inventor
Manabu Murakami
学 村上
Hiroshi Kawano
浩史 川野
Takeshi Yamagami
武 山上
Yuichi Shohochi
友一 正法地
Kiyoshi Ishino
潔 石野
Koji Ueda
孝治 上田
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車体パネルの内方から凹部に接触可能な押圧部
が一端に連結される作動アーム部の他端部に、作動アー
ム部を介して押圧部に操作力を伝達することを可能とし
て操作手段が連結され、車体パネルの外方側から前記押
圧部の位置を指示可能な押圧位置指示手段が、作動アー
ム部および操作手段のいずれかに連結される車体パネル
の補修工具において、押圧位置指示手段を補修操作の邪
魔にならない位置に配置して、補修作業性を向上させ
る。 【解決手段】操作手段241 は、作動アーム部23の他
端部から離間する方向に延びる腕部27を備え、押圧位
置指示手段25が、凹部20が生じている部分での車体
パネル19の外面と直角に交差して作動アーム部23の
両端を含む仮想平面33に角度をなして交わる方向で前
記押圧部221 の位置を指示するようにして、腕部27
の先端部に連結される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体パネルの外面
に生じた凹部を、車体パネルの内方側からの押圧により
補修するようにした車体パネルの補修工具、ならびにそ
の補修工具を用いた補修方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる補修工具は、たとえば特開
平8−281569号公報および実公昭61−4592
9号公報等により既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような補修工具で
は、車体パネルの外面に生じている凹部を押圧位置指示
手段で指示することにより、車体パネルの内方側で前記
凹部に対応した位置に、作動アーム部の一端に連結され
ている押圧部を配置せしめ、操作部に操作力を加えるこ
とにより前記凹部を車体パネルの内方側から押圧部で押
すようにして、凹部の補修を行なうようにしている。と
ころが、上記特開平8−281569号公報で開示され
た補修工具では、作動アーム部の中間部に押圧位置指示
手段が連結されており、また上記実公昭61−4592
9号公報で開示された補修工具では、作動アーム部の他
端に押圧位置指示手段が直接連結されており、作業員が
補修工具の操作部を操作して車体パネルの凹部を補修す
る際に、凹部を見つめる作業員の視線を途中で遮るよう
にして押圧位置指示手段が配置されるので、押圧位置指
示手段が補修操作の邪魔になり、補修作業が制約される
ことになる。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、押圧位置指示手段を補修操作の邪魔にならな
い位置に配置して、補修作業性を向上させた車体パネル
の補修工具を提供することを第1の目的とする。
【0005】ところで、上記補修工具では、押圧部を車
体パネルの内方側に挿入する前に前記押圧部の先端部を
押圧位置指示手段が指示するようにしておき、押圧部を
車体パネルの内方側に挿入したときに前記押圧位置指示
手段が車体パネルの凹部を指示するように補修工具の姿
勢を定めることにより、車体パネルの内方側で前記凹部
に対応した位置に押圧部を配置せしめるようにするので
あるが、凹部が生じている箇所によっては、押圧位置指
示手段が押圧部を指示する状態に補修工具の全体形状を
定めた後にその全体形状を変更しなければ、押圧部を車
体パネルの内方側に挿入することが不可能である場合が
ある。ところが、上記特開平8−281569号公報で
開示された補修工具では、押圧位置指示手段の角度調節
を行なうために補修工具の全体形状を変更可能であるこ
とが記載されているものの、補修工具の全体形状を変更
した後に元の形状に復元することが困難であり、また上
記実公昭61−45929号公報で開示された補修工具
は、その全体が剛性的に連結されるものであるので形状
変更が不可能である。したがって、押圧部を狭い場所に
挿入しなければならないような箇所で車体パネルに凹部
が生じている場合に、上記従来の補修工具では補修が困
難である。
【0006】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、補修工具の全体形状を変更可能とするととも
に変更前の全体形状への復元を可能として、車体パネル
のどのような場所に凹部が生じていても補修可能とした
車体パネルの補修工具を提供することを第2の目的とす
る。
【0007】また本発明は、上記第2の目的を達成した
上で、全体形状の変更および復元を行なう際の作業性向
上ならびに復元精度の向上を図った車体パネルの補修方
法を提供することを第3の目的とする。
【0008】ところで、上記従来のもの(特開平8−2
81569号公報、実公昭61−45929号公報)に
は、光を照射して押圧部の位置を指示するようにした押
圧位置指示手段が用いられており、そのような押圧位置
指示手段によれば、凹部への光の照射による陰影等の照
射状況に応じて、凹部の形状変化を確認し、凹部形状の
変化に応じて補修作業態様を変化させることが可能とな
るはずである。ところが、上記従来のものでは、一定の
照射径の光を照射するように押圧位置指示手段が構成さ
れており、一定の照射径の光では、特に凹部の大きさが
光の照射範囲よりも小さい場合には凹部の形状変化の判
別が難しい。
【0009】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、凹部の形状変化に応じて該凹部に適合した補
修を行なうことを可能とすべく、凹部の形状変化を容易
に判別可能とした車体パネルの補修工具を提供すること
を第4の目的とする。
【0010】また本発明は、上記第4の目的の達成に基
づいて、凹部を精密に補修することを可能とした車体パ
ネルの補修方法を提供することを第5の目的とする。
【0011】さらに、押圧位置指示手段が光を照射する
ものである場合、上述のように、押圧部を車体パネルの
内方側に挿入する前に押圧部の先端部を指示するように
押圧位置指示手段を調節し、押圧部を車体パネルの内方
側に挿入したときに前記押圧位置指示手段が車体パネル
の凹部を指示するように補修工具の姿勢を定めるように
しておくと、押圧位置指示手段で指示した凹部上の位置
と、車体パネルの内方側での該凹部への押圧部先端の接
触位置とが、車体パネルへの光の照射角が直角でない限
り車体パネルの板厚に応じてずれてしまうことになり、
車体パネルの外方側から凹部の先端位置を正確に特定す
ることが困難となり、凹部の精密な補修が困難となる。
【0012】そこで、本発明は、車体パネルの内方側に
位置する押圧部の先端位置を車体パネルの板厚にかかわ
らず正確に特定し得るようにして、凹部の精密な補修を
可能とした車体パネルの補修工具を提供することを第6
の目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1記載の発明は、車体パネルの外面に
生じた凹部に前記車体パネルの内方から接触可能な押圧
部と、該押圧部が一端に連結される作動アーム部と、前
記押圧部で前記凹部を車体パネルの外方側に押圧する操
作力を前記作動アーム部を介して前記押圧部に伝達する
ことを可能として前記作動アーム部の他端に連結される
操作手段と、前記車体パネルの外方側から前記押圧部の
位置を指示することを可能として前記作動アーム部およ
び操作手段のいずれかに連結される押圧位置指示手段と
を備える車体パネルの補修工具において、前記操作手段
は、前記作動アーム部の他端部から離間する方向に延び
る腕部を備え、前記押圧位置指示手段が、前記凹部が生
じている部分での車体パネルの外面と直角に交差して作
動アーム部の両端を含む仮想平面に角度をなして交わる
方向で前記押圧部の位置を指示するようにして、前記腕
部の先端部に連結されることを特徴とする。
【0014】このような請求項1記載の発明の構成によ
れば、前記凹部が生じている部分での車体パネルの外面
と直角に交差して作動アーム部の両端を含む仮想平面か
らずれた位置に、押圧位置指示手段が配置されることに
なる。一方、補修工具の操作部を操作して凹部を補修す
る際に、作業員の視線は上記仮想平面にほぼ沿う方向と
なるので、作業員の視線を押圧位置指示手段が遮ること
がなく、したがって押圧位置指示手段が補修操作の邪魔
になることはなく、補修作業性を向上することが可能と
なる。
【0015】また上記第2の目的を達成するために、請
求項2記載の発明は、車体パネルの外面に生じた凹部に
前記車体パネルの内方から接触可能な押圧部と、該押圧
部が一端に連結される作動アーム部と、前記押圧部で前
記凹部を車体パネルの外方側に押圧する操作力を前記作
動アーム部を介して前記押圧部に伝達することを可能と
して前記作動アーム部の他端に連結される操作手段と、
前記車体パネルの外方側から前記押圧部の位置を指示す
ることを可能として前記作動アーム部および操作手段の
いずれかに連結される押圧位置指示手段とを備える車体
パネルの補修工具において、前記押圧部、前記作動アー
ム部、前記操作手段および前記押圧位置指示手段が、該
押圧部、作動アーム部、操作手段および押圧位置指示手
段で構成する全体形状の固定ならびにその固定状態の解
