JPH11177945A - 多重化装置及び多重化方法 - Google Patents

多重化装置及び多重化方法

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JPH11177945A
JPH11177945A JP34094297A JP34094297A JPH11177945A JP H11177945 A JPH11177945 A JP H11177945A JP 34094297 A JP34094297 A JP 34094297A JP 34094297 A JP34094297 A JP 34094297A JP H11177945 A JPH11177945 A JP H11177945A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】多重化装置及び多重化方法に関し、画質優先及
び平均ビットレート優先によるチャンネルが混在する場
合でも、十分に画質を改善することができるようにす
る。 【解決手段】画質優先のチャンネル全体に割り当てられ
る平均ビットレートの前後を、画質優先のチャンネル全
体のビットレートが推移するように困難度に応じてビッ
トレートを配分する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多重化装置及び多
重化方法に関し、各プログラムを例えばMPEG(Movi
ng Picture Experts Group)の手法により符号化処理し
た後、時分割多重化して伝送する場合に適用することが
できる。本発明は、画質優先のチャンネル全体に割り当
てられる平均ビットレートの前後を、画質優先のチャン
ネル全体のビットレートが推移するように困難度に応じ
てビットレートを配分することにより、画質優先及び平
均ビットレート優先によるチャンネルが混在する場合で
も、十分に画質を改善することができるようにする。
【0002】
【従来の技術】従来、衛星放送等のディジタル放送にお
いては、例えばMPEG(Moving Picture Experts Gro
up)の手法によりデータ圧縮したプログラムを多重化し
て伝送することにより、限られた帯域を有効に利用し
て、多くのプログラムを伝送するようになされている。
【0003】このようなディジタル放送においては、統
計多重の手法により、各プログラムの伝送レートを動的
に変化させて多重化することにより、限られた伝送レー
トを有効に利用して、全体として高画質のプログラムを
伝送するようになされている。
【0004】すなわち図12は、統計多重の手法により
4つのプログラムを多重化する場合の、各プログラムに
割り当てる符号量を時間経過により示すものである。統
計多重の手法による多重化においては、複数のプログラ
ムにて、画質劣化を知覚し易い箇所が同時に発生し難い
ことを利用して、各プログラムの伝送レートを動的に変
化させ、知覚困難な部分に割り当てた必要以上のレート
を他のプログラムに振り分けることにより、伝送効率を
向上するようになされている。
【0005】このような統計多重による多重化において
は、画質優先による処理と、平均ビットレート優先によ
る処理とがあり、従来の多重化においては、各プログラ
ムの特徴に応じて、何れかの処理によりビットレートを
割り当てるようになされている。
【0006】すなわち画質優先による処理は、ビットレ
ートを配分する複数プログラム全体として最も画質が向
上するように、ビットレートを配分する処理であり、こ
の場合符号化処理された各プログラムの平均ビットレー
トは、各プログラムの内容(映像の質)により種々に変
化することになる。
【0007】また平均ビットレート優先による処理は、
長い時間で各プログラムのビットレートを平均化したと
き、この平均化したビットレートが、各プログラムに設
定した平均ビットレートに近づくように随時パラメータ
ーを変更しながら、その範囲内で画質が良くなるように
ビットレートを配分する処理であり、各プログラムの内
容(映像の質)に対して平均ビットレートの設定が大き
くかけ離れる等により、画質を損なうことになる。
【0008】これに対して多重化に供するプログラムに
おいては、例えば1本の映画をタイムシフトさせて複数
のプログラム(チャンネル)により提供するものがあ
る。このようなプログラムにおいては、同一の番組提供
会社が提供するものであることから、平均ビットレート
を管理する必要はなく、これら複数チャンネル全体とし
て見たとき最高の画質が求められる。すなわちこのよう
なプログラムにおいては、画質優先による処理が求めら
れる。
【0009】また、衛星の1つのトランスポンダに割り
当てられる複数のチャンネルにあっては、ニュースチャ
ンネル、スポーツチャンネル、お天気チャンネル等の、
それぞれ個別の番組供給会社により提供されるプログラ
ムもある。これらのプログラムにおいては、各チャンネ
ルのビットレートが所定の平均ビットレート近辺で推移
することを保証する必要があり、これが損なわれると課
金上の問題が生じる。すなわち多チャンネル放送による
コストの分担は、通常、使用した帯域に応じて支払われ
るからである。これによりこの種のプログラムにおいて
は、平均ビットレート優先による処理が求められる。
【0010】これにより従来の多重化においては、例え
ば1つのトランスポンダにより伝送する8チャンネルの
うちの4チャンネルを画質優先により、残る4チャンネ
ルを平均ビットレート優先により伝送する場合があり、
この場合図13に示すように、この8チャンネルに割り
当てるビットレートを画質優先によるチャンネルと、平
均ビットレート優先によるチャンネルとに固定したビッ
