JP2012191576A - 統計多重制御装置および統計多重制御方法 - Google Patents

統計多重制御装置および統計多重制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】多重化される複数の符号化情報の作成の遅延を低減すること。
【解決手段】多重化情報に多重化される複数の符号化情報をそれぞれ作成する複数のエンコーダから複数のエンコーダ状態をそれぞれ収集するステップと、その複数のエンコーダに複数の目標ビットレートをそれぞれ設定する帯域変更シーケンスをその複数のエンコーダ状態に基づいて算出するステップとを備えている。その帯域変更シーケンスを形成する複数の帯域制御は、複数の開示時刻に対応づけられている。その複数の帯域制御のうちの任意の帯域制御は、その帯域制御に対応する時刻に開始される。その帯域変更シーケンスは、その時刻が適切に算出されることにより、固定的な時刻に帯域制御が開始される他の帯域変更シーケンスに比較して、完了するまでの時間をより短縮することができ、その複数の符号化情報の作成の遅延を低減することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、統計多重制御装置および統計多重制御方法に関し、特に、多重化される複数の情報を複数のビットレートによりそれぞれ符号化するときに、その複数のビットレートを変更する統計多重制御装置および統計多重制御方法に関する。
互いに異なる複数のビットレートによりそれぞれ符号化された複数の情報を多重化する統計多重装置が知られている。たとえば、デジタルテレビ放送では、複数のチャネルの放送信号をこのような統計多重装置により符号多重化することにより、複数の放送プログラム(映像信号や音声信号)を狭帯域の伝送路に送出している。このような統計多重装置は、複数の放送信号をそれぞれ符号化する複数のエンコーダを備えている。その複数のエンコーダは、それぞれ、複数の放送プログラムのそれぞれに応じたビットレートで放送信号を符号化する。
その複数のビットレートは、放送プログラムの内容に応じて動的に変更することができる。例えば、画質を劣化させても良い放送プログラムの場合、低いビットレートで符号化され、高画質及び高音質を求められる放送プログラムに対しては高いビットレートで符号化される。
特開2010−124044号公報には、画像複雑度情報に基づいて割当ビットレートを決定することができる統計多重システムが開示されている。その統計多重システムは、複数のエンコーダ装置が異なる映像符号化方式で混在し、その複数のエンコーダ装置は、それぞれに入力された入力映像を、それぞれの映像符号化方式で符号化して符号化ビットストリームを出力し、該符号化ビットストリームを、多重化装置が時分割多重して1つの多重出力ビットストリームとして伝送路に出力する。その統計多重システムは、その複数のエンコーダ装置がその入力映像の映像フレーム毎に算出した画像複雑度情報に基づき、その複数のエンコーダ装置についてそれぞれの割当ビットレートを決定する統計多重コントローラ装置を備えている。その画像複雑度情報は、量子化ステップサイズの平均値とその映像フレームを符号化した際に発生した符号ビットとの積である。その複数のエンコーダ装置は、そのそれぞれの割当ビットレートに従ってその符号化ビットストリームを出力することを特徴としている。
特開2010−239428号公報には、信頼性の高い統計多重制御が可能な統計多重装置が開示されている。その統計多重装置は、複数の入力データを、それぞれに割り当てられたビットレートに応じて符号化する複数のエンコーダと、その複数のエンコーダによって符号化された複数の符号化データを多重化して出力する多重化装置と、を具備し、その複数のエンコーダの1つは、その複数のエンコーダのそれぞれに対してビットレートを割り当てる。さらに、その複数のエンコーダのうちのマスタエンコーダは、画像複雑度やエンコーダのバッファ充足度を用いて、ビットレートを減じるエンコーダを設定し、当該エンコーダの帯域減少制御を完了する時間を予測する。そして、その時間が経過したときにおける帯域の差分を他のエンコーダに割り当てることで、当該エンコーダのビットレートを増加させている。この際、帯域増加制御を行なうエンコーダのビットレートと、当該エンコーダに割り当て予定のビットレートとの差が大きいエンコーダを優先的に帯域の差分を割り当てている。
特開2010−124044号公報 特開2010−239428号公報
その複数のエンコーダに割り当てられた帯域の合計は、所定の映像用帯域を超えないようにする必要がある。このため、統計多重システム内の各エンコーダは、統計多重コントローラより可変的に割り当てられる映像用帯域を変更する際に、エンコーダの映像帯域減少制御完了後、エンコーダの映像帯域増加制御を行う必要がある。映像帯域減少制御が完了する時間は、各エンコーダ状態に依存し変化するため、エンコーダ性能によって決められた最大時間だけ、映像用帯域を増やす制御を待たなければならず、映像帯域減少制御によって確保された帯域が無駄になるという問題点がある。また、衛星放送およびケーブルテレビでは、統計多重制御装置とエンコーダが別々の場所に設置される場合がある。この場合、統計多重制御装置とエンコーダ装置との間の制御伝送路の遅延時間が大きくなり、統計多重制御シーケンスが長くなるため、統計多重制御シーケンスに必要な時間分だけ映像を遅延させる必要がある。このような遅延を低減することが望まれている。
本発明の課題は、多重化情報に多重化される複数の符号化情報の作成が遅延することを低減する統計多重制御装置および統計多重制御方法を提供することにある。
本発明による統計多重制御装置は、エンコーダ状態収集部と帯域変更シーケンス算出部と制御部とを備えている。そのエンコーダ状態収集部は、多重化情報に多重化される複数の符号化情報をそれぞれ作成する複数のエンコーダから複数のエンコーダ状態をそれぞれ収集する。その複数のエンコーダは、複数のビットレートがそれぞれ設定されている。その複数の符号化情報のうちの任意のエンコーダにより作成される符号化情報は、その任意のエンコーダに入力される入力情報がその複数のビットレートのうちのその任意のエンコーダに設定されるビットレートで符号化されることにより作成される。その帯域変更シーケンス算出部は、その複数のエンコーダに複数の目標ビットレートをそれぞれ設定する帯域変更シーケンスをその複数の目標ビットレートとその複数のエンコーダ状態とに基づいて算出する。その帯域変更シーケンスを形成する複数の帯域制御は、複数の制御対象エンコーダと複数の変更ビットレートと複数の時刻とに対応づけられている。その制御部は、その帯域変更シーケンスを実行する。その複数の制御対象エンコーダのうちの任意の帯域制御に対応する制御対象エンコーダは、その複数の時刻のうちのその任意の帯域制御に対応する時刻に、その複数の変更ビットレートのうちのその任意の帯域制御に対応する変更ビットレートに設定されるように、制御される。
