JPH11183124A - 画像検査・測定装置 - Google Patents

画像検査・測定装置

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JPH11183124A
JPH11183124A JP9349394A JP34939497A JPH11183124A JP H11183124 A JPH11183124 A JP H11183124A JP 9349394 A JP9349394 A JP 9349394A JP 34939497 A JP34939497 A JP 34939497A JP H11183124 A JPH11183124 A JP H11183124A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画像検査・測定装置は、広い視野、即ち低い倍
率であることと、高い分解能、即ち高い倍率であること
が望まれる。 【解決手段】光学系を介して撮像装置により撮像した被
検査物の画像信号を利用して前記被検査物の検査あるい
は測定を行う画像検査・測定装置において、前記光学系
は、対物レンズと、前記対物レンズからの光束を分岐す
る光分岐手段と、前記光分岐手段で分岐した一方の光束
を高倍率側で変倍する第1の光学系と、前記光分岐手段
で分岐した他方の光束を低倍率側で変倍する第2の光学
系とを有することを特徴とする画像検査・測定装置を提
供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検査物を光学系
を介して撮像装置に投影し、光電変換した画像信号を利
用して被検査物の検査や測定などを行う画像検査・測定
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】水平方向に移動可能なステージ上に載せ
た被検査物を、光学系を介して撮像装置に拡大投影し、
その投影像を光電変換した画像信号を利用して被検査物
の表面の形状、欠陥等の検査や座標、寸法等の測定する
画像検査・測定装置が広く普及している。かかる画像検
査・測定装置では、様々な大きさの被検査物を必要な分
解能で検査・測定できる様に、光学系の倍率をできるだ
け広い範囲で変更可能とすることが望まれる。
【0003】特に、被検査物全体の中から検査箇所を探
し、次にその一部分を拡大して高い分解能で検査・測定
する為には、広い視野、即ち低い倍率で被検査物を投影
し、かつ高い分解能、即ち高い倍率で被検査物を投影で
きる光学系が必要である。その為、いわゆるレボルバや
ターレットによる対物レンズ切替え方式、又はズーム光
学系による倍率可変の光学系が用いられる。
【0004】しかし、対物レンズ切替え方式で得られる
倍率は、装着された対物レンズの種類によって決まり、
被検査物に適した倍率が得られない場合がある。これに
対して、ズーム光学系では連続的に倍率を変化させるこ
とができるので、被検査物に最適な倍率を得ることがで
き、更に、変倍動作が直観的で操作性が良いという特徴
がある。
【0005】図5は、かかるズーム光学系を用いた鏡筒
52の一般的な構成図である。このズーム光学系33
は、アフォーカルズーム光学系を利用した例である。ズ
ーム光学系33の下方に、対物レンズ31が設けられ
る。被検査物32からの光束は、対物レンズ31により
平行光にされズーム光学系33に入射する。ズーム光学
系33に入射した光束は、レンズ43を通り変倍レンズ
42、41で変倍され、レンズ40で再度平行光にな
る。この平行光を結像レンズ34により撮像面35上に
投影し、被検査物の表面像を結像する。
【0006】ズーム光学系33は、変倍レンズ41、4
2を納めたレンズ室36、37を有する。レンズ室3
6、37は、位置決め駆動機構39により所定の関係を
もって駆動され、移動案内機構38に沿って光軸方向に
移動する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ズーム光学系
の変倍比は、実用的には10程度が限界である。ズーム
光学系は、低い倍率から高い倍率までを単一の対物レン
ズで実現しなければならず、ズームを構成するレンズ及
び機構の設計・製作が、変倍比が大きくなることに比例
して困難になるからである。
【0008】ところが、実際の検査・測定装置の操作、
特に自動運転のための教示作業にあっては、初期位置決
