JPH05244488A - 電子スチルカメラ装置 - Google Patents

電子スチルカメラ装置

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Publication number
JPH05244488A
JPH05244488A JP4040889A JP4088992A JPH05244488A JP H05244488 A JPH05244488 A JP H05244488A JP 4040889 A JP4040889 A JP 4040889A JP 4088992 A JP4088992 A JP 4088992A JP H05244488 A JPH05244488 A JP H05244488A
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JP
Japan
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brightness
circuit
data
aperture
shutter speed
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JP4040889A
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Inventor
Akira Yamauchi
章 山内
Satoyuki Sasaki
智行 佐々木
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、高圧縮してしかも高品質な画像を
容易に得ることができる電子スチルカメラ装置を提供す
ることを目的としている。 【構成】撮影した光学像をデジタル画像データに変換し
データ圧縮処理を施して記録媒体にデジタル記録する電
子スチルカメラ装置において、被写体の明るさが、暗状
態からB点の明るさまでの状態で、絞りを開放とし明る
さに応じてシャッタースピードのみを変化させ、C点の
明るさ以上明るい状態で、シャッタースピードを最大速
度とし明るさに応じて絞りのみを変化させるプログラム
モードを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、撮影した光学像をデ
ジタル画像データに変換して半導体メモリに記録する電
子スチルカメラ装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、一般的なカメラは、撮影
した光学像を銀塩フィルムに結像させているため、該フ
ィルムを化学処理して現像しなければ、撮影した画像を
見ることが不可能なものである。これに対し、近年で
は、撮影された光学像を電気的な画像データに変換しテ
レビジョン受像機でこの画像データに基づいた画像表示
を行なわせることにより、わずらわしい化学処理を不要
とした電子写真システムが開発され、市場に普及してき
ている。
【0003】そして、このような電子写真システムの一
例として、電子スチルカメラシステムがある。この電子
スチルカメラシステムは、磁性材料で形成されたテー
プ,ディスク及びドラム等を、カセットまたはカートリ
ッジのような形態の記録媒体としてカメラ本体に装着
し、画像データを記録する。その後、記録媒体をカメラ
本体から取り出して再生機に装着することにより、再生
機に接続されたテレビジョン受像機から静止画像を表示
させるようにしたものである。
【0004】ところで、この種の電子スチルカメラシス
テムは、記録媒体として半導体メモリカードを用いるこ
とによってより一層の高密度記録及び小型軽量化を図る
ことが考えられてはいるものの、まだまだ開発途上にあ
る段階であり、改良すべき余地が多々残っているのが現
状である。
【0005】例えば限られた半導体メモリカードの容量
内に多くの画像データを記録するためには、画像データ
の圧縮技術が必要となるが、現在の圧縮技術をもってし
ても高圧縮すれば画質の劣化は避けられず、高品質な画
像を得るためには、圧縮率を下げるか、または、撮影者
がカメラを操作して撮影する画像に対して最も適当な撮
影条件を撮影毎に設定するという煩雑な作業が必要にな
ってくる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
電子スチルカメラシステムでは、高品質な画像を得るた
めには、圧縮率を下げるか、撮影者が撮影毎にカメラを
