JPH11176272A - スイッチの誤操作防止装置及びスイッチの誤操作防止装置を備えた音響信号処理装置 - Google Patents

スイッチの誤操作防止装置及びスイッチの誤操作防止装置を備えた音響信号処理装置

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JPH11176272A
JPH11176272A JP36295697A JP36295697A JPH11176272A JP H11176272 A JPH11176272 A JP H11176272A JP 36295697 A JP36295697 A JP 36295697A JP 36295697 A JP36295697 A JP 36295697A JP H11176272 A JPH11176272 A JP H11176272A
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JP
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switch
state
time
control signal
monitoring
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JP36295697A
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English (en)
Inventor
Keiko Tokumaru
恵子 徳丸
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Toa Corp
Original Assignee
Toa Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイッチの誤操作を防止する。 【解決手段】 各種放送音源から得られる音響信号を処
理して出力するDSP10を備えたPAシステムにおい
て、上記DSP10に実行させる処理手順A、B、C、
・・・を、予め複数、記憶部12内に記憶しておく。そ
して、これら各処理手順A、B、C、・・・のうち、実
際にDSP10に実行させるものを、モーメンタリ形の
スイッチ201、202、203、・・・によって選択
する。ただし、これらのスイッチは、それぞれが押下さ
れても、直ぐにその押下状態が認められる訳ではなく、
予め定めた時間継続して押下されたときに初めて、意識
的に押下されたものと見なされる。従って、上記各スイ
ッチに不意に手が触れる等により、これら各スイッチが
誤操作されても、その操作が意識的に成されたものであ
るとは見なされず、よって、上記誤操作を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部から操作され
ているときにのみ動作(ON)状態となる所謂モーメン
タリ形のスイッチにおいて、このスイッチを誤って操作
してしまうことのないようにスイッチの誤操作を防止す
る誤操作防止装置に関し、特に、スイッチとその制御対
象との間に例えばCPU(中央演算処理装置)等の制御
手段を介在させて、このCPUを仲介してスイッチの被
操作状態を制御対象側に伝える構成の電気回路に応用す
るのに適したスイッチの誤操作防止装置に関する。ま
た、本発明は、このスイッチの誤操作防止装置を備えた
例えばPA(Public Address)システム等の音響信号処
理装置にも関する。
【0002】
【従来の技術】上記のようにモーメンタリ形のスイッチ
とその制御対象との間にCPUを介在させて、スイッチ
の被操作状態を一旦CPUで解析してから制御対象側に
伝えるという技術は、様々な電子機器に応用されてい
る。例えば、劇場やホール等において、マイクロホンや
各種放送音源等から得られる音響信号を、任意にミキシ
ング処理したり或いはイコライジング処理したりするP
Aシステムでは、上記各処理を実行するのにDSP(デ
ィジタル信号処理装置)を用い、このDSPによる信号
処理をCPUによって制御するものがある。そして、上
記DSPに実行させる処理の手順を、半導体メモリ等の
記憶部に予め複数記憶させておき、これら複数の処理手
順の中から実際にDSPに実行させるものを任意に選択
する手段、詳しくは上記各処理手順の中から希望のもの
を任意に選択してこれをDSPに実行させるようCPU
に命令を与える手段として、例えば押しボタン型スイッ
チ(キー)等のような上記モーメンタリ形のスイッチを
用いるものが知られている。
【0003】このようなPAシステムにおいては、上記
押しボタン型のスイッチを押下するだけで、上記音響信
号に対して希望の信号処理を施すことができるので、操
作性という面では、非常に優れたシステムを実現でき
る。しかし、操作が簡単であるが故に、誤操作を招き易
いという欠点がある。もし、このスイッチの操作を誤る
と、思いも寄らない信号処理が上記音響信号に施され
て、本来意図する音とは全く異なる音が上記劇場やホー
ル等に拡声されることになる。従って、上記スイッチの
誤操作は、このPAシステムのように劇場やホール等の
所謂大衆の場で使用される電子機器にとって、致命的な
トラブルを招く要因となる。このような致命的なトラブ
ルを未然に防ぐためには、上記スイッチの誤操作を防止
する必要があり、よって、従来、上記スイッチの誤操作
を防止するのに、様々な手段が講じられている。
