JPH11176762A - 半導体製造装置 - Google Patents

半導体製造装置

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JPH11176762A
JPH11176762A JP34484597A JP34484597A JPH11176762A JP H11176762 A JPH11176762 A JP H11176762A JP 34484597 A JP34484597 A JP 34484597A JP 34484597 A JP34484597 A JP 34484597A JP H11176762 A JPH11176762 A JP H11176762A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
port
boat
heat
furnace
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Pending
Application number
JP34484597A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Sakamoto
一郎 坂本
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Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kokusai Electric Corp filed Critical Kokusai Electric Corp
Priority to JP34484597A priority Critical patent/JPH11176762A/ja
Publication of JPH11176762A publication Critical patent/JPH11176762A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成膜処理後、ウェーハを高温の炉から取り出
すために炉を降温させる際、その降温速度を増加してス
ループットを上げられるようにする。 【解決手段】 反応炉1の炉口12を密閉するボートキ
ャップ7と、炉口12を断熱する保温体15とを分割型
にして、ボートキャップ7と保温体15とを別個に昇降
可能に取り付ける。昇温時および昇温後の温度安定時は
ボートキャップ7内に保温体15を装着して、ボートキ
ャップ7に密閉された炉口12に断熱効果を持たせる。
降温時は、ボートキャップ7で炉口12を密閉した状態
を保ち、ボートキャップ7から保温体15を離脱して、
炉口12の断熱効果を低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体製造装置に関
し、特に反応炉の炉口を密閉するボートキャップの断熱
構造に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体製造装置、例えば縦型拡散
装置は、図3に示すように、多数枚の処理用ウェーハW
を載せたボート6をキャップ受け9上にボートキャップ
7を介して載置し、スクリューロッド10に矢印方向に
昇降自在に取り付けた前記キャップ受け9を上昇するこ
とにより、反応炉1を構成する反応管2内に前記ボート
6を挿入して、ボートキャップ7で炉口12を密閉す
る。反応管2内に挿入したウェーハWを反応管2の外側
に設けられるヒータ3により加熱するとともに、ガス供
給口4よりプロセスガスを供給して流通させ、反応管2
の排気口5より排気することによりウェーハWに酸化膜
を生成する。
【0003】ところで、反応管2の内部を保温するため
に反応管2の周囲を断熱する必要がある。そこで上部お
よび外周部は耐熱レンガなどの断熱部材で覆うようにし
ている。また、反応炉1の底部となる前記炉口12は、
炉口12を密閉するボートキャップ7の一部を保温筒8
で一体的に構成することにより、炉口12を断熱してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記炉口の断熱に用い
る前記保温筒は、反応炉の縦方向の均熱長を長くとるた
め必要であるが、炉を降温するときに炉内を断熱してし
まったり、保温筒内に蓄えられた熱により降温速度を低
下させる要因となっている。降温速度の低下は、ウェー
ハの処理時間を増加させ、これによりウェーハの生産性
(スループット)が低下してしまうという問題があっ
た。
【0005】本発明の課題は、上述した従来技術の問題
点を解消して、均熱長特性を劣化させることなく、降温
特性にすぐれた半導体製造装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、反応炉の炉口
を密閉するボートキャップに保温体を設けた半導体製造
装置において、前記ボートキャップに対して前記保温体
を着脱自在に設けたものである。
【0007】ボートキャップをしたまま反応炉内を降温
するとき、ボートキャップから保温体を取り外す。する
と、ボートキャップによって密閉されている反応炉の炉
口は断熱効果が低減するため、炉口から速やかに炉内の
熱が放散される。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図2に示
す縦型拡散装置の要部構成図を用いて説明する。
【0009】反応炉1は、石英製の反応管2と、反応管
2の外周に断熱部材(図示略)を介して設けられたヒー
タ3とから構成される。前記反応管2にはプロセスガス
を供給するガス供給口4と、ガスを排気するガス排気口
5が設けられる。
【0010】ボート6は石英製であって、多数枚の処理
用ウェーハWを載置できるようになっている。ボート6
を支持するボートキャップ7は石英製で、保温体15を
挿入できるように底部が開口し内部が空洞になってお
り、反応炉1の炉口12にはまって炉口12を密閉する
ようになっている。ボートキャップ7をその上のボート
6とともに支持するキャップ受け9は、円板状で中央部
が前記保温体15をボートキャップ7に挿入できるよう
に開口しており、反応炉1の縦方向に沿って設けられた
ボート用スクリューロッド10に矢印方向に昇降自在に
取り付けられ、反応管2に対してボート6を挿入、また
は抜き出すことができるようになっている。
【0011】保温体15は保温筒8とその内部に充填さ
れた保温材13とから構成され、ボートキャップ7の前
記空洞に対してピッタリ着脱できるようになっており、
ボートキャップ7内に装着されたときはボートキャップ
