JPH11175939A - ダブル磁気ヘッド搭載の回転ヘッドドラム装置 - Google Patents

ダブル磁気ヘッド搭載の回転ヘッドドラム装置

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JPH11175939A
JPH11175939A JP34517797A JP34517797A JPH11175939A JP H11175939 A JPH11175939 A JP H11175939A JP 34517797 A JP34517797 A JP 34517797A JP 34517797 A JP34517797 A JP 34517797A JP H11175939 A JPH11175939 A JP H11175939A
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JP
Japan
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head
magnetic head
magnetic
rotary
tape
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Pending
Application number
JP34517797A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenkichi Inada
健吉 稲田
Toshio Tsuchiya
敏雄 土屋
Takeo Yamashita
武夫 山下
Kuniaki Hirayama
国明 平山
Yoshio Kamimura
善雄 上村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】厚みや剛性の異なる各種の磁気テープに安定に
対応できる回転ヘッドドラム装置を実現する。 【解決手段】ダブルアジマス磁気ヘッドのドラム回転方
向に対して後行側のヘッドコアチップ突出量を先行側ヘ
ッドコアチップ突出量に対して0〜5μmだけ高く突出
させ、かつ各ヘッドコアチップの磁気ギャップ近傍にお
けるテープ走行方向の摺動面曲率半径RX(mm)とテ
ープ走行方向に直交する方向の摺動面曲率半径RY(m
m)との関係をRX/RY≧5.0の条件とすることに
より、磁気ヘッドと磁気テープの接触状態を安定にす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録再生装
置、例えばオーディオ機器、ビデオ機器、コンピュータ
用のデーターストリーマー等の周辺機器に使用して好適
なアナログおよびデジタル方式の磁気記録再生装置に用
いる高性能なダブル磁気ヘッド搭載の回転ヘッドドラム
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えばVTRの分野においては、
広帯域信号での高密度記録再生を必要とするシステムの
開発が盛んであり、磁気記録再生の情報量を多くするこ
とが要求されている。その手段として、磁気テープに記
録するトラック幅を狭小化することにより記録情報量を
増加する方法がある。これに伴い、多量の情報量を得る
ための狭トラック幅の磁気ヘッドと、高品質・高画質を
得るための幅広トラック幅の磁気ヘッドの2種類のヘッ
ドコアチップを同一取付台座に並設する、いわゆるダブ
ルアジマス磁気ヘッド搭載の回転ヘッドドラム装置が使
用されるようになってきた。
【0003】また、コンピュータ用のデーターストリー
マー等の周辺機器においては、情報記録の信頼性を確保
するために、記録した情報を即再生して確認するいわゆ
るベリファイ機能が必須条件であり、この機能を容易に
達成するために2チャンネルを同時に記録再生するダブ
ルアジマス磁気ヘッド搭載の回転ヘッドドラム装置が一
般的となっている。
【0004】また、一方で、広帯域信号での高密度記録
再生を実現して磁気記録再生の情報量を多くするための
手段として、磁気テープにおいては、Fe、Co、Ni
等の強磁性粉末を塗布した抗磁力の高いメタルテープや
これらの金属薄膜を蒸着した蒸着テープが用いられると
共に、磁気テープの厚みも記録時間を伸ばして情報量を
多くするために、15μm程度のものから7μmへと薄
膜化の傾向にある。
【0005】図2は、一般的なVTR用のダブルアジマ
ス磁気ヘッド搭載の回転ヘッドドラム装置を示す斜視図
