JPH11175546A - 著作物探索支援システム - Google Patents

著作物探索支援システム

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Publication number
JPH11175546A
JPH11175546A JP9341020A JP34102097A JPH11175546A JP H11175546 A JPH11175546 A JP H11175546A JP 9341020 A JP9341020 A JP 9341020A JP 34102097 A JP34102097 A JP 34102097A JP H11175546 A JPH11175546 A JP H11175546A
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JP
Japan
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user
work
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search support
evaluation
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Pending
Application number
JP9341020A
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English (en)
Inventor
Taro Takagi
高木  太郎
Naoyuki Kono
尚幸 河野
Takayasu Kasahara
孝保 笠原
Keiji Kobashi
啓司 小橋
Naoyuki Yamada
直之 山田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11175546A publication Critical patent/JPH11175546A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】個人の主観的な嗜好に依存する文学作品・芸術
作品など各種の著作物の探索を効果的に支援する著作物
探索支援システムを提供する。 【解決手段】本発明による著作物探索支援システムは、
感性を定量化するための基準となる著作物を利用者に推
定させる手段と、他の利用者に基準となる著作物につい
ての評価を入力させる手段を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は著作物探索支援シス
テムに関し、特に個人の主観的な嗜好に依存する文学作
品・芸術作品など各種の著作物の探索を効果的に支援す
る著作物探索支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】本発明を説明するに当たり、本明細書で
使用する用語を次のように規定する。 著作物の特徴:著作物に固有の属性のこと。
【0003】著作物の印象:著作物が鑑賞者に与える影
響のこと。
【0004】著作物の好感度:著作物が鑑賞者を満足さ
せる程度のこと。
【0005】感性:著作物の集合に対する鑑賞者の印象
を記述するもののこと。
【0006】嗜好:著作物の集合に対する鑑賞者の好感
度を記述するもののこと。
【0007】今日では、作品制作による個人アピールの
流行,作品発行のためのインフラ・社会環境の発達など
の要因により、多くの制作者によって膨大な数の文学作
品・音楽作品・美術作品といったさまざまな著作物が制
作され、これらが市場に流通するようになってきてい
る。このような数の増加に伴い、鑑賞者が自身の嗜好に
合う著作物を市場で見つけ出すことはきわめて難しくな
っている。著作物を頒布する店舗などでは、階層的に整
理されたジャンルによって個傘の著作物を分類し、鑑賞
者による探索が容易に行われるように努めている。しか
し著作物の性質から、完全に階層的・排他的なジャンル
体系を用意しておくことはまず不可能であり、また既存
のジャンル体系では分類されにくい作品が積極的に作ら
れる傾向にある。そのためこうしたジャンル体系は、す
ぐに陳腐化してしまう。
【0008】このような状況では、鑑賞者が既存のジャ
ンルに基づいて著作物を見つけ出すことがもはや不可能
になり、マスメディアなどによってなされる著作物の紹
介に依存せざるを得なくなる。その結果として、鑑賞者
の嗜好はマスメディアなどの影響を強く受けることにな
る。一般にマスメディアは営利的であり、よく売れるも
のを選択的に紹介する傾向があるので、鑑賞者の嗜好は
偏っていき、いわゆる「ブーム」が起こることになる。
【0009】ブームに頼らない場合に、鑑賞者は自身と
似た感性・嗜好を持つ他の鑑賞者を見つけ、その鑑賞者
から未知の著作物を紹介してもらう方法がよく利用され
る。実際きわめて多くの鑑賞者が、こうした方法によっ
て自身の嗜好に合う著作物を見つけ出している。しかし
個人的に連絡を取り合うことのできる鑑賞者の数には限
りがあるため、このようにして未知のジャンルから多く
の著作物を見つけ出すことは、実際には非常に難しい。
【0010】また著作物には水準というものがある。水
準の高い著作物とは、鑑賞者に高く評価される著作物の
ことであり、従来それはよく売れる著作物のことでもあ
った。そのため制作者は、より売れる著作物を作るよう
に努め、これが著作物の水準を高めるための具体的な指
針となっていた。しかし今日では、水準の高い著作物が
見つけ出されにくく、必ずしも水準の高い作品がより売
れるとは限らないので、個々の著作物の水準が市場で適
切に評価されず、その結果として著作物の水準を高める
ための指針が見えにくくなり、市場全体で著作物の水準
