JPH11188273A - 理化学系試料の簡易冷却装置 - Google Patents
理化学系試料の簡易冷却装置Info
- Publication number
- JPH11188273A JPH11188273A JP9366861A JP36686197A JPH11188273A JP H11188273 A JPH11188273 A JP H11188273A JP 9366861 A JP9366861 A JP 9366861A JP 36686197 A JP36686197 A JP 36686197A JP H11188273 A JPH11188273 A JP H11188273A
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- JP
- Japan
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- sample
- physicochemical
- cold storage
- container
- containers
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- Pending
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- Devices For Use In Laboratory Experiments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は蓄冷剤を用いた理化学系試料の簡易
冷却装置を新規に提供することを目的とするものであ
る。 【構成】 本発明は２個の容器の積み重ね間隙に蓄冷剤
を装入し、該２個の容器の周壁上端を弾性体にて閉塞し
て前記蓄冷剤の冷却に伴う膨張を吸収させ、該蓄冷剤上
の容器の底板上に理化学系試料収容の試料容器を挿立て
可能とする粒体を充填し、または理化学系試料の収容部
を設けたアルミブロックを載置するようにしたことを特
徴とする理化学系試料の簡易冷却装置にある。
冷却装置を新規に提供することを目的とするものであ
る。 【構成】 本発明は２個の容器の積み重ね間隙に蓄冷剤
を装入し、該２個の容器の周壁上端を弾性体にて閉塞し
て前記蓄冷剤の冷却に伴う膨張を吸収させ、該蓄冷剤上
の容器の底板上に理化学系試料収容の試料容器を挿立て
可能とする粒体を充填し、または理化学系試料の収容部
を設けたアルミブロックを載置するようにしたことを特
徴とする理化学系試料の簡易冷却装置にある。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は理化学系試料の簡易冷
却装置、詳しくは蓄冷剤を用いた理化学系試料の簡易冷
却装置に関するものである。
却装置、詳しくは蓄冷剤を用いた理化学系試料の簡易冷
却装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来理化学系試料の冷却は図５に示すよ
うに、分厚な発泡スチロール等の断熱箱の内部に砕いた
氷を充填して、試料容器を挿立て等して冷却し、または
図６に示すように氷上に試料の収容部を設けたアルミブ
ロックを載上して試料を冷却してきたものである。
うに、分厚な発泡スチロール等の断熱箱の内部に砕いた
氷を充填して、試料容器を挿立て等して冷却し、または
図６に示すように氷上に試料の収容部を設けたアルミブ
ロックを載上して試料を冷却してきたものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら氷は解け
る時間が早くて早々に冷却の用を果たさなくなる課題が
あり、また氷は他所にて作られることが多いために入手
に手間がかかるほか、入手に困難するという課題があっ
た。
る時間が早くて早々に冷却の用を果たさなくなる課題が
あり、また氷は他所にて作られることが多いために入手
に手間がかかるほか、入手に困難するという課題があっ
た。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は２個の容器の積
み重ね間隙に蓄冷剤を装入し、該２個の容器の周壁上端
を弾性体にて閉塞して前記蓄冷剤の冷却に伴う膨張を吸
収させ、該蓄冷剤上の容器の底板上に理化学系試料収容
の試料容器を挿立て可能とする粒体を充填し、または理
化学系試料の収容部を設けたアルミブロックを載置する
ようにして、かかる課題を解決するようにしたのであ
る。
み重ね間隙に蓄冷剤を装入し、該２個の容器の周壁上端
を弾性体にて閉塞して前記蓄冷剤の冷却に伴う膨張を吸
収させ、該蓄冷剤上の容器の底板上に理化学系試料収容
の試料容器を挿立て可能とする粒体を充填し、または理
化学系試料の収容部を設けたアルミブロックを載置する
ようにして、かかる課題を解決するようにしたのであ
る。
【０００５】
【発明の実施の形態】アルミニウム板など熱伝導性に優
れた材料にて積み重ねにより底板間に空隙１を生ずる２
個の上面を開口した容器２，３を形成する。該容器２，
