JPH11179917A - インクジェット記録ヘッド、その製造方法、及びインクジェット記録ヘッドを備えた記録装置 - Google Patents

インクジェット記録ヘッド、その製造方法、及びインクジェット記録ヘッドを備えた記録装置

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JPH11179917A
JPH11179917A JP35533597A JP35533597A JPH11179917A JP H11179917 A JPH11179917 A JP H11179917A JP 35533597 A JP35533597 A JP 35533597A JP 35533597 A JP35533597 A JP 35533597A JP H11179917 A JPH11179917 A JP H11179917A
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JP35533597A
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Masaaki Izumida
昌明 泉田
Yuji Kamiyama
雄次 上山
Jun Kawai
潤 河合
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Canon Inc
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/14Structure thereof only for on-demand ink jet heads
    • B41J2/14016Structure of bubble jet print heads
    • B41J2/14088Structure of heating means
    • B41J2/14112Resistive element
    • B41J2/14129Layer structure

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤーボンディング後の放置によるAl配
線の腐食を防止し、封止剤中に含まれる不純物によって
起るAl電極とAlワイヤーの電食を防止する。 【解決手段】 シリコン基板上に蓄熱層が形成され、該
蓄熱層上にAl配線が成膜、パターニングされ、該金属
配線上にTaNの発熱抵抗層が成膜、パターニングさ
れ、該発熱抵抗層上に保護層が成膜され、該保護層上に
Taの耐キャビテーション層が成膜され、該保護層と該
キャビテーション層の1部がパターニングにより除去さ
れて前記金属配線が露出するワイヤーボンディングパッ
ド開口部を形成しており、該開口部の開口穴のサイズが
Auワイヤーボンドのつぶれ幅より小さくしてあり、ワ
イヤーボンディング後はヒートボードの該開口部の金属
配線露出部がAuワイヤーでマスクされて露出しないよ
うになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェット記録
ヘッド、その製造方法、及びその記録ヘッドを用いるイ
ンクジェット記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクの小滴を発生させそれを紙などの
被記録材に付着させ記録を行なうインクジェット記録方
式は、記録時の騒音の発生が極めて小さく、かつ高速記
録が可能であり、しかも普通紙に記録を行なうことので
きる記録方式である。その中でもインクを吐出するため
のエネルギー発生体に発熱素子を用いた、いわゆるバブ
ルジェット記録方式は、特に最近注目されている。
【0003】このバブルジェット記録ヘッドを製造する
方法としては、例えばシリコン基板上に発熱素子、発熱
素子用配線を薄膜技術を用いて形成し、さらに樹脂であ
る感光性樹脂を用いてフォトリソグラフィー等の工程に
より、インク通路の溝壁及び共通インク室壁を形成し、
ついで他のガラス等の平板の覆いを接合して、いわゆる
バブルジェット記録ヘッドの主要部である吐出エレメン
トを形成する方法が知られている。この吐出エレメント
は、共通インク室入口部にフィルターが接着され、ベー
スプレート上にPCBとともに固定される。吐出エレメ
ントとPCBとの間の電気的接続はワイヤーボンディン
グなどの方法がとられる。最後にフロントカバー、イン
