JPH11177983A - 画像圧縮処理装置 - Google Patents
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Abstract
を考慮した方法でなかったり、動画像がコマ落ちする際
の画質改善を考慮しておらず、圧縮画像が飛び飛びにな
るような場合に画質の劣化が目立つ。 【解決手段】 ブロックタイプ決定手段22は、フレー
ムレートがしきい値Aより低いかどうか判定し、低いと
きにはブロック移動量をしきい値Bと比較し、しきい値
Bよりも大きい場合は、高画質モードで圧縮するブロッ
クとして決定する。また、参照ブロックと現ブロックと
の差分をとり、その差分ブロックの高周波成分の値とし
きい値Cとを比較し、しきい値Cよりも大きい場合は、
高画質モードで圧縮するブロックとする。データ割り当
て手段23は、ブロックタイプ決定手段22により決定
されたブロックタイプに応じて、ブロック毎のデータ量
の割り当てを行う量子化係数を生成して量子化手段24
に供給する。
Description
係り、特に画像信号をリアルタイムに圧縮処理する画像
圧縮処理装置に関する。
ル回線を使用して、画像・音声を送受信する場合、回線
の伝送能力に合わせてデータを圧縮して送信し、受信側
でそのデータを伸長する方式が一般的である。
ロック図を示す。同図において、カメラ11により撮像
して得られた被写体の画像信号は、画像入力手段12に
供給されて複数のブロックに分けられ、ブロック単位に
動き検索手段13で参照画像データと相関性の高いブロ
ックが検索され、そのブロックと現ブロックとの差分が
求められる。この差分データは、周波数変換手段14で
周波数成分に変換され、量子化手段15で量子化され
る。
ータは、逆量子化手段18で逆量子化された後、逆周波
数変換手段19に供給されて周波数成分から画素値に変
換され、動き補償手段20で差分データが参照画像デー
タに復元されて動き検索手段13に供給される。一方、
上記の量子化データは、また可変長符号化手段16に供
給されてランレングスなどに基づき可変長符号化された
後、送信手段17により伝送路へ送信される。
で上記のような画像圧縮処理を行う際に、画質を向上さ
せるためには、1フレームに割り当てられるデータ量を
増やすという方法がある。しかし、1フレームにデータ
量を多く割り当てるとそのフレームを伝送するまでの時
間がかかってしまい、次のフレームを圧縮するまでの間
隔が開いてしまう。その間隔が開けば開くほどコマ落と
しのような動画になってしまう。
減らせば、次のフレームまでの間隔は短くなり、動きは
滑らかになるが、フレーム当りのデータ量が少ないた
め、画像にブロック状のノイズが現れ、画質が低下す
る。このように、伝送能力が低い回線で画像データを送
信しようとすると、画質が極端に劣化するかコマ落ちし
たような飛び飛びの画像が送信される。
割り当てデータ量を増やすことなく、1フレーム内でデ
ータ量の割り当てを工夫し、人が注視する部分に多くの
データ量を割り当てる必要がある。
る画像圧縮処理装置として、1フレームの画像をサブサ
ンプリングして隣接画素間の相関性を利用する装置が知
られている(特開平8−242446号公報)。また、
静止画を複数のブロックに区切り、階調を適応的に変化
させることで最適な圧縮を行う画像圧縮処理装置も知ら
れている(特開平1−93278号公報)。更に、静止
画を圧縮する際に、ブロック間で相関をとり相関が高い
ブロックは前ブロックで近似する画像圧縮処理装置も従
来知られている(特開平4−344771号公報)。
圧縮処理装置では、連続した画像を考慮した方法でなか
ったり、動画像がコマ落ちする際の画質改善を考慮して
おらず、圧縮画像が飛び飛びになるような場合に画質の
劣化が目立つという問題がある。また、特開平8−24
2446号公報記載の従来装置では、1フレームに割り
当てられるデータ量を考慮しておらず、また伸長側にも
専用の伸長装置が必要である。
従来装置では、動画像への対応の記述が無く、また1フ
レームに割り当てられるデータ量を考慮していない。更
に、特開平4−344771号公報記載の従来装置で
は、動画像への対応が考慮されておらず、また、画質の
改善に関して述べられていない。
伝送能力の問題から単位時間に送信できる圧縮画像のフ
レーム数が少ない場合に、人間の目に認識し易いノイズ
を低減させる圧縮を行うことにより、伸長側のプログラ
ムに変更を加えることなく高画質な画像が得られる画像
