JP6917153B2 - 膜カートリッジおよび膜分離装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば下水処理、汚泥濃縮等に使用される膜カートリッジおよび膜分離装置に関する。
従来、この種の浸漬型の膜分離装置としては、例えば図11に示すように、膜分離ユニット101と、膜分離ユニット101の下方に設けられた散気装置102とを有するものがある。膜分離ユニット101は、上下が開口した膜ケース103と、膜ケース103内に設けられた複数の膜カートリッジ104と、各膜カートリッジ104の濾過膜105を透過した透過水106を集める集水管107とを有している。
集水管107は膜ケース103の上端部の一側端に取り付けられている。また、複数の膜カートリッジ104は厚さ方向において所定間隔をあけて配列されている。
膜カートリッジ104は、濾板108と、濾板108の表裏両面に取り付けられた濾過膜105と、濾過膜105を透過した透過水106を取り出す透過水取出ノズル109とを有している。透過水取出ノズル109は、濾板108の上辺部に取り付けられており、鉛直方向に沿った上向きに突出している。
山なりに湾曲した複数の接続チューブ110の一端部が各膜カートリッジ104の透過水取出ノズル109に接続されるとともに、複数の接続チューブ110の他端部が集水管107に接続されて、各膜カートリッジ104の透過水取出ノズル109と集水管107とが接続チューブ110を介して連通している。
これによると、散気装置102より散気しながら、槽内の処理対象水111が膜カートリッジ104により濾過され、濾過膜105を透過した透過水106が、透過水取出ノズル109から接続チューブ110を経て集水管107に集められ、集水管107から槽外へ導出される。
尚、上記のような膜分離装置112は例えば下記特許文献1に記載されている。
特許第3667131号
しかしながら上記の従来形式では、濾板108の上辺から接続チューブ110の最高点までの高さhが高いため、槽内に膜分離装置112を設置するのに要する設置スペースが上下方向に増大するといった問題がある。
特に、複数の膜分離ユニット101を上下に段積みした場合、膜分離装置112の全高が高くなり、設置スペースが上下方向に増大するといった問題がある。
本発明は、設置スペースを上下方向において低減することができる膜カートリッジおよび膜分離装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本第1発明は、槽内に浸漬されて上下方向に配置される平板状の膜カートリッジであって、
濾板の少なくとも表裏いずれか片面に濾過膜が取り付けられ、
濾板に形成された透過水流路に連通する透過水取出部が濾板の上辺部に設けられ、
透過水取出部は、濾板の幅方向における一側端部に位置し且つ上辺部から突出したノズルであり、鉛直方向に対して水平方向に向かって濾板の外側方へ傾いているものである。
これによると、槽内に膜カートリッジを設け、膜カートリッジの一側方に集水管を設け、接続管の一端部を膜カートリッジの透過水取出部に接続するとともに、他端部を集水管に接続して、接続管を介して透過水取出部と集水管とを連通させる。
透過水取出部は、濾板の幅方向における一側端部に位置し、鉛直方向に対して水平方向に向かって濾板の外側方へ傾いているため、濾板の上辺部から接続管の最高点までの高さが低減される。これにより、設置スペースを上下方向において低減することができる。
本第2発明における膜カートリッジは、透過水取出部は濾板の幅方向における一側端から外側方へはみ出していないものである。
これによると、濾板をコンベヤ等で搬送しながら膜カートリッジを製作する際、濾板はコンベヤ等の両側部に備えられた搬送ガイドによって搬送経路に案内されながら搬送される。このとき、透過水取出部が搬送ガイドに当接して損傷するのを防止することができる。
本第3発明における膜カートリッジは、濾板の上辺部に、膜カートリッジを吊り上げるための吊上げ部が設けられ、
濾板の上辺部から透過水取出部の上端までの高さが濾板の上辺部から吊上げ部の上端までの高さよりも低いものである。
これによると、膜カートリッジを箱等に入れて運搬している際、透過水取出部の上端が箱の内面に当接し難くなり、運搬中に、透過水取出部が損傷し難くなる。
本第4発明は、上記第1発明から第3発明のいずれか1項に記載の膜カートリッジを備えた浸漬型の膜分離装置であって、
