JPH1117878A - 原稿載置台及びそれを用いた画像読み取り装置 - Google Patents
原稿載置台及びそれを用いた画像読み取り装置Info
- Publication number
- JPH1117878A JPH1117878A JP9162884A JP16288497A JPH1117878A JP H1117878 A JPH1117878 A JP H1117878A JP 9162884 A JP9162884 A JP 9162884A JP 16288497 A JP16288497 A JP 16288497A JP H1117878 A JPH1117878 A JP H1117878A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 原稿載置台及び原稿読み取り装置において、
プラテンガラス等を用いずに書籍等の見開き原稿の中央
部の傾きを小さくすることができ、画像を正確に読み取
れるようにする。 【解決手段】 見開き原稿の右ページを支持する上下動
自在な外側プレート13と、見開き原稿の左ページを支
持する上下動自在な外側プレート12と、見開き原稿の
背面中央部を支持する上下動自在な中央プレート14を
有し、中央プレート14は、外側プレート12,13と
独立して任意に位置決め可能に構成されている。これに
より、原稿見開き中央部の平坦性を良好とし、原稿面の
読み取りセンサに対する傾きを小さくすることができ
る。
プラテンガラス等を用いずに書籍等の見開き原稿の中央
部の傾きを小さくすることができ、画像を正確に読み取
れるようにする。 【解決手段】 見開き原稿の右ページを支持する上下動
自在な外側プレート13と、見開き原稿の左ページを支
持する上下動自在な外側プレート12と、見開き原稿の
背面中央部を支持する上下動自在な中央プレート14を
有し、中央プレート14は、外側プレート12,13と
独立して任意に位置決め可能に構成されている。これに
より、原稿見開き中央部の平坦性を良好とし、原稿面の
読み取りセンサに対する傾きを小さくすることができ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やファクシ
ミリ等の画像読み取り装置に備え得る原稿載置台、及び
それを用いた画像読み取り装置に関し、特に、読み取り
対象である原稿が書籍などのいわゆるブック原稿である
場合に原稿を上向きに置く原稿載置台とこのような原稿
載置台を備えた画像読み取り装置に関するものである。
ミリ等の画像読み取り装置に備え得る原稿載置台、及び
それを用いた画像読み取り装置に関し、特に、読み取り
対象である原稿が書籍などのいわゆるブック原稿である
場合に原稿を上向きに置く原稿載置台とこのような原稿
載置台を備えた画像読み取り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、原稿載置台の分野では、例えば特
開昭55−43558号公報に示されるように、原稿の
読み取り面すなわちプラテンガラスと称される板ガラス
状の原稿載置面に、原稿を下側から押し当てた状態で保
持する方式が提案されている。この原稿載置台において
は、原稿の読み取るべき面に対して上側から露光して読
み取りを行うことになり、プラテンガラス越しに原稿の
読み取り面を目視しつつ作業を行うことができる。この
ように原稿をプラテンガラスで押さえることにより、原
稿の中央の見開き部分はガラスによって押し開けられる
ため、読み取りミスが減少する効果も期待できる。ま
た、本出願人は、原稿の左右頁を別々の上下自在の支持
手段にて支持し、原稿の左右頁の重量割合に応じて左右
の支持手段を上下させることにより、原稿の読み取り面
の平坦性を保持する技術を提案している。
開昭55−43558号公報に示されるように、原稿の
読み取り面すなわちプラテンガラスと称される板ガラス
状の原稿載置面に、原稿を下側から押し当てた状態で保
持する方式が提案されている。この原稿載置台において
は、原稿の読み取るべき面に対して上側から露光して読
み取りを行うことになり、プラテンガラス越しに原稿の
読み取り面を目視しつつ作業を行うことができる。この
ように原稿をプラテンガラスで押さえることにより、原
稿の中央の見開き部分はガラスによって押し開けられる
ため、読み取りミスが減少する効果も期待できる。ま
た、本出願人は、原稿の左右頁を別々の上下自在の支持
手段にて支持し、原稿の左右頁の重量割合に応じて左右
の支持手段を上下させることにより、原稿の読み取り面
の平坦性を保持する技術を提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に示されるような従来の原稿載置台においては、原稿
の読み取るべき面に、上側からプラテンガラスと称され
る板ガラスを当接させて読み取り面を平坦にするもので
あるので、原稿載置手段に原稿をセットする時に、この
原稿面上をプラテンガラス表面を相互に押し当てる作業
が必要であり、従って、書籍等の原稿を何ページにも渡
って読み取る場合、各見開きページの読み取りが終了す
る毎にプラテンガラスを移動させてページをめくらねば
ならず、作業性がきわめて悪いという問題があったり、
先に提案している装置においては、厚手の原稿の見開き
中央部分は上方読み取りセンサに対して大きく傾き(角
度)を持ってしまうため、画像を正確に読み取ることが
困難となるという問題があった。