である。図2において、2−1は回転シリンダ、2−2
は固定シリンダ、2−3はダブルアジマス磁気ヘッド、
2−4は前記磁気ヘッド2−3を突出させるための窓で
ある。
【0006】図3は、前記ダブルアジマス磁気ヘッド搭
載の回転ヘッドドラム装置の一般的なダブルアジマス磁
気ヘッドおよび該ダブルアジマス磁気ヘッドを突出させ
る窓部の横断平面図である。この磁気ヘッド2−3は、
略正方形をした取付台座3−1の中央にスリットを形成
した突出部の先端部に、一対のヘッドコアチップ2−3
1,2−32をある距離を隔てて左右対称に取り付けた
構造となっている。ヘッドコアチップ2−31,2−3
2は、回転シリンダ外周面3−2に対してP1(μ
m),P2(μm)の突出量となるように取り付けてい
る。
【0007】従来の一般的なVTR用の回転ヘッドドラ
ム装置では、前記回転ドラム外周面3−2からヘッドコ
アチップ2−31,2−32の先端部までの突出量は、
先行側コアチップ2−31と後行側コアチップ2−32
との間には特に突出差はなく、略同一の突出量となって
いる。また、前記窓2−4の縁部と前記ヘッドコアチッ
プ2−31,2−32との隙間C1(mm),C2(m
m)の寸法は、厳密に管理されておらず、0.1mm〜
0.8mmと様々でる。更に、前記ヘッドコアチップ2
−31,2−32の磁気ギャップ近傍におけるテープ走
行方向の摺動面の曲率半径RX(mm)とテープ走行方
向に対して直交する方向の摺動面の曲率半径RY(m
m)との関係は、高密度記録のための格別な根拠に基づ
く特定の関係を有するように設定されてはいなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のダブ
ルアジマス磁気ヘッド搭載の回転ヘッドドラム装置にお
いては、厚みおよび剛性の異なる各種の磁気テープを使
用すると、記録再生される1トラック分の信号波形すな
わちエンベロープ波形が非常に不安定なものになるとい
う問題があった。特にこの問題は、広帯域信号での高密
度記録再生を必要とするシステムにおいて極めて顕著な
問題となる。
【0009】該ダブルアジマス磁気ヘッドコアチップを
突出させる回転シリンダーの窓部の構成では、磁気テー
プ厚み及び磁気テープ剛性の異なる各種の磁気テープ走
行において、記録再生される1トラック分の信号波形す
なわちエンベロープ波形が非常に不安定なものになると
いう問題があった。特にこの問題は広帯域信号での高密
度記録再生を必要とするシステムで非常に顕著な問題と
なる。
【0010】図4は、磁気テープの入り側から出側まで
安定した状態で磁気テープと磁気ヘッドがコンタクトし
ている状態において正常に記録再生される信号のエンベ
ロープ波形である。
【0011】これに対して、図5は、厚手の磁気テープ
(剛性の大きい磁気テープ)を長時間走行させた後で薄
手の磁気テープ(剛性の小さい磁気テープ)で記録再生
した場合に発生する典型的なエンベロープ波形であり、
磁気テープの入り側から中間部まではほぼ安定した波形
が得られているが、磁気テープのテンションが増加する
中間部から出側にかけては出力が小さくなり、磁気ヘッ
ドに対する磁気テープの当たりが不安定になっているこ
とがわかる。
【0012】また、図6は、薄手の磁気テープ(剛性の
小さいテープ)を長時間走行させた後に厚手の磁気テー
プ(剛性の大きい磁気テープ)で記録再生した場合に発
生する典型的なエンベロープ波形であり、磁気テープの
入り側から出側の直前まではほぼ安定した波形が得られ
ているが、出側の最後の部分で急峻に出力が小さくなっ
ている。
【0013】以上のように従来のダブルアジマス磁気ヘ
ッドのコアチップを回転シリンダの窓から突出させた回
転ヘッドドラム装置では、各種磁気テープの厚みまたは
磁気テープの剛性に対応することが困難である。
【0014】従って、本発明の目的は、厚みや剛性が異
なる複数種類の磁気テープの使用に対して安定に対応す
ることができるダブル磁気ヘッド搭載の回転ヘッドドラ
ム装置を提案することにある。。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明のダブル磁気ヘッ
ド搭載の回転ヘッドドラム装置は、前記の課題を解決す
るために、ダブル磁気ヘッドのドラム回転方向に対して
後行側のヘッドコアチップ突出量P2(μm)を先行側
ヘッドコアチップ突出量P1(μm)に対して0〜5μ
mだけ高く突出させ、かつ各ヘッドコアチップの磁気ギ
