JPH1117677A - プレゼンテーションシステムおよび中継装置 - Google Patents

プレゼンテーションシステムおよび中継装置

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JPH1117677A
JPH1117677A JP9168634A JP16863497A JPH1117677A JP H1117677 A JPH1117677 A JP H1117677A JP 9168634 A JP9168634 A JP 9168634A JP 16863497 A JP16863497 A JP 16863497A JP H1117677 A JPH1117677 A JP H1117677A
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JP9168634A
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Takahiko Kawashima
貴彦 河島
Masatoshi Terada
真敏 寺田
Minoru Koizumi
稔 小泉
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Hitachi Ltd
Hitachi Nuclear Engineering Co Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi Nuclear Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プレゼンテーションを実施する発表者が使用す
る発表者装置と、プレゼンテーションの聴講を希望する
聴講者が使用する聴講者装置と、中継装置とが接続され
たネットワークにおいて、不特定多数の聴講者が、所望
のプレゼンテーションを聴講することを可能とする。 【解決手段】中継装置110は、発表者装置111から
送信されたプレゼンテーションデータを記憶保持すると
共に、自身に対して聴講を希望した聴講者装置112に
対して、自身が記憶保持しているプレゼンテーションデ
ータを送信し、聴講者装置112は、中継装置110か
ら受信したプレゼンテーションデータを表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを利
用した会議や講演等のプレゼンテーションを、不特定多
数の聴講者を対象として実施することを可能としたプレ
ゼンテーションシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ネットワークを利用したプレゼン
テーションシステムとして、「Microsoft PowerPoint V
er7.0」に含まれているプレゼンテーション会議機能が
ある。
【0003】以下、このプレゼンテーション会議機能に
ついて簡単に説明する。
【0004】プレゼンテーション会議機能は、ネットワ
ークに接続している発表者用の情報処理装置(以下、
「発表者装置」と称す。)と聴講者用の情報処理装置
(以下、「聴講者装置」と称す。)とが、互いに同期を
取りながら、「Microsoft PowerPoint Ver7.0」を用い
て作成したプレゼンテーションデータを、双方の情報処
理装置に表示するために提供された機能である。
【0005】次に、「Microsoft PowerPoint Ver7.0」
のプレゼンテーション会議機能の実現方式について簡単
に説明する。
【0006】プレゼンテーション会議機能を使用してプ
レゼンテーションを実施する場合に、発表者装置は、聴
講者装置に対して、プレゼンテーションデータ、およ
び、発表者装置と聴講者装置との間で表示タイミングの
同期を取るために必要な制御情報を、発表者装置と聴講
者装置との間に形成した論理的通信路を介して送信す
る。
【0007】ここで、発表者装置と聴講者装置との間の
論理的通信路は、発表者装置が聴講者装置を指定するこ
とにより形成されるようになっている。また、発表者装
置は、複数の聴講者装置を指定し、これらの聴講者装置
との間で、各々、論理的通信路を形成することも可能で
あり、これにより、発表者が、同時に、複数の聴講者を
対象としたプレゼンテーションを実施することも可能と
なっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】インターネットの発展
により、ネットワークに接続した情報処理装置を用いた
プレゼンテーションも、企業内に閉じた局所的な環境を
対象とするだけではなく、世界的な規模でのプレゼンテ
ーションを実現するためのシステムが必要とされてきて
いる。
【0009】しかしながら、上記従来技術を用いて、大
規模なネットワークを利用したプレゼンテーションを実
施する場合には、以下のような問題点がある。
【0010】(1)発表者装置が、聴講者装置との間
で、直接的な論理的通信路を形成しなければならないの
で、直接的な論理的通信路を形成することができない装
置間、例えば、インターネット上の発表者装置と企業内
部の聴講者装置との間のように、ファイアウォール等の
アクセス制御機能によって直接的な論理的通信路を形成
することができない装置間では、プレゼンテーションを
実施することができない。
【0011】(2)発表者装置と聴講者装置との間の論
理的通信路は、発表者装置が聴講者装置を指定すること
により形成されるようになっているので、聴講者装置を
特定することができない不特定多数の聴講者を対象とし
たプレゼンテーションを実施することができない。
【0012】(3)発表者装置が既にプレゼンテーショ
ンを開始してしまうと、聴講者装置は、発表者装置との
間で論理的通信路を形成することができない。このた
め、途中からプレゼンテーションを聴講することができ
ない。
【0013】そこで、本発明の第1の目的は、不特定多
数の聴講者を対象とした大規模ネットワークでのプレゼ
ンテーションを実施することを可能としたプレゼンテー
ションシステムを提供することにある。
【0014】また、本発明の第2の目的は、特に、プレ
ゼンテーションデータが、プレゼンテーション実施時に
会場内のスクリーンに映し出される発表用資料の電子化
データであるようにした場合、すなわち、複数のスライ
ドデータから構成されるようにした場合に、発表者装置
と聴講者装置との間で、スライドデータの表示タイミン
グの同期を取ることを可能とすることにある。
【0015】また、本発明の第3の目的は、聴講者が、
実施されるプレゼンテーションの進行状況を把握するこ
とを可能とすることにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明は、第1の態様として、プレゼンテー
ションを実施する発表者が使用する情報処理装置(以
下、「発表者装置」と称す。)と、プレゼンテーション
の聴講を希望する聴講者が使用する情報処理装置(以
下、「聴講者装置」と称す。)と、プレゼンテーション
で用いられるプレゼンテーションデータを中継する中継
装置とが、ネットワークで接続され、上記発表者装置
は、プレゼンテーションデータの中継先となる中継装置
に対して、プレゼンテーションデータを送信する第1の
プレゼンテーションデータ送信手段を有し、上記中継装
置は、上記発表者装置からプレゼンテーションデータが
送信された場合に、該プレゼンテーションデータを記憶
保持する第1のプレゼンテーションデータ記憶手段と、
上記聴講者装置からプレゼンテーションデータの送信が
要求された場合に、該聴講者装置に対して、上記第1の
プレゼンテーションデータ記憶手段が記憶保持している
プレゼンテーションデータのうちの、要求されたプレゼ
ンテーションデータを送信する第2のプレゼンテーショ
ンデータ送信手段とを有し、上記聴講者装置は、プレゼ
ンテーションデータの中継元となる中継装置に対して、
プレゼンテーションデータの送信を要求するプレゼンテ
ーションデータ要求手段と、要求先の中継装置からプレ
ゼンテーションデータが送信された場合に、該プレゼン
テーションデータを表示するプレゼンテーションデータ
表示手段とを有することを特徴としたプレゼンテーショ
ンシステムを提供している。
【0017】第1の態様によれば、中継装置が、プレゼ
ンテーションデータを、発表者装置から受信して記憶保
持するようにし、自身に対して聴講を希望した聴講者装
置に対して、自身が記憶保持しているプレゼンテーショ
ンデータを送信するようにしているので、不特定多数の
聴講者が、所望のプレゼンテーションを聴講することが
可能となる。
【0018】また、本発明は、第2の態様として、上述
した第1の態様において、上記中継装置は、自身がプレ
ゼンテーションデータを中継するプレゼンテーションご
とに、該プレゼンテーションの名称および発表時刻を少
なくとも含む、該プレゼンテーションに関する情報であ
るプレゼンテーション情報を記憶保持する第1のプレゼ
ンテーション情報記憶手段と、上記聴講者装置からプレ
ゼンテーション情報の送信が要求された場合に、該聴講
者装置に対して、上記第1のプレゼンテーション情報記
憶手段が記憶保持しているプレゼンテーション情報を送
信するプレゼンテーション情報送信手段とをさらに有す
るようにし、上記聴講者装置は、プレゼンテーション情
報の要求先となる中継装置に対して、プレゼンテーショ
ン情報の送信を要求するプレゼンテーション情報要求手
段と、要求先の中継装置からプレゼンテーション情報が
送信された場合に、該プレゼンテーション情報を記憶保
持する第2のプレゼンテーション情報記憶手段と、上記
第2のプレゼンテーション情報記憶手段が記憶保持して
いるプレゼンテーション情報を表示するプレゼンテーシ
ョン情報表示手段とをさらに有することを特徴としたプ
レゼンテーションシステムを提供している。
【0019】そして、上記第3の目的を達成するため
に、本発明は、上述した第2の態様における聴講者装置
において、上記プレゼンテーション情報表示手段は、上
記第2のプレゼンテーション情報記憶手段が記憶保持し
ているプレゼンテーション情報中の発表時刻に基づい
て、対応するプレゼンテーションの進行状況をさらに表
示するようにしている。
【0020】これにより、聴講者が、実施されるプレゼ
ンテーションの進行状況を把握することが可能となる。
【0021】ところで、上述した第1の態様および第2
の態様のいずれにおいても、上記プレゼンテーションデ
ータは、発表すべき画面単位に電子化された発表用資料
データ(以下、「スライドデータ」と称す。)が複数構
成されてなるようにすることができる。
【0022】そして、上記第2の目的を達成するため
に、本発明は、プレゼンテーションデータが複数のスラ
イドデータから構成されるようにした場合に、上記第1
のプレゼンテーションデータ送信手段、および、上記第
2のプレゼンテーションデータ送信手段は、共に、プレ
ゼンテーションの開始時に、プレゼンテーションデータ
を構成するスライドデータを一括して送信するように
し、上記発表者装置は、プレゼンテーションの実施中
に、発表者が指定したスライドデータを表示するスライ
ドデータ表示手段と、上記スライドデータ表示手段が表
示するスライドデータが変更した場合に、中継先の中継
装置に対して、変更後のスライドデータを示すスライド
制御情報を送信する制御情報送信手段とをさらに有する
ようにし、上記中継装置は、上記発表者装置からスライ
ド制御情報が送信された場合に、該スライド制御情報
を、該発表者装置で実施されているプレゼンテーション
を聴講中の聴講者装置に送信する制御情報送信手段をさ
らに有するようにし、上記聴講者装置は、中継元の中継
装置から送信されたプレゼンテーションデータを記憶保
持する第2のプレゼンテーションデータ記憶手段をさら
に有するようにし、上記プレゼンテーションデータ表示
手段は、中継元の中継装置からスライド制御情報が送信
された場合に、上記第2のプレゼンテーションデータ記
憶手段が記憶しているプレゼンテーションデータを構成
するスライドデータのうちの、該スライド制御情報が示
すスライドデータを表示するようにしている。
【0023】これにより、発表者装置と聴講者装置との
間で、スライドデータの表示タイミングの同期を取るこ
とが可能となる。
【0024】また、上記第2の目的を達成するために、
本発明は、プレゼンテーションデータが複数のスライド
データから構成されるようにした場合に、上記第1のプ
レゼンテーションデータ送信手段、および、上記第2の
プレゼンテーションデータ送信手段は、共に、プレゼン
テーションの実施中に、プレゼンテーションで必要とさ
れるスライドデータごとにプレゼンテーションデータを
送信するようにし、上記発表者装置は、プレゼンテーシ
ョンの実施中に、発表者が指定したスライドデータを表
示するスライドデータ表示手段と、上記スライドデータ
表示手段が表示するスライドデータが変更した場合に、
変更後のスライドデータを上記第1のプレゼンテーショ
ンデータ送信手段が送信済であるならば、中継先の中継
装置に対して、変更後のスライドデータを示すスライド
制御情報を送信する制御情報送信手段とをさらに有する
ようにし、上記中継装置は、上記発表者装置からスライ
ド制御情報が送信された場合に、該スライド制御情報
を、該発表者装置で実施されているプレゼンテーション
を聴講中の聴講者装置に送信する制御情報送信手段をさ
らに有するようにし、上記聴講者装置は、中継元の中継
装置から送信されたスライドデータを記憶保持する第2
のプレゼンテーションデータ記憶手段をさらに有するよ
うにし、上記第1のプレゼンテーションデータ送信手段
は、上記スライドデータ表示手段が表示するスライドデ
ータが変更した場合に、変更後のスライドデータを送信
済でないならば、中継先の中継装置に対して、該変更後
のスライドデータを送信するようにし、上記プレゼンテ
ーションデータ表示手段は、中継元の中継装置からスラ
イド制御情報が送信された場合に、上記第2のプレゼン
テーションデータ記憶手段が記憶しているスライドデー
タのうちの、該スライド制御情報が示すスライドデータ
を表示するようにしている。
【0025】これにより、発表者装置と聴講者装置との
間で、スライドデータの表示タイミングの同期を取るこ
とが可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0027】(1)第1の実施形態 まず、本発明の第1の実施形態のプレゼンテーションシ
ステムについて説明する。
【0028】(a)第1の実施形態のプレゼンテーショ
ンシステムの構成 最初に、本発明の第1の実施形態のプレゼンテーション
システムの構成について、図1〜図4を用いて説明す
る。
【0029】図1は第1の実施形態のプレゼンテーショ
ンシステムの全体構成図である。
【0030】図1において、110,111,112は
ワークステーションやパーソナルコンピュータ等の情報
処理装置、100,101はネットワークである。な
お、ネットワーク100,101は、異なる種類のネッ
トワークであっても、同一種類のネットワークであって
もかまわない。
【0031】情報処理装置110は、具体的には、ケー
ブル120,121を介して、ネットワーク100,1
01の双方に接続しており、プレゼンテーションで用い
られるデータ等を中継する中継装置である。
【0032】また、情報処理装置111は、具体的に
は、プレゼンテーションを実施する発表者が使用する発
表者装置であり、ケーブル122を介して、ネットワー
ク100に接続している。なお、発表者装置111は、
複数存在してもかまわない。
【0033】また、情報処理装置112は、具体的に
は、プレゼンテーションの聴講を希望する聴講者が使用
する聴講者装置であり、ケーブル123を介して、ネッ
トワーク101に接続されている。なお、聴講者装置1
12は、複数存在してもかまわない。
【0034】図2は発表者装置111の内部構成図であ
る。
【0035】図2に示すように、発表者装置111は、
CPU(中央処理装置)201と、読み取り装置インタ
ーフェース202と、記憶装置インターフェース203
と、ネットワークインターフェース204と、表示装置
205と、入力装置206と、メモリ207とを備えて
構成されており、これらの構成要素は、バス200によ
って接続されている。
【0036】また、発表者装置111には、読み取り装
置220および記憶装置221が、各々、ケーブル22
2,223を介して、読み取り装置インターフェース2
02および記憶装置インターフェース203に接続され
ている。
【0037】メモリ207には、オペレーションシステ
ム210と共に、プレゼンテーション発表プログラム2
12およびプレゼンテーション通信プログラム211等
が記憶されている。
【0038】図3は中継装置110の内部構成図であ
る。
【0039】図3に示すように、中継装置110は、C
PU301と、記憶装置インターフェース302と、ネ
ットワークインターフェース303,304と、メモリ
305とを備えて構成されており、これらの構成要素
は、バス300によって接続されている。
【0040】また、中継装置110には、記憶装置32
0が、ケーブル321を介して、記憶装置インターフェ
ース302に接続されている。
【0041】メモリ305には、オペレーションシステ
ム310と共に、プレゼンテーションサーバプログラム
312およびプレゼンテーション通信プログラム311
等が常時記憶されている。
【0042】図4は聴講者装置112の内部構成図であ
る。
【0043】図4に示すように、聴講者装置112は、
CPU401と、読み取り装置インターフェース402
と、記憶装置インターフェース403と、ネットワーク
インターフェース404と、表示装置405と、入力装
置406と、メモリ407とを備えて構成されており、
これらの構成要素は、バス400によって接続されてい
る。
【0044】また、聴講者装置111には、読み取り装
置420および記憶装置421が、各々、ケーブル42
2,423を介して、読み取り装置インターフェース4
02および記憶装置インターフェース403に接続され
ている。
【0045】メモリ407には、オペレーションシステ
ム410と共に、プレゼンテーション聴講プログラム4
12およびプレゼンテーション通信プログラム411等
が記憶されている。
【0046】(b)論理的通信路の形成 プレゼンテーション通信プログラム211,311,4
11は、発表者装置111と中継装置110との間に論
理的通信路を形成する処理,聴講者装置112と中継装
置110との間に論理的通信路を形成する処理,形成し
た論理的通信路上でプレゼンテーションデータおよび制
御情報を送受信する処理,プレゼンテーション終了時に
論理的通信路を解放する処理等を実行する。
【0047】(c)送受信データのデータ構成および送
受信処理 次に、発表者装置111と中継装置110との間で送受
信されるデータおよび制御情報のデータ構成、並びに、
聴講者装置112と中継装置110との間で送受信され
るデータおよび制御情報のデータ構成について、図5お
よび図6を用いて説明する。
【0048】データおよび制御情報は、発表者装置11
1と中継装置110との間で形成された論理的通信路
上、および、聴講者装置112と中継装置110との間
で形成された論理的通信路上を、図5および図6に示し
たデータ構成の通信パケット500,600として通過
する。
【0049】図5に示すように、通信パケット500
は、送信元アドレス501と、データの先頭を示すヘッ
ダ502と、プレゼンテーション処理に必要な制御情報
503とから構成されており、制御情報503は、種別
識別情報510と、制御情報データ511とから構成さ
れている。
【0050】また、図6に示すように、通信パケット6
00は、送信元アドレス601と、データの先頭を示す
ヘッダ602と、プレゼンテーションデータ603とか
ら構成されており、プレゼンテーションデータ603
は、種別識別情報610と、データレベル情報611
と、データ612とから構成されている。
【0051】プレゼンテーション発表プログラム21
2,プレゼンテーションサーバプログラム312,プレ
ゼンテーション聴講プログラム412は、制御情報50
3やプレゼンテーションデータ603を生成する処理を
実行する。
【0052】また、プレゼンテーション通信プログラム
211,311,411は、プレゼンテーション発表プ
ログラム212,プレゼンテーションサーバプログラム
312,プレゼンテーション聴講プログラム412が生
成した制御情報503やプレゼンテーションデータ60
3から、通信パケット500,600を生成して送信す
る処理,受信した通信パケット500,600から制御
情報503やプレゼンテーションデータ603を抽出し
て、プレゼンテーション発表プログラム212,プレゼ
ンテーションサーバプログラム312,プレゼンテーシ
ョン聴講プログラム412に引き渡す処理を実行する。
【0053】(d)プレゼンテーションデータのデータ
構成 第1の実施形態のプレゼンテーションシステムにおい
て、発表者装置111から送信されるプレゼンテーショ
ンデータは、会議や講演会等のプレゼンテーション実施
時に会場内のスクリーンに映し出される発表用資料デー
タであって、発表すべき画面単位に電子化された発表用
資料データである、スライドデータから構成されてい
る。
【0054】すなわち、図7に示すように、プレゼンテ
ーションデータ700は、1枚のスクリーンに映し出さ
れるスライドデータ701,702,703から構成さ
れている。
【0055】第1の実施形態のプレゼンテーションシス
テムにおいては、スライドデータから構成されるプレゼ
ンテーションデータを用いてプレゼンテーションを実施
するようにしているので、プレゼンテーション終了後
に、このプレゼンテーションを再利用しやすいという利
点がある。
【0056】(e)プレゼンテーション実施時の動作 次に、第1の実施形態のプレゼンテーションシステムに
おけるプレゼンテーション実施時の動作について、図8
〜図19を用いて説明する。
【0057】第1の実施形態のプレゼンテーションシス
テムは、発表者装置111で発表者が実施するプレゼン
テーションを、不特定の聴講者が聴講者装置112で聴
講することを可能とするものである。
【0058】そして、プレゼンテーション実施時に、聴
講者装置112でのスライドデータの表示タイミング
を、発表者装置111でのスライドデータの表示タイミ
ングと同期を取ることを可能とするものである。すなわ
ち、発表者装置111で表示されているスライドデータ
が、オンデマンドで、聴講者装置112に表示されるこ
とを可能とするものである。
【0059】これは、以下に説明するように、プレゼン
テーション発表プログラム212,プレゼンテーション
サーバプログラム312,プレゼンテーション聴講プロ
グラム412の処理によって実現されるものである。
