JPH11176926A - 溝分離構造を有するmosトランジスタの製造方法 - Google Patents

溝分離構造を有するmosトランジスタの製造方法

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JPH11176926A
JPH11176926A JP34268597A JP34268597A JPH11176926A JP H11176926 A JPH11176926 A JP H11176926A JP 34268597 A JP34268597 A JP 34268597A JP 34268597 A JP34268597 A JP 34268597A JP H11176926 A JPH11176926 A JP H11176926A
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gate electrode
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gate
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 素子分離溝構造の形成方法に関し、シリコン
領域が素子分離酸化膜と接するエッジ部分の段差を小さ
くする。 【解決手段】 シリコン基板10に素子領域を相互に分
離する溝18を形成し、この溝18を素子分離酸化膜2
0で埋め込んだ後、別の工程を経ることなく、直ちにゲ
ート酸化膜22およびゲート電極層24を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置の製
造方法、特に素子分離溝構造を有するMOSトランジス
タの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図21〜図29は従来の半導体集積回路
装置の素子分離溝構造の製造方法を示す図である。図2
1〜図29を参照しながら、従来の素子分離溝構造を用
いたCMOSLSIの製造方法を工程順に説明する。
【0003】[工程1、図21]P型シリコン(Si)
基板70上に第1酸化膜72および窒化膜74を順次堆
積させる。全面に第1フォトレジスト76を塗布した
後、パターニングして素子分離溝を形成すべき部分を除
去する。
【0004】[工程2、図21、図22]第1フォトレ
ジスト76をマスクにして窒化膜74、第1酸化膜72
およびシリコン基板70をエッチングして、素子分離の
ための溝78を形成する。
【0005】[工程3、図23]全面に第2酸化膜80
を堆積させる。この結果、溝78内に第2酸化膜80が
埋め込まれる。
【0006】[工程4、図23、図24]窒化膜の表面
が露出するまで第2酸化膜80を研磨して基板表面を平
坦化する。このとき、窒化膜74がストッパーとして機
能する。
【0007】[工程5、図24、図25]窒化膜74お
よび第1酸化膜72をウエットエッチングによって除去
する。このとき、第2の酸化膜80も一部除去されるが
溝78内には残存するので基板の平坦性は保たれる。第
2の酸化膜80の残存部分は素子分離酸化膜80’とし
て機能する。
【0008】[工程6、図26]全面に犠牲酸化膜82
を堆積させる。
【0009】[工程7、図27]全面に第2のフォトレ
ジスト84を塗布した後、パターニングしてPウエルを
形成すべき領域の第2のフォトレジスト84を選択的に
除去する。次いで、第2のフォトレジスト84をマスク
としてボロン(B)を犠牲酸化膜82及び素子分離酸化
膜80’越しにイオン注入してシリコン基板70中にP
ウエル86を形成する。
【0010】[工程8、図27、図28]第2のフォト
レジスト84を除去した後、Pウエル86の形成と同様
に、半導体基板前面に第3のフォトレジスト(図示せ
ず)を塗布した後、パターニングしてNウエル88を形
成すべき領域の第3のフォトレジストを選択的に除去す
る。次いで、この第3のフォトレジストをマスクとして
リンをN型不純物として犠牲酸化膜82及び素子分離酸
化膜80’越しにイオン注入して、シリコン基板70中
にNウエル88を形成する。次いで、犠牲酸化膜82を
ウエットエッチングによって除去する。この際、素子分
離酸化膜80’の上部もウエットエッチングにより除去
されるが、Nウエル88及びPウエル86はエッチング
により除去されないため、基板の平坦性は失われる。
【0011】[工程9、図29]ゲート酸化膜90を基
板の全面に形成した後、ゲート電極層をゲート酸化膜上
に堆積する。このゲート電極層をパターニングしてPウ
エル86が形成された領域及びNウエル88が形成され