ャップ近傍におけるテープ走行方向の摺動面曲率半径R
X(mm)とテープ走行方向と直交する方向の摺動面曲
率半径RY(mm)との関係をRX/RY≧5.0とし
た。
【0016】また、前記先行側のコアチップの回転シリ
ンダ外周面からの突出量は、15〜30μmの範囲が望
ましい。
【0017】また、前記回転シリンダの窓の縁と前記ダ
ブル磁気ヘッドのコアチップとのシリンダ回転方向先行
側および後行側の隙間は、それぞれ0.4mm以下とす
ることが望ましい。
【0018】また、前記コアチップのテープ走行方向と
直交する方向のコア厚みを40〜100μmの範囲とす
ることが望ましい。
【0019】また、前記ダブル磁気ヘッドにおける2つ
の磁気ギャップの間隔は、500〜700μmの範囲と
することが望ましい。
【0020】そして、前記磁気ヘッドには、アジマスヘ
ッドが好適である。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を説明する。
【0022】図1は、本発明になるダブルアジマス磁気
ヘッド搭載の回転ヘッドドラム装置の斜視図と、その要
部拡大図である。図1において、1−1は回転シリン
ダ、1−2は固定シリンダ、1−3はダブルアジマス磁
気ヘッド、1−4は前記磁気ヘッド1−3を突出させる
ための窓である。
【0023】このようなダブルアジマス磁気ヘッド1−
3のドラム回転方向に対して後行側のヘッドコアチップ
1−32のシリンダ外周面からの突出量P2(μm)と
先行側のヘッドコアチップ1−31の突出量P1(μ
m)の値の差(P2−P1)を−7μm、−5μm、−
3μm、0μm、3μm、5μm、7μmとなるように該ダ
ブルアジマス磁気ヘッド1−3を取り付けた7種類の回
転ヘッドドラム装置を作製した。先行側のヘッドコアチ
ップ1−31の突出量P1は23μmとした。
【0024】この5種類の回転ヘッドドラム装置におい
て、全厚13μmの厚手の磁気テープを10時間走行さ
せる前後で、全厚7.5μmの薄手の磁気テープに波長
0.5μmの信号を記録再生したときのエンベロープ波
形を評価した。エンベロープ波形の最大値をA、最小値
をBとしたときのB/A(dB)の値と突出量の差(P
2−P1)の関係を図7および図8に示す。ここで、図
7は先行側ヘッドのエンベロープ波形を評価したもの、
図8は後行側ヘッドのエンベロープ波形を評価したもの
である。
【0025】何れの側の磁気ヘッドにおいても厚手の磁
気テープを走行する前の波形はB/Aが−1dB以内で
ほぼ良好な波形が得られている。しかしながら、厚手の
磁気テープ走行後の波形は、先行側磁気ヘッドでは、突
出量の差(P2−P1)が0〜7μmの範囲外になると
B/Aが−2dB以下に悪化し、後行側磁気ヘッドで
は、−2〜5μmの範囲外になると−2dB以下に悪化
する。
【0026】これらの結果から、ダブルアジマス磁気ヘ
ッド1−3のドラム回転方向に対して後行側のヘッドコ
アチップ1−32の突出量P2(μm)と先行側のヘッ
ドコアチップ1−31の突出量P1(μm)の値の差
(P2−P1)を0〜5μmの範囲に設定することによ
り、良好なエンベロープ波形が得られることが判る。
【0027】しかし、先行側ヘッドコアチップ1−31
の突出量P1が15μmよりも少なくなると波形の絶対
値が小さくなり、30μmを超えると良好な範囲が得ら
れなくなるので、突出量は、15〜30μmの範囲とす
ることが望ましい。
【0028】次に、ダブルアジマス磁気ヘッド1−3の
各ヘッドコアチップ1−31,1−32の磁気ギャップ
1−33,1−34の近傍におけるテープ走行方向の摺
動面曲率半径(RX)を初期的に6.0〜12.0mm
とし、テープ走行方向に対して直交する方向の摺動面曲
率半径(RY)の初期値を1.0〜3.0mmとした複
数の回転ヘッドドラム装置を作製した。
【0029】これらの回転ヘッドドラム装置において、
先程と同様に、全厚13μmの厚手の磁気テープを10
時間走行させる前後で、全厚7.5μmの薄手の磁気テ
ープに波長0.5μmの信号を記録再生したときのエン
ベロープ波形と磁気ヘッド摺動面の曲率半径RX,RY
の関係を評価した。図9は、エンベロープ波形の最大値
をA、最小値をBとしたときのB/A(dB)の値とR
X/RYの関係を示している。
【0030】図9を参照すると、先行側ヘッドと後行側
ヘッドは共に同様の傾向を示し、RX/RYの値が小さ
くなるに従ってB/Aのエンベロープ波形は悪くなるこ
とが判る。そこで、RX/RYの値を5.0以上とする
