JPH11184695A - キャッシュメモリ及びキャッシュメモリへのアクセス方法 - Google Patents

キャッシュメモリ及びキャッシュメモリへのアクセス方法

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JPH11184695A
JPH11184695A JP9350887A JP35088797A JPH11184695A JP H11184695 A JPH11184695 A JP H11184695A JP 9350887 A JP9350887 A JP 9350887A JP 35088797 A JP35088797 A JP 35088797A JP H11184695 A JPH11184695 A JP H11184695A
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JP
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cache memory
address
stage
data
latch
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JP9350887A
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Tsuneo Koike
庸夫 小池
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Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
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    • G06F12/08Addressing or allocation; Relocation in hierarchically structured memory systems, e.g. virtual memory systems
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正常動作を確保すると共に、処理時間が増大
するのを防止することが可能なキャッシュメモリ及びキ
ャッシュメモリへのアクセス方法を提供する。 【解決手段】 少なくとも1以上のステージにより構成
される少なくとも1以上の命令を、各ステージ毎に並列
に実行するパイプライン制御によりアクセスされるキャ
ッシュメモリ部31を有するキャッシュメモリにおい
て、ステージの動作により、キャッシュメモリ部31へ
のアクセスが衝突する場合に、衝突するステージのうち
の少なくとも1以上のステージの動作を遅延させてから
行うことにより、アクセスの衝突を回避する。また、ス
テージの動作を、制御回路15の制御の下に、アドレス
ラッチ11、及びデータラッチ17を用いて遅延させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャッシュメモリ
及びキャッシュメモリへのアクセス方法に関し、特にパ
イプライン制御によりアクセスされるキャッシュメモリ
及びキャッシュメモリへのアクセス方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、MPU(Micro Processor Unit)
等では、その高速化を実現するために、いわゆるパイプ
ライン制御が用いられると共に、データのやり取りを高
速化するためにキャッシュメモリが利用されている。
【0003】このパイプライン制御は、複数の命令のそ
れぞれを、細かい処理単位(ステージ)に分割し、各命
令の各ステージを並列に処理することにより、高速化を
実現する制御である。
【0004】また、キャッシュメモリとは、高速なアク
セスが可能なメモリである。ここで、この従来のキャッ
シュメモリの概略について図5を参照して説明する。図
5に、従来のキャッシュメモリの概略図を示す。
【0005】この従来のキャッシュメモリは、タグ部5
とデータ部7とから構成され、図5に示されるように、
アドレスバス1からアドレスが入力する。
【0006】アドレスがタグ部5において一致すると、
一致信号13が出力されると共に、一致部分9がアクテ
ィブとなり、データ部7からは、データバス19を介し
てデータが書き込み、若しくは読み出される。
【0007】ここで、このようなキャッシュメモリとし
ては、いわゆる連想メモリ(CAM:content-addressa
ble memory)が多用され、図5に示されるように、タグ
部5においてアドレスが一致した場合は、データ部7ま
でアクティブになり、一致部分9として認識される。
【0008】次に、従来のパイプライン制御の動作につ
いて、図6を参照して説明する。図6の(a)に、従来
のパイプライン制御の動作概念図を示し、図6の(b)
に、パイプライン制御においてキャッシュメモリにおけ
る衝突が発生した場合の動作概念図を示す。
【0009】まず、図6の(a)に示されるように、こ
のパイプライン制御は、第1の命令から第5の命令まで
の5つの命令により構成されている。もちろん、パイプ
ライン制御における命令の数は5つに限定されるもので
はなく、その他の任意の数の命令を用いることができ
る。このことは、従来のパイプライン制御に限らず、以
下に説明する本発明においても同様である。
【0010】また、各命令を構成するステージとして
は、図6の(a)にも示されるように、IFステージ、
RFステージ、EXステージ、TCステージ、及びWB
ステージが存在する。もちろん、従来の技術及び以下に
説明する本発明においては、上述のステージ以外にも、
その他の適宜なステージを用いることができる。ただ