【0004】その一つとして、例えば、上記スイッチと
は別に、このスイッチの操作を決定付ける所謂決定スイ
ッチを設けるという技術がある。即ち、上記スイッチを
操作した後、このスイッチとは別に設けた上記決定スイ
ッチを操作することによって初めて、上記スイッチの操
作を有効とするのである。
【0005】また、上記決定スイッチを設ける以外に
も、例えば、スイッチを外部から容易に操作できないよ
うにするために、スイッチにカバーを取り付けるという
技術も広く使用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記各従来技
術では、それぞれ次のような問題がある。即ち、上記決
定スイッチを設けるという技術によれば、構成上、この
決定スイッチが余分に必要であり、その分、システムが
高コスト化するという問題がある。また、操作的にも、
上記決定スイッチを含む2つのスイッチをそれぞれ別々
に操作するという2段階の操作(動作)が必要となるの
で、操作性が悪化するという問題がある。特に、この従
来技術を適用した電子機器を操作する者が、この電子機
器の操作に不慣れである場合には、上記決定スイッチを
操作するのを忘れる可能性がある。なお、この決定スイ
ッチの操作を忘れた場合、それ以前に行ったスイッチの
操作が無効となって、結果的に、スイッチを誤操作した
のと等価な状態となることは言うまでもない。
【0007】一方、スイッチにカバーを取り付ける場合
も、構成上、このカバーが余分に必要となるので、その
分、システムが高コスト化する。また、操作的にも、ス
イッチを操作する度に、いちいちカバーを開けなければ
ならず、操作が面倒であるという問題がある。そして、
このようなカバーは、この従来技術を適用した電子機器
を実際に使用する現場等においては、往々にして取り外
されることがあり、この場合、スイッチの誤操作を防止
するという本来の目的を達成できなくなる。
【0008】そこで、本発明は、上記決定スイッチやカ
バー等のような構成上余分なものを設けなくても、スイ
ッチの誤操作を防止できる誤操作防止装置と、この誤操
作防止装置を備えたPAシステム等の音響信号処理装置
とを提供することを目的とする。また、スイッチを操作
した後に上記決定スイッチを操作したり、或いはスイッ
チを操作する度に上記カバーを開けなければならないな
どの、面倒な動作(作業)を一切不要とすることも、本
発明の目的とするところである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち、請求項1に記載の発明のスイッチの
誤操作防止装置は、制御信号に応じて制御される制御対
象と、この制御対象に対応して設けられ、外部から操作
されているときにのみ動作状態となり、外部からの操作
が解除された時点で非動作状態に復帰する所謂モーメン
タリ形のスイッチと、このスイッチが動作状態にあるか
否かを監視する監視手段と、この監視手段によって上記
スイッチが動作状態になったことを確認したとき、この
スイッチの動作開始時点から時間を計測し始める計時手
段と、上記監視手段が上記スイッチの上記動作開始時点
からの動作状態が継続していることを確認している間、
即ち上記スイッチが操作され続けている間に、上記計時
手段による上記スイッチの動作開始時点からの計測時間
が予め定めた時間を経過したとき、上記制御信号を生成
して出力する制御手段と、を具備するものである。
【0010】なお、ここで言う監視手段、計時手段及び
制御手段は、例えばCPUとこのCPUを制御するため
のプログラムとによって構成できる。
【0011】本請求項1に記載の発明によれば、スイッ
チが操作されて、この操作状態が上記予め定めた時間以
上保持され続けると、制御手段が上記制御信号を出力
し、この制御信号に応じて制御対象が制御される。一
方、上記スイッチが操作されても、この操作状態が上記
予め定めた時間まで保持されずに直ぐに解除された場合
には、制御手段は上記制御信号を出力しないので、この
場合、制御対象の被制御状態は変わらない。即ち、スイ
ッチを操作しても、直ぐにはスイッチが動作状態になっ
たとは判断されず、スイッチが操作されている状態が上
記予め定めた時間以上継続して保持されたときに初め
て、スイッチが動作状態になったものと見なされる。従
って、不意に手がスイッチに触れる等、スイッチが誤操
作されても、それが比較的に短時間の瞬間的なものであ
る場合には、スイッチが動作状態になったと見なされ
ず、よって、上記スイッチの誤操作を防止できる。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明のスイッチの誤操作防止装置において、外部から
与えられる計測時間設定指令に従って、上記予め定めた
時間を設定する計測時間設定手段を設けたものである。
【0013】本請求項2に記載の発明によれば、計測時
間設定手段に計測時間設定指令を与えることによって、
上記予め定めた時間を任意に設定できる。即ち、スイッ
チをどれくらいの時間操作し続けるとスイッチが動作し
たものと見なされるかの基準となる操作時間を、任意に
設定できる。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明のスイッチの誤操作防止装置において、
上記制御手段が上記制御信号を出力したとき、その旨の
情報を視覚的な情報及び聴覚的な情報の一方または両方
により外部に出力する情報出力手段を設けたものであ
る。
