JPH11187661A - Dc−dcコンバータ - Google Patents
Dc−dcコンバータInfo
- Publication number
- JPH11187661A JPH11187661A JP35065697A JP35065697A JPH11187661A JP H11187661 A JPH11187661 A JP H11187661A JP 35065697 A JP35065697 A JP 35065697A JP 35065697 A JP35065697 A JP 35065697A JP H11187661 A JPH11187661 A JP H11187661A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- transformer
- winding
- secondary winding
- output
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Dc-Dc Converters (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数の出力電圧の正確な調整が可能で電力損
失が少なくかつ効率の高い複数出力のDC−DCコンバ
ータを提供する。 【解決手段】 本発明によるDC−DCコンバータで
は、トランス4の2次巻線4aと並列に補助トランス3
1の1次巻線31aを接続し、補助トランス31の2次
巻線31bに発生する交流電圧を第2の整流平滑回路1
6により整流平滑して第2の直流出力端子17−0V出
力端子8間から直流出力電圧VO2を取り出す。これによ
り、補助トランス31の2次巻線31bの巻数1ターン
当たりの電圧が小さくなるので、補助トランス31の2
次巻線31bから第2の整流平滑回路16を介して出力
される直流出力電圧VO2を正確に調整できる。したがっ
て、膨大な電力損失を発生するドロッパ回路等の出力電
圧調整手段が不要となるので、複数出力のDC−DCコ
ンバータの電力損失を削減して効率を向上できる。
失が少なくかつ効率の高い複数出力のDC−DCコンバ
ータを提供する。 【解決手段】 本発明によるDC−DCコンバータで
は、トランス4の2次巻線4aと並列に補助トランス3
1の1次巻線31aを接続し、補助トランス31の2次
巻線31bに発生する交流電圧を第2の整流平滑回路1
6により整流平滑して第2の直流出力端子17−0V出
力端子8間から直流出力電圧VO2を取り出す。これによ
り、補助トランス31の2次巻線31bの巻数1ターン
当たりの電圧が小さくなるので、補助トランス31の2
次巻線31bから第2の整流平滑回路16を介して出力
される直流出力電圧VO2を正確に調整できる。したがっ
て、膨大な電力損失を発生するドロッパ回路等の出力電
圧調整手段が不要となるので、複数出力のDC−DCコ
ンバータの電力損失を削減して効率を向上できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はDC−DCコンバー
タ、特に複数出力のDC−DCコンバータに関するもの
である。
タ、特に複数出力のDC−DCコンバータに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】直流電源からの直流入力電圧を1個又は
複数個のスイッチング素子のオン・オフ動作により断続
してトランスの1次巻線に印加し、トランスの2次巻線
又は1次巻線に発生する交流電圧を整流平滑回路により
整流平滑して直流出力電圧を取り出すDC−DCコンバ
ータは、従来より無停電電源装置(UPS)等の電源機
器やパーソナルコンピュータ等の電子・情報機器の駆動
用又はバックアップ用の電源装置の分野で広く使用され
ている。例えば、図5に示す従来のDC−DCコンバー
タとしてのハーフブリッジ方式の電流共振型コンバータ
は、商用交流電源とコンデンサ入力型整流平滑回路若し
くは乾電池又は蓄電池から構成される直流電源1と、直
流電源1の両端に直列接続された第1及び第2のスイッ
チング素子としての第1及び第2のMOS-FET2、
3と、1次巻線4aとそれぞれ巻数の異なる第1及び第
2の2次巻線4b、4cとを有するトランス4と、第1及
び第2のMOS-FET2、3の各々に対して直列に接
続されたトランス4の1次巻線4a及び電流共振用コン
デンサ5と、第2のMOS-FET3と並列に接続され
た電圧共振用コンデンサ6と、トランス4の第1の2次
巻線4bと第1の直流出力端子7及び0V出力端子8と
の間に接続された整流ダイオード9、10及び平滑コン
デンサ11から成る第1の整流平滑回路12と、トラン
ス4の第2の2次巻線4cに接続された整流ダイオード
13、14及び平滑コンデンサ15から成る第2の整流
平滑回路16と、第2の整流平滑回路16の平滑コンデ
ンサ15と第2の直流出力端子17及び0V出力端子8
との間に接続された三端子レギュレータ18及び発振防
止用コンデンサ19から成るドロッパ回路20とを備え
ている。また、トランス4は漏洩インダクタンスを有す
るリーケージトランスが使用され、漏洩インダクタンス
により1次巻線4aと直列に図示しない電流共振用リア
クトルが形成される。第1の整流平滑回路12の平滑コ
ンデンサ11と第1及び第2のMOS-FET2、3の
各ゲート端子との間には制御回路21が設けられ、第1
の直流出力端子7−0V出力端子8間の第1の直流出力
電圧VO1に応じて第1及び第2のMOS-FET2、3
の各ゲート端子に付与する各オン・オフ制御信号VG1、
VG2のオン期間又はオフ期間を制御する。
複数個のスイッチング素子のオン・オフ動作により断続
してトランスの1次巻線に印加し、トランスの2次巻線
又は1次巻線に発生する交流電圧を整流平滑回路により
整流平滑して直流出力電圧を取り出すDC−DCコンバ
ータは、従来より無停電電源装置(UPS)等の電源機
器やパーソナルコンピュータ等の電子・情報機器の駆動
用又はバックアップ用の電源装置の分野で広く使用され
ている。例えば、図5に示す従来のDC−DCコンバー
タとしてのハーフブリッジ方式の電流共振型コンバータ
は、商用交流電源とコンデンサ入力型整流平滑回路若し
くは乾電池又は蓄電池から構成される直流電源1と、直
流電源1の両端に直列接続された第1及び第2のスイッ
チング素子としての第1及び第2のMOS-FET2、
3と、1次巻線4aとそれぞれ巻数の異なる第1及び第
2の2次巻線4b、4cとを有するトランス4と、第1及
び第2のMOS-FET2、3の各々に対して直列に接
続されたトランス4の1次巻線4a及び電流共振用コン
デンサ5と、第2のMOS-FET3と並列に接続され
た電圧共振用コンデンサ6と、トランス4の第1の2次
巻線4bと第1の直流出力端子7及び0V出力端子8と
の間に接続された整流ダイオード9、10及び平滑コン
デンサ11から成る第1の整流平滑回路12と、トラン
ス4の第2の2次巻線4cに接続された整流ダイオード
13、14及び平滑コンデンサ15から成る第2の整流
平滑回路16と、第2の整流平滑回路16の平滑コンデ
ンサ15と第2の直流出力端子17及び0V出力端子8
との間に接続された三端子レギュレータ18及び発振防
止用コンデンサ19から成るドロッパ回路20とを備え
