JPH11174746A - 自動原稿送り装置 - Google Patents

自動原稿送り装置

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Publication number
JPH11174746A
JPH11174746A JP34280597A JP34280597A JPH11174746A JP H11174746 A JPH11174746 A JP H11174746A JP 34280597 A JP34280597 A JP 34280597A JP 34280597 A JP34280597 A JP 34280597A JP H11174746 A JPH11174746 A JP H11174746A
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JP
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Application number
JP34280597A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Deguchi
正樹 出口
Hiroyuki Kobayashi
宏至 小林
Masahiro Sako
雅浩 迫
Hiroyuki Harada
裕行 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mita Industrial Co Ltd filed Critical Mita Industrial Co Ltd
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  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿のページ順を変えることなく原稿の両面
を原稿読取り部に送り込む際に、原稿の読取り位置の通
過を必要最小限の2回だけとして、原稿読取り部の汚れ
を軽減する。 【解決手段】 原稿トレイ10に載置された原稿を分離
給紙部20から上から1枚ずつ第1搬送路31に給送し
て、読取り位置71でまず原稿裏面を読み取る。表面の
読み取られた原稿をスイッチバック部(排出ローラ)8
1でスイッチバックした後、第2搬送路32を介して第
1搬送路31に導くことで当該原稿の表裏を反転し、分
離給紙部20側から再び読取り位置71に搬送して今度
は原稿表面を読み取る。こうして両面が読み取られた原
稿を第1搬送路31を用いて原稿表面を下にして両面原
稿排出トレイ80に排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、スキャナ
ー装置およびファクシミリ装置等において、原稿の画像
情報を読み取る原稿読取り部に、複数の原稿の表裏両面
に形成された画像情報を読み取らせるための自動原稿送
り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動原稿送り装置(特開平9−1
06116号)を図6に示す。この自動原稿送り装置
は、原稿トレイ(原稿載置部)10に載置される原稿P
を上から分離給紙部20により1枚ずつ取り出して搬送
路131、搬送路132を通って原稿読取り部70の読
取り位置71に給送し、まず原稿Pの表面の画像情報を
読み取る。続いて、この原稿Pを搬送路133終端の原
稿搬送方向を案内する分岐レバー140により原稿反転
部60に導き、ここでスイッチバックさせることにより
原稿Pの表裏を反転させた後、搬送路134、搬送路1
32を通って再び読取り位置71に搬送して原稿Pの裏
面の画像情報を読み取るものである。
【0003】このように原稿Pを上から1枚ずつ分離給
紙しているのは、原稿トレイ10からの原稿Pの分離給
紙は一般に給紙ローラ等による摩擦力を利用して行われ
るものであるが、原稿Pを下から取り出すこととする
と、原稿トレイ10上の原稿Pに上から比較的大きな押
圧力を与えることが必要となり、大きな摩擦力のために
原稿汚れが生じやすくなるためである。
【0004】このように原稿トレイ10上の原稿Pを上
から取り出すこととすると、読取りを終えて排出トレイ
(両面原稿排出部)80上に排出される原稿Pのページ
順を変えないためには、原稿トレイ10上での原稿Pの
表面側を下向きにして排出する必要がある。そのため、
この自動原稿送り装置では、上述の手順により原稿Pの
表面と裏面の読取りが終わったとき、読取り位置71か
ら搬送路133を通って搬送されてくる原稿Pの表面が
上向きになっているため、この原稿Pを分岐レバー14
0によりさらにもう一度原稿反転部60に送り込んで原
稿Pの表裏を反転し、原稿Pの表面を下向きにした状態
で読取り位置71から排出トレイ80に排出している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このページ順
どおりに排出するために反転された原稿Pは、搬送路1
34、搬送路132からもう一度読取り位置71を通過
して、搬送路133を通って排出トレイ80に搬送され
るため、この自動原稿送り装置では、原稿Pは、原稿表
面と裏面の読取り時に加えて、ページ順どおりに排出す
るためだけの原稿読取りを行わない空送りの合計3回、
読取り位置71を通過することとなる。このため、この
ような空送りを必要とする自動原稿送り装置では、原稿
読取り部70の読取り位置71で原稿Pと接するコンタ
クトガラス72が必要以上に汚れやすいという問題があ
った。
【0006】また、原稿読取りを行わない空送りを必要
とするために両面読取り時の生産性が低くなってしまう
問題があった。
【0007】本発明は、上記のような課題に鑑みてなさ
れたものであり、原稿のページ順を変えることなく原稿
の両面を原稿読取り部に送り込む際に、原稿の読取り位
置の通過を必要最小限の2回だけとして、原稿読取り部
の汚れを軽減するとともに、両面読取り時の生産性の低
下を防止することのできる自動原稿送り装置を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
自動原稿送り装置は、両面に画像情報を有する複数の原
稿を載置可能な原稿載置部と、この原稿載置部に載置さ
れた原稿を上から1枚ずつ分離して給送する分離給紙部
と、両面の画像情報が読み取られた原稿を載置可能な両
面原稿排出部と、原稿の画像情報を読み取る読取り位置
を介し、前記分離給紙部と前記両面原稿排出部との間で
原稿を案内する第1搬送路と、前記第1搬送路の前記読
取り位置より前記両面原稿排出部側に配置され、前記第
1搬送路を搬送される原稿の搬送方向をスイッチバック
させるスイッチバック部と、前記第1搬送路上の前記読
取り位置と前記スイッチバック部との間の第1分岐位置
から、前記第1搬送路上の前記読取り位置より前記分離
給紙部側の第2分岐位置に原稿を案内する第2搬送路と
を備え、前記原稿載置部から分離給紙された原稿を前記
第1搬送路に沿って前記読取り位置を介して前記両面原
稿排出部側に搬送する一方、この両面原稿排出部側に搬
送されてきた原稿の搬送方向のスイッチバックを行い、
このスイッチバックされた原稿を前記第1分岐位置、前
