JPH1118053A - 画像データ処理装置 - Google Patents

画像データ処理装置

Info

Publication number
JPH1118053A
JPH1118053A JP10166980A JP16698098A JPH1118053A JP H1118053 A JPH1118053 A JP H1118053A JP 10166980 A JP10166980 A JP 10166980A JP 16698098 A JP16698098 A JP 16698098A JP H1118053 A JPH1118053 A JP H1118053A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
code amount
image
entire screen
data compression
block
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10166980A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Yamauchi
章 山内
Hidenori Mimura
英紀 三村
Tomoko Ono
朋子 小野
Fumio Izawa
文男 井沢
Mikio Kakizaki
幹夫 柿崎
Takaaki Suyama
高彰 須山
Shuichi Hisatomi
秀一 久富
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba AVE Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP10166980A priority Critical patent/JPH1118053A/ja
Publication of JPH1118053A publication Critical patent/JPH1118053A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、撮影した光学像に対応するデジタ
ル画像データに圧縮処理を施してメモリに記録する際、
再生画像の画質を極端に劣化させないように圧縮処理を
施し、しかもメモリの記録容量の有効利用を図ることが
できる画像データ処理装置を提供することを目的として
いる。 【解決手段】1画面を複数のブロックに分割し、これら
分割された各ブロック毎の画像の複雑度を数値化してな
るアクティビティの値と、画面全体のアクティビティの
値とを算出し、この画面全体のアクティビティの値に基
づいてデータ圧縮率を設定して画面全体の符号量を決定
するとともに、この決定された画面全体の符号量の範囲
内で、分割された各ブロック毎に算出したアクティビテ
ィの値に比例して、各ブロックに割り当てる符号量を決
定することにより、各ブロックの符号量制御を行なうよ
うにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カメラで撮影し
た光学像をデジタル画像データに変換し、圧縮処理を施
して記録媒体に記録する画像データ処理装置の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、一般的なカメラは、撮影
した光学像を銀塩フィルムに結像させているため、該フ
ィルムを化学処理して現像しなければ、撮影した画像を
見ることが不可能なものである。
【0003】これに対し、近年では、撮影された光学像
を電気的な画像データに変換し、テレビジョン受像機
で、この画像データに基づいた画像表示を行なわせるこ
とにより、わずらわしい化学処理を不要とした電子式写
真システムが開発され、市場に普及してきている。
【0004】そして、このような電子式写真システムの
一例として、静止画記録再生システムがある。この静止
画記録再生システムは、磁性材料で形成されたテープ,
ディスク及びドラム等を、カセットまたはカートリッジ
のような形態の記録媒体としてカメラ本体に装着し、画
像データを記録する。その後、記録媒体をカメラ本体か
ら取り出して再生機に装着することにより、再生機に接
続されたテレビジョン受像機から静止画像を表示させる
ようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の静
止画記録再生システムは、例えば記録媒体として半導体
メモリを内蔵したメモリカードを用いることによって、
より一層の高密度記録化及び小型軽量化を図ること等が
考えられてはいるものの、まだまだ開発途上にある段階
であり、改良すべき余地が多々残っているのが現状であ
る。
【0006】そこで、この発明は上記事情を考慮してな
されたもので、撮影した光学像に対応するデジタル画像
データに圧縮処理を施してメモリに記録する際、再生画
像の画質を極端に劣化させないように圧縮処理を施し、
