JPH11177622A - 移動体無線データ伝送方式 - Google Patents

移動体無線データ伝送方式

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JPH11177622A
JPH11177622A JP9343362A JP34336297A JPH11177622A JP H11177622 A JPH11177622 A JP H11177622A JP 9343362 A JP9343362 A JP 9343362A JP 34336297 A JP34336297 A JP 34336297A JP H11177622 A JPH11177622 A JP H11177622A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線回線の様な回線品質の一定しない状況下
でもデータ伝送が可能で、端末の移動量が大きい場合で
も経路選択時間を無くして通信の継続化を図る。 【解決手段】 送信元端末laが送信元・送信先情報とを
設定したパケットBを送信する。電波通達領域A1a内の端
末lb,lcはパケットBを受信しそのパケット転送可否をチ
ェックして第1コピーパケットCとしてコピー転送す
る。端末1a,1d,1eが第1コピーパケットCを受信する。
端末laは送信元情報より第1コピーパケットCを廃棄す
る。端末ld,leは送信先情報及びコピーパケット転送可
否をチェックして第1コピーパッケトCを第2コピーパ
ケットDとしてコピー転送する。端末1b,1c,1d,1fが第2
コピーパケットDを受信する。端末lb,lc,ldは送信先情
報及びコピーパケット転送可否をチェックして第2コピ
ーパケットDを廃棄し、送信先端末lfは送信先情報より
第2コピーパケットDを取り込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電波通達領域外
へのデータ伝送を考慮した移動体無線データ伝送方式に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の移動体無線データ伝送では、電波
通達領域外への端末へデータ伝送を行う場合、基地局あ
るいは中継局を介してデータを中継する場合や、予め電
波通達領域外への端末に対する経路選択のための制御信
号を適宜送受信して経路を設定後にデータ伝送を行う方
式が主であった。当然、基地局や中継局は予め設置して
おく必要があり、移動体がその局から外れてしまうと通
信不可能となった。また、経路選択情報を逐次送信する
ことで中継経路選択は可能であるが、システム内の端末
が高速で移動しネットワーク形態が大きく変化する場合
は経路選択に遅延が出ること、経路選択のトラヒックが
大きくなる問題点があった。
【0003】図23に従来の移動無線データ伝送方式の
概念を示す。図23において、基地局M,N,P,Qを
中心とした電波通達領域Am,An,Ap,Aqを移動
可能な範囲に連続して構成しておき、それらの電波通達
領域Am〜Aq内の端末M1,M2,N1,N2,N
3,P1,Q1は基地局M〜Qを介することで端末M1
〜Q1間のデータ送受信を行う。同一の電波通達領域内
の端末同士、例えば、端末M1と端末M2では電波通達
領域Amの基地局Mを介してデータを送受信し、異なる
電波通達領域に存在する端末間、例えば、端末M1と端
末N1とでは基地局Mと基地局Nとがデータを交換する
ことで通信が可能である。携帯電話を使用したデータ通
信はこの方法に相当する。この場合、端末はセル間の移
動に関する制御情報を基地局へ送受信したり、基地局間
は端末の移動に関する制御情報やデータを送受信する必
要がある。また、セル外の端末とは通信不可能であり、
移動する広範囲な領域を通信可能エリアとするために
は、基地局を多数設置すると共に、基地局間の通信も考
慮する必要があり大きな設備投資が必要であった。
【0004】この問題点を解決するための方策として、
特開平9−83528号公報や特開平8−274777
号公報に開示されたシステムがある。
【0005】図24は特開平9−83528号公報に示
されたシステムの図である。図24において、基地局R
からルート生成パケット(第1パケット)を基地局Rを
中心とする電波通達領域Ar内の全端末R1,R2,R
3へ送信する。そのパケットを受信した端末R3は基地
局Rへその情報(第2パケット)を返送すると共に、ル
ート生成パケット(第1パケット)をさらに他端末へ送
信する。電波通達領域Ar外の端末R4がこのパケット
を受信できれば同様に第2パケットを返送する。これに
より、電波通達領域Ar外の端末も含めた通信経路を検
出するものである。この場合は、基地局Rから送信され
るルート生成パケット(第1パケット)が定周期間隔で
送信されるが、その送信タイミング、間隔により端末の
移動速度によっては端末の位置が大きく変化し選択して
いる通信経路では通信不可となることが考えられる。ま
た、本システムでは基地局Rが必須となり、全端未R1
〜R5、および基地局Rでは経路検索、経路選択制御が
必須となる。
【0006】図25に特開平8−274777号公報の
システムを示し、図26に同システムの実現時の交信相
関テーブルYを示す。このシステムの場合、各端末S,
T,U,V,W,Xがデータの送受信機能と中継機能を
合わせ持ち、自端末と直接交信可能か否かを収集し、全
端末の交信可否情報をまとめた交信相関テーブルYを作
成することで、中継局となる端末を選択し、その中継局
となる端末宛の情報を送信パケットに付加し送信するこ
とでシステムを実現している。この場合、全端末S〜X
で収集する交信可否情報を各端末で共有する必要があ
り、その情報交換と制御機能が必要となる。従って、移
動量の大きいシステムではその交信可否情報を頻繁に交
換する必要があり、そのトラヒックが大きくなると共に
情報交換時の遅延が発生し、通信不可能となる時間が発
