JPH11175173A - 安定化電源回路 - Google Patents

安定化電源回路

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JPH11175173A
JPH11175173A JP9345525A JP34552597A JPH11175173A JP H11175173 A JPH11175173 A JP H11175173A JP 9345525 A JP9345525 A JP 9345525A JP 34552597 A JP34552597 A JP 34552597A JP H11175173 A JPH11175173 A JP H11175173A
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JP9345525A
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Masahisa Niwa
正久 丹羽
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】入力電圧が徐々に上昇する場合でも確実に動作
させることができる安定化電源回路を提供する。 【解決手段】入出力端子間にpnp形のトランジスタQ
1が挿入される。出力電圧Vccは分圧抵抗R1,R2
1,R22により分圧され、抵抗R1,R21の接続点
での検出電圧Vrefが基準電圧Vbと比較される。誤
差増幅器EAは検出電圧Vrefと基準電圧Vbとの差
に応じて出力電圧Vccを一定に保つようにトランジス
タQ1の損失量を調節する。抵抗RA,RBは入力電圧
Vinを分圧して比較電圧Vaを発生させる。比較電圧
Vaが基準電圧Vbよりも低い期間には電圧比較回路C
Pがスイッチング素子SWをオンにし、出力電圧Vcc
に対する検出電圧Vrefの割合を大きくする。つま
り、入力電圧Vinが低いと出力電圧Vccの目標値が
実質的に引き下げられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として集積回路
に用いる安定化電源回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】集積回路で一般に用いられている安定化
電源回路として図5に示す構成のものがある(特開昭6
0−84616号公報等参照)。この回路は、入出力端
子間に挿入したトランジスタQ1’による損失量を調節
することによって、入力電圧Vinを降圧するとともに
安定化して一定の出力電圧Vccを負荷RLに印加する
ものである。この種の安定化電源回路は、基本的には、
出力電圧Vccに比例した検出電圧Vrefを検出する
ための分圧抵抗R1,R2と、分圧抵抗R1,R2によ
る検出電圧Vrefと基準電圧との差に比例してトラン
ジスタQ1’による損失量を調節する帰還増幅手段と、
帰還増幅手段に基準電圧を与える基準電圧発生手段とを
備える。図示例では基準電圧発生手段として半導体のエ
ネルギーバンドギャップ電圧を基準電圧に利用するバン
ドギャップリファレンス回路を用いている。また、図示
例では帰還増幅手段と基準電圧発生手段とをまとめて誤
差増幅器EAとしている。分圧抵抗R1,R2により生
成された検出電圧Vrefと出力電圧Vccとは、Vc
c=Vref×(R1+R2)/R1の関係になる。
【0003】ところで、この回路は、一種の直列制御型
の安定化電源回路であって、トランジスタQ1’による
損失量を調節することによって出力電圧Vccを安定化
しているから、入力電圧Vinは目的の出力電圧Vcc
に対してトランジスタQ1’による電圧降下分よりも高
くなければならない。特開昭60−84616号公報に
も記載されているように、トランジスタQ1’としてn
pn形のものを用いた場合の入力電圧Vinの動作下限
値は、理論的には、トランジスタQ1’のベースエミッ
タ間電圧VBEと、トランジスタQ1’の飽和時のコレク
タエッミタ間電圧VCEと、出力電圧Vccとの和にな
る。VBE≒0.7V、VCE≒0.2Vであるから、入力
電圧Vinは、Vin≧Vcc+0.9Vという条件を
満たさなければならない。また、設計上は部品の温度係
数などを考慮して、Vin≧Vcc+VBE×3+αと
し、VBE×3+α≒2.5Vに設定している。
【0004】入力電圧Vinが5Vなどであって低い場
合や、出力電圧Vccをできるだけ高くしたい場合に
は、上述の回路を採用することができない場合があるか
ら、出力電圧Vccに対する入力電圧Vinの動作下限
値を少なくするために、上記公報にも記載されているよ
うに、pnp形のトランジスタQ1を用いた図6のよう
