JPH04344771A - 画像データ符号化方法および画像データ圧縮装置 - Google Patents

画像データ符号化方法および画像データ圧縮装置

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JPH04344771A
JPH04344771A JP3117130A JP11713091A JPH04344771A JP H04344771 A JPH04344771 A JP H04344771A JP 3117130 A JP3117130 A JP 3117130A JP 11713091 A JP11713091 A JP 11713091A JP H04344771 A JPH04344771 A JP H04344771A
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JP3117130A
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Kimitaka Murashita
君孝 村下
Tsuguo Noda
嗣男 野田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多値画像を表す画像デ
ータを所定数の画素からなるブロックごとに符号化する
画像データ符号化方法およびこの画像データ符号化方法
を用いた画像データ圧縮装置に関するものである。中間
階調画像やカラー画像などの多値画像をその特徴を損な
うことなくデータ量を圧縮する符号化方式として、2次
元直交変換を利用した適応離散コサイン変換符号化方式
(Adaptive Discrete Cosine
 Transform,以下ADCT方式と称する)が
広く用いられている。
【0002】このADCT方式は、多値画像をそれぞれ
所定数の画素(例えば8×8画素)からなるブロックに
分割し、このブロックごとに画像データを直交変換して
変換係数(以下、DCT係数と称する)からなる行列を
求め、この行列の各成分をそれぞれ対応する視覚適応閾
値(後述する)を用いて量子化してから可変長符号化す
ることにより、データ量を圧縮するものである。
【0003】
【従来の技術】図6に、従来のADCT方式を適用した
画像データ圧縮装置の構成を示す。また、図7に、多値
画像を分割して得られるブロックの例を示す。画像読取
装置などによって読み取られた多値画像は、上述したブ
ロックごとに順次にDCT変換部611に入力され、こ
のDCT変換部611による2次元離散コサイン変換(
以下、DCT変換と称する)処理により、空間周波数成
分に対応するDCT係数からなる8行8列の行列(以下
、DCT係数Dと称する)に変換される。図8に、DC
T係数Dの例を示す。
【0004】このDCT係数Dの各成分は、線型量子化
部620により、それぞれ量子化閾値QTHの対応する
成分を用いて量子化される。上述した量子化閾値QTH
は、各空間周波数に対応する視覚適応閾値と量子化制御
パラメータSFとから得られるものである。この視覚適
応閾値は、各空間周波数成分に対する視覚の感度に関す
る実験結果に基づいて予め定められており、量子化マト
リクスVTH(図9参照)として与えられている。また
、量子化制御パラメータSFは、画像の量子化精度を決
定する係数であり、復元画像に対して要求される画質に
応じて、操作者が1画面分の画像データの符号化処理に
先立って設定するものである。
【0005】ここで、上述した量子化マトリクスVTH
の各成分の値は、人間の視覚感度の空間周波数特性に応
じて、図9に示すように、低い空間周波数に対応する成
分の絶対値は小さく、逆に、高い空間周波数に対応する
成分の絶対値は大きく設定されている。このため、線型
量子化部620によってDCT係数Dを量子化して得ら
れる量子化係数DQUは、図10に示すように、直流成
分を示す行列の左上隅の成分(以下、DC成分と称する
)とこのDC成分の周囲にある低い空間周波数成分を示
す極く少数のAC成分のみが零以外の値を有する有効係
数となり、大部分のAC成分は値が零である無効係数と
なる場合が多い。
【0006】このようにして得られた量子化係数DQU
を図11に示すジグザスキャンと呼ばれる走査順序を用
いて走査すると、一連の有効係数に続いて、無効係数が
連続している1次元配列が得られる。この1次元配列を
符号化部631によって有効係数(インデックス)とこ
のインデックスの前に連続している無効係数の連続長(
