JPH1117944A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH1117944A
JPH1117944A JP9163084A JP16308497A JPH1117944A JP H1117944 A JPH1117944 A JP H1117944A JP 9163084 A JP9163084 A JP 9163084A JP 16308497 A JP16308497 A JP 16308497A JP H1117944 A JPH1117944 A JP H1117944A
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JP
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dot pattern
pixel value
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image signal
signal
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Pending
Application number
JP9163084A
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English (en)
Inventor
Atsushi Ito
篤 伊藤
Hiroshi Sekine
弘 関根
Yuzuru Suzuki
譲 鈴木
Kenji Ebiya
賢治 蛯谷
Katsuya Koyanagi
勝也 小柳
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 再現階調特性のリニアリティを改善する。 【解決手段】減算器201が入力画像信号Vから網点パ
ターン信号Sを減算すると、乗算器202は減算値Nと
階調ゲインGを乗算して乗算結果Mを生成する。この乗
算結果Mはコンパレータ203,204で比較される
と、その比較結果に基づいてセレクタ209は「0」
「255」「M」のうちいずれかを選択する。この後、
フィルタ211によって平滑化処理が施され、出力画像
信号が生成される。この場合、出力画像信号は中間濃度
値を多く取るようになるので、トーン特性のリニアな領
域を使用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式のデ
ジタル複写機やプリンタ等において高品位の中間画像を
出力するのに用いて好適な画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式のデジタル複写機やプリン
タ等において中間調画像を出力する方式として、網点画
像再現方式と三角波比較方式が知られている。網点再現
方式としては、ディザ法や濃度パターン法がある。これ
らの方式の処理構成を図23に示す。図に示す閾値マト
リックスには、出力画素の解像度に一対一に対応する閾
値が格納されている。入力画像信号と各閾値は比較回路
で比較され、出力画像信号が生成される。この場合、出
力画像信号は各画素について、ON/OFF(2値)で
表される。このとき、入力画像信号と出力画像信号の対
応が一対一か、あるいは一対複数画素かで、ディザ法と
濃度パターン法が分類される。前者の場合はディザ法で
あり、後者の場合は濃度パターン法である。図24
(a)はディザ法、図24(b)は濃度パターン法にお
ける入力画像信号、閾値信号および出力画素信号の関係
の一例を示したものである。
【0003】ところで、カラー複写機等で網点画像再現
方式を採用する場合には、上述した処理を各原色(K,
Y,M,C)毎に行えばよい。しかし、各色に対して同
一網点パターンを用いると、僅かな一ずれによって色ム
ラが生じたり、また、各原色の網点が重なってしまうと
縞模様(モアレ縞)が生じて、印刷画質が劣化する。そ
こで、図25に示すようなスクリーン角θが相異なる網
点パターンを4種類用いて、これらを各原色に対応させ
るのが一般的である(特公昭52−49361号、特開
昭54−18302号)。
【0004】スクリーン印刷等の分野においては、スク
リーン角θを、0°,15°,45°,75°に設定す
るのがよいことが知られている。しかし、複写機等に応
用する際には、メモリ容量を削減するため、同一の基本
パターンを繰り返し使用することが行われる。このため
には、スクリーン角θを有理正接で求まる値に設定する
必要がある。この例では、網点パターンを生成するため
に用いられる基本パターンをスクリーンセルと称する。
スクリーンセルの例を図25に示す。また、図26は図
25に示すスクリーンセルb.15を繰り返し用いて生
成した網点パターンである。なお、各図中の数字は濃度
閾値番号である。
【0005】また、網点パターンにおいては、各原色の
サブピクセル数をなるべく一致させる必要がある。図2
5の例にあっては、スクリーン角θは好適な「±2°」
サブピクセル数は「17±1」個の範囲内に収まってお
り、実用上問題はない。
【0006】次に三角波比較方式について説明する。図
27は三角波比較方式の処理構成を示すブロック図であ
る。図において、入力画像データはD/A変換器を介し
てアナログ信号に変換された後、パターン発生器から出
力される参照アナログ三角波信号とコンパレータにて比
較される。これにより、出力パルス幅変調信号が得られ
る。レーザ印字方式にあっては、出力パルス幅変調信号
のハイレベルの期間が、レーザ露光状態に対応する。し
たがって、入力画像データの示す画素濃度が高い程、出
力パルス幅信号のデューティ比も大きくなり、出力画像
の濃度が高くなる。
【0007】ところで、三角波比較方式においてカラー
印刷を行う場合においても、色ムラやモアレ縞による画
質劣化を防止するため、各原色毎にスクリーン角θを付
与する技術が知られている。例えば、特開昭62−18
3670号公報には、副走査方向に「1」ライン進む毎
に三角波(パターン信号)の位相を一定量シフトする技
術が開示されている。また、特開平2−296264号
公報にあっては、階調再現特性を副走査方向に「1」ラ
イン進む毎に変化させる技術が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の網点画像再現方式や三角波比較方式には以下に述べる
問題があった。まず、網点画像再現方式にあっては、解
像度と再現階調数との間に相反関係があった。例えば、
出力装置の解像度が「400dpi(ドット/イン
チ)」であって、「200dpi(ライン/インチ)」
の解像度を得たい場合には、スクリーンのサイズを「2
×2」にする必要がある。すなわち、再現階調数は
「5」となり、極めて低い階調数しか得られない。逆
に、再現階調数を「65」にするためには、スクリーン
のサイズを8×8にする必要がある。この場合の解像度
は、「400/8=50dpi」となり、その値が大幅
に低下する。
【0009】なお、スクリーン印刷を行う場合には、出
力装置は元々「4000dpi」程度の解像度を有して
いるので、再現階調数を大きくしても肉眼では画像の粗
さは目立たないが、電子写真方式では「400dpi〜
600dpi」程度の解像度が限界であるので、上述し
た問題が生じる。
【0010】一方、三角波比較方式にあっては、解像度
と再現階調数との間に相反関係はないが、別の問題が生
じる。この点を図28を参照して説明する。図28は三