ク取入れ部材が固定され、それぞれの接合部には液密の
目的でシリコーン樹脂等の封止剤が充填される。図1か
ら図3は上記バブルジェット記録ヘッドの構成を示すも
のである。
【0004】図1は吐出エレメントの構成を表わしてい
る。シリコン基板101上に発熱素子103と発熱素子
用配線102が薄膜技術を用いて形成されており、さら
に感光性樹脂等の樹脂により形成されたインク通路の溝
壁及び共通インク室壁104がある。その上に共通イン
ク入口部107があいたガラス板105が接着されてお
り、また、ガラス基板105に設けられた共通インク入
口部はガラス板に接着されたフィルター106によって
覆われている。
【0005】図2はバブルジェット記録ヘッドの構成を
示す概略図である。吐出エレメント201とPCB20
2とが吐出エレメントを支持する支持体としてのベース
プレート203上に接着固定され、両者はワイヤーボン
ディング206によって電気的に接続されている。これ
にインク取入れ部材205、及び吐出口207が取付け
られたフロントカバー204を接合させ、液密の目的で
シリコーン樹脂301を充填させたものが図3に示され
るバブルジェット記録ヘッドである。
【0006】図4はかかるバブルジェット記録ヘッドの
基体の模式的断面図である。図4において、101はシ
リコン基板、402はSiO2 などの熱酸化膜からなる
蓄熱層を示す。403はTaNなどの発熱抵抗層、40
5はAlなどの金属配線、406はSiN膜、SiO膜
などからなる保護層を示す。407は、発熱抵抗層40
3の発熱に伴う化学的、物理的衝撃から保護膜406を
守るための、Taなどからなる耐キャビテーション膜で
ある。408は発熱抵抗層403の熱作用部(発熱部)
であり、409は、バブルジェット記録ヘッドの外部よ
り電気信号を取り入れるための、配線用プリント板など
のヘッド配線と、バブルジェット記録ヘッドとを、ボン
ディングワイヤーにより電気的に接続をとるための部
分、すなわちワイヤーボンディングパッドである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来例のバ
ブルジェット記録ヘッドでは、図4に示すように、ワイ
ヤーボンディングパッド409でAlなどの金属配線が
露出している。バブルジェット記録ヘッドの製造のヒー
トボードアセンブリラインの途中で保留したり、後工程
の外註化により半完成品の状態での物流が必要となった
とき、ワイヤーボンディング部を封止しないで放置する
と、ワイヤーボンディングパッドとAlなどのワイヤー
が空気中の水分などにより酸化されて腐食し、ヘッド使
用時に断線に到り、ヘッドが使用できなくなることがあ
る。
【0008】そこで、一般的には、ワイヤーボンディン
グパッド部はシリコーン系の、たとえばシリコーン変性
ウレタンなどの封止剤を用いて封止される。耐機械的強
度保持と、Alなどの腐食防止のためである。ところ
が、その封止剤が硬化する時に発生するシリコーン系ガ
スによりヒートボードの表面が汚染され、特に発熱素子
周辺が撥水化されるために、ノズル内にインクが満たさ
れず、不安定な発泡となり、インクジェット記録として
致命的な濃度薄、濃度むらが発生する。
【0009】そこで、従来はヒートボードのダイシング
から封止まで、連続一貫アセンブリを行ない、封止後
は、ヒートボードが撥水化されない短時間(約2〜10
時間)に、ヘッド液流路内にインクを満たすことによ
り、ヒートボード上が汚染されない方法をとってきた。
【0010】シリコーン系封止剤には、ヒートボード上
を汚染するガスを発生するという上記問題のほかに、ガ
スバリア性がよくないという問題がある。ガスバリア性
が悪いと、バブルジェット記録ヘッドのインク内に外か
ら空気が侵入し、液流路内において気泡となり、最終的
には「インク落ち」といわれている状態すなわちインク
がインクタンクからノズルにリフィルされなくなるよう
になる。封止剤がシリコーン系の場合、高温低湿度下で
は数日でインク落ちになることがある。そのため、現在
ではガスバリア性の高い樹脂としてウレタン系のものや
エポキシ系のものなどの樹脂を封止剤として用いること
が検討されているものの、一般的にこれらの樹脂にはシ
リコーン系のものと較べるとイオン性の不純物が多く含
まれていて、そのため樹脂と接触しているAlなどの金
属配線電極部が電食して断線することがあった。
【0011】本発明は、従来技術における上記問題を解