ラン)との組合せに変換し、符号表632に基づいて、
各組合せをその出現頻度に対応する符号にそれぞれ置き
換えて可変長符号化することにより、画像データを圧縮
している。
【0007】また、このようにして得られた符号化デー
タは、図12に示す画像データ復元装置によって画像デ
ータに復元される。画像データ復元装置の復号部711
は、上述した符号表632とは逆に、符号に対応するラ
ンとインデックスとの組合せを示す復号表712を備え
ており、順次に入力される符号を復号してインデックス
とランとの組合せを求め、これらに基づいて、量子化係
数DQUを復元して逆量子化部720に入力する。
【0008】この逆量子化部720は、量子化係数DQ
Uの各成分に量子化閾値QTHの対応する成分を乗ずる
ことにより、量子化係数DQUの各成分を逆量子化して
DCT係数Dを復元する。このDCT係数Dは、逆DC
T変換部731に入力され、この逆DCT変換部731
による逆DCT変換処理によって、該当するブロックの
画像データが復元される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、風景写真な
どの自然画像の空の部分などは、階調変化が少なく、特
に、水平方向に並んだ多数のブロックは互いに酷似して
おり、隣接するブロックの対応する画素の画像データは
、ほとんど同一である場合が多い。また、コンピュータ
グラフィックにおいても、例えば、物体の面を表す部分
などのように、互いに類似したブロックが連続している
部分がある。このように、隣接したブロック間の相関が
強い場合には、これらのブロックを同一のブロックで近
似しても画質を大きく劣化させることはない。
【0010】しかしながら、従来は、各ブロックをそれ
ぞれ独立に符号化しているため、類似したブロックが連
続している場合においても、隣接するブロック間に相関
が無い場合と同様に、各ブロックについてDCT変換処
理,量子化処理および符号化処理を実行しており、ほと
んど同一の符号化データを各ブロックに対応して求めて
いた。
【0011】一方、画像データ圧縮装置に対しては、よ
り高速に圧縮処理を行うことが要求されており、無駄な
処理を省いて、符号化処理に要する時間を短縮すること
が要望されている。本発明は、隣接するブロック間の相
関の強弱に応じて符号化処理を行う画像データ圧縮方法
および画像データ圧縮装置を提供することを目的とする
【0012】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の画像デ
ータ符号化方法の原理を示す図である。請求項1の発明
は、多値画像の一部である所定数の画素の画像データか
らなる各ブロックの入力に応じて、ブロックと直前のブ
ロックとの相関の強さを表す相関係数を求め、得られた
相関係数に基づいて、各ブロックをその直前のブロック
で近似できるか否かをそれぞれ判定し、近似できないと
されたブロックについてのみ符号化処理を行って、得ら
れた符号化データをそのブロックに対応する符号化デー
タとして送出し、近似できるとされたブロックに対応す
る符号化データとして、そのブロックの直前のブロック
に対応して送出された符号化データを反復して送出する
ことを特徴とする。
【0013】図2は、請求項2および請求項3の画像デ
ータ圧縮装置の原理ブロック図である。請求項2の発明
は、多値画像の一部である所定数の画素の画像データか
らなる各ブロックの入力に応じて、ブロックと直前のブ
ロックとのそれぞれ対応する画素の画像データの差分値
をこれらのブロックの各画素間の相関の強さを表す相関
係数として求める相関係数算出手段111と、相関係数
の大小に基づいて、各ブロックとその直前のブロックと
の対応する画素間の相関の強弱をそれぞれ評価し、各ブ
ロックをその直前のブロックで近似できるか否かを示す
判定結果を送出する判定手段112と、直前のブロック
で近似できない旨の判定結果の入力に応じて、該当する
ブロックの符号化処理を行って符号化データを出力する
符号化処理手段113と、入力される符号化データを保
持し、直前のブロックで近似できる旨の判定結果の入力
に応じて、保持している符号化データを出力する保持手
段114と、判定結果に応じて、符号化処理手段113
の出力と保持手段114の出力とのいずれかを選択し、
各ブロックの符号化データとして送出するとともに、こ
の符号化データを保持手段114に入力する選択手段1
15とを備えたことを特徴とする画像データ圧縮装置。
【0014】請求項3の発明は、多値画像の一部である