角波比較方式の動作を示すタイムチャートである。図2
8(a)〜(c)はコンパレータによる比較の様子を示
したものであり、図28(d)〜(f)はレーザの露光
パターン(出力パルス幅変調信号のハイレベルに対応)
を示している。三角波比較方式は、「1」ライン毎に参
照アナログ三角波信号の位相をシフトさせているので、
図28(e)に示すように、ドット形状のとぎれが発生
する。このため、網点やスクリーン形状の崩れを招き易
く、階調特性および粒状性再現に悪影響が生じ、満足で
きる画質を得ることが困難であった。さらに、スクリー
ン角θおよびスクリーン線数(解像度)についても、用
いられる三角波パターンの周期に拘束され、自由度が少
なかった。
【0011】さらに、出力装置におけるアナログスクリ
ーンのトーン特性には、非線形な濃度領域が存在するた
め、中間濃度レベルを表現しようとすると、非線形な濃
度領域の影響を受けて印刷物に疑似輪郭が発生するとい
った問題があった。
【0012】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
ものであり、解像度と再現階調数との間にトレードオフ
が生じることなく、かつ、スクリーン角およびスクリー
ン形状の自由度を拡張させ、高品位の中間調画像再現を
得る画像処理装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、入力画像信号に信号処理を施して、トー
ン特性の一部に非線形な領域がある画像記録装置への出
力画像信号を生成する画像入力装置において、網点スク
リーンにおける濃淡の重みを示す網点パターンを記憶す
る網点パターン記憶手段と、前記網点パターン記憶手段
から前記網点パターンを読み出す網点パターン読出手段
と、前記網点パターン読出手段によって読み出された前
記網点パターンと前記入力画像信号とを比較して、各画
素値を算出する画素値算出手段と、前記画素値算出手段
の算出結果に対して、前記画像記録装置のトーン特性に
おける線形領域が使用できるように補正を施す補正手段
と、前記補正手段の出力に基づいて前記出力画像信号を
生成する生成手段とを備えることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
A.第1実施形態 以下、図面を参照しつつ、本発明の第1実施形態に係わ
る画像処理装置について説明する。この例の画像処理装
置では、一つの入力画素に対して、網点スクリーンの一
つの画素が対応する。
【0015】1.第1実施形態の構成 1−1:全体構成 第1実施形態に係わる画像処理装置の全体構成を図1に
示す。図において10はスクリーン角生成パターン発生
回路であり、これにより、各種のスクリーン角θに応じ
た網点パターンに基づいて、網点パターン信号Sとスク
リーン切換信号SCSが生成される。網点パターン信号
Sは、濃度閾値マトリックスの各画素毎に閾値を指示す
る信号であり、画素クロック信号CLKに同期してい
る。
【0016】次に、20は、出力画素値算出回路であっ
て、入力画像信号Vと網点パターン信号Sを比較して、
中間階調を有する出力画像信号ODを生成する。次に、
30は波形制御多値化回路であって、その内部で各種の
三角波信号を生成し、これと出力画像信号ODを比較す
ることによって、出力パルス幅変調信号PWMを生成
し、これを図示せぬ出力装置に供給している。
【0017】1−2:スクリーン角生成パターン発生回
路 次に、スクリーン角生成パターン発生回路10につい
て、図1を参照しつつ説明する。102は、副走査方向
アドレスカウンタであって、水平同期信号HSをカウン
トしてその結果を出力する。104は主走査方向アドレ
スカウンタであって、画素クロック信号CLKをカウン
トし、その結果を出力する。
【0018】105はリセット回路であって、副走査方
向アドレスカウンタ102および主走査方向アドレスカ
ウンタ104のカウント値を検出し、各カウント値が予
め定められたリセット値に達すると、各アドレスカウン
タ102,104をリセットする。これにより、各アド
レスカウンタ102,104のカウント値は「0」に戻
る。
【0019】ところで、この例にあっては、図25に示
した各スクリーンセル(網点パターン)に基づいて各色
毎にスクリーン角θが異なる網点パターンを生成してい
る。この場合、網点パターンは、スクリーンセルを展開
することによって生成する。図2は、図25に示した各
スクリーンセルを展開したものを示す。ここで、図2
(a)はスクリーン角0°、図2(b)はスクリーン角
15°、図2(c)はスクリーン角45°、図2(d)
はスクリーン角75°に各々対応する。スクリーン角0
°の場合は、スクリーンセルがそのまま網点パターンと
して用いられる。
【0020】また、スクリーン角15°の場合は、図2
(b)に示す展開パターンに基づいて、図26に示すL
×L(17×17)の網点パターンを生成し、これを用
いる。この場合、主走査方向にL画素、副走査方向にL
ライン進む毎にL×Lの網点パターンを繰り返し使用す
ることで、スクリーンが生成される。このときの主走査
方向のリセット値は「17」に設定され、また、副走査
方向のリセット値も「17」に設定される。
【0021】また、103は網点パターンメモリであっ
て、そこには、網点パターンが格納されている。ここ
で、網点パターンは予め格納されたものであってもよい
し、あるいは、スクリーンセルから生成されたものであ
ってもよい。ここで、網点パターンの生成方法を図3に
示す。この例では、図25に示す各スクリーンセルが網
点パターンメモリ103に格納されているものとし、そ
のうちのスクリーンセルa.0を用いて網点パターンを
生成する場合を説明する。まず、スクリーンセルa.0
の各パターン値から1を減算してスクリーンセルS1を
算出する。この後、スクリーンセルS1にステップゲイ
ン値16(=256/(4×4))を、乗算して網点パ
ターンを生成する。
【0022】この場合、網点パターン内の各パターン値
は、その画素がON(黒)になったときの、全体(この
例では、256)に対する割合(重み)を示したもであ
る。すなわち、1個のドットがONになった場合は1/
16×256=16となるものである。ただし、図3に
あっては、後の示す計算の簡略化のため、スクリーンセ
ルa.0から1を減算して0から開始するパターンとし
ている。
【0023】このようにして生成された網点パターン
は、網点パターンメモリ103に保持される。そして、
各アドレスカウンタ102,104の出力データがアド
レスとして入力されると、対応するパターン値が網点パ
ターン信号Sとして出力されるようになっている。な
お、この例では、スクリーン角θの異なる網点パターン
が、各色毎に網点パターンメモリ103に格納されてい
る。
【0024】次に、図1に示す111は波形制御パター
ンメモリであって、そこには、網点パターンの各画素に
対応付けて、後述する波形制御多値化回路30で用いら
れるスクリーン切換信号SCSの指示値が格納されてい
る。従来の技術で説明したように、三角波比較方式で
は、出力パルス幅変調信号にドット状のとぎれが生じる
ことがあり、これにより画質が損なわれていた。これに
対して、本実施形態にあっては、網点パターンのパター
ン値(閾値)の性質を考慮した、スクリーン切換信号S
CSを用いて出力パルス幅変調信号を生成することによ
り、ドット状のとぎれを防止している。
【0025】この場合、網点パターンの性質は、その主
