JPH11182465A - スクロール圧縮機 - Google Patents
スクロール圧縮機Info
- Publication number
- JPH11182465A JPH11182465A JP36383297A JP36383297A JPH11182465A JP H11182465 A JPH11182465 A JP H11182465A JP 36383297 A JP36383297 A JP 36383297A JP 36383297 A JP36383297 A JP 36383297A JP H11182465 A JPH11182465 A JP H11182465A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scroll
- spiral
- suction port
- vicinity
- gas
- Prior art date
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- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 容量制御時、ガス吸入口44の近傍のチップ隙
間が小さくなることによってかじりが発生するのを防止
する。 【解決手段】 スクロール10、14の歯丈をハウジング1
の低圧側にあるガス吸入口44に近い部分で他の部分より
も短くした。
間が小さくなることによってかじりが発生するのを防止
する。 【解決手段】 スクロール10、14の歯丈をハウジング1
の低圧側にあるガス吸入口44に近い部分で他の部分より
も短くした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内部バイパス方式の
容量制御スクロール圧縮機に関する。
容量制御スクロール圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来の内部バイパス方式の
容量制御スクロール圧縮機においては、その容量制御時
に高温のバイパスガスが通る所と低温の吸入ガスが通る
所との間に温度差が生じるため、ガス吸入口の近傍のチ
ップ隙間が減少してかじりが発生するという不具合があ
った。
容量制御スクロール圧縮機においては、その容量制御時
に高温のバイパスガスが通る所と低温の吸入ガスが通る
所との間に温度差が生じるため、ガス吸入口の近傍のチ
ップ隙間が減少してかじりが発生するという不具合があ
った。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、内部バイパス方式の容量制御スクロール圧縮機
において、スクロールの歯丈をハウジングの低圧側にあ
るガス吸入口に近い部分で他の部分よりも短くしたこと
を特徴とするスクロール圧縮機にある。
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、内部バイパス方式の容量制御スクロール圧縮機
において、スクロールの歯丈をハウジングの低圧側にあ
るガス吸入口に近い部分で他の部分よりも短くしたこと
を特徴とするスクロール圧縮機にある。
【0004】他の特徴とするところは、前記スクロール
が歯先の硬い側のスクロールであることにある。
が歯先の硬い側のスクロールであることにある。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態が図1ないし図
3に示され、図1は縦断面図、図2は図1のB−B線に
沿う横断面図、図3は図1のC−C線に沿う横断面図で
ある。
3に示され、図1は縦断面図、図2は図1のB−B線に
沿う横断面図、図3は図1のC−C線に沿う横断面図で
ある。
【0006】図1において、1はハウジングで、カップ
状本体2とこれに図示しないボルトによって締結された
フロントハウジング6とからなる。このフロントハウジ
ング6を貫通する回転軸7はベアリング8及び9を介し
てフロントハウジング6に回転自在に支持されている。
状本体2とこれに図示しないボルトによって締結された
フロントハウジング6とからなる。このフロントハウジ
ング6を貫通する回転軸7はベアリング8及び9を介し
てフロントハウジング6に回転自在に支持されている。
【0007】ハウジング1の内部には固定スクロール1
0、旋回スクロール14及び容量制御ブロック50が配設さ