た領域上にゲート電極92を形成する。
【0012】以上の各工程を経た後、ソース・ドレイン
領域の形成、層間絶縁膜の堆積、コンタクトホールの開
口、および配線の形成などを行うことにより、CMOS
LSIが完成する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体装置の素
子分離溝構造の製造方法においては、Pウエル86を形
成するためのイオン注入を行う際に犠牲酸化膜82を設
けている(図27)。これは、注入する不純物イオンが
チャネリングを起こすのを防止して、素子特性のばらつ
きを低減させるためである。イオン注入終了後、この犠
牲酸化膜82をウエットエッチングによって除去する
(図28)。犠牲酸化膜82の除去にウエットエッチン
グを用いるのは、シリコン基板70の表面にダメージを
与えることなく犠牲酸化膜82を除去するためである。
犠牲酸化膜82の除去にドライエッチングを用いると、
シリコン基板70の表面がダメージを受け、その後の工
程で形成するゲート酸化膜90の膜質が劣化し、ゲート
酸化膜90の耐圧低下や特性のばらつきなどの原因にな
る。従って、シリコン基板70の表面にダメージを与え
ないよう、犠牲酸化膜82の除去にはウエットエッチン
グを用いる必要がある。
【0014】しかしながら、犠牲酸化膜82を除去する
ためにウエットエッチングを用いると、図28に示すよ
うにシリコン領域(Pウエル86、Nウエル88)と素
子分離酸化膜80’との平坦性を維持するのが困難とな
る。この結果、シリコン領域のエッジ部分に急峻な段差
ができてしまう。この状態で図29に示すように、ゲー
ト酸化膜90およびゲート電極92を形成してトランジ
スタを作製すると、作製したトランジスタのサブスレッ
ショルド電流が増大するという問題が生じる。これは、
段差部分のウエル(Pウエル86、Nウエル88)の不
純物プロファイルが所望のものから変化してしまうため
であり、段差が大きいほどその悪影響が大きく現れる。
すなわち、シリコン領域のエッジ部分の段差が大きいほ
ど、作製したトランジスタのサブスレッショルド電流が
増大する割合が大きくなる。このようなサブスレッショ
ルド電流が増大する現象は、NMOSトランジスタで顕
著に見られる。また、トランジスタのゲート幅が小さい
ほど、大きく影響される。この現象は、ゲート幅が小さ
くなるほど閾値電圧が小さくなる逆狭チャネル効果とし
て知られている。サブスレッショルド電流が増大する
と、集積回路装置の消費電力の増大という好ましくない
問題が生じる。
【0015】シリコン領域のエッジ部分に段差が存在す
ると、ゲート電極を加工するときに段差部分のゲート長
が変化する結果、上述した問題点の他に、トランジスタ
の特性がばらつくという問題が生じる。また、ゲート電
極のエッチング残査が発生しやすくなるので、集積回路
装置の製造歩留りが低下するという問題も生じる。
【0016】上述した従来技術では、図25に示すよう
にシリコン領域と素子分離酸化膜80’とが完全に平坦
化できた例を示した。しかしながら、実際にはウエーハ
表面のパターンの疎密に起因する研磨ばらつきが避けら
れないから、図30(a)に示すように、第1酸化膜7
2と第2酸化膜80との間に段差がある場合、図30
(b)に示すように犠牲酸化膜82を形成するときに既
に、シリコン領域のエッジ部分にへこみ部Bが形成され
る場合が多い。この場合、等方性のウエットエッチング
によって犠牲酸化膜82を除去するときに、へこみ部B
がウエットエッチングにより大きくなるため、図30
(c)に示すようにゲート酸化膜90を形成するときに
大きな局所段差Cが形成されてしまう。このように、従
来の技術では研磨により溝78が完全に平坦化されない
場合にも、上述したように、作製したトランジスタのサ
ブスレッショルド電流が増大する等の問題が生じる。
【0017】本発明は上記のような課題を解決するため
になされたものであり、従って、その目的は、シリコン
素子領域が素子分離酸化膜と隣接するエッジ部分の段差
を小さくすることのできる、半導体装置の製造方法、特
に半導体装置の素子分離構造の製造方法を提供すること
にある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明に係る溝分離構造
を有する半導体装置の製造方法では、半導体基板に素子
領域を相互に分離する溝を形成し、この溝を絶縁膜で埋
め込んだ後、別の工程を経ることなく、直ちにゲート絶
縁膜およびゲート電極層を設ける。これにより、溝に絶
縁膜を埋め込む工程を他の工程と切り離して独立に行う
ことが可能になるから、溝に埋め込んだ絶縁膜の表面と