走査方向に隣接するパターン値の増加減少の傾向によっ
て把握される。網点パターンの各パターン値は、ランダ
ムに配置されているのではなく、その値が小さいものか
ら徐々に大きな値を取るように配置される。すなわち、
パターン値は、網点パターンのある点を基準として、そ
の値があたかも成長するように配置される。なお、網点
パターンは、上述したようにスクリーンセルを繰り返す
ことによって生成されるので、パターン値の成長は、ス
クリーンセル毎になされている。以下の説明では、パタ
ーン値の成長に着目してスクリーンセルを把握すると
き、これを成長パターンと称する。
【0026】ここで、成長パターンと波形パターン(ス
クリーン切換信号SCSの指示値)の関係を図4を用い
て説明する。図4は、成長パターン、波形パターンおよ
び三角波パターンの関係を示す表図である。図に示すよ
う波形パターンは「0」、「1」、「2」を指示する。
このとき、「0」は右側からドットが成長する場合の波
形パターンであり、「1」は左側からドットが成長する
場合の波形パターンであ、「2」は真ん中からドットが
成長する波形パターンである。例えば、1.0の成長パ
ターンにあっては、「13、5、9、16」の列は、
「10、5、9、8」の列に対して増加しているので、
その波形パターンは右側からの成長を示す「0、0、
0、0」となる。ただし、波形パターンの指示値、
「0」、「1」、「2」は一例であって、これの値に限
られない。
【0027】この例にあっては、波形パターンの指示値
は「0」、「1」、「2」であるので、スクリーン切換
信号SCSは2ビットで出力される。また、例えば、網
点パターンが図26に示す17×17のマトリックで表
されるのであれば、波形制御パターンメモリ111は、
少なくとも17×17×2ビットのメモリ容量が必要と
なる。そして、アドレスカウンタ102,104の出力
が波形制御パターンメモリ111にアドレスとして供給
されると、当該アドレスに応じた波形パターンの指示値
が読み出され、これがスクリーン切換信号SCSとして
出力される。
【0028】1−3:出力画素算値出回路 次に出力画素値算出回路20の詳細な構成について説明
する。図5は出力画素値算出回路の構成を示すブロック
図である。図において、201は減算器であって、入力
画像信号Vから網点パターン信号Sを減算し、その結果
を減算値Nとして出力する。210は階調ゲインレジス
タであって、そこには階調ゲインGが記憶されている。
階調ゲインは、図25に示すスクリーンセルのサブピク
セル数に一致するように設定される。例えば、スクリー
ンセルa.0の場合には、「16」となる。また、20
2は乗算器であって、減算値Nと階調ゲインGを乗算
し、その乗算結果Mを出力する。
【0029】次に、203、204は比較器であって、
乗算結果Mと予めレジスタにセットされている「0」、
「255」を比較し、その比較結果を出力する。この場
合の比較結果は各1ビットずつで表される。また、20
8はデコーダであって、比較結果の各1ビットを合わせ
て2ビットの制御信号を生成する。
【0030】次に、209はセレクタであって、上記制
御信号に基づいて、乗算結果M、「0」、または「25
5」のうちから一つを選択出力する。この場合、セレク
タ209は、乗算結果Mが0以下であれば「0」を、
「255」以上であれば「255」を、「1」〜「24
4」であれば乗算結果Mを出力する。
【0031】また、211はフィルタであって、セレク
タ201の出力を平滑化して、出力画像信号を生成す
る。
【0032】ここで、本実施形態の出力画素値算出法に
よる網点化の原理を、従来の2値化方式による網点化の
原理と比較しつつ説明する。図6に従来の2値化方式に
よる網点化の原理を、図7に本実施形態の出力画素値算
出法による網点化の原理を示す。図6に示す例では、入
力信号が194/255=76.08%の面積率を有す
る信号として入力された場合に、図示する4×4の網点
パターン(閾値パターン信号)を用いて、2値化処理を
行う。この場合には、4×4の合計16個の画素のう
ち、12個がON(255)となり、残りの5個がOF
F(0)となる。このとき、出力信号の面積率は、以下
の式で与えられる。 (255×11)/(255×16)=75.00% すなわち、従来の方式では、4×4=16階調分の量子
化レベルしか確保されないため、最大1/16=6.2
5%の量子化誤差が発生してしまう。
【0033】これに対して、図7に示す例にあっては、
4×4=16の各画素のもつ重み(その画素がONにな
ったときのベタ濃度レベル(255)に対する割合)を
用いて、フィードバック演算なしに4×4の各画素の出
力濃度レベルを算出する処理を行う。これによると、入
出力間での再現量子化誤差を最小にするように中間濃度
レベルの出力画素制御を行うことが可能となる。すなわ
ち図7の左下隅に示す網点パターンを得ることができ、
当該パターン中の左上隅に示すように「32」といった
中間濃度レベルを取ることが可能となる。この場合の出
力信号の面積率は、以下の式で与えられる。 (255×12+32)/(255×16)=75.7
8% この例によれば、8ビット(256)の量子化ステッ
プ、1/256=0.4%以下の量子化誤差に収まる階
調再現が可能となる。
【0034】次に、図5において、入力画像信号Vの値
が「194」であって、網点パターンメモリから、図2
5に示すスクリーンセルa.0が網点パターン信号Sと
して出力されたとする。まず、網点パターン信号Sの各
パターン値に対して減算器201で、V−Sを算出し、
その算出結果に階調ゲインG(この例では、256/1
6=16)を乗算器202で乗算してMを得る。この乗
算結果Mが、0より小さければ0を、255より大きけ
れば255をセレクタ209は出力する。この場合、網
点パターン信号Sが「176」以下のときは、Mの値は
255以上となり、一方、網点パターン信号Sが「20
8」以上のときは、Mの値が0以下の値を示す。そし
て、網点パターン信号Sが「192」のときのみ、Mの
値は0と255の間の「32」を示すこととなる。この
場合、図7の左下隅に示すパターンがセレクタ209か
ら出力される。
【0035】ところで、本実施形態に係わる画像処理処
理装置の出力信号は、後段の出力装置に供給され、そこ
で印刷が行われる。出力装置におけるアナログスクリー
ン生成器のトーン特性は、図8に示すような非線形特性
を有するのが一般的である。このため、セレクタ209
の出力に基づくスクリーンのトーン再現特性は、図9
(a)に示すものとなる。このトーン再現特性は、網点
パターンのON(255)画素が担うデジタル部分の階
段的階調再現部と、中間濃度レベル画素が担うアナログ
部分の連続階調再現部が合成されたものとなっている。
したがって、両者の階調再現特性がリニアな特性になら
なければ、不連続点のある階調特性となってしまう。こ
こで、デジタル部分の階段的階調再現特性はリニアなも
のになっているが、アナログ部分については、上述した
アナログスクリーン生成器のトーン特性が反映されてし
まうので、トーン再現特性にうねりが見られる。トーン
再現特性のうねりは、疑似輪郭やグラディエーションの
劣化を招く。
【0036】そこで、トーン再現特性をリニアなものに
するため、本実施形態にあっては、フィルタ211を用
いている。フィルタ211はセレクタ201の出力を平
滑化する。フィルタ211の一例を図10に示す。図に
示すようにフィルタ211は遅延素子500,501、
係数器502〜504、加算器505から構成される。
