JPH11182721A - 逃し弁 - Google Patents

逃し弁

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JPH11182721A
JPH11182721A JP36349797A JP36349797A JPH11182721A JP H11182721 A JPH11182721 A JP H11182721A JP 36349797 A JP36349797 A JP 36349797A JP 36349797 A JP36349797 A JP 36349797A JP H11182721 A JPH11182721 A JP H11182721A
Authority
JP
Japan
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valve
primary side
diaphragm
flow path
spring
Prior art date
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Pending
Application number
JP36349797A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuji Sugiyama
哲二 杉山
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Kane Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kane Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kane Kogyo Co Ltd filed Critical Kane Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弁箱の2次側に生じるスケールによる弁体の
誤作動、作動不良を阻止する。 【解決手段】 弁箱内をダイヤフラムで1次側及び2次
側流路に区画形成し、ダイヤフラムをダイヤフラムばね
により1次側へ付勢し、ダイヤフラムに弁口を設けると
共に、該弁口の1次側に設けた弁座に弁ばねで閉弁方向
に付勢した弁体を着離自在に設け、該弁体の弁口を通し
て2次側に面する背部に対し弁軸26を遠近移動自在に設
けた逃し弁において、弁体の弁棒を1次側に突設し、該
弁棒を摺動自在に挿通支持する弁棒ガイドを1次側流路
中に設け、弁体の背部に凸部を弁軸26に対向して設ける
ことにより、弁棒と弁棒ガイドを1次側の流体に常に浸
漬させてスケールを生じさせず、弁体を正常に作動させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温水機器用の逃し
弁に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に示す様に、従来、この種の逃し弁
aは、弁箱b内部をダイヤフラムcで1次側流路dと2
次側流路eに区割形成し、ダイヤフラムcの中央に弁口
fを設けると共に、1次側の弁口f周囲に弁座gを設
け、該弁座gに弁体hを着離自在に設けている。又、2
次側の弁口fに流通口j、j1…を周囲に設けた弁棒ガイ
ドkを取付け、該弁棒ガイドkに弁体hより弁口fを通
して2次側に突出する弁棒mを摺動自在に挿着してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記逃し弁aは1次側
の圧力が上昇して、予め定められた圧力に達すると自動
的に弁体hが開き、圧力が所定値に降下すれば再び弁体
hが閉じるが、閉弁後の2次側流路eにおいて、出口n
より落ち込んだ部位に温水の一部が残留する。この残留
水は、逃し弁aが温水機器に取付けられていることから
乾燥するが、その水分中の不純物が弁箱b内の2次側に
設置されたや弁棒m、弁棒ガイドkなどに析出し、固着
してスケールとなる。この様なことが幾度となく繰り返
されると、弁棒mと弁棒ガイドkの摺動部位に固着した
スケールによって弁棒mがスムーズに摺動できなくな
り、正常な開閉弁ができないといった誤作動や作動不良
などの故障を招来していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題に鑑
み、弁箱内をダイヤフラムにて1次側流路と2次側流路
に区画形成し、ダイヤフラムをダイヤフラムばねにより
1次側へ付勢し、ダイヤフラム中央に1次側流路と2次
側流路を連通する弁口を設けると共に、該弁口の1次側
に設けた弁座に弁ばねで閉弁方向に付勢した弁体を着離
自在に設け、該弁体の弁口を通して2次側に面する背部
に対し弁軸を遠近移動自在に設けた逃し弁において、弁
体の弁棒を1次側に突設し、該弁棒を摺動自在に挿通支
持する弁棒ガイドを1次側流路中に設け、弁体の背部に