生する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
移動体無線通信システムでは基地局や中継局を中心にセ
ルを構成し、基地局や中継局を介したデータ伝送を実施
しており、通信可能な領域はそれらの局の設置場所に大
きく依存していた。また、セル外の端末との通信を実現
するために各端末でデータ送受信機能に中継機能を付加
すると共に、データ送受信と並行して各端末が隣接する
端末との位置関係情報を収集し、その情報を基に経路探
索を逐次行いながらデータ通信を実現するものであっ
た。
【0008】この場合、経路選択のための制御が各端末
で必要となるとともに、経路選択の条件となる隣接端末
情報を端末間で情報交換することが必要であるため、移
動体の位置変化が大きい無線通信システムでは情報収集
し経路選択するまでの時間遅延が発生することが考えら
れ、この間データ送受信が不可能になるという問題点が
あった。また、無線回線は有線回線と異なり回線品質が
一定ではないため、隣接端末情報の交換に際し、その情
報が誤ったり、消滅したりすることが発生することが考
えられ、その場合はさらに経路選択における時間遅延が
発生する。したがって、送信されるパケットは過去の経
路選択で送信され、既に端末の位置関係が変わっている
ためパケットが到着しないという問題点があった。
【0009】この発明は、前記のような問題点を解決す
るために、無線回線の様な回線品質の一定しない状況下
でもデータ伝送が可能で、端末の移動量が大きい場合で
も経路選択に要する時間を無くして通信を継続させるこ
とが可能な移動体無線データ伝送方式を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る移
動体無線データ伝送方式は、各端末は、パケットを受信
する受信手段と、受信したパケットが正常かどうかを検
出する誤り検出手段と、受信したパケットが誤ったパケ
ットである場合に当該パケットを破棄する手段と、受信
したパケットが正常である場合に当該パケットのへッダ
部を識別することにより該当パケットが各端末に予め設
定されたコピー転送条件を満たすかどうかを判断する判
断手段と、正常に受信したパケットのへッダ部がコピー
転送条件を満たす場合に当該パケットをコピーして転送
する転送手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】請求項2の発明に係る移動体無線データ伝
送方式は、請求項1に記載の判断手段は正常に受信した
パケットのへッダ部に設けられた当該パケットの送信先
を表す送信先端末番号が自端末番号と一致するがどうか
を判断する手段を備え、前記転送手段は正常に受信した
パケットの送信先端末番号が自端末番号と一致しなけれ
ば当該パケットのへッダ部に設けられた当該パケットが
転送された回数を格納するパケット転送回数とどの端末
が既に転送済みのパケットであるかを示す端末転送フラ
グとを参照して各端末に予め設定された最大転送回数以
下であることと当該パケットが自端末では未転送である
場合に正常に受信したパケットをコピーして転送する手
段を備え、前記受信手段は送信先端末番号が自端末番号
と一致した場合に正常に受信したパケットがその履歴に
より新規に受信したパケットである場合に受信する手段
を備えたことを特徴とする。
【0012】請求項3の発明に係る移動体無線データ伝
送方式は請求項1または請求項2に記載の転送手段は正
常に受信したパケットのへッダ部に設けられた送信元端
末番号と送信先端末番号とよりなるアドレス情報と各端
末の階層構造への分類を表す階層情報とを基に階層構造
のアドレス情報の閉領域内でのみパケットをコピー転送
する手段を備えたことを特徴とする。
【0013】請求項4の発明に係る移動体無線データ伝
送方式は請求項1または請求項2に記載の判断手段は正
常に受信したパケットのへッダ部に設けられたパケット
優先度とパケットのコピー転送可否とパケット優先度に
対する最大転送回数とに基づき受信したパケットのへッ
ダ部を識別する手段を備え、前記転送手段はパケット優
先度を基にパケットをコピーして転送する手段を備えた
こを特徴とする。
【0014】請求項5の発明に係る移動体無線データ伝
送方式は、請求項1または請求項2に記載の各端末は、
受信したパケットの送信先番号が自端末の場合に受信し
たパケットの誤りを検出しパケットの再送を要求する手
段と、再送要求を受信した場合に該当するパケットを再
送信する手段と、システム内で送受信されるパケットの
へッダ部に該当データの再送要求を期待する再送要求フ
ラグを付加する手段と、受信したパケットのへッダ部を
解析し送信元端末により予め設定された再送要求フラグ
をチェックし再送制御を行う手段と、受信したパケット
のヘッダ部の情報を基にパケットが正常に受信できなか
ったことを認識すれば再送要求パケットを返送し再送要
求を促す手段と、再送要求パケットを受信すると該当す
るパケットを再送信する手段と、パケットを正常に受信
した場合に正常に受信したことを示す正常受信パケット
を送信元端末へ返送する手段と、を備えたことを特徴と
する。
【0015】請求項6の発明に係る移動体無線データ伝
送方式は、請求項1または請求項2または請求項5に記
載の各端末は、正常に受信したパケットのへッダ部に該
当データの再送要求を期待する再送要求フラグを設定し
て当該パケットを送信する手段と、一定時間内に再送要
求パケットあるいは正常に受信したパケットを再度受信
しなければパケットの転送回数を自動的に変更する手段
とを備えたことを特徴とする。
【0016】請求項7の発明に係る移動体無線データ伝
送方式は、請求項1または請求項2に記載の各端末は、
自端末の電波通達領域内の端末を認識し判断するリンク
状態認識手段と、上記リンク情報を一定周期で他端末へ
放送する手段と、自端末以外のリンク情報を他端末から
受信しリンク状態テーブルを作成する手段と、システム
内で送受信するパケットのへッダ部に該当パケットのコ