消すべくなされたものであって、その目的とするところ
は、 1.ワイヤーボンディング後の、放置によるAlなどの
金属配線の腐食を防止すること。 2.封止剤中に含まれる不純物によって起るAlなどの
金属配線電極とAlワイヤーの電食を防止すること。 である。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の発熱素
子が配列され、該発熱素子に応じて各々駆動させるドラ
イバを含む液体吐出ヘッド用基体と、液体を吐出するた
めのオリフィスと、前記オリフィスにインクを供給する
流路と、該流路にインクを供給する共通液室を有する天
板部材を備え、吐出口からインクを吐出して記録を行う
インクジェット記録ヘッドにおいて、前記液体吐出ヘッ
ド用基体の構成が、シリコン基板上に熱酸化膜からなる
蓄熱層が形成され、該蓄熱層上に、発熱素子に通電する
ためのAlなどの金属配線が成膜、パターニングされ、
該金属配線上に発熱素子となるTaNなどの発熱抵抗層
が成膜、パターニングされ、該発熱抵抗層上にSiN、
SiOなどの1層またはそれらの2層化で保護層が成膜
され、該保護層上にTaなどの耐キャビテーション層が
成膜され、該保護層と該キャビテーション層の1部がパ
ターニングにより除去されて前記金属配線が露出するワ
イヤーボンディングパッド開口部を形成しており、該開
口部の開口穴のサイズがAuワイヤーボンドのつぶれ幅
より小さくしてあり、ワイヤーボンディング後はヒート
ボードの該開口部の金属配線露出部がAuワイヤーでマ
スクされて露出しないようになっていることを特徴とす
る、インクジェット記録ヘッドである。
【0013】本発明方法は、複数の発熱素子が配列さ
れ、該発熱素子に応じて各々駆動させるドライバを含む
液体吐出ヘッド用基体と、液体を吐出するためのオリフ
ィスと、前記オリフィスにインクを供給する流路と、該
流路にインクを供給する共通液室を有する天板部材を備
え、吐出口からインクを吐出して記録を行うインクジェ
ット記録ヘッドの製造方法において、前記液体吐出ヘッ
ド用基体を製造する際に、シリコン基板上に熱酸化膜か
らなる蓄熱層を形成し、該蓄熱層上に、発熱素子に通電
するためのAlなどの金属配線を成膜、パターニング
し、該金属配線上に発熱素子となるTaNなどの発熱抵
抗層を成膜、パターニングし、該発熱抵抗層上にSi
N、SiOなどの1層またはそれらの2層化で保護層を
成膜し、該保護層上にTaなどの耐キャビテーション層
を成膜し、該保護層と該キャビテーション層の1部をパ
ターニングにより除去して前記金属配線が露出するワイ
ヤーボンディングパッド開口部を、該開口部の開口穴の
サイズがAuワイヤーボンドのつぶれ幅より小さくなる
程度に形成することにより、該開口部の金属配線の露出
部は、ワイヤーボンディングした後はAuワイヤーでマ
スクされて露出しないようになっていることを特徴とす
る、インクジェット記録ヘッドの製造方法である。
【0014】また、本発明は、前記したインクジェット
記録ヘッドの搭載されたインクジェット記録装置であ
る。
【0015】本発明によれば、液体吐出ヘッド用基体上
のワイヤーボンディングパッドにAuワイヤーでワイヤ
ーボンディングすると、Alなどの金属配線が露出する
部分がなくなったので、酸化および対インク性電食に対
して強いインクジェット記録ヘッドとなった。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明に於いて、発熱素子となる
発熱抵抗層には、実質的にTaNだけで構成されるも
の、実質的にTa2 Nだけで構成されるもの、TaNと
Ta2 Nとの混合物で構成されるもののほかに、バブル
ジェット記録ヘッドを長時間連続使用しても発熱抵抗体
の抵抗値変化がほとんどなく、常時安定して所望のイン
ク吐出がなされ、高品質の記録画像の常時安定した形成
が得られるものとして、特開平7−125218号公報
に開示されているTaN0.8 で実質的に構成されるもの
を用いることができる。これらの窒化タンタルは、化学
的に安定した膜なので、電食に強いという特長を有して
いる。
【0017】本発明の液体吐出ヘッド用基体の製造プロ
セスは、従来と全く変らない方法を用いることができる
ので、製造のコストアップになることはない。
【0018】本発明の液体吐出ヘッド用基体のワイヤー
ボンディングパッド部をワイヤーボンディング後にウレ