【0015】なお、ここで言う情報出力手段のうち、上
記制御手段が制御信号を出力した旨の情報を視覚的な情
報により出力する手段としては、例えば、上記制御信号
が出力されたときに、発光ダイオード(LED)や各種
ランプ等の発光体を点灯させたり、或いは上記情報をC
RTやLCD(液晶)ディスプレイ等に表示する等の手
段がある。一方、聴覚的な情報により出力する手段とし
ては、例えば、上記制御信号が出力されたときに、ブザ
ーやアラーム音等を出力する手段がある。
【0016】本請求項3に記載の発明によれば、制御手
段が制御信号を出力したとき、即ちスイッチが動作状態
になったと見なされたときに、その旨の情報が、情報出
力手段から出力される。
【0017】請求項4に記載の発明は、請求項1、2ま
たは3に記載の発明のスイッチの誤操作防止装置におい
て、第1の状態と第2の状態とを有し、外部から与えら
れる切換指令に従って上記第1の状態と第2の状態との
いずれか一方に切り換わる切換手段を備え、この切換手
段が第1の状態にあって、かつ、上記状態監視手段が上
記スイッチの上記動作開始時点からの動作状態が継続し
ていることを確認している間に、上記計時手段による上
記スイッチの動作開始時点からの計測時間が上記予め定
めた時間を経過したときに、上記制御信号を出力し、上
記切換手段が第2の状態にあるときには、上記計時手段
による計測時間に関係なく、上記状態監視手段によって
上記スイッチが動作状態になったことを確認した時点で
上記制御信号を出力する状態に、上記制御手段を構成し
たものである。
【0018】なお、上記切換手段としては、例えば、一
般に知られているトグルスイッチや、ロック機構の付い
た押しボタン型スイッチ等のように、外部から操作され
る度に第1の状態(例えばON状態)と第2の状態(例
えばOFF状態)とが交互に切り換わる所謂オルタネイ
ト形のスイッチがある。また、このようにハードウェア
的な構成により上記切換手段を実現するのではなく、例
えば、上記第1状態と第2の状態とをソフトウェア的に
記憶しておき、これら各状態を、外部からの指令により
ソフトウェア的に切り換えるという構成によっても、上
記切換手段を実現できる。
【0019】本請求項4に記載の発明によれば、切換手
段が第1の状態にあるとき、スイッチを操作しても、直
ぐにはスイッチが動作状態になったとは判断されず、ス
イッチが操作されている状態が上記予め定めた時間以上
継続して保持されたときに初めて、スイッチが動作状態
になったものと見なされる。従って、切換手段が第1の
状態にあるときは、上記スイッチが誤操作されても、そ
れが比較的に短時間の瞬間的なものである場合には、ス
イッチが動作したものと見なされず、即ちスイッチの誤
操作防止機能が働いている状態にある。一方、切換手段
が第2の状態にあるときは、スイッチを操作した時点
で、直ぐにこのスイッチが動作したものと見なされ、即
ち上記スイッチの誤操作防止機能を停止した状態とな
る。
【0020】請求項5に記載の発明のスイッチの誤操作
防止装置を備えた音響信号処理装置は、複数の処理手順
が予め記憶されている記憶手段と、この記憶手段に記憶
されている上記各処理手順の中から、制御信号に対応す
るものを選択して呼び出す呼出手段と、入力端子を介し
て音響信号が入力され、この入力された音響信号を、上
記呼出手段によって呼び出された処理手順に従って処理
して出力する信号処理手段と、上記記憶手段に記憶され
ている上記各処理手順に対応して設けられ、外部から操
作されているときにのみ動作状態となり、外部からの操
作が解除された時点で非動作状態に復帰するスイッチ
と、このスイッチが動作状態にあるか否かを監視する監
視手段と、この監視手段によって上記スイッチが動作状
態になったことを確認したとき、このスイッチの動作開
始時点から時間を計測し始める計時手段と、上記監視手
段が上記スイッチの上記動作開始時点からの動作状態が
継続していることを確認している間に、上記計時手段に
よる上記スイッチの動作開始時点からの計測時間が予め
定めた時間を経過したとき、上記制御信号を出力する制
御手段と、を具備するものである。
【0021】なお、ここで言う、信号処理手段は、例え
ばDSP等によって構成できる。また、呼出手段、監視
手段、計時手段及び制御手段は、例えばCPUとこのC
PUを制御するためのプログラムとによって構成でき
る。
【0022】本請求項5に記載の発明において、例え
ば、上記スイッチが、上記記憶手段に記憶されている各
処理手順にそれぞれ対応して、複数設けられているとす
る。この場合、上記複数のスイッチのうちのいずれかが
操作されて、その操作状態が予め定めた時間以上継続し
て保持されたとき、制御手段は、この操作されたスイッ
チが動作状態になったものと見なして、この動作状態に
なったスイッチに対応する処理手順を記憶手段から呼び
出すよう、上記制御信号を出力する。これによって、信
号処理手段は、上記動作状態となったスイッチに対応す
る処理手順に従って、音響信号を処理して出力する。従
って、上記各スイッチの操作により、信号処理手段に実
際に実行させる処理手順を選択することができる。ただ
し、上記各スイッチが操作されても、その操作状態が上
記予め定めた時間まで保持されずに直ぐに解除された場
合には、制御手段は、このスイッチの操作を無効とし、
上記制御信号を出力しない。従って、この場合、上記信
号処理手段による処理手順は、スイッチが操作される以
前の手順と変わらない。
