JPH11185116A - プリペイドカードシステム、読書装置及び中継装置 - Google Patents

プリペイドカードシステム、読書装置及び中継装置

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JPH11185116A
JPH11185116A JP35644997A JP35644997A JPH11185116A JP H11185116 A JPH11185116 A JP H11185116A JP 35644997 A JP35644997 A JP 35644997A JP 35644997 A JP35644997 A JP 35644997A JP H11185116 A JPH11185116 A JP H11185116A
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JP
Japan
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prepaid card
card
order
time interval
reading device
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JP35644997A
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English (en)
Inventor
Toshio Kuroi
俊夫 黒井
Takayuki Kamata
隆之 鎌田
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NTT Data Group Corp
Original Assignee
NTT Data Corp
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Publication date
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不正カードの使用を効果的に検出する。 【解決手段】 中継装置2の入力部21からは、従業員
により、プリペイドカードの排出を指示する排出信号を
送信する読書装置の順序及び時間間隔が入力され、入力
部21は、入力された順序及び時間間隔を制御部24に
通知する。制御部24は、通知された順序及び時間間隔
を記憶部22に記憶し、スタートボタンの押下を待機す
る。制御部24は、スタートボタンの押下を検出する
と、記憶部22に記憶されている順序及び時間間隔を読
み出し、通信部23を制御して、順序及び時間間隔に従
って、読書装置へ排出信号を順次送信する。読書装置
は、排出信号を受信し、プリペイドカードを順次排出す
る。従業員等は、設定された順序に従って読書装置を巡
回し、排出されるプリペイドカードが変造カードである
か否かを目視によりチェックする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変造カードの使用
を効果的に防止することが可能なプリペイドカードシス
テム、読書装置及び中継装置に関する。
【0002】
【従来の技術】金銭的価値を有する金額情報を記憶する
プリペイドカードを用いたプリペイドカードシステムが
実現されている。この種のプリペイドカードシステムで
は、プリペイドカードは、各店舗に設置された読書装置
において使用され、記録されている残高が消費される。
しかし、このプリペイドカードシステムにおいて、プリ
ペイドカードは、変造して使用される場合がある。
【0003】変造されたプリペイドカード(以下、変造
カード)は、例えば、使用済みのプリペイドカードのパ
ンチ孔を埋め、真正なプリペイドカードの磁気情報をコ
ピーして製造される。このような変造カードを使用させ
ないようにするため、例えば、パンチ孔が埋められたこ
とを検出することにより、変造カードであることを判別
する読書装置が製造されている。しかし、変造技術の高
度化により、このような読書装置は、変造カードである
ことを検出できない場合がある。
【0004】変造カードの中には、テープ等が貼り付け
られている変造カードもあり、このような変造カード
は、目視チェックによって、容易に変造カードであると
判別できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、利用者が使用
中のプリペイドカードは、通常、排出ボタンが押される
まで読書装置の内部に挿入されており、使用中のプリペ
イドカードが変造カードであるか否かを目視により判別
することは困難である。
【0006】本発明は、上記実状に鑑みてなされたもの
で、目視により不正カードの使用を検出することを可能
