JP2007075956A - 基準位置合わせ具及びそれを用いた基準位置合わせ方法 - Google Patents

基準位置合わせ具及びそれを用いた基準位置合わせ方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007075956A
JP2007075956A JP2005267697A JP2005267697A JP2007075956A JP 2007075956 A JP2007075956 A JP 2007075956A JP 2005267697 A JP2005267697 A JP 2005267697A JP 2005267697 A JP2005267697 A JP 2005267697A JP 2007075956 A JP2007075956 A JP 2007075956A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
end effector
light source
unit
light
reference alignment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2005267697A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsuo Takanishi
淳夫 高西
Yusuke Sugawara
雄介 菅原
Hiroyuki Sunatsuka
裕之 砂塚
Kenji Hashimoto
健二 橋本
Masamiki Kawase
正幹 川瀬
Akihiro Ota
章博 太田
Tomoaki Tanaka
智明 田中
Yoichi Takamoto
陽一 高本
Katsuyuki Baba
勝之 馬場
Shigeaki Ino
重秋 井野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tmsuk Co Ltd
Original Assignee
Tmsuk Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tmsuk Co Ltd filed Critical Tmsuk Co Ltd
Priority to JP2005267697A priority Critical patent/JP2007075956A/ja
Publication of JP2007075956A publication Critical patent/JP2007075956A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Manipulator (AREA)

Abstract

【課題】 パラレルリンク機構を用いた2足歩行ロボット等において、歩行等を行うのに十分な精度でのエンドエフェクタ部の位置合わせを場所を選ばず簡易に行うことができ精度や再現性の向上を図ることができる基準位置合わせ具及び方法の提供を目的とする。
【解決手段】 本発明の基準位置合わせ具は、ベース部の所定部に脱着自在に取り付けられる取り付け部と、一端部が取り付け部に固定されたシャフト部と、シャフト部の他端部に固定されエンドエフェクタ部の近傍に配設される光源保持体と、光源保持体に配設されスポット光を照射する1乃至複数の光源部と、を備えた構成を有する。本発明の基準位置合わせ方法は、ベース部の所定部に基準位置合わせ具を取り付ける取り付け工程と、光源部からスポット光を照射するスポット光照射工程と、スポット光が目標点と一致するようにエンドエフェクタ部の位置合わせを行う位置合わせ工程と、を備えた構成を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パラレルリンク機構におけるエンドエフェクタ部の基準位置合わせ具及びそれを用いた基準位置合わせ方法に関するものである。
従来、ロボットアームやマニピュレータスレーブ、或いは歩行ロボットの脚部等の多自由度を実現するための構造として、複数のリンク部を直列に結合したシリアルリンク機構や並列に結合したパラレルリンク機構が用いられている。このようなアームや脚部等においては、通常、各リンク部のモータの出力軸に取り付けられたロータリーエンコーダを用いて取得した角度データをフィードバックしてモータを制御している。このとき理論上では、フィードバックした角度データが目標値と一致すればアームや脚部等は理論通りの姿勢を取る(すなわちアームの先端のハンドや脚部の先端の足部等が胴部や腰部に対して理論通りの相対位置に移動する)はずである。しかしながら、構成部品の加工誤差や取り付け誤差により理論値と実測値は必ずしも一致しない。したがって、理論値と実測値の誤差が最小となるように校正する必要がある。
校正を行う場合、アームや脚部等に対してロボットの制御用コンピュータ等から指令値を出力し動かして基準となる姿勢(例えばシリアルリンク機構では、各リンク部が一直線になる姿勢)を取らせる。この場合、正確を期するために目視や治具を用いる等、作業者が直接確認できる方法を取ることが多い。そしてこの姿勢における各リンクのエンコーダから得られる角度データをロボット等に覚えさせる。正確に基準となる姿勢を取らせる(例えば、各リンク部を正確に一直線になるようにする)ことで誤差を小さくでき、精度や再現性の高い歩行動作や姿勢の出力が行える。正確に基準となる姿勢を取らせるために種々の方法が開発されている。例えば、定規や水準器を用いて目視で確認しながら動かす方法や、特許文献1に開示されたような関節アームの原点合わせ治具を用いる方法等がある。
特許文献1の関節アームの原点合わせ治具は、関節アームの第1アームに嵌合するセンターシャフトと、関節アームの第2アームに嵌合する少なくととも2個の嵌合部を有し一端にセンターシャフトが遊嵌する凹設部を設けた棒材の治具本体と、からなる構成を有している。
実開平1−143377号公報
しかしながら、上記従来の技術では以下のような課題を有していた。
