JPH11174806A - 現像剤容器及びプロセスカートリッジ - Google Patents

現像剤容器及びプロセスカートリッジ

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Publication number
JPH11174806A
JPH11174806A JP9341536A JP34153697A JPH11174806A JP H11174806 A JPH11174806 A JP H11174806A JP 9341536 A JP9341536 A JP 9341536A JP 34153697 A JP34153697 A JP 34153697A JP H11174806 A JPH11174806 A JP H11174806A
Authority
JP
Japan
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toner
developer
container
seal
process cartridge
Prior art date
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Pending
Application number
JP9341536A
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English (en)
Inventor
Satoshi Inami
聡 居波
Junichi Kato
淳一 加藤
Atsutoshi Ando
温敏 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP9341536A priority Critical patent/JPH11174806A/ja
Publication of JPH11174806A publication Critical patent/JPH11174806A/ja
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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ユーザーの面倒な作業を要することなく偏っ
た現像剤を均一にならして安定した良好な画像を得るこ
とができるようにした現像剤容器の提供。 【構成】 現像剤担持体と現像剤規制部材側へトナー
(現像剤)2を補給するための開口部1aを取り外し可
能なトナーシール(シール部材)5で封止して成るトナ
ー容器(現像剤容器)1において、前記トナーシール5
の一部に仕切テープ(薄層部材)6を接合し、該仕切テ
ープ6によってトナー容器1の内部を複数の部屋S1,
S2,S3に仕切る。本発明によれば、トナー容器1が
縦置きされたような場合であってもトナー2の偏りはそ
の部屋(S1,S2,S3)内のトトナー2に限られて
偏りが抑えられるとともに、トナー2の自重による密状
態も防がれ、ユーザーの面倒な作業を要することなく偏
ったトナー2を均一にならして濃度薄や白抜け等の画像
不良の発生が防いで安定した良好な画像を得ることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やページプ
リンタ等に用いられる現像装置に現像剤を補給するため
の現像剤容器とこれを備えるプロセスカートリッジに関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、電子写真方式を採用する画像形
成装置やプロセスカートリッジ等に用いられている現像
装置では、帯電・露光を行うことによって感光ドラム上
に形成された潜像に非磁性或は磁性1成分又は2成分等
のトナーを付着させて可視像を得る現像が行われる。
【0003】又、画像形成装置等では、感光ドラム上の
可視像を紙等の記録材に転移させる転写が行われ、その
後、記録材上に転写された可視像を固着させる定着が行
われる。
【0004】ところで、現像装置は可視画像形成に使用
するトナーを蓄積しておくトナー容器を備えている。
尚、トナー容器には、予め充填されたトナーを使い果た
すとその寿命を終えるものの他に、一部にトナー補給口
を備え、外部から新しいトナーを補給できるようにした
ものも少なくない。
【0005】又、トナー容器の一部を脱着可能なカート
リッジとしてトナー補給作業の簡素化を図ったものがあ
る。