記第2搬送路および前記第2分岐位置を介して前記読取
り位置より前記分離給紙部側の前記第1搬送路に導くこ
とで、当該原稿を前記第1搬送路に沿って再度前記読取
り位置を介して前記両面原稿排出部に向けて搬送するも
のである。
【0009】この発明では、原稿載置部から分離給紙部
によって第1搬送路に給送された原稿は、読取り位置で
まず片面の画像情報が読み取られる。こうして片面の画
像情報が読み取られた原稿は、スイッチバック部でその
搬送方向をスイッチバックされた後、第1分岐位置から
第2搬送路に搬送される。そして、第2搬送路に搬送さ
れた原稿は、読取り位置より分離給紙部側の第2分岐位
置から第1搬送路に戻され、再び読取り位置に向かって
搬送されることで、残りの面の画像情報が読み取られ
る。こうして両面の画像情報が読み取られた原稿は、さ
らに第1搬送路を搬送されて、両面原稿排出部に排出さ
れる。
【0010】請求項2の発明は、請求項1記載の自動原
稿送り装置において、前記読取り位置に対して、前記原
稿載置部と前記両面原稿排出部が互いに異なる側に配置
されたものである。
【0011】この発明では、読取り位置に対して、原稿
載置部と両面原稿排出部が異なる側に配置されているこ
とから、原稿載置部に載置された原稿の上側面は、分離
給紙部から第1搬送路を介して両面原稿排出部に至った
ときも上向きとなる。従って、両面原稿排出部側でスイ
ッチバックした上で、第2搬送路、第2分岐位置および
第1搬送路を介して両面原稿排出部に排出される原稿
は、原稿載置部における上側面が下向きとなる。
【0012】請求項3の発明は、請求項1または2記載
の自動原稿送り装置において、前記スイッチバック部
が、前記両面原稿排出部と前記第1搬送路との境界近傍
に配置された正逆回転可能なローラで構成されたもので
ある。
【0013】この発明では、両面原稿排出部と第1搬送
路との境界近傍に配置された正逆回転可能なローラを、
スイッチバックのためと、第1搬送路から両面原稿排出
部に原稿を確実に排出するためのローラとして兼用する
ことができることから、部品点数を減らして、この装置
を簡素な構成とできる。また、スイッチバック部のスイ
ッチバック経路として両面原稿排出部が用いられること
となるため、このスイッチバック経路のための特別のス
ペースを要しない。
【0014】請求項4の発明は、請求項1〜3のうちい
ずれかに記載の自動原稿送り装置において、画像情報が
読み取られた片面原稿を載置可能な片面原稿排出部と、
前記分離給紙部から、前記第1搬送路上の前記読取り位
置より前記両面原稿排出部側の第4分岐位置に原稿を案
内する第3搬送路と、前記第1搬送路上の前記読取り位
置より前記分離給紙部側の第5分岐位置から、前記片面
原稿排出部に原稿を案内する第4搬送路とを備え、前記
原稿載置部から分離給紙された原稿を前記第3搬送路、
前記第4分岐位置および前記第1搬送路を介して前記読
み取り位置に搬送し、さらに当該原稿を前記第1搬送
路、第5分岐位置および第4搬送路を介して前記片面原
稿排出部に向けて搬送するものである。
【0015】この発明では、片側にのみ読み取るべき画
像情報を有する片面原稿は、分離給紙部から第3搬送路
に送られる。そして、第3搬送路に搬送された片面原稿
は、第4分岐位置から第1搬送路に搬入され、読取り位
置に送られて画像情報が読み取られる。こうして、画像
情報を読み取られた片面原稿は、第5分岐位置から第4
搬送路を介して片面原稿排出部に排出される。
【0016】請求項5の発明は、請求項4記載の自動原
稿送り装置において、前記読取り位置に対して、前記原
稿載置部と前記片面原稿排出部が同じ側に配置されたも
のである。
【0017】この発明では、原稿載置部と片面原稿排出
部が読取り位置に対して同じ側に配置されていることか
ら、原稿載置部および片面原稿排出部を上下方向に重な
った状態で配置することができ、したがって、本装置本
体を水平方向にコンパクトに構成することができる。
【0018】請求項6の発明は、請求項4または5記載
の自動原稿送り装置において、前記原稿載置部が、前記
片面原稿排出部の上方位置に配置されたものである。
【0019】この発明では、原稿載置部が片面原稿排出
部の上側に配置されることから、原稿載置部への原稿載
置作業が容易なものとなる。また、原稿載置部を移動さ
せることで片面原稿排出部からの原稿取り出し作業も容
易なものとなる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、この発明にかかる自動原
稿送り装置の一実施形態を示す図であり、同図におい
て、従来の自動原稿送り装置と同様の機能を果たす構成
については、同一の符号を付している。なお、この実施
形態は、複写機の上部に搭載する場合を例にしている
が、同様の構成によって、スキャナー装置やファクシミ
リ装置等に適用することもできる。
【0021】この自動原稿送り装置は、原稿が載置され
る原稿トレイ10と、原稿トレイ10から1枚ずつ原稿
を取り出す分離給紙部20と、読取りを終えた両面原稿
が排出される両面原稿排出トレイ80と、読取りを終え
た片面原稿が排出される片面原稿排出トレイ85と、原
稿の搬送方向をスイッチバックさせるスイッチバック部
とを備えており、これらの間で原稿を、4つの搬送路3
1〜34によって所定の搬送順序で搬送するように構成
されている。
【0022】まず、この自動原稿送り装置の構成につい
て説明する。原稿トレイ10は、両面あるいは片面に画
像情報を有する原稿を積層して載置可能に構成された原
稿載置部である。この原稿トレイ10の底部には、原稿
セットセンサ11が取り付けられており、このセンサ1
1によっ原稿トレイ10上に原稿が載置されているか否
かを検出可能となっている。
【0023】また、この原稿トレイ10の出口側には、
分離給紙部20が配置されており、原稿トレイ10上に
載置された原稿束を一枚ずつに分離して、第1搬送路3
1に給紙する。すなわち、原稿トレイ10の上方に、前
送りローラ23が設けられており、原稿トレイ10上の
原稿を給紙ローラ21および分離コロ22に向かって給
紙する。この給紙ローラ21は原稿トレイ10上の最上
位置にある原稿を送り出すように回転駆動するととも
に、この給紙ローラ21に対向して配置された分離コロ
22は原稿トレイ10上の上から2枚目以下の原稿を原
稿トレイ10側に戻すように、給紙ローラ21と接触面
において逆方向に回転駆動する。このため、給紙ローラ
21および分離コロ22を図示を省略する駆動モータで
駆動することで、これら給紙ローラ21および分離コロ
22によって、原稿トレイ10上の原稿束がさばかれ、
その最上位置にある1枚の原稿が分離されて第1搬送路
31に給送される。
【0024】この第1搬送路31は、この分離給紙部2
0から原稿の画像情報が読み取られる読取り位置71を
通って両面原稿排出トレイ80に至るもので、分離給紙
部20と読取り位置71との間には、第3搬送路33が
分岐する第3分岐位置43と、第4搬送路34が分岐す
る第5分岐位置45と、第2搬送路32が分岐する第2
分岐位置42とを有し、また、読取り位置71と両面原
稿排出トレイ80との間には、第2搬送路32および第
3搬送路33が分岐する重複分岐位置41と、原稿をス
イッチバックさせるスイッチバック部(排出ローラ8
1)が配置されている。
