JPH11180818A - 皮膚外用剤 - Google Patents

皮膚外用剤

Info

Publication number
JPH11180818A
JPH11180818A JP34457397A JP34457397A JPH11180818A JP H11180818 A JPH11180818 A JP H11180818A JP 34457397 A JP34457397 A JP 34457397A JP 34457397 A JP34457397 A JP 34457397A JP H11180818 A JPH11180818 A JP H11180818A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
skin
glycogen
external use
added
polysaccharide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34457397A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Nakano
彰浩 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JO Cosmetics Co Ltd
Original Assignee
JO Cosmetics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JO Cosmetics Co Ltd filed Critical JO Cosmetics Co Ltd
Priority to JP34457397A priority Critical patent/JPH11180818A/ja
Publication of JPH11180818A publication Critical patent/JPH11180818A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 なめらかな滑りと伸びのよい優れた使用感を
有し、安定で、安全性も高い皮膚外用剤を提供する。 【解決手段】 D−グルコースを構成単位とする分岐多
糖体を含有する皮膚外用剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、皮膚外用剤、更に
詳しくは分岐多糖体を含有し、塗布時及び塗布面の感触
に優れた皮膚外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、化粧品、医薬部外品、医薬品など
皮膚外用剤の使用時の感触、例えば塗布時や重ね塗り時
の伸びや滑りなどの改良のため、ナイロン、ポリメチル
メタクリレート、ポリオレフィンなどのプラスチック球
状微粒子が配合されている。しかしながら、プラスチッ
ク球状微粒子は分散が不安定で、沈降分離しやすく、か
つ沈降した微粒子は再分散しにくいという欠点があり、
また高価でもある。そこで、沈降を防止抑制するため、
通常ガム類、水溶性高分子物質、ベントナイトなどを配
合することにより系を増粘させる方法が採られるが、粘
りを増すので伸びや滑りなどの使用感を低下させるもの
が多く、満足のゆく結果は得られていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術の
欠点に鑑みて為されたものであって、使用時の感触の優
れた安定な皮膚外用剤を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、課題を解決
すべく種々検討する課程に於て、D−グルコースを構成
単位とする分岐多糖体の構造、性状などに着目して研究
を進めた結果、この多糖体を、化粧品、医薬部外品、医
薬品などの粘膜を除く皮膚に塗布して用いる外用剤に配
合することにより目的を達成し得るとの知見を得て本発
明を完成させたものである。即ち、本発明は、構成単位
D−グルコースのα−1,4−グルコシド結合による連
鎖を主構造とする多糖体であって、分岐点がα−1,6
−グルコシド結合である分岐を有する分岐多糖体を含有
して成る皮膚外用剤を提供する。
【0005】以下、本発明を詳細に説明する。本発明で
用いる分岐多糖体は上記した構造特性を有するものであ
るが、より具体的には、通常、D−グルコース単位が主
としてα−1,4−グルコシド結合した連鎖を主鎖及び
分岐として有するものであって、主鎖にはD−グルコー
ス単位がα−1,4−グルコシド結合している複数本の
分岐が分岐点に於てα−1,6−グルコシド結合してお
り、分岐の多くは更に分岐を有するものが用いられる。
このような構造特性を有していれば幾分かのα−1,3
−グルコシド結合を有するものもこの分岐多糖体に包含
される。本発明で用いる分岐多糖体の好ましいものの代
表例として、グリコーゲン、アミロペクチンなどを挙げ
ることができる。
【0006】グリコーゲンは、動物の細胞内、特に肝
臓、筋肉、白血球などに多く見出され、また、とうもろ