本発明による統計多重制御方法は、多重化情報に多重化される複数の符号化情報をそれぞれ作成する複数のエンコーダから複数のエンコーダ状態をそれぞれ収集するステップと、その複数のエンコーダに複数の目標ビットレートをそれぞれ設定する帯域変更シーケンスをその複数の目標ビットレートとその複数のエンコーダ状態とに基づいて算出するステップと、その帯域変更シーケンスを実行するステップとを備えている。その複数のエンコーダは、複数のビットレートがそれぞれ設定されている。その複数の符号化情報のうちの任意のエンコーダにより作成される符号化情報は、その任意のエンコーダに入力される入力情報がその複数のビットレートのうちのその任意のエンコーダに設定されるビットレートで符号化されることにより作成される。その帯域変更シーケンスを形成する複数の帯域制御は、複数の制御対象エンコーダと複数の変更ビットレートと複数の時刻とに対応づけられている。その複数の制御対象エンコーダのうちの任意の帯域制御に対応する制御対象エンコーダは、その複数の時刻のうちのその任意の帯域制御に対応する時刻に、その複数の変更ビットレートのうちのその任意の帯域制御に対応する変更ビットレートに設定されるように、制御される。
本発明による統計多重制御装置および統計多重制御方法によれば、その帯域変更シーケンスは、その複数の時刻が適切に算出されることにより、固定的な時刻に複数の帯域制御が開始される他の帯域変更シーケンスに比較して、完了するまでの時間をより短縮することができる。その結果、本発明による統計多重制御装置および統計多重制御方法は、多重化情報に多重化される複数の符号化情報の作成が遅延することを低減することができる。
図1は、本発明による統計多重制御装置が適用される統計多重装置を示すブロック図である。 図2は、複数のエンコーダの各エンコーダを示すブロック図である。 図3は、本発明による統計多重制御装置を示すブロック図である。 図4は、帯域変更シーケンス情報を示す図である。 図5は、本発明による統計多重制御方法により複数のエンコーダにそれぞれ割り当てられた複数の帯域の変化を示すグラフである。 図6は、複数の制御信号が送信されるタイミングを示すタイムチャートである。 図7は、比較例の統計多重制御方法により複数のエンコーダにそれぞれ割り当てられた複数の帯域の変化を示すグラフである。 図8は、比較例の統計多重制御方法により複数の制御信号が送信されるタイミングを示すタイムチャートである。 図9は、複数の制御信号が送信される他のタイミングを示すタイムチャートである。
図面を参照して、本発明による統計多重制御装置の実施の形態を記載する。その統計多重制御装置1は、図1に示されているように、統計多重装置10に適用されている。統計多重装置10は、複数のベースバンド映像データに基づいて多重化データを作成することに適用されている。その複数のベースバンド映像データは、複数の放送プログラムに対応し、複数の映像をそれぞれ示している。その多重化データは、放送用伝送路を介して放送される。その放送用伝送路としては、その多重化データを示す電波が伝送される自由空間、その多重化データを示す光信号が伝送される光ケーブルが例示される。統計多重装置10は、統計多重制御装置1とエンコーダ制御装置2と複数のエンコーダ3−1〜3−n(n=3,4,5,…)と多重化装置5とを備えている。
エンコーダ制御装置2は、その放送用伝送路に基づいてトータル映像帯域を算出し、そのトータル映像帯域を作成する。そのトータル映像帯域は、その放送用伝送路が伝送することができる帯域を示している。
統計多重制御装置1は、エンコーダ制御装置2に情報伝達可能に接続され、複数のエンコーダ3−1〜3−nに情報伝達可能に接続されている。統計多重制御装置1は、エンコーダ制御装置2から伝達されたトータル映像帯域と複数のエンコーダ3−1〜3−nからそれぞれ伝達された複数のエンコーダ状態とに基づいて複数の制御信号を生成する。
複数のエンコーダ3−1〜3−nの各エンコーダ3−i(i=1,2,3,…,n)は、伝送路6−iを介して統計多重制御装置1に情報伝達可能に接続されている。エンコーダ3−iは、図示されていない外部機器から入力されたベースバンド映像データを所定のビットレートで符号化することにより符号化データを作成し、その符号化データを作成する。エンコーダ3−iは、さらに、伝送路6−iを介して統計多重制御装置1から伝達された制御信号に基づいて、そのビットレートを変更する。複数の伝送路6−1〜6−nは、複数のエンコーダ3−1〜3−nが互いに異なる位置に配置されているときに、長さが互いに異なっている。複数の伝送路6−1〜6−nをその複数の制御信号が伝送する遅延時間は、複数の伝送路6−1〜6−nの長さが互いに異なっているときに、互いに異なっている。
多重化装置5は、複数のエンコーダ3−1〜3−nに情報伝達可能に接続されている。
多重化装置5は、複数のエンコーダ3−1〜3−nによりそれぞれ作成される複数の符号化データを多重化することにより多重化データを作成し、図示されていない外部機器にその多重化データを出力する。
図2は、エンコーダ3−iを示している。エンコーダ3−iは、エンコーダ本体11とバッファ12とビットレート設定部14とエンコーダ状態出力部15とを備えている。エンコーダ本体11は、エンコーダ3−iに設定されたビットレートで、外部機器からエンコーダ3−iに伝達されたベースバンド映像データを符号化することにより符号化データを作成する。その符号化データは、そのベースバンド映像データに比較して、情報量が小さい。そのベースバンド映像データの情報量に対するその符号化データの情報量の圧縮率は、そのビットレートが大きいほど小さい。その符号化の方法としては、MPEG、H.264などが例示される。
バッファ12は、エンコーダ本体11により作成された符号化データを一時的に記録する。バッファ12は、その記録された符号化データを所定のビットレートで多重化装置5に出力する。バッファ12は、さらに、多重化装置5に出力された符号化データを消去する。
ビットレート設定部14は、伝送路6−iを介して統計多重制御装置1からエンコーダ3−iに制御信号が伝達されたときに、その制御信号が示すビットレートをエンコーダ3−iに設定する。
エンコーダ状態出力部15は、外部機器からエンコーダ3−iに伝達されたベースバンド映像データの複雑度を測定し、バッファ12の充足度を測定する。エンコーダ状態出力部15は、さらに、その複雑度とその充足度とエンコーダ3−iに設定されているビットレートとを示すエンコーダ状態を統計多重制御装置1に出力する。
図3は、統計多重制御装置1を示している。統計多重制御装置1は、目標ビットレート算出部16と帯域変更シーケンス算出部17と制御部18とを備え、図示されていない記憶装置を備えている。その記憶装置は、複数の伝送路6−1〜6−nに対応する複数の遅延時間が記録されている。その複数の遅延時間のうちの伝送路6−iに対応する遅延時間は、伝送路6−iを介して統計多重制御装置1からエンコーダ3−iまで制御信号が伝送される時間を示し、その制御信号が統計多重制御装置1により送信された時刻からその制御信号がエンコーダ3−iにより受信された時刻までの時間を示している。
目標ビットレート算出部16は、エンコーダ制御装置2から伝達されるトータル映像帯域と複数のエンコーダ3−1〜3−nからそれぞれ伝達される複数のエンコーダ状態とに基づいて、複数のエンコーダ3−1〜3−nに対応する複数の目標ビットレートを算出する。たとえば、目標ビットレート算出部16は、複数のエンコーダ3−1〜3−nにその複数の目標ビットレートがそれぞれ設定されたときに、複数のエンコーダ3−1〜3−nに割り当てられた複数の帯域の和がそのトータル映像帯域に等しくなるように、さらに、複雑度が大きいベースバンド映像データが入力されるエンコーダほど大きい値の目標ビットレートが対応づけられるように、その複数の目標ビットレートを算出する。