報に示されるような従来の原稿載置台においては、原稿
の読み取るべき面に、上側からプラテンガラスと称され
る板ガラスを当接させて読み取り面を平坦にするもので
あるので、原稿載置手段に原稿をセットする時に、この
原稿面上をプラテンガラス表面を相互に押し当てる作業
が必要であり、従って、書籍等の原稿を何ページにも渡
って読み取る場合、各見開きページの読み取りが終了す
る毎にプラテンガラスを移動させてページをめくらねば
ならず、作業性がきわめて悪いという問題があったり、
先に提案している装置においては、厚手の原稿の見開き
中央部分は上方読み取りセンサに対して大きく傾き(角
度)を持ってしまうため、画像を正確に読み取ることが
困難となるという問題があった。
【0004】本発明は、プラテンガラス等を用いずに書
籍等の見開き原稿の中央部の傾きを小さくすることがで
き、原稿読み取り面の平坦性を保持し得て、画像の正確
な読み取りを可能とする原稿載置台及びそれを用いた画
像読み取り装置を提供することを目的とする。
籍等の見開き原稿の中央部の傾きを小さくすることがで
き、原稿読み取り面の平坦性を保持し得て、画像の正確
な読み取りを可能とする原稿載置台及びそれを用いた画
像読み取り装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明は、書籍等の原稿を見開き状態で支持
する原稿載置台において、見開き原稿の右ページを支持
する上下動自在な第1支持手段と、見開き原稿の左ペー
ジを支持する上下動自在な第2支持手段と、見開き原稿
の背面中央部を支持する上下動自在な第3支持手段を有
し、第3支持手段は、第1及び第2支持手段と独立して
位置決め可能に構成されているものである。この構成に
おいては、書籍等の原稿を見開き状態で支持し、見開き
原稿の中央部(原稿背表紙部)を支持する第3支持手段
を任意に上下させて原稿見開き中央部の平坦性を良好と
し、読み取りに際し上方に位置する読み取りセンサに対
する原稿面の傾きを小さくすることができる。
に請求項1の発明は、書籍等の原稿を見開き状態で支持
する原稿載置台において、見開き原稿の右ページを支持
する上下動自在な第1支持手段と、見開き原稿の左ペー
ジを支持する上下動自在な第2支持手段と、見開き原稿
の背面中央部を支持する上下動自在な第3支持手段を有
し、第3支持手段は、第1及び第2支持手段と独立して
位置決め可能に構成されているものである。この構成に
おいては、書籍等の原稿を見開き状態で支持し、見開き
原稿の中央部(原稿背表紙部)を支持する第3支持手段
を任意に上下させて原稿見開き中央部の平坦性を良好と
し、読み取りに際し上方に位置する読み取りセンサに対
する原稿面の傾きを小さくすることができる。
【0006】また、請求項2の発明は、見開き原稿の右
ページを支持する上下動自在な第1支持手段と、見開き
原稿の左ページを支持する上下動自在な第2支持手段
と、見開き原稿の背面中央部を支持する上下動自在な第
3支持手段を有し、第3支持手段は、第1及び第2支持
手段と独立して位置決め可能に構成されている原稿載置
台を備え、さらに、見開き原稿の垂直方向の浮き上がり
状況を読み取る検出手段と、検出手段による検出結果に
基づいて原稿の傾きを演算する第1演算手段と、第1演
算手段による演算結果に基づき第3支持手段の上下動を
行うか否かの判定を行う判定手段と、判定結果に基づき
第3支持手段の上下動の送り量の演算を行う第2演算手
段と、第2演算手段による演算結果に基づき第3支持手
段を上下に駆動する駆動手段を備えたものである。この
構成においては、書籍等の原稿を見開き状態で原稿載置
台に支持させ、見開き原稿の垂直方向の浮き上がり状態
を読み込み、見開き原稿の見開き部分(中央部)の状態
が画像処理の補正可能領域かどうかの判定を行い、補正
不可能領域の場合は第3支持手段を上下させて原稿の見
開き中央部の平坦性を良好にして、上方に位置する読み
取りセンサに対する原稿面の傾きを小さくすることがで
きる。こうして、書籍等の厚手の原稿が載置された場合
に、見開き原稿の見開き部分の特に中央部について、従
来の水平原稿載置台の場合に比べて見開き部分の傾きを
小さくすることができ、正確に画像を読み取ることが可
能となる。
ページを支持する上下動自在な第1支持手段と、見開き
原稿の左ページを支持する上下動自在な第2支持手段
と、見開き原稿の背面中央部を支持する上下動自在な第
3支持手段を有し、第3支持手段は、第1及び第2支持
手段と独立して位置決め可能に構成されている原稿載置
台を備え、さらに、見開き原稿の垂直方向の浮き上がり
状況を読み取る検出手段と、検出手段による検出結果に
基づいて原稿の傾きを演算する第1演算手段と、第1演
算手段による演算結果に基づき第3支持手段の上下動を
行うか否かの判定を行う判定手段と、判定結果に基づき
第3支持手段の上下動の送り量の演算を行う第2演算手
段と、第2演算手段による演算結果に基づき第3支持手
段を上下に駆動する駆動手段を備えたものである。この
構成においては、書籍等の原稿を見開き状態で原稿載置
台に支持させ、見開き原稿の垂直方向の浮き上がり状態
を読み込み、見開き原稿の見開き部分(中央部)の状態
が画像処理の補正可能領域かどうかの判定を行い、補正
不可能領域の場合は第3支持手段を上下させて原稿の見
開き中央部の平坦性を良好にして、上方に位置する読み
取りセンサに対する原稿面の傾きを小さくすることがで