所定数の画素の画像データからなる各ブロックの入力に
応じて、ブロックと直前のブロックとのそれぞれ対応す
る画素の画像データの差分値をブロックごとに積算して
、これらのブロック間の相関の強さを表す相関係数を求
める相関係数算出手段121と、相関係数の大小に基づ
いて、各ブロックとその直前のブロックとの相関の強弱
を評価し、各ブロックをその直前のブロックで近似でき
るか否かを示す判定結果を送出する判定手段122と、
直前のブロックで近似できない旨の判定結果の入力に応
じて、該当するブロックの符号化処理を行って符号化デ
ータを出力する符号化処理手段113と、入力される符
号化データを保持し、直前のブロックで近似できる旨の
判定結果の入力に応じて、保持している符号化データを
出力する保持手段114と、判定結果に応じて、符号化
処理手段113の出力と保持手段114の出力とのいず
れかを選択し、各ブロックの符号化データとして送出す
るとともに、保持手段114に入力する選択手段115
とを備えたことを特徴とする。
【0015】
【作用】本発明は、各ブロックとその直前のブロックと
の相関の強さを表す相関係数を求めるので、この相関係
数に基づいて、各ブロックとその直前のブロックとの相
関の強弱に応じて、各ブロックをその直前のブロックで
近似できるか否かを判定し、符号化処理を制御すること
が可能となる。つまり、近似できるとされたブロックに
対応する符号化データとして直前のブロックの符号化デ
ータを反復して送出するので、近似できないとされたブ
ロックについてのみ符号化処理を行うことにより、従来
と同等の符号化データを得ることができる。
【0016】請求項2の発明は、相関係数算出手段11
1が、各ブロックとその直前のブロックとのそれぞれ対
応する画素の画像データの差分値を上述した相関係数と
して算出するので、判定手段112は、隣接するブロッ
クの対応する各画素の画像データの相関の強さをそれぞ
れ独立に評価して、各ブロックをその直前のブロックで
近似できるか否かを判定することができる。また、この
判定結果に応じて、符号化処理手段113と保持手段1
14と選択手段115とが動作するので、隣接するブロ
ック間の相関の強弱に応じて符号化処理を行うことが可
能となり、直前のブロックに類似したブロックについて
の符号化処理を省略して、画像データの圧縮処理の高速
化を図ることができる。
【0017】また、請求項3の発明は、相関係数算出手
段121が、各ブロックとその直前のブロックとのそれ
ぞれ対応する画素の画像データの差分値を積算して相関
係数を求めるので、判定手段122は、隣接するブロッ
ク間の全体的な階調変化を考慮しながら相関の強さを容
易に評価することができ、各ブロックをその直前のブロ
ックで近似できるか否かを判定することができる。
【0018】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例につい
て詳細に説明する。図3は、請求項2の画像データ圧縮
装置の実施例構成を示す。図3において、多値画像を分
割して得られる各ブロックの画像データは、画像データ
入力部201により、順次に相関係数算出手段111に
送出されている。以下、符号化しようとしているブロッ
クを現ブロックと称し、この現ブロックの前のブロック
を前ブロックと称する。
【0019】符号化処理手段113は、DCT変換部2
03と線型量子化部204と符号化部205とから形成
されており、入力される各ブロックの画像データをDC
T変換し、量子化し、可変長符号化して符号化データを
得る構成となっている。また、図3において、相関係数
算出手段111は、バッファ211と減算回路212と
絶対値算出部213とから形成されている。このバッフ
ァ211は、入力される現ブロックの画像データを保持
するとともに、自身が保持している画像データを前ブロ
ックの画像データとして減算回路212に順次に送出す
る構成となっている。また、減算回路212は、画像デ
ータ入力部201から入力される画像データとバッファ
211からの画像データとの減算を行う構成となってお
り、絶対値算出部213は、得られた減算結果の絶対値
を求めて、現ブロックと前ブロックとのそれぞれ対応す
る画素の画像データの差分値として出力する構成となっ
ている。
【0020】このようにして得られた差分値は、現ブロ
ックと前ブロックとが類似しているとき、即ち、これら
のブロック間の相関が強い場合はその値が小さく、相関
が弱い場合は逆に大きくなる。つまり、この差分値の大