ピー転送を実行することを表す中継フラグを付加する手
段と、上記リンク状態テーブルを基に電波通達領域外の
端末へパケットを送信する場合のみ中継フラグを設定す
る手段と、中継フラグが設定されている場合のみ予め設
定したコピー転送条件にしたがって当該パケットをコピ
ーして転送する手段とを備えたことを特徴とする。
【0017】請求項8の発明に係る移動体無線データ伝
送方式は、請求項1に記載の各端末は、時刻を管理する
と共に或る基準時刻に合わせる手段と、システム内で送
受信されるパケットのへッダ部に基準時刻に時刻同期し
て該当パケットの送信された送信時刻を格納する手段
と、受信したパケットのへッダ部より送信時刻を認識し
現時刻と送信時刻との差で経過時間を認識する手段と、
規定した経過時間以内に受信されたパケットをコピーし
て転送する手段と、規定した経過時間以上で受信したパ
ケットを廃棄する手段とを備えたことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態1.図1は発明
の実施の形態1の移動体無線データ伝送方式に用いる通
信ネットワークを示す。図1において、6つの端末1
a,1b,1c,1d,1e,1f間の通信には同一周
波数の無線電波を使用する。各端末1a〜1fが双方向
でデータ伝送できることが必要であるため、無線機は1
つの周波数を複数の端末1a〜1fで共有してデータ伝
送ができる多元接続方式を採用したものを使用する。多
元接続方式には、例えば、図2に示すような各端末に対
する送信スロットJ1が決まったTDMA方式がある。
【0019】図1に戻り、A1aは端末laの電波通達
領域(通信可能距離)であって、端末1b,1cが電波
通達領域A1a内に存在して端末1aとの通信を直接行
うことが可能であり、端末ld,le,1fが電波通達
領域A1a外に存在して端末1aとの通信を直接行うこ
とが不可能である形態を想定している。また、図示はし
ていないが、端末1b〜1fはそれぞれの電波通達領域
を有しており、端末1bの電波通達領域内に端末1a,
1c,1dが存在し、端末1cの電波通達領域内に端末
1a,1b,1d,1eが存在し、端末1eの電波通達
領域内に端末1d,1c,1fが存在するものとしてい
る。そして、例えば、端末1aから端末1fにデータ伝
送を行う場合、端末1aから送信されたデータを電波通
達領域A1a内の端末1b,1cより電波通達領域A1
a外の端末1d,1e,1fへとコピー転送することに
より、経路選択の処理時間を無くし、広範囲な電波通達
領域外の端末へデータ送信できる。
【0020】つまり、送信元端末としての端末laより
送信先端末としの端末lfヘデータ伝送行う場合、ま
ず、端末laはパケットB内に送信元端末を特定するた
めの送信元情報と送信先端末とを特定するための送信先
情報とを設定してパケットBを送信する。すると、電波
通達領域A1a内の端末lb,lcが端末1aからのパ
ケットBを受信する。これらの端末1b,1cは、受信
したパケットBの送信先情報が自端末宛ではないことか
ら、予め取り決められたコピー転送条件を基にそのパケ
ットBが転送可能かどうかチェックし、送信元情報と送
信先情報とを変更せずに、受信したパケットBを第1コ
ピーパケットCとしてコピー転送する。この第1コピー
パケットCは、端末1b,1cに隣接する端末1a,1
d,1eで受信される。すると、端末laは受信した第
1コピーパケットCの送信元情報より自端末が送信元で
あることを認識し、第1コピーパケットCを廃棄する。
また、端末ld,leは、受信した第1コピーパケット
Cの送信先情報が自端末宛ではないことから、前述のコ
ピー転送条件を基に第1コピーパケットCが転送可能か
どうかチェックし、送信元情報と送信先情報とを変更せ
ずに、第1コピーパケットCを第2コピーパケットDと
してコピー転送する。第2コピーパケットDは、端末1
d,1eに隣接する端末1b,1c,1d,1fで受信
される。そして、端末lb,lc,ldは受信した第2
コピーパケットDの送信元情報および送信先情報とによ
りコピー転送済みであることを認識し、第2コピーパケ
ットDを廃棄する。また、端末lfは受信した第2コピ
ーパケットDの送信先情報より第2コピーパケットDが
自端末宛であることを認識して後、第2コピーパケット
Dを取り込む。
【0021】図3は各端末1a〜1fに搭載される無線
通信装置10を示す。図3において、無線通信装置10
は、データ端末11を接続するデータ端末インタフェー
ス12、装置制御やデータ伝送制御を行うCPU13、
図示しないアプリケーションS/Wと各種データ等を格
納するメモリ14、各種時間管理を行うタイマ15、パ
ケットの受信履歴を格納する受信履歴メモリ18、外部
に接続される無線機17と接続する無線機インタフェー
ス16とを有する。
【0022】図4は無線通信装置10の内部での送信処
理を示す。図4において、データ端末11よりパケット
送信要求が発生した場合(S1)、パケット送信要求に
対応するパケットがデータ端末インタフェース12を介
してメモリ14に一旦蓄えられる(S2)。そのパケッ
トにコピー転送の条件の判断情報となる転送情報をパケ
ットのヘッダ部に追加設定した伝送フォーマットを作成
し(S3)、無線機インタフェース16を介して無線機
17から無線空間へパケット送信される(S4)。
【0023】図5は無線通信装置10の内部での受信処
理を示す。図5において、無線機17が無線空間からパ
ケットを受信すれば(S5)、そのパケットが正常に受
信されたかをチェックされ(S6)、パケットが正常に
受信された場合にメモリ14に蓄積される(S7)。C
PU13は、受信パケットの誤り検出の後(S8)、受
信パケット内部を解析し(S9)、受信パケットの送信
先情報のチェック(S1O)と、コピー転送条件のチェ
ック(S11)とを実施する。送信先情報が自端末でな
ければ、コピー転送条件をチェック後にパケット転送情