トレートにより配分し、各配分されたビットレート内で
それぞれ画質優先による各チャンネル、平均ビットレー
ト優先による各チャンネルにビットレートを配分するよ
うになされていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところでこの図13の
ように、全体に割り当てるビットレートを画質優先によ
るチャンネルと、平均ビットレート優先によるチャンネ
ルとに配分した後、各配分されたビットレート内でそれ
ぞれ画質優先による各チャンネル、平均ビットレート優
先による各チャンネルにビットレートを配分する場合、
実質上、画質優先による複数チャンネルと平均ビットレ
ート優先による複数チャンネルとでそれぞれ統計多重に
よりビットレートを配分することになる。
【0012】これに対して統計多重においては、ビット
レートを配分するチャンネル数が増大すればする程、動
的に変更可能なビットレートが増大することにより、画
質改善効果が著しい特徴がある。これにより図13のよ
うに、従来の画質優先及び平均ビットレート優先による
複数チャンネルの多重化においては、画質の改善効果が
未だ不十分な問題があった。
【0013】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、画質優先及び平均ビットレート優先によるチャンネ
ルが混在する場合でも、十分に画質を改善することがで
きる多重化装置及び多重化方法を提案しようとするもの
である。
【0014】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、多重化装置及び多重化方法に適用
して、平均ビットレートを優先する処理によるチャンネ
ルについては、各チャンネルに設定された平均ビットレ
ートの前後を推移するように、画質を優先する処理によ
るチャンネルについては、平均ビットレートを優先する
処理によるチャンネルに設定された平均ビットレート
を、全体のビットレートより減算して残るビットレート
の前後を、全体のビットレートが変位するように、各チ
ャンネルのビットレートを設定する。
【0015】画質を優先する処理によるチャンネルにつ
いて、平均ビットレートを優先する処理によるチャンネ
ルに設定された平均ビットレートを、全体のビットレー
トより減算して残るビットレートの前後を、全体のビッ
トレートが変位するように、各チャンネルのビットレー
トを設定すれば、平均ビットレートを優先する処理によ
るチャンネルについては、各チャンネルの平均ビットレ
ートの前後をビットレートが変位するように設定して、
かつ画質を優先する処理によるチャンネルについて、画
質に応じてビットレートをダイナミックに変更でき、こ
れにより画質優先及び平均ビットレート優先によるチャ
ンネルが混在する場合でも、十分に画質を改善すること
ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。
【0017】(1)第1の実施の形態 (1−1)第1の実施の形態の構成 図2は、本発明の実施の形態に係る多重化装置を示すブ
ロック図である。この多重化装置1は、8系統のプログ
ラムprgA〜prgHをそれぞれデータ圧縮した後、
多重化して出力する。ここで各プログラムprgA〜p
rgHは、それぞれこの多重化装置1により多重化して
伝送する放送番組であり、ディジタルビデオ信号により
構成される。
【0018】この多重化装置1において、エンコーダ2
A〜2Hは、所定のアルゴリズムに従ってそれぞれプロ
グラムprgA〜prgHを符号化処理することによ
り、各プログラムprgA〜prgHをデータ圧縮して
符号化データでなるトランスポートストリームを出力す
る。このときエンコーダ2A〜2Hは、一定の量子化テ
ーブルにより符号化処理した発生符号量にほぼ対応する
困難度DA〜DHをそれぞれ検出し、これら困難度DA
〜DHをコントローラ3に通知する。またコントローラ
3で指定される目標ビットレートRA〜RHになるよう
に各プログラムprgA〜prgHを符号化処理する。
【0019】このときエンコーダ2A〜2Hは、ME残
差、イントラACにより困難度DA〜DHを検出する。
このうちME残差は、ピクチャー単位の、動き予測誤差
の絶対値和又は2乗和であり、フレーム間符号化処理に
おける発生符号量にほぼ対応する。またイントラAC
は、マクロブロックにおける平均値からの各画素値の差
分を、ピクチャー単位で累積したものであり、フレーム
内符号化処理における発生符号量にほぼ対応する。
【0020】エンコーダ2A〜2Hは、これらのME残
差等のパラメータをピクチャー単位で検出し、符号化の
ピクチャータイプに対応した1次近似によりこれらのパ
ラメータから困難度DA〜DHを検出する。さらに検出
した困難度DA〜DHをピクチャー単位でコントローラ
3に通知し、この通知によりコントローラ3より指示さ
れる目標ビットレートにより各プログラムprgA〜p
rgHをデータ圧縮して符号化データでなるトランスポ
ートストリームを出力する。
【0021】すなわち図3は、エンコーダ2Aを詳細に
示すブロック図である。なおエンコーダ2A〜2Hにお
いては、同一の構成でなることにより、エンコーダ2A
についてのみ構成を説明し、他のエンコーダ2B〜2H
の重複した説明は省略する。
【0022】すなわちエンコーダ2Aにおいて、並べ替
え回路4は、順次入力されるプログラムprgAによる
ディジタルビデオ信号について、このディジタルビデオ
信号によるピクチャーの配列を符号化処理に対応する配
列に並べ替えて出力する。
【0023】ブロック化回路5は、並べ替え回路4より
ラスタ走査の順序で出力される画像データを、符号化処