し、以下の説明では、例えば、IFステージはIFと記
すように、これらのステージを単に英字のみで識別する
場合もある。
【0011】また、IFとは、Instruction
Fetch stageのことであり、外部から命令
を読み出すステージである。以下の説明においても同様
である。
【0012】また、RFとは、Register Fe
tch stageのことであり、主に命令の解読(デ
コード)を行うステージである。以下の説明においても
同様である。
【0013】また、EXとは、Execution s
tageのことであり、主に計算を行うステージであ
る。以下の説明においても同様である。
【0014】また、TCとは、Tag Check s
tageのことであり、キャッシュメモリへアドレスが
供給され、一致するタグ部があるか否かをチェックする
ステージである。以下の説明においても同様である。
【0015】また、WBとは、Write Back
stageのことであり、キャッシュメモリにデータを
書き込むステージである。以下の説明においても同様で
ある。
【0016】次に、このパイプライン制御における動作
について説明する。まず、図6の(a)に示されるよう
に、第1の命令の動作手順は、始めにIFステージを実
行し、次にRFステージを実行し、次にEXステージを
実行する。
【0017】次に、図6の(a)示されるように、パイ
プライン制御におけるキャッシュメモリへの書き込み動
作(TC、WB)を行う。パイプライン制御におけるキ
ャッシュメモリへの書き込み動作は、まず、TCステー
ジでキャッシュメモリへアドレスが供給され、一致する
タグ部があるかどうかをチェックする。
【0018】一致するタグ部がある場合、その一致部分
が選択された状態で次のWBステージ(st5)でキャ
ッシュメモリのデータ部へデータが書き込まれる。この
ように、データをキャッシュメモリに書き込む場合には
2ステージ使われる。
【0019】また、キャッシュメモリ読み出し動作では
TCステージで一致するタグ部の有無を検査すると同時
にデータ部の読み出しが行なわれるため、1ステージで
動作は完了する。
【0020】一方、従来のキャッシュメモリにおいて
は、パイプライン制御の並列処理の同一時間軸上におい
て、書き込み(WB)若しくは読み出し(TC)が重な
ると、キャッシュメモリへ同時にアクセスすることとな
り、キャッシュメモリの正常動作が保証されないという
問題点があった。
【0021】例えば、図6の(a)を参照すると、第1
の命令のWBステージ(st5)が、第2の命令のTC
ステージ(st6)とが並列に処理されることとなって
いるため、このままでは、キャッシュメモリの正常動作
が確保できない。
【0022】そこで、従来のキャッシュメモリにおいて
は、第2の命令のTCステージ以降の動作を1ステージ
遅らせるパイプラインスリップ動作を行なわせる方式が
採用されている。
【0023】このパイプラインスリップ動作について、
図6の(b)を参照して説明する。前述のように、第1
の命令のWBステージ(st5)が、第2の命令のTC
ステージ(st6)と同一時間軸上において重なってい
ると、キャッシュメモリへの同時アクセスが発生してし
まうので、これを回避するため、図6の(b)に示され
るように、第2の命令から第5の命令までの、第2の命
令のTCステージ以降をスリップ(slip)させ、そ
の動作をキャンセルする。
【0024】従って、第1の命令のWBステージが存在
する時間軸上には、第1の命令のWBステージ以外は存
在しないこととなり、キャッシュメモリへの同時アクセ
スを回避することができる。
【0025】また、スリップされた第2の命令以降の各
ステージは、その後再試行(retry)され、同様の
手順に従ってキャッシュメモリへの同時アクセスが回避
される。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来のキャッシュメモリ及びキャッシュメモリへ
のアクセス方法によれば、確かにパイプラインスリップ
動作により、キャッシュメモリへの同時アクセスを回避
することができるが、1回のパイプラインスリップが発
生すると、1ステージ分(1クロック分)命令実行が停
止することになり、キャッシュメモリや、これを用いた
MPU等の性能がその分低下するという問題点を有して
いる。
【0027】例えば、図6の(b)を参照すると明らか
なように、パイプラインスリップ動作が一度実行された
だけで、処理完了時間が、1ステージ分長くなってしま
っている。図6の(b)に示される場合では、1回のパ
イプラインスリップ動作を実行した場合を示している
が、第2の命令以降にも、キャッシュメモリへの同時ア
クセスを回避するためのパイプラインスリップ動作を実
行すると、さらに処理完了時間が長くなる可能性があ
り、性能の低下が顕著になる。
【0028】ここで、アドレスの生成と出力が、パイプ
ラインにて制御されるマイクロコンピュータシステムに
おいて、システム性能の低下を招くことなくハードウェ
アの削減を図った発明として、特開昭63−11623
7号公報に開示された「パイプラインアドレスラッチ回
路」がある。
【0029】しかし、この発明は、アドレスをラッチす
るラッチ回路を具備させ、さらに、このラッチ回路にお
いてアドレスをラッチさせるためのアドレスラッチ信号
を、マイクロプロセッサからの出力信号に基づき制御す
ることにより、アドレス出力の切換え回路を削除可能と
し、クロック周波数の低下を回避可能とすることによ
り、システム性能の低下を招くことなくハードウェアの
削減を図るものであり、パイプライン制御において、キ
ャッシュメモリへの同時アクセスが発生した場合に処理
時間が増大するという問題を解決するものではない。