とし、ひいては、不正カードの使用を効果的に防止でき
るプリペイドカードシステム、読書装置及び中継装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点に係るプリペイドカードシステ
ムは、店舗に設置された複数の読書装置と、前記各読書
装置と通信により接続された中継装置とから構成され、
金銭的価値を有する金額情報を記憶するプリペイドカー
ドを用いて前記各読書装置により支払を行うプリペイド
カードシステムにおいて、前記各読書装置は、前記プリ
ペイドカードを内部に受け入れ、受け入れた前記プリペ
イドカードに記憶されている金額情報を消費金額に応じ
て更新するカード処理手段と、前記中継装置から供給さ
れる排出信号に応答し、前記プリペイドカードを排出す
るように前記カード処理手段を制御するカード処理制御
手段と、を備え、前記中継装置は、前記複数の読書装置
のそれぞれに所定の順番及び所定の時間間隔で前記排出
信号を順次送信する送信手段を備える、ことを特徴とす
る。
【0008】この構成によれば、各読書装置は、予め設
定された順序及び時間間隔で順次プリペイドカードを排
出する。従って、従業員等が設定された順序に従って読
書装置を巡回し、順次排出されるプリペイドカードが変
造カードであるか否かを目視により判別することができ
る。そのため、テープが貼られている等の一目でわかる
ような変造カードの使用を検出できる。従って、変造カ
ードの使用を効果的に防止することができる。
【0009】前記中継装置は、前記排出信号を送信する
前記読書装置の順番及び/又は時間間隔を入力する入力
手段と、前記入力手段により入力された順番及び/又は
時間間隔を記憶する記憶手段と、をさらに備えても良
く、前記送信手段は、送信開始の通知に応答し、前記記
憶手段に記憶されている順番及び/又は時間間隔に従っ
て、前記各読書装置へ前記排出信号を順次送信しても良
い。
【0010】この構成によれば、従業員等は、自分の移
動しやすいように読書装置の順序を設定し、自分の移動
速度を考慮して読書装置へ送信する時間間隔を設定する
ことができる。
【0011】複数の前記読書装置は、それぞれ所定の位
置に配置されており、前記入力手段は、前記排出信号を
送信する経路を入力する手段を備えてもよい。この場
合、前記送信手段は、前記入力手段で入力された経路に
沿った順番で、前記読書装置に排出信号を順次送出する
手段を備えてもよい。
【0012】この構成によれば、従業員等は、自分が移
動する経路を入力するだけでよく、入力処理の効率化を
図ることができる。
【0013】前記時間間隔は、前記読書装置の配置に基
づいて予め設定されていてもよい。
【0014】この構成によれば、従業員等は、読書装置
の経路を入力するだけで予め設定された時間間隔で排出
信号を読書装置に順次送信するため、入力処理の効率化
を図ることができる。
【0015】本発明の第2の観点に係る読書装置は、複
数台が規則的に配列され、プリペイドカードに記憶され
ている金額情報を更新する読書装置であって、前記プリ
ペイドカードを内部に受け入れ、受け入れた前記プリペ
イドカードに記憶されている金額情報を消費金額に応じ
て更新するカード処理手段と、外部から順次供給される
排出信号に応答し、前記カード処理手段により受け入れ
た前記プリペイドカードを排出するように前記カード処
理手段を制御するカード処理制御手段と、を備えても良
く、前記排出信号に応答して、複数の読書装置が順次前
記プリペイドカードを排出可能とする。
【0016】この構成によれば、各読書装置は、予め設
定された順序及び時間間隔で順次プリペイドカードを排
出する。従って、従業員等が設定された順序に従って読
書装置を巡回し、順次排出されるプリペイドカードが変
造カードであるか否かを目視でチェックすることができ
る。そのため、テープが貼られている等の一目でわかる
ような変造カードの使用を検出できる。従って、変造カ
ードの使用を効果的に防止することができる。
【0017】本発明の第3の観点に係る中継装置は、プ
リペイドカードを受け入れて支払を行う複数の読書装置
へ前記プリペイドカードの排出を指示する排出信号を送
信する中継装置であって、前記排出信号を送信する前記
読書装置の順序及び時間間隔を記憶する記憶手段と、前
記記憶手段に記憶されている所定の順序及び所定の時間
間隔で前記排出信号を前記複数の読書装置のそれぞれに
送信する送信手段と、を備える、ことを特徴とする。
【0018】この構成によれば、中継装置から排出信号
を受信した各読書装置は、予め設定された順序及び時間
間隔で順次プリペイドカードを排出する。従って、従業
員等が設定された読書装置の順序に従って読書装置を巡
回し、順次排出されるプリペイドカードが変造カードで
あるか否かを目視でチェックすることができる。そのた
め、テープが貼られている等の一目でわかるような変造
