JPH11173786A - ワッフルフィン付き熱交換器 - Google Patents

ワッフルフィン付き熱交換器

Info

Publication number
JPH11173786A
JPH11173786A JP34483297A JP34483297A JPH11173786A JP H11173786 A JPH11173786 A JP H11173786A JP 34483297 A JP34483297 A JP 34483297A JP 34483297 A JP34483297 A JP 34483297A JP H11173786 A JPH11173786 A JP H11173786A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waffle
fins
heat exchanger
fin
waffle fins
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34483297A
Other languages
English (en)
Inventor
Kannan Kino
冠南 喜
Eisaku Okubo
英作 大久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP34483297A priority Critical patent/JPH11173786A/ja
Publication of JPH11173786A publication Critical patent/JPH11173786A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な伝熱性能を確保し得るようにしたワッ
フルフィン付き熱交換器を提供する。 【解決手段】 複数枚のワッフルフィン1,1,・・
を、対向方向に隣り合う一方のワッフルフィン1の山部
13と谷部14が他方のワッフルフィン1の谷部14と
山部13にそれぞれ対応するように順次配置して、これ
ら各ワッフルフィン1,1,・・の間に形成される上記
各通風路3,3,・・を、冷却風Aの流通方向において
その断面積が拡大する拡大通風路3bと断面積が縮小す
る縮小通風路3cとが交互に連続するように構成する。
かかる構成とすることで、上記通風路3内を冷却風Aが
流れる際、該冷却風Aは上記各拡大通風路3b,3b,
・・と各縮小通風路3c,3c,・・を順次通過する間
に膨張作用と収縮作用とを受けることから、上記ワッフ
ルフィン1,1,・・の表面における冷却風Aの温度及
び流速の境界層の発達が可及的に抑制され、該各ワッフ
ルフィン1,1,・・における伝熱性能、特に熱交換器
が凝縮器として機能する場合における凝縮性能が高めら
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、ワッフルフィン
付き熱交換器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、空気調和機の室外熱交換器は、
特に冬季の暖房運転時にフィンへの着霜という問題が生
じることから、通常は、スリットフィン等の高性能フィ
ンを用いず、比較的低性能のフラットフィンあるいはワ
ッフルフィンを用いることが多い。
【0003】従って、室外熱交換器の開発に際しては、
フィン表面への着霜時間を長くすることと同時に、本来
的な機能である冷媒の凝縮及び蒸発性能を如何に保持す
るかが重要な課題となる。
【0004】ところで、図7には、従来一般的なワッフ
ルフィン付き熱交換器Z0の要部を示している。この熱
交換器Z0は、板厚方向への交互の折り返しにより、一
方の側面側に突出した稜線をもつ山部34と凹入した稜
線をもつ谷部35とを板幅方向に交互に連続させた折曲
板構造の複数枚のフィン31,31,・・を、隣接する
一対のフィン31,31間において山部34,34,・