【0006】このようなトナー容器を備えた現像装置や
プロセスカートリッジにおいて、使い始めにトナー容器
内のトナーをほぐし、トナーを長手方向に均一するため
にユーザーに現像装置或はプロセスカートリッジを左右
に数回振ってもらう操作をすることが多い。これは現像
装置やプロセスカートリッジがユーザーの手元に届くま
での物流でトナーがトナー容器内で偏ってしまうためで
あり、そのまま使用されると画像領域の一部で濃度薄等
の画像不良が発生してしまうからである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、プロセスカ
ートリッジを振る作業はユーザーにとっては非常に煩わ
しく面倒な作業である。
【0008】又、中にはプロセスカートリッジを振る操
作をしないでプリンタ本体に装着してしまい、画像不良
を発生させてしまうことがある。
【0009】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、ユーザーの面倒な作業を要す
ることなく偏った現像剤を均一にならして安定した良好
な画像を得ることができるようにした現像剤容器及びプ
ロセスカートリッジを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、現像剤担持体と現像剤規制
部材側へ現像剤を補給するための開口部を取り外し可能
なシール部材で封止して成る現像剤容器において、前記
シール部材の一部に薄層部材を接合し、該薄層部材によ
って内部を複数の部屋に仕切ったことを特徴とする。
【0011】請求項2記載の発明は、現像剤担持体と現
像剤規制部材側へ現像剤を補給するための開口部を取り
外し可能なシール部材で封止して成る現像剤容器におい
て、前記シール部材の一部に薄層部材を接合し、該薄層
部材を内壁に沿ってU字状に配置したことを特徴とす
る。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記薄層部材の一部を切り抜いたことを特
徴とする。
【0013】請求項4記載の発明は、少なくとも現像剤
担持体と現像剤規制部材及び前記現像剤担持体と現像剤
規制部材側へ現像剤を補給するための開口部を取り外し
可能なシール部材で封止して成る現像剤容器を備え、画
像形成装置に対して着脱可能なプロセスカートリッジに
おいて、前記現像剤容器のシール部材の一部に薄層部材
を接合し、該薄層部材によって内部を複数の部屋に仕切
ったことを特徴とする。
【0014】請求項5記載の発明は、少なくとも現像剤
担持体と現像剤規制部材及び前記現像剤担持体と現像剤
規制部材側へ現像剤を補給するための開口部を取り外し
可能なシール部材で封止して成る現像剤容器を備え、画
像形成装置に対して着脱可能なプロセスカートリッジに
おいて、前記現像剤容器のシール部材の一部に薄層部材
を接合し、該薄層部材を現像剤容器の内壁に沿ってU字
状に配置したことを特徴とする。
【0015】従って、請求項1記載の発明によれば、現
像剤容器内の現像剤は薄層部材によって複数に分割され
るため、現像剤容器が縦置きされたような場合であって
も現像剤の偏りはその部屋内の現像剤に限られて偏りが
抑えられるとともに、トナーの自重による密状態も防が
れ、ユーザーの面倒な作業を要することなく偏った現像
剤を均一にならして濃度薄や白抜け等の画像不良の発生
が防いで安定した良好な画像を得ることができる。
【0016】請求項2記載の発明によれば、シール部材
を現像剤容器から引き抜いた際に該シール部材に接合さ
れている薄層部材が現像剤容器内を移動して偏った現像
剤を長手方向に均一にならすため、ユーザーの面倒な作
業を要することなく偏った現像剤を均一にならして濃度
薄や白抜け等の画像不良の発生が防いで安定した良好な
画像を得ることができる。
【0017】請求項3記載の発明によれば、シール部材
を引き抜くときに薄層部材に形成された切り抜き部を現
像剤が通過するため、シール部材を引き抜く力が軽減さ
れる。
【0018】請求項4記載の発明によれば、プロセスカ
ートリッジの物流等による現像剤容器内の現像剤の偏り
と自重による現像剤の過度の密状態を防いで安定した良
好な画像を得ることができる。
【0019】請求項5記載の発明によれば、プロセスカ
ートリッジの物流等によって現像剤容器内で偏った現像
剤をシール部材の引き抜き時に現像剤容器内を移動する
帆走部材によって長手方向に均一にならすことができる
ため、ユーザーの面倒な作業を要することなく濃度薄や