小によって、現ブロックと前ブロックとの対応する画素
の画像データの相関の強さが表されている。従って、上
述した差分値を相関係数として、現ブロックと前ブロッ
クとの相関の強弱を評価し、現ブロックを前ブロックを
用いて近似することができるか否かを判定することがで
きる。
【0021】図3において、判定手段112は、比較回
路231と、判定回路232とから構成されており、上
述した相関係数算出手段111によって得られた各画素
に対応する相関係数が比較回路231に入力され、この
比較回路231により、所定の閾値Th0 とそれぞれ
比較する構成となっている。また、判定回路232は、
この比較結果に応じて、現ブロックを前ブロックで近似
できるか否かを判定し、この判定結果を送出する構成と
なっている。
【0022】この判定回路232は、比較回路231に
よって、全ての画素に対応する差分値が上述した閾値T
h0 以下であるとされた場合に、現ブロックを前ブロ
ックで近似できる旨の判定結果を送出し、一方、少なく
とも1つの差分値が閾値Th0 を超えているとされた
場合に、近似することができない旨の判定結果を送出す
る構成とすればよい。
【0023】この場合は、上述した閾値Th0 の大き
さにより、前ブロックで近似できるとされる相関の強さ
の範囲が決定されるので、例えば、人間の視覚が同一の
色(あるいは階調)として感知する画像データの範囲を
予め実験などで求めておき、この範囲に対応する値を閾
値Th0 として比較回路231に設定すればよい。ま
た、復元画像に要求される画質に応じて、この閾値Th
0 を決定してもよい。例えば、高い画質が要求される
用途の場合は閾値Th0 として小さい値を設定し、画
質よりも圧縮率を優先する用途の場合は閾値Th0 と
して大きい値を設定すればよい。
【0024】これにより、判定回路232において、現
ブロックと前ブロックとが、人間の視覚によって区別で
きないくらいに類似している場合に、現ブロックを前ブ
ロックで近似できると判定することができる。以下、こ
の判定結果に応じて、符号化処理を制御する方法につい
て説明する。上述したバッファ202は、現ブロックを
前ブロックで近似できない旨の判定結果の入力に応じて
、保持している現ブロックの画像データを符号化処理手
段113に送出する構成となっている。また、符号化処
理手段113によって得られた符号化データは、選択手
段115に相当するマルチプレクサ221の入力ポート
Aに入力されており、このマルチプレクサ221を介し
て送出されるとともに、保持手段114に入力される構
成となっている。
【0025】この保持手段114は、通常のメモリなど
で構成されており、入力される符号化データを保持し、
現ブロックを前ブロックで近似できる旨の判定結果の入
力に応じて、この符号化データをマルチプレクサ221
の入力ポートBに送出する構成となっている。また、上
述したマルチプレクサ221は、現ブロックを前ブロッ
クで近似できない旨の判定結果の入力に応じて、入力ポ
ートAを選択して符号化処理手段113で得られた符号
化データを送出し、近似できない旨の判定結果の入力に
応じて、入力ポートBを選択して保持手段114に保持
された前ブロックの符号化データを送出する構成となっ
ている。
【0026】従って、画像データ入力部201によって
最初に入力されたブロックは、符号化処理手段113に
より、従来と同様にして符号化され、この符号化データ
は、保持手段114に保持される。続いて入力されたブ
ロックが、上述した判定手段112により、前のブロッ
クで近似できるとされた場合は、このブロックについて
の符号化処理はスキップされ、保持手段114に保持さ
れている前のブロックの符号化データがマルチプレクサ
221によって選択され、このブロックに対応する符号
化データとして送出される。また、この符号化データは
、保持手段114に入力されて、再び保持される。一方
、続いて入力されたブロックが、前のブロックで近似で
きないとされた場合は、最初のブロックと同様に、符号
化処理手段113により、このブロックについての符号
化処理が行われ、得られた符号化データがマルチプレク
サ221を介して送出されるとともに、保持手段114
に保持される。
【0027】このように、判定手段112による判定結
果に応じて、バッファ202,マルチプレクサ221お
よび保持手段114が動作することにより、隣接するブ
ロック間の相関の強弱に応じて、画像データの符号化処
理を行うことが可能となる。つまり、前ブロックで近似