ことでB/Aが−2dB以内の良好なエンベロープ波形
を得るダブルアジマス磁気ヘッド1−3を実現すること
ができる。
【0031】図10は、この現象を説明するための模式
図である。図10におけるRYhは、厚手の磁気テープ
(剛性の大きい磁気テープ)を走行することで形成され
るヘッドギャップ近傍のテープ走行方向に対して直交す
る方向の摺動面曲率半径RYを示し、RYtはそこに薄
手の磁気テープ(剛性の小さい磁気テープ)で記録再生
したときの該薄手の磁気テープの曲率半径RY方向の変
形を示す。(a)に示すように、磁気ヘッドの摺動面曲
率半径RYhと磁気テープの曲率半径RYtは一致しな
い(RYt<RYh)ために、ギャップ部分でのスペー
シングが発生する。また、薄手の磁気テープの摺動面曲
率半径RY方向の変形は、磁気テープの出側に行くに従
って増加するテープテンションにより、(b)に示すよ
うに更に大きくなり(RYt<<RYh)、ギャップ部
でのスペーシングが増加する。従って、このときのエン
ベロープ波形は図5のように中央部から出側に行くに従
って出力値が低下した波形となる。また、波形の最後の
部分で出力がやや大きくなっているのは、テープ出側の
部分では、(c)に示すように、摺動面曲率半径RY方
向の包み込みがなくなり、磁気ヘッドの大きな摺動面曲
率半径RYに薄手の磁気テープが沿った変形をする(R
Yt=RYh)ためである。
【0032】前述したRX/RYの値を大きくすること
は、厚手の磁気テープ走行時に磁気テープが磁気ヘッド
の大きなテープ走行方向の摺動面曲率半径RXに沿って
走行することで摺動面曲率半径RX方向の磁気テープの
変形を押さえて逆に摺動面曲率半径RY方向の磁気テー
プの変形を容易にし、結果的に、磁気テープ走行後の摺
動面曲率半径RYが小さくなり、薄手の磁気テープの摺
動面曲率半径RY方向の変形と一致することになって波
形を安定にすることが可能となる。
【0033】また、前述したダブルアジマス磁気ヘッド
1−3のドラム回転方向に対して後行側のヘッドコアチ
ップ突出量P2(μm)を先行側ヘッドコアチップ突出
量P1(μm)に対して0〜5μmだけ大きく突出させ
るようにすることは、磁気テープの変形をダブルアジマ
ス磁気ヘッド1−3と窓1−4の近傍の形状と一致させ
ることにより、ヘッドコアチップ1−31,1−32の
先端部分の摩耗量を低減し、結果的に摺動面曲率半径R
Yを小さいままで均一に摩耗させることが可能となり、
安定した出力波形を確保することができる。
【0034】また、このような傾向は、前記ヘッドコア
チップ1−31,1−32のテープ走行方向と直交する
方向のコア厚みを40〜100μmの範囲とすること、
2つのヘッドコアチップ11−31,1−32における
磁気ギャップ1−33,1−34の間隔を500〜70
0μmの範囲とすること、回転シリンダ1−1の窓1−
4の縁とヘッドコアチップ1−31,1−32とのシリ
ンダ回転方向先行側および後行側の隙間C1,C2を
0.4mm以下とすることにより、確実に得られる。
【0035】図11は、回転シリンダ1−1の窓1−4
の縁とヘッドコアチップ1−31,1−32とのシリン
ダ回転方向先行側および後行側の隙間C1,C2と記録
再生信号の波形率B/Aの関係を示している。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の回転ヘッド装置によれば、厚手の磁気テープと薄手の
磁気テープの何れにおいても、テープ入り側から出側に
至るまで良好なエンベロープ波形を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるダブルアジマス磁気ヘッド搭載の
回転ヘッドドラム装置の斜視図とその要部拡大図であ
る。
【図2】ダブルアジマス磁気ヘッドを搭載した従来の回
転ヘッドドラム装置の斜視図である。
【図3】従来のダブルアジマス磁気ヘッドと窓部の横断
平面図である。
【図4】磁気テープ入側から出側まで良好な状態で磁気
ヘッドと磁気ヘッドがコンタクトしている状態での記録
再生信号のエンベロープ波形である。
【図5】磁気テープの中間部より後半で磁気ヘッドに対
する磁気テープの当たりが不安定な状態での記録再生信
号のエンベロープ波形である。
【図6】磁気テープの最後の部分で磁気ヘッドに対する
磁気テープの当たりが不安定な状態での記録再生信号の
エンベロープ波形である。
【図7】厚手の磁気テープ走行前後に薄手の磁気テープ