圧縮を実現する画像圧縮処理装置を提供することを目的
とする。
め、本発明は、複数のブロックに分けられた入力画像デ
ータを、ブロック単位で参照データと相関性の高いブロ
ックを検索する動き検索手段と、動き検索手段より出力
されたブロックを現ブロックとし、その現ブロックより
以前のフレームの参照ブロックと比較してフレームレー
トを求め、そのフレームレートが第1のしきい値よりも
低い場合は、現ブロックの移動速度及び情報量の少なく
ともいずれか一方に基づいて、高画質モードで圧縮する
ブロックか通常モードで圧縮するブロックかを決定し、
フレームレートが第1のしきい値以上のときは現ブロッ
クを通常モードで圧縮するブロックとして決定するブロ
ックタイプ決定手段と、ブロックタイプ決定手段により
決定されたそのブロックのブロックタイプに応じて、高
画質モードのときは通常モードに比べてデータ量を多く
割り当てるように量子化係数を設定するデータ量割り当
て手段と、動き検索手段より出力された各ブロックの画
像データを周波数成分に変換する周波数変換手段と、デ
ータ量割り当て手段からの量子化係数に従って、周波数
変換手段から取り出された各ブロックの周波数成分を量
子化する量子化手段と、量子化手段から取り出された量
子化された各ブロックのデータを圧縮符号化して出力す
る符号化手段と、量子化手段により量子化された各ブロ
ックのデータから参照データを生成して動き検索手段に
入力する参照データ生成手段とを有する構成としたもの
である。
い値よりも低い場合は、現ブロックの移動速度及び情報
量の少なくともいずれか一方に基づいて、高画質モード
で圧縮するブロックか通常モードで圧縮するブロックか
を決定するようにしたため、移動速度が速くて動きの大
きい画像部分や情報量が多くて細かな画像部分について
は、高画質モードのブロックと決定し、通常モードと決
定されたブロックに比べてデータ量を多く割り当てるこ
とができる。
て図面と共に説明する。図1は本発明になる画像圧縮処
理装置の一実施の形態のブロック図を示す。同図中、図
9と同一構成部分には同一符号を付してある。図1に示
す実施の形態は、画像信号を入力するためのカメラ11
と、画像データを複数のブロックに分割する画像入力手
段12と、入力された画像データと前フレームの画像信
号(参照データ)との相関性を各ブロック毎に求める動
き検索手段13と、周波数成分に変換する周波数変換手
段14と、量子化を行う量子化手段24と、可変長符号
化を行う可変長符号化手段16と、符号化データを送信
するための送信手段17と、逆量子化を行う逆量子化手
段18と、周波数成分から画素値に変換するための逆周
波数変換手段19と、差分ブロックと参照ブロックを加
算する動き補償手段20とからなる画像圧縮処理装置に
おいて、各ブロックの圧縮パターン(ブロックタイプ)
を決定するブロックタイプ決定手段22と、ブロックタ
イプに応じたデータ量を割り当てるためのデータ量割当
手段23とを設けた点に特徴がある。
の一例のブロック図を示す。同図に示すように、ブロッ
クタイプ決定手段22は、前フレームと現フレームの間
隔を判定するフレーム間隔判定手段221と、ブロック
の移動量を判定する動きベクトル判定手段222と、高
周波成分の多いブロックを判定する周波数成分判定手段
223とから構成されている。
より入力された画像信号を画像入力手段12により動き
検索手段13に渡し、ブロックタイプ決定手段22で動
き検索の結果から各ブロックの圧縮パターンを決定し、
その圧縮パターンの形式で周波数変換手段14による周
波数成分への変換、量子化手段24による量子化を順次
に行い、更に可変長符号化手段16による可変長符号化
を行って圧縮符号とし、それを送信手段17を通して送
信する。なお、量子化手段24は、データ量割当手段2
3よりの量子化係数に従って、周波数変換手段14から
のブロックのデータの量子化を行う。
作成のため、量子化手段24による量子化データを逆量
子化手段18に渡して逆量子化を行った後、逆周波数変
換手段19で周波数成分から画素成分に変換し、更に動
き補償手段20で参照フレームのデータを生成する。
は、後述するように、フレームレートが低い場合の画質
改善、特にある速度以上で動いている画像部分の画質改
善の処理を行うために、そのブロックを高画質モードで
圧縮するのか、通常モードで圧縮するかのブロックタイ
プを決定する。ブロックタイプ決定手段22は、図1に
示した動き検索手段13から入力された画像データが前
フレームからどれだけ間隔が開いているかフレーム間隔