除による形状変更を可能として連結され、固定状態にあ
る前記全体形状を確認する形状確認手段が装備されるこ
とを特徴とする。
【0016】このような請求項2記載の発明の構成によ
れば、補修工具の全体形状を変更可能であり、しかも固
定状態にある全体形状を形状確認手段で確認することが
できるので、押圧部を車体パネルの内方側に挿入する前
に押圧位置指示手段が前記押圧部の先端部を指示した状
態に補修工具の全体形状を定めておき、押圧部を車体パ
ネルの内方側に挿入する際に補修工具の全体形状を変更
した後、元の形状に補修工具を正確に定めて復元するこ
とができる。したがって押圧部を狭い場所に挿入しなけ
ればならないような箇所で車体パネルに凹部が生じてい
ても、押圧部を車体パネルの内方側に挿入することを可
能とし、車体パネルのどのような場所に凹部が生じてい
ても確実にかつ精密に補修を行なうことが可能となる。
【0017】請求項3記載の発明は、上記請求項2記載
の発明の構成に加えて、前記押圧部、前記作動アーム
部、前記操作手段および前記押圧位置指示手段が全体と
して備える複数の部材のうち、少なくとも一対の第1特
定部材が両第1特定部材の全体長さを伸縮可能として相
互に連結され、前記複数の部材のうち前記両第1特定部
材の組み合わせの一方と同一もしくは異なる部材を含む
少なくとも一対の第2特定部材が、相対回動を可能とし
て相互に連結されることを特徴とし、かかる構成によれ
ば、補修工具の全体形状を三次元的に変更可能とし、補
修工具の全体形状変更の自由度ならびに押圧位置指示手
段の角度調節の自由度を増大することができる。
【0018】請求項4記載の発明は、上記請求項3記載
の発明の構成に加えて、前記少なくとも一対の第1特定
部材が、段階的に伸縮可能として相互に連結されること
を特徴とし、かかる構成によれば、補修工具の全体形状
変更および復元に際して、位置決めが容易な段階的な伸
縮操作を行なうので、全体形状の復元を精度よくかつ容
易に行なうことができる。
【0019】上記第3の目的を達成するために、請求項
5記載の発明は、上記請求項3または4記載の車体パネ
ルの補修工具を用いて車体パネルの補修を行なうにあた
って、前記押圧部、前記作動アーム部、前記操作手段お
よび前記押圧位置指示手段で構成する全体形状を車体パ
ネル補修作業に適した所望の形状に仮決め固定する第1
ステップと、前記少なくとも一対の第2特定部材の相対
回動位置を固定したままで前記少なくとも一対の第1特
定部材の縮少操作により前記全体形状を変更する第2ス
テップと、前記形状確認手段で確認しつつ第1ステップ
で仮決め固定した所望の全体形状に復元すべく前記少な
くとも一対の第1特定部材を伸長せしめて固定する第3
ステップとを順次経過せしめることを特徴とする。
【0020】このような請求項5記載の車体パネルの補
修方法によれば、少なくとも一対の第2特定部材の相対
回動を押圧位置指示手段の角度調節のみに用い、補修工
具の全体形状変更および復元を、少なくとも一対の第1
特定部材の伸縮によって行なうことになる。すなわち、
少なくとも一対の第2特定部材の相対回動による形状変
更は精密度が要求されるものであるので、補修工具の形
状変更には採用せず、少なくとも一対の第1特定部材の
伸縮による形状変更は、復元が容易であるので補修工具
の形状変更に採用するものであり、復元化に際しての作
業性向上ならびに復元精度の向上を図ることが可能とな
る。
【0021】上記第4の目的を達成するために、請求項
6記載の発明は、車体パネルの外面に生じた凹部に前記
車体パネルの内方から接触可能な押圧部と、該押圧部が
一端に連結される作動アーム部と、前記押圧部で前記凹
部を車体パネルの外方側に押圧する操作力を前記作動ア
ーム部を介して前記押圧部に伝達することを可能として
前記作動アーム部の他端に連結される操作手段と、前記
車体パネルの外方側から前記押圧部の位置を指示するこ
とを可能として前記作動アーム部および操作手段のいず
れかに連結される押圧位置指示手段とを備える車体パネ
ルの補修工具において、前記押圧位置指示手段は、前記
押圧部側に向けて光を照射する発光源を備えるとともに
該発光源からの光の照射径を調節可能に構成されること
を特徴とする。
【0022】このような請求項6記載の発明の構成によ
れば、車体パネルの凹部に照射される光の照射径を自在
に調節することができ、補修工具を用いた補修の進展に
応じた凹部の形状変化に応じて前記照射径を変化するこ
とにより、凹部の補修状況を多面的にかつ容易に認知す
ることが可能となり、凹部の形状変化に応じて該凹部に
適合した補修を行なうことが可能となる。
【0023】上記第5の目的を達成するために、請求項
7記載の発明は、上記請求項6記載の車体パネルの補修
工具を用いて車体パネルの補修を行なうにあたって、先
端部を鋭角とした第1押圧部、先端部を彎曲させた第2
押圧部と、先端部をほぼ平面状とした第3押圧部を択一
的に交換可能として前記補修工具を構成しておき、前記
凹部の凹み程度が大であるときに前記発光源からの光の
照射径を小さくした状態で第1押圧部により凹部を押圧
する第1ステップと、第1ステップの修正に応じて前記
凹部の凹み程度が小さくなるのに応じて前記発光源から
の光の照射径を第1ステップのときよりも大きくした状
態で第2押圧部により凹部を押圧する第2ステップと、
第2ステップの修正に応じて前記凹部の凹み程度がさら
に小さくなるのに応じて前記発光源からの光の照射径を
第2ステップのときよりも大きくした状態で第3押圧部
により凹部を押圧する第3ステップとを順次経過せしめ
ることを特徴とする。
【0024】このような請求項7記載の車体パネルの補
修方法によれば、光の照射径を、補修の進展に応じた凹
部の形状変化に応じて変化させることにより、凹部の補
修状況を多面的にかつ容易に認知した上で、補修状況に
応じて凹部に最も適合した押圧部を選択するようにし、
押圧力の強弱、最適な押圧形状、ならびに部分的かつ微
細的な補修箇所の特定等により、凹部の補修状況に応じ
た正確かつ精密な補修が可能となる。
【0025】上記第6の目的を達成するために、請求項
8記載の発明は、車体パネルの外面に生じた凹部に前記
車体パネルの内方から接触可能な押圧部と、該押圧部が
一端に連結される作動アーム部と、前記押圧部で前記凹
部を車体パネルの外方側に押圧する操作力を前記作動ア
ーム部を介して前記押圧部に伝達することを可能として
前記作動アーム部の他端に連結される操作手段と、前記
車体パネルの外方側から前記押圧部の位置を指示するこ
とを可能として前記作動アーム部および操作手段のいず
れかに連結される押圧位置指示手段とを備える車体パネ
ルの補修工具において、前記押圧位置指示手段は、前記
押圧部側に向けて光を照射する発光源と、前記押圧部の
先端部に光を照射した状態に前記発光源の照射方向を調
節したままで車体パネルの凹部向けて光を照射したとき
に前記凹部の照射位置ならびに前記押圧部の先端位置間
に前記車体パネルの板厚に基づいて生じるずれを補正可
能な照射位置補正部とを備えることを特徴とする。
【0026】このような請求項8記載の発明によれば、
押圧位置指示手段が押圧部の先端部に光を照射して押圧
部の先端部を直接指示した状態と、押圧部を車体パネル
の内方側に配置した状態で凹部に光を照射した状態との
間で、車体パネルの板厚に応じて変化する前記光の照射
位置のずれを、照射位置補正部で補正することが可能で
あり、押圧部が接触する位置を車体パネルの外方側で正
確に指示することが可能となり、経験の有無にかかわら
ず、凹部の押圧位置を正確かつ容易に定めることが可能
となり、補修精度を向上することができる。
【0027】請求項9記載の発明によれば、上記請求項
8記載の発明の構成に加えて、前記押圧部の押圧方向と
直交する基準平面への前記押圧位置指示手段からの光の
照射範囲のうち前記押圧位置指示手段側の端部である第
1指示点を前記押圧部の先端に当てた状態で押圧位置指
示手段の姿勢を定めた後に前記基準平面を車体パネルの
外面に対応させて前記凹部に光を照射したときには前記
照射範囲のうち押圧位置指示手段から離隔した側の他端
である第2指示点が前記押圧部の先端部を指示するもの
であると判断することを条件としたときに、前記照射位
置補正部が、前記発光源からの照射光が前記基準平面と
なす角度である照射角、ならびに前記発光源から照射さ
れる光の直径である照射径の少なくとも一方を調節可能
に構成されることを特徴とする。
【0028】このような請求項9記載の発明によれば、
照射角および照射径の少なくとも一方を調節するだけ
で、照射位置のずれを容易に補正することができる。す
なわち上記第1指示点で押圧部の先端を指示し、車体の
外面に光を照射したときに第2指示点が押圧部の先端部
を指示するものであると判断するようにした場合には、
前記基準平面への発光源からの光の照射角をθ、光の直
径である照射径をh、前記凹部が生じている部分での車
体パネルの板厚をHとしたときには、 h=Hcosθ なる関係式が成立するものであり、そのような関係式に
基づけば、板厚Hが定まっているときに照射角θおよび
照射径hの少なくとも一方を調節すればすむことにな
り、照射位置のずれを容易に補正することができる。
【0029】さらに請求項10記載の発明によれば、上
記請求項9記載の発明の構成に加えて、前記押圧位置指
示手段は、前記発光源からの光の照射に応じて前記第1
および第2指示点にそれぞれ対応した基準マークを前記
基準平面に映し出すことを可能として構成され、このよ
