JPH11178139A - ケ−ブル類を収納した既設管路中への新規ケ−ブルなどの引き入れ方法 - Google Patents
ケ−ブル類を収納した既設管路中への新規ケ−ブルなどの引き入れ方法Info
- Publication number
- JPH11178139A JPH11178139A JP36276797A JP36276797A JPH11178139A JP H11178139 A JPH11178139 A JP H11178139A JP 36276797 A JP36276797 A JP 36276797A JP 36276797 A JP36276797 A JP 36276797A JP H11178139 A JPH11178139 A JP H11178139A
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- JP
- Japan
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- cable
- plastic pipe
- opening
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 既設管路の隙間部に、光ケ−ブルなどを比較
的容易に引き入れることができる引き入れ方法の提供 【解決手段】 この発明のケ−ブル類を収納した既設管
路中への新規ケ−ブルなどの引き入れ方法は、電力ケ−
ブル1などを収納した既設管路2の隙間部3に、マンホ
−ルなどの開口部4からプラスチックパイプ5を押し込
み、適宜距離だけ挿入したのち、プラスチックパイプ5
中へ新規ケ−ブル6などを押し込み、開口部4の隣の開
口部4’まで挿通させたのち、プラスチックパイプ5だ
けを引き抜くことを特徴とするものである。
的容易に引き入れることができる引き入れ方法の提供 【解決手段】 この発明のケ−ブル類を収納した既設管
路中への新規ケ−ブルなどの引き入れ方法は、電力ケ−
ブル1などを収納した既設管路2の隙間部3に、マンホ
−ルなどの開口部4からプラスチックパイプ5を押し込
み、適宜距離だけ挿入したのち、プラスチックパイプ5
中へ新規ケ−ブル6などを押し込み、開口部4の隣の開
口部4’まで挿通させたのち、プラスチックパイプ5だ
けを引き抜くことを特徴とするものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ケ−ブル類を収
納した既設管路の隙間部に光ケ−ブルや通し線などを引
き入れるための引き入れ方法に関するものである。
納した既設管路の隙間部に光ケ−ブルや通し線などを引
き入れるための引き入れ方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電力ケ−ブルなどを収納した既設管路に
は、通常、数十パ−セント近くの隙間があり、電磁誘導
などの影響を受けない光ケ−ブルなどは、この隙間部に
布設しても問題はないので、従来、前記隙間部への光ケ
−ブルなどの布設作業が試みられているが、例えば、光
ケ−ブルなどをマンホ−ルなどの開口部から湾曲させ
て、既設管路の隙間部に押し込む場合、光ケ−ブルなど
の先端部が高々数メ−トル進んだところで、電力ケ−ブ
ルのシ−ス表面や管路の内面などに突き当たり、それ以
上挿入させることができないという不具合が生じてい
た。
は、通常、数十パ−セント近くの隙間があり、電磁誘導
などの影響を受けない光ケ−ブルなどは、この隙間部に
布設しても問題はないので、従来、前記隙間部への光ケ
−ブルなどの布設作業が試みられているが、例えば、光
ケ−ブルなどをマンホ−ルなどの開口部から湾曲させ
て、既設管路の隙間部に押し込む場合、光ケ−ブルなど
の先端部が高々数メ−トル進んだところで、電力ケ−ブ
ルのシ−ス表面や管路の内面などに突き当たり、それ以
上挿入させることができないという不具合が生じてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は従来の技術
で記述した不具合を解消するためになされたもので、既
設管路の隙間部に、光ケ−ブルなどを比較的容易に引き
入れることができる引き入れ方法の提供を目的とするも
のである。
で記述した不具合を解消するためになされたもので、既
設管路の隙間部に、光ケ−ブルなどを比較的容易に引き
入れることができる引き入れ方法の提供を目的とするも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明のケ−ブル類を
収納した既設管路中への新規ケ−ブルなどの引き入れ方
法は、電力ケ−ブルなどを収納した既設管路の隙間部
に、マンホ−ルなどの開口部からプラスチックパイプを
押し込み、適宜距離だけ挿入したのち、該プラスチック
パイプ中へ新規ケ−ブルなどを押し込み、前記開口部の