が低下するという問題を引き起こしている。
【0011】これらの問題はすべて、主観に大きく依存
する著作物の探索を支援するための実際的・系統的な方
法が存在しないことに起因するものである。
【0012】このような問題を解決するための方法とし
ては、特開平9−6802号によって示されている方法など
が公知である。
【0013】特開平9−6802 号公報に示されている方法
は、基準的にSD法と学習を利用するものである。SD
法は、鑑賞者の感性や著作物の印象を定量化するための
手法として知られ、あらかじめ用意された複数の形容を
定量化の基準として、これらに対する感性や印象の適合
度を数値で表すことで、感性や印象を複数の数値の集合
(ベクトル)に変換する。特開平9−6802 号公報では、
このようなSD法に加えて学習を応用しており、得られ
た結果を鑑賞者に評価させることによって鑑賞者が形容
の適合度を評価する際の偏りを補正し、より的確な探索
を実現しようとしている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術では、次
のような課題が残されていた。
【0015】1.著作物の特徴は主観に依存するもので
あり、制作者や紹介者が客観的に定量化して、データベ
ースに登録することが難しい。
【0016】2.初めて利用する鑑賞者はシステムの学
習の効果を基待することができず、的確な結果を得るこ
とが難しい。
【0017】3.鑑賞者の感性も多種多様であり、あら
かじめ不特定の鑑賞者を想定した適切な定量化の基準を
用意することが難しい。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記課題は、著作物探索
支援システムが、感性を定量化するための基準となる著
作物を利用者に指定させる手段と、他の利用者に基準と
なる著作物についての評価を入力させる手段を備えるこ
とで、解決することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明による著作物探索支援シス
テム100の構成を図1に示す。著作物探索支援システ
ム100は、入力手段101と、利用者識別手段102
と、評価項目計数手段103と、評価パターンデータベ
ース104と、評価パターン比較手段105と、対比利
用者著索手段106と、待機要求条件検出手段107
と、待機利用者リスト108と、推薦著作物選択手段1
09と、優先評価著作物選択手段110と、表示手段1
11と、通知条件検出手段112と、通知手段113と
を備えている。
【0020】著作物探索支援システム100は、不特定
多数の利用者に継続的に利用されることにより、すべて
の利用者に効果をもたらすものである。けれども著作物
探索支援システム100の効果を理解しようとする際に
は、一人の利用者に注目して考える方が、すべての利用
者を同時に考えるよりも理解しやすい。そこで以下の説
明では、著作物探索支援システム100にログオンして
いる利用者、あるいはログオンしようとしている利用者
を利用者120と表記し、これまで著作物探索支援シス
テム100にログオンしたことのある他の利用者や、こ
れからログオンする他の利用者を利用者120a〜12
0nと表記して、区別することにする。ここでは著作物
探索支援システム100の動作例を、一人の利用者12
0aに注目しながら、図2に模式的に示す。著作物探索
支援システム100は、利用者120aから情報201
を受けた時点で、次のことを把握する。
【0021】利用者120aは、著作物X・著作物Yを
好む。著作物探索支援システム100は、著作物X・著作
物Yを好む利用者が、他にどのような著作物を好み、ど
のような著作物を嫌うのかを調べる。そこで後からログ
オンした利用者に著作物X・著作物Yを示し、これらに
対する評価を求める。著作物探索支援システム100
は、複数の利用者120b・120cから情報202・
203を受けた時点で、次のことを把握する。
【0022】利用者120aは、著作物X・著作物Yを
好む。
【0023】利用者120bは、著作物X・著作物Y・
著作物Z・著作物Wを好む。
【0024】利用者120cは、著作物X・著作物Y・
著作物Vを好み、著作物Zを嫌う。著作物探索支援シス
テム100は、著作物X・著作物Yを好む利用者の感性
に二つのパターンがあることを知る。一つは利用者12
0bに似ているパターンであるパターンb、もう一つは
利用者120cに似ているパターンであるパターンcで
ある。パターンbとパターンcの差異は、次のようにま
とめることができる。
【0025】著作物Zを好む利用者は、感性がパターン
bである。
【0026】著作物Zを嫌う利用者は、感性がパターン
cである。
【0027】そこで著作物探索支援システム100は、
この差異を利用し、利用者120の感性がパターンbと
パターンcのどちらに近いのかを調べる。再びログオン
した利用者120から情報204を受けた時点で、著作
物探索支援システム100は次のことを把握する。
【0028】利用者120は著作物Zを嫌うので、感性
がパターンcである。
【0029】著作物探索支援システム100は、感性が
パターンcである利用者120cが著作物Vを好むこと
をすでに知っているので、利用者120aに著作物Vを
示し、評価を求める。利用者120aから情報204を
受けた著作物探索支援システム100は、利用者120
aが著作物Vを知らないということを把握しているの
で、利用者120aに著作物Vを推薦することができ
る。
【0030】このように著作物探索支援システム100
は、利用者から入力された著作物を他の利用者に示し、
複数の利用者から受ける同じ著作物に対する評価を比較
することによって、複数の利用者の感性・嗜好の近似や
差異を把握する。つまりこの著作物は、複数の利用者な
感性・嗜好を定量化するための基準として利用されてい