な回路構成が考えられている。この回路構成では、入力
電圧Vinの動作下限値は、理論的には、トランジスタ
Q1の飽和時のコレクタエッミタ間電圧VCEと、出力電
圧Vccとの和になる。つまり、入力電圧Vinは、V
in≧Vcc+0.2Vという条件を満たせばよい。こ
の値に対して多少の余裕を見込んだとしても、Vin≧
Vcc+0.3Vの条件で使用可能である。したがっ
て、入力電圧Vinが4.5Vであって出力電圧Vcc
が3.8Vというような設計も可能になる(図5に示し
た構成では、理論上からもこの設計ができない)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示した構成を集積回路用として用いると以下のような問
題が生じることがある。たとえば、入力電圧Vinを0
Vから4.5Vまで徐々に上昇させるような場合には
(電源投入時などでは入力電圧Vinがこのように変化
する)、入力電圧Vinの上昇中にトランジスタQ1が
完全に飽和する電圧領域が存在することになる。一方、
トランジスタQ1は負荷RLに十分な電流を供給する容
量が必要であるから、消費電力の大きい集積回路である
と、電流容量の大きいpnp形のトランジスタQ1を得
るために、トランジスタQ1としてバーチカル形(縦
形)のpnp形トランジスタを用いることが多い。
【0006】しかしながら、縦形のpnp形トランジス
タが完全に飽和すると寄生トランジスタが生じ、エミッ
タから集積回路のサブストレート(半導体基板)に流れ
る漏れ電流が生じることが知られている。入力電圧Vi
nと出力電圧Vccと消費電流Iinとの関係を示すと
図7のようになる。トランジスタQ1が飽和している領
域では、入力電圧Vinの上昇に伴って消費電流Iin
も上昇し、トランジスタQ1が飽和領域から抜けると
(図示例では約4V)、消費電流Iinは所定値(図示
例では約2.5V)に落ち着く。
【0007】ところで、上述の安定化電源回路に対して
電源から入力電圧Vinが直接印加されているときに
は、飽和領域において消費電流Iinが増加するもの
の、これは過渡的であって、とくに問題は生じない。し
かしながら、図8のように、上述の安定化電源回路RG
にノイズ除去などの目的で抵抗Rsを介して電源Vsが
接続されているとすると、トランジスタQ1の飽和領域
で消費電流Iinが増加したときに抵抗Rsによる電圧
降下が大きくなり、結果的に安定化電源回路RGの入力
電圧Vinが上昇せず、飽和領域を抜けることができな
くなる場合がある。消費電流Iinは図7によれば最大
値が8mA程度に達するから、たとえば、抵抗Rsが1
00Ωであるとすれば、抵抗Rsでの電圧降下は0.8
Vになり、電源Vsの電圧が4.5Vであったとしても
入力電圧Vinは3.7Vになる。このような入力電圧
VinではトランジスタQ1は飽和領域から抜けること
ができず、異常な状態が継続するという問題が生じる。
【0008】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、入力電圧が徐々に上昇する場合でも
確実に動作させることができる安定化電源回路を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、入出
力端子間に挿入されたpnp形のトランジスタと、出力
電圧に比例した検出電圧を発生させる出力電圧検出手段
と、一定の基準電圧を発生させる基準電圧発生手段と、
出力電圧検出手段により検出した電圧と基準電圧との差
に応じて前記トランジスタの損失量を調節することによ
り出力電圧を一定に保つ帰還増幅手段と、入力電圧に比
例した比較電圧を発生させる入力電圧検出手段と、前記
比較電圧が基準電圧に比例して設定された規定電圧未満
であるときの出力電圧に対する検出電圧の割合を、前記
比較電圧が前記規定電圧以上であるときの割合よりも大
きく設定する検出電圧切換手段とを設けたものである。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、出力電圧検出手段が直列接続された複数個の分圧抵
抗よりなり、検出電圧切換回路が少なくとも1個の分圧
抵抗に並列接続されたスイッチング素子と、前記比較電
圧と前記規定電圧との大小関係を比較し前記比較電圧が
前記規定電圧よりも小さい期間にスイッチング素子をオ
ンにする電圧比較回路とからなるものである。
【0011】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2の発明において、前記規定電圧を前記基準電圧に等し
く設定し、前記比較電圧が前記規定電圧未満であるとき