れている。固定スクロール10は端板11とその内面に立設
されたうず巻状ラップ12とを備えている。旋回スクロー
ル14は端板15とその内面に立設されたうず巻状ラップ16
とを備えている。
0、旋回スクロール14及び容量制御ブロック50が配設さ
れている。固定スクロール10は端板11とその内面に立設
されたうず巻状ラップ12とを備えている。旋回スクロー
ル14は端板15とその内面に立設されたうず巻状ラップ16
とを備えている。
【0008】旋回スクロール14の端板15の外面中央部に
突設された円筒状ボス20の内部にはドライブブッシュ21
が旋回軸受23を介して回動自在に嵌装され、このドライ
ブブッシュ21に穿設されたスライド溝24内には回転軸7
の内端に偏心して突設された偏心駆動ピン25がスライド
可能に嵌合されている。
突設された円筒状ボス20の内部にはドライブブッシュ21
が旋回軸受23を介して回動自在に嵌装され、このドライ
ブブッシュ21に穿設されたスライド溝24内には回転軸7
の内端に偏心して突設された偏心駆動ピン25がスライド
可能に嵌合されている。
【0009】旋回スクロール14と固定スクロール10とは
図2に示すように相互に所定距離だけ偏心し、かつ、18
0 °だけ位相をずらせて噛み合わされる。かくして、図
1に示すように、うず巻状ラップ12の先端面に埋設され
たチップシール17は端板15の内面に密接し、うず巻状ラ
ップ16の先端面に埋設されたチップシール18は端板11の
内面に密接し、うず巻状ラップ12と16の側面は図2に示
すように、複数個所で線接触してうず巻の中心に対して
ほぼ点対称をなす複数の圧縮室19a 、19b が形成され
る。
図2に示すように相互に所定距離だけ偏心し、かつ、18
0 °だけ位相をずらせて噛み合わされる。かくして、図
1に示すように、うず巻状ラップ12の先端面に埋設され
たチップシール17は端板15の内面に密接し、うず巻状ラ
ップ16の先端面に埋設されたチップシール18は端板11の
内面に密接し、うず巻状ラップ12と16の側面は図2に示
すように、複数個所で線接触してうず巻の中心に対して
ほぼ点対称をなす複数の圧縮室19a 、19b が形成され
る。
【0010】図2に示すように、固定スクロール10の端
板11の中央部には吐出ポート29が穿設され、かつ、圧縮
途中の圧縮室191a、19b に連通する一対のバイパスポー
ト33a 、33b が穿設されている。
板11の中央部には吐出ポート29が穿設され、かつ、圧縮
途中の圧縮室191a、19b に連通する一対のバイパスポー
ト33a 、33b が穿設されている。
【0011】容量制御ブロック50を固定スクロール10の
端板11の外面に密接するように配置することによって凹
所87、88が限界されている。この容量制御ブロック50及
びカップ状本体2を貫通するボルト13の先端を固定スク
ロール10の端板11に螺入することよって固定スクロール
10及び容量制御ブロック50はカップ状本体2に締結され
ている。
端板11の外面に密接するように配置することによって凹
所87、88が限界されている。この容量制御ブロック50及
びカップ状本体2を貫通するボルト13の先端を固定スク
ロール10の端板11に螺入することよって固定スクロール
10及び容量制御ブロック50はカップ状本体2に締結され
ている。
【0012】容量制御ブロック50の外端に形成されたフ
ランジ51の外周面をカップ状本体2の内周面に密接させ
ることによってハウジング1内が仕切られ、フランジ51
の外側には吐出キャビティ31が限界され、フランジ51の
内側には低圧室28が限界されている。
ランジ51の外周面をカップ状本体2の内周面に密接させ
ることによってハウジング1内が仕切られ、フランジ51
の外側には吐出キャビティ31が限界され、フランジ51の
内側には低圧室28が限界されている。
【0013】容量制御ブロック50の中央部には、図3に
示すように、吐出ポート29と連通する吐出穴53が穿設さ
れ、この吐出穴53は容量制御ブロック50の外面にボルト
36で締結された吐出弁30によって開閉されるようになっ
ている。
示すように、吐出ポート29と連通する吐出穴53が穿設さ
れ、この吐出穴53は容量制御ブロック50の外面にボルト
36で締結された吐出弁30によって開閉されるようになっ
ている。
【0014】吐出穴53の片側には盲孔状のシリンダ54が