理に対応するマクロブロック単位の順序により出力す
る。このときブロック化回路5は、必要に応じて色差デ
ータについては、これを間引きして出力する。
【0024】イントラAC演算回路6は、ブロック化回
路5の出力データより各ピクチャーのイントラACを計
算して出力する。
【0025】FIFO7は、イントラAC演算回路6を
介して入力されるブロック化回路5の出力データを所定
時間遅延させて出力する。かくするにつき、この実施の
形態においては、このFIFO7による遅延時間が、コ
ントローラ3によるビットレートの計算等に対応するよ
うになされている。なおこの実施の形態において、FI
FO7は、GOPのピクチャー数に等しいNピクチャー
を一時保持する。
【0026】動き検出回路8は、このイントラAC演算
回路6を介して入力されるブロック化回路5の出力デー
タより、ブロックマッチングの手法を適用して動きベク
トルMVを検出し、この動きベクトルMVを所定時間だ
け遅延させて動き補償回路9に出力する。このとき動き
検出回路8は、符号化処理のピクチャータイプに応じ
て、前予測、双方向予測により動きベクトルMVを検出
する。また動き検出回路8は、この動きベクトルMVの
検出の際に得られる動き予測誤差を出力する。
【0027】動き補償回路9は、フレーム間符号化処理
において、内蔵のフレームメモリに保持した予測フレー
ムの画像データを、動きベクトルMVに対応するタイミ
ングにより出力し、これにより予測フレームを動き補償
する。このとき動き補償回路9は、Pピクチャーにおい
ては、前予測により、Bピクチャーにおいては、双方向
予測により動き補償する。
【0028】減算回路10は、フレーム内符号化処理に
おいては、FIFO7の出力データをそのまま続くディ
スクリートコサイン変換回路(DCT)11に出力す
る。これに対してフレーム間符号化処理においては、F
IFO7の出力データから動き補償回路9の出力データ
を減算し、動き補償して残る差分データを出力する。
【0029】ディスクリートコサイン変換回路(DC
T)11は、減算回路10の出力データをディスクリー
トコサイン変換処理し、その結果得られる係数データを
所定順序により出力する。
【0030】量子化回路(Q)12は、レートコントロ
ーラ20の設定により量子化テーブルを切り換えて、デ
ィスクリートコサイン変換回路11の出力データを量子
化して出力する。
【0031】逆量子化回路(IQ)14は、量子化回路
12における量子化テーブルの切り換えに対応して量子
化テーブルを切り換え、量子化回路12の出力データを
逆量子化処理し、これにより量子化回路12の入力デー
タを再生する。
【0032】逆ディスクリートコサイン変換回路(ID
CT)16は、逆量子化回路14の出力データを逆ディ
スクリートコサイン変換処理し、これによりディスクリ
ートコサイン変換回路11の入力データを再生する。
【0033】加算回路17は、フレーム内符号化処理に
おいては、逆ディスクリートコサイン変換回路16の出
力データをそのまま動き補償回路9に出力し、またフレ
ーム間符号化処理においては動き補償回路9の出力デー
タに逆ディスクリートコサイン変換回路16の出力デー
タを加算して出力する。これにより加算回路17は、減
算回路10の入力データを再生し、この再生した入力デ
ータを動き補償回路9に予測フレームの画像データとし
て格納する。
【0034】可変長符号化回路(VLC)18は、量子
化回路12の出力データを可変長符号化処理して出力す
る。バッファ回路19は、可変長符号化回路18の出力
データを一旦保持し、所定のデータ転送速度により出力
する。これによりこのエンコーダ2Aでは、このバッフ
ァ回路19より出力されるプログラムprgAのトラン
スポートストリームが出力されるようになされている。
この処理において、バッファ回路19は、保持したデー
タ量をマクロブロック単位でレートコントローラ20に
出力し、これによりレートコントローラ20において、
マクロブロック単位で、発生符号量を検出できるように
なされている。
【0035】レートコントローラ20は、このエンコー
ダ2Aの動作を制御する演算処理回路により構成され、
動きベクトル検出回路8より出力される予測誤差をピク
チャー単位で累積してME残差MEを計算するME残差
計算部20Aと、ME残差及びイントラACにより困難
度DAを計算する困難度計算部20Bと、この困難度D
A、バッファ回路18より通知される発生符号量を参考
にして、コントローラ3により指定された目標ビットレ
ートRAにより量子化回路12の量子化テーブルを設定
する量子化インデックス決定部20Cとの機能ブロック
を有する。
【0036】エンコーダ2Aは、このレートコントロー
ラ20による符号化制御により、コントローラ3により
指定された目標ビットレートRAでプログラムprgA
を符号化処理してトランスポートストリームを出力す
る。
【0037】マルチプレクサ(MUX)21(図2)
は、エンコーダ2A〜2Hより出力されるトランスポー
トストリームを時分割多重化処理して出力する。
【0038】コントローラ3は、困難度DA〜DHを基
準にしてこの多重化装置1に設定された伝送レートを配
分することにより、各エンコーダ2A〜2Hの目標ビッ
トレートRA〜RHを計算し、この計算した目標ビット
レートRA〜RHを各エンコーダ2A〜2Hに通知す
る。
【0039】図4は、プログラムprgA〜prgHの
設定を受け付けるモニタ装置の表示画面を示す平面図で
あり、コントローラ3の制御より所定のモニタ装置に表
示される。コントローラ3は、この表示画面上における
マウスの操作により、各エンコーダ2A〜2Hに入力さ
