JPH111845A - レピア織機における緯入れ装置 - Google Patents
レピア織機における緯入れ装置Info
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- JPH111845A JPH111845A JP9153994A JP15399497A JPH111845A JP H111845 A JPH111845 A JP H111845A JP 9153994 A JP9153994 A JP 9153994A JP 15399497 A JP15399497 A JP 15399497A JP H111845 A JPH111845 A JP H111845A
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- crank
- crank mechanism
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-
- D—TEXTILES; PAPER
- D03—WEAVING
- D03D—WOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
- D03D47/00—Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms
- D03D47/27—Drive or guide mechanisms for weft inserting
- D03D47/271—Rapiers
- D03D47/272—Rapier bands
-
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- D03—WEAVING
- D03D—WOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
- D03D47/00—Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms
- D03D47/27—Drive or guide mechanisms for weft inserting
- D03D47/275—Drive mechanisms
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Looms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】三次元クランク機構の回転バランスを高める。
【解決手段】駆動軸23,24は軸受け部材33,34
を介して支持壁35,36に支持されている。支持壁3
5,36の外側にて駆動軸23,24には被動歯車2
5,26が止着されている。駆動歯車27,28を介し
て駆動力を得る被動歯車25,26の側面には斜軸クラ
ンク37,38が一体形成されている。又、被動歯車2
5,26の側面にはバランスウェイト252,262が
駆動軸23,24の回転中心を挟んで斜軸クランク3
7,38とは反対側に一体形成されている。
を介して支持壁35,36に支持されている。支持壁3
5,36の外側にて駆動軸23,24には被動歯車2
5,26が止着されている。駆動歯車27,28を介し
て駆動力を得る被動歯車25,26の側面には斜軸クラ
ンク37,38が一体形成されている。又、被動歯車2
5,26の側面にはバランスウェイト252,262が
駆動軸23,24の回転中心を挟んで斜軸クランク3
7,38とは反対側に一体形成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、緯糸を緯入れする
ためのレピアヘッドを経糸開口内へ挿入すると共に、経
糸開口内から退避させる往復運動を行なわせる三次元ク
ランク機構を備えたレピア織機における緯入れ装置に関
するものである。
ためのレピアヘッドを経糸開口内へ挿入すると共に、経
糸開口内から退避させる往復運動を行なわせる三次元ク
ランク機構を備えたレピア織機における緯入れ装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一方向の回転を往復回動に変換する三次
元クランク機構が特開昭64−68544号公報、特開
平7−324253号公報に開示されている。特開昭6
4−68544号公報の装置では、主軸に止着された半
球形の継手のディスクに円形のカラーが嵌合しており、
カラーにはフォークがピンを介して支持されている。継
手の一方向の回転に伴ってカラーが揺動し、カラーの揺
動が前記ピンを介してフォークの往復回動に変換され
る。
元クランク機構が特開昭64−68544号公報、特開
平7−324253号公報に開示されている。特開昭6
4−68544号公報の装置では、主軸に止着された半