半導体領域の表面とが一致するように平坦化することが
できる。従来技術ではウエルを形成するイオン注入のた
めに犠牲酸化膜を堆積し、その後この犠牲酸化膜をウエ
ットエッチングによって除去していたが、この発明に係
る溝分離構造を有する半導体装置の製造方法はイオン注
入のために犠牲酸化膜を必要としない。したがって、犠
牲酸化膜を除去するためのウエットエッチングも必要と
しないから、ウエットエッチングに起因する不都合(半
導体領域が素子分離絶縁膜と接するエッジ部分における
段差の発生など)が生じることもない。
【0019】上述した構成を基本にして、この発明に係
る溝分離構造を有する半導体装置の製造方法は、次のよ
うな工程を含むことができる。
【0020】(1) 半導体基板に素子領域を相互に分
離する溝を形成し、この溝を絶縁膜で埋込むことにより
素子分離絶縁膜を半導体基板中に形成し、その後続け
て、素子分離絶縁膜が形成された半導体基板の表面に、
ゲート絶縁膜を形成することからなる溝分離構造を有す
る半導体装置の形成方法を提供する。
【0021】(2) ゲート絶縁膜を形成した後、更に
第一のゲート電極膜をゲート絶縁膜上に形成しても良
い。
【0022】(3) さらに、第一のゲート電極膜を形
成した後、更にゲート絶縁膜とゲート電極膜との積層体
越しにイオン注入を行い半導体基板上部に選択的にウェ
ルを形成しても良い。
【0023】(4) さらに、イオン注入によりウェル
を形成した後、更に第二のゲート電極膜を前記第一のゲ
ート電極膜上に堆積することにより第一及び第二のゲー
ト電極膜の積層体を形成し、この積層体をパターニング
することによりゲート絶縁膜上に選択的にゲート電極を
形成しても良い。
【0024】(5) さらに、溝を形成した後、更にイ
オン注入を行い半導体基板上部に選択的にウェルを形成
しても良い。
【0025】(6) さらに、溝を形成する前に、イオ
ン注入を行い半導体基板上部に選択的にウェルを形成し
ても良い。
【0026】(7) さらに本発明は、半導体基板に素
子領域を相互に分離する溝を形成し、この溝を絶縁膜で
埋め込み、その直後にゲート絶縁膜とゲート電極層とを
形成することからなる溝分離構造を有する半導体装置の
製造方法を提供する。
【0027】(8) さらに本発明は、半導体基板に素
子領域を相互に分離する溝を形成し、この溝を絶縁膜で
埋め込み、その直後に半導体基板の全面にゲート絶縁
膜、次いでゲート電極層を設けて積層体を形成し、前記
積層体を越えてイオン注入を行うことによりウエルを形
成することからなる溝分離構造を有する半導体装置の製
造方法。
【0028】(9) さらに本発明は、半導体基板の表
面に第1の酸化膜を堆積し、前記第1の酸化膜の上に窒
化膜を堆積し、この窒化膜、前記第1の酸化膜並びに半
導体基板を選択的にエッチングして溝を形成し、半導体
基板の全面に第2の酸化膜を堆積して前記溝を埋め込
み、前記窒化膜をストッパーとして使用することにより
前記第2酸化膜をCMP研磨して平坦化し、前記窒化膜
および前記第1酸化膜を除去すると共に、前記第2の酸
化膜を溝内に残置して素子分離酸化膜を形成し、半導体
基板全面にゲート酸化膜を形成し、前記ゲート酸化膜の
上に第1のゲート電極層を堆積してゲート電極層の一部
を形成し、前記第1ゲート電極層および前記ゲート酸化
膜を越えてイオン注入を行うことによりウエルを形成
し、前記第1ゲート電極層の上に第2ゲート電極層を堆
積し、前記第1ゲート電極層および前記第2ゲート電極
層をパターニングしてゲート電極を形成することからな
る溝分離構造を有する半導体装置の製造方法を提供す
る。
【0029】(10) さらに、ウエルを形成する工程
でPウエルおよびNウエルを形成しても良い。
【0030】(11) さらに、本発明は、半導体基板
に素子領域を相互に分離する溝を形成し、イオン注入を
行ってウエルを形成し、前記溝を絶縁膜で埋め込み、そ
の直後にゲート絶縁膜とゲート電極層とを形成すること
からなる溝分離構造を有する半導体装置の製造方法を提
供する。
【0031】(12) さらに、本発明は、半導体基板
の表面に第1の酸化膜を堆積し、前記第1の酸化膜およ
び半導体基板を選択的にエッチングして溝を形成し、イ
オン注入を行ってウエルを形成し、半導体基板の全面に
第2の酸化膜を堆積して前記溝を埋め込み、前記第1酸
化膜をストッパーとして使用することにより前記第2酸
化膜をCMP研磨して平坦化し、前記第1酸化膜を除去
することにより、前記第2の酸化膜を溝内に残置して素
子分離酸化膜を形成し、半導体基板の全面にゲート酸化
膜を形成し、前記ゲート酸化膜の上にゲート電極層を堆
積し、前記ゲート電極層をパターニングしてゲート電極