れる各プログラムprgA〜prgHについて、平均ビ
ットレート優先による処理、画質優先による処理の選択
を受け付け、また平均ビットレート優先による処理にお
いては、平均ビットレートを受け付ける。
【0040】この表示画面においては、総合ビットレー
ト(Total Bitrate )の設定により、オペレータが全チ
ャンネルに24〔Mbps〕の伝送速度を設定した場合
であり、第1〜第4のプログラムprgA〜prgDに
ついて、優先モード(Priority Mode )の設定により画
質優先による処理(Picture Quality )を、第5〜第8
のプログラムprgE〜prgHについて、同様の設定
により平均ビットレート優先による処理(Avg.Bitrate
)を選択した場合である。
【0041】コントローラ3は、平均ビットレート優先
による処理については、各チャンネル毎に、平均ビット
(Avg.)、下限値のビットレート(Min.)、上限値のビ
ットレート(Max )の設定を受け付け、このようにして
受け付けた平均ビットレートを割り振って余るビットレ
ート(この場合12〔Mbps〕でなる)を画質優先に
よるチャンネルに等分に割り当て、これを対応する平均
ビット(Avg.)に表示する。また事前に設定された条件
による下限値のビットレート(Min.)、上限値のビット
レート(Max )を画質優先によるチャンネルに表示す
る。これによりコントローラ3は、優先モード(Priori
ty Mode )に設定されたイベントの実行により、画質優
先によるチャンネルについては、平均ビット(Avg.)、
下限値のビットレート(Min.)、上限値のビットレート
(Max )を入力困難に設定する。
【0042】図5は、このようにして符号化の条件を受
け付けたコントローラ3の処理手順を示すフローチャー
トである。コントローラ3は、この処理手順において、
ステップSP1からステップSP2に移り、ここでこれ
から符号化処理するピクチャーから続く所定枚数のピク
チャーについて、次式の演算処理を各チャンネル毎に実
行することにより、各チャンネル毎の時間平均の困難度
ADA〜ADHを計算する。なおこの実施の形態におい
て、この時間平均を求める単位時間は、1秒に設定され
る。またΣの範囲は、これから符号化処理するピクチャ
ーから時間平均を求める単位時間に対応するピクチャー
までであり、jは、A〜Hである。
【0043】
【数1】
【0044】続いてコントローラ3は、ステップSP3
に移り、この計算した時間平均の困難度ADj よりレー
ト設定の関数を各チャンネル毎に規定し、この関数によ
り各チャンネルに仮のビットレートを設定する。
【0045】ここで図6に示すように、コントローラ3
は、平均ビットレート優先のチャンネルにおいては、各
チャンネルの時間平均の困難度ADj が各チャンネルに
設定された平均ビットレートに対応し、かつ下限値及び
上限値のビットレート間で比例関係が成立するように関
数を規定する。さらに各ピクチャーの困難度Dj によ
り、このようにして設定した各関数で決まるビットレー
トを検出し、このビットレートを平均ビットレート優先
の各チャンネルに設定する。
【0046】すなわちコントローラ3は、次式の演算処
理により、平均ビットレート優先のチャンネルについ
て、仮のビットレートを計算する。なおこの(2)式に
おいては、時間平均の困難度ADj をDavg により示
す。また、min(A,B)は、値A及びBより値の小
さなものを選択する関数である。
【0047】
【数2】
【0048】これに対して画質優先のチャンネルについ
て、コントローラ3は、ステップSP1で計算した時間
平均の困難度ADj より、チャンネル平均の困難度ΣA
j/Nq を計算する。ここでNq は、画質優先のチャ
ンネルの数であり、図4においては、値4である。さら
にコントローラ3は、図7に示すように、このチャンネ
ル平均の困難度ΣADj /Nq (Mean Davg)
が各チャンネルの平均ビットレートに対応し、かつ最低
値及び最大値のビットレート間で比例関係が成立するよ
うに、画質優先のチャンネルで共通する関数を規定す
る。なおここでこの画質優先のチャンネルにおける平均
ビットレートは、平均ビットレート優先のチャンネルに
設定された平均ビットレートを全体のビットレートより
減算して残る減算値のビットレートを、画質優先のチャ
ンネルに等分に配分したものである。また最低値及び最
大値は、図4について上述したビットレートである。
【0049】さらにコントローラ3は、各ピクチャーの
困難度Dj により、このようにして設定した関数で決ま
るビットレートを各画質優先のチャンネル毎に検出し、
このビットレートを画質優先の各チャンネルに設定す
る。
【0050】かくするにつきコントローラ3は、平均ビ
ットレート優先のチャンネルにおいては、困難度の時間
平均関数で決まるビットレートにより、各チャンネルの
ビットレートを設定するのに対し、画質優先のチャンネ
ルにおいては、このようにして設定した困難度のチャン
ネル平均関数により各チャンネルのビットレートを設定
する。
【0051】このようにして仮のビットレートを設定す
ると、コントローラ3は、ステップSP4に移り、この
仮のビットレート補正処理を実行する。ここでコントロ
ーラ3は、この補正処理により、全体のビットレートが
多重化装置1に割り当てられたビットレート24〔Mb
ps〕になるように、全体のビットレートを設定する。
【0052】図8は、この仮のビットレート補正処理を
示す処理手順であり、コントローラ3は、この処理手順
において、ステップSP5からステップSP6に移り、
次式の関係式が成立するか否か判断することにより、ス
テップSP3で検出した各チャンネルの仮のビットレー