遅延素子は例えばDフリップフロップから構成され、そ
の遅延時間は画素クロック信号CLKの1周期と一致す
る。また、各係数器502〜504は、係数K1〜K3
を乗算する。フィルタ211の係数としては、例えば図
11に示すものを適用することができる。
【0037】ここで、フィルタ211の係数を図11
(e)に示すようにK1=0.3、K2=0.4、K1
=0.3に設定すると、セレクタ209の出力を平滑化
することができる。このため、出力画像信号ODの各画
素のレベルを中程度にすることができ、図8に示すトー
ン再現特性のリニア部分LPを利用することが可能とな
る。これにより、トーン補正を施して図9(b)に示す
特性を得ることができる。例えば、図7左下隅に示すセ
レクタ209の出力が図11(e)に示す係数を有する
フィルタ211に供給されたとすると、図7右下隅に示
す出力画像信号ODを得ることができる。この場合に
は、第1行の32が89、0が86に変換され、第4行
の0が77に変換され、中濃度領域を用いることができ
る。なお、フィルタ211を2次元フィルタで構成して
もよく、この場合には、第2行、第3行についても変換
することができ、トーン再現特性をより向上させること
ができる。
【0038】このように本実施形態によって得られた出
力画素信号ODは、図6に示すものと比較して、スクリ
ーンドット形状を保ちつつ、トーン再現において疑似輪
郭の発生しない中間濃度値を示す画素を多数出力する。
【0039】1−4:波形制御多値化回路 次に、波形制御多値化回路30について説明する。図1
2は波形制御多値化回路30の構成を示すブロック図で
ある。図において301はDA変換器であって、出力画
像信号ODをアナログ信号に変換し、これをアナログ画
像信号OD’として出力する。301,303,304
はパターン発生器である。パターン発生器301は20
0線のA相の三角波信号TS1を発生し、パターン発生
器302は、200線のB相の三角波信号TS2を発生
する。なお、A相とB相は位相が180°異なる。ま
た、パターン発生器304は400線の三角波信号TS
3を発生する。
【0040】次に、305〜307はコンパレータであ
って、上記各三角波信号TS1〜TS3とアナログ画像
信号OD’とを比較して、アナログ画像信号OD’が上
回る場合に「1」となり、それ以外の場合に「0」とな
る出力信号を各々生成する。308は選択回路であっ
て、各コンパレータ305〜307の出力信号を波形制
御信号SCSに基づいて選択する。なお、この選択は、
画素クロック信号CLKに同期して行われる。そして、
出力された信号は、レーザダイオード用の出力パルス幅
変調信号PWMとして出力される。
【0041】ここで、選択回路308の切換動作を図4
を参照しつつ説明する。図4中の三角波パターンの各サ
ブピクセルにおいて、左下隅と右上隅を結ぶ線を表しサ
ブピクセルは、スクリーン切換信号SCSの「0」に対
応する部分である。この場合には、三角波信号TS1,
TS2のうち、立ち上がりの半周期による比較結果が選
択回路308で選択され、このシステムにおいては、画
素(サブピクセル)の右側から打点が開始される。
【0042】また、左上隅と右下隅とを結ぶ線を表した
サブピクセルはスクリーン切換信号SCSの「1」対応
する部分であり、この場合には、三角波信号TS1,T
S2のうち、立ち下がりの半周期によるによる比較結果
が選択回路308で選択され、このシステムにおいて
は、画素の左側から打点が開始される。
【0043】さらに、山形の線を表したサブピクセルは
スクリーン切換信号SCSの「2」が対応する部分であ
り、三角波信号TS3による比較結果が選択回路308
で選択される。この場合は、画素の中央から打点が開始
される。
【0044】したがって、選択回路308による選択は
スクリーン切換信号SCSによって一意に定まるもので
はなく、三角波信号TS1,TS2の位相情報も考慮し
て定められている。また、この選択は、上述したように
画素クロック信号CLKに同期して行われるため、例え
ば、スクリーン切換信号SCSが「0」のまま、画素ク
ロック信号CLKが複数回入力されると、選択回路30
8は、コンパレータ305,306の出力を交互に選択
することになる。なお、三角波信号の種類としては、T
S1、TS2のみならず、その1/2周期の信号や、鋸
歯状波等を用いてもよい。
【0045】このような波形制御によって、打点方向を
制御することにより、滑らかに形状が変化する網点画像
の生成が可能となる。この点について図13参照しつつ
説明する。図13は、打点方向の制御動作を示す図であ
る。まず、図13(a)に示す閾値マトリックス(網点
パターン信号S)と図13(b)に示す入力画像信号V
から、図13(c)に示す出力画像信号ODが得られた
とする。
【0046】ここで、出力画像信号ODを三角パターン
1と比較して網点を生成したとすると、図13(d)に
示すように、網点形状にとぎれが発生してしまう。一
方、波形制御パターンに基づいて、出力画像信号ODを
三角パターン2と比較して網点を生成したとすると、図
13(e)に示すように、スムーズな網点形状を生成す
ることが可能になる。
【0047】2.第1実施形態の動作 次に、第1実施形態の動作を説明する。本実施形態の画
像処理装置を用いてカラー画像を出力する場合、最初に
Y色の出力処理が行われる。図1において、まず、各メ
モリ、レジスタ、カウンタ等がリセットされると、図4
に示す1.0のスクリーンセル(スクリーン角0°)に
重み変換が施され、網点パターンメモリ103に格納さ
れるとともに、これに対応する波形パターンが波形制御
パターンメモリ111に書き込まれる。この場合のマト
リックスは4×4であるから、リセット回路105に保
持されるデータD1,D2の値は「4」に設定される。
【0048】次に、図5に示す出力画素数算出回路20
において、階調ゲインレジスタ210に値「16」が書
き込まれる。この後、図1に示す主走査方向アドレスカ
ウンタ104に画素クロック信号CLKが供給される
と、画素クロック信号CLKがカウントされ、主走査方
向のアドレスが生成される。この場合、カウント値が
「4」に達すると、リセット回路105によって主走査
方向アドレスカウンタ104がリセットされる。このと
き、副走査方向アドレスカウンタ102からは、「0」
が出力されている。
【0049】これにより、網点パターンメモリ103に
あっては、「Y(副走査方向)=0,X(主走査方向)
=3」までの「4」アドレスが繰り返しアクセスされ、
対応する「4」種類の網点パターン信号Sが出力画素値
算出回路20に繰り返し供給される。出力画素値算出回
路20にあっては、コンパレータ203,204の比較
結果と乗算器202から出力された中間値M、「25
5」、「0」のうち何れか一の値が選択される。この
後、選択された値はフィルタ処理され、これが出力画像
信号ODとして出力される。
【0050】また、波形制御パターンメモリ111にあ
っては、網点パターン信号Sに対応してスクリーン切換
信号SCSが出力される。このようにして、主走査方向
の「1」ライン分のスキャンが終了すると、水平同期信
号HSがスクリーン角生成パターン発生回路に供給され
る。これにより、副走査方向アドレスカウンタ102の
カウント値がインクリメントされるとともに、主走査方
向アドレスカウンタ104のカウント値がリセットされ
る。
【0051】そして、次のラインに対するスキャンが開
始され、上述した処理が繰り返し行われる。そして