ている。また、トランス4は漏洩インダクタンスを有す
るリーケージトランスが使用され、漏洩インダクタンス
により1次巻線4aと直列に図示しない電流共振用リア
クトルが形成される。第1の整流平滑回路12の平滑コ
ンデンサ11と第1及び第2のMOS-FET2、3の
各ゲート端子との間には制御回路21が設けられ、第1
の直流出力端子7−0V出力端子8間の第1の直流出力
電圧VO1に応じて第1及び第2のMOS-FET2、3
の各ゲート端子に付与する各オン・オフ制御信号VG1、
VG2のオン期間又はオフ期間を制御する。
【0003】図5の電流共振型コンバータの動作は次の
通りである。制御回路21からの各オン・オフ制御信号
VG1、VG2により第1及び第2のMOS-FET2、3
を交互にオン・オフ動作させると、直流電源1からの直
流入力電圧VIが断続的にトランス4の1次巻線4a及び
電流共振用コンデンサ5の直列回路に印加される。これ
と共に、トランス4内に形成された電流共振用リアクト
ルと電流共振用コンデンサ5との共振作用により、トラ
ンス4の電流共振用リアクトル及び電流共振用コンデン
サ5で構成される直列共振回路に正弦波状の共振電流が
流れる。これにより、第1及び第2のMOS-FET
2、3のターンオン時において、それぞれのMOS-F
ET2、3に共振電流が流れ、各MOS-FET2、3
に流れるドレイン電流の立上りが正弦波状となる。ま
た、第1及び第2のMOS-FET2、3のターンオフ
時には、トランス4の1次巻線4aと電圧共振用コンデ
ンサ6とが電圧共振して各MOS-FET2、3のドレ
イン−ソース端子間の電圧がそれぞれ0Vから緩やかに
上昇する。更に、トランス4の1次巻線4aに流れる電
流により第1及び第2の2次巻線4b、4cにそれぞれ電
圧値の異なる交流電圧が発生し、これらの交流電圧はそ
れぞれ第1及び第2の整流平滑回路12、16により整
流平滑され、第2の整流平滑回路16の出力電圧はさら
にドロッパ回路20により所定の電圧まで降圧され、第
1の直流出力端子7−0V出力端子8間及び第2の直流
出力端子17−0V出力端子8間からそれぞれ電圧値の
異なる第1及び第2の直流出力電圧VO1、VO2が出力さ
れる。なお、制御回路21により、第1の直流出力端子
7−0V出力端子8間の第1の直流出力電圧VO1に応じ
て第1及び第2のMOS-FET2、3に付与する各制
御信号VG1、VG2のオン期間又はオフ期間が制御される
ので、第1の直流出力端子7−0V出力端子8間及び第
2の直流出力端子13−0V出力端子8間からそれぞれ
電圧値の異なる安定化された第1及び第2の直流出力電
圧VO1、VO2を得ることができる。
通りである。制御回路21からの各オン・オフ制御信号
VG1、VG2により第1及び第2のMOS-FET2、3
を交互にオン・オフ動作させると、直流電源1からの直
流入力電圧VIが断続的にトランス4の1次巻線4a及び
電流共振用コンデンサ5の直列回路に印加される。これ
と共に、トランス4内に形成された電流共振用リアクト
ルと電流共振用コンデンサ5との共振作用により、トラ
ンス4の電流共振用リアクトル及び電流共振用コンデン
サ5で構成される直列共振回路に正弦波状の共振電流が
流れる。これにより、第1及び第2のMOS-FET
2、3のターンオン時において、それぞれのMOS-F
ET2、3に共振電流が流れ、各MOS-FET2、3
に流れるドレイン電流の立上りが正弦波状となる。ま
た、第1及び第2のMOS-FET2、3のターンオフ
時には、トランス4の1次巻線4aと電圧共振用コンデ
ンサ6とが電圧共振して各MOS-FET2、3のドレ
イン−ソース端子間の電圧がそれぞれ0Vから緩やかに
上昇する。更に、トランス4の1次巻線4aに流れる電
流により第1及び第2の2次巻線4b、4cにそれぞれ電
圧値の異なる交流電圧が発生し、これらの交流電圧はそ
れぞれ第1及び第2の整流平滑回路12、16により整
流平滑され、第2の整流平滑回路16の出力電圧はさら
にドロッパ回路20により所定の電圧まで降圧され、第
1の直流出力端子7−0V出力端子8間及び第2の直流
出力端子17−0V出力端子8間からそれぞれ電圧値の
異なる第1及び第2の直流出力電圧VO1、VO2が出力さ
れる。なお、制御回路21により、第1の直流出力端子
7−0V出力端子8間の第1の直流出力電圧VO1に応じ
て第1及び第2のMOS-FET2、3に付与する各制
御信号VG1、VG2のオン期間又はオフ期間が制御される
ので、第1の直流出力端子7−0V出力端子8間及び第
2の直流出力端子13−0V出力端子8間からそれぞれ
電圧値の異なる安定化された第1及び第2の直流出力電
圧VO1、VO2を得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図5に示す
電流共振型コンバータでは、出力電力の増加と共にトラ
ンス4の電流共振用リアクトル及び電流共振用コンデン
サ5で構成される直列共振回路のインピーダンスを下げ
る必要がある。このため、出力電力を増加させる場合、
トランス4の漏洩インダクタンスの値を減少させるか又
は電流共振用コンデンサ5の静電容量を増加させる必要
がある。一般に、電流共振型コンバータで使用されるト
ランス4の漏洩インダクタンスの値はトランス4の各2
次巻線4b、4cの巻数に比例するため、一般的な電流共
振型コンバータでは出力電力の増加と共にトランス4の
各2次巻線4b、4cの巻数が減少する傾向がある。例え
ば、図5に示す電流共振型コンバータの出力電力が15
0W程度でかつ第1の直流出力端子7−0V出力端子8
間の第1の直流出力電圧VO1が5Vであるとき、トラン
ス4の第1の2次巻線4bの一端から中間タップ及び中
間タップから他端までのそれぞれの巻数は1ターンとな
る。つまり、トランス4の第1の2次巻線4bの巻数1
ターン当たりの電圧が5V/ターンということになる。
ここで、第2の直流出力端子17−0V出力端子8間の
第2の直流出力電圧VO2を12Vとする場合、トランス
4の第2の2次巻線4cの一端から中間タップ及び中間
タップから他端までのそれぞれの巻数を12/5*1タ
ーン=2.4ターンにする必要がある。しかしながら、
実際の巻線の巻数は整数倍の値しか取り得ないため、実
際的には3ターンとなる。この場合、第2の直流出力端
子17−0V出力端子8間の第2の直流出力電圧VO2が
15Vとなるため、図5に示す電流共振型コンバータで
はトランス4の第2の2次巻線4cに発生する15Vの
交流電圧を第2の整流平滑回路16にて整流平滑した
後、ドロッパ回路20により12Vまで降圧している。
したがって、図5に示すような複数出力の電流共振型コ
ンバータの場合、トランス4の第1の2次巻線4bの巻
数1ターン当たりの電圧が5V/ターンと大きいため、
トランス4の各2次巻線4b、4cの電圧を正確に調整で
きない。このため、第2の直流出力端子17−0V出力
端子8間の第2の直流出力電圧VO2を12Vとするため
にドロッパ回路20等の出力電圧調整手段が必要とな
り、回路構成が複雑となると共に部品点数が増加して製
造コストが高騰する欠点があった。また、ドロッパ回路
20において膨大な電力損失を発生するため、複数出力
の電流共振型コンバータの効率が著しく低下する欠点が
あった。
電流共振型コンバータでは、出力電力の増加と共にトラ