カードの使用を検出できる。従って、変造カードの使用
を効果的に防止することができる。
【0019】前記中継装置は、前記排出信号を送信する
前記読書装置の順序及び時間間隔を入力する入力手段を
さらに備え、前記記憶手段は、前記入力手段により入力
された前記排出信号を送信する前記読書装置の順序及び
時間間隔を記憶し、前記送信手段は、送信開始の通知に
応答し、前記記憶手段に記憶されている順序及び時間間
隔に従って、前記各読書装置へ前記排出信号を送信して
も良い。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るプリペイドカ
ードシステムの実施の形態について、図面を参照しつつ
説明する。本発明の実施の形態に係るプリペイドカード
システムは、図1に示すように、各店舗Sに設置されて
いる読書装置1及び中継装置2を備える。
【0021】読書装置1は、図2に示すように、店舗S
内に、利用者及び従業者等が往来する通路の両側に並ん
で設置されている。また、各読書装置1には、それぞれ
に固有の台番号が付与されている。
【0022】読書装置1は、例えば遊技媒体等の貸し出
しを行う物販機(図示せず)に接続されており、物販機
が利用者に供給した遊技媒体等の対価をプリペイドカー
ドに記録されている金額から差し引く(消費する)ため
の装置である。また、各読書装置1は、中継装置2から
プリペイドカードの排出を指示する排出信号を受信し、
プリペイドカードを排出する。読書装置1は、図3に示
すように、カード処理部11、パンチ孔穿孔部12、制
御部13及び通信部14を備える。
【0023】カード処理部11は、制御部13に制御さ
れ、プリペイドカードをローラ等を用いて内部に取り込
み、取り込んだプリペイドカードから金額情報等を磁気
ヘッド等を用いて読み取り、この磁気ヘッドを用いて金
額情報を更新する。パンチ孔穿孔部12は、制御部13
に制御され、プリペイドカードの金額情報の更新の際
に、消費金額に応じて、プリペイドカードの所定の位置
にパンチ孔を穿孔する。なお、パンチ孔は、予め設定さ
れた金額(例えば0円、1000円、2000円等)に
なった場合、残額に基づいて所定位置に穿孔される。
【0024】制御部13は、CPU等から構成され、読
書装置1の動作全体を制御する。例えば、カード処理部
11を制御し、プリペイドカードを内部に取り込み、プ
リペイドカードに記録されている金額情報を図示せぬ物
販機での使用金額に応じて更新すると共に、パンチ孔穿
孔部12を制御して、パンチ孔を所定の位置に穿孔す
る。また、制御部13は、中継装置2からプリペイドカ
ードの排出を指示する排出信号を通信部14を介して受
信し、この信号に応答し、カード処理部11を制御し、
プリペイドカードを排出させる。
【0025】通信部14は、中継装置2からプリペイド
カードの排出を指示する排出信号を受信し、この信号を
制御部13に通知する。
【0026】中継装置2は、店舗Sに設置されている各
読書装置1と通信を行う。例えば、中継装置2は、各読
書装置1で使用されているプリペイドカードが変造カー
ドであるか否かを従業員等の目視により判別できるよう
にするため、プリペイドカードの排出を指示する排出信
号を各読書装置1へ順次送信する。中継装置2は、図4
に示すように、入力部21、表示部22,記憶部23、
通信部24及び制御部25を備える。
【0027】入力部21は、例えば、キーボード、マウ
ス等を有し、従業員等により操作され、プリペイドカー
ドの排出を指示する排出信号を各読書装置1へ送信する
順序を入力する。さらに、ある読書装置1へ排出信号を
送信してから次の読書装置1へ排出信号を送信するまで
の時間間隔を入力する。そして、入力された順序及び時
間間隔を示すデータを制御部25に通知する。また、入
力部21は、排出信号の送信開始を指示するスタートボ
タンを備える。表示部22は、操作画面等を表示する。
【0028】記憶部23は、制御部25に制御され、従
業員等により入力された排出信号の送信順序及び、送信
間隔を示すデータを記憶する。通信部24は、制御部2
5に制御され、排出信号を各読書装置1へ送信する。
【0029】制御部25は、CPU等から構成され、中
継装置2の動作全体を制御する。例えば、入力部21が
入力した排出信号の送信順序及び送信間隔を記憶部23
に記憶させる。そして、従業員等が図示せぬスタートボ
タンを押下したことを検出し、タイマ等により時間を計
測し、記憶部23から読み出した順序及び間隔で通信部
24を制御して、排出信号を各読書装置1へ送信する。
【0030】次に、プリペイドカードを使用する時の読
書装置1の通常動作について図5のフローチャートを用
いて説明する。まず、利用者によりプリペイドカードが
読書装置2に挿入される。
【0031】制御部13は、カード処理部11を制御し