7に断熱効果を持たせ、ボートキャップ7内から離脱さ
れたときは、ボートキャップ7の断熱効果を低減するよ
うになっている。前記保温体15を支持する保温体受け
14は、反応炉1の縦方向に沿い、かつ前記ボート用ス
クリューロッド10と別位置に設けられた保温体用スク
リューロッド11に、ボートキャップ7よりも下側で矢
印方向に昇降自在に取り付けられ、ボートキャップ7に
対して保温体15を装着、または離脱することができる
ようになっている。
【0012】次に上記した構成の縦型拡散装置を用いて
ウェーハの酸化膜を生成処理するための成膜シーケンス
を図1を用いて説明する。図1(a) において横軸は時
間、縦軸は反応管2内の反応室温度である。なお、ボー
トロード/アンロード時の温度は通常600〜800℃
である。それ以上の温度で行うと、ウェーハが急な温度
変化により変形したりして、ウェーハ上の素子や回路に
悪影響があるからである。
【0013】ボートロード時、多数枚の処理用ウェーハ
Wを載せたボート6をキャップ受け14上にボートキャ
ップ7を介して載置し、保温体15をボートキャップ7
に挿入した状態で、前記キャップ受け9および保温体受
け14を矢印方向に一緒に上昇する(図1(b) )。これ
により反応管2内にボート6を挿入して、ボートキャッ
プ7で炉口12を密閉し、700℃から処理温度である
1000℃まで昇温する(図1(c) )。このときボート
キャップ7内に保温体15が挿入されているので、保温
体15の断熱効果が発揮され従来の速い昇温レート、お
よび昇温後の温度安定を確保できる。
【0014】昇温後、ウェーハWを反応管2の外側に設
けられるヒータ3により加熱するとともに、ガス供給口
4よりプロセスガスを供給して流通させ、排気口5より
排気することによりウェーハWに酸化膜を生成処理す
る。このとき炉口12の断熱が保持されているため、従
来と同様に、反応炉1の縦方向の均熱長を長くとれ、ウ
ェーハ間に成膜のばらつきがない。
【0015】成膜処理が終わり、ウェーハWの取り出し
温度まで降温させるステップにおいて、アンロードする
が、まず保温体15のみを矢印方向に下降して700℃
まで降温する(図1(d) )。このときボートキャップ7
内から保温体15が抜き取られ、炉口12の断熱効果が
低減するため、一点鎖線で示した従来例の降温レートよ
り、実線で示す実施例の素速いレートを実現でき、炉内
温度の降温速度が増加する。700℃まで降温したら、
ボートキャップ7とボート6を反応炉1から降下してボ
ートをアンロードする(図1(e) )。
【0016】上述したように実施形態によれば、従来一
体型であったボートキャップと保温体とを分割型とし、
ボートキャップ7と保温体15とを別個に昇降できるよ
うにして、断熱を必要とする昇温および成膜時は保温体
をボートキャップに装着し、断熱を必要としない降温時
は保温体15をボートキャップ7から離脱して断熱機能
を奪うようにしたので、昇温速度および温度安定性を従
来通り確保しながら、降温速度を従来よりも上昇させる
ことができ、降温速度の上昇によりウェーハの処理時間
を低減させ、これによりウェーハのスループットを向上
できる。
【0017】なお、実施の形態ではキャップ受けと保温
体受けとをそれぞれ昇降させるスクリューロッドを別々
に設けて2軸としたが、同軸としても良い。同軸の場
合、キャップ受けまたは保温体受けのいずれか一方が昇
降しているときは、いずれか他方を停止させなければな
らないため、当該スクリューロッドと螺合するギアをフ
リーにすることが必要である。
【0018】また、半導体製造装置の反応炉は縦型に限
らず横型でもよい。反応炉には拡散炉の他に、酸化炉、
CVD炉、加熱炉、エッチング炉などの炉も広く含まれ
る。実施形態のように保温体はボートキャップの底部か
ら取り外すようにすることもできるが、側部から取り外
すようにしてもよい。保温材には例えば石英ウール、石
綿などの繊維・片状断熱材が用いられる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、ボートキャップに保温
体を着脱自在に設けるようにして、昇温時や処理時はボ
ートキャップに保温体を装着して炉内の均熱長特性を確
保し、降温時はボートキャップから保温体を離脱して炉
内の降温速度を増加することにより、ウェーハの処理時
間を短縮して生産性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態によるウェーハの成膜シーケンスの説
明図であり、(a) は時間と反応室温度特性図、(b) はボ
ートロード前、(c) はボートロード時およびボートロー
ド後、(d) は保温体アンロード時、(e) はボートアンロ
ード時の説明図である。
【図2】実施形態による半導体製造装置の要部構成図で
ある。
【図3】従来の半導体製造装置の要部構成図である。
【符号の説明】
1 反応炉 6 ボート 7 ボートキャップ 12 炉口 15 保温体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】反応炉の炉口を密閉するボートキャップに
    保温体を設けた半導体製造装置において、 前記ボートキャップに対して前記保温体を着脱自在に設
    けたことを特徴とする半導体製造装置。
JP34484597A 1997-12-15 1997-12-15 半導体製造装置 Pending JPH11176762A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34484597A JPH11176762A (ja) 1997-12-15 1997-12-15 半導体製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34484597A JPH11176762A (ja) 1997-12-15 1997-12-15 半導体製造装置

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JPH11176762A true JPH11176762A (ja) 1999-07-02

Family

ID=18372433

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34484597A Pending JPH11176762A (ja) 1997-12-15 1997-12-15 半導体製造装置

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