うな構成によれば、第1および第2指示点をそれぞれの
基準マークにより確実にかつ容易に認識することがで
き、補修作業の作業性向上に寄与することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0031】図1ないし図12は本発明の第1実施例を
示すものであり、図1は補修工具で車体パネルを補修し
ている状態を示す斜視図、図2は図1の2−2線断面
図、図3は図1の3−3線断面図、図4は図1の4部を
拡大して示す一部切欠き縦断面図、図5は発光器におけ
るハウジングの内部構成を簡略化して示す図、図6は押
圧位置指示手段による押圧位置のずれを説明するための
図、図7は押圧部の先端を押圧位置指示手段で指示する
状態を説明するためのものであって(a)は縦断面図、
(b)は(a)の矢視B方向から見た平面図、図8は凹
部を押圧位置指示手段で指示する状態を説明するための
ものであって(a)は縦断面図、(b)は(a)の矢視
B方向から見た平面図、図9は照射角を説明するための
図、図10は第1押圧部の先端に第2押圧部が装着され
た状態を示す断面図、図11は第1押圧部の先端に第3
押圧部が装着された状態を示す断面図、図12は補修過
程を簡略化して示す断面図である。
【0032】先ず図1において、この補修工具21
1 は、車体パネル19の外面に生じた凹部20に車体パ
ネル19の内方から接触可能な第1押圧部221 と、第
1押圧部221 が一端に連結される作動アーム部23
と、該作動アーム部23の他端に連結される操作手段2
1 と、操作手段241 に連結される押圧位置指示手段
25とを備えるものであり、押圧位置指示手段25から
の光を前記凹部20に照射せしめて前記第1押圧部22
1 の位置を指示した状態で、作業員が操作力を前記操作
部241 に加えることにより、その操作力が作動アーム
部23を介して第1押圧部221 に伝達され、車体パネ
ル19の内方側から前記凹部20が第1押圧部221
外方側に押圧されることになる。
【0033】第1押圧部221 は、先端を鋭角状として
形成されるものであり、棒状に延びる作動アーム部23
と略L字形をなすようにして作動アーム部23の一端に
一体に連設される。
【0034】図2および図3を併せて参照して、操作手
段241 は、前記作動アーム部23の他端部を嵌合せし
めるべく一端側を開口した有底円筒状に形成される連結
筒部26と、該連結筒部26と略L字形をなすようにし
て連結筒部26の他端部に連結される腕部27とを備え
る。
【0035】連結筒部26の他端側閉塞端には、作動ア
ーム部23の他端に同軸に螺合せしめられるねじ部材2
8が挿通されており、該ねじ部材28の締付により作動
アーム部23の他端部が操作手段241 の連結筒部26
に同軸に連結される。
【0036】連結筒部26の他端側外面には、その一直
径線に沿う一側方に張出す連結鍔部26aが一体に設け
られており、該連結鍔部26aに、腕部27の基端部が
連結される。
【0037】腕部27は、連結筒部26とは反対側を開
口した有底円筒状の第1腕部材29と、第1腕部材29
に摺動自在に嵌合される棒状の第2腕部材30とから成
るものであり、腕部27の基端部すなわち第1腕部材2
9の連結筒部26側の端部には、連結鍔部26aに対
向、重合する取付板部29aが一体に設けられる。而し
て相互に対向、重合する連結鍔部26aおよび取付板部
29aには、一対のピン31,31の両端がそれぞれ嵌
合され、両ピン31,31間で取付板部29aに挿通さ
れるねじ部材32が連結鍔部26aに螺合される。これ
により腕部27の基端部がねじ部材32の軸線まわりに
回動することを阻止されつつ連結筒部26に固定的に連
結されることになる。
【0038】しかも腕部27は、凹部20が生じている
部分での車体パネル19の外面と直角に交差して作動ア
ーム部23の両端を含む仮想平面33に直交する方向
で、作動アーム部23から離間する方向に延びるもので
あり、該腕部27の基端部が連結腕部26を介して作動
アーム部23の他端部に連結されることになる。
【0039】ところで、操作手段241 の連結筒部26
には、該連結筒部26に嵌合される作動アーム部23が
同軸のねじ部材28により固定されるものであるので、
前記仮想平面33の左右いずれの側にも連結鍔部26a
すなわち腕部27を配置することが可能であり、補修作
業環境に応じて腕部27を仮想平面33の左右いずれの
側に配置するかを選択することができる。
【0040】腕部27を第1腕部材29と共働して構成
する第2腕部材30には、その長手方向に沿って間隔を
あけた複数箇所で半径方向に沿って延びるたとえば有底
のねじ孔34…が設けられており、第1腕部材29に
は、各ねじ孔34…のうち選択された1つのねじ孔34
に螺合するねじ部材35を挿通せしめる挿通孔36が設
けられる。すなわち第1および第2腕部材29,30
は、本願発明の請求項3〜5における第1特定部材に対
応するものとして、それらの部材29,30の全体長さ
を段階的に伸縮可能にして相互に連結されるものであ
り、補修工具211 の全体形状の固定ならびに固定状態
の解除による形状変更を可能として相互に連結される。
またねじ孔34…およびねじ部材35は、第1および第
2腕部材29,30の伸縮による全体形状の変化に関し
て、固定状態にある前記全体形状を確認する形状確認手
段37としての働きを果すことになる。
【0041】押圧位置指示手段25は、操作手段241
における腕部27の先端部に略L字形をなすようにして
基端部が連結される支持部38と、第1押圧部221
に向けての光の照射を可能として前記支持部38の先端
に連結される発光器39とを備える。
【0042】支持部38は、腕部27とは反対側を開口
させた有底円筒状の第1支持部材41と、第1支持部材
41に摺動自在に嵌合される棒状の第2支持部材42と
から成る。
【0043】支持部38の基端部すなわち第1支持部材
41の腕部27側の端部には、腕部27における第2腕
部材30と同軸である円盤部41aと、該円盤部41a
の外周との間に環状の段部を形成するようにして円盤部
41aから第2腕部材30側に突出する円盤状の突部4
1bとが一体に設けられる。一方、第2腕部材30の先
端には前記突部41bを相対摺動可能に嵌合せしめる嵌
合凹部30aが同軸に設けられる。第1支持部材41の
基端部すなわち円盤部41aおよび突部41bを同軸に
貫通するねじ部材43が第2腕部材30の先端部に螺合
される。該ねじ部材43は、前記円盤部41aの第2腕
部材30とは反対側の面にワッシャ40を介して係合、
摺接される操作部43aを備えるものであり、該操作部
43aの回転操作によりねじ部材43を締付けることに
より、支持部38が腕部27の先端部に固定的に連結さ
れる。而してねじ部材43を緩めたときには、腕部27
に対して支持部38は回動可能である。すなわち腕部2
7における第2腕部材30と、支持部38における第1
支持部材41とは、本願発明の請求項3,5における第
2特定部材に対応するものとして、それらの部材30,
41の相対回動を可能として相互に連結されるものであ
り、補修工具211 の全体形状の固定ならびに固定状態
を解除した形状変更を可能として相互に連結される。
【0044】しかも、図1で示すように、第2腕部材3
0の先端部外周ならびに第1支持部材41における円盤
部41aの外周の一方には基準目盛が設けられ、他方に
は周方向に一定間隔をあけた複数の目盛が設けられてお
り、基準目盛および複数の目盛は、第2腕部材30およ
び第1支持部材41の相対回動による全体形状の変化に
関して、固定状態にある前記全体形状を確認する形状確
認手段44を構成する。
【0045】第2支持部材42には、その長手方向に沿
って間隔をあけた複数箇所で第2支持部材42の一直径
線に沿って延びて両端を開放したねじ孔45…が設けら
れており、第1支持部材41には、各ねじ孔45…のう
ち選択された1つのねじ孔45に螺合するねじ部材46
を挿通せしめる挿通孔46が設けられる。すなわち第1
および第2支持部材41,42は、本願発明の請求項3
〜5における第1特定部材に対応するものとして、それ
らの部材41,42の全体長さを段階的に伸縮可能にし
て相互に連結されるものであり、補修工具211 の全体
形状の固定ならびに固定状態を解除した形状変更を可能
として相互に連結される。またねじ孔45…およびねじ
部材46は、第1および第2支持部材41,42の伸縮
による全体形状の変化に関して、固定状態にある前記全
体形状を確認する形状確認手段48としての働きを果す
ことになる。
【0046】図4を併せて参照して、発光器39は、先
端からの光の照射を可能として先端を狭めた有底円筒状
に形成されるハウジング49と、該ハウジング49の閉
塞端側すなわち基端側に一端が直角に連設される円筒部
材50と、該円筒部材50の他端に固着される球部材5
1とを備えるものであり、球部材51が、支持部38の
先端部すなわち第2支持部材42の先端部に揺動可能に
連結される。
【0047】一方、支持部38における第2支持部材4
2の先端部には円筒部42aが一体かつ同軸に設けられ
ており、該円筒部42aの先端には、前記球部材51を
その一部が円筒部42aの先端から突出するようにして
受ける受け部42bが形成される。また円筒部42aの
先端側は、該円筒部42aの軸方向に沿って延びる複数
のスリット52,52…により周方向複数に分割されて
おり、円筒部42aの先端側は拡縮可能である。また円