ることになる。これが著作物探索支援システム100の
基準的な原理である。次に著作物探索支援システム10
0を構成するそれぞれの要件を、順に詳しく説明してい
くことにする。
【0031】入力手段101は、利用者120に評価項
目131や利用者識別情報132を入力させるものであ
り、表示手段111の画面に現れる入力ボックスと、既
存のマウス・キーボードなどの入力装置によって実現さ
れている。
【0032】評価項目131は、利用者120の主観に
よって評価された、著作物に対する好感度、または著作
物の組に対する類似度であり、たとえば図3のような形
式で記述されている。利用者120は、評価する著作物
や、著作物の組を自由に選ぶことができる。
【0033】好感度301・類似度302には、それぞ
れ次のいずれかを選ぶことができる。
【0034】好感度:とても好き・まあ好き・つまらな
い・嫌い・知らない 類似度:似ている・反対・比べられない 好感度301は利用者120の嗜好を知る手がかりとな
り、また類似度302は利用者120の感性を知るため
の手がかりとなる。
【0035】利用者120は、評価項目131を入力す
ることで、著作物探索支援システム100に自身の感性
を知らせる。入力することのできる評価項目131の数
には特に制限はなく、利用者120はいくつの評価項目
131を入力してもよい。
【0036】利用者識別情報132は、ログオンしよう
としている利用者120を、著作物探索支援システム1
00が識別するための情報である。利用者120は、著
作物探索支援システム100にログオンする際、固有の
利用者識別情報132を入力する。利用者識別情報13
2には、たとえば氏名・住所・電話番号・電子メールア
ドレスなどが利用されている。
【0037】利用者識別手段102は、利用者120が
ログオンすることによって起動され、利用者120から
入力された利用者識別情報132から、利用者120に
固有の利用者コード133を求めるものである。利用者
識別手段102の詳しい構成を図4に示す。
【0038】利用者リスト403には、これまでログオ
ンした利用者120a〜120nの利用者識別情報13
2a〜132nと利用者コード133a〜133nを対
応させて記述する利用者レコードが蓄積されている。利
用者識別情報132を受けた登録利用者検索手段401
は、利用者リスト403に登録されているすべての利用
者レコードを調べ、利用者識別情報132を含む利用者
レコード142を見つけて、対応する利用者コード13
3を得る。利用者リスト403に利用者識別情報132
を含む利用者レコード142が登録されていない場合に
は、新規利用者登録命令413が発行され、新規利用者
登録手段402が起動される。新規利用者登録手段40
2は、利用者リスト403に登録されているすべての利
用者レコードを調べ、使われていない利用者コード13
3を新しく生成する。それから利用者識別情報132と
利用者コード133から新規利用者レコード416を作
り、これを利用者リスト403に追加する。
【0039】評価項目計数手段103は、利用者120
が著作物探索支援システム100にログオンしてから入
力された評価項目131を数え、評価項目数138を求
めるものである。評価項目数138は、利用者120が
ログオフするとクリアされる。
【0040】評価パターンデータベース104は、それ
ぞれの利用者コード133に対する評価パターン135
を蓄積するデータベースである。評価パターンデータベ
ース104の内容は、図5に示すような形式で記述され
ている。
【0041】評価パターン135は、評価項目131の
単純な集合として定義されるものであり、たとえば図6
に示すような形式で記述されている。ただし図6では、
評価項目131に含まれる、評価の日時303を省略し
て表した。利用者120から評価項目131が入力され
るたび、評価パターン135に評価項目131が追加さ
れていく。
【0042】評価パターンデータベース104に蓄積さ
れた評価パターン135は、利用者120がログオンし
てもクリアされない。そのため入力された評価項目13
1は、利用者120に固有の感性・嗜好を記述する情報
として、永久的に評価パターンデータベース104に蓄
積されることになる。
【0043】評価パターンデータベース104は、入力
された利用者コードに対応する評価パターンを出力す
る。利用者120の利用者コード133を入力すると、
利用者120の評価パターン135が出力される。もち
ろん評価パターン135には、過去に利用者120から
入力された評価項目131がすべて含まれている。また
対比利用者コード134を入力すると、対比評価パター
ン136が出力される。同様に待機利用者コード142
を入力すると、待機利用者評価パターン143が出力さ
れる。
【0044】評価パターン比較手段105は、評価パタ
ーン135と別の対比評価パターン136を比較し、評
価パターン近似度137を求めるものである。評価パタ
ーン比較手段105の詳しい動作を図7に示す。
【0045】この例では、評価パターン135aと評価
パターン135bを比較している。評価パターン比較手
段105は、まずそれぞれの評価パターンに対して集合
化を行い、特徴著作物集合701a・特徴著作物集合7
01bを求める。集合化は、評価パターンに含まれる著
作物の中から、好感度301が「とても好き」または
「まあ好き」であるものをすべて取り出し、それを要素
とする集合を作る処理である。
【0046】次に特徴著作物集合701aと特徴著作物
集合701bの積集合を求め、特徴著作物共通集合70
2を作る。このようにして得られる著作物共通集合70
2は、評価パターン135aと評価パターン135bの
両方で好感度301が「とても好き」または「まあ好
き」である著作物の集合である。
【0047】ここで評価パターン比較手段105は、特