こしなどの植物にも存在する貯蔵多糖であって、ヒトの
肝臓に約10%以下、筋肉に約1%以下程度、また皮膚
にも含有されており、エネルギー源として消費される。
グリコーゲンは、水溶性かつ大部分の有機溶剤に不溶性
であるので、グリコーゲンを含有する動植物類より、例
えば、水で抽出し、その液を攪拌しながらそこにエタノ
ールを添加すると粘稠なゲル状態を経ることなくグリコ
ーゲンの微粒子が懸濁ないし沈澱する。このようにして
得られた微粒子は、例えば水溶解とエタノール析出を繰
返して精製後、脱液、乾燥などの操作を経て、通常白色
ないし黄褐色の微粉末として得られる。
【0007】グリコーゲンは、それを得るために使用す
る原料によって臭気や色が異なり、特に動物を原料とし
たものは特異な不快臭や着色が著しいため、その製造工
程に於て脱臭、脱色などの精製処理が、通常入念に行な
われるが充分とは言えず、この場合グリコーゲンの特徴
的構造である分岐を脱落させたり、更には主鎖の切断な
どを発生させ易い。従って本発明では、精製の容易さ、
精製品の臭気や色の点から、無臭で白色ないし微淡黄白
色の、トウモロコシなどを原料とする植物由来のグリコ
ーゲンが好ましく用いられる。
【0008】グリコーゲンは、アミロペクチンと同様に
多数の分岐を有する樹枝状構造の多糖体である。グリコ
ーゲンは、動植物など天然原料に由来する物質であるた
め、原料の種類、採取の時期や場所などにより変動があ
るが、通常、平均分子量は107 〜109 程度、また、
平均鎖長約10〜14、β−アミラーゼ分解の限度約4
5%であって、分岐度はアミロペクチンより可成り高
い。グリコーゲン水溶液は、非常に安定な分子コロイド
分散系溶液となる。グリコーゲンが高度に分岐した球状
分子であるためか、他の多糖体と比較して高分子量の割
に、その水溶液粘度が低く、また水溶液を乾燥して得ら
れるグリコーゲン皮膜は、脆いため容易に砕けて、微細
粉状となる。
【0009】また、アミロペクチンは、デンプンの一成
分を成す多糖体であり、例えば精製デンプン溶液にアミ
ロース沈澱試剤を加えてアミロースを除去した上液に、
水溶性のアルコールを添加してアミロペクチンを沈澱さ
せる操作を、所望により繰返して行なうことにより得ら
れる。アミロペクチンは、グリコーゲンと同様に、D−
グルコースを構成単位とし、枝分れを有する樹枝状構造
の分岐多糖体であるが、その平均鎖長は20〜25であ
って、グリコーゲンより分岐度がはるかに低い。アミロ
ペクチンは、グリコーゲン同様に天然原料から得られる
ので性状にバラツキもあるが、例えばその平均分子量は
105 〜107 程度である。アミロペクチンは、冷水に
不溶であるが熱水に溶解し、粘稠な溶液となる。本発明
の皮膚外用剤中に分岐多糖体を含有させる割合は、適宜
任意に選択することができ、好ましくは0.1重量%以
上、より好ましくは1重量%以上、特に2重量%以上が
好適であり、通常50重量%以下で充分である。
【0010】本発明の外用剤の感触を更に高めたい場合
は、シリコーン系化合物を併用する方法が効果的であ
る。上記のシリコーン系化合物で好ましいものとしてシ
リコーンオイル(ジメチルシリコーンオイル、メチルフ
ェニルシリコーンオイル、メチルハイドロジエンシリコ
ーンオイルなど):各種変性シリコーンオイル(メチル
スチレン、長鎖アルキル、ポリエーテル、カルビノー
ル、アミン、エポキシ、カルボキシ、高級脂肪酸、メル
カプト、アクリル、メタクリルなどによる変性あるいは
これら2種以上により変性されたシリコーンオイル):
シリコーンオイルや変性シリコーンオイルのエマルジョ
ンなどが例示されるが、中でもシリコーンオイル、シリ
コーンオイルエマルジョンが好ましい。本発明の外用剤
がシリコーン化合物を含有する好ましい割合は、皮膚外
用剤の剤型によっても異なるが、重量基準で、分岐多糖
体/シリコーン系化合物=1/10〜10/0.1、よ
り好ましくは1/3〜10/0.5である。
【0011】分岐多糖体とシリコーン化合物(エマルジ
ョンを包含)を併用する場合、例えば多糖体水溶液と
シリコーン化合物を混合する方法、シリコーン化合物
を含有する水、例えばシリコーンオイルエマルジョンで
多糖体を溶解する方法、前記又はの方法で得たも
のあるいは微粉状の多糖体とシリコーンオイルの有機溶
剤液の混合物などから水分や有機溶剤などの揮発成分を
除去して混合物を得る方法、あるいは微粉状の多糖体
とシリコーン化合物を混合して混合物を得る方法などの
ように、分岐多糖体とシリコーン化合物を予め接触させ
て得たシリコーン処理分岐多糖体として用いることが好
ましい。本発明の皮膚外用剤は、分岐多糖体を用いるこ
とを除き従来の皮膚外用剤と同様に剤型に応じて、例え
ば溶解、混合、分散、乳化、成形などの工程を経て得ら
れる。
【0012】本発明の外用剤には、化粧品、外用医薬部
外品、外用医薬品などに用いる成分を含有させることが
できる。上記成分としては、例えば油性原料(油脂、ロ
ウ類、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステ
ル類、シリコーン系オイル、弗素オイルなど):粉体
(有機あるいは無機の天然粉体、半合成粉体、合成粉
体、球状微粒子など):色材(有機合成色素、無機顔
料、天然色素、真珠光沢顔料、機能性顔料、高分子粉
体、染料、染料中間体など):保湿剤(多価アルコー
ル、酸性ムコ多糖類など):高分子化合物(天然、半合
成又は合成のポリマー):紫外線吸収剤(有機低分子
系、有機高分子系及び無機系の紫外線吸収遮蔽剤):界
面活性剤(ノニオン系、アニオン系、カチオン系、両イ
オン系、高分子系、天然系界面活性剤など):酸化防止
剤、金属イオン封鎖剤、防腐剤、有機溶剤、賦香剤(天
然又は合成香料、香油など)、消臭剤、酸化剤などが挙
げられる。
【0013】また、薬剤成分としては、美白用薬剤(ア
ルブチン、コウジ酸、ビタミンCなど):育毛用薬剤
(血管拡張剤、栄養剤、女性ホルモン、毛根賦活剤な
ど):肌荒れ防止用薬剤(抗炎症剤、収斂剤、清涼化
剤、ビタミン、ホルモン、抗ヒスタミン剤など):ニキ
ビ用薬剤(皮脂抑制剤、角質剥離・溶解剤、殺菌剤な
ど):ふけ・かゆみ用薬剤(角質剥離・溶解剤、抗脂漏
剤、殺菌剤、消炎剤、鎮痒剤など):腋臭防止用薬剤
(制汗剤、殺菌剤、消臭剤など):ビタミン剤:ホルモ
ン剤:アミノ酸類などが例示される。上記の成分は、本
発明の外用剤を得るのに用い得る代表的なものを例示し
たのであって、本発明の皮膚外用剤に配合し得る成分は
これらに限定されるものではない。
【0014】水溶性高分子物質を配合した外用剤は、通
常、粘りがあって、伸びや滑りが低く、好ましい使用感
を得にくいが、本発明の外用剤を皮膚(粘膜を除く)に
適用した場合、あたかも球状プラスチック微粉末を配合
した外用剤のような好ましい滑りや伸びを示し、使用感
が優れている。その理由は、必ずしも明確ではないが、
本発明の外用剤に含有させる分岐多糖体、特にグリコー
ゲンのもつ特有の性状や構造によるものと考えられる。
【0015】
【発明の効果】本発明の皮膚外用剤は、皮膚に適用した
場合、なめらかな滑りと伸びのよい優れた使用感を示
す。本発明で用いる分岐多糖体は、それを含有する系が
低粘度であっても沈降を起こすことなく安定で、かつ安
全性も高い。
【0016】
【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例を用いて説
明するが、本発明は以下の実施例に限定されない。以下
の実施例では、トウモロコシ(ハニーバンダム)より得
た植物性グリコーゲン(平均鎖長約13)及び貝(牡
蠣)より得た動物性グリコーゲン(平均鎖長約11)を
使用した。
【0017】実施例1及び比較例1 プレシェービ
ングローション
【表1】
【0018】表1に従い、実施例1及び比較例1のプレ
シェービングローションを作製し、評価した。 実施例1:精製水(6)に(2)を加温溶解し、次いで
そこに(3)を加えてよく混合後、(5)を加え、溶液
(a)を得た。この溶液(a)を強力混合(超音波処理
及び回転攪拌併用)しながらそこへ徐々に(4)を添加
してゆき、(2)の微粒子が安定に懸濁した外観の液を
得た。 比較例1:(6)に(4)、(5)及び(1)(シリコ
ーンオイル/ナイロンパウダー=1/10)を加え、攪
拌して得た液(b)には攪拌停止直後は(1)が懸濁し
ていたが、短時間で(1)が沈降分離した。
【0019】上記の沈降物は容器を強く振盪することに
よりほぼ再分散したが、再び短時間で沈降分離した。両
例の液(a),(b)それぞれをプレシェーブローショ
ンとして顔面に塗布した後、電気カミソリでヒゲそりを
行なった所、いずれの場合も滑りがよくそり味スムース
で、ヒゲそり後の肌はぬめりが無く感触がさわやかで白
くなることもなかったが、実施例1の方がしっとりして
いてより優れた感触であった。尚、液(b)は使用直前
に容器をよく振って沈降分離したものを再分散させた。
【0020】実施例2〜4及び比較例2 パック剤
【表2】
【0021】表2に従い、実施例2〜4及び比較例2の
パック剤を作製し、評価した。 実施例2〜4:使用する精製水(10)の一部の量を用
いて、それぞれ(1)と少量のエタノールで湿潤した
(2)を別々に溶解して得た両液を混合し、そこに
(3)を添加混合して粘稠液(a)を得た。他方、精製
水(10)の残量を用いて(4)又は(5)を加温溶解
後、攪拌下、そこに(6)(但し、実施例2を除く)を
加え、次いで(8)と(9)を添加し、更に(7)の残
量を徐々に加えて、液(b)を得た。次いで、上記液
(a)と(b)とを混合、脱気、濾過、冷却してパック
剤を得た。
【0022】比較例2:グリコーゲン(4)及び(5)
を配合しないこと以外は実施例2〜4と同様にしてパッ
ク剤を得た。得られたパック剤は、10名のパネラーが
従来のピールオフタイプパック剤と同様に顔面に塗布し
て使用し、その結果は次の評価基準に従って評価し、表
3に示した。
【0023】評価基準 A:パネラー10名中8名以上が良好と評価 B:パネラー10名中6〜7名が良好と評価 C:パネラー10名中4〜5名が良好と評価 D:パネラー10名中3名以下が良好と評価