ンス4の電流共振用リアクトル及び電流共振用コンデン
サ5で構成される直列共振回路のインピーダンスを下げ
る必要がある。このため、出力電力を増加させる場合、
トランス4の漏洩インダクタンスの値を減少させるか又
は電流共振用コンデンサ5の静電容量を増加させる必要
がある。一般に、電流共振型コンバータで使用されるト
ランス4の漏洩インダクタンスの値はトランス4の各2
次巻線4b、4cの巻数に比例するため、一般的な電流共
振型コンバータでは出力電力の増加と共にトランス4の
各2次巻線4b、4cの巻数が減少する傾向がある。例え
ば、図5に示す電流共振型コンバータの出力電力が15
0W程度でかつ第1の直流出力端子7−0V出力端子8
間の第1の直流出力電圧VO1が5Vであるとき、トラン
ス4の第1の2次巻線4bの一端から中間タップ及び中
間タップから他端までのそれぞれの巻数は1ターンとな
る。つまり、トランス4の第1の2次巻線4bの巻数1
ターン当たりの電圧が5V/ターンということになる。
ここで、第2の直流出力端子17−0V出力端子8間の
第2の直流出力電圧VO2を12Vとする場合、トランス
4の第2の2次巻線4cの一端から中間タップ及び中間
タップから他端までのそれぞれの巻数を12/5*1タ
ーン=2.4ターンにする必要がある。しかしながら、
実際の巻線の巻数は整数倍の値しか取り得ないため、実
際的には3ターンとなる。この場合、第2の直流出力端
子17−0V出力端子8間の第2の直流出力電圧VO2が
15Vとなるため、図5に示す電流共振型コンバータで
はトランス4の第2の2次巻線4cに発生する15Vの
交流電圧を第2の整流平滑回路16にて整流平滑した
後、ドロッパ回路20により12Vまで降圧している。
したがって、図5に示すような複数出力の電流共振型コ
ンバータの場合、トランス4の第1の2次巻線4bの巻
数1ターン当たりの電圧が5V/ターンと大きいため、
トランス4の各2次巻線4b、4cの電圧を正確に調整で
きない。このため、第2の直流出力端子17−0V出力
端子8間の第2の直流出力電圧VO2を12Vとするため
にドロッパ回路20等の出力電圧調整手段が必要とな
り、回路構成が複雑となると共に部品点数が増加して製
造コストが高騰する欠点があった。また、ドロッパ回路
20において膨大な電力損失を発生するため、複数出力
の電流共振型コンバータの効率が著しく低下する欠点が
あった。
【0005】そこで、本発明では複数の出力電圧の正確
な調整が可能で電力損失が少なくかつ効率の高い複数出
力のDC−DCコンバータを提供することを目的とす
る。
な調整が可能で電力損失が少なくかつ効率の高い複数出
力のDC−DCコンバータを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によるDC−DC
コンバータは、直流電源からの直流入力電圧を1個又は
複数個のスイッチング素子のオン・オフ動作により断続
してトランスの1次巻線に印加し、前記トランスの1次
巻線に流れる電流により前記トランスの2次巻線又は前
記1次巻線に発生する交流電圧を第1の整流平滑回路に
より整流平滑して第1の直流出力電圧を取り出す。この
DC−DCコンバータでは、前記トランスの2次巻線又
は前記1次巻線と並列に補助トランスの1次巻線を接続
し、前記補助トランスの2次巻線に発生する交流電圧を
第2の整流平滑回路により整流平滑して第2の直流出力
電圧を取り出す。トランスの2次巻線又は1次巻線と並
列に補助トランスの1次巻線を接続することにより、補
助トランスの2次巻線の巻数1ターン当たりの電圧が小
さくなるので、補助トランスの2次巻線から第2の整流
平滑回路を介して出力される第2の直流出力電圧を正確
に調整できる。したがって、膨大な電力損失を発生する
ドロッパ回路等の出力電圧調整手段が不要となるので、
複数出力のDC−DCコンバータの電力損失を削減して
効率を向上することが可能となる。
コンバータは、直流電源からの直流入力電圧を1個又は
複数個のスイッチング素子のオン・オフ動作により断続
してトランスの1次巻線に印加し、前記トランスの1次
巻線に流れる電流により前記トランスの2次巻線又は前
記1次巻線に発生する交流電圧を第1の整流平滑回路に
より整流平滑して第1の直流出力電圧を取り出す。この
DC−DCコンバータでは、前記トランスの2次巻線又
は前記1次巻線と並列に補助トランスの1次巻線を接続
し、前記補助トランスの2次巻線に発生する交流電圧を
第2の整流平滑回路により整流平滑して第2の直流出力
電圧を取り出す。トランスの2次巻線又は1次巻線と並
列に補助トランスの1次巻線を接続することにより、補
助トランスの2次巻線の巻数1ターン当たりの電圧が小
さくなるので、補助トランスの2次巻線から第2の整流
平滑回路を介して出力される第2の直流出力電圧を正確
に調整できる。したがって、膨大な電力損失を発生する
ドロッパ回路等の出力電圧調整手段が不要となるので、
複数出力のDC−DCコンバータの電力損失を削減して
効率を向上することが可能となる。
【0007】また、本発明の変更実施形態におけるDC
−DCコンバータでは、前記トランスに設けられた3次
巻線に補助トランスの1次巻線を接続し、前記補助トラ
ンスの2次巻線に発生する交流電圧を第2の整流平滑回
路により整流平滑して第2の直流出力電圧を取り出す。
トランスに設けられた3次巻線に補助トランスの1次巻
線を接続することにより、補助トランスの2次巻線の巻
数1ターン当たりの電圧が小さくなるので、補助トラン
スの2次巻線から第2の整流平滑回路を介して出力され
る第2の直流出力電圧を正確に調整できる。したがっ
て、膨大な電力損失を発生するドロッパ回路等の出力電
圧調整手段が不要となるので、複数出力のDC−DCコ
ンバータの電力損失を削減して効率を向上することが可
能となる。更に、この実施形態においてトランスの3次
巻線の電圧を高くした場合は、補助トランスの1次巻線
に流れる電流を減少させることができるので、実際の配
線等のインピーダンスによる電力損失を最小限に抑えて
複数出力のDC−DCコンバータの効率を更に向上する
ことが可能となる。
−DCコンバータでは、前記トランスに設けられた3次
巻線に補助トランスの1次巻線を接続し、前記補助トラ
ンスの2次巻線に発生する交流電圧を第2の整流平滑回
路により整流平滑して第2の直流出力電圧を取り出す。
トランスに設けられた3次巻線に補助トランスの1次巻
線を接続することにより、補助トランスの2次巻線の巻
数1ターン当たりの電圧が小さくなるので、補助トラン
スの2次巻線から第2の整流平滑回路を介して出力され
る第2の直流出力電圧を正確に調整できる。したがっ
て、膨大な電力損失を発生するドロッパ回路等の出力電
圧調整手段が不要となるので、複数出力のDC−DCコ
ンバータの電力損失を削減して効率を向上することが可
能となる。更に、この実施形態においてトランスの3次
巻線の電圧を高くした場合は、補助トランスの1次巻線
に流れる電流を減少させることができるので、実際の配
線等のインピーダンスによる電力損失を最小限に抑えて
複数出力のDC−DCコンバータの効率を更に向上する
ことが可能となる。
【0008】前記2つの形態のDC−DCコンバータに
おいて、前記補助トランスに電圧調整用巻線を設け、該
電圧調整用巻線を前記トランスの2次巻線又は前記1次