(1)シリアルリンク機構のアームや脚部等では、定規や水準器、又は特許文献1の治具等を用いて、複数のリンク部の内ベース部側のリンク部から順次相対角度等を調整することで比較的容易に且つ正確に基準となる姿勢を取らせることができるが、パラレルリンク機構では、リンク部が並列に結合されているので同様の方法を用いることは機構上困難であり、このため、精度の高い校正が困難で、制御における精度(歩行動作や姿勢出力時におけるエンドエフェクタ部のベース部に対する相対位置・姿勢角の精度)及び再現性の低下、実測データの信頼性の低下という課題を有していた。
(2)また、パラレルリンク機構において定規や水準器を用いて直感的又は経験的に基準位置と考えられる位置に位置合わせした後、歩行等の実験を繰り返すことで誤差を補正することもできるが、ベース部に対するエンドエフェクタ部の相対位置を正確に把握することが困難で、時には校正完了までの所要時間が膨大になり、エンドエフェクタ部の精度や再現性等が低下するという課題を有していた。
(3)また、3次元測定器等を用いた校正方法が従来提案されているが、この場合、精度の高い校正が行えるものの、システムが大きくなりすぎたり、屋外の実験環境では利用できない等の理由で歩行ロボットの脚部等の校正には適さないという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、脚部にパラレルリンク機構を用いた2足歩行ロボット等において、歩行等を行うのに十分な精度でのエンドエフェクタ部の位置合わせを場所を選ばず簡易に行うことができ、制御における精度や再現性の向上及び実測データの信頼性の向上を図ることができる基準位置合わせ具、及び、エンドエフェクタ部の位置合わせを直感や経験に頼ることなく、十分な精度で簡易に行うことができる基準位置合わせ具を用いた基準位置合わせ方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明の基準位置合わせ具及びそれを用いた基準位置合わせ方法は、以下の構成を有している。
本発明の請求項1に記載の基準位置合わせ具は、ベース部と、エンドエフェクタ部と、一端部が前記ベース部に結合され他端部が前記エンドエフェクタ部に結合された複数のリンク部と、を有するパラレルリンク機構におけるエンドエフェクタ部の基準位置合わせ具であって、前記ベース部の所定部に脱着自在に取り付けられる取り付け部と、一端部が前記取り付け部に固定され前記ベース部に対して略直交して配設されるシャフト部と、前記シャフト部の他端部に固定され前記エンドエフェクタ部の近傍に配設される光源保持体と、前記光源保持体に配設され前記エンドエフェクタ部の所定面に位置決めのための光を照射する1乃至複数の光源部と、を備えた構成を有している。
この構成により、以下のような作用を有する。
(1)光源部から照射された光(エンドエフェクタ部上に現れたスポット光)がエンドエフェクタ部の所定の目標点と一致するようにエンドエフェクタ部のベース部に対する相対位置を移動させることにより、エンドエフェクタ部の平面方向(x方向及びy方向)の位置を基準となる位置に常に合わせることができ、歩行動作や姿勢出力時におけるエンドエフェクタ部のベース部に対する相対位置・姿勢角の精度及び再現性の向上、実測データの信頼性の向上を図ることができる。
(2)3次元測定器等の大型のシステムを用いる必要がないので、エンドエフェクタ部の位置合わせを場所を選ばず簡易に行うことができる。
本発明の請求項2に記載の基準位置合わせ具は、請求項1に記載の発明において、前記光源保持体が、前記エンドエフェクタ部に略平行な平面における前記光源部のx方向及びy方向の位置を調整する光軸調整部を備えた構成を有している。
この構成により、請求項1の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)光源部の取り付け誤差等による光軸のばらつきを修正するために、光軸調整部により光源部の光軸調整(光の照射位置の調整)を行うことができ、光軸調整を行ってから基準位置合わせ具をベース部に取り付けるため、光照射位置がより正確なものになり、エンドエフェクタ部の位置精度や再現性の向上を図ることができる。また、繰り返しの使用等によりネジの緩み等に起因して光軸がずれた場合にも対応でき、精度等の低下を防止できる。
ここで、光源保持体はシャフト部に脱着自在に固定されることが好ましい。光源保持体をシャフト部から取り外した状態で光軸調整を円滑に行うことができるからである。なお、光源保持体を調整台に載置し、光照射位置の微調整を行うことで光軸のばらつきを修正する。調整台にはエンドエフェクタ部に形成された目標点と同様の調整用目標点が形成され、光源保持体と該調整用目標点との位置関係は、基準位置合わせ時のエンドエフェクタ部の基準位置、姿勢における光源保持体と目標点との位置関係と同様となるように再現されている。
本発明の請求項3に記載の基準位置合わせ具は、請求項1又は2に記載の発明において、前記光源保持体が前記エンドエフェクタ部に略平行な平面方向に並設された2以上の光源部を備えた構成を有している。
この構成により、請求項1又は2の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)各々の光源部から照射された各スポット光がエンドエフェクタ部の2の目標点と各々一致するようにエンドエフェクタ部のベース部に対する位置を移動させ及び姿勢を傾けることにより、エンドエフェクタ部の平面方向の位置合わせと共に、エンドエフェクタ部の平面に直交する軸回り(ヨー)の傾きをベース部と平行に常に合わせることができ、精度等を向上できる。
本発明の請求項4に記載の基準位置合わせ方法は、ベース部と、エンドエフェクタ部と、一端部が前記ベース部に結合され他端部が前記エンドエフェクタ部に結合された複数のリンク部と、を有するパラレルリンク機構におけるエンドエフェクタ部の基準位置合わせ方法であって、前記ベース部の所定部に請求項1乃至3の内いずれか1項に記載の基準位置合わせ具の取り付け部を取り付ける取り付け工程と、前記光源部から前記エンドエフェクタ部の所定面に位置決めのための光を照射する光照射工程と、照射された前記光が前記エンドエフェクタ部の目標点と一致するように前記エンドエフェクタ部の位置合わせを行う位置合わせ工程と、を備えた構成を有している。