徴著作物集合701a・特徴著作物集合701b・特徴
著作物共通集合702に含まれる要素の数を数え、それ
ぞれ特徴著作物数703a・特徴著作物数703b・共
通特徴著作物数704を得る。そして数1を使用し、特
徴著作物数703a・特徴著作物数703b・共通特徴
著作物数704から評価パターン近似度137を算出す
る。
【0048】
【数1】
【0049】こうして求められる評価パターン近似度1
37は、特徴著作物集合703aと特徴著作物数703
bが重複している程度を示すものである。もし評価パタ
ーン135aと評価パターン135bが同じ場合、評価
パターン近似度137は1となる。また評価パターン1
35aに含まれる著作物と、評価パターン135bに含
まれる著作物がまったく異なる場合、評価パターン近似
度137は0となる。上の例での集合化では、好感度3
01が「とても好き」・「まあ好き」である著作物を使
用した。この方法は、このような著作物が、評価パター
ンを特に特徴づけるものであるという考え方によるもの
である。別の考え方をすれば、好感度301が「嫌い」
である著作物を利用して特徴著作物集合を作る方法も考
えられ、また類似度302が「似ている」あるいは「反
対」である著作物の組み利用して特徴著作物の組の集合
を作る方法も考えられる。さらにこれらの方法を併用す
る方法も考えられる。
【0050】対比利用者検索手段106は、評価パター
ンデータベース104に蓄積されている利用者120a
〜120nについての評価パターン135a〜135n
を調べて、利用者120と評価パターンが似ている利用
者である対比利用者を選択し、その利用者コードである
対比利用者コード134を求めるものである。対比利用
者検索手段106の詳しい動作を図8(a),(b)に示
す。
【0051】対比利用者検索手段106が対比利用者を
選ぶ際には、待機要求条件検出手段107からの待機要
求139によって待機している待機利用者を、優先的に
対比利用者とするように処理を行う。そのために対比利
用者検索手段106は、まず処理811〜814によ
り、対比利用者の検索範囲を待機利用者に限って、対比
利用者の候補となる条件を満たす待機利用者の集合を求
める。次に処理815〜818により、検索範囲をすべ
ての利用者に拡げて、同様に対比利用者の候補となる条
件を満たす利用者の集合を求める。最後に処理819〜
821によって、これらの集合の和集合を求め、その要
素の中から一人の対比利用者をランダムに取り出す。
【0052】対比利用者の候補となる条件は、評価パタ
ーンが利用者120についての評価パターン135と近
似していることである。そこで対比利用者検索手段10
6は、対比利用者の候補を選ぶ際、評価パターンデータ
ベース104に登録されている利用者120a〜120
nの中から一人の利用者を選び、その利用者の評価パタ
ーンと利用者120についての評価パターン135を、
評価パターン比較手段105に入力する。評価パターン
比較手段105は評価パターン近似度137を返すの
で、これを受けた対比利用者検索手段106は、評価パ
ターン近似度137が既定のしきい値よりも大きい場合、
この利用者を対比利用者の候補とする。このしきい値
は、検索範囲を待機利用者に限る場合と、検索範囲をす
べての利用者に拡げる場合で異なる値である。
【0053】待機要求条件検出手段107は、利用者1
20を待機させるかどうかを判断し、必要なら待機要求
139を発行するものである。特機要求条件検出手段1
07は、評価パターン近似度137と評価項目数138
を監視しており、多くの評価項目131が入力されてい
るにもかかわらず、適当な対比利用者が選ばれないた
め、評価パターン近似度137が大きくならず、そのた
め適切な推薦著作物145が推薦されない場合に待機要求
139を発行する。待機要求139が発行されると、利
用者120は著作物探索支援システム100をログオフ
し、通知141を待つことになる。利用者120がログ
オフすると、利用者コード133が待機利用者リスト1
08に登録され、利用者120は待機利用者として扱わ
れる。
【0054】待機利用者リスト108は、現在ログオフ
している利用者120a〜120nのうち待機利用者の
利用者コードを記憶しているリストである。また待機利
用者に待機要求139が発行された日時・通知141が
発行されたかどうか・通知141が発行された日時も、
利用者コードと対応させて記憶している。待機利用者リ
スト108の内容は、図9のような形式で記述されてい
る。
【0055】待機利用者に対しては、その評価パターン
に含まれる著作物に対する評価項目131が、現在ログ
オンしている他の利用者120によって優先的に入力さ
れるようになっている。たとえば対比利用者検索手段1
06では、対比利用者として待機利用者を優先的に選択
するような処理が行われる。また優先評価著作物選択手
段110は、待機利用者が好む著作物を利用者120に
示すように動作する。待機利用者が再び著作物探索支援
システム100にログオンすると、その待機利用者は待
機利用者リスト108から削除される。通知141が発
行されてから長い期間にわたってログオンしなかった待
機利用者も、やはり待機利用者リスト108から削除さ
れる。待機利用者リスト108から削除された待機利用
者は、現在ログオフしている他の利用者と同じように扱
われる。
【0056】推薦著作物選択手段109は、利用者12
0についての評価パターン135と別の対比利用者につ
いての対比評価パターン135を比較し、対比評価パタ
ーン135に含まれていて、評価パターン135に含ま
れていない評価項目131を取り出して、その中から対
比評価パターン135で好感度の大きい著作物を推薦著
作物145として選ぶものである。推薦著作物選択手段
109の詳しい動作を図10に示す。
【0057】この例では、利用者120についての評価