巻線に対して逆極性で直列に接続し、前記トランスの2
次巻線又は前記1次巻線に発生する交流電圧と前記補助
トランスの電圧調整用巻線に発生する交流電圧との差電
圧を第3の整流平滑回路により整流平滑して前記第1の
直流出力電圧より低い第3の直流出力電圧を取り出す場
合は、前記トランスの2次巻線又は前記1次巻線に発生
する交流電圧とは逆位相の交流電圧が補助トランスの電
圧調整用巻線に発生するので、比較的大きな容量で第1
の直流出力電圧より低い第3の直流出力電圧を得ること
ができる。これとは逆に、前記補助トランスの電圧調整
用巻線を前記トランスの2次巻線又は前記1次巻線に対
して同極性で直列に接続し、前記トランスの2次巻線又
は前記1次巻線に発生する交流電圧と前記補助トランス
の電圧調整用巻線に発生する交流電圧との和電圧を第3
の整流平滑回路により整流平滑して前記第1の直流出力
電圧より高い第3の直流出力電圧を取り出す場合は、前
記トランスの2次巻線又は前記1次巻線に発生する交流
電圧と同位相の交流電圧が補助トランスの電圧調整用巻
線に発生するので、比較的大きな容量で第1の直流出力
電圧より高い第3の直流出力電圧を得ることができる。
おいて、前記補助トランスに電圧調整用巻線を設け、該
電圧調整用巻線を前記トランスの2次巻線又は前記1次
巻線に対して逆極性で直列に接続し、前記トランスの2
次巻線又は前記1次巻線に発生する交流電圧と前記補助
トランスの電圧調整用巻線に発生する交流電圧との差電
圧を第3の整流平滑回路により整流平滑して前記第1の
直流出力電圧より低い第3の直流出力電圧を取り出す場
合は、前記トランスの2次巻線又は前記1次巻線に発生
する交流電圧とは逆位相の交流電圧が補助トランスの電
圧調整用巻線に発生するので、比較的大きな容量で第1
の直流出力電圧より低い第3の直流出力電圧を得ること
ができる。これとは逆に、前記補助トランスの電圧調整
用巻線を前記トランスの2次巻線又は前記1次巻線に対
して同極性で直列に接続し、前記トランスの2次巻線又
は前記1次巻線に発生する交流電圧と前記補助トランス
の電圧調整用巻線に発生する交流電圧との和電圧を第3
の整流平滑回路により整流平滑して前記第1の直流出力
電圧より高い第3の直流出力電圧を取り出す場合は、前
記トランスの2次巻線又は前記1次巻線に発生する交流
電圧と同位相の交流電圧が補助トランスの電圧調整用巻
線に発生するので、比較的大きな容量で第1の直流出力
電圧より高い第3の直流出力電圧を得ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるDC−DCコ
ンバータをハーフブリッジ方式の電流共振型コンバータ
に適用した場合の一実施形態を図1に基づいて説明す
る。但し、図1では図5に示す箇所と実質的に同一の部
分には同一の符号を付し、その説明を省略する。本実施
形態の電流共振型コンバータは、図1に示すように、図
5に示すハーフブリッジ方式の電流共振型コンバータに
おいて、トランス4の第2の2次巻線4c及びドロッパ
回路20を省略し、トランス4の第1の2次巻線4b
(以降の説明では単に2次巻線4bとする)と並列に補
助トランス31の1次巻線31aを接続し、補助トラン
ス31の2次巻線31bと第2の直流出力端子17との
間に整流ダイオード13、14及び平滑コンデンサ15
から成る第2の整流平滑回路16を接続したものであ
る。その他の構成は、図5に示す電流共振型コンバータ
と略同様である。
ンバータをハーフブリッジ方式の電流共振型コンバータ
に適用した場合の一実施形態を図1に基づいて説明す
る。但し、図1では図5に示す箇所と実質的に同一の部
分には同一の符号を付し、その説明を省略する。本実施
形態の電流共振型コンバータは、図1に示すように、図
5に示すハーフブリッジ方式の電流共振型コンバータに
おいて、トランス4の第2の2次巻線4c及びドロッパ
回路20を省略し、トランス4の第1の2次巻線4b
(以降の説明では単に2次巻線4bとする)と並列に補
助トランス31の1次巻線31aを接続し、補助トラン
ス31の2次巻線31bと第2の直流出力端子17との
間に整流ダイオード13、14及び平滑コンデンサ15
から成る第2の整流平滑回路16を接続したものであ
る。その他の構成は、図5に示す電流共振型コンバータ
と略同様である。
【0010】上記の構成において、出力電力が150W
程度でかつ第1の直流出力端子7−0V出力端子8間の
第1の直流出力電圧VO1を5Vとするとき、トランス4
の2次巻線4bの一端から中間タップ及び中間タップか
ら他端までのそれぞれの巻数は1ターンとなる。このと
き、補助トランス31の1次巻線31aの巻数を10タ
ーン程度にすれば、補助トランス31の2次巻線31b
の巻数1ターン当たりの電圧は1V/ターンとなる。し
たがって、補助トランス31の2次巻線31bの一端か
ら中間タップ及び中間タップから他端までのそれぞれの
巻数を12ターンとすれば第2の直流出力端子17−0
V出力端子8間の第2の直流出力電圧VO2を12Vとす
ることができる。また、第2の直流出力端子17−0V
出力端子8間の第2の直流出力電圧VO2が第1の直流出
力端子7−0V出力端子8間の第1の直流出力電圧VO1
よりも低い場合、例えばVO1=5V、VO2=3Vとする
場合は、補助トランス31の1次巻線31aの巻数を2
0ターン程度にすれば、2次巻線31bの巻数1ターン
当たりの電圧が0.5V/ターンとなるので、2次巻線
31bの一端から中間タップ及び中間タップから他端ま
でのそれぞれの巻数を6ターンとすればよい。なお、本
実施形態の電流共振型コンバータの基本的な動作は、先
述の図5に示す電流共振型コンバータの動作と略同様で
あるので詳細な説明は省略する。
程度でかつ第1の直流出力端子7−0V出力端子8間の
第1の直流出力電圧VO1を5Vとするとき、トランス4
の2次巻線4bの一端から中間タップ及び中間タップか
ら他端までのそれぞれの巻数は1ターンとなる。このと
き、補助トランス31の1次巻線31aの巻数を10タ
ーン程度にすれば、補助トランス31の2次巻線31b
の巻数1ターン当たりの電圧は1V/ターンとなる。し
たがって、補助トランス31の2次巻線31bの一端か
ら中間タップ及び中間タップから他端までのそれぞれの
巻数を12ターンとすれば第2の直流出力端子17−0
V出力端子8間の第2の直流出力電圧VO2を12Vとす
ることができる。また、第2の直流出力端子17−0V
出力端子8間の第2の直流出力電圧VO2が第1の直流出
力端子7−0V出力端子8間の第1の直流出力電圧VO1
よりも低い場合、例えばVO1=5V、VO2=3Vとする
場合は、補助トランス31の1次巻線31aの巻数を2
0ターン程度にすれば、2次巻線31bの巻数1ターン
当たりの電圧が0.5V/ターンとなるので、2次巻線
31bの一端から中間タップ及び中間タップから他端ま
でのそれぞれの巻数を6ターンとすればよい。なお、本
実施形態の電流共振型コンバータの基本的な動作は、先
述の図5に示す電流共振型コンバータの動作と略同様で
あるので詳細な説明は省略する。
【0011】以上のように、本実施形態ではトランス4
の2次巻線4bと並列に補助トランス31の1次巻線3
1aを接続することにより、補助トランス31の2次巻
線31bの巻数1ターン当たりの電圧を小さくできるの