【0060】なお、プレゼンテーションデータの送信手
順は、プレゼンテーション開始時にプレゼンテーション
データを構成する全てのスライドデータを送信する手順
と、発表者装置111に表示されているスライドデータ
ごとに送信する等の、必要なスライドごとにプレゼンテ
ーションデータを送信する手順とのいずれかを採用する
ことができる。
【0061】以下の各プログラムの処理の説明では、最
初に、プレゼンテーションデータを構成する全てのスラ
イドデータを送信する場合の処理手順を示し、その後、
スライドデータごとにプレゼンテーションデータを送信
する場合の処理手順を示す。
【0062】(ア)プレゼンテーション発表プログラム
212の処理 まず、発表者装置111のプレゼンテーション発表プロ
グラム212の処理について説明する。
【0063】図8は、プレゼンテーション開始時にプレ
ゼンテーションデータを構成する全てのスライドデータ
を送信する場合の、発表者装置111のプレゼンテーシ
ョン発表プログラム212の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【0064】発表者は、発表者装置111において、表
示装置205,入力装置206を操作して、プレゼンテ
ーション発表プログラム212を起動し、発表時に必要
となる種々の作業を行う。
【0065】具体的には、発表者は、まず、発表を開始
する前に、予め記憶媒体に格納した形で準備した発表用
のプレゼンテーションデータを、発表者装置111に接
続された読み取り装置220を通して、発表者装置11
1に接続された記憶装置221に格納する。
【0066】そこで、図8に示すように、プレゼンテー
ション発表プログラム212は、発表者の操作に従っ
て、記憶装置221に格納されたプレゼンテーションデ
ータを、表示装置205に表示する(ステップ80
1)。この表示内容を見て、発表者は、プレゼンテーシ
ョンデータの内容を確認する。
【0067】続いて、発表者は、会議や講演会等のプレ
ゼンテーションの名称,発表題目の名称,発表者名,発
表内容の概要等の、プレゼンテーションデータに関する
情報(以下、「プレゼンテーション情報」と称す。)を
入力するので、プレゼンテーション発表プログラム21
2は、発表者が入力したプレゼンテーション情報を受け
付ける(ステップ802)。
【0068】また、発表者は、中継装置110のネット
ワークアドレスを入力するので、プレゼンテーション発
表プログラム212は、発表者が入力したネットワーク
アドレスを受け付けると(ステップ803)、プレゼン
テーション通信プログラム211を起動して、発表者装
置111と中継装置110との間の論理的通信路を形成
すると共に、プレゼンテーションデータを構成する全て
のスライドデータを、中継装置110に送信する(ステ
ップ804)。
【0069】ここで、プレゼンテーション発表プログラ
ム212から中継装置110に送信されるプレゼンテー
ションデータは、実際には、図6に示したデータ構成の
通信パケット600であり、プレゼンテーションデータ
603において、種別識別情報610には、プレゼンテ
ーションデータを構成する全てのスライドデータを送信
する旨を示す情報が設定され、データラベル情報611
には、ステップ802で受け付けたプレゼンテーション
情報が設定され、データ612には、プレゼンテーショ
ンデータを構成する全てのスライドデータが設定され
る。
【0070】プレゼンテーションデータの送信が終了す
ると、発表者は、プレゼンテーションを開始するが、プ
レゼンテーション実施時には、表示装置205,入力装
置206を操作して、所望のスライドデータを表示装置
205に表示させながら発表を行う。
【0071】そこで、プレゼンテーション発表プログラ
ム212は、発表者の操作に従って、表示装置205に
表示するスライドデータを変更(移動)させるが(ステ
ップ805)、このとき、スライドの移動を指示する旨
を示す制御情報(以下、「スライド移動制御情報」と称
す。)を、中継装置110に送信する(ステップ80
6)。
【0072】ここで、プレゼンテーション発表プログラ
ム212から中継装置110に送信されるスライド移動
制御情報は、実際には、図5に示したデータ構成の通信
パケット500であり、制御情報503において、種別
識別情報510には、スライドの移動を指示する旨を示
す情報が設定され、制御情報データ511には、移動先
のスライドデータへのポインタ情報が設定される。な
お、ポインタ情報としては、例えば、移動先のスライド
データのスライド番号であるようにすることができる。
【0073】一方、発表者は、プレゼンテーションを終
了するときには、プレゼンテーション発表プログラム2
12の終了指示を入力するので(ステップ805)、プ
レゼンテーション発表プログラム212は、発表終了を
指示する旨を示す制御情報(以下、「発表終了制御情
報」と称す。)を、中継装置110に送信する(ステッ
プ807)。
【0074】ここで、プレゼンテーション発表プログラ
ム212から中継装置110に送信される発表終了制御
情報は、実際には、図5に示したデータ構成の通信パケ
ット500であり、制御情報503において、種別識別
情報510には、発表終了を指示する旨を示す情報が設
定され、制御情報データ511には、特に何も設定され
ない。
【0075】最後に、プレゼンテーション発表プログラ
ム212は、プレゼンテーション通信プログラム211
を起動して、発表者装置111と中継装置110との間
に形成された論理的通信路を解放してから(ステップ8
08)、処理を終了する。
【0076】図9は、スライドデータごとにプレゼンテ
ーションデータを送信する場合の、発表者装置111の
プレゼンテーション発表プログラム212の処理手順を
示すフローチャートである。
【0077】図9において、ステップ901〜ステップ
903は、図8のステップ801〜ステップ803と同
じである。
【0078】ステップ904では、プレゼンテーション
発表プログラム212は、プレゼンテーション通信プロ
グラム211を起動して、発表者装置111と中継装置
110との間の論理的通信路を形成するが、図8のステ
ップ804とは異なり、プレゼンテーションデータを構
成する全てのスライドデータを送信しない。
【0079】本例では、発表者は、発表者装置111と
中継装置110との間の論理的通信路が形成されるとプ
レゼンテーションを開始するので、ステップ904で
は、プレゼンテーション発表プログラム212は、発表
者がプレゼンテーションを開始した時点で表示装置20
5に表示されているスライドデータを、中継装置110
に送信する。
【0080】ここで、プレゼンテーション発表プログラ
ム212から中継装置110に送信されるスライドデー
タは、実際には、図6に示したデータ構成の通信パケッ
ト600であり、プレゼンテーションデータ603にお
いて、種別識別情報610には、プレゼンテーションデ
ータを構成する一部のスライドデータを送信する旨を示
す情報が設定され、データラベル情報611には、ステ
ップ802で受け付けたプレゼンテーション情報が設定
され、データ612には、表示装置205に表示されて
いるスライドデータが設定される。
【0081】続いて、プレゼンテーション発表プログラ
ム212は、スライドデータの送信を終了すると、送信
済のスライドデータのスライド番号を記録するための領
域(以下、「送信済スライド番号記録領域」と称す。)
を、メモリ207上に確保し、確保した送信済スライド
番号記録領域に、該スライドデータのスライド番号を記
録する(ステップ905)。
【0082】発表者は、プレゼンテーション実施時に
は、表示装置205,入力装置206を操作して、所望
のスライドデータを表示装置205に表示させながら発
表を行うので、プレゼンテーション発表プログラム21
2は、発表者の操作に従って、表示装置205に表示す
るスライドデータを移動させるが(ステップ906)、
このとき、移動先のスライドデータが既に中継装置11
0に送信済であるか否かを、送信済スライド番号記録領
域に記録されているスライド番号を参照することにより
判定する(ステップ907)。
【0083】ステップ907の判定の結果、移動先のス
ライドデータが送信済でない場合には、プレゼンテーシ
ョン発表プログラム212は、該スライドデータを、中
継装置110に送信する(ステップ908)。
【0084】ここで、プレゼンテーション発表プログラ
ム212から中継装置110に送信されるスライドデー
タは、実際には、図6に示したデータ構成の通信パケッ
ト600であり、プレゼンテーションデータ603にお
いて、種別識別情報610には、プレゼンテーションデ
ータを構成する一部のスライドデータを送信する旨を示
す情報が設定され、データ612には、移動先のスライ
ドデータが設定され、データラベル情報611には、特
に何も設定されない。
【0085】そして、プレゼンテーション発表プログラ
ム212は、スライドデータの送信を終了すると、ステ
ップ905と同様に、送信済スライド番号記録領域に、
該スライドデータのスライド番号を記録する(ステップ
909)。
【0086】また、ステップ907の判定の結果、移動
先のスライドデータが送信済である場合には、プレゼン
テーション発表プログラム212は、スライド移動制御
情報を中継装置110に送信する(ステップ910)。
【0087】ここで、プレゼンテーション発表プログラ
ム212から中継装置110に送信されるスライド移動
制御情報は、実際には、図5に示したデータ構成の通信
パケット500であり、制御情報503において、種別
識別情報510には、スライドの移動を指示する旨を示
す情報が設定され、制御情報データ511には、移動先
のスライドデータへのポインタ情報(例えば、スライド
番号)が設定される。
【0088】一方、発表者は、プレゼンテーションを終
了するときには、プレゼンテーション発表プログラム2
12の終了指示を入力するので(ステップ906)、プ
レゼンテーション発表プログラム212は、発表終了制
御情報を中継装置110に送信する(ステップ91
1)。
【0089】ここで、プレゼンテーション発表プログラ
ム212から中継装置110に送信される発表終了制御
情報は、実際には、図5に示したデータ構成の通信パケ
ット500であり、制御情報503において、種別識別
情報510には、発表終了を指示する旨を示す情報が設
定され、制御情報データ511には、特に何も設定され
ない。
【0090】最後に、プレゼンテーション発表プログラ
ム212は、メモリ207上に確保された送信済スライ
ド番号記録領域を解放すると共に(ステップ912)、
プレゼンテーション通信プログラム211を起動して、
発表者装置111と中継装置110との間に形成された
論理的通信路を解放してから(ステップ913)、処理
を終了する。
【0091】(イ)プレゼンテーションサーバプログラ
ム312の発表者装置111に対する処理 次に、中継装置110のプレゼンテーションサーバプロ
グラム312の処理のうち、発表者装置111に対する
処理について説明する。
【0092】図10は、プレゼンテーション開始時にプ
レゼンテーションデータを構成する全てのスライドデー
タを送信する場合の、中継装置110のプレゼンテーシ
ョンサーバプログラム312の発表者装置111に対す
る処理の処理手順を示すフローチャートである。
【0093】図10に示すように、発表者装置111と
中継装置110との間の論理的通信路が形成されると、
プレゼンテーションサーバプログラム312は、発表者
装置111から送信されてきたプレゼンテーションデー
タを受信する(ステップ1001)。
【0094】発表者装置111からプレゼンテーション
サーバプログラム312に送信されるプレゼンテーショ
ンデータは、実際には、上述したように、図6に示した
データ構成の通信パケット600であるので、プレゼン
テーションサーバプログラム312は、プレゼンテーシ
ョンデータ603中のデータラベル情報611に基づい
て、受信したプレゼンテーションデータを分類する(ス
テップ1002)。
【0095】プレゼンテーションデータの分類は、記憶
装置320にファイルとして所有するプレゼンテーショ
ンデータ分類テーブル2000を用いることにより行う
ことができる。
【0096】図20はプレゼンテーションデータ分類テ
ーブル2000の構成例を示す説明図である。
【0097】図20に示すように、プレゼンテーション
データ分類テーブル2000には、会場名,会議や講演
会等のプレゼンテーションの名称,発表題目の名称,発
表者名,発表内容の概要等のプレゼンテーション情報
を、プレゼンテーションデータ別に記録する項目が準備
されている。また、プレゼンテーションデータを格納す
るファイルのファイル名称,進行状況を記録する項目も
準備されている。
【0098】これらの項目は、プレゼンテーションデー
タの受信時に、プレゼンテーションデータ603中のデ
ータラベル情報611を参照することにより、プレゼン
テーションサーバプログラム312によって内容が記録
されるようにしても、発表者や中継装置110の管理者
等によって、予め内容が記録されるようにしてもよい。
【0099】なお、プレゼンテーションデータ分類テー
ブル2000において、進行状況の項目は、後述するよ
うに、プレゼンテーションサーバプログラム312によ
って、その内容が記録されるが、発表者や中継装置11
0の管理者等によって、予め内容が記録されるようにし
た場合には、プレゼンテーション実施前であることか
ら、記録時に、「未発表」とされるようにする。
【0100】図10に戻って、プレゼンテーションサー
バプログラム312は、受信したプレゼンテーションデ
ータを、ステップ1002の分類によって特定されたフ
ァイル名称を持つプレゼンテーションデータファイルと
して、記憶装置320に格納し(ステップ1003)、
プレゼンテーションデータ分類テーブル2000中の該
当する進行状況を「発表中」とする(ステップ100
4)。
【0101】なお、ファイル名称については、プレゼン
テーションデータをプレゼンテーションデータファイル
として格納する際に、プレゼンテーションサーバプログ
ラム312が、既にプレゼンテーションデータが格納さ
れているプレゼンテーションデータファイルのファイル
名称とは異なるファイル名称を作成するようにすること
ができ、このようにした場合は、作成したファイル名称
を、プレゼンテーションデータ分類テーブル2000中
の該当するファイル名称に記録しておくようにする。
【0102】その後、発表者装置111でスライドデー
タが移動された際、または、発表者装置111で発表が
終了した際には、スライド移動制御情報または発表終了
制御情報が発表者装置111から送信されてくるので、
プレゼンテーションサーバプログラム312は、発表者
装置111から制御情報を受信すると(ステップ100
5)、受信した制御情報の種別を判断する(ステップ1
006)。
【0103】発表者装置111からプレゼンテーション
サーバプログラム312に送信される制御情報は、実際
には、上述したように、図5に示したデータ構成の通信
パケット500であるので、プレゼンテーションサーバ
プログラム312は、制御情報503中の種別識別情報
510に基づいて、受信した制御情報の種別を判断す
る。
【0104】そして、受信した制御情報がスライド移動
制御情報である場合には、プレゼンテーションサーバプ
ログラム312は、記憶装置320にファイルとして所
有するスライド移動制御情報蓄積ファイル2100に、
スライド移動制御情報を記録する(ステップ100
7)。
【0105】図21はスライド移動制御情報蓄積ファイ
ル2100の構成例を示す説明図である。
【0106】図21に示すように、スライド移動制御情
報蓄積ファイル2100は、発表者装置111から送信
されたスライド移動制御情報2101,2102,21
03等が、受信順に格納される構成となっており、スラ
イド移動制御情報を最初に受信した際に作成され、分類
されたプレゼンテーションデータ別に用意される。
【0107】また、受信した制御情報が、発表終了制御
情報である場合には、プレゼンテーションサーバプログ
ラム312は、スライド移動制御情報蓄積ファイル21
00に、発表終了制御情報を記録すると共に(ステップ
1008)、プレゼンテーション通信プログラム311
を起動して、発表者装置111と中継装置110との間
に形成された論理的通信路を解放し、プレゼンテーショ
ンデータ分類テーブル2000中の該当する進行状況を
「発表終了」とする(ステップ1009)。
【0108】最後に、プレゼンテーションサーバプログ
ラム312は、記憶装置320に格納したスライド移動
制御情報蓄積ファイル2100を消去する(ステップ1
010)。
【0109】図11は、スライドデータごとにプレゼン
テーションデータを送信する場合の、中継装置110の
プレゼンテーションサーバプログラム312の発表者装
置111に対する処理の処理手順を示すフローチャート
である。
【0110】図11において、ステップ1101および
ステップ1102は、図10のステップ1001および
ステップ1002と同じである。
【0111】続いて、プレゼンテーションサーバプログ
ラム312は、受信したプレゼンテーションデータを、
ステップ1102の分類によって特定されたファイル名
称を持つプレゼンテーションデータファイルとして、記
憶装置320に格納する(ステップ1103)。
【0112】ただし、本例では、ステップ1101で受
信するプレゼンテーションデータは、実際には、上述し
たように、図6に示したデータ構成の通信パケット60
0であり、プレゼンテーションデータ603中のデータ
612には、スライドデータが設定されているので、ス
テップ1103でプレゼンテーションデータファイルに
格納されるデータは、該スライドデータである。
【0113】そして、本例では、プレゼンテーションデ
ータファイル2200に格納されるプレゼンテーション
データのデータ構成は、図22に示すように、スライド
番号2201とスライドデータ2202、および、スラ
イド番号2201とスライドデータ2204等の、スラ
イド番号とスライドデータとの組から構成されるように
なっている。なお、スライド番号は、プレゼンテーショ
ンデータ603中のデータラベル情報611に設定され
ている。
【0114】続いて、プレゼンテーションサーバプログ
ラム312は、図21に示したスライド移動制御情報蓄
積ファイル2100を作成した後、プレゼンテーション
データ603中のデータラベル情報611に設定されて
いるスライド番号を参照して、図5に示したデータ構成
の通信パケット500と同様の、スライド移動制御情報
を生成し、生成したスライド移動制御情報を、作成した
スライド移動制御情報蓄積ファイル2100に記録する
(ステップ1104)。
【0115】そして、プレゼンテーションデータ分類テ
ーブル2000中の該当する進行状況を「発表中」とす
る(ステップ1105)。
【0116】その後、発表者装置111でスライドデー
タが移動された際に、移動先のスライドデータを発表者
装置111が送信済でない場合には、該移動先のスライ
ドデータが発表者装置111から送信されてくるので、
プレゼンテーションサーバプログラム312は、発表者
装置111からスライドデータを受信すると(ステップ
1106)、ステップ1103と同様に、プレゼンテー
ションデータファイル2200にスライドデータとスラ
イド番号との組を格納し(ステップ1107)、プレゼ
ンテーションデータ603中のデータラベル情報611
に設定されているスライド番号を参照して、スライド移
動制御情報を生成し、生成したスライド移動制御情報
を、スライド移動制御情報蓄積ファイル2100に記録
する(ステップ1108)。
【0117】また、発表者装置111でスライドが移動
された際に、移動先のスライドデータを発表者装置11
1が送信済である場合には、スライド移動制御情報が発
表者装置111から送信されてくるので、プレゼンテー
ションサーバプログラム312は、発表者装置111か
らスライド移動制御情報を受信すると(ステップ110
9)、受信したスライド移動制御情報を、スライド移動
制御情報蓄積ファイル2100に記録する(ステップ1
110)。
【0118】また、発表者装置111で発表が終了した
際には、発表終了制御情報発表者装置111から送信さ
れてくるので、プレゼンテーションサーバプログラム3
12は、発表者装置111から発表終了制御情報を受信
すると(ステップ1109)、スライド移動制御情報蓄
積ファイル2100に、発表終了制御情報を記録すると
共に(ステップ1111)、プレゼンテーション通信プ
ログラム311を起動して、発表者装置111と中継装
置110との間に形成された論理的通信路を解放し、プ
レゼンテーションデータ分類テーブル2000中の該当
する進行状況を「発表終了」とする(ステップ111
2)。
【0119】最後に、プレゼンテーションサーバプログ
ラム312は、記憶装置320に格納したスライド移動
制御情報蓄積ファイル2100を消去する(ステップ1
113)。
【0120】(ウ)プレゼンテーション聴講プログラム
412の処理 次に、聴講者装置112のプレゼンテーション聴講プロ
グラム412の処理について説明する。
【0121】図12は、聴講者装置112のプレゼンテ
ーション聴講プログラム412の処理のうち、中継装置
110が記憶保持しているプレゼンテーション情報を取
得して一覧表示する処理の処理手順を示すフローチャー
トである。
【0122】聴講者は、まず、聴講者装置112におい
て、表示装置405,入力装置406を操作して、プレ
ゼンテーション聴講プログラム412を起動し、聴講時
に必要となる種々の作業を行う。
【0123】具体的には、聴講者は、まず、聴講を希望
するプレゼンテーションを、中継装置110が記憶保持
しているプレゼンテーション情報の一覧から指定する必
要がある。
【0124】そのために、聴講者は、中継装置110の
ネットワークアドレスを入力するので、図12に示すよ
うに、プレゼンテーション聴講プログラム412は、聴
講者が入力したネットワークアドレスを受け付けると
(ステップ1201)、プレゼンテーション通信プログ
ラム411を起動して、聴講者装置112と中継装置1
10との間の論理的通信路を形成すると共に(ステップ
1202)、プレゼンテーション情報の要求を指示する
旨を示す制御情報(以下、「プレゼンテーション情報要
求制御情報」と称す。)を、中継装置110に送信する
(ステップ1203)。
【0125】ここで、プレゼンテーション聴講プログラ
ム412から中継装置110に送信されるプレゼンテー
ション情報要求制御情報は、実際には、図5に示したデ
ータ構成の通信パケット500であり、制御情報503
において、種別識別情報510には、プレゼンテーショ
ン情報の要求を指示する旨を示す情報が設定され、制御