凸部を弁軸に対向して設けることにより、弁棒と弁棒ガ
イドを1次側の温水に常に浸漬させてスケールを生じさ
せず、弁体を正常に作動させる様にした。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。1は温水機器に取付けられる逃し弁
の本体であり、該本体1は入口2と出口3の流路を直角
と成した弁箱4と、該弁箱4上に設けた調圧部5とから
構成されている。
【0006】弁箱4は下部に入口2を設けた下箱6と、
側方に出口3を設けた上箱7から成り、弁箱4の内部を
1次側流路8と2次側流路9に区画形成するダイヤフラ
ム10を介して両箱6、7を接合している。
【0007】ダイヤフラム10は中央に開設した円形穴に
円筒状の弁口ガイド11を挿通して、1次側流路8と2次
側流路9を連通する弁口12を設け、1次側に面する弁口
12周囲に弁座13を設け、該弁座13より段差を設けて弁口
ガイド11の外方に鍔状に突設したダイヤフラム押さえ14
をダイヤフラム10下面に当接している。又、ダイヤフラ
ム10上面に弁口ガイド11を挿通して成る円環状のダイヤ
フラム押さえ15を当接し、弁口ガイド11の上端部側を外
方拡径状に屈曲する様にかしめてダイヤフラム押さえ15
上に掛止し、上下のダイヤフラム押さえ14、15でダイヤ
フラム10を挟着している。そして、ダイヤフラム10下面
のダイヤフラム押さえ14は、その外周側を上箱7上部に
設けた受承面16上に載置し、他方のダイヤフラム押さえ
15と上箱7内の上面部間にダイヤフラムばね17を圧縮介
装して、ダイヤフラム10を1次側へ押圧する様に付勢し
ている。
【0008】18は上記弁座13に着離自在に設けた弁体で
あり、該弁体18の弁棒19を1次側に突設し、弁体18の弁
口12を通して2次側に面する背部18aに弁口ガイド11を
挿通する所定長さの棒状の凸部20を突設している。
【0009】21は1次側流路8中で弁体18より上流に設
けた円形段部であり、該円形段部21に弁棒ガイド22を掛
止する様に設けている。弁棒ガイド22は有底筒状に形成
され、その底部中央を円形状に陥没形成すると共に、中
心に弁棒19を摺動自在に挿通支持する挿通穴23を設け、
該挿通穴23の周囲に複数の流通穴24、24a…を設けてい
る。そして、弁体18と弁棒ガイド22間に弁ばね25を圧縮
介装して、弁体18を閉弁方向に付勢している。
【0010】調圧部5は、弁体18の凸部20に対し、その
上方で遠近移動自在に設けた弁軸26と、該弁軸26を強制
的に下動して凸部20を押圧することにより、弁体18を強
制開弁させる手動レバー27から成る。28は上箱7上部に
水密状に取付けた弁軸ガイドであり、該弁軸ガイド28の
下方を2次側流路9内に突出させると共に、下端内に凸
部20の上端部を配し、弁軸ガイド28の上方を上箱7上部
より突出させている。
【0011】又、弁軸ガイド28の内部は、上方に大径孔
29と下方に小径孔30を連続形成したガイド孔31を設け、
該ガイド孔31の小径孔30は凸部20より大径に形成し、小
径孔30の上方より弁軸26を水密状にして摺動自在に挿通
している。弁軸26は、その上端部に弁軸キャップ32を被
冠しており、該弁軸キャップ32は上端部を球冠状に形成
して成る円柱形の軸固定部33と、該軸固定部33に大径段
部34を介して弁軸26より大径な円筒状のばね内装部35を
下方に連続形成している。そして、軸固定部33に弁軸26
の上端部を螺挿すると共に、弁軸26に調圧ばね36を外装
すると共に、ばね内装部35上端部と大径孔29底部間に介
装している。
【0012】37は手動レバー27を回動部自在に支持する
レバーガイドであり、該レバーガイド37は円筒状の基端
部38を弁軸キャップ32の軸固定部33に回転自在に遊嵌す
ると共に、基端部38の直径方向に一対のアーム39、39a
を立設し、該アーム39、39aの上端部間に手動レバー27
の先端部を介装すると共に、割りピンで以てアーム39、
39aに手動レバー27を枢着している。又、レバーガイド
37の基端部38の下端に弁軸キャップ32の大径段部34と同
径の抜止めフランジ40を外方突出している。
【0013】41は弁軸ガイド28の上方外周に螺着した調
圧ナットであり、該調圧ナット41は、上端開口部を縮径
形成して係止部42を設け、該係止部42に上記抜止めフラ
ンジ40を介して弁軸キャップ32の大径段部34を係合し、
調圧ナット41の上下移動により、調圧ばね36の弾性力を
調節することで弁軸26下端部から凸部20上端部までの間
隔を調節している。又、アーム39、39aに枢着された手
動レバー27の先端下部は、通常弁軸キャップ32の軸固定
部33の上端部に接触しており、手動レバー27の基端部を
引き起こして倒立させることにより、その先端部で軸固
定部33を押圧して弁軸26を下動させ、弁軸26で凸部20を
押圧することにより、強制的に弁体18を開弁させる様に
