JPH11187360A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH11187360A
JPH11187360A JP10151511A JP15151198A JPH11187360A JP H11187360 A JPH11187360 A JP H11187360A JP 10151511 A JP10151511 A JP 10151511A JP 15151198 A JP15151198 A JP 15151198A JP H11187360 A JPH11187360 A JP H11187360A
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pixel
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display
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JP10151511A
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English (en)
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Nobuaki Obinata
宣昭 小日向
Hideaki Genma
英明 源馬
Tokai Morino
東海 森野
Ryuichi Agawa
隆一 阿川
Jun Sato
潤 佐藤
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Hitachi Ltd
Hitachi Advanced Digital Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Video and Information System Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プログレッシブ走査方式の表示情報をインター
レス走査方式の表示情報に変換して表示した際のフリッ
カ妨害を抑制する。 【解決手段】中央処理装置1は、PC表示用メモリ4か
らプログレッシブ走査方式の表示情報を読み出し、画像
処理フィルタ7を介してフレームメモリ8に転送する。
画像処理フィルタ7は、表示画面上において上下に隣接
する画素値間に相関を持たせるフィルタ処理を施す。た
とえば、各画素値を、下に隣接する画素値との平均値に
変換する。フレームメモリ8に格納された表示情報の
内、奇数フィールドを構成する表示情報と、偶数フィー
ルドを構成する表示情報は、フィールド毎に、転送制御
装置9によって読み出され、テレビエンコード装置10
を介して、インターレス走査方式テレビ画像表示装置5
に供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プログレッシブ走
査方式の表示情報をインターレス走査方式の表示情報に
変換し表示する画像処理装置におけるフリッカ妨害を除
去する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータ(以下、「P
C」と略記する)等の情報処理装置は、一般的に、順次
走査方式であるプログレッシブ走査方式に適合した形式
の表示情報を記憶するフレームメモリを内部に備え、こ
のフレームメモリより表示情報を読み出してプログレッ
シブ走査方式の表示装置に出力することにより表示情報
の表示を行っている。
【0003】このため、インターレス走査(飛び越し走
査)方式の表示装置、例えばテレビジョンなどを接続
し、これに、情報処理装置の表示情報を表示する場合に
は、プログレッシブ走査方式に適合した表示情報を、イ
ンターレス走査方式に適合した形式に変換した上で、イ
ンターレス走査方式の表示装置に出力する必要がある。
ここで、図19を用いてインターレス走査方式について
説明する。
【0004】インターレス走査方式における1フレーム
(1画面を構成する画像情報)は、奇数ラインのみを走
査する奇数フィールド91と、偶数ラインのみを走査す
る偶数フィールド92の2フィールドから構成される。
【0005】そして、各フレームにおいて、奇数フィー
ルド91、偶数フィールド92の順に表示する。奇数フ
ィールド91の表示では、図の奇数フィールド91中実
線で示す走査線を1ラインおきに画面左上から右下にか
けて順次走査し、次の偶数フィールド92の表示では、
図の偶数フィールド2の点線で示す前記奇数フィールド
1の走査線の間を補完するように、図の偶数フィールド
92中の実線で示す走査線を画面左上から右下にかけて
順次走査する。
【0006】各フィールドは一定時間t0毎に更新さ
れ、上記一連の動作の繰り返しによって表示画像が形成
される。
【0007】次に、垂直方向のサイズがnライン(nは
偶数)である情報処理装置の表示画面71を、テレビジ
ョン等の表示装置に表示するための形式に変換する従来
の処理について説明する。
【0008】図20において、71は情報処理装置にお
ける表示画面であり、奇数ライン画面72及び偶数ライ
ン画面73は、前記表示画面71からそれぞれ奇数ライ
ンデータ(ライン番号=1、3、 、n─1)及び偶数
ラインデータ(ライン番号=2、4、 、n)を抽出
し、2画面に分割したものである(以下フィールド分割
操作と記す)。
【0009】プログレッシブ走査方式からインターレス
走査方式への表示情報の変換は、図20に示す奇数ライ
ン画面72もしくは図20に示す偶数ライン画面73の
どちらか一方のみのライン画面を使用し、一方のライン
画面をインターレス走査方式の奇数フィールド及び偶数
フィールドとして2回走査することにより実現できる。
もしくは、図20に示す奇数ライン画面72及び偶数ラ
イン画面73の両方のライン画面を使用し、それぞれの
画面をインターレス走査方式の奇数フィールド及び偶数
フィールドとして順番に一回ずつ走査することにより実
現できる。この方法は、どちらか一方のみのライン画面
を使用する方法と比較して、垂直方向の情報量が多いこ
とから垂直解像度の高いテレビジョン表示を得ることが
できる。
【0010】さて、従来のPCとしては、プログレッシ