・同士、谷部35,35,・・同士がそれぞれ対応する
ように所定間隔をもって順次対向配置するとともに、こ
れら複数枚のフィン31,31,・・を板厚方向に貫通
して伝熱管32,32,・・を取り付けて構成されてい
る。従って、これら複数枚のフィン31,31,・・間
にそれぞれ形成される通風路36,36,・・は、フィ
ン31の前縁31aから後縁31bまで略同一の断面積
をもち且つジグザク状に屈曲する構造とされ、この通風
路36,36,・・内を上記前縁31a側から後縁31
b側に向けて冷却風Aが流通されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、かかる従来
構造の熱交換器Z0においては、次のような問題があっ
た。
【0006】(1)上記通風路36がその流通方向の全
長に亙って略同一の断面積をもつことから、フィン31
の表面において冷却風Aの温度及び流速の境界層が発達
し易く、この発達した境界層により伝熱性能が低下する
ことになる。かかる問題は、特に熱交換器Z0が凝縮器
として使用される場合にその問題がより顕著となる。
【0007】(2)上記通風路36がその流通方向の全
長に亙って略同一の断面積をもち、冷却風Aの流速が該
通風路36の全域において略同等となることから、熱交
換器Z0が蒸発器として機能する場合において、フィン
表面の除霜による融解水が重力により流下排出される場
合、冷却風Aによる上記融解水のフィン幅方向における
集中作用が働かず、フィン31の各部位で生じた融解水
はそれぞれその融解位置からそのまま流下排出されるの
で、例えば該融解水がフィン幅方向において集中され且
つ排出される場合に比して、該融解水の排水性が悪く、
伝熱性能(蒸発性能)が低下することになる。
【0008】(3)上記通風路36がその流通方向の全
長に亙って略同一の断面積をもつことから、フィン31
の融解水の連続が、そのまま上記通風路36の通路面積
の減少による通風抵抗の増加につながり、結果的に伝熱
性能が低下することになる。
【0009】そこで本願発明は、良好な伝熱性能を確保
し得るようにしたワッフルフィン付き熱交換器を提供す
ることを目的としてなされたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願発明ではかかる課題
を解決するための具体的手段として次のような構成を採
用している。
【0011】本願の第1の発明では、図1に例示するよ
うに、板厚方向に交互に折曲されて山部13と谷部14
とが板幅方向に交互に連続する複数枚のワッフルフィン
1,1,・・を所定間隔をもって順次対向配置してこれ
ら各ワッフルフィン1,1,・・相互間の対向隙間を通
風路3,3,・・とするとともに、該各ワッフルフィン
1,1,・・を板厚方向に貫通して伝熱管2,2,・・
を取り付け、上記各通風路3,3,・・内を、上記ワッ
フルフィン1の板幅方向一端の前縁1a側から他端の後
縁1b側に向けて冷却風Aを流通させるようにしたワッ
フルフィン付き熱交換器において、上記複数枚のワッフ
ルフィン1,1,・・を、対向方向に隣り合う一方のワ
ッフルフィン1の山部13と谷部14が他方のワッフル
フィン1の谷部14と山部13にそれぞれ対応するよう
に順次配置して、これら各ワッフルフィン1,1,・・
の間に形成される上記各通風路3,3,・・を、冷却風
Aの流通方向においてその断面積が拡大する拡大通風路
3bと断面積が縮小する縮小通風路3cとが交互に連続
する構成としたことを特徴としている。
【0012】本願の第2の発明では、図1に例示するよ
うに、上記第1の発明にかかるワッフルフィン付き熱交
換器において、上記各ワッフルフィン1,1,・・の前
縁1a側と後縁1b側の双方、又はこれら両者のいずれ
か一方に、冷却風Aの流通方向に対して略平行な前縁側
平坦部11及び後縁側平坦部12、又は該前縁側平坦部
11と後縁側平坦部12のいずれか一方を設けること