報を更新し(S12)、無線空間へ再送信する(S1
3)。送信先情報が自端末であれば受信パケットを受信
履歴メモリ18の記憶と比較し(S14,S15)、受
信パケットが既に受信済みのパケットと同一であれば当
該受信パケットを廃棄し(S17)、受信パケットが新
規受信パケットであれば当該受信パケットを受信してデ
ータ端末11へ送信する(S16)。
【0024】この発明の実施の形態1のように、各端末
1a〜1fがパケットをコピー転送することでパケット
の中継機能を実現すると共に、送信元端末が送信先端末
までのデータ伝送経路を意識する必要がなく、コピー転
送パケットが複数個到着することにより、無線ネットワ
ーク内のデータの確達率が向上する。
【0025】発明の実施の形態2.図6は発明の実施の
形態2の通信ネットワーク内で送受信されるパケットの
フォーマットを示す。図6において、パケットE1は、
パケットの先頭を表すSYNCパターンe1、パケット
の長さを表すデータ長e2、へッダ部e3、パケットE
の内部データであるデータ部e4、パケットの誤り検出
を行うためのCRCe5とを有する。ヘッダ部e3は、
パケットの転送回数を格納するパケット転送回数e3−
1、パケットの転送済み端末の情報を格納する端末転送
フラグe3−2、パケットの種別を表すパケット種別e
3−3、送信元を表す送信元端末番号e3−4、送信先
を表す送信先端末番号e3−5、パケットの一連の送信
番号を表すシーケンス番号e3−6、複数パケット単位
で構成される1塊の有意なデータを表すデータIDe3
−7、パケットIDe3−8より構成される。パケット
IDe3−8は、全パケット中の送信パケット番号e3
−8aとデータIDに対する全パケット数e3−8bと
より構成される。
【0026】図7は発明の実施の形態2のパケット転送
処理のフローチャートを示す。図7において、各端末の
無線通信装置のCPUが無線空間から受信されたパケッ
トの誤り検出のチェック後、正常であれば無線通信装置
のメモリへパケットを取り出し、そのパケットのへッダ
部を解析する(S18)。そして、送信元端末番号をチ
ェックし(S19)、送信元端末番号が自端末番号と一
致すればそのパケットを廃棄する(S29)。送信元端
末番号が自端末番号と一致しなければ、次に、送信先端
末番号が自端末番号と一致するかチェックし(S2
0)、一致しなければ、パケット転送回数が予め規定し
た規定値以下であり(S21)、端末転送フラグにて自
端末が未転送のパケットである場合(S22)のみ、受
信したパケットをコピー転送する(S23,S24)。
送信先端末番号が自端末番号と一致した場合、無線通信
装置の受信履歴メモリに内容の一致するパケットがない
かをチェックし(S25,26)、受信パケットが新規
受信パケットであれば当該受信パケットを受信する(S
27)。さらに、その受信パケットの送信先端末番号に
他端末が送信先として設定されているかチェックし(S
28)、その他端末が送信先と設定されていれば、パケ
ット転送回数と端末転送フラグを基に転送条件が揃えば
コピー転送を実現する(S21〜S24)。
【0027】図8は発明の実施の形態2の3つの端末
1,2,3の位置関係を示す。図8において、端末1の
電波通達領域A1の一部と端末3の電波通達領域A3の
一部とが重なり合い、その重なり合う部分に端末2が存
在する形態である。
【0028】図9は図8の端末位置関係における概略の
シーケンス図を示す。図9において、端末1の無線通信
装置10がデータ端末11よりデータ送信要求を受信す
ることによりパケットを端末2へデータ送信し、その
後、端末2より端末3へパケットがコピー転送されるこ
とを示す。
【0029】この発明の実施の形態2のように、コピー
転送条件としてパケット転送回数を制限することで、無
線ネットワーク内のコピーパケット数の増加を一定値以
下に抑えることが可能であり、移動する端末の位置関係
のばらつきの度合いに応じたコピー転送が実現できる。
【0030】発明の実施の形態3.図10は発明の実施
の形態3のグルーピングされた無線通信のネットワーク
をを示す。図10において、端末21a〜21g、端末
22a〜22h、端末23a〜23gの種類に応じて3
つの階層に分けた場合を想定し、端末21a〜21gを
第1層端末、端末22a〜22hを第2層端末、端末2
3a〜23gを第3層端末と定めている。端末21a〜
21g毎の電波通達領域A21a〜A21gは、電波通
達領域A21aが電波通達領域A21b,A21dと一
部重なり、電波通達領域A21bが電波通達領域A21
a,A21c,A21dと一部重なり、電波通達領域A
21cが電波通達領域A21b,A21d,A21fと
一部重なり、電波通達領域A21dが電波通達領域A2
1a,A21b,A21c,A21e,A21fと一部
重なり、電波通達領域A21eが電波通達領域A21
d,A21fと一部重なり、電波通達領域A21fが電
波通達領域A21c,A21d,A21e,A21gと
一部重なり、電波通達領域A21gが電波通達領域A2
1fと一部重なっている。また、第2層及び第3層の端
末22a〜22h,23a〜23gのコピー転送実現時
のコピー転送可能なコピー転送経路を符号24a〜24
tで示している。
【0031】つまり、一般的には無線ネットワーク全体
でコピー転送を実現するのはネットワーク内のコピーパ
ケットの増加や各端末の無線通信装置の処理負荷を増加
させる要因につながる。従って、図10のように各端末
21a〜21g,22a〜22h,23a〜23gの端
末の種類や端末のクラスに応じて端末の集合をグループ
化できる場合や、端末の位置関係や情報共有すべき範囲
がある程度決まっており端末の集合が幾つか構成できる
場合等にあっては、その範囲内でのみコピー転送を実現
することで無駄なコピー転送を無くし効率的なデータ伝
送が実現できる。
【0032】図11(a)は発明の実施の形態3のパケ
ットフォーマットを示す。図11(a)において、図1