ブ走査方式の表示装置と、インターレス走査方式テレビ
ジョン等の表示装置の両方に、同時に画像表示するPC
が知られている。
【0011】また、サンプリングされた音声や画像等の
ディジタル信号に対するフィルタ処理としては、離散フ
ーリエ変換による周波数領域での処理と、離散畳み込み
積分による信号領域での処理が知られている。前記フィ
ルタ処理をハードウェアで実現する際、周波数領域での
処理は専用の信号処理LSIを使用するために高速で複
雑な演算が可能であるがコスト高となる。一方、信号領
域での処理は複雑な演算には向かないが、少ない論理量
で構成することが可能である。
【0012】また、フィルタ処理にはローパスフィルタ
が用いられることがあるが、この目的は、信号の高周波
成分を遮断することや信号のノイズ除去や平滑化、周波
数の帯域制限等である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】先に説明した、フィー
ルド分割操作を施し各フィールドを順次表示する、プロ
グレッシブ走査方式からインターレス走査方式への表示
情報をテレビジョン等に表示した場合、表示画面にフリ
ッカ妨害(ちらつき)が発生するという問題がある。
【0014】図20に示すように、一般的にPC等の表
示画面71には、多数の直線の組み合わせが含まれてい
るという特徴を有する。表示画面71において2ドット
幅以上の直線から成る枠75及び枠76は、フィールド
分割操作により奇数ライン画面72の枠79及び枠80
に、偶数ライン画面73の枠83及び枠84にそれぞれ
分割されるが、元の枠は両方のライン画面に反映され
る。一方、前記表示画面71において1ドット幅の直線
から成る枠74は、フィールド分割操作により奇数ライ
ン画面72の不完全な枠77に、偶数ライン画面73の
不完全な枠81に分割されるため、前記表示画面1の枠
がどちらか一方のライン画面にしか反映されない。
【0015】このため前記奇数ライン画面72及び偶数
ライン画面73の両画面を交互にテレビジョン等に表示
した場合、前記奇数ライン画面72の横線78及び前記
偶数ライン画面73の横線82付近にちらつきが発生
し、表示画面の画質が劣化する。これは、前記横線78
を奇数フィールドの走査期間は表示するが次の偶数フィ
ールドの走査期間では表示せず、また前記横線82を奇
数フィールドの走査期間は表示しないが次の偶数フィー
ルドの走査期間では表示しているためである。
【0016】一方、前記従来技術のPC等の情報処理装
置における表示装置とテレビジョン等の表示装置に同時
に表示を行う技術によれば、PCとテレビジョンの表示
解像度を一致さなければならないという制約がある。
【0017】すなわち、近年、情報処理装置に用いられ
るプログレッシブ走査方式の表示装置はマルチスキャン
対応のものが多く、例えば640×480ドットから1
280×1024ドットまで任意の表示解像度を選択す
ることが可能である。しかしながら、テレビジョンの表
示解像度は640×480ドットと固定であるため、前
記従来技術によれば、同時表示を行う場合には、各表示
装置のリフレッシュレートが、表示情報の読み出しに共
に一致するようPC側の表示解像度としても必ずテレビ
ジョンの表示解像度と同じ640×480ドットを使用
しなければなかった。
【0018】そこで、本発明は、プログレッシブ走査方
式からインターレス走査方式への表示情報の変換におい
て生じるフリッカ妨害を抑制することを課題とする。
【0019】また、本発明は、異なる表示解像度のプロ
グレッシブ走査方式の表示装置とインターレス走査方式
との同時表示を実現することを課題とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】前記課題達成のために、
本発明は、順次走査方式であるプログレッシブ走査方式
用に配列された画素情報を、インターレス走査方式用に
配列された画素情報に変換する画像処理装置であって、
表示フレームを構成する表示ライン順に前記画像処理装
置に入力された前記表示フレームを構成する画素情報
を、当該画素情報を有する画素と前記表示フレーム中に
おいて上下方向に隣接する少なくとも一つの画素の画素
情報との相関が強まるように変換する処理手段と、前記
処理手段によって変換された各フレームの画素情報か
ら、奇数ラインの画素情報からなる奇数フィールド画素
情報と、偶数ラインの画素情報からなる偶数フィールド
画素情報を形成し、奇数フィールド画素情報と偶数フィ
ールド画素情報を順次出力する転送手段と、前記転送手
段が出力した奇数フィールド情報と偶数フィールド情報
を、インターレス走査方式に適合した表示信号に変換す
るエンコード手段とを有することを特徴とする画像処理
装置を提供する。
【0021】このような画像処理装置によれば、各画素
の画素情報を、当該画素と上下方向に隣接する画素情報
と相関を持つように変換することにより、1ドット幅の
水平ライン成分を少なくとも2ドット幅以上に分散する
ことができる。したがって、前述したフィールド分割操
作により片方のフィールドにのみに孤立した水平1ライ
ン成分が発生することによりフリッカ妨害の発生を抑制
することができる。
【0022】また、さらに、表示フレームを構成する表
示ライン順に前記画像処理装置に入力された前記表示フ
レームを構成する画素情報に基づいて、前記表示フレー
ムに含まれる表示ライン方向および/または画素方向の
画素情報数を変換するスケーリング手段を備えるように
すれば、画素処理装置に入力する画素情報がプログレッ
シブ走査方式の表示装置用の画素情報である場合に、こ
のプログレッシブ走査方式の表示装置の解像度と異なる
表示解像度でインターレス走査方式の表示装置に表示を
行うことができる。したがって、異なる解像度における
プログレッシブ走査方式の表示装置とインターレス走査
方式との同時表示を実現することができるようになる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0024】まず、第1の実施の形態について説明す
る。
【0025】図1に本実施形態に係る画像表示装置の構
成を示す。
【0026】図示するように、本画像処理装置は、中央
処理装置1と、メインメモリ2と、PC画像表示装置3
と、PC表示用メモリ4と、テレビ画像表示装置5と画