成している。
【0014】次に、逃し弁の変形例について説明する。
この逃し弁は、弁体18の背部18aに設けた凸部20を短尺
に形成し、逆に弁軸26を弁軸ガイド28下部より下方へ突
出する様に長尺状に延出形成している。
【0015】次に本発明に係る逃し弁の作用について説
明する。1次側流路8の圧力が2次側流路9より上昇す
ると、ダイヤフラムばね17の弾性力に抗してダイヤフラ
ム10を2次側流路9の方へ押圧する。ダイヤフラム10と
共に弁ばね25によって閉弁状態の弁体18も移動し、弁体
18の凸部20がその上方に配置して成る弁棒19により、弁
ばね25の弾性力に抗する様に押圧されることで弁体18が
開弁する。1次側流路8から2次側流路9へ流体(温
水)が流動し、1次側流路8の圧力が降下すると弁体26
が閉弁する。
【0016】温水の流動後の弁体18の閉弁時において、
2次側流路9内で出口3より落ち込んだ部位に温水の一
部が残留し、これが乾燥してスケールが2次側流路9内
部に付着しても、弁棒19とこれを摺動自在に挿通支持す
る弁棒ガイド22が1次側流路8に配して常に温水に浸漬
しているため、弁棒19と弁棒ガイド22の摺動部にスケー
ルは生じない。
【0017】弁体18を強制開弁する時は、手動レバー27
の基端部を引き起こして倒立させ、手動レバー27の先端
部で弁軸キャップ32の軸固定部33を調圧ばね36の弾性力
に抗して弁軸26を下方へ押圧して、凸部20を介して弁体
18を押し下げて開弁させる。
【0018】尚、弁軸キャップ32を回して上下に移動さ
せ、弁軸26下端部から凸部20上端部までの間隔を予め設
定することにより、この間隔に対応した設定圧力を定め
ている。
【0019】
【発明の効果】要するに本発明は、逃し弁1において、
弁体18の弁棒19を1次側に突設し、該弁棒19を摺動自在
に挿通支持する弁棒ガイド22を1次側流路8中に設けた
ので、1次側流路8から2次側流路9への温水流動後の
弁体18の閉弁時において、2次側流路9内に残留した温
水が乾燥してスケールが2次側流路9内部に付着して
も、弁棒19とこれを摺動自在に挿通支持する弁棒ガイド
22が1次側流路8に配して常に温水に浸漬しているた
め、弁棒19と弁棒ガイド22の摺動部にスケールは生ずる
ことはなく、常時弁体18を正常に作動させることが出来
る。
【0020】又、弁体18の背部18aに凸部20を弁軸26に
対向して設けたので、弁体18の1次側に弁棒19を突設し
ていても、従来と同様に凸部20に対する遠近距離を設定
することによって設定圧力を定めることが出来る等その
実用的効果甚だ大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】逃し弁の断面図である。
【図2】逃し弁の変形例を示す断面図である。
【図3】従来技術を示す断面図である。
【符号の説明】
1 逃し弁 4 弁箱 8 1次側流路 9 2次側流路 10 ダイヤフラム 12 弁口 13 弁座 17 ダイヤフラムばね 18 弁体 18a 背部 19 弁棒 20 凸部 22 弁棒ガイド 25 弁ばね 26 弁軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁箱内をダイヤフラムにて1次側流路と
    2次側流路に区画形成し、ダイヤフラムをダイヤフラム
    ばねにより1次側へ付勢し、ダイヤフラム中央に1次側
    流路と2次側流路を連通する弁口を設けると共に、該弁
    口の1次側に設けた弁座に弁ばねで閉弁方向に付勢した
    弁体を着離自在に設け、該弁体の弁口を通して2次側に
    面する背部に対し弁軸を遠近移動自在に設けた逃し弁に
    おいて、弁体の弁棒を1次側に突設し、該弁棒を摺動自
    在に挿通支持する弁棒ガイドを1次側流路中に設け、弁
    体の背部に凸部を弁軸に対向して設けたことを特徴とす
    る逃し弁。
JP36349797A 1997-12-15 1997-12-15 逃し弁 Pending JPH11182721A (ja)

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JP36349797A JPH11182721A (ja) 1997-12-15 1997-12-15 逃し弁

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JP36349797A JPH11182721A (ja) 1997-12-15 1997-12-15 逃し弁

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010242903A (ja) * 2009-04-08 2010-10-28 Nok Corp 圧力開放弁

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