しかもメモリの記録容量の有効利用を図ることができる
極めて良好な画像データ処理装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る画像デー
タ処理装置は、撮影した光学像をデジタル画像データに
変換し、データ圧縮処理を施してメモリに記録するもの
を対象としている。そして、1画面を複数のブロックに
分割し、これら分割された各ブロック毎の画像の複雑度
を数値化してなるアクティビティの値と、画面全体のア
クティビティの値とを算出し、この画面全体のアクティ
ビティの値に基づいてデータ圧縮率を設定して画面全体
の符号量を決定するとともに、この決定された画面全体
の符号量の範囲内で、分割された各ブロック毎に算出し
たアクティビティの値に比例して、各ブロックに割り当
てる符号量を決定することにより、各ブロックの符号量
制御を行なう制御手段を備えるようにしたものである。
【0008】上記のような構成によれば、画面全体のア
クティビティの値に基づいてデータ圧縮率を設定して画
面全体の符号量を決定し、この決定された画面全体の符
号量の範囲内で、分割された各ブロック毎に算出したア
クティビティの値に比例して、各ブロックに割り当てる
符号量を決定するようにしたので、デジタル画像データ
に圧縮処理を施してメモリに記録する場合に、特に符号
量を多く必要とするブロックの画質を極端に劣化させな
いように圧縮処理を施すことができ、しかもメモリの記
録容量の有効利用をも図ることができるようになる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して詳細に説明する。図1及び図2は、
電子スチルカメラ11の外観を示している。この電子ス
チルカメラ11は、撮像ユニット100と信号処理ユニ
ット200と再生ユニット300とから構成されてい
る。
【0010】撮像ユニット100には、レンズ101,
内蔵ストロボ102,外部ストロボ接続部103及びフ
ァインダ104等が設けられている。信号処理ユニット
200には、レリーズ201,モードダイヤル202,
液晶表示部203,パワー兼記録再生切替スイッチ20
4,モード設定用スイッチ205,後述するメモリカー
ドの挿入部206及びメモリカードの取り出し用のイジ
ェクトスイッチ207等が設けられるとともに、図では
見えない下面に内蔵マイクロホンが設置されている。
【0011】再生ユニット300には、小型液晶モニタ
301,画面送りスイッチ302,画面調整用スイッチ
303及び外部モニタやスピーカへの接続用のコネクタ
部304等が設けられるとともに、図では見えない下面
に内蔵スピーカが設置されている。
【0012】図3は、撮像ユニット100の内部構成を
示している。レンズ101を介して入射された被写体の
光学像は、絞り107で光量調整された後、ミラー10
8,109を介してファインダ104に導かれ、撮影者
に目視される。
【0013】なお、レンズ101及び絞り107は、自
動焦点調整(AF;オートフォーカス)機能や自動絞り
調整(AE;オートアイリス)機能のために、レンズ1
01及び絞り107をそれぞれ駆動するための図示しな
い各モータとともに、レンズユニット110として一体
化されている。
【0014】上記信号処理ユニット200に設けられた
レリーズ201が操作されると、ミラー108が機械式
機構によって図中上方に跳ね上がる。このため、被写体
の光学像は、シャッタ111によって露光量を調整され
た後、赤外線カットフィルタ112及び光学ローパスフ
ィルタ113を介して、CCD(固体撮像素子)114
上に結像される。
【0015】このCCD114で光電変換して得られる
画像信号は、画像処理回路115により、色分離処理及
びA/D(デジタル/アナログ)変換処理等が施され
て、信号処理ユニット200に供給される。
【0016】図4は、電子スチルカメラ11を上面から
見た状態を示すもので、特に信号処理ユニット200に
配設された各種操作部の詳細を示している。すなわち、
レリーズ201は機械式に押圧操作するスイッチであ
り、浅く押圧操作する1段目の操作により例えばAE機
能,AF機能及び自動色温度調整(AWB;オートホワ
イトバランス)機能のために必要な光を取り入れる状態
となり、深く押圧操作する2段目の操作により実際の撮
影が行なわれるものである。
【0017】また、モードダイヤル202は、円盤の周
縁の一部を外部に露出させて回転操作するようにしたも
ので、モード設定用スイッチ205と合わせて操作する
ことにより、撮影に必要な条件設定を行なうものであ
る。
【0018】さらに、パワー兼記録再生切替スイッチ2
04は、“OFF”ポジションから外されることにより
電源投入が行なわれ、電子スチルカメラ11のあらゆる
動作が実行できるようになる。
【0019】また、“REC”ポジションでは、電子ス
チルカメラ11が画像及び音声データをメモリカードに