像処理部6とからなり、画像処理部6は、画像処理フィ
ルタ7と、フレームメモリ8と、転送制御装置9と、テ
レビ信号エンコード装置10から成る。
【0027】また、中央処理装置1と、メインメモリ2
と、PC表示用メモリ4と、画像処理フィルタ7はバス
11によって接続され各構成要素間で必要な情報の伝送
が可能であるように構成している。
【0028】中央処理装置1は、マイクロプロセッサを
主体に構成され、メインメモリ2等に格納しているプロ
グラムにしたがって処理を実行する。たとえば、PC表
示用メモリ4に格納された表示情報を画像処理フィルタ
7及びフレームメモリ8に転送する処理を行う。メイン
メモリ2は、ランダムアクセスメモリやリードオンリメ
モリの組み合わせなどによって構成され、中央処理装置
1のワークエリアとして機能したり、中央処理装置1の
動作手順を規定するプログラムや、中央処理装置1によ
って処理されるべきデータを記憶するためのメモリとし
て使用される。PC画像表示装置3は、CRTや液晶デ
ィスプレイ等によって実現されるプログレッシブ走査方
式のモニタ装置であり、PC表示用メモリ4に接続され
る。PC画像表示装置3は、PC表示用メモリ4に蓄え
られた表示画像を表示する。PC表示用メモリ4は、P
C画像表示装置3に表示する表示情報が蓄えられる。P
C表示用メモリ4は、ランダムアクセスメモリ等によっ
て実現される。
【0029】ここで、中央処理装置1と、メインメモリ
2と、PC画像表示装置3と、PC表示用メモリ4とは
一般的なPCを構成し、この場合、画像処理部6は、た
とえば、PCの拡張カードとして形成され、PCの拡張
スロットに装着される。ただし、画像処理部6とテレビ
画像表示装置5とを一体として構成し、一つのテレビジ
ョン画像表示装置を構成するようにしてもよい。
【0030】画像処理フィルタ7は、フレームメモリ8
に接続される。画像処理フィルタ7は、前記PC表示用
メモリに蓄えられた表示情報に対し上下複数ライン間に
相関をもたせることによってフリッカ妨害の除去や表示
画像の欠落を防ぐ。前記画像処理フィルタ7は中央処理
装置1によりPC表示用メモリ4から取得された表示デ
ータに対してフィルタ処理を施し、フィルタ処理後の表
示データはフレームメモリ8に転送する。フレームメモ
リ8は、テレビ画像表示装置5に表示するための情報処
理装置における表示情報を蓄える。フレームメモリ8
は、ランダムアクセスメモリ等によって実現される。
【0031】転送制御装置9は、フレームメモリ8及び
テレビ信号エンコード装置10に接続される。転送制御
装置9は、テレビ信号エンコード装置が発行する奇数フ
ィールド、あるいは偶数フィールドの画面要求に対し、
前記フレームメモリ7に蓄えられた画像処理後の表示情
報より奇数ライン成分、偶数ライン成分をそれぞれ取得
し、それらによって生成された奇数フィールド、偶数フ
ィールド画面をテレビ信号エンコード装置10に転送す
る。テレビ信号エンコード装置10は、前記転送制御装
置9及びテレビ画像表示装置5に接続される。テレビ信
号エンコード装置10は、前記転送制御装置9によって
送られる表示情報をテレビジョン信号に変換することに
より、インターレス走査方式のテレビ画像表示装置5に
表示情報を表示する。テレビ画像表示装置5は、インタ
ーレス走査方式のテレビジョン等のモニタ装置であり、
前記テレビ信号エンコード装置10に接続される。テレ
ビ画像表示装置5は、テレビ信号エンコード装置10に
よってテレビ信号に変換された表示情報を取得して表示
する。
【0032】以下、第2の実施の形態について説明す
る。
【0033】図2に、本第2実施形態に係る画像処理装
置の構成を示す。
【0034】図示するように、本実施形態に係る画像処
理装置は、図1に示した第1実施形態に係る画像処理装
置の画像処理フィルタ7として、フリッカ除去フィルタ
7’を設け、中央処理装置1内に画像転送部12を明示
したものである。なお、図7では、以下に説明する処理
の理解を容易にするために、バス11を直接示さずに、
バス11を用いて以下の処理中で行われる情報の流れを
矢印で示した。
【0035】図2の中央処理装置1における画像転送部
12は、メインメモリ2に格納されたプログラムに従っ
てPC表示用メモリ4に格納された1画面分の表示情報
をフレームメモリ8に転送する。表示情報はフレームメ
モリ8に格納される前に、フリッカ除去フィルタ7’に
よりフィルタ処理される。転送制御装置9は、テレビ信
号エンコード装置10が発行する奇数フィールドあるい
は偶数フィールドの画面要求に対して、フレームメモリ
8から奇数フィールドを生成する奇数ラインのみを、次
に偶数フィールドを生成する偶数ラインのみを取得し
(すなわちフィールド分割操作を行い)、前記テレビ信
号エンコード装置10に転送する。テレビ信号エンコー
ド装置10は、転送された表示データをテレビジョン信
号に変換し、テレビ画像表示装置5に表示する。
【0036】ここで、フリッカ除去フィルタ7’が行う
フィルタ処理について説明する。
【0037】上述したように、フリッカ妨害を生じる原
因はフィールド分割操作により奇数ライン画面もしくは
偶数ライン画面の一方のみ生じる水平ライン成分であ
り、前記水平ライン成分の発生を防ぐためにはPC等情
報処理装置の表示画面における1ドット幅の水平ライン
成分を少なくとも2ドット幅以上にすればよい。
【0038】そこで、フリッカ除去フィルタ7’は、順
次、図3に示すように、各ラインの各画素値を、当該画
素値とPCの表示画面21において下に隣接する画素値
との平均値に変換することによって、前記2ライン間に
相関を持たせる。
【0039】より詳細には、表示画面21、すなわちフ
ィルタ処理前の表示画面21における先頭ライン22と
前記先頭ライン22の次のライン23の2ラインに着目
し、これら2ラインの各画素について平均を求めたライ
ンをフィルタ後の表示画面27における新たな先頭ライ
ン28とする。続いて前記表示画面21のライン23と
前記ライン23の次のライン24の2ラインに着目し、
これら2ラインの各画素について平均を求めたラインを
前記フィルタ後の表示画面27における先頭ライン28
の次のライン29を作成する。以下同様に上記操作を、
フィルタ処理前の表示画面21における最終ライン26