【0030】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、正常動作を確保すると共に、処理時間が増大するの
を防止することが可能なキャッシュメモリ及びキャッシ
ュメモリへのアクセス方法を提供することを目的とす
る。
【0031】つまり本発明は、パイプライン制御により
処理が行われるMPU等のキャッシュメモリにおいて、
書き込み動作はタグチェックと書き込みの2サイクル必
要となり、次の命令のタグチェック動作を遅延させなけ
ればならない場合があったので、これを回避して、処理
時間が増大することを防止することが可能なキャッシュ
メモリ及びキャッシュメモリへのアクセス方法を提供す
ることを目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
少なくとも1以上のステージにより構成される少なくと
も1以上の命令を、各ステージ毎に並列に実行するパイ
プライン制御によりアクセスされるキャッシュメモリに
おいて、前記ステージの動作により、前記キャッシュメ
モリへのアクセスが衝突する場合に、前記衝突するステ
ージのうちの少なくとも1以上のステージの動作を、遅
延させて行うことにより、前記衝突を回避することを特
徴とする。
【0033】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記キャッシュメモリへのアクセスが衝突
するステージが、入力したアドレスに基づき前記キャッ
シュメモリに一致するタグ部があるか否かをチェックす
るTag Check stageを含むことを特徴と
する。
【0034】請求項3記載の発明は、請求項1又は2に
記載の発明において、前記キャッシュメモリへのアクセ
スが衝突するステージが、前記キャッシュメモリへデー
タを書き込むWrite Back stageを含む
ことを特徴とする。
【0035】請求項4記載の発明は、請求項1から3の
いずれかに記載の発明において、前記ステージの動作
が、外部から入力したアドレスを第1のアドレスラッチ
によりラッチすることにより遅延されることを特徴とす
る。
【0036】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、前記外部から入力したアドレス、及び前記
第1のアドレスラッチから出力されたアドレスのいずれ
か一方を選択して出力するセレクタを有することを特徴
とする。
【0037】請求項6記載の発明は、請求項1から5の
いずれかに記載の発明において、前記ステージの動作
が、データを第1のデータラッチによりラッチすること
により遅延されることを特徴とする。
【0038】請求項7記載の発明は、請求項1から3の
いずれかに記載の発明において、前記ステージの動作
が、前記キャッシュメモリへアクセスをした際に判明し
た前記キャッシュメモリの一致部分の情報を第2のアド
レスラッチによりラッチすることにより遅延されること
を特徴とする。
【0039】請求項8記載の発明は、請求項7記載の発
明において、前記ステージの動作が、データを第2のデ
ータラッチによりラッチすることにより遅延されること
を特徴とする。
【0040】請求項9記載の発明は、請求項1から8の
いずれかに記載の発明において、前記ステージの動作の
遅延を制御する制御回路を有することを特徴とする。
【0041】請求項10記載の発明は、アドレスバスか
ら出力されたアドレスが入力する第1のアドレスラッチ
(11)と、前記アドレスバスから出力されたアドレ
ス、及び前記第1のアドレスラッチから出力されたアド
レスのいずれか一方を選択して出力するセレクタ(3)
と、前記セレクタから出力されたアドレスに基づき、一
致部分(9)がアクティブになると共に、一致信号(1
3)を出力するキャッシュメモリ部(31)と、データ
バスから出力された、前記キャッシュメモリ部に書き込
むべきデータをラッチする第1のデータラッチ(17)
と、前記第1のアドレスラッチ(11)、セレクタ
(3)、及び第1のデータラッチ(17)の動作を制御
する第1の制御回路(15)とを有することを特徴とす
る。
【0042】請求項11記載の発明は、アドレスバスか
ら出力されたアドレスに基づき、一致部分(9)がアク
ティブになると共に、一致信号(13)を出力するキャ
ッシュメモリ部(31)と、前記キャッシュメモリ部の
一致部分の情報をラッチする第2のアドレスラッチ(2
1)と、前記キャッシュメモリ部に書き込むべきデータ
をラッチする第2のデータラッチ(23)と、前記第2
のアドレスラッチ(21)、及び第2のデータラッチ
(23)の動作を制御する第2の制御回路(15)とを
有することを特徴とする。
【0043】請求項12記載の発明は、少なくとも1以
上のステージにより構成される少なくとも1以上の命令
を、各ステージ毎に並列に実行するパイプライン制御に
よりキャッシュメモリへアクセスするキャッシュメモリ
へのアクセス方法において、前記ステージの動作によ
り、前記キャッシュメモリへのアクセスが衝突する場合
に、前記衝突するステージのうちの少なくとも1以上の
ステージの動作を、遅延させて行う遅延工程を有し、該
遅延工程により、前記衝突を回避することを特徴とす
る。
【0044】請求項13記載の発明は、請求項12記載
の発明において、前記キャッシュメモリへのアクセスが
衝突するステージが、入力したアドレスに基づき前記キ
ャッシュメモリに一致するタグ部があるか否かをチェッ
クするTag Checkstageを含むことを特徴
とする。
【0045】請求項14記載の発明は、請求項12又は
13に記載の発明において、前記キャッシュメモリへの
アクセスが衝突するステージが、前記キャッシュメモリ
へデータを書き込むWrite Back stage
を含むことを特徴とする。
【0046】請求項15記載の発明は、請求項12から
14のいずれかに記載の発明において、前記遅延工程