判定手段221により判定し、フレーム間隔が基準値よ
りも広い場合は、動きベクトル判定手段222でブロッ
クの移動量を判定し、移動量が少ない場合は周波数成分
判定手段223で高周波成分の分布を判定する。上記の
各判定手段221、222及び223の出力判定結果
は、加算器224を通して図1の周波数変換手段14へ
出力される。
ついて、図3のフローチャートを併せ参照して説明す
る。図1において、カメラ11により撮像して得られた
被写体の画像信号は、画像入力手段12に供給されてデ
ィジタル信号に変換された後複数のブロックに分けら
れ、そのブロック単位に動き検索手段13において動き
補償手段20からの参照画像データと相関性の高いブロ
ックが検索される(図3のステップ31)。例えば、各
画素の差分値の二乗和の合計や差分値の絶対値和などを
求め、検索範囲内で最小値だった部分を参照ブロックの
位置とする。
給される一方、図1及び図2に示したブロックタイプ決
定手段22に供給され、ここで、そのブロックの圧縮パ
ターンが高画質モードか通常モードのいずれであるか決
定される。すなわち、ブロックタイプ決定手段22は、
まず、図2のフレーム間隔判定手段221により、参照
フレームと現ブロックのフレームとのフレーム間隔をし
きい値Aと比較判定する(図3のステップ32)。ただ
し、テレビ電話のように、単位時間内に少ないフレーム
しか圧縮しないシステムにおいては、このステップ32
は省略しても差し支えない。このしきい値A及び後述の
しきい値B、Cは装置により異なり、画質とデータ量が
最適になる値である。
フレーム間隔がしきい値A以下のとき(参照フレームが
現ブロックのフレームからしきい値Aより離れていない
場合)は、フレームレートがしきい値Aに関連した値以
上であるので、現ブロックを従来と同様の通常の圧縮モ
ードで処理を行うブロックとして決定する(図3のステ
ップ36)。
りも大きいときには、フレームレートがしきい値Aに関
連した値より低いので、図2の動きベクトル判定手段2
22により、上記の検索結果から得られた参照ブロック
の位置が現ブロックからどれだけ離れているか(すなわ
ち、ブロック移動量)をしきい値Bと比較判定する(図
3のステップ33)。
場合は、そのブロックはしきい値Bに関連した基準速度
以上の速度で移動するブロックであり、視点がいく移動
体の一部であると判断し、画質改善のため高画質モード
で圧縮するブロックとして決定する(図3のステップ3
5)。一方、ブロック移動量がしきい値B以下であると
きには、図2の周波数成分判定手段223により、参照
ブロックと現ブロックとの差分をとり、その差分ブロッ
クの周波数成分を調べて、高周波成分の値としきい値C
とを比較判定する(図3のステップ34)。
かさの指標となるものであり、しきい値Cよりも大きい
場合は、ブロックの画像が細かく、フレームレートが低
い場合は目立つので高画質モードで圧縮するブロックと
して決定し(図3のステップ35)、そうでなければ通
常モードで圧縮するタイプのブロックとして決定する
(図3のステップ36)。
データは、周波数変換手段14に供給されて周波数成分
に変換される(図3のステップ37)。また、上記のブ
ロックタイプ決定手段22により各ブロック毎に決定さ
れたブロックタイプ(圧縮パターン)のデータは、図1
のデータ割り当て手段23に供給されて、ブロック毎に
ブロックタイプに応じたデータ量の割り当てを行う量子
化係数を生成して量子化手段24に供給する(図3のス
テップ38)。
手段23からの量子化係数に従い、割り当てたデータ量
になるように周波数変換手段14よりの周波数成分の量
子化を行う(図3のステップ39)。量子化手段24よ
り取り出された量子化データは、可変長符号化手段16
に供給されてランレングスなどに基づき可変長符号化さ
れた後(図3のステップ40)、送信手段17により伝
送路へ送信される。
量割り当て手段23によるデータ量割り当て処理につい
て、図4のフローチャートと共に更に詳細に説明する。
周波数成分に変換されたブロックデータが入力される
と、まず、そのブロックデータの中で最も低周波数を除
いた成分(以下、AC成分とする)の絶対値合計(以
下、ACパワーとする)を求め、この値の画面全体の合
計値を求める(ステップ381)。
ックのACパワーの割合(周波数分布)からデータ量を
比例配分する(ステップ382)。次に、現ブロックが
高画質モードであるかどうか判定し(ステップ38
3)、高画質モードであれば、割り当てデータ量を増や