隣の開口部まで挿通させたのち、前記プラスチックパイ
プだけを引き抜くことを特徴とするものである。
収納した既設管路中への新規ケ−ブルなどの引き入れ方
法は、電力ケ−ブルなどを収納した既設管路の隙間部
に、マンホ−ルなどの開口部からプラスチックパイプを
押し込み、適宜距離だけ挿入したのち、該プラスチック
パイプ中へ新規ケ−ブルなどを押し込み、前記開口部の
隣の開口部まで挿通させたのち、前記プラスチックパイ
プだけを引き抜くことを特徴とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態の一例を図
面を参照しながら説明するに、図1〜図4に示すよう
に、電力ケ−ブル1などを収納した既設管路2の隙間部
3に、マンホ−ルなどの開口部4から、まず、図1〜図
2に示すように、ビニル、ポリエチレンなどからなるプ
ラスチックパイプ5を、人力で押し込み、適宜距離だけ
挿入したのち、図3に示すように、プラスチックパイプ
5中へ光ケ−ブルなどの新規ケ−ブル6を押し込み、開
口部4の隣の開口部4’まで挿通させたのち、図4に示
すように、プラスチックパイプ5だけを引き抜くのであ
る。なお、プラスチックパイプ5中には、光ケ−ブルの
外に、通信ケ−ブルや通し線などを挿通させることもあ
る。
面を参照しながら説明するに、図1〜図4に示すよう
に、電力ケ−ブル1などを収納した既設管路2の隙間部
3に、マンホ−ルなどの開口部4から、まず、図1〜図
2に示すように、ビニル、ポリエチレンなどからなるプ
ラスチックパイプ5を、人力で押し込み、適宜距離だけ
挿入したのち、図3に示すように、プラスチックパイプ
5中へ光ケ−ブルなどの新規ケ−ブル6を押し込み、開
口部4の隣の開口部4’まで挿通させたのち、図4に示
すように、プラスチックパイプ5だけを引き抜くのであ
る。なお、プラスチックパイプ5中には、光ケ−ブルの
外に、通信ケ−ブルや通し線などを挿通させることもあ
る。
【0006】従来のように、プラスチックパイプ5がな
く、光ケ−ブなどの新規ケ−ブル6を既設管路2の隙間
部3に直接押し込む場合には、押し込まれる新規ケ−ブ
ル6は、図1に示すように、マンホ−ルなどの開口部4
で、外径の約5倍程度の曲率半径(以下5Rと略記す
る。)に曲げられた状態で押し込まれるので、新規ケ−
ブル6の先端部が反り返り気味になり、既に収納されて
いる電力ケ−ブル1のシ−スや管路2の内壁などに突き
当たる。この状態になっているときに、新規ケ−ブル6
を無理矢理に押し込むと、新規ケ−ブル6は座屈を起こ
すので、正常に前進させることはできない。
く、光ケ−ブなどの新規ケ−ブル6を既設管路2の隙間
部3に直接押し込む場合には、押し込まれる新規ケ−ブ
ル6は、図1に示すように、マンホ−ルなどの開口部4
で、外径の約5倍程度の曲率半径(以下5Rと略記す
る。)に曲げられた状態で押し込まれるので、新規ケ−
ブル6の先端部が反り返り気味になり、既に収納されて
いる電力ケ−ブル1のシ−スや管路2の内壁などに突き
当たる。この状態になっているときに、新規ケ−ブル6
を無理矢理に押し込むと、新規ケ−ブル6は座屈を起こ
すので、正常に前進させることはできない。
【0007】これに対して、プラスチックパイプ5が既
設管路2の隙間部3に挿入されている場合には、プラス
チックパイプ5がガイドとして働き、前記反り返りを矯
正して、新規ケ−ブル6を正常に前進させることができ
る。この場合、プラスチックパイプ5は、既設管路2の
開口部4からその隣の開口部4’まで達している必要は
なく、開口部4からの押し込み力が新規ケ−ブル6の先
端部を反り返さないようになる距離だけ、挿入されてい
るだけでよい。
設管路2の隙間部3に挿入されている場合には、プラス
チックパイプ5がガイドとして働き、前記反り返りを矯
正して、新規ケ−ブル6を正常に前進させることができ
る。この場合、プラスチックパイプ5は、既設管路2の
開口部4からその隣の開口部4’まで達している必要は
なく、開口部4からの押し込み力が新規ケ−ブル6の先
端部を反り返さないようになる距離だけ、挿入されてい
るだけでよい。
【0008】
【実施例】マンホ−ル間離隔距離が50m、管路2の内
径が80mm、既設電力ケ−ブル1が6600ボルトC
VT100mm2、プラスチックパイプ5が内径15m
mのビニルパイプ、新規ケ−ブル6が外径10mmの光
ケ−ブル、押し込み時の曲率半径50Rの場合につい
て、引き入れ試験を行なった結果、前記ビニルパイプを
約20mまで押し込むることができた。このビニルパイ
プに前記光ケ−ブルを挿入させると、50mまで楽に挿
通させることができた。また、前記ビニルパイプの挿入
距離と前記光ケ−ブルの挿通距離の関係について試験し
た結果、ビニルパイプの挿入距離が約8mまでは、前記
光ケ−ブルを50mまで挿通させることができた。
径が80mm、既設電力ケ−ブル1が6600ボルトC