で測定したときの先行側ヘッドの波形率とヘッドコアチ
ップ突出量り偏差の関係を示すグラフである。
【図8】厚手テープ走行前後に薄手テープで測定したと
きの後行ヘッドの波形率と突出偏差の関係を示すグラフ
である。
【図9】磁気ヘッドの摺動面曲率半径RX,RYの比R
X/RYと波形率B/Aの関係を示すグラフである。
【図10】記録再生信号のエンベロープ波形が不安定と
なるときの磁気ヘッドと磁気テープ間の接触状態を示す
模式図である。
【図11】回転シリンダの窓の縁とヘッドコアチップの
シリンダ回転方向先行側の隙間C1と記録再生信号の波
形率B/Aの関係を示すグラフである。
【図12】回転シリンダの窓の縁とヘッドコアチップの
シリンダ回転方向後行側の隙間C2と記録再生信号の波
形率B/Aの関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1−1…回転シリンダ、1−2…固定シリンダ、1−3
…ダブルアジマス磁気ヘッド、1−4…回転シリンダの
窓、1−31…先行側ヘッドコアチップ、1−32…後
行側ヘッドコアチップ、1−33,1−34…磁気ギャ
ップ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 武夫 茨城県ひたちなか市稲田1410番地 株式会 社日立製作所映像情報メディア事業部内 (72)発明者 平山 国明 茨城県ひたちなか市稲田1410番地 株式会 社日立製作所映像情報メディア事業部内 (72)発明者 上村 善雄 茨城県ひたちなか市稲田1410番地 株式会 社日立製作所映像情報メディア事業部内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】その外周面に磁気テープの走行を案内する
    リード溝を有する固定シリンダと、前記磁気テープに情
    報を記録もしくは再生する2個の磁気ヘッドコアチップ
    が同一の取付台座に並設されているダブル磁気ヘッドと
    この磁気ヘッドを前記磁気テープに接触させるために突
    出させる窓を有する回転シリンダを備えたダブル磁気ヘ
    ッド搭載の回転ヘッドドラム装置において、 前記ダブル磁気ヘッドの前記回転シリンダ外周面からの
    突出量は、回転シリンダの回転方向に対して後行側のコ
    アチップが先行側のコアチップに対して0〜5μmの範
    囲で高くなるようにし、かつ前記ダブル磁気ヘッドの各
    コアチップの磁気ギャップ近傍におけるテープ走行方向
    の摺動面曲率半径RX(mm)とテープ走行方向に対し
    て直交方向の摺動面曲率半径RY(mm)との関係がR
    X/RY≧5.0の条件を満たすようにしたことを特徴
    とするダブル磁気ヘッド搭載の回転ヘッドドラム装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記先行側のコアチッ
    プの回転シリンダ外周面からの突出量は、15〜30μ
    mの範囲としたことを特徴とするダブル磁気ヘッド搭載
    の回転ヘッドドラム装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、前記回転シリ
    ンダの窓の縁と前記ダブル磁気ヘッドのコアチップとの
    シリンダ回転方向先行側および後行側の隙間を0.4m
    m以下としたことを特徴とするダブル磁気ヘッド搭載の
    回転ヘッドドラム装置。
  4. 【請求項4】請求項1または2において、前記コアチッ
    プのテープ走行方向と直交する方向のコア厚みを40〜
    100μmの範囲としたことを特徴とするダブル磁気ヘ
    ッド搭載の回転ヘッドドラム装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜4の1項において、前記ダブル
    磁気ヘッドにおける2つの磁気ギャップの間隔を500
    〜700μmの範囲としたことを特徴とするダブル磁気
    ヘッド搭載の回転ヘッドドラム装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜5の1項において、前記磁気ヘ
    ッドは、アジマスヘッドであることを特徴とするダブル
    磁気ヘッド搭載の回転ヘッド装置。
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