白抜け等の画像不良の発生が防いで安定した良好な画像
を得ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0021】<実施の形態1>図1は本発明の実施の形
態1に係るトナー容器1を備える現像装置100の横断
図面、図2はトナー容器1の内観図である。
【0022】現像装置100に設けられたトナー容器1
の下端には、現像スリーブ3側へトナー2を補給するた
めの開口部1aが形成されており、トナー容器1内には
トナー2が封入されている。そして、トナー容器1の開
口部1aはトナーシール5によって封印されている。
【0023】又、トナー容器1の開口部1bには現像ブ
レード4と回転自由な現像スリーブ3が配置されてい
る。
【0024】図3はトナーシール5が引き抜かれて不図
示のプリンタ本体に装着された現像装置100の横断図
面であり、この状態における現像装置100ではトナー
2はトナー容器1の下端の開口部1b近傍まで自重で落
下して移動する。そして、トナー容器1の開口部1b近
傍のトナー2は図3の矢印方向に回転する現像スリーブ
3と該現像スリーブ3に当接する現像ブレード4によっ
てその量を均一に調整され、帯電されながら現像部まで
搬送される。現像部においては、静電潜像が形成された
不図示の感光ドラムを対向設置すると、電界の作用力を
利用して現像装置100から飛翔したトナー2が感光ド
ラム上の潜像に付着して現像が行われる。
【0025】図4は図2のP−Q線断面図であり、図示
のように、トナー容器1の開口部1aのトナーシール5
の末端部に薄層の部材である仕切テープ6が接合されて
おり、その仕切テープ6がトナー容器1の内部にジグザ
グに配置され、トナー容器1内を3部屋S1,S2,S
3に分割している。尚、トナーシール5と仕切テープ6
はナイロン、ポリエステル系のフイルムで構成されてい
る。又、仕切テープ6の一端はトナー容器1の開口部1
aの内側に接着されている。
【0026】ところで、ユーザーがトナーシール5を引
き抜いた際に開口部1aの周縁に接着されたシール部が
剥がれ易くなるように図4に示すようにトナーシール5
が折り返されている。
【0027】而して、仕切テープ6が図4に示すように
トナー容器1の内部を3つの部屋S1,S2,S3に分
割することによって、現像装置100が水平でなく斜め
に置かれたり、縦置きされたりしても、全てのトナー2
が偏ることがなく、又、その偏りにより自重でトナー2
が固まり易くなることもなく、常にトナー容器1内を均
等に分割することができる。
【0028】而して、トナーシール5を引き抜くと、そ
のトナーシール5の末端で接合している仕切テープ6も
引き抜かれ、トナー容器1内の仕切りがなくなり、分割
されていたトナー2が混合される。前述のように、トナ
ーシール5を引き抜く前はトナー2は分割されていたた
め、自重によってトナー2が過度に密状態になることが
ない。
【0029】又、トナーシール5を引き抜いた後のトナ
ー2の現像部側への移動により、僅かにできているトナ
ー2の過度の密状態をほぐすことができる。これによっ
て、あたかもユーザーが手で現像装置100を左右に振
り、トナー2をほぐしてこれを均等にならす作用が、ユ
ーザーがトナーシール5を引き抜く作業だけで得られ
る。
【0030】本実施例では、従来の現像装置と本発明に
係る現像装置100を用いて、図5に示すように現像装
置100のA側を下向きにして縦向きにタッピングを1
0回行い、その後にトナーシール5を引き抜き、現像装
置100を振ることなく不図示のプリンタ本体に装着し
て画出しを行った。その結果、表1に示すように従来の
現像装置では最初の1枚目から3枚目までの画像でA側
に対応する領域で、トナーの過度の密状態により現像ス
リーブ3にトナー2が供給されないことで起きる部分的
な濃度薄が発生し、B側に対応する領域では1枚目から
200枚目までトナー不足による白抜けが発生した。
【0031】それに対して、本発明に係る現像装置10
0においては、従来の現像装置で発生した濃度薄や白抜
け等の画像不良は発生せず、良好な画像が得られた。
【0032】以上のように、トナーシール5の末端部に
接合された仕切テープ6でトナー容器1を複数の部屋S
1,S2,S3に分割するように仕切ることによって、
トナー容器1、現像装置100或はプロセスカートリッ
ジが物流等で傾いたりしても、トナー容器1内のトナー
2は偏ることなく、トナー2の自重による過度の密状態