が、外部から入力したアドレスを第1のアドレスラッチ
によりラッチする第1のアドレスラッチ工程を有するこ
とを特徴とする。
【0047】請求項16記載の発明は、請求項15記載
の発明において、前記外部から入力したアドレス、及び
前記第1のアドレスラッチ工程においてラッチされたア
ドレスのいずれか一方を選択して出力する選択出力工程
を有することを特徴とする。
【0048】請求項17記載の発明は、請求項12から
16のいずれかに記載の発明において、前記遅延工程
が、データを第1のデータラッチによりラッチする第1
のデータラッチ工程を有することを特徴とする。
【0049】請求項18記載の発明は、請求項12から
14のいずれかに記載の発明において、前記遅延工程
が、前記キャッシュメモリへのアクセスをした際に判明
した前記キャッシュメモリの一致部分の情報をラッチす
る第2のアドレスラッチ工程を有することを特徴とす
る。
【0050】請求項19記載の発明は、請求項18記載
の発明において、前記遅延工程が、データを第2のデー
タラッチによりラッチする第2のデータラッチ工程を有
することを特徴とする。
【0051】従って、本発明によれば、データラッチと
アドレスラッチとを用い、これらでデータ及びアドレス
をラッチすることにより、例えばキャッシュメモリへの
アクセスが衝突する命令のアクセスの後のサイクルで書
き込み動作を行なうため、キャッシュメモリへの同時ア
クセスを回避して正常動作を確保すると共に、パイプラ
イン制御の動作完了時間が増大してしまうのを防止する
ことができる。ここで、アクセスが衝突するとは、2以
上のアクセスがキャッシュメモリへ同時にアクセスを行
うことを言う。以下の説明においても同様である。
【0052】つまり、アドレスバス及びデータバス(書
き込み方向)のそれぞれに、アドレスラッチとセレクタ
及びデータラッチを挿入し、キャッシュメモリへのアク
セスが衝突しない条件まで書き込み動作を遅延させる。
【0053】上述の動作について、図2を参照してさら
に詳細に説明する。図2の(a)に示されるように、こ
のパイプライン制御においては、第1の命令のWBステ
ージ(st2)と、第2の命令のTCステージ(st
3)とが同一時間軸上において処理されることとなって
いるため、このままでは、キャッシュメモリへの同時ア
クセスが発生してしまう。
【0054】ここで、図2の(a)に示されるように、
それぞれカッコ書きで、第2の命令にWBが存在し、第
3の命令にTC、及びWBが存在するが、これらは実質
的にはキャッシュメモリへのアクセス動作を行わず便宜
的に記載しているに過ぎない。このような、便宜的に記
載し、キャッシュメモリへの実際のアクセスを行わない
ステージを、以下、図2に示される場合と同様に、カッ
コで括ることにする。
【0055】従って、図2の(a)に示される各命令
は、例えば、第1の命令がキャッシュメモリへの書き込
みを実行する命令であり、第2の命令がキャッシュメモ
リへの書き込みを伴わない命令であり、第3の命令がキ
ャッシュメモリへのアクセスを伴わない命令である。
【0056】上述のような各命令のキャッシュメモリへ
のアクセス状況は、それぞれの命令のRFステージで命
令デコードが済んでいるので、事前に検出が可能であ
る。
【0057】そして、本発明は、図2の(b)に示され
るように、キャッシュメモリへの同時アクセスを回避す
るため、アドレスラッチ、データラッチへ第1の命令の
書き込みデータを一時保持して動作を保留して、第2の
命令のTCステージ(st3)が終了した後、再度第1
の命令のTCステージ、WBステージを実行する(st
1’、st2’)。
【0058】従って、本発明によれば、上述の動作によ
り、キャッシュメモリへの同時アクセスを回避してキャ
ッシュメモリの正常動作を確保すると共に、パイプライ
ン制御の処理完了時間が増大してしまい、キャッシュメ
モリに接続された各機器の性能が低下してしまうという
ことを防止することができる。
【0059】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して、本発明に
係るキャッシュメモリ及びキャッシュメモリへのアクセ
ス方法の実施形態について以下に詳細に説明する。
【0060】図1に、本発明に係るキャッシュメモリの
第1の実施形態の構成のブロック図を示す。図1に示さ
れるように、この本発明に係るキャッシュメモリの第1
の実施形態は、アドレスラッチ11と、セレクタ3と、
キャッシュメモリ部31と、制御回路15と、データラ
ッチ17とから構成される。ただし、図5を参照して説
明した、従来のキャッシュメモリが具備する部材と同様
な部材には同じ番号を付す。
【0061】アドレスラッチ11は、アドレスバス1か
ら出力されたアドレスが入力する。
【0062】セレクタ3は、アドレスバス1から出力さ
れたアドレスと、アドレスラッチ11から出力されたア
ドレスとのいずれか一方を選択してキャッシュメモリ部
31へ出力する。
【0063】キャッシュメモリ部31は、タグ部5、及
びデータ部7から構成され、セレクタ3から出力された
アドレスにより、タグ部5においてアドレスが一致すれ
ば、一致部分9がアクティブになると共に、一致信号1
3を出力する。また、このキャッシュメモリ部31は、
前述の連想メモリであることが好ましい。
【0064】データラッチ17は、データバス19から
出力された、キャッシュメモリ部31に書き込むべきデ
ータをラッチする。
【0065】制御回路15は、アドレスラッチ11、セ
レクタ3、及びデータラッチ17の動作を制御する。つ
まり、制御回路15は、アドレスラッチ11と、書き込
み方向のデータをラッチするデータラッチ17と、セレ
クタ3と、キャッシュメモリ部31とのそれぞれについ
て、アクセスが衝突しない条件まで書き込み動作を遅延