帯域変更シーケンス算出部17は、その記憶装置に記録されている複数の遅延時間と目標ビットレート算出部16により算出された複数の目標ビットレートと複数のエンコーダ3−1〜3−nからそれぞれ伝達される複数のエンコーダ状態とに基づいて帯域変更シーケンス情報を算出する。その帯域変更シーケンス情報は、帯域変更シーケンスを示している。その帯域変更シーケンスは、複数のエンコーダ3−1〜3−nのエンコーダ本体11にそれぞれ設定されているビットレートをその複数の目標ビットレートにそれぞれ変更するための複数の帯域制御から形成されている。
制御部18は、帯域変更シーケンス算出部17により算出された帯域変更シーケンス情報に基づいて複数の制御信号を生成し、複数の伝送路6−1〜6−nを介して複数のエンコーダ3−1〜3−nにその複数の制御信号を伝送する。その複数の制御信号は、その帯域変更シーケンスが形成される複数の帯域制御に対応している。
図4は、帯域変更シーケンス算出部17により算出された帯域変更シーケンス情報を示している。その帯域変更シーケンス情報21は、制御信号識別情報集合22をエンコーダ識別情報集合23と時刻集合24とビットレート集合25とに対応づけている。すなわち、制御信号識別情報集合22の任意の要素は、エンコーダ識別情報集合23の1つの要素に対応し、時刻集合24の1つの要素に対応し、ビットレート集合25の1つの要素に対応している。制御信号識別情報集合22の要素は、複数のエンコーダ3−1〜3−nにその複数の目標ビットレートをそれぞれ設定するための複数の帯域制御のうちの1つの帯域制御を示し、すなわち、その帯域制御を実行するための制御信号を示している。エンコーダ識別情報集合23のうちのある制御信号に対応する要素は、複数のエンコーダ3−1〜3−nのうちのその制御信号が伝達されるエンコーダを示している。時刻集合24のうちのある制御信号に対応する要素は、その制御信号が統計多重制御装置1から送信される時刻を示している。ビットレート集合25のうちのある制御信号に対応する要素は、その制御信号が示すビットレートを示している。
このとき、制御部18は、帯域変更シーケンス情報21を参照して、制御信号識別情報集合22が示す複数の制御信号の各々を複数のエンコーダ3−1〜3−nのいずれかに所定の時刻に送信する。このとき、制御信号識別情報集合22のうちのある制御信号識別情報が示す制御信号は、ビットレート集合25のうちのその制御信号識別情報に対応するビットレートを示し、時刻集合24のうちのその制御信号識別情報に対応する時刻に、エンコーダ識別情報集合23のうちのその制御信号識別情報に対応するエンコーダに、統計多重制御装置1から送信される。
図5は、帯域変更シーケンス算出部17により算出された帯域変更シーケンスが実行されたときに、エンコーダ3−1に割り当てられる帯域の変化の例を示している。その変化31は、エンコーダ3−1に初期的に帯域BR1−1が割り当てられていることを示している。変化31は、さらに、エンコーダ3−1に実行される帯域制御が帯域BR1−2を割り当てる制御であることを示している。変化31は、さらに、帯域BR1−2が帯域BR1−1より小さいことを示し、その帯域制御が、エンコーダ3−1に割り当てられている帯域を減少させる帯域減少制御であることを示している。変化31は、さらに、その帯域制御が開始時刻TBRCHGに開始したことを示している。変化31は、さらに、開始時刻TBRCHGから実行時間tが経過した時刻TENDにその帯域制御が完了したことを示し、時刻TEND以降にエンコーダ3−1に帯域BR1−2が割り当てられていることを示している。
図5は、さらに、エンコーダ3−3に割り当てられる帯域の変化を示している。その変化33は、エンコーダ3−3に初期的に帯域BR3−1が割り当てられていることを示している。変化33は、さらに、エンコーダ3−3に実行される帯域制御が帯域BR3−2を割り当てる制御であることを示している。変化33は、さらに、帯域BR3−2が帯域BR3−1より小さいことを示し、その帯域制御が、エンコーダ3−3に割り当てられている帯域を減少させる帯域減少制御であることを示している。変化33は、さらに、その帯域制御が開始時刻TBRCHGに開始したことを示している。変化33は、さらに、開始時刻TBRCHGから実行時間t3が経過した時刻Tにその帯域制御が完了したことを示し、時刻T以降にエンコーダ3−3に帯域BR3−2が割り当てられていることを示している。
図5は、さらに、エンコーダ3−2に割り当てられる帯域の変化を示している。その変化32は、エンコーダ3−2に初期的に帯域BR2−1が割り当てられていることを示している。変化32は、さらに、エンコーダ3−2に実行される帯域制御が2段階であることを示している。変化32は、さらに、その2段階の帯域制御のうちの1回目の帯域制御が帯域BR2−2を割り当てる制御であることを示している。変化32は、さらに、帯域BR2−2が帯域BR2−1より大きいことを示し、その1回目の帯域制御が、エンコーダ3−2に割り当てられている帯域を増加させる帯域増加制御であることを示している。変化32は、さらに、その1回目の帯域制御が時刻Tに開始したことを示している。変化32は、さらに、時刻Tの直後にその1回目の帯域制御が完了したことを示し、時刻T以降にエンコーダ3−2に帯域BR2−2が割り当てられていることを示している。変化32は、さらに、その2段階の帯域制御のうちの2回目の帯域制御が帯域BR2−3を割り当てる制御であることを示している。変化32は、さらに、帯域BR2−3が帯域BR2−2より大きいことを示し、その2回目の帯域制御が、エンコーダ3−2に割り当てられている帯域を増加させる帯域増加制御であることを示している。変化32は、さらに、その2回目の帯域制御が時刻TENDに開始したことを示している。変化32は、さらに、時刻TENDの直後にその2回目の帯域制御が完了したことを示し、時刻TEND以降にエンコーダ3−2に帯域BR2−3が割り当てられていることを示している。
変化31と変化33とは、その帯域減少制御が開始時刻TBRCHGに開始するように制御されていることを示している。変化31と変化32と変化33とは、さらに、エンコーダ3−1に割り当てられる帯域とエンコーダ3−2に割り当てられる帯域とエンコーダ3−3に割り当てられる帯域との和が一定であることを示している。すなわち、帯域BR1−1と帯域BR2−1と帯域BR3−1との和は、帯域BR1−1と帯域BR2−2と帯域BR3−2との和に等しく、帯域BR1−2と帯域BR2−3と帯域BR3−2との和に等しい。
すなわち、帯域変更シーケンス算出部17は、帯域BR1−1と帯域BR2−1と帯域BR3−1とが割り当てられている複数のエンコードに帯域BR1−2と帯域BR2−3と帯域BR3−2とをそれぞれ割り当てられるように複数の目標ビットレートが算出されたときに、図5に示されるような複数の帯域制御を示す帯域変更シーケンス情報21を算出する。その帯域制御は、帯域減少制御と帯域増加制御とを含んでいる。その帯域減少制御は、割り当てられているビットレートより目標ビットレートが小さい帯域減少制御エンコーダに対して実行される。その帯域増加制御は、割り当てられているビットレートより目標ビットレートが大きい帯域増加制御エンコーダに対して実行される。