「4」ライン分のスキャンが終了した後に水平同期信号
HSが副走査方向アドレスカウンタ102に入力される
と、副走査方向アドレスカウンタ102のカウント値が
「4」となる。リセット回路105は、この状態を検出
すると、副走査方向アドレスカウンタ102のカウント
値を「0」にリセットする。
【0052】以後、同様に画素クロック信号CLKに同
期して入力画素信号Vが出力画素値算出回路20に供給
されると、網点パターンメモリ103および波形制御パ
ターンメモリ111がアクセスされ、サブピクセルが出
力画素値算出回路20に供給されるとともにスクリーン
切換信号SCSが波形制御多値化回路30に供給され
る。これにより、Y色に係わる「1」ページ分の出力画
像信号ODが波形制御多値化回路30に順次供給され
る。
【0053】Y色の出力が終了すると、M色の処理が行
われる。この処理では、図4に示す2.15のスクリー
ンセル(スクリーン角15°)に重み変換が施され、変
換結果が網点パターンメモリ103に格納されるととも
に、これに対応する波形パターンが波形制御パターンメ
モリ111に書き込まれる。なお、リセット回路105
のリセット値は17に設定され、また、階調ゲインレジ
スタ210に17が記憶される。以下、Y色の場合と同
様に処理が施される。
【0054】M色の処理が終了すると、C色の処理が行
われる。この処理では図4に示す3.45のスクリーン
セル(スクリーン角45°)が用いられ、リセット回路
105のリセット値は「6」に設定される。また、階調
ゲインレジスタ210には18が書き込まれ、Y色と同
様の処理がなされる。これに続いてK色の処理が行われ
る。K色の処理では図4に示す4.75のスクリーンセ
ル(スクリーン角75°)が用いられ、リセット回路1
05のリセット値は「17」に設定される。また、階調
ゲインレジスタ210には17が書き込まれ、Y色と同
様の処理がなされる。
【0055】このようにして、YMCKの各色毎に
「1」ページ分の出力画像信号ODが波形制御多値化回
路30に順次供給されると、波形制御多値化回路30
は、出力パルス幅変調信号PWMを生成する。
【0056】3.応用例 次に、第1実施形態の応用例について説明する。 3−1:応用例1 応用例1は、出力画像信号ODを生成する際に、画像の
特徴を抽出し、これに応じて、トーン再現特性を補正す
るためのフィルタ特性を切り換えるものである。このた
め、出力画像信号ODを生成する出力画素値算出回20
の構成を除いて、上述した画像処理装置と同様に構成さ
れる。
【0057】図14は、応用例1に係わる出力画素値算
出回路の構成を示すブロック図である。応用例1の出力
画素値算出回路20が図5に示すものと相違するのは、
フィルタ212,213、セレクタ214、および特徴
抽出部220を追加した点である。図において、特徴抽
出部220は、現時点で処理している注目画素近傍の濃
度傾斜を算出し、これに基づいて入力画像信号Vの特徴
を画素毎に判定している。そして、セレクタ214は、
この判定結果に基づいて、フィルタ211〜213の出
力、またはセレクタ209の出力を選択し、出力画像信
号ODを生成している。
【0058】特徴抽出部220は、バッファ215、減
算器216、217およびコンパレータ218から構成
される。バッファ215は、主走査方向に沿った、現在
の注目画素の値A1、この左側に隣接する画素の値A
2、およびを右側に隣接する画素の値A3を各々保持す
る。減算器216は、注目画素値A1と左隣接画素値A
2の差の絶対値a2を算出し、一方、減算器217は、
注目画素値A1と右隣接画素値A0の差の絶対値a0を
算出する。コンパレータ218は、絶対値a2,a0を
加算し、その加算結果を閾値t1,t2,t3と比較し
て、2ビットの選択信号を出力する。これらの閾値t1
〜t3は、入力画像信号Vの特徴が抽出できるような値
に予め設定されている。
【0059】次に、フィルタ211〜213は、例え
ば、図10に示す3タップのものである。また、フィル
タ211の係数は図11(a)に、フィルタ212の係
数は図11(b)に、フィルタ213の係数は図11
(c)に各々示すものである。この場合、いずれのフィ
ルタにおいても、各係数の合計が1となるので、フィル
タ出力の平均値は、同じものとなる。ただ、平滑化の度
合がフィルタ211→フィルタ212→フィルタ213
の順に大きくなるように設定されている。
【0060】ところで、各フィルタによる処理は、アナ
ログスクリーンのトーン特性が、高濃度および低濃度の
領域で非線形になるため、特性がリニアな部分を積極的
に使用するため行われる。ここで、入力画像信号Vの階
調が徐々に変化するような場合には(例えば、夕暮れの
空の部分)、平滑化の度合が大きいフィルタを用い、一
方、入力画像信号Vの階調が急激に変化するような場合
には(例えば、白から黒に変化するエッジ部分)、平滑
化の度合が小さいフィルタを用いることができれば、よ
りリニアな特性に補正することができる。そこで、この
例にあっては、選択信号に基づいて、セレクタ214は
各種のフィルタ出力を選択している。
【0061】具体的には、t1<t2<t3としたと
き、a0+a2<t1の場合にフィルタ213の出力
を、t1<a0+a2<t2の場合にフィルタ212の
出力を、t2<a1+a2<t3の場合にフィルタ21
1の出力を、t3<a1+a2の場合にセレクタ209
の出力を各々選択するようになっている。したがって、
隣接する画素との間で濃度差(階調差)が大きい程、平
滑化の度合が大きいフィルタが選択されることになる。
換言すれば、入力画像信号Vの特徴に応じて、平滑化の
度合を適応的に変更している。この結果、出力画像信号
ODの各画素濃度に中間濃度値の発生箇所が多く現れる
ので、アナログスクリーンのトーン特性のリニアな部分
をより一層使用することができる。したがって、応用例
1によれば、入力画像信号Vの特徴に応じてトーン特性
の補正を行うことができ、スクリーン形状を保ちつつ、
リニアリティの高い階調再現特性を得ることができる。
【0062】3−2:応用例2 応用例2は、入力画像信号Vの替わりにセレクタ209
の出力に基づいて特徴を抽出するする点を除いて、応用
例1と同様である。図15は、応用例2に係わる出力画
素値算出回路の構成を示すブロック図である。応用例2
の出力画素値算出回路20が図14に示すものと相違す
るのは、セレクタ209の出力が特徴抽出部220の入
力に供給されている点である。
【0063】この構成によれば、網点パターン信号Sと
入力画像信号Vの比較し、その比較結果に基づいてフィ
ルタ処理を切り替えることができる。例えば、図7に示
す網点パターン信号と入力画像信号Vを想定すると、入
力画像信号Vの各画素濃度はいずれも194であるか
ら、各画素間の濃度差はない。このため、応用例1の処
理では、どの画素においても平滑化の度合が少ないフィ
ルタが選択されることになる。これに対して応用例2で
は、図7の左下隅に示すセレクタ209の出力に基づい
てフィルタ処理を切り替える。このため、「32、25
5、255、0」の画素濃度となる第1行では、「25
5、255、255、255」の画素濃度となる第2行
に比較して、より平滑化の度合の大きいフィルタ処理を
施すことができる。したがって、出力画像信号ODの各
画素濃度を、中濃度領域にすることができ、アナログス
クリーンのトーン特性のリニアな部分をより一層使用す
ることができる。
【0064】3−3:応用例3 応用例3は、フィルタ処理の切換を予め定められたパタ