きる。こうして、書籍等の厚手の原稿が載置された場合
に、見開き原稿の見開き部分の特に中央部について、従
来の水平原稿載置台の場合に比べて見開き部分の傾きを
小さくすることができ、正確に画像を読み取ることが可
能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態
の原稿載置台を用いたカメラ型のスキャナ(画像読み取
り装置)を示す斜視図である。図示のように、スキャナ
1は、スキャナ1の基礎となる基台2を有し、この基台
2には、画像として読み取られる原稿(図示せず)を、
その読み取るべきページ(以下、読み取り面と称する)
が上向きにされた状態で支持する本実施の形態の原稿載
置台3が設置されている。また、基台2の奥行き方向側
には、電気回路等を収納すると共に、操作メッセージや
動作状況などを表示する表示パネル4が設けられたター
ミナル5が設置され、このターミナル5には支柱6が立
設されている。この支柱6には暗色の原稿載置台3上を
照明する露光ランプ8や、上下動自在で原稿画像を電気
信号に変換するヘッドユニット7が取り付けられてい
る。このヘッドユニット7は、CCDラインセンサ31
(画像読み取り手段)、結像レンズ30、及びミラー2
9を有し、ミラー29と結像レンズ30とによって原稿
画像がラインセンサ31の受光面に投影される。このC
CDラインセンサ31は、見開き原稿の垂直方向の浮き
上がり状況を読み取る検出手段としても機能する。結像
レンズ30は、前後方向に移動可能に設けられており、
図示しない自動焦点(AF)機構によって位置決めされ
る。
形態を図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態
の原稿載置台を用いたカメラ型のスキャナ(画像読み取
り装置)を示す斜視図である。図示のように、スキャナ
1は、スキャナ1の基礎となる基台2を有し、この基台
2には、画像として読み取られる原稿(図示せず)を、
その読み取るべきページ(以下、読み取り面と称する)
が上向きにされた状態で支持する本実施の形態の原稿載
置台3が設置されている。また、基台2の奥行き方向側
には、電気回路等を収納すると共に、操作メッセージや
動作状況などを表示する表示パネル4が設けられたター
ミナル5が設置され、このターミナル5には支柱6が立
設されている。この支柱6には暗色の原稿載置台3上を
照明する露光ランプ8や、上下動自在で原稿画像を電気
信号に変換するヘッドユニット7が取り付けられてい
る。このヘッドユニット7は、CCDラインセンサ31
(画像読み取り手段)、結像レンズ30、及びミラー2
9を有し、ミラー29と結像レンズ30とによって原稿
画像がラインセンサ31の受光面に投影される。このC
CDラインセンサ31は、見開き原稿の垂直方向の浮き
上がり状況を読み取る検出手段としても機能する。結像
レンズ30は、前後方向に移動可能に設けられており、
図示しない自動焦点(AF)機構によって位置決めされ
る。
【0008】CCDラインセンサ31は、図示しない走
査方向の可動体に取り付けられており、CCD素子の配
列方向を上下方向に保った状態で左右方向(副走査方
向)32に沿って平行移動する。この平行移動によって
2次元の原稿画像の撮像が行われる。つまり、スキャナ
1においては、ラインセンサ31の移動によって本発明
の撮像面が形成されることになる。ラインセンサ31に
代えてエリアセンサを用いた場合には、その受光面が本
発明の撮像面に対応する。原稿画像の主走査方向は、原
稿載置台3上では、前後方向であり、撮像面上では上下
方向である。なお、CCDラインセンサ31としては、
1次元センサや2次元のものなどを用いることができ、
白黒、カラーいずれのタイプのものも用いることができ
る。
査方向の可動体に取り付けられており、CCD素子の配
列方向を上下方向に保った状態で左右方向(副走査方
向)32に沿って平行移動する。この平行移動によって
2次元の原稿画像の撮像が行われる。つまり、スキャナ
1においては、ラインセンサ31の移動によって本発明
の撮像面が形成されることになる。ラインセンサ31に
代えてエリアセンサを用いた場合には、その受光面が本
発明の撮像面に対応する。原稿画像の主走査方向は、原
稿載置台3上では、前後方向であり、撮像面上では上下
方向である。なお、CCDラインセンサ31としては、
1次元センサや2次元のものなどを用いることができ、
白黒、カラーいずれのタイプのものも用いることができ
る。
【0009】また、原稿載置台3とヘッドユニット7と
の間の空間41は、装置外の自由空間に対して解放され
ており、ブック原稿のセッティングに充分な広さを有し
ている。原稿載置台3とヘッドユニット7との距離は3
0cm以上である。また、ターミナル5の下端側に、原
稿面の高さを検出するための測距板27が固定されてい
る。測距板27の前面側の表面は、光沢性の平面であ
り、原稿載置台3の上面に対して45°の傾斜面となっ
ている。この測距板27の上端面は、シェーディング補
正のための白色板28として機能する。ターミナル5に
おける表示パネル4に向かって右側の側面には、メイン
スイッチ26が設けられている。原稿載置台3の左右両
側には、ユーザーが読み取りの開始を指示するためのス
タートキー25が1つずつ設けられている。また原稿載
置台3の前面側には、アームレスト24が設けられてい
る。
の間の空間41は、装置外の自由空間に対して解放され