トTmp Ratej による総和のビットレートSum Tmp が、多
重化装置1に割り当てられたビットレート(Total Rat
e)を越えるか否か判断する。
【0053】
【数3】
【0054】ここで否定結果が得らえると、この場合未
だビットレートに余裕があり、この仮のビットレートに
より伝送したのでは、何ら意味を持たないヌルビットを
伝送することになることにより、コントローラ3は、ス
テップSP7に移る。ここでコントローラ3は、ビット
レートの上限値Maxによりビットレートが制限されて
いないチャンネルを検出する。さらにコントローラ3
は、次式の演算処理により、この検出したチャンネルに
余裕のビットレートを比例配分する。
【0055】
【数4】
【0056】なおこの(4)式におけるTotal Rateは、
ビットレートの上限値Maxによりビットレートが制限
されているチャンネルのビットレートを、多重化装置1
に割り当てられたビットレートTotal Rateより減算した
ビットレートであり、Sum Tmp Ratej は、ビットレート
の上限値Maxによりビットレートが制限されていない
チャンネルに仮設定された仮のレートTmp Ratej の総和
である。
【0057】このようにしてビットレートを設定する
と、コントローラ3は、ステップSP8に移り、各チャ
ンネルで次式の関係式が成立するか否か判断することに
より、このようにしてビットレートを設定したチャンネ
ルにおいて、ビットレートの上限値Max(Rate(Max
))を越えるものが存在するか否か判断する。
【0058】
【数5】
【0059】ここで上限値Max(Rate(Max ))を越
えるものが存在する場合、コントローラ3は、ステップ
SP9に移り、この上限値Max(Rate(Max ))を越
えるチャンネルのビットレートRatej を上限値に設定し
た後、ステップSP7に戻る。
【0060】これによりコントローラ3は、必要に応じ
てステップSP7−SP8−SP9−SP7の処理手順
を繰り返し、各チャンネルで上限値を越えない範囲で、
仮設定して余るビットレートを配分して各チャンネルの
ビットレートを設定する。さらにこの設定を完了する
と、ステップSP8において否定結果が得られることに
より、ステップSP10に移ってこの処理手順を終了す
る。
【0061】これに対してステップSP3で検出した各
チャンネルの仮のビットレートTmpRatej による総和の
ビットレートSum Tmp が、多重化装置1に割り当てられ
たビットレートTotal Rateを越える場合、ステップSP
6において肯定結果が得られることにより、コントロー
ラ3は、ステップSP11に移る。
【0062】ここでコントローラ3は、ビットレートの
下限値Minによりビットレートが制限されていないチ
ャンネルを検出する。さらに次式の演算処理により、多
重化装置1に割り当てられたビットレートTotal Rateを
越える余分なビットレートをこの検出したチャンネルに
比例配分する。
【0063】
【数6】
【0064】なおこの(6)式におけるTotal Rateは、
ビットレートの下限値Minによりビットレートが制限
されているチャンネルのビットレートを、多重化装置1
に割り当てられたビットレートTotal Rateより減算した
ビットレートであり、Sum Tmp Ratej は、ビットレート
の下限値Minによりビットレートが制限されていない
チャンネルに仮設定された仮のレートTmp Ratej の総和
である。
【0065】このようにしてビットレートを設定する
と、コントローラ3は、ステップSP12に移り、各チ
ャンネルで次式の関係式が成立するか否か判断すること
により、このようにしてビットレートを設定したチャン
ネルにおいて、ビットレートの下限値Min(Rate(Mi
n ))を越えるものが存在するか否か判断する。
【0066】
【数7】
【0067】ここで下限値Min(Rate(Min ))を越
えるものが存在する場合、コントローラ3は、ステップ
SP13に移り、この下限値Min(Rate(Min ))を
越えるチャンネルのビットレートRatej を下限値に設定
した後、ステップSP11に戻る。
【0068】これによりコントローラ3は、必要に応じ
てステップSP11−SP12−SP13−SP11の
処理手順を繰り返し、各チャンネルで下限値を越えない
範囲で、仮設定して不足するビットレートを配分して各
チャンネルのビットレートを設定する。さらにこの設定
を完了すると、ステップSP12において否定結果が得
られることにより、ステップSP10に移ってこの処理
手順を終了する。
【0069】このようにして仮のビットレートを補正し
て各チャンネルのビットレートを設定すると、コントロ
ーラ3は、ステップSP15(図5)に移り、このよう
にして計算したビットレートを各エンコーダ2A〜2H
に通知する。続いてコントローラ13は、ステップSP
16に移り、変数jをインクリメントすることにより、
このようにビットレートを算出するピクチャーを続くピ
クチャーに設定する。
【0070】続いてコントローラ3は、ステップSP1
7に移り、ここで時間平均の困難度Davg、チャンネ
ル平均の困難度Mean Davgを更新することによ
り、仮のビットレート算出に使用した関数を規定する基
準値を更新する。
【0071】ここでコントローラ3は、平均ビットレー
ト優先のチャンネルについては、GOPの最後のピクチ
ャーか否か判断し、ここで最後のピクチャーの場合、次
式の演算処理を実行することにより、時間平均の困難度
Davgを更新する。
【0072】
【数8】
【0073】ここで右辺の困難度Davg は、1GOP前