球形の継手のディスクに円形のカラーが嵌合しており、
カラーにはフォークがピンを介して支持されている。継
手の一方向の回転に伴ってカラーが揺動し、カラーの揺
動が前記ピンを介してフォークの往復回動に変換され
る。
【0003】特開平7−324253号公報の装置で
は、駆動軸の端部に止着された斜軸クランクに二叉状の
中間リンクが回動可能に支持されており、中間リンクの
先端部間には支軸が回動可能に支持されている。支軸の
中間部にはセグメントギヤが止着されている。駆動軸の
一方向の回転に伴って中間リンクが斜軸クランク上の支
点部を中心にして回動しながら駆動軸の周りを公転し、
この中間リンクの公転が支軸を介してセグメントギヤの
往復回動に変換される。
は、駆動軸の端部に止着された斜軸クランクに二叉状の
中間リンクが回動可能に支持されており、中間リンクの
先端部間には支軸が回動可能に支持されている。支軸の
中間部にはセグメントギヤが止着されている。駆動軸の
一方向の回転に伴って中間リンクが斜軸クランク上の支
点部を中心にして回動しながら駆動軸の周りを公転し、
この中間リンクの公転が支軸を介してセグメントギヤの
往復回動に変換される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開昭64−6854
4号公報の装置の半球形の継手は主軸に関して回転対称
に配置されておらず、特開平7−324253号公報の
装置の斜軸クランクは駆動軸に関して回転対称に配置さ
れていない。継手、斜軸クランクの非回転対称な配置は
主軸、駆動軸の回りの回転アンバランスをもたらす。こ
のような三次元クランク機構の回転アンバランスは織機
の振動を大きくし、振動の影響を受ける部材の寿命が短
くなる。特に、三次元クランク機構の駆動軸に対するベ
アリングが損傷すると、三次元クランク機構の動作不良
を招き、緯入れ装置の緯入れ安定性に重大な悪影響を及
ぼす。
4号公報の装置の半球形の継手は主軸に関して回転対称
に配置されておらず、特開平7−324253号公報の
装置の斜軸クランクは駆動軸に関して回転対称に配置さ
れていない。継手、斜軸クランクの非回転対称な配置は
主軸、駆動軸の回りの回転アンバランスをもたらす。こ
のような三次元クランク機構の回転アンバランスは織機
の振動を大きくし、振動の影響を受ける部材の寿命が短
くなる。特に、三次元クランク機構の駆動軸に対するベ
アリングが損傷すると、三次元クランク機構の動作不良
を招き、緯入れ装置の緯入れ安定性に重大な悪影響を及
ぼす。
【0005】本発明は、レピア織機の緯入れ装置におけ
る三次元クランク機構の回転バランスを高め、もって緯
入れ装置の緯入れ安定性を向上させることを目的とす
る。
る三次元クランク機構の回転バランスを高め、もって緯
入れ装置の緯入れ安定性を向上させることを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために請求項1の発
明では、三次元クランク機構の駆動軸の回転バランスを
高めるためのバランスウェイトを前記三次元クランク機
構に設けた。
明では、三次元クランク機構の駆動軸の回転バランスを
高めるためのバランスウェイトを前記三次元クランク機
構に設けた。
【0007】このようなバランスウェイトは三次元クラ
ンク機構の回転バランスを高める。請求項2の発明で
は、前記三次元クランク機構の斜軸クランクの取り付け
方向と前記駆動軸を挟んで反対側に前記バランスウェイ
トを設けた。
ンク機構の回転バランスを高める。請求項2の発明で
は、前記三次元クランク機構の斜軸クランクの取り付け
方向と前記駆動軸を挟んで反対側に前記バランスウェイ
トを設けた。
【0008】前記駆動軸を挟んで斜軸クランクの取り付
け方向とは反対側であれば、前記駆動軸の軸方向におけ
るバランスウェイトの設定位置は限定されない。請求項
3の発明では、前記駆動軸には駆動力伝達用の被動歯車
を設け、前記被動歯車の側面には前記三次元クランク機
構の斜軸クランクを一体形成した。
け方向とは反対側であれば、前記駆動軸の軸方向におけ
るバランスウェイトの設定位置は限定されない。請求項
3の発明では、前記駆動軸には駆動力伝達用の被動歯車
を設け、前記被動歯車の側面には前記三次元クランク機
構の斜軸クランクを一体形成した。
【0009】駆動軸に回転駆動力を伝達するための被動
歯車に斜軸クランクを一体形成した構成は、三次元クラ
ンク機構の組立工程の簡素化をもたらす。請求項4の発
明では、前記被動歯車の前記側面には前記駆動軸を挟ん
で前記一体形成された斜軸クランクとは反対側にバラン
スウェイトを一体形成した。
歯車に斜軸クランクを一体形成した構成は、三次元クラ
ンク機構の組立工程の簡素化をもたらす。請求項4の発
明では、前記被動歯車の前記側面には前記駆動軸を挟ん
で前記一体形成された斜軸クランクとは反対側にバラン
スウェイトを一体形成した。