させる制御を行う。
【0066】次に、図1に示される、本発明に係るキャ
ッシュメモリの第1の実施形態の動作、及び本発明に係
るキャッシュメモリへのアクセス方法の第1の実施形態
について、図1、及び図2を参照して説明する。図2の
(a)に、パイプライン制御の動作概念図の一例を示
し、図2の(b)に、図1に示されるキャッシュメモリ
の動作概念図、及び、本発明に係るキャッシュメモリへ
のアクセス方法の第1の実施形態の動作概念図を示す。
ただし、図2に示されるパイプライン制御の動作概念図
はあくまでも一例であって、本発明においては、その他
の適宜なパイプライン制御を用いることができる。
【0067】まず、図2の(a)に示される命令は、第
1の命令がキャッシュ書き込みを行なう命令を伴い(s
t1、st2)、第2の命令がキャッシュ読み出しを行
なう命令を伴い(st3)、第3の命令がキャッシュメ
モリへのアクセス(書き込み、読み出し)を伴わない命
令である。また、このパイプライン制御は、その他に第
4の命令、及び第5の命令とを有し、計5つの命令から
構成されているが、本発明に適用されるパイプライン制
御としては、上述のように、5つの命令に限定されず、
その他の任意の数の命令のパイプライン制御を用いるこ
とができる。
【0068】そして、上述のような、キャッシュメモリ
へのアクセスの状態を検出した後、st2とst3との
ように、同一時間軸においてキャッシュメモリへのアク
セスが衝突した場合、第1の命令の書き込みアドレスと
データとを、それぞれ図1に示されるアドレスラッチ1
1と、データラッチ17とへ一時保持する。すなわち、
第1の命令のTC(st1)、及びWB(st2)の動
作を一時保留する。
【0069】そして、図2の(b)に示されるように、
第2の命令のTCステージ終了後、再度第1の命令のT
C、WBステージ(st1’、st2’)を実行するこ
とでアクセスの衝突を回避する。また、図2の(b)か
らも明らかなように、パイプラインのスリップは行わな
い。
【0070】ここで、第3あるいは第4の命令がキャッ
シュへのアクセスを伴う場合であれば、第3の命令以降
をスリップさせる。スリップした場合でも性能的には従
来の制御と同じになる。
【0071】従って、図1、及び図2に示される本発明
に係るキャッシュメモリの第1の実施形態、及び本発明
に係るキャッシュメモリへのアクセス方法の第1の実施
形態によれば、キャッシュメモリへの同時アクセスを防
止することができ、キャッシュメモリの正常動作を確保
することができると共に、パイプラインをスリップさせ
ないため、キャッシュメモリの動作時間が増大してしま
うことを回避することができる。
【0072】次に、本発明に係るキャッシュメモリの第
2の実施形態について、図3を参照して説明する。図3
に、本発明に係るキャッシュメモリの第2の実施形態の
構成のブロック図を示す。ただし、図1を参照して説明
した、本発明に係るキャッシュメモリの第1の実施形態
が具備する部材と同様な部材には同じ番号を付す。
【0073】図3に示されるように、このキャッシュメ
モリは、アドレスバス1とデータバス19とが接続され
たキャッシュメモリ部31と、アドレスラッチ21と、
データラッチ23と、制御回路15とを有する。
【0074】キャッシュメモリ部31は、タグ部5と、
データ部7とから構成され、アドレスバス1から出力さ
れたアドレスが入力すると共に、タグ部5において一致
するアドレスが存在する場合は、一致信号13を出力す
ると共に、一致部分9がアクティブになり、データバス
19からのデータの読み書きを実行する。また、このキ
ャッシュメモリ部31も、前述の連想メモリであること
が好ましい。
【0075】データラッチ23は、キャッシュメモリ部
31へ書き込まれるデータをラッチする。
【0076】アドレスラッチ21は、キャッシュメモリ
部31における、一致部分9の情報を保持する。
【0077】制御回路15は、一致信号23が入力する
と共に、アドレスラッチ21、及びデータラッチ23の
動作を制御する。
【0078】次に、図3に示される本発明に係るキャッ
シュメモリの第2の実施形態の動作、及び、本発明に係
るキャッシュメモリへのアクセス方法の第2の実施形態
の動作について、図3、及び図4を参照して説明する。
図4の(a)に、パイプライン制御の動作概念図を示
し、図4の(b)に、図3に示されるパイプライン制御
の動作概念図、及び、本発明に係るキャッシュメモリへ
のアクセス方法の第2の実施形態の動作概念図を示す。
ただし、図2に示されるパイプライン制御の動作概念図
はあくまでも一例であって、本発明においては、その他
の適宜なパイプライン制御を用いることができる。
【0079】まず、図3に示されるように、第2の実施
形態に係るキャッシュメモリは、アドレスラッチ21を
キャッシュメモリ部31のワード線に取り付けた構成と
なっている。
【0080】このように接続することで、事前にTCス
テージでワード線を選択しているため、保留した書き込
みステージにおける、再書き込みのときに、TCステー
ジを省略してWBステージの1クロックで実行すること
ができる。さらに第4の命令のキャッシュアクセス有無
をチェックする必要がなくなる。
【0081】また、図4の(a)に示されるように、本
発明に係るキャッシュメモリは、各命令が、第1の命令
がキャッシュ書き込みを行なう命令、第2の命令がキャ
ッシュ読み出しを行なう命令、第3の命令がキャッシュ
メモリへのアクセス(書き込み、読み出し)を伴わない
命令である。また、このパイプライン制御においては、
その他に第4の命令と、第5の命令とを有するが、この
場合においても命令の数は、5つに限定されるものでは
ない。
【0082】そして、各命令におけるキャッシュメモリ
へのアクセス状態を検出し、第1の命令のWBステージ