操作する必要があるという問題を有している。
【0007】そこで、この発明は上記事情を考慮してな
されたもので、高圧縮してしかも高品質な画像を容易に
得ることができる極めて良好な電子スチルカメラ装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電子スチ
ルカメラ装置は、撮影した光学像をデジタル画像データ
に変換しデータ圧縮処理を施して記録媒体にデジタル記
録するものを対象としている。そして、被写体の明るさ
が、暗状態から第1の明るさまでの状態で、絞りを開放
とし明るさに応じてシャッタースピードのみを変化さ
せ、第1の明るさからそれより明るい第2の明るさまで
の状態で、明るさに応じて絞り及びシャッタースピード
を比例関係で変化させ、第2の明るさ以上明るい状態
で、シャッタースピードを最大速度とし明るさに応じて
絞りのみを変化させる第1のプログラムモードと、被写
体の明るさが、暗状態から第1の明るさと第2の明るさ
との間の第3の明るさまでの状態で、絞りを開放とし明
るさに応じてシャッタースピードのみを変化させ、第3
の明るさ以上明るい状態で、シャッタースピードを最大
速度とし明るさに応じて絞りのみを変化させる第2のプ
ログラムモードとを選択可能に構成したものである。
【0009】
【作用】上記のような構成によれば、第2のプログラム
モードにおいて、撮影者が撮影した被写体の背景を自動
的にぼかし、画像データの高周波成分を最小限に抑える
ことができるので、高圧縮しても被写体の画質劣化を少
なくし高品質な画像を容易に記録することができる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して詳細に説明する。図1は、電子スチルカメラの撮
像部100の内部構成を示している。すなわち、レンズ
101を介して入射された被写体の光学像は、絞り10
7で光量調整された後、ミラー108,109を介して
ファインダ104に導かれ、撮影者に目視される。な
お、レンズ101及び絞り107は、自動焦点調整(A
F;オートフォーカス)機能及び自動絞り調整(AE;
オートエクスポージャー)機能のために、レンズ101
及び絞り107を駆動するための図示しない各モータと
ともに、レンズ部110として一体化されている。ま
た、上記AE機能を実現するために、撮像部100に
は、被写体の光量を検知するための図示しないAEセン
サも設けられている。
【0011】そして、図示しないレリーズが押圧される
と、ミラー108が機械式機構によって図1中上方に跳
ね上がる。このため、被写体の光学像は、シャッタ11
1によって露光量を調整された後、赤外線カットフィル
タ112及び光学ローパスフィルタ113を介して、C
CD(チャージ・カップルド・デバイス)114で光電
変換され、その画像信号は、画像処理回路115により
色分離処理及びA/D(アナログ/デジタル)変換処理
等が施されて、後段の図示しない信号処理部に導出され
る。なお、機械式のシャッタ111は、CCD114に
よる電子シャッタの補助として使用されるものである。
【0012】次に、上記電子スチルカメラの信号系につ
いて説明する。図2は、撮像部100の信号系を示して
いる。すなわち、CCD114から出力された画像信号
は、上記画像処理回路115を構成する信号処理回路1
24に供給され、色分離及び補間処理が施されてR
(赤),G(緑),B(青)の各成分の画像信号が生成
される。そして、このR,G,B成分の各画像信号は、
A/D変換器125a,125b,125cでそれぞれ
デジタル画像データに変換されて、端子106a,10
6b,106cにそれぞれ供給される。また、レンズ部
110に設けられたレンズ101及び絞り107を駆動
するための各モータは、後述する信号処理部から端子1
06dを介して供給される制御信号に基づいて駆動され
る。
【0013】さらに、シャッタ111は、レリーズの操
作を検知した信号処理部から端子106eを介して供給
された制御信号に基づいてシャッタドライバ126が駆
動されることにより開閉駆動される。また、CCD11
4は、信号処理部から端子106fを介して供給される
制御信号に基づいてCCDドライバ127が駆動される
ことにより、不要電荷掃き出しや垂直及び水平方向の信
号電荷の転送等が制御される。さらに、内蔵ストロボ1
03は、信号処理部から端子106gを介して供給され
た制御信号に基づいて発光駆動されるものである。
【0014】ここで、上記信号処理回路124は、図3