できないとされたブロックについてのみ符号化処理を行
って対応する符号化データを求め、前ブロックで近似で
きるとされたブロックについては、符号化処理を行わず
に、前ブロックに対応する符号化データを該当するブロ
ックの符号化データとして反復出力することができる。
【0028】これにより、類似したブロックが連続して
入力された場合は、先頭のブロックについてのみ符号化
処理を行い、以降のブロックについての符号化処理をス
キップすることができるので、無駄な処理を省いて、画
像データの圧縮処理を高速化することができる。特に、
風景写真の空部分やコンピュータグラフィックで表され
た物体の面の部分においては、類似したブロックが水平
方向に多数連続する場合が多いので、画像データ入力部
201により、これらのブロックを順次に入力する構成
とすれば、符号化処理を実行する回数が大幅に削減され
、圧縮処理に要する時間の短縮効果が大きい。
【0029】また、上述した判定手段112において、
前ブロックで近似できるとされるブロックは、人間が前
ブロックと判別できないようなブロックであるので、上
述したようにして得られた符号化データを従来と同様に
して復元することにより、従来と同等の画質の復元画像
を得ることができる。なお、上述した相関係数算出手段
111および判定手段112の比較回路231は、画像
データ入力部201と並行動作が可能であるから、画像
データの入力動作と相関係数算出処理と比較処理とをパ
イプライン化して高速に処理することができる。この場
合は、判定回路232は、差分値が所定の閾値Th0 
を超えている旨の比較結果の入力に応じて、前ブロック
で近似できないと判定し、64画素分の比較結果が全て
所定の閾値Th0 以下である旨であった場合に近似で
きると判定すればよい。
【0030】この場合は、前ブロックに類似していない
ブロックが現ブロックとして入力されると、前ブロック
の対応する画像データとの差分値が閾値Th0 を超え
る画素がバッファ202に入力された時点で、上述した
判定回路232により、現ブロックは前ブロックで近似
できないと判定され、これに応じて符号化処理手段11
3が起動される。従って、現ブロックの画像データの入
力動作の終了に応じて、符号化処理手段113による符
号化処理を開始することができるので、上述した差分処
理および判定処理を加えたために、画像データの圧縮処
理が従来よりも遅延することはない。また、前ブロック
と類似したブロックが現ブロックとして入力されると、
この現ブロックの入力動作の終了に応じて、前ブロック
で近似できる旨の判定結果が得られ、現ブロックの符号
化データとして、保持手段114に保持された前ブロッ
クの符号化データが送出される。
【0031】また、前ブロックで近似できる旨の判定結
果に応じて、画像データ入力部201が次のブロックの
画像データを入力する構成とすれば、マルチプレクサ2
21を介して、保持手段114に保持された前ブロック
の符号化データを送出する動作と並行して、次のブロッ
クをバッファ202に入力する動作とこのブロックを現
ブロックとした相関係数算出処理および比較処理を行う
ことができる。この場合は、相関を有する複数のブロッ
クが連続して入力されると、画像データ入力部201が
各ブロックをバッファ202に入力する時間とほぼ同等
の時間で、これらのブロックに対応する符号化データを
送出することができ、画像データの圧縮処理をより高速
化することができる。
【0032】また、上述したように、判定手段112に
おいては、各画素の画像データの差分値と所定の閾値T
h0 と比較されるので、各画素の相関をそれぞれ独立
に評価することができ、局所的な変化も見逃すことなく
捉えて、前ブロックで現ブロックを近似できるか否かを
判定することができる。ところで、上述した画像データ
圧縮装置に、階調が緩やかに変化している多値画像の一
部に対応する複数のブロックを入力すると、隣接する2
つのブロックの各画素の画像データの差分値が小さいた
めに、一連のブロックが全て先頭のブロックで近似され
てしまい、微妙な階調変化が失われてしまう可能性があ
る。
【0033】以下、このような微妙な階調変化を保存し
ながら、圧縮処理を行う方法について説明する。図4は
、請求項3の画像データ圧縮装置の実施例構成図である
。図4において、相関係数算出手段121は、図3に示
した相関係数算出手段111に積算回路311を付加し
て構成されており、バッファ211と減算回路212と
絶対値算出部213とで得られた各画素に対応する画像