この構成により、以下のような作用を有する。
(1)光源部から照射された光(エンドエフェクタ部上に現れたスポット光)がエンドエフェクタ部の所定の目標点と一致するようにエンドエフェクタ部のベース部に対する相対位置を移動させることにより、エンドエフェクタ部の平面方向の位置を基準となる位置に常に合わせることができ、歩行動作や姿勢出力時におけるエンドエフェクタ部のベース部に対する相対位置・姿勢角の精度及び再現性の向上、実測データの信頼性の向上を図ることができる。
(2)3次元測定器等の大型のシステムを用いる必要がないので、エンドエフェクタ部の位置合わせを場所を選ばず簡易に行うことができる。
(3)基準位置合わせ具を用いることで、エンドエフェクタ部の位置合わせを直感や経験に頼ることなく精度よく且つ再現性のある状態で行うことができる。
本発明の請求項5に記載の基準位置合わせ方法は、請求項4に記載の発明において、前記取り付け工程の前に、前記エンドエフェクタ部に略平行な平面における前記光源部のx方向及びy方向の位置を調整する光軸調整工程を備えた構成を有している。
この構成により、請求項4の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)光源部の取り付け誤差等による光軸のばらつきを修正するために、光軸調整工程において光源部の光軸調整(光の照射位置の調整)を行うことができ、光軸調整を行ってから基準位置合わせ具をベース部に取り付けるため、光照射位置がより正確なものになり、エンドエフェクタ部の位置精度や再現性の向上を図ることができる。また、繰り返しの使用等によりネジの緩み等に起因して光軸がずれた場合にも対応でき、精度等の低下を防止できる。
ここで、光源保持体がシャフト部に脱着自在に固定されていれば、光源保持体をシャフト部から取り外した状態で光軸調整工程を行うことで光軸調整を円滑に行うことができる。この場合、光軸調整工程の後に光源保持体をシャフト部に取り付ける保持体取り付け工程を行う。なお、光軸調整工程では光源保持体を上述した調整台に載置して光照射位置の微調整を行うことで光軸のばらつきを修正する。
本発明の請求項6に記載の基準位置合わせ方法は、請求項4又は5に記載の発明において、前記光源保持体が前記エンドエフェクタ部に略平行な平面方向に並設された2以上の光源部を備え、前記位置合わせ工程において、各々の前記光源部から照射された各前記光が前記エンドエフェクタ部の2つの前記目標点と各々一致するように前記エンドエフェクタ部の位置合わせを行う構成を有している。
この構成により、請求項4又は5の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)各々の光源部から照射された各スポット光がエンドエフェクタ部の2の目標点と各々一致するようにエンドエフェクタ部のベース部に対する位置を移動させ及び姿勢を傾けることにより、エンドエフェクタ部の平面方向の位置合わせと共に、エンドエフェクタ部の平面に直交する軸回り(ヨー)の傾きをベース部と平行に常に合わせることができ、精度等を向上できる。
以上説明したように本発明の基準位置合わせ具及び基準位置合わせ方法によれば、以下のような有利な効果が得られる。
請求項1に記載の発明によれば、
(1)エンドエフェクタ部の平面方向(x方向及びy方向)の位置を基準となる位置に合わせることができ、制御における精度や再現性の向上及び実測データの信頼性の向上を図ることができる基準位置合わせ具を提供することができる。
(2)3次元測定器等の大型のシステムを用いる必要がないので、エンドエフェクタ部の位置合わせを場所を選ばず簡易に行うことができる使用性及び簡易性に優れた基準位置合わせ具を提供することができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加え、
(1)光軸調整部により光源部の光軸調整を行うことができ、光軸調整を行ってから基準位置合わせ具をベース部に取り付けるため、光照射位置がより正確なものになり、エンドエフェクタ部の位置精度や再現性の向上を図ることができる基準位置合わせ具を提供することができる。
(2)繰り返しの使用等により光軸がずれた場合であっても対応でき、精度等の低下を防止できる基準位置合わせ具を提供することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2の効果に加え、
(1)エンドエフェクタ部の平面方向の位置合わせと共に、エンドエフェクタ部の平面に直交する軸回り(ヨー)の傾きをベース部と平行に合わせることができ、精度等を向上できる基準位置合わせ具を提供することができる。
請求項4に記載の発明によれば、
(1)エンドエフェクタ部の平面方向の位置を基準となる位置に合わせることができ、制御における精度や再現性の向上及び実測データの信頼性の向上を図ることができる基準位置合わせ方法を提供することができる。
(2)3次元測定器等の大型のシステムを用いる必要がないので、エンドエフェクタ部の位置合わせを場所を選ばず簡易に行うことができ簡易性に優れた基準位置合わせ方法を提供することができる。
(3)基準位置合わせ具を用いることで、エンドエフェクタ部の位置合わせを直感や経験に頼ることなく精度よく且つ再現性のある状態で行うことができる基準位置合わせ方法を提供することができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項4の効果に加え、
(1)光軸調整工程において光源部の光軸調整を行うことができ、光軸調整を行ってから基準位置合わせ具をベース部に取り付けるため、光照射位置がより正確なものになり、エンドエフェクタ部の位置精度や再現性の向上を図ることができる基準位置合わせ方法を提供することができる。