膜分離ユニットと、膜分離ユニットの下方に設けられた散気装置とを有し、
膜分離ユニットは、厚さ方向において所定間隔をあけて配列された複数の膜カートリッジと、各膜カートリッジの濾過膜を透過して透過水取出部から取り出される透過水を集める集水管とを有し、
集水管は複数の膜カートリッジの一側方に設けられ、
複数の接続管の一端部が各膜カートリッジの透過水取出部に接続されるとともに、複数の接続管の他端部が集水管に接続されて、各膜カートリッジの透過水取出部と集水管とが接続管を介して連通し、
集水管が透過水取出部よりも下位に位置しているものである。
これによると、散気装置より散気しながら、槽内の処理対象水が膜カートリッジにより濾過され、濾過膜を透過した透過水が、透過水取出部から接続管を経て集水管に集められ、集水管から槽外へ導出される。
集水管が透過水取出部よりも下位に位置しているため、濾板の上辺部から接続管の最高点までの高さがさらに低減され、これにより、設置スペースを上下方向においてさらに低減することができる。
本第5発明における膜分離装置は、膜分離ユニットは上下が開口した膜ケースを有し、
複数の膜カートリッジは膜ケース内に設けられ、
集水管は膜ケースの外側上部に設けられ、
接続管は膜ケースの内側から膜ケースの外側に引き出されているものである。
本第6発明における膜分離装置は、複数の膜分離ユニットが上下に段積みされ、
散気装置が最下段の膜分離ユニットの下方に設けられているものである。
これによると、膜分離装置の全高が低減されるため、設置スペースを上下方向において低減することができる。
本第7発明における膜分離装置は、下段の膜分離ユニットの接続管は下段の膜分離ユニットと上段の膜分離ユニットとの間から外側へ引き出されているものである。
本第8発明における膜分離装置は、散気装置からの散気によって発生した上向流が複数の膜カートリッジ間を流れ、
接続管は上向流が発生する領域の外側に位置しているものである。
これによると、膜カートリッジの濾過膜の表面に付着した付着物は上向流によって離脱するため、膜面に付着物が堆積するのを防止することができる。
また、接続管は上向流が発生する領域の外側に位置しているため、上向流が接続管によって阻害されることはなく、処理対象水中のし渣が接続管に付着せず、上向流は膜カートリッジ間をほぼ均一に流れる。これにより、膜面全体にわたって付着物の堆積を防止することができる。
以上のように本発明によると、設置スペースを上下方向において低減することができる。
本発明の第1の実施の形態における膜分離装置の正面の断面図である。 同、膜分離装置の右側面図である。 同、膜分離装置の膜分離ユニットの正面の断面図である。 同、膜分離装置に備えられる膜カートリッジの正面図である。 同、膜カートリッジの透過水取出ノズル形成部分における濾板表面の拡大図である。 図5におけるX−X矢視図である。 同、膜分離ユニットの平面図である。 図3におけるX−X矢視図である。 膜分離ユニットの一部拡大断面図である。 本発明の第2の実施の形態における膜カートリッジの透過水取出ノズル形成部分の拡大図である。 従来の膜分離装置の正面の断面図である。
以下、本発明における実施の形態を、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態では、図1に示すように、1は槽2内に設置された浸漬型の膜分離装置である。この膜分離装置1は、複数の上下に段積みされた膜分離ユニット3,4と、下段の膜分離ユニット4の下方に設けられた散気装置6とを有している。
上段の膜分離ユニット3は、上下が開口した四角筒状の膜ケース8と、膜ケース8内に設けられた複数の平板状の膜カートリッジ9と、各膜カートリッジ9の濾過膜10を透過して透過水取出ノズル11(透過水取出部の一例)から取り出される透過水12を集める集水管13とを有している。
図4に示すように、膜カートリッジ9は、樹脂製の長方形の濾板16と、濾板16の表裏両面に取り付けられた濾過膜10とを有している。図4〜図6に示すように、濾板16には、濾過膜10を透過した透過水12が流れる溝状の透過水流路18が形成されている。透過水流路18は、濾板16の表裏両面に形成されて膜カートリッジ9の幅方向Wに長い上部横透過水流路19と、濾板16の表裏両面に形成されて膜カートリッジ9の高さ方向Hに長い複数の縦透過水流路20と、濾板16の表面の上部横透過水流路19と裏面の上部横透過水流路19とに貫通する貫通透過水流路21とを有している。尚、上部横透過水流路19は濾板16の上部にあり、各縦透過水流路20の上端が上部横透過水流路19に連通している。