を防ぐことができ、濃度薄、白抜け等の画像不良の発生
を防ぐことができた。
【0033】 <実施の形態2>次に、本発明の実施の形態2を図6及
び図7に基づいて説明する。尚、図6は本発明の実施の
形態2に係るトナー容器の内観図、図7は図6のP−Q
線断面図である。
【0034】実施の形態1ではトナーシール5の末端部
に接合された仕切テープ6でトナー容器1の部屋を分割
するタイプであった。このため、仕切テープ6を含めて
トナーシール5は1枚形状である。
【0035】しかしながら、A3サイズ対応のトナー容
器1になると長手距離が長くなるため、トナーシール5
及び仕切テープ6も長くなり、トナーシール5を引き抜
くのが難しくなってしまう。
【0036】そこで、本実施の形態では、大きな用紙サ
イズ対応のトナー容器1においてもユーザーがトナーシ
ール5を楽に引き抜くことができ、且つ、トナー容器1
内のトナー2が長手方向に均一にならされ、ほぐす効果
が得られるようにしたものである。
【0037】即ち、本実施の形態では、トナー容器1を
複数の部屋S1,S2,S3に分割する仕切テープ6の
トナーシール5への接合を図7に示すようにトナーシー
ル5の途中に設け、トナーシール5を引き抜く量を小さ
く抑えている。つまり、丁度枝分れしたような構成であ
る。
【0038】図7においては仕切テープ6を長手方向に
3分割するように2箇所に設けた。仕切テープ6がトナ
ーシール5に対して垂直な配置であると、トナーシール
5が引き抜かれる方向に対して仕切テープ6は引きづら
いため、図7に示すように仕切テープ6をトナーシール
5の引き抜き方向に対して鈍角(θ>90°)になるよ
うに配置した。
【0039】これにより、トナーシール5の引き抜き量
はトナー容器1の長手距離の2倍程度に抑えられ、A3
サイズのトナー容器1であっても、ユーザーが十分引き
抜くことができる。
【0040】又、トナー容器1内を複数の部屋S1,S
2,S3に仕切ってあるため、本発明の効果であるトナ
ー容器1内のトナー2の偏り、トナー2の自重による過
度の密状態を防ぐことができ、濃度薄、白抜け等の画像
不良を未然に防ぐことができ、ユーザーも従来のような
トナー容器1を振る等してトナー2をほぐす操作が不要
となって、ユーザーの負担が軽減される。
【0041】以上のように、トナーシール5の途中で接
合された仕切テープ6でトナー容器1を複数の部屋S
1,S2,S3に分割するように仕切ることによって、
トナーシール5の引き抜き量を小さく抑えることがで
き、トナーシール5をユーザーが十分に引き抜くことが
できる長さに設定することができた。
【0042】又、トナー容器1、現像装置或はプロセス
カートリッジが物流等で傾いたりしても、トナー容器1
内のトナー2は偏ることなく、トナー2の自重による過
度の密状態を防ぐことができ、濃度薄、白抜け等の画像
不良の発生を防ぐことができた。
【0043】<実施の形態3>次に、本発明の実施の形
態3を図8〜図13に基づいて説明する。
【0044】図8は本発明の実施の形態3に係るトナー
容器1の内観図である。
【0045】本実施の形態では、トナーシール5を引き
抜くことによって、該トナーシール5に接合されている
薄層の部材であるトナーならしテープ7がトナー容器1
内のトナー2を長手方向に均一にならし、且つ、ほぐす
作用を果たす。
【0046】図9は図8のP−Q線断面図であり、同図
に示すように、トナーシール5の末端にトナーならしテ
ープ7が接合されてトナー容器1の端に沿ってU字状に
設置されている。このときのトナーシール5に接合され
ていない側の端部Sはトナー容器1の内壁に接着されて
おり、或る大きさの力が掛ったときに外れるようになっ
ている。
【0047】而して、トナーシール5を引き抜くことに
よって、図10に示すようにU字状のトナーならしテー
プ7も引っ張られて長手反対側へ動き始め、偏っている
トナー2がそのトナーならしテープ7の移動によって長
手方向に均一にならされていく。このトナーならしテー
プ7が長手反対側に行き切った後、トナー容器1に接着
されている端Sが外れ、トナーならしテープ7がトナー
シール5と一緒に引き抜かれる。
【0048】上記構成により、たとえトナー容器1内で
トナー2が偏ってしまっても、トナーシール5を引き抜
いた後にトナーならしテープ7が移動し、偏ったトナー
2がトナーならしテープ7によって長手方向に均一にな
らされる。
【0049】而して、本実施の形態では、トナーならし
テープ7の形状は図11に示すように横罫線状に一部が