で、上記通風3,3,・・の上流端と下流端、又は上流
端と下流端のいずれか一方に冷却風Aの流通方向に略平
行に延びる平行通路部3a,3aを形成したことを特徴
としている。
【0013】本願の第3の発明では、図1に例示するよ
うに、上記第2の発明にかかるワッフルフィン付き熱交
換器において、少なくとも上記前縁側平坦部11を設け
たもので、隣り合う上記一対のワッフルフィン1,1の
上記前縁側平坦部11,11の対向間隔S,Sを略同一
に設定したことを特徴としている。
【0014】本願の第4の発明では、図2に例示するよ
うに、上記第2の発明にかかるワッフルフィン付き熱交
換器において、少なくとも上記前縁側平坦部11を設け
たもので、隣り合う上記一対のワッフルフィン1,1の
上記前縁側平坦部11,11の対向間隔S1,S2を、上
記平行通路部3aの直下流に上記拡大通風路3bが連続
している通風路3における上記対向間隔S1が、上記平
行通路部3aの直下流に上記縮小通風路3cが連続して
いる通風路3における上記対向間隔S2よりも大きくな
るように設定したことを特徴としている。
【0015】本願の第5の発明では、図1に例示するよ
うに、上記第1,第2、第3又は第4の発明にかかるワ
ッフルフィン付き熱交換器において、上記各ワッフルフ
ィン1,1,・・の上記山部13及び谷部14を折曲し
た断面形状としたことを特徴としている。
【0016】本願の第6の発明では、図3に例示するよ
うに、上記第1,第2、第3又は第4の発明にかかるワ
ッフルフィン付き熱交換器において、上記各ワッフルフ
ィン1,1,・・の上記山部13及び谷部14を湾曲し
た断面形状としたことを特徴としている。
【0017】本願の第7の発明では、図4に例示するよ
うに、上記第1,第2、第3,第4,第5又は第6の発
明にかかるワッフルフィン付き熱交換器において、上記
各ワッフルフィン1,1,・・を、その幅方向における
中心点Pを中心とする点対称の断面形状を有する如く構
成するとともに、上記中心点Pを通りフィン厚さ方向に
延びるフィン中心線L1上に上記伝熱管2を取り付けた
ことを特徴としている。
【0018】本願の第8の発明では、図5又は図6に例
示するように、上記第1,第2、第3,第4,第5又は
第6の発明にかかるワッフルフィン付き熱交換器におい
て、上記各ワッフルフィン1,1,・・を、その幅方向
における中心点Pを中心とする点対称の断面形状を有す
る如く構成するとともに、上記中心点Pを通りフィン厚
さ方向に延びるフィン中心線L1に対して線対称の位置
に複数の上記伝熱管2,2を取り付けたことを特徴とし
ている。
【0019】
【発明の効果】本願発明ではかかる構成とすることによ
り次のような効果が得られる。
【0020】 本願の第1の発明にかかるワッフルフ
ィン付き熱交換器によれば、複数枚のワッフルフィン
1,1,・・を、対向方向に隣り合う一方のワッフルフ
ィン1の山部13と谷部14が他方のワッフルフィン1
の谷部14と山部13にそれぞれ対応するように順次配
置して、これら各ワッフルフィン1,1,・・の間に形
成される上記各通風路3,3,・・を、冷却風Aの流通
方向においてその断面積が拡大する拡大通風路3bと断
面積が縮小する縮小通風路3cとが交互に連続するよう
に構成しているので、該通風路3内を冷却風Aが流れる
際、該冷却風Aは上記各拡大通風路3b,3b,・・と
各縮小通風路3c,3c,・・を順次通過する間に膨張
作用と収縮作用とを受けることから、上記ワッフルフィ
ン1,1,・・の表面における冷却風Aの温度及び流速
の境界層の発達が可及的に抑制され、該各ワッフルフィ
ン1,1,・・における伝熱性能、特に熱交換器が凝縮
器として機能する場合における凝縮性能が高められるこ
とになる。
【0021】また、上記通風路3内における冷却風Aの
流速は、上記拡大通風路3bに対応する領域では低く、
上記縮小通風路3cに対応する領域では高くなることか