その帯域減少制御は、開始時刻TBRCHGに開始するように、算出される。すなわち、帯域変更シーケンス算出部17は、時刻集合24のうちのその帯域減少制御に対応する時刻が開始時刻TBRCHGを示すように、帯域変更シーケンス情報21を算出する。帯域変更シーケンス算出部17は、さらに、その帯域減少制御が実行されるエンコーダから伝達されるエンコーダ状態に基づいて、その帯域減少制御に必要である実行時間を算出する。その帯域減少制御に必要である実行時間tiは、その帯域減少制御が実行されるエンコーダ3−iのバッファ12に記録されているデータが引き抜き終わる時間に概ね等しく、エンコーダ3−iのバッファ12の充足度F(i)とエンコーダ3−iに設定されていたビットレートBR(i)とを用いて、次式:
ti=F(i)÷BR(i)
により算出されることができる。たとえば、帯域変更シーケンス算出部17は、エンコーダ3−1から伝達されるエンコーダ状態が示す充足度とビットレートとに基づいて、実行時間tを算出する。帯域変更シーケンス算出部17は、エンコーダ3−3から伝達されるエンコーダ状態が示す充足度とビットレートとに基づいて、実行時間t3を算出する。
帯域変更シーケンス算出部17は、さらに、複数のエンコーダ3−1〜3−nのうちのその複数の帯域増加制御が実行される複数の帯域増加エンコーダを算出する。このとき、帯域変更シーケンス情報21は、エンコーダ識別情報集合23のうちのその複数の帯域増加制御に対応するエンコーダ識別情報の各々がその複数の帯域増加エンコーダのいずれかを示すように、算出される。
帯域変更シーケンス算出部17は、その複数の帯域増加エンコーダに対応する複数のビットレート差を算出する。その複数のビットレート差のうちのエンコーダ3−iに対応するビットレート差は、その複数の目標ビットレートのうちのエンコーダ3−iに対応する目標ビットレートからエンコーダ3−iに割り当てられているビットレートを減算した差を示している。統計多重制御装置1は、その複数のビットレート差に基づいて、その複数の帯域増加エンコーダに複数の優先順位を割り当てる。その複数の優先順位は、その帯域増加制御エンコーダのうちのそのビットレート差が大きいエンコーダほど、優先順位が早いことを示している。すなわち、その帯域変更シーケンス情報が示す複数の帯域増加制御のうちの最も早く実行される帯域増加制御は、複数のビットレート差の最大値に対応する帯域増加制御エンコーダに対して実行される。
帯域変更シーケンス情報21は、その複数の帯域増加エンコーダのうちの優先順位が早いエンコーダが優先的に帯域増加制御されるように、算出される。すなわち、帯域変更シーケンス情報21は、その複数の帯域増加エンコーダのうちの優先順位が最も早いエンコーダが最も早く帯域増加制御されるように、かつ、その複数の帯域増加エンコーダのうちの優先順位が最も遅いエンコーダが最も遅く帯域増加制御されるように、算出される。
統計多重制御装置1は、さらに、その複数の帯域増加制御の各々が実行されたときに、複数のエンコーダ3−1〜3−nにそれぞれ割り当てられる複数の帯域の和がそのトータル映像帯域を超えないように、帯域変更シーケンス情報21を算出する。すなわち、ビットレート集合25のうちのある帯域増加制御に対応するビットレートは、エンコーダ3−iにその帯域増加制御が実行されるときに、その複数の目標ビットレートのうちのエンコーダ3−iに対応する目標ビットレートを示し、または、その目標ビットレートより小さい値を示す差分ビットレートを示している。その差分ビットレートは、エンコーダ3−iにその差分ビットレートが設定されたときに、複数のエンコーダ3−1〜3−nにそれぞれ割り当てられる複数の帯域の和がそのトータル映像帯域に等しくなるように、算出される。
ビットレート集合25のうちのその帯域増加制御に対応するビットレートがその差分ビットレートを示すときに、その帯域増加制御が実行されるエンコーダ3−iには、帯域増加制御が再度実行されるように帯域変更シーケンス情報21が算出される。すなわち、その帯域増加制御エンコーダは、1回目の帯域増加制御が実行されることによりその帯域増加制御エンコーダが目標ビットレートに設定されていないときに、2回目の帯域増加制御がさらに実行される。その帯域増加制御エンコーダは、j回目(j=1,2,3,…)の帯域増加制御が実行されることにより、その帯域増加制御エンコーダが目標ビットレートに設定されていないときに、(j+1)回目の帯域増加制御がさらに実行される。すなわち、その帯域増加制御エンコーダは、複数開の帯域増加制御が実行されることがある。このとき、ビットレート集合25のうちのその複数回の帯域増加制御の最後の帯域増加制御に対応するビットレートは、その複数の目標ビットレートのうちのエンコーダ3−iに対応する目標ビットレートを示している。
図6は、帯域変更シーケンス情報21が示す複数の制御信号が統計多重制御装置1からそれぞれ送信される複数のタイミングを示している。統計多重制御装置1は、時刻Tにエンコーダ3−1に制御信号S1を送信する。制御信号S1は、帯域減少制御を示し、エンコーダ3−1に設定されているビットレートより小さいビットレートを示している。制御信号S1は、時刻Tから遅延時間α1だけ経過した時刻Tにエンコーダ3−1に受信される。エンコーダ3−1は、制御信号S1を受信すると、帯域減少制御C1が開始される。帯域減少制御C1は、時刻Tから実行時間β1だけ経過した時刻Tに完了する。
統計多重制御装置1は、時刻Tにエンコーダ3−2に制御信号S2を送信する。制御信号S2は、制御信号S1の帯域減少制御の直後に実行される帯域減少制御を示し、エンコーダ3−2に設定されているビットレートより大きいビットレートを示している。制御信号S2は、時刻Tから遅延時間α2だけ経過した時刻Tにエンコーダ3−2に受信される。エンコーダ3−2は、制御信号S2を受信すると、帯域増加制御C2が開始される。このとき、時刻Tは、帯域増加制御C2が開始される時刻が時刻Tに一致するように算出され、すなわち、次式:
=T+α1+β1−α2
により表現される。
すなわち、帯域変更シーケンス算出部17は、時刻集合24のうちの帯域減少制御C1に対応する時刻が開始時刻Tに一致するように、帯域変更シーケンス情報21を算出する。帯域変更シーケンス算出部17は、さらに、帯域減少制御C1が完了する完了時刻Tを算出する。完了時刻Tは、開始時刻Tから遅延時間α1と実行時間β1とが経過した時刻を示している。遅延時間α1は、その記憶装置に記録されている複数の遅延時間のうちのエンコーダ3−1に対応する遅延時間を示している。実行時間β1は、帯域減少制御C1が実行される時間の長さを示し、エンコーダ3−1のバッファ12の充足度F(1)とエンコーダ3−1に設定されていたビットレートBR(1)とを用いて、次式:
β1=F(1)÷BR(1)
により算出される。
帯域変更シーケンス算出部17は、さらに、帯域増加制御C2が時刻Tに開始するように、帯域変更シーケンス情報21を算出する。すなわち、帯域変更シーケンス算出部17は、完了時刻Tから遅延時間α2だけ遡った時刻Tを算出し、時刻集合24のうちの帯域増加制御C2に対応する時刻が時刻Tに一致するように、帯域変更シーケンス情報21を算出する。すなわち、時刻Tは、次式:
=T−α2=T+α1+β1−α2
により算出される。遅延時間α2は、その複数の遅延時間のうちのエンコーダ3−2に対応する遅延時間を示している。