に示すように、CCD14から出力される画像信号を、
色分離回路128でR,G,Bの各成分の画像信号に分
離し、このR,G,B成分の各画像信号に補間回路12
9でそれぞれ補間処理を施し、端子130a,130
b,130cを介してA/D変換器125a,125
b,125cに出力するものである。
【0015】次に、図4は、前記信号処理部200の信
号系を示している。すなわち、端子209a,209
b,209c,209d,209e,209f,209
gは、撮像部100の端子106a,106b,106
c,106d,106e,106f,106gに対応的
に接続される。このうち、端子209a,209b,2
09cに供給されたR,G,Bの成分の各デジタル画像
データは、プロセス回路220に供給される。このプロ
セス回路220は、図5に示すように、各端子209
a,209b,209cに供給されたR,G,B成分の
各デジタル画像データに対して、それぞれ、ホワイトバ
ランス調整回路220a,220b,220cによりホ
ワイトバランス調整を行ない、ニー補正回路220d,
220e,220fによりニー補正を施し、γ補正回路
220g,220h,220iによりγ補正を施した
後、3つのデジタル画像データをP/S(パラレル/シ
リアル)変換回路220jによりシリアルなデジタル画
像データに変換して、端子220kから出力するもので
ある。
【0016】このようにしてプロセス回路220から出
力されたデジタル画像データは、CPU(中央演算処理
装置)221,バッファメモリ部222及びバッファメ
モリ223にそれぞれ供給される。CPU221では、
入力されたデジタル画像データや前記AEセンサの出力
に基づいて、CCD114に結像された光学像の光量や
焦点の合否等を検知し、AE機能やAF機能のための制
御信号を生成して、端子209d,209eに出力する
とともに、プロセス回路220の各ホワイトバランス調
整回路220a,220b,220cに対して、AWB
(オートホワイトバランス)機能のための制御信号を生
成して発生する。ただし、AEについては、その詳細を
後述する。また、CPU221は、内蔵ストロボ103
の駆動信号を端子209gに発生する。さらに、CPU
221は、タイミング制御回路224をして、CCDド
ライバ127に供給すべき制御信号を生成して端子20
9fに出力するとともに、プロセス回路220へのタイ
ミング制御信号を発生させている。
【0017】ここで、バッファメモリ部222及びバッ
ファメモリ223は、プロセス回路220から出力され
るデジタル画像データを1フレーム分記録する機能を有
しており、加算回路225とともに連写機能及び多重露
光機能のために必要とされるものである。なお、CPU
221は、連写時及び多重露光時に必要とされる各種パ
ラメータを、デジタル画像データに基づいてパラメータ
設定部226から取り出してバッファメモリ部222に
供給する。
【0018】そして、加算回路225から出力された
R,G,B成分のデジタル画像データは、マトリクス回
路227に供給されてY(輝度),R−Y,B−Y各成
分のデジタル画像データにマトリクス変換されるととも
に端子209hに供給される。この端子209hは、プ
ロセス回路220による処理が施された無圧縮のR,
G,B成分のデジタル画像データを外部に提供するため
のものである。
【0019】その後、マトリクス回路227から出力さ
れたデジタル画像データは、圧縮符号化回路228に供
給され、マニュアル操作で決定された圧縮率またはCP
U221によって決定された圧縮率でデータ圧縮され
る。そして、データ圧縮されたデジタル画像データは、
カードI/F(インターフェース)回路229を介して
端子219aに供給される。また、このカードI/F回
路229は、端子219bより、後述するメモリカード
から供給されたデジタル画像データ及び音声データを取
り込み、端子211aに供給する機能を有する。
【0020】また、内蔵マイクロホン230で採取され
た音声信号は、CPU221によって制御される音声処
理回路231でデジタル音声データに変換され、カード
I/F回路229を介して端子219aに導かれるよう
になっている。さらに、CPU221には、操作部23
2の操作状態に対応した信号や、リモートコントロール
操作部(図示せず)から送出される操作信号を受ける、
リモートコントロール受光部233からの信号が供給さ
れ、操作状態が検知されるようになっている。そして、