パターン135と対比評価パターン136から、推薦著
作物145を選択している。推薦著作物選択手段109
は、まず評価パターン135・対比評価パターン136
に対して集合化を行い、好感著作物集合1001・対比
好感著作物集合1002を求める。ここでの集合化は、
評価パターンに含まれる著作物の中から、好感度301
が「とても好き」または「まあ好き」であるものを抽出
し、それを要素とする集合を作る処理である。次に好感
著作物集合1001と対比好感著作物集合1002の積
集合を求め、好感著作物差分集合1003を得る。好感
著作物差分集合1003は、対比評価パターン136で
は好まれているが、利用者120にはあまり好まれてい
ない、または知られていない著作物の集合である。
【0058】そこで推薦著作物選択手段109は、好感
著作物差分集合1003から一つの要素をランダムに抽
出し、推薦著作物145とする。推薦著作物145は、
評価項目131の対象となるデフォルトの著作物とし
て、利用者120に示される。これに対する評価項目1
31として「知らない」が入力される場合、推薦著作物
145は、利用者120が探している著作物である可能
性が大きい。
【0059】優先評価著作物選択手段110は、評価パ
ターンデータベース104の内容を適当な頻度で調べ、
蓄積されている著作物のうち待機利用者によって入力さ
れたものを、優先評価著作物144としてランダムに選
択するものである。優先評価著作物144は、評価項目
131の対象となるデフォルトの著作物として利用者1
20に示されるので、他の著作物よりも評価項目131
が優先的に入力されることになる。これは、多くの利用
者に思い出されにくい著作物を優先的に示し、そのよう
な著作物に対する評価項目を集めることによって、より
効果的な探索が行われるようにするためのものである。
優先評価著作物選択手段110の詳しい動作を図11に
示す。
【0060】優先評価著作物144がどれだけ多くの利
用者に知られているかは、優先評価著作物144に対す
る評価項目131がそのまま入力される確率を求めるこ
とで評価することができる。優先評価著作物144が利
用者に知られていないのでは、評価項目131も入力さ
れない。そのような場合には、優先評価著作物144の
著者名だけを取り出して示す。これによって同じ著者に
よる他の著作物が利用者120に知られており、この著
作物に対する評価項目131が入力されることを期待す
ることができる。著作物の印象は著者に大きく依存して
おり、同じ著者による他の著作物に対する評価項目13
1は、優先評価著作物144に対する評価項目131と
して暫定的に利用することが可能である。
【0061】表示手段111は、利用者120に案内・
優先評価著作物144・推薦著作物145・待機要求1
39などを表示するものである。既存のディスプレイな
どによって実現されている。
【0062】通知条件検出手段112は、待機利用者に
再度のログオンを促す通知141を発行してもよいかど
うかを調べた上で、通知141を発行するものである。
通知条件検出手段112は、待機利用者リスト108に
登録されている待機利用者が対比利用者検索手段106
により、利用者120の対比利用者として選ばれたかど
うかを監視する。いずれかの待機利用者が選ばれた時に
は、その待機利用者に対する通知141を発行し、通知
手段113に送る。
【0063】通知手段113は、待機利用者を呼び出
し、通知条件検出手段112によって発行された通知1
41を届けるものである。既存の電話機や、表示手段1
11の画面に現れるアイコンやウィンドウによって実現
されている。
【0064】以上の構成により、著作物探索支援システ
ム100は、利用者120の嗜好に合うと予想される推
薦著作物145を利用者120a〜120nから紹介さ
れ、利用者120に示すことができる。著作物探索支援
システム100が、利用者120と利用者120a〜1
20nに対して同じ処理を行うことを考えると、すべて
の利用者に対して利用者120と同じ効果がもたらされ
ることがわかる。なお以上の構成によって著作物探索支
援システム100が正しく動作することは、著作物探索
支援システム100を試作して実験を行った結果、確認
することができた。
【0065】著作物探索支援システム100の動作は、
評価パターンデータベース104の内容に依存してい
る。より的確に著作物の探索が行われるようにするに
は、評価パターンデータベース104の内容を充実させ
る必要がある。それにはなるべくたくさんの利用者に利
用されるように著作物探索支援システム100を実現す
ることが重要である。そこで端末が店頭に設置されるオ
ンラインシステムとして、あるいはインターネットなど
の通信ネットワークを利用する情報サービスとして、著
作物探索支援システム100を実現する方法が有望であ
る。
【0066】まずインターネットを利用する情報サービ
スとして実現された著作物探索支援システム100を例
に挙げ、その構成を図12に示す。
【0067】この場合、利用者120は自宅にパソコン
1210を設置し、これにブラウザ1211をインスト
ールしておく。ブラウザ1211は、図1に示す著作物
探索支援システム100を構成する要件のうち、入力手
段101・表示手段111・通知手段113を実現する
ソフトウェアである。その他の構成要件は、サービス提
供者1230のもとに置かれたサーバ1220の中に用
意されている。サーバ1220には、通信ネットワーク
1240を経由して複数のパソコン1210が接続され
ており、一つの著作物探索支援システム100に不特定
多数の利用者が同時にログオンすることができるように
なっている。
【0068】ログオンしている個々の利用者から見る
と、著作物探索支援システム100はいくつかの状態を
持っており、各種の操作を行うと、この状態が変化する