透過水取出ノズル11は、濾板16の上辺部に設けられて濾板16の幅方向Wにおける一側端部に位置しており、貫通透過水流路21に連通する透過水取出孔23を有し、鉛直方向に対して水平方向に向かって濾板16の外側方へ傾いている。尚、鉛直軸25に対する透過水取出ノズル11の傾斜角度Aは45°を超え且つ90°未満に設定されている。
濾板16の上辺部の中央部には、膜カートリッジ9を吊り上げるための吊上げ部27が設けられている。吊上げ部27は貫通した吊上穴28を有している。
濾板16の上辺部から透過水取出ノズル11の上端までの高さh1は濾板16の上辺部から吊上げ部27の上端までの高さh2よりも低い。また、透過水取出ノズル11の先端部は、濾板16の幅方向Wにおける一側端16a(右側端)から僅かに反対側の他側方(左側方)へずれており、これにより、濾板16の一側端16aから外側方へはみ出していない。
図7,図8に示すように、膜カートリッジ9は、膜ケース8内に上下方向に配置され、厚さ方向Tにおいて所定間隔Bをあけて配列されている。
膜ケース8は、四角筒状の部材であり、前後左右の四隅に立設した縦支柱31〜34と、右側の前後一対の縦支柱31,32間に設けられた右側のサイドパネル35と、左側の前後一対の縦支柱33,34間に設けられた左側のサイドパネル36と、前側の左右一対の縦支柱31,33間に設けられた前側のパネル37と、後側の左右一対の縦支柱32,34間に設けられた後側のパネル38とを有している。
図2,図7,図9に示すように、集水管13は、前後一対の縦支柱31,32間に取り付けられて、膜ケース8の外側上部に設けられており、膜ケース8内に収容された膜カートリッジ9の透過水取出ノズル11よりも下位に位置している。また、図1〜図3および図7,図9に示すように、右側のサイドパネル35の上方には、膜ケース8の内部と外部とに連通する開口部40が前後一対の縦支柱31,32間にわたり形成されている。
各膜カートリッジ9の透過水取出ノズル11と集水管13とは円弧状に湾曲自在な柔かい樹脂製の接続チューブ42(接続管の一例)を介して連通している。すなわち、複数の接続チューブ42の一端部が各膜カートリッジ9の透過水取出ノズル11に接続されるとともに、他端部が集水管13に接続されている。これら接続チューブ42は、膜ケース8の内側から開口部40を通じて膜ケース8の外側に引き出されている。
図1,図3に示すように、左右両サイドパネル35,36の内面下部には、下方から各膜カートリッジ9を支持する支持部材44が左右一対設けられている。また、図3,図8,図9に示すように、両サイドパネル35,36の内面にはそれぞれ、上下方向の複数の溝45を有するスリット部材46が設けられている。各膜カートリッジ9の両側部は上方から両スリット部材46の溝45に差し込まれており、これにより、各膜カートリッジ9間の間隔が所定間隔Bに保持される。
図3,図7,図9に示すように、膜ケース8の上部には、膜カートリッジ9を横向きCに押し付ける第1押え装置48と、膜カートリッジ9を下向きDに押し付ける第2押え装置49とが備えられている。第1押え装置48は、右側のサイドパネル35の上端に取り付けられたL形状の第1取付フレーム51と、第1取付フレーム51に備えられた第1押え部材52とを有している。
第1取付フレーム51は、ボルトおよびナット53を介して、サイドパネル35に着脱自在である。第1押え部材52は、ゴム等の弾性材製の櫛歯状の部材であり、複数のスリット54(図7参照)を有している。各膜カートリッジ9の上部一側端(右側端)が第1押え部材52のスリット54に嵌め込まれており、各膜カートリッジ9の上部は第1押え部材52によって横向きC(例えば他側方(左側方))に押し付けられている。
図3,図7に示すように、第2押え装置49は、左側のサイドパネル36の上端に取り付けられた第2取付フレーム57と、第2取付フレーム57に備えられた第2押え部材58とを有している。第2取付フレーム57は、ボルトおよびナット59を介して、サイドパネル36に着脱自在である。第2押え部材58は、ゴム等の弾性材製の櫛歯状の部材であり、複数のスリット(図示省略)を有している。各膜カートリッジ9の他側端(左側端)の上辺が第2押え部材58のスリットに嵌め込まれており、各膜カートリッジ9の上部は第2押え部材58によって下向きDに押し付けられている。