【0024】
【表3】
【0025】また、パック中の臭気は実施例2〜4及び
比較例2の内、実施例4が評価Dであったことを除い
て、他は全て評価Aであった。
【0026】実施例5及び6 乳液
【表4】
【0027】表4に従い、実施例5及び6の乳液を作製
し、評価した。精製水(13)に(11)を加温溶解
し、次いで(5)を加えて混合の後、更に(7)、
(8)及び(12)を添加混合して得た液(a)を70
℃に保つ。他方、(1)、(2)、(3)及び(4)に
(9)と(10)を加えて70℃に加熱調整し、これを
攪拌下の上記液(a)に加えて予備乳化して液(b)を
得る。液(b)の攪拌下に(6)を加え、更にホモミキ
サーにて乳化後、脱気、濾過、冷却して乳液を得た。
【0028】実施例7〜9 クリーム
【表5】
【0029】表5に従い、実施例7、8及び9のクリー
ムを作製し、評価した。精製水(15)に(6)又は
(7)を加温溶解後、(8)を加えてよく攪拌混合す
る。次いで、そこに(9)、(10)及び(13)を添
加混合して得た液(a)を70℃に保持する。他方、
(1)、(2)、(3)、(4)、(5)及び(14)
を加熱溶解し、これに(11)と(12)を添加混合し
て70℃に調整した液(b)を得る。次いで、上記液
(a)と液(b)を混合し、ホモミキサーにて乳化の
後、脱気、濾過、冷却してクリームを得た。
【0030】このようにして得た実施例7、8及び9の
クリームはいずれもさっばり感があり、伸びや滑りに優
れていたが、実施例9のクリームは実施例7及び8に比
較して伸びや滑りが低かった。
【0031】実施例10及び11 パウダリーファ
ンデーション
【表6】
【0032】表6に従い、実施例10及び11のパウダ
リーファンデーションを作製し、評価した。(1)〜
(9)と(11)、又は(1)〜(11)をブレンダー
で混合し、更にそれに(12)〜(18)を添加混合、
調色した。この混合物を粉砕後、フルイを通し、中皿に
圧縮成形してファンデーションを得た。
【0033】尚、シリコーン処理植物グリコーゲンパウ
ダー(11)は次のようにして得た。まず、植物グリコ
ーゲン水溶液を強力混合しながら、そこにエタノールを
徐々に加えてグリコーゲン微粒子を析出させ、更にシリ
コーンオイルの水系エマルジョンを添加混合した。その
後グリコーゲン微粒子を遠心分離やエタノールによる水
の置換などを経た後、乾燥微粉砕してパウダー(11)
を得た。このグリコーゲンパウダーに含有されたシリコ
ーンオイルは約5重量%であった。
【0034】実施例12及び13 両用ファンデー
ション
【表7】
【0035】表7に従い、実施例12及び13の両用フ
ァンデーションを作製し、評価した。(1)〜(8)と
(10)又は(1)〜(10)をよく混合してから(1
1)〜(17)を添加混合し、調色後、これを粉砕し、
ふるい通し後、中皿に圧縮成形した。尚、(1)〜
(7)の無機粉体はいずれも約5重量%のシリコーンオ
イルで表面処理したものである。また、シリコーン処理
植物グリコーゲンパウダー(10)は実施例10及び1
1で使用したものと同じものを用いた。
【0036】実施例14 乳化型ファンデーション
【表8】
【0037】表8に従い、実施例14の乳化型ファンデ
ーションを作製し、評価した。精製水(17)に(6)
を加温溶解し(16)を添加混合した液と(7)を(1
0)に分散した液を混合し、70℃でホモミキサー処理
をする。次いで、この液に(8)と(9)を加えて充分
攪拌しつつ、そこに(1)、(2)、(3)、(4)及
び(5)を混合・粉砕・ふるい通しした混合粉体を添加
混合し70℃でホモミキサー処理して液(a)を得る。
この液(a)と70〜80℃で加熱溶解した(11)、
(12)、(13)、(14)及び(15)の混合液と
を混合し、70℃でホモミキサー処理後、室温に冷却、
脱気して乳化型ファンデーションを得た。
【0038】実施例15 エッセンス
【表9】
【0039】表9に従い、実施例15のエッセンスを作
製し、評価した。精製水(12)の一部の量に(4)を
加温溶解した後、それに(1)、(2)及び(11)の
約半量を加えて混合して液(a)を得た。他方、(3)
に(6)、(7)、(8)、(9)、(10)及び(1
1)の残量を順次溶解して液(b)を得た。
【0040】次いで、攪拌下の液(a)に液(b)を加
えてマイクロエマルジョン化した。最後に(12)の残
量(少量)に(5)を溶解し、上記エマルジョンに添加
混合して、エッセンスを得た。
【0041】実施例16 化粧水
【表10】
【0042】表10に従い、実施例16の化粧水を作製
し、評価した。精製水(9)に(4)を加温溶解し、そ
れに(1)と(2)を添加混合して(a)液とする。他
方、(7)に(3)、(5)、(6)及び(8)を溶解
して(b)液とする。この(b)液を上記(a)液に混
合可溶化して化粧水を得た。実施例5〜16の皮膚外用
剤の評価はいずれも使用感が優れ、安定なものであっ