めや検査箇所を探す時は、より広い視野、即ち低い倍率
であることが望ましい。一方、検査・測定の対象が非常
に微細である場合や、端面位置を高い分解能で検出する
ためには、より高い倍率が望まれる。そして、実際的な
面からこのズーム変倍比は100程度が望まれている。
【0009】対物レンズ切替え方式であれば、構成によ
ってはより大きな変倍が可能であるが、被検査物に応じ
た最適な倍率に設定する柔軟性に乏しく、連続的な変倍
ができず操作性に劣るという欠点がある。
【0010】そこで本発明は、ズーム光学系の柔軟性を
生かしたまま、かつ大きな変倍比を得ることができる画
像検査・測定装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、光学系を
介して撮像装置により撮像した被検査物の画像信号を利
用して前記被検査物の検査あるいは測定を行う画像検査
・測定装置において、前記光学系は、対物レンズと、前
記対物レンズからの光束を分岐する光分岐手段と、前記
光分岐手段で分岐した一方の光束を高倍率側で変倍する
第1の光学系と、前記光分岐手段で分岐した他方の光束
を低倍率側で変倍する第2の光学系とを有することを特
徴とする画像検査・測定装置を提供することにより達成
される。
【0012】本発明によれば、高倍率側の第1の光学系
と低倍率側の第2の光学系とにより、実質的に100程
度の変倍比が得られる。また、対物レンズは単一であ
り、照明系や駆動機構等を共通に使用できる。更に、単
一ズーム光学系と同様に操作でき操作性が良好である。
【0013】また、本発明の画像検査・測定装置の前記
第1の光学系は、前記光分岐手段からの光束に所定の倍
率を加える中間倍率光学系と、前記中間倍率光学系から
の光束を変倍する第1のズーム光学系とをを有すること
を特徴とする。
【0014】本発明によれば、高倍率側の第1の光学系
は、ズーム光学系だけで大きな変倍比を得るのではな
く、所定の倍率を有する中間倍率光学系と10程度の変
倍比を有する第1のズーム光学系とで構成できるので設
計・製作が容易である。
【0015】また、本発明の画像検査・測定装置の前記
第2の光学系は、前記光分岐手段からの光束の画角を調
整するリレーレンズと、前記リレーレンズからの光束を
変倍する第2のズーム光学系とを有することを特徴とす
る。
【0016】本発明によれば、低倍率の時に大きな画角
を有する光束を、リレーレンズにより漏れなく第2のズ
ーム光学系に導くことができる。また、第2のズーム光
学系は、10程度の変倍比でよいため設計・製作が容易
である。
【0017】また、本発明の画像検査・測定装置の前記
第1と第2のズーム光学系は、共通の駆動機構で駆動さ
れることを特徴とする。
【0018】本発明によれば、第1と第2のズーム光学
系は、共通の駆動機構で駆動できるので駆動機構が簡素
化され、更に単一ズーム光学系と同様に操作できるので
操作性が良好である。
【0019】更に上記の目的は、光学系を介して撮像装
置により撮像した被検査物の画像信号を利用して前記被
検査物の検査あるいは測定を行う画像検査・測定装置に
おいて、前記光学系は、対物レンズと、前記対物レンズ
からの光束に所定の倍率を加える中間倍率光学系と、前
記対物レンズからの光束の画角を調整するリレーレンズ
と、前記中間倍率光学系とリレーレンズとを選択する選
択手段と、前記選択手段により選択された中間倍率光学
系又はリレーレンズからの光束を変倍するズーム光学系
とを有することを特徴とする画像検査・測定装置を提供
することにより達成される。
【0020】本発明によれば、選択手段により中間倍率
光学系とリレーレンズとを選択できるので、単一のズー
ム光学系で大きな変倍比を実現できる。このため構成が
簡素化され、小型化及びコストダウンが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の例に
ついて図面に従って説明する。しかしながら、かかる実
施の形態例が本発明の技術的範囲を限定するものではな
い。
【0022】図1は、本発明の実施の形態の画像検査・
測定装置の全体構成図である。低倍率側のズーム光学系
と高倍率側のズーム光学系とを有する鏡筒52が、本体
支持部63に取り付けられる。鏡筒52は、図示しない
上下駆動機構により上下方向(Z方向)に駆動され、主
に焦点合わせが行われる。