書き込む記録モードとなり、“PLAY”ポジションで
は、電子スチルカメラ11がメモリカードに記録された
画像及び音声データを、再生ユニット300の小型液晶
モニタ301や内蔵スピーカ等で再生させる再生モード
となる。
【0020】図5は、上記信号処理ユニット200に設
けられた液晶表示部203の詳細を示している。この液
晶表示部203は、ドットマトリクスタイプで、以下に
述べる内容が表示されるようになっている。
【0021】すなわち、符号203aは現在電子スチル
カメラ11に接続されているメモリカードにおいて、あ
と何枚撮影できるかを表示する撮影可能枚数表示部であ
り、符号203bは内蔵ストロボ102が使用される場
合を示すストロボモード表示部であり、符号203cは
セルフタイマーが使用される場合を示すセルフタイマー
モード表示部である。
【0022】また、符号203dは連写が行なわれるこ
とを示す連写モード表示部であり、符号203eは音声
データの記録再生が行なわれる場合を示す音声モード表
示部であり、符号203fは同一画像を複数枚連続的に
撮影する、いわゆる多重露光が行なわれる場合を示す多
重露光モード表示部である。
【0023】さらに、符号203gはAWB機能による
ホワイトバランスの自動設定状態及びそのマニュアル操
作による補正状態を示すWB表示部であり、符号203
hはAE機能による絞りの自動設定状態及びそのマニュ
アル操作による補正状態を示すAE表示部であり、符号
203iはAE機能によるシャッタスピードの自動設定
状態を示すシャッタスピード表示部である。
【0024】また、符号203jはメモリカードに画像
及び音声データを書き込み中であるときに、バッファメ
モリがオーバーフローするのを防止するために撮影を停
止させていること等を示すワーニング(警告)表示部で
あり、符号203kは電子スチルカメラ11に接続され
た外部機器があることを示す外部機器接続表示部であ
る。
【0025】さらに、符号203lは、予めプログラム
の記録されたインテリジェントカードが使用されている
ことを示すインテリジェントカード表示部であり、符号
203mはデータ圧縮率の自動設定状態及びそのマニュ
アル操作による設定状態を示す圧縮率表示部であり、符
号203nは日付を示すデイト表示部であり、符号20
3oは時間を示すタイム表示部である。
【0026】図6は、撮像ユニット100の信号系を示
している。すなわち、CCD114から出力された画像
信号は、上記画像処理回路115を構成する信号処理回
路124に供給され、色分離処理及び補間処理が施され
てR,G,Bの各成分の画像信号が生成される。
【0027】そして、このR,G,B成分の各画像信号
は、A/D変換器125a,125b,125cでそれ
ぞれデジタル画像データに変換されて、信号処理ユニッ
ト200とのコネクタ部106を構成する端子106
a,106b,106cにそれぞれ供給される。
【0028】また、レンズユニット110に設けられた
レンズ101及び絞り107を駆動するための各モータ
は、信号処理ユニット200から端子106dを介して
供給される制御信号に基づいて駆動される。
【0029】さらに、シャッタ111は、レリーズ20
1の操作を検知した信号処理ユニット200から端子1
06eを介して供給された制御信号に基づいてシャッタ
ドライバ126が駆動されることにより開閉駆動され
る。
【0030】また、CCD114は、信号処理ユニット
200から端子106fを介して供給された制御信号に
基づいてCCDドライバ127が駆動されることによ
り、不要電荷の掃き出しや垂直及び水平方向の信号電荷
の転送等が制御される。
【0031】さらに、内蔵ストロボ103は、信号処理
ユニット200から端子106gを介して供給された駆
動信号に基づいて発光駆動されるものである。図7は、
信号処理ユニット200の信号系を示している。すなわ
ち、撮像ユニット100のコネクタ部106に接続され
るコネクタ部209を構成する各端子209a〜209
gは、それぞれ撮像ユニット100の各端子106a〜
106gに対応的に接続される。
【0032】このうち、端子209a,209b,20
9cに供給されたR,G,B成分の各デジタル画像デー
タは、プロセス回路220に供給される。このプロセス
回路220は、各端子209a,209b,209cに
供給されたR,G,B成分の各デジタル画像データに対
して、それぞれホワイトバランス調整、ニー補正、γ補
正を施した後、3つのデジタル画像データをシリアルな
デジタル画像データに変換するものである。
【0033】このようにしてプロセス回路220から出
力されたデジタル画像データは、CPU(中央演算処理
装置)221,バッファメモリ部222及びバッファメ
モリ223にそれぞれ供給される。
【0034】CPU221では、入力されたデジタル画
像データや図示しないAEセンサの出力に基づいて、C
CD114に結像された光学像の光量や焦点の合否等を