【0010】被動歯車にバランスウェイトを一体形成し
た構成は、三次元クランク機構の組立工程の簡素化をも
たらす。
た構成は、三次元クランク機構の組立工程の簡素化をも
たらす。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した第1の
実施の形態を図1〜図3に基づいて説明する。
実施の形態を図1〜図3に基づいて説明する。
【0012】11は緯入れ始端側から経糸(図示略)の
開口内に挿入される受け渡し用レピアヘッドである。受
け渡し用レピアヘッド11はレピアバンド12の先端に
止着されており、レピアバンド12はレピアホイール1
3に巻き掛け結合されている。レピアホイール13は軸
14を中心にして往復回動する。レピアホイール13の
往動回動によって受け渡し用レピアヘッド11が図3に
示すように経糸開口内に挿入され、レピアホイール13
の復動回動によって受け渡し用レピアヘッド11が図2
に示すように経糸開口内から退避する。
開口内に挿入される受け渡し用レピアヘッドである。受
け渡し用レピアヘッド11はレピアバンド12の先端に
止着されており、レピアバンド12はレピアホイール1
3に巻き掛け結合されている。レピアホイール13は軸
14を中心にして往復回動する。レピアホイール13の
往動回動によって受け渡し用レピアヘッド11が図3に
示すように経糸開口内に挿入され、レピアホイール13
の復動回動によって受け渡し用レピアヘッド11が図2
に示すように経糸開口内から退避する。
【0013】緯入れ末端側にもレピアホイール15が軸
16を中心にして往復回動可能に配設されている。レピ
アホイール15に巻き掛け結合されたレピアバンド17
の先端には受け取り用レピアヘッド18が止着されてい
る。レピアホイール15の往動回動によって受け取り用
レピアヘッド18が経糸開口内に挿入され、レピアホイ
ール15の復動回動によって受け取り用レピアヘッド1
8が経糸開口内から退避する。
16を中心にして往復回動可能に配設されている。レピ
アホイール15に巻き掛け結合されたレピアバンド17
の先端には受け取り用レピアヘッド18が止着されてい
る。レピアホイール15の往動回動によって受け取り用
レピアヘッド18が経糸開口内に挿入され、レピアホイ
ール15の復動回動によって受け取り用レピアヘッド1
8が経糸開口内から退避する。
【0014】両レピアヘッド11,18は筬19を支持
するスレイ20上を走行する。スレイ20はスレイソー
ド21を介して揺動軸22上に支持されている。スレイ
20は揺動軸22を中心にして揺動軸22と一体的に回
動する。揺動軸22の直下には駆動軸23,24が回転
可能に配設されている。駆動軸23,24は揺動軸22
に対して平行である。
するスレイ20上を走行する。スレイ20はスレイソー
ド21を介して揺動軸22上に支持されている。スレイ
20は揺動軸22を中心にして揺動軸22と一体的に回
動する。揺動軸22の直下には駆動軸23,24が回転
可能に配設されている。駆動軸23,24は揺動軸22
に対して平行である。
【0015】駆動軸23,24は軸受け部材33,34
を介して支持壁35,36に支持されている。支持壁3
5,36の内側にて駆動軸23,24にはダブルカム2
9,30が止着されており、揺動軸22の両端部にはダ
ブルカムレバー31,32が止着されている。駆動軸2
4,25の一方向の回転はダブルカム29,30及びダ
ブルカムレバー31,32を介して揺動軸22の往復回
動に変換される。支持壁35,36の外側にて駆動軸2
3,24には駆動力伝達用の被動歯車25,26がねじ
10によって締め付け固定されており、被動歯車25,
26には駆動歯車27,28が噛合している。駆動歯車
27,28は図示しない織機駆動モータに作動連結され
ており、駆動歯車27,28は一方向にのみ回転する。
を介して支持壁35,36に支持されている。支持壁3
5,36の内側にて駆動軸23,24にはダブルカム2
9,30が止着されており、揺動軸22の両端部にはダ
ブルカムレバー31,32が止着されている。駆動軸2
4,25の一方向の回転はダブルカム29,30及びダ
ブルカムレバー31,32を介して揺動軸22の往復回
動に変換される。支持壁35,36の外側にて駆動軸2
3,24には駆動力伝達用の被動歯車25,26がねじ
10によって締め付け固定されており、被動歯車25,
26には駆動歯車27,28が噛合している。駆動歯車
27,28は図示しない織機駆動モータに作動連結され
ており、駆動歯車27,28は一方向にのみ回転する。
【0016】被動歯車25,26の側面には斜軸クラン
ク37,38が一体形成されており、被動歯車25,2
6の周縁には補強フランジ251,261が一体形成さ
れている。斜軸クランク37,38は被動歯車25,2
6の回転中心部から補強フランジ251,261にかけ