情報データ511には、特に何も設定されない。
【0126】その後、後述するように、中継装置110
からプレゼンテーション情報が送信されてくるので、プ
レゼンテーション聴講プログラム412は、中継装置1
10からプレゼンテーション情報を受信すると(ステッ
プ1204)、プレゼンテーション通信プログラム41
1を起動して、聴講者装置112と中継装置110との
間に形成された論理的通信路を解放する(ステップ12
05)。
【0127】ここで、中継装置110からプレゼンテー
ション聴講プログラム412に送信されるプレゼンテー
ション情報は、実際には、図5に示したデータ構成の通
信パケット500であり、制御情報503において、種
別識別情報510には、プレゼンテーション情報である
旨を示す情報が設定され、制御情報データ511には、
中継装置110が記憶保持している全てのプレゼンテー
ション情報が設定されている。なお、ここで設定される
プレゼンテーション情報の各々は、該プレゼンテーショ
ン情報中の全ての項目ではなく、プレゼンテーション聴
講プログラム412が必要とする項目のみである。
【0128】そこで、プレゼンテーション聴講プログラ
ム412は、制御情報503中の制御情報データ511
に設定されているプレゼンテーション情報に基づいて、
プレゼンテーション情報の一覧を、表示装置405に表
示する(ステップ1206)。
【0129】図23はプレゼンテーション情報の一覧の
表示例を示す説明図である。
【0130】図23において、2300はプレゼンテー
ション聴講プログラム412が有するユーザインターフ
ェース(以下、「プレゼンテーション聴講ツール」と称
す。)であり、プレゼンテーション聴講ツール2300
は、プレゼンテーション情報の一覧を表示するウィンド
ウ2301と、聴講者が聴講を希望したプレゼンテーシ
ョンのプレゼンテーションデータを表示するウィンドウ
2302とを、聴講者に提供するものである。
【0131】ウィンドウ2301は、その内部に、プレ
ゼンテーション情報中の会場別に、対応するプレゼンテ
ーションの名称および進行状況を表示したウィンドウ2
310,2311と、再表示ボタン2312とを持って
いる。
【0132】なお、図23の例では、「発表B」,「発
表C」,「発表Y」,「発表Z」の各々について、プレ
ゼンテーションの進行状況が「準備中」となっている
が、これは、上述したように、発表者や中継装置110
の管理者等によって、予めプレゼンテーションデータ分
類テーブル2000の内容が記録されるようにした場合
に記録される「未発表」に相当しているものである。プ
レゼンテーション聴講ツール2300は、中継装置11
0から送信されるプレゼンテーション情報に、進行状況
が含まれているようにした場合には、この進行状況を表
示すればよいが、進行状況が含まれておらず、発表時刻
が含まれているようにした場合には、発表時刻と現在時
刻とを比較照合することで、進行状況を求めるようにす
る。
【0133】また、図23の例では、ウィンドウ231
0,2311に、プレゼンテーションの名称および進行
状況を表示するようにしているが、発表時刻等の他の項
目を表示するようにしてもよい。
【0134】ここで、聴講者が、例えば、ウィンドウ2
311に表示されている「発表A」2320を選択指示
すると、それに対応するプレゼンテーションデータが、
後述するようにして、ウィンドウ2302に表示される
こととなる。
【0135】なお、中継装置110が記憶保持している
プレゼンテーション情報は、発表者装置111の状況に
応じて、時々刻々と変化していくが、聴講者は、ウィン
ドウ2301に表示されている再表示ボタン2312を
選択指示することにより、最新のプレゼンテーション情
報の一覧を取得することが可能となる。すなわち、プレ
ゼンテーション聴講プログラム412は、聴講者が再表
示ボタン2312を選択指示する度に、ステップ120
2〜1206の処理を繰り返し、最新のプレゼンテーシ
ョン情報の一覧を表示装置405に表示する。
【0136】図13は、聴講者装置112のプレゼンテ
ーション聴講プログラム412の処理のうち、聴講者が
選択指示したプレゼンテーション情報を受け付けて中継
装置110との間の論理的通信路を形成する処理の処理
手順を示すフローチャートである。
【0137】さて、聴講者は、例えば、ウィンドウ23
01を見て、「会場1」の「発表A」の聴講を希望する
場合には、ウィンドウ2311に表示されている「発表
A」2320を選択指示する。
【0138】そこで、図13に示すように、プレゼンテ
ーション聴講プログラム412は、聴講を希望するプレ
ゼンテーション情報(ここでは、「発表A」)が選択指
示されると(ステップ1301)、プレゼンテーション
通信プログラム411を起動して、聴講者装置112と
中継装置110との間の論理的通信路を形成すると共に
(ステップ1302)、聴講開始を指示する旨を示す制
御情報(以下、「聴講開始制御情報」と称す。)を、中
継装置110に送信する(ステップ1303)。
【0139】ここで、ステップ1302によって形成さ
れる論理的通信路は、中継装置110との間で制御情報
を送受信するための論理的通信路である。
【0140】また、プレゼンテーション聴講プログラム
412から中継装置110に送信される聴講開始制御情
報は、実際には、図5に示したデータ構成の通信パケッ
ト500であり、制御情報503において、種別識別情
報510には、聴講開始を指示する旨を示す情報が設定
され、制御情報データ511には、選択指示されたプレ
ゼンテーション情報を特定する情報と、プレゼンテーシ
ョンデータおよび制御情報を転送する論理的通信路を形
成するために必要な、聴講者装置112のネットワーク
情報とが設定される。
【0141】その後、後述するように、中継装置110
から、プレゼンテーションが開始された旨を示す制御情
報(以下、「プレゼンテーション開始制御情報」と称
す。)が送信されてくるので、プレゼンテーション聴講
プログラム412は、中継装置110からプレゼンテー
ション開始制御情報を受信すると(ステップ130
4)、プレゼンテーション通信プログラム411を起動
して、聴講者装置112と中継装置110との間に形成
された論理的通信路を解放すると共に(ステップ130
5)、新たに、聴講者装置112と中継装置110との
間の論理的通信路を形成する(ステップ1306)。
【0142】ここで、ステップ1306によって形成さ
れる論理的通信路は、中継装置110との間でプレゼン
テーションデータおよび制御情報を送受信するための論
理的通信路である。
【0143】また、中継装置110からプレゼンテーシ
ョン聴講プログラム412に送信されるプレゼンテーシ
ョン開始制御情報は、実際には、図5に示したデータ構
成の通信パケット500であり、制御情報503におい
て、種別識別情報510には、プレゼンテーションが開
始された旨を示す情報が設定され、制御情報データ51
1には、特に何も設定されない。
【0144】なお、図13では、ステップ1302によ
って形成された論理的通信路を解放してから、新たに、
中継装置110との間でプレゼンテーションデータおよ
び制御情報を送受信するための論理的通信路を形成する
ようにしているが、ステップ1302によって形成され
た論理的通信路を解放せずに、この論理的通信路を、プ
レゼンテーションデータおよび制御情報の送受信に利用
するようにしてもよい。
【0145】図14は、聴講者装置112のプレゼンテ
ーション聴講プログラム412の処理のうち、プレゼン
テーションデータを構成する全てのスライドデータが中
継装置110から送信される場合の、プレゼンテーショ
ンデータを受信して表示する処理の処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【0146】聴講者装置112においては、図13のス
テップ1306によって中継装置110との間の論理的
通信路が形成されると、後述するように、中継装置11
0から、この論理論理的通信路を介して、プレゼンテー
ションデータが送信されてくる。
【0147】そこで、図14に示すように、プレゼンテ
ーション聴講プログラム412は、中継装置110から
プレゼンテーションデータを受信すると(ステップ14
01)、受信したプレゼンテーションデータを記憶装置
421に格納した後、プレゼンテーションデータを表示
するためのウィンドウ2302を準備する(ステップ1
402)。
【0148】その後、後述するように、中継装置110
から、発表者装置111で現在表示されているスライド
データに移動する旨を示すスライド移動制御情報が送信
されてくるので、プレゼンテーション聴講プログラム4
12は、中継装置110からスライド移動制御情報を受
信する(ステップ1403)。
【0149】中継装置110からプレゼンテーション聴
講プログラム412に送信されるスライド移動制御情報
は、実際には、図5に示したデータ構成の通信パケット
であるので、プレゼンテーション聴講プログラム412
は、制御情報503中の制御情報データ511に設定さ
れているポインタ情報(例えば、スライド番号)に基づ
いて、移動が指示されたスライドデータを、記憶装置4
21に格納したプレゼンテーションデータから読み出
し、ウィンドウ2302内に表示する(ステップ140
4)。
【0150】その後、後述するように、中継装置110
から、スライド移動制御情報または発表終了制御情報が
送信されてくるので、プレゼンテーション聴講プログラ
ム412は、中継装置110から制御情報を受信する
と、受信した制御情報の種別を判断する(ステップ14
05)。
【0151】中継装置110からプレゼンテーション聴
講プログラム412に送信される制御情報は、実際に
は、図5に示したデータ構成の通信パケット500であ
るので、プレゼンテーション聴講プログラム412は、
制御情報503中の種別識別情報510に基づいて、受
信した制御情報の種別を判断する。
【0152】そして、受信した制御情報がスライド移動
制御情報である場合には、プレゼンテーション聴講プロ
グラム412は、制御情報503中の制御情報データ5
11に設定されているポインタ情報(例えば、スライド
番号)に基づいて、移動が指示されたスライドデータ
を、記憶装置421に格納したプレゼンテーションデー
タから読み出し、ウィンドウ2302内に表示する(ス
テップ1406)。
【0153】また、受信した制御情報が、発表終了制御
情報である場合には、プレゼンテーション聴講プログラ
ム412は、ウィンドウ2302を閉じて、プレゼンテ
ーションデータの表示を終了すると共に(ステップ14
07)、記憶装置421に格納したプレゼンテーション
データを消去する(ステップ1408)。
【0154】最後に、プレゼンテーション聴講プログラ
ム412は、プレゼンテーション通信プログラム411
を起動して、聴講者装置112と中継装置110との間
に形成された論理的通信路を解放する(ステップ140
9)。
【0155】図15は、聴講者装置112のプレゼンテ
ーション聴講プログラム412の処理のうち、スライド
データごとに中継装置110からプレゼンテーションデ
ータが送信される場合の、プレゼンテーションデータを
受信して表示する処理の処理手順を示すフローチャート
である。
【0156】聴講者装置112においては、図13のス
テップ1306によって中継装置110との間の論理的
通信路が形成されると、後述するように、中継装置11
0から、この論理論理的通信路を介して、プレゼンテー
ションデータの一部であるスライドデータが送信されて
くる。
【0157】そこで、図15に示すように、プレゼンテ
ーション聴講プログラム412は、中継装置110から
スライドデータを受信すると(ステップ1501)、受
信したスライドデータを、プレゼンテーションデータフ
ァイルとして記憶装置421に格納する(ステップ15
02)。
【0158】ここで、中継装置110からプレゼンテー
ション中継プログラム412に送信されるスライドデー
タは、実際には、図6に示したデータ構成の通信パケッ
ト600であり、プレゼンテーションデータ603中の
データ612には、スライドデータが設定され、データ
ラベル情報611には、スライド番号が設定されてい
る。
【0159】また、プレゼンテーションデータファイル
2200のデータ構成は、図22に示すように、データ
ラベル情報611に設定されているスライド番号220
1とスライドデータ2202との組から構成されるよう
になっている。
【0160】続いて、プレゼンテーション聴講プログラ
ム412は、受信済のスライドデータのスライド番号を
記録するための領域(以下、「受信済スライド番号記録
領域」と称す。)を、メモリ407上に確保し、確保し
た受信済スライド番号記録領域に、受信したスライドデ
ータのスライド番号を記録する(ステップ1503)。
【0161】続いて、プレゼンテーション聴講プログラ
ム412は、プレゼンテーションデータを表示するため
のウィンドウ2302を準備し、受信したスライドデー
タをウィンドウ2302内に表示する(ステップ150
4)。
【0162】その後、発表者装置111において、聴講
者装置112が受信済でないスライドデータへの移動が
発生した際には、後述するように、中継装置110か
ら、該スライドデータが送信されてくるので、プレゼン
テーション聴講プログラム412は、中継装置110か
らスライドデータを受信すると(ステップ1505)、
ステップ1502およびステップ1503と同様に、受
信したスライドデータをプレゼンテーションデータファ
イル2200に格納すると共に(ステップ1506)、
受信したスライドデータのスライド番号を受信済スライ
ド番号記録領域に記録する(ステップ1507)。そし
て、受信したスライドデータをウィンドウ2302内に
表示する(ステップ1508)。
【0163】また、発表者装置111において、聴講者
装置112が受信済のスライドデータへの移動が発生し
た際には、後述するように、中継装置110から、スラ
イド移動制御情報が送信されてくるので、プレゼンテー
ション聴講プログラム412は、中継装置110からス
ライド移動制御情報を受信する(ステップ1509)。
【0164】中継装置110からプレゼンテーション聴
講プログラム412に送信されるスライド移動制御情報
は、実際には、図5に示したデータ構成の通信パケット
であるので、プレゼンテーション聴講プログラム412
は、制御情報503中の制御情報データ511に設定さ
れているポインタ情報(例えば、スライド番号)に基づ
いて、移動が指示されたスライドデータを、プレゼンテ
ーションデータファイル2200から読み出し、ウィン
ドウ2302内に表示する(ステップ1510)。
【0165】また、発表者装置111において、発表者
がプレゼンテーションを終了した際には、後述するよう
に、中継装置110から、発表終了制御情報が送信され
てくるので、プレゼンテーション聴講プログラム412
は、中継装置110から発表終了制御情報を受信すると
(ステップ1509)、ウィンドウ2302を閉じて、
プレゼンテーションデータの表示を終了し(ステップ1
511)、記憶装置421に格納したプレゼンテーショ
ンデータファイル2200を消去すると共に(ステップ
1512)、メモリ407上に確保した受信済スライド
番号記録領域を解放する(ステップ1513)。
【0166】最後に、プレゼンテーション聴講プログラ
ム412は、プレゼンテーション通信プログラム411
を起動して、聴講者装置112と中継装置110との間
に形成された論理的通信路を解放する(ステップ151
4)。
【0167】(エ)プレゼンテーションサーバプログラ
ム312の聴講者装置112に対する処理 次に、中継装置110のプレゼンテーションサーバプロ
グラム312の処理のうち、聴講者装置112に対する
処理について説明する。
【0168】図16は、中継装置110のプレゼンテー
ションサーバプログラム312の処理のうち、中継装置
110が記憶保持しているプレゼンテーション情報を聴
講者装置112に転送する処理の処理手順を示すフロー
チャートである。
【0169】上述したように、聴講者装置112におい
て、聴講者が、中継装置110のネットワークアドレス
を入力して、プレゼンテーション情報を取得して一覧表
示しようすると、図16に示すように、プレゼンテーシ
ョンサーバプログラム312は、プレゼンテーション通
信プログラム311を起動して、中継装置110と聴講
者装置112との間の論理的通信路を形成する(ステッ
プ1601)。
【0170】その後、上述したように、プレゼンテーシ
ョン情報要求制御情報が聴講者装置112から送信され
てくるので、プレゼンテーションサーバプログラム31
2は、プレゼンテーション情報要求制御情報を受信する
と(ステップ1602)、プレゼンテーションデータ分
類テーブル2000に格納されているプレゼンテーショ
ン情報を、聴講者装置112に送信する(ステップ16
03)。
【0171】ここで、プレゼンテーションサーバプログ
ラム312から聴講者装置112にに送信されるプレゼ
ンテーション情報は、実際には、上述したように、図5
に示したデータ構成の通信パケット500であり、制御
情報503において、種別識別情報510には、プレゼ
ンテーション情報である旨を示す情報が設定され、制御
情報データ511には、プレゼンテーションデータ分類
テーブル2000に格納されている全てのプレゼンテー
ション情報が設定されている。なお、ここで設定される
プレゼンテーション情報の各々は、該プレゼンテーショ
ン情報中の全ての項目ではなく、聴講者装置112が必
要とする項目のみである。
【0172】プレゼンテーション情報を送信した後、プ
レゼンテーションサーバプログラム312は、プレゼン
テーション通信プログラム311を起動して、中継装置
110と聴講者装置112との間に形成された論理的通
信路を解放する(ステップ1604)。
【0173】図17は、中継装置110のプレゼンテー
ションサーバプログラム312の処理のうち、プレゼン
テーションデータおよび制御情報を送受信するための論
理的通信路を聴講者装置112との間で形成する処理の
処理手順を示すフローチャートである。
【0174】上述したように、聴講者装置112におい
て、聴講者が、聴講を希望するプレゼンテーション情報
を選択指示して、聴講を開始しようとすると、図17に
示すように、プレゼンテーションサーバプログラム31
2は、プレゼンテーション通信プログラム311を起動
して、中継装置110と聴講者装置112との間の論理
的通信路を形成する(ステップ1701)。
【0175】ここで、ステップ1701によって形成さ
れる論理的通信路は、図13のステップ1302によっ
て形成される論理的通信路に相当しており、聴講者装置
112との間で制御情報を送受信するための論理的通信
路である。
【0176】その後、上述したように、聴講開始制御情
報が聴講者装置112から送信されてくるので、プレゼ
ンテーションサーバプログラム312は、聴講開始制御
情報を受信する(ステップ1702)。
【0177】ここで、聴講者装置112からプレゼンテ
ーションサーバプログラム312に送信される聴講開始
制御情報は、実際には、上述したように、図5に示した
データ構成の通信パケット500であり、制御情報50
3において、種別識別情報510には、聴講開始を指示
する旨を示す情報が設定され、制御情報データ511に
は、聴講者によって選択指示されたプレゼンテーション
情報を特定する情報と、プレゼンテーションデータおよ
び制御情報を転送する論理的通信路を形成するために必
要な、聴講者装置112のネットワーク情報とが設定さ
れている。
【0178】そこで、プレゼンテーションサーバプログ
ラム312は、聴講開始制御情報を受信すると、プレゼ
ンテーション開始制御情報を、聴講者装置112に送信
し(ステップ1703)、プレゼンテーション通信プロ
グラム311を起動して、中継装置110と聴講者装置
112との間に形成された論理的通信路を解放すると共
に(ステップ1704)、聴講者装置112のネットワ
ーク情報に基づいて、新たに、中継装置110と聴講者
装置112との間の論理的通信路を形成する(ステップ
1705)。
【0179】ここで、ステップ1705によって形成さ
れる論理的通信路は、図13のステップ1306によっ
て形成される論理的通信路に相当しており、聴講者装置
112との間でプレゼンテーションデータおよび制御情
報を送受信するための論理的通信路である。
【0180】図18は、中継装置110のプレゼンテー
ションサーバプログラム312の処理のうち、プレゼン
テーションデータを構成する全てのスライドデータを聴
講者装置112に送信する処理の処理手順を示すフロー
チャートである。
【0181】図18に示すように、プレゼンテーション
サーバプログラム312は、図17のステップ1705
によって聴講者装置112との間の論理的通信路が形成
されると、まず、図17のステップ1702で受信した
聴講開始制御情報によって特定されるプレゼンテーショ
ン情報について、プレゼンテーションデータ分類テーブ
ル2000を参照することにより、対応するプレゼンテ
ーションデータが格納されたプレゼンテーションデータ
ファイルを求め、求めたプレゼンテーションデータファ
イルに格納されているプレゼンテーションデータを、聴
講者装置112に送信する(ステップ1801)。
【0182】プレゼンテーションデータを送信した後、
プレゼンテーションサーバプログラム312は、発表者
装置111で現在表示されているスライドデータが聴講
者装置112で表示されるようにするために、聴講者装
置112に送信したプレゼンテーションデータに対応す
るスライド移動制御情報蓄積ファイル2100に基づい
て、発表者装置111で現在表示されているスライドデ
ータのスライド番号を求め、求めたスライド番号のスラ
イドデータへの移動を指示する旨を示すスライド移動制
御情報を、聴講者装置112に送信する(ステップ18
02)。
【0183】なお、この時点では、スライド移動制御情
報蓄積ファイル2100には、図10のフローチャート
を用いて説明した処理によって、少なくとも1つのスラ
イド移動制御情報が格納されている。
【0184】その後、プレゼンテーションサーバプログ
ラム312は、聴講者装置112に送信したプレゼンテ
ーションデータに対応するスライド移動制御情報蓄積フ
ァイル2100に制御情報が追加されるのを監視し(ス
テップ1803)、スライド移動制御情報が追加された
場合は(ステップ1804)、追加されたスライド移動
制御情報を、聴講者装置112に送信する(ステップ1
805)。
【0185】また、聴講者装置112に送信したプレゼ
ンテーションデータに対応するスライド移動制御情報蓄
積ファイル2100に発表終了制御情報が追加された場
合は(ステップ1804)、追加された発表終了制御情