筒部42aの外周には、ナット53が螺合されるもので
あり、このナット53を緩めたときには、操作手段24
1 における腕部27に対する支持部38の回動軸線と平
行な軸線まわりに球部材51すなわち発光器39を回動
させることが可能であるとともに、支持部38の軸線ま
わりに球部材51すなわち発光器39を回動させること
が可能であり、ナット53を締付けたたときには、球部
材51すなわち発光器39の支持部38に対する位置を
固定することができる。
【0048】上記第2支持部材42および球部材51
は、本願発明の請求項3,5における第2特定部材に対
応するものとして、それらの部材42,51の相対回動
を可能として相互に連結されるものであり、補修工具2
1 の全体形状の固定ならびに固定状態を解除した形状
変更を可能として相互に連結されることになる。しか
も、球部材51の表面には、腕部27に対する支持部3
8の回動軸線と平行な軸線まわりの球部材51の回動角
をナット53の先端面との相対位置により認識する複数
の緯線54…と、支持部38の回動軸線まわりの球部材
51の回動角をナット53の先端面に施されている基準
目盛(図示せず)との相対位置により認識する複数の経
線55…とが、刻設等により形成されており、前記各緯
線54…、各経線55…および前記基準目盛は、第2支
持部材42および球部材51の相対回動による全体形状
の変化に関して、固定状態にある前記全体形状を確認す
る形状確認手段56を構成する。
【0049】図5において、ハウジング49内には、発
光ダイオード等の発光源58と、該発光源58の前方に
配置される凸レンズ59と、該凸レンズ59の前方に配
置される凹レンズ60と、該凹レンズ60のさらに前方
に配置される可変絞り部61とが収納されており、発光
源58からの光が凸レンズ59および凹レンズ60を通
過することにより平行光となる。しかも凸レンズ59お
よび凹レンズ60相互間の間隔は調節可能であり、凸レ
ンズ59および凹レンズ60相互の間隔調節により発光
源58からの光が照射径hを調節されてハウジング49
の先端から照射されることになる。
【0050】図4に特に注目して、押圧位置指示手段2
5のハウジング49は、円筒部材50に固定的に連結さ
れる有底円筒状の固定円筒部67と、先端を狭めた円筒
状に形成されるとともに前記固定円筒部67の開口端に
後端部が同軸まわりの相対回動を可能として連結される
可動円筒部68とで構成されるものであり、可動円筒部
68の固定円筒部67に対する相対回動位置を変化させ
ることにより、ハウジング49内に配置されている凸レ
ンズ59および凹レンズ60相互の間隔を調節可能であ
る。すなわち可動円筒部68の固定円筒部67に対する
相対回動位置を変化させることにより発光源58からの
光の照射径hを調節可能である。
【0051】押圧位置指示手段25の支持部38を構成
する第2支持部材42において、その先端部の円筒部4
2a内には収納室62が形成されており、この収納室6
2には発光源58に電力を供給するバッテリ63が収納
される。而して該バッテリ63からの電力を導く導線6
4は、球部材51に設けられた孔65および円筒部材5
0内を経てハウジング49内の発光源58に接続され
る。
【0052】ところで、凹部20が生じている部分での
車体パネル19の外面と直角に交差して作動アーム部2
3の両端を含む仮想平面33に直交して作動アーム部2
3から離間する方向に延びる腕部27の先端部に、支持
部38が軸線を直交させるようにして連結され、該支持
部38の延長方向にほぼ沿うようにして支持部38の先
端部に連結される円筒部材50にハウジング49が直角
に連結され、該ハウジング49から第1押圧部221
向けて光が照射されるものであるので、押圧位置指示手
段25は、図1の鎖線で示す照射光すなわち指示方向6
6が仮想平面33に角度をなして交わるようにして、腕
部27の先端部に連結されることになる。
【0053】ところで、このような補修工具211 を用
いた凹部20の補修にあたって、押圧位置指示手段25
は、第1押圧部221 を車体パネル19の内方側に挿入
する前に第1押圧部221 の先端部を指示するように調
節されるのであるが、図6で示すように、第1押圧部2
1 を車体パネル19の内方側に挿入したときに前記押
圧位置指示手段25が車体パネル19の凹部20を指示
するように補修工具211 の姿勢を定めるようにしてお
くと、車体パネル19の内方側での凹部20への第1押
圧部221 の先端接触位置P1′と、押圧位置指示手段
25で指示した凹部20上の位置P2′とが、車体パネ
ル19への光の照射角が直角でない限り車体パネル19
の板厚Hに応じてずれ量δだけずれてしまうことにな
る。
【0054】そこで、上記ずれ量δの補正を行なう必要
があるのであるが、その補正を行なうために、第1押圧
部221 の先端を押圧位置指示手段25で指示するにあ
たっては、図7(a),(b)で示すように、第1押圧
部221 による押圧方向と直角な基準平面72に沿うよ
うにして薄いマーキング紙69を第1押圧部221 の先
端に当てておき、押圧位置指示手段25からの光をマー
キング紙69上に照射する。而してマーキング紙69へ
の光の照射角が直角ではないことにより、マーキング紙
69上には、押圧位置指示手段25からの照射方向を含
んでマーキング紙69と直交する平面と、前記マーキン
グ紙69とが交わる直線70を長軸方向とした楕円状の
照射像71が生じることになる。そこで、該照射部71
の前記長軸方向に沿って押圧位置指示手段25側の一端
である第1指示点P1に当たるように押圧位置指示手段
25の姿勢を定めておく。すなわち第1押圧部221
よる押圧方向と直角な基準平面72への押圧位置指示手
段25からの光の照射範囲のうち前記押圧位置指示手段
25側の一端である第1指示点P1を第1押圧部221
の先端に当てるようにして押圧位置指示手段25の姿勢
を定めておく。
【0055】一方、凹部20が生じている車体パネル1
9側にあっては、第1押圧部221による押圧方向と直
角な基準平面72が車体パネル19の外面に対応するも
のであり、車体パネル19の凹部20を押圧位置指示手
段25で指示すると、図8(a),(b)で示すよう
に、車体パネル19には、押圧位置指示手段25からの
照射方向を含んで車体パネル19の外面に直交する平面
と、前記外面とが交わる直線70を長軸方向とした楕円
状の照射像71が生じることになる。そこで、該照射像
71の前記長軸方向に沿って押圧位置指示手段25とは
反対側の他端である第2指示点P2が第1押圧部221
の先端に対応するものと判断するようにしておく。すな
わち前記基準平面72を車体パネル19の外面に対応さ
せて凹部20に光を照射したときには車体パネル19へ
の照射範囲のうち押圧位置指示手段25から離隔した側
の他端である第2指示点P2を第1押圧部221 の先端
に対応する位置を指示しているものと判断するようにし
ておく。
【0056】このように第1押圧部221 の先端を押圧
位置指示手段25で指示するにあたって、第1押圧部2
1 の先端に当てたマーキング紙69上に生じる照射像
71のうち一端側の第1指示点P1を第1押圧部221
の先端に合わせておき、車体パネル19の凹部20を押
圧位置指示手段25で指示するにあたっては、車体パネ
ル19の外面に生じる照射部71の押圧位置指示手段2
5とは反対側の他端である第2指示点P2が第1押圧部
221 の先端に対応する位置を指示するものと判断する
ようにしておけば、押圧位置指示手段25からの照射光
が第1押圧部221 による押圧方向に直交する基準平面
72となす角度である照射角をθ、前記照射光の照射径
をh、凹部20が生じている部分での車体パネル19の
板厚をHとしたときに、 h=Hcosθ なる関係式が成立する。
【0057】図9において、操作手段241 における腕
部27の軸線および作動アーム部23の軸線を含む平面
を照射角θの基準となる基準平面72と見なすことが可
能であり、押圧位置指示手段25の支持部38が前記腕
部27となす角度をθ1とし、該支持部38に対して発
光器39がなす角度をθ2としたときに、照射角θは、
{θ=180°−(θ1+θ2)}として演算すること
が可能であり、上記角度θ1,θ2を形状位置確認手段
44,56で得ることができる。
【0058】したがって、車体パネル19の板厚Hが判
明していれば、照射角θおよび照射径hの少なくとも一
方を調節することにより、押圧位置指示手段25によ
り、第1押圧部221 の位置を車体パネル19の外方側
から正確に指示することが可能となる。
【0059】そこで、上述のような板厚Hおよび照射角
θに基づいて照射径hを補正するために、発光器39の
ハウジング49には照射位置補正部74が設けられる。
この照射位置補正部74は、図4で明示するように、相
対回動可能に連結されて発光器39のハウジング49を
構成する固定円筒部67および可動円筒部68の一方の
外面に設けられる板厚目盛75と、前記固定円筒部67
および可動円筒部68の他方の外面に設けられる照射角
目盛76とで構成されるものである。而して固定円筒部
67に対する可動円筒部68の相対回動位置を変化させ
ることにより、発光源58からの光の照射径hを調節す
ることが可能であるので、板厚目盛75および照射角目
盛76を相互に対応させたときに前記関係式に基づく照
射径が得られるように板厚目盛75および照射角目盛7
6の配置を予め定めておけば、板厚Hに対応する板厚目