し(ステップ384)、割り当てデータ量を調整した高
画質モードのブロックに割り当てられたデータ量の合計
を求める(ステップ385)。
うか判定し(ステップ386)、終了していない場合は
次のブロックに対しステップ382のデータ量割り当て
処理から再度開始する。ステップ383で通常モードで
あると判定されたときには、ステップ384及び385
の処理は行わず、ステップ386に進んで全ブロックの
調整が終了したかどうか判定する。
てステップ382〜386の処理が実行されると、続い
て、現ブロックが通常モードのブロックかどうか判定し
(ステップ387)、通常モードのブロックであれば、
現フレームに割り当てられたデータ量から高画質モード
に割り当てられたデータ量を除いたデータ量を周波数分
布により比例配分する(ステップ388)。上記のステ
ップ387と388の処理を全ブロックが終了するまで
行い(ステップ389)、普通モードのブロックに残り
のデータ量を割り当てて、データ量の割り当てを終了す
る。
ム間隔がしきい値Aよりも小さなフレームレートが低い
画像データのうち、移動速度がしきい値Bに関連した値
よりも速いブロックについては高画質モードで圧縮して
データ割り当てを多くし、また移動速度が遅くても画像
がしきい値Cに関連した値よりも細かな場合も高画質モ
ードで圧縮してデータ割当量を多くするようにしている
ため、人間の注視する画像部分の画質を向上させること
ができる。
て説明する。電話回線を使用するテレビ電話のように、
回線の伝送能力が低く、単位時間当りに伝送される画像
のフレーム数(以下ではフレームレートとする)が少な
い場合は、フレームレートが多い場合に比べてコマ落ち
する分、画質の劣化が目につくようになる。そのため、
フレームレートが低い場合は、特別な画質改善処理を行
う必要がある。
トの回線を使用して圧縮画像を送る場合、画面出力の基
準が1秒当り30フレームであるものとすると、圧縮時
に30フレーム全部を圧縮しようとすると、1フレーム
当りに割り当てられるデータ量は600ビット(=(1
/30)×18×103ビット)となる。
られないとすると、1秒当りのフレーム数を減らすこと
で、1フレーム当りの割り当てデータ量を増やす必要が
ある。そこで、テレビ電話としての実用上問題ないと思
われるフレームレートで毎秒6フレームの場合について
説明する。この場合、1フレーム当りに割り当てられる
データ量は3キロビットになり、その分画質が向上す
る。
データを模式的に示す。フレームレートで毎秒6フレー
ムの場合、nフレーム目の画像51の画像データを圧縮
して画像52の圧縮データを得ると、次に圧縮するフレ
ームはn+5フレーム目の画像53の画像データであ
る。このため、この圧縮データを再生すると、nフレー
ム目の画像52が、n+5フレーム目の画像53の画像
データを圧縮した圧縮データの画像54が再生されるn
+5フレーム目までの5フレーム期間、画像52が画面
に表示され続けていることになる。
は、従来の圧縮処理では「ある速度以上で動いている表
示画像部分は、人の目には細部まで認識できないため、
その部分に割り当てるデータ量を減らすことができ
る。」という考え方に従ってデータ量を割り当て高画質
化を図っていたが、毎秒6フレームで画像を表示する場
合は、1フレーム当りの表示時間が長いため、動いてい
る表示画像部分も人の目に認識できるようになる。ま
た、テレビ電話では画面中で動いている画像部分は殆ど
の場合、対話をしている相手であり、視点は常に相手に
あると考えることができる。
は使用者が注視する画像部分、特に動いている部分の画
質を向上させる必要がある。以下では、フレームレート
が低い場合の画質改善、特に動いている画像部分の画質
改善について説明する。
値より大きいとき、すなわち、ある速度以上で動いてい
る画像部分の画質改善の処理を行う。このしきい値は、
処理されないフレーム数や時間を比較するための基準値
である。まず、画質改善のために画像の動きのある部分
を検出する。特に動きの大きい部分を検出するために、
動き検索の結果を参照してブロックの移動距離を求め
る。
ある。検索の結果、図6(a)に示す参照フレームのブ
ロックA1、B1は、それぞれ同図(b)に示す現フレ
ームのブロックA2、B2に移動したものとすると、そ
れぞれ移動量をしきい値と比較して、A1からA2への
移動量はしきい値より大きく、B1からB2への移動量
はしきい値よりも小さいものとする。
動体の一部であると判断し、高画質モードで圧縮するよ