報を、聴講者装置112に送信する(ステップ180
6)。
【0186】なお、スライド移動制御情報蓄積ファイル
2100への制御情報の追加は、図10のフローチャー
トを用いて説明した処理によって行われる。
【0187】最後に、プレゼンテーションサーバプログ
ラム312は、プレゼンテーション通信プログラム31
1を起動して、中継装置110と聴講者装置112との
間に形成された論理的通信路を解放する(ステップ18
07)。
【0188】図19は、中継装置110のプレゼンテー
ションサーバプログラム312の処理のうち、スライド
データごとに聴講者装置112にプレゼンテーションデ
ータを送信する処理の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【0189】図19に示すように、プレゼンテーション
サーバプログラム312は、図17のステップ1705
によって聴講者装置112との間の論理的通信路が形成
されると、まず、図17のステップ1702で受信した
聴講開始制御情報によって特定されるプレゼンテーショ
ン情報について、プレゼンテーションデータ分類テーブ
ル2000を参照することにより、対応するプレゼンテ
ーションデータが格納されたプレゼンテーションデータ
ファイル2200を求める(ステップ1901)。
【0190】続いて、プレゼンテーションサーバプログ
ラム312は、発表者装置111で現在表示されている
スライドデータが聴講者装置112で表示されるように
するために、ステップ1901でプレゼンテーションデ
ータファイル2200を求めたプレゼンテーションデー
タに対応するスライド移動制御情報蓄積ファイル210
0に基づいて、発表者装置111で現在表示されている
スライドデータのスライド番号を求める(ステップ19
02)。
【0191】なお、この時点では、スライド移動制御情
報蓄積ファイル2100には、図11のフローチャート
を用いて説明した処理によって、少なくとも1つのスラ
イド移動制御情報が格納されている。
【0192】続いて、プレゼンテーションサーバプログ
ラム312は、ステップ1901で求めたプレゼンテー
ションデータファイル2200から、ステップ1902
で求めたスライド番号のスライドデータ(発表者装置1
11で現在表示されているスライドデータ)を読み出し
て、聴講者装置112に送信すると共に(ステップ19
03)、現在形成されている論理的通信路を介して送信
したスライドデータのスライド番号を記録するための領
域(以下、「送信済スライド番号記録領域」と称す。)
を、メモリ305上に確保し、確保した送信済スライド
番号記録領域に、送信したスライドデータのスライド番
号を記録する(ステップ1904)。
【0193】その後、プレゼンテーションサーバプログ
ラム312は、ステップ1901でプレゼンテーション
データファイル2200を求めたプレゼンテーションデ
ータに対応するスライド移動制御情報蓄積ファイル21
00に制御情報が追加されるのを監視し(ステップ19
05)、スライド移動制御情報が追加された場合は(ス
テップ1906)、追加されたスライド移動制御情報に
よって移動が指示されたスライドデータが聴講者装置1
12に送信済であるか否かを、送信済スライド番号記録
領域を参照することにより判定する(ステップ190
7)。
【0194】そして、送信済でないと判定した場合に
は、ステップ1901で求めたプレゼンテーションデー
タファイル2200から、追加されたスライド移動制御
情報によって移動が指示されたスライドデータを読み出
して、聴講者装置112に送信すると共に(ステップ1
908)、送信済スライド番号記録領域に、送信したス
ライドデータのスライド番号を記録する(ステップ19
09)。
【0195】また、送信済であると判定した場合には、
追加されたスライド移動制御情報を、聴講者装置112
に送信する(ステップ1910)。
【0196】さらに、ステップ1901でプレゼンテー
ションデータファイル2200を求めたプレゼンテーシ
ョンデータに対応するスライド移動制御情報蓄積ファイ
ル2100に発表終了制御情報が追加された場合は(ス
テップ1906)、追加された発表終了制御情報を、聴
講者装置112に送信する(ステップ1911)。
【0197】なお、スライド移動制御情報蓄積ファイル
2100への制御情報の追加は、図11のフローチャー
トを用いて説明した処理によって行われる。
【0198】最後に、プレゼンテーションサーバプログ
ラム312は、メモリ305上に確保した送信済スライ
ド番号記録領域を解放すると共に(ステップ191
2)、プレゼンテーション通信プログラム311を起動
して、中継装置110と聴講者装置112との間に形成
された論理的通信路を解放する(ステップ1913)。
【0199】(f)プレゼンテーションデータの送信手
順の切り替え ところで、上述した各プログラムの処理の説明では、プ
レゼンテーションデータの送信手順として、プレゼンテ
ーション開始時にプレゼンテーションデータを構成する
全てのスライドデータを送信する手順を採用した場合
と、スライドデータごとにプレゼンテーションデータを
送信する手順を採用した場合とに分けて説明したが、い
ずれか一方の送信手順のみを採用した場合の処理を実行
するようにしてもよいし、両方の送信手順を採用した場
合の処理を実行するようにしてもよい。
【0200】特に、両方の送信手順を採用した場合の処
理を実行するようにした場合には、さらに、いずれの送
信手順を採用するかを、発表者および中継装置110の
管理者等によって選択するようにすることが可能であ
る。
【0201】例えば、発表者装置111において、発表
者は、前者の送信手順を採用したい場合には、プレゼン
テーション発表プログラム212の設定時に、その旨の
指定を行うようにする。
【0202】これにより、プレゼンテーション発表プロ
グラム212は、図8のフローチャートを用いて説明し
た処理を実行し、発表者装置111から中継装置110
に送信されるプレゼンテーションデータは、プレゼンテ
ーション開始時に、全てが送信されることとなる。
【0203】また、例えば、発表者装置111におい
て、発表者は、後者の送信手順を採用したい場合には、
プレゼンテーション発表プログラム212の設定時に、
その旨の指定を行うようにする。
【0204】これにより、プレゼンテーション発表プロ
グラム212は、図9のフローチャートを用いて説明し
た処理を実行し、発表者装置111から中継装置110
に送信されるプレゼンテーションデータは、必要に応じ
て、スライドデータごとに送信されることとなる。
【0205】また、例えば、中継装置110において、
管理者等は、前者の送信手順を採用したい場合には、プ
レゼンテーションサーバプログラム312の設定時に、
その旨の指定を行うようにする。
【0206】これにより、プレゼンテーションサーバプ
ログラム312は、図18のフローチャートを用いて説
明した処理を実行し、中継装置110から聴講者装置1
12に送信されるプレゼンテーションデータは、プレゼ
ンテーション開始時に、全てが送信されることとなる。
【0207】また、例えば、中継装置110において、
管理者等は、後者の送信手順を採用したい場合には、プ
レゼンテーションサーバプログラム312の設定時に、
その旨の指定を行うようにする。
【0208】これにより、プレゼンテーションサーバプ
ログラム312は、図19のフローチャートを用いて説
明した処理を実行し、中継装置110から聴講者装置1
12に送信されるプレゼンテーションデータは、必要に
応じて、スライドデータごとに送信されることとなる。
【0209】以上説明したように、第1の実施形態のプ
レゼンテーションシステムによれば、発表者装置111
と聴講者装置112との間に中継装置110を介在さ
せ、中継装置110が、発表者装置111から送信され
たプレゼンテーションデータを、自身に対して聴講を希
望した聴講者装置112に送信するようにしているの
で、発表者装置111で発表する発表者が指定した聴講
者装置112ではない不特定の聴講者装置112で、聴
講者がプレゼンテーションを聴講することが可能とな
る。
【0210】また、聴講者装置112が、中継装置11
0が記憶保持しているプレゼンテーション情報を取得し
て一覧表示するようにしているので、聴講者は、聴講を
希望するプレゼンテーションのプレゼンテーション情報
を選択指示することで、中継装置110に対して聴講を
希望するプレゼンテーションを特定することができ、運
用を支援することが可能となる。
【0211】さらに、中継装置110が、発表者装置1
11でスライドデータの移動が発生した場合には、スラ
イド移動制御情報(または、移動先のスライドデータ)
を聴講者装置112に送信するようにしているので、聴
講者装置112でのスライドデータの表示タイミング
を、発表者装置11でのスライドデータの表示タイミン
グと同期を取るようにすることが可能となる。
【0212】なお、聴講者装置112において、既に開
始されているプレゼンテーションの聴講を希望した場合
には、その時点で発表者装置111に表示されているス
ライドデータから表示されることとなるので、聴講者
は、プレゼンテーションの途中から聴講することも可能
である。
【0213】(g)中継装置110が格納済のスライド
データであって、聴講者装置1112が格納済でないス
ライドデータの、中継装置110から聴講者装置112
への転送 ただし、聴講者がプレゼンテーションの途中から聴講を
開始した場合には、以下に説明するように、問題点が生
じることがある。
【0214】すなわち、例えば、スライドデータごとに
プレゼンテーションデータを送信する手順を採用してい
る場合に、発表者装置111において、発表者が、プレ
ゼンテーション実施時に、既に表示が終了したスライド
データに再び移動させたとする。
【0215】このとき、発表者装置111でのスライド
データの表示タイミングと同期を取ってスライドデータ
を表示している聴講者装置112においても、移動先の
スライドデータを表示しようとするが、聴講者がプレゼ
ンテーションの聴講を開始した時点が、発表者装置11
1で移動先のスライドデータが最初に表示された時点よ
り前であるか後であるかによって、聴講者装置112で
移動先のスライドデータが表示されるまでの処理速度が
異なってくることとなる。
【0216】聴講者がプレゼンテーションの聴講を開始
した時点が、発表者装置111で移動先のスライドデー
タが最初に表示された時点より前である場合は、聴講者
装置112において、移動先のスライドデータが記憶装
置421に既に格納されているので、プレゼンテーショ
ン聴講プログラム412は、このスライドデータを表示
するだけでよい。
【0217】しかし、聴講者がプレゼンテーションの聴
講を開始した時点が、発表者装置111で移動先のスラ
イドデータが最初に表示された時点より後である場合
は、聴講者装置112において、移動先のスライドデー
タが記憶装置421に格納されていないので、スライド
データを中継装置110から受信して記憶装置421に
格納しなければならず、スライドデータの転送分、およ
び、スライドデータの記憶装置421への格納分だけ、
処理時間が余計にかかることとなる。
【0218】そこで、このような処理時間の差が生じる
という問題点を解決するために、第1の実施形態のプレ
ゼンテーションシステムにおいて、さらに、聴講者装置
112が受信待機状態にあり、かつ、中継装置110が
スライド移動制御情報蓄積ファイル2100の監視状態
にあるときに、聴講者装置112と中継装置110との
間に形成されている論理的通信路を使用して、中継装置
110が既に保有しているが聴講者装置112が保有し
ていないスライドデータを、中継装置110から聴講者
装置112に転送するようにすることが可能である。
【0219】このようにするためには、図19のフロー
チャートに示した処理において、中継装置110のプレ
ゼンテーションサーバプログラム312は、ステップ1
905に進んだときに、発表者装置111から受信した
スライドデータとスライド番号とを組にして格納してい
るプレゼンテーションデータファイルと、聴講者装置1
12に送信済のスライドデータのスライド番号を格納し
ている送信済スライド番号記録領域とを比較参照して、
聴講者装置112に送信していないスライドデータがあ
る場合には、そのようなスライドデータを、順に、聴講
者装置112に送信するようにし、送信が終了したスラ
イドデータのスライド番号を、送信済スライド番号記録
領域に記録する処理を実行するようにする。
【0220】なお、プレゼンテーションサーバプログラ
ム312は、この処理の途中で、スライド移動制御情報
蓄積ファイル2100に制御情報が追加された場合に
は、スライドデータの送信を中断して、ステップ190
6に進むようにし、送信を中断したスライドデータのス
ライド番号は、送信済スライド番号記録領域に記憶しな
いようにする。
【0221】そして、スライド移動制御情報蓄積ファイ
ル2100に追加された制御情報が発表終了制御情報で
なければ、再度、ステップ1905に戻ることとなるの
で、上述した処理を実行するようにする。
【0222】ただし、ステップ1905で、スライド移
動制御情報蓄積ファイル2100の監視中にプレゼンテ
ーションサーバプログラム312から聴講者装置112
に送信されるスライドデータは、実際には、図6に示し
たデータ構成の通信パケット600であり、プレゼンテ
ーションデータ603において、種別識別情報610に
は、中継装置110が既に保有しているスライドデータ
である旨を示す情報が設定される。
【0223】一方、図15のフローチャートに示した処
理において、聴講者装置112のプレゼンテーション聴
講プログラム412は、ステップ1505で受信したス
ライドデータについて、プレゼンテーションデータ60
3中の種別識別情報610を参照し、該スライドデータ
が、中継装置110が既に保有しているスライドデータ
である旨を確認した場合には、ステップ1506,ステ
ップ1507の処理のみを実行し、ステップ1508の
処理を実行せずに、ステップ1505に戻るようにす
る。
【0224】なお、プレゼンテーション聴講プログラム
412は、中継装置110が既に保有しているスライド
データを受信中に、別のスライドデータを受信した場合
は、それまで受信中のスライドデータ(中継装置110
が既に保有しているスライドデータ)を破棄し、新たに
受信した別のスライドデータ(発表装置111で移動さ
れたスライドデータ)について、ステップ1506,ス
テップ1507,ステップ1508の処理を実行するよ
うにする。
【0225】(h)スライドデータの非同期表示、およ
び、同期表示と非同期表示との切り替え さらに、第1の実施形態のプレゼンテーションシステム
においては、聴講者装置112でのスライドデータの表
示タイミングを、発表者装置111でのスライドデータ
の表示タイミングと同期を取るようにすることが可能と
しているが、これに加えて、聴講者装置112におい
て、聴講者の要望に応じて、既に表示が終了したスライ
ドデータを再表示させたり、または、これから表示され
るスライドデータを先に表示させたりするなど、発表者
装置111でのスライドデータの表示タイミングと非同
期な表示に切り替えるようにすることが可能である。
【0226】以下、プレゼンテーション開始時にプレゼ
ンテーションデータを構成する全てのスライドデータを
送信する手順を採用した場合を例にして、スライドデー
タの同期表示と非同期表示とを切り替え(以下、「同期
表示モードと非同期表示モードとの切り替え」と称
す。)を可能とした場合の処理について説明する。
【0227】このようにするためには、プレゼンテーシ
ョン聴講ツール2300は、図23に示した、聴講者が
聴講を希望したプレゼンテーションのプレゼンテーショ
ンデータを表示するウィンドウ2302を、図24に示
すような表示内容とするようにする。
【0228】図24において、2401はプレゼンテー
ションデータ(実際には、1つのスライドデータであ
る。)を表示するためのスライド表示部分、2402は
スライド表示部分2401の表示を制御するためのスラ
イド表示制御部分である。
【0229】聴講者は、スライド表示制御部分2402
を用いて、表示モードの切り替えを指示することができ
る。
【0230】例えば、スライド表示部分2401に、発
表者装置111でのスライドデータの表示タイミングと
同期を取ってスライドデータを表示している場合、すな
わち、「同期表示モード」でスライドデータを表示して
いる場合に、聴講者は、該スライドデータの1つ前に表
示されたスライドデータを表示させたいならば、「前
へ」ボタン2403を選択指示し、該スライドデータの
1つ次のスライドデータを表示させたいならば、「次
へ」ボタン2404を選択指示するようにする。
【0231】これにより、「同期表示モード」から「非
同期表示モード」への切り替えが行われることとなる。
【0232】プレゼンテーション聴講プログラム412
は、「前へ」ボタン2403が選択指示された場合に
は、プレゼンテーションデータファイルに格納されてい
るスライドデータを参照し、現在表示しているスライド
データの1つ前のスライドデータを表示するようにし、
「次へ」ボタン2404が選択指示された場合には、プ
レゼンテーションデータファイルに格納されているスラ
イドデータを参照し、現在表示しているスライドデータ
の1つ後のスライドデータを表示するようにすればよ
い。
【0233】ただし、発表者装置111で表示されてい
るスライドデータと異なるスライドデータを表示してい
る場合、すなわち、「非同期表示モード」でスライドデ
ータを表示している場合も、聴講者装置112と中継装
置110との間の論理的通信路は形成されたままになっ
ているので、プレゼンテーション聴講プログラム412
は、バックグラウンドで、発表者装置111で移動され
たスライドデータを把握することが可能である。
【0234】そこで、聴講者は、「非同期表示モード」
から「同期表示モード」に切り替えたいときには、「会
場とあわせた表示」ボタン2405を選択指示すればよ
い。
【0235】なお、「会場とあわせた表示」ボタン24
05は、「同期表示モード」でスライドデータを表示し
ている場合には、聴講者の選択指示が受付けられないよ
うになっており、「非同期表示モード」でスライドデー
タを表示している場合にのみ、聴講者の選択指示が受付
けられるようになっている。
【0236】また、「非同期表示モード」から「同期表
示モード」に切り替えたときに、発表者装置11でプレ
ゼンテーションが既に終了していた場合には、プレゼン
テーション聴講プログラム412は、バックグラウンド
で、発表者装置111でプレゼンテーションが終了した
旨を把握することが可能であるので、その旨を聴講者に
通知し、プレゼンテーションデータの表示を終了するこ
とができる。
【0237】(2)第2の実施形態 次に、本発明の第2の実施形態のプレゼンテーションシ
ステムについて説明する。
【0238】第2の実施形態のプレゼンテーションシス
テムは、上述した第1の実施形態のプレゼンテーション
システムにおいて、特に、同一ネットワークに複数の中
継装置が存在する場合に、各中継装置が、発表者装置か
ら受信して自身が記憶保持しているプレゼンテーション
データを、他の中継装置に転送するようにしたものであ
る。
【0239】このようにすれば、発表者装置からプレゼ
ンテーションデータを受信して記憶保持している中継装
置との間の論理的通信路を直接形成することができない
聴講者装置においても、発表者装置で実施されているプ
レゼンテーションを聴講することが可能となる。
【0240】なお、以下の説明では、上述した第1の実
施形態のプレゼンテーションシステムと異なる点につい
てのみ説明する。
【0241】(a)第2の実施形態のプレゼンテーショ
ンシステムの構成 図25は第2の実施形態のプレゼンテーションシステム
の全体構成図である。
【0242】図25において、2500,2501,2
502は互いに異なるネットワークである。
【0243】また、図25において、中継装置251
0,2511,2512は、上述した第1の実施形態の
プレゼンテーションシステムにおける中継装置110と
同様の内部構成の情報処理装置であり、発表者装置25
13,2514は、上述した第1の実施形態のプレゼン
テーションシステムにおける発表者装置111と同様の
内部構成の情報処理装置であり、聴講者装置2515,
2516は、上述した第1の実施形態のプレゼンテーシ
ョンシステムにおける聴講者装置112と同様の内部構
成の情報処理装置である。
【0244】(b)プレゼンテーション実施時の動作 以下、第2の実施形態のプレゼンテーションシステムに
おけるプレゼンテーション実施時の動作について説明す
る。
【0245】まず、発表者装置2513から中継装置2
510にプレゼンテーションデータが送信されている場
合、すなわち、発表者装置2513と中継装置2510
との間でプレゼンテーションが実施されている場合に、
中継装置2510が、中継装置2511に該プレゼンテ
ーションデータを転送する際の動作を例にして、中継装
置が、発表者装置から受信して自身が記憶保持している
プレゼンテーションデータを、他の中継装置に転送する
処理手順について説明する。
【0246】発表者装置2513において、発表者が、
中継装置2510のネットワークアドレスを入力してプ
レゼンテーションを開始すると、中継装置2510のプ
レゼンテーションサーバプログラム312は、図10ま
たは図11のフローチャートに示した処理を実行するこ
とで、発表者装置2513から受信したプレゼンテーシ
ョンデータを記憶保持する。
【0247】この際に、中継装置2501において、プ
レゼンテーションサーバプログラム312は、自身が記
憶保持しているプレゼンテーションデータを中継装置2
511に転送する旨が、予め中継装置110の管理者等
によって、転送規則として設定されている場合には、中
継装置2511に対して、図8または図9のフローチャ
ートに示した処理を実行することで、発表者装置251
3から受信して記憶保持しているプレゼンテーションデ
ータを、中継装置2511に転送する。なお、転送規則
の詳細については、後述する。
【0248】このとき、中継装置2511のプレゼンテ
ーションサーバプログラム312は、図10または図1
1のフローチャートに示した処理を実行することで、中
継装置2511から受信したプレゼンテーションデータ
(発表者装置2513で実施されているプレゼンテーシ
ョンのプレゼンテーションデータ)を記憶保持する。
【0249】このようにして、中継装置2510を経由
して中継装置2511に転送されたプレゼンテーション
データは、中継装置2511との間の論理的通信路を直
接形成することが可能な聴講者装置2512で受信する
ことができるようになる。