て半径方向に沿って形成されており、斜軸クランク3
7,38には二叉状の中間リンク39,40が軸受け部
材41,42を介して回動可能に支持されている。中間
リンク39,40の基軸391,401は被動歯車2
5,26に対して傾き配置されている。
ク37,38が一体形成されており、被動歯車25,2
6の周縁には補強フランジ251,261が一体形成さ
れている。斜軸クランク37,38は被動歯車25,2
6の回転中心部から補強フランジ251,261にかけ
て半径方向に沿って形成されており、斜軸クランク3
7,38には二叉状の中間リンク39,40が軸受け部
材41,42を介して回動可能に支持されている。中間
リンク39,40の基軸391,401は被動歯車2
5,26に対して傾き配置されている。
【0017】被動歯車25,26の側面にはバランスウ
ェイト252,262が駆動軸23,24の回転中心を
挟んで斜軸クランク37,38とは反対側に一体形成さ
れている。駆動軸23,24回りの斜軸クランク37,
38の回転モーメントとバランスウェイト252,26
2の回転モーメントとは略一致するようにしてある。
ェイト252,262が駆動軸23,24の回転中心を
挟んで斜軸クランク37,38とは反対側に一体形成さ
れている。駆動軸23,24回りの斜軸クランク37,
38の回転モーメントとバランスウェイト252,26
2の回転モーメントとは略一致するようにしてある。
【0018】中間リンク39,40の先端部間には揺動
軸43,44が回動可能に支持されている。揺動軸4
3,44の中間部には支軸45,46が直交して止着さ
れており、支軸45,46にはセグメントギヤ47,4
8が回動可能に支持されている。駆動軸23,24、被
動歯車25,26、中間リンク39,40、揺動軸4
3,44及びセグメントギヤ47,48は三次元クラン
ク機構49,50を構成する。セグメントギヤ47,4
8は軸14,16に止着された被動歯車141,161
に噛合している。駆動軸23,24の一方向の回転は三
次元クランク機構49,50及び被動歯車141,16
1を介してレピアホイール13,15の往復揺動に変換
される。三次元クランク機構49,50は左右対称に構
成されており、レピアホイール13,15は互いに逆方
向に回動する。従って、両レピアヘッド11,18は同
期して経糸開口内に進入して織幅の中央部で出会い、経
糸開口内から退避する。受け渡し用レピアヘッド11に
よって経糸開口内に搬送された緯糸(図示略)は受け取
り用レピアヘッド18に受け渡される。そして、受け取
り用レピアヘッド18が経糸開口内から退避することに
よって緯糸が経糸開口内を通される。
軸43,44が回動可能に支持されている。揺動軸4
3,44の中間部には支軸45,46が直交して止着さ
れており、支軸45,46にはセグメントギヤ47,4
8が回動可能に支持されている。駆動軸23,24、被
動歯車25,26、中間リンク39,40、揺動軸4
3,44及びセグメントギヤ47,48は三次元クラン
ク機構49,50を構成する。セグメントギヤ47,4
8は軸14,16に止着された被動歯車141,161
に噛合している。駆動軸23,24の一方向の回転は三
次元クランク機構49,50及び被動歯車141,16
1を介してレピアホイール13,15の往復揺動に変換
される。三次元クランク機構49,50は左右対称に構
成されており、レピアホイール13,15は互いに逆方
向に回動する。従って、両レピアヘッド11,18は同
期して経糸開口内に進入して織幅の中央部で出会い、経
糸開口内から退避する。受け渡し用レピアヘッド11に
よって経糸開口内に搬送された緯糸(図示略)は受け取
り用レピアヘッド18に受け渡される。そして、受け取
り用レピアヘッド18が経糸開口内から退避することに
よって緯糸が経糸開口内を通される。
【0019】第1の実施の形態では以下の効果が得られ
る。 (1-1)駆動軸23,24回りの斜軸クランク37,3
8の回転モーメントとバランスウェイト252,262
の回転モーメントとは略一致するようにしてある。この
ようなバランスウェイト252,262は三次元クラン
ク機構49,50の回転バランスを高める。 (1-2)駆動軸23,24を挟んで斜軸クランク37,
38の取り付け方向とは反対側であれば、駆動軸23,
24の軸方向におけるバランスウェイトの設定位置は限
定されないが、駆動軸23,24回りの斜軸クランク3
7,38の回転対称位置にバランスウェイト252,2
62を配置した構成は、最も効果的な回転バランス作用
をもたらす。 (1-3)駆動軸23,24に回転駆動力を伝達するため
の被動歯車25,26に斜軸クランク37,38を一体
形成した構成は、三次元クランク機構49,50の組立
工程の簡素化をもたらす。 (1-4)被動歯車25,26と斜軸クランクとが別体で
ある場合の軸受け部材33,34と斜軸クランクとの距