【0023】また、上記複数の処理手順に対して、スイ
ッチを、例えば1つのみとし、この1つのスイッチを操
作することにより、上記信号処理手段に実行させる処理
手順を選択することも可能である。即ち、スイッチが操
作されて、その操作状態が予め定めた時間以上継続して
保持されたとき、制御手段は、このスイッチが動作状態
になったものと見なす。そして、このスイッチが動作状
態になったと見なす毎に、上記記憶手段に記憶されてい
る各処理手段を、所定の順番に基づいて、1つずつ順次
呼び出すように制御信号を出力するよう、制御手段を構
成すればよい。なお、このようにスイッチを1つのみと
した場合においても、このスイッチの操作状態が上記予
め定めた時間まで保持されずに直ぐに解除されたときに
は、制御手段は、このスイッチの操作を無効とし、上記
制御信号を出力しない。
【0024】即ち、本請求項5に記載の発明によれば、
予め複数の処理手順を備えており、これら各処理手順の
うち希望の手順に基づいて音響信号を処理して出力する
音響信号処理装置であって、上記希望の手順を選択する
のにモーメンタリ形のスイッチを用いた音響信号処理装
置において、上記スイッチに、請求項1に記載の発明の
スイッチの誤操作防止装置を応用したのと等価な状態が
形成される。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明に係るスイッチの誤操作防
止装置を、例えば上述したPAシステムに応用する場合
について、その一実施の形態を、図1及び図2を参照し
て説明する。
【0026】図1は、本実施の形態のPAシステムの概
略構成を示すブロック図である。同図に示すように、こ
のPAシステムは、音響信号処理装置1と設定装置2と
を備えている。このうち、音響信号処理装置1は、図示
しないマイクロホンや各種放送音源等から得られる音響
信号が入力されるDSP10を有しており、このDSP
10に入力された上記音響信号は、ここで、ミキシング
処理やイコライジング処理等の各種処理が施された後、
図示しない増幅器を経てスピーカへと出力される。
【0027】また、音響信号処理装置1は、上記DSP
10の処理動作を制御するためのC11を内蔵してい
る。そして、このCPU11によって上記DSP10に
どのような信号処理を実行させるのかの処理手順は、例
えばRAMやROM、或いはメモリカード等の半導体メ
モリ構成の記憶部12に記憶されている。なお、この記
憶部12内には、上記処理手順として、予め複数の手順
A、B、C、・・・が記憶されており、CPU11は、
次に説明する設定装置2から与えられる制御信号に従っ
て、これら各処理手順A、B、C、・・・のうち1つを
選択して呼び出し、これをDSP10に実行させる。ま
た、図示しないが、記憶部12内には、上記各処理手順
A、B、C、・・・の他に、CPU11の動作を制御す
るためのプログラム、即ち上記制御信号に従ってDSP
10を制御するためのプログラム等も、記憶されてい
る。
【0028】設定装置2は、上記各処理手順A、B、
C、・・・のうちのいずれをDSP10に実行させるの
かを選択するための上記制御信号を生成するもので、上
記各処理手順A、B、C、・・・にそれぞれ対応する複
数のモーメンタリ形の押しボタン型スイッチ201、2
02、203、・・・を備えた操作部20を有してい
る。そして、この設定装置2もまた、上記音響信号処理
装置1内のCPU11とは別個に、このCPU11と通
信可能な独自のCPU21を有しており、このCPU2
1に、上記各スイッチ201、202、203、・・・
を含む操作部20が接続されている。
【0029】なお、操作部20には、上記各スイッチ2
01、202、203、・・・の他に、一般に知られて
いるオルタネイト形(即ち、外部から操作される度にO
N状態とOFF状態とが交互に切り換わるタイプ)のス
イッチ、例えばレバー付きトグルスイッチから成る誤操
作防止機能設定スイッチ210も設けられている。ま
た、CPU21には、上記各スイッチ201、202、
203、・・・にそれぞれ対応して、複数の発光ダイオ
ード221、222、223、・・・が接続されてお
り、これら各発光ダイオード221、222、223、
・・・は、それぞれ上記各スイッチ201、202、2
03、・・・の近傍に配置されている。更に、CPU2
1には、例えばRAMやROM構成の記憶部23が接続
されており、この記憶部23内に、CPU21の動作を
制御するためのプログラムが記憶されている。
【0030】例えば、今、音響信号処理装置1内のDS
P10が、記憶部12に記憶されている各処理手順A、
B、C、・・・のいずれかに従って、音響信号を処理し
ているものとする。この状態において、設定装置2の各
スイッチ201、202、203、・・・及び210を
含む操作部20が操作されたとき、この設定装置2側の
CPU21は、例えば図2に示すフローチャートに従っ
て、次のように動作するようプログラムされている(詳
しくは、図2のフローチャートに従ってCPU21を動
作させるプログラムが、記憶部23内に記憶されてい
る)。
【0031】なお、図2のフローチャートは、操作部2
0の操作に対するCPU21の動作を制御するためのサ
ブ・ルーチンであり、上記記憶部23内には、この図2
のサブ・ルーチン以外にも、様々なサブ・ルーチンがメ
イン・ルーチンと共に記憶されている。また、後述する
が、設定装置2側に設けた各発光ダイオード221、2
22、223、・・・は、現在、DSP10が上記各処