ーンで行うものである。図16は、応用例3に係わる画
像処理装置の構成を示すブロック図である。図16の画
像処理装置が図1のものと相違するのは、スクリーン角
パターン発生回路10中に網点・波形制御パターン番号
発生回路106を設けた点である。この網点・波形制御
パターン番号発生回路106には、網点パターンの種類
に応じた網点・波形制御パターン番号PNが格納されて
おり、当該パターン番号PNが出力画素値算出回路20
に供給されるようになっている。
【0065】図17は、応用例3に係わる出力画素値算
出回路のブロック図である。この図に示すように網点・
波形制御パターン番号PNは、画素毎にセレクタ214
に供給される。これにより、セレクタ214は、網点・
波形制御パターン番号PNに応じて、フィルタ211〜
213の出力、またはセレクタ209の出力を選択し、
出力画像信号ODを生成している。
【0066】この例よれば、予め定めれた網点・波形制
御パターン番号PNに応じて、フィルタ処理を選択でき
るので、アナログスクリーンのトーン特性のリニアな部
分をより一層使用することができる。
【0067】B.第2実施形態 以下、図面を参照しつつ、本発明の第2実施形態に係わ
る画像処理装置について説明する。第1実施形態の画像
処理装置は、一つの入力画素に対して網点スクリーンの
一つの画素が対応するものであった。これに対して、第
2実施形態の画像処理装置は、一つの入力画素に対し
て、網点スクリーンの複数の画素が対応するものであ
る。
【0068】1.第2実施形態の構成 1−1:全体構成 第2実施形態に係わる画像処理装置の全体構成は、図1
に示す第1実施形態と同様である。ただ、網点パターン
と入力画像信号の関係、および出力画素値算出回路の内
部構成が第1実施形態と相違する。例えば、入力画像信
号Vと出力画像信号ODの解像度を、主走査、副走査と
も600dpiとしたときに、上述した第1実施形態で
は、同じ解像度を有する網点パターンを生成し、これに
基づいて多値化信号(最終的には出力パルス幅変調信号
PWM)を生成していた。これに対して本実施形態で
は、入力画像信号Vと出力画像信号ODの解像度に対し
て、高い解像度、例えば、主走査、副走査ともに120
0dpiの網点パターンを生成し、これに基づいた出力
画素値算出を実行した後、出力の解像度600dpiに
合わせるように解像度変換を行っている。これにより、
より理想の形状に近い網点スクリーンを生成することが
可能となる。
【0069】1−2:出力画素値算出回路 次に、出力画素値算出回路20の構成を図18に示す。
この例では、入力画像信号Vの一画素にn個の網点パタ
ーン信号S1〜Snが対応する。このため、画像クロック
信号CLKに同期して入力画像信号Vが一画素毎に減算
器2011〜201nに入力されると、各減算器は、網点
パターン信号S1〜Snとの減算を行う。この後、乗算器
2011〜202nは、各減算結果とゲインGの乗算を行
い、その乗算結果M1〜Mnをセレクタ2091〜20
nに出力する。各セレクタ2091〜209nでは、
「乗算結果」、「0」、「最大値」の選択を行う。した
がって、この場合の処理は、上述した第1実施形態にお
ける処理をパラレルで行うものである。
【0070】このようにして、入力画像信号Vの一画素
に対して、多値化されたn個の信号が得られ、これによ
り解像度の変換が行われる。例えば、n=A×Bとする
ならば、副走査方向の解像度がA倍に変換され、主走査
方向の解像度がB倍に変換されたことになる。この例に
あっては、A×Bに変換された信号をそのまま出力する
のではなく、出力装置の解像度に合わせて解像度を再変
換している。加算器101はこの役割を担うものであっ
て、画素クロック信号CLKに同期して、入力される各
セレクタ2091〜209nの出力を加算することによ
り、解像度の再変換を行っている。この後、フィルタ2
11によって平滑化処理が施され、出力画像信号ODが
生成出力される。
【0071】2.第2実施形態の動作 次に、第2実施形態の動作を説明する。第2実施形態の
動作は出力画素値算出回路の動作を除いて、第1実施形
態と同様である。出力画素値算出回路20の動作を具体
的に説明する。ここでは、入力画像信号Vの解像度を6
00dpiとし、これを1200dpiの解像度に変換
した後、600dpiの信号に再変換する場合を図19
を参照しつつ、説明する。この例では、主走査方向と副
走査方向の解像度はともに2倍になるので、図18に示
す網点パターン信号Sは4個必要となる。図19に示す
網点パターンはこれらを統合して表したものである。こ
の場合、「*」を付した閾値によって、図18に示す網
点パターン信号S1が構成される。なお、他の網点パタ
ーン信号S2〜S4も同様に構成される。
【0072】出力画素値算出回路20では、第1実施形
態で説明したアルゴリズムをパラレルに適用して演算を
行う。このときに用いる階調ゲイン値Gは、コンパレー
タへの値の設定を考慮して定める必要がある。このとき
の網点パターンは、6×6を用いているが、これは、入
力サイズである3×3のマトリックスを、解像度変換を
行うために4個用意したものであるから、3×3=9と
考える。したがって、階調ゲイン値は9となる。コンパ
レータ2041〜204nへの設定値は、8ビットデータ
の最大値255ではなく、出力画素値算出回路内での網
点パターン解像度1画素当たりが持つ最大値Maxを設
定する。この例にあっては、1入力解像度に対して、2
×2の網点パターンが対応するため、63.75(=2
55/(2×2))となる。
【0073】このような設定によって、セレクタ209
1〜209nからは、多値出力値が図19に示すのマトリ
ックスa0として得られる。このマトリックスa0は、
「0」、「64」(正確には63.75)、「中間値」(こ
の例では9)で構成される。この後、加算器101にお
いて、マトリックスa0を構成するサブマトリックス内
の合計を演算し、解像度を再変換して、3×3のマトリ
ックスb0を得ている。ここで、フィルタ211の係数
K1〜K3が図11(a)に示すものであるならば、出
力画像信号ODは、図19に示すマトリックスb1とし
て出力される。
【0074】このように本実施形態によれば、入力画像
信号Vの一画素に対して複数の画素が対応する網点パタ
ーンを用意し、これを用いて解像度を一旦変換して処理
を行い、その後、元の解像度に戻したので、中間濃度値
を示す画素の発生箇所を増加させることができる。した
がって、スクリーン形状を保ちつつ、リニアリティの高
い階調再現特性を得ることができる。
【0075】3.応用例 次に、第2実施形態の応用例について説明する。 3−1:応用例1’ 応用例1’は、第1実施形態の応用例1に対応するもの
であって、出力画像信号ODを生成する際に、画像の特
徴を抽出し、これに応じて、トーン再現特性を補正する
ためのフィルタ特性を切り換える。応用例1’に係わる
出力画素値算出回路の構成を図20に示す。この例にあ
っては、特徴抽出部220によって入力画像信号Vの特
徴を抽出し、これに応じて、フィルタ211〜213に
よる平滑化処理を切り替える。したがって、応用例1’
によれば、入力画像信号Vの特徴に応じてトーン特性の
補正を行うことができるので、アナログスクリーンのト
ーン特性のリニアな部分をより一層使用することができ
る。
【0076】3−2:応用例2’ 応用例2’は、第1実施形態の応用例2に対応するもの
である。応用例2’に係わる出力画素値算出回路の構成