本発明による統計多重制御方法の実施の形態は、統計多重制御装置1により実行され、統計多重装置10が複数のベースバンド映像データに基づいて多重化データを作成している最中に実行される。このとき、複数のエンコーダ3−1〜3−nの各エンコーダ3−iは、設定されているビットレートで、外部機器から入力されるベースバンド映像データを符号化することにより符号化データを作成し、その符号化データをバッファ12に記録する。エンコーダ3−iは、バッファ12に記録された符号化データを所定のビットレートで多重化装置5に出力する。多重化装置5は、複数のエンコーダ3−1〜3−nによりそれぞれ作成される複数の符号化データを多重化することにより多重化データを作成し、図示されていない外部機器にその多重化データを出力する。
エンコーダ3−iは、さらに、そのベースバンド映像データの複雑度を測定し、バッファ12の充足度を測定する。エンコーダ3−iは、その複雑度とその充足度とエンコーダ3−iに設定されているビットレートとを示すエンコーダ状態を統計多重制御装置1に出力する。統計多重制御装置1は、間欠的に、複数のエンコーダ3−1〜3−nからそれぞれ収集された複数のエンコーダ状態に基づいて複数のエンコーダ3−1〜3−nにそれぞれ割り当てられている複数の帯域の適否を判別する。
統計多重制御装置1は、複数のエンコーダ3−1〜3−nにそれぞれ割り当てられている複数の帯域が不適切であるときに、まず、その複数のエンコーダ状態に基づいて複数のエンコーダ3−1〜3−nに対応する複数の目標ビットレートを算出する。その複数の目標ビットレートは、複数のエンコーダ3−1〜3−nにその複数の目標ビットレートがそれぞれ設定されたときに、複数のエンコーダ3−1〜3−nに割り当てられた複数の帯域の和がそのトータル映像帯域に等しくなるように、算出される。その複数の目標ビットレートは、さらに、複雑度が大きいベースバンド映像データが入力されるエンコーダほど大きい値の目標ビットレートが対応づけられるように、算出される。
統計多重制御装置1は、その複数の目標ビットレートとその複数のエンコーダ状態とに基づいて帯域変更シーケンス情報21を算出する。帯域変更シーケンス情報21は、複数のエンコーダ3−1〜3−nにその複数の目標ビットレートを設定するための複数の帯域制御をそれぞれ実行させるための複数の制御信号を示している。その複数の帯域制御は、複数の帯域減少制御と複数の帯域増加制御とを含んでいる。その複数の帯域減少制御の各々は、複数のエンコーダ3−1〜3−nのうちのいずれかのエンコーダに対応づけられている。その複数の帯域減少制御のうちのエンコーダ3−iに対応する帯域減少制御は、エンコーダ3−iに割り当てられている帯域を減少させる帯域制御であり、すなわち、エンコーダ3−iに設定されているビットレートを減少させることにより、その複数の目標ビットレートのうちのエンコーダ3−iに対応する目標ビットレートをエンコーダ3−iに設定する制御である。その複数の帯域増加制御の各々は、複数のエンコーダ3−1〜3−nのうちのいずれかのエンコーダに対応づけられている。その複数の帯域増加制御のうちのエンコーダ3−iに対応する帯域増加制御は、エンコーダ3−iに割り当てられている帯域を増加させる帯域制御であり、すなわち、エンコーダ3−iに設定されているビットレートを増加させることにより、その複数の目標ビットレートのうちのエンコーダ3−iに対応する目標ビットレートをエンコーダ3−iに設定する制御である。
統計多重制御装置1は、時刻集合24のうちのその複数の帯域減少制御に対応する複数の時刻が1つの開始時刻に一致するように、帯域変更シーケンス情報21を算出する。このとき、ビットレート集合25のうちのある帯域減少制御に対応するビットレートは、エンコーダ識別情報集合23のうちのその帯域減少制御に対応するエンコーダがエンコーダ3−iを示すときに、その複数の目標ビットレートのうちのエンコーダ3−iに対応する目標ビットレートを示している。
統計多重制御装置1は、その複数の帯域減少制御がそれぞれ完了する複数の完了時刻を算出する。その複数の完了時刻のうちのある帯域減少制御に対応する完了時刻は、その開始時刻から遅延時間と実行時間とが経過した時刻を示している。その遅延時間は、その記憶装置に記録されている複数の遅延時間のうちのエンコーダ3−iに対応する遅延時間を示している。その実行時間は、その帯域減少制御が実行される時間の長さを示している。たとえば、その実行時間は、エンコーダ3−iにその帯域減少制御が実行されるときに、エンコーダ3−iのバッファ12に記録されているデータが引き抜き終わる時間に概ね等しく、エンコーダ3−iのバッファ12の充足度F(i)とエンコーダ3−iに設定されていたビットレートBR(i)とを用いて、次式:
ti=F(i)÷BR(i)
により算出される。
統計多重制御装置1は、さらに、複数のエンコーダ3−1〜3−nのうちのその複数の帯域増加制御が実行される複数の帯域増加エンコーダを算出する。このとき、帯域変更シーケンス情報21は、エンコーダ識別情報集合23のうちのその複数の帯域増加制御に対応するエンコーダ識別情報の各々がその複数の帯域増加エンコーダのいずれかを示すように、算出される。
統計多重制御装置1は、その複数の帯域増加エンコーダに対応する複数のビットレート差を算出する。その複数のビットレート差のうちのエンコーダ3−iに対応するビットレート差は、その複数の目標ビットレートのうちのエンコーダ3−iに対応する目標ビットレートからエンコーダ3−iに割り当てられているビットレートを減算した差を示している。統計多重制御装置1は、その複数のビットレート差に基づいて、その複数の帯域増加エンコーダに複数の優先順位を割り当てる。その複数の優先順位は、その帯域増加制御エンコーダのうちのそのビットレート差が大きいエンコーダほど、優先順位が早いことを示している。
帯域変更シーケンス情報21は、その複数の帯域増加エンコーダのうちの優先順位が早いエンコーダが優先的に帯域増加制御されるように、算出される。すなわち、帯域変更シーケンス情報21は、その複数の帯域増加エンコーダのうちの優先順位が最も早いエンコーダが最も早く帯域増加制御されるように、かつ、その複数の帯域増加エンコーダのうちの優先順位が最も遅いエンコーダが最も遅く帯域増加制御されるように、算出される。
統計多重制御装置1は、さらに、その複数の帯域増加制御の各々がその複数の完了時刻のいずれかに開始されるように、帯域変更シーケンス情報21を算出する。すなわち、時刻集合24のうちのある帯域増加制御に対応する時刻は、エンコーダ3−iにその帯域増加制御が実行されるときに、その複数の完了時刻のうちのその帯域増加制御が開始する時刻から、その複数の遅延時間のうちのエンコーダ3−iに対応する遅延時間だけ遡った時刻を示している。
統計多重制御装置1は、さらに、その複数の帯域増加制御の各々が実行されたときに、複数のエンコーダ3−1〜3−nにそれぞれ割り当てられる複数の帯域の和がそのトータル映像帯域を超えないように、帯域変更シーケンス情報21を算出する。すなわち、ビットレート集合25のうちのある帯域増加制御に対応するビットレートは、エンコーダ3−iにその帯域増加制御が実行されるときに、その複数の目標ビットレートのうちのエンコーダ3−iに対応する目標ビットレートを示し、または、その目標ビットレートより小さい値を示す差分ビットレートを示している。その差分ビットレートは、エンコーダ3−iにその差分ビットレートが設定されたときに、複数のエンコーダ3−1〜3−nにそれぞれ割り当てられる複数の帯域の和がそのトータル映像帯域に等しくなるように、算出される。
