JPH1118289A - 過電流制限回路 - Google Patents

過電流制限回路

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JPH1118289A
JPH1118289A JP16315597A JP16315597A JPH1118289A JP H1118289 A JPH1118289 A JP H1118289A JP 16315597 A JP16315597 A JP 16315597A JP 16315597 A JP16315597 A JP 16315597A JP H1118289 A JPH1118289 A JP H1118289A
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JP
Japan
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gate
effect transistor
field effect
mosfet
main
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Withdrawn
Application number
JP16315597A
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English (en)
Inventor
Takashi Igarashi
隆 五十嵐
Shin Kiuchi
伸 木内
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】絶縁ゲート型半導体装置の過電流制限回路にお
いて、電流制限値を安定させる。 【解決手段】主MOSFET1のゲート・ソース間に
は、定電流用MOSFET4、定電流素子5、抵抗R3
を直列に接続した分枝と、ゲート電圧制御用MOSFE
T2の分枝とが設けられている。負荷6の電流を制御す
る主MOSFET1のドレイン電圧VD が抵抗R1 、R
2 により分圧され、その中間電圧V2 が定電流用MOS
FET4のゲートに接続され、定電流素子5と抵抗R3
との間の電圧V3 がゲート電圧制限用MOSFET2の
ゲートに与えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絶縁ゲート電界効
果トランジスタ(以下MOSFETと記す)を過電流破
壊から保護するための過電流制限回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の過電流制限回路の二例を図3、4
に示す。図3においては、負荷6が電流を制御する主M
OSFET1のドレイン側に接続され、ソース側は接地
されている。ドレイン電圧VD が抵抗R1 、R2 により
分圧され、その中間点が、主MOSFET1のゲートに
接続されたゲート電圧制限用MOSFET2のゲートに
接続されている。主MOSFET1に過電流が流れる
と、ドレイン電圧VD が上昇し、分圧した中間点の電圧
2 も上昇して、ゲート電圧制限用MOSFET2をオ
ンさせることにより、主MOSFET1のゲート電圧V
G を下げて電流を制限することができる。
【0003】図4においては、電流センス部3を設けた
センス部付きMOSFET7を用い、センス部3のソー
スに接続された分流抵抗RS の電圧VS で、主MOSF
ET1のゲートに接続されたゲート電圧制限用MOSF
ET2を制御している。この例では、センス部付きMO
SFET7に過電流が流れると、同時にセンス部3にも
ほぼ比例した過電流が流れ、ゲート電圧制限用MOSF
ET2をオンさせて、センス部付きMOSFET7のゲ
ート電圧VG を下げることになる。
【0004】負荷6が主MOSFET1やセンス部付き
MOSFET7のソース側に接続される場合もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の過電流
検出回路では、主MOSFET1やセンス部付きMOS
FET7の出力特性がゲート電圧で変わるため、図3、
4の場合ともに、過電流値の変動に伴いゲート電圧制限
用MOSFET2のゲート電圧が変化し、そのドレイン
・ソース間電圧が変動して、主MOSFET1の電流制
限値が安定しないという問題があった。
【0006】この問題に鑑み本発明の目的は、電流制限
値が安定する過電流制限回路を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