(st4)が第2の命令のTCステージと同一時間軸上
において重なっていることを認識する。そのため、この
ままでは、キャッシュメモリの同時アクセスが行われる
こととなり、キャッシュメモリを正常に動作させること
ができない。
【0083】そこで、図4の(b)に示されるように、
第1の命令の書き込みアドレスとデータとを、図3に示
されるアドレスラッチ21、データラッチ23へ一時保
持しておき、第2の命令のTCステージ終了後ラッチし
た情報を用いて再度第1の命令のWBステージを実行す
る(st4’)。ここで、第3の命令がキャッシュメモ
リへのアクセスを伴う場合は、第3の命令以降をスリッ
プさせる。
【0084】従って、図3、図4を用いて説明した、本
発明に係るキャッシュメモリの第2の実施形態、及び、
本発明に係るキャッシュメモリへのアクセス方法の第2
の実施形態によれば、キャッシュメモリへの同時アクセ
スを回避し、キャッシュメモリの正常動作を確保するこ
とができると共に、パイプライン制御の動作完了時間が
増大してしまうことを防止することができる。
【0085】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、アドレスラッチ、及びデータラッチに書き込
みアドレス、及びデータを保持することにより、パイプ
ラインの状態で空きが発生するまで書き込み動作を保留
することでパイプラインをスリップさせないように制御
するため、キャッシュメモリに対する同時アクセスを回
避し、キャッシュメモリの正常な動作を確保すると共
に、パイプラインスリップによる性能低下をなくすこと
が可能なキャッシュメモリ及びキャッシュメモリへのア
クセス方法を提供することができる。
【0086】特に、請求項1記載の発明によれば、衝突
するステージの動作を遅延させてから実行するため、ハ
ードウエアでパイプラインのステージの入れ替えを行な
っていることとなり、キャッシュメモリのアクセスの衝
突を回避して、キャッシュメモリの正常動作を確保する
と共に、性能低下を防止することが可能なキャッシュメ
モリを提供することができる。
【0087】また、請求項2記載の発明によれば、請求
項1記載の発明の効果が得られると共に、キャッシュメ
モリにアクセスするステージとして、Tag Chec
kstageを含ませているため、タグチェックの際の
衝突を回避することが可能なキャッシュメモリを提供す
ることができる。
【0088】また、請求項3記載の発明によれば、請求
項1又は2に記載の発明の効果が得られると共に、キャ
ッシュメモリにアクセスするステージとして、Writ
eBack stageを含ませているため、キャッシ
ュメモリにデータを書き込む際の衝突を回避することが
可能なキャッシュメモリを提供することができる。
【0089】また、請求項4記載の発明によれば、請求
項1から3のいずれかに記載の発明の効果が得られると
共に、ステージの動作を、第1のアドレスラッチにより
外部から入力したアドレスをラッチすることにより遅延
させているため、さらに確実に動作の遅延を行うことが
可能なキャッシュメモリを提供することができる。
【0090】また、請求項5記載の発明によれば、請求
項4記載の発明の効果が得られると共に、セレクタによ
り、外部から入力したアドレス、及び第1のアドレスラ
ッチから出力されたアドレスのいずれか一方を選択して
出力しているため、遅延されたアドレスの選択を正確に
実行することが可能なキャッシュメモリを提供すること
ができる。
【0091】また、請求項6記載の発明によれば、請求
項1から5のいずれかに記載の発明の効果が得られると
共に、ステージの動作を、第1のデータラッチによりデ
ータをラッチすることにより遅延させているため、さら
に確実に遅延を実行することが可能なキャッシュメモリ
を提供することができる。
【0092】また、請求項7記載の発明によれば、請求
項1から3のいずれかに記載の発明の効果が得られると
共に、ステージの動作を、キャッシュメモリの一致部分
の情報を第2のアドレスラッチによりラッチすることに
より遅延させているため、さらに確実に遅延を実行する
ことが可能なキャッシュメモリを提供することができ
る。
【0093】また、請求項8記載の発明によれば、請求
項7記載の発明の効果が得られると共に、ステージの動
作を、第2のデータラッチによりデータをラッチするこ
とにより遅延させているため、さらに確実に遅延を実行
することが可能なキャッシュメモリを提供することがで
きる。
【0094】また、請求項9記載の発明によれば、請求
項1から8のいずれかに記載の発明の効果が得られると
共に、ステージの動作の遅延が、制御回路の制御の下に
行われているため、さらに確実にステージの動作の遅延
を実行することが可能なキャッシュメモリを提供するこ
とができる。
【0095】また、請求項10記載の発明によれば、キ
ャッシュメモリへのアクセスが衝突した場合は、制御回
路の制御の下に、アドレスラッチにてアドレスをラッチ
し、データラッチにてデータをラッチすることにより、
ステージの動作を遅延させ、キャッシュメモリにおいて
アクセス衝突が起きない条件において、セレクタからア
ドレスがキャッシュメモリ部に出力されて、ステージの
動作を実行するため、同時アクセスによる異常動作を回
避することができると共に、処理時間の増大等による性
能の劣化を防止することが可能なキャッシュメモリを提
供することができる。
【0096】また、請求項11記載の発明によれば、キ
ャッシュメモリへのアクセスが衝突した場合は、データ
ラッチにてデータをラッチし、アドレスラッチにてキャ
ッシュメモリ部の一致部分の情報をラッチしているた
め、遅延された動作が書き込み動作の場合には、再動作
において、タグチェックを行う必要がなく、書き込み動
作を1ステージで実行でき、キャッシュメモリへの同時
