JPH11178676A - 小変形量・自己減衰効果のある袋体 - Google Patents

小変形量・自己減衰効果のある袋体

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JPH11178676A
JPH11178676A JP36561297A JP36561297A JPH11178676A JP H11178676 A JPH11178676 A JP H11178676A JP 36561297 A JP36561297 A JP 36561297A JP 36561297 A JP36561297 A JP 36561297A JP H11178676 A JPH11178676 A JP H11178676A
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JP
Japan
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bag
pair
damping effect
self
flat portions
Prior art date
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Pending
Application number
JP36561297A
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English (en)
Inventor
Masakuni Kainuma
正邦 海沼
Teizo Kumagai
定蔵 熊谷
Masaomi Shiga
正臣 志賀
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Fujikura Composites Inc
Original Assignee
Fujikura Rubber Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 持ち運び可能でコンパクトに収納できること
はもとより、荷重の移動によって元の形状変化が少な
く、しかも、外部からの衝撃に対して袋体そのものが自
己減衰効果を備える小変形量・自己減衰効果のある袋体
を提供する。 【解決手段】 対向する一対の柔軟な平面部を備え、当
該一対の平面部は、互いに複数本の柔軟な線状体により
連結されているように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小変形量・自己減
衰効果のある袋体に関し、さらに詳しくは、荷重の移動
によって元の形状変化が少なく、しかも、外部からの衝
撃に対して袋体そのものが自己減衰効果を備える小変形
量・自己減衰効果のある袋体に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、簡易に持ち運べできる袋体であ
って、ベットとして使用されるウォータベッドは、使用
に際して袋体の中に水を注入して用いられる。中に水を
入れることにより、寝転んだときの形状変化を小さくで
き、快適な睡眠が得られる。
【0003】しかしながら、このようなウォータベッド
は、必ず使用に際して水を入れる作業を伴い、セッティ
ングが大変である。水漏れの心配もある。また、水注入
後は、ベット自体相当の重さとなるから、その後の移動
等の取扱いに大変な労力を要する。
【0004】また、例えば、一時的に人を渡すために用
いられる簡易的な橋も、工事現場等で頻繁に用いられて
いる。しかしながら、このものは、通常、板状の金属体
から構成されており、持ち運びに不便で、特に、設置を
する際、および設置後の除去作業が極めて困難である。
コンパクトに収納することもできない。
【0005】また、例えば、衝突防止用のフェンスや工
事中の防護壁等も実用的に用いられているが、やはり、
その機能を備えつつ持ち運び可能でコンパクトに収納で
きるものはほとんどない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような実状のもと
に本発明は、創案されたものであり、その目的は、持ち
運び可能でコンパクトに収納できることはもとより、荷
重の移動によって元の形状変化が少なく、しかも、外部
からの衝撃に対して袋体そのものが自己減衰効果を備え
る小変形量・自己減衰効果のある袋体を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、対向する一対の柔軟な平面部を備え、
当該一対の平面部は、互いに複数本の柔軟な線状体によ
り連結されているように構成される。
【0008】本発明の好ましい一態様として、前記線状
体は、ほぼ一定の長さを有してなるように構成される。
【0009】本発明の好ましい一態様として、前記線状
体は、一対の互いの平面部を連結する、糸または紐であ
るように構成される。
【0010】本発明の好ましい一態様として、前記一対
の平面部はその周囲端面が封着された密封袋であるよう
に構成される。
【0011】本発明の好ましい一態様として、前記一対
の平面部は、その主要部が布からなり、その表面または
裏面に密封可能なコーティング層を備えてなるように構
成される。
【0012】本発明の好ましい一態様として、前記一対
の平面部は、樹脂シートからなり、互いの平面部を連結
する線状体も樹脂製からなるように構成される。
【0013】本発明の好ましい一態様として、本発明の
袋体は、ベット本体として用いられるように構成され
る。