CPU221は、操作部232やリモートコントロール
受光部233からの信号に基づいて、カードI/F回路
229に対して、記録モードか再生モードかの判別信号
を発生するとともに、日付や時間のデータを発生してデ
ジタル画像データに足し込ませるようにしている。
【0021】さらに、CPU221は、液晶表示部20
3の表示制御を行なうとともに、バックアップ用電池2
34で駆動される時計回路235から日付や時間の情報
を得ている。なお、この信号処理部200は、電池23
6によって電力供給されており、この電池236は、撮
像部100,後述する再生部及びメモリカードへの電力
供給も行なっている。
【0022】次に、図6は、メモリカード400の信号
系を示している。すなわち、このメモリカード400に
は、端子219a,219bとそれぞれ接続される端子
401a,401bが設けられている。これらの各端子
219a,219bは、メモリコントローラ402を介
してメモリ本体403と接続されている。そして、信号
処理部200から端子401aに供給されたデジタル画
像データ及び音声データを、メモリ本体403に記録し
たり、メモリ本体403に記録されたデジタル画像デー
タ及び音声データを、信号処理部200からの要求に基
づいて、端子401bに読み出したりすることが行なわ
れる。なお、このメモリカード400は、信号処理部2
00に接続されている状態では、信号処理部200内の
電池236から電力供給を受けて動作するが、信号処理
部200から取り出された状態では、内蔵されたバック
アップ用電池404によってメモリ本体403の記録内
容を保護している。
【0023】また、図7は、再生部300の信号系を示
している。すなわち、端子306aは、信号処理部20
0の端子211aに接続される。そして、この端子30
6aに供給されたデジタル画像データ及び音声データの
うち、画像成分は、復号回路309で復号化されフレー
ムメモリ310に書き込まれる。また、日付や時間等の
文字データ成分は、キャラクタジェネレータ311を介
してフレームメモリ310で画像成分と合成される。そ
して、フレームメモリ310から読み出されたデジタル
画像データは、D/A(デジタル/アナログ)変換器3
12でアナログの画像信号に変換され、アナログプロセ
ス回路313を介した後、小型液晶モニタ301で再生
されるとともに、端子304aに導かれる。また、音声
成分は、音声処理回路314によりD/A変換された
後、内蔵スピーカ315に供給されるとともに、端子3
04bに導かれる。
【0024】次に、図8は、前記圧縮符号化回路228
の詳細を示している。この圧縮符号化回路228におい
ては、CPU221の制御の下にデータ圧縮率を自動決
定するオートモードと、撮影者がマニュアル操作でデー
タ圧縮率を決定するマニュアルモードとがある。まず、
前記マトリクス回路227から出力されたデジタル画像
データは、端子228aを介してY,R−Y,B−Y成
分の順序でバッファメモリ228bに供給された後、サ
ブブロック分割回路228cで8×8のサブブロックに
分割される。このサブブロック分割回路228cの出力
は、DC(直流)量子化回路228dにより各サブブロ
ックのDC成分が量子化された後、DPCM(ディファ
レンシャル・パルス・コード・モジュレーション)回路
228eによりサブブロック間でDPCM処理が行なわ
れ、DC符号化回路228fでDC成分用ハフマンテー
ブル228gを参照しながらDC成分が符号化される。
このとき、DC符号化回路228fでは、DC成分に必
要な総ビット数を算出し、その算出結果をY/C(色)
ビット配分器228hに送出している。
【0025】一方、サブブロック分割回路228cの出
力は、アクティビティ算出器228iに供給され、サブ
ブロック内のアクティビティ(統計量)が算出される。
オートモードの場合には、サブブロック内アクティビテ
ィの全画面和から、モード設定器228jで適切なデー
タ圧縮率が設定される。そして、このモード設定器22
8jで設定したデータ圧縮率をCPU221に送ると、
CPU221では、そのデータ圧縮率とメモリカード4
00の記録残量とを比較する。記録残量が足りない場合
には、CPU221は、自動的にデータ圧縮率を上げ、
記録残量内で符号化し得る最小のデータ圧縮率に設定し
直す。
【0026】次に、CPU221は、DC符号化回路2
28fから送出されたDC成分総ビット数と、データ圧
縮率とを比較する。すなわち、データ圧縮率が高いと、
