JPH11179166A - 浸漬平膜装置の膜カートリッジ保持構造 - Google Patents

浸漬平膜装置の膜カートリッジ保持構造

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JPH11179166A
JPH11179166A JP35595797A JP35595797A JPH11179166A JP H11179166 A JPH11179166 A JP H11179166A JP 35595797 A JP35595797 A JP 35595797A JP 35595797 A JP35595797 A JP 35595797A JP H11179166 A JPH11179166 A JP H11179166A
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JP
Japan
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membrane
membrane cartridge
cartridge
supporting
casing
Prior art date
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Pending
Application number
JP35595797A
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English (en)
Inventor
Masahiro Tanida
昌大 谷田
Masaharu Nurishi
雅治 塗師
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スリットパネルの変形を抑制するとともに、
膜カートリッジの挿入を円滑に行なうことができる浸漬
平膜装置の膜カートリッジ保持構造を提供する。 【解決手段】 ケーシング22の相対向する内側面22
a,22bに膜カートリッジ4の側縁部を支持する支持
部23を、一方の内側面と他方の内側面とに交互に配置
するとともに、膜カートリッジの幅方向において上側部
および下側部の一部が所定の幅αで重なり合う位置に配
置し、各支持部に各膜カートリッジ間の間隙を保持する
ための複数条のガイドを上下方向に沿って形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水処理施設等にお
いて原水中の微粒物質をろ過膜を用いて分離する用途等
に使用する浸漬平膜装置に係り、浸漬平膜装置の膜カー
トリッジ保持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水処理施設においては原水中に含
まれる微粒物質や活性汚泥を分離除去するために、ろ過
膜を備えた固液分離装置を使用している。この種の固液
分離装置としては、たとえば図3〜図4に示すような浸
漬平膜装置がある。
【0003】図3〜図4において、浸漬平膜装置1は反
応槽2に浸漬するものであり、ケーシング3の内部に複
数の膜カートリッジ4を収納している。膜カートリッジ
4の幅方向において相対向するケーシング3の内側面に
はそれぞれスリットパネル5を配置している。スリット
パネル5には、各膜カートリッジ4を挿入する複数のガ
イド溝6を適当間隔をあけて平行に設けており、スリッ
ト溝6はスリットパネル5の表面に複数条の平行な凸部
6aを設けることにより形成している。スリットパネル
5は、膜カートリッジ4の全長に相応する長さを有し、
その全高に亘ってスリット溝6を形成しており、樹脂材
や金属材をプレス成形したものである。
【0004】各膜カートリッジ4はチューブ(図示省
略)およびヘッダー(図示省略)を介して吸引系7に接
続しており、吸引系7は途中に吸引ポンプ8を備えてい
る。浸漬平膜装置1の下方には散気管9を配置してお
り、散気管9にはブロワー10を接続している。反応槽
2には、原水を供給する原水供給系11および、余剰汚
泥を引き抜くための余剰汚泥引抜系12を接続してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の構成に
おいて、スリットパネル5は表裏面の厚み方向おいて形
状が非対象であり、プレス成形時における歪みによって
撓みや変形が生じ易く、、金属材料である場合には特に
撓みや変形が生じ易く、凸部6aの変形によりスリット
溝6の幅が狭くなり、あるいは相対向するスリットパネ
ル5の間の距離が狭まることにより、膜カートリッジ4
の挿入が困難となる問題があった。