尚、図1,図2に示すように、下段の膜分離ユニット4は上述した上段の膜分離ユニット3と同じ構成を有している。上段の膜分離ユニット3の膜ケース8の縦支柱31〜34の下端が下段の膜分離ユニット4の膜ケース8の縦支柱31〜34の上端に載置されている。
また、各集水管13には、集水管13内に集められた透過水12を槽外へ導出する導出管路63が接続されている。導出管路63にはポンプ(図示省略)が設けられている。
散気装置6は、散気ケース70と、散気ケース70内に設けられた散気管71とを有している。散気管71は複数の空気放出孔72を有し、槽外から散気管71に空気を供給する給気管路73が散気管71に接続されている。
以下、上記構成における作用を説明する。
図5,図9に示すように、透過水取出ノズル11は、濾板16の幅方向Wにおける一側端部(右側端部)に位置し、鉛直方向に対して水平方向に向かって濾板16の外側方へ傾いているため、接続チューブ42の湾曲が緩やかになり、濾板16の上辺部から接続チューブ42の最高点までの高さh3が低減される。また、集水管13は透過水取出ノズル11よりも下位に位置しているため、上記高さh3がさらに低減される。
これにより、下段の膜分離ユニット4の膜カートリッジ9の上辺部と上段の膜分離ユニット3の膜ケース8の下端との上下間のスペース76(図1参照)を短縮することができるため、膜分離装置1の全高HAが低減され、膜分離装置1の設置スペースを上下方向において低減することができる。
図1に示すように、給気管路73から散気管71へ給気することにより、空気が散気管71の空気放出孔72から放出され、多数の気泡80となって浮上する。これにより、槽2内に上向流77が発生し、この上向流77は、散気ケース70内から下段の膜分離ユニット4内の各膜カートリッジ9間を流れ、さらに、上段の膜分離ユニット3内の各膜カートリッジ9間を流れる。これにより、膜カートリッジ9の濾過膜10の表面に付着した付着物は上向流77によって離脱するため、膜面に付着物が堆積するのを防止することができる。
また、透過水取出ノズル11は膜カートリッジ9の濾板16の幅方向Wにおける一側端部に位置し、接続チューブ42は上向流77が発生する領域78の外側に位置するため、上向流77が接続チューブ42によって阻害されることはなく、槽2内の処理対象水79(原水)中のし渣が接続チューブ42に付着せず、上向流77は膜カートリッジ9間をほぼ均一に流れる。これにより、膜面全体にわたって付着物の堆積を防止することができる。
また、槽2内の処理対象水79(原水)が膜カートリッジ9により濾過され、図5,図6,図9に示すように、濾過膜10を透過した透過水12が、縦透過水流路20を通って上部横透過水流路19に流れ込み、上部横透過水流路19から貫通透過水流路21と透過水取出ノズル11の透過水取出孔23と接続チューブ42を経て集水管13に集められ、集水管13から導出管路63を流れて槽外へ導出される。
また、図3,図9に示すように、膜カートリッジ9は、第1押え装置48によって横向きCに押し付けられているとともに、第2押え装置49によって下向きDに押し付けられている。このため、膜カートリッジ9が上向流77によって浮き上がったり振動するのを防止することができる。
また、膜分離装置1の製造工場において、図4に示すように、濾板16をローラコンベヤ82等の搬送装置で搬送しながら膜カートリッジ9を製作する際、濾板16はローラコンベヤ82の左右両側部に備えられた搬送ガイド83によって搬送経路84に案内されながら搬送される。このとき、透過水取出ノズル11の先端は濾板16の左右一側端16aから外側方へはみ出していないため、透過水取出ノズル11が搬送ガイド83に当接して損傷するのを防止することができる。
また、図5に示すように、濾板16の上辺部から透過水取出ノズル11の上端までの高さh1は濾板16の上辺部から吊上げ部27の上端までの高さh2よりも低いため、製作後の膜カートリッジ9を箱等に入れて運搬している際、透過水取出ノズル11の上端が箱の内面に当接し難くなり、運搬中に、透過水取出ノズル11が損傷し難くなる。
上記第1の実施の形態では、図5に示すように、尚、透過水取出ノズル11の傾斜角度Aを、45°<A<90°の範囲内に設定しているが、0°<A<90°の範囲内に設定してもよい。