その画像のDC成分総ビット数が、データ圧縮率に対応
する総ビット数を越える場合があり、このときは符号化
が不可能であるので、CPU221は液晶表示部203
を用いて警告を発生する。また、符号化が可能である場
合には、Y/Cビット配分器228hにデータ圧縮率を
送出する。
【0027】ここで、マニュアルモードの場合には、C
PU221は、マニュアル操作で指定されたデータ圧縮
率とメモリカード400の記録残量とを比較する。そし
て、記録残量が足りない場合には、CPU221は、オ
ートモードと同様に自動的にデータ圧縮率を上げる。次
に、CPU221は、DC符号化回路228fから送出
されるDC成分使用ビット数と、データ圧縮率との比較
を行ない、符号化が不可能なときは、データ圧縮率とと
もに液晶表示部203を用いて警告を発生する。また、
符号化が可能である場合には、CPU221は、そのデ
ータ圧縮率を液晶表示部203に表示させるとともに、
Y/Cビット配分器228hにデータ圧縮率を指定す
る。
【0028】このようにしてデータ圧縮率が設定される
と、Y/Cビット配分器228hでAC(交流)成分の
総ビット数が決定され、サブブロック内でアクティビテ
ィに比例する形で、ブロック内ビット配分器228kに
より各サブブロックに対してビット配分が行なわれる。
ただし、アクティビティ算出器228iで算出されたア
クティビティには、ビット配分前に各ブロックの画面上
のポジションに応じて重み付けが行なわれている。すな
わち、画面の端の部分は多少劣化しても、中央部の劣化
を抑えたほうが視覚的に画質が良好になるため、図9に
示すように、画面中央部のサブブロック内アクティビテ
ィほど、多くの重み付けを行なうようにしている。
【0029】次に、決定されたデータ圧縮率と重み付け
前のサブブロック内アクティビティの全画面和とから、
ステップサイズ決定器228lで量子化テーブル228
mの正規化係数を決定し、正規化量子化テーブルが作成
される。その後、サブブロック分割回路228cから8
×8サブブロック単位で出力されるデータに対して、D
CT(ディスクリート・コサイン・トランスフォーム)
演算器228nで2次元DCT処理を施し、量子化テー
ブル228mを用いてAC量子化回路228oでAC成
分の量子化が行なわれる。
【0030】そして、AC成分の符号化を行なう前に、
一度再生して、入力画像とのS/Nの比較が行なわれ
る。すなわち、DC量子化回路228dで量子化された
DC成分は、DC逆量子化器228pで逆量子化され
る。また、AC量子化回路228oで量子化されたAC
成分は、AC逆量子化器228qで、ブロック内ビット
配分器228kからの配分ビット数と、AC成分用ハフ
マンテーブル228rとを参照しながら、符号化し得る
AC成分のみを量子化テーブル228mを用いて逆量子
化し、その他のAC成分は「0」とみなされる。このよ
うにしてAC逆量子化器228qで逆量子化されたAC
成分は、逆DCT演算器228sで2次元逆DCT処理
が施された後、DC逆量子化器228pで逆量子化した
DC成分と加算回路228tで加算され、再生データが
求められる。
【0031】その後、サブブロック分割回路228cか
らサブブロック毎に入力画像データを読み出し、S/N
計算器228uで上記再生データとのノイズ計算を行な
い、1画面分のS/Nを求める。そして、算出されたS
/NをCPU221に送り、S/Nが所定のスレッショ
ルドレベルに満たない場合、CPU221が液晶表示部
203を用いて警告を発生する。その後、データ圧縮率
を再調整してビット配分をやり直すことができる。
【0032】なお、DC量子化回路228dからは、各
サブブロックのDC成分をCPU221に送出してお
り、CPU221では、DC成分のダイナミックレンジ
等から白つぶれ等の良好でない画像と判断した場合、液
晶表示部203に対して撮り直しを指示する表示を行な
わせている。
【0033】そして、CPU221がAC成分の符号化
を決定すると、AC符号化回路228vによって、AC
成分用ハフマンテーブル228rを参照しながら各サブ
ブロック毎に配分されたビット数以内で低域成分から順
に符号化が行なわれ、EOB(エンドオブブロック)コ
ードが付される。その後、DC及びAC符号化回路22
8f,228vの出力が、マルチプレクサ228w及び
出力端子228xを介してカードI/F回路229に出
力される。なお、カードI/F回路229には、正規化
量子化テーブルをヘッダーデータとして送出した後、符