て、プリペイドカードを内部に取り込み(ステップS
1)、プリペイドカードに記録されている金額情報を読
み取る(ステップS2)。
【0032】制御部13は、読み取った金額情報に含ま
れるカード残高が所定金額(支払金額の最小単位)以上
であるか所定金額未満であるかを判別する(ステップS
3)。残高が所定金額未満であると判別すると、使用で
きないプリペイドカードであると判断し、このプリペイ
ドカードを返却する(ステップS12)。一方、カード
残高が所定金額以上であると判別すると、支払を許可す
ることを示す使用許可信号を物販機へ送信し(ステップ
S4)、物販機からの要求を待機する(ステップS
5)。
【0033】制御部13は、物販機からの要求がプリペ
イドカードの返却を要求する返却要求であるか、プリペ
イドカードの使用を要求する使用要求であるかを判別す
る(ステップS6)。制御部13は、物販機からの要求
が返却要求であると判別した場合、カード処理部11を
制御し、プリペイドカードを返却する(ステップS1
2)。一方、物販機からの要求が使用要求であると判別
した場合、プリイドカードCのカード残高の更新中を意
味する更新フラグをオンし(ステップS7)、プリペイ
ドカードのカード残高を消費金額に応じて更新する(ス
テップS8)。次に、制御部13は、パンチ孔を穿孔す
る必要があるか否かを判別する(ステップS9)。
【0034】穿孔する必要があると判別した場合、パン
チ孔穿孔部12を制御し、プリペイドカードの残高に応
じて所定の箇所にパンチ孔を穿孔する(ステップS2
0)。なお、穿孔の必要性については、プリペイドカー
ドの残高が更新によって予め設定された金額(例えば、
0円、500円、2000円等)となった場合に穿孔が
必要であると判別しても良く、あるいは、一定額消費さ
れる度及び残高が0円となったときに穿孔が必要となっ
たと判別してもよい。
【0035】制御部13は、ステップS9においてパン
チ孔を穿孔する必要がないと判別した場合、又は、パン
チ孔の穿孔後、更新フラグをオフする(ステップS1
0)。次に、制御部13は、更新された残高が所定金額
以上であるか所定金額未満であるかを判別する(ステッ
プS11)。残高が所定金額以上であると判別した場
合、フローはステップS5に戻り、物販機からの要求を
待機する。一方残高が所定金額未満(例えば0円)であ
ると判別すると、カード処理部11を制御して、プリペ
イドカードを返却し(ステップS12)、カード使用処
理を終了する。
【0036】次に、不正カードのチェックのために、読
書装置1からプリペイドカードを順次排出させ、これを
目視でチェックする際のシステムの動作について説明す
る。まず、プリペイドカードを排出する順序と時間間隔
を設定するための動作について説明する。
【0037】中継装置2の入力部21から、表示部22
が表示する操作画面に従って、従業員等により、排出信
号を各読書装置1へ送信する順序及び時間間隔が入力さ
れる。入力部21は、入力された送信順序及び時間間隔
を制御部25に通知する。
【0038】入力される送信順序及び時間間隔は、従業
員等が読書装置1を巡回する順路により、任意に入力す
ることができる。例えば、図2に示す台番号1、2、・・
・、7、8、・・・、14、15、・・・、N−1、Nの順に
従業員等が読書装置1を巡回する場合、最初に、巡回す
る順路に沿った台番号(1、2、・・・、7、8、・・・、1
4、15、・・・、N−1、N)を入力する。次に、従業
員等は、ある読書装置1から順路に従った次の読書装置
1へ移動するまでの時間を入力する。例えば、図2の1
番台から2番台に移動するまでの時間として0.3秒、
2番台から3番台に移動する時間として0.3秒を入力
する。また、7番台から8番台に移動するまでの時間
は、1番台から2番台に移動する時間よりも時間がかか
るため、2.0秒を入力する。このようにして、排出信
号を各読書装置1へ送信する順序及び時間間隔が入力さ
れる。
【0039】制御部25は、入力部21から入力された
順序及び時間間隔を記憶部23に記憶する。以上で設定
動作を終了する。
【0040】次に、実際の不正カードをチェックする動
作について説明する。まず、排出信号を各読書装置1へ
送信する中継装置2の動作について図6に示すフローチ
ャートを参照しつつ説明する。
【0041】中継装置2の制御部25は、従業者等によ
る図示せぬスタートボタンの押下に応答し、排出信号を
各読書装置1へ送信する順序及び時間間隔を記憶部23
から読み出す(ステップS31)。制御部25は、記憶
部23から読み出した一番最初に排出信号を送信する読
書装置1へ排出信号を送信する(ステップS32)。
【0042】制御部25は、排出信号を送信後、次に排
出信号を送信する読書装置1があるかないかを判別し
(ステップS33)、あると判別した場合、設定されて