【0006】本発明は上記した課題を解決するもので、
スリットパネルの変形を抑制するとともに、膜カートリ
ッジの挿入を円滑に行なうことができる浸漬平膜装置の
膜カートリッジ保持構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明の浸漬平膜装置の膜カートリッジ保持構
造は、ろ板の表面をろ過膜で覆って形成した複数の膜カ
ートリッジをケーシング内に上下方向に挿入し、各膜カ
ートリッジを適当間隙をあけて平行に配列する浸漬平膜
装置において、膜カートリッジの側縁部を支持する支持
部を、膜カートリッジの幅方向において相対向するケー
シングの内側面に、膜カートリッジの挿入方向に沿って
断続的に複数箇所に設け、膜カートリッジの幅方向にお
いて相対する支持部を、膜カートリッジの挿入方向にお
いて位置を異ならせて、一方の内側面と他方の内側面と
に交互に配置するとともに、膜カートリッジの幅方向に
おいて上側部および下側部の一部が重なり合う位置に配
置し、各支持部に各膜カートリッジ間の間隙を保持する
ための複数条のガイドを上下方向に沿って形成するとと
もに、隣接するガイド間に膜カートリッジを挿入するガ
イド溝を設けたものである。
【0008】上記した構成により、支持部の各ガイド溝
にそれぞれ膜カートリッジを挿入配置し、各膜カートリ
ッジの両側縁部を各支持部において保持することによっ
て、複数の膜カートリッジをケーシング内に一体に保持
する。
【0009】支持部は、膜カートリッジの挿入方向にお
いて、一方の内側面と他方の内側面とに交互に存在する
ので、膜カートリッジの挿入に際しては、ケーシングの
相対向する面に設けた一方の支持部のガイドによって膜
カートリッジの一方の側縁部を先に案内し、一方の支持
部によって膜カートリッジを案内しながら相対する他方
の支持部のガイド溝に他方の側縁部を挿入し、以後同様
にして、相対し合う下方の支持部へ順次に挿入する。こ
のとき、相対する支持部は膜カートリッジの幅方向にお
いて上側部および下側部の一部が重なり合うので、支持
部が断続的に存在しても、膜カートリッジを各支持部へ
円滑に挿入することができる。
【0010】また、支持部を断続的に配置することによ
り、各支持部は膜カートリッジの挿入方向において短尺
なものとなる。したがって、成形を容易に行なうことが
でき、金属材料を使用しても成形時において支持部に発
生する歪みを抑制することでき、ガイドおよびガイド溝
の変形を防止し、膜カートリッジの円滑な挿入を確保す
ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。図3〜図4に示すものと同様の
部材に関しては同一番号を付して説明を省略する。図1
〜図2において、浸漬平膜装置21は、下水や汚水等を
生物学処理する反応槽2に浸漬するもので、槽内におけ
る活性汚泥等の固形分の分離に使用し、図3〜図4に示
す形態において用いる。
【0012】浸漬平膜装置21は、ケーシング22の内
部に複数の膜カートリッジ4を収納しており、各膜カー
トリッジ4はろ板の表面を有機膜等のろ過膜で覆って形
成したものである。膜カートリッジ4はケーシング22
の内部に上下方向に挿入し、各膜カートリッジ4を適当
間隙をあけて平行に配列している。
【0013】膜カートリッジ4の幅方向において相対向
するケーシング22の内側面22a,22bには、膜カ
ートリッジ4の側縁部を支持する支持部をなすスリット
パネル23を設けており、スリットパネル23は膜カー
トリッジ4の挿入方向に沿って断続的に複数箇所に設け
ている。
【0014】膜カートリッジ4の幅方向において相対す
るスリットパネル23は、膜カートリッジ4の挿入方向
である上下の位置を異ならせて、一方の内側面22aと
他方の内側面22bとに交互に配置しており、相対する
スリットパネル23は、膜カートリッジ4の幅方向にお
いて上側部および下側部の一部が所定の幅αで重なり合
っている。
【0015】各スリットパネル23は、ステンレス材を
プレス成形したものであり、各膜カートリッジ4の間の
間隙を保持するために複数条のガイド24を上下方向に
沿って形成するとともに、隣接するガイド間に膜カート
リッジ4を挿入するガイド溝5を設けたものである。ケ
ーシング22の下端内側面には膜カートリッジ4を受け
止めるストッパー26を設けている。
【0016】以下、上記した構成における作用を説明す
る。浸漬平膜装置21の使用に際しては、スリットパネ
ル23の各ガイド溝25にそれぞれ膜カートリッジ4を
挿入配置し、ストッパー26で支持する。この状態で、
各膜カートリッジ4は両側縁部を各スリットパネル23