本発明は、主絶縁ゲート電界効果トランジスタと、主電
界効果トランジスタのドレイン・ソース間に接続された
二つの抵抗を直列接続した分圧枝と、主電界効果トラン
ジスタのゲート・ソース間に接続されたゲート電圧制限
用の第二の電界効果トランジスタとを有する過電流検出
回路において、第三の絶縁ゲート電界効果トランジスタ
のドレイン・ソースと定電流素子と第三の抵抗とが直列
に接続された分枝を主電界効果トランジスタのゲート・
ソース間に接続し、二つの抵抗間の点を第三の絶縁ゲー
ト電界効果トランジスタのゲートに接続し、定電流素子
と第三の抵抗との間の点を第二の電界効果トランジスタ
のゲートに接続するものとする。
【0008】そのようにすれば、過電流時のゲート電圧
制限用の第二の電界効果トランジスタのゲート電圧が定
電流素子により決められる電流と第三の抵抗との積で一
定となるため、主電界効果トランジスタのゲート電圧が
一定となる。また、主電流を分流し、分流抵抗が接続さ
れた補助ソースをもつ主絶縁ゲート電界効果トランジス
タと、主電界効果トランジスタのゲート・ソース間に接
続されたゲート電圧制限用の第二の電界効果トランジス
タとを有する過電流検出回路においては、第三の絶縁ゲ
ート電界効果トランジスタのドレイン・ソースと定電流
素子と第三の抵抗とが直列に接続された分枝を主電界効
果トランジスタのゲート・ソース間に接続し、補助ソー
スと分流抵抗との間の点を第三の絶縁ゲート電界効果ト
ランジスタのゲートに接続し、定電流素子と第三の抵抗
との間の点を第二の電界効果トランジスタのゲートに接
続するものとする。
【0009】その場合も、ゲート電圧制限用MOSFE
Tのゲート電圧が定電流素子により決められる電流と第
三の抵抗との積で一定となるため、主電界効果トランジ
スタのゲート電圧が一定となる。特に、定電流素子がゲ
ート・ソース間が接続されたデプレッションタイプの電
界効果トランジスタであるものとする。
【0010】そのようにすれば、構成の簡単な定電流素
子ができ、しかも他の電界効果トランジスタと類似の構
造とすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら本発明の
実施の形態を説明する。図3、4の従来の過電流制限回
路において、ゲート電圧制限用電界効果トランジスタの
ゲート電圧を一定にするため、第三の電界効果トランジ
スタ、定電流素子、第三の抵抗を直列接続した分枝を加
えた回路構成とした。
【0012】〔実施例1〕図1は本発明第一の実施例の
過電流制限回路の図である。図1においては、負荷6が
電流を制御するnチャネル型の主MOSFET1のドレ
イン側に接続され、ソース側は接地されていて、ドレイ
ン電圧VD が抵抗R1 、R2 により分圧されている。主
MOSFET1のゲートには、定電流用MOSFET
4、定電流素子5、抵抗R3 を直列に接続した分枝と、
ゲート電圧制御用MOSFET2の分枝とがあり、抵抗
1 、R2 により分圧された中間電圧V2 は定電流用M
OSFET4のゲートに接続され、定電流素子5と抵抗
3 との間の電圧V3 がゲート電圧制限用MOSFET
2のゲートに与えられている。
【0013】次にこの回路の動作を説明する。主MOS
FET1に過電流が流れると、ドレイン電圧VD が上昇
し、分圧した中間電圧V2 も上昇して、定電流用MOS
FET4をオンさせ、定電流用MOSFET4、定電流
素子5、抵抗R3 を直列に接続した分枝に電流が流れ
る。しかも、その電流は定電流素子5によって一定にさ
れるため、抵抗R3 の電圧降下は一定となる。従って、
定電流素子5と抵抗R3との間の点の電圧V3 すなわち
ゲート電圧制限用MOSFET2のゲート電圧が一定と
なり、そのドレイン・ソース間電圧VDSが一定になっ
て、主MOSFET1の制限電流が固定される。
【0014】定電流素子5としては、例えばデプレッシ
ョンタイプのMOSFETのゲート・ソース間を接続し
て使用することができる。 〔実施例2〕図2は本発明第二の実施例の過電流制限回
路の図である。図2においては、ソース側に過電流セン
ス部3を設けた主MOSFET7を用いる。主MOSF
ET1のゲートには、定電流用MOSFET4、定電流
素子5、抵抗R3 を直列に接続した分枝と、ゲート電圧
制限用MOSFET2の分枝とがあり、電流センス部3
の抵抗RS の電圧VS が定電流用MOSFET4にゲー
トに接続され、定電流素子5と抵抗R3 との間の点の電
圧V3 がゲート電圧制限用MOSFET2のゲートに与
えられている。