と一つの手前のライン25の2ラインから、フィルタ処
理後の表示画面27のライン30が作成されるまで繰り
返し実行する。ただし、前記表示画面27における最終
ライン31は、前記フィルタ処理前の表示画面21の最
終ライン26と同じである。このようにしても、通常の
テレビジョン表示装置では最終ライン(480ライン
目)は表示されないので支障は生じない。
【0040】これにより前記フィルタ処後前の表示画面
27において、前記フィルタ処理前の表示画面21にお
ける1ドット幅の水平ライン成分は少なくとも最終ライ
ン31を除いて2ドット幅以上となるため、表示画面全
体にわたるフリッカ妨害を除去することができる。
【0041】このようなフィルタ処理は、フリッカ除去
フィルタ7’を図4に示すハードウェアとして構成する
ことによって実現することができる。
【0042】前記フリッカ除去フィルタ7’の処理は、
上下2ラインの平均処理であることから、図4の遅延素
子32として1ライン分の表示情報を格納できる一つの
ラインメモリと、1つの加算器33を用いることによっ
て隣接する2ライン間の和を計算し、さらに前記和を2
で割る除算は、1つのビットシフタ34によって1ビッ
ト和のデータを下位側にシフトすることによって実現で
きる。
【0043】ここで、前記ビットシフタは、データ線の
最下位ビットを捨てるという選択操作と等価であるた
め、入力2ビット目から最上位ビットを出力1ビット目
から最上位ビットから2ビット目に接続する結線と出力
最上位ビットへの固定値の付加のみで構成することがで
きる。したがい、フリッカ除去フィルタ7’は、乗算器
や除算器を用いることなく、少ないハードウェア量で構
成することが可能である。
【0044】以上本発明の第2の実施形態について説明
した。
【0045】ここで、第2実施形態におけるフリッカ除
去フィルタ7’は、次のように構成するようにしてもよ
い。
【0046】すなわち、フリッカ除去フィルタ7’が、
図5に示すように、PCの表示画面41の上下3ライン
を用いて、各画素値を、当該画素値と上下に隣接する2
画素の画素値との重みづけ平均に変換するようにしても
よい。
【0047】より詳細には、表示画面41におけるライ
ン43に着目し、前記ライン43とその上下に隣接する
ライン42及びライン44の3ラインを用いて、これら
3ライン間の各画素について重みづけ平均を求め、新た
なライン50を作成する。以下同様に上記操作を、最終
ライン47の一つの手前のライン46に対し、前記ライ
ン46と前記ライン46の一つ手前のライン45と最終
ライン47からフィルタ処理後の表示画面48における
ライン51が作成されるまで繰り返し実行し、最終的に
フィルタ処理後の表示画面48を作成する。ただし前記
表示画面48における先頭ライン49及び最終ライン5
2は、各々表示画面41の先頭ライン42及び最終ライ
ン47と同じとする。このようにしても、通常のテレビ
ジョン表示装置では第一ラインや最終ライン(第480
ライン)は表示されないので支障は生じない。
【0048】これにより前記フィルタ処後前の表示画面
41において、前記フィルタ処理前の表示画面48にお
ける1ドット幅の水平ライン成分は少なくとも先頭ライ
ン49と最終ライン52を除いて3ドット幅以上となる
ため、表示画面全体にわたるフリッカ妨害を除去するこ
とができる。
【0049】ここで、このようなフィルタ処理を行うフ
リッカ除去フィルタ7’のハードウエア構成を図6に示
す。
【0050】図中、ここでw1(58)、w2(5
7)、w3(56)は3ラインの平均をとる際に各ライ
ンに与える重み係数である。数学的にこのような3点の
重み付きの平均化処理は、例えば3点の値をa、b、c
とし、上記重み係数w1及びw2及びw3を1以上の値
としたとき、式1のように表わすことができる。
【0051】 (w1×a+w2×b+w3×c)/(w1+w2+w3) 式1 なお、上記の重み係数w1及びw2及びw3がすべて同
じであるとき、上記式1から式2のようになり、単純な
平均処理操作となる。
【0052】 (a+b+c)/3 式2 3ラインによる重み付きの平均処理によるフリッカ除去
フィルタは、図6に示すように、各ラインに重み係数w
1、w2、w3を反映させるための3つの乗算器53及
び54及び55と、ラインメモリである遅延素子59及
び61と、2つの加算器60及び62を用いることによ
って3ラインの和を計算し、加算器64で重み係数の総
和を求め、除算器63で3ラインの和を前記重み係数の
総和で割ることにより実現できる。
【0053】ただし、フリッカ除去フィルタは、図7に
示すように、加算器を一つとした構成としてもよい。
【0054】図7の構成では、各ラインに重み係数w
1、w2、w3を反映させるための3つの乗算器102
及び103及び104と、ラインメモリである遅延素子
100及101と、1つの加算器105を用いることに
よって3ラインの和を計算し、加算器106で重み係数
の総和を求め、除算器107で3ラインの和を前記重み
係数の総和で割ることにより実現される。
【0055】ここで、図6、7の構成をハードウェアで
実現すると、上記の2ラインによるフリッカ除去フィル
タ(図4)に比べ、ハードウェア量が大幅に増大してし
まう。
【0056】そこで、上記乗算器53乃至55及び除算
器63に代えてビットシフタでフリッカ除去フィルタを
構成するようにしてもよい。
【0057】このためには、重み係数w1及びw2及び
w3は、上記式1から各々が2のべき乗であり、かつ各
々の和が2のべき乗であればよい。そこで、ここでは、
w1=1、w2=2、w3=1とする。このとき、上記
式1は式3のように表わすことができる。
【0058】(a+2×b+c)/4 式3 すると、図8のように、重みを反映させるための1ビッ
ト上位側へのシフトを実現する1つのビットシフタ65
と、ラインメモリである遅延素子66及び67と、2つ
の加算器67及び69を設けることによって上記式3の
分子を計算することができ、さらに前記分子を4で割る
除算は2ビット下位側へのシフトを実現する一つのビッ
トシフタ70を用いることによって実現できる。前記ビ
ットシフタは、前述したようにデータ線の選択操作と等
価であるため簡単に実現することができる。そのため上
記フリッカ除去フィルタは、乗算器や除算器を用いるこ