で、補助トランス31の2次巻線31bから第2の整流
平滑回路16を介して第2の直流出力端子17−0V出
力端子8間に出力される第2の直流出力電圧VO2を正確
に調整できる。したがって、図5に示すドロッパ回路2
0等の出力電圧調整手段が不要となるので、複数出力の
電流共振型コンバータの電力損失を削減して効率を向上
することが可能となる。
の2次巻線4bと並列に補助トランス31の1次巻線3
1aを接続することにより、補助トランス31の2次巻
線31bの巻数1ターン当たりの電圧を小さくできるの
で、補助トランス31の2次巻線31bから第2の整流
平滑回路16を介して第2の直流出力端子17−0V出
力端子8間に出力される第2の直流出力電圧VO2を正確
に調整できる。したがって、図5に示すドロッパ回路2
0等の出力電圧調整手段が不要となるので、複数出力の
電流共振型コンバータの電力損失を削減して効率を向上
することが可能となる。
【0012】図1に示す実施形態の電流共振型コンバー
タは変更が可能である。例えば、図2に示す実施形態の
電流共振型コンバータは、図1に示す電流共振型コンバ
ータにおいて、補助トランス31の2次巻線31bの一
端から中間タップ及び中間タップから他端までのそれぞ
れの巻数を12ターンから7ターンに変更して第2の整
流平滑回路16の出力電圧を7Vとし、補助トランス3
1の2次巻線31bの中間タップと第2の整流平滑回路
16の平滑コンデンサ15との接続点を第1の直流出力
端子7に接続して第2の直流出力端子17−0V出力端
子8間に出力される第2の直流出力電圧VO2を5V+7
V=12Vとしたものである。図2に示す電流共振型コ
ンバータでは、負荷電流の変化による出力電圧の変動が
第2の整流平滑回路16の出力電圧(7V)に対しての
み発生するので、図1に示す電流共振型コンバータの場
合に比較して第2の直流出力端子17−0V出力端子8
間に出力される第2の直流出力電圧VO2(12V)の精
度が高い利点がある。
タは変更が可能である。例えば、図2に示す実施形態の
電流共振型コンバータは、図1に示す電流共振型コンバ
ータにおいて、補助トランス31の2次巻線31bの一
端から中間タップ及び中間タップから他端までのそれぞ
れの巻数を12ターンから7ターンに変更して第2の整
流平滑回路16の出力電圧を7Vとし、補助トランス3
1の2次巻線31bの中間タップと第2の整流平滑回路
16の平滑コンデンサ15との接続点を第1の直流出力
端子7に接続して第2の直流出力端子17−0V出力端
子8間に出力される第2の直流出力電圧VO2を5V+7
V=12Vとしたものである。図2に示す電流共振型コ
ンバータでは、負荷電流の変化による出力電圧の変動が
第2の整流平滑回路16の出力電圧(7V)に対しての
み発生するので、図1に示す電流共振型コンバータの場
合に比較して第2の直流出力端子17−0V出力端子8
間に出力される第2の直流出力電圧VO2(12V)の精
度が高い利点がある。
【0013】また、図3に示す実施形態の電流共振型コ
ンバータは、図1に示す電流共振型コンバータにおい
て、トランス4の2次側に巻数2ターンの3次巻線4d
を設け、補助トランス31の1次巻線31aの接続をト
ランス4の3次巻線4dに変更したものである。図3に
示す電流共振型コンバータでは、トランス4の3次巻線
3dに補助トランス31の1次巻線31aを接続すること
により、図1に示す実施形態と同様に補助トランス31
の2次巻線31bの巻数1ターン当たりの電圧を小さく
できるので、第2の直流出力端子17−0V出力端子8
間に出力される第2の直流出力電圧VO2を正確に調整で
きる。したがって、図3に示す電流共振型コンバータに
おいても図1に示す電流共振型コンバータと略同様の作
用効果が得られる。更に、図3に示す電流共振型コンバ
ータにおいてトランス4の3次巻線4dの電圧を高くし
た場合は、補助トランス31の1次巻線31aに流れる
電流を減少させることができるので、実際の配線等のイ
ンピーダンスによる電力損失を最小限に抑えて複数出力
の電流共振型コンバータの効率を更に向上することが可
能となる。
ンバータは、図1に示す電流共振型コンバータにおい
て、トランス4の2次側に巻数2ターンの3次巻線4d
を設け、補助トランス31の1次巻線31aの接続をト
ランス4の3次巻線4dに変更したものである。図3に
示す電流共振型コンバータでは、トランス4の3次巻線
3dに補助トランス31の1次巻線31aを接続すること
により、図1に示す実施形態と同様に補助トランス31
の2次巻線31bの巻数1ターン当たりの電圧を小さく
できるので、第2の直流出力端子17−0V出力端子8
間に出力される第2の直流出力電圧VO2を正確に調整で
きる。したがって、図3に示す電流共振型コンバータに
おいても図1に示す電流共振型コンバータと略同様の作
用効果が得られる。更に、図3に示す電流共振型コンバ
ータにおいてトランス4の3次巻線4dの電圧を高くし
た場合は、補助トランス31の1次巻線31aに流れる
電流を減少させることができるので、実際の配線等のイ
ンピーダンスによる電力損失を最小限に抑えて複数出力
の電流共振型コンバータの効率を更に向上することが可
能となる。
【0014】ところで、図1に示す電流共振型コンバー
タにおいて、第1の直流出力電圧VO1を比較的大容量で
5Vよりも低い値、例えば出力電力が150W程度でか
つ第1の直流出力電圧VO1を3.5Vとする場合、トラ
ンス4の2次巻線4bの一端から中間タップ及び中間タ
ップから他端までのそれぞれの巻数は計算上0.7ター
ン程度となる。したがって、実際の巻数は1ターンとな
り、このときの第1の直流出力電圧VO1は5Vとなるの
で、トランス4の2次巻線4bの巻数の調整のみで第1
の直流出力電圧VO1を3.5Vとすることは実質的に不
可能である。そこで、図4に示す実施形態の電流共振型
コンバータでは、図1に示す電流共振型コンバータにお
いて、補助トランス31に巻数3ターンの電圧調整用巻
線31c、31dを設け、これらの電圧調整用巻線31
c、31dをそれぞれトランス4の2次巻線4bの上側及
び下側に対して逆極性で直列に接続し、トランス4の2
次巻線4aの上側又は下側に発生する5Vの交流電圧と
補助トランス31の電圧調整用巻線31c又は31dに発
生する1.5Vの交流電圧との差電圧5V−1.5V=
3.5Vを整流ダイオード32、33及び平滑コンデン
サ34で構成される第3の整流平滑回路35により整流
平滑して第3の直流出力端子36−0V出力端子8間か
ら第3の直流出力電圧VO3=3.5Vを得ている。但
し、図4に示す電流共振型コンバータでは、補助トラン
ス31の1次巻線31aの巻数が20ターンであり、2
次巻線31bの一端から中間タップ及び中間タップから
他端までのそれぞれの巻数が24ターンである点が図1
に示す電流共振型コンバータと異なる。したがって、こ
の場合における補助トランス31の1次巻線31aの巻
数1ターン当たりの電圧は0.5V/ターンとなるの
で、巻数3ターンの電圧調整用巻線31c、31dに発生
する交流電圧の絶対値は0.5V/ターン*3ターン=
1.5Vとなる。即ち、図4に示す電流共振型コンバー
タでは、トランス4の2次巻線4bの上側又は下側に発
生する交流電圧(5V)とは逆位相の交流電圧(−1.