ビットレート集合25のうちのその帯域増加制御に対応するビットレートがその差分ビットレートを示すときに、その帯域増加制御が実行されるエンコーダ3−iには、帯域増加制御が再度実行されるように帯域変更シーケンス情報21が算出され、すなわち、複数回の帯域増加制御が実行される。このとき、ビットレート集合25のうちのその複数回の帯域増加制御の最後の帯域増加制御に対応するビットレートは、その複数の目標ビットレートのうちのエンコーダ3−iに対応する目標ビットレートを示している。
統計多重制御装置1は、帯域変更シーケンス情報21を参照して、制御信号識別情報集合22が示す複数の制御信号の各々を複数のエンコーダ3−1〜3−nのいずれかに所定の時刻に送信する。このとき、制御信号識別情報集合22のうちのある制御信号識別情報が示す制御信号は、ビットレート集合25のうちのその制御信号識別情報に対応するビットレートを示し、時刻集合24のうちのその制御信号識別情報に対応する時刻に、エンコーダ識別情報集合23のうちのその制御信号識別情報に対応するエンコーダに、統計多重制御装置1から送信される。
エンコーダ3−iは、伝送路6−iを介して統計多重制御装置1からエンコーダ3−iに制御信号が伝達されたときに、その制御信号が示す新ビットレートが設定される。エンコーダ3−iは、その新ビットレートが設定された後に、外部機器から入力されるベースバンド映像データをその新ビットレートで符号化することにより符号化データを作成し、その符号化データをバッファ12に記録する。エンコーダ3−iは、バッファ12に記録された符号化データを所定のビットレートで多重化装置5に出力する。このため、エンコーダ3−iは、その制御信号が伝達されるまで設定されていた旧ビットレートで符号化された符号化データがすべて多重化装置5に出力された後に、その新ビットレートで符号化された符号化データが多重化装置5に出力される。多重化装置5は、複数のエンコーダ3−1〜3−nによりそれぞれ作成された複数の符号化データを多重化することにより多重化データを作成し、図示されていない外部機器にその多重化データを出力する。
このような統計多重制御方法によれば、帯域が不足しているときに帯域増加制御が実行されることが防止され、複数のエンコーダ3−1〜3−nにそれぞれ割り当てられた複数の帯域の和がトータル映像帯域を超えることが防止される。このような統計多重制御方法によれば、さらに、統計多重制御装置1は、制御信号を送信する時刻を示す帯域変更シーケンス情報21を算出することにより、複数のエンコーダ3−1〜3−nに実行される複数の帯域制御を適切な時刻に開始させることができる。
統計多重制御装置1は、さらに、帯域減少制御が完了した直後に他の帯域増加制御が開始されるように帯域変更シーケンス情報21を算出することにより、帯域変更シーケンスが完了するまでの時間をより短縮することができる。その結果、統計多重制御装置1は、多重化データに多重化される複数の符号化データの作成が遅延することを低減することができる。
このような統計多重制御方法によれば、統計多重制御装置1は、さらに、複数のエンコーダ3−1〜3−nにそれぞれ割り当てられる複数の帯域の和がそのトータル映像帯域に常時に等しくなるように、制御することができる。このため、統計多重制御装置1は、利用することができる帯域を常時に利用することができ、その利用することができる帯域の無駄を防ぐことができる。その結果、統計多重制御装置1は、その多重化データに多重化される複数の映像の画質の平均を向上することが可能である。
図7は、比較例の統計多重制御方法が実行されたときに、エンコーダ3−1〜3−3に割り当てられる帯域の変化の例を示している。その比較例では、開始時刻TBRCHGに帯域減少制御が開始されるように、かつ、開始時刻TBRCHGから時間tmaxが経過した時刻TENDで帯域増加制御が開始されるように、帯域変更シーケンスが算出される。時間tmaxは、帯域減少制御が完了するまでに必要である実行時間の最大値を示している。
エンコーダ3−1に割り当てられている帯域の変化41は、エンコーダ3−1に初期的に帯域BR1−1が割り当てられていることを示している。変化41は、帯域減少制御が開始時刻TBRCHGに開始し、開始時刻TBRCHGから実行時間tが経過した時刻に、エンコーダ3−1に割り当てられている帯域が帯域BR1−1から帯域BR1−2に変化したことを示している。
エンコーダ3−3に割り当てられる帯域の変化43は、エンコーダ3−3に初期的に帯域BR3−1が割り当てられていることを示している。変化43は、帯域減少制御が開始時刻TBRCHGに開始し、開始時刻TBRCHGから実行時間t3が経過した時刻に、エンコーダ3−3に割り当てられている帯域が帯域BR3−1から帯域BR3−2に変化したことを示している。
エンコーダ3−2に割り当てられる帯域の変化42は、エンコーダ3−2に初期的に帯域BR2−1が割り当てられていることを示している。変化42は、開始時刻TBRCHGから時間tmaxが経過した時刻TENDに帯域増加制御が開始し、開始時刻TBRCHGから時間tmaxが経過した時刻TENDに、エンコーダ3−2に割り当てられている帯域が帯域BR2−1から帯域BR2−2に変化したことを示している。
このような比較例の統計多重制御方法によれば、帯域が不足しているときに帯域増加制御が実行されることが防止され、エンコーダ3−1〜3−3にそれぞれ割り当てられた複数の帯域の和がトータル映像帯域を超えることが防止される。
このような比較例の統計多重制御方法によれば、帯域変更シーケンスが完了するまでに必要な時間は、時間tmaxである。本発明による統計多重制御方法によれば、帯域変更シーケンスが完了するまでに必要な時間は、図5に示されるように、帯域変更シーケンスに含まれる帯域減少制御がそれぞれ実行される複数の実行時間の最大値である。このため、本発明による統計多重制御方法は、このような比較例に比較して、帯域変更シーケンスをより早く完了させることができる。その結果、本発明による統計多重制御方法は、映像遅延を低減することができる。
このような比較例の統計多重制御方法によれば、エンコーダ3−1〜3−3にそれぞれ割り当てられた複数の帯域の和がトータル映像帯域より小さい時間が、開始時刻TBRCHGから時刻TENDまでの期間に含まれている。本発明による統計多重制御方法は、図5に示されるように、エンコーダ3−1〜3−3にそれぞれ割り当てられた複数の帯域の和が常時にトータル映像帯域に等しい。このため、本発明による統計多重制御方法は、このような比較例に比較して、利用することができる帯域の無駄をより低減することができ、多重化される複数の映像の画質をより向上させることができる。
図8は、他の比較例の統計多重制御方法が実行されたときに、複数の制御信号が統計多重制御装置1からそれぞれ送信される複数のタイミングを示している。このとき、統計多重制御装置1は、時刻T10にエンコーダ3−1に制御信号S11を送信する。制御信号S11は、帯域減少制御を示し、エンコーダ3−1に設定されているビットレートより小さいビットレートを示している。制御信号S11は、時刻T10から遅延時間α1だけ経過した時刻T11にエンコーダ3−1に受信される。エンコーダ3−1は、制御信号S11を受信すると、帯域減少制御C11が開始される。帯域減少制御C11は、時刻T11から実行時間β1だけ経過した時刻T12に完了する。エンコーダ3−1は、帯域減少制御C11が完了すると、応答信号R11を統計多重制御装置1に送信する。