【0023】被検査物2は、水平方向(XY方向)に移
動可能なステージ51のテーブル50上に置かれる。ス
テージ51は、被検査物2の検査又は測定すべき位置
を、鏡筒52内の光学系の視野内へ入れるために、図示
しない水平駆動機構により水平方向に駆動される。上下
駆動機構および水平駆動機構は、図示しない駆動機構、
案内機構および位置読み取り機構をそれぞれ有する。そ
れらの駆動機構は、CNC駆動部・位置座標読取部62
から出力されるZ方向駆動信号およびXY方向駆動信号
により制御される。
【0024】本実施の形態は、2つのズーム光学系に対
して単一の対物レンズを使用しており、鏡筒52は、単
一の対物レンズ収納部54を有する。対物レンズを通っ
た光束は、内部の光分岐手段で低倍率側のズーム光学系
と高倍率側のズーム光学系に分岐される。
【0025】鏡筒52内の低倍率側及び高倍率側のズー
ム光学系の上端には、撮像装置56、57が設けられ
る。低倍率側及び高倍率側のズーム光学系で投影された
像が、それぞれの撮像装置56、57を介して光電変換
され、その画像信号がケーブル58、59を介して制御
部側の画像処理部60に供給される。画像処理部60
は、それぞれの画像信号を補正演算・操作部61からの
指示により切替え、いずれか一方の画像信号による画像
をモニタ64に表示する。
【0026】補正演算・操作部61は、オペレータから
の倍率指定を含む操作命令から、その操作命令に従う制
御信号を画像処理部60及びCNC駆動部・位置座標読
取部62に出力する。また、補正演算・操作部61は、
ズーム光学系内での倍率変更に伴う補正演算を行う。
【0027】補正演算には、例えば、あらかじめ被検査
物2に応じた任意の数の使用倍率を設定し、各使用倍率
毎に基準の大きさを有する基準テンプレートの大きさを
測定する。そして、基準テンプレートの基準値と測定値
を一致させるように、ズーム光学系の倍率を校正する。
【0028】図2は、本発明の第1の実施の形態の鏡筒
52の詳細構成図である。本実施の形態のズーム光学系
13、23は、アフォーカルズーム光学系をベースとす
る構成である。
【0029】対物レンズ1は、適度な焦点距離で、比較
的大きな開口数(NA)と大きな画角を兼ね備えたもの
である。被検査物2の表面又は端面からの光束は、対物
レンズ1で平行光にされる。対物レンズ1の後方にはハ
ーフミラー10が設けられ、対物レンズ1からの光束を
高倍率側の光学系と低倍率側の光学系に分岐する。
【0030】高倍率側の光学系に行く光束は、ハーフミ
ラー10で反射され、ミラー11で更に反射されて中間
倍率光学系16に入射する。一方、低倍率側の光学系に
行く光束は、ハーフミラー10を透過してリレーレンズ
26に入射する。
【0031】本実施の形態は、高倍率側と低倍率側の光
学系に共通の対物レンズ1を使用しているので、高倍率
側の光学系にとっては、対物レンズ1の焦点距離が比較
的長くなり、また平行部分の光束径が太くなる。このた
め、高倍率側の光学系には、例えば、凸レンズ16aと
凹レンズ16bで構成されるガリレオ系の中間倍率光学
系16を設ける。そして、中間倍率光学系16と対物レ
ンズ1との合成系で対物光学系を構成して、ズーム光学
系13に行く光束径、光路長等を適切に設定する。
【0032】中間倍率光学系16の後方には、高倍率側
のズーム光学系13及び焦点距離を適切に設定した結像
レンズ14を設ける。高倍率側の全体の倍率は、主に、
中間倍率光学系16とズーム光学系13と結像レンズ1
4の倍率の積により設定される。
【0033】一方、低倍率側の光学系にとっては、共通
の対物レンズ1の焦点距離は比較的短くなり、低い倍
率、即ち広い視野の時の画角が大きくなる。このため、
凸レンズ26aと凸レンズ26bで構成されるリレーレ
ンズ26を設け、瞳位置と光路長を適切に設定する。こ
れにより、画角の大きな光束をズーム光学系23に漏れ
なく導くことができる。
【0034】リレーレンズ26の後方には、低倍率側の
ズーム光学系23及び焦点距離を適切に設定した結像レ
ンズ24を設ける。低倍率側の全体の倍率は、主に、リ
レーレンズ26とズーム光学系23と結像レンズ24の
倍率の積により設定される。
【0035】高倍率側の光学系と低倍率側の光学系は、
同一構成のズーム光学系13、23を有する。本実施の
形態では、例えば、高倍率側のズーム光学系13は、レ
ンズ13a、13dの間に垂直方向に移動可能な変倍レ