(第2の実施の形態)
先述した第1の実施の形態では、図5に示すように、透過水取出ノズル11を鉛直軸25に対して傾斜角度Aで傾斜させているが、第2の実施の形態では、図10に示すように、透過水取出ノズル11を、傾斜させず、水平方向にしてもよい(言い換えれば、上記傾斜角度Aを90°にしてもよい)。
これによると、第1の実施の形態と同様な作用および効果が得られる。
上記各実施の形態では、図1に示すように、膜分離ユニット3,4を上下二段に積み上げているが、三段以上の複数段に積み上げてもよい。
上記各実施の形態では、図4に示すように、透過水取出ノズル11を濾板16の右側端部に設けているが、反対側の左側端部に設けてもよい。
上記各実施の形態では、濾過膜10を濾板16の表裏両面に取り付けているが、いずれか片面のみに取り付けてもよい。
1 膜分離装置
2 槽
3,4 膜分離ユニット
6 散気装置
8 膜ケース
9 膜カートリッジ
10 濾過膜
11 透過水取出ノズル(透過水取出部)
12 透過水
13 集水管
16 濾板
16a 一側端
18 透過水流路
27 吊上げ部
42 接続チューブ(接続管)
77 上向流
78 上向流が発生する領域
B 所定間隔
T 厚さ方向
W 幅方向
h1 濾板の上辺部から透過水取出ノズルの上端までの高さ
h2 濾板の上辺部から吊上げ部の上端までの高さ

Claims (8)

  1. 槽内に浸漬されて上下方向に配置される平板状の膜カートリッジであって、
    濾板の少なくとも表裏いずれか片面に濾過膜が取り付けられ、
    濾板に形成された透過水流路に連通する透過水取出部が濾板の上辺部に設けられ、
    透過水取出部は、濾板の幅方向における一側端部に位置し且つ上辺部から突出したノズルであり、鉛直方向に対して水平方向に向かって濾板の外側方へ傾いていることを特徴とする膜カートリッジ。
  2. 透過水取出部は濾板の幅方向における一側端から外側方へはみ出していないことを特徴とする請求項1記載の膜カートリッジ。
  3. 濾板の上辺部に、膜カートリッジを吊り上げるための吊上げ部が設けられ、
    濾板の上辺部から透過水取出部の上端までの高さが濾板の上辺部から吊上げ部の上端までの高さよりも低いことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の膜カートリッジ。
  4. 上記請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の膜カートリッジを備えた浸漬型の膜分離装置であって、
    膜分離ユニットと、膜分離ユニットの下方に設けられた散気装置とを有し、
    膜分離ユニットは、厚さ方向において所定間隔をあけて配列された複数の膜カートリッジと、各膜カートリッジの濾過膜を透過して透過水取出部から取り出される透過水を集める集水管とを有し、
    集水管は複数の膜カートリッジの一側方に設けられ、
    複数の接続管の一端部が各膜カートリッジの透過水取出部に接続されるとともに、複数の接続管の他端部が集水管に接続されて、各膜カートリッジの透過水取出部と集水管とが接続管を介して連通し、
    集水管が透過水取出部よりも下位に位置していることを特徴とする膜分離装置。
  5. 膜分離ユニットは上下が開口した膜ケースを有し、
    複数の膜カートリッジは膜ケース内に設けられ、
    集水管は膜ケースの外側上部に設けられ、
    接続管は膜ケースの内側から膜ケースの外側に引き出されていることを特徴とする請求項4記載の膜分離装置。
  6. 複数の膜分離ユニットが上下に段積みされ、
    散気装置が最下段の膜分離ユニットの下方に設けられていることを特徴とする請求項4又は請求項5記載の膜分離装置。
  7. 下段の膜分離ユニットの接続管は下段の膜分離ユニットと上段の膜分離ユニットとの間から外側へ引き出されていることを特徴とする請求項6記載の膜分離装置。
  8. 散気装置からの散気によって発生した上向流が複数の膜カートリッジ間を流れ、
    接続管は上向流が発生する領域の外側に位置していることを特徴とする請求項4から請求項7のいずれか1項に記載の膜分離装置。
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