アクセスを回避して正常動作を確保すると共に、処理時
間の増大等による性能の劣化を防止することが可能なキ
ャッシュメモリを提供することができる。
【0097】また、請求項12記載の発明によれば、衝
突するステージの動作を、遅延工程において遅延させて
から実行するため、ハードウエアでパイプラインステー
ジの入れ替えを行なっていることとなり、キャッシュメ
モリのアクセスの衝突を回避して、キャッシュメモリの
正常動作を確保すると共に、性能低下を防止することが
可能なキャッシュメモリへのアクセス方法を提供するこ
とができる。
【0098】また、請求項13記載の発明によれば、請
求項12記載の発明の効果が得られると共に、キャッシ
ュメモリにアクセスするステージとして、Tag Ch
eck stageを含ませているため、タグチェック
の際の衝突を回避することが可能なキャッシュメモリへ
のアクセス方法を提供することができる。
【0099】また、請求項14記載の発明によれば、請
求項12又は13に記載の発明の効果が得られると共
に、キャッシュメモリにアクセスするステージとして、
Write Back stageを含ませているた
め、キャッシュメモリにデータを書き込む際の衝突を回
避することが可能なキャッシュメモリへのアクセス方法
を提供することができる。
【0100】また、請求項15記載の発明によれば、請
求項12から14のいずれかに記載の発明の効果が得ら
れると共に、ステージの動作を遅延させるために、第1
のアドレスラッチにより、外部から入力したアドレスを
ラッチして遅延させる第1のアドレスラッチ工程を有し
ているため、さらに確実に動作の遅延を行うことが可能
なキャッシュメモリへのアクセス方法を提供することが
できる。
【0101】また、請求項16記載の発明によれば、請
求項15記載の発明の効果が得られると共に、選択出力
工程により、外部から入力したアドレス、及び第1のア
ドレスラッチ工程において出力されたアドレスのいずれ
か一方を選択して出力するため、遅延されたアドレスの
選択を正確に実行することが可能なキャッシュメモリへ
のアクセス方法を提供することができる。
【0102】また、請求項17記載の発明によれば、請
求項12から16のいずれかに記載の発明の効果が得ら
れると共に、ステージ動作の遅延が、第1のデータラッ
チ工程において、第1のデータラッチによりデータをラ
ッチすることにより行われているため、さらに確実に遅
延を実行することが可能なキャッシュメモリへのアクセ
ス方法を提供することができる。
【0103】また、請求項18記載の発明によれば、請
求項12から14のいずれかに記載の発明の効果が得ら
れると共に、ステージの動作の遅延が、第2のアドレス
ラッチ工程において、キャッシュメモリの一致部分の情
報をラッチすることにより行われているため、さらに確
実に遅延を実行することが可能なキャッシュメモリへの
アクセス方法を提供することができる。
【0104】さらに、請求項19記載の発明によれば、
請求項18記載の発明の効果が得られると共に、ステー
ジの動作の遅延が、第2のデータラッチ工程において、
データを第2のデータラッチによりラッチすることによ
り行われているため、さらに確実に遅延を実行すること
が可能なキャッシュメモリへのアクセス方法を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るキャッシュメモリの第1の実施形
態の構成を示すブロック図である。
【図2】(a)が、本発明に適用されるパイプライン制
御の一例の動作概念図であり、(b)が、図1に示され
るキャッシュメモリに対するパイプライン制御の動作、
及び本発明に係るキャッシュメモリへのアクセス方法の
第1の実施形態の動作、を示す動作概念図である。
【図3】本発明に係るキャッシュメモリの第2の実施形
態の構成を示すブロック図である。
【図4】(a)が、本発明に適用されるパイプライン制
御の一例の動作概念図であり、(b)が、図3に示され
るキャッシュメモリに対するパイプライン制御の動作、
及び本発明に係るキャッシュメモリへのアクセス方法の
第2の実施形態の動作、を示す動作概念図である。
【図5】従来のキャッシュメモリの構成を示す概略図で
ある。
【図6】従来のキャッシュメモリに対するパイプライン
制御の動作を示す動作概念図である。
【符号の説明】
1 アドレスバス 3 セレクタ 5 タグ部 7 データ部 9 一致部分 11 アドレスラッチ 13 一致信号 15 制御回路 17 データラッチ 19 データバス 21 アドレスラッチ 23 データラッチ 31 キャッシュメモリ部

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1以上のステージにより構成
    される少なくとも1以上の命令を、各ステージ毎に並列
    に実行するパイプライン制御によりアクセスされるキャ
    ッシュメモリにおいて、 前記ステージの動作により、前記キャッシュメモリへの
    アクセスが衝突する場合に、 前記衝突するステージのうちの少なくとも1以上のステ
    ージの動作を、遅延させて行うことにより、 前記衝突を回避することを特徴とするキャッシュメモ
    リ。
  2. 【請求項2】 前記キャッシュメモリへのアクセスが衝
    突するステージが、 入力したアドレスに基づき前記キャッシュメモリに一致
    するタグ部があるか否かをチェックするTag Che
    ck stageを含むことを特徴とする請求項1記載
    のキャッシュメモリ。
  3. 【請求項3】 前記キャッシュメモリへのアクセスが衝
    突するステージが、 前記キャッシュメモリへデータを書き込むWrite
    Back stageを含むことを特徴とする請求項1
    又は2に記載のキャッシュメモリ。