0のネットワークで送受信されるパケットE2は図6の
パケットE1の送信元端末情報e3−4と送信先端末情
報e3−5とに階層情報e3−9を付加し、図6のパッ
ケトE1のパケット種別e3−3の部分の空きに再送フ
ラグe3−10を付加し、図6のパッケトE1のパケッ
ト転送回数e3−1の部分の空きにどのグループ内でコ
ピー転送するかを示す転送階層フラグe3−11を設
け、これらのエリアを元にパケットのコピー転送を行う
と共にコピー転送されるグループを制限する。グループ
設定は予めシステム運用開始前に端末間で取り決めてお
き、送信元端末はパケットの内容に応じて転送階層フラ
グe3−11を設定し送信する。転送階層フラグe3−
11は、図11(b)に示すように、第1層での転送を
表す第1転送指示e3−11a、第2層での転送を表す
第2転送指示e3−11b、第n層での転送を表す第n
層指示e3−11nを有し、複数階層の転送設定が可能
な形態にできる。
【0033】発明の実施の形態4.図12は発明の実施
の形態4の各端末に設定される優先度情報テーブルHを
示す。システム内の各端末では図12に示すような優先
度情報テーブルHを運用開始前に取り決めておき、各端
末の無線通信装置のメモリ内に設定しておく。つまり、
パケットの送信元端末は、送信するパケットの重要度に
応じて優先度情報をパケットのへッダ部に格納する。基
本的な処理は図7のフローチャートと同様であるが、パ
ケット転送回数のチェック時にパケットの優先度に応じ
た最大転送回数の規定値を変化させることを特徴とす
る。よって、発明の実施の形態2のようにコピー転送回
数を増加させればシステム内のパケット数が増加する
が、この発明の実施の形態4によれば、該当するパケッ
トの確達率は向上し、電波通達領域外の端末への確達性
も良くなる。また、情報の重要度に応じたコピー転送で
ネットワーク内のパケット数を抑えることができる。
【0034】発明の実施の形態5.図13は発明の実施
の形態5のネットワーク内で送受信されるパケットフォ
ーマットを示す。図13において、パケットE3は図6
のパケットE1のパケット種別e3−3の部分の空きに
再送フラグe3−10とパケットの再送要求を期待する
再送要求フラグe3−12とを付加し、ヘッダ部e3に
CRCe3−13を付加したものである。
【0035】図14は発明の実施の形態5の再送制御に
おける送信処理のフローチャートを示す。図14におい
て、パケットの送信元端末は、送信パケットに対する応
答パケットの受信をチェックし(S30)、データ端末
からのデータ送信要求を受信すればメモリ14に蓄積し
(S31)、パケットの伝送フォーマットとへッダ部を
作成する(S32)。再送要求を実施する場合には再送
要求フラグを設定しパケット送信後にタイマーをセット
する(S33〜S35,S42)。前記送信パケットに
対する応答パケットの受信チェックにより、データ端末
からのデータ送信要求を受信しなければ送信パケットに
対して応答受信パケットが全数揃ったかどうか判別する
(S36)。揃わなかった場合は、送信パケット数と最
大転送回数に応じたタイムアウトをチェックし(S3
7)、タイムアウト後に正常受信パケットと再送要求パ
ケットの受信分を基に再送要求するパケットを再構成し
送信する(S38〜S39)。正常受信パケットが1つ
も受信されなかった場合は前回送信した全送信パケット
を再送信する(S40)。また、タイムアウトするまで
の応答パケットは装置内メモリに格納しておく(S4
1)。
【0036】図15は発明の実施の形態5の再送制御に
おける受信処理のフローチャートを示す。図15におい
て、パケットの送信先端末は、パケットの受信と共にへ
ッダ部情報の誤りチェックを実施する(S43,S4
4)。正常であればメモリ14へ蓄積し、受信パケット
のへッダ部を解析する(S45,S46)。再送要求フ
ラグが設定されていた場合データ部の誤りチェックを実
施し(S47,S48)、誤りがあった場合は受信パケ
ットのへッダ部情報を基に、送信元端末に再送要求を促
す再送要求パケットを送信する(S49,S50)。誤
り無く正常に受信できた場合は、送信先端末番号と自端
末番号が一致するかチェックし(S51)、一致しない
場合はコピー転送条件をチェックの後可能であればコピ
ー転送を行う(S52〜S54)。送信先端末番号が自
端末であれば、正常に受信したことを示す正常受信パケ
ットを作成して送信し(S55,S56)、受信パケッ
トが新規受信パケットかどうかを受信履歴メモリの内容
と比較検索する(S57)。新規受信パケットであれ
ば、パケットを受信しデータ端末へ送信し(S58,S
60)、送信先端末番号に他の端末番号が設定されてい
るかチェックし(S61)、他端末が設定されていた場
合、パケットのコピー転送の条件をチェックし転送する
(S52〜S54)。受信済みパケットであった場合
は、受信パケットを廃棄する(S62)。再送要求パケ
ットおよび正常送信パケットはへッダ部のみの構成であ
り、パケット種別を変更することで認識が可能である。
【0037】この発明の実施の形態5のように、送信元
端末で設定された再送要求フラグe3−12による再送
制御を実施することで、ネットワーク内のパケット増加
を抑えることができる。
【0038】発明の実施の形態6,図16は発明の実施
の形態6のネットワーク内で送受信されるパケットフォ
ーマットを示す。図16において、パケットE4は図1
3のパケットE3のパケット種別e3−3の部分の空き
に最大転送回数フラグe3−13を付加したものであ
る。
【0039】図17は発明の実施の形態6の最大転送回
数フラグを基に最大転送回数を数段階に制御できる最大
転送回数テーブルGを示す。各端末では、運用開始前に
フラグ値と最大転送回数を規定した最大転送回数テーブ
ルGを設定する。パケットの再送制御を実施した場合
に、送信元端末では送信先端末への送達確認となる応答
パケットを受信するが、応答パケットを受信時に、ま