の計算基準の困難度である。またkは、重み付け係数で
あり、十分に大きな整数が適用される。これによりコン
トローラ3は、困難度Dj の変化に応じて、所定の時定
数によりこの計算基準の困難度Davg を変化させ、例え
ば図9において破線により示すそれまでの時間平均の関
数を、実線により示す時間平均の関数に変更する。
【0074】これに対して画質優先のチャンネルについ
て、コントローラ3は、何れかのチャンネルを更新基準
のチャンネルに設定し、この更新基準のチャンネルにお
いて、GOPの最後のピクチャーか否か判断する。さら
に最後のピクチャーの場合、コントローラ3は、次式の
演算処理を実行することにより、チャンネル平均の困難
度Mean Davgを更新する。
【0075】
【数9】
【0076】ここでNq は、画質優先のチャンネルの数
であり、図4の例の場合では、Nqは、値4である。ま
た右辺の困難度Mean Davg は、1GOP前の計算
基準の困難度である。これによりコントローラ3は、画
質優先の4つのチャンネルのDj についてチャンネル平
均ΣADj /Nq を求め、これを重みづけ平均すること
によって計算基準の困難度Mean Davg を更新し、
例えば図10において破線により示すそれまでのチャン
ネル平均の関数を、実線により示すチャンネル平均の関
数に変更する。
【0077】このようにして困難度Davg 、Mean
avg を更新すると、コントローラ3は、ステップSP
18に移り、プログラムが終端したか否か判断し、ここ
で否定結果が得られると、ステップSP2に戻る。これ
によりコントローラ3は、GOP単位で時間平均の関
数、チャンネル平均の関数を更新しながら、順次ピクチ
ャー単位でビットレートを計算し、この計算したビット
レートを各エンコーダ2A〜2Hに通知する。さらに一
連の処理が完了すると、ステップSP18において肯定
結果が得られることにより、ステップSP18からステ
ップSP19に移り、この処理手順を終了する。
【0078】これによりコントローラ3は、図1に示す
ように、平均ビットレート優先によるチャンネルにおい
ては、各チャンネルに設定された平均ビットレートの前
後を、困難度に応じてビットレートが変化するように、
目標のビットレートを設定する。また画質優先によるチ
ャンネルについては、平均ビットレート優先によるチャ
ンネルの平均ビットレートを全体のビットレートより減
算して残る残りのビットレート(この実施の形態では1
2〔Mbps〕)の前後を、全体のビットレートが全体
の困難度に応じて変化するように、目標ビットレートを
設定する。
【0079】(1−2)第1の実施の形態の動作 以上の構成において、伝送に供する各プログラムprg
A〜prgHは(図2)、それぞれエンコーダ2A〜2
Hにおいて、一定の量子化テーブルにより符号化処理し
た際の発生符号量にほぼ対応する困難度DA〜DHが各
ピクチャー毎に検出され、この困難度DA〜DHがコン
トローラ3に通知される。各プログラムprgA〜pr
gHは、プロフラム全体の伝送レートが困難度DA〜D
Hを基準にして配分されてぞれぞれ伝送に供する目標ビ
ットレートRA〜RHが計算され、この計算した目標ビ
ットレートRA〜RHが各エンコーダ2A〜2Hに通知
され、この通知された目標ビットレートRA〜RHによ
り符号化処理された後、マルチプレクサ21により多重
化処理されて出力される。
【0080】この目標ビットレートRA〜RHにおい
て、各プログラムprgA〜prgHは、これから符号
化処理するピクチャーより1秒の時間間隔で、困難度D
A〜DHの時間平均値ADj が検出され(図5、ステッ
プSP2)、画質優先モードのチャンネルにおいては、
この時間平均値ADj がチャンネル間で平均値化され、
チャンネル平均の困難度ΣADj /Nq (Mean D
avg)が計算される。
【0081】さらに平均ビットレートのチャンネルにお
いては、各チャンネル毎に、時間平均値の困難度Dav
gと平均ビットレートとが対応してなる時間平均関数が
規定され(図6)、各チャンネルの困難度によりこの時
間平均関数で決まるビットレートが仮設定される(図
2、ステップSP3)。これに対して画質優先のチャン
ネルにおいては、チャンネル平均の困難度ΣADj /N
q (Mean Davg)が画質優先チャンネル全体に
割り当てられたビットレートをチャンネル数により割り
算してなるビットレートに対応するチャンネル平均関数
が各チャンネルで共通に規定され(図7)、各チャンネ
ルの困難度によりこのチャンネル平均関数で決まるビッ
トレートが仮設定される(図2、ステップSP3)。
【0082】さらにこのように仮設定されたビットレー
トが、上限値、下限値、全体のビットレートにより補正
され(図2、ステップSP4)、この補正されたビット
レートが目標ビットレートとして各エンコーダ2A〜2
Nに通知される。
【0083】また所定の時間単位で、時間平均の困難度
Davgが、困難度に応じて更新され、またGOP単位
で平均ビットレート優先の各チャンネルの目標ビットレ
ートが一定の時定数により平均ビットレートに近づくよ
うに、さらにはチャンネル平均の困難度Mean Da
vgが、困難度に応じて変化し、画質優先のチャンネル
全体のビットレートがこれらのチャンネルの平均ビット
レートに近づくように更新される(図2、ステップSP
17)。
【0084】これにより平均ビットレート優先のチャン
ネルと、画質優先のチャンネルとが混在する場合に、平
均ビットレート優先のチャンネルにおいては、各チャン
ネルに設定された平均ビットレートの前後を困難度に応
じてビットレートが変化するように符号化処理されて多