ことによって画面が切り替わるように見える。しかし実
際には著作物探索支援システム100そのものの状態が
変化しているわけではなく、それぞれの利用者に対して
「仮想的な状態」が設定されており、これが画面に反映
されているにすぎない。こうした「仮想的な状態」のこ
とを「動作セッション」と呼ぶ。著作物探索支援システ
ム100は、次の四つの動作セッションを持っている。
【0069】ログオンセッション 評価項目入力セッション 完了セッション 待機要求セッション ログオンしているそれぞれの利用者には、動作セッショ
ンに対応した画面が表示される。動作セッションの遷移
を図13に示す。
【0070】利用者120がパソコン1210をサーバ
1220に接続し、情報サービスを開始させると、動作
セッションはログオンセッション1301となる。
【0071】ログオンセッション1301では、サーバ
1220からパソコン1210に、図14に示すログオ
ン画面1400が送られ、これがブラウザ1211によ
って表示される。ログオン画面1400は、氏名入力ボ
ックス1401・電子メールアドレス入力ボックス14
02・利用モード選択ボタン1403を備えている。こ
こで利用者120は、氏名入力ボックス1401に自身
の氏名を入力し、電子メールアドレス入力ボックス14
02に自身の電子メールアドレスを入力する。電子メー
ルアドレスは利用者識別情報132として利用されるだ
けでなく、通知141を送るための宛名としても利用さ
れる。利用モードは、著作物を探索するためにログオン
するのか、著作物を登録するためにログオンするのかを
推定するものである。利用モードとして「提供」が選ば
れている場合、評価項目131が入力されても、評価パ
ターン比較手段105・対比利用者検索手段106・待
機要求条件検出手段107・推薦著作物選択手段109
・優先評価著作物選択手段110・通知条件検出手段1
12は起動されない。すなわち評価パターンデータベー
ス104の内容が更新されるだけであり、著作物の探索
は行われない。
【0072】氏名・電子メールアドレスが正しく入力
し、ログオンボタン1404を押すと、動作セッション
は評価項目入力セッション1302に変わり、図14に
示す評価項目入力画面1500が表示される。評価項目
入力画面1500は、著作物入力ボックス1501・対
比著作物入力ボックス1502、および好感度選択ボタ
ン1503・類似度選択ボタン1504を備えている。
利用者120は、著作物の作者名と題名を、図6に示し
たような形式で著作物入力ボックス1501・対比著作
物入力ボックス1502に書くことにより、著作物を推
定する。
【0073】好感度選択ボタン1503を押すと、著作
物入力ボックス1501に書かれている著作物の好感度
301が評価項目151として入力される。類似度選択
ボタン1504を押すと、著作物入力ボックス1501
に書かれている著作物と、対比著作物入力ボックス15
02に書かれている対比著作物の類似度302が評価項
目131として入力される。
【0074】利用者120が評価項目131を入力する
たびに、評価パターン135に評価項目131が追加さ
れ、評価パターンデータベース104の内容も更新され
る。利用モードとして「探索」が選ばれている場合、評
価パターン比較手段105・対比利用者検索手段106
・待機要求条件検出手段107・推薦著作物選択手段1
09・優先評価著作物選択手段110・通知条件検出手
段112が起動され、著作物の探索が行われる。
【0075】評価項目131がたくさん入力されると、
著作物入力ボックス1501や対比著作物入力ボックス
1502には、推薦著作物145や優先評価著作物14
4がデフォルトとして表示されるようになる。利用者1
20はデフォルトの著作物に対する評価項目131を入
力してもよく、他の著作物に対する評価項目131を入
力してもよい。
【0076】推薦著作物145と優先評価著者物144
の性格は、かなり異なるものである。推薦著作物145
は利用者120の探索に役立つものであるのに対し、優
先評価著作者144は主として他の待機利用者に役立つ
ものである。けれどもこれらは画面の上でまったく同じ
ように表示されるので、利用者120は特に区別せずに
これらに対する評価項目131を入力する。すなわち利
用者120は、知らないうちに待機利用者に役立つ評価
項目131を入力し、評価パターンデータベース104
の内容を充実させていくことになる。
【0077】著作物入力ボックス1501に推薦著作物
145が表示されている時、好感度選択ボタン1503
の中から「知らない」を選択して押すと、動作セッショ
ンは完了セッション1303に変わり、図16に示す完
了画面1600が表示される。またログオンの後に入力
された評価項目131の数が既定の数に達すると、動作
セッションは待機要求セッション1304に変わり、図
17に示す待機要求画面1700が表示される。
【0078】完了セッション1303では、著作物の探
索が完了し、利用者120の嗜好に合うと予想される推
薦著作物145が推薦される。利用者120は、著作物
探索支援システム100をログオフすることになる。も
し利用者120が推薦著作物145を入手し、それが嗜
好に合わないことを知った場合には、著作物探索支援シ
ステム100に再びログオンし、推薦著作物145に対
する評価項目131を入力することによって、以後の探
索に反映させることができる。
【0079】待機要求セッション1304では、利用者
120に待機要求139が発行され、評価項目131の
入力はできなくなる。利用者120は著作物探索支援シ
ステム100をログオフし、通知141が届くまで待機
することになる。
【0080】著作物探索支援システム100には複数の
パソコン1210が接続されている。そのため利用者1
20が待機している間、他の利用者120a〜120n