ず、へッダ部e3内の端末転送フラグe3−2に設定さ
れている端末数をカウントする。端末転送フラグe3−
2に設定されている端末数は応答パケットがコピー転送
された回数と同一であることから、この情報を蓄積して
おく。一定時間のタイムアウトで再送パケットを送信時
に、蓄積しておいた応答パケットの端末転送フラグe3
−2のカウント情報を基に、最大転送回数テーブルGを
参照し、図16に示す最適な最大転送回数フラグe3−
13を設定する。応答が無いパケットの再送パケットで
は、最大転送回数テーブルGより前回送信時より一段階
転送回数の多いフラグを前記最適な最大転送回数フラグ
e3−13として設定し送信する。
【0040】この発明の実施の形態6は、予め設定する
パケットの最大転送回数では送信先端末へデータが到達
しないような場合や、端末の位置関係に比べ、コピー転
送回数が多すぎる様な場合に有効であり、リトライ毎に
転送回数を自動制御することで広範囲なデータ伝送とコ
ピー転送パケットの増加が抑制でき最適化が可能であ
る。
【0041】発明の実施の形態7.図18は発明の実施
の形態7の各端末から放送されるパケットのフォーマッ
トを示す。図18において、パケットHはSYNCパタ
ーンh1、データ長h2、パケット転送回数h3、端末
転送フラグh4、パケット種別h5、リンク情報h6、
CRCh7より構成される。リンク情報h6の各ビット
は自端末番号とリンク状態にある端末番号とを設定して
いる。よって、自端末と電波通達領域内にいる端末から
送信されているパケットHを受信することにより、その
時に隣接端末のリンク情報h6が得られるので、自端末
に対する複数の隣接端末が、その先のどの端末とリンク
状態にあるかを把握することが可能である。
【0042】図19は発明の実施の形態7の6つの端末
31〜36のネットワークの構成を示す。図19の場合
では、端末35よりリンク状態が確認できるのは端末3
2及び端末36迄であり、その先の端末31と端末34
とのリンク状態は認識できない(不定である)。
【0043】図20は発明の実施の形態7のリンク状態
テーブルIを示す。図20では、自端末から2リンク先
の端末までの情報は認識できる。また、リンク状態の可
逆を考慮することで、リンク状態テーブルIが作成でき
る。
【0044】この発明の実施の形態7のように、リンク
状態テーブルIを基に、自端末と電波通達領域外の端末
に対してコピー転送を実現する。システム内で送受信す
るパケットのへッダ部に該当パケットのコピー転送を実
行可否を表す中継フラグを付加し、送信元端末は上記リ
ンク状態テーブルを基に電波通達領域外の端末へパケッ
トを送信する場合のみ中継フラグを設定する。これによ
り、電波通達領域内となる送信先端末へパケット送信す
る場合には、コピー転送を実施せず、電波通達領域外の
端末にのみコピー転送を実現することで、コピー転送す
るパケット数を抑えることが可能であり、最適な転送機
能が実現できる。
【0045】発明の実施の形態8.前記発明の実施の形
態7ではリンク情報h6を有するパケットHの例を挙げ
たが、図2に示すTDMA方式の各端末の送信するスロ
ットが一意に設定できる場合は、図21に示すように、
TDMAスロットJ2にリンク情報を常に送信しておく
リンク情報エリアKを設けることで、パケットの送受信
とは無関係に各端末のリンク状態が収集でき、より効率
的な情報収集が可能で収集の遅延がない。
【0046】発明の実施の形態9.図22は発明の実施
の形態9のシステム内で送受信されるパケットフォーマ
ットを示す。図22において、パケットE5は図6のパ
ケットE1のパケット転送回数e3−1と端末転送フラ
グe3−2とに代えて通信時刻情報e3−14を設け、
システムの各端末において時刻を管理すると共に、シス
テム内の全端末がある基準時刻に合わせることで時刻同
期を行う。例えば、これは、各端末がGPS受信機を搭
載することや、図2に示すTDMA方式の場合では同期
の主局がスロット内のNCSエリアに時刻情報を載せ、
従局がその時刻情報を基に装置内の時刻を主局の時刻に
同期させることで可能である。よって、図22に示すよ
うに、送受信するパケットE5のへッダ部e3に、パケ
ットの送信された時刻を格納する送信時刻情報e3−1
4を設け、送信元端末は、パケット送信時に時刻同期し
た送信時刻を設定して送信する。各端末では、パケット
E5のコピー転送を行う場合、そのパケットE5の送信
時刻と現時刻の差を経過時間として計算し、予め設定し
ておく経過時間の規定値を越えるか判断する。規定時間
より経過していた場合、そのパケットE5はコピー転送
せず廃棄し、規定時間以内であれば、パケットE5をコ
ピー転送する。したがって、パケットE5のコピー転送
条件をパケットE5の送信時刻からの経過時間として判
断することにより、各端末では簡易なコピー転送処理が
実現できる。
【0047】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、移動体の無線データ伝送において、送信されるパケ
ットをシステム内の各端末にてコピー転送することによ
り、最終的な送信先端末へデータが到着することが可能
であるため、各瑞木において送信元端末から送信先端末
までの伝送経路を記憶したり更新し、選択する必要が無
い。これは、移動体の位置関係が頻繁に変化する場合等
に有効であり、移動毎に伝送経路選択を実施する必要が
なく、経路選択の遅延におけるデータ不達を減らすこと
が可能である。また、コピー転送した複数のパケットが
送信先端末へ到達することにより、複数経路からパケッ
ト受信したことと等価となり、パケットの確達率の向上
の効果もある。
【0048】請求項2の発明によれば、コピー転送条件
としてパケット転送回数を制限することで、無線ネット
ワーク内のコピーパケット数の増加を一定値以下に抑え
ることが可能であり、移動する端末の位置関係のばらつ
きの度合いに応じたコピー転送が実現できる。これによ
り、データ伝送を実現するための無線回線の伝送容量や