を図21に示す。この例にあっては、特徴抽出部220
によって加算器101の特徴を抽出し、これに応じて、
フィルタ211〜213による平滑化処理を切り替え
る。したがって、ファイルタ処理直前の信号から特徴を
抽出することができるので、アナログスクリーンのトー
ン特性のリニアな部分をより一層使用することができ
る。
【0077】3−3:応用例3’ 応用例3’は、第1実施形態の応用例3に対応するもの
である。応用例3’に係わる出力画素値算出回路の構成
を図22に示す。また、この例の全体構成は、上述した
図16に示すものと同様である。この例にあっては、予
め定められた網点・波形制御パターン番号PNによっ
て、フィルタ211〜213による平滑化処理を切り替
える。したがって、ファイルタ処理直前の信号から特徴
を抽出することができるので、予め画像の特徴が判って
いるような場合には、アナログスクリーンのトーン特性
のリニアな部分をより一層使用することができる。
【0078】3−4:応用例4 上述した第2実施形態および応用例1’〜3’は、いず
れも解像度変換を行って、これを再度元の解像度に再変
換して出力するものであった。これに対して、応用例4
は元の解像度に再変換することなく出力するものであ
る。この場合には、図18、図20〜図22に示す加算
器101の替わりにパラレル/シリアル変換器101’
を用いて、各セレクタ2091〜209Nの出力を順次切
り替えてシリアル信号に変換し、これをファイルタに出
力するようにすればよい。例えば、図18示す出力画素
値算出回路において、パラレル/シリアル変換器10
1’を用い、その入力画像信号Vの解像度を600dp
iとし、これを1200dpiの解像度に変換して出力
する場合を考える。この場合には、パラレル/シリアル
変換器101’は、図19に示すマトリックスa0の各
パターン値を各画素毎に出力する。これに図11(a)
の係数を有するフィルタ処理を施せば、マトリックスa
1が出力画像信号ODとして生成される。この例によれ
ば、入力画像信号Vの解像度よりも、出力画像信号OD
の解像度が高い場合であっても、アナログスクリーンの
トーン特性を補正することが可能となる。
【0079】C.まとめ 以上、説明したように本実施形態によれば、「入力画像
信号V<濃度閾値S」の条件を満たし、かつ、「値N
(=V−S+D)は負でない」という条件を満たすサブ
ピクセルに対して、値Nに応じて中間濃度が設定され
る。すなわち、解像度と再現階調数との間に相反関係が
なく、網点パターンを構成するサブピクセル数が少ない
場合であっても、十分な再現階調数を得ることができ
る。
【0080】また、中間濃度の第1のサブピクセルに主
走査方向に隣接し、該第1のサブピクセルよりも濃度閾
値の低い第2のサブピクセルが存在する場合には、この
第1,第2のサブピクセルのオン状態の部分が連続する
ように三角波信号ST1〜ST3が選択される。これに
より、スクリーン形状の崩れを防止でき、高品質な出力
画像を安定して出力することができる。
【0081】また、各画素成長における濃度再生特性、
または一画素の成長における隣接画素へのかぶり、隣接
する複数画素群の複数画素群成長における濃度再現特
性、に対してリニア特性を実現する濃度パターンを生成
することができる。
【0082】D.変形例 以上、本発明に係わる実施形態を説明したが、本発明は
上述した実施形態に限定されるものではなく、以下に述
べる各種の変形が可能である。 上述した各実施形態においては、濃度パターン法を一
例として説明したが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、ディザ法を用いる場合であっても同様に適用可
能である。すなわち、上記実施形態における「サブピク
セル」をディザ法における「一画素」と考え、出力画像
信号ODとしてディザ法による信号を用いればよい。こ
れにより、上記各実施形態のものは、n個の入力画素Q
1Q2…Qnを各々対応すれるn個の出力画素R1R2
…Rnに変換するものになる。
【0083】上述した各実施形態において、フィルタ
211〜213の出力を適応的に選択するようにした
が、フィルタそのものを複数設けなくても、その係数を
適宜変更するようにしてもよい。要は、入力画像信号V
の特徴等に基づいて、出力装置のトーン特性における線
形領域が使用できるように適応的に補正を施すものであ
れば、どのような構成であってもよい。
【0084】上述した第2実施形態では、入力画像信
号Vに対してN×M倍の解像度を有する網点パターンを
用いて比較を行うことによって、解像度をN×M倍に変
換して処理を行った後、再度元の解像度に再変換を行っ
た。この場合の再変換は、出力装置の解像度に合わせる
ものであるから、入力画像信号Vの解像度と出力装置で
要求される解像度が相違する場合には、必ずしも元の解
像度に再変換する必要はない。要は、出力装置で求めら
れる解像度で生成すればよい。
【0085】上述した各実施形態の応用例3,3’に
おいては、網点・波形制御パターン番号PNに基づい
て、フィルタ処理を切り替えるようにしたが、入力画像
信号Vにタグ信号の形式で入力画像の特徴(例えば、ス
キャニング画像であるか否か)が付加されている場合に
は、これと網点パターンの組み合わせから選択するよう
にしてもよい。
【0086】
【発明の効果】上述したように本発明に係る発明特定事
項によれば、解像度と再現階調数との間にトレードオフ
が生じることなく、かつ、スクリーン角およびスクリー
ン形状の自由度を拡張させ、高品位の中間調画像再現を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係わる画像処理装置
の全体構成を示すブロック図である。
【図2】 同実施形態に係わる各スクリーンセルを展開
したものを示す図である。
【図3】 同実施形態に係わる網点パターンの生成方法
を説明するための図である。
【図4】 同実施形態に係わる成長パターン、波形パタ
ーンおよび三角波パターンの関係を示す表図である。
【図5】 同実施形態に係わる出力画素値算出回路の構
成を示すブロック図である。
【図6】 従来の2値化方式による網点化の原理を示す
図である。
【図7】 同実施形態に係わる出力画素値算出法による
網点化の原理を示す図である。
【図8】 出力装置におけるアナログスクリーン生成器
の一般的なトーン特性を示す図である。
【図9】 同実施形態に係わるスクリーンのトーン再現
特性を示す図である。
【図10】 同実施形態に係わるフィルタの構成例を示
すブロック図である。
【図11】 同実施形態に係わるフィルタ係数の例を示
す図である。
【図12】 同実施形態に係わる波形制御多値化回路の
構成を示すブロック図である。
【図13】 同実施形態に係わる打点方向の制御動作を
示す図である。
【図14】 同実施形態の応用例1に係わる出力画素値
算出回路の構成を示すブロック図である。
【図15】 同実施形態の応用例2に係わる出力画素値
算出回路の構成を示すブロック図である。
【図16】 同実施形態の応用例3に係わる画像処理装
置の構成を示すブロック図である。
【図17】 同実施形態の応用例3に係わる出力画素値
算出回路の構成を示すブロック図である。
【図18】 第2実施形態に係わる出力画素値算出回路
の構成を示すブロック図である。
【図19】 同実施形態に係わる出力画素値算出回路の
動作を示す説明図である。
【図20】 同実施形態の応用例1’に係わる出力画素
値算出回路の構成を示すブロック図である。