穿設され、他側にはシリンダ54と平行に盲孔状の腔所55
がそれぞれ穿設されている。
穿設され、他側にはシリンダ54と平行に盲孔状の腔所55
がそれぞれ穿設されている。
【0015】シリンダ54内にコップ状のピストン56を封
密摺動自在に嵌装することによってこのピストン56の内
端側に制御圧室80が限界され、他側に室81が限界され、
この室81は吸入室28に連通している。そして、シリンダ
54には吐出穴53に連通する連通穴92及び凹所88に連通す
る連通穴89が穿設されている。
密摺動自在に嵌装することによってこのピストン56の内
端側に制御圧室80が限界され、他側に室81が限界され、
この室81は吸入室28に連通している。そして、シリンダ
54には吐出穴53に連通する連通穴92及び凹所88に連通す
る連通穴89が穿設されている。
【0016】ピストン56はこれとばね受82との間に介装
されたコイルスプリング83によって制御圧室80に向かっ
て押推されている。ピストン56の外周面に穿設された環
状の凹溝93は複数の穴94を介して室81に常時連通してい
る。
されたコイルスプリング83によって制御圧室80に向かっ
て押推されている。ピストン56の外周面に穿設された環
状の凹溝93は複数の穴94を介して室81に常時連通してい
る。
【0017】一方、腔所55内にはコントロールバルブ58
が嵌装され、このコントロールバルブ58は吐出キャビテ
ィ31内の高圧圧力及び低圧室28内の低圧圧力を感知し
て、これらに対応する制御圧力を発生する。
が嵌装され、このコントロールバルブ58は吐出キャビテ
ィ31内の高圧圧力及び低圧室28内の低圧圧力を感知し
て、これらに対応する制御圧力を発生する。
【0018】図1に示すように、旋回スクロール14の端
板15の外面の外周縁とフロントハウジング6の内端面と
の間にはスラスト軸受36及びオルダムリンク26が介装さ
れている。
板15の外面の外周縁とフロントハウジング6の内端面と
の間にはスラスト軸受36及びオルダムリンク26が介装さ
れている。
【0019】そして、旋回スクロール14の公転旋回運動
による動的アンバランスを平衡させるために、ドライブ
ブッシュ21にはバランスウェイト27が固定され、回転軸
7にはバランスウェイト37が固定されている。
による動的アンバランスを平衡させるために、ドライブ
ブッシュ21にはバランスウェイト27が固定され、回転軸
7にはバランスウェイト37が固定されている。
【0020】また、カップ状本体2の上部には配管フィ
ッティング40がボルト41によって締結され、この配管フ
ィッティング40とカップ状本体2の上部外周面との間に
ガス吸入通路42及びガス吐出通路43が限界されている。
このガス吸入通路42はガス吸入口44を介して低圧室28に
連通し、ガス吐出通路43は孔45を介して吐出キャビティ
31に連通している。
ッティング40がボルト41によって締結され、この配管フ
ィッティング40とカップ状本体2の上部外周面との間に
ガス吸入通路42及びガス吐出通路43が限界されている。
このガス吸入通路42はガス吸入口44を介して低圧室28に
連通し、ガス吐出通路43は孔45を介して吐出キャビティ
31に連通している。
【0021】しかして、フルロード運転時、回転軸7を
回転させると、偏心駆動ピン25、スライド溝24、ドライ
ブブッシュ21、旋回軸受23、ボス20を介して旋回スクロ
ール14が駆動され、旋回スクロール14はオルダムリンク
26によってその自転を阻止されながら公転旋回運動す
る。
回転させると、偏心駆動ピン25、スライド溝24、ドライ
ブブッシュ21、旋回軸受23、ボス20を介して旋回スクロ
ール14が駆動され、旋回スクロール14はオルダムリンク
26によってその自転を阻止されながら公転旋回運動す
る。
【0022】すると、うず巻状ラップ12と16の側面の線
接触部が次第にうず巻の中心方向に移動し、この結果、
圧縮室19a 、19b はその容積を減少しながらうず巻の中
心方向へ移動する。
接触部が次第にうず巻の中心方向に移動し、この結果、
圧縮室19a 、19b はその容積を減少しながらうず巻の中
心方向へ移動する。
【0023】これに伴って、ガス吸入通路42、ガス吸入
口44を通って低圧室28へ吸入されたガスがうず巻状ラッ
プ12及び16の外周端によって限界される開口部から圧縮
室19a 、19b 内へ取り込まれて次第に圧縮されながら中