端末の処理負荷が抑えることができ、無線機を含め各端
末の無線通信装置のハードウエアのコスト抑制に効果が
ある。
【0049】請求項3の発明によれば、端末の種類や端
末のクラスに応じて端末の集合をグループ化できる場合
や、端末の位置関係や情報を共有すべき範囲がある程度
決まっており端末の集合が幾つか構成できる場合等で
は、その範囲内でのみコピー転送を実現することによ
り、無駄なコピー転送を無くし効率的なデータ伝送が実
現できる。これにより、データ伝送を実現するための無
線回線の伝送容量や端末の処理負荷が抑えることがで
き、無線機を含め各端末の無線通信装置のハードウエア
のコスト抑制に効果がある。
【0050】請求項4の発明によれば、パケット転送回
数のチェック時にパケットの優先度に応じた最大転送回
数の規定値を変化させることにより、該当するパケット
の確達率が向上し、電波通達領域外の端末への確達性も
良くなるうえ、情報の重要度に応じたコピー転送でネッ
トワーク内のパケット数を抑えることができる。これに
より、データ伝送を実現するための無線回線の伝送容量
や端末の処理負荷が抑えることができ、無線機を含め各
端末の無線通信装置のハードウエアのコスト抑制に効果
がある。
【0051】請求項5の発明によれば、送信元端末で設
定された再送要求フラグによる再送制御を実施すること
により、ネットワーク内のパケット増加を抑えることが
できる。これにより、データ伝送を実現するための無線
回線の伝送容量や端末の処理負荷が抑えることができ、
無線機を含め各端末の無線通信装置のハードウエアのコ
スト抑制に効果がある。
【0052】請求項6の発明によれば、予め設定するパ
ケットの最大転送回数では送信先端末へデータが到達し
ないような場合や、端末の位置関係に比べ、コピー転送
回数が多すぎる様な場合に有効であり、リトライ毎に転
送回数を自動制御することにより、広範囲なデータ伝送
とコピー転送パケットの増加が抑制でき最適化が可能で
ある。これにより、データ伝送を実現するための無線回
線の伝送容量や端末の処理負荷が抑えることができ、無
線機を含め各端末の無線通信装置のハードウエアのコス
ト抑制に効果がある。
【0053】請求項7記載の発明によれば、各端末のリ
ンク状態を定周期で監視しながら、送信元端末と送信先
端末が電波通達領域内かの判別を行い、パケット送信時
にコピー転送の可否を制御することにより、無線ネット
ワーク内の無駄なコピーパケット数を減らすことが可能
であり、無線機を含め無線通信装置のコスト抑制に効果
がある。
【0054】請求項8記載の発明によれば、各端末がパ
ケットのコピー転送条件をパケットの送信時刻からの経
過時間を基に判断することにより、パケットのコピー転
送における複雑な処理を軽減することが可能であり、無
線通信装置のコスト抑制に効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の移動体無線データ
伝送方式の概念図である。
【図2】 この発明の実施の形態1の多元接続の伝送ス
ロットを示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態1の無線通信装置の構
成図である。
【図4】 この発明の実施の形態1の送信処理を示すフ
ローチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態1の受信処理を示すフ
ローチャートである。
【図6】 この発明の実施の形態2の送受信されるパケ
ットフォーマットを示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態2のコピー転送処理を
示すフローチャートである。
【図8】 この発明の実施の形態2の端末の位置関係を
示す図である。
【図9】 この発明の実施の形態2の端末間のシーケン
スを示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態3の階層化したネッ
トワークとそのコピー転送を示した図である。
【図11】 この発明の実施の形態3の送受信されるパ
ケットフォーマットを示す図である。
【図12】 この発明の実施の形態4の優先度情報テー
ブルを示す図である。
【図13】 この発明の実施の形態5の送受信されるパ
ケットフォーマットを示す図である。
【図14】 この発明の実施の形態5の送信処理を示す
フローチャートである。
【図15】 この発明の実施の形態5の受信処理を示す
フローチャートである。
【図16】 この発明の実施の形態6の送受信されるパ
ケットフォーマットを示す図である。
【図17】 この発明の実施の形態6の最大転送回数テ
ーブルを示す図である。
【図18】 この発明の実施の形態7のリンク情報を送
信するパケットフォーマットを示す図である。
【図19】 この発明の実施の形態7の端末の位置関係
を示す図である。
【図20】 この発明の実施の形態7のリンク状態テー
ブルを示す図である。
【図21】 この発明の実施の形態8のリンク情報を示
す図である。
【図22】 この発明の実施の形態9の送受信されるパ
ケットフォーマットを示す図である。
【図23】 従来の移動体無線通信の説明図である。
【図24】 異なる従来の移動体無線通信の説明図であ
る。
【図25】 さらに異なる従来の移動体無線通信の説明
図である。
【図26】 同従来の移動体無線通信の説明図である。
【符号の説明】
10 無線通信装置、11 データ端末、12 データ
端末インタフェース、13 CPU、14 メモリ、1
5 タイマ、16 無線機インタフェース、17 無線
機、18 受信履歴メモリ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各端末は、パケットを受信する受信手段
    と、受信したパケットが正常かどうかを検出する誤り検
    出手段と、受信したパケットが誤ったパケットである場