ており、ブック原稿のセッティングに充分な広さを有し
ている。原稿載置台3とヘッドユニット7との距離は3
0cm以上である。また、ターミナル5の下端側に、原
稿面の高さを検出するための測距板27が固定されてい
る。測距板27の前面側の表面は、光沢性の平面であ
り、原稿載置台3の上面に対して45°の傾斜面となっ
ている。この測距板27の上端面は、シェーディング補
正のための白色板28として機能する。ターミナル5に
おける表示パネル4に向かって右側の側面には、メイン
スイッチ26が設けられている。原稿載置台3の左右両
側には、ユーザーが読み取りの開始を指示するためのス
タートキー25が1つずつ設けられている。また原稿載
置台3の前面側には、アームレスト24が設けられてい
る。
【0010】以上の構成のスキャナ1は、ブック原稿の
読み取りに好適な画像入力手段である。スキャナ1とデ
ィジタル複写機とを組み合わせることにより各種の原稿
に適合する総合的な複写システムを提供することができ
る。
読み取りに好適な画像入力手段である。スキャナ1とデ
ィジタル複写機とを組み合わせることにより各種の原稿
に適合する総合的な複写システムを提供することができ
る。
【0011】また、このようなCCDラインセンサ31
で読み取った画像データは、プリンタやデジタルコピア
(いずれも図示せず)などの出力手段によりプリントア
ウトしたり、パソコン(図示せず)などの画面上に出力
して修正や編集した後、光磁気ディスク(図示せず)な
どの記憶装置に保存することができる。
で読み取った画像データは、プリンタやデジタルコピア
(いずれも図示せず)などの出力手段によりプリントア
ウトしたり、パソコン(図示せず)などの画面上に出力
して修正や編集した後、光磁気ディスク(図示せず)な
どの記憶装置に保存することができる。
【0012】図2は、本発明に係わる原稿載置台3の一
実施の形態を示す側面図である。図2で示されるよう
に、この原稿載置台3は、概略的にはスキャナ1の基台
2に接するベースプレート10と、このベースプレート
10に連結部在を介して揺動自在に連結される載置プレ
ート11(12、13、14)とからなっている。
実施の形態を示す側面図である。図2で示されるよう
に、この原稿載置台3は、概略的にはスキャナ1の基台
2に接するベースプレート10と、このベースプレート
10に連結部在を介して揺動自在に連結される載置プレ
ート11(12、13、14)とからなっている。
【0013】載置プレート11は、左右両端に設置され
る外側プレート12、13と、中央に設置される中央プ
レート14の3枚のプレートから構成されるものであ
り、左右両端の外側プレート12、13(第2支持手
段、第1支持手段)は、ベースプレートとの間にバネ1
5、16を介して上下動自在な載置プレートを構成して
いる。また、中央プレート14(第3支持手段)は、ギ
ヤ付きの支柱17と連結しており、ギヤ付きの支柱17
のギヤは、回転軸20を中心に回転する歯車18と回転
軸22を中心に回転する歯車21と噛み合った構成にな
っている。歯車18には、それを回転させるためのノブ
19が付いている。
る外側プレート12、13と、中央に設置される中央プ
レート14の3枚のプレートから構成されるものであ
り、左右両端の外側プレート12、13(第2支持手
段、第1支持手段)は、ベースプレートとの間にバネ1
5、16を介して上下動自在な載置プレートを構成して
いる。また、中央プレート14(第3支持手段)は、ギ
ヤ付きの支柱17と連結しており、ギヤ付きの支柱17
のギヤは、回転軸20を中心に回転する歯車18と回転
軸22を中心に回転する歯車21と噛み合った構成にな
っている。歯車18には、それを回転させるためのノブ
19が付いている。
【0014】上記構成により中央プレート14は、前記
ノブ19を回転させることにより、上下動自在に動かす
ことができる。この中央プレート14は、原稿載置面1
1に載置される原稿が書籍などのいわゆるブック原稿A
(図3、図4参照)である場合、ブック原稿Aの背表紙
の部分に対応するプレートである。
ノブ19を回転させることにより、上下動自在に動かす
ことができる。この中央プレート14は、原稿載置面1
1に載置される原稿が書籍などのいわゆるブック原稿A
(図3、図4参照)である場合、ブック原稿Aの背表紙
の部分に対応するプレートである。
【0015】図3に示されるように載置プレート11に
厚手の書籍等のブック原稿Aが載置された場合には、原
稿Aの見開き中央部は大きな傾きθを持ってしまう。こ
のような状態では、原稿情報を正確に読み込むことが難
しい。これに対して、図4に示すように、ノブ19を回
転させて中央プレート14を上方向に移動させることに
より、原稿の見開き状態はより広げられる状態となるた
め、原稿Aの見開き中央部の傾きθ1は、θに対してよ
り小さくすることができる、この中央部の傾きθを小さ
くすることにより、原稿の情報をより原稿に近い形で読
み込むことができる。
厚手の書籍等のブック原稿Aが載置された場合には、原
稿Aの見開き中央部は大きな傾きθを持ってしまう。こ
のような状態では、原稿情報を正確に読み込むことが難
しい。これに対して、図4に示すように、ノブ19を回
転させて中央プレート14を上方向に移動させることに
より、原稿の見開き状態はより広げられる状態となるた
め、原稿Aの見開き中央部の傾きθ1は、θに対してよ
り小さくすることができる、この中央部の傾きθを小さ