盛75に、照射角θに対応する照射角目盛76を合わせ
るように固定円筒部67に対する可動円筒部68の相対
回動位置を変化させることにより、ずれ量δを補正する
のに適合した照射径hの照射光が押圧位置指示手段25
から照射されることになる。
【0060】このような補修工具211 による車体パネ
ル19の補修にあたっては、先端部が鋭角である第1押
圧部221 の他に、図10で示すように先端部を彎曲さ
せた第2押圧部222 、ならびに図11で示すように先
端部をほぼ平面状とした第3押圧部223 を準備してお
き、各押圧部221 〜223 の1つを択一的に用いるこ
とを可能としておく。すなわち、第2および第3押圧部
222 ,223 を、たとえば図10および図11で示す
ように、第1押圧部221 の先端に着脱可能に装着可能
としておく。
【0061】このような補修工具211 による車体パネ
ル19の補修にあたっては、先ず第1押圧部221 を用
いるようにし、第1押圧部221 の先端部を押圧位置指
示手段25によって指示する。この際、図7に関連して
説明したように、第1押圧部221 による押圧方向と直
角な基準平面72への押圧位置指示手段25からの光の
照射範囲のうち前記押圧位置指示手段25側の一端であ
る第1指示点P1を第1押圧部221 の先端に当てるよ
うにして押圧位置指示手段25の姿勢を定める。
【0062】次いで凹部20が生じている車体パネル1
9の内方側に第1押圧部221 が配置されるように作動
アーム部23を車体パネル19の内方側に差し込むので
あるが、その際、凹部20が生じている箇所によって
は、押圧位置指示手段25が押圧部を指示する状態に補
修工具211 の全体形状を定めたままでは、第1押圧部
221 を車体パネル19の内方側に挿入することが不可
能である場合がある。その場合には、補修工具211
全体形状を変化せしめて第1押圧部221 を車体パネル
19の内方側に挿入した後に、補修工具211 を元の形
状に復帰させる。すなわち、第1押圧部221 、作動ア
ーム部23、操作手段241 および押圧位置指示手段2
5で構成される補修工具211 は、その全体形状の固定
ならびにその固定状態の解除による形状変更が可能なも
のであり、固定状態にある前記全体形状は、形状確認手
段37,44,48,56で確認可能である。したがっ
て第1押圧部221 を狭い場所に挿入しなければならな
いような箇所で車体パネル19に凹部20が生じていて
も、第1押圧部221 を車体パネル19の内方側に挿入
することを可能とし、車体パネル19のどのような場所
に凹部20が生じていても確実にかつ精密に補修を行な
うことが可能となる。
【0063】しかも補修工具211 が全体として備える
複数の部材のうち、相互に対をなす第1および第2腕部
材29,30と、相互に対をなす第1および第2指示部
材40,41とが全体長さを伸縮可能として相互に連結
されており、また前記複数の部材のうち相互に対をなす
第2腕部材30および第1支持部材41と、相互に対を
なす第2支持部材42および球部材51とが相対回動を
可能として相互に連結されているので、補修工具211
の全体形状変更にあたっては、その全体形状を三次元的
に変更することができ、補修工具211 の全体形状変更
の自由度ならびに押圧位置指示手段25の角度調節の自
由度を増大することができる。
【0064】また相互に対をなす第1および第2腕部材
29,30と、相互に対をなす第1および第2指示部材
40,41とは、段階的に伸縮可能として相互に連結さ
れるものであり、補修工具211 の全体形状変更および
復元に際して、位置決めが容易な段階的な伸縮操作を行
なえばよいので、全体形状の復元を精度よくかつ容易に
行なうことができる。
【0065】さらに上記補修工具211 の形状変更にあ
たっては、第1押圧部221 を押圧位置指示手段25で
指示した所望の形状に補修工具211 の全体形状を仮決
め固定した後、第2腕部材30および第1支持部材41
ならびに第2支持部材42および球部材51の相対回動
位置を固定したままで第1および第2腕部材29,30
ならびに第1および第2指示部材40,41の少なくと
も一方の縮少操作を行なって補修工具211 の全体形状
を変更し、第1押圧部221 を車体パネル19の内方側
に挿入した状態で形状確認手段37もしくは48で元の
形状を確認しつつ上述のように仮決め固定した所望の全
体形状に復元するように第1および第2腕部材29,3
0ならびに第1および第2指示部材40,41の少なく
とも一方の伸長操作を行なうことが望ましい。そうすれ
ば、第2腕部材30および第1支持部材41ならびに第
2支持部材42および球部材51の相対回動を押圧位置
指示手段25の角度調節のみに用い、補修工具211
全体形状変更および復元が、第1および第2腕部材2
9,30ならびに第1および第2指示部材40,41の
の少なくとも一方の伸縮により行なわれることになる。
【0066】すなわち第2腕部材30および第1支持部
材41、ならびに第2支持部材42および球部材51の
相対回動による形状変更は精密度が要求されるものであ
るので、補修工具211 の形状変更には採用せず、第1
および第2腕部材29,30ならびに第1および第2指
示部材40,41のの少なくとも一方の伸縮による形状
変更は、復元が容易であるので補修工具211 の形状変
更に採用するものであり、復元化に際しての作業性向上
ならびに復元精度の向上を図ることが可能となる。
【0067】車体パネル19の内方側に第1押圧部22
1 が配置された状態では、押圧位置指示手段25の指示
により、第1押圧部221 が凹部20の中心部に接触す
るように調節する。この際、第1押圧部221 を押圧位
置指示手段25で指示したままの状態で押圧位置指示手
段25からの照射光を凹部20に照射すると、図6に関
連して説明したように、凹部20への第1押圧部221
の先端接触位置P1′と、押圧位置指示手段25で指示
した凹部20上の位置P2′とが、車体パネル19の板
厚Hに応じてずれ量δだけずれてしまう。そこで、押圧
位置指示手段25が備える照射位置補正部74で前記ず
れを補正するが、この照射位置補正部74による補正に
より、第1押圧部221 が接触する位置を車体パネル1
9の外方側で正確に指示することが可能となり、経験の
有無にかかわらず、凹部20の押圧位置を正確かつ容易
に定めることが可能となり、補修精度を向上することが
できる。
【0068】しかも照射位置補正部74は、第1押圧部
221 の先端部を押圧位置指示手段25からの照射によ
る第1指示点P1で指示するのに対して、車体パネル1
9の外方側からの第1押圧部221 の位置の判断は、押
圧位置指示手段25からの照射による第2指示点P2に
よることを前提として構成されるものであり、そのよう
な条件下では、光の照射角θと、光の照射径hと、車体
パネルの板厚Hとの間に(h=Hcosθ)なる関係式
が成立することに基づき、上記照射位置補正部74は、
板厚Hが定まっているときに照射角θおよび照射径hの
少なくとも一方を調節する構成であればよい。したがっ
て照射位置補正部74の構成を簡単にして照射位置のず
れを容易に補正することができる。
【0069】押圧位置指示手段25により、車体パネル
25の外方側から第1押圧部221の先端位置を正確に
指示し得るようになった状態で、たとえば操作手段24
1 の連結筒部26を左手で握って支点とし、該操作手段
241 の腕部27を押下げる方向の操作力を操作手段2
1 に加えることにより、図12の(a)で示すように
第1押圧部221 で車体パネル19の内方側から凹部2
0を押圧することができる。
【0070】この際、押圧位置指示手段25は、光の照
射径を調節可能に構成されており、第1押圧部221
凹部20を押圧する際には、照射径を比較的小さくして
おく。また第1押圧部221 によって凹部20を押圧す
ることにより、凹部20の凹み程度が小さくなったとき
には、図12の(b)で示すように、第1押圧部22 1
の先端に第2押圧部222 を装着し、第1押圧部221
の場合と同様にして車体パネル19の外方側から第2押
圧部222 の先端位置を指示した状態で第2押圧部22
2 によって凹部20を内方側から押圧し、この第2押圧
部222 による押圧時には押圧位置指示手段25からの
光の照射径を第1押圧部221 によるときよりも大きく
する。さらに第2押圧部222 による押圧により凹部2
0の凹み程度がさらに小さくなったときには、図12の
(c)で示すように、第2押圧部222 に代えて第3押
圧部223 を第1押圧部221 の先端に装着し、第1押
圧部221 の場合と同様にして車体パネル19の外方側
から第3押圧部223 の先端位置を指示した状態で第3
押圧部223 によって凹部20を内方側から押圧し、こ
の第3押圧部223 による押圧時には押圧位置指示手段
25からの光の照射径を第2押圧部222 によるときよ
りもさらに大きくする。
【0071】このように車体パネル19の凹部20に照
射される光の照射径を自在に調節することにより、補修
工具211 を用いた補修の進展に応じた凹部20の形状
変化に応じて前記照射径を変化することにより、凹部2
0の補修状況を多面的にかつ容易に認知することが可能
となり、凹部20の形状変化に応じて該凹部20に適合
した補修を行なうことが可能となる。しかも光の照射径
を補修の進展に応じた凹部20の形状変化に応じて変化
させるとともに、択一的に交換可能である第1〜第3押
圧部221 〜223 の1つを凹部20の補修状況に応じ