となく、少ないハードウェア量で構成することが可能と
なる。
【0059】ただし、図8の構成に代えて、図9に示す
ように、加算器を一つとした構成としてもよい。
【0060】図9の構成において、重みを反映させるた
めの1ビット上位側へのシフトを実現する1つのビット
シフタ110と、ラインメモリである遅延素子108、
109として2つのラインメモリと、1つの加算器11
1を設けることによって上記式3の分子を計算すること
ができ、さらに前記分子を4で割る除算は2ビット下位
側へのシフトを実現する1つのビットシフタ112を用
いることによって実現できる。
【0061】さて、以上の図8、図9の構成では、重み
係数w1及びw2及びw3を固定とすることにより、少
ないハードウエア量でフリッカ除去フィルタを構成し
た。
【0062】しかし、フリッカ除去フィルタの効果が、
PC等の表示画面構成やテレビ画像表示装置自体により
影響を受ける場合には、ある程度、個々の装置毎に、重
み係数w1及びw2及びw3の比率を変更できることが
好ましい。また、フリッカ除去フィルタを図6、7の構
成とすると、重み係数w1及びw2及びw3の比率を変
更は個々の装置毎に変更することができるが、この構成
とするとハードウエアの増大量が大きい。
【0063】そこで、図10に示す構成によって、フリ
ッカ除去フィルタを構成することにより、ハードウエア
量の増加を押さえながら、重み係数w1及びw2及びw
3の比率をある程度変更可能とするようにしてもよい。
【0064】図10に示す構成は、式1のw1及びw3
を1に固定し、式1の分母を4に固定した下式4を実現
する。
【0065】(a+w2×b+c)/4 式4 ここで、W2は、図示した例では、(1、1/8、1/
4、1/2、2)の内の一つの値、もしくは、(1、1/
8、1/4、1/2、2)の内から任意に選択した2つ
の値の和となる。ただし、実際は、おおよそ1〜3の値
を使用する。なお、このようにすると、式4の分母は、
式1、2、3のように重み係数w1及びw2及びw3の
和と異なる値(4)をとることがある。しかし、W2をお
およそ1〜3の値とする場合は、これによる表示への影
響は、視覚上問題とならない。特に、ブラックレベル調
整と呼ばれるDC成分を調整する機能を備えたテレビ画像
表示装置5では、表示への影響はテレビ画像表示装置5
においてほとんど除去される。
【0066】さて、図10において、201、203は
ラインメモリである遅延素子、202、204は加算
器、207はレジスタ、206は4入力のうちから5入
力2出力のセレクタ、205は2ビット下位側シフトに
よって×1/4を実現するビットシフタである。また、
208は1ビット上位側シフトによって×2を実現する
ビットシフタ、209は1ビット下位側シフトによって
×1/2を実現するビットシフタ、210は2ビット下
位側シフトによって×1/4を実現するビットシフタ、
211は3ビット下位側シフトによって×1/8を実現
するビットシフタである。
【0067】このような構成おいて、重みづけw2×b
の計算は、セレクタ206において、ビットシフタ20
8〜211の出力(2b、b/2、b/4、b/8)と
入力bと入力”0”の内の2つを選択し、これを加算器
202で加算することにより実現される。たとえば、w
2を1.5ととする場合には、b/2とbを選択しこれを
加算する。同様にw2を3とする場合には、2bとbを
選択しこれを加算する。また、W2を2とする場合には、
2bと”0”を選択しこれを加算する。同様に、W2を1
とする場合には、bと”0”を選択しこれを加算する。
ただし、実際には、加算器202では、セレクタ206
の2出力と、遅延素子201の出力するcとを同時に加
算し、w2×b+cを出力する。
【0068】また、加算機204は、遅延素子203か
ら出力されるw2×b+cにaを加算して式4の分子を
出力し、ビットシフタ205は、これを1/4し式4を
計算する。
【0069】ここで、セレクタ207の選択内容は、レ
ジスタ207に予めユーザにより設定された値より制御
される。レジスタ207の設定は、中央処理装置1から
行えるように構成してもよいし、ディップスイッチなど
により行えるように構成してもよい。
【0070】なお、図10の構成に代えて、図11に示
すように、加算器を一つとした構成を用いるようにして
もよい。
【0071】図11に示す構成は、セレクタ206の2
出力からを加えw2×b求める加算と、w2×bとcと
aとを加える加算を、一つの加算器228で行うように
したものである。
【0072】また、図10、11に示す構成を、図12
もしくは図13に示すように修正することにより、式4
の分母を4に固定せずに複数の値のうちから選択可能と
するすることにより、重み係数w1及びw2及びw3の
和と分母の差が小さくなるようにし、重み係数w1及び
w2及びw3の和と分母の差による悪影響が低減される
ようにしてもよい。なお、以下の構成は、特に、ビット
シフタ208〜211のシフト量を変更し、w2の値と
して、1〜3の範囲からはずれた値を採用できるように
したときに有効である。
【0073】図12(a )に示した構成は、図10、1
1において1/4の計算を行うビットシフタ205を、
4つのビットシフタ221〜224とセレクタ225に
置き換えたものである。4つのビットシフタ221〜2
24は、それぞれ、(a+w2×b+c)/2、(a+w2
×b+c)/4、(a+w2×b+c)/8、(a+w2×
b+c)/16を計算する。セレクタ225は、重み係
数w1及びw2及びw3の和(すなわちW2+2)に最も近
い分母を持つ計算を行うビットシフタの出力を、レジス
タ207の設定に従って選択する。たとえば、w2の値
として8を用いるような場合には、重み係数w1及びw
2及びw3の和は10となるので、これに最も近い分母
を持つ計算を行う1/8ビットシフタ223の出力をセ
レクタ115で選択する。
【0074】また、図12(b)に示した構成は、図1
0、11において1/4の計算を行うビットシフタ20
5を、4つのビットシフタ225〜228とセレクタ2
29に置き換えたものである。4つのビットシフタ22
1〜224は、それぞれ、(a+w2×b+c)もしくは
前段のビットシフタの出力の1/2を計算することによ