タン系の樹脂で封止すると、Alなどの金属配線は露出
していないので、ウレタン系の樹脂中にイオン性の不純
物が含まれていても、それによる電食は起らないという
特長を有している。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、
特許請求の範囲内であれば適宜変更できるものである。
【0020】実施例1 図5(a)は本実施例の液体吐出ヘッド用基体の構成を
示す模式断面図である。
【0021】シリコン基板501上に蓄熱層502とし
てSiO2 を公知の製膜技術で形成した。その上に、発
熱素子503に通電するためのAl配線505を公知の
製膜技術で成膜、パターニングした。その上に発熱素子
となる窒化タンタル503を公知の製膜技術で成膜、パ
ターニングした。
【0022】この時、窒化タンタル503は発熱素子と
して形成されるだけでなく、ワイヤーボンディングパッ
ド上にもパターニングされ、図5(b)にもその上面か
らみた様子を示すように、509のようにその一部が開
口されて、Alが露出している。開口穴のサイズは、A
uワイヤーボンドのつぶれ幅より小さくしてあり、図6
にその模式図を示すように、ワイヤーボンディング後は
ヒートボードのAl電極露出部がAuワイヤーでマスク
されて露出しないようになっている。図6に於いて、6
01は共通基板、602はヒートボード、603はヘッ
ド配線、604はAuワイヤーで、Auワイヤー604
がヒートボードと接触しているところがワイヤーボンデ
ィングパッド開口部である。
【0023】本実施例に於けるように、実際の製造工程
では窒化タンタルパターニング後、506の保護膜をS
iN、SiOなどの1層またはそれらの2層化で成膜
し、さらに耐キャビテーション層である507Taが成
膜され、パターニングされる。509ワイヤーボンディ
ングパッド上の保護膜とTaはパターニングにより除か
れ、窒化タンタルとAlが露出し、ワイヤーボンディン
グやタブによる外部、たとえば図6に示すようにヘッド
配線とのコネクションができる。
【0024】
【発明の効果】1.本発明のワイヤーボンディングパッ
ドにAuワイヤーでワイヤーボンディングすると、Al
配線が露出する部分がなくなったので、酸化、対イオン
性電食に対して強くなった。
【0025】ワイヤーボンディングパッドは、Alと導
電性のある窒化タンタルなので、コンタクトのオーミッ
ク性は従来例と変らない。
【0026】窒化タンタルは化学的に安定した膜なの、
電食に強い。
【0027】ヒートボードの製造プロセスは従来と全く
変らないので、コストアップにならない。
【0028】2.本発明の液体吐出ヘッド用基体のワイ
ヤーボンディングパッド部をワイヤーボンディング後に
ウレタン系の樹脂で封止すると、Alなどの金属配線は
露出していないので、ウレタン系の樹脂中にイオン性の
不純物が含まれていても、それによる電食は起らない。
【0029】また、この場合、封止剤はシリコーン系で
はないので、ヒートボード上の汚染はなく、さらに、ガ
スバリア性のよいインクジェットヘッドを低コストで実
現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バブルジェット記録ヘッドの全体の構成を示す
模式的斜視図。
【図2】バブルジェット記録ヘッドのヘッド部分の構成
を示す概略図。
【図3】図2に於いて、液密の目的でシリコーン樹脂を
充填させた様子を示す概略図。
【図4】従来技術のバブルジェット記録ヘッドの基体の
構成を示す模式的断面図。
【図5】本発明の実施例の液体吐出ヘッド用基体の構成
を示す図で、(a)はその模式的断面図、(b)はその
ワイヤーボンディングパッド部を上面からみた様子を示
す図である。
【図6】ワイヤーボンディングパッド部とヘッド配線と
をAuワイヤーでワイヤーボンディングした様子を示す
模式図。
【符号の説明】
101,501 シリコン基板 102 発熱素子用配線 103 発熱素子 104 インク通路の溝壁及び共通インク室壁 105 ガラス板 106 フィルター 107 共通インク入口部 201 吐出エレメント 202 PCB 203 ベースプレート 204 フロントカバー 205 インク取入れ部材 206 ワイヤーボンディング 207 吐出口 301 シリコーン樹脂 402,502 蓄熱層 403,503 発熱抵抗層 405,505 Al配線 406,506 保護層 407,507 耐キャビテーション膜 408,508 熱作用部(発熱部) 409,509 ワイヤーボンディングパッド 601 共通基板 602 ヒートボード 603 ヘッド配線 604 Auワイヤー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の発熱素子が配列され、該発熱素子