のガイド24で保持しており、複数の膜カートリッジ4
をケーシング22の内部に一体に保持する。
【0017】スリットパネル23は、膜カートリッジ4
の挿入方向において、ケーシング22の一方の内側面2
2a,と他方の内側面22bとに交互に存在するので、
膜カートリッジ4の挿入に際しては、ケーシング22の
相対向する内側面22a,22bに設けた一方のスリッ
トパネル23のガイド溝25に、膜カートリッジ4の一
方の側縁部を先に挿入する。続いて、スリットパネル2
3のガイド24によって膜カートリッジ4を案内しなが
ら相対する他方のスリットパネル23のガイド溝25に
膜カートリッジ4の他方の側縁部を挿入する。
【0018】以後同様にして、相対し合う下方のスリッ
トパネル23へ順次に挿入する。このとき、相対するス
リットパネル23は、膜カートリッジ4の幅方向におい
て上側部および下側部の一部が重なり合うので、スリッ
トパネル23が断続的に存在しても、膜カートリッジ4
を各支持部へ円滑に挿入することができる。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ケー
シングの一方の内側面と他方の内側面とに交互に存在す
る支持部は膜カートリッジの幅方向において上側部およ
び下側部の一部が重なり合っているので、支持部が断続
的に存在しても、膜カートリッジを各支持部へ円滑に挿
入することができる。また、支持部を断続的に配置する
ことにより、各支持部が膜カートリッジの挿入方向にお
いて短尺なものとなり、、金属材料を使用しても、成形
時において支持部に発生する歪みを抑制しながら成形を
容易に行なうことができ、ガイドおよびガイド溝の変形
を防止し、膜カートリッジの円滑な挿入を確保すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における膜カートリッジの
配置構成を示す断面図である。
【図2】同実施の形態におけるスリットパネルの斜視図
である。
【図3】従来の浸漬平膜装置の使用形態を示す摸式図で
ある。
【図4】同浸漬平膜装置の斜視図である。
【符号の説明】
2 反応槽 4 膜カートリッジ 21 浸漬平膜装置 22 ケーシング 22a,22b 内側面 23 スリットパネル 24 ガイド 25 ガイド溝 26 ストッパー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ろ板の表面をろ過膜で覆って形成した複
    数の膜カートリッジをケーシング内に上下方向に挿入
    し、各膜カートリッジを適当間隙をあけて平行に配列す
    る浸漬平膜装置において、膜カートリッジの側縁部を支
    持する支持部を、膜カートリッジの幅方向において相対
    向するケーシングの内側面に、膜カートリッジの挿入方
    向に沿って断続的に複数箇所に設け、膜カートリッジの
    幅方向において相対する支持部を、膜カートリッジの挿
    入方向において位置を異ならせて、一方の内側面と他方
    の内側面とに交互に配置するとともに、膜カートリッジ
    の幅方向において上側部および下側部の一部が重なり合
    う位置に配置し、各支持部に各膜カートリッジ間の間隙
    を保持するための複数条のガイドを上下方向に沿って形
    成するとともに、隣接するガイド間に膜カートリッジを
    挿入するガイド溝を設けたことを特徴とする浸漬平膜装
    置の膜カートリッジ保持構造。
JP35595797A 1997-12-25 1997-12-25 浸漬平膜装置の膜カートリッジ保持構造 Pending JPH11179166A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013103083A1 (ja) * 2012-01-05 2013-07-11 住友重機械工業株式会社 膜分離方法及び膜分離装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013103083A1 (ja) * 2012-01-05 2013-07-11 住友重機械工業株式会社 膜分離方法及び膜分離装置
CN104010716A (zh) * 2012-01-05 2014-08-27 住友重机械工业株式会社 膜分离方法及膜分离装置
JPWO2013103083A1 (ja) * 2012-01-05 2015-05-11 住友重機械工業株式会社 膜分離方法及び膜分離装置

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