重化される。また画質優先のチャンネルにおいては、画
質優先のチャンネル全体のビットレートがこれらのチャ
ンネルの平均ビットレートの前後を全体の困難度に応じ
てビットレートし、また各チャンネルにおいては困難度
に応じてビットレートが変化して符号化処理され、多重
化処理される(図1)。
【0085】(1−3)第1の実施の形態の効果 以上の構成によれば、困難度に応じて、各チャンネルの
ビットレートを設定するにつき、平均ビットレートを優
先するチャンネルについては、各チャンネルに設定され
た平均ビットレートの前後をビットレートが推移するよ
うに、画質を優先するチャンネルについては、平均ビッ
トレートを優先するチャンネルの平均ビットレートを、
全体のビットレートより減算して残るビットレートの前
後を、全体のビットレートが変位するように、各チャン
ネルのビットレートを設定することにより、画質優先及
び平均ビットレート優先のチャンネルが混在する場合で
も、全体的に困難度に応じてビットレートを動的に変化
させることができ、その分十分に画質を改善することが
できる。
【0086】またこのとき画質を優先するチャンネルに
ついては、時間平均の困難度をチャンネル間で平均値化
してチャンネル平均の関数を共通に設定し、このチャン
ネル平均の関数によりビットレートを設定したことによ
り、平均ビットレート優先のチャンネルと同様にしてビ
ットレートを設定することができ、その分全体として簡
易な処理によりビットレートを設定することができる。
【0087】また必要に応じて各チャンネルを画質優先
又は平均ビットレート優先のチャンネルに設定できるこ
とにより、その分必要に応じてこれらの設定を変更し
て、この種の多重化装置の使い勝手を向上することがで
きる。
【0088】またこれらの設定の変更においても、画質
優先のチャンネルにおいては、チャンネル平均の関数に
より平均ビットレート優先のチャンネルと同様にしてビ
ットレートを設定することができることにより、その分
設定の変更を簡易に実行することができる。
【0089】(2)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、GOPを単位にして
時間平均の困難度Davg、チャンネル平均の困難度M
ean Davgを更新する場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、必要に応じて種々のピクチャー数
により更新してもよい。
【0090】また上述の実施の形態においては、1秒の
時間単位により時間平均の困難度Davgを計算する場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、必要に応
じてこの時間単位を自由に設定することができる。
【0091】さらに上述の実施の形態においては、これ
から符号化処理しようとするピクチャーについて、時間
平均の困難度Davg、チャンネル平均の困難度Mea
nDavgを計算してビットレートを設定する場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、符号化処理結果
より時間平均の困難度Davg、チャンネル平均の困難
度Mean Davgを計算し、図6及び図7に対応す
る関数を規定してビットレートを配分する場合等、種々
の手法によりビットレートを設定する場合に広く適用す
ることができる。
【0092】因みに、これらの場合に、画質優先の各チ
ャンネルに共通してチャンネル平均の関数を設定する代
わりに、画質優先の全チャンネルより困難度を集計し、
この集計した困難度により、一旦、画質優先の全チャン
ネルに割り当てるビットレートを計算し、このビットレ
ートを画質優先の各チャンネルに配分するようにしても
よい。
【0093】また上述の実施の形態においては、図6及
び図7について説明したように、困難度とビットレート
との関係を一次式による関数により設定する場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、図11に示すよう
に、二次式による関数によりこれらの関係を設定しても
よい。
【0094】さらに上述の実施の形態においては、MP
EGにより各プログラムを符号化処理して伝送する場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、種々の符号
化方式により種々のプログラムを符号化処理して伝送す
る場合に広く適用することができる。
【0095】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、画質優先
のチャンネル全体に割り当てられる平均ビットレートの
前後を、画質優先のチャンネル全体のビットレートが推
移するように困難度に応じてビットレートを配分するこ
とにより、画質優先及び平均ビットレート優先によるチ
ャンネルが混在する場合でも、十分に画質を改善するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る多重化装置に
よりビットレートの配分を示すタイムチャートである。
【図2】多重化装置の全体構成を示すブロック図であ
る。
【図3】エンコーダの構成を示すブロック図である。
【図4】図2の多重化装置の初期設定画面を示す平面図
である。
【図5】図2の多重化装置のコントローラの処理手順を
示すフローチャートである。
【図6】平均ビットレート優先のチャンネルに対して、
ビットレートの設定に供する関数を示す特性曲線図であ
る。
【図7】画質優先のチャンネルに対して、ビットレート
の設定に供する関数を示す特性曲線図である。
【図8】図5の仮のビットレートの補正処理の処理手順