5V)が補助トランス31の電圧調整用巻線31c又は
31dに発生するため、第3の整流平滑回路35を介し
て第3の直流出力端子36−0V出力端子8間に出力さ
れる第3の直流出力電圧VO3はこれらの差電圧5V−
1.5V=3.5Vとなる。これにより、比較的大きな容
量で第1の直流出力電圧VO1(5V)より低い第3の直
流出力電圧VO3(3.5V)を得ることができる。
タにおいて、第1の直流出力電圧VO1を比較的大容量で
5Vよりも低い値、例えば出力電力が150W程度でか
つ第1の直流出力電圧VO1を3.5Vとする場合、トラ
ンス4の2次巻線4bの一端から中間タップ及び中間タ
ップから他端までのそれぞれの巻数は計算上0.7ター
ン程度となる。したがって、実際の巻数は1ターンとな
り、このときの第1の直流出力電圧VO1は5Vとなるの
で、トランス4の2次巻線4bの巻数の調整のみで第1
の直流出力電圧VO1を3.5Vとすることは実質的に不
可能である。そこで、図4に示す実施形態の電流共振型
コンバータでは、図1に示す電流共振型コンバータにお
いて、補助トランス31に巻数3ターンの電圧調整用巻
線31c、31dを設け、これらの電圧調整用巻線31
c、31dをそれぞれトランス4の2次巻線4bの上側及
び下側に対して逆極性で直列に接続し、トランス4の2
次巻線4aの上側又は下側に発生する5Vの交流電圧と
補助トランス31の電圧調整用巻線31c又は31dに発
生する1.5Vの交流電圧との差電圧5V−1.5V=
3.5Vを整流ダイオード32、33及び平滑コンデン
サ34で構成される第3の整流平滑回路35により整流
平滑して第3の直流出力端子36−0V出力端子8間か
ら第3の直流出力電圧VO3=3.5Vを得ている。但
し、図4に示す電流共振型コンバータでは、補助トラン
ス31の1次巻線31aの巻数が20ターンであり、2
次巻線31bの一端から中間タップ及び中間タップから
他端までのそれぞれの巻数が24ターンである点が図1
に示す電流共振型コンバータと異なる。したがって、こ
の場合における補助トランス31の1次巻線31aの巻
数1ターン当たりの電圧は0.5V/ターンとなるの
で、巻数3ターンの電圧調整用巻線31c、31dに発生
する交流電圧の絶対値は0.5V/ターン*3ターン=
1.5Vとなる。即ち、図4に示す電流共振型コンバー
タでは、トランス4の2次巻線4bの上側又は下側に発
生する交流電圧(5V)とは逆位相の交流電圧(−1.
5V)が補助トランス31の電圧調整用巻線31c又は
31dに発生するため、第3の整流平滑回路35を介し
て第3の直流出力端子36−0V出力端子8間に出力さ
れる第3の直流出力電圧VO3はこれらの差電圧5V−
1.5V=3.5Vとなる。これにより、比較的大きな容
量で第1の直流出力電圧VO1(5V)より低い第3の直
流出力電圧VO3(3.5V)を得ることができる。
【0015】前記とは逆に、図4に示す実施形態の電流
共振型コンバータにおいて、補助トランス31の電圧調
整用巻線31c、31dをそれぞれトランス4の2次巻線
4bの上側及び下側に対して同極性で直列に接続した場
合は、トランス4の2次巻線4bの上側又は下側に発生
する交流電圧(5V)と同位相の交流電圧(1.5V)
が補助トランス31の電圧調整用巻線31c又は31dに
発生するため、第3の整流平滑回路35を介して第3の
直流出力端子36−0V出力端子8間に出力される第3
の直流出力電圧VO3はこれらの和電圧5V+1.5V=
6.5Vとなる。したがって、この場合は比較的大きな
容量で第1の直流出力電圧VO1(5V)より高い第3の
直流出力電圧VO3(6.5V)を得ることができる。な
お、詳細な説明及び図示は省略するが、図2及び図3に
示す各実施形態の電流共振型コンバータについても図4
に示す実施形態と同様の変更が可能である。
共振型コンバータにおいて、補助トランス31の電圧調
整用巻線31c、31dをそれぞれトランス4の2次巻線
4bの上側及び下側に対して同極性で直列に接続した場
合は、トランス4の2次巻線4bの上側又は下側に発生
する交流電圧(5V)と同位相の交流電圧(1.5V)
が補助トランス31の電圧調整用巻線31c又は31dに
発生するため、第3の整流平滑回路35を介して第3の
直流出力端子36−0V出力端子8間に出力される第3
の直流出力電圧VO3はこれらの和電圧5V+1.5V=
6.5Vとなる。したがって、この場合は比較的大きな
容量で第1の直流出力電圧VO1(5V)より高い第3の
直流出力電圧VO3(6.5V)を得ることができる。な
お、詳細な説明及び図示は省略するが、図2及び図3に
示す各実施形態の電流共振型コンバータについても図4
に示す実施形態と同様の変更が可能である。
【0016】本発明の実施態様は上記の各実施形態に限
定されず、更に種々の変更が可能である。例えば、図1
〜図3に示す各実施形態ではトランス4の2次巻線4
b、4cに発生した交流電圧を第1及び第2の整流平滑回
路12、16により整流平滑してそれぞれ電圧値の異な
る2つの直流出力電圧VO1、VO2を取り出す電流共振型
コンバータに適用した形態を示したが、トランス4の1
次巻線4aに発生する交流電圧を第1及び第2の整流平
滑回路12、16により整流平滑してそれぞれ電圧値の
異なる2つの直流出力電圧VO1、VO2を取り出す電流共