くすることにより、原稿の情報をより原稿に近い形で読
み込むことができる。
【0016】また、上記実施の形態に加え、図5に示す
ように、歯車18を駆動するためにモータ23に連結し
た構成とし、上下動スイッチ(図示せず)の入力により
自動で動かすことにより、使い勝手を良くすることがで
きる。
ように、歯車18を駆動するためにモータ23に連結し
た構成とし、上下動スイッチ(図示せず)の入力により
自動で動かすことにより、使い勝手を良くすることがで
きる。
【0017】スキャナ1の使用に際して、ユーザーは、
図3のように原稿載置台3の上にブック原稿Aを見開い
た状態で上向きに置く。その時、測距板27の下端にブ
ック原稿Aを押し当てて位置決めを行う。つまり、測距
板27と、原稿載置台3との境界が原稿のセッティング
の基準線となっている。また、図5の例では、マイクロ
コンピュータ38(図6)からの命令によりモータ23
を駆動し、中央プレート14を自由に上下させることが
できる。これにより、見開き原稿見開き部(中央部)の
傾きを小さく保つように中央プレート14を移動させる
ことができる。
図3のように原稿載置台3の上にブック原稿Aを見開い
た状態で上向きに置く。その時、測距板27の下端にブ
ック原稿Aを押し当てて位置決めを行う。つまり、測距
板27と、原稿載置台3との境界が原稿のセッティング
の基準線となっている。また、図5の例では、マイクロ
コンピュータ38(図6)からの命令によりモータ23
を駆動し、中央プレート14を自由に上下させることが
できる。これにより、見開き原稿見開き部(中央部)の
傾きを小さく保つように中央プレート14を移動させる
ことができる。
【0018】スキャナ1では、同一の原稿に対して2回
の走査(原稿画像の読み取り)が行われる。ブック原稿
Aでは、シート原稿と違って原稿面が湾曲しているの
で、湾曲状態に応じて撮像のピント調整を行う必要があ
る。輝度の差異を補う処理も必要である。このため、1
回目の走査(以下、予備スキャンという)で湾曲状態が
検出され、その検出結果に基づいて2回目の走査(以
下、本スキャンという)で必要な処理が行われる。外部
装置への画像出力は、本スキャン時に行われる。本スキ
ャン時のラインセンサ31の移動方向は、予備スキャン
時とは逆の方向である。読み取りモードには、左右の頁
を一括して読み取るモード(シート原稿の場合と同様の
走査形態)と左右の各頁を別々に読み取るモードがあ
る。どちらのモードにおいても、各頁に対して予備スキ
ャンと本スキャンが実施される。
の走査(原稿画像の読み取り)が行われる。ブック原稿
Aでは、シート原稿と違って原稿面が湾曲しているの
で、湾曲状態に応じて撮像のピント調整を行う必要があ
る。輝度の差異を補う処理も必要である。このため、1
回目の走査(以下、予備スキャンという)で湾曲状態が
検出され、その検出結果に基づいて2回目の走査(以
下、本スキャンという)で必要な処理が行われる。外部
装置への画像出力は、本スキャン時に行われる。本スキ
ャン時のラインセンサ31の移動方向は、予備スキャン
時とは逆の方向である。読み取りモードには、左右の頁
を一括して読み取るモード(シート原稿の場合と同様の
走査形態)と左右の各頁を別々に読み取るモードがあ
る。どちらのモードにおいても、各頁に対して予備スキ
ャンと本スキャンが実施される。
【0019】図6は、本実施形態における制御ブロック
図を示したものである。露光走査されるブック原稿Aの
画像は、順次、ラインセンサ31により読み取り光量に
比例したアナログ電気信号に変換された後、A/Dコン
バータ34によりデジタル値に変換される。デジタル値
に変換された画像データは、画像処理回路A35におい
て濃度変換、傾き補正、拡大/縮小等の処理が行われ、
さらに、画像処理回路B36においてエッジ強調、平滑
化、枠消、2値化等の処理が行われ、外部に出力され
る。また、画像処理回路A35において処理された画像
データ(原稿面の高さデータを含む)はRAM37に記
憶され、マイクロコンピュータ38によりモニターする
ことが可能であり、スキャン駆動モータ39、中央プレ
ート駆動モータ40(図5のモータ23に相当)はマイ
クロコンピュータ38により制御される構成になってい
る。
図を示したものである。露光走査されるブック原稿Aの
画像は、順次、ラインセンサ31により読み取り光量に
比例したアナログ電気信号に変換された後、A/Dコン
バータ34によりデジタル値に変換される。デジタル値
に変換された画像データは、画像処理回路A35におい
て濃度変換、傾き補正、拡大/縮小等の処理が行われ、
さらに、画像処理回路B36においてエッジ強調、平滑
化、枠消、2値化等の処理が行われ、外部に出力され
る。また、画像処理回路A35において処理された画像
データ(原稿面の高さデータを含む)はRAM37に記
憶され、マイクロコンピュータ38によりモニターする
ことが可能であり、スキャン駆動モータ39、中央プレ
ート駆動モータ40(図5のモータ23に相当)はマイ
クロコンピュータ38により制御される構成になってい
る。
【0020】図7は動作フローの概要を示したものであ
る。スタートキー25が押されると、装置は画像の高さ
検出を行うために予備スキャン動作を行う(#1)。こ
の処理では、ラインセンサ31を左右に移動させて原稿
の表面と側面の像を撮影する(#2,#3)。この予備
スキャン中に測距板27に写った原稿側面のサンプリン
グを行い原稿側面の高さデータを拾っていく。全副走査