【0025】以下、各部の構成を、まず、この第1搬送
路31に沿って、分離給紙部20側から両面原稿排出ト
レイ80側へ順に説明する。なお説明の便宜上、第1搬
送路31の分離給紙部20側を上流側、両面原稿排出ト
レイ80側を下流側と呼ぶこととする。
【0026】第1搬送路31の入口部、つまり分離給紙
部20の近傍位置には、片面原稿の搬送に用いられる第
3搬送路33が分岐する第3分岐位置43が設けられて
いる。この第3分岐位置43には、分離給紙部20から
第1搬送路31を介して第3分岐位置43に搬送されて
くる原稿の搬送経路を切り替える搬送方向切り替え手段
として、第3分岐レバー431が設けられている。すな
わち、この第3分岐レバー431は、分離給紙部20か
ら搬送されてくる原稿が、両面原稿の場合には図1破線
位置にセットされることで当該原稿を読取り位置71側
(下流側)の第1搬送路31に導き、片面原稿の場合に
は図1の実線位置にセットされることで当該原稿を第3
搬送路33に導くようになっている。なお、この第3搬
送路33については後述する。
【0027】この第3分岐位置43の下流側には、第1
フィードセンサ24が設けられている。この第1フィー
ドセンサ24は、分離給紙部20から第1搬送路31に
給送された原稿の先端を検出するものである。
【0028】この第1フィードセンサ24の下流側に
は、読取りを終えた片面原稿の排出経路である第4搬送
路34が分岐する第5分岐位置45が設けられている。
この第5分岐位置45には、第5分岐位置45に至る原
稿の搬送経路を規制する搬送方向規制手段として第5分
岐レバー451が設けられている。すなわち、この第5
分岐レバー451は、図1の破線位置にセットされるこ
とで第1搬送路31の上流側(分離給紙部20側)から
搬送される原稿を下流側(読取り位置71側)に導くと
ともに、図1の実線位置にセットされることで、第1搬
送路31の下流側から搬送される原稿を第4搬送路34
に導くようになっている。なお、この第4搬送路34に
ついても後述する。
【0029】この第5分岐位置45の下流側には、第1
レジストローラ51とこれに摺接して従動する第1レジ
ストコロ52が設けられている。この第1レジストロー
ラ51は、原稿を第1搬送路31の上流側から下流側に
搬送するとともに、下流側から上流側にも搬送しうるよ
うに正・逆の両方向に回転駆動されるように構成されて
いる。また、第1レジストローラ51は、原稿が分離給
紙部20から給送されてくるときに停止させておくこと
で原稿にたわみを形成し、この状態で回転駆動を開始す
ることにより、原稿先端部を揃えることができる。こう
して、原稿は、先端が揃えられた状態で第1搬送路31
をさらに下流側に搬送される。
【0030】この第1レジストローラ51の下流側に
は、両面原稿が搬送される第2搬送路32が合流する第
2分岐位置42が設けられている。この第2分岐位置4
2には、第2分岐位置42に至る原稿の搬送方向を規制
する搬送方向規制手段として、第2分岐レバー421が
設けられている。すなわち、この第2分岐レバー421
は、図1の実線位置にセットされることで、第1搬送路
31の上流側(分離給紙部20側)から搬送される原稿
を下流側(読取り位置71側)に導くとともに、第1搬
送路31の下流側から搬送される原稿を上流側に導き、
また、図1の破線位置にセットされることで、第2搬送
路32から搬送されてくる原稿を第1搬送路31の下流
側に導くようになっている。なお、この第2搬送路32
についても後述する。
【0031】この第2分岐位置42の下流側には、原稿
読取り部70の読取り位置71が設けられている。この
原稿読取り部70は、複写機本体上面に設けられたコン
タクトガラス72上を読取り位置71とし、このコンタ
クトガラス72上を搬送される原稿の下面の画像情報を
読み取るための図示しない画像読取り機構部が設けられ
ている。すなわち、この画像読取り機構部は、コンタク
トレンズ72上の原稿の下面に、露光ランプ等からの光
を照射し、その反射光をレンズ系、反射ミラーを介して
CCDアレイ等に導光して、この原稿の下面の画像情報
を読み取るように構成されている。
【0032】また、この読取り位置71の上流側および
下流側の近傍にそれぞれ搬送される原稿の先端を検出す
るセンサ73,74が設けられている。これらのセンサ
73,74は、原稿読取り部70による原稿の読取り開
始のタイミングを得るためのものである。すなわち、第
1搬送路31を上流側から搬送されてくる原稿は、読取
り位置71の上流側に設けられた第1タイミングセンサ
73により、下流側から搬送されてくる原稿は、読取り
位置71の下流側に設けられた第2タイミングセンサ7
4により、それぞれ原稿の先端が検出されるようになっ
ている。
【0033】この読取り位置71の下流側には、第2レ
ジストローラ53とこれに摺接して従動する第2レジス
トコロ54が設けられている。この第2レジストローラ
53は、第1レジストローラ51と同様に、原稿を第1
搬送路31の上流側から下流側に、また下流側から上流
側に搬送しうるように正・逆の両方向に回転駆動される
ように構成されている。また、この第2レジストローラ
53は、第1搬送路31を下流側から搬送される片面原
稿の場合には、第1レジストローラ51と同様に、この
原稿先端部を揃えて読取り位置71に搬送することがで
きるようになっている。
【0034】この第2レジストローラ53の下流側に
は、第2搬送路32が分岐する第1分岐位置、第3搬送
路33が分岐する第4分岐位置を兼ねる重複分岐位置4
1が設けられている。この重複分岐位置41において
は、重複分岐位置41に至る原稿の搬送方向を規制する
搬送方向規制手段が、各搬送路の重複分岐位置41への
接続角度および壁面形状等によって構成されており、第
1搬送路31を上流側(読取り位置71側)から搬送さ
れる原稿をそのまま第1搬送路31の下流側(スイッチ
バック部81側)に導き、第1搬送路31の下流側(ス
イッチバック部81側)から搬送される原稿を第2搬送
路32に導き、第3搬送路33から搬送される原稿を第
1搬送路31の上流側(読取り位置71側)に導くよう
なっている。
【0035】すなわち、この重複分岐位置41は、下方
から上方に向かう第1搬送路31がスイッチバック部側
(排出ローラ81側)に向かうように略水平方向に屈曲
する位置に設けられており、この屈曲位置の下側側壁が
斜めに形成されていることによって、読取り位置71か
ら搬送される原稿の先端が第1搬送路31の下流側(ス
イッチバック部81側)に導かれるようになっている。
また、第2搬送路32は、第1搬送路31の最下流端部
(重複分岐位置41より下流側の略水平方向に延びる部
分)を、この重複分岐位置41を横切ってそのまま略水
平方向に延ばしたように配置されていることによって、
スイッチバック部(排出ローラ81)から略水平方向の
第1搬送路31を搬送されてこの重複分岐位置41に至
る原稿が、この略水平方向の搬送方向のまま第2搬送路
32に導かれるようになっている。さらに、第3搬送路
33は、この重複分岐位置41に上側から結合してお
り、このため、第3搬送路33を搬送されてこの重複分
岐位置41に上方から送られてくる原稿は、その先端が
そのままこの重複分岐位置41の下側に至り、この重複