振型コンバータについても本発明を適用することが可能
である。勿論、図4に示す実施形態においても前記と同
様の変更が可能である。また、上記の各実施形態ではハ
ーフブリッジ方式の複数出力の電流共振型コンバータに
適用した形態を示したが、ハーフブリッジ方式以外の他
方式の複数出力の電流共振型コンバータや電流共振型以
外の絶縁トランスを有する複数出力のDC−DCコンバ
ータにも本発明を適用することが可能である。また、上
記の各実施形態ではスイッチング素子としてMOS-F
ETを使用する形態を示したが、バイポーラ形トランジ
スタ、接合型電界効果トランジスタ(J-FET)等の
他のスイッチング素子も使用可能である。更に、2つ又
は3つの直流出力電圧を出力するDC−DCコンバータ
に限らず、4つ以上の直流出力電圧を出力するDC−D
Cコンバータについても本発明を適用できることは容易
に理解できよう。
定されず、更に種々の変更が可能である。例えば、図1
〜図3に示す各実施形態ではトランス4の2次巻線4
b、4cに発生した交流電圧を第1及び第2の整流平滑回
路12、16により整流平滑してそれぞれ電圧値の異な
る2つの直流出力電圧VO1、VO2を取り出す電流共振型
コンバータに適用した形態を示したが、トランス4の1
次巻線4aに発生する交流電圧を第1及び第2の整流平
滑回路12、16により整流平滑してそれぞれ電圧値の
異なる2つの直流出力電圧VO1、VO2を取り出す電流共
振型コンバータについても本発明を適用することが可能
である。勿論、図4に示す実施形態においても前記と同
様の変更が可能である。また、上記の各実施形態ではハ
ーフブリッジ方式の複数出力の電流共振型コンバータに
適用した形態を示したが、ハーフブリッジ方式以外の他
方式の複数出力の電流共振型コンバータや電流共振型以
外の絶縁トランスを有する複数出力のDC−DCコンバ
ータにも本発明を適用することが可能である。また、上
記の各実施形態ではスイッチング素子としてMOS-F
ETを使用する形態を示したが、バイポーラ形トランジ
スタ、接合型電界効果トランジスタ(J-FET)等の
他のスイッチング素子も使用可能である。更に、2つ又
は3つの直流出力電圧を出力するDC−DCコンバータ
に限らず、4つ以上の直流出力電圧を出力するDC−D
Cコンバータについても本発明を適用できることは容易
に理解できよう。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、補助トランスを介して
複数の直流電圧を出力することにより、補助トランスの
2次巻線の巻数1ターン当たりの電圧が小さくなるの
で、複数の直流出力電圧を正確に調整できる。したがっ
て、膨大な電力損失を発生するドロッパ回路等の出力電
圧調整手段が不要となり、複数出力のDC−DCコンバ
ータの電力損失を削減して効率を向上することが可能と
なる。また、回路構成が簡素となり部品点数が減少する
ので、複数出力のDC−DCコンバータの製造コストの
削減が可能となる。
複数の直流電圧を出力することにより、補助トランスの
2次巻線の巻数1ターン当たりの電圧が小さくなるの
で、複数の直流出力電圧を正確に調整できる。したがっ
て、膨大な電力損失を発生するドロッパ回路等の出力電
圧調整手段が不要となり、複数出力のDC−DCコンバ
ータの電力損失を削減して効率を向上することが可能と
なる。また、回路構成が簡素となり部品点数が減少する
ので、複数出力のDC−DCコンバータの製造コストの
削減が可能となる。
【図1】 本発明によるDC−DCコンバータの一実施
形態を示す電気回路図
形態を示す電気回路図
【図2】 図1の回路の第1の変更実施形態を示す電気
回路図
回路図
【図3】 図1の回路の第2の変更実施形態を示す電気
回路図
回路図
【図4】 図1の回路の第3の変更実施形態を示す電気
回路図
回路図
【図5】 従来のDC−DCコンバータを示す電気回路
図
図
1...直流電源、2...第1のMOS-FET(ス
イッチング素子)、3...第2のMOS-FET(ス
イッチング素子)、4...トランス、4a...1次
巻線、4b...第1の2次巻線、4c...第2の2次
巻線、4d...3次巻線、5...電流共振用コンデ
ンサ、6...電圧共振用コンデンサ、7...第1の
直流出力端子、8...0V出力端子、9,10...
整流ダイオード、11...平滑コンデンサ、1
2...第1の整流平滑回路、13,14...整流ダ
イオード、15...平滑コンデンサ、16...第2
の整流平滑回路、17...第2の直流出力端子、1
8...三端子レギュレータ、19...発振防止用コ
ンデンサ、20...ドロッパ回路、21...制御回
路、31...補助トランス、31a...1次巻線、
31b...2次巻線、31c,31d...電圧調整用
巻線、32,33...整流ダイオード、34...平
滑コンデンサ、35...第3の整流平滑回路、3
6...第3の直流出力端子
イッチング素子)、3...第2のMOS-FET(ス
イッチング素子)、4...トランス、4a...1次
巻線、4b...第1の2次巻線、4c...第2の2次
巻線、4d...3次巻線、5...電流共振用コンデ
ンサ、6...電圧共振用コンデンサ、7...第1の
直流出力端子、8...0V出力端子、9,10...