(2)繰り返しの使用等により光軸がずれた場合にも対応でき、精度等の低下を防止できる基準位置合わせ方法を提供することができる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項4又は5の効果に加え、
(1)エンドエフェクタ部の平面方向の位置合わせと共に、エンドエフェクタ部の平面に直交する軸回り(ヨー)の傾きをベース部と平行に合わせることができ、精度等を向上できる基準位置合わせ方法を提供することができる。
以下、本発明の一実施の形態について、図1乃至図7を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は実施の形態1における基準位置合わせ具の要部斜視図であり、図2(a)は光源保持体の要部分解斜視図であり、図2(b)は図1のA−A線の矢視断面図である。
図中、1は本実施の形態1における基準位置合わせ具、2は後述の2足歩行ロボットの腰部(ベース部)の下面に螺着や嵌着等で脱着自在に取り付けられる取り付け部、2aは取り付け部2の上面に形成された位置決め凹部、2bは位置決め凹部2aに形成された位置決めピン挿入孔、2cはネジ止め孔、3は上端部が取り付け部2にナット部2dで螺着固定されたシャフト部、4はシャフト部3の下端部に固定された光源保持体、5は中央部がシャフト部3の下端部に後述のナット部で螺着固定された光源保持体4の基部、5aは基部5のシャフト部3の固定部分の両側に形成された第1の摺動凹部、6は第1の摺動凹部5aに嵌合しx方向に摺動自在に配設された摺動部、6aは摺動部6の上面に形成された第2の摺動凹部、7は摺動部6を基部5に固定する固定ネジ、8は第2の摺動凹部6aの内部にy方向に摺動自在に配設された光源保持部、9は光源保持部8を摺動部6に固定する固定ネジ、10は後述のセンサヘッド部にLED光を送ったり受光した光(反射光)を別設された光源本体部(図示せず)に送ったりするためのファイバケーブルである。
図2において、5bは第1の摺動凹部5aの底壁中央部に貫設された第1の光源挿通孔、5cは基部5の端部立壁に貫設された挿通孔部、5dは基部5のシャフト部3の固定部分に貫設されたシャフト固定孔、6bは第2の摺動凹部6aの底部に形設された一対のガイド底壁、6cはガイド底壁6b間に貫設された第2の光源挿通孔、6dは摺動部6のy軸に直交する一対の側壁の下部に形成された水平方向に延びる長孔部、6eは同一対の側壁の長孔部6dの上部に貫設された挿通孔部、8aは光源保持部8の略中央部にz方向に貫設された孔部、8bは光源保持部8の孔部8aの両側に形成されたy方向に延びる一対の長孔部、10aはファイバケーブル10の先端部に形設され外周部に雄ネジが刻設されたファイバケーブル先端部であり、ファイバケーブル先端部10aは孔部8aに挿通され上下部においてナット部10bで光源保持部8に螺着固定されている。11は後述のファイバケーブル先端部の下端部に螺合したセンサヘッド部(光源部)であり、センサヘッド部11は先端部に集光用レンズが嵌め込まれ空洞部に雌ネジが刻設されており、ファイバケーブル10から送られてきたLED光を集光して後述の段部や固定板の表面にスポット光を照射する。12は第1の摺動凹部5aの底壁に貫設された調整台用位置決め孔である。
図2(b)において、3aはシャフト部3の下端部に形成された雄ネジ部、3bは雄ネジ部3aに螺合して基部5をシャフト部3に固定するためのナット部である。
以上のように構成された本実施の形態1における基準位置合わせ具1について、それを用いた基準位置合わせ方法を図3乃至図7を用いて説明する。なお、本実施の形態1においては、脚部にパラレルリンク機構を用いた2足歩行ロボットにおいて、腰部に対する左右の足部の相対的な位置及び傾きを正確に把握させるために、基準位置合わせ具1を用いる場合を一例として説明する。腰部に対する足部の相対的な位置及び傾きを把握させるには、2足歩行ロボットの組み立て時や部品交換時、定期メンテナンス時等において、予め決定された一定の姿勢を取らせ、それを基準姿勢として覚えさせる必要がある。まず光源保持部の光軸調整について説明し、次に2足歩行ロボットの基準姿勢について説明し、続いて基準姿勢を取らせるために左右の足部を基準位置に合わせる方法について説明し、最後に左右の足部を基準となる傾きに合わせる方法について説明する。
まず、光軸調整について図3及び図4を用いて説明する。
図3(a)は実施の形態1における基準位置合わせ具の光源保持体及び調整台の要部分解斜視図であり、図3(b)は光源保持体を調整台に載置した状態を示す要部斜視図であり、図4(a)は光軸調整前の光源部と目標孔部との位置関係を示す要部断面図であり、図4(b)は光軸調整後の光源部と目標孔部との位置関係を示す要部断面図である。
図3において、13は光源保持部8をy方向に摺動させてその位置を調整するための摺動ネジ(光軸調整部)、14は光源保持部8の摺動ネジ13の反対側面に螺着されたバネ装着ネジ、14aはバネ装着ネジ14に装着されたバネ、15は摺動部6をx方向に摺動させてその位置を調整するための摺動ネジ(光軸調整部)、16は摺動ネジ15の頭部に覆設されたカバー部、16aはカバー部16を止めるための止めネジ、17は調整台、18は調整台17に形成された載置面、18aは載置面18に突設された位置決めピン、19は載置面18の両側部の載置面より所定距離だけ低い位置に形設された段部、19aは段部19の所定部に形成された調整用目標孔部(調整用目標点)である。
図4において、19bは調整用目標孔部19aの下部に連通して形成された拡径部、Lは光源部11からの照射光、Sは照射光Lの照射により段部19の表面に現れたスポット光である。