理手順A、B、C、・・・のいずれに従って上記音響信
号を処理しているかを表すもので、即ち、これら各発光
ダイオード221、222、223、・・・のうち、現
在、DSP10が実行している処理手順(A、B、C、
・・・のいずれか)に対応するものが、点灯している。
【0032】即ち、CPU21は、図2のフローチャー
トに示すように、上記各スイッチ201、202、20
3、・・・のいずれかが押下されているか否かを監視し
ており(ステップS2)、上記各スイッチ201、20
2、203、・・・のいずれも押下されていない場合
(ステップS2においてNOの場合)には、このルーチ
ンを抜けて、メイン・ルーチンに戻る。一方、このステ
ップS2において、上記各スイッチ201、202、2
03、・・・のいずれかが押下されていることを確認し
た場合(ステップS2においてYESの場合)には、そ
の押下されているスイッチ(201、202、203、
・・・のいずれか)が、現在、DSP10が実行してい
る処理手順に対応するスイッチであるか否かを確認する
(ステップS4)。
【0033】このステップS4において、上記押下状態
にあるスイッチが、現在、DSP10が実行している処
理手順に対応するものである場合(ステップS4におい
てNOの場合)には、メイン・ルーチンに戻る。一方、
上記押下状態にあるスイッチが、現在、DSP10が実
行している処理手順に対応するものと異なる場合(ステ
ップS4においてYESの場合)には、上述した誤操作
防止機能設定スイッチ210がONされているか否かを
確認する(ステップS6)。
【0034】このステップS6において、上記誤操作防
止機能設定スイッチ210がONされていることを確認
した場合(スイッチ6においてYESの場合)、上記ス
イッチ2において押下されていることを確認したスイッ
チに対応する発光ダイオード(221、222、22
3、・・・のいずれか)を点滅させる(ステップS
8)。
【0035】そして、CPU21は、上記ステップS8
において発光ダイオードを点滅させた後、或る数nをカ
ウントし始める。即ち、このカウント数nとして、例え
ばn=0を設定した後(ステップS10)、このカウン
ト数nに対して1を加算し、即ちn=n+1とする(ス
テップS12)。そして、上記押下されたスイッチの押
下状態が継続しているか否かを確認し(ステップS1
4)、このスイッチの押下状態が継続している場合(ス
テップS14においてYESの場合)に、上記カウント
数nが予め定めた数値Mに到達するまで、上記ステップ
S12とステップS14とを繰り返す(ステップS1
6)。
【0036】そして、ステップS16において、上記カ
ウント数nが、上記予め定めた数値Mに到達したとき
(ステップS16においてYESの場合)、現在点灯中
の発光ダイオード、即ち、現在DSP10が実行してい
る処理手順に対応する発光ダイオードを、消灯させる。
これと同時に、CPU21は、現在点滅中の発光ダイオ
ード、即ち、現在押下状態にあるスイッチに対応する発
光ダイオードを、点灯させる(ステップS18)。
【0037】そして、上記ステップS18において、上
記押下状態にあるスイッチに対応する発光ダイオードを
点灯させた後、この押下状態にあるスイッチに対応する
処理手順を、音響信号処理装置1内の記憶部12から呼
び出して、これをDSP10に実行させるよう音響信号
処理装置1内のCPU11を制御する制御信号を生成す
る。これによって、DSP10による処理手順が、上記
押下されたスイッチに対応する手順に切り換わり(ステ
ップS20)、CPU21は、メイン・ルーチンに戻
る。
【0038】なお、CPU21による上記カウント数n
が、予め定めた数値Mに到達する以前に、上記押下され
たスイッチの押下状態が解除された場合(ステップS1
4においてNOの場合)には、CPU21は、このカウ
ント動作を中止して、現在点滅中の発光ダイオード、即
ち、今まで押下されていたスイッチに対応する発光ダイ
オードを、消灯させて(ステップS22)、メイン・ル
ーチンに戻る。
【0039】また、上記ステップS6において、誤操作
防止機能設定スイッチ210がOFF状態にあることを
確認した場合(ステップS6においてNOの場合)に
は、CPU21は、ステップS8からステップS16を
飛び越えて、一気に、ステップS18に進む。即ち、上
記ステップS6において、誤操作防止機能設定スイッチ
210がOFFであるとき、CPU21は、即座に、現
在DSP10が実行している処理手順に対応する発光ダ
イオードを消灯させると共に、現在押下されているスイ
ッチに対応する発光ダイオードを点灯させる(ステップ
S18)。そして、この現在押下状態にあるスイッチに
対応する処理手順を、音響信号処理装置1側の記憶部1
2から呼び出して、これをDSP10に実行させるよ
う、音響信号処理装置1側のCPU21を制御する制御
信号を出力した後(ステップS20)、メイン・ルーチ
ンに戻る。
【0040】この図2のフローチャートから明らかなよ
うに、本実施の形態によれば、設定装置2側に設けられ
た各スイッチ201、202、203、・・・を押下す
ることによって、音響信号処理装置1内のDSP10に
対して、どのような信号処理を実行させるかを任意に選
択できる。ただし、このとき、誤操作防止機能設定スイ
ッチ210がONされている場合には、上記各スイッチ
201、202、203、・・・のいずれかを押下した
としても、その押下状態が、上述した設定装置2側のC