分岐位置41に下側から結合する第1搬送路31の上流
側(読取り位置71側)に導かれるようになっている。
【0036】この第1搬送路31の重複分岐位置41の
下流側には、反転センサ64が設けられている。この反
転センサ64は、搬送される原稿の後端を検出すること
によって、後述するスイッチバック部(排出ローラ8
1)で原稿をスイッチバックさせるタイミングを得るも
のである。
【0037】この反転センサ64の下流側は、両面原稿
排出トレイ80とつながる第1搬送路31の出口となっ
ている。この両面原稿排出トレイ80は、両面の読取り
を終えた両面原稿が載置される両面原稿排出部であり、
読取り位置71に対して原稿トレイ10と異なる側の本
装置本体の外側に配置されている。
【0038】また、この両面原稿排出トレイ80の入り
口となる部分、すなわち、第1搬送路31の出口位置に
は、排出ローラ81とこれに摺接して従動する排出コロ
82が設けられている。この排出ローラ81は、読取り
を終えた両面原稿を両面原稿排出トレイ80上に排出す
るように回転駆動するとともに、両面原稿の原稿表面の
読込みのため原稿をもう一度読取り位置71に搬送する
ために第1搬送路31上での原稿の搬送方向をスイッチ
バックさせることができるように、正・逆の両方向に回
転駆動しうるように構成されている。すなわち、この排
出ローラ81はスイッチバック部を構成している。この
排出ローラ81がスイッチバック部として動作するとき
には、第1搬送路31を搬送されてくる原稿の先端部が
一時的に両面原稿排出トレイ80上に排出された状態
で、排出ローラ81は駆動を停止し、続いて逆方向に回
転駆動することで、この原稿はスイッチバックされ、再
び第1搬送路31を、今度は下流側から上流側に向けて
搬送される。こうして排出ローラ81によってスイッチ
バックされる原稿は、重複分岐位置41に至るが、上述
のように、この重複分岐位置41の搬送方向規制手段に
よって第2搬送路32に搬入される。
【0039】この第2搬送路32は、第1搬送路31の
重複分岐位置41から分岐して、読取り位置71の上流
側の第2分岐位置42で第1搬送路31に合流すること
で、スイッチバック部81でスイッチバックされた原稿
を再び読取り位置71に搬送するものである。この第2
搬送路32の中間位置には、回転駆動する搬送ローラ5
5と、これに下側から摺接して従動する下搬送コロ56
が設けられており、第2搬送路32に搬入された原稿
は、この搬送ローラ55によって搬送されるようになっ
ている。
【0040】次に、第3、第4搬送路33,34につい
て説明する。第3搬送路33は、上述したように、片面
原稿を搬送するための搬送路であり、第3分岐位置43
で第1搬送路31から分岐し、重複分岐位置41(第4
分岐位置)で第1搬送路31に合流することで、分離給
紙部20から第1搬送路31に給送された片面原稿を読
取り位置71を介さずに、読取り位置71より下流側
(スイッチバック部81側)の第1搬送路31に搬送す
るものである。
【0041】この第3搬送路33の入り口部である第3
分岐位置43では、分岐レバー431が図1の実線の位
置に切り替えられることによって、分離給紙部20から
第1搬送路31に給送された原稿が第3搬送路33に搬
入される。この第3分岐位置43の近傍には、第2フィ
ードセンサ25が設けられており、分離給紙部20から
第1搬送路31、第3分岐位置43を介して第3搬送路
33に搬入される原稿の先端が検出されるようになって
いる。
【0042】また、第3搬送路33の中間位置は、前述
の搬送ローラ55の上面側に接しており、この搬送ロー
ラ55の上面に摺接して従動するように設けられた上搬
送コロ57と搬送ローラ55とによって、第3搬送路3
3上の原稿は、重複分岐位置(第4分岐位置)41に向
かって搬送されるようになっている。
【0043】そして、第3搬送路33から重複分岐位置
41に至った原稿は、上述のように、この重複分岐位置
41の搬送方向規制手段によって第1搬送路31の読取
り位置71側(上流側)に導かれる。すなわち、第3搬
送路33を介して第1搬送路31に送られた原稿は、第
1搬送路31を下流側から上流側に、両面原稿のときと
は逆方向に搬送されることとなる。
【0044】こうして、第1搬送路31を読取り位置7
1を介してさらに上流側に搬送される原稿は、第1レジ
ストローラ51の上流側の第5分岐位置45に至るが、
この第5分岐位置45の搬送方向規制手段である第5分
岐レバー451が、図1の実線位置に切り替えられるこ
とにより、第4搬送路34に搬入される。
【0045】この第4搬送路34は、読取り位置71を
搬送されることで画像情報が読み取られた片面原稿を第
1搬送路31から片面原稿排出トレイ85に導き、排出
するためのものである。この片面原稿排出トレイ85
は、画像情報の読取りを終えた原稿を排出するための片
面原稿排出部であり、第4搬送路34の出口位置に配置
されている。また、この片面原稿排出トレイ85は、読
取り位置71に対して原稿トレイ10と同じ側であっ
て、原稿トレイ10の下方位置に配置されている。
【0046】次に、この自動原稿送り装置の制御系につ
いて図2により説明する。この図に示すように、この自
動原稿送り装置の制御系は、コントローラ90が、入力
手段95を介して伝達されるユーザーからの指示、なら
びに、原稿セットセンサ11、第1フィードセンサ2
4、第2フィードセンサ25、反転センサ64、第1タ
イミングセンサ73および第2タイミングセンサ74の
各センサからの検出信号を受けて、給紙モータ91、搬
送モータ92、第1分岐ソレノイド93および第2分岐
ソレノイド94の各駆動部分を駆動させるように構成さ
れている。
【0047】給紙モータ91は、給紙ローラ21、分離
コロ22および前送りローラ23を回転駆動するもの
で、これらが所定方向への回転駆動状態と停止状態とを
とりうるように構成されている。
【0048】一方、搬送モータ92は、第1レジストロ
ーラ51、第2レジストローラ53、搬送ローラ55、
排出ローラ81を回転駆動するもので、搬送路上の原稿
を両方向に搬送する必要のある第1レジストローラ5
1、第2レジストローラ53および排出ローラ81のた
めに、正・逆両方向に回転できるように構成されてい
る。従って、これら4つのローラは、このような搬送モ
ータ92により、搬送路上の原稿を両方向に搬送しうる
とともに、排出ローラ81は、スイッチバック部として
原稿をスイッチバックすることができるようになってい
る。
【0049】また、第1分岐ソレノイド93は、第2分
岐レバー421を駆動して、第2分岐位置42における
原稿の搬送方向を規制するものであり、第2分岐ソレノ
イド94は、第3分岐レバー431および第5分岐レバ
ー451を連動して駆動して第3分岐位置43および第
5分岐位置45における原稿の搬送方向を切り替えるも
のである。
【0050】次に、この自動原稿送り装置における原稿
の搬送手順について、片面原稿の場合、両面原稿の場合
に分けて説明する。
【0051】まず、片面原稿の搬送手順を図3に示す。
図3において、P1 〜P3 は片面原稿であり、以下の説
明の便宜のため、この原稿P1 〜P3 の読み取るべき画
像情報が形成された原稿面を三角形の突起を付して表わ