を形成することからなる溝分離構造を有する半導体装置
の製造方法を提供する。
【0032】(13) ここで、ウエルを形成する工程
でPウエルおよびNウエルを形成しても良い。
【0033】(14) さらに、本発明は、イオン注入
を行って半導体基板中にウエルを形成し、素子領域を相
互に分離する溝を形成し、前記溝を絶縁膜で埋め込み、
その直後にゲート絶縁膜およびゲート電極層を形成する
溝分離構造を有する半導体装置の製造方法を提供する。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の一形態を説明する。
【0035】〔実施の形態1〕図1〜図10を用いて、
この発明の実施の形態1による半導体集積回路装置の素
子分離溝構造の製造方法を工程順に説明する。
【0036】[工程1、図1]P型不純物としてボロン
(B)を1×1015〜1×1016cm-2の濃度に含んだ
P型シリコン(Si)基板10の上に、厚さ10〜20
nm程度の第1酸化膜12および厚さ50〜200nm
の窒化膜14を順次堆積する。次いで、基板全面に第1
のフォトレジスト16を塗布した後、パターニングによ
り素子分離用の溝を形成すべき領域上の第1のフォトレ
ジスト16を選択的に除去する。
【0037】[工程2、図1、図2]第1のフォトレジ
スト16をマスクにして窒化膜14および第1酸化膜1
2をエッチングし、さらにP型シリコン基板10を20
0〜500nm程度エッチングして素子分離用の溝18
を形成する。その後、第1のフォトレジスト16を除去
する。
【0038】[工程3、図3]厚さ250〜800nm
の第2の酸化膜20を基板全面に堆積させる。これに
は、例えばバイアスECRプラズマCVD法などを用い
る。この結果、素子分離用の溝18を第2の酸化膜20
で完全に埋め込むと共に、窒化膜14上にも第2の酸化
膜20を堆積させる。
【0039】[工程4、図3、図4]CMP(chemical/
mechanical polishing) 法即ち化学機械研磨法を用いて
窒化膜14の表面が露出するまで第2の酸化膜20の表
面を研磨して基板表面を平坦化させる。このとき、窒化
膜14がCMP研磨のストッパーとして機能する。
【0040】[工程5、図4、図5]工程4において上
記化学機械研磨法とは異なる手段により、ストッパーと
して機能した後残存している窒化膜14とその直下の第
1酸化膜12を除去し、残存する第2酸化膜20からな
る素子分離酸化膜20’を形成する。例えば、ウエット
エッチングを用いる。工程4におけるCMP条件を最適
化することにより、工程5を経た時の表面の平坦性を確
保することができる。
【0041】[工程6、図6]基板全面に厚さ4〜8n
mのゲート酸化膜22を形成する。
【0042】[工程7、図7]さらに基板全面に厚さ3
0〜100nm程度の多結晶シリコンから成る第1のゲ
ート電極層24をゲート酸化膜22上に堆積させる。次
いで、基板全面に第2フォトレジスト26を塗布した
後、Pウエルを形成すべき領域上の第2フォトレジスト
26を選択的に除去するようにパターニングする。その
後、パターニングした第2のフォトレジスト26をマス
クにしてゲート酸化膜22及び第1のゲート電極層24
越しにボロン(B)をイオン注入して、シリコン基板上
部に選択的にPウエル28を形成する。このイオン注入
は3回に分けて行う。各イオン注入の条件は、例えば、
第1回目が、加速電圧400kV、ドーズ量3×1013
cm-2、第2回目が、加速電圧200kV、ドーズ量5
×1012cm-2、第3回目が、加速電圧30〜50k
V、ドーズ量2〜6×1012cm-2に設定する。1回目
のイオン注入は素子分離のために行い、2回目は素子分
離およびパンチスルー防止のために行い、3回目は所望
のNMOSトランジスタ特性を得るために行う。
【0043】[工程8、図7、図8]第2のフォトレジ
スト26を除去した後、全面に第3のフォトレジスト3
0を塗布し、Nウエルを形成すべき領域上の第3のフォ
トレジスト30を選択的に除去するようにパターニング
する。その後、パターニングした第3のフォトレジスト
30をマスクにしてゲート酸化膜22及び第1のゲート
電極層24越しにリン(P)をイオン注入してシリコン
基板上部に選択的にNウエル32を形成する。このイオ
ン注入は3回に分けて行う。各イオン注入の条件は、例
えば、第1回目が、加速電圧800kV、ドーズ量2×
1013cm-2、第2回目が、加速電圧240kV、ドー
ズ量5×1012cm-2、第3回目が、加速電圧70〜1
20kV、ドーズ量3〜8×1012cm-2に設定する。