て択一的に用いるようにし、押圧力の強弱、最適な押圧
形状、ならびに部分的かつ微細的な補修箇所の特定等に
より、凹部20の補修状況に応じた正確かつ精密な補修
が可能となる。
【0072】上述のようにして凹部20が補修工具21
1 を用いて補修されるが、この補修工具211 にあって
は、凹部20が生じている部分での車体パネル19の外
面と直角に交差して作動アーム部23の両端を含む仮想
平面33からずれた位置に、押圧位置指示手段25が配
置されている。したがって、補修工具211 の操作部2
1 を操作して凹部20を補修する際に、作業員の視線
が上記仮想平面33にほぼ沿う方向となっていても、作
業員の視線を押圧位置指示手段25が遮ることがなく、
したがって押圧位置指示手段25が補修操作の邪魔にな
ることはなく、補修作業性を向上することが可能とな
る。
【0073】図13は本発明の第2実施例において押圧
部の先端を押圧位置指示手段で指示する状態を説明する
ためのものであって(a)は縦断面図、(b)は(a)
の矢視B方向から見た平面図である。
【0074】押圧位置指示手段25は、各押圧部221
〜223 の押圧方向と直交する基準平面72への押圧位
置指示手段25からの光の照射範囲のうち前記押圧位置
指示手段25側の端部である第1指示点P1に対応した
たとえばスリット状の第1基準マークM1と、前記照射
範囲のうち押圧位置指示手段25から離隔した側の他端
である第2指示点P2に対応した第2基準マークM2と
を、基準平面72に映し出すことを可能として構成され
ている。
【0075】このような押圧位置指示手段25によれ
ば、第1および第2指示点P1,P2をそれぞれの基準
マークM1,M2により確実にかつ容易に認識すること
ができ、補修作業の作業性向上に寄与することができ
る。
【0076】上記各実施例においては、押圧位置指示手
段25によって第1押圧部221 の先端を直接指示する
状態と、車体パネル19の外方側から第1押圧部221
の先端を指示する状態とのずれを、押圧位置指示手段2
5からの光の照射角および照射径の少なくとも一方を調
節することによって補正するようにしたが、図14で示
す第3実施例の補正プレート78を用いるようにしても
よい。
【0077】この補正プレート78は、想定される車体
パネル19の板厚の最大値よりも大きな板厚を有するも
のであり、その一面には、第1押圧部221 を嵌合させ
る複数たとえば3つの嵌合凹部79A,79B,79C
が相互に間隔をあけて設けられる。而して各嵌合凹部7
9A〜79Cの先端と、補正プレート78の他面とのの
間の距離は、補修すべき車体パネル19の板厚HA,H
B,HCにそれぞれ対応して設定されている。
【0078】而して補修すべき車体プレート19の板厚
が判明したときには、各嵌合凹部79A〜79Cのうち
対応する板厚の嵌合凹部に第1押圧部221 を嵌合せし
めた状態で、補正プレート78の他面において各嵌合凹
部79A〜79Cにそれぞれ対応した位置PA,PB,
PCのうち第1押圧部221 が嵌合されている嵌合凹部
に対応した位置に押圧位置指示手段25からの光を照射
する。この際、補正プレート78の他面に照射される光
の照射像のうち特定位置を各位置PA,PB,PCに当
てて押圧位置指示手段25の姿勢を定め、車体パネル1
9の外方側から第1押圧部221 の位置を指示する際に
も照射光の前記特定位置が当たった部分が第1押圧部2
1 の先端位置と判断すればよい。
【0079】図15は本発明の第4実施例の押圧部を示
す断面図であり、この押圧部224は、押圧部本体81
と、該押圧部本体81の先端部に進退位置を調節可能と
して挿入される可動ロッド82と、該可動ロッド82の
進退位置を固定可能として押圧部本体81に螺合される
ねじ部材83とで構成される。
【0080】押圧部本体82は、先端側を尖らせた形状
に形成されており、該押圧部本体82には先端を開放し
た有底の凹部84が設けられる。また可動ロッド82
は、先端部を押圧部本体81の先端から突出させるよう
にして凹部84に挿入されるものであり、可動ロッド8
2の半径方向に沿う方向での進退を可能として押圧部本
体81に螺合されたねじ部材83が凹部84内で可動ロ
ッド82の外面に当接される。
【0081】而してねじ部材83を緩めたり、締め付け
たりすることにより、凹部84の閉塞端に当接させたと
きの可動ロッド82の先端位置に対応した基準位置から
の可動ロッド82の突出量Lを自在に調節可能であり、
前記突出量Lを補修すべき車体パネル19の板厚に対応
させた状態で押圧位置指示手段25により可動ロッド8
2の先端を指示するようにし、前記可動ロッド82を基
準位置まで後退させた状態で補修すべき車体パネル19
の凹部20に押圧位置指示手段25から光を照射せしめ
るようにすれば、車体パネル19の板厚分だけのずれが
生じることはない。
【0082】図16は本発明の第5実施例を示すもので
あり、上記各実施例に対応する部分には同一の参照符号
を付す。
【0083】この補修工具212 は、車体パネル19の
外面に生じた凹部20に車体パネル19の内方から接触
可能な第1押圧部221 と、第1押圧部221 が一端に
連結される作動アーム部23と、該作動アーム部23の
他端に連結される操作手段242 と、操作手段242
連結される押圧位置指示手段25とを備える。
【0084】操作手段242 は、作動アーム部23の他
端部を嵌合せしめる連結筒部26と、該連結筒部26の
他端部に連結される腕部27と、連結筒部26に嵌合さ
れている作動アーム部23とともに該作動アーム部23
と同軸のねじ部材85によって一端部が連結筒部26の
他端に連結される第1連結部材86と、第1連結部材8
6の他端部に角度調節を可能として連結される第2連結
部材87と、第2連結部材87に長手方向の進退位置を
調節可能として連結される棒状のグリップ部材88とを
備える。
【0085】第1連結部材86は、作動アーム部23お
よび連結筒部26の軸線を含むとともに前記腕部27に
直交する平面内で、第1押圧部221 側に他端部を向け
るようにして円弧状に形成される。而してグリップ部材
88は、前記平面内で棒状に延びるものであり、第2連
結部材87に連結される。
【0086】この補修工具212 によれば、操作手段2
2 のグリップ部材88を握って矢印で示すように回動
操作することにより、車体パネル19の内方側の第1押
圧部221 から凹部20により強力な押圧力を作用せし
めることができ、車体パネル19の補修をより効果的に
行なうことができる。
【0087】図17は本発明の第6実施例を示すもので
あり、上記各実施例に対応する部分には同一の参照符号
を付す。
【0088】この補修工具213 は、車体パネル19の
外面に生じた凹部20に車体パネル19の内方から接触
可能な第1押圧部221 と、第1押圧部221 が一端に
連結される作動アーム部23と、該作動アーム部23の
他端に連結される操作手段243 と、操作手段243
連結される押圧位置指示手段25とを備える。
【0089】操作手段243 は、作動アーム部23の他
端部を嵌合せしめる連結筒部26と、該連結筒部26の
他端部に連結される腕部27と、連結筒部26の他端に
一端部が連結される第1連結部材86と、第1連結部材
86の他端部に角度調節を可能として連結される第2連
結部材87と、第2連結部材87に進退位置を調節可能
にして連結される棒状のグリップ部材88と、グリップ
部材88の先端部に固定的に連結される支持体90と、
該支持体90に進退自在に螺合されるねじ軸91と、該
ねじ軸91の一端に揺動可能に連結される当接板92と
を備える。
【0090】支持体90は、たとえばグリップ部材88
の他端部を同軸に嵌合せしめる円筒状に形成されてお
り、グリップ部材88の他端部に設けられている取付孔
93(図16参照)に、前記支持体90をその一直径線
上で貫通する取付けピン94を挿通せしめることにより
グリップ部材88の他端部に固定的に連結される。
【0091】ねじ軸91は、グリップ部材88の軸線お
よび作動アーム部23の軸線を含む平面に沿う軸線を有
して、前記支持体90をその一直径線上で貫通するよう
にして支持体90に螺合されるものであり、該ねじ軸9
1の一端部には、当接板92が、ボールジョイント95
を介して揺動可能に連結される。しかも当接板92は、
車体パネル19の外面への接触状態で押圧位置指示手段
25からの照射光を凹部20に当てることを可能とする
ために透光性を有する材料で形成される。またねじ軸9
1の他端部には棒状の操作ハンドル96が取付けられて
いる。
【0092】このような補修工具213 によれば、車体
パネル19の外面に生じた凹部20を当接板92で覆う
ことができるようにグリップ部材88の進退位置を調節
しておき、車体パネル19の内方側で凹部20に第1押
圧部221 を接触せしめた状態で、操作ハンドル96に
よりねじ軸91を回転操作し、当接板92を車体パネル
19の外面に接触せしめ、さらにねじ軸91を回転操作
すると、第1押圧部221 および当接板92間に挟まれ
る凹部20に車体パネル19の内外両側から押圧力が作
用することになり、車体パネル19の補修をより効果的
に行なうことができる。
【0093】図18は本発明の第7実施例を示すもので
あり、上記各実施例に対応する部分には同一の参照符号
を付す。
【0094】この補修工具214 には、作動アーム部2
3の先端に押圧部225 が一体に連結されており、該押