【0015】この例では、主MOSFET1に過電流が
流れると、同時に過電流センス部3にも大きな電流が流
れ、過電流センス部3の抵抗RS の電圧VS が上昇し
て、定電流用MOSFET4をオンさせ、定電流用MO
SFET4、定電流素子5、抵抗R3 を直列に接続した
分枝に電流が流れる。しかも、その電流は定電流素子5
によって一定にされるため、抵抗R3 の電圧降下は一定
となる。従って、抵抗R 3 の上の点のV3 すなわちゲー
ト電圧制御用MOSFET2のゲート電圧が一定とな
り、そのドレイン・ソース間電圧VDSが一定になって、
主MOSFET1の制限電流が固定される。
【0016】上記の実施例では、nチャネル型の電界効
果トランジスタを用いた例を示したが、同様にしてpチ
ャネル型の電界効果トランジスタを用いた過電流制限回
路も構成できることはいうまでもない。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、従
来の過電流制限回路の主電界効果トランジスタのゲート
に、ゲート電圧制限用電界降下トランジスタの他に、定
電流用電界降下トランジスタ、定電流素子、抵抗からな
る分枝を接続し、ゲート電圧制限用電界降下トランジス
タのゲート電圧を一定にすることによって、主電界効果
トランジスタのゲート電圧の変動を無くし、主電界効果
トランジスタの過電流制限値を安定にすることができ
る。
【0018】この発明は、主電界効果トランジスタが絶
縁ゲート型の素子に適用できるので、絶縁ゲート電界効
果トランジスタだけでなく、絶縁ゲートバイポーラトラ
ンジスタ、絶縁ゲート型サイリスタ、インテリジェント
パワーモジュール等の絶縁ゲート型半導体素子の過電流
制限回路として使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一の実施例の過電流制限回路図
【図2】本発明第二の実施例の過電流制限回路図
【図3】従来の過電流制限回路の一例を示す図
【図4】従来の過電流制限回路の別の例を示す図
【符号の説明】
1 主MOSFET 2 ゲート電圧制限用MOSFET 3 電流センス部 4 定電流用MOSFET 5 定電流素子 6 負荷 7 センス部付きMOSFET

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主絶縁ゲート電界効果トランジスタと、主
    電界効果トランジスタのドレイン・ソース間に接続され
    た二つの抵抗を直列接続した分圧枝と、主電界効果トラ
    ンジスタのゲート・ソース間に接続されたゲート電圧制
    限用の第二の電界効果トランジスタとを有する過電流制
    限回路において、第三の絶縁ゲート電界効果トランジス
    タのドレイン・ソースと定電流素子と第三の抵抗とが直
    列に接続された分枝を主電界効果トランジスタのゲート
    ・ソース間に接続し、二つの抵抗間の点を第三の絶縁ゲ
    ート電界効果トランジスタのゲートに接続し、定電流素
    子と第三の抵抗との間の点を第二の電界効果トランジス
    タのゲートに接続することを特徴とする過電流制限回
    路。
  2. 【請求項2】主電流を分流し、分流抵抗が接続された補
    助ソースをもつ主絶縁ゲート電界効果トランジスタと、
    主電界効果トランジスタのゲート・ソース間に接続され
    たゲート電圧制限用の第二の電界効果トランジスタとを
    有する過電流制限回路において、第三の絶縁ゲート電界
    効果トランジスタのドレイン・ソースと定電流素子と第
    三の抵抗とが直列に接続された分枝を主電界効果トラン
    ジスタのゲート・ソース間に接続し、補助ソースと分流
    抵抗との間の点を第三の絶縁ゲート電界効果トランジス
    タのゲートに接続し、定電流素子と第三の抵抗との間の
    点を第二の電界効果トランジスタのゲートに接続するこ
    とを特徴とする過電流制限回路。
  3. 【請求項3】定電流素子がゲート・ソース間が接続され
    たデプレッションタイプの電界効果トランジスタである
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の過電流制限
    回路。
JP16315597A 1997-06-20 1997-06-20 過電流制限回路 Withdrawn JPH1118289A (ja)

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