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08B 37/00 C08B 37/00 Q

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構成単位D−グルコースのα−1,4−
    グルコシド結合による連鎖を主構造とする多糖体であっ
    て、分岐点がα−1,6−グルコシド結合である分岐を
    有する分岐多糖体を含有して成ることを特徴とする皮膚
    外用剤。
  2. 【請求項2】 分岐多糖体が植物由来のものであること
    を特徴とする請求項1記載の皮膚外用剤。
  3. 【請求項3】 更にシリコーン系化合物を含有して成る
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の皮膚外用剤。
JP34457397A 1997-12-15 1997-12-15 皮膚外用剤 Pending JPH11180818A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34457397A JPH11180818A (ja) 1997-12-15 1997-12-15 皮膚外用剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34457397A JPH11180818A (ja) 1997-12-15 1997-12-15 皮膚外用剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11180818A true JPH11180818A (ja) 1999-07-06

Family

ID=18370326

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34457397A Pending JPH11180818A (ja) 1997-12-15 1997-12-15 皮膚外用剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11180818A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002255728A (ja) * 2001-02-27 2002-09-11 Kansai Koso Kk 肌荒れ防止剤及び化粧料
WO2005094777A1 (en) * 2004-03-31 2005-10-13 Showa Denko K.K. External preparation for skin
WO2005095462A1 (en) * 2004-03-31 2005-10-13 Showa Denko K.K. Moisture retention polymer compound
JP2005314400A (ja) * 2004-03-31 2005-11-10 Showa Denko Kk 皮膚外用剤
JP2011510945A (ja) * 2008-02-01 2011-04-07 アジェンデ・キミケ・リウニテ・アンジェリニ・フランチェスコ・ア・チ・エレ・ア・エフェ・ソシエタ・ペル・アチオニ つや効果を有する皮膚塗布用のグリコーゲンを含む化粧品組成物
KR101282572B1 (ko) * 2011-01-14 2013-07-04 한국콜마주식회사 눈화장용 화장료 조성물
JP2019073474A (ja) * 2017-10-16 2019-05-16 株式会社アルビオン 固形粉末化粧料
JP2021515794A (ja) * 2018-03-13 2021-06-24 ジボダン エス エー 有機化合物における、または、関する改善

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002255728A (ja) * 2001-02-27 2002-09-11 Kansai Koso Kk 肌荒れ防止剤及び化粧料
WO2005094777A1 (en) * 2004-03-31 2005-10-13 Showa Denko K.K. External preparation for skin
WO2005095462A1 (en) * 2004-03-31 2005-10-13 Showa Denko K.K. Moisture retention polymer compound
JP2005314400A (ja) * 2004-03-31 2005-11-10 Showa Denko Kk 皮膚外用剤
JP2011510945A (ja) * 2008-02-01 2011-04-07 アジェンデ・キミケ・リウニテ・アンジェリニ・フランチェスコ・ア・チ・エレ・ア・エフェ・ソシエタ・ペル・アチオニ つや効果を有する皮膚塗布用のグリコーゲンを含む化粧品組成物
KR101282572B1 (ko) * 2011-01-14 2013-07-04 한국콜마주식회사 눈화장용 화장료 조성물