ラインについての撮影が終了し、予備スキャンが終了す
ると(#4でYES)、サンプリングデータによる原稿
の高さ検出結果により画像中央部(見開き原稿の見開き
中央部)の傾き角度θを演算する(#5;第1演算手
段)。原稿の高さ検出については後で詳細に説明する。
演算結果により、図11に示す画像中央部(見開き原稿
の見開き中央部)の傾き角度θが画像補正可能な傾きと
して例えば60°以上かどうかの判定を行い(#6)、
60°未満であれば中央プレート14に上下動の必要無
しと判定して、本スキャン(#11)に進む。60°以
上の場合は、中央プレート14の上下動の必要が有るた
め、#7に進む。
る。スタートキー25が押されると、装置は画像の高さ
検出を行うために予備スキャン動作を行う(#1)。こ
の処理では、ラインセンサ31を左右に移動させて原稿
の表面と側面の像を撮影する(#2,#3)。この予備
スキャン中に測距板27に写った原稿側面のサンプリン
グを行い原稿側面の高さデータを拾っていく。全副走査
ラインについての撮影が終了し、予備スキャンが終了す
ると(#4でYES)、サンプリングデータによる原稿
の高さ検出結果により画像中央部(見開き原稿の見開き
中央部)の傾き角度θを演算する(#5;第1演算手
段)。原稿の高さ検出については後で詳細に説明する。
演算結果により、図11に示す画像中央部(見開き原稿
の見開き中央部)の傾き角度θが画像補正可能な傾きと
して例えば60°以上かどうかの判定を行い(#6)、
60°未満であれば中央プレート14に上下動の必要無
しと判定して、本スキャン(#11)に進む。60°以
上の場合は、中央プレート14の上下動の必要が有るた
め、#7に進む。
【0021】#7では、図11に示す予備スキャンでの
サンプリングデータによる原稿の高さ検出結果より原稿
読み取り領域の高さ方向の余裕距離Xを演算する。この
演算結果に基づき、高さ方向に余裕が無い場合は(#8
でNO)、中央プレート14に上下動による原稿移動は
できないので、補正範囲外と判定してエラー[読み込み
不良](#15)に進む。高さ方向に余裕がある場合は
(#8でYES)、中央プレート14による補正が可能
であるとして、中央プレート移動量演算に進む(#9;
第2演算手段)。上記#7の演算結果による原稿読み取
り領域の高さ方向の余裕距離Xより中央プレート14を
上下動させる移動量を演算する(#9)。例えば、高さ
方向余裕距離Xより多少のマージンxを取り(X−x)
とする。#9での演算結果に基づき中央プレート駆動モ
ータ40(図5では23に相当)を駆動し、中央プレー
ト14を上下動させる(#10)。
サンプリングデータによる原稿の高さ検出結果より原稿
読み取り領域の高さ方向の余裕距離Xを演算する。この
演算結果に基づき、高さ方向に余裕が無い場合は(#8
でNO)、中央プレート14に上下動による原稿移動は
できないので、補正範囲外と判定してエラー[読み込み
不良](#15)に進む。高さ方向に余裕がある場合は
(#8でYES)、中央プレート14による補正が可能
であるとして、中央プレート移動量演算に進む(#9;
第2演算手段)。上記#7の演算結果による原稿読み取
り領域の高さ方向の余裕距離Xより中央プレート14を
上下動させる移動量を演算する(#9)。例えば、高さ
方向余裕距離Xより多少のマージンxを取り(X−x)
とする。#9での演算結果に基づき中央プレート駆動モ
ータ40(図5では23に相当)を駆動し、中央プレー
ト14を上下動させる(#10)。
【0022】#10での中央プレート14の上下動終了
後、原稿の画像を読み取る本スキャンを開始する(#1
1)。この時、原稿の表面及び側面の像を撮影する(#
12,#13)。この時の原稿側面の像は、図12に示
すように、見開き部分(中央部)の傾きθ1は小さくな
る。全副走査ラインについての撮影が終了すると(#1
4)、読み取り処理を終え、原稿側面のサンプリングデ
ータを元に原稿表面の画像データの補正を行いつつ読み
取り画像データを出力装置へ転送する。さらに、精度を
上げるために、図7の点線で示すルートのように、#1
0での中央プレート14の上下動終了後、再度、#1か
らスタートして、#6での判定により本スキャン(#1
1、12、13、14)に進むようにしてもよい。
後、原稿の画像を読み取る本スキャンを開始する(#1
1)。この時、原稿の表面及び側面の像を撮影する(#
12,#13)。この時の原稿側面の像は、図12に示
すように、見開き部分(中央部)の傾きθ1は小さくな
る。全副走査ラインについての撮影が終了すると(#1
4)、読み取り処理を終え、原稿側面のサンプリングデ
ータを元に原稿表面の画像データの補正を行いつつ読み
取り画像データを出力装置へ転送する。さらに、精度を
上げるために、図7の点線で示すルートのように、#1
0での中央プレート14の上下動終了後、再度、#1か
らスタートして、#6での判定により本スキャン(#1
1、12、13、14)に進むようにしてもよい。
【0023】原稿の高さ検出について、#1、2、3、
4の読み取りを行った際の原稿側面の像は、図8に示す
ように、その高さ変化によって高さ部分が上方へ湾曲し
たように読み取られる。原稿の表面及びその側面は、露
光ランプ8により照明されているので、全体的に白側に
近いデータになる。それに対して、原稿下地より濃く着
色されている原稿載置台11、及び測距板27内で原稿
端面の写っていない背景は入射光量が少なくなり、黒側