３を積み重ね、生ずる空隙１に蓄冷剤４を充填し、２個
の容器の周壁上端間をゴム系接着剤などの弾性体５にて
閉塞して上面を開口した冷却装置６を形成する。
れた材料にて積み重ねにより底板間に空隙１を生ずる２
個の上面を開口した容器２，３を形成する。該容器２，
３を積み重ね、生ずる空隙１に蓄冷剤４を充填し、２個
の容器の周壁上端間をゴム系接着剤などの弾性体５にて
閉塞して上面を開口した冷却装置６を形成する。
【０００６】この冷却装置６を実験室等に設備された冷
温庫などに入れて蓄冷剤４が氷状になるまで冷却する。
蓄冷剤４は氷化することにより５％前後膨張することと
なるが、２個の容器２，３の周壁上面を弾性体５にて閉
塞しているので、図３に示すように蓄冷剤４の膨張分は
弾性体５の伸びにより容器２，３間が離れ、空隙１が拡
がることによって吸収され、よって蓄冷剤４の膨張によ
って容器２，３の側面や底部に膨張圧による変形を生ず
ることが防止されるのである。
温庫などに入れて蓄冷剤４が氷状になるまで冷却する。
蓄冷剤４は氷化することにより５％前後膨張することと
なるが、２個の容器２，３の周壁上面を弾性体５にて閉
塞しているので、図３に示すように蓄冷剤４の膨張分は
弾性体５の伸びにより容器２，３間が離れ、空隙１が拡
がることによって吸収され、よって蓄冷剤４の膨張によ
って容器２，３の側面や底部に膨張圧による変形を生ず
ることが防止されるのである。
【０００７】蓄冷剤４が氷化するように充分に冷却され
た冷却装置６内に砂，金属粉や金属製・ガラス製・セラ
ミック製ボールなどの試料容器７挿立て用の伝熱性の粒
体８を充填し、または試料容器７の挿立て部9aを上面に
設けたアルミブロック９を載置して冷却装置とし、理化
学系の試料を充填した試料容器７を挿立て収容して簡易
冷却するのである。なお10は発泡スチロール等の断熱箱
10で、箱体６を断熱箱10内に収納することにより冷却効
果をより長く保つことができることとなる。
た冷却装置６内に砂，金属粉や金属製・ガラス製・セラ
ミック製ボールなどの試料容器７挿立て用の伝熱性の粒
体８を充填し、または試料容器７の挿立て部9aを上面に
設けたアルミブロック９を載置して冷却装置とし、理化
学系の試料を充填した試料容器７を挿立て収容して簡易
冷却するのである。なお10は発泡スチロール等の断熱箱
10で、箱体６を断熱箱10内に収納することにより冷却効
果をより長く保つことができることとなる。
【０００８】また砕氷を冷却装置６内に収納して理化学
系の試料容器を挿立てするときは蓄冷剤４の冷却作用に
よって氷の寿命を著しく延長することができることとな
る。
系の試料容器を挿立てするときは蓄冷剤４の冷却作用に
よって氷の寿命を著しく延長することができることとな
る。
【０００９】なお図４はゴム系接着剤による接着にかえ
て容器２，３の周壁上端のカール部2a，3aに掛止溝5b，
5cを掛止する弾性掛止枠5aの嵌入掛止により閉塞した例
を示すもので、弾性掛止枠5aの取外しにより蓄冷剤４の
交換や冷却装置６の分解清掃ができるようにしたほかは
前例に同じである。
て容器２，３の周壁上端のカール部2a，3aに掛止溝5b，
5cを掛止する弾性掛止枠5aの嵌入掛止により閉塞した例
を示すもので、弾性掛止枠5aの取外しにより蓄冷剤４の
交換や冷却装置６の分解清掃ができるようにしたほかは
前例に同じである。
【００１０】
【発明の効果】本発明は以上のようにして、実験室設備
の冷温庫にて反複して冷却することのできる蓄冷剤の作
用にて理化学系の試料を冷却することができるので、氷
と違って冷媒の供給に全く支障を生じないという効果を
生じ、また氷を使用しないことにより試料に水分が混入
してしまうおそれを未然に防止することができるという
効果を生ずる。
の冷温庫にて反複して冷却することのできる蓄冷剤の作
用にて理化学系の試料を冷却することができるので、氷
と違って冷媒の供給に全く支障を生じないという効果を
生じ、また氷を使用しないことにより試料に水分が混入
してしまうおそれを未然に防止することができるという
効果を生ずる。
【００１１】積み重ねた２個の容器の周壁上端を弾性体
にて閉塞したので、蓄冷剤の氷結による膨張を弾力をも
って吸収して、膨張による容器の変形や蓄冷剤が容器間
より洩出することを防止することができるという効果を
生ずる。
にて閉塞したので、蓄冷剤の氷結による膨張を弾力をも
って吸収して、膨張による容器の変形や蓄冷剤が容器間
より洩出することを防止することができるという効果を
生ずる。
【図１】 簡易冷却装置の使用状態を示す縦断正面図で
ある。
ある。
【図２】 同、他の使用状態を示す縦断正面図である。
【図３】 蓄冷剤の氷化膨張を弾性体の伸びによって吸
収して容器の変形を防止している状態を示す部分各台断
面図である。
収して容器の変形を防止している状態を示す部分各台断
面図である。
【図４】 積み重ね容器の上端間を弾性掛止片によって
閉塞した例を示す部分断面図である。
閉塞した例を示す部分断面図である。
【図５】 従来例を示し、断熱箱内に砕氷を充填して試