【0250】従って、第2の実施形態のプレゼンテーシ
ョンシステムによれば、聴講者装置2512と中継装置
2510との間のように、両者の間の論理的通信路を直
接形成することができない場合でも、中継装置2510
から中継装置2511にプレゼンテーション情報を転送
する等、複数の中継装置間でプレゼンテーションデータ
を転送することにより、聴講者装置2512において、
聴講者は、発表者装置2513と中継装置2510との
間で実施されているプレゼンテーションを聴講すること
が可能となる。
【0251】次に、中継装置2510が、他の中継装置
にプレゼンテーションデータを転送するか否かを示す転
送規則について、具体的な例を挙げて説明する。
【0252】中継装置2510において、この転送規則
は、例えば、図26に示すデータ構成の転送規則ファイ
ル2600として、中継装置2510の管理者等によっ
て、記憶装置320に格納されているものである。
【0253】図26に示すように、転送規則ファイル2
600は、自身との間の論理的通信路を直接形成するこ
とが可能な発表者装置および中継装置のネットワークア
ドレスが設定されているネットワークアドレス情報26
01と、転送規則の内容が設定されているデータ転送規
則2602とから構成されている。
【0254】中継装置2501のプレゼンテーションサ
ーバプログラム312は、発表者装置との間の論理的通
信路が形成されてプレゼンテーションが実施される度
に、転送規則ファイル2600を参照し、該発表者装置
から受信したプレゼンテーションデータを他の中継装置
に転送するか否かを判断する。
【0255】例えば、図26に示した内容のデータ転送
規則2602に従うと、プレゼンテーションサーバプロ
グラム312は、「発表X」という名称のプレゼンテー
ションが発表者装置2513で実施された場合のみ、中
継装置2511にプレゼンテーションデータを転送する
と判断し、発表者装置2514で実施されたプレゼンテ
ーションのプレゼンテーションデータや、発表者装置2
513で実施された「発表X」以外のプレゼンテーショ
ンのプレゼンテーションデータは転送しないと判断す
る。
【0256】そこで、聴講者装置2515では、発表者
装置2513で実施されているプレゼンテーションを聴
講できるが、中継装置2512との間でのみ論理的通信
路を直接形成することができる聴講者装置2516で
は、発表者装置2513で実施されているプレゼンテー
ションを聴講することができないこととなる。
【0257】このように、転送規則ファイル2600の
設定の仕方によっては、プレゼンテーションデータを転
送する中継装置を制限することができるので、プレゼン
テーションを聴講可能な聴講者装置を制限することが可
能となり、また、プレゼンテーションデータを転送する
プレゼンテーションを制限することができるので、聴講
者装置で聴講可能なプレゼンテーションを制限すること
が可能となる。
【0258】(3)第3の実施形態 次に、本発明の第3の実施形態のプレゼンテーションシ
ステムについて説明する。
【0259】第3の実施形態のプレゼンテーションシス
テムは、上述した第1の実施形態のプレゼンテーション
システムにおいて、特に、聴講者装置が接続されている
ネットワークに複数の中継装置が存在する場合に、聴講
者装置が、これらの中継装置の各々からプレゼンテーシ
ョン情報を取得して一覧表示し、聴講者が選択指示した
複数のプレゼンテーション情報について、各々、発表時
刻の順に、対応するプレゼンテーションデータを表示す
るようにしたものである。
【0260】このようにすれは、聴講者装置での聴講者
の使い勝手をよくすることが可能となる。
【0261】なお、以下の説明では、上述した第1の実
施形態のプレゼンテーションシステムと異なる点につい
てのみ説明する。
【0262】(a)第3の実施形態のプレゼンテーショ
ンシステムの構成 図27は第3の実施形態のプレゼンテーションシステム
の全体構成図である。
【0263】図27において、2700,2701は互
いに異なるネットワークである。
【0264】また、図27において、中継装置271
0,2711は、上述した第1の実施形態のプレゼンテ
ーションシステムにおける中継装置110と同様の内部
構成の情報処理装置であり、発表者装置2713,27
14,2715は、上述した第1の実施形態のプレゼン
テーションシステムにおける発表者装置111と同様の
内部構成の情報処理装置であり、聴講者装置2712
は、上述した第1の実施形態のプレゼンテーションシス
テムにおける聴講者装置112と同様の内部構成の情報
処理装置である。
【0265】なお、発表者装置2713は、会場272
0でプレゼンテーションを実施するために使用され、発
表者装置2714は、会場2721でプレゼンテーショ
ンを実施するために使用され、発表者装置2715は、
会場2722でプレゼンテーションを実施するために使
用されるようになっている。
【0266】(b)聴講者装置2712がプレゼンテー
ション情報を取得して一覧表示する際の処理 聴講者装置2712において、聴講者が、複数の中継装
置2710,2711のネットワークアドレスを入力す
ると、プレゼンテーション聴講プログラム412は、図
12のフローチャートに示した処理を実行することで、
各中継装置2710,2711との間の論理的通信路を
各々形成して、プレゼンテーション情報を取得し、中継
装置2710,2711別に、取得したプレゼンテーシ
ョン情報の一覧を表示する。
【0267】図28は、複数の中継装置2710,27
11から取得したプレゼンテーション情報の一覧の表示
例を示す説明図である。
【0268】図28において、2800はプレゼンテー
ション聴講プログラム412が有するプレゼンテーショ
ン聴講ツールであり、プレゼンテーション聴講ツール2
800は、中継装置2710から取得したプレゼンテー
ション情報の一覧を表示するウィンドウ2801と、中
継装置2711から取得したプレゼンテーション情報の
一覧を表示するウィンドウ2802と、聴講者が複数の
プレゼンテーションの聴講を希望した場合に、各プレゼ
ンテーションのスケジュールを表示するウィンドウ28
06と、聴講者が聴講を希望したプレゼンテーションの
プレゼンテーションデータを表示するウィンドウ280
7とを、聴講者に提供するものである。
【0269】ウィンドウ2801は、その内部に、中継
装置2710から取得したプレゼンテーション情報中の
会場別(ここでは、発表会場2720)に、対応するプ
レゼンテーションの名称,発表時刻,進行状況を表示し
たウィンドウ2803を持ち、ウィンドウ2802も、
同様に、その内部に、中継装置2711から取得したプ
レゼンテーション情報中の会場別(ここでは、発表会場
2721,2722)に、対応するプレゼンテーション
の名称,発表時刻,進行状況を表示したウィンドウ28
04,2805を持っている。
【0270】なお、図28の例では、「発表B」,「発
表C」,「発表Q」,「発表R」,「発表Y」,「発表
Z」の各々について、プレゼンテーションの進行状況が
「準備中」となっているが、これは、上述したように、
発表者や中継装置110の管理者等によって、予めプレ
ゼンテーションデータ分類テーブル2000の内容が記
録されるようにした場合に記録される「未発表」に相当
しているものである。プレゼンテーション聴講ツール2
800は、中継装置2710,2711から送信される
プレゼンテーション情報に、進行状況が含まれているよ
うにした場合には、この進行状況を表示すればよいが、
進行状況が含まれておらず、発表時刻が含まれているよ
うにした場合には、発表時刻と現在時刻とを比較照合す
ることで、進行状況を求めるようにする。
【0271】また、図28の例では、ウィンドウ280
3,2804,2805に、プレゼンテーションの名
称,発表時刻,進行状況を表示するようにしているが、
発表者名等の他の項目を表示するようにしてもよい。
【0272】ここで、聴講者が、例えば、ウィンドウ2
803に表示されている「発表A」2810と、ウィン
ドウ2804に表示されている「発表Q」と、ウィンド
ウ2805に表示されている「発表Z」とを選択指示す
ると、「発表A」のプレゼンテーションが「発表中」で
あることから、「発表A」のプレゼンテーションに対応
するプレゼンテーションデータが、ウィンドウ2807
に表示されることとなる。
【0273】そして、さらに、ウィンドウ2806が表
示され、その内部に、聴講者がプレゼンテーション情報
を選択指示したプレゼンテーションのスケジュールが表
示されることとなる。
【0274】なお、プレゼンテーション聴講ツール28
00は、聴講者が選択指示したプレゼンテーション情報
中の発表時刻に基づいて、プレゼンテーションのスケジ
ュールを、ウィンドウ2806に表示することができ
る。
【0275】このとき、聴講者装置2712において、
プレゼンテーション聴講プログラム412は、ウィンド
ウ2806に表示されているスケジュールを参照し、
「発表A」のプレゼンテーションが「発表中」であるこ
とから、直ちに、中継装置2710に対して、図13の
フローチャートに示した処理を実行することで、「発表
A」のプレゼンテーションに対応するプレゼンテーショ
ンデータの送信を開始するよう要求すると共に、図14
または図15のフローチャートに示した処理を実行する
ことで、ウィンドウ2807に、「発表A」のプレゼン
テーションに対応するプレゼンテーションデータを表示
する。なお、プレゼンテーション聴講プログラム412
は、図13のフローチャートに示した処理において、ス
テップ1301の代わりに、スケジュールを参照するこ
ととなる。
【0276】続いて、プレゼンテーション聴講プログラ
ム412は、「発表Q」および「発表Z」の各々につい
て、プレゼンテーションが開始される時刻が近づくと、
中継装置2711に対して、図13のフローチャートに
示した処理を実行することで、プレゼンテーション対応
するプレゼンテーションデータの送信を開始するよう要
求すると共に、図14または図15のフローチャートに
示した処理を実行することで、ウィンドウ2807に、
プレゼンテーションに対応するプレゼンテーションデー
タを表示する。
【0277】なお、プレゼンテーション聴講プログラム
412は、図13のフローチャートに示した処理におい
て、ステップ1301の代わりに、スケジュールを参照
することとなる。
【0278】このように、第3の実施形態のプレゼンテ
ーションシステムによれば、聴講者装置2712が、複
数の中継装置2710,2711の各々からプレゼンテ
ーション情報を取得して一覧表示し、聴講者が選択指示
した複数のプレゼンテーション情報について、各々、発
表時刻の順に、スケジュールを表示すると共に、対応す
るプレゼンテーションデータを表示するようにしている
ので、聴講者は、複数のプレゼンテーション情報を1度
に選択指示することができ、聴講者の使い勝手をよくす
ることが可能となる。
【0279】また、第3の実施形態のプレゼンテーショ
ンシステムでは、特に、聴講者が、進行状況が「準備
中」(「未発表」)のプレゼンテーションを聴講を希望
した場合、すなわち、プレゼンテーションの聴講を予約
した場合に、該プレゼンテーションの開始時刻より以前
に、聴講者装置2712と、該プレゼンテーションに対
応するプレゼンテーションデータを発表者装置271
3,2714,2715から受信して記憶保持している
中継装置2710,2711との間の論理的通信路を形
成しておくことが可能となる。
【0280】(4)第4の実施形態 次に、本発明の第4の実施形態のプレゼンテーションシ
ステムについて説明する。
【0281】第4の実施形態のプレゼンテーションシス
テムは、上述した第1の実施形態のプレゼンテーション
システムにおいて、さらに、中継装置が、予め定義され
た発表者装置または発表者からのみ、プレゼンテーショ
ンデータを受信するというアクセス制限機能と、予め定
義された聴講者装置または聴講者に対してのみ、プレゼ
ンテーションデータを送信するというアクセス制限機能
とを実現するようにしたものである。
【0282】ここで、発表者装置および聴講者装置を特
定するための情報としては、例えば、それらの情報処理
装置のネットワーク上での位置情報を示すネットワーク
アドレスを用いることができる。また、発表者および聴
講者を特定するための情報としては、例えば、各利用者
ごとに予め準備された、該利用者のみが知っているパス
ワードを用いることができる。
【0283】このようにすれば、中継装置が、プレゼン
テーションデータを受信する発表者装置を制限すること
が可能となり、また、プレゼンテーションデータを送信
する聴講者装置を制限することが可能となる。
【0284】なお、以下の説明では、上述した第1の実
施形態のプレゼンテーションシステムと異なる点につい
てのみ説明する。
【0285】(a)第4の実施形態のプレゼンテーショ
ンシステムの構成 図29は第4の実施形態のプレゼンテーションシステム
の全体構成図である。
【0286】図29において、2900,2901はネ
ットワークである。
【0287】また、図29において、中継装置2910
は、上述した第1の実施形態のプレゼンテーションシス
テムにおける中継装置110と同様の内部構成の情報処
理装置であり、発表者装置2911,2912は、上述
した第1の実施形態のプレゼンテーションシステムにお
ける発表者装置111と同様の内部構成の情報処理装置
であり、聴講者装置2913,2914は、上述した第
1の実施形態のプレゼンテーションシステムにおける聴
講者装置112と同様の内部構成の情報処理装置であ
る。
【0288】(b)アクセス制限機能を実現するための
動作 以下、第4の実施形態のプレゼンテーションシステムに
おけるアクセス制限機能を実現するための動作について
説明する。
【0289】なお、以下の説明では、発表者装置および
聴講者装置を特定するための情報として、ネットワーク
アドレスを用い、発表者および聴講者を特定するための
情報として、パスワードを用いた場合を例にする。
【0290】(ア)ネットワークアドレスを用いたアク
セス制限機能 まず、ネットワークアドレスを用いてアクセス制限機能
を実現するための動作について説明する。
【0291】中継装置2910においては、ネットワー
クアドレスを用いたアクセス制限機能を実現するため
に、自身との間の論理的通信路を直接形成することがで
きる発表者装置および聴講者装置別に、ネットワークア
ドレスおよびアクセスの可否を示す情報が、例えば、図
30に示すデータ構成のアクセス制限規則ファイル30
00として、中継装置2910の管理者等によって、記
憶装置320に格納されている。
【0292】図30に示すように、アクセス制限規則フ
ァイル3000は、自身との間の論理的通信路を直接形
成することが可能な発表者装置2911,2912およ
び聴講者装置2913,2914のネットワークアドレ
スが設定されているネットワークアドレス情報と、アク
セスの可否を示す情報が設定されている発表者装置アク
セス規則および聴講者アクセス規則とから構成されてい
る。
【0293】そして、中継装置2910のプレゼンテー
ションサーバプログラム312は、発表者装置からのア
クセスを制限する場合には、図10または図11のフロ
ーチャートに示した処理を実行する際に用いられる論理
的通信路を、発表者装置との間で形成しようとした段階
で、アクセス制限規則ファイル3000を参照し、該発
表者装置のネットワークアドレスから、該発表者装置か
らのアクセスが許可されているか否かを判断する。
【0294】アクセスが許可されていると判断した場合
は、該発表者装置との間の論理的通信路を形成して、以
降の処理を続行し、アクセスが許可されていないと判断
した場合は、該発表者装置との間の論理的通信路の形成
を拒否する。
【0295】例えば、図30に示した内容の発表者装置
アクセス規則に従うと、プレゼンテーションサーバプロ
グラム312は、発表者装置2911との間の論理的通
信路は形成するが、発表者装置2912との間の論理的
通信路の形成を拒否する。
【0296】一方、プレゼンテーションサーバプログラ
ム312は、聴講者装置からのアクセスを制限する場合
には、図16および図17のフローチャートに示した処
理を実行する際に用いられる論理的通信路を、聴講者装
置との間で形成しようとした段階で、アクセス制限規則
ファイル3000を参照し、該聴講者装置のネットワー
クアドレスから、該聴講者装置からのアクセスが許可さ
れているか否かを判断する。
【0297】アクセスが許可されていると判断した場合
は、該聴講者装置との間の論理的通信路を形成して、以
降の処理を続行し、アクセスが許可されていないと判断
した場合は、該聴講者装置との間の論理的通信路の形成
を拒否する。
【0298】例えば、図30に示した内容の聴講者装置
アクセス規則に従うと、プレゼンテーションサーバプロ
グラム312は、聴講者装置2913との間の論理的通
信路は形成するが、聴講者装置2914との間の論理的
通信路の形成を拒否する。
【0299】(イ)パスワードを用いたアクセス制限機
能 次に、パスワードを用いてアクセス制限機能を実現する
ための動作について説明する。
【0300】中継装置2910においては、パスワード
を用いたアクセス制限機能を実現するために、自身との
間で論理的通信路を形成することを許可する発表者およ
び聴講者別に、利用者名とパスワードとの組が、例え
ば、図31に示すデータ構成のアクセス制限規則ファイ
ル3100として、中継装置2910の管理者等によっ
て、記憶装置320に格納されている。
【0301】図31に示すように、アクセス制限規則フ
ァイル3100は、「発表者A」と「発表者Aのパスワ
ード」との組,「発表者B」と「発表者Bのパスワー
ド」との組,…,「聴講者R」と「聴講者Rのパスワー
ド」との組というように、自身との間で論理的通信路を
形成することを許可する発表者および聴講者について、
その利用者名とパスワードとの組とが設定された構成と
なっている。
【0302】そして、中継装置2910のプレゼンテー
ションサーバプログラム312は、発表者からのアクセ
スを制限する場合には、図10または図11のフローチ
ャートに示した処理を実行する際に用いられる論理的通
信路を、該発表者が使用している発表者装置との間で形
成した段階で、まず、該発表者装置に対して、利用者名
およびパスワードを要求する旨を示す制御情報(以下、
「パスワード要求制御情報」と称す。)を送信する。
【0303】ここで、プレゼンテーションサーバプログ
ラム312から発表者装置に送信されるパスワード要求
制御情報は、実際には、図5に示したデータ構成の通信
パケット500であり、制御情報503において、種別
識別情報510には、利用者名およびパスワードを要求
する旨を示す情報が設定され、制御情報データ511に
は、特に何も設定されない。
【0304】発表者装置のプレゼンテーション発表プロ
グラム212は、中継装置2910からパスワード要求
制御情報を受信すると、例えば、表示装置205に、利
用者名およびパスワードを入力するためのウィンドウを
表示する等の処理を実行することで、利用者名およびパ
スワードを発表者に入力させ、発表者が入力した利用者
名およびパスワードを示す制御情報(以下、「パスワー
ド返答制御情報」と称す。)を、中継装置2910に送
信する。
【0305】ここで、プレゼンテーション発表プログラ
ム212から中継装置2910に送信されるパスワード
返答制御情報は、実際には、図5に示したデータ構成の
通信パケット500であり、制御情報503において、
種別識別情報510には、利用者名およびパスワードで
ある旨を示す情報が設定され、制御情報データ511に
は、発表者が入力した利用者名およびパスワードが設定
される。
【0306】そこで、プレゼンテーションサーバプログ
ラム312は、発表者装置からパスワード返答制御情報
を受信すると、アクセス制限規則ファイル3100を参
照し、制御情報503中の制御情報データ511に設定
されている利用者名およびパスワードから、該利用者名
が存在するか否か、および、該利用者名と該パスワード
との組が正しいか否かを調べる認証処理を実行すること
で、該発表者装置を使用している発表者からのアクセス
が許可されているか否かを判断する。
【0307】アクセスが許可されていると判断した場合
は、該発表者装置に対して、判断結果(ここでは、アク
セスを許可する旨)を示す制御情報(以下、「アクセス
可否制御情報」と称す。)を送信すると共に、以降の処
理を続行し、アクセスが許可されていないと判断した場
合は、該発表者装置に対して、判断結果(ここでは、ア
クセスを拒否する旨)を示すアクセス可否制御情報を送
信すると共に、該発表者装置との間に形成された論理的
通信路を解放する。
【0308】ここで、プレゼンテーションサーバプログ
ラム312から発表者装置に送信されるアクセス可否制
御情報は、実際には、図5に示したデータ構成の通信パ
ケット500であり、制御情報503において、種別識
別情報510には、認証結果である旨を示す情報が設定
され、制御情報データ511には、前者の場合は、アク
セスを許可する旨が設定され、後者の場合は、アクセス
を拒否する旨が設定される。
【0309】例えば、図31に示した内容の利用者名と
パスワードとの組に従うと、プレゼンテーションサーバ
プログラム312は、「発表者A」,「発表者B」,
「発表者C」が、発表者装置2911,2912を使用
してプレゼンテーションを実施しようとした場合には、
パスワードが正しいならば、発表者装置2911,29
12との間で形成された論理的通信路を使用して、図1
0または図11のフローチャートに示した処理を続行す
るが、パスワードが正しくないならば、発表者装置29
11,2912との間で形成された論理的通信路を解放
し、図10または図11のフローチャートに示した処理
を中止する。また、「発表者A」,「発表者B」,「発
表者C」以外の発表者である「発表者X」が、発表者装
置2911,2912を使用してプレゼンテーションを
実施しようとした場合には、発表者装置2911,29
12との間で形成された論理的通信路を解放し、図10
または図11のフローチャートに示した処理を中止す
る。
【0310】一方、プレゼンテーションサーバプログラ
ム312は、聴講者からのアクセスを制限する場合に
は、図16および図17のフローチャートに示した処理
を実行する際に用いられる論理的通信路を、該聴講者が
使用している聴講者装置との間で形成した段階で、ま
ず、該聴講者装置に対して、パスワード要求制御情報を
送信する。
【0311】ここで、プレゼンテーションサーバプログ
ラム312から聴講者装置に送信されるパスワード要求
制御情報は、実際には、上述したように、図5に示した
データ構成の通信パケット500であり、制御情報50
3において、種別識別情報510には、利用者名および
パスワードを要求する旨を示す情報が設定され、制御情