光軸調整は光源保持体4をシャフト部3から取り外し、位置決めピン18aを調整台用位置決め孔12に挿入して調整台17の載置面18に載置固定した状態で、摺動ネジ13,15により行う。すなわち、基部5の端部立壁には挿通孔部5cが形成され、摺動ネジ15は挿通孔部5cに挿通されて摺動部6の側面に螺着されている。また、基部5の端部立壁にはカバー部16が配設され摺動ネジ15の頭部を端部立壁に押え付けている。これにより、カバー部16の中央部の孔部16bから工具を挿入して摺動ネジ15を正方向又は逆方向に回転させると、ネジ機構により摺動部6が基部5に対してx方向に前後に摺動する。
また、摺動部6のy軸に直交する側壁には挿通孔部6eが形成され、摺動ネジ13は挿通孔部6eに挿通されて光源保持部8の側面に螺着されている。さらに、摺動ネジ13の反対側にはバネ装着ネジ14が挿通孔部6eに挿通されて光源保持部8の側面に螺着され、光源保持部8はバネ14aによりバネ装着ネジ14側(y方向の負の方向)に付勢されている。この付勢力により、摺動ネジ13の頭部は摺動部6の側壁に常に押し付けられる。したがって、摺動ネジ13を正方向又は逆方向に回転させると、ネジ機構により光源保持部9が摺動部6に対してy方向に前後に摺動する。なお、バネ14aにより摺動ネジ13のバックラッシュを軽減することができ高精度の位置調整を行うことができる。
摺動部6及び光源保持部8をx方向及びy方向に摺動させ、図4(b)に示すように光源部11からのスポット光Sを段部19の調整用目標孔部19aに一致させる。一致した状態で摺動部6を固定ネジ7で基部5に固定し、光源保持部8を固定ネジ9で摺動部6に固定する。以上のようにして光軸調整を行う(光軸調整工程)。なお、光軸調整工程後に、摺動ネジ13、バネ装着ネジ14、バネ14a、摺動ネジ15、カバー部16、及び止めネジ16aを光源保持体4から取り外しておく。その後の工程で不要なためである。
次に、2足歩行ロボットの基準姿勢について図5及び図6を用いて説明する。
図5は実施の形態1における基準位置合わせ具1を取り付けた2足歩行ロボットの全体斜視図であり、図6は図5の2足歩行ロボットの模式図である。
図中、1a,1bは左右の足部の各々の位置合わせに用いられる上述した基準位置合わせ具、20は2足歩行ロボット、21は2足歩行ロボット20の腰部(ベース部)、21aは腰部21の上部4箇所に固設されたアイボルト等の支持棒挿通部、22a,22bは2足歩行ロボット20の右足部及び左足部、23は右足部22a及び左足部22bの上部に略平行に固定された固定板(エンドエフェクタ部)、24は上端部が腰部側受動ジョイント25aを介して腰部21に結合され下端部が足部側受動ジョイント25bを介して固定板23に結合された複数のリンク部、26はリンク部24を駆動させるモータ、27はモータ26の出力軸に取り付けられたロータリーエンコーダ、28a,28bは腰部21と固定板23とそれらに結合された複数のリンク部24とを有するパラレルリンク機構からなる右脚部及び左脚部である。
2足歩行ロボット20の姿勢は、腰部21に対する右足部22a及び左足部22bの相対的な位置、及び、腰部21に対する右足部22a及び左足部22bのx軸回り(ロール)、y軸回り(ピッチ)、及びz軸回り(ヨー)の相対的な傾きにより決定される。
基準姿勢における右足部22a及び左足部22bの腰部21に対する相対的な位置としては、腰部21の下面に腰部21の中心Cから左右対称に一対の腰部基準点D1,D2を設け、左右の固定板23の中心に足部基準点E1,E2を設け、各腰部基準点D1,D2から下ろした垂線上に足部基準点E1,E2が位置すると共に、線分D1−E1及び線分D2−E2の長さが予め設定した所定長さになるような位置とした。
また、基準姿勢における右足部22a及び左足部22bの腰部21に対する相対的な傾きとしては、腰部21の傾きと右足部22a及び左足部22bの傾きが、x軸回り(ロール)、y軸回り(ピッチ)、及びz軸回り(ヨー)の全てで一致するような傾きとした。本実施の形態1においては基準姿勢における傾きとして水平を用いた。
続いて、2足歩行ロボット20に基準姿勢を取らせるための右足部22a及び左足部22bの腰部21に対する相対的な位置合わせの方法(基準位置合わせ方法)について図5乃至図7を用いて説明する。
図7は光源部と固定板の要部拡大斜視図である。
図7において、23aは固定板23の所定部に穿設された目標孔部(目標点)である。
まず、2足歩行ロボット20の支持棒挿通部21aに支持棒Xを挿通させ、支持棒Xの両端部を支持台(図示せず)に設置し、右足部22a及び左足部22bを地面から浮かせた状態で支持して自由に動かせるようにする。支持台はぐらつかないように移動用キャスタ等をストッパでロックしておく。また、光軸調整を行った光源保持体4を図1及び図2に示すようにシャフト部3の下端部に雄ネジ部3a及びナット部3bで螺着固定する(保持体取り付け工程)。
次に、図5に示すように、腰部21の下面の腰部基準点(図5参照)に基準位置合わせ具1a,1bの取り付け部2を取り付ける。なお、取り付け部2の位置決めは位置決め凹部2aと位置決めピン挿入孔2bに挿入した位置決めピンで行い、ネジ止め孔2cで螺着固定する。このようにして、シャフト部3を腰部21の下面から略直交させて垂下させ、光源保持体4を固定板23の足部基準点E1,E2の上方近傍に配設させる(取り付け工程)。
次に、図7に示すように、ファイバケーブル10を介して光源部11から固定板23の上面に照射光Lを照射する(光照射工程)。そして、図4(a)及び(b)に示すように、スポット光Sが固定板23の目標孔部23aと一致するように固定板23を足部22a,22bと共に移動させ位置合わせを行う(位置合わせ工程)。
なお、本実施の形態1においては、図4(a)及び(b)に示した調整用目標孔部19a及び目標孔部29として段部19及び固定板23の上面に径が0.6mmの孔部を形成し、スポット光Sは段部19及び固定板23の上面の位置で径が0.3mmとなるように調整した。スポット光Sは目標孔部19a,23aに一致するとその内部に照射され反射光が殆ど発生しないため、目視による一致不一致の確認を容易に行うことができる。さらに、光源としてLED光を照射すると共にその反射光を受光できるファイバセンサ等を用いると、その受光量によりスポット光Sと目標孔部19a,23aとの一致不一致だけでなくどの程度一致しているかが正確にわかるので、より精度の高い位置合わせを行うことができる。なお、段部19及び固定板23に目標孔部19a,23を穿設する場合、段部19及び固定板23の裏面に所定深さの拡径部19b,23bを形成した後にその底部に目標孔部19a,23aを表面側に貫設することで、0.6mm程度の小径の目標孔部19a,23aを比較的容易に形成することができる。