1回目のイオン注入は素子分離のために行い、2回目は
素子分離およびパンチスルー防止のために行い、3回目
は所望のPMOSトランジスタ特性を得るために行う。
【0044】[工程9、図8、図9]第3のフォトレジ
スト30を除去した後、全面に厚さ50〜100nm程
度の多結晶シリコンから成る第2のゲート電極層34を
堆積させて、第1ゲート電極層24と第2ゲート電極層
34とから成る積層体を形成する。
【0045】[工程10、図9、図10]第1ゲート電
極層24と第2ゲート電極層34とから成る積層体をパ
ターニングしてNMOSトランジスタのゲート電極35
aおよびPMOSトランジスタのゲート電極35bを形
成する。
【0046】以上の各工程を経た後、ソース・ドレイン
領域の形成、層間絶縁膜の堆積、コンタクトホールの開
口、および配線の形成などを行うことにより、CMOS
LSIが完成する。
【0047】この実施の形態1によれば、シリコン領域
が素子分離酸化膜に隣接するエッジ部分の段差を低減す
ることができる。工程5(図4、図5)において窒化膜
14を除去する際に、製造ばらつきに起因して図11
(a)に示すように第1の酸化膜12と第2の酸化膜2
0との間に段差が生じても、従来技術のように犠牲酸化
膜のウエットエッチングという工程を採用していないか
ら、工程6(図6)においてゲート酸化膜22を形成す
るときには、図11(b)に示すようにゲート酸化膜2
2と素子分離酸化膜20’との間にはわずかなへこみ部
Aが生じるだけで済む。このへこみ部Aは、図30
(c)に示す従来技術による大きなへこみ部Cと比べる
と素子特性に影響を与えないほど軽微である。このよう
に、この実施の形態1によれば、製造中にシリコン領域
が素子分離酸化膜に隣接するエッジ部分に製造ばらつき
に起因する段差が発生しても、ゲート酸化膜形成時に
は、この段差を低減することができるから、最終的に作
製されるMOSトランジスタの特性ばらつきを抑制する
ことができる。特に、従来技術で問題となっていた、シ
リコン領域が素子分離酸化膜に隣接するエッジ部分の段
差に起因するサブスレッショルド電流の増大を防止する
ことができるから、サブスレッショルド電流のばらつき
を抑制することが可能になる。
【0048】また、実施の形態1によれは、従来技術で
問題となっていた逆狭チャネル効果を抑制することがで
きる。図12はNMOSトランジスタにおける閾値電圧
Vt−ゲート幅Wの関係を示す図である。図12には従
来技術およびこの実施の形態1により作製したゲート長
0.25μmのNMOSトランジスタのデータの一例が
示してある。ゲート幅Wが大きい場合は、従来技術によ
るNMOSトランジスタおよび実施の形態1にとるNM
OSトランジスタはほぼ同一の閾値電圧Vtを示すが、
ゲート幅Wが0.5μm程度まで小さくなると、従来技
術では閾値電圧Vtが0.1V程度低下するのに対し
て、実施の形態1では閾値電圧Vtはほとんど低下して
いない。このように、実施の形態1によれば、逆狭チャ
ネル効果を抑制することができるから、ゲート幅が小さ
くなっても一定の閾値電圧を得ることが可能になる。
【0049】〔実施の形態2〕図13〜図20を用い
て、この発明の実施の形態2による半導体集積回路装置
の素子分離溝構造の製造方法を工程順に説明する。
【0050】[工程1、図13]P型不純物としてボロ
ン(B)を1×1015〜1×1016cm-2の濃度に含ん
だP型シリコン(Si)基板40の上に、厚さ100n
m程度の第1酸化膜42を堆積する。次いで、基板全面
に第1のフォトレジスト44を塗布した後、パターニン
グして素子分離用の溝を形成すべき領域の第1のフォト
レジスト44を除去する。
【0051】[工程2、図13、図14]第1のフォト
レジスト44をマスクにして第1の酸化膜42をエッチ
ングし、さらにP型シリコン基板40を200〜500
nm程度エッチングして素子分離用の溝46をP型シリ
コン基板40の上部に選択的に形成する。その後、第1
フォトレジスト44を除去する。
【0052】[工程3、図15]基板全面に第2のフォ
トレジスト48を塗布した後、Pウエルを形成すべき領
域上の第2のフォトレジスト48を除去するようにパタ
ーニングする。その後、パターニングした第2のフォト
レジスト48をマスクにしてボロン(B)をシリコン基
板40の上部に選択的にイオン注入してPウエル50を
形成する。このイオン注入は3回に分けて行う。各イオ
ン注入の条件は、例えば、第1回目が、加速電圧400
kV、ドーズ量3×1013cm-2、第2回目が、加速電
圧200kV、ドーズ量5×1012cm-2、第3回目
が、加速電圧30kV程度、ドーズ量2〜6×1012