報データ511には、特に何も設定されない。
【0312】聴講者装置のプレゼンテーション聴講プロ
グラム412は、中継装置2910からパスワード要求
制御情報を受信すると、例えば、表示装置405に、利
用者名およびパスワードを入力するためのウィンドウを
表示する等の処理を実行することで、利用者名およびパ
スワードを聴講者に入力させ、聴講者が入力した利用者
名およびパスワードを示すパスワード返答制御情報を、
中継装置2910に送信する。
【0313】ここで、プレゼンテーション聴講プログラ
ム412から中継装置2910に送信されるパスワード
返答制御情報は、実際には、上述したように、図5に示
したデータ構成の通信パケット500であり、制御情報
503において、種別識別情報510には、利用者名お
よびパスワードである旨を示す情報が設定され、制御情
報データ511には、聴講者が入力した利用者名および
パスワードが設定される。
【0314】そこで、プレゼンテーションサーバプログ
ラム312は、聴講者装置からパスワード返答制御情報
を受信すると、アクセス制限規則ファイル3100を参
照し、制御情報503中の制御情報データ511に設定
されている利用者名およびパスワードから、該利用者名
が存在するか否か、および、該利用者名と該パスワード
との組が正しいか否かを調べる認証処理を実行すること
で、該聴講者装置を使用している聴講者からのアクセス
が許可されているか否かを判断する。
【0315】アクセスが許可されていると判断した場合
は、該聴講者装置に対して、判断結果(ここでは、アク
セスを許可する旨)を示すアクセス可否制御情報を送信
すると共に、以降の処理を続行し、アクセスが許可され
ていないと判断した場合は、該聴講者装置に対して、判
断結果(ここでは、アクセスを拒否する旨)を示すアク
セス可否制御情報を送信すると共に、該聴講者装置との
間に形成された論理的通信路を解放する。
【0316】ここで、プレゼンテーションサーバプログ
ラム312から聴講者装置に送信されるアクセス可否制
御情報は、実際には、上述したように、図5に示したデ
ータ構成の通信パケット500であり、制御情報503
において、種別識別情報510には、認証結果である旨
を示す情報が設定され、制御情報データ511には、前
者の場合は、アクセスを許可する旨が設定され、後者の
場合は、アクセスを拒否する旨が設定される。
【0317】例えば、図31に示した内容の利用者名と
パスワードとの組に従うと、プレゼンテーションサーバ
プログラム312は、「聴講者P」,「聴講者Q」,
「聴講者R」が、聴講者装置2913,2914を使用
してプレゼンテーション情報を取得しようとしたりプレ
ゼンテーションを聴講しようとした場合には、パスワー
ドが正しいならば、聴講者装置2913,2914との
間で形成された論理的通信路を使用して、図16および
図17のフローチャートに示した処理を続行するが、パ
スワードが正しくないならば、聴講者装置2913,2
914との間で形成された論理的通信路を解放し、図1
6および図17のフローチャートに示した処理を中止す
る。また、「聴講者P」,「聴講者Q」,「聴講者R」
以外の聴講者である「聴講者Y」が、聴講者装置291
3,2914を使用してプレゼンテーション情報を取得
しようとしたりプレゼンテーションを聴講しようとした
場合には、聴講者装置2913,2914との間で形成
された論理的通信路を解放し、図16および図17のフ
ローチャートに示した処理を中止する。
【0318】なお、第4の実施形態のプレゼンテーショ
ンシステムにおいて、中継装置2910は、プレゼンテ
ーションが開始された後は、発表者装置2911,29
12から受信したプレゼンテーションデータについて、
プレゼンテーションデータ603中のデータラベル情報
611を参照することで、動的に、プレゼンテーション
データ分類テーブル2000を更新することができるの
で、どの発表者によるプレゼンテーションがどの発表者
装置で実施されるかが予め決まっていなくても、図10
のフローチャートに示したステップ1002の処理、ま
たは、図11のフローチャートに示したステップ110
2の処理で、受信したプレゼンテーションデータを分類
することが可能である。
【0319】(ウ)スケジュールに従ったアクセス制御
機能 ところで、第4の実施形態のプレゼンテーションシステ
ムにおいては、敢えて、どの発表者によるプレゼンテー
ションがどの発表者装置で実施されるかというスケジュ
ールを予め決めておくようにすれば、上述したアクセス
制御機能を利用して、スケジュール通りに、プレゼンテ
ーションが実施されるようなアクセス制御機能を実現す
ることも可能である。
【0320】以下、ネットワークアドレスを用いたアク
セス制限機能と、パスワードを用いたアクセス制限機能
とを併用して利用した場合の、スケジュールに従ったア
クセス制御機能を実現するための動作について、具体例
を挙げて説明する。
【0321】いま、発表者装置2920では、「発表者
A」による「発表A」と、「発表者B」による「発表
B」とが、「発表A」,「発表B」という順で実施され
ることが予定されており、発表者装置2921では、
「発表者C」による「発表C」と、「発表者D」による
「発表D」とが、「発表C」,「発表D」という順で実
施されることが予定されているものとする。
【0322】そして、中継装置2910において、プレ
ゼンテーションデータ分類テーブル2000には、予定
された4つのプレゼンテーションのプレゼンテーション
情報のみが格納されているようにする。
【0323】このような状況を実現するためには、例え
ば、中継装置2910の管理者等が、予定された4つの
プレゼンテーションが開始されるまでに、以下に述べる
ような作業を行っておくようにすればよい。
【0324】すなわち、中継装置2910の管理者等
は、まず、プレゼンテーションデータ分類テーブル20
00に、「発表者A」,「発表者B」,「発表者C」,
「発表者D」の各々から連絡されたプレゼンテーション
情報のみを格納することで、スケジュールを決定してお
くようにし、アクセス制限規則ファイル3000に、発
表者装置2911,2912のみからのアクセスを許可
する旨の内容を設定するようにし、アクセス制限規則フ
ァイル3100に、「発表者A」,「発表者B」,「発
表者C」,「発表者D」の利用者名とパスワードの組と
を設定するようにする。そして、設定したパスワードを
対応する発表者に通知した後、プレゼンテーションデー
タ分類テーブル2000にプレゼンテーション情報が格
納されているプレゼンテーション以外は記憶保持しない
という指定を行って、中継装置2910のプレゼンテー
ションサーバプログラム312,プレゼンテーション通
信プログラム311を起動するようにする。
【0325】すると、中継装置2910は、上述したア
クセス制限機能によって、発表者装置2911,291
2以外の発表者装置からのアクセスを拒否すると共に、
「発表者A」,「発表者B」,「発表者C」,「発表者
D」以外の発表者からのアクセスを拒否することとな
る。
【0326】さらに、予めプレゼンテーションデータ分
類テーブル2000には、予め決められたスケジュール
通りにプレゼンテーションが実施されるために、4つの
プレゼンテーションのプレゼンテーション情報のみが格
納されているので、中継装置2910は、「発表者A」
が発表者装置2912を使用してプレゼンテーションを
実施した場合や、「発表者B」が「発表者A」より先に
プレゼンテーションを実施した場合など、スケジュール
とは異なるプレゼンテーションが実際された場合には、
そのような発表者装置または発表者からのアクセスを拒
否することができる。
【0327】具体的には、「発表者B」が「発表者A」
より先にプレゼンテーションを実施した場合には、中継
装置2910のプレゼンテーションサーバプログラム3
12は、図10のフローチャートに示したステップ10
02の処理、または、図11のフローチャートに示した
ステップ1102の処理で、発表者装置から受信したプ
レゼンテーションデータについて、プレゼンテーション
データ603中のデータラベル情報611に設定されて
いる各項目の内容が、プレゼンテーションデータ分類テ
ーブル2000に予め格納されたプレゼンテーション情
報の各項目の内容と全て一致するか否かを比較するよう
にし、1つでも一致しなければ、その時点で、発表者装
置との間に形成された論理的通信路を解放するようにす
ればよい。
【0328】このように、中継装置2910は、プレゼ
ンテーションデータ分類テーブル2000と、発表者装
置からプレゼンテーションデータと共に受信したプレゼ
ンテーション情報とを比較するようにし、さらに、上述
したアクセス機能を組み合わせるようにすることで、ス
ケジュール通りに実施されたプレゼンテーションのプレ
ゼンテーションデータのみを受信して記憶保持すること
ができるので、スケジュールに従ったアクセス制御機能
を実現することが可能となる。従って、予めプレゼンテ
ーションの実施を予約した複数の発表者が、各予約内容
によって決められたスケジュール通りに、プレゼンテー
ションを実施することが可能となる。
【0329】なお、中継装置2910は、上述したよう
に、予め決められたスケジュール通りに実施されたプレ
ゼンテーションのプレゼンテーションデータのみを受信
して記憶保持するようにした場合に、さらに、自身がプ
レゼンテーションデータを記憶保持するプレゼンテーシ
ョンごとに、該プレゼンテーションを聴講することがで
きる聴講者装置および聴講者を制限するようにすること
も可能である。
【0330】以下、上述したように、スケジュールに従
ったアクセス制御機能を実現した場合の、聴講者装置お
よび聴講者を制限するための動作について、具体例を挙
げて説明する。
【0331】いま、上述したように、発表者装置292
0では、「発表者A」による「発表A」と、「発表者
B」による「発表B」とが、「発表A」,「発表B」と
いう順で実施されることが予定されており、発表者装置
2921では、「発表者C」による「発表C」と、「発
表者D」による「発表D」とが、「発表C」,「発表
D」という順で実施されることが予定されているものと
する。
【0332】そして、上述したように、中継装置291
0において、プレゼンテーションデータ分類テーブル2
000には、予定された4つのプレゼンテーションのプ
レゼンテーション情報のみが格納されているようにす
る。
【0333】本例では、さらに、予定された4つのプレ
ゼンテーションのプレゼンテーションデータごとに、該
プレゼンテーションデータにアクセスすることができる
聴講者装置のネットワークアクセスを定義したファイル
(以下、「聴講者装置アクセス制限規則ファイル」と称
す。)と、該プレゼンテーションデータにアクセスする
ことができる聴講者の利用者名およびパスワードの組を
定義したファイル(以下、「聴講者アクセス制限規則フ
ァイル」と称す。)とを、準備するようにする。
【0334】なお、本例では、準備した2つのファイル
の名称は、プレゼンテーションデータ分類テーブル20
00中の、対応するプレゼンテーションデータを格納す
るファイルの名称を記録する項目に、該プレゼンテーシ
ョンデータを格納するファイルの名称と共に記録される
ようにする。
【0335】このような状況を実現するためには、例え
ば、中継装置2910の管理者等が、上述した作業に加
えて、聴講者装置アクセス制限規則ファイルおよび聴講
者アクセス制限規則ファイルを準備すると共に、これら
のファイルの名称を、プレゼンテーションデータ分類テ
ーブル2000に記録するという作業を行っておくよう
にすればよい。
【0336】すると、聴講者装置が、図13のフローチ
ャートに示した処理を実行することで、プレゼンテーシ
ョンの聴講を希望した場合に、中継装置2910は、聴
講者装置によって特定されたプレゼンテーションデータ
に対応する聴講者装置アクセス制限規則ファイルおよび
聴講者アクセス制限規則ファイルを参照し、聴講を許可
するか否かを判断することができる。
【0337】例えば、中継装置2910の管理者等は、
「聴講者P」,「聴講者Q」,「聴講者R」のみに「発
表A」の聴講を許可したい旨が、「発表者A」から依頼
され、「発表者A」以外の発表者からは特に依頼がない
場合には、「聴講者P」,「聴講者Q」,「聴講者R」
の利用者名およびパスワードの組が格納された聴講者ア
クセス制限規則ファイルを準備し、この聴講者アクセス
制限規則ファイルの名称を、プレゼンテーションデータ
分類テーブル2000中の、「発表A」のプレゼンテー
ションデータを格納するファイルの名称を記録する項目
に、記録しておくようにする。
【0338】これにより、「発表A」のプレゼンテーシ
ョンデータには、「聴講者P」,「聴講者Q」,「聴講
者R」のみがアクセスできるようになり、また、「発表
B」のプレゼンテーションデータには、誰からでもアク
セスできるようになる。
【0339】また、例えば、中継装置2910の管理者
等は、「発表A」の聴講場所として、聴講者装置291
4の設置場所が不適切であり、「発表B」の聴講場所に
は問題がない場合には、聴講者装置2914からのアク
セスを不可とし、かつ、聴講者装置2914以外の聴講
者装置からのアクセを可とした旨を示す情報が格納され
た、聴講者装置アクセス制限規則ファイルを準備し、こ
の聴講者装置アクセス制限規則ファイルの名称を、プレ
ゼンテーションデータ分類テーブル2000中の、「発
表A」のプレゼンテーションデータを格納するファイル
の名称を記録する項目に、記録しておくようにする。
【0340】これにより、聴講者装置2914からは、
「発表A」のプレゼンテーションデータにアクセスでき
ないが、「発表B」のプレゼンテーションデータにアク
セスすることができるようになる。
【0341】このように、中継装置2910は、プレゼ
ンテーションデータ分類テーブル2000によってスケ
ジュールが定義されたプレゼンテーションのプレゼンテ
ーションデータごとに、該プレゼンテーションを聴講す
ることができる聴講者装置および聴講者を制限するため
のファイルを対応付けておくことで、スケジュールに従
ってプレゼンテーションを実施する際に、さらに、プレ
ゼンテーションごとに聴講者装置および聴講者を制限す
ることが可能となる。
【0342】(5)第5の実施形態 次に、本発明の第5の実施形態のプレゼンテーションシ
ステムについて説明する。
【0343】第5の実施形態のプレゼンテーションシス
テムは、上述した第1の実施形態のプレゼンテーション
システムにおいて、さらに、スライドデータ以外のデー
タを、発表者装置から中継装置を経由して聴講者装置に
送信することを可能とするものである。
【0344】ここで、スライドデータ以外のデータとし
ては、例えば、スライドデータに追加/変更/削除され
る文字データ,図形データや、スライドデータの任意の
部分を指し示すポイントデータや、音声データ等が挙げ
られる。
【0345】このようにすれば、発表者が追加/変更/
削除した内容を、実施中のプレゼンテーションに反映さ
せることができるので、発表者の使い勝手をよくするこ
とが可能となる。
【0346】なお、以下の説明では、上述した第1の実
施形態のプレゼンテーションシステムと異なる点につい
てのみ説明する。
【0347】以下、第5の実施形態のプレゼンテーショ
ンシステムにおける、スライドデータ以外のデータを反
映させるための動作について説明する。
【0348】(a)反映させるデータが音声データでな
い場合の動作 ただし、ここでは、第5の実施形態のプレゼンテーショ
ンシステムの構成が、図1に示した構成であり、スライ
ドデータ以外のデータが、音声データでない場合を例に
して説明する。
【0349】発表者装置111において、発表者は、プ
レゼンテーションを実施している最中に、現在表示して
いるスライドデータに、文字や図形を追加/変更/削除
したい場合には、入力装置206を操作することで、所
望の文字や図形を追加/変更削除することができる。ま
た、発表者は、現在表示しているスライドデータのある
部分を指し示したい場合には、入力装置206を操作す
ることで、該部分に印を付けることができる。
【0350】すると、発表者装置111のプレゼンテー
ション発表プログラム212は、例えば、発表者の操作
によって生じた変更内容をプレゼンテーションに反映さ
せるか否かを、発表者に尋ねるために、予め定めたボタ
ン(以下、「反映ボタン」と称す。)を表示装置205
に表示する等の処理を実行する。
【0351】そして、発表者が反映ボタンを選択指示す
ると、プレゼンテーション発表プログラム212は、発
表者装置111と中継装置110との間に形成されてい
る論理的通信路を使用して、発表者の操作によって生じ
た変更内容を、中継装置110に送信するようにする。
【0352】ここで、プレゼンテーション発表プログラ
ム212から中継装置110に送信される変更内容は、
実際には、図5に示したデータ構成の通信パケット50
0、および、図6に示したデータ構成の通信パケット6
00である。
【0353】通信パケット500の制御情報503にお
いて、種別識別情報510には、次に送信するデータが
変更内容を示す差分データである旨を示す情報が設定さ
れ、制御情報データ511には、差分データを識別する
ための差分データ番号が設定される。
【0354】また、通信パケット600のプレゼンテー
ションデータ603において、種別識別情報610に
は、差分データである旨を示す情報が設定され、データ
ラベル情報611には、差分データ番号が設定され、デ
ータ612には、差分データが設定される。
【0355】そこで、中継装置110のプレゼンテーシ
ョンサーバプログラム312は、これらの制御情報およ
び差分データを発表者装置111から受信すると、差分
データと差分データ番号との組を、プレゼンテーション
データファイルに格納すると共に、該制御情報を、スラ
イド移動制御情報蓄積ファイル2100に追加する。
【0356】一方、プレゼンテーションサーバプログラ
ム312は、スライド移動制御情報蓄積ファイル210
0に差分データである旨を示す制御情報が追加される
と、該制御情報に設定されている差分データ番号に基づ
いて、プレゼンテーションデータファイルに格納された
差分データを特定した後、該制御情報および特定した差
分データを、聴講者装置112に送信するようにする。
【0357】そこで、聴講者装置112のプレゼンテー
ション聴講プログラム412は、これらの制御情報およ
び差分データを中継装置110から受信し、該差分デー
タに基づいて、表示装置405に表示しているスライド
データを変更することが可能となる。
【0358】ところで、上述した動作と同様にして、聴
講者が追加/変更/削除した内容を、実施中のプレゼン
テーションに反映させるようにしてもよい。
【0359】しかし、このようにする場合には、発表者
は、自身が実施しているプレゼンテーションについて、
ある聴講者装置または聴講者からの変更内容は受け入れ
ても、それ以外の聴講者装置または聴講者からの変更内
容は受け入れたくないという希望や、ある時間帯では変
更内容を受け入れたくないという希望を唱えることが、
当然考えられるので、聴講者の操作によって生じた変更
内容をプレゼンテーションに反映させる際には、中継装
置110が、予め定義された聴講者装置または聴講者か
らの変更内容のみを受け入れるようにしたり、予め定義
された時間帯に限って、変更内容を受け入れるようにし
たりすることが好ましい。
【0360】そのためには、例えば、上述した第4の実
施形態のプレゼンテーションシステムで説明した、スケ
ジュールに従ったアクセス制御機能を実現するための動
作と同様に、中継装置110の管理者等が、プレゼンテ
ーションデータ分類テーブル2000にプレゼンテーシ
ョン情報が格納されているプレゼンテーションデータご
とに、変更内容の受け付けを許可する聴講者装置のネッ
トワークアドレスを格納したアクセス制限規則ファイル
と、変更内容の受け付けを許可する聴講者の利用者名お
よびパスワードの組を格納したアクセス制限規則ファイ
ルとを準備し、準備したこれらのファイルの名称を、プ
レゼンテーションデータ分類テーブル2000中の、該
プレゼンテーションデータを格納するファイルの名称を
記録する項目に、記録しておくようにする。
【0361】そして、中継装置110のプレゼンテーシ
ョンサーバプログラム312が、変更内容を示す差分デ
ータである旨を示す制御情報および差分データを聴講者
装置から受信すると、アクセス制限規則ファイルを参照
することで、変更内容の受け付けを許可するか否かを判
断するようにすればよい。
【0362】また、複数の聴講者が同時に追加/変更/
削除を行うと、その聴講者がどうような操作を行ったか
を識別することができなくなってしまう。
【0363】そこで、このような問題点を解決するため
には、中継装置110が、1番先に操作を行った聴講者
が使用している聴講者装置に対して、変更内容を受け入
れる権利を与えるようにしたり、予め定義された優先順
位が最も高い聴講者が使用している聴講者装置に対し
て、変更内容を受け入れる権利を与えるようにしたりす
る等の規則を設けるようにし、いずれの規則を採用する
かを、発表者が指定するようにすることが好ましい。
【0364】ただし、ある聴講者装置が権利を取得して
いる間は、それ以外の聴講者装置からの変更内容を受け
入れることができなくなるので、中継装置110は、そ
のような聴講者装置から受信した差分データを破棄する
こととなるが、この場合、中継装置110から該聴講者
装置に対して、差分データを破棄する旨を示す制御情報
を返信することによって、該聴講者装置での変更内容を
元に戻すことができる。
【0365】また、権利の解放は、発表者装置111ま
たは権利を取得している聴講者装置から、権利を解放す
る旨を示す制御情報を中継装置110に送信することで
行われることができ、権利の解放後は、中継装置110
は、別の聴講者装置に権利を与えるようにすることがで
きる。
【0366】(b)反映させるデータが音声データであ
る場合の動作 次に、第5の実施形態のプレゼンテーションシステムの
構成が、図1に示した構成であり、スライドデータ以外
のデータが、音声データである場合を例にして説明す
る。
【0367】音声データをプレゼンテーションに反映す
るようにすれば、発表者が会場で発言する音声を聴講者
装置で再生し、より分かりやすいプレゼンテーションを
実施することが可能となる。
【0368】ただし、本例では、発表者装置111およ
び聴講者装置112が、音声データを入出力するための
周辺機器と、音声データを符号化/復号化するためのプ
ログラムとを備えるようにする必要がある。
【0369】図32は発表者装置111の内部構成図で
ある。
【0370】図32において、図2に示した構成要素と
同じ構成要素には、同じ符号が付与されている。
【0371】図32に示すように、発表者装置111に