PU21によるカウント数nが予め定めた数値(最大
値)Mに到達しない間に解除された場合には、上記スイ
ッチは押下されたものと見なされない。従って、上記各
スイッチ201、202、203、・・・のいずれかに
不意に手が触れる等により、これら各スイッチ201、
202、203、・・・が誤って押下されても、その押
下時間が、瞬間的である場合、即ち上記CPU21によ
るカウント数nが上記最大値Mに達しない程度に短い場
合には、DSP10による処理手順は切り換わらず、よ
って、上記スイッチ201、202、203、・・・の
誤操作を防止できる。
【0041】なお、DSP10による処理手順を切り換
える場合には、希望する処理手順に対応するスイッチ
(201、202、203、・・・のいずれか)を、上
記CPU21によるカウント数nが上記最大値Mに達す
る程度に、比較的に長い時間押下し続ければ、スイッチ
が意識的に押下されたものと見なされ、上記DSP10
による処理手順が切り換わる。
【0042】このように、本実施の形態によれば、スイ
ッチ201、202、203、・・・を比較的に長い時
間押下し続けたときに初めて、これら各スイッチ20
1、202、203、・・・が動作状態となるようCP
U21をプログラムする(即ち、上記図2のフローチャ
ートに従ってCPU21を動作させる)ことによって、
スイッチ201、202、203、・・・の誤操作を防
止している。従って、上述した従来技術とは異なり、ス
イッチを操作した後に決定スイッチを操作したり、或い
はスイッチを操作する度にカバーを開けなければならな
いなどの面倒な動作(作業)を一切行うことなく、スイ
ッチ201、202、203、・・・の操作のみによ
り、DSP10の処理手順を切り換えるというこれら各
スイッチ201、202、203、・・・の操作目的を
達成できる。
【0043】なお、本実施の形態においては、上記各ス
イッチ201、202、203を、例えば約1秒以上押
下し続けたときに、これら各スイッチ201、202、
203、・・・が意識的に押下されたものと見なされる
ように、上記CPU21によるカウント数nの最大値M
を設定している。また、図1及び図2には示さないが、
このカウント数nの最大値Mについても、操作部20の
操作により任意に可変できるよう、CPU21をプログ
ラムすることもできる。このように、CPU21による
カウント数nの最大値Mを可変とすることによって、ス
イッチ201、202、203、・・・を押下したとき
に、この押下状態をどれくらいの時間継続し続ければ上
記各スイッチ201、202、203、・・・が実際に
押下されたものと見なされるのかの基準となる操作時間
を調整できる。従って、このPAシステムを操作する操
作者の熟練度や操作傾向(所謂癖)に応じて、上記各ス
イッチ201、202、203、・・・の動作仕様を可
変できる。
【0044】更に、本実施の形態においては、設定装置
2側のCPU21と、このCPU21を図2のフローチ
ャートに従って動作させるプログラムとによって、上記
スイッチ201、202、203、・・・の誤操作を防
止している。従って、上記従来技術における決定スイッ
チやカバー等のようなハードウェア的な構成要素を必要
としない。また、既存のPAシステムが、図1のような
構成である場合には、設定装置2側のCPU21に実行
させる(即ち記憶部23に記憶させる)プログラムを図
2のフローチャートのように変更するだけで、スイッチ
201、202、203、・・・の誤操作を防止できる
ので、既存のPAシステムに対しても、本実施の形態を
低コストでかつ容易に適用できる。
【0045】また、本実施の形態においては、スイッチ
201、202、203、・・・の押下(操作)が意識
的に成されたものであると判断されたとき、これら各ス
イッチ201、202、203、・・・にそれぞれ対応
する発光ダイオード221、222、223、・・・が
点灯する。従って、これら各発光ダイオード221、2
22、223、・・・の点灯状態により、各スイッチ2
01、202、203、・・・の操作が、有効であると
見なされたか否かを確認できる。
【0046】そして、本実施の形態によれば、誤操作防
止機能設定スイッチ210がOFF状態にあるときに
は、スイッチ201、202、203、・・・が押下さ
れると、即座に、この押下されたスイッチ(201、2
02、203、・・・のいずれか)に対応する処理手順
がDSP10に設定されると共に、この押下されたスイ
ッチに対応する発光ダイオード(221、222、22
3、・・・のいずれか)が点灯する。即ち、誤操作防止
機能設定スイッチ210がOFF状態にあるときには、
上記各スイッチ201、202、203、・・・の誤操
作防止機能は、停止状態にある。従って、この誤操作防
止機能設定スイッチ210によって、上記各スイッチ2
01、202、203、・・・の誤操作防止機能を働か
せるか否かを自由に選択できる。
【0047】なお、本実施の形態において、CPU21
によって上記各スイッチ201、202、203、・・
・が押下されているか否かを監視することが、特許請求
の範囲に記載の監視手段に対応し、CPU21によって
或る数nをカウントすることが、計時手段に対応する。
そして、このCPU21によるカウント数nが最大数M
に到達したときに制御信号を出力するよう、このCPU
21をプログラムすることが、特許請求の範囲に記載の
制御手段に対応し、上記制御信号によって制御される音