り、(a+w2×b+c)/2、(a+w2×b+c)/
4、(a+w2×b+c)/8、(a+w2×b+c)/1
6を計算する。セレクタ229は、重み係数w1及びw
2及びw3の和に最も近い分母を持つ計算を行うビット
シフタの出力を、レジスタ207の設定に従って選択す
る。
【0075】ところで、図12(a)、(b)に示した
構成は、それぞれ図13(a)、(b)に示すように修
正することにより、重み係数w1及びw2及びw3の和
と式4分母の差がより小さくなるようにしてもよい。
【0076】図13(a)のセレクタ231は、ビット
シフタ221〜224と”0”のうちから2つをレジス
タ207の内容に従って選択する。加算器232はセレ
クタ232の二つの出力を加算する。セレクタの選択
は、両者の加算によって、重み係数w1及びw2及びw
3の和(すなわちW2+2)に最も近い分母を持つ計算を行
うことになる2入力を選択する。たとえば、w2の値と
して1を用いるような場合には、重み係数w1及びw2
及びw3の和は3となるので、ビットシフタ222の出
力する(a+w2×b+c)/4とビットシフタ224が
出力する(a+w2×b+c)/16を選択する。加算機
232による加算の結果は、5×(a+w2×b+c)/
16=(a+w2×b+c)/3.2となる。
【0077】図13(b)のセレクタ231、加算器2
32の動作も、図13(a)と同様である。
【0078】以下、本発明の第3実施形態について説明
する。
【0079】本第3実施形態に係る画像処理装置の構成
を図14に示す。
【0080】図示するように、本第3実施形態に係る画
像処理装置は、第1実施形態に係る画像処理装置の画像
処理フィルタ7に、スケーリング処理部13と第2実施
形態で示したフリッカ除去フィルタ7’を設けたもので
ある。
【0081】スケーリング処理部13は、PCの表示情
報をテレビジョンの表示解像度である640×480ド
ットに変換する。この変換は、良く知られた線形補間法
や斜め線分アルゴリズムにより実現する。なお、斜め線
分アルゴリズムなどについては、たとえば、特開平4-1
24189号公報などに記載されている。
【0082】これにより、PC画像表示装置3とテレビ
画像表示装置5に異なる解像度で同時に表示情報を表示
することが可能となる。すなわち、既存のPCに対し上
記画像処理部6’を付加する形態を採用することによっ
て、前記PC画像表示装置3には解像度を落とさず任意
の解像度で表示し、また前記テレビ画像表示装置5には
テレビジョンの解像度で表示することが可能になる。
【0083】次に本発明の第4の実施形態について図1
5を用いて説明する。
【0084】図示するように本第4実施形態に係る画像
処理装置は、第1実施形態に係る画像処理装置のバス1
1にフレームメモリ8を接続し、その後段に画像処理フ
ィルタ7を接続した構成を有している。
【0085】PC表示用メモリ4に格納された表示情報
は前記図1の説明のように中央処理装置1がプログラム
にしたがってフレームメモリ8に転送する。ここで転送
制御装置9は、テレビ信号エンコード装置が発行する奇
数フィールド、あるいは偶数フィールドの画面要求に対
し、前記画像処理フィルタ7対し表示情報の取得を要求
し、画像処理フィルタ7はフレームメモリ8に対し表示
情報の取得を要求する。この要求により画像処理フィル
タ7は、フレームメモリ8より奇数ライン成分、あるい
は偶数ライン成分を取得し、取得した表示データに対し
てフィルタ処理して転送制御装置9に送り、転送制御装
置9はテレビ信号エンコード装置10に転送する。
【0086】この構成によれば、フレームメモリ8をバ
ス11に接続されている中央処理装置1等のワークエリ
アとして利用することができる。たとえば、プログラム
によるMPEG等の圧縮アルゴリズムを使った画像情報
の圧縮あるいは伸長や、プログラムによる画像の拡大縮
小をフレームメモリ8を用いて処理することが可能とな
る。したがって、メインメモリ2の節約が可能になる。
【0087】次に本発明の第5の実施形態について図1
6を用いて説明する。
【0088】図示するように本第5実施形態に係る画像
処理装置は、第4実施形態に係る画像処理装置のフレー
ムメモリ8としてPC表示用メモリ4を共用するように
したもである。この場合、画像処理フィルタ7はPC表
示用メモリ4の後段に接続する。これによりフレームメ
モリを削減できコストダウンが可能となる。
【0089】次に本発明の第6の実施形態について図1
7を用いて説明する。
【0090】図示するように本第6実施形態に係る画像
処理装置は、第4実施形態に係る画像処理装置の画像処
理フィルタ7に、第3の実施形態と同様にスケーリング
処理部13とフリッカ除去フィルタ7’を設けたもので
ある。これによりフレームメモリ8に格納されている画
像情報がテレビジョンの解像度と異なる場合でもテレビ
画像表示装置5に表示可能である。
【0091】次に本発明の第7の実施形態について図1
8を用いて説明する。
【0092】図示するように本第7実施形態に係る画像
処理装置は、第5実施形態に係る画像処理装置の画像処
理フィルタ7に、第3の実施形態と同様にスケーリング
処理部13とフリッカ除去フィルタ7’を設けたもので
ある。これによりPC表示用メモリ4に格納されている
PC画像情報がテレビジョンの解像度と異なる場合で
も、PC画像表示装置3とテレビ画像表示装置5に同時
に表示することが可能である。
【0093】以上、本発明の実施形態について説明し
た。
【0094】各実施形態に係る画像処理装置よれば、フ
リッカ妨害による画質の劣化を引き起こすことなく、プ
ログレッシブ走査方式における表示情報をそのままの垂
直解像度でインターレス走査方式の表示装置に表示する
ことが可能となる。そのためプレゼンテーション等の用
途においても利用者は目が疲れることのなく、長時間映
像を観ることができる。また第3実施形態に係る画像処
理装置は既存のPCに付加することによって、PC用モ
ニタとテレビジョンに対して同時にかつ異なる解像度で
表示情報を表示することを簡単に実現することができ
る。
【0095】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、プログレッシブ走査方式からインターレス走査方式