【0014】本発明の好ましい一態様として、本発明の
袋体は、橋として用いられるように構成される。
【0015】本発明の好ましい一態様として、本発明の
袋体は、防護壁として用いられるように構成される。
【0016】本発明の好ましい一態様として、本発明の
袋体は、膨張式ボートの本体として用いられるように構
成される。
【0017】このような本発明の袋体は、その内部に複
数本の柔軟な線状体が存在し、その線状体は、対向する
一対の平面部を連結するように配置されている。そのた
め、平面部に荷重がかかっても、線状体がつっ張るよう
に作用し、形状変化が少ない。しかも、外部からの衝撃
に対して袋体そのものが程よいクッション効果、すなわ
ち自己減衰効果を備える。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。
【0019】本発明の小変形量・自己減衰効果のある袋
体1(以下、単に『袋体1』と称する)の好適例を説明
するための図面が図1および図2に示される。図1は、
本発明の袋体1を模式的に示した正面断面図であって、
内部に空気が注入され、加圧された状態を示す図面であ
る。図2は、同じく本発明の袋体1の正面断面図である
が、内部の空気が抜かれ、袋体が萎んだ状態を示す図面
である。
【0020】これらの図面に示されるように本発明の袋
体1は、対向する一対の柔軟な平面部21,25を備
え、通常、これらの平面部21,25の周囲端面29
は、接着や融着等の封着手段により封着されて密封袋の
状態となっている。
【0021】一対の柔軟な平面部21,25は、互いに
複数本の柔軟な線状体7により連結されている。すなわ
ち、線状体7の一方端は平面部21に固着されており、
線状体7の他方端は平面部25の対向する位置にそれぞ
れ固着されている。複数の線状体7は、平面部21,2
5のほぼ全面に均等に万遍なく配置されることが望まし
い。線状体7の本数や、平面部内の配設密度は、用いる
袋体1の用途に応じて適宜設定すればよい。通常は、対
向する一対の平面部21,25がほぼ平行となるように
使用されることが多く、線状体はほぼ一定の長さのもの
が用いられるが、用途によっては、平面部21,25を
波打ち形状や、湾曲形状としたりする場合があり、この
場合には、それに応じて線状体の長さに変化を持たせる
ようにすればよい。従って、本発明にいう平面部とは波
打ち形状や、湾曲形状をも含ませる広い概念のものとし
て定義される。
【0022】線状体7は、通常、糸状のものや紐状のも
のが用いられる。その線径等については、用いる袋体1
の用途に応じて適宜設定すればよい。
【0023】一般に上記一対の平面部21,25は、そ
の主要部が布状のもの、特に、編み物からなり、線状体
7も同一材質から構成され、各平面部から引き出せれる
ことが一般的である。そのため、袋体の気密性を保持で
きるように、その表面または裏面に密封可能なコーティ
ング層を形成することが好ましい。コーティング層とし
ては、例えば、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリ塩化ビニ
ル、ポリウレタン、ポリ塩化ビニリデン等の各種の樹脂
材質や;アクリロニトリル−ブタジエンゴム、スチレン
−ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、イソプレンゴム、
プロピレン−ブタジエンゴム、アクリロニトリル−イソ
プレンゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、エチレン
−プロピレンゴム、アクリルゴム、フッ素ゴム、エーテ
ル−チオエーテルゴム、多硫化系ゴム、ウレタンゴム、
シリコンゴム等のゴム材質が好適に用いられる。これら
は二種以上用いてもよい。
【0024】もちろん、一対の平面部21,25および
線状体7は、その主要部が布状のものに限らず、すべて
を樹脂性のものから作ることも可能である。すなわち一
対の平面部21,25を樹脂シートから構成し、これら
の互いの平面部を連結する線状体7も同様な樹脂製の糸
状のものや紐状のものを用いることができる。強度等の
物性を考慮して線状体7のみ特別な樹脂材質を用いるこ
ともできる。線状体7の平面部21,25への連結は、
例えば、接着、融着等により行えばよい。本発明の袋体
1として用いられる樹脂材質としては、例えば、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリ塩化ビニ
ル等が用いられる。
【0025】次に、本発明の袋体1の使用方法および作
用について説明する。本発明の袋体1は使用前におい
て、袋体内部の空気が抜かれているから、図2に示され
ように萎んだ状態にある。従って、一般にはこれを丸め
たり、折り畳むことによりコンパトな形態にすることが
でき収納が容易になる。持ち運びも可能になる。袋体1
を使用するに際して、内部に空気が注入される。する
と、袋体はどんどん膨らんでくるが、最終的には線状体
7の長さによりそのふくらみが規制され、所定の形態と
なる(例えば、マット状形態など)。
【0026】このように空気が注入された袋体1は、そ
の内部に線状体7を備えている関係上、図1に示される
ような荷重W(矢印で示される)が加わっても、平面部
の変形量は、線状体7が設けられていない場合と比べて
極めて少ない。変形量が少ないと言えども適度な変形を
するので、外部からの強い衝撃に対して袋体そのものが
自己減衰効果を有する。
【0027】従って、このような作用をする本発明の袋
体1は、ベット本体や、橋や、防護壁(工事用、衝突防