響信号処理装置1(CPU11)が、制御対象に対応す
る。更に、図示しないが、CPU21によるカウント数
nの最大数Mを可変できるように、このCPU21をプ
ログラムすることが、特許請求の範囲に記載の計測時間
設定手段に対応する。
【0048】また、各スイッチ201、202、20
3、・・・が押下されて、この押下されたことが意識的
であると見なされたときに、これら各スイッチ201、
202、203、・・・に対応する各発光ダイオード2
21、222、223、・・・を点灯させることが、特
許請求の範囲に記載の情報出力手段に対応する。なお、
これら発光ダイオード221、222、223、・・・
以外にも、各種ランプ等の発光体を点灯させたり、或い
は、上記押下されたスイッチ(201、202、20
3、・・・のいずれか)に対応する処理手順(A、B、
C、・・・のいずれか)を、CRTやLCDディスプレ
イ等に表示する等によって、上記情報出力手段を実現し
てもよい。また、これら発光ダイオード221、22
2、223、・・・や各種ディスプレイ等の表示手段に
限らず、例えば、上記各スイッチ201、202、20
3、・・・の押下状態に応じて、ブザーやアラーム音等
の聴覚的な情報を出力することにより、上記情報出力手
段を実現してもよい。
【0049】そして、本実施の形態における誤操作防止
機能設定スイッチ210が、特許請求の範囲に記載の切
換手段に対応し、この誤操作防止機能設定スイッチ21
0のON状態及びOFF状態が、それぞれ特許請求の範
囲に記載の第1の状態及び第2状態に対応する。なお、
本実施の形態では、この切換手段をトグルスイッチによ
って構成したが、これに限らず、例えばロック機構の付
いた押しボタン型スイッチ等のように、トグルスイッチ
以外のオルタネイト形のスイッチによって上記切換手段
を構成してもよい。また、上記上記第1及び第2の状態
を、例えば記憶部23内にソフトウェア的に記憶してお
き、これら各状態を、操作部20からの指令によりソフ
トウェア的に切り換えることによっても、上記切換手段
を実現できる。
【0050】更に、音響信号処理装置1内に設けた記憶
部12が、特許請求の範囲に記載の記憶手段に対応し、
音響信号処理装置1側のCPU11が、呼出手段に対応
する。そして、DSP10が、特許請求の範囲に記載の
信号処理手段に対応する。
【0051】なお、本実施の形態では、図1に示すPA
システムにおいて、DSP10に実行させる処理手順
A、B、C、・・・を選択するスイッチ201、20
2、203、・・・に、本発明に係るスイッチの誤操作
防止装置を応用する場合について説明したが、これら各
スイッチ201、202、203、・・・以外の部分
や、このPAシステム以外の電子機器についても、本発
明を応用できることは言うまでもない。また、上記各ス
イッチ201、202、203、・・・を、押しボタン
型のスイッチとしたが、これ以外のモーメンタリ形のス
イッチの誤操作を防止する場合にも、本発明を適用でき
る。
【0052】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明の
スイッチの誤操作防止装置は、スイッチを予め定めた時
間以上操作したときに初めて、スイッチが動作状態とな
るよう構成することによって、スイッチの誤操作を防止
するものである。従って、上述した従来技術とは異な
り、スイッチを操作した後に決定スイッチを操作した
り、或いはスイッチを操作する度にカバーを開けなけれ
ばならないなどの面倒な動作(作業)を一切行うことな
く、スイッチの操作のみにより、このスイッチ操作の目
的とする制御対象の制御を実現できるという効果があ
る。
【0053】また、本請求項1に記載の発明のスイッチ
の誤操作防止装置を実現するための監視手段、計時手段
及び制御手段を、例えばCPUとこのCPUを制御する
ためのプログラムとによって構成すれば、上記従来技術
における決定スイッチやカバー等のようなハードウェア
的な構成要素を設けることなく、スイッチの誤操作防止
装置を実現できる。従って、既にCPUを備えた装置
に、本請求項1に記載の発明を適用する場合には、この
CPUを制御するプログラムを変更するだけで、スイッ
チの誤操作防止装置を実現でき、よって、即ち上記ハー
ドウェア的な構成要素を必要とする従来技術に比べて、
低コスト化を実現できる。
【0054】請求項2に記載の発明のスイッチの誤操作
防止装置によれば、スイッチをどれくらいの時間操作し
続けるとスイッチが動作したものと見なされるかの基準
となる操作時間を、計測時間設定手段によって任意に設
定できる。従って、この誤操作防止装置(詳しくはこの
誤操作防止装置を備えた電子機器)を操作する操作者の
熟練度や操作傾向(所謂癖)に応じて、この誤操作防止
装置の動作仕様を設定できるという効果がある。
【0055】請求項3に記載の発明のスイッチの誤操作
防止装置によれば、スイッチを操作して、このスイッチ
が動作状態になったと見なされたとき、その旨の情報
が、情報出力手段から出力される。従って、スイッチが
動作状態になったか否かを、上記情報出力手段から出力
される情報により確実に認識できるという効果がある。
【0056】請求項4に記載の発明のスイッチの誤操作
防止装置によれば、切換手段を切り換えることによっ
て、スイッチの誤操作防止機能を働かせたり、或いは停
止させることができる。従って、この誤操作防止装置
(詳しくはこの誤操作防止装置を備えた電子機器)を操