し、ページ番号をこの三角形の突起内に付した数字によ
って示す。なお、上記三角形の突起およびこの突起内の
数字は、後で説明する図4、図5においても同様の趣旨
から使用している。
【0052】ユーザーは、図3(a)に示すように、片
面原稿P1 〜P3 を原稿面を上向きにして原稿トレイ1
0上に載置し、片面原稿モードを選択して、スタートキ
ー等の入力手段95により読取りを開始するようにコン
トローラ90に指示する。
【0053】コントローラ90は、原稿セットセンサ1
1により原稿トレイ10上に原稿の載置されたことが検
出されているならば、片面原稿の読取りを開始する。
【0054】この片面原稿の読取りにおいては、原稿の
搬送経路を形成するため、第2、第3、第5分岐位置4
2,43,45の各分岐レバー421,431,451
は図1の実線で示す位置にセットされる。すなわち、第
2分岐レバー421は、第1搬送路31の読取り位置7
1側(下流側)から搬送される原稿を分離給紙部20側
(上流側)に導くようにセットされ、第3分岐レバー4
31は、分離給紙部20から第1搬送路31に給送され
た原稿を第3搬送路33に導くようにセットされ、第5
分岐レバー451は、第1搬送路31の読取り位置71
側(下流側)から搬送される原稿を第4搬送路34側に
導くようにセットされる。
【0055】原稿トレイ10上の原稿P1 〜P3 は、給
紙モータ91による前送りローラ23により給紙ローラ
21および分離コロ22側に向かって給紙される。この
とき、給紙ローラ21および分離コロ22も給紙モータ
91により回転駆動することによって、最上位置の原稿
1 が分離され、第1搬送路31に給送される。
【0056】第1搬送路31の第3分岐位置43に至っ
た原稿は、上述のようにセットされた第3分岐レバー4
31に導かれ、第3搬送路33に搬入される。そして、
第2フィードセンサ25によって原稿P1 の先端が第3
搬送路33に給送されたことが検知されれば、コントロ
ーラ90は、原稿P1 の先端が第2レジストローラ53
に至る所定時間後に給紙モータ91の駆動を停止して、
給紙ローラ21、分離コロ22および前送りローラ23
の駆動を停止し、続けて2、3枚目の原稿P2,P3
給紙されることを防止する。
【0057】こうして第3搬送路33に搬入された原稿
1 は、搬送ローラ55に搬送されて、第1搬送路31
と合流する重複分岐位置(第4分岐位置)41から第1
搬送路31に搬入され、その先端が第2レジストローラ
53に至る。このとき、第2レジストローラ53は停止
しており、このため、第2レジストローラ53の手前
で、原稿P1 にはたわみが形成される。このように、原
稿P1 にたわみが形成された後に、コントローラ90は
第2レジストローラ53を回転駆動させることにより、
原稿P1 は、その先端が揃えられ、この第2レジストロ
ーラ53に搬送されて、図3(b)に示すように、読取
り位置71に至る。
【0058】原稿P1 の先端が読取り位置71の直前で
第2タイミングセンサ74に検知されれば、コントロー
ラ90は、原稿読取り部70に、原稿P1 の先端が読取
り位置71に到達する所定時間後から原稿P1 の読取り
を開始させる。なお、読取り位置71に搬送される原稿
1 は原稿面が下側を向いている。
【0059】こうして画像情報が読み取られた原稿P1
は、第2分岐位置42では第2分岐レバー421により
そのまま第1搬送路31に導かれ、さらに第1レジスト
ローラ51によって搬送されて第5分岐位置45に至
る。この第5分岐位置45では、この原稿P1 は、第5
分岐レバー451により導かれて第4搬送路34に搬入
され、図3(c)に示すように、原稿面を下向きにして
片面原稿排出トレイ85上に排出される。
【0060】なお、第2タイミングセンサ74により原
稿P1 の後端部が検知されれば、コントローラ90は、
原稿読取り部70に、原稿P1 の後端部が読取り位置7
1を通過する所定時間後に原稿P1 の読取りを停止させ
る。
【0061】こうして、1枚目の原稿P1 の画像情報の
読取りが終了する。同様にして、2、3枚目の原稿P
2 ,P3 についても画像情報の読取りが行われ、図3
(d)に示すように、各原稿P1 ,P2 ,P3 は原稿面
を下側に向けて、下からこの順に排出される。すなわ
ち、原稿P1 ,P2 ,P3 は原稿束として、原稿トレイ
10上とは上下が逆になった状態でページ順が変わるこ
となく、片面原稿排出トレイ85上に排出される。
【0062】なお、片面原稿の読取りを行う場合、原稿
は第1搬送路31→第3分岐位置43→第3搬送路33
→第4分岐位置44→第1搬送路31→第5分岐位置4
5→第4搬送路34という、重複箇所のない一本のルー
トを通るため、1枚目の原稿P1 を読み取っている間
に、1枚目の原稿P1 の後端と重ならない範囲で連続し
て2枚目の原稿P2 の搬送を始め、複数枚の原稿を効率
的に読取るように構成することもできる。
【0063】次に、両面原稿の搬送手順を図4および図
5に示す。図4および図5において、P11〜P13は両面
原稿であり、この原稿P11〜P13の原稿面を三角形の突
起によって、ページ番号をこの突起内の数字によって表
わす。すなわち、P11は1枚目の原稿であって、その表
面に第1ページ、裏面に第2ページの画像情報が形成さ
れており、同様にP12は第2枚目の原稿で第3ページ、
第4ページの画像情報が、P13は第3枚目の原稿で第5
ページ、第6ページの画像情報が形成されている。
【0064】ユーザーは、図4(a)に示すように、両
面原稿P11〜P13を上向きに、すなわち、1枚目の原稿
11を上として、第1ページが上になるようにページ順
に並べた状態で原稿トレイ10上に載置する。そして、
両面原稿モードを選択し、スタートキー等の入力手段9
5により読取り開始をコントローラ90に指示する。
【0065】コントローラ90は、原稿セットセンサ1
1により原稿トレイ10上に原稿が載置されていること
が検知されているならば、両面原稿の読取りを開始す
る。このとき、第3、第5分岐位置43,45の各分岐
レバー431,451は、図1の破線で示す位置にセッ
トされ、第2分岐位置42の分岐レバー421は、図1
の実線で示す位置にセットされる。すなわち、これら第
2、第5、第3分岐レバー421,451,431は、
分離給紙部20から第1搬送路31に給送された原稿
が、そのまま第1搬送路31を搬送されて読取り位置7
1に導かれるようにセットされる。
【0066】両面原稿の場合においても、片面原稿の場
合と同様にして、原稿トレイ10から分離給紙部20に
よって第1搬送路31へ給送されるが、第3分岐位置4
3の第3分岐レバー431が、上述のように、図1の破
線位置にセットされているため、分離給紙部20から給
送された原稿P11は、第3分岐位置43からそのまま第
1搬送路31を下流側に搬送される。そして、第1フィ
ードセンサ24によって原稿P11の先端が検知されれ
ば、コントローラ90は、原稿P11の先端が第1レジス
トローラ51に至る所定時間後に給紙モータ91の駆動
を停止して、給紙ローラ21、分離コロ22および前送
りローラ23の駆動を停止し、続けて2、3枚目の原稿
2 ,P3 が給紙されることを防止する。
【0067】こうして第1搬送路31を搬送される原稿
11は、図1の破線位置にセットされた第5分岐レバー