がログオンし、多くの評価項目131を入力して、評価
パターンデータベース104に蓄積することが期待され
る。評価パターンが利用者120に似ている利用者が著
作物探索支援システム100にログオンし、評価項目1
31を入力することも期待される。このようにして推薦
著作物145が得られるようになった時、利用者120
には再度のログオンを促すための通知141が発行され
る。通知141は、たとえば次のような電子メールによ
って届けられる。
【0081】お待たせいたしました。著作物探索支援シ
ステムに、探索を再開するための情報が蓄積されまし
た。再びログオンしてみてください。
【0082】利用者120は通知141を受けると、著
作物探索支援システム100に再びログオンする。利用
者120が待機していた間、他の利用者によって多くの
評価パターンが評価パターンデータベース104に蓄積
されているので、前回よりも的確な探索が行われること
になる。
【0083】著作物探索支援システム100が的確な探
索を行うには、評価パターンデータベース104にたく
さんの評価パターン135が蓄積されていることが望ま
しい。しかし情報サービスが開始された直後には、評価
パターンデータベース104の内容が充実していないの
で、多くの利用者120にとっては推薦著作物145の
推薦が受けられず、何度ログオンしても待機させられる
確率が大きい。これでは情報サービスの信用が失われて
しまう。そこで著作物探索支援システム100による情
報サービスを開始する前に、情報サービス提供者123
0は、あらかじめ初期的な評価パターンデータベース1
04を用意しておくべきである。初期的な評価パターン
データベース104は、アンケートを行ったりして用意
することができる。ただし情報サービスが継続するにつ
れ、評価パターン135が自動的に蓄積されていくの
で、特別な維持を行う必要はほとんどなくなる。
【0084】次に端末が店頭に設置されるオンラインシ
ステムとして実現された著作物探索支援システム100
を例に挙げ、その構成を図18に示す。
【0085】この場合には、インターネットを利用する
情報サービスとして実現する場合と異なり、発行された
通知141を待機利用者に届けることが著しくなる。む
しろ待機利用者は店舗に立ち寄る機会を得た時、ついで
に端末装置を操作し、著作物探索支援システム100に
ログオンすることによって自身の嗜好に合う著作物が見
つけられそうかどうかを判断することになる。そこで著
作物探索支援システム100の動作セッションの遷移
は、図19に示すものとなる。すなわちログオンセッシ
ョン1301の前に、通知発行確認セッション1901
が用意されており、待機利用者は、著作物探索支援シス
テム100にログオンしなくても、ログオンすることに
よって結果が得られるかどうかを簡単に予測することが
できるようになっている。通知発行確認セッション19
01では、図20に示す通知発行確認画面2000が表
示される。
【0086】通知発行確認画面2000は、通知発行利
用者一覧リストボックス2001・氏名入力ボックス2
002・電子メールアドレス入力ボックス2003を備
えている。通知141の発行された待機利用者の氏名と
電子メールアドレスは、通知発行利用者一覧リストボッ
クス2001に表示されている。またログオンボタン2
004を押すと、動作セッションはログオンセッション
1301に変わる。
【0087】通知141の発行された待機利用者が、す
ぐに再びログオンするとは限らない。そのため通知発行
利用者一覧リストボックス2001には、長い期間にわ
たって待機韓用者が蓄積されていまい。その数が増えす
ぎて待機利用者が自身の名前を探すことが大変になるこ
とがある。そのために氏名入力ボックス2002・電子
メールアドレス入力ボックス2003が用意されてい
る。待機利用者が、自身に通知141が発行されたかど
うかを知るには、ログオン画面1400と同様に、氏名
入力ボックス2002・電子メールアドレス入力ボック
ス2003に氏名と電子メールアドレスをそれぞれ書
く。すると通知発行利用者一覧リストボックス2001
がスクロールし、その待機利用者の氏名と電子メールア
ドレスが現れる。この場合、通知141が発行されてい
なくても、確認のために氏名と電子メールアドレスは表
示される。通知141の有無は、表示の色などによって
知ることができるようになっている。
【0088】
【発明の効果】利用者の嗜好や著作物の印象を定量化す
るための最も的確な基準が利用できるようになるので、
より効果的な探索を行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による著作物探索支援システムの構成を
示す図。
【図2】著作物探索支援システムの動作を模式的に示す
図。
【図3】評価項目を記述する形式を示す図。
【図4】利用者識別手段の詳しい構成を示す図。
【図5】評価パターンデータベースの内容を記述する形
式を示す図。
【図6】評価パターンの例を示す図。
【図7】評価パターン比較手段の詳しい動作を示す図。
【図8】(a)及び(b)は対比利用者検索手段の詳し
い動作を示す図。
【図9】待機利用者リストの内容を記述する形式を示す
図。
【図10】推薦著作物選択手段の詳しい動作を示す図。
【図11】優先評価著作物選択手段の詳しい動作を示す
図。
【図12】インターネットを利用する情報サービスとし
て、本発明による著作物探索支援システムを実現する場
合の構成を示す図。
【図13】動作セッションの遷移を示す図。
【図14】ログオン画面を示す図。
【図15】評価項目入力画面を示す図。
【図16】完了画面を示す図。
【図17】待機要求画面を示す図。
【図18】端末が店頭に設置されるオンラインシステム
として、本発明による著作物探索支援システムを実現す
る場合の構成を示す図。
【図19】動作セッションの遷移を示す図。