いる時間を計測する(ステップS34)。そして、設定
時間が経過後(上述の例では0.3秒後)、次の読書装
置1(2番台)へ排出信号を送信する(ステップS3
5)。制御部25は、ステップS33の判別において、
次に排出信号を送信する読書装置1がないと判別した場
合、排出信号送信処理を終了する。
【0043】このようにして、中継装置2は、従業員等
により設定された順序及び時間間隔に従って排出信号を
各読書装置1へ送信する。
【0044】次に、中継装置2から排出信号を受信した
読書装置1の動作について図7のフローチャートを参照
しつつ説明する。読書装置1(1番台)の制御部13
は、通信部14を介して中継装置2から排出信号を受信
し、図7に示すプリペイドカードの排出処理を行う。
【0045】まず、制御部13は、金額情報の更新中を
示す更新フラグがオンであるかオフであるかを判別する
(ステップS41)。制御部13は、更新フラグがオン
であると判別した場合、プリペイドカードの金額情報を
更新し(ステップS42)、パンチ孔を穿孔する必要が
あるか否かを判別する(ステップS43)。パンチ孔を
穿孔する必要があると判別すると、パンチ孔穿孔部12
を制御し、プリペイドカードの所定の位置にパンチ孔を
穿孔する(ステップS50)。
【0046】制御部13は、ステップS43においてパ
ンチ孔を穿孔する必要がないと判別した場合、又は、パ
ンチ孔の穿孔後、更新フラグをオフし(ステップS4
4)、プリペイドカードを排出する(ステップS4
5)。また、制御部13は、ステップS41において更
新フラグがオフであると判別した場合、プリペイドカー
ドを排出する(ステップS45)。このようにして、読
書装置1(1番台)は、プリペイドカードを排出する。
【0047】店舗S内の各読書装置1(1、2、・・・、
7、8、・・・、14、15、・・・、N−1、N)は、排出
信号に応答し、次々とプリペイドカードを排出する。従
業員等は、自分が設定した読書装置1の順序に従って読
書装置1を巡回して、順次排出されるプリペイドカード
が変造カードであるか否かを目視により判別することが
できる。そのため、テープが貼られている等の一目でわ
かるような変造カードの使用を検出できる。従って、変
造カードの使用を効果的に防止することができる。
【0048】なお、上記説明では、中継装置2は、店舗
S内の全ての読書装置1へ予め設定された順序及び時間
間隔で排出信号を送信する。従業員等は、設定された順
序に従ってプリペイドカードの排出タイミングに合わせ
て読書装置1を巡回し、変造カードを発見した場合、こ
のカードを使用していた利用者に対し、注意、警告等を
し、この変造カードを回収する。従って、従業員等は、
変造カードの発見後、設定されている順序に従って各読
書装置1から排出されるプリペイドカードを目視により
チェックすることができない。
【0049】このような事態を回避するため、巡回路を
数カ所に区切り、一区切りの各読書装置1を巡回し、目
視によるチェックを行っても良い。例えば、通路に沿っ
て1列に並んでいる各読書装置1(例えば、図2の台番
号8、9、・・・、13、14)を巡回して目視によるチ
ェックを行う場合、従業員等は、台番号8、9、・・・、
13、14を順序入力し、さらに、時間間隔を入力す
る。
【0050】制御部25は、入力された巡回順序及び時
間間隔を記憶部23に記憶する。そして、スタートボタ
ンの押下を検出すると、通信部24を制御し、記憶部2
3に記憶された巡回順序及び時間間隔に従って排出信号
を各読書装置1(8、9、・・・、13、14)へ送信す
る。
【0051】読書装置1(8、9、・・・、13、14)
は、この通知を順次受信し、プリペイドカードを順次排
出する。従業員等は、排出されたプリペイドカードが変
造カードであるか否かを目視によりチェックする。この
ようにすることで、不正カードを効率よく発見すること
ができる。
【0052】また、不正カードを使用する利用者は、自
分が犯罪行為をしているという罪悪感から挙動不審にな
ることが多い。そのため、従業員等は、挙動不審な利用
者を発見した場合、この利用者が使用している読書装置
1のみへ排出信号を送信してプリペイドカードを排出さ
せ、使用しているプリペイドカードを目視によりチェッ
クするようにしても良い。
【0053】この場合、従業員等は、挙動不審な利用者
を発見すると、中継装置2の入力部21から読書装置1
の台番号のみを入力する。制御部25は、入力された台
番号を記憶部23に記憶し、スタートボタンの押下を検
出すると、通信部24を制御して、排出信号を記憶部2
3に記憶した台番号の読書装置1へ送信する。読書装置
1は、この通知を受信し、図7の処理によりプリペイド
カードを排出する。従業員等は、排出されたプリペイド
カードが変造カードであるか否かを目視によりチェック
する。
【0054】このように不正カードが使用されている可