以上のようにして、右足部22a及び左足部22bが腰部21に対してx,y方向(x−y平面方向)で常に一定の位置に位置合わせされる。また、右足部22a及び左足部22bの腰部21に対するz方向の位置は上述したx,y方向の位置合わせを行った後、定規等を用いて固定板23の上面と光源保持体4の下端部と離間距離を計測し所定距離に合わせることでz方向の位置合わせを行うことができる。
また、光源保持体4が水平方向に並設された2の光源部10を備えているので、図7に示すように、各光源部10から照射された各スポット光Lが2の目標孔部29と各々一致するように位置及び傾きを合わせすることにより、右足部22a及び左足部22bの腰部21に対するz軸回りの相対的な傾きを常に一定となるように合わせることができる。
最後に、基準姿勢を取らせるための右足部22a及び左足部22bの腰部21に対するx軸回り及びy軸回りの相対的な傾きを合わせる方法について説明する。
右足部22a及び左足部22bのx軸回りの傾きを合わせるには、角度計を用いて腰部21、右足部22a及び左足部22bのx軸回りの傾きが一致するように調整する。すなわち、角度計を腰部21の下面の所定部に固定して計測される角度と、角度計を右足部22a及び左足部22bの上面の所定部に固定して計測される角度とが一致するように右足部22a及び左足部22bの傾きを合わせる。y軸回りの傾きを合わせる場合も、角度計の固定位置を替える点以外は同様にする。x軸回りとy軸回りを同時に計測できる角度計を用いることもできる。なお、磁石内蔵型の角度計を用いた場合は、腰部21、右足部22a及び左足部22bの材質が磁性体であれば、角度計の固定が容易で傾き合わせを容易に行うことができる。また、取り付け面の材質が非磁性体であっても磁性体で形成された台部等を介装すれば同様に容易に行うことができる。
以上のようにして、2足歩行ロボット20の組み立て時等には、外部から右足部22a及び左足部22bを動かして上述したような常に一定の基準姿勢を取らせ、その基準姿勢を覚えさせることで、制御における精度や再現性の向上及び実測データの信頼性の向上を図ることができる。なお、右脚部28a及び左脚部28bの基準姿勢として、腰部21の直下に右足部22a及び左足部22bが位置する姿勢を用いたが、これに限られるものではなく、任意の姿勢を基準姿勢とすることができる。
以上のように本実施の形態1における基準位置合わせ具及びそれを用いた基準位置合わせ方法は構成されているので、以下のような作用を有する。
(1)腰部(ベース部)21の所定部に脱着自在に取り付けられる取り付け部2と、上端部が取り付け部2に固定され腰部21に対して略直交して配設されるシャフト部3と、シャフト部3の下端部に固定され固定板(エンドエフェクタ部)23の近傍に配設される光源保持体4と、光源保持体4に保持された光源部10とを備えているので、光源部10から照射されたスポット光Lが固定板23の所定の目標孔部29(目標点)と一致するように固定板23及び右足部22a,左足部22bの腰部21に対する相対位置を移動させることにより、右足部22a及び左足部22bの平面方向(x方向及びy方向)の位置を基準となる位置に常に合わせることができ、それを覚えさせることで制御における精度や再現性の向上及び実測データの信頼性の向上を図ることができる。
(2)光源保持体4が固定板23の近傍に配設されるので、定規等を用いて固定板23の上面と光源保持体4の下端部と離間距離を計測し所定距離に合わせることで右足部22a及び左足部22bの腰部21に対するz方向の相対位置の位置合わせを行うことができる。
(3)光源保持体4に保持された一対の光源部10から照射された各スポット光が固定板23の各々の目標孔部29と各々一致するように固定板23及び右足部22a,左足部22bの腰部21に対する位置を移動させ及び姿勢を傾けることにより、右足部22a及び左足部22bの平面方向(x方向及びy方向)の位置合わせと共に、右足部22a及び左足部22bの平面に直交するz軸回り(ヨー)の傾きを基準となる傾きに合わせることができる。また、右足部22a及び左足部22bのx軸回り(ロール)及びy軸回り(ピッチ)の傾きは、角度計を用いて腰部21の傾きと一致するように調整することで、腰部21と平行に合わせることができる。
(4)固定板23の所定部に形成された目標孔部29を目標点として備えているので、スポット光Lは目標孔部29に一致するとその内部に照射され反射光が殆ど発生しないため、目視による一致不一致の確認を容易に行うことができる。さらに、光源部10としてスポット光Lを照射と反射光の受光ができるファイバセンサ等を用いると、その受光量によりスポット光Lと目標孔部29との一致不一致だけでなく、どの程度一致しているかが正確にわかるので、より精度の高い位置合わせを行うことができる。
(5)摺動部6が基部5に対してx方向に摺動自在に配設され、光源保持部8が摺動部6及び基部5に対してy方向に摺動自在に配設されているので、光軸調整が可能である。すなわち、2足歩行ロボット20に基準位置合わせ具1a,1bを取り付ける前に、光源保持体4のみを調整台17に載置して光軸の調整を行い、摺動部6及び光源保持部8を固定ネジ7,9で固定し、その後光源保持体4をシャフト部3に取り付けるため、光照射位置がより正確になり、足部22a,22bの位置精度や再現性の向上を図ることができる。また、繰り返しの使用等により光照射位置がずれた場合であっても再び光源保持体4をシャフト部3から取り外して同様に光軸調整を行うことができ、精度等の低下を防止できる。