整流ダイオード、11...平滑コンデンサ、1
2...第1の整流平滑回路、13,14...整流ダ
イオード、15...平滑コンデンサ、16...第2
の整流平滑回路、17...第2の直流出力端子、1
8...三端子レギュレータ、19...発振防止用コ
ンデンサ、20...ドロッパ回路、21...制御回
路、31...補助トランス、31a...1次巻線、
31b...2次巻線、31c,31d...電圧調整用
巻線、32,33...整流ダイオード、34...平
滑コンデンサ、35...第3の整流平滑回路、3
6...第3の直流出力端子
Claims (6)
- 【請求項1】 直流電源からの直流入力電圧を1個又は
複数個のスイッチング素子のオン・オフ動作により断続
してトランスの1次巻線に印加し、前記トランスの1次
巻線に流れる電流により前記トランスの2次巻線又は前
記1次巻線に発生する交流電圧を第1の整流平滑回路に
より整流平滑して第1の直流出力電圧を取り出すDC−
DCコンバータにおいて、 前記トランスの2次巻線又は前記1次巻線と並列に補助
トランスの1次巻線を接続し、前記補助トランスの2次
巻線に発生する交流電圧を第2の整流平滑回路により整
流平滑して第2の直流出力電圧を取り出すことを特徴と
するDC−DCコンバータ。 - 【請求項2】 前記補助トランスに電圧調整用巻線を設
け、該電圧調整用巻線を前記トランスの2次巻線又は前
記1次巻線に対して逆極性で直列に接続し、前記トラン
スの2次巻線又は前記1次巻線に発生する交流電圧と前
記補助トランスの電圧調整用巻線に発生する交流電圧と
の差電圧を第3の整流平滑回路により整流平滑して前記
第1の直流出力電圧より低い第3の直流出力電圧を取り
出す「請求項1」に記載のDC−DCコンバータ。 - 【請求項3】 前記補助トランスに電圧調整用巻線を設
け、該電圧調整用巻線を前記トランスの2次巻線又は前
記1次巻線に対して同極性で直列に接続し、前記トラン
スの2次巻線又は前記1次巻線に発生する交流電圧と前
記補助トランスの電圧調整用巻線に発生する交流電圧と
の和電圧を第3の整流平滑回路により整流平滑して前記
第1の直流出力電圧より高い第3の直流出力電圧を取り
出す「請求項1」に記載のDC−DCコンバータ。 - 【請求項4】 直流電源からの直流入力電圧を1個又は
複数個のスイッチング素子のオン・オフ動作により断続
してトランスの1次巻線に印加し、前記トランスの1次
巻線に流れる電流により前記トランスの2次巻線又は前
記1次巻線に発生する交流電圧を第1の整流平滑回路に
より整流平滑して第1の直流出力電圧を取り出すDC−
DCコンバータにおいて、 前記トランスに設けられた3次巻線に補助トランスの1
次巻線を接続し、前記補助トランスの2次巻線に発生す
る交流電圧を第2の整流平滑回路により整流平滑して第
2の直流出力電圧を取り出すことを特徴とするDC−D
Cコンバータ。 - 【請求項5】 前記補助トランスに電圧調整用巻線を設
け、該電圧調整用巻線を前記トランスの2次巻線又は前
記1次巻線に対して逆極性で直列に接続し、前記トラン
スの2次巻線又は前記1次巻線に発生する交流電圧と前
記補助トランスの電圧調整用巻線に発生する交流電圧と
の差電圧を第3の整流平滑回路により整流平滑して前記
第1の直流出力電圧より低い第3の直流出力電圧を取り
出す「請求項4」に記載のDC−DCコンバータ。 - 【請求項6】 前記補助トランスに電圧調整用巻線を設
け、該電圧調整用巻線を前記トランスの2次巻線又は前
記1次巻線に対して同極性で直列に接続し、前記トラン
スの2次巻線又は前記1次巻線に発生する交流電圧と前
記補助トランスの電圧調整用巻線に発生する交流電圧と
の和電圧を第3の整流平滑回路により整流平滑して前記
第1の直流出力電圧より高い第3の直流出力電圧を取り
出す「請求項4」に記載のDC−DCコンバータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35065697A JPH11187661A (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | Dc−dcコンバータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35065697A JPH11187661A (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | Dc−dcコンバータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11187661A true JPH11187661A (ja) | 1999-07-09 |
Family
ID=18411973
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35065697A Pending JPH11187661A (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | Dc−dcコンバータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11187661A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008289295A (ja) * | 2007-05-18 | 2008-11-27 | Sanken Electric Co Ltd | 直流変換装置 |
WO2008152978A1 (ja) * | 2007-06-11 | 2008-12-18 | Sanken Electric Co., Ltd. | 多出力スイッチング電源装置 |
JP2009165337A (ja) * | 2008-01-07 | 2009-07-23 | Lite-On Technology Corp | 電源装置 |
KR101248080B1 (ko) * | 2005-04-04 | 2013-03-27 | 톰슨 라이센싱 | 여러 개의 차단된 조절 출력을 갖는 직류 전압 컨버터 |
KR101435469B1 (ko) * | 2013-03-22 | 2014-08-28 | 경상대학교산학협력단 | 영전압 스위칭 직류-직류 컨버터 |
JP2018014794A (ja) * | 2016-07-19 | 2018-01-25 | 株式会社豊田中央研究所 | 電力変換回路 |
-
1997
- 1997-12-19 JP JP35065697A patent/JPH11187661A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101248080B1 (ko) * | 2005-04-04 | 2013-03-27 | 톰슨 라이센싱 | 여러 개의 차단된 조절 출력을 갖는 직류 전압 컨버터 |
JP2008289295A (ja) * | 2007-05-18 | 2008-11-27 | Sanken Electric Co Ltd | 直流変換装置 |
WO2008152978A1 (ja) * | 2007-06-11 | 2008-12-18 | Sanken Electric Co., Ltd. | 多出力スイッチング電源装置 |
US8385089B2 (en) | 2007-06-11 | 2013-02-26 | Sanken Electric Co., Ltd. | Multiple-output switching power supply unit |
JP2009165337A (ja) * | 2008-01-07 | 2009-07-23 | Lite-On Technology Corp | 電源装置 |
KR100997545B1 (ko) | 2008-01-07 | 2010-12-07 | 라이트온 테크놀러지 코포레이션 | 전력 공급 장치 |
KR101435469B1 (ko) * | 2013-03-22 | 2014-08-28 | 경상대학교산학협력단 | 영전압 스위칭 직류-직류 컨버터 |
JP2018014794A (ja) * | 2016-07-19 | 2018-01-25 | 株式会社豊田中央研究所 | 電力変換回路 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4208018B2 (ja) | 直流変換装置 | |
US8542501B2 (en) | Switching power-supply apparatus | |
US6989655B2 (en) | Engine generator | |
KR100966972B1 (ko) | 가변 스위칭 주파수 방식 전원 공급 장치 | |
US20070274105A1 (en) | Switching Power Supply Apparatus | |
JP2008289295A (ja) | 直流変換装置 | |
JPH04299070A (ja) | スイッチングレギュレータ | |
JP2009060747A (ja) | Dc−dcコンバータ | |
JP2005117883A (ja) | 電源装置 | |
JP2008131793A (ja) | 直流変換装置 | |
US7254045B2 (en) | Power supply circuit and electronic equipment | |
JPH11187661A (ja) | Dc−dcコンバータ | |
JP2007511995A (ja) | スイッチモード電源 | |
JPH09322533A (ja) | 共振型スイッチング電源装置 | |
KR100439414B1 (ko) | 절연형 디씨/디씨 전력변환기 및 이를 이용한 무정전전원공급 장치 | |
JP3572575B2 (ja) | 多出力電源装置 | |
JP3477029B2 (ja) | 同期倍電流電源 | |
JPS6323563A (ja) | 電源装置 | |
JP2004282896A (ja) | 直流変換装置 | |
JP2021045030A (ja) | 電流共振型スイッチング電源装置 | |
WO2017122579A1 (ja) | 位相シフト方式フルブリッジ型電源回路 | |
JP2007267450A (ja) | 多出力電源装置 | |
JP7386737B2 (ja) | 整流回路及びこれを用いたスイッチング電源 | |
JP2936561B2 (ja) | 直流コンバータ装置 | |
JPH0340757A (ja) | スイッチング電源装置 |