  4. 【請求項4】 前記ステージの動作が、 外部から入力したアドレスを第1のアドレスラッチによ
    りラッチすることにより遅延されることを特徴とする請
    求項1から3のいずれかに記載のキャッシュメモリ。
  5. 【請求項5】 前記外部から入力したアドレス、及び前
    記第1のアドレスラッチから出力されたアドレスのいず
    れか一方を選択して出力するセレクタを有することを特
    徴とする請求項4記載のキャッシュメモリ。
  6. 【請求項6】 前記ステージの動作が、 データを第1のデータラッチによりラッチすることによ
    り遅延されることを特徴とする請求項1から5のいずれ
    かに記載のキャッシュメモリ。
  7. 【請求項7】 前記ステージの動作が、 前記キャッシュメモリへアクセスをした際に判明した前
    記キャッシュメモリの一致部分の情報を第2のアドレス
    ラッチによりラッチすることにより遅延されることを特
    徴とする請求項1から3のいずれかに記載のキャッシュ
    メモリ。
  8. 【請求項8】 前記ステージの動作が、 データを第2のデータラッチによりラッチすることによ
    り遅延されることを特徴とする請求項7記載のキャッシ
    ュメモリ。
  9. 【請求項9】 前記ステージの動作の遅延を制御する制
    御回路を有することを特徴とする請求項1から8のいず
    れかに記載のキャッシュメモリ。
  10. 【請求項10】 アドレスバスから出力されたアドレス
    が入力する第1のアドレスラッチ(11)と、 前記アドレスバスから出力されたアドレス、及び前記第
    1のアドレスラッチから出力されたアドレスのいずれか
    一方を選択して出力するセレクタ(3)と、 前記セレクタから出力されたアドレスに基づき、一致部
    分(9)がアクティブになると共に、一致信号(13)
    を出力するキャッシュメモリ部(31)と、 データバスから出力された、前記キャッシュメモリ部に
    書き込むべきデータをラッチする第1のデータラッチ
    (17)と、 前記第1のアドレスラッチ(11)、セレクタ(3)、
    及び第1のデータラッチ(17)の動作を制御する第1
    の制御回路(15)とを有することを特徴とするキャッ
    シュメモリ。
  11. 【請求項11】 アドレスバスから出力されたアドレス
    に基づき、一致部分(9)がアクティブになると共に、
    一致信号(13)を出力するキャッシュメモリ部(3
    1)と、 前記キャッシュメモリ部の一致部分の情報をラッチする
    第2のアドレスラッチ(21)と、 前記キャッシュメモリ部に書き込むべきデータをラッチ
    する第2のデータラッチ(23)と、 前記第2のアドレスラッチ(21)、及び第2のデータ
    ラッチ(23)の動作を制御する第2の制御回路(1
    5)とを有することを特徴とするキャッシュメモリ。
  12. 【請求項12】 少なくとも1以上のステージにより構
    成される少なくとも1以上の命令を、各ステージ毎に並
    列に実行するパイプライン制御によりキャッシュメモリ
    へアクセスするキャッシュメモリへのアクセス方法にお
    いて、 前記ステージの動作により、前記キャッシュメモリへの
    アクセスが衝突する場合に、 前記衝突するステージのうちの少なくとも1以上のステ
    ージの動作を、遅延させて行う遅延工程を有し、 該遅延工程により、前記衝突を回避することを特徴とす
    るキャッシュメモリへのアクセス方法。
  13. 【請求項13】 前記キャッシュメモリへのアクセスが
    衝突するステージが、 入力したアドレスに基づき前記キャッシュメモリに一致
    するタグ部があるか否かをチェックするTag Che
    ck stageを含むことを特徴とする請求項12記
    載のキャッシュメモリへのアクセス方法。
  14. 【請求項14】 前記キャッシュメモリへのアクセスが
    衝突するステージが、 前記キャッシュメモリへデータを書き込むWrite
    Back stageを含むことを特徴とする請求項1
    2又は13に記載のキャッシュメモリへのアクセス方
    法。
  15. 【請求項15】 前記遅延工程が、 外部から入力したアドレスを第1のアドレスラッチによ
    りラッチする第1のアドレスラッチ工程を有することを
    特徴とする請求項12から14のいずれかに記載のキャ
    ッシュメモリへのアクセス方法。
  16. 【請求項16】 前記外部から入力したアドレス、及び
    前記第1のアドレスラッチ工程においてラッチされたア
    ドレスのいずれか一方を選択して出力する選択出力工程
    を有することを特徴とする請求項15記載のキャッシュ
    メモリへのアクセス方法。
  17. 【請求項17】 前記遅延工程が、 データを第1のデータラッチによりラッチする第1のデ
    ータラッチ工程を有することを特徴とする請求項12か
    ら16のいずれかに記載のキャッシュメモリへのアクセ
    ス方法。
  18. 【請求項18】 前記遅延工程が、 前記キャッシュメモリへのアクセスをした際に判明した
    前記キャッシュメモリの一致部分の情報をラッチする第
    2のアドレスラッチ工程を有することを特徴とする請求
    項12から14のいずれかに記載のキャッシュメモリへ
    のアクセス方法。
  19. 【請求項19】 前記遅延工程が、 データを第2のデータラッチによりラッチする第2のデ
    ータラッチ工程を有することを特徴とする請求項18記
    載のキャッシュメモリへのアクセス方法。
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