ら、特に熱交換器が蒸発器として機能する場合には、ワ
ッフルフィン1の表面に生じた融解水は冷却風Aの流れ
によりその流速の低い上記各拡大通風路3b,3b,・
・側に集中され、且つ重力により流下排出されるので、
例えば従来のように上記融解水の集中作用が働かない場
合に比して、融解水の排水性能が向上し、それだけ熱交
換器の伝熱性能が向上することになる。
【0022】さらに、融解水が通風路3の拡大通風路3
b,3b,・・に集中するが、この場合、この拡大通風
路3b,3b,・・は縮小通風路3c,3c,・・に比
してその通路断面積が大きいことから、融解水の付着が
通風路3全体としての通風抵抗に影響を与えることがほ
とんどなく、ワッフルフィン1の表面における融解水の
連続にかかわらず、良好な伝熱性能が確保されることに
なる。
【0023】 本願の第2の発明にかかるワッフルフ
ィン付き熱交換器によれば、上記に記載の効果に加え
て次のような特有の効果が奏せられる。即ち、この発明
によれば、上記各ワッフルフィン1,1,・・の前縁1
a側と後縁1b側の双方、又はこれら両者のいずれか一
方に、冷却風Aの流通方向に対して略平行な前縁側平坦
部11及び後縁側平坦部12、又は該前縁側平坦部11
と後縁側平坦部12のいずれか一方を設けることで、上
記通風路3,3,・・の上流端と下流端、又は上流端と
下流端のいずれか一方に冷却風Aの流通方向に略平行に
延びる平行通路部3a,3aを形成しているので、上記
各通風路3,3,・・に流入する冷却風Aは上記前縁側
平坦部11により整流された状態で該通風路3に流入
し、また該通風路3,3,・・から後方へ吹き出される
冷却風Aは上記後縁側平坦部12により整流されて吹き
出されるので、例えばこれら前縁側平坦部11あるいは
後縁側平坦部12が設けられていない場合に比して、上
記各通風路3,3,・・を流通する冷却風Aの流動抵抗
が低減され、延いては上記各ワッフルフィン1,1,・
・における伝熱作用が促進されるものである。
【0024】 本願の第3の発明にかかるワッフルフ
ィン付き熱交換器によれば、上記に記載の効果に加え
て次のような特有の効果が奏せられる。即ち、この発明
によれば、少なくとも上記前縁側平坦部11を設けたも
のにおいて、隣り合う上記一対のワッフルフィン1,1
の上記前縁側平坦部11,11の対向間隔S,Sを略同
一に設定しているので、上記各通風路3,3,・・のそ
れぞれにおける冷却風Aの流量が可及的に均一化され、
冷却風Aの偏流が防止されることで、より高い伝熱性能
の確保が可能となるものである。
【0025】 本願の第4の発明にかかるワッフルフ
ィン付き熱交換器によれば、上記に記載の効果に加え
て次のような特有の効果が奏せられる。即ち、この発明
によれば、少なくとも上記前縁側平坦部11を設けたも
のにおいて、隣り合う上記一対のワッフルフィン1,1
の上記前縁側平坦部11,11の対向間隔S1,S2を、
上記平行通路部3aの直下流に上記拡大通風路3bが連
続している通風路3における上記対向間隔S1が、上記
平行通路部3aの直下流に上記縮小通風路3cが連続し
ている通風路3における上記対向間隔S2よりも大きく
なるように設定しているので、直下流に流通抵抗の低い
拡大通風路3bが連続している部分においては、直下流
に流通抵抗の高い縮小通風路3cが連続している部分よ
りも通風路3の入口における断面積が大きくなる。この
結果、上記各対向間隔S1,S2の設定に際して、上記拡
大通風路3bと縮小通風路3cとの間における流通抵抗
の差を考慮することで、冷却風入口直後の流通抵抗に差
がある構成の熱交換器であるにも拘わらず、上記各通風
路3,3,・・間における冷却風Aの流量の均一化を図
ることが可能となり、それだけ伝熱性能のより一層の向
上が図れることになる。
【0026】 本願の第5の発明にかかるワッフルフ
ィン付き熱交換器によれば、上記,,又はに記
載の効果に加えて次のような特有の効果が奏せられる。