は、音声入力装置3202および音声出力装置3204
が、各々、ケーブル3201,3203を介して、音声
入出力装置インターフェース3200に接続されてい
る。音声入出力装置インターフェース3200は、バス
200に接続されている。
【0372】また、メモリ207には、音声データを符
号化し、符号化された音声データを復号化する音声符号
化/復号化プログラム3205が、さらに記憶されてい
る。
【0373】なお、聴講者装置112の内部構成も、図
示していないが、図32に示した発表者装置111の内
部構成と同様に、音声データを入出力するための周辺機
器および音声符号化/復号化プログラムが、図4に示し
た内部構成に追加されるようになっている。
【0374】発表者装置111において、発表者は、プ
レゼンテーションを実施している最中に、発言したい場
合には、音声入力装置3202を操作することで、発言
内容を、音声データとして入力することができる。
【0375】すると、発表者装置111の音声符号化/
復号化プログラム3205は、入力された音声データ
を、通信可能な符号化データに符号化し、プレゼンテー
ション発表プログラム212は、発表者装置111と中
継装置110との間に形成されている論理的通信路を使
用して、符号化された音声データを、中継装置110に
送信するようにする。
【0376】ここで、プレゼンテーション発表プログラ
ム212から中継装置110に送信される音声データ
は、実際には、図6に示したデータ構成の通信パケット
600であり、プレゼンテーションデータ603におい
て、種別識別情報610には、音声データである旨を示
す情報が設定され、データ612には、音声データが設
定され、データラベル情報611には、特に何も設定さ
れない。
【0377】そこで、中継装置110のプレゼンテーシ
ョンサーバプログラム312は、音声データを発表者装
置111から受信すると、プレゼンテーションデータ6
03中の種別識別情報610により、音声データである
旨を識別することができるので、その時点で、聴講者装
置112と中継装置110との間に形成されている論理
的通信路を使用して、受信した音声データを、聴講者装
置112に送信するようにする。
【0378】聴講者装置112のプレゼンテーション聴
講プログラム412は、音声データを中継装置110か
ら受信すると、プレゼンテーションデータ603中の種
別識別情報610により、音声データである旨を識別す
ることができるので、その時点で、音声符号化/復号化
プログラムは、該音声データを復号化して、音声出力装
置から出力するので、該音声データを、プレゼンテーシ
ョンに反映させることが可能となる。
【0379】なお、聴講者装置112が、音声データを
入出力するための周辺機器や音声符号化/復号化プログ
ラムを備えていない場合や、聴講者装置112が接続し
ているネットワークの帯域が、音声データの伝送に不十
分である場合などには、聴講者が、予め、音声データの
送信を希望しない旨を指定しておくようにすることがで
きる。
【0380】このような指定がなされている場合は、聴
講者装置112のプレゼンテーション聴講プログラム4
12は、図13のフローチャートに示したステップ13
03の処理によって送信する聴講開始制御情報に、音声
データの送信を希望しない旨を示す情報を設定するよう
にする。
【0381】そして、中継装置110のプレゼンテーシ
ョンサーバプログラム312は、このような情報が設定
された聴講開始制御情報を聴講者装置112から受信す
ると、音声データを送信しない聴講者装置112を定義
するテーブルを作成し、発表者装置111から音声デー
タを受信した際に、このテーブルを参照し、受信した音
声データを送信するか否かを判断するようにすればよ
い。
【0382】ところで、上述した動作と同様にして、聴
講者の発言内容を、実施中のプレゼンテーションに反映
させるようにしてもよい。
【0383】ただし、このようにする場合には、音声デ
ータ以外のデータについての動作で説明した動作と同様
にすることで、中継装置110が、予め定義された聴講
者装置または聴講者からの発言内容のみを受け入れるよ
うにしたり、予め定義された時間帯に限って、発言内容
を受け入れるようにしたりすることが好ましい。
【0384】さらに、音声データ以外のデータについて
の動作で説明したように、中継装置110が、発言内容
を受け入れる権利を聴講者装置に与えるようにすること
が好ましいが、権利の与え方および解放の仕方は、音声
データ以外のデータについての動作で説明した動作と同
様である。
【0385】(6)第6の実施形態 次に、本発明の第6の実施形態のプレゼンテーションシ
ステムについて説明する。
【0386】第6の実施形態のプレゼンテーションシス
テムは、上述した第1の実施形態のプレゼンテーション
システムにおいて、特に、ある情報処理装置が備えた表
示装置が映写機である場合に、発表者が、プレゼンテー
ション実施時に、この映写機を使用することを可能とし
たものである。
【0387】このようにすれば、発表者が、自身が持参
した情報処理装置を発表者装置として使用したい場合
に、その情報処理装置をネットワークに接続するだけ
で、他の情報処理装置が備えた映写機を使用することが
可能となる。
【0388】なお、以下の説明では、上述した第1の実
施形態のプレゼンテーションシステムと異なる点につい
てのみ説明する。
【0389】図33は第6の実施形態のプレゼンテーシ
ョンシステムの全体構成図である。
【0390】図33において、図1に示した構成要素と
同じ構成要素には、同じ符号が付与されている。
【0391】図33において、ネットワーク100に
は、表示用装置として用いられる情報処理装置3301
が、ケーブル3300を介して接続されている。この表
示用装置3301には、ケーブル3302を介して、映
写機3303が接続されている。
【0392】なお、表示用装置3301は、上述した第
1の実施形態のプレゼンテーションシステムにおける聴
講者装置112と同様の内部構成の情報処理装置であ
る。
【0393】第6の実施形態のプレゼンテーションシス
テムにおいては、図33に示した構成である場合に、発
表者装置111で実施されるプレゼンテーションのプレ
ゼンテーションデータが、中継装置110を経由して、
聴講者装置112に送信されて表示される際の動作は、
上述した第1の実施形態のプレゼンテーションシステム
の動作と同様である。
【0394】また、第6の実施形態のプレゼンテーショ
ンシステムにおいては、表示用装置3301において
も、聴講者装置112に送信されるプレゼンテーション
データと同じプレゼンテーションが送信されてくること
となるので、表示用装置3301は、受信したプレゼン
テーションデータを、映写機3303を介して、会場3
310に設置されたスクリーンに投影するようにするこ
とができる。
【0395】これにより、発表者は、自身がプレゼンテ
ーション実施時に使用する発表者装置111が、映写機
を備えていなくても、他の情報処理装置である表示用装
置3301が備えた映写機3303を使用することが可
能となる。
【0396】特に、第6の実施形態のプレゼンテーショ
ンシステムによれば、例えば、円卓会議等の、同一会場
で複数の発表者が互いにプレゼンテーションを実施し、
ある発表者のプレゼンテーション実施時には、他の発表
者が聴講者となるような場合には、映写機を備えた情報
処理装置を1台だけ用意すれば、各発表者が、自身のプ
レゼンテーション実施時に、その映写機を使用するよう
にすることが可能となる。
【0397】以下、「発表者A」,「発表者B」という
2名の発表者が存在する場合を例にして、1台の映写機
を、2名の発表者が共用する場合について説明する。
【0398】図34は第6の実施形態のプレゼンテーシ
ョンシステムの別の全体構成図である。
【0399】図34において、3400はネットワーク
であり、ネットワーク3400には、中継装置3410
と、「発表者A」が使用する発表者装置3411と、
「発表者B」が使用する発表者装置3412と、表示用
装置として用いられる情報処理装置3413とが、各
々、ケーブル3401,3402,3403,3404
を介して、ネットワーク3400に接続されている。こ
の表示用装置3413には、ケーブル3405を介し
て、映写機3414が接続されている。
【0400】なお、発表者装置3411,発表者装置3
412,表示用装置3413,映写機3414は、共
に、同一会場3320に設置されている。
【0401】また、中継装置3410は、上述した第1
の実施形態のプレゼンテーションシステムにおける中継
装置110と同様の内部構成の情報処理装置であり、発
表者装置3411,3412は、上述した第1の実施形
態のプレゼンテーションシステムにおける発表者装置1
11と同様の内部構成の情報処理装置である。
【0402】さらに、表示用装置3413は、上述した
第1の実施形態のプレゼンテーションシステムにおける
聴講者装置112と同様の内部構成の情報処理装置であ
る。
【0403】第6の実施形態のプレゼンテーションシス
テムにおいては、図34に示した構成である場合に、上
述した第1の実施形態のプレゼンテーションシステムの
動作と同様にして、発表者装置3411で「発表者A」
が実施するプレゼンテーションのプレゼンテーションデ
ータが、中継装置3410を経由して、表示用装置34
13に送信されることとなり、また、発表者装置341
2で「発表者B」が実施するプレゼンテーションのプレ
ゼンテーションデータが、中継装置3410を経由し
て、表示用装置3413に送信されることとなる。
【0404】ただし、本例では、表示用装置3413
が、必要に応じて、いずれか一方の発表者装置から受信
したプレゼンテーションデータを、映写機3414を介
して、会場3311に設置されたスクリーンに投影する
ようにする。
【0405】これにより、「発表者A」および「発表者
B」は、自身がプレゼンテーション実施時に使用する発
表者装置3411,3412が、映写機を備えていなく
ても、他の情報処理装置である表示用装置3413が備
えた映写機3414を共用することが可能となる。
【0406】なお、発表者が3名以上である場合も、同
様にして、1台の映写機を共用することが可能である。
【0407】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のプレゼン
テーションシステムによれば、中継装置が、プレゼンテ
ーションデータを、発表者装置から受信して記憶保持す
るようにし、自身に対して聴講を希望した聴講者装置に
対して、自身が記憶保持しているプレゼンテーションデ
ータを送信するようにしているので、不特定多数の聴講
者が、所望のプレゼンテーションを聴講することが可能
となる。
【0408】さらに、本発明のプレゼンテーションシス
テムにおいて、複数の中継装置を多段化して配置するよ
うにすれば、発表者装置との間で論理的通信路を形成し
ている中継装置との間で、直接論理的通信路を形成する
ことができない聴講者装置においても、聴講者は、該発
表者装置で実施されているプレゼンテーションを聴講す
ることが可能となる。
【0409】また、本発明のプレゼンテーションシステ
ムによれば、特に、プレゼンテーションデータが、複数
のスライドデータから構成されるようにした場合には、
プレゼンテーション実施時に、発表者装置で表示される
スライドデータが変更されると、変更後のスライドデー
タを示す制御情報が、プレゼンテーションデータと同様
にして送信されるようにしているので、聴講者装置は、
中継装置から受信した制御情報に従って、発表者装置で
表示されているスライドデータと同じスライドデータを
表示することができ、発表者装置と聴講者装置との間
で、スライドデータの表示タイミングの同期を取ること
が可能となる。
【0410】また、本発明のプレゼンテーションシステ
ムによれば、聴講者装置が、中継装置が記憶保持してい
るプレゼンテーション情報を取得して表示するようにし
ており、この際に、各プレゼンテーションが「発表中」
であるか否かを示す進行状況を表示するようにしている
ので、聴講者は、実施されるプレゼンテーションの進行
状況を把握することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態のプレゼンテーションシステム
の全体構成図。
【図2】第1の実施形態における発表者装置の内部構成
図。
【図3】第1の実施形態における中継装置の内部構成
図。
【図4】第1の実施形態における聴講者装置の内部構成
図。
【図5】第1の実施形態において制御情報を転送するた
めの通信パケットのデータ構成を示す説明図。
【図6】第1の実施形態においてプレゼンテーションデ
ータを転送するための通信パケットのデータ構成を示す
説明図。
【図7】第1の実施形態におけるプレゼンテーションデ
ータのデータ構成を示す説明図。
【図8】発表者装置がプレゼンテーションデータを構成
する全てのスライドデータを送信する場合の、プレゼン
テーション発表プログラムの処理手順を示すフローチャ
ート。
【図9】発表者装置がスライドデータごとにプレゼンテ
ーションデータを送信する場合の、プレゼンテーション
発表プログラムの処理手順を示すフローチャート。
【図10】発表者装置がプレゼンテーションデータを構
成する全てのスライドデータを送信する場合の、プレゼ
ンテーションサーバプログラムの発表者装置に対する処
理の処理手順を示すフローチャート。
【図11】発表者装置がスライドデータごとにプレゼン
テーションデータを送信する場合の、プレゼンテーショ
ンサーバプログラムの発表者装置に対する処理の処理手
順を示すフローチャート。
【図12】プレゼンテーション聴講プログラムの処理の
うち、中継装置が記憶保持しているプレゼンテーション
情報を取得して一覧表示する処理の処理手順を示すフロ
ーチャート。
【図13】プレゼンテーション聴講プログラムの処理の
うち、聴講者が選択指示したプレゼンテーション情報を
受け付けて中継装置との間の論理的通信路を形成する処
理の処理手順を示すフローチャート。
【図14】プレゼンテーション聴講プログラムの処理の
うち、中継装置がプレゼンテーションデータを構成する
全てのスライドデータを送信する場合の、プレゼンテー
ションデータを受信して表示する処理の処理手順を示す
フローチャート。
【図15】プレゼンテーション聴講プログラムの処理の
うち、中継装置がスライドデータごとにプレゼンテーシ
ョンデータを送信する場合の、プレゼンテーションデー
タを受信して表示する処理の処理手順を示すフローチャ
ート。
【図16】プレゼンテーションサーバプログラムの処理
のうち、中継装置が記憶保持しているプレゼンテーショ
ン情報を聴講者装置に転送する処理の処理手順を示すフ
ローチャート。
【図17】プレゼンテーションサーバプログラムの処理
のうち、プレゼンテーションデータおよび制御情報を送
受信するための論理的通信路を聴講者装置との間で形成
する処理の処理手順を示すフローチャート。
【図18】プレゼンテーションサーバプログラムの処理
のうち、プレゼンテーションデータを構成する全てのス
ライドデータを聴講者装置に送信する処理の処理手順を
示すフローチャート。
【図19】プレゼンテーションサーバプログラムの処理
のうち、スライドデータごとに聴講者装置にプレゼンテ
ーションデータを送信する処理の処理手順を示すフロー
チャート。
【図20】プレゼンテーションデータ分類テーブルの構
成例を示す説明図。
【図21】スライド移動制御情報蓄積ファイルの構成例
を示す説明図。
【図22】スライドデータごとにプレゼンテーションデ
ータが送信される場合の、プレゼンテーションデータフ
ァイルのデータ構成を示す説明図。
【図23】プレゼンテーション情報の一覧の表示例を示
す説明図。
【図24】プレゼンテーションデータの表示例を示す説
明図。
【図25】第2の実施形態のプレゼンテーションシステ
ムの全体構成図。
【図26】他の中継装置へのプレゼンテーションデータ
の転送規則を示す転送規則ファイルのデータ構成を示す
説明図。
【図27】第3の実施形態のプレゼンテーションシステ
ムの全体構成図。
【図28】複数の中継装置から取得したプレゼンテーシ
ョン情報の一覧の表示例を示す説明図。
【図29】第4の実施形態のプレゼンテーションシステ
ムの全体構成図。
【図30】ネットワークアドレスを用いたアクセス制限
機能を実現するためのアクセス制限規則ファイルのデー
タ構成を示す説明図。
【図31】パスワードを用いたアクセス制限機能を実現
するためのアクセス制限規則ファイルのデータ構成を示
す説明図。
【図32】第5の実施形態における発表者装置の内部構
成図。
【図33】第6の実施形態のプレゼンテーションシステ
ムの全体構成図。
【図34】第6の実施形態のプレゼンテーションシステ
ムの別の全体構成図。
【符号の説明】
110…中継装置、111…発表者装置、112…聴講
者装置、100,101…ネットワーク、120,12
1,122,123…ケーブル、201…CPU(中央
処理装置)、202…読み取り装置インターフェース、
203…記憶装置インターフェース、204…ネットワ
ークインターフェース、205…表示装置、206…入
力装置、207…メモリ、200…バス、220…読み
取り装置、221…記憶装置、222,223…ケーブ
ル、210…オペレーションシステム、212…プレゼ
ンテーション発表プログラム、211…プレゼンテーシ
ョン通信プログラム、310…CPU、302…記憶装
置インターフェース、303,304…ネットワークイ
ンターフェース、305…メモリ、300…バス、32
0…記憶装置、321…ケーブル、310…オペレーシ
ョンシステム、312…プレゼンテーションサーバプロ
グラム、311…プレゼンテーション通信プログラム、
401…CPU、402…読み取り装置インターフェー
ス、403…記憶装置インターフェース、404…ネッ
トワークインターフェース、405…表示装置、406
…入力装置、407…メモリ、400…バス、420…
読み取り装置、421…記憶装置、422,423…ケ
ーブル、410…オペレーションシステム、412…プ
レゼンテーション聴講プログラム、411…プレゼンテ
ーション通信プログラム、500…通信パケット、50
1…送信元アドレス、5002…ヘッダ、503…制御
情報、510…種別識別情報、511…制御情報デー
タ、600…通信パケット、601…送信元アドレス、
602…ヘッダ、603…プレゼンテーションデータ、
610…種別識別情報、611…データレベル情報、6
12…データ、700…プレゼンテーションデータ、7
01,702,703…スライドデータ、2000…ス
ライドデータ分類テーブル、2100…スライド移動制
御情報蓄積ファイル、2101,2102,2103…
制御情報、2200…プレゼンテーションデータファイ
ル、2201,2203…スライド番号、2202,2
204…スライドデータ、2300…プレゼンテーショ
ン聴講ツール、2301,2302,2310,231
1…ウィンドウ、2312…再表示ボタン、2401…
スライド表示部分、2402…スライド表示制御部分、
2403…「前へ」ボタン、2404…「次へ」ボタ
ン、2405…「会場とあわせた表示」ボタン、250
0,2501,2502…ネットワーク、2510,2
511,2512…中継装置、2513,2514…発
表者装置、2515,2516…聴講者装置、2600
…転送規則ファイル、2601…ネットワークアドレス
情報、2602…データ転送規則、2700,2701
…ネットワーク、2710,2711…中継装置、27
13,2714,2715…発表者装置、2712…聴
講者装置、2720,2721,2722…会場、28
00…プレゼンテーション聴講ツール、2801,28
02,2803,2804,2805,2806,28
07…ウィンドウ、2900,2901…ネットワー
ク、2910…中継装置、2911,2912…発表者
装置、2913,2914…聴講者装置、3000,3
100…アクセス制限規則ファイル、3200…音声入
出力装置インターフェース、3202…音声入力装置、
3204…音声出力装置、3201,3203…ケーブ
ル、3205…音声符号化/復号化プログラム、330
1…表示用装置、3302…ケーブル、3303…映写
機、3310…会場、3400…ネットワーク、341
0…中継装置、3411,3412…発表者装置、34
13…表示用装置、3401,3402,3403,3
404,3405…ケーブル、3414…映写機、33
20…会場。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // G09G 5/00 510 H04N 7/15 H04N 7/15 H04L 11/20 B (72)発明者 寺田 真敏 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 小泉 稔 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プレゼンテーションを実施する発表者が使
    用する情報処理装置(以下、「発表者装置」と称す。)
    と、プレゼンテーションの聴講を希望する聴講者が使用
    する情報処理装置(以下、「聴講者装置」と称す。)
    と、プレゼンテーションで用いられるプレゼンテーショ
    ンデータを中継する中継装置とが、ネットワークで接続
    され、 上記発表者装置は、 プレゼンテーションデータの中継先となる中継装置に対
    して、プレゼンテーションデータを送信する第1のプレ
    ゼンテーションデータ送信手段を有し、 上記中継装置は、 上記発表者装置からプレゼンテーションデータが送信さ
    れた場合に、該プレゼンテーションデータを記憶保持す
    る第1のプレゼンテーションデータ記憶手段と、 上記聴講者装置からプレゼンテーションデータの送信が
    要求された場合に、該聴講者装置に対して、上記第1の
    プレゼンテーションデータ記憶手段が記憶保持している
    プレゼンテーションデータのうちの、要求されたプレゼ
    ンテーションデータを送信する第2のプレゼンテーショ
    ンデータ送信手段とを有し、 上記聴講者装置は、 プレゼンテーションデータの中継元となる中継装置に対
    して、プレゼンテーションデータの送信を要求するプレ
    ゼンテーションデータ要求手段と、 要求先の中継装置からプレゼンテーションデータが送信
    された場合に、該プレゼンテーションデータを表示する
    プレゼンテーションデータ表示手段とを有することを特
    徴とするプレゼンテーションシステム。
  2. 【請求項2】請求項1記載のプレゼンテーションシステ
    ムであって、 上記発表者装置は、 プレゼンテーションデータの変更内容の入力を受け付け