451に導かれて、その先端が第1レジストローラ51
に至る。この第1レジストローラ51は、片面原稿の場
合の第2レジストローラ53と同様に、原稿P11の先端
が第1レジストローラ53に至ったときは停止してお
り、原稿P11にたわみが形成した後に回転駆動を始める
ことで原稿P11の先端を揃えた上で、原稿P11をさらに
下流側に搬送する。
【0068】こうして先端が揃えられた原稿P11は、第
2分岐位置42では第2分岐レバー421に導かれて、
図4(b)に示すように、読取り位置71に至る。原稿
11の先端が読取り位置71の直前で第1タイミングセ
ンサ73に検知されれば、コントローラ90は、原稿読
取り部70に、原稿P11の先端が読取り位置71に到達
する所定時間後から原稿P11の読取りを開始させる。な
お、このとき、原稿P 11は第2ページが下側を向いてお
り、画像情報の読取りはこの第2ページから行われる。
こうして、第2ページの画像情報が読み取られた原稿P
11は、図4(c)に示すように、さらに第1搬送路31
を搬送され、重複分岐位置41においても第1搬送路3
1の下流側に導かれて、スイッチバック部である排出ロ
ーラ81に至る。
【0069】この排出ローラ81に至った原稿P11は、
再び読取り位置71に搬送されることで原稿読取り部7
0に今度は第1ページ側の画像情報を読み取らせるた
め、この排出ローラ81によってスイッチバックされ
る。
【0070】すなわち、排出ローラ81に至った原稿P
11が排出ローラ81によってさらに搬送されて、その後
端が反転センサ64によって検出されると、コントロー
ラ90は、図4(d)に示すように、原稿P11を排出ロ
ーラ81および排出コロ82によって挟んで保持した状
態で排出ローラ81の駆動を停止する。このとき、原稿
11の先端部は両面原稿排出トレイ80上に一時的に排
出された状態となる。すなわち、スイッチバック部のス
イッチバック経路として排出トレイ80が用いられてい
る。
【0071】続いて、コントローラは90は、搬送モー
タ92を反転駆動させて排出ローラ81を逆方向に回転
駆動することにより、原稿P11をスイッチバックさせ、
第1搬送路31を読取り位置71側に向かって搬送す
る。こうしてスイッチバックされた原稿P11は、第1搬
送路31を下流側から上流側に向かって搬送されること
となり、その先端と後端は入れ替わっている。
【0072】このようにして原稿P11は、スイッチバッ
ク部(排出ローラ81)によってスイッチバックされる
が、コントローラ90は、このスイッチバック部(排出
ローラ81)におけるスイッチバック動作と同時に、第
1分岐ソレノイド93により第2分岐レバー421を図
1の破線位置に駆動する。
【0073】こうして、スイッチバック部(排出ローラ
81)によってスイッチバックされた原稿P11は、第1
搬送路31を介して重複分岐位置(第1分岐位置)41
に至るが、上述したように構成されたこの重複分岐位置
41の搬送方向規制手段によって、第2搬送路32に搬
入される。
【0074】そして、第2搬送路32に搬入された原稿
11は、搬送ローラ55に搬送されて第2分岐位置42
に至り、上述のように、図1の破線位置にセットされた
第2分岐レバー421に導かれて、図5(a)に示すよ
うに、読取り位置71側に向かう第1搬送路31に戻さ
れる。このようにして、スイッチバック部(排出ローラ
81)によってスイッチバックされ、第2搬送路32を
介して第1搬送路31に戻った原稿P11は、その表裏面
が反転している。
【0075】したがって、第1搬送路31に戻され、再
び読取り位置71に向かって搬送される原稿P11は、読
取り位置71上を第1ページ側を下向きにして通過し、
このとき、この第1ページの画像情報が原稿読取り部7
0に読み取られる。なお、この原稿読取り部70による
画像情報の読取りは、第1タイミングセンサ73より得
られる原稿通過のタイミングに応じて、上述した第2ペ
ージ側の読取りと同様にして行われる。
【0076】こうして、表裏両面の画像情報が読み取ら
れた原稿P11は、読取り位置71からさらに下流側の第
1搬送路31を搬送されて、図5(b)に示すように、
排出ローラ81側に送られ、第1ページを下側にした状
態で両面原稿排出トレイ80に排出される。
【0077】こうして、1枚目の原稿P11の表裏両面
(第1、第2ページ)の画像情報の読取りが終了する。
同様にして、2、3枚目の原稿P12,P13についても画
像情報の読取りが行われ、図5(c)に示すように、各
原稿P11,P12,P13はそれぞれ第1、第3、第5ペー
ジを下側として下からこの順に排出される。すなわち、
原稿P11,P12,P13は原稿束として、原稿トレイ10
上とは上下が逆になった状態でページ順が狂うことな
く、両面原稿排出トレイ80上に排出される。
【0078】なお、両面原稿の場合であっても、図5
(b)に示すような、先行する原稿P 11の後端が第2搬
送路32から第1搬送路31に搬入された状態となれ
ば、原稿トレイ10から次の原稿P12の給送を始めるよ
うにして、複数原稿の読取りの効率化を図ることができ
る。
【0079】また、このような両面原稿の画像情報の読
取り手順によれば、第2ページの画像情報から読み取ら
れることとなるが、第2ページの画像情報を、例えば電
気的なデータとしてメモリ等の記憶手段によって貯えて
おき、第1ページの画像情報が得られてから、第1ペー
ジの画像情報を出力したのちに、第2ページの画像情報
を出力することとすれば、画像情報の読み取りはページ
順となっていなくとも、この出力される画像情報はペー
ジ順となる。
【0080】このような自動原稿送り装置によれば、原
稿の表裏両面の画像情報を読み取るために、原稿は必要
最小限の2回しか原稿読取り部70の読取り位置71上
を通過しないため、図6に示した従来の自動原稿送り装
置のように原稿が読取り位置71を3回通過するものと
比較して、読取り位置71のコンタクトガラス72の汚
れを軽減することができる。
【0081】また、原稿が画像情報の読取りを伴わずに
読取り位置71を通過する空送りを行わないため、生産
性の低下を防止することができる。
【0082】また、分離給紙部20が原稿トレイ10上
の原稿を上から1枚ずつ分離して給送するように構成さ
れているため、原稿を下から1枚ずつ分離して給送する
よりも原稿汚れを軽減することができる。
【0083】また、原稿トレイ10と片面原稿排出トレ
イ85とを、読取り位置71に対して同じ側であって、
しかも上下方向に重なった部分をもって配置しているた
め、本装置本体を水平方向についてコンパクトに構成す
ることができる。
【0084】また、原稿トレイ10を片面原稿排出トレ
イ85の上側に設けているため、原稿トレイ10に原稿
を容易に載置することができるとともに、この原稿トレ
イ10を持ち上げるだけで、片面原稿排出トレイ85上
に排出された原稿を容易に取り出すことができる。。
【0085】また、両面原稿排出トレイ80を本装置本
体の外側に設けているため、両面原稿排出トレイ80を
不使用時には、取り外し、または、折り畳むことによっ
て本装置本体をコンパクトに構成することができる。
【0086】また、スイッチバック部を両面原稿排出ト
レイ80と第1搬送路31との境界近傍に配置された排