データの差分値を積算回路311が1ブロックについて
順次に積算し、得られた積算結果を現ブロックと前ブロ
ックとの間の相関係数として送出する構成となっている
。この場合は、上述した相関係数と所定の閾値Th1 
とを比較する比較回路321を用いて判定手段122を
構成し、上述した比較回路321による比較結果を現ブ
ロックを前ブロックで近似できるか否かを示す判定結果
として、バッファ202,マルチプレクサ221および
保持手段114に送出すればよい。つまり、相関係数が
閾値Th1 よりも小さい場合は、現ブロックを前ブロ
ックで近似できる旨の判定結果を送出し、積算結果の方
が大きい場合は、前ブロックで近似できない旨の判定結
果を送出する構成とすればよい。
【0034】この場合は、差分値を各ブロックについて
積算して得られる相関係数に基づいて、前ブロックと現
ブロックとの相関の強弱が評価されるので、各画素に対
応する個々の差分値が小さくても、全体的に階調が変化
しているような部分の各ブロックは、それぞれ前のブロ
ックとは異なるブロックであると判定される。従って、
これらのブロックが全て同一のブロックで近似されるこ
とはなく、元の多値画像の微妙な階調変化を復元画像に
おいて再現することができる。
【0035】更に、対応する画素の画像データそれぞれ
の変化と全体的な変化との両方を考慮して、現ブロック
と前ブロックとの相関の強弱を評価する構成としてもよ
い。この場合は、図5に示すように、図3に示した画像
データ圧縮装置に、相関係数算出手段111によって得
られる各画素に対応する相関係数を積算する積算回路3
11を付加し、相関係数算出手段111の出力と積算回
路311の出力とをそれぞれ判定手段112と判定手段
122とに入力する構成とすればよい。また、2つの判
定手段112,122による判定結果を合成し、最終的
な判定結果を求める判定結果合成部411を備え、この
判定結果合成部411の出力を判定結果として、上述し
たバッファ202,マルチプレクサ221および保持手
段114に送出する構成とすればよい。この判定結果合
成部411は、例えば、判定手段112,122の両方
によって、現ブロックを前ブロックで近似できるとされ
た場合に、最終的な判定結果として、現ブロックを前ブ
ロックで近似できる旨の判定結果を送出し、少なくとも
一方の判定手段によって近似できないとされた場合に、
現ブロックを前ブロックで近似できない旨の判定結果を
送出すればよい。
【0036】これにより、局所的な変化と全体的な階調
変化との両方を考慮しながら現ブロックと前ブロックと
の相関を評価し、前ブロックで近似できるか否かを判定
することができるので、元の多値画像の局所的な変化と
微妙な階調変化との両方を復元画像において再現するこ
とができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、隣接する
ブロック間の相関の強弱に応じて、符号化処理を行うこ
とが可能であり、直前のブロックに類似したブロックに
ついての符号化処理を省略して、画像データの圧縮処理
に要する時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像データ符号化方法の原理を示す図
である。
【図2】請求項2および請求項3の画像データ圧縮装置
の原理ブロック図である。
【図3】請求項2の画像データ圧縮装置の実施例構成図
である。
【図4】請求項3の画像データ圧縮装置の実施例構成図
である。
【図5】本発明の画像データ圧縮装置の別実施例構成図
である。
【図6】従来の画像データ圧縮装置の構成図である。
【図7】ブロックの例を示す図である。
【図8】DCT係数Dの例を示す図である。
【図9】量子化マトリクスVTHを示す図である。
【図10】量子化係数DQUの例を示す図である。
【図11】ジグザグスキャンの説明図である。
【図12】画像データ復元装置の構成図である。
【符号の説明】
111,121  相関係数算出手段 112,122  判定手段 113  符号化処理手段 114  保持手段 115  選択手段 201  画像データ入力部 202,211  バッファ 203,611  DCT変換部 204,620  線型量化部 205,631  符号化部 212  減算回路 213  絶対値算出部 221  マルチプレクサ 231,321  比較回路 232  判定回路 311  積算回路 411  判定結果合成部 632  符号表 711  復号部 712  復号表 720  逆量子化部 731  逆DCT変換部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  多値画像の一部である所定数の画素の