離は、本実施の形態における斜軸クランク37,38と
軸受け部材33,34との距離よりも大きくなる。この
距離が小さいほど軸受け部材33,34に加わる荷重が
小さくなり、軸受け部材33,34の寿命が長くなる。
従って、本実施の形態における被動歯車25,26と斜
軸クランク37,38との一体構成は、軸受け部材3
3,34の寿命延長化及び三次元クランク機構49,5
0のコンパクト化に寄与する。 (1-5)被動歯車25,26にバランスウェイト25
2,262を一体形成した構成は、三次元クランク機構
49,50の組立工程の簡素化をもたらす。
る。 (1-1)駆動軸23,24回りの斜軸クランク37,3
8の回転モーメントとバランスウェイト252,262
の回転モーメントとは略一致するようにしてある。この
ようなバランスウェイト252,262は三次元クラン
ク機構49,50の回転バランスを高める。 (1-2)駆動軸23,24を挟んで斜軸クランク37,
38の取り付け方向とは反対側であれば、駆動軸23,
24の軸方向におけるバランスウェイトの設定位置は限
定されないが、駆動軸23,24回りの斜軸クランク3
7,38の回転対称位置にバランスウェイト252,2
62を配置した構成は、最も効果的な回転バランス作用
をもたらす。 (1-3)駆動軸23,24に回転駆動力を伝達するため
の被動歯車25,26に斜軸クランク37,38を一体
形成した構成は、三次元クランク機構49,50の組立
工程の簡素化をもたらす。 (1-4)被動歯車25,26と斜軸クランクとが別体で
ある場合の軸受け部材33,34と斜軸クランクとの距
離は、本実施の形態における斜軸クランク37,38と
軸受け部材33,34との距離よりも大きくなる。この
距離が小さいほど軸受け部材33,34に加わる荷重が
小さくなり、軸受け部材33,34の寿命が長くなる。
従って、本実施の形態における被動歯車25,26と斜
軸クランク37,38との一体構成は、軸受け部材3
3,34の寿命延長化及び三次元クランク機構49,5
0のコンパクト化に寄与する。 (1-5)被動歯車25,26にバランスウェイト25
2,262を一体形成した構成は、三次元クランク機構
49,50の組立工程の簡素化をもたらす。
【0020】次に、図4の第2の実施の形態を説明す
る。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号が付し
てある。この実施の形態では、被動歯車51と斜軸クラ
ンク52とが別体形成されており、斜軸クランク52に
はバランスウェイト521が一体形成されている。バラ
ンスウェイト521と斜軸クランク52とは駆動軸23
を挟んで略対称形状に形成されており、駆動軸23回り
の斜軸クランク52の回転モーメントとバランスウェイ
ト521の回転モーメントとは略一致するようにしてあ
る。このようなバランスウェイト521は三次元クラン
ク機構49の回転バランスを高める。
る。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号が付し
てある。この実施の形態では、被動歯車51と斜軸クラ
ンク52とが別体形成されており、斜軸クランク52に
はバランスウェイト521が一体形成されている。バラ
ンスウェイト521と斜軸クランク52とは駆動軸23
を挟んで略対称形状に形成されており、駆動軸23回り
の斜軸クランク52の回転モーメントとバランスウェイ
ト521の回転モーメントとは略一致するようにしてあ
る。このようなバランスウェイト521は三次元クラン
ク機構49の回転バランスを高める。
【0021】本発明では、第2の実施の形態におけるバ
ランスウェイト521が斜軸クランク52及び中間リン
ク39に対して駆動軸23回りの回転モーメントに関し
て略一致するようにしたり、ダブルカム29のうちの一
方のカムの厚みを増してバランスウェイトとした実施の
形態も可能である。
ランスウェイト521が斜軸クランク52及び中間リン
ク39に対して駆動軸23回りの回転モーメントに関し
て略一致するようにしたり、ダブルカム29のうちの一
方のカムの厚みを増してバランスウェイトとした実施の
形態も可能である。
【0022】又、本発明は、特開昭64−68544号
公報に開示される三次元クランク機構にも適用でき、こ
の場合には継手の形状を主軸の回りに回転対称な形状に
するのがよい。
公報に開示される三次元クランク機構にも適用でき、こ
の場合には継手の形状を主軸の回りに回転対称な形状に
するのがよい。
【0023】
【発明の効果】以上詳述したように本発明では、三次元
クランク機構の駆動軸の回転バランスを高めるためのバ
ランスウェイトを前記三次元クランク機構に設けたの
で、レピア織機の緯入れ装置における三次元クランク機
構の回転バランスを高め、もって緯入れ装置の緯入れ安
定性を向上し得るという優れた効果を奏する。