ンズ13b、13cを有する。また、低倍率側のズーム
光学系23は、レンズ23a、23dの間に垂直方向に
移動可能な変倍レンズ23b、23cを有する。そし
て、変倍レンズ13b、23bは同じレンズ室6に収納
され、変倍レンズ13c、23cは同じレンズ室7に収
納される。
【0036】レンズ室6、7は、図1に示したCNC駆
動部62からの駆動信号に従い、共通の位置決め駆動機
構9と共通の移動案内機構8により所定の位置関係にな
るように駆動される。このため、高倍率側と低倍率側と
のズーム光学系13、23は、CNC駆動部62からの
駆動信号により同時に駆動され、同一の倍率に制御され
る。
【0037】移動案内機構8には、ズーミングによる光
軸ずれを十分に抑えるため、機械的なガタやヒステリシ
スが極めて少ない機構、例えば予圧型の有限軌道ボール
レース又はコロレース等を用いる。レンズ室6、7の位
置決め駆動機構9に関しても、ズーミングによる光学像
倍率の再現性を確保するため、同様にガタやヒステリシ
スが極めて少ない予圧型の駆動機構、位置決め機構を用
いる。
【0038】高倍率側と低倍率側のズーム光学系13、
23を通った光束は、結像レンズ14、24を介して、
それぞれの撮像装置57、56のCCD撮像素子等の撮
像面15、25に投影される。CCD撮像素子で光電変
換された画像信号は、前述のように、モニタ64に画像
表示され、被検査物2の形状等が検査・測定される。
【0039】本実施の形態では、低倍率側の光学系の変
倍範囲を0.5〜5倍程度とし、高倍率側の光学系の変
倍範囲を5〜50倍程度とする。この変倍範囲は、中間
倍率光学系16、リレーレンズ26、結像レンズ14、
24の倍率を適切に設定し、変倍比10程度のズーム光
学系13、23で構成する。従って、低倍率側と高倍率
側の2つの光学系を適宜選択することにより、全体で
0.5〜50倍の変倍範囲となり、100程度の変倍比
が得られる。
【0040】更に別の例として、低倍率側の光学系と高
倍率側の光学系とで変倍範囲を一部重複するように設定
することで、変倍範囲の境界部分における両光学系間の
切替え操作を減少させ、操作性を高めることができる。
例えば、5倍前後の倍率の使用頻度が高い場合に、低倍
率側の光学系を0.5〜5倍とし、高倍率側の光学系を
4〜40倍とすれば、使用頻度の高い5倍前後の倍率
は、高倍率側の光学系だけで切替えなしに設定すること
ができる。
【0041】また、別の例では、低倍率側の変倍範囲と
高倍率側の変倍範囲との間を省く様にすることで、より
特殊な使用が可能になる。例えば、低倍率側が0.5〜
5倍で、高倍率側が50〜500倍等である。それぞれ
の用途、被検査物の種類に応じて設定される。かかる設
定は、主に中間倍率光学系16とリレーレンズ26及び
結像レンズ14、24の倍率を適宜選択することで行わ
れる。
【0042】図3は、本発明の第2の実施の形態の鏡筒
52の詳細構成図である。本実施の形態は、中間倍率光
学系16又はリレーレンズ26を通った光束を、共通の
ズーム光学系13及び結像レンズ14で結像させるもの
である。第1の実施の形態と共通する部分の説明は省略
し、異なる部分を説明する。
【0043】対物レンズ1を通った光束は、ハーフミラ
ー10で高倍率側の中間倍率光学系16と低倍率側のリ
レーレンズ26に分岐される。但し、本実施の形態で
は、中間倍率光学系16中にミラー16cを置き、光束
を垂直方向に反射させる。また、リレーレンズ26中に
ミラー26cを置き、光束を水平方向に反射させる。
【0044】中間倍率光学系16又はリレーレンズ26
を通った光束は、ハーフミラー70で透過又は反射され
ズーム光学系13に入射する。ただし、高倍率側と低倍
率側の切替えは、例えば、シャッタ機構を中間倍率光学
系16及びリレーレンズ26の光路上に設ける。そし
て、図示しない選択手段によりシャッタ機構を開閉し、
ハーフミラー10で分岐した光束の一方を、二者択一的
にハーフミラー70を介してズーム光学系13に導く。
【0045】本実施の形態では、光束を分岐、合成する
のにハーフミラー10、70を使用するが、光量の損失
を抑えるために、ハーフミラー10、70の位置に水平
方向に移動可能な全反射ミラーを使用することもでき
る。この場合は、全反射ミラーが対物レンズ1からの光
束の中に挿入された場合は、光束は中間倍率光学系16