統計多重制御装置1は、応答信号R11を受信した時刻T13にエンコーダ3−2に制御信号S12を送信する。制御信号S12は、制御信号S11の帯域減少制御の直後に実行される帯域減少制御を示し、エンコーダ3−2に設定されているビットレートより大きいビットレートを示している。制御信号S12は、時刻T13から遅延時間α2だけ経過した時刻T14にエンコーダ3−2に受信される。エンコーダ3−2は、制御信号S12を受信すると、帯域増加制御C12が開始される。
このような比較例の統計多重制御方法によれば、帯域が不足しているときに帯域増加制御が実行されることが防止され、エンコーダ3−1〜3−2にそれぞれ割り当てられた複数の帯域の和が所定の映像帯域を超えることが防止される。このような比較例の統計多重制御方法によれば、帯域減少制御C11が完了した時刻T12から時刻T14までの期間に帯域増加制御C12が実行されない。本発明による統計多重制御方法は、帯域減少制御C1が完了した時刻Tに帯域増加制御C12が開始され、このような比較例に比較して、帯域変更シーケンスをより早く完了させることができる。その結果、本発明による統計多重制御方法は、映像遅延を低減することができる。
本発明による統計多重制御方法の実施の他の形態は、既述の実施の形態における時刻集合24を算出する方法が他の方法に置換されている。その方法では、統計多重制御装置1は、時刻集合24のうちのその複数の帯域減少制御に対応する複数の時刻が1つの開始時刻に一致するように、帯域変更シーケンス情報21を算出する。統計多重制御装置1は、さらに、その複数の帯域減少制御がそれぞれ実行される複数の実行時間を算出する。その実行時間は、エンコーダ3−iにその帯域減少制御が実行されるときに、エンコーダ3−iのバッファ12に記録されているデータが引き抜き終わる時間に概ね等しく、エンコーダ3−iのバッファ12の充足度F(i)とエンコーダ3−iに設定されていたビットレートBR(i)とを用いて、次式:
ti=F(i)÷BR(i)
により算出される。
統計多重制御装置1は、さらに、複数の伝送路6−1〜6−nの仕様に基づいて最大偏差時間を算出する。その最大偏差時間は、複数の遅延時間の最大値から最小値を減算した差を示している。その複数の遅延時間は、複数の伝送路6−1〜6−nに対応している。その複数の遅延時間のうちの伝送路6−iに対応する遅延時間は、伝送路6−iを介して統計多重制御装置1からエンコーダ3−iまで制御信号が伝送される時間を示し、その制御信号が統計多重制御装置1により送信された時刻からその制御信号がエンコーダ3−iにより受信された時刻までの時間を示している。
統計多重制御装置1は、さらに、統計多重制御装置1は、複数の帯域増加制御の各々がその複数の帯域減少制御のいずれかが完了した直後に実行されるように、時刻集合24を算出する。すなわち、時刻集合24のうちのある帯域増加制御に対応する時刻は、その帯域増加制御がある帯域減少制御が完了した直後に実行されるときに、その複数の実行時間のうちのその帯域減少制御に対応する実行時間とその最大偏差時間とがその開始時刻から経過した時刻を示している。
図9は、本実施の形態が実行されたときに、帯域変更シーケンス情報21が示す複数の制御信号が統計多重制御装置1からそれぞれ送信される複数のタイミングを示している。統計多重制御装置1は、時刻T20にエンコーダ3−1に制御信号S21を送信する。制御信号S21は、帯域減少制御を示し、エンコーダ3−1に設定されているビットレートより小さいビットレートを示している。制御信号S21は、時刻T20から遅延時間α1だけ経過した時刻T21にエンコーダ3−1に受信される。エンコーダ3−1は、制御信号S21を受信すると、帯域減少制御C21が開始される。帯域減少制御C21は、時刻T21から実行時間β1だけ経過した時刻T22に完了する。
統計多重制御装置1は、時刻T23にエンコーダ3−2に制御信号S22を送信する。制御信号S22は、制御信号S21の帯域減少制御の直後に実行される帯域減少制御を示し、エンコーダ3−2に設定されているビットレートより大きいビットレートを示している。制御信号S22は、時刻T23から遅延時間α2だけ経過した時刻T22にエンコーダ3−2に受信される。エンコーダ3−2は、制御信号S22を受信すると、帯域増加制御C22が開始される。このとき、時刻T23は、帯域減少制御C21完了した後の時刻になるように算出され、すなわち、最大偏差時間αを用いて、
次式:
23=T20+β1+α
により表現される。
このような方法が適用された統計多重制御方法によれば、既述の実施の形態における統計多重制御方法と同様にして、帯域が不足しているときに帯域増加制御が実行されることが防止され、複数のエンコーダ3−1〜3−nにそれぞれ割り当てられた複数の帯域の和がトータル映像帯域を超えることが防止される。
このような統計多重制御方法は、その複数の遅延時間の標準偏差がその複数の遅延時間に対して十分に小さいときに、帯域減少制御C21が完了した時刻T22から帯域増加制御C12が開始される時刻T24までの期間が短くなり、図8に示される比較例に比較して、帯域変更シーケンスをより早く完了させることができる。その結果、このような統計多重制御方法は、映像遅延を低減することができる。
このような統計多重制御方法によれば、統計多重制御装置1は、時刻集合22を算出するときに、その複数の遅延時間を利用する必要がなく、時刻集合22をより容易に算出することができ、その記憶装置は、その複数の遅延時間を記録することを省略することができる。
なお、複数のエンコーダ3−1〜3−nは、映像と異なる情報を符号化することもできる。その情報としては、音声が例示される。この場合も、統計多重制御装置1は、映像の場合と同様にして、帯域変更シーケンスをより早く完了させることができ、音声の遅延を低減することができる。
1 :統計多重制御装置
2 :エンコーダ制御装置
3−1〜3−n:複数のエンコーダ
5 :多重化装置
6−1〜6−n:複数の伝送路
10:統計多重装置
11:エンコーダ本体
12:バッファ
14:ビットレート設定部
15:エンコーダ状態出力部
16:目標ビットレート算出部
17:帯域変更シーケンス算出部
18:制御部
21:帯域変更シーケンス情報
22:制御信号識別情報集合
23:エンコーダ識別情報集合
24:時刻集合
25:ビットレート集合

Claims (10)

  1. 多重化情報に多重化される複数の符号化情報をそれぞれ作成する複数のエンコーダから複数のエンコーダ状態をそれぞれ収集するエンコーダ状態収集部と、
    前記複数のエンコーダに複数の目標ビットレートをそれぞれ設定する帯域変更シーケンスを前記複数の目標ビットレートと前記複数のエンコーダ状態とに基づいて算出する帯域変更シーケンス算出部と、
    前記帯域変更シーケンスを実行する制御部とを具備し、
    前記複数のエンコーダは、複数のビットレートがそれぞれ設定され、
    前記複数の符号化情報のうちの任意のエンコーダにより作成される符号化情報は、前記任意のエンコーダに入力される入力情報が前記複数のビットレートのうちの前記任意のエンコーダに設定されるビットレートで符号化されることにより作成され、