クランク機構の駆動軸の回転バランスを高めるためのバ
ランスウェイトを前記三次元クランク機構に設けたの
で、レピア織機の緯入れ装置における三次元クランク機
構の回転バランスを高め、もって緯入れ装置の緯入れ安
定性を向上し得るという優れた効果を奏する。
【図1】第1の実施の形態の一部省略斜視図。
【図2】緯入れ待機状態を示す一部省略正面図。
【図3】緯入れ状態を示す一部省略正面図。
【図4】第2の実施の形態を示す要部拡大正面図。
23,24…駆動軸、25,26…被動歯車、252,
262,521,53…バランスウェイト、37,3
8,52…斜軸クランク、49,50…三次元クランク
機構。
262,521,53…バランスウェイト、37,3
8,52…斜軸クランク、49,50…三次元クランク
機構。
Claims (4)
- 【請求項1】緯糸を緯入れするためのレピアヘッドを経
糸開口内へ挿入すると共に、経糸開口内から退避させる
往復運動を行なわせる三次元クランク機構を備えたレピ
ア織機における緯入れ装置において、 前記三次元クランク機構の駆動軸の回転バランスを高め
るためのバランスウェイトを前記三次元クランク機構に
設けたレピア織機における緯入れ装置。 - 【請求項2】前記バランスウェイトは、前記三次元クラ
ンク機構の斜軸クランクの取り付け方向と前記駆動軸を
挟んで反対側に設けられている請求項1に記載のレピア
織機における緯入れ装置。 - 【請求項3】前記駆動軸には駆動力伝達用の被動歯車が
設けられており、前記被動歯車の側面には前記三次元ク
ランク機構の斜軸クランクが一体形成されている請求項
1及び請求項2のいずれか1項に記載のレピア織機にお
ける緯入れ装置。 - 【請求項4】前記被動歯車の前記側面には前記駆動軸を
挟んで前記一体形成された斜軸クランクとは反対側にバ
ランスウェイトが一体形成されている請求項3に記載の
レピア織機における緯入れ装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9153994A JPH111845A (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-11 | レピア織機における緯入れ装置 |
EP98110420A EP0884411B1 (en) | 1997-06-11 | 1998-06-08 | Weft inserting apparatus for rapier loom and three-dimensional crank mechanism therefor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9153994A JPH111845A (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-11 | レピア織機における緯入れ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPH111845A true JPH111845A (ja) | 1999-01-06 |
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ID=15574601
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP9153994A Pending JPH111845A (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-11 | レピア織機における緯入れ装置 |
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Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0884411B1 (ja) |
JP (1) | JPH111845A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1997
- 1997-06-11 JP JP9153994A patent/JPH111845A/ja active Pending
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- 1998-06-08 EP EP98110420A patent/EP0884411B1/en not_active Expired - Lifetime
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EP0884411A1 (en) | 1998-12-16 |
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