【図21】 同実施形態の応用例2’に係わる出力画素
値算出回路の構成を示すブロック図である。
【図22】 同実施形態の応用例3’に係わる画像処理
装置の構成を示すブロック図である。
【図23】 網点再現方式の処理構成を示すブロック図
である。
【図24】 (a)はディザ法、(b)は濃度パターン
法における入力画像信号、閾値信号および出力画素信号
の関係の一例を各々示す図である。
【図25】 スクリーンセルの構成例を示す図である。
【図26】 図25に示すスクリーンセルb.15を繰
り返し用いて生成した網点パターンを示す図である。
【図27】 三角波比較方式の処理構成を示すブロック
図である。
【図28】 三角波比較方式の動作を示すタイムチャー
トである。
【符号の説明】
V 入力画像信号 PWM 出力パルス幅変調信号(出力画像信号) 103 網点パターンメモリ(網点パターン記憶手段、
網点パターン読出手段) 20 出力画素値算出回路(画素値算出手段、第1の画
素値算出手段、第2の画素値算出手段) 30 波形制御多値化回路(生成手段) 211〜213 フィルタ(補正手段、補正フィルタ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 蛯谷 賢治 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 小柳 勝也 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像信号に信号処理を施して、トー
    ン特性の一部に非線形な領域がある画像記録装置への出
    力画像信号を生成する画像入力装置において、 網点スクリーンにおける濃淡の重みを示す網点パターン
    を記憶する網点パターン記憶手段と、 前記網点パターン記憶手段から前記網点パターンを読み
    出す網点パターン読出手段と、 前記網点パターン読出手段によって読み出された前記網
    点パターンと前記入力画像信号とを比較して、各画素値
    を算出する画素値算出手段と、 前記画素値算出手段の算出結果に対して、前記画像記録
    装置のトーン特性における線形領域が使用できるように
    補正を施す補正手段と、 前記補正手段の出力に基づいて前記出力画像信号を生成
    する生成手段とを備えることを特徴とする画像処理装
    置。
  2. 【請求項2】 入力画像信号に信号処理を施して、トー
    ン特性の一部に非線形な領域がある画像記録装置への出
    力画像信号を生成する画像入力装置において、 前記入力画像信号に対してN×M倍(N,Mは自然数)
    高い解像度を有し、網点スクリーンにおける濃淡の重み
    を示す網点パターンを記憶する網点パターン記憶手段
    と、 前記網点パターン記憶手段から前記網点パターンを読み
    出す網点パターン読出手段と、 前記入力画像信号の1画素と前記網点パターン読出手段
    によって読み出された前記網点パターンのN×M画素と
    を比較して、前記入力画像信号よりN×M倍高い解像度
    で、第1の画素値を算出する第1の画素値算出手段と、 前記第1の画素値算出手段によって算出された前記第1
    の画素値についてN×M画素単位で総和を算出して第2
    の画素値を生成する第2の画素値算出手段と、 前記第2の画素値算出手段によって算出された前記第2
    の画素値に対して、前記画像記録装置のトーン特性にお
    ける線形領域が使用できるように補正を施す補正手段
    と、 前記補正手段の出力に基づいて前記出力画像信号を生成
    する生成手段とを備えることを特徴とする画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 入力画像信号に信号処理を施して、トー
    ン特性の一部に非線形な領域がある画像記録装置への出
    力画像信号を生成する画像入力装置において、 前記入力画像信号に対してN×M倍(N,Mは自然数)
    高い解像度を有し、網点スクリーンにおける濃淡の重み
    を示す網点パターンを記憶する網点パターン記憶手段
    と、 前記網点パターン記憶手段から前記網点パターンを読み
    出す網点パターン読出手段と、 前記入力画像信号の1画素と前記網点パターン読出手段
    によって読み出された前記網点パターンのN×M画素と
    を比較して、前記入力画像信号よりN×M倍高い解像度
    で、第1の画素値を算出する第1の画素値算出手段と、 前記第1の画素値算出手段によって算出された前記第1
    の画素値に対して、前記画像記録装置のトーン特性にお
    ける線形領域が使用できるように補正を施す補正手段
    と、 前記補正手段の出力に基づいて前記出力画像信号を生成
    する生成手段とを備えることを特徴とする画像処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記入力画像信号の特徴を抽出する特徴
    抽出手段を備え、 前記補正手段は、前記特徴抽出手段によって抽出された
    前記入力画像信号の特徴に基づいて補正を行うことを特
    徴とする請求項1乃至3うちいずれか1項に記載した画
    像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記補正手段の入力信号の特徴を抽出す
    る特徴抽出手段を備え、 前記補正手段は、前記特徴抽出手段によって抽出された
    前記入力信号の特徴に基づいて補正を行うことを特徴と
    する請求項1乃至3うちいずれか1項に記載した画像処
    理装置。
  6. 【請求項6】 前記補正手段は、前記網点パターンの種
    類に応じて補正を行うことを特徴とする請求項1乃至3
    うちいずれか1項に記載した画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記補正手段は、フィルタを用いて補正
    を行うことを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか
    1項に記載した画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記補正手段は、複数の補正フィルタの
    中から選択されたものを用いて補正を行うことを特徴と
    する請求項4乃至6のうちいずれか1項に記載した画像
    処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011238109A (ja) * 2010-05-12 2011-11-24 Girard J. Moravcik ドライ・オフセット印刷プロセス用の改良型の網掛け法
JP2012051333A (ja) * 2010-09-03 2012-03-15 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法及び濃度調整制御プログラム

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011238109A (ja) * 2010-05-12 2011-11-24 Girard J. Moravcik ドライ・オフセット印刷プロセス用の改良型の網掛け法
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