圧部225 は、操作手段241 の腕部27の長手方向に
直交して作動アーム部23の軸線を含む平面に対して、
前記腕部27とは反対方向に直角に延びるようにして作
動アーム部23の先端に連結さる。
【0095】該補修工具214 によれば、作動アーム部
23の軸線まわりに矢印で示すような操作力を操作手段
241 に加えることにより、押圧部225 で車体パネル
19の凹部20を内方側から押圧することが可能であ
る。
【0096】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0097】たとえば上記各実施例では、5種類の押圧
部221 〜225 を例示したが、該押圧部の形状は各実
施例で図示のものには限定されず、また押圧部が作動ア
ーム部23の先端に着脱可能に連結されるものであって
もよい。また操作手段については、作動アーム部23の
他端部から離間する方向に延びる腕部27を備えるもの
であればよく、該腕部27以外の構成については上記各
実施例のものには限定されない。
【0098】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、凹部が生じている部分での車体パネルの外面と直角
に交差して作動アーム部の両端を含む仮想平面からずれ
た位置に押圧位置指示手段が配置されることになり、作
業員の視線を押圧位置指示手段が遮ることがなく、補修
作業性を向上することが可能となる。
【0099】また請求項2記載の発明によれば、押圧部
を狭い場所に挿入しなければならないような箇所で車体
パネルに凹部が生じていても押圧部を車体パネルの内方
側に挿入することを可能とし、車体パネルのどのような
場所に凹部が生じていても確実にかつ精密に補修を行な
うことが可能となる。
【0100】請求項3記載の発明によれば、補修工具の
全体形状を三次元的に変更可能とし、補修工具の全体形
状変更の自由度ならびに押圧位置指示手段の角度調節の
自由度を増大することができる。
【0101】請求項4記載の発明によれば、補修工具の
全体形状変更および復元に際して、位置決めが容易な段
階的な伸縮操作を行なうので、全体形状の復元を精度よ
くかつ容易に行なうことができる。
【0102】請求項5記載の発明によれば、少なくとも
一対の第2特定部材の相対回動を押圧位置指示手段の角
度調節のみに用い、補修工具の全体形状変更および復元
を、少なくとも一対の第1特定部材の伸縮によって行な
うようにし、復元化に際しての作業性向上ならびに復元
精度の向上を図ることが可能となる。
【0103】請求項6記載の発明によれば、補修工具を
用いた補修の進展に応じた凹部の形状変化に応じて押圧
位置指示手段からの光の照射径を変化することができ、
凹部の補修状況を多面的にかつ容易に認知することが可
能となり、凹部の形状変化に応じて該凹部に適合した補
修を行なうことが可能となる。
【0104】請求項7記載の発明によれば、凹部の補修
状況を多面的にかつ容易に認知した上で補修状況に応じ
て凹部に最も適合した押圧部を選択し、押圧力の強弱、
最適な押圧形状、ならびに部分的かつ微細的な補修箇所
の特定等により、凹部の補修状況に応じた正確かつ精密
な補修が可能となる。
【0105】請求項8記載の発明によれば、押圧位置指
示手段が押圧部の先端部に光を照射して押圧部の先端部
を直接指示した状態と、押圧部を車体パネルの内方側に
配置した状態で凹部に光を照射した状態との間で車体パ
ネルの板厚に応じて変化する前記光の照射位置のずれを
補正し、経験の有無にかかわらず、凹部の押圧位置を正
確かつ容易に定めることが可能となり、補修精度を向上
することができる。
【0106】請求項9記載の発明によれば、照射角およ
び照射径の少なくとも一方を調節するだけで、照射位置
のずれを容易に補正することができる。
【0107】さらに請求項10記載の発明によれば、第
1および第2指示点をそれぞれの基準マークにより確実
にかつ容易に認識することができ、補修作業の作業性向
上に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の補修工具で車体パネルを補修して
いる状態を示す斜視図である。
【図2】図1の2−2線断面図である。
【図3】図1の3−3線断面図である。
【図4】図1の4部を拡大して示す一部切欠き縦断面図
である。
【図5】発光器におけるハウジングの内部構成を簡略化
して示す図である。
【図6】押圧位置指示手段による押圧位置のずれを説明
するための図である。
【図7】押圧部の先端を押圧位置指示手段で指示する状
態を説明するためのものであって(a)は縦断面図、
(b)は(a)の矢視B方向から見た平面図である。
【図8】凹部を押圧位置指示手段で指示する状態を説明
するためのものであって(a)は縦断面図、(b)は
(a)の矢視B方向から見た平面図である。
【図9】照射角を説明するための図である。
【図10】第1押圧部の先端に第2押圧部が装着された
状態を示す断面図である。
【図11】第1押圧部の先端に第3押圧部が装着された
状態を示す断面図である。
【図12】補修過程を簡略化して示す断面図である。
【図13】第2実施例において押圧部の先端を押圧位置
指示手段で指示する状態を説明するためのものであって
(a)は縦断面図、(b)は(a)の矢視B方向から見
た平面図である。
【図14】第3実施例における補正プレートの断面図で
ある。
【図15】第4実施例の押圧部を示す断面図である。
【図16】第5実施例の補修工具で車体パネルを補修し
ている状態を示す斜視図である。
【図17】第6実施例の補修工具で車体パネルを補修し
ている状態を示す斜視図である。
【図18】第7実施例の補修工具で車体パネルを補修し
ている状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
19・・・車体パネル 20・・・凹部 211 〜214 ・・・補修工具 221 ・・・第1押圧部 222 ・・・第2押圧部 223 ・・・第3押圧部 224 ,225 ・・・押圧部 23・・・作動アーム部 241 ,242 ,243 ・・・操作手段 25・・・押圧位置指示手段 27・・・腕部 29・・・第1特定部材としての第1腕部材 30・・・第1および第2特定部材としての第2腕部材 33・・・仮想平面 37,44,48,56・・・形状確認手段 41・・・第1および第2特定部材としての第1支持部
材 42・・・第1および第2特定部材としての第2支持部
材 51・・・第2特定部材としての球部材 58・・・発光源 72・・・基準平面 74・・・照射位置補正部 M1,M2・・・基準マーク P1・・・第1指示点 P2・・・第2指示点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 正法地 友一 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 石野 潔 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 上田 孝治 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体パネル(19)の外面に生じた凹部
    (20)に前記車体パネル(19)の内方から接触可能
    な押圧部(221 ,221 ,223 ,224,225
    と、該押圧部(221 〜225 )が一端に連結される作
    動アーム部(23)と、前記押圧部(221 〜225
    で前記凹部(20)を車体パネル(19)の外方側に押
    圧する操作力を前記作動アーム部(23)を介して前記
    押圧部(221 〜224 )に伝達することを可能として
    前記作動アーム部(23)の他端に連結される操作手段
    (241 ,242 ,243 )と、前記車体パネル(1
    9)の外方側から前記押圧部(221 〜225 )の位置
    を指示することを可能として前記作動アーム部(23)
    および操作手段(241 〜243 )のいずれかに連結さ
    れる押圧位置指示手段(25)とを備える車体パネルの
    補修工具において、前記操作手段(241 〜243
    は、前記作動アーム部(23)の他端部から離間する方
    向に延びる腕部(27)を備え、前記押圧位置指示手段
    (25)が、前記凹部(20)が生じている部分での車
    体パネル(19)の外面と直角に交差して作動アーム部
    (23)の両端を含む仮想平面(33)に角度をなして
    交わる方向で前記押圧部(221 〜225 )の位置を指
    示するようにして、前記腕部(27)の先端部に連結さ
    れることを特徴とする車体パネルの補修工具。
  2. 【請求項2】 車体パネル(19)の外面に生じた凹部
    (20)に前記車体パネル(19)の内方から接触可能
    な押圧部(221 ,221 ,223 ,224,225
    と、該押圧部(221 〜225 )が一端に連結される作
    動アーム部(23)と、前記押圧部(221 〜225
    で前記凹部(20)を車体パネル(19)の外方側に押
    圧する操作力を前記作動アーム部(23)を介して前記
    押圧部(221 〜225 )に伝達することを可能として
    前記作動アーム部(23)の他端に連結される操作手段
    (241 ,242 ,243 )と、前記車体パネル(1