検知し、AE機能やAF機能のための制御信号を生成し
て、端子209d,209eに出力するとともに、プロ
セス回路220に対してAWB機能のための制御信号を
生成して発生する。
【0035】また、CPU221は、内蔵ストロボ10
3の駆動信号を端子209gに発生する。さらに、CP
U221は、タイミング制御回路224をして、CCD
ドライバ127に供給すべき制御信号を生成して端子2
09fに出力するとともに、プロセス回路220へのタ
イミング制御信号を発生させている。
【0036】ここで、バッファメモリ部222及びバッ
ファメモリ223は、プロセス回路220から出力され
るデジタル画像データを1フレーム分記録する機能を有
しており、加算回路225とともに連写機能及び多重露
光機能のために必要とされるものである。
【0037】なお、CPU221は、連写時及び多重露
光時に必要とされる各種パラメータを、入力されたデジ
タル画像データに基づいてパラメータ設定部226から
取り出してバッファメモリ部222に供給する。
【0038】そして、加算回路225から出力された
R,G,B成分のデジタル画像データは、マトリクス回
路227に供給されてY,R−Y,B−Yの各成分のデ
ジタル画像データにマトリクス変換されるとともに、端
子209hに供給される。この端子209hは、プロセ
ス回路220による処理が施されただけの無圧縮のR,
G,B成分のデジタル画像データを出力するためのもの
である。
【0039】その後、マトリクス回路227から出力さ
れたデジタル画像データは、圧縮符号化回路228に供
給され、マニュアル操作で決定された圧縮率またはCP
U221によって決定された圧縮率でデータ圧縮され
る。
【0040】そして、データ圧縮されたデジタル画像デ
ータは、カードI/F回路229を介して、メモリカー
ドを保持するための図示しないカードホルダーに設けら
れた端子219aに供給され、メモリカードへの記録に
供される。また、このカードI/F回路229は、カー
ドホルダーに設けられた端子219bを介して、メモリ
カードに記録されたデジタル画像及び音声データを取り
込み、端子211aを介して再生ユニット300に出力
する機能を有する。
【0041】また、内蔵マイクロホン230で採取され
た音声信号は、CPU221によって制御される音声処
理回路231でデジタル音声データに変換され、カード
I/F回路229を介して端子219aに導かれるよう
になっている。
【0042】さらに、CPU221には、レリーズ20
1,モードダンヤル202,パワー兼記録再生切替スイ
ッチ204及びモード設定用スイッチ205等の各操作
部232の操作状態に対応した信号や、図示しないリモ
ートコントロール操作部から送出される操作信号を受け
るためのリモートコントロール受光部233からの信号
が供給され、操作状態が検知されるようになっている。
【0043】また、このCPU221には、再生ユニッ
ト300の画面送りスイッチ302の操作状態に対応し
た信号も供給されるようになっている。そして、CPU
221は、操作部232やリモートコントロール受光部
233から得られる信号に基づいて、カードI/F回路
229に対して、記録モードか再生モードかの判別信号
を発生するとともに、日付や時間のデータを発生してデ
ジタル画像データに足し込ませるようにしている。
【0044】さらに、CPU221は、カードI/F回
路229及び端子219bを介してメモリカードに記録
されたヘッダーデータを読み取り検知するとともに、該
ヘッダーデータ中のインテリジェントデータに基づいて
各部の動作をプログラム的に制御するものである。
【0045】なお、CPU221は、液晶表示部203
の表示制御を行なうとともに、バックアップ用電池23
4で駆動されている時計回路235から日付や時間の情
報を得ている。そして、この信号処理ユニット200
は、図示しないバッテリーホルダに収容された電池23
6によって電力供給されている。この電池236は、撮
像ユニット100,再生ユニット300及びメモリカー
ドへの電力供給も行なっている。
【0046】図8は、メモリカード400の信号系を示
している。このメモリカード400には、信号処理ユニ
ット200の上記カードホルダーに装着された状態で、
端子219a,219bとそれぞれ接続される端子40
1a,401bが設けられている。
【0047】これらの各端子401a,401bは、メ
モリコントローラ402を介してインテリジェントデー
タを含むメモリ本体403と接続されている。そして、
信号処理ユニット200から端子401aに供給された
デジタル画像及び音声データを、メモリ本体403に記
録したり、メモリ本体403に記録されたデジタル画像
及び音声データを、信号処理ユニット200からの要求
に基づいて、端子401bに読み出したりすることが行
なわれる。
【0048】なお、このメモリカード400は、信号処
理ユニット200に接続されている状態では、信号処理