【図20】通知発行確認画面を示す図。
【符号の説明】
100…著作物探索支援システム、131…評価項目、
132…利用者識別情報、133…利用者コード、13
4…対比利用者コード、135…評価パターン、136
…対比評価パターン、137…評価パターン近似度、1
38…評価項目数、139…待機要求、140…対比利
用者数、141…通知、142…待機利用者コード、1
43…待機利用者評価パターン、144…優先評価著作
物、145…推薦著作物、201〜204…情報、411
…利用者レコード番号、412…利用者レコード、41
3…新規利用者登録命令、414…利用者レコード番
号、415…利用者レコード、416…新規利用者レコ
ード、701…特徴著作物集合、702…特徴著作物共
通集合、811〜821…対比利用者検索処理、1001…
好感著作物集合、1002…対比好感著作物集合、10
03…好感著作物差分集合、1101〜1103…優先
評価著作物選択処理、1400…ログオン画面、150
0…評価項目入力画面、1600…完了画面、1700
…待機要求画面、2000…通知発行確認画面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小橋 啓司 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所電力・電機開発本部内 (72)発明者 山田 直之 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所電機システム事業本部 内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】利用者の嗜好に依存する著作物の探索を支
    援する著作物探索支援システムであり、感性を定量化す
    るための基準となる著作物を利用者に指定させる手段
    と、他の利用者に前記基準となる著作物についての評価
    を入力させる手段とを備えていることを特徴とする著作
    物探索支援システム。
  2. 【請求項2】請求項1の著作物探索支援システムであ
    り、前記基準となる著作物に対する好感度を利用者に入
    力させる手段を備えていることを特徴とする請求項1記
    載の著作物探索支援システム。
  3. 【請求項3】請求項1の著作物探索支援システムであ
    り、前記基準となる著作物の組に対する類似度を利用者
    に入力させる手段を備えていることを特徴とする請求項
    1記載の著作物探索支援システム。
  4. 【請求項4】請求項1の著作物探索支援システムであ
    り、前記基準となる著作物の集合を示し、利用者の評価
    のパターンを調べる手段を備えていることを特徴とする
    請求項1記載の著作物探索支援システム。
  5. 【請求項5】請求項4の著作物探索支援システムであ
    り、複数の利用者について前記評価のパターンを比較
    し、一致性を判定する手段を備えていることを特徴とす
    る請求項4記載の著作物探索支援システム。
  6. 【請求項6】請求項5の著作物探索支援システムであ
    り、複数の利用者について前記評価のパターンの一致性
    が判定され、一方の利用者に対する好感度が大きく、他
    方の利用者に知られていない著作物が存在する場合に、
    前記著作物を前記他方の利用者に紹介する手段を備えて
    いることを特徴とする請求項5記載の著作物探索支援シ
    ステム。
  7. 【請求項7】請求項5の著作物探索支援システムであ
    り、複数の利用者についての前記基準となる著作物の集
    合が小さく、前記評価のパターンを統計的に有意な水準
    で比較することができない場合、前記基準となる著作物
    の集合を拡張する手段を備えていることを特徴とする請
    求項5記載の著作物探索支援システム。
  8. 【請求項8】請求項1の著作物探索支援システムであ
    り、統計的に有意な結果が得られるまで前記利用者を待
    機させる手段を備えていることを特徴とする請求項1記
    載の著作物探索支援システム。
  9. 【請求項9】請求項8の著作物探索支援システムであ
    り、統計的に有意な結果が得られたことを前記利用者に
    通知する手段を備えていることを特徴とする請求項8記
    載の著作物探索支援システム。
  10. 【請求項10】請求項8の著作物探索支援システムであ
    り、待機している利用者によって指定された、前記基準
    となる著作物を一覧表示する手段を備えていることを特
    徴とする請求項8記載の著作物探索支援システム。
  11. 【請求項11】請求項1の著作物探索支援システムであ
    り、情報の授受を情報通信回線を利用して行う手段を備
    えていることを特徴とする請求項1記載の著作物探索支
    援システム。
  12. 【請求項12】請求項9の著作物探索支援システムであ
    り、前記統計的に有意な結果が得られたことを、前記待
    機している利用者に、情報通信回線を利用して通知する
    手段を備えていることを特徴とする請求項9記載の著作
    物探索支援システム。
  13. 【請求項13】請求項1の著作物探索支援システムであ
    り、利用者を識別するため、前記利用者に固有の情報を
    入力させる手段を備えていることを特徴とする請求項1
    記載の著作物探索支援システム。
  14. 【請求項14】請求項13の著作物探索支援システムで
    あり、前記固有の情報として、前記利用者に氏名を入力
    させる手段を備えていることを特徴とする請求項13記
    載の著作物探索支援システム。
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