VT100mm2、プラスチックパイプ5が内径15m
mのビニルパイプ、新規ケ−ブル6が外径10mmの光
ケ−ブル、押し込み時の曲率半径50Rの場合につい
て、引き入れ試験を行なった結果、前記ビニルパイプを
約20mまで押し込むることができた。このビニルパイ
プに前記光ケ−ブルを挿入させると、50mまで楽に挿
通させることができた。また、前記ビニルパイプの挿入
距離と前記光ケ−ブルの挿通距離の関係について試験し
た結果、ビニルパイプの挿入距離が約8mまでは、前記
光ケ−ブルを50mまで挿通させることができた。
【0009】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、次のような効果を呈する。 既設管路の隙間部に新規ケ−ブルなどを比較的容易に
引き入れることができるので、新規ケ−ブル用として新
たな管路を新設する必要がないので、経済的である。 この発明を実施するための備品類はプラスチックパイ
プだけでよいので、安価で手軽に行なえる。
で、次のような効果を呈する。 既設管路の隙間部に新規ケ−ブルなどを比較的容易に
引き入れることができるので、新規ケ−ブル用として新
たな管路を新設する必要がないので、経済的である。 この発明を実施するための備品類はプラスチックパイ
プだけでよいので、安価で手軽に行なえる。
【図1】発明の一実施例を示す断面図
【図2】図1におけるA−A断面図
【図3】図2において、プラスチックパイプに光ケ−ブ
ルを挿入した状態を示す断面図
ルを挿入した状態を示す断面図
【図4】図3において、プラスチックパイプを引き抜い
た状態を示す断面図
た状態を示す断面図
1 電力ケ−ブル 2 管路 3 隙間部 4、4’マンホ−ルなどの開口部 5 プラスチックパイプ 6 新規ケ−ブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 浩剛 福岡県福岡市渡辺通2丁目1番82号 九州 電力株式会社内 (72)発明者 可知 純夫 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 石川 明彦 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 島崎 利広 佐賀県佐賀市天神1丁目4番3号 株式会 社佐電工内 (72)発明者 原田 真一 佐賀県佐賀市天神1丁目4番3号 株式会 社佐電工内 (72)発明者 吉田 宏志 大分県大分市大字駄原2899番地 西日本電 線株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 電力ケ−ブルなどを収納した既設管路の
隙間部に、マンホ−ルなどの開口部からプラスチックパ
イプを押し込み、適宜距離だけ挿入したのち、該プラス
チックパイプ中へ新規ケ−ブルなどを押し込み、前記開
口部の隣の開口部まで挿通させたのち、前記プラスチッ
クパイプだけを引き抜くことを特徴とするケ−ブル類を
収納した既設管路中への新規ケ−ブルなどの引き入れ方
法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36276797A JPH11178139A (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | ケ−ブル類を収納した既設管路中への新規ケ−ブルなどの引き入れ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36276797A JPH11178139A (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | ケ−ブル類を収納した既設管路中への新規ケ−ブルなどの引き入れ方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11178139A true JPH11178139A (ja) | 1999-07-02 |
Family
ID=18477688
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36276797A Pending JPH11178139A (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | ケ−ブル類を収納した既設管路中への新規ケ−ブルなどの引き入れ方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11178139A (ja) |
-
1997
- 1997-12-12 JP JP36276797A patent/JPH11178139A/ja active Pending
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