ユニット200内の電池236から電力供給を受けて動
作するが、信号処理ユニット200から取り出された状
態では、内蔵されたバックアップ用電池404によって
メモリ本体403の記録内容を保護している。
【0049】図9は、再生ユニット300の信号系を示
している。再生ユニット300の信号処理ユニット20
0とのコネクタ部を構成する端子306aは、信号処理
ユニット200の端子211aに接続される。そして、
この端子306aに供給されたデジタル画像及び音声デ
ータのうち、画像成分は、復号回路309で復号化され
フレームメモリ310に書き込まれる。また、日付や時
間等の文字データ成分は、キャラクタジェネレータ31
1を介してフレームメモリ310で画像成分と合成され
る。
【0050】そして、フレームメモリ310から読み出
されたデジタル画像データは、D/A(デジタル/アナ
ログ)変換器312でアナログの画像信号に変換され、
アナログプロセス回路313を介した後、小型液晶モニ
タ301で再生されるとともに、コネクタ部304を構
成する端子304aに導かれる。
【0051】また、音声成分は、音声処理回路314に
よりD/A変換された後、内蔵スピーカ315に供給さ
れるとともに、コネクタ部304を構成する端子304
bに導かれる。
【0052】図10は、前記圧縮符号化回路228の詳
細を示している。この圧縮符号化回路228において
は、CPU221の制御の下にデータ圧縮率を自動決定
するオートモードと、撮影者がマニュアル操作でデータ
圧縮率を設定するマニュアルモードとがある。
【0053】まず、前記マトリクス回路227から出力
されたデジタル画像データは、端子228aを介して
Y,R−Y,B−Y成分の順序でバッファメモリ228
bに供給された後、サブブロック分割回路228cで8
×8のサブブロックに分割される。
【0054】このサブブロック分割回路228cの出力
は、DC(直流)量子化回路228dにより各サブブロ
ックのDC成分が量子化された後、DPCM(ディファ
レンシャルパルスコードモジュレーション)回路228
eによりサブブロック間でDPCM処理が行なわれ、D
C符号化回路228fでDC成分用ハフマンテーブル2
28gを参照しながらDC成分が符号化される。
【0055】このとき、DC符号化回路228fでは、
DC成分に必要な総ビット数を算出し、その算出結果を
Y/Cビット配分器228hに送出している。一方、サ
ブブロック分割回路228cの出力は、アクティビティ
算出器228iに供給され、サブブロック内のアクティ
ビティ(統計量)が算出される。オートモードの場合に
は、サブブロック内アクティビティの全画面和から、モ
ード設定器228jで適切なデータ圧縮率が設定され
る。
【0056】そして、このモード設定器228jで設定
したデータ圧縮率をCPU221に送ると、CPU22
1では、そのデータ圧縮率とメモリカード400の記録
残量とを比較する。記録残量が足りない場合には、CP
U221は、自動的にデータ圧縮率を上げ記録残量内で
符号化し得る最小のデータ圧縮率に設定し直す。
【0057】次に、CPU221は、DC符号化回路2
28fから送出されたDC成分総ビット数と、データ圧
縮率とを比較する。すなわち、データ圧縮率が高いと、
その画像のDC総ビット数が、データ圧縮率に対応する
総ビット数を越える場合があり、このときは符号化が不
可能であるので、CPU221はワーニング表示部20
3jを用いて警告を発生する。また、符号化が可能であ
る場合には、Y/Cビット配分器228hにデータ圧縮
率を送出する。
【0058】ここで、マニュアルモードの場合には、C
PU221は、マニュアル操作で指定されたデータ圧縮
率とメモリカード400の記録残量とを比較する。そし
て、記録残量が足りない場合には、CPU221は、オ
ートモードと同様に自動的にデータ圧縮率を上げる。
【0059】次に、CPU221は、DC符号化回路2
28fから送出されるDC成分使用ビット数と、データ
圧縮率との比較を行ない、符号化が不可能のときは、デ
ータ圧縮率とともにワーニング表示部203jを用いて
警告を発生する。また、符号化が可能である場合には、
CPU221は、そのデータ圧縮率を圧縮率表示部20
3mに表示させるとともに、Y/Cビット配分器228
hにデータ圧縮率を指定する。
【0060】このようにしてデータ圧縮率が設定される
と、Y/Cビット配分器228hでAC(交流)成分の
総ビット数が決定され、サブブロック内アクティビティ
に比例する形で、ブロック内ビット配分器228kによ
り各サブブロックに対してビット配分が行なわれる。
【0061】ただし、アクティビティ算出器228iで
算出されたアクティビティには、ビット配分前に各サブ
ブロックの画面上のポジションに応じて重み付けが行な
われている。すなわち、画面の端の部分は多少劣化して
も、中央部の劣化を抑えた方が視覚的に画質が良好にな