-2に設定する。1回目のイオン注入は素子分離のため
に行い、2回目は素子分離およびパンチスルー防止のた
めに行い、3回目は所望のNMOSトランジスタ特性を
得るために行う。
【0053】[工程4、図16]第2フォトレジスト4
8を除去した後、基板全面に第3のフォトレジスト52
を塗布し、Nウエルを形成すべき領域上の第3のフォト
レジスト52を選択的に除去するようにパターニングす
る。その後、パターニングした第3のフォトレジスト5
2をマスクにしてリン(P)をイオン注入してNウエル
54を形成する。このイオン注入は3回に分けて行う。
各イオン注入の条件は、例えば、第1回目が、加速電圧
800kV、ドーズ量2×1013cm-2、第2回目が、
加速電圧240kV、ドーズ量5×1012cm-2、第3
回目が、加速電圧70kV、ドーズ量3〜8×1012
-2に設定する。1回目のイオン注入は素子分離のため
に行い、2回目は素子分離およびパンチスルー防止のた
めに行い、3回目は所望のPMOSトランジスタ特性を
得るために行う。
【0054】[工程5、図17]第3フォトレジスト5
2を除去した後、基板全面に厚さ250〜800nmの
第2酸化膜56を堆積する。これには、例えばバイアス
ECRプラズマCVD法などを用いる。この結果、素子
分離用の溝18を第2の酸化膜56で完全に埋め込むと
共に、第1の酸化膜上にも第2の酸化膜56を堆積させ
る。
【0055】[工程6、図17、図18]化学機械研磨
法を用いて第1の酸化膜42の表面が露出するまで第2
の酸化膜56の表面を研磨して基板表面を平坦化させ
る。このとき、第1酸化膜42がCMP研磨のストッパ
ーとして働く。その後、第1の酸化膜42を化学機械研
磨法により研磨して除去して、残存する第2酸化膜56
からなる素子分離酸化膜56’を形成する。
【0056】[工程7、図19]全面に厚さ4〜8nm
のゲート酸化膜58を堆積させた後、厚さ200nm程
度の多結晶シリコンから成るゲート電極層60を堆積さ
せる。
【0057】[工程8、図20]ゲート電極層60をパ
ターニングしてNMOSトランジスタのゲート電極6
0’aおよびPMOSトランジスタのゲート電極60’
bを形成する。
【0058】以上の各工程を経た後、ソース・ドレイン
領域の形成、層間絶縁膜の堆積、コンタクトホールの開
口、および配線の形成などを行うことにより、CMOS
LSIが完成する。
【0059】この実施の形態2によっても、実施の形態
1と同様の効果が得られる。すなわち、シリコン領域が
素子分離酸化膜と隣接するエッジ部分の段差を低減する
ことができるから、段差に起因するサブスレッショルド
電流の増大を低減することができ、これによりサブスレ
ッショルド電流のばらつきを抑制することが可能にな
る。また、逆狭チャネル効果を抑制することができるか
ら、ゲート幅が小さくなっても一定の閾値電圧を得るこ
とが可能になる。
【0060】前述した実施の形態1および実施の形態2
では、素子分離のための溝を形成した後にウエルを形成
し、その後に溝を素子分離酸化膜で埋設する例を示した
が、第1酸化膜を堆積した後、ウエルを先に形成し、そ
の後に溝の形成および素子分離酸化膜による溝の埋設を
行っても同じ効果を得ることができる。
【0061】
【発明の効果】この発明に係る半導体装置の製造方法で
は、半導体基板に素子領域を相互に分離する溝を形成
し、この溝を絶縁膜で埋め込んだ後、別の工程を経るこ
となく、直ちにゲート絶縁膜およびゲート電極層を設け
る。これにより、溝に絶縁膜を埋め込む工程を他の工程
と切り離して独立に行うことが可能になるから、溝に埋
め込んだ絶縁膜の表面と半導体基板の表面とが一致する
ように平坦化することがてきる。従来技術ではウエルを
形成するイオン注入のために犠牲酸化膜を堆積し、その
後この犠牲酸化膜をウエットエッチングによって除去し
ていたが、この発明に係る半導体装置の製造方法はイオ
ン注入のために犠牲酸化膜を必要としない。したがっ
て、犠牲酸化膜を除去するためのウエットエッチングも
必要としないから、ウエットエッチングに起因する不都
合(半導体領域が素子分離絶縁膜と隣接するエッジ部分
における段差の発生など)が生じることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による半導体装置の素
子分離溝構造の製造方法の一工程を示す図である。
【図2】この発明の実施の形態1による半導体装置の素
子分離溝構造の製造方法の一工程を示す図である。
【図3】この発明の実施の形態1による半導体装置の素
子分離溝構造の製造方法の一工程を示す図である。
【図4】この発明の実施の形態1による半導体装置の素