うに設定される(図3のステップ32、33、35)。
一方、B1からB2へは移動距離は少ないが、情報量の
多いブロックの可能性があるので、ブロックの周波数成
分を見て、ブロックの画像の細かさの指標となる高周波
成分の分布を調べる。高周波成分の指標として一般的な
ものは、ブロックの画素の平均値を求め、各画素と平均
値との差分値の二乗和の合計や絶対値和から求めること
ができる。
い値よりも大きい場合は、ブロックに詳細な情報がある
として、高画質モードで圧縮するように設定され、そう
でない場合は通常モードで圧縮するように設定される
(図3のステップ33、34、35)。
ックタイプ(以下、圧縮モードともいう)が設定される
と、図3のステップ38及び図4に説明したように、そ
の圧縮モードを参照して1フレームに割り当てられたデ
ータ量をブロック単位に配分する。
す図である。同図(a)はブロック毎のACパワーの分
布を示す図で、同図(b)は1フレームのブロックにデ
ータ量を均等に割り当てたことを示した図である。同図
(b)において、編み掛けになっている部分は高画質モ
ードのブロックを示し、数値は割り当てデータ量を示し
ている。
布を見て、ACパワーが大きいブロックには多くのデー
タ量を割り当て、ACパワーが小さいブロックには少な
いデータ量を割り当てたときのデータ量割り当て分布を
示す。また、図7(d)はそれぞれのブロックの圧縮モ
ードに従って、高画質モードのブロックには更に1.5
倍のデータ量を割り当て、通常モードのブロックには残
りを割り当てるように割り当て直したデータ量を示す。
データ量割当手段23は、このようにして割り当てたデ
ータ量になるように量子化係数を調整し、量子化手段2
4に供給して量子化させる。。
考慮せずに、量子化時に量子化係数を調整するようにし
てもよい。この場合の手法を図8と共に説明する。図8
(a)において、高画質モードのブロックは編み掛けで
示され、数値は量子化係数を示している。通常、量子化
係数は1から31の値をとり、値が大きいほど粗い量子
化を行うことになる。この量子化係数を図8(b)に示
すように、高画質モードのブロックは規定の量子化より
も細かく行い、通常モードのブロックは粗く行うことで
注視部分の画質を向上することができる。
を行うには、高画質モードのブロックに更に多くのデー
タ量を割り当て、参照フレームとの差分データを使用し
ないで入力データのまま圧縮し、残りのデータ量を通常
モードのブロックに割り当てるという手法がある。
例に限定されるものではなく、例えば、図2の動きベク
トル判定手段222と周波数成分判定手段223の一方
を削除した構成であっても、ある程度の画質改善効果は
得られるものである。
フレームレートが低い場合に、動きの大きい部分や画像
の細かい部分に優先的にデータ量を割り当て圧縮するよ
うにしたため、人間の注視する画像部分の画質を向上さ
せることができる。更に、本発明によれば、圧縮処理に
おけるデータ量の割り当て方を変更するだけなので、再
生側の装置に変更を加えることなく上記圧縮処理が実現
できる。
例のブロック図である。
ートである。
に説明するフローチャートである。
で圧縮する場合の説明図である。
図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 複数のブロックに分けられた入力画像デ
ータを、該ブロック単位で参照データと相関性の高いブ
ロックを検索する動き検索手段と、 前記動き検索手段より出力されたブロックを現ブロック
とし、その現ブロックより以前のフレームの参照ブロッ
クと比較してフレームレートを求め、そのフレームレー
トが第1のしきい値よりも低い場合は、前記現ブロック
の移動速度及び情報量の少なくともいずれか一方に基づ
いて、高画質モードで圧縮するブロックか通常モードで
圧縮するブロックかを決定し、前記フレームレートが前
記第1のしきい値以上のときは現ブロックを前記通常モ
ードで圧縮するブロックとして決定するブロックタイプ
決定手段と、 前記ブロックタイプ決定手段により決定されたそのブロ
ックのブロックタイプに応じて、前記高画質モードのと
きは前記通常モードに比べてデータ量を多く割り当てる
ように量子化係数を設定するデータ量割り当て手段と、 前記動き検索手段より出力された各ブロックの画像デー
タを周波数成分に変換する周波数変換手段と、 前記データ量割り当て手段からの量子化係数に従って、
前記周波数変換手段から取り出された各ブロックの周波