    前記帯域変更シーケンスを形成する複数の帯域制御は、複数の制御対象エンコーダと複数の変更ビットレートと複数の時刻とに対応づけられ、
    前記複数の制御対象エンコーダのうちの任意の帯域制御に対応する制御対象エンコーダは、前記複数の時刻のうちの前記任意の帯域制御に対応する時刻に、前記複数の変更ビットレートのうちの前記任意の帯域制御に対応する変更ビットレートに設定されるように、制御される
    統計多重制御装置。
  2. 請求項1において、
    前記複数の帯域制御は、
    前記複数のエンコーダのうちの第1エンコーダに対応する第1帯域制御と、
    前記複数のエンコーダのうちの前記第1エンコーダと異なる第2エンコーダに対応する第2帯域制御とを含み、
    前記複数の時刻のうちの前記第1帯域制御に対応する時刻は、前記複数の目標ビットレートのうちの前記第1帯域制御に対応する目標ビットレートから前記複数のビットレートのうちの前記第1エンコーダに対応するビットレートを減算した第1差が前記複数の目標ビットレートのうちの前記第2帯域制御に対応する目標ビットレートから前記複数のビットレートのうちの前記第2エンコーダに対応するビットレートを減算した第2差より大きいときに、前記複数の時刻のうちの前記第2帯域制御に対応する時刻より早い
    統計多重制御装置。
  3. 請求項1〜請求項2のいずれかにおいて、
    前記複数の帯域制御は、
    前記複数のエンコーダのうちの所定のエンコーダに対応する第1帯域制御と、
    前記所定のエンコーダに対応する第2帯域制御とを含み、
    前記複数の時刻のうちの前記第1帯域制御に対応する時刻は、前記複数の時刻のうちの前記第2帯域制御に対応する時刻より早く、
    前記複数の変更ビットレートのうちの前記第1帯域制御に対応するビットレートは、前記複数の目標ビットレートのうちの前記所定のエンコーダに対応する所定の目標ビットレートと異なり、
    前記複数の変更ビットレートのうちの前記第2帯域制御に対応するビットレートは、前記所定の目標ビットレートを示す
    統計多重制御装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかにおいて、
    前記複数の開始時間は、前記複数のエンコーダに対応する複数の遅延時間にさらに基づいて算出され、
    前記複数の遅延時間のうちの前記任意のエンコーダに対応する遅延時間は、前記統計多重制御装置から前記任意のエンコーダに信号が伝送される時間を示し、
    前記複数の制御対象エンコーダのうちの任意の帯域制御に対応する制御対象エンコーダは、前記複数の時刻のうちの前記任意の帯域制御に対応する時刻に前記統計多重制御装置から前記任意のエンコーダに伝送される制御信号に基づいて、前記複数の変更ビットレートのうちの前記任意の帯域制御に対応する変更ビットレートに設定されるように、制御される
    統計多重制御装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかにおいて、
    前記多重制御装置は、前記複数のエンコーダ状態に基づいて前記複数の目標ビットレートを算出する目標ビットレート算出部をさらに備える
    統計多重制御装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載される統計多重制御装置と、
    前記複数のエンコーダと、
    前記複数の符号化情報を多重化することにより前記多重化情報を作成する多重化装置
    とを具備する統計多重装置。
  7. 多重化情報に多重化される複数の符号化情報をそれぞれ作成する複数のエンコーダから複数のエンコーダ状態をそれぞれ収集するステップと、
    前記複数のエンコーダに複数の目標ビットレートをそれぞれ設定する帯域変更シーケンスを前記複数の目標ビットレートと前記複数のエンコーダ状態とに基づいて算出するステップと、
    前記帯域変更シーケンスを実行するステップとを具備し、
    前記複数のエンコーダは、複数のビットレートがそれぞれ設定され、
    前記複数の符号化情報のうちの任意のエンコーダにより作成される符号化情報は、前記任意のエンコーダに入力される入力情報が前記複数のビットレートのうちの前記任意のエンコーダに設定されるビットレートで符号化されることにより作成され、
    前記帯域変更シーケンスを形成する複数の帯域制御は、複数の制御対象エンコーダと複数の変更ビットレートと複数の時刻とに対応づけられ、
    前記複数の制御対象エンコーダのうちの任意の帯域制御に対応する制御対象エンコーダは、前記複数の時刻のうちの前記任意の帯域制御に対応する時刻に、前記複数の変更ビットレートのうちの前記任意の帯域制御に対応する変更ビットレートに設定されるように、制御される
    統計多重制御方法。
  8. 請求項7において、
    前記複数の帯域制御は、
    前記複数のエンコーダのうちの第1エンコーダに対応する第1帯域制御と、
    前記複数のエンコーダのうちの前記第1エンコーダと異なる第2エンコーダに対応する第2帯域制御とを含み、
    前記複数の時刻のうちの前記第1帯域制御に対応する時刻は、前記複数の目標ビットレートのうちの前記第1帯域制御に対応する目標ビットレートから前記複数のビットレートのうちの前記第1エンコーダに対応するビットレートを減算した第1差が前記複数の目標ビットレートのうちの前記第2帯域制御に対応する目標ビットレートから前記複数のビットレートのうちの前記第2エンコーダに対応するビットレートを減算した第2差より大きいときに、前記複数の時刻のうちの前記第2帯域制御に対応する時刻より早い
    統計多重制御方法。
  9. 請求項7〜請求項8のいずれかにおいて、
    前記複数の帯域制御は、
    前記複数のエンコーダのうちの所定のエンコーダに対応する第1帯域制御と、
    前記所定のエンコーダに対応する第2帯域制御とを含み、
    前記複数の時刻のうちの前記第1帯域制御に対応する時刻は、前記複数の時刻のうちの前記第2帯域制御に対応する時刻より早く、
    前記複数の変更ビットレートのうちの前記第1帯域制御に対応するビットレートは、前記複数の目標ビットレートのうちの前記所定のエンコーダに対応する所定の目標ビットレートと異なり、
    前記複数の変更ビットレートのうちの前記第2帯域制御に対応するビットレートは、前記所定の目標ビットレートを示す
    統計多重制御方法。
  10. 請求項7〜請求項9のいずれかにおいて、
    前記複数の開始時間は、前記複数のエンコーダに対応する複数の遅延時間にさらに基づいて算出され、
    前記複数の遅延時間のうちの前記任意のエンコーダに対応する遅延時間は、前記統計多重制御装置から前記任意のエンコーダに信号が伝送される時間を示し、
    前記複数の制御対象エンコーダのうちの任意の帯域制御に対応する制御対象エンコーダは、前記複数の時刻のうちの前記任意の帯域制御に対応する時刻に前記統計多重制御装置から前記任意のエンコーダに伝送される制御信号に基づいて、前記複数の変更ビットレートのうちの前記任意の帯域制御に対応する変更ビットレートに設定されるように、制御される
    統計多重制御方法。
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