    9)の外方側から前記押圧部(221 〜225 )の位置
    を指示することを可能として前記作動アーム部(23)
    および操作手段(241 〜243 )のいずれかに連結さ
    れる押圧位置指示手段(25)とを備える車体パネルの
    補修工具において、前記押圧部(221 〜225 )、前
    記作動アーム部(23)、前記操作手段(241 〜24
    3 )および前記押圧位置指示手段(25)が、該押圧部
    (221 〜225 )、作動アーム部(23)、操作手段
    (241 〜243 )および押圧位置指示手段(25)で
    構成する全体形状の固定ならびにその固定状態の解除に
    よる形状変更を可能として連結され、固定状態にある前
    記全体形状を確認する形状確認手段(37,44,4
    8,56)が装備されることを特徴とする車体パネルの
    補修工具。
  3. 【請求項3】 前記押圧部(221 〜225 )、前記作
    動アーム部(23)、前記操作手段(241 〜243
    および前記押圧位置指示手段(25)が全体として備え
    る複数の部材のうち、少なくとも一対の第1特定部材
    (29,30;41,42)が両第1特定部材(29,
    30;41,42)の全体長さを伸縮可能として相互に
    連結され、前記複数の部材のうち前記両第1特定部材
    (29,30;41,42)の組み合わせの一方と同一
    もしくは異なる部材を含む少なくとも一対の第2特定部
    材(30,41;42,51)が、相対回動を可能とし
    て相互に連結されることを特徴とする請求項2記載の車
    体パネルの補修工具。
  4. 【請求項4】 前記少なくとも一対の第1特定部材(2
    9,30;41,42)が、段階的に伸縮可能として相
    互に連結されることを特徴とする請求項3記載の車体パ
    ネルの補修工具。
  5. 【請求項5】 上記請求項3または4記載の車体パネル
    の補修工具を用いて車体パネル(19)の補修を行なう
    にあたって、前記押圧部(221 〜225 )、前記作動
    アーム部(23)、前記操作手段(241 〜243 )お
    よび前記押圧位置指示手段(25)で構成する全体形状
    を車体パネル(19)の補修作業に適した所望の形状に
    仮決め固定する第1ステップと、前記少なくとも一対の
    第2特定部材(30,41;42,51)の相対回動位
    置を固定したままで前記少なくとも一対の第1特定部材
    (30,41;41,42)の縮少操作により前記全体
    形状を変更する第2ステップと、前記形状確認手段(3
    7,48)で確認しつつ第1ステップで仮決め固定した
    所望の全体形状に復元すべく前記少なくとも一対の第1
    特定部材(30,41;41,42)を伸長せしめて固
    定する第3ステップとを順次経過せしめることを特徴と
    する車体パネルの補修方法。
  6. 【請求項6】 車体パネル(19)の外面に生じた凹部
    (20)に前記車体パネル(19)の内方から接触可能
    な押圧部(221 ,221 ,223 ,224,225
    と、該押圧部(221 〜225 )が一端に連結される作
    動アーム部(23)と、前記押圧部(221 〜225
    で前記凹部(20)を車体パネル(19)の外方側に押
    圧する操作力を前記作動アーム部(23)を介して前記
    押圧部(221 〜224 )に伝達することを可能として
    前記作動アーム部(23)の他端に連結される操作手段
    (241 ,242 ,243 )と、前記車体パネル(1
    9)の外方側から前記押圧部(221 〜225 )の位置
    を指示することを可能として前記作動アーム部(23)
    および操作手段(241 〜243 )のいずれかに連結さ
    れる押圧位置指示手段(25)とを備える車体パネルの
    補修工具において、前記押圧位置指示手段(25)は、
    前記押圧部(221 〜225 )側に向けて光を照射する
    発光源(58)を備えるとともに該発光源(58)から
    の光の照射径を調節可能に構成されることを特徴とする
    車体パネルの補修工具。
  7. 【請求項7】 上記請求項6記載の車体パネルの補修工
    具を用いて車体パネル(19)の補修を行なうにあたっ
    て、先端部を鋭角とした第1押圧部(221)、先端部
    を彎曲させた第2押圧部(222 )と、先端部をほぼ平
    面状とした第3押圧部(222 )を択一的に交換可能と
    して前記補修工具(211 ,212 ,213 )を構成し
    ておき、前記凹部(20)の凹み程度が大であるときに
    前記発光源(58)からの光の照射径を小さくした状態
    で第1押圧部(221 )により凹部(20)を押圧する
    第1ステップと、第1ステップの修正に応じて前記凹部
    (20)の凹み程度が小さくなるのに応じて前記発光源
    (58)からの光の照射径を第1ステップのときよりも
    大きくした状態で第2押圧部(222 )により凹部(2
    0)を押圧する第2ステップと、第2ステップの修正に
    応じて前記凹部(20)の凹み程度がさらに小さくなる
    のに応じて前記発光源(58)からの光の照射径を第2
    ステップのときよりも大きくした状態で第3押圧部(2
    3 )により凹部(20)を押圧する第3ステップとを
    順次経過せしめることを特徴とする車体パネルの補修方
    法。
  8. 【請求項8】 車体パネル(19)の外面に生じた凹部
    (20)に前記車体パネル(19)の内方から接触可能
    な押圧部(221 ,221 ,223 ,224225
    と、該押圧部(221 〜225 )が一端に連結される作
    動アーム部(23)と、前記押圧部(221 〜225
    で前記凹部(20)を車体パネル(19)の外方側に押
    圧する操作力を前記作動アーム部(23)を介して前記
    押圧部(221 〜225 )に伝達することを可能として
    前記作動アーム部(23)の他端に連結される操作手段
    (241 ,242 ,243 )と、前記車体パネル(1
    9)の外方側から前記押圧部(221 〜225 )の位置
    を指示することを可能として前記作動アーム部(23)
    および操作手段(241 〜243 )のいずれかに連結さ
    れる押圧位置指示手段(25)とを備える車体パネルの
    補修工具において、前記押圧位置指示手段(25)は、
    前記押圧部(221 〜225 )側に向けて光を照射する
    発光源(58)と、前記押圧部(221 〜225 )の先
    端部に光を照射した状態に前記発光源(58)の照射方
    向を調節したままで車体パネル(19)の凹部(20)
    に向けて光を照射したときに前記凹部(20)の照射位
    置ならびに前記押圧部(221 〜225 )の先端位置間
    に前記車体パネル(19)の板厚に基づいて生じるずれ
    を補正可能な照射位置補正部(74)とを備えることを
    特徴とする車体パネルの補修工具。
  9. 【請求項9】 前記押圧部(221 〜225 )の押圧方
    向と直交する基準平面(72)への前記押圧位置指示手
    段(25)からの光の照射範囲のうち前記押圧位置指示
    手段(25)側の端部である第1指示点(P1)を前記
    押圧部(22 1 〜225 )の先端に当てた状態で押圧位
    置指示手段(25)の姿勢を定めた後に前記基準平面
    (72)を車体パネル(19)の外面に対応させて前記
    凹部(20)に光を照射したときには前記照射範囲のう
    ち押圧位置指示手段(25)から離隔した側の他端であ
    る第2指示点(P2)が前記押圧部(221 〜225
    の先端部を指示するものであると判断することを条件と
    したときに、前記照射位置補正部(74)が、前記発光
    源(58)からの照射光が前記基準平面(72)となす
    角度である照射角、ならびに前記発光源(58)から照
    射される光の直径である照射径の少なくとも一方を調節
    可能に構成されることを特徴とする請求項8記載の車体
    パネルの補修工具。
  10. 【請求項10】 前記押圧位置指示手段(25)は、前
    記発光源(58)からの光の照射に応じて前記第1およ
    び第2指示点(P1,P2)にそれぞれ対応した基準マ
    ーク(M1,M2)を前記基準平面(72)に映し出す
    ことを可能として構成されることを特徴とする請求項9
    記載の車体パネルの補修工具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100437671B1 (ko) * 2002-08-02 2004-07-01 김병윤 덴트위치표시기가 설치된 덴트제거용 작업공구
US9999912B2 (en) 2016-05-20 2018-06-19 LAKA-TOOLS Ulrich Schaechinger Sheet metal dent repair tool exchange handle

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