数成分を量子化する量子化手段と、 前記量子化手段から取り出された量子化された各ブロッ
クのデータを圧縮符号化して出力する符号化手段と、 前記量子化手段により量子化された各ブロックのデータ
から前記参照データを生成して前記動き検索手段に入力
する参照データ生成手段とを有することを特徴とする画
像圧縮処理装置。 - 【請求項2】 前記ブロックタイプ決定手段は、前記現
ブロックの移動速度が第2のしきい値よりも速いとき
は、前記高画質モードのブロックであると決定すること
を特徴とする請求項1記載の画像圧縮処理装置。 - 【請求項3】 前記ブロックタイプ決定手段は、前記現
ブロックの情報量が第3のしきい値よりも多いときに
は、前記高画質モードのブロックであると決定すること
を特徴とする請求項1記載の画像圧縮処理装置。 - 【請求項4】 前記ブロックタイプ決定手段は、前記動
き検索手段より入力された現ブロックのフレームと前フ
レームとのフレーム間隔が前記第1のしきい値より大で
あるか否か比較し、該第1のしきい値以下のときは前記
通常モードのブロックであると判定するフレーム間隔判
定手段と、該フレーム間隔判定手段によりフレーム間隔
が前記第1のしきい値よりも大であり、前記フレームレ
ートが前記第1のしきい値よりも低いと判定されたとき
は、前記現ブロックと参照ブロックとの間の移動量が前
記第2のしきい値よりも大であるか否か比較し、該第2
のしきい値より大であるときは前記高画質モードのブロ
ックと判定する動きベクトル判定手段とを有することを
特徴とする請求項1又は2記載の画像圧縮処理装置。 - 【請求項5】 前記ブロックタイプ決定手段は、前記動
き検索手段より入力された現ブロックのフレームと前フ
レームとのフレーム間隔が前記第1のしきい値より大で
あるか否か比較し、該第1のしきい値以下のときは前記
通常モードのブロックであると判定するフレーム間隔判
定手段と、該フレーム間隔判定手段によりフレーム間隔
が前記第1のしきい値よりも大であり、前記フレームレ
ートが前記第1のしきい値よりも低いと判定されたとき
は、前記現ブロックと参照ブロックとの差分の周波数成
分の値を求め、その周波数成分の値が前記第3のしきい
値よりも大であるか否か比較し、該第3のしきい値より
も大であるときは前記高画質モードのブロックであり、
該第3のしきい値以下のときは前記通常モードのブロッ
クであると判定する周波数成分判定手段とを有すること
を特徴とする請求項1又は3記載の画像圧縮処理装置。 - 【請求項6】 前記ブロックタイプ決定手段は、前記動
き検索手段より入力された現ブロックのフレームと前フ
レームとのフレーム間隔が前記第1のしきい値より大で
あるか否か比較し、該第1のしきい値以下のときは前記
通常モードのブロックであると判定するフレーム間隔判
定手段と、該フレーム間隔判定手段によりフレーム間隔
が前記第1のしきい値よりも大であり、前記フレームレ
ートが前記第1のしきい値よりも低いと判定されたとき
は、前記現ブロックと参照ブロックとの間の移動量が前
記第2のしきい値よりも大であるか否か比較し、該第2
のしきい値より大であるときは前記高画質モードのブロ
ックと判定する動きベクトル判定手段と、前記動きベク
トル判定手段により前記移動量が前記第2のしきい値以
下と判定されたときは、前記現ブロックと参照ブロック
との差分の周波数成分の値を求め、その周波数成分の値
が前記第3のしきい値よりも大であるか否か比較し、該
第3のしきい値よりも大であるときは前記高画質モード
のブロックであり、該第3のしきい値以下のときは前記
通常モードのブロックであると判定する周波数成分判定
手段とからなることを特徴とする請求項1乃至3のうち
いずれか一項記載の画像圧縮処理装置。 - 【請求項7】 前記データ量割り当て手段は、ブロック
データの中で最も低周波数を除いた成分の絶対値合計で
あるACパワーの画面全体の合計値を求め、該画面全体
のACパワーに対するブロックのACパワーの割合から
データ量を比例配分した後、現ブロックが前記高画質モ
ードであるかどうか判定し、前記高画質モードのブロッ
クであれば割り当てデータ量を増やし、前記通常モード
のブロックであれば現フレームに割り当てられたデータ
量から前記高画質モードに割り当てられたデータ量を除
いたデータ量を周波数分布により比例配分するように、
前記量子化係数を設定することを特徴とする請求項1記
載の画像圧縮処理装置。
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