るため、図11に示すように、画面中央部のサブブロッ
ク内アクティビティほど、多くの重み付けを行なうよう
にしている。
【0062】次に、決定されたデータ圧縮率と重み付け
前のサブブロック内アクティビティの全画面和とから、
ステップサイズ決定器228lで量子化テーブル228
mの正規化係数を決定し、正規化量子化テーブルが作成
される。
【0063】その後、サブブロック分割回路228cか
ら8×8サブブロック単位で出力されるデータに対し
て、DCT(ディスクリートコサイントランスフォー
ム)演算器228nで2次元DCT処理を施し、量子化
テーブル228mを用いてAC量子化回路228oでA
C成分の量子化が行なわれる。
【0064】そして、AC成分の符号化を行なう前に、
一度再生して、入力画像とのS/Nの比較が行なわれ
る。すなわち、DC量子化回路228dで量子化された
DC成分は、DC逆量子化器228pで逆量子化され
る。また、AC量子化回路228oで量子化されたAC
成分は、AC逆量子化器228qで、ブロック内ビット
配分器228kからの配分ビット数と、AC成分用ハフ
マンテーブル228rとを参照しながら、符号化し得る
AC成分のみを量子化テーブル228mを用いて逆量子
化し、その他のAC成分は「0」となされる。
【0065】このようにしてAC逆量子化器228qで
逆量子化されたAC成分は、逆DCT演算器228sで
2次元逆DCT処理が施された後、DC逆量子化器22
8pで逆量子化したDC成分と加算回路228tで加算
され、再生データが求められる。
【0066】その後、サブブロック分割回路228cか
らサブブロック毎に入力画像データを読み出し、S/N
計算器228uで上記再生データとのノイズ計算を行な
い、1画面分のS/Nを求める。そして、算出されたS
/NをCPU221に送り、S/Nが所定のスレッショ
ルドレベルに満たない場合、CPU221がワーニング
表示部203jを用いて警告を発生する。その後、デー
タ圧縮率を再調整してビット配分をやり直すことができ
る。
【0067】なお、DC量子化回路228dからは、各
サブブロックのDC成分をCPU221に送出してお
り、CPU221では、DC成分のダイナミックレンジ
等から白つぶれ等の良好でない画像と判断した場合、ワ
ーニング表示部203jに対して撮り直しを指示する表
示を行なわせている。
【0068】そして、CPU221がAC成分の符号化
を決定すると、AC符号化回路228vによって、AC
成分用ハフマンテーブル228rを参照しながら各サブ
ブロック毎に配分されたビット数以内で低域成分から順
に符号化が行なわれ、EOB(エンドオブブロック)コ
ードが付される。
【0069】その後、DC及びAC符号化回路228
f,228vの出力が、マルチプレクサ228wに導か
れ端子228xを介して、カードI/F回路229に供
給される。なお、カードI/F回路229には、上記正
規化量子化テーブルをヘッダーデータとして送出した
後、符号化された画像データを送るようにしている。
【0070】上記した実施の形態によれば、1画面を複
数のブロックに分割し、これら分割された各ブロック毎
の画像のアクティビティと、画面全体のアクティビティ
の値とを算出する。そして、この画面全体のアクティビ
ティの値に基づいてデータ圧縮率を設定して画面全体の
符号量を決定し、この決定された画面全体の符号量の範
囲内で、分割された各ブロック毎に算出したアクティビ
ティの値に比例して、各ブロックに割り当てる符号量を
決定するようにしている。
【0071】つまり、1画面を複数のブロックに分割し
て、各ブロック毎にそれぞれ符号量を決定するようにし
たので、デジタル画像データに圧縮処理を施してメモリ
カード400に記録する場合に、特に符号量を多く必要
とするブロックの画質を極端に劣化させないように圧縮
処理を施すことができ、しかもメモリカード400の記
録容量の有効利用をも図ることができるようになる。な
お、この発明は上記した実施の形態に限定されるもので
はなく、この外その要旨を逸脱しない範囲で種々変形し
て実施することができる。
【0072】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
撮影した光学像に対応するデジタル画像データに圧縮処
理を施してメモリに記録する際、再生画像の画質を極端
に劣化させないように圧縮処理を施し、しかもメモリの
記録容量の有効利用を図ることができる極めて良好な画
像データ処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る画像データ処理装置の実施の形
態を示すもので、電子スチルカメラの正面側の外観を示
す斜視図。
【図2】同電子スチルカメラの裏面側の外観を示す斜視
図。
【図3】同電子スチルカメラの撮像ユニットの内部構造
を示す構成図。
【図4】同電子スチルカメラの上面図。
【図5】同電子スチルカメラの液晶表示部の詳細を示す