料容器を挿立てしてなる縦断正面図である。
料容器を挿立てしてなる縦断正面図である。
【図６】 同、砕氷上に試料の収容部を設けたアルミブ
ロックを載上してなる縦断正面図である。
ロックを載上してなる縦断正面図である。
１は空隙 ２，３は積み重ね容器 ４は蓄冷剤 ５はゴム系接着剤の弾性体 5aは弾性掛止枠 5b，5cは掛止溝 ６は冷却装置 ７は試料容器 ８は試料容器挿立て用の粒体 ９はアルミブロック 9aは挿立て部 10は断熱箱
Claims (1)
- 【請求項１】 ２個の容器の積み重ね間隙に蓄冷剤を装
入し、該２個の容器の周壁上端を弾性体にて閉塞して前
記蓄冷剤の冷却に伴う膨張を吸収させ、該蓄冷剤上の容
器の底板上に理化学系試料収容の試料容器を挿立て可能
とする粒体を充填し、または理化学系試料の収容部を設
けたアルミブロックを載置するようにしたことを特徴と
する理化学系試料の簡易冷却装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9366861A JPH11188273A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 理化学系試料の簡易冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9366861A JPH11188273A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 理化学系試料の簡易冷却装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11188273A true JPH11188273A (ja) | 1999-07-13 |
Family
ID=18487869
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9366861A Pending JPH11188273A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 理化学系試料の簡易冷却装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11188273A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007225304A (ja) * | 2006-02-21 | 2007-09-06 | Murazumi Kogyo Kk | パラフィンブロック冷却具 |
| WO2010008083A1 (ja) * | 2008-07-18 | 2010-01-21 | 味の素株式会社 | 検体試験管冷却保冷システム |
| JP2012173282A (ja) * | 2011-02-23 | 2012-09-10 | Hideji Obayashi | 採血管冷却保冷システム |
| EP3656475A1 (en) * | 2016-06-10 | 2020-05-27 | Star Array Pte Ltd | Rapid thermal cycling for sample analyses and processing |
| CN114484967A (zh) * | 2022-02-22 | 2022-05-13 | 中科康谱健康科技(山东)有限责任公司 | 一种用于生物样本的低温运输装置 |
-
1997
- 1997-12-26 JP JP9366861A patent/JPH11188273A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007225304A (ja) * | 2006-02-21 | 2007-09-06 | Murazumi Kogyo Kk | パラフィンブロック冷却具 |
| WO2010008083A1 (ja) * | 2008-07-18 | 2010-01-21 | 味の素株式会社 | 検体試験管冷却保冷システム |
| JP2010043835A (ja) * | 2008-07-18 | 2010-02-25 | Ajinomoto Co Inc | 検体試験管冷却保冷システム |
| JP2012173282A (ja) * | 2011-02-23 | 2012-09-10 | Hideji Obayashi | 採血管冷却保冷システム |
| EP3656475A1 (en) * | 2016-06-10 | 2020-05-27 | Star Array Pte Ltd | Rapid thermal cycling for sample analyses and processing |
| CN114484967A (zh) * | 2022-02-22 | 2022-05-13 | 中科康谱健康科技(山东)有限责任公司 | 一种用于生物样本的低温运输装置 |
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