即ち、この発明によれば、上記ワッフルフィン1の上記
山部13及び谷部14を折曲した断面形状としているの
で、該ワッフルフィン1表面の融解水の拡大通風路3b
への集中作用がより顕著となり、融解水の排水性能のよ
り一層の向上、延いては伝熱性能のより一層の向上が図
れるものである。
【0027】 本願の第6の発明にかかるワッフルフ
ィン付き熱交換器によれば、上記,,又はに記
載の効果に加えて次のような特有の効果が奏せられる。
即ち、この発明によれば、上記各ワッフルフィン1,
1,・・の上記山部13及び谷部14を湾曲した断面形
状としているので、例えば上記ワッフルフィン1の上記
山部13及び谷部14を折曲構造とする場合に比して、
上記ワッフルフィン1の形状抵抗が少なく、それだけ上
記通風路3における冷却風Aの流通がスムーズとなり、
より一層の伝熱性能の促進が可能となるものである。
【0028】 本願の第7の発明にかかるワッフルフ
ィン付き熱交換器によれば、上記,,,,又
はに記載の効果に加えて次のような特有の効果が奏せ
られる。即ち、この発明によれば、上記各ワッフルフィ
ン1,1,・・を、その幅方向における中心点Pを中心
とする点対称の断面形状を有する如く構成するととも
に、上記中心点Pを通りフィン厚さ方向に延びるフィン
中心線L1上に上記伝熱管2を取り付けているので、同
一形状のワッフルフィン1,1,・・を用意し、これら
各ワッフルフィン1,1,・・をその平面方向において
順次180°づつ回転させた状態で対向配置すること
で、隣り合う一対のワッフルフィン1,1における一方
のワッフルフィン1の山部13と他方のワッフルフィン
1の谷部14と、一方のワッフルフィン1の谷部14と
他方のワッフルフィン1の山部13とを、それぞれ対応
させて上記拡大通風路3b,3b,・・と縮小通風路3
c,3c,・・とが交互に連続する通風路3をもち且つ
伝熱管2を単列配置した熱交換器を得ることができる。
即ち、この発明の如きフィン構成とすることで、単一の
プレス型により成形されたワッフルフィン1,1,・・
によって上記の如き構成の熱交換器を得ることができ、
例えば隣り合う一対のワッフルフィン1,1の一方と他
方とをそれぞれ専用のプレス型を用いて成形する場合に
比して、製造コストの低廉化が図れるものである。
【0029】 本願の第8の発明にかかるワッフルフ
ィン付き熱交換器によれば、上記,,,,又
はに記載の効果に加えて次のような特有の効果が奏せ
られる。即ち、この発明によれば、上記各ワッフルフィ
ン1,1,・・を、その幅方向における中心点Pを中心
とする点対称の断面形状を有する如く構成するととも
に、上記中心点Pを通りフィン厚さ方向に延びるフィン
中心線L1に対して線対称の位置に複数の上記伝熱管
2,2を取り付けているので、同一形状のワッフルフィ
ン1,1,・・を用意し、これら各ワッフルフィン1,
1,・・をその平面方向において順次180°づつ回転
させた状態で対向配置することで、隣り合う一対のワッ
フルフィン1,1における一方のワッフルフィン1の山
部13と他方のワッフルフィン1の谷部14と、一方の
ワッフルフィン1の谷部14と他方のワッフルフィン1
の山部13とを、それぞれ対応させて上記拡大通風路3
b,3b,・・と縮小通風路3c,3c,・・とが交互
に連続する通風路3をもち且つ伝熱管2を複列配置した
熱交換器を得ることができる。即ち、この発明の如きフ
ィン構成とすることで、単一のプレス型により成形され
たワッフルフィン1,1,・・によって上記の如き構成
の熱交換器を得ることができ、例えば隣り合う一対のワ
ッフルフィン1,1の一方と他方とをそれぞれ専用のプ
レス型を用いて成形する場合に比して、製造コストの低
廉化が図れるものである。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本願発明にかかるワッフル
フィン付き熱交換器をいくつかの好適な実施形態に基づ