出ローラ81によって構成したため、通常、両面原稿排
出トレイ80に原稿を確実に排出するために用いられる
排出ローラ81をスイッチバック操作にも兼用すること
ができることから、部品点数を減らして、この装置を簡
素な構成とすることができる。また、このスイッチバッ
ク部のスイッチバック経路として両面原稿排出トレイ8
0を用いることができるため、このスイッチバック経路
のための特別のスペースを要することなく、本装置本体
をコンパクトに構成することができる。
【0087】また、片面原稿の読取り時においては、原
稿は、分離給紙部20から第1搬送路31→第3分岐位
置43→第3搬送路33→重複分岐位置(第4分岐位
置)41→第1搬送路31→読取り位置71→第1搬送
路31→第5分岐位置45→第4搬送路34→片面原稿
排出トレイ85という重複部分のない一本の搬送経路を
搬送されることから、読取り位置71を必要最小限の1
回だけしか通過しないため、読取り位置71のコンタク
トガラス72の汚れを最小限に押さえることができると
ともに、原稿読取りの高い効率を得ることができる。
【0088】また、原稿トレイ10を片面原稿排出トレ
イ85の上側に配置していることから、原稿トレイ10
から第3搬送路33を介して読取り位置71に搬送され
る原稿は、この読取り位置71では、原稿トレイ10上
での上面側が下向きとなり、この面の画像情報が読み取
られることとなるため、片面原稿であっても原稿トレイ
10に原稿面を上向きに載置することができ、原稿載置
操作がさらに容易なものとなる。
【0089】以上、実施形態に即してこの発明を説明し
たが、この発明は上記実施形態に限定されるものではな
く、以下のように構成してもよい。
【0090】(1)上記実施形態においては、第1搬送
路31から第2搬送路32が分岐する第1分岐位置と、
第3搬送路33が分岐する第4分岐位置とを、1つの重
複分岐位置41で兼用する構成としたが、これら第1分
岐位置および第4分岐位置は別個の分岐位置として設け
てもよい。
【0091】(2)上記実施形態においては、第2搬送
路32と第3搬送路33とを、第1搬送路31の読取り
位置71の分離給紙部20側(上流側)とスイッチバッ
ク部側(下流側)とをつなぐ別個の搬送路として構成し
たが、1つの搬送路を第2搬送路32と第3搬送路33
として兼用する構成としてもよい。
【0092】(3)上記実施形態においては、読取り位
置71より分離給紙部20側(上流側)において、第1
搬送路31から第3、第4、第2搬送路33,34,3
2がそれぞれ分岐する第3、第5、第2分岐位置43,
45,42を分離給紙部20側からこの順に配置した
が、これらの分岐位置は、分離給紙部20と読取り位置
71との間であればいずれの位置に設けても、どのよう
な順序で配置してもよい。また、複数の分岐位置を兼ね
る重複分岐位置を形成してもよい。ただし、片面原稿の
搬送経路を重複部分なく、一本の経路として構成するた
めには、第5分岐位置45は、第3分岐位置43の下流
側(読取り位置71側)に設けることが望ましい。
【0093】(4)上記実施形態においては、分離給紙
部20から給送される原稿は、一旦はすべて第1搬送路
31に搬送されて第3分岐位置43に至った後に、原稿
が両面原稿であるか、片面原稿であるかに応じて、読取
り位置71側の第1搬送路31または第3搬送路33に
搬送方向を切り替えるように構成したが、片面原稿の場
合には、原稿を分離給紙部20から直接第3搬送路33
に給送するように構成してもよい。
【0094】(5)上記実施形態においては、スイッチ
バック部を両面原稿排出トレイ80直前の排出ローラ8
1により構成したが、スイッチバック部は、第1搬送路
31の第2搬送路32が分岐する第1分岐位置41より
下流側であれば、いずれの位置に設けてもよい。したが
って、第1分岐位置41と排出ローラ81との間にスイ
ッチバックを行うためのみに用いる正逆回転可能なロー
ラ等を設けてスイッチバック部を構成してもよい。
【0095】(6)上記実施形態においては、両面原稿
排出トレイ80を本装置本体の外側に設けたが、本装置
が複写機の上部に取り付けられている場合には、複写機
本体側に取り付けてもよい。このように、両面原稿排出
トレイ80を複写機本体側に取り付ければ、本装置本体
を軽量・コンパクトに構成できるとともに、本装置本体
を容易に持ち上げることができる。
【0096】(7)上記実施形態においては、第1、第
2、第4および第5分岐位置41,42,(41,)4
5のうち、第2および第5分岐位置42,45について
は搬送方向規制手段として分岐レバー421,451を
用い、第1および第4分岐位置を兼用する重複分岐位置
41については、この分岐位置41に至る搬送路の接続
角度、分岐位置の側壁形状等により、原稿の搬送方向を
規制するように構成したが、このような構成に限定され
ず、これら原稿の搬送方向を規制する手段を要するいず
れの分岐位置についても、分岐位置の形状、分岐レバー
あるいはその他の任意の手段による搬送方向規制手段を
用いることができる。
【0097】(8)上記実施形態においては、両面原稿
の読取り場合、第2ページから読み取られることから、
第1ページからページ順に画像情報を出力するために、
第2ページの画像情報を電気的なデータとしてメモリ等
の記憶手段に一時的に記憶しておく方法を挙げたが、ペ
ージ順に出力するための方法としては必ずしもこのよう
な電気的な記憶手段によらなくともよい。例えば、複写
機の場合に、両面原稿から用紙の両面に画像を形成する
ときは、第2ページ(裏面)から画像を形成したのちに
第1ページ(表面)の画像を形成してもよく、また、両
面原稿から用紙の片面に画像を形成するときは、第2ペ
ージの画像情報がコピーされた用紙を保持しておき、第
1ページの画像情報がコピーされた用紙を排出した後で
排出するものとしてもよい。
【0098】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、原稿載
置部から分離給紙された原稿を第1搬送路に沿って読取
り位置を介して両面原稿排出部側に搬送する一方、この
両面原稿排出部側で当該原稿の搬送方向のスイッチバッ
クを行った上で第2搬送路を介して読取り位置より分離
給紙部側の第1搬送路に導くことで当該原稿の表裏反転
を行い、こうして表裏反転された原稿を再び第1搬送路
に沿って読取り位置を介して両面原稿排出部に向けて搬
送するように構成したため、原稿のページ順を変えるこ
となく原稿の両面を原稿読取り部に送り込む際に、原稿
の読取り位置の通過を必要最小限の2回だけとして、原
稿読取り部の汚れを軽減することができるとともに、両
面読取り時の生産性の低下を防止することができる。
【0099】また、請求項2の発明によれば、読取り位
置に対して、原稿載置部と両面原稿排出部を互いに異な
る側に配置したため、原稿載置部に載置された原稿の上
側面は、両面の読取りを終えて両面原稿排出部に排出さ
れるとき下向きとなることから、原稿載置部に載置され
た両面原稿を原稿束としてページ順が狂うことなく両面
原稿排出部に排出することができる。
【0100】また、請求項3の発明によれば、スイッチ
バック部を両面原稿排出部と第1搬送路との境界近傍に
配置された正逆回転可能なローラで構成したため、通