央の室22に至り、ここから吐出ポート29及び吐出穴53を
通り吐出弁30を押し開いて吐出キャビティ31へ吐出さ
れ、次いで、孔45及びガス吐出通路43を経て外部に吐出
される。
口44を通って低圧室28へ吸入されたガスがうず巻状ラッ
プ12及び16の外周端によって限界される開口部から圧縮
室19a 、19b 内へ取り込まれて次第に圧縮されながら中
央の室22に至り、ここから吐出ポート29及び吐出穴53を
通り吐出弁30を押し開いて吐出キャビティ31へ吐出さ
れ、次いで、孔45及びガス吐出通路43を経て外部に吐出
される。
【0024】圧縮機のアンロード運転時にはコントロー
ルバルブ58は低圧の制御圧力を発生し、この制御圧力が
制御圧室80に導入されると、ピストン56はコイルスプリ
ング83の復元力により押推されて図1に示す位置を占め
る。
ルバルブ58は低圧の制御圧力を発生し、この制御圧力が
制御圧室80に導入されると、ピストン56はコイルスプリ
ング83の復元力により押推されて図1に示す位置を占め
る。
【0025】かくして、圧縮室19a 、19b 内で圧縮途中
のガスはバイパスポート33a 、33b、凹所87、88、連通
孔89を経て室81内に入る。一方、圧縮後のガスは中央の
室22から吐出ポート29、吐出穴53、連通孔92、凹溝93、
穴94を経て室81に入り、これらは室81内で合流して固定
スクロール10の端板11の外周面を切り欠くことによって
形成された凹溝84を通って低圧室28に流入する。
のガスはバイパスポート33a 、33b、凹所87、88、連通
孔89を経て室81内に入る。一方、圧縮後のガスは中央の
室22から吐出ポート29、吐出穴53、連通孔92、凹溝93、
穴94を経て室81に入り、これらは室81内で合流して固定
スクロール10の端板11の外周面を切り欠くことによって
形成された凹溝84を通って低圧室28に流入する。
【0026】圧縮機のフルロード運転時には、コントロ
ールバルブ58が高圧の制御圧力を発生し、この高圧の制
御圧力が制御圧室80内に入ると、ピストン56はコイルス
プリング83の弾発力に抗して後退してその外端がばね受
82に当接するので、連通孔89及び連通孔92はいずれもピ
ストン56によって閉塞される。
ールバルブ58が高圧の制御圧力を発生し、この高圧の制
御圧力が制御圧室80内に入ると、ピストン56はコイルス
プリング83の弾発力に抗して後退してその外端がばね受
82に当接するので、連通孔89及び連通孔92はいずれもピ
ストン56によって閉塞される。
【0027】圧縮機の容量を低減する場合には、低減率
に対応する制御圧力がコントロールバルブ58で発生す
る。この制御圧力が制御圧室80を経てピストン56の内端
面に作用すると、制御圧力による押圧力とコイルスプリ
ング83の弾発力とが平衡する位置にピストン56が静止す
る。
に対応する制御圧力がコントロールバルブ58で発生す
る。この制御圧力が制御圧室80を経てピストン56の内端
面に作用すると、制御圧力による押圧力とコイルスプリ
ング83の弾発力とが平衡する位置にピストン56が静止す
る。
【0028】従って、制御圧力が低い間は連通孔89のみ
が開となり、圧縮室19a 、19b 内で圧縮途中のガスが連
通孔89の開度に対応する量だけ低圧室28に排出される。
更に、制御圧力の上昇に従って連通孔92が開き、その開
度が大きくなってこれが全開すると、圧縮機の容量は零
となる。
が開となり、圧縮室19a 、19b 内で圧縮途中のガスが連
通孔89の開度に対応する量だけ低圧室28に排出される。
更に、制御圧力の上昇に従って連通孔92が開き、その開
度が大きくなってこれが全開すると、圧縮機の容量は零
となる。
【0029】アンロード運転時、即ち、容量制御時、高
温のバイパスガスがシリンダ56の室81を通って低圧室28
に流入するので、このバイパスガスの主流の近傍、即
ち、カップ状本体2の下部の温度が上昇するが、低温の
吸入ガスが流入するガス吸入口44の近傍、即ち、カップ
状本体2の上部の温度は低温のままに維持されているの
で、カップ状本体2に温度差が生じ、これに伴って熱膨
張差が生じる。
温のバイパスガスがシリンダ56の室81を通って低圧室28
に流入するので、このバイパスガスの主流の近傍、即
ち、カップ状本体2の下部の温度が上昇するが、低温の
吸入ガスが流入するガス吸入口44の近傍、即ち、カップ
状本体2の上部の温度は低温のままに維持されているの