に前記検出電圧を出力電圧と等しく設定するものであ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】(実施形態1)本実施形態は、図
1に示すように、図6に示した従来構成に対して分圧抵
抗R2を2個の分圧抵抗R21,R22に分割し、一方
の分圧抵抗R22の両端間に接続したスイッチング素子
SWを入力電圧Vinに応じてオンオフさせるものであ
る。すなわち、分圧抵抗R1,R21,R22により出
力電圧検出手段が構成され、分圧抵抗R1,R21の接
続点から検出電圧Vrefが取り出される。入力電圧V
inは分圧抵抗RA,RBにより分圧され、入力電圧V
inに比例する比較電圧Vaが取り出される。比較電圧
Vaは電圧比較回路CPによって誤差増幅器EAで生成
された基準電圧Vb(ここでは、比較電圧Vaを基準電
圧Vbと比較しているが、基準電圧Vbに比例する規定
電圧と比較してもよい)と比較され、比較電圧Vaが基
準電圧Vbよりも低い期間にはスッチング素子SWをオ
ンにして、分圧抵抗R22をクリップ(短絡)する。つ
まり、比較電圧Vaが基準電圧Vbよりも低い期間にお
ける分圧抵抗R1,R21,R22による分圧比(R1
/(R1+R21))は、比較電圧Vaが基準電圧Vb
よりも高い期間における分圧抵抗R1,R21による分
圧比(R1/(R1+R21+R22))よりも大きく
なる。分圧比(R1/(R1+R21+R22))は、
図6に示した従来構成での分圧抵抗R1,R2による分
圧比(R1/(R1+R2))と等しく設定されてい
る。ここで、スイッチング素子SWにはpnp形のトラ
ンジスタを用いており、エミッタコレクタ間に分圧抵抗
R22が並列接続されている。誤差増幅器EAは、基準
電圧Vbを発生させる基準電圧発生手段と、検出電圧V
refに基づいてpnp形の縦型のトランジスタQ1を
制御する帰還増幅手段とを含んでいる。また、分圧抵抗
RA,RBは入力電圧Vinに比例した比較電圧Vaを
発生させる入力電圧検出手段を構成し、電圧比較回路C
Pとスイッチング素子SWとにより検出電圧切換手段が
構成されている。他の構成は図6に示した従来構成と同
様である。
【0013】いま、入力電圧Vinが4.1〜4.3V
の範囲の所定の電圧V1のときに、比較電圧Vaが基準
電圧Vbと等しくなるように、分圧抵抗RA,RBが設
定されているものとする。ここで、上述した電圧V1の
下限値である4.1Vは、出力電圧Vccを3.8Vと
するときの入力電圧Vinの下限値であって、トランジ
スタQ1の飽和時の電圧降下である0.3Vを出力電圧
Vccに加算した値である。また、電圧V1の上限値で
ある4.3Vは、図8に示した電源Vsの電圧を4.5
Vとしたときの抵抗Rsによる電圧降下を見込んだ値で
ある。したがって、上限値は理論的には4.5V以下で
あればよい。
【0014】上記回路において、入力電圧Vinを0V
から上昇させる場合について考察する。入力電圧Vin
が電圧V1よりも低い(Vin<V1)期間には、比較
電圧Vaが基準電圧Vbよりも低い(Va<Vb)か
ら、電圧比較回路CPの出力S1はLレベルになってい
る。したがって、スイッチング素子SWはオンになり、
分圧抵抗R22がクリップされる。その結果、出力電圧
Vccは、Vcc=Vref×(R1+R21)/R1
になる。この出力電圧をVc1とする。
【0015】一方、入力電圧Vinがさらに上昇して電
圧V1以上(Vin≧V1)になると、比較電圧Vaも
基準電圧Vb以上(Va≧Vb)になるから、電圧比較
回路CPの出力S1はHレベルになる。つまり、スイッ
チング素子SWがオフになり、出力電圧Vccが、Vc
c=Vref×(R1+R21+R22)/R1にな
る。この出力電圧をVc2とする。出力電圧Vc2は出
力電圧Vccの定常時の目標値である。2つの電圧Vc
1,Vc2を比較すると、2つの分圧抵抗R1,R21
の接続点の検出電圧Vrefが等しいとしても、出力電
圧Vc1は出力電圧Vc2よりも低くなる。
【0016】つまり、入力電圧Vinが電圧V1よりも
低い期間には、出力電圧Vccの目標値が定常時よりも
引き下げられており、したがって、入力電圧Vinと出
力電圧Vccとの差が大きく、図8のように電源Vsと
の間に抵抗Rsが存在するような回路構成であって入力
電圧Vinが低い場合でも、Vin>Vcc+0.3V
という条件を容易に満たすことができる。また、入力電
圧Vinが低ければ消費電流Iinも少ないから、抵抗
Rsによる電圧降下も少なくなり、電源Vsと入力電圧
Vinとの差も小さくなる。その結果、トランジスタQ
1を飽和させることなく動作させることが可能になる。
【0017】電圧Vc1=1.9V、電圧Vc2=3.