JP2019073474A (ja) * 2017-10-16 2019-05-16 株式会社アルビオン 固形粉末化粧料
JP2021515794A (ja) * 2018-03-13 2021-06-24 ジボダン エス エー 有機化合物における、または、関する改善

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5908618A (en) Topical composition containing at least one protein
RU2130767C1 (ru) Эмульсия масло-в-воде для получения косметических и дерматологических средств, способ косметической обработки, применение термопластичных полых вспученных частиц полимера или сополимера акрилонитрила для диспергирования масляной фазы и для стабилизации эмульсии
DE60009963T2 (de) Wasser-in-Öl-in-Wasser Emulsion
US5879718A (en) Composition for topical use in the form of a surfactant-free oil-in-water emulsion containing a crosslinked and neutralized poly (2-acrylamido-2-methylpropanesulphonic acid) polymer
US20220409513A1 (en) Cosmetic composition for peel-off-type packs, and method for producing same
AU616571B2 (en) Cosmetic composition containing inclusion product with hydroxyalkylated cyclodextrin
EP0815847B1 (fr) Composition cosmétique et/ou dermatologique contenant au moins un précurseur d'actif et un poly(acide 2-acrylamido 2-méthylpropane sulfonique) réticulé
JPH09511763A (ja) 安定油中水エマルジョン系
KR102394532B1 (ko) 분자량이 상이한 히알루론산들을 함유하는 화장료 조성물
JP2002538947A (ja) マイクロミキサーを使用する化粧用又は薬剤用の調合物の調製方法
EP0815845A1 (fr) Composition cosmétique et/ou dermatologique acide contenant un poly(acide 2-acrylamido 2-méthylpropane sulfonique) réticulé et neutralisé à au moins 90 %
EP0646368B1 (fr) Composition d'organopolysiloxane d'aspect gélifié, sans gélifiant, utilisable en cosmétique et dermatologie
JP2001288365A (ja) 油中水エマルション形態の組成物及びその化粧品のための使用
KR101961852B1 (ko) 필-오프 타입의 팩 화장료 조성물
JPH0952848A (ja) 皮膚外用剤
JPH08283303A (ja) 高級脂肪酸デキストリンからなる乳化剤、これを含有する乳化組成物および化粧料
JPH11180818A (ja) 皮膚外用剤
EP3055031B1 (fr) Utilisation en cosmetique de polymeres obtenus par polymerisation en emulsion inverse basse concentration
KR101887048B1 (ko) 필-오프 타입의 팩 화장료 조성물
JPS63301826A (ja) 外用剤
EP1265585A1 (fr) Systeme huile silicone / co-solvant concentre en matiere(s) active(s) cosmetique(s) liposoluble(s), emulsion et formulation cosmetiques correspondantes
JPH09124437A (ja) 乳化組成物及び皮膚外用剤
JP2003073281A (ja) 皮膚外用剤
JP3770559B1 (ja) 化粧料及びその製造方法
JPH02196709A (ja) 化粧料および粉末化粧料