で、カップ状本体2に温度差が生じ、これに伴って熱膨
張差が生じる。
【0030】すると、固定スクロール10はカップ状本体
2に固定されているため、これに熱膨張差が生じると、
ガス吸入口44の近傍のうず巻状ラップ12、16の先端と端
板15、11の内面との隙間、即ち、チップ隙間が他の部分
のそれより小さくなる。
2に固定されているため、これに熱膨張差が生じると、
ガス吸入口44の近傍のうず巻状ラップ12、16の先端と端
板15、11の内面との隙間、即ち、チップ隙間が他の部分
のそれより小さくなる。
【0031】そこで、本発明においては、ガス吸入口44
の近傍の固定スクロール10のうず巻状ラップ12又は及び
旋回スクロール14のうず巻状ラップ16の長さ、即ち、歯
丈を90°位の角度範囲内で予め他の部分よりも20μ程度
短くしている。
の近傍の固定スクロール10のうず巻状ラップ12又は及び
旋回スクロール14のうず巻状ラップ16の長さ、即ち、歯
丈を90°位の角度範囲内で予め他の部分よりも20μ程度
短くしている。
【0032】かくして、容量制御時、ガス吸入口44の近
傍のチップ隙間が他の部分のそれより小さくなるのを防
止できるので、うず巻状ラップ12、16の先端と端板15、
11の内面との間にかじりが発生するのを防止できる。
傍のチップ隙間が他の部分のそれより小さくなるのを防
止できるので、うず巻状ラップ12、16の先端と端板15、
11の内面との間にかじりが発生するのを防止できる。
【0033】なお、寸法公差を確保するため、固定スク
ロール10又は旋回スクロール14のいずれか一方の端板1
1、15の内面及びうず巻状ラップ12、16の外表面に硬化
表面処理を施した場合には、その歯丈を短くするのが望
ましい。
ロール10又は旋回スクロール14のいずれか一方の端板1
1、15の内面及びうず巻状ラップ12、16の外表面に硬化
表面処理を施した場合には、その歯丈を短くするのが望
ましい。
【0034】
【図1】本発明の実施形態を示すスクロール圧縮機の縦
断面図である。
断面図である。
【図2】図1のB−B線に沿う横断面図である。
【図3】図1のC−C線に沿う横断面図である。
1 ハウジング 28 低圧室 31 吐出キャビティ 44 ガス吸入口 10 固定スクロール 11 端板 12 うず巻状ラップ 14 旋回スクロール 15 端板 16 うず巻状ラップ 50 容量制御ブロック 54 シリンダ 56 ピストン 19a 、19b 圧縮室 33a 、33b バイパスポート
【0035】アンロード運転時、即ち、容量制御時、高
温のバイパスガスがシリンダ56の室81を通って低圧室28
に流入するので、このバイパスガスの主流の近傍のうず
巻状ラップ12、16の温度が上昇して熱膨張するためその
先端と端板15、11の内面との隙間、即ち、チップ隙間が
他の部分のそれより小さくなる。
温のバイパスガスがシリンダ56の室81を通って低圧室28
に流入するので、このバイパスガスの主流の近傍のうず
巻状ラップ12、16の温度が上昇して熱膨張するためその
先端と端板15、11の内面との隙間、即ち、チップ隙間が
他の部分のそれより小さくなる。
【0036】そこで、本発明においては、バイパスガス
の主流の近傍の固定スクロール10のうず巻状ラップ12又
は及び旋回スクロール14のうず巻状ラップ16の長さ、即
ち、歯丈を90°位の角度範囲内で予め他の部分よりも20
μ程度短くしている。
の主流の近傍の固定スクロール10のうず巻状ラップ12又
は及び旋回スクロール14のうず巻状ラップ16の長さ、即
ち、歯丈を90°位の角度範囲内で予め他の部分よりも20
μ程度短くしている。
【0037】かくして、容量制御時、バイパスガスの主
流の近傍のチップ隙間が他の部分のそれより小さくなる
のを防止できるので、うず巻状ラップ12、16の先端と端
板15、11の内面との間にかじりが発生するのを防止でき
る。
流の近傍のチップ隙間が他の部分のそれより小さくなる
のを防止できるので、うず巻状ラップ12、16の先端と端
板15、11の内面との間にかじりが発生するのを防止でき
る。
【0038】
【発明の効果】本発明においては、スクロールの歯丈を
バイパスガスの主流の近傍で他の部分よりも短くしたた
め、容量制御時、バイパスガスの主流の近傍のチップ隙
間が小さくなるのを防止することができ、従って、うず
巻状ラップの先端と端板の内面との間にかじりが発生す