8Vに設定した場合の入力電圧Vinと出力電圧Vcc
と消費電流Iinとの関係を図2に示す。入力電圧Vi
nに対する出力電圧Vccの設定は上述の通りであっ
て、入力電圧Vinが2.2V(=Vc1+0.3V)
に達するまでは、トランジスタQ1は飽和しているか
ら、寄生トランジスタによる漏れ電流が生じているが、
入力電圧Vinが比較的小さいから、漏れ電流による消
費電流Iinは比較的少ない(最大で5mA程度)。そ
の後、入力電圧Vinがさらに上昇してVc1+0.3
V以上になると、トランジスタQ1は飽和領域を抜けて
消費電流Iinが定常値(約2mA)になる。そこで、
入力電圧Vccが4.1Vに達した後にスイッチング素
子SWをオフにすることによって、出力電圧Vccの目
標値がVc2(=3.8V)になり、この状態ではトラ
ンジスタQ1は飽和状態にならないから、確実に動作さ
せることができるのである。
【0018】しかして、図8に示したように、電源Vs
との間に抵抗Rsが挿入されている場合に、電源Vsの
電圧が低いときにはトランジスタQ1が飽和するから、
抵抗Rsによる電圧降下が比較的大きくなるが、このと
きの安定化電源回路RGの出力電圧Vccの目標値がV
c1に設定されていることによって、電源Vsの電圧の
上昇過程で飽和領域を容易に抜けることができる。この
ようにして、トランジスタQ1が飽和領域を抜ける。こ
の時点で消費電流Iinが低減されるから、抵抗Rsに
よる電圧降下も小さくなり入力電圧Vinが高くなる。
その後、電源Vsの電圧が十分に上昇した時点で安定化
電源回路RGの出力電圧Vccの目標値をVc2に設定
することで、目標値Vc2の出力電圧Vccを得ること
ができるのである。
【0019】なお、上述の構成例において、基準電圧V
bをバンドギャップリファレンス回路で生成している
が、外部から基準電圧Vbを与えるなど入力電圧Vin
の変動の影響が少ないほぼ一定の基準電圧Vbを出力す
ることができる構成であれば、どのようなものを用いて
もよいのはもちろんのことである。 (実施形態2)本実施形態は、図3に示すように、分圧
抵抗RA,RBに代えて、誤差増幅器EAにおいて基準
電圧Vbを生成するための分圧抵抗RC,RDを用いて
比較電圧Vaを取り出すようにしたものである。また、
この構成では、電圧Vc1を基準電圧Vbと等しく設定
しているから、分圧抵抗R21は省略されている。他の
構成および動作は実施形態1と同様であって、分圧抵抗
RA,RB,R21を省略した分だけ実施形態1よりも
部品点数が削減されている。
【0020】なお、図4に示すように、負荷回路として
発光ダイオードLEDを含むような場合には、実施形態
1のように分圧抵抗R1,R21,R22を用いる構成
が望ましい。すなわち、発光ダイオードLEDの点灯に
は出力電圧Vccを2Vに設定する必要があり、実施形
態1の構成では分圧抵抗R1,R21,R22を適宜に
設定すれば電圧Vc1を2V程度に設定することがで
き、発光ダイオードLEDを点灯することができる。こ
れに対して、実施形態2の構成では電圧Vc1を基準電
圧Vbと等しく設定しており、基準電圧Vbはバンドギ
ャップを利用していることによって約1.25Vにな
り、この電圧では発光ダイオードLEDを駆動すること
ができないのである。要するに、入力電圧Vinが低い
期間にも負荷回路を動作させる場合には、電圧Vc1を
任意に設定することができる実施形態1の回路構成を採
用するのが望ましい。
【0021】
【発明の効果】請求項1の発明は、入出力端子間に挿入
されたpnp形のトランジスタと、出力電圧に比例した
検出電圧を発生させる出力電圧検出手段と、一定の基準
電圧を発生させる基準電圧発生手段と、出力電圧検出手
段により検出した電圧と基準電圧との差に応じて前記ト
ランジスタの損失量を調節することにより出力電圧を一
定に保つ帰還増幅手段と、入力電圧に比例した比較電圧
を発生させる入力電圧検出手段と、前記比較電圧が基準
電圧に比例して設定された規定電圧未満であるときの出
力電圧に対する検出電圧の割合を、前記比較電圧が前記
規定電圧以上であるときの割合よりも大きく設定する検
出電圧切換手段とを設けたものであり、入力電圧が比較
的低いときには出力電圧の目標値を引き下げていること
によって入力電圧と出力電圧との差をトランジスタの飽
和電圧以上に確保するのを容易にしている。つまり、入
力電圧が徐々に上昇する場合であってもトランジスタを