への表示情報の変換において生じるフリッカ妨害を抑制
することができる。また、異なる表示解像度のプログレ
ッシブ走査方式の表示装置とインターレス走査方式との
同時表示を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る画像表示装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2実施形態に係る画像表示装置の構
成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係る第1のフィルタ処
理のようすを示す図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係るフリッカ除去フィ
ルタの第1の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る第2のフィルタ処
理のようすを示す図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係るフリッカ除去フィ
ルタの第2の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係るフリッカ除去フィ
ルタの第3の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第2実施形態に係るフリッカ除去フィ
ルタの第4の構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の第2実施形態に係るフリッカ除去フィ
ルタの第5の構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の第2実施形態に係るフリッカ除去フ
ィルタの第6の構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の第2実施形態に係るフリッカ除去フ
ィルタの第7の構成を示すブロック図である。
【図12】本発明の第2実施形態に係るフリッカ除去フ
ィルタの第6、第7の構成の修正例を示した図である。
【図13】本発明の第2実施形態に係るフリッカ除去フ
ィルタの第6、第7の構成の修正例を示した図である。
【図14】本発明の第3実施形態に係る画像表示装置の
構成を示す図である。
【図15】本発明の第4実施形態に係る画像表示装置の
構成を示す図である。
【図16】本発明の第5実施形態に係る画像表示装置の
構成を示す図である。
【図17】本発明の第6実施形態に係る画像表示装置の
構成を示す図である。
【図18】本発明の第7実施形態に係る画像表示装置の
構成を示す図である。
【図19】テレビジョン等の表示装置におけるインター
レス走査方式を示す図である。
【図20】フィールド分割操作のようすを示す図であ
る。
【符号の説明】
1 中央処理装置、2 メインメモリ、3 PC画像表
示装置、4 PC表示用メモリ、5 テレビ画像表示装
置、6 画像処理部、7 画像処理フィルタ、7’ フ
リッカ除去フィルタ、8 フレームメモリ、9 転送制
御装置、10 テレビ信号エンコード装置、11 バ
ス、12 画像転送部、13 スケーリング処理部、3
2 1ライン遅延素子、33 加算器、34 平均用ビ
ットシフタ、41 表示画像(フィルタ処理前)、53
1ライン目重み付け用乗算器、542ライン目重み付
け用乗算器、55 3ライン目重み付け用乗算器、59
1ライン遅延素子、60 ライン用加算器、61 1
ライン遅延素子、62 ライン用加算器、63 除算
器、64 重み用加算器、65 重み用ビットシフタ、
66 1ライン遅延素子、67 加算器、68 1ライ
ン遅延素子、69 加算器、70 平均用ビットシフ
タ、113 ビットシフタ、114 乗算器、115
乗算係数、116 加算制御部、117 1ライン遅延
素子、118 加算器、119 1ライン遅延素子、1
20 加算器、121 平均用ビットシフタ、122
1ライン遅延素子、123 ビットシフタ、124 乗
算器、1251ライン遅延素子、126 加算制御部、
127 加算器、128 平均用ビットシフタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森野 東海 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 阿川 隆一 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立画像情報システム内 (72)発明者 佐藤 潤 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】順次走査方式であるプログレッシブ走査方
    式用に配列された画素情報を、インターレス走査方式用
    に配列された画素情報に変換する画像処理装置であっ
    て、 表示フレームを構成する表示ライン順に前記画像処理装
    置に入力された前記表示フレームを構成する画素情報
    を、当該画素情報を有する画素と前記表示フレーム中に
    おいて上下方向に隣接する少なくとも一つの画素の画素
    情報との相関が強まるように変換する処理手段と、 前記処理手段によって変換された各フレームの画素情報
    から、奇数ラインの画素情報からなる奇数フィールド画
    素情報と、偶数ラインの画素情報からなる偶数フィール
    ド画素情報を形成し、奇数フィールド画素情報と偶数フ
    ィールド画素情報を順次出力する転送手段と、 前記転送手段が出力した奇数フィールド情報と偶数フィ
    ールド情報を、インターレス走査方式に適合した表示信
    号に変換するエンコード手段とを有することを特徴とす
    る画像処理装置。
  2. 【請求項2】順次走査方式であるプログレッシブ走査方
    式用に配列された画素情報を、インターレス走査方式用
    に配列された画素情報に変換する画像処理装置であっ
    て、 表示フレームを構成する表示ライン順に前記画像処理装
    置に入力された前記表示フレームを構成する画素情報に
    基づいて、前記表示フレームに含まれる表示ライン方向
    および/または画素方向の画素情報数を変換するスケー
    リング手段と、 スケーリング手段みよって画素情報数が変換された画素