作する操作者の希望により、上記誤操作防止機能を働か
せるか否かを自由に選択できるという効果がある。
【0057】請求項5に記載の発明によれば、予め複数
の処理手順を備えており、これら各処理手順のうち希望
の手順に基づいて音響信号を処理して出力する音響信号
処理装置であって、上記希望の手順を選択するのにモー
メンタリ形のスイッチを用いた音響信号処理装置におい
て、上記スイッチに、請求項1に記載の発明のスイッチ
の誤操作防止装置を応用したのと等価な状態が形成され
る。従って、上記希望の手順を選択するスイッチの誤操
作を防止する上で、請求項1に記載の発明と同様の効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスイッチの誤操作防止機能をPAシス
テムに応用する場合の、一実施の形態を示す概略構成ブ
ロック図である。
【図2】同実施の形態におけるCPUの動作の流れを示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 音響信号処理装置 2 設定装置 20 操作部 21 CPU 23 記憶部 201、202、203、・・・ スイッチ 221、222、223、・・・ 発光ダイオード

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御信号に応じて制御される制御対象
    と、 この制御対象に対応して設けられ、外部から操作されて
    いるときにのみ動作状態となり、外部からの操作が解除
    された時点で非動作状態に復帰するスイッチと、 このスイッチが動作状態にあるか否かを監視する監視手
    段と、 この監視手段によって上記スイッチが動作状態になった
    ことを確認したとき、このスイッチの動作開始時点から
    時間を計測し始める計時手段と、 上記監視手段が上記スイッチの上記動作開始時点からの
    動作状態が継続していることを確認している間に、上記
    計時手段による上記スイッチの動作開始時点からの計測
    時間が予め定めた時間を経過したとき、上記制御信号を
    出力する制御手段と、を具備するスイッチの誤操作防止
    装置。
  2. 【請求項2】 外部から与えられる計測時間設定指令に
    従って、上記予め定めた時間を設定する計測時間設定手
    段を設けた請求項1に記載のスイッチの誤操作防止装
    置。
  3. 【請求項3】 上記制御手段が上記制御信号を出力した
    とき、その旨の情報を視覚的な情報及び聴覚的な情報の
    一方または両方により外部に出力する情報出力手段を設
    けた請求項1又は2に記載のスイッチの誤操作防止装
    置。
  4. 【請求項4】 第1の状態と第2の状態とを有し、外部
    から与えられる切換指令に従って上記第1の状態と第2
    の状態とのいずれか一方に切り換わる切換手段を備え、 この切換手段が第1の状態にあって、かつ、上記状態監
    視手段が上記スイッチの上記動作開始時点からの動作状
    態が継続していることを確認している間に、上記計時手
    段による上記スイッチの動作開始時点からの計測時間が
    上記予め定めた時間を経過したときに、上記制御信号を
    出力し、 上記切換手段が第2の状態にあるときには、上記計時手
    段による計測時間に関係なく、上記状態監視手段によっ
    て上記スイッチが動作状態になったことを確認した時点
    で上記制御信号を出力する状態に、上記制御手段を構成
    した請求項1、2または3に記載のスイッチの誤操作防
    止装置。
  5. 【請求項5】 複数の処理手順が予め記憶されている記
    憶手段と、 この記憶手段に記憶されている上記各処理手順の中か
    ら、制御信号に対応するものを選択して呼び出す呼出手
    段と、 入力端子を介して音響信号が入力され、この入力された
    音響信号を、上記呼出手段によって呼び出された処理手
    順に従って処理して出力する信号処理手段と、 上記記憶手段に記憶されている上記各処理手順に対応し
    て設けられ、外部から操作されているときにのみ動作状
    態となり、外部からの操作が解除された時点で非動作状
    態に復帰するスイッチと、 このスイッチが動作状態にあるか否かを監視する監視手
    段と、 この監視手段によって上記スイッチが動作状態になった
    ことを確認したとき、このスイッチの動作開始時点から
    時間を計測し始める計時手段と、 上記監視手段が上記スイッチの上記動作開始時点からの
    動作状態が継続していることを確認している間に、上記
    計時手段による上記スイッチの動作開始時点からの計測
    時間が予め定めた時間を経過したとき、上記制御信号を
    出力する制御手段と、を具備するスイッチの誤操作防止
    装置を備えた音響信号処理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007149498A (ja) * 2005-11-28 2007-06-14 Visteon Japan Ltd タッチセンサスイッチ装置
JP2008146661A (ja) * 2001-02-21 2008-06-26 Sony Corp 信号処理装置およびプログラム
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