飽和領域から確実に抜けさせて定常動作とすることがで
き、トランジスタが定常動作に移行して消費電流(入力
電流)が飽和領域での動作中よりも小さくなり、かつ所
望の出力電圧が得られる程度に入力電圧が上昇した時点
で出力電圧の目標値を引き上げることができるから、ト
ランジスタを飽和領域から確実に抜け出させて定電圧を
出力することができるのである。
【0022】請求項2の発明のように、出力電圧検出手
段が直列接続された複数個の分圧抵抗よりなり、検出電
圧切換回路が少なくとも1個の分圧抵抗に並列接続され
たスイッチング素子と、前記比較電圧と前記規定電圧と
の大小関係を比較し前記比較電圧が前記規定電圧よりも
小さい期間にスイッチング素子をオンにする電圧比較回
路とからなるものでは、比較的簡単な構成を用いて請求
項1の発明を実現することができる。
【0023】請求項3の発明のように、前記規定電圧を
前記基準電圧に等しく設定し、前記比較電圧が前記規定
電圧未満であるときに前記検出電圧を出力電圧と等しく
設定するものでは、各種の電圧をそれぞれ等しくするこ
とによって、回路構成を簡略化することが可能になると
いう利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1を示す回路図である。
【図2】同上の動作説明図である。
【図3】本発明の実施形態2を示す回路図である。
【図4】実施形態1における使用例を示す回路図であ
る。
【図5】従来例を示す回路図である。
【図6】他の従来例を示す回路図である。
【図7】同上の動作説明図である。
【図8】同上の使用例を示す回路図である。
【符号の説明】
CP 電圧比較回路 EA 誤差増幅器 Q1 トランジスタ R1,R21,R22 分圧抵抗 RA,RB 分圧抵抗 RL 負荷 SW スイッチング素子 Vin 入力電圧 Vcc 出力電圧 Vb 基準電圧 Va 比較電圧

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入出力端子間に挿入されたpnp形のト
    ランジスタと、出力電圧に比例した検出電圧を発生させ
    る出力電圧検出手段と、一定の基準電圧を発生させる基
    準電圧発生手段と、出力電圧検出手段により検出した電
    圧と基準電圧との差に応じて前記トランジスタの損失量
    を調節することにより出力電圧を一定に保つ帰還増幅手
    段と、入力電圧に比例した比較電圧を発生させる入力電
    圧検出手段と、前記比較電圧が基準電圧に比例して設定
    された規定電圧未満であるときの出力電圧に対する検出
    電圧の割合を、前記比較電圧が前記規定電圧以上である
    ときの割合よりも大きく設定する検出電圧切換手段とを
    設けたことを特徴とする安定化電源回路。
  2. 【請求項2】 出力電圧検出手段は直列接続された複数
    個の分圧抵抗よりなり、検出電圧切換回路は少なくとも
    1個の分圧抵抗に並列接続されたスイッチング素子と、
    前記比較電圧と前記規定電圧との大小関係を比較し前記
    比較電圧が前記規定電圧よりも小さい期間にスイッチン
    グ素子をオンにする電圧比較回路とからなることを特徴
    とする請求項1記載の安定化電源回路。
  3. 【請求項3】 前記規定電圧を前記基準電圧に等しく設
    定し、前記比較電圧が前記規定電圧未満であるときに前
    記検出電圧を出力電圧と等しく設定することを特徴とす
    る請求項1または請求項2記載の安定化電源回路。
JP9345525A 1997-12-15 1997-12-15 安定化電源回路 Withdrawn JPH11175173A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005044051A (ja) * 2003-07-25 2005-02-17 Ricoh Co Ltd 基準電圧発生回路
JP2005071172A (ja) * 2003-08-26 2005-03-17 Ricoh Co Ltd 基準電圧発生回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005044051A (ja) * 2003-07-25 2005-02-17 Ricoh Co Ltd 基準電圧発生回路
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