能性が高い読書装置1のみに排出信号を送信すること
で、効率よく不正カードを目視により検出することがで
きる。従って、不正カードの目視によるチェックを効率
的に行うことができる。
【0055】また、無線通信で中継装置2にプリペイド
カードを排出する指示をできるようにしても良い。この
場合、中継装置2は、無線信号を受信及び復調する無線
受信部を備える。従業員等は、中継装置2に入力情報を
変調して無線通信する携帯端末を所持する。従業員等
は、例えば、挙動不審な利用者を発見した場合、この利
用者が使用している読書装置1の台番号を携帯端末に入
力する。携帯端末は、この入力に応答し、無線通信によ
り中継装置2へ台番号を通知する。中継装置2の制御部
25は、無線受信部を介して送信された台番号を記憶部
23に記憶する。制御部25は、スタートボタンの押下
を検出すると、通信部24を制御して記憶部23から台
番号を読み出し、読み出した台番号へ排出信号を送信す
る。
【0056】従業員等は、排出信号を受信した読書装置
1から排出されたプリペイドカードが変造カードである
か否かを目視によりチェックすることができる。このよ
うに、従業員等が、携帯端末を使用することで、挙動不
審な人物を発見した場合、迅速にプリペイドカードの目
視チェックを行うことができ、不正カードの使用を効果
的に防止することができる。
【0057】上記説明では、中継装置2の入力部21か
ら、排出信号を読書装置1へ送信する順序及び時間間隔
を入力したが、従業者が目視検査のためにたどる経路を
入力するようにしても良い。この場合、例えば、中継装
置2の入力部21と表示部22とはタッチパネル等から
構成される。また、記憶部23には、図2に示す店舗内
の読書装置1の配置図を記憶すると共に隣接する台間の
排出信号の送信タイミングのずれ時間(タイムラグ)の
デフォルト値を記憶している。
【0058】従業者等は、所定の操作により、記憶部2
3から図2の配置図を読み出し、表示部22に表示させ
る。続いて、巡回する読書装置1の経路を図8の矢印に
示すように、タッチペンでなぞって入力する。制御部2
5は、この入力に応答し、タッチペンでなぞられた位置
(座標)から読書装置1の台番号を順次読み出し、記憶
部23に読み出した台番号の順番を記憶する。
【0059】制御部25は、従業者等による図示せぬス
タートボタンの押下に応答し、通信部24を制御し、記
憶部23に記憶されている順番に従って読書装置1へ排
出信号をデフォルト値で指定されている時間間隔で順次
送信する。
【0060】この構成によれば、タッチペン等でタッチ
パネルをなぞるだけで、簡単にプリペイドカードの排出
順序、即ち、巡回経路を入力することができ、入力処理
を効率化できる。
【0061】なお、入力部21と表示部22はタッチパ
ネル形のものに限定されず、通常のCRTとマウス等で
もよく、また、入力方法もなぞる方法に限定されず、台
を順番にクリックするなど、上述の例に限定されない。
また、順路をデフォルトとし、時間間隔を設定するよう
にしても良い。
【0062】また、図1、図3及び図4に示した回路構
成は一例であり、他の回路構成を使用してもよい。ま
た、読書装置1及び中継装置2の動作も図5乃至図7の
フローチャートに示すものに限られない。さらに、読書
装置1の配置も図2に示すものに限定されず、任意に変
形及び応用が可能である。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、各読書装置は、中継装
置から信号を受信すると、予め設定された順番通りにプ
リペイドカードを排出する。従って、従業員等は、中継
装置が信号を送信する順番に従って読書装置を巡回すれ
ば、読書装置から排出されるプリペイドカードが変造カ
ードであるか否かを目視により判別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るプリペイドカードシ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1の読書装置の店舗内における配置図であ
る。
【図3】図1の読書装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】図1の中継装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図5】プリペイドカードの使用時における読書装置の
動作を示すフローチャートである。
【図6】排出信号の送信時の中継装置の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図7】排出信号の受信時の読書装置の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図8】読書装置を巡回する経路を示す図である。