子分離溝構造の製造方法の一工程を示す図である。
【図5】この発明の実施の形態1による半導体装置の素
子分離溝構造の製造方法の一工程を示す図である。
【図6】この発明の実施の形態1による半導体装置の素
子分離溝構造の製造方法の一工程を示す図である。
【図7】この発明の実施の形態1による半導体装置の素
子分離溝構造の製造方法の一工程を示す図である。
【図8】この発明の実施の形態1による半導体装置の素
子分離溝構造の製造方法の一工程を示す図である。
【図9】この発明の実施の形態1による半導体装置の素
子分離溝構造の製造方法の一工程を示す図である。
【図10】この発明の実施の形態1による半導体装置の
素子分離溝構造の製造方法の一工程を示す図である。
【図11】工程5(図4、図5)において窒化膜14を
除去する際に、製造ばらつきに起因して図19(a)に
示すように第1酸化膜12と第2酸化膜20との間に段
差が生じた場合の例を示す図である。
【図12】NMOSトランジスタにおける閾値電圧Vt
−ゲート幅Wの関係を示す図である。
【図13】この発明の実施の形態2による半導体装置の
素子分離溝構造の製造方法の一工程を示す図である。
【図14】この発明の実施の形態2による半導体装置の
素子分離溝構造の製造方法の一工程を示す図である。
【図15】この発明の実施の形態2による半導体装置の
素子分離溝構造の製造方法の一工程を示す図である。
【図16】この発明の実施の形態2による半導体装置の
素子分離溝構造の製造方法の一工程を示す図である。
【図17】この発明の実施の形態2による半導体装置の
素子分離溝構造の製造方法の一工程を示す図である。
【図18】この発明の実施の形態2による半導体装置の
素子分離溝構造の製造方法の一工程を示す図である。
【図19】この発明の実施の形態2による半導体装置の
素子分離溝構造の製造方法の一工程を示す図である。
【図20】この発明の実施の形態2による半導体装置の
素子分離溝構造の製造方法の一工程を示す図である。
【図21】従来の半導体装置の素子分離溝構造の製造方
法の一工程を示す図である。
【図22】従来の半導体装置の素子分離溝構造の製造方
法の一工程を示す図である。
【図23】従来の半導体装置の素子分離溝構造の製造方
法の一工程を示す図である。
【図24】従来の半導体装置の素子分離溝構造の製造方
法の一工程を示す図である。
【図25】従来の半導体装置の素子分離溝構造の製造方
法の一工程を示す図である。
【図26】従来の半導体装置の素子分離溝構造の製造方
法の一工程を示す図である。
【図27】従来の半導体装置の素子分離溝構造の製造方
法の一工程を示す図である。
【図28】従来の半導体装置の素子分離溝構造の製造方
法の一工程を示す図である。
【図29】従来の半導体装置の素子分離溝構造の製造方
法の一工程を示す図である。
【図30】ウエーハ表面のパターンの疎密に起因する研
磨のばらつきによってシリコン領域のエッジ部分にへこ
みが生じた場合の例を示す図である。
【符号の説明】
10 P型シリコン基板 12 第1酸化膜 14 窒化膜 16 第1フォトレジスト 18 溝 20 第1酸化膜 20’ 素子分離酸化膜 22 ゲート酸化膜 24 第1ゲート層 26 第2フォトレジスト 28 Pウエル 30 第3フォトレジスト 32 Nウエル 34 第2ゲート電極層 35a、35b ゲート電極 40 P型シリコン基板 42 第1酸化膜 44 第1フォトレジスト 46 溝 48 第2フォトレジスト 50 Pウエル 52 第3フォトレジスト 54 Nウエル 56 第2酸化膜 56’ 素子分離酸化膜 58 ゲート酸化膜 60 ゲート電極層 60a、60b ゲート電極

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板に素子領域を相互に分離する
    溝を形成し、 この溝を絶縁膜で埋込むことにより素子分離絶縁膜を半
    導体基板中に形成し、 その後続けて、素子分離絶縁膜が形成された半導体基板
    の表面に、ゲート絶縁膜を形成することからなる溝分離
    構造を有する半導体装置の形成方法。
  2. 【請求項2】 ゲート絶縁膜を形成した後、更に第一の
    ゲート電極膜をゲート絶縁膜上に形成することからなる
    請求項1記載の溝分離構造を有する半導体装置の形成方
    法。
  3. 【請求項3】 第一のゲート電極膜を形成した後、更に
    ゲート絶縁膜とゲート電極膜との積層体越しにイオン注
    入を行い半導体基板上部に選択的にウェルを形成するこ
    とからなる請求項2記載の溝分離構造を有する半導体装
    置の形成方法。