平面図。
【図6】同電子スチルカメラの撮像ユニットの信号系を
示すブロック構成図。
【図7】同電子スチルカメラの信号処理ユニットの信号
系を示すブロック構成図。
【図8】同電子スチルカメラのメモリカードの信号系を
示すブロック構成図。
【図9】同電子スチルカメラの再生ユニットの信号系を
示すブロック構成図。
【図10】同信号処理ユニットの圧縮符号化回路の詳細
を示すブロック構成図。
【図11】画面位置とアクティビティの重み付けとの関
係を説明するために示す図。
【符号の説明】
11…電子スチルカメラ、 100…撮像ユニット、 200…信号処理ユニット、 300…再生ユニット、 400…メモリカード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野 朋子 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所家電技術研究所内 (72)発明者 井沢 文男 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所家電技術研究所内 (72)発明者 柿崎 幹夫 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所家電技術研究所内 (72)発明者 須山 高彰 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 東 芝オーディオ・ビデオエンジニアリング株 式会社開発事業所内 (72)発明者 久富 秀一 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 東 芝オーディオ・ビデオエンジニアリング株 式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影した光学像をデジタル画像データに
    変換し、データ圧縮処理を施してメモリに記録する画像
    データ処理装置において、1画面を複数のブロックに分
    割し、これら分割された各ブロック毎の画像の複雑度を
    数値化してなるアクティビティの値と、画面全体のアク
    ティビティの値とを算出し、この画面全体のアクティビ
    ティの値に基づいてデータ圧縮率を設定して画面全体の
    符号量を決定するとともに、この決定された画面全体の
    符号量の範囲内で、前記分割された各ブロック毎に算出
    したアクティビティの値に比例して、各ブロックに割り
    当てる符号量を決定することにより、各ブロックの符号
    量制御を行なう制御手段を具備してなることを特徴とす
    る画像データ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、マニュアルで設定され
    たデータ圧縮率に基づいて画面全体の符号量を決定する
    とともに、この決定された画面全体の符号量の範囲内
    で、前記分割された各ブロック毎に算出したアクティビ
    ティの値に比例して、各ブロックに割り当てる符号量を
    決定することにより、各ブロックの符号量制御を行なう
    第1の符号量制御手段を備えていることを特徴とする請
    求項1記載の画像データ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記第1の符号量制御
    手段によってマニュアル設定されたデータ圧縮率に基づ
    いて決定された画面全体の符号量が、前記メモリの記録
    可能な残り容量を上回っている場合、画面全体の符号量
    が前記メモリの残り記録容量に納まるように、前記デー
    タ圧縮率を自動的に設定し直すことにより、各ブロック
    に対する符号量割り当てを変更して、各ブロックの符号
    量制御を行なう第2の符号量制御手段を備えていること
    を特徴とする請求項2記載の画像データ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記第1の符号量制御
    手段によってマニュアル設定されたデータ圧縮率に基づ
    いて決定された画面全体の符号量が、前記メモリの記録
    可能な残り容量を上回っている場合、画面全体の符号量
    が前記メモリの残り記録容量に納まるようなデータ圧縮
    率を自動的に算出し、この算出されたデータ圧縮率とマ
    ニュアル設定されたデータ圧縮率との差が所定値よりも
    大きいとき、警報を発生する警報発生手段を備えている
    ことを特徴とする請求項2記載の画像データ処理装置。