(6)基準位置合わせ具1a,1bを用いることで、右足部22a及び左足部22bの腰部21に対する相対位置の位置合わせを直感や経験に頼ることなく容易に且つ正確に行うことができる。
なお、上述した基準位置合わせ具1及び基準位置合わせ方法は、2足歩行ロボットだけでなく4足、6足等の脚部の校正に用いることができ、さらに脚部の校正だけでなく、産業用ロボットのマニピュレータアームや移動ステージ等の基準位置合わせにも応用することができる。
以上説明したように、本発明はパラレルリンク機構におけるエンドエフェクタ部の基準位置合わせ具及びそれを用いた基準位置合わせ方法に関し、特に本発明によれば、脚部にパラレルリンク機構を用いた2足歩行ロボット等において、歩行等を行うのに十分な精度でのエンドエフェクタ部の位置合わせを場所を選ばず簡易に行うことができ、制御における精度や再現性の向上及び実測データの信頼性の向上を図ることができる基準位置合わせ具、及び、エンドエフェクタ部の位置合わせを直感や経験に頼ることなく、十分な精度で簡易に行うことができる基準位置合わせ具を用いた基準位置合わせ方法を提供することができる。
実施の形態1における基準位置合わせ具の要部斜視図 (a)光源保持体の要部分解斜視図(b)図1のA−A線の矢視断面図 (a)実施の形態1における基準位置合わせ具の光源保持体及び調整台の要部分解斜視図(b)光源保持体を調整台に載置した状態を示す要部斜視図 (a)光軸調整前の光源部と目標孔部との位置関係を示す要部断面図(b)光軸調整後の光源部と目標孔部との位置関係を示す要部断面図 実施の形態1における基準位置合わせ具を取り付けた2足歩行ロボットの全体斜視図 図5の2足歩行ロボットの模式図 光源部と固定板の要部拡大斜視図
符号の説明
1 基準位置合わせ具
2 取り付け部
2a 位置決め凹部
2b 位置決めピン挿入孔
2c ネジ止め孔
2d ナット部
3 シャフト部
3a 雄ネジ部
3b ナット部
4 光源保持体
5 基部
5a 第1の摺動凹部
5b 第1の光源挿通孔
5c 挿通孔部
5d シャフト固定孔
6 摺動部
6a 第2の摺動凹部
6b ガイド底壁
6c 第2の光源挿通孔
6d 長孔部
6e 挿通孔部
7 固定ネジ
8 光源保持部
8a 孔部
8b 長孔部
9 固定ネジ
10 ファイバケーブル
10a ファイバケーブル先端部
10b ナット部
11 センサヘッド部(光源部)
12 調整台用位置決め孔
13 摺動ネジ(光軸調整部)
14 バネ装着ネジ
14a バネ
15 摺動ネジ(光軸調整部)
16 カバー部
16a 止めネジ
16b 孔部
17 調整台
18 載置面
18a 位置決めピン
19 段部
19a 調整用目標孔部(調整用目標点)
19b 拡径部
20 2足歩行ロボット
21 腰部(ベース部)
21a 支持棒挿通部
22a 右足部
22b 左足部
23 固定板(エンドエフェクタ部)
23a 目標孔部(目標点)
23b 拡径部
24 リンク部
25a 腰部側受動ジョイント
25b 足部側受動ジョイント
26 モータ
27 ロータリーエンコーダ
28a 右脚部
28b 左脚部
C 中心点
D1,D2 腰部基準点
E1,E2 足部基準点
L 照射光
S スポット光

Claims (6)

  1. ベース部と、エンドエフェクタ部と、一端部が前記ベース部に結合され他端部が前記エンドエフェクタ部に結合された複数のリンク部と、を有するパラレルリンク機構におけるエンドエフェクタ部の基準位置合わせ具であって、
    前記ベース部の所定部に脱着自在に取り付けられる取り付け部と、一端部が前記取り付け部に固定され前記ベース部に対して略直交して配設されるシャフト部と、前記シャフト部の他端部に固定され前記エンドエフェクタ部の近傍に配設される光源保持体と、前記光源保持体に配設され前記エンドエフェクタ部の所定面に位置決めのための光を照射する1乃至複数の光源部と、を備えていることを特徴とする基準位置合わせ具。
  2. 前記光源保持体が、前記エンドエフェクタ部に略平行な平面における前記光源部のx方向及びy方向の位置を調整する光軸調整部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の基準位置合わせ具。
  3. 前記光源保持体が前記エンドエフェクタ部に略平行な平面方向に並設された2以上の光源部を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の基準位置合わせ具。
  4. ベース部と、エンドエフェクタ部と、一端部が前記ベース部に結合され他端部が前記エンドエフェクタ部に結合された複数のリンク部と、を有するパラレルリンク機構におけるエンドエフェクタ部の基準位置合わせ方法であって、
    前記ベース部の所定部に請求項1乃至3の内いずれか1項に記載の基準位置合わせ具の取り付け部を取り付ける取り付け工程と、前記光源部から前記エンドエフェクタ部の所定面に位置決めのための光を照射する光照射工程と、照射された前記光が前記エンドエフェクタ部の目標点と一致するように前記エンドエフェクタ部の位置合わせを行う位置合わせ工程と、を備えていることを特徴とする基準位置合わせ方法。
  5. 前記取り付け工程の前に、前記エンドエフェクタ部に略平行な平面における前記光源部のx方向及びy方向の位置を調整する光軸調整工程を備えていることを特徴とする請求項4に記載の基準位置合わせ方法。
  6. 前記光源保持体が前記エンドエフェクタ部に略平行な平面方向に並設された2以上の光源部を備え、前記位置合わせ工程において、各々の前記光源部から照射された各前記光が前記エンドエフェクタ部の2つの前記目標点と各々一致するように前記エンドエフェクタ部の位置合わせを行うことを特徴とする請求項4又は5に記載の基準位置合わせ方法。