  4. 【請求項4】 イオン注入によりウェルを形成した後、
    更に第二のゲート電極膜を前記第一のゲート電極膜上に
    堆積することにより第一及び第二のゲート電極膜の積層
    体を形成し、この積層体をパターニングすることにより
    ゲート絶縁膜上に選択的にゲート電極を形成することか
    らなる請求項3記載の溝分離構造を有する半導体装置の
    形成方法。
  5. 【請求項5】 溝を形成した後、更にイオン注入を行い
    半導体基板上部に選択的にウェルを形成することからな
    る請求項1記載の溝分離構造を有する半導体装置の形成
    方法。
  6. 【請求項6】 溝を形成する前に、イオン注入を行い半
    導体基板上部に選択的にウェルを形成することからなる
    請求項1記載の溝分離構造を有する半導体装置の形成方
    法。
  7. 【請求項7】 半導体基板に素子領域を相互に分離する
    溝を形成し、 この溝を絶縁膜で埋め込み、 その直後にゲート絶縁膜とゲート電極層とを形成するこ
    とからなる溝分離構造を有する半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 半導体基板に素子領域を相互に分離する
    溝を形成し、 この溝を絶縁膜で埋め込み、 その直後に半導体基板の全面にゲート絶縁膜、次いでゲ
    ート電極層を設けて積層体を形成し、 前記積層体を越えてイオン注入を行うことによりウエル
    を形成することからなる溝分離構造を有する半導体装置
    の製造方法。
  9. 【請求項9】 半導体基板の表面に第1の酸化膜を堆積
    し、 前記第1の酸化膜の上に窒化膜を堆積し、 この窒化膜、前記第1の酸化膜並びに半導体基板を選択
    的にエッチングして溝を形成し、 半導体基板の全面に第2の酸化膜を堆積して前記溝を埋
    め込み、 前記窒化膜をストッパーとして使用することにより前記
    第2酸化膜をCMP研磨して平坦化し、 前記窒化膜および前記第1酸化膜を除去すると共に、前
    記第2の酸化膜を溝内に残置して素子分離酸化膜を形成
    し、 半導体基板全面にゲート酸化膜を形成し、 前記ゲート酸化膜の上に第1のゲート電極層を堆積して
    ゲート電極層の一部を形成し、 前記第1ゲート電極層および前記ゲート酸化膜を越えて
    イオン注入を行うことによりウエルを形成し、 前記第1ゲート電極層の上に第2ゲート電極層を堆積
    し、 前記第1ゲート電極層および前記第2ゲート電極層をパ
    ターニングしてゲート電極を形成することからなる溝分
    離構造を有する半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 ウエルを形成する工程でPウエルおよ
    びNウエルを形成する請求項9記載の溝分離構造を有す
    る半導体装置の形成方法。
  11. 【請求項11】 半導体基板に素子領域を相互に分離す
    る溝を形成し、 イオン注入を行ってウエルを形成し、 前記溝を絶縁膜で埋め込み、 その直後にゲート絶縁膜とゲート電極層とを形成するこ
    とからなる溝分離構造を有する半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 半導体基板の表面に第1の酸化膜を堆
    積し、 前記第1の酸化膜および半導体基板を選択的にエッチン
    グして溝を形成し、 イオン注入を行ってウエルを形成し、 半導体基板の全面に第2の酸化膜を堆積して前記溝を埋
    め込み、 前記第1酸化膜をストッパーとして使用することにより
    前記第2酸化膜をCMP研磨して平坦化し、 前記第1酸化膜を除去することにより、前記第2の酸化
    膜を溝内に残置して素子分離酸化膜を形成し、 半導体基板の全面にゲート酸化膜を形成し、 前記ゲート酸化膜の上にゲート電極層を堆積し、 前記ゲート電極層をパターニングしてゲート電極を形成
    することからなる溝分離構造を有する半導体装置の製造
    方法。
  13. 【請求項13】 ウエルを形成する工程でPウエルおよ
    びNウエルを形成する請求項12記載の溝分離構造を有
    する半導体装置の形成方法。
  14. 【請求項14】 イオン注入を行って半導体基板中にウ
    エルを形成し、 素子領域を相互に分離する溝を形成し、 前記溝を絶縁膜で埋め込み、 その直後にゲート絶縁膜およびゲート電極層を形成する
    溝分離構造を有する半導体装置の製造方法。
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