【符号の説明】
1 読書装置 2 中継装置 11 カード処理部 12 パンチ孔穿孔部 13 制御部 14 通信部 21 入力部 22 表示部 23 記憶部 24 通信部 25 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G06K 17/00 G06F 15/21 340Z G07F 7/08 L

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の読書装置と、前記各読書装置に通信
    により接続された中継装置とから構成され、金銭的価値
    を有する金額情報を記憶するプリペイドカードを用いて
    前記各読書装置により支払を行うプリペイドカードシス
    テムにおいて、 前記各読書装置は、 前記プリペイドカードを内部に受け入れ、受け入れた前
    記プリペイドカードに記憶されている金額情報を消費金
    額に応じて更新するカード処理手段と、 前記中継装置から供給される排出信号に応答し、前記プ
    リペイドカードを排出するように前記カード処理手段を
    制御するカード処理制御手段と、 を備え、 前記中継装置は、前記複数の読書装置のそれぞれに所定
    の順序及び所定の時間間隔で前記排出信号を順次送信す
    る送信手段を備える、 ことを特徴とするプリペイドカードシステム。
  2. 【請求項2】前記中継装置は、 前記排出信号を送信する前記読書装置の順番及び/又は
    時間間隔の少なくとも一方を入力する入力手段と、 前記入力手段により入力された順番及び/又は時間間隔
    を記憶する記憶手段と、 をさらに備え、 前記送信手段は、送信開始の通知に応答し、前記記憶手
    段に記憶されている順番及び/又は時間間隔に従って、
    前記各読書装置へ前記排出信号を順次送信する、 ことを特徴とする請求項1に記載のプリペイドカードシ
    ステム。
  3. 【請求項3】複数の前記読書装置は、それぞれ所定の位
    置に配置されており、 前記入力手段は、前記排出信号を送信する経路を入力す
    る手段を備え、 前記送信手段は、前記入力手段で入力された経路に沿っ
    た順番で、前記読書装置に排出信号を順次送出する手段
    を備える、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載のプリペイドカ
    ードシステム。
  4. 【請求項4】前記時間間隔は、前記読書装置の配置に基
    づいて予め設定されている、ことを特徴とする請求項1
    乃至3のいずれか1項に記載のプリペイドカードシステ
    ム。
  5. 【請求項5】複数台が規則的に配列され、プリペイドカ
    ードに記憶されている金額情報を更新するための読書装
    置であって、 前記プリペイドカードを内部に受け入れ、受け入れた前
    記プリペイドカードに記憶されている金額情報を消費金
    額に応じて更新するカード処理手段と、 外部から順次供給される排出信号に応答し、前記カード
    処理手段により受け入れた前記プリペイドカードを排出
    するように前記カード処理手段を制御するカード処理制
    御手段と、 を備え、 前記排出信号に応答して、複数の読書装置が順次前記プ
    リペイドカードを排出可能としたことを特徴とする読書
    装置。
  6. 【請求項6】プリペイドカードを受け入れて支払を行う
    複数の読書装置へ前記プリペイドカードの排出を指示す
    る排出信号を送信する中継装置であって、 前記排出信号を送信する前記読書装置の順序及び時間間
    隔を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されている所定の順序及び所定の時
    間間隔で前記排出信号を前記複数の読書装置のそれぞれ
    に送信する送信手段と、 を備える、 ことを特徴とする中継装置。
  7. 【請求項7】前記排出信号を送信する前記読書装置の順
    序及び時間間隔を入力する入力手段をさらに備え、 前記記憶手段は、前記入力手段により入力された前記排
    出信号を送信する前記読書装置の順序及び時間間隔を記
    憶し、 前記送信手段は、送信開始の通知に応答し、前記記憶手
    段に記憶されている順序及び時間間隔に従って、前記各
    読書装置へ前記排出信号を送信する、 ことを特徴とする請求項6に記載の中継装置。
JP35644997A 1997-12-25 1997-12-25 プリペイドカードシステム、読書装置及び中継装置 Pending JPH11185116A (ja)

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