に近いデータとなる。
4の読み取りを行った際の原稿側面の像は、図8に示す
ように、その高さ変化によって高さ部分が上方へ湾曲し
たように読み取られる。原稿の表面及びその側面は、露
光ランプ8により照明されているので、全体的に白側に
近いデータになる。それに対して、原稿下地より濃く着
色されている原稿載置台11、及び測距板27内で原稿
端面の写っていない背景は入射光量が少なくなり、黒側
に近いデータとなる。
【0024】図9は、原稿高さの測定原理を示したもの
である。原稿を所定位置に載置することで、測距板27
によってこの原稿の鏡像が形成される。原稿端面の鏡像
は、図のように原稿載置台3の延長上に形成されること
になる。ラインセンサ31の読み取り範囲を光路(一点
鎖線)で示し、その主走査方向の画素数を1〜nで示し
ている。
である。原稿を所定位置に載置することで、測距板27
によってこの原稿の鏡像が形成される。原稿端面の鏡像
は、図のように原稿載置台3の延長上に形成されること
になる。ラインセンサ31の読み取り範囲を光路(一点
鎖線)で示し、その主走査方向の画素数を1〜nで示し
ている。
【0025】図10は、ラインセンサによる主走査方向
1ライン分(図8の破線Lに相当)の出力例を示したも
のである。横軸のセンサの画素番地(左:手前側、右:
奥側)、縦軸にセンサ面照度をとっている。右側より
「測距板上の原稿側面が写っていない背景部」、「測距
板に写った原稿側面部」、「原稿表面部」、「原稿載置
台部」と続く。照度にしきい値THを設け、このしきい
値THを通過する画素の最小値(右側が0)より側面部
のエッジの値(n1)を検出する。原稿を載置する基準
位置は固定値(n2)であるので、これらの差分(n2
−n1)より距離を計測する。この差分が原稿の高さに
相当する画素数となり、ラインセンサの副走査方向に一
定の間隔でこの処理を繰り返し行うことによって、図1
1に示すような原稿左右方向の高さ分布データを得るこ
とができる。
1ライン分(図8の破線Lに相当)の出力例を示したも
のである。横軸のセンサの画素番地(左:手前側、右:
奥側)、縦軸にセンサ面照度をとっている。右側より
「測距板上の原稿側面が写っていない背景部」、「測距
板に写った原稿側面部」、「原稿表面部」、「原稿載置
台部」と続く。照度にしきい値THを設け、このしきい
値THを通過する画素の最小値(右側が0)より側面部
のエッジの値(n1)を検出する。原稿を載置する基準
位置は固定値(n2)であるので、これらの差分(n2
−n1)より距離を計測する。この差分が原稿の高さに
相当する画素数となり、ラインセンサの副走査方向に一
定の間隔でこの処理を繰り返し行うことによって、図1
1に示すような原稿左右方向の高さ分布データを得るこ
とができる。
【0026】図11は、中央プレート14を移動させる
前の原稿高さデータ分布を示し、これは、上述の図3に
示したように載置プレート11にブック原稿が載置され
た場合に相当し、原稿の見開き中央部は大きな傾きθを
持っている。これに対して、図12は、中央プレート1
4を移動させた後の原稿高さデータ分布を示し、図4に
示したように載置プレート11にブック原稿が載置され
た場合に相当し、原稿の見開き中央部の傾きθ1は、θ
に対して小さくすることができる。これにより、原稿の
情報を原稿に近い形で読み込むことができる。なお、本
発明は上記実施形態の構成に限られず種々の変形が可能
である。例えば、上記実施形態では、左右両端の外側プ
レート12、13がバネ15、16を介して上下動自在
な載置プレートに構成され、中央プレート14が駆動手
段を備えているものを示したが、中央プレート14、そ
の他が手動にて移動されるものであってもよい。
前の原稿高さデータ分布を示し、これは、上述の図3に
示したように載置プレート11にブック原稿が載置され
た場合に相当し、原稿の見開き中央部は大きな傾きθを
持っている。これに対して、図12は、中央プレート1
4を移動させた後の原稿高さデータ分布を示し、図4に
示したように載置プレート11にブック原稿が載置され
た場合に相当し、原稿の見開き中央部の傾きθ1は、θ
に対して小さくすることができる。これにより、原稿の
情報を原稿に近い形で読み込むことができる。なお、本
発明は上記実施形態の構成に限られず種々の変形が可能
である。例えば、上記実施形態では、左右両端の外側プ
レート12、13がバネ15、16を介して上下動自在
な載置プレートに構成され、中央プレート14が駆動手
段を備えているものを示したが、中央プレート14、そ
の他が手動にて移動されるものであってもよい。
【0027】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
上向きに載置される見開き原稿についてページを換える
毎に原稿の上から透明のプレート等を押しつけることな
く、見開き部分(中央部)の傾きを小さくすることがで
きる。従って、このような原稿載置台を画像読み取り装
置に用いると、作業者が煩わしい操作をすることなく見
開き中央部の傾きを小さくすることができるため、例え
ば、自動ページめくり等を行う際にも自動状態を止める
ことなく見開き部分(中央部)の傾きを小さくすること
ができる。また、請求項2の発明によれば、原稿面の見
開き中央部の傾きが画像処理により補正可能な限度を越
えているとき、自動的に原稿面の傾きを画像処理による
補正可能な範囲に入るように移動させることができ、高