    画像データからなる各ブロックの入力に応じて、前記ブ
    ロックと直前のブロックとの相関の強さを表す相関係数
    を求め、得られた相関係数に基づいて、各ブロックをそ
    の直前のブロックで近似できるか否かをそれぞれ判定し
    、近似できないとされたブロックについてのみ符号化処
    理を行って、得られた符号化データをそのブロックに対
    応する符号化データとして送出し、近似できるとされた
    ブロックに対応する符号化データとして、そのブロック
    の直前のブロックに対応して送出された符号化データを
    反復して送出することを特徴とする画像データ符号化方
    法。
  2. 【請求項2】  多値画像の一部である所定数の画素の
    画像データからなる各ブロックの入力に応じて、前記ブ
    ロックと直前のブロックとのそれぞれ対応する画素の画
    像データの差分値をこれらのブロックの各画素間の相関
    の強さを表す相関係数として求める相関係数算出手段(
    111)と、前記相関係数の大小に基づいて、各ブロッ
    クとその直前のブロックとの対応する画素間の相関の強
    弱をそれぞれ評価し、各ブロックをその直前のブロック
    で近似できるか否かを示す判定結果を送出する判定手段
    (112)と、直前のブロックで近似できない旨の判定
    結果の入力に応じて、該当するブロックの符号化処理を
    行って符号化データを出力する符号化処理手段(113
    )と、入力される符号化データを保持し、直前のブロッ
    クで近似できる旨の判定結果の入力に応じて、保持して
    いる符号化データを出力する保持手段(114)と、前
    記判定結果に応じて、前記符号化処理手段(113)の
    出力と前記保持手段(114)の出力とのいずれかを選
    択し、各ブロックの符号化データとして送出するととも
    に、この符号化データを前記保持手段(114)に入力
    する選択手段(115)とを備えたことを特徴とする画
    像データ圧縮装置。
  3. 【請求項3】  多値画像の一部である所定数の画素の
    画像データからなる各ブロックの入力に応じて、前記ブ
    ロックと直前のブロックとのそれぞれ対応する画素の画
    像データの差分値をブロックごとに積算して、これらの
    ブロック間の相関の強さを表す相関係数を求める相関係
    数算出手段(121)と、前記相関係数の大小に基づい
    て、各ブロックとその直前のブロックとの相関の強弱を
    評価し、各ブロックをその直前のブロックで近似できる
    か否かを示す判定結果を送出する判定手段(122)と
    、直前のブロックで近似できない旨の判定結果の入力に
    応じて、該当するブロックの符号化処理を行って符号化
    データを出力する符号化処理手段(113)と、入力さ
    れる符号化データを保持し、直前のブロックで近似でき
    る旨の判定結果の入力に応じて、保持している符号化デ
    ータを出力する保持手段(114)と、前記判定結果に
    応じて、前記符号化処理手段(113)の出力と前記保
    持手段(114)の出力とのいずれかを選択し、各ブロ
    ックの符号化データとして送出するとともに、前記保持
    手段(114)に入力する選択手段(115)とを備え
    たことを特徴とする画像データ圧縮装置。
JP3117130A 1991-05-22 1991-05-22 画像データ符号化方法および画像データ圧縮装置 Withdrawn JPH04344771A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6201896B1 (en) 1997-12-10 2001-03-13 Nec Corporation Picture encoding apparatus

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US6201896B1 (en) 1997-12-10 2001-03-13 Nec Corporation Picture encoding apparatus

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