JP2005267697A 2005-09-14 2005-09-14 基準位置合わせ具及びそれを用いた基準位置合わせ方法 Withdrawn JP2007075956A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005267697A JP2007075956A (ja) 2005-09-14 2005-09-14 基準位置合わせ具及びそれを用いた基準位置合わせ方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005267697A JP2007075956A (ja) 2005-09-14 2005-09-14 基準位置合わせ具及びそれを用いた基準位置合わせ方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007075956A true JP2007075956A (ja) 2007-03-29

Family

ID=37936748

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005267697A Withdrawn JP2007075956A (ja) 2005-09-14 2005-09-14 基準位置合わせ具及びそれを用いた基準位置合わせ方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007075956A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009255197A (ja) * 2008-04-14 2009-11-05 Murata Mach Ltd パラレルメカニズムにおける原点較正方法、および原点較正用の較正治具
US9289900B2 (en) 2012-08-24 2016-03-22 Abb Technology Ltd Calibration tool for a delta robot
CN112665476A (zh) * 2020-12-29 2021-04-16 东风模具冲压技术有限公司 焊接机器人抓手精度检测装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009255197A (ja) * 2008-04-14 2009-11-05 Murata Mach Ltd パラレルメカニズムにおける原点較正方法、および原点較正用の較正治具
US9289900B2 (en) 2012-08-24 2016-03-22 Abb Technology Ltd Calibration tool for a delta robot
CN112665476A (zh) * 2020-12-29 2021-04-16 东风模具冲压技术有限公司 焊接机器人抓手精度检测装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4275632B2 (ja) パラレルメカニズム機構のキャリブレーション方法、キャリブレーションの検証方法、キャリブレーションの検証プログラム、データ採取方法及び空間位置補正における補正データ採取方法
CN109974584B (zh) 一种辅助激光截骨手术机器人的标定系统及标定方法
US20230339116A1 (en) Coordinate positioning machine
US7813830B2 (en) Method and an apparatus for performing a program controlled process on a component
JP6964989B2 (ja) 制御方法、ロボットシステム、物品の製造方法、プログラム、及び記録媒体
ES2687993T3 (es) Taladrado de orificios de coordinación guiado por láser
US10799937B2 (en) Component mounting system and component mounting method
US8214080B2 (en) Method and device for the compensation of geometrical errors in machining machinery
JP2004525781A (ja) 産業ロボットの較正装置及び方法
JP2019063955A (ja) ロボットシステム、動作制御方法及び動作制御プログラム
CN110978056A (zh) 机器人运动的平面校准系统及方法
JP5700540B2 (ja) 光学装置、及び光学式測定装置
JP2007075956A (ja) 基準位置合わせ具及びそれを用いた基準位置合わせ方法
JP2006308500A (ja) 三次元ワーク測定方法
JP2006297559A (ja) キャリブレーションシステムおよびロボットのキャリブレーション方法
JP2023541642A (ja) パラレルキネマティクスを較正するための方法及びアセンブリ
JP2010207967A (ja) パラレルリンクステージの調整方法、基準位置決め治具、およびパラレルリンクステージ
Gatla et al. Calibration of industrial robots by magnifying errors on a distant plane
KR101122256B1 (ko) 엘보우 파이프 모사 지그 및 이를 이용한 파이프 절단선 마킹 방법
US7103953B2 (en) Method for in situ measurement of the optical offset of an optical component
CN114098961A (zh) 一种标定手术机械臂导向器的工装装置及其工作方法
KR20100055265A (ko) 위치보정 지지대 및 이를 구비한 측정 장치
CN208147134U (zh) 激光加工机
US6931714B2 (en) Optical component assembly system
CN219522127U (zh) 一种机械手导航系统精度检测装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20081202