    る変更内容受付手段と、 プレゼンテーションデータの中継先となる中継装置に対
    して、上記変更内容受付手段が入力を受け付けた変更内
    容を示す差分データを送信する第1の差分データ送信手
    段とをさらに有し、 上記中継装置は、 上記発表者装置から差分データが送信された場合に、該
    差分データを、該発表者装置で実施されているプレゼン
    テーションを聴講中の聴講者装置に送信する第2の差分
    データ送信手段をさらに有し、 上記聴講者装置は、 中継元の中継装置から差分データが送信された場合に、
    該差分データに基づいて、プレゼンテーションデータの
    内容を変更するプレゼンテーションデータ変更手段をさ
    らに有することを特徴とするプレゼンテーションシステ
    ム。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のプレゼンテーショ
    ンシステムであって、 上記中継装置は、 自身がプレゼンテーションデータを中継するプレゼンテ
    ーションごとに、該プレゼンテーションの名称および発
    表時刻を少なくとも含む、該プレゼンテーションに関す
    る情報であるプレゼンテーション情報を記憶保持する第
    1のプレゼンテーション情報記憶手段と、 上記聴講者装置からプレゼンテーション情報の送信が要
    求された場合に、該聴講者装置に対して、上記第1のプ
    レゼンテーション情報記憶手段が記憶保持しているプレ
    ゼンテーション情報を送信するプレゼンテーション情報
    送信手段とをさらに有し、 上記聴講者装置は、 プレゼンテーション情報の要求先となる中継装置に対し
    て、プレゼンテーション情報の送信を要求するプレゼン
    テーション情報要求手段と、 要求先の中継装置からプレゼンテーション情報が送信さ
    れた場合に、該プレゼンテーション情報を記憶保持する
    第2のプレゼンテーション情報記憶手段と、 上記第2のプレゼンテーション情報記憶手段が記憶保持
    しているプレゼンテーション情報を表示するプレゼンテ
    ーション情報表示手段とをさらに有することを特徴とす
    るプレゼンテーションシステム。
  4. 【請求項4】請求項1,2または3記載のプレゼンテー
    ションシステムであって、 上記プレゼンテーションデータは、 発表すべき画面単位に電子化された発表用資料データ
    (以下、「スライドデータ」と称す。)が複数構成され
    てなることを特徴とするプレゼンテーションシステム。
  5. 【請求項5】請求項4記載のプレゼンテーションシステ
    ムであって、 上記第1のプレゼンテーションデータ送信手段、およ
    び、上記第2のプレゼンテーションデータ送信手段は、
    共に、 プレゼンテーションの開始時に、全てのスライドデータ
    を一括してプレゼンテーションデータを送信し、 上記発表者装置は、 プレゼンテーションの実施中に、発表者が指定したスラ
    イドデータを表示するスライドデータ表示手段と、 上記スライドデータ表示手段が表示するスライドデータ
    が変更した場合に、中継先の中継装置に対して、変更後
    のスライドデータを示すスライド制御情報を送信する制
    御情報送信手段とをさらに有し、 上記中継装置は、 上記発表者装置からスライド制御情報が送信された場合
    に、該スライド制御情報を、該発表者装置で実施されて
    いるプレゼンテーションを聴講中の聴講者装置に送信す
    る制御情報送信手段をさらに有し、 上記聴講者装置は、 中継元の中継装置から送信されたプレゼンテーションデ
    ータを記憶保持する第2のプレゼンテーションデータ記
    憶手段をさらに有し、 上記プレゼンテーションデータ表示手段は、 中継元の中継装置からスライド制御情報が送信された場
    合に、上記第2のプレゼンテーションデータ記憶手段が
    記憶しているプレゼンテーションデータを構成するスラ
    イドデータのうちの、該スライド制御情報が示すスライ
    ドデータを表示することを特徴とするプレゼンテーショ
    ンシステム。
  6. 【請求項6】請求項4記載のプレゼンテーションシステ
    ムであって、 上記第1のプレゼンテーションデータ送信手段、およ
    び、上記第2のプレゼンテーションデータ送信手段は、
    共に、 プレゼンテーションの実施中に、プレゼンテーションで
    必要とされるスライドデータごとにプレゼンテーション
    データを送信し、 上記発表者装置は、 プレゼンテーションの実施中に、発表者が指定したスラ
    イドデータを表示するスライドデータ表示手段と、 上記スライドデータ表示手段が表示するスライドデータ
    が変更した場合に、変更後のスライドデータを上記第1
    のプレゼンテーションデータ送信手段が送信済であるな
    らば、中継先の中継装置に対して、変更後のスライドデ
    ータを示すスライド制御情報を送信する制御情報送信手
    段とをさらに有し、 上記中継装置は、 上記発表者装置からスライド制御情報が送信された場合
    に、該スライド制御情報を、該発表者装置で実施されて
    いるプレゼンテーションを聴講中の聴講者装置に送信す
    る制御情報送信手段をさらに有し、 上記聴講者装置は、 中継元の中継装置から送信されたスライドデータを記憶
    保持する第2のプレゼンテーションデータ記憶手段をさ
    らに有し、 上記第1のプレゼンテーションデータ送信手段は、 上記スライドデータ表示手段が表示するスライドデータ
    が変更した場合に、変更後のスライドデータを送信済で
    ないならば、中継先の中継装置に対して、該変更後のス
    ライドデータを送信し、 上記プレゼンテーションデータ表示手段は、 中継元の中継装置からスライド制御情報が送信された場
    合に、上記第2のプレゼンテーションデータ記憶手段が
    記憶しているスライドデータのうちの、該スライド制御
    情報が示すスライドデータを表示することを特徴とする
    プレゼンテーションシステム。
  7. 【請求項7】請求項6記載のプレゼンテーションシステ
    ムであって、 上記第2のプレゼンテーションデータ送信手段は、 上記第1のプレゼンテーションデータ記憶手段が記憶し
    ているスライドデータについて、これらのスライドデー
    タを送信した発表者装置で実施されているプレゼンテー
    ションを聴講中の聴講者装置に送信済でないスライドデ
    ータ(以下、「未送信分スライドデータ」と称す。)が
    ある場合には、該発表者装置からスライドデータおよび
    スライド制御情報が送信されてこない間に、該聴講者装
    置に対して、該未送信分スライドデータを送信し、 上記第2のプレゼンテーションデータ記憶手段は、 中継元の中継装置から送信された未送信分スライドデー
    タを記憶保持することを特徴とするプレゼンテーション
    システム。
  8. 【請求項8】請求項4,5,6または7記載のプレゼン
    テーションシステムであって、 上記発表者装置は、 音声を入力して音声データに変換する音声データ入力手
    段と、 プレゼンテーションデータの中継先となる中継装置に対
    して、上記音声データ入力手段が変換した音声データを
    送信する第1の音声データ送信手段とをさらに有し、 上記中継装置は、 上記発表者装置から音声データが送信された場合に、該
    音声データを、該発表者装置で実施されているプレゼン
    テーションを聴講中の聴講者装置に送信する第2の音声
    データ送信手段をさらに有し、 上記聴講者装置は、 中継元の中継装置から音声データが送信された場合に、
    該音声データを音声に変換して出力する音声出力手段を
    さらに有することを特徴とするプレゼンテーションシス
    テム。
  9. 【請求項9】プレゼンテーションを実施する発表者が使
    用する情報処理装置(以下、「発表者装置」と称す。)
    と、プレゼンテーションの聴講を希望する聴講者が使用
    する情報処理装置(以下、「聴講者装置」と称す。)と
    を、ネットワークを介して接続する中継装置であって、 上記発表者装置から、プレゼンテーションで用いられる
    プレゼンテーションデータが送信された場合に、該プレ
    ゼンテーションデータを記憶保持するプレゼンテーショ
    ンデータ記憶手段と、 上記聴講者装置からプレゼンテーションデータの送信が
    要求された場合に、該聴講者装置に対して、上記プレゼ
    ンテーションデータ記憶手段が記憶保持しているプレゼ
    ンテーションデータのうちの、要求されたプレゼンテー
    ションデータを送信するプレゼンテーションデータ送信
    手段とを有することを特徴とする中継装置。
  10. 【請求項10】請求項9記載の中継装置であって、 自身がプレゼンテーションデータを中継するプレゼンテ
    ーションごとに、該プレゼンテーションの名称および発
    表時刻を少なくとも含む、該プレゼンテーションに関す
    る情報であるプレゼンテーション情報を記憶保持するプ
    レゼンテーション情報記憶手段と、 上記聴講者装置からプレゼンテーション情報の送信が要
    求された場合に、該聴講者装置に対して、上記プレゼン
    テーション情報記憶手段が記憶保持しているプレゼンテ
    ーション情報を送信するプレゼンテーション情報送信手
    段とをさらに有することを特徴とする中継装置。
  11. 【請求項11】プレゼンテーションを実施する発表者が
    使用する情報処理装置(以下、「発表者装置」と称
    す。)と、プレゼンテーションの聴講を希望する聴講者
    が使用する情報処理装置(以下、「聴講者装置」と称
    す。)とを、ネットワークを介して接続する中継装置に
    インストールされるプログラムであって、 上記発表者装置から、プレゼンテーションで用いられる
    プレゼンテーションデータが送信された場合に、該プレ
    ゼンテーションデータを記憶保持するプレゼンテーショ
    ンデータ記憶手段と、 上記聴講者装置からプレゼンテーションデータの送信が
    要求された場合に、該聴講者装置に対して、上記プレゼ
    ンテーションデータ記憶手段が記憶保持しているプレゼ
    ンテーションデータのうちの、要求されたプレゼンテー
    ションデータを送信するプレゼンテーションデータ送信
    手段とを有するよう、上記中継装置を機能させるための
    プログラムを記録したことを特徴とする、機械読み取り
    可能な記録媒体。
  12. 【請求項12】請求項11記載の記録媒体であって、 予め定義された発表者装置、または、予め定義された発
    表者が使用している発表者装置からプレゼンテーション
    データが送信された場合にのみ、該プレゼンテーション
    データを受信する発表者側アクセス制御手段をさらに有
    するよう、上記中継装置を機能させるためのプログラム
    をさらに記録したことを特徴とする、機械読み取り可能
    な記録媒体。
  13. 【請求項13】請求項11または12記載の記録媒体で
    あって、 予め定義された聴講者装置、または、予め定義された聴
    講者が使用している聴講者装置からプレゼンテーション
    データの送信が要求された場合にのみ、該要求を受諾す
    る聴講者側アクセス制御手段をさらに有するよう、上記
    中継装置を機能させるためのプログラムをさらに記録し
    たことを特徴とする、機械読み取り可能な記録媒体。
  14. 【請求項14】請求項11記載の記録媒体であって、 プレゼンテーションごとに予め定義された発表者装置、
    または、プレゼンテーションごとに予め定義された発表
    者が使用している発表者装置から、対応するプレゼンテ
    ーションのプレゼンテーションデータが送信された場合
    にのみ、該プレゼンテーションデータを受信する発表者
    側アクセス制御手段をさらに有するよう、上記中継装置
    を機能させるためのプログラムをさらに記録したことを
    特徴とする、機械読み取り可能な記録媒体。
  15. 【請求項15】請求項11または14記載の記録媒体で
    あって、 プレゼンテーションごとに予め定義された聴講者装置、
    または、プレゼンテーションごとに予め定義された聴講
    者が使用している聴講者装置から、対応するプレゼンテ
    ーションデータの送信が要求された場合にのみ、該要求
    を受諾する聴講者側アクセス制御手段をさらに有するよ
    う、上記中継装置を機能させるためのプログラムをさら
    に記録したことを特徴とする、機械読み取り可能な記録
    媒体。
  16. 【請求項16】請求項11,12,13,14または1
    5記載の記録媒体であって、 上記発表者装置から、プレゼンテーションデータの変更
    内容を示す差分データが送信された場合に、該差分デー
    タを、該発表者装置で実施されているプレゼンテーショ
    ンを聴講中の聴講者装置に送信する差分データ送信手段
    をさらに有するよう、上記中継装置を機能させるための
    プログラムをさらに記録したことを特徴とする、機械読
    み取り可能な記録媒体。
  17. 【請求項17】請求項11,12,13,14,15ま
    たは16記載の記録媒体であって、 上記中継装置がプレゼンテーションデータを中継するプ
    レゼンテーションごとに、該プレゼンテーションの名称
    および発表時刻を少なくとも含む、該プレゼンテーショ
    ンに関する情報であるプレゼンテーション情報を記憶保
    持するプレゼンテーション情報記憶手段と、 上記聴講者装置からプレゼンテーション情報の送信が要
    求された場合に、該聴講者装置に対して、上記プレゼン
    テーション情報記憶手段が記憶保持しているプレゼンテ
    ーション情報を送信するプレゼンテーション情報送信手
    段とをさらに有するよう、上記中継装置を機能させるた
    めのプログラムをさらに記録したことを特徴とする、機
    械読み取り可能な記録媒体。
  18. 【請求項18】プレゼンテーションを実施する発表者が
    使用する情報処理装置(以下、「発表者装置」と称
    す。)と、プレゼンテーションの聴講を希望する聴講者
    が使用する情報処理装置(以下、「聴講者装置」と称
    す。)と、プレゼンテーションで用いられるプレゼンテ
    ーションデータを中継する中継装置とが、ネットワーク
    で接続されたネットワークシステムにおいて、上記聴講
    者装置にインストールされるプログラムであって、 プレゼンテーションデータの中継元となる中継装置に対
    して、プレゼンテーションデータの送信を要求するプレ
    ゼンテーションデータ要求手段と、 要求先の中継装置からプレゼンテーションデータが送信
    された場合に、該プレゼンテーションデータを表示する
    プレゼンテーションデータ表示手段とを有するよう、上
    記聴講者装置を機能させるためのプログラムを記録した
    ことを特徴とする、機械読み取り可能な記録媒体。
  19. 【請求項19】請求項18記載の記録媒体であって、 中継元の中継装置から、プレゼンテーションデータの変
    更内容を示す差分データが送信された場合に、該差分デ
    ータに基づいて、プレゼンテーションデータの内容を変
    更するプレゼンテーションデータ変更手段をさらに有す
    るよう、上記聴講者装置を機能させるためのプログラム
    をさらに記録したことを特徴とする、機械読み取り可能
    な記録媒体。
  20. 【請求項20】請求項18または19記載の記録媒体で
    あって、 上記中継装置が、自身がプレゼンテーションデータを中
    継するプレゼンテーションごとに、該プレゼンテーショ
    ンの名称および発表時刻を少なくとも含む、該プレゼン
    テーションに関する情報であるプレゼンテーション情報
    を記憶保持している場合に、 プレゼンテーション情報の要求先となる中継装置に対し
    て、プレゼンテーション情報の送信を要求するプレゼン
    テーション情報要求手段と、 要求先の中継装置からプレゼンテーション情報が送信さ
    れた場合に、該プレゼンテーション情報を記憶保持する
    プレゼンテーション情報記憶手段と、 上記プレゼンテーション情報記憶手段が記憶保持してい
    るプレゼンテーション情報を表示するプレゼンテーショ
    ン情報表示手段とをさらに有するよう、上記聴講者装置
    を機能させるためのプログラムをさらに記録したことを
    特徴とする、機械読み取り可能な記録媒体。
  21. 【請求項21】請求項20記載の記録媒体であって、 上記プレゼンテーション情報表示手段が、 上記プレゼンテーション情報記憶手段が記憶保持してい
    るプレゼンテーション情報中の発表時刻に基づいて、対
    応するプレゼンテーションの進行状況をさらに表示する
    よう、上記聴講者装置を機能させるためのプログラムを
    さらに記録したことを特徴とする、機械読み取り可能な
    記録媒体。
  22. 【請求項22】請求項20または21記載の記録媒体で
    あって、 上記プレゼンテーションデータ表示手段が表示するプレ
    ゼンテーションデータ、および、上記プレゼンテーショ
    ン情報表示手段が表示するプレゼンテーション情報を、
    同一の表示画面に同時に提示可能な環境を提供する表示
    インターフェースを有するよう、上記聴講者装置を機能
    させるためのプログラムをさらに記録したことを特徴と
    する、機械読み取り可能な記録媒体。
  23. 【請求項23】請求項20,21または22記載の記録
    媒体であって、 上記プレゼンテーション情報表示手段が表示したプレゼ
    ンテーション情報のうちから、聴講を希望するプレゼン
    テーションのプレゼンテーション情報の指定を受け付け
    るプレゼンテーション情報受付手段をさらに有するよ
    う、上記聴講者装置を機能させ、 上記プレゼンテーションデータ要求手段が、 上記プレゼンテーション情報受付手段が指定を受け付け
    たプレゼンテーション情報について、該プレゼンテーシ
    ョン情報中の発表時刻になった場合、または、該発表時
    刻より予め定めた時間だけ前の時刻になった場合に、該
    プレゼンテーション情報に対応するプレゼンテーション
    のプレゼンテーションデータの送信を要求するよう、上
    記聴講者装置を機能させるためのプログラムをさらに記
    録したことを特徴とする、機械読み取り可能な記録媒
    体。
  24. 【請求項24】請求項23記載の記録媒体であって、 上記プレゼンテーション情報受付手段が指定を受け付け
    たプレゼンテーション情報が複数存在する場合に、これ
    らのプレゼンテーション情報を、上記プレゼンテーショ
    ン情報記憶手段が記憶保持しているプレゼンテーション
    情報中の発表時刻に基づいて、対応するプレゼンテーシ
    ョンが実施される順番に並び替えるスケジュール管理手
    段をさらに有するよう、上記聴講者装置を機能させ、 上記プレゼンテーションデータ要求手段が、 上記スケジュール管理手段が並び替えたプレゼンテーシ
    ョン情報の各々について、該プレゼンテーション情報中
    の発表時刻になった場合、または、該発表時刻より予め
    定めた時間だけ前の時刻になった場合に、該プレゼンテ
    ーション情報に対応するプレゼンテーションのプレゼン
    テーションデータの送信を要求するよう、上記聴講者装
    置を機能させるためのプログラムをさらに記録したこと
    を特徴とする、機械読み取り可能な記録媒体。
  25. 【請求項25】請求項18,19,20,21,22,
    23または24記載の記録媒体であって、 上記プレゼンテーションデータが、発表すべき画面単位
    に電子化された発表用資料データ(以下、「スライドデ
    ータ」と称す。)が複数構成されてなると共に、中継元
    の中継装置が、プレゼンテーションの開始時に、全ての
    スライドデータを一括してプレゼンテーションデータを
    送信する場合に、 中継元の中継装置から送信されたプレゼンテーションデ
    ータを記憶保持するプレゼンテーションデータ記憶手段
    をさらに有するよう、上記聴講者装置を機能させ、 上記プレゼンテーションデータ表示手段が、 中継元の中継装置から、上記発表者装置で表示されるス
    ライドデータが変更した場合の、変更後のスライドデー
    タを示すスライド制御情報が送信された場合に、上記プ
    レゼンテーションデータ記憶手段が記憶しているプレゼ
    ンテーションデータを構成するスライドデータのうち
    の、該スライド制御情報が示すスライドデータを表示す
    るよう、上記聴講者装置を機能させるためのプログラム
    をさらに記録したことを特徴とする、機械読み取り可能
    な記録媒体。
  26. 【請求項26】請求項25記載の記録媒体であって、 スライドデータの表示タイミングを、上記発表者装置で
    のスライドデータの表示タイミングと同期を取って表示
    する同期表示モードと、上記発表者装置でのスライドデ
    ータの表示タイミングと同期を取らずに表示する非同期
    表示モードとのいずれか一方の指定を受け付ける表示モ
    ード受付手段と、 上記表示モード受付手段が非同期表示モードの指定を受
    け付けた場合に、表示すべきスライドデータの指定を受
    け付けるスライドデータ受付手段とをさらに有するよ
    う、上記聴講者装置を機能させ、 上記プレゼンテーションデータ表示手段が、 上記プレゼンテーションデータ記憶手段が記憶している
    スライドデータのうちの、上記スライドデータ受付手段
    が指定を受け付けたスライドデータを表示するよう、上
    記聴講者装置を機能させるためのプログラムをさらに記
    録したことを特徴とする、機械読み取り可能な記録媒
    体。
  27. 【請求項27】請求項25または26記載の記録媒体で
    あって、 中継元の中継装置から音声データが送信された場合に、
    該音声データを音声に変換して出力する音声出力手段を
    さらに有するよう、上記聴講者装置を機能させるための
    プログラムをさらに記録したことを特徴とする、機械読
    み取り可能な記録媒体。
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