止フェンス)、膨張式ボートの本体(内部にガスを入れ
ることにより膨張させる救命用膨張式いかだ、レジャー
用いかだ等)に用いた場合に優れた効果を発揮する。も
ちろん、上述のごとく収納性や持ち運び性もよい。
【0028】図3には、本発明の小変形量・自己減衰効
果のある袋体の他の好適な実施形態が示される。図3に
示される『袋体2』の形態が、前記図1に示される『袋
体1』のそれと異なるのは、線状体7がクロスした状態
に配置されている点にある。すなわち、線状体7の一方
端は平面部21に固着されており、線状体7の他方端は
平面部25の対向する位置からわずか左右にずれた位置
に固着され、クロス配置が構成されている。線状体7を
クロス配置することにより、特に、横方向(図3の矢印
α方向)の変形をきらう場合に効果的な使用が実現でき
る。
【0029】図4には、本発明の小変形量・自己減衰効
果のある袋体の他の好適な実施形態が示される。図4に
示される『袋体3』の形態は、2段以上の多段積層構成
(図示の場合2段が例示)となっている。この実施の形
態では、各段部分50ごとに、対向する一対の柔軟な平
面部51,53(符号53と符号55)を備え、当該一
対の平面部は、それぞれ互いに複数本の柔軟な線状体7
によって連結されている。
【0030】なお、図4における線状体7の配置は、図
3に示されるごとくクロス配置に置換してもよい。ま
た、各段ごとに線状体7の配置を変えてもよい。
【0031】
【発明の効果】本発明の袋体は、対向する一対の柔軟な
平面部を備え、当該一対の平面部は、互いに複数本の柔
軟な線状体により連結されて構成されているので、持ち
運び可能でコンパクトに収納できることはもとより、荷
重の移動によって元の形状変化が少なく、しかも、外部
からの衝撃に対して袋体そのものが自己減衰効果を備え
るという極めて優れた効果が発現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の袋体1を模式的に示した正面断面図で
あって、内部に空気が注入され、加圧された状態を示す
図面である。
【図2】本発明の袋体1を模式的に示した正面断面図で
あって、内部の空気が抜かれ、袋体が萎んだ状態を示す
図面である。
【図3】本発明の他の袋体2を模式的に示した正面断面
図であって、内部に空気が注入され、加圧された状態を
示す図面である。
【図4】本発明の他の袋体3(多段構成)を模式的に示
した正面断面図であって、内部に空気が注入され、加圧
された状態を示す図面である。
【符号の説明】
1,2,3…袋体 7…線状体 21,25…平面部 51,53,55…平面部(多段構成)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する一対の柔軟な平面部を備え、当
    該一対の平面部は、互いに複数本の柔軟な線状体により
    連結されていることを特徴とする小変形量・自己減衰効
    果のある袋体。
  2. 【請求項2】 前記線状体はほぼ一定の長さを有してな
    る請求項1記載の小変形量・自己減衰効果のある袋体。
  3. 【請求項3】 前記線状体は、前記一対の互いの平面部
    を連結する、糸または紐である請求項1または請求項2
    に記載の小変形量・自己減衰効果のある袋体。
  4. 【請求項4】 前記一対の平面部はその周囲端面が封着
    された密封袋である請求項1ないし請求項3のいずれか
    に記載の小変形量・自己減衰効果のある袋体。
  5. 【請求項5】 前記一対の平面部は、その主要部が布か
    らなり、その表面または裏面に密封可能なコーティング
    層を備えてなる請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載の小変形量・自己減衰効果のある袋体。
  6. 【請求項6】 前記一対の平面部は、樹脂シートからな
    り、互いの平面部を連結する線状体も樹脂製からなる請
    求項1ないし請求項4のいずれかに記載の小変形量・自
    己減衰効果のある袋体。
  7. 【請求項7】 ベット本体として用いられる請求項1な
    いし請求項6のいずれかに記載の小変形量・自己減衰効
    果のある袋体。
  8. 【請求項8】 橋として用いられる請求項1ないし請求
    項6のいずれかに記載の小変形量・自己減衰効果のある
    袋体。
  9. 【請求項9】 防護壁として用いられる請求項1ないし
    請求項6のいずれかに記載の小変形量・自己減衰効果の
    ある袋体。
  10. 【請求項10】 膨張式ボートの本体として用いられる
    請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の小変形量・
    自己減衰効果のある袋体。
JP36561297A 1997-12-22 1997-12-22 小変形量・自己減衰効果のある袋体 Pending JPH11178676A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015110983A (ja) * 2013-11-06 2015-06-18 株式会社セルバ 空気圧式緩衝体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015110983A (ja) * 2013-11-06 2015-06-18 株式会社セルバ 空気圧式緩衝体

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