常、両面原稿排出部に原稿を確実に排出するために用い
られるローラをスイッチバック操作にも兼用することが
できることから、部品点数を減らして、この装置を簡素
な構成とすることができる。また、このスイッチバック
部のスイッチバック経路として両面原稿排出部を用いる
ことができるため、このスイッチバック経路のための特
別のスペースを要することなく、本装置本体をコンパク
トに構成することができる。
【0101】また、請求項4の発明によれば、分離給紙
部から給送される原稿を、第3搬送路を介して第1搬送
路の両面原稿排出部側から読取り位置に搬送して、原稿
の片面の画像情報を読取った後、当該原稿を第1搬送路
の読取り位置より分離給紙部側から第4搬送路を介して
片面原稿排出部に向けて搬送するように構成したため、
片面原稿であっても、原稿の読み取り位置の通過を必要
最小限の1回だけとして原稿読取り部の汚れを軽減でき
るとともに、原稿読取りの高い効率を得ることができ
る。
【0102】また、請求項5の発明によれば、読取り位
置に対して、原稿載置部と片面原稿排出部を同じ側に配
置したため、原稿載置部および片面原稿排出部を上下方
向に重なった状態で配置して本装置本体を水平方向にコ
ンパクトに構成することができる。
【0103】また、請求項6の発明によれば、原稿載置
部を片面原稿排出部の上方位置に配置したため、原稿載
置部へ容易に原稿を載置することができるとともに、片
面原稿排出部の上方に配置された原稿載置部を移動させ
ることで、片面原稿排出部から原稿を容易に取り出すこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる自動原稿送り装置の一実施形態
を示す構成図である。
【図2】同自動原稿送り装置の制御系を示す説明図であ
る。
【図3】片面原稿の搬送手順を示す説明図である。
【図4】両面原稿の搬送手順を示す説明図である。
【図5】両面原稿の搬送手順を示す説明図である。
【図6】従来の自動原稿送り装置を示す構成図である。
【符号の説明】
10 原稿トレイ(原稿載置部) 20 分離給紙部 31〜34 第1〜第4搬送路 41 重複分岐位置(第1および第4分岐位置) 42 第2分岐位置 43 第3分岐位置 45 第5分岐位置 421 第2分岐レバー 431 第3分岐レバー 451 第5分岐レバー 70 原稿読取り部 71 読取り位置 80 両面原稿排出トレイ(両面原稿排出部) 81 排出ローラ 85 片面原稿排出トレイ(片面原稿排出部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原田 裕行 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両面に画像情報を有する複数の原稿を載
    置可能な原稿載置部と、 この原稿載置部に載置された原稿を上から1枚ずつ分離
    して給送する分離給紙部と、 両面の画像情報が読み取られた原稿を載置可能な両面原
    稿排出部と、 原稿の画像情報を読み取る読取り位置を介し、前記分離
    給紙部と前記両面原稿排出部との間で原稿を案内する第
    1搬送路と、 前記第1搬送路の前記読取り位置より前記両面原稿排出
    部側に配置され、前記第1搬送路を搬送される原稿の搬
    送方向をスイッチバックさせるスイッチバック部と、 前記第1搬送路上の前記読取り位置と前記スイッチバッ
    ク部との間の第1分岐位置から、前記第1搬送路上の前
    記読取り位置より前記分離給紙部側の第2分岐位置に原
    稿を案内する第2搬送路とを備え、 前記原稿載置部から分離給紙された原稿を前記第1搬送
    路に沿って前記読取り位置を介して前記両面原稿排出部
    側に搬送する一方、この両面原稿排出部側に搬送されて
    きた原稿の搬送方向のスイッチバックを行い、このスイ
    ッチバックされた原稿を前記第1分岐位置、前記第2搬
    送路および前記第2分岐位置を介して前記読取り位置よ
    り前記分離給紙部側の前記第1搬送路に導くことで、当
    該原稿を前記第1搬送路に沿って再度前記読取り位置を
    介して前記両面原稿排出部に向けて搬送することを特徴
    とする自動原稿送り装置。
  2. 【請求項2】 前記読取り位置に対して、前記原稿載置
    部と前記両面原稿排出部が互いに異なる側に配置された
    ことを特徴とする請求項1記載の自動原稿送り装置。
  3. 【請求項3】 前記スイッチバック部が、前記両面原稿
    排出部と前記第1搬送路との境界近傍に配置された正逆
    回転可能なローラで構成された請求項1または2記載の
    自動原稿送り装置。
  4. 【請求項4】 画像情報が読み取られた片面原稿を載置
    可能な片面原稿排出部と、 前記分離給紙部から、前記第1搬送路上の前記読取り位
    置より前記両面原稿排出部側の第4分岐位置に原稿を案
    内する第3搬送路と、 前記第1搬送路上の前記読取り位置より前記分離給紙部
    側の第5分岐位置から、前記片面原稿排出部に原稿を案
    内する第4搬送路とを備え、 前記原稿載置部から分離給紙された原稿を前記第3搬送
    路、前記第4分岐位置および前記第1搬送路を介して前
    記読み取り位置に搬送し、さらに当該原稿を前記第1搬
    送路、第5分岐位置および第4搬送路を介して前記片面
    原稿排出部に向けて搬送することを特徴とする請求項1
    〜3のうちいずれかに記載の自動原稿送り装置。
  5. 【請求項5】 前記読取り位置に対して、前記原稿載置
    部と前記片面原稿排出部が同じ側に配置されたことを特
    徴とする請求項4記載の自動原稿送り装置。
  6. 【請求項6】 前記原稿載置部が、前記片面原稿排出部
    の上方位置に配置されたことを特徴とする請求項4また
    は5記載の自動原稿送り装置。
JP34280597A 1997-12-12 1997-12-12 自動原稿送り装置 Pending JPH11174746A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007088554A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像読取装置及び複写装置
JP2008120591A (ja) * 2006-11-15 2008-05-29 Brother Ind Ltd シート搬送装置

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007088554A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像読取装置及び複写装置
JP4529852B2 (ja) * 2005-09-20 2010-08-25 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像読取装置及び複写装置
JP2008120591A (ja) * 2006-11-15 2008-05-29 Brother Ind Ltd シート搬送装置

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