に入射し高倍率側が選択される。一方、全反射ミラーが
光束外に移動した場合は、光束はリレーレンズ26に入
射し低倍率側が選択される。
【0046】図4は、本発明の第3の実施の形態の鏡筒
52の詳細構成図である。本実施の形態は、光量損失を
最小とするため、中間倍率光学系16、リレーレンズ2
6の両者を排他的に挿脱する機構としたものである。
【0047】鏡筒52内には、中間倍率光学系16又は
リレーレンズ26の一方が、矢印71の方向に挿脱でき
るように構成される。そして、図示しない選択手段によ
り一方が光束中に挿入され、高倍率側又は低倍率側が選
択される。ただし、機械的な挿脱機構では、その位置決
め性能に応じた光軸ずれ等の誤差を生じるため、画像処
理において高精度の位置決めを必要としない用途に適し
ている。
【0048】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、単
一の対物レンズで実質的に100程度のズーム変倍比が
得られる。また、検査あるいは測定の初期位置決めには
低倍率が得られ、高分解能の検出には高倍率が得られる
ので、高精度で且つ検査・測定の作業性が向上する。
【0049】また、対物レンズ、照明系あるいは駆動機
構等は共通のため構成を簡素化できる。更に、単一ズー
ム光学系と差異なく操作できるので操作性が良好であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である画像検査・測定装置
の全体構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の鏡筒の詳細構成図
である。
【図3】本発明の第2の実施の形態の鏡筒の詳細構成図
である。
【図4】本発明の第3の実施の形態の鏡筒の詳細構成図
である。
【図5】ズーム光学系を用いた鏡筒の一般的な構成図で
ある。
【符号の説明】
1 対物レンズ 2 被検査物 10 ハーフミラー 13 高倍率側のズーム光学系 14、24 結像レンズ 15、25 撮像面 16 中間倍率光学系 23 低倍率側のズーム光学系 26 リレーレンズ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光学系を介して撮像装置により撮像した被
    検査物の画像信号を利用して前記被検査物の検査あるい
    は測定を行う画像検査・測定装置において、 前記光学系は、対物レンズと、 前記対物レンズからの光束を分岐する光分岐手段と、 前記光分岐手段で分岐した一方の光束を高倍率側で変倍
    する第1の光学系と、 前記光分岐手段で分岐した他方の光束を低倍率側で変倍
    する第2の光学系とを有することを特徴とする画像検査
    ・測定装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記第1の光学系は、前記光分岐手段からの光束に所定
    の倍率を加える中間倍率光学系と、前記中間倍率光学系
    からの光束を変倍する第1のズーム光学系とをを有する
    ことを特徴とする画像検査・測定装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、 前記第2の光学系は、前記光分岐手段からの光束の画角
    を調整するリレーレンズと、前記リレーレンズからの光
    束を変倍する第2のズーム光学系とを有することを特徴
    とする画像検査・測定装置。
  4. 【請求項4】請求項2又は3において、 前記第1と第2のズーム光学系は、共通の駆動機構で駆
    動されることを特徴とする画像検査・測定装置。
  5. 【請求項5】光学系を介して撮像装置により撮像した被
    検査物の画像信号を利用して前記被検査物の検査あるい
    は測定を行う画像検査・測定装置において、 前記光学系は、対物レンズと、 前記対物レンズからの光束に所定の倍率を加える中間倍
    率光学系と、 前記対物レンズからの光束の画角を調整するリレーレン
    ズと、 前記中間倍率光学系とリレーレンズとを選択する選択手
    段と、 前記選択手段により選択された中間倍率光学系又はリレ
    ーレンズからの光束を変倍するズーム光学系とを有する
    ことを特徴とする画像検査・測定装置。
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