切り抜かれたタイプで試みた。この形状ではトナー2を
均一にならしつつ、所々のトナー2の自重による過度の
密状態をほぐす作用があり、又、テープ7の隙間から程
良くトナー2が抜けていくため、トナーシール5を引き
抜く力が重くなることもない。このようにトナーならし
テープ7は一部のトナー2が通り抜けられるような抜き
孔形状になっていると、本発明の効果が得られ、他に図
12に示す縦罫線タイプや図13に示す丸穴タイプでも
同様の効果が得られる。
【0050】本実施の形態に係る現像装置100を用い
て、図5に示すように現像装置100のA側を下向きに
して縦向きにタッピングを10回行い、その後にトナー
シール5を引き抜き、現像装置100を振ることなく不
図示のプリンタ本体に装着して画出しを行った。その結
果、従来の現像装置で発生した濃度薄、白抜け等の画像
不良は発生せず、良好な画像が得られた。又、トナー容
器1内を観察してみると、トナー2は長手方向に均一に
ならされていることが確認された。
【0051】以上のように、トナー容器1内にU字状に
トナー容器1内に沿うように配置したトナーならしテー
プ7に接合しているトナーシール5を引き抜くことによ
って、トナーならしテープ7がトナー容器1内を移動
し、偏っていたトナー2を長手方向に均一にならすとと
もに、自重による過度の密状態のトナー2をほぐすこと
ができ、濃度薄、白抜け等の画像不良の発生を防ぐこと
ができた。
【0052】<実施の形態4>次に、本発明の実施の形
態4を図14に基づいて説明する。尚、図14はプロセ
スカートリッジ200の断面図である。
【0053】図14において、8は円筒状の感光ドラム
であり、この感光ドラム8はその軸を中心に矢印m方向
に回転する。そして、感光ドラム8は帯電部材である帯
電ローラ9によってその表面が一様に帯電され、露光1
1によって感光ドラム8上に潜像が形成される。トナー
2は矢印n方向に回転する現像スリーブ3及び現像ブレ
ード4によってその量を均一に調整され、帯電されなが
ら現像部まで搬送され、感光ドラム8の対向位置でトナ
ー2が感光ドラム8上の潜像に飛翔付着して潜像の現像
が行われ、感光ドラム8上にトナー像が形成される。
【0054】そして、トナー2によって可視化された感
光ドラム8上のトナー像は不図示の転写装置によって不
図示の転写材に転写される。尚、転写後に転写されない
で感光ドラム8上に残ったトナー2はクリーニング部材
10によって除去される。そして、トナー2が除去され
た感光ドラム8の表面は再び帯電ローラ9によって帯電
されて以上の行程を繰り返す。
【0055】而して、本実施の形態に係るプロセスカー
トリッジ200には、実施の形態1に係るトナー容器1
が具備されている。このプロセスカートリッジ200を
段ボール箱に梱包してこれを縦置きにした状態で振動試
験(100Hzの正弦波、1時間)を行い、その後、プ
リンタ本体に装着して画出しを行ったが、実施の形態1
のときと同様に不良画像は全く見られなかった。
【0056】以上のように、プロセスカートリッジ20
0においてもトナー容器1が具備されていることによっ
て、プロセスカートリッジ200が物流等で傾いたりし
ても、トナー容器1内のトナー2は偏ることなく、トナ
ー2の自重による過度の密状態を防ぐことができ、濃度
薄、白抜け等の画像不良の発生を防ぐことができた。
【0057】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
記載の発明によれば、現像剤容器内の現像剤は薄層部材
によって複数に分割されるため、現像剤容器が縦置きさ
れたような場合であっても現像剤の偏りはその部屋内の
現像剤に限られて偏りが抑えられるとともに、トナーの
自重による密状態も防がれ、ユーザーの面倒な作業を要
することなく偏った現像剤を均一にならして濃度薄や白
抜け等の画像不良の発生が防いで安定した良好な画像を
得ることができる。
【0058】請求項2記載の発明によれば、シール部材
を現像剤容器から引き抜いた際に該シール部材に接合さ
れている薄層部材が現像剤容器内を移動して偏った現像
剤を長手方向に均一にならすため、ユーザーの面倒な作
業を要することなく偏った現像剤を均一にならして濃度
薄や白抜け等の画像不良の発生が防いで安定した良好な
画像を得ることができる。
【0059】請求項3記載の発明によれば、シール部材
を引き抜くときに薄層部材に形成された切り抜き部を現
像剤が通過するため、シール部材を引き抜く力が軽減さ
れる。