    合に当該パケットを破棄する手段と、受信したパケット
    が正常である場合に当該パケットのへッダ部を識別する
    ことにより該当パケットが各端末に予め設定されたコピ
    ー転送条件を満たすかどうかを判断する判断手段と、正
    常に受信したパケットのへッダ部がコピー転送条件を満
    たす場合に当該パケットをコピーして転送する転送手段
    とを備えたことを特徴とする移動体無線データ伝送方
    式。
  2. 【請求項2】 前記判断手段は正常に受信したパケット
    のへッダ部に設けられた当該パケットの送信先を表す送
    信先端末番号が自端末番号と一致するがどうかを判断す
    る手段を備え、前記転送手段は正常に受信したパケット
    の送信先端末番号が自端末番号と一致しなければ当該パ
    ケットのへッダ部に設けられた当該パケットが転送され
    た回数を格納するパケット転送回数とどの端末が既に転
    送済みのパケットであるかを示す端末転送フラグとを参
    照して各端末に予め設定された最大転送回数以下である
    ことと当該パケットが自端末では未転送である場合に正
    常に受信したパケットをコピーして転送する手段を備
    え、前記受信手段は送信先端末番号が自端末番号と一致
    した場合に正常に受信したパケットがその履歴により新
    規に受信したパケットである場合に受信する手段を備え
    たことを特徴とする請求項1記載の移動体無線データ伝
    送方式。
  3. 【請求項3】 前記転送手段は正常に受信したパケット
    のへッダ部に設けられた送信元端末番号と送信先端末番
    号とよりなるアドレス情報と各端末の階層構造への分類
    を表す階層情報とを基に階層構造のアドレス情報の閉領
    域内でのみパケットをコピー転送する手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1または請求項2記載の移動体無線
    データ伝送方式。
  4. 【請求項4】 前記判断手段は正常に受信したパケット
    のへッダ部に設けられたパケット優先度とパケットのコ
    ピー転送可否とパケット優先度に対する最大転送回数と
    に基づき受信したパケットのへッダ部を識別する手段を
    備え、前記転送手段はパケット優先度を基にパケットを
    コピーして転送する手段を備えたこを特徴とする請求項
    1または請求項2記載の移動体無線データ伝送方式。
  5. 【請求項5】 前記各端末は、受信したパケットの送信
    先番号が自端末の場合に受信したパケットの誤りを検出
    しパケットの再送を要求する手段と、再送要求を受信し
    た場合に該当するパケットを再送信する手段と、システ
    ム内で送受信されるパケットのへッダ部に該当データの
    再送要求を期待する再送要求フラグを付加する手段と、
    受信したパケットのへッダ部を解析し送信元端末により
    予め設定された再送要求フラグをチェックし再送制御を
    行う手段と、受信したパケットのヘッダ部の情報を基に
    パケットが正常に受信できなかったことを認識すれば再
    送要求パケットを返送し再送要求を促す手段と、再送要
    求パケットを受信すると該当するパケットを再送信する
    手段と、パケットを正常に受信した場合に正常に受信し
    たことを示す正常受信パケットを送信元端末へ返送する
    手段と、を備えたことを特徴とする請求項1または請求
    項2記載の移動体無線データ伝送方式。
  6. 【請求項6】 前記各端末は、正常に受信したパケット
    のへッダ部に該当データの再送要求を期待する再送要求
    フラグを設定して当該パケットを送信する手段と、一定
    時間内に再送要求パケットあるいは正常に受信したパケ
    ットを再度受信しなければパケットの転送回数を自動的
    に変更する手段とを備えたことを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2または請求項5記載の移動体無線データ伝
    送方式。
  7. 【請求項7】 前記各端末は、自端末の電波通達領域内
    の端末を認識し判断するリンク状態認識手段と、上記リ
    ンク情報を一定周期で他端末へ放送する手段と、自端末
    以外のリンク情報を他端末から受信しリンク状態テーブ
    ルを作成する手段と、システム内で送受信するパケット
    のへッダ部に該当パケットのコピー転送を実行すること
    を表す中継フラグを付加する手段と、上記リンク状態テ
    ーブルを基に電波通達領域外の端末へパケットを送信す
    る場合のみ中継フラグを設定する手段と、中継フラグが
    設定されている場合のみ予め設定したコピー転送条件に
    したがって当該パケットをコピーして転送する手段とを
    備えたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    移動体無線データ伝送方式。
  8. 【請求項8】 前記各端末は、時刻を管理すると共に或
    る基準時刻に合わせる手段と、システム内で送受信され
    るパケットのへッダ部に基準時刻に時刻同期して該当パ
    ケットの送信された送信時刻を格納する手段と、受信し
    たパケットのへッダ部より送信時刻を認識し現時刻と送
    信時刻との差で経過時間を認識する手段と、規定した経
    過時間以内に受信されたパケットをコピーして転送する
    手段と、規定した経過時間以上で受信したパケットを廃
    棄する手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の
    移動体無線データ伝送方式。
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