JP10166980A 1998-06-15 1998-06-15 画像データ処理装置 Pending JPH1118053A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10166980A JPH1118053A (ja) 1998-06-15 1998-06-15 画像データ処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10166980A JPH1118053A (ja) 1998-06-15 1998-06-15 画像データ処理装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25398089A Division JP2921879B2 (ja) 1989-09-29 1989-09-29 画像データ処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1118053A true JPH1118053A (ja) 1999-01-22

Family

ID=15841181

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10166980A Pending JPH1118053A (ja) 1998-06-15 1998-06-15 画像データ処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1118053A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000048090A1 (en) * 1999-02-09 2000-08-17 Motorola Australia Pty. Ltd. An image compression system and method of determining quantisation parameters therefor
JP2011139355A (ja) * 2009-12-28 2011-07-14 Canon Inc 情報処理装置、画像圧縮方法、及びコンピュータプログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000048090A1 (en) * 1999-02-09 2000-08-17 Motorola Australia Pty. Ltd. An image compression system and method of determining quantisation parameters therefor
JP2011139355A (ja) * 2009-12-28 2011-07-14 Canon Inc 情報処理装置、画像圧縮方法、及びコンピュータプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100503037B1 (ko) 디지털 카메라와 그의 영상정보 저장방법
JP3796756B2 (ja) 静止画動画記録装置及び静止画動画記録方法
JP4350809B2 (ja) ディジタルカメラ
CN1212018C (zh) 和摄像机组合的视频记录/再现装置及其记录控制方法
US8615140B2 (en) Compression of image data in accordance with depth information of pixels
US8035699B2 (en) Image capturing apparatus, control method therefor, and program
US20090009659A1 (en) Image capturing apparatus and method
KR20020068285A (ko) 화상 복호 방법 및 장치
US7432960B2 (en) Image generating apparatus and image generating method
JP4245782B2 (ja) 撮像装置
JP4785460B2 (ja) 撮像装置及び撮像方法
JP2004080376A (ja) 動画撮像装置及び動画再生装置
JPH1118053A (ja) 画像データ処理装置
JP3115912B2 (ja) 画像記録装置
JPH02105686A (ja) 静止画のディジタル記録装置
JP2003125331A (ja) 画像記録方法及び装置、並びに画像再生方法及び装置
JP2011041144A (ja) 画像処理装置、画像処理プログラム
JP4430731B2 (ja) ディジタルカメラおよび撮影方法
JP4154178B2 (ja) ビデオカメラ
JP3143159B2 (ja) 画像記録装置
JP2941913B2 (ja) 画像信号記録装置
JPH05244488A (ja) 電子スチルカメラ装置
JP2003264777A (ja) デジタルカメラ
JP2005223370A (ja) 固体撮像装置およびその画像記録方法、ならびにその画像再生方法
JP2003264834A (ja) 符号化装置、符号化方法、プログラム、記憶媒体