【0060】請求項4記載の発明によれば、プロセスカ
ートリッジの物流等による現像剤容器内の現像剤の偏り
と自重による現像剤の過度の密状態を防いで安定した良
好な画像を得ることができる。
【0061】請求項5記載の発明によれば、プロセスカ
ートリッジの物流等によって現像剤容器内で偏った現像
剤をシール部材の引き抜き時に現像剤容器内を移動する
帆走部材によって長手方向に均一にならすことができる
ため、ユーザーの面倒な作業を要することなく濃度薄や
白抜け等の画像不良の発生が防いで安定した良好な画像
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るトナー容器を備え
る現像装置の横断図面である。
【図2】本発明の実施の形態1に係るトナー容器の内観
図である。
【図3】トナーシールが引き抜かれてプリンタ本体に装
着された現像装置の横断図面である。
【図4】図2のP−Q線断面図である。
【図5】現像装置の縦置きでのタッピングを示す図であ
る。
【図6】本発明の実施の形態2に係るトナー容器の内観
図である。
【図7】図7ののP−Q線断面図である。
【図8】本発明の実施の形態3に係るトナー容器の内観
図である。
【図9】図8のP−Q線断面図である。
【図10】本発明の実施の形態3に係るトナー容器にお
いてトナーシールを引く抜いたときのトナーならしテー
プの動きを示す図である。
【図11】本発明の実施の形態3に係るトナー容器のト
ナーならしテープの部分斜視図である。
【図12】トナーならしテープの他の形態を示す部分斜
視図である。
【図13】トナーならしテープの他の形態を示す部分斜
視図である。
【図14】本発明の実施の形態4に係るプロセスカート
リッジの横断面図である。
【符号の説明】
1 トナー容器(現像剤容器) 1a,1b 開口部 2 トナー(現像剤) 3 現像スリーブ(現像剤担持体) 4 現像ブレード(現像剤規制部材) 5 トナーシール(シール部材) 6 仕切テープ(薄層部材) 7 トナーならしテープ(薄層部材) 100 現像装置 200 プロセスカートリッジ S1〜S2 部屋

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤担持体と現像剤規制部材側へ現像
    剤を補給するための開口部を取り外し可能なシール部材
    で封止して成る現像剤容器において、 前記シール部材の一部に薄層部材を接合し、該薄層部材
    によって内部を複数の部屋に仕切ったことを特徴とする
    現像剤容器。
  2. 【請求項2】 現像剤担持体と現像剤規制部材側へ現像
    剤を補給するための開口部を取り外し可能なシール部材
    で封止して成る現像剤容器において、 前記シール部材の一部に薄層部材を接合し、該薄層部材
    を内壁に沿ってU字状に配置したことを特徴とする現像
    剤容器。
  3. 【請求項3】 前記薄層部材の一部が切り抜かれている
    ことを特徴とする請求項2記載の現像剤容器。
  4. 【請求項4】 少なくとも現像剤担持体と現像剤規制部
    材及び前記現像剤担持体と現像剤規制部材側へ現像剤を
    補給するための開口部を取り外し可能なシール部材で封
    止して成る現像剤容器を備え、画像形成装置に対して着
    脱可能なプロセスカートリッジにおいて、 前記現像剤容器のシール部材の一部に薄層部材を接合
    し、該薄層部材によって内部を複数の部屋に仕切ったこ
    とを特徴とするプロセスカートリッジ。
  5. 【請求項5】 少なくとも現像剤担持体と現像剤規制部
    材及び前記現像剤担持体と現像剤規制部材側へ現像剤を
    補給するための開口部を取り外し可能なシール部材で封
    止して成る現像剤容器を備え、画像形成装置に対して着
    脱可能なプロセスカートリッジにおいて、 前記現像剤容器のシール部材の一部に薄層部材を接合
    し、該薄層部材を現像剤容器の内壁に沿ってU字状に配
    置したことを特徴とするプロセスカートリッジ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011209603A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Sharp Corp トナーカートリッジおよびそれを備えた画像形成装置

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