号化された画像データを送るようにしている。
【0034】次に、図10は、再生部300の復号回路
309の詳細を示している。すなわち、メモリカード4
00から読み出されたデータは、端子309aを介した
後、復号部309b,DVデコード部309c及びAC
デコード部309dにそれぞれ供給される。このうち、
復号部309bは、ヘッダーデータを復号し、正規化量
子化テーブルを再生する。また、DCデコード部309
cは、DC成分用ハフマンテーブル309eに基づい
て、デジタル画像データのDC成分を再生する。そし
て、この再生されたDC成分は、DC逆量子化器309
fによって、復号部309bで再生されたDC量子化ス
テップに基づいて逆量子化される。さらに、ACデコー
ド部309dは、AC成分用ハフマンテーブル309g
に基づいて、デジタル画像データのAC成分を再生す
る。そして、この再生されたAC成分は、AC逆量子化
器309hによって、復号部309bで再生された正規
化量子化テーブルに基づいて逆量子化された後、逆DC
T演算器309iで逆DCT処理が施される。その後、
DC逆量子化器309f及び逆DCT演算器309iの
各出力が、加算回路309jで加算されてデジタル画像
データが再生され、端子309kを介して前記フレーム
メモリ310に供給される。
【0035】また、端子309aに供給されたデータの
うち、音声成分は、端子309lを介して前記音声処理
回路314に供給され、日付や時間等の文字データ成分
は、端子309mを介して前記キャラクタジェネレータ
311に供給される。
【0036】次に、CPU221が行なうAE制御につ
いて説明する。図11は、第1のプログラムAE線図を
示している。図中横軸がシャッタースピードを示し、縦
軸が絞り値を示し、斜め軸がEV値(被写体の明るさ)
を示している。被写体が暗い場合は、絞り開放とし明る
さに応じてシャッタースピードを変化させる。一定以上
の明るさ(図11中A点より明るい場合)では、絞り値
とシャッタースピードとを順次変化させる。図11中B
点より明るい被写体では、絞り値を最大とし、シャッタ
ースピードも最速とする。
【0037】これに対し、図12は、第2のプログラム
AE線図を示している。図中横軸,縦軸及び斜め軸は、
図11と共通である。第1のプログラム線図との相違点
は、図中A点とB点との間において、絞り値を最小とし
ていることである。図中A点とC点との間では、絞り開
放、C点とB点との間では、シャッタースピードを最速
とし、絞り値を変化させる。
【0038】この第2のプログラム線図は、一見すると
絞り優先AEで絞りを開放値にした場合と同じである
が、絞り優先AEの場合は、C点とB点との間の線が存
在しない点が異なっている。つまり、絞り優先AEで
は、C点より明るい被写体を適正露出で撮影することが
できない。このため、第2のプログラム線図は、絞り優
先AEとは異なっている。また、この第2のプログラム
線図によれば、撮影者が絞り値を手動で開放に設定する
必要もなくなる。
【0039】撮影者は、必要に応じてモードを切り換
え、第1のプログラム線図または第2のプログラム線図
を選択して使用する。ここで、第2のプログラム線図を
選択すると、第1のプログラム線図を選択した場合より
も、A点とB点との間では被写界深度が浅くなる。この
理由は、A点とB点との間のいずれの明かるさにおいて
も、第2のプログラム線図の絞り値の方が第1のプログ
ラム線図の絞り値よりも小さいからである。
【0040】図13及び図14は、第2のプログラム線
図を用いて、それぞれ同じ被写体を同じ露出においてシ
ャッタースピード及び絞り値を変化させて撮影した場合
のY信号のアクティビティとC信号のアクティビティと
を示している。Y信号及びC信号ともに、絞り開放(F
1.4)ではアクティビティが著しく減少している。こ
の理由は、第2のプログラム線図の方が背景がぼけるの
で画像の高周波成分が減少するためである。
【0041】図15は、上記の画像を1bit/pel
(1画素あたり1bit)までデータ圧縮し再生したと
きのS/Nを示している。S/Nとは、それぞれの画素
の圧縮前後での誤り率である。図15より、Y信号及び
C信号ともに、第2のプログラム線図を使用する方が、
第1のプログラム線図を使用するよりも良好な画像を得
ることができることがわかる。つまり、撮影者は、第2
のプログラム線図を選択することにより、高圧縮しても
高品質な画像を撮影することができる。
【0042】また、このような効果は、レンズ101の