るのを防止できる。
バイパスガスの主流の近傍で他の部分よりも短くしたた
め、容量制御時、バイパスガスの主流の近傍のチップ隙
間が小さくなるのを防止することができ、従って、うず
巻状ラップの先端と端板の内面との間にかじりが発生す
るのを防止できる。
【図1】本発明の実施形態を示すスクロール圧縮機の縦
断面図である。
断面図である。
【図2】図1のB−B線に沿う横断面図である。
【図3】図1のC−C線に沿う横断面図である。
1 ハウジング 28 低圧室 31 吐出キャビティ 44 ガス吸入口 10 固定スクロール 11 端板 12 うず巻状ラップ 14 旋回スクロール 15 端板 16 うず巻状ラップ 50 容量制御ブロック 54 シリンダ 56 ピストン 19a 、19b 圧縮室 33a 、33b バイパスポート
Claims (2)
- 【請求項1】 内部バイパス方式の容量制御スクロール
圧縮機において、 スクロールの歯丈をハウジングの低圧側にあるガス吸入
口に近い部分で他の部分よりも短くしたことを特徴とす
るスクロール圧縮機。 - 【請求項2】 前記スクロールが歯先の硬い側のスクロ
ールであることを特徴とする請求項1記載のスクロール
圧縮機。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36383297A JPH11182465A (ja) | 1997-12-18 | 1997-12-18 | スクロール圧縮機 |
DE69817130T DE69817130T2 (de) | 1997-12-18 | 1998-12-10 | Spiralverdichter |
EP98123067A EP0924429B1 (en) | 1997-12-18 | 1998-12-10 | Scroll compressor |
AU97152/98A AU705577B1 (en) | 1997-12-18 | 1998-12-16 | Capacity-controlled scroll-type compressor having internally-bypassing system |
CA002256152A CA2256152A1 (en) | 1997-12-18 | 1998-12-16 | Capacity-controlled scroll-type compressor having internally-bypassing system |
KR1019980056088A KR100306336B1 (ko) | 1997-12-18 | 1998-12-18 | 내부바이패스시스템을구비한용량제어식스크롤형압축기 |
CN98126729A CN1085306C (zh) | 1997-12-18 | 1998-12-18 | 具有内旁路系统的容积受控的涡轮压缩机 |
US09/878,961 US6334763B2 (en) | 1997-12-18 | 2001-06-13 | Capacity-controlled scroll-type compressor having internally-bypassing system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36383297A JPH11182465A (ja) | 1997-12-18 | 1997-12-18 | スクロール圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11182465A true JPH11182465A (ja) | 1999-07-06 |
Family
ID=18480307
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36383297A Withdrawn JPH11182465A (ja) | 1997-12-18 | 1997-12-18 | スクロール圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11182465A (ja) |
-
1997
- 1997-12-18 JP JP36383297A patent/JPH11182465A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050301 |