    に応じて各々駆動させるドライバを含む液体吐出ヘッド
    用基体と、液体を吐出するためのオリフィスと、前記オ
    リフィスにインクを供給する流路と、該流路にインクを
    供給する共通液室を有する天板部材を備え、吐出口から
    インクを吐出して記録を行うインクジェット記録ヘッド
    において、前記液体吐出ヘッド用基体の構成が、シリコ
    ン基板上に熱酸化膜からなる蓄熱層が形成され、該蓄熱
    層上に、発熱素子に通電するためのAlなどの金属配線
    が成膜、パターニングされ、該金属配線上に発熱素子と
    なるTaNなどの発熱抵抗層が成膜、パターニングさ
    れ、該発熱抵抗層上にSiN、SiOなどの1層または
    それらの2層化で保護層が成膜され、該保護層上にTa
    などの耐キャビテーション層が成膜され、該保護層と該
    キャビテーション層の1部がパターニングにより除去さ
    れて前記金属配線が露出するワイヤーボンディングパッ
    ド開口部を形成しており、該開口部の開口穴のサイズが
    Auワイヤーボンドのつぶれ幅より小さくしてあり、ワ
    イヤーボンディング後はヒートボードの該開口部の金属
    配線露出部がAuワイヤーでマスクされて露出しないよ
    うになっていることを特徴とする、インクジェット記録
    ヘッド。
  2. 【請求項2】 請求項1のインクジェット記録ヘッドを
    搭載したインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 複数の発熱素子が配列され、該発熱素子
    に応じて各々駆動させるドライバを含む液体吐出ヘッド
    用基体と、液体を吐出するためのオリフィスと、前記オ
    リフィスにインクを供給する流路と、該流路にインクを
    供給する共通液室を有する天板部材を備え、吐出口から
    インクを吐出して記録を行うインクジェット記録ヘッド
    の製造方法において、前記液体吐出ヘッド用基体を製造
    する際に、シリコン基板上に熱酸化膜からなる蓄熱層を
    形成し、該蓄熱層上に、発熱素子に通電するためのAl
    などの金属配線を成膜、パターニングし、該金属配線上
    に発熱素子となるTaNなどの発熱抵抗層を成膜、パタ
    ーニングし、該発熱抵抗層上にSiN、SiOなどの1
    層またはそれらの2層化で保護層を成膜し、該保護層上
    にTaなどの耐キャビテーション層を成膜し、該保護層
    と該キャビテーション層の1部をパターニングにより除
    去して前記金属配線が露出するワイヤーボンディングパ
    ッド開口部を、該開口部の開口穴のサイズがAuワイヤ
    ーボンドのつぶれ幅より小さくなる程度に形成すること
    により、該開口部の金属配線の露出部は、ワイヤーボン
    ディングした後はAuワイヤーでマスクされて露出しな
    いようになっていることを特徴とする、インクジェット
    記録ヘッドの製造方法。
JP35533597A 1997-12-24 1997-12-24 インクジェット記録ヘッド、その製造方法、及びインクジェット記録ヘッドを備えた記録装置 Pending JPH11179917A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105984219A (zh) * 2015-03-20 2016-10-05 精工爱普生株式会社 电子装置以及电子装置的制造方法
CN107000431A (zh) * 2014-11-19 2017-08-01 马姆杰特科技有限公司 具有改进的寿命的喷墨喷嘴装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107000431A (zh) * 2014-11-19 2017-08-01 马姆杰特科技有限公司 具有改进的寿命的喷墨喷嘴装置
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