    情報を、当該画素情報を有する画素と前記表示フレーム
    中において上下方向に隣接する少なくとも一つの画素の
    画素情報との相関が強まるように変換する処理手段と、 前記処理手段によって変換された各フレームの画素情報
    から、奇数表示ラインの画素情報からなる奇数フィール
    ド画素情報と、偶数表示ラインの画素情報からなる偶数
    フィールド画素情報を形成し、奇数フィールド画素情報
    と偶数フィールド画素情報を順次出力する転送手段と、 前記転送手段が出力した前記奇数フィールド画素情報と
    前記偶数フィールド画素情報を、インターレス走査方式
    に適合した表示信号に変換するエンコード手段とを有す
    ることを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】請求項1、2記載の画像処理装置であっ
    て、 前記処理手段は、前記各画素の画素情報を、当該画素情
    報と、当該画素と前記表示フレーム中において上もしく
    は下に隣接する画素の画素情報との平均値もしくは重み
    づけ平均値を持つ画素情報に変換することを特徴とする
    画像処理装置。
  4. 【請求項4】請求項1または2記載の画像処理装置であ
    って、 前記処理手段は、前記各画素の画素情報を、当該画素情
    報と、当該画素と前記表示フレーム中において上及び下
    に隣接する2つの画素の画素情報との平均値もしくは重
    みづけ平均値を持つ画素情報に変換することを特徴とす
    る画像処理装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の画像処理装置であって、 前記処理手段は、前記各画素の画素情報を、重み2を与
    えた当該画素情報と、当該画素と前記表示フレーム中に
    おいて上及び下に隣接する2つの画素の重み1を与えた
    画素情報との重みづけ平均値を持つ画素情報に変換する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】請求項1、2、3、4または5記載の画像
    処理装置と、 前記表示フレームを構成する画素情報を、前記表示フレ
    ームを構成するライン順に記憶するメモリと、 前記メモリに記憶する画素情報を生成する処理装置とを
    備え、 前記画像処理装置は、前記メモリから読み出された表示
    フレームを構成する画素情報を、前記表示フレームを構
    成するライン順に入力することを特徴とする情報処理装
    置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の画像処理装置であって、 前記前記メモリから表示フレームを構成する画素情報
    を、前記表示フレームを構成するライン順に読み出し、
    プログレッシブ走査方式の表示装置に対して出力する読
    み出し手段を有することを特徴とする情報処理装置。
  8. 【請求項8】請求項7記載の画像処理装置であって、 前記読み出し手段に接続され、前記読み出し手段が出力
    する画素情報を表示するプログレッシブ走査方式の表示
    装置とを備えたことを特徴とする画像処理装置。
  9. 【請求項9】請求項1、2、3、4または5記載の画像
    処理装置と、前記表示信号に従って画像の表示を行う、
    インターレス走査方式の画像処理装置を備えたことを特
    徴とするテレビジョン装置。
  10. 【請求項10】順次走査方式であるプログレッシブ走査
    方式用に配列された画素情報を、インターレス走査方式
    用に配列された画素情報に変換する方法であって、 表示ライン順に配列された画素情報からなるプログレッ
    シブ走査方式用の表示フレーム情報を、奇数ラインの画
    素情報からなる奇数フィールド情報と、偶数ラインの画
    素情報からなる偶数フィールド情報に分割された、イン
    ターレス走査方式用の表示フレーム情報に変換するのに
    先立ち、プログレッシブ走査方式用の表示フレーム情報
    を、当該表示フレーム情報中の各画素の画素情報と、当
    該画素と前記表示フレーム中において上下方向に隣接す
    る少なくとも一つの画素の画素情報との相関が強まるよ
    うに変換することを特徴とする変換方法。
  11. 【請求項11】請求項1、2記載の画像処理装置であっ
    て、 前記処理手段は、 予め用意した複数の重み値のうちから一つの重み値を選
    択する手段と、 前記各画素の画素情報を、選択した重み値を当該画素情
    報に乗じた値と当該画素と前記表示フレーム中において
    上および下に隣接する画素の画素情報とを加算した値
    を、所定値もしくは前記選択した重み値に応じて選択し
    た値で除した値を持つ画素情報に変換する手段とを有す
    ることを特徴とする画像処理装置。
  12. 【請求項12】請求項10記載の変換方法であって、予
    め用意した複数の重み値のうちから一つの重み値を選択
    し、前記プログレッシブ走査方式用の表示フレーム情報
    中の各画素の画素情報を、選択した重み値を当該画素情
    報に乗じた値と当該画素と前記表示フレーム中において
    上および下に隣接する画素の画素情報とを加算した値
    を、所定値もしくは前記選択した重み値に応じて選択し
    た値で除した値を持つ画素情報に変換することにより、
    前記プログレッシブ走査方式用の表示フレーム情報を変
    換することを特徴とする変換方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010032562A (ko) * 1997-12-31 2001-04-25 텔레크루즈 테크날러지 인코퍼레이티드 네트워크 응용데이터의 텔레비젼 표시에서의 플리커감소방법 및 장치
JP2005345967A (ja) * 2004-06-07 2005-12-15 Fujitsu Frontech Ltd 画像処理装置、及び表示制御装置

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