焦点距離が長くなるほど、つまり望遠側になるほど著し
くなるので、レンズ101がズームレンズであれば、望
遠側に設定した場合に自動的に第2のプログラム線図に
切り替わるようにしておけばさらに使い易くなる。第2
のプログラム線図を用いれば、人物の顔の画像ファイル
データベースを作成する場合等は、背景の詳細描写が不
要であるので、画像の高圧縮化が可能であり、特に画像
のデータ量を節約するのに効果的である。画像のデータ
量の削減は、限られた記録媒体(コンピュータのハード
ディスク等)に多くの画像を格納するのに有効なだけで
なく、画像データを再生する場合にデータ量が少ないた
め再生画がでるまでの時間を短縮できる利点もある。な
お、この発明は上記実施例に限定されるものではなく、
この外その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施す
ることができる。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
画像データを高圧縮してしかも高品質な画像を容易に得
ることができる極めて良好な電子スチルカメラ装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る電子スチルカメラ装置の一実施
例を示すもので、撮像部の内部構造を示す構成図。
【図2】同撮像部の信号系を示すブロック構成図。
【図3】同撮像部の信号処理回路の詳細を示すブロック
構成図。
【図4】同実施例の信号処理部の信号系を示すブロック
構成図。
【図5】同信号処理部のプロセス回路の詳細を示すブロ
ック構成図。
【図6】同実施例のメモリカードの信号系を示すブロッ
ク構成図。
【図7】同実施例の再生部の信号系を示すブロック構成
図。
【図8】同信号処理部の圧縮符号化回路の詳細を示すブ
ロック構成図。
【図9】アクティビティと画面との関係を示す図。
【図10】同再生部の復号回路の詳細を示すブロック構
成図。
【図11】同実施例の第1のプログラム線図を示す図。
【図12】同実施例の第2のプログラム線図を示す図。
【図13】同実施例のY信号のアクティビティと絞り値
との関係を示す図。
【図14】同実施例のC信号のアクティビティと絞り値
との関係を示す図。
【図15】同実施例の圧縮画像のS/Nと絞り値との関
係を示す図。
【符号の説明】
100…撮像部、200…信号処理部、300…再生
部、400…メモリカード、221…CPU。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影した光学像をデジタル画像データに
    変換しデータ圧縮処理を施して記録媒体にデジタル記録
    する電子スチルカメラ装置において、被写体の明るさ
    が、暗状態から第1の明るさまでの状態で、絞りを開放
    とし明るさに応じてシャッタースピードのみを変化さ
    せ、前記第1の明るさからそれより明るい第2の明るさ
    までの状態で、明るさに応じて絞り及びシャッタースピ
    ードを比例関係で変化させ、前記第2の明るさ以上明る
    い状態で、シャッタースピードを最大速度とし明るさに
    応じて絞りのみを変化させる第1のプログラムモード
    と、被写体の明るさが、暗状態から前記第1の明るさと
    第2の明るさとの間の第3の明るさまでの状態で、絞り
    を開放とし明るさに応じてシャッタースピードのみを変
    化させ、前記第3の明るさ以上明るい状態で、シャッタ
    ースピードを最大速度とし明るさに応じて絞りのみを変
    化させる第2のプログラムモードとを選択可能に構成し
    てなることを特徴とする電子スチルカメラ装置。
JP4040889A 1992-02-27 1992-02-27 電子スチルカメラ装置 Pending JPH05244488A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7557830B2 (en) 1999-05-18 2009-07-07 Sony Corporation Image processing apparatus, method, and medium for converting and reducing image data without deterioration of image quality

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