精度な画像読み取りが可能となる。
上向きに載置される見開き原稿についてページを換える
毎に原稿の上から透明のプレート等を押しつけることな
く、見開き部分(中央部)の傾きを小さくすることがで
きる。従って、このような原稿載置台を画像読み取り装
置に用いると、作業者が煩わしい操作をすることなく見
開き中央部の傾きを小さくすることができるため、例え
ば、自動ページめくり等を行う際にも自動状態を止める
ことなく見開き部分(中央部)の傾きを小さくすること
ができる。また、請求項2の発明によれば、原稿面の見
開き中央部の傾きが画像処理により補正可能な限度を越
えているとき、自動的に原稿面の傾きを画像処理による
補正可能な範囲に入るように移動させることができ、高
精度な画像読み取りが可能となる。
【図1】本発明の実施の形態による原稿載置台を用いた
カメラ型のスキャナを示す斜視図である。
カメラ型のスキャナを示す斜視図である。
【図2】実施の形態による原稿載置台の側面図である。
【図3】実施の形態による原稿載置台の上に厚手のブッ
ク原稿を載せた時の側面図である。
ク原稿を載せた時の側面図である。
【図4】実施の形態による原稿載置台の上に厚手のブッ
ク原稿を載せた時の中央プレート移動後の側面図であ
る。
ク原稿を載せた時の中央プレート移動後の側面図であ
る。
【図5】実施の形態による原稿載置台の中央プレートを
モータで駆動した場合の側面図である。
モータで駆動した場合の側面図である。
【図6】実施の形態における制御ブロック図である。
【図7】実施の形態による動作のフローチャートであ
る。
る。
【図8】原稿画像の様子を示す上面図である。
【図9】原稿高さの測定原理の説明図である。
【図10】ラインセンサの出力例の説明図である。
【図11】原稿高さデータの中央プレート移動前の分布
図である。
図である。
【図12】原稿高さデータの中央プレート移動後の分布
図である。
図である。
1 スキャナ(画像読み取り装置) 3 原稿載置台 7 ヘッドユニット 11 載置プレート 12 左外側プレート(第2支持手段) 13 右外側プレート(第1支持手段) 14 中央プレート (第3支持手段) 23 モータ(駆動手段) 31 CCDラインセンサ(検出手段) 38 マイクロコンピュータ(第1演算手段、第2演算
手段) 40 中央プレート駆動モータ(駆動手段)
手段) 40 中央プレート駆動モータ(駆動手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/107
Claims (2)
- 【請求項1】 書籍等の原稿を見開き状態で支持する原
稿載置台において、前記見開き原稿の右ページを支持す
る上下動自在な第1支持手段と、 前記見開き原稿の左ページを支持する上下動自在な第2
支持手段と、 前記見開き原稿の背面中央部を支持する上下動自在な第
3支持手段を有し、 前記第3支持手段は、前記第1及び第2支持手段と独立
して位置決め可能に構成されていることを特徴とする原
稿載置台。 - 【請求項2】 見開き原稿の右ページを支持する上下動
自在な第1支持手段と、前記見開き原稿の左ページを支
持する上下動自在な第2支持手段と、前記見開き原稿の
背面中央部を支持する上下動自在な第3支持手段を有
し、前記第3支持手段は、前記第1及び第2支持手段と
独立して位置決め可能に構成されている原稿載置台を備
え、さらに、 前記見開き原稿の垂直方向の浮き上がり状況を読み取る
検出手段と、 この検出手段による検出結果に基づいて原稿の傾きを演
算する第1演算手段と、 この第1演算手段による演算結果に基づき前記第3支持
手段の上下動を行うか否かの判定を行う判定手段と、 この判定結果に基づき前記第3支持手段の上下動の送り
量の演算を行う第2演算手段と、 この第2演算手段による演算結果に基づき前記第3支持
手段を上下に駆動する駆動手段を備えたことを特徴とす
る画像読み取り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9162884A JPH1117878A (ja) | 1997-06-19 | 1997-06-19 | 原稿載置台及びそれを用いた画像読み取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9162884A JPH1117878A (ja) | 1997-06-19 | 1997-06-19 | 原稿載置台及びそれを用いた画像読み取り装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1117878A true JPH1117878A (ja) | 1999-01-22 |
Family
ID=15763098
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9162884A Withdrawn JPH1117878A (ja) | 1997-06-19 | 1997-06-19 | 原稿載置台及びそれを用いた画像読み取り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1117878A (ja) |
-
1997
- 1997-06-19 JP JP9162884A patent/JPH1117878A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040907 |