を示すフローチャートである。
【図9】図6の関数の変更を示す特性曲線図である。
【図10】図7の関数の変更を示す特性曲線図である。
【図11】他の実施の形態に係る図6及び図7の関数に
対応する関数を示す特性曲線図である。
【図12】統計多重による多重化の説明に供するタイム
チャートである。
【図13】画質優先及び平均ビットレート優先によるチ
ャンネルが混在する場合の、従来の多重化におけるビッ
トレートの配分を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1……多重化装置、2A〜2H……エンコーダ、3……
コントローラ、4……マルチプレクサ、12……量子化
回路、20……レートコントローラ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定の条件によりビデオデータを符号化処
    理して発生するデータ量にほぼ対応する困難度を、複数
    チャンネルのビデオデータ毎に検出し、 前記困難度に応じて、各チャンネルに割り当てるビット
    レートを設定し、 該設定したビットレートにより前記各ビデオデータをそ
    れぞれ符号化処理して多重化する多重化装置において、 前記複数チャンネルについて、画質を優先する処理によ
    るビットレートの配分による符号化処理と、設定された
    平均ビットレートを優先するビットレートの配分による
    符号化処理とを受け付け、 前記平均ビットレートを優先する処理によるチャンネル
    については、 各チャンネルに設定された平均ビットレートの前後を推
    移するように、 前記画質を優先する処理によるチャンネルについては、 前記平均ビットレートを優先する処理によるチャンネル
    に設定された平均ビットレートを、全体のビットレート
    より減算して残るビットレートの前後を、全体のビット
    レートが変位するように、 前記各チャンネルのビットレートを設定することを特徴
    とする多重化装置。
  2. 【請求項2】各チャンネルの困難度の時間平均と各チャ
    ンネルの平均ビットレートとが対応する時間平均関数を
    各チャンネルに順次設定し、各チャンネルの困難度によ
    り前記時間平均関数で決まるビットレートにより、前記
    各チャンネルのビットレートを設定し、 前記画質を優先する処理によるチャンネルについては、 前記時間平均関数に代えて、該画質を優先する処理によ
    るチャンネルについて検出した時間平均の困難度のチャ
    ンネル平均値と、各チャンネルの平均ビットレートとが
    対応するチャンネル平均関数により、前記各チャンネル
    のビットレートを設定することを特徴とする請求項1に
    記載の多重化装置。
  3. 【請求項3】前記時間平均関数及び前記チャンネル平均
    関数を所定のピクチャー単位で更新することを特徴とす
    る請求項2に記載の多重化装置。
  4. 【請求項4】各チャンネルについて、前記平均ビットレ
    ートを優先する処理と、前記画質を優先する処理とを設
    定し得るようにしたことを特徴とする請求項1に記載の
    多重化装置。
  5. 【請求項5】一定の条件によりビデオデータを符号化処
    理して発生するデータ量にほぼ対応する困難度を、複数
    チャンネルのビデオデータ毎に検出し、 前記困難度に応じて、各チャンネルに割り当てるビット
    レートを設定し、 該設定したビットレートにより前記各ビデオデータをそ
    れぞれ符号化処理して多重化する多重化方法において、 前記複数チャンネルについて、画質を優先する処理によ
    るビットレートの配分による符号化処理と、設定された
    平均ビットレートを優先するビットレートの配分による
    符号化処理とを受け付け、 前記平均ビットレートを優先する処理によるチャンネル
    については、 各チャンネルに設定された平均ビットレートの前後を推
    移するように、 前記画質を優先する処理によるチャンネルについては、 前記平均ビットレートを優先する処理によるチャンネル
    に設定された平均ビットレートを、全体のビットレート
    より減算して残るビットレートの前後を、全体のビット
    レートが変位するように、 前記各チャンネルのビットレートを設定することを特徴
    とする多重化方法。
  6. 【請求項6】各チャンネルの困難度の時間平均と各チャ
    ンネルの平均ビットレートとが対応する時間平均関数を
    各チャンネルに順次設定し、各チャンネルの困難度によ
    り前記時間平均関数で決まるビットレートにより、前記
    各チャンネルのビットレートを設定し、 前記画質を優先する処理によるチャンネルについては、 前記時間平均関数に代えて、該画質を優先する処理によ
    るチャンネルについて検出した時間平均の困難度のチャ
    ンネル平均値と、各チャンネルの平均ビットレートとが
    対応するチャンネル平均関数により、前記各チャンネル
    のビットレートを設定することを特徴とする請求項5に
    記載の多重化方法。
  7. 【請求項7】前記時間平均関数及び前記チャンネル平均
    関数を所定のピクチャー単位で更新することを特徴とす
    る請求項6に記載の多重化方法。
  8. 【請求項8】各チャンネルについて、前記平均ビットレ
    ートを優先する処理と、前記画質を優先する処理とを設
    定し得るようにしたことを特徴とする請求項5に記載の
    多重化方法。
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