いて具体的に説明する。
【0031】第1の実施形態 図1には、本願の請求項1,2,3及び5に記載の発明
が適用された第1の実施形態にかかかるワッフルフィン
付き熱交換器Z1を示している。この熱交換器Z1は、所
定間隔をもって順次対向配置された複数枚のワッフルフ
ィン1,1,・・と、該各ワッフルフィン1,1,・・
のそれぞれをその対向方向に貫通して配置された複数本
の伝熱管2,2,・・とを備えて構成される。尚、上記
伝熱管2,2,・・は、フィン幅方向の中央部におい
て、該ワッフルフィン1の長手方向に所定間隔をもって
配置されている(即ち、単列配置構造とされている)。
【0032】上記ワッフルフィン1,1,・・は、プレ
ス成形により一体形成されるものであるが、この実施形
態においてはプレス成形方向と折曲形状との関係から、
該ワッフルフィン1,1,・・のそれぞれを以下に述べ
る形態の異なる二種類のワッフルフィンで構成してい
る。
【0033】即ち、その一つは、図1においてフィン列
の最上段に示した形状のもの(以下、第1のワッフルフ
ィン1という)であって、他の一つは第2段目に示した
もの(以下、第2のワッフルフィン1という)である。
【0034】第1のワッフルフィン1は、その板幅方向
の一端に位置する前縁1a側と他端に位置する後縁1b
側とをそれぞれ平面でなる前縁側平坦部11及び後縁側
平坦部12とするとともに、これら前縁側平坦部11と
後縁側平坦部12の中間部位をその板厚方向に交互に折
曲させて、一方の側面1c側に突出した稜線をもつ山部
13と該一方の側面1c側に凹入した稜線をもつ谷部1
4とを、上記前縁側平坦部11から後縁側平坦部12に
向かって、山部13→谷部14→山部13→谷部14→
山部13と順次連続させた形状としている。そして、中
央の山部13の頂部に対応する位置に、カラー16を備
えた座15を形成し、このカラー16に上記伝熱管2を
挿通せしめている。
【0035】尚、上記カラー16は、バーリング加工に
より、上記ワッフルフィン1の他方の側面1dから一方
の側面1c側に突出するように形成されている。このカ
ラー16の形成方向が、プレス加工上、プレス成形方向
と同一方向とされることから、この第1のワッフルフィ
ン1の他に、次述の第2のワッフルフィン1が必要とな
るものである。
【0036】上記第2のワッフルフィン1は、基本的に
は上記第1のワッフルフィン1と同ようの構造をもつも
のであって、該第1のワッフルフィン1と異なる点は上
記カラー16の形成方向に対する上記山部13及び谷部
14の配置位置である。即ち、第2のワッフルフィン1
は、その板幅方向の一端に位置する前縁1a側と他端に
位置する後縁1b側とをそれぞれ平面でなる前縁側平坦
部11及び後縁側平坦部12とするとともに、これら前
縁側平坦部11と後縁側平坦部12の中間部位をその板
厚方向に交互に折曲させて、一方の側面1c側に凹入し
た稜線をもつ谷部14と該一方の側面1c側に突出した
稜線をもつ山部13とを、上記前縁側平坦部11から後
縁側平坦部12に向かって、谷部14→山部13→谷部
14→山部13→谷部14と順次連続させた形状として
いる。そして、中央の谷部14の頂部に対応する位置
に、カラー16を備えた座15を形成し、このカラー1
6に上記伝熱管2を挿通せしめている。また、このカラ
ー16は、バーリング加工により、上記ワッフルフィン
1の他方の側面1dから一方の側面1c側に突出するよ
うに形成されている。
【0037】従って、上記第1のワッフルフィン1と第
2のワッフルフィン1とを、上記各カラー16,16を
同方向に向けた状態において比較すると、これら両者は
上記座15及びカラー16部分を除いて、裏返しの形態
を有し、第1のワッフルフィン1における山部13と谷
部14が、第2のワッフルフィン1における谷部14と
山部13に、それぞれ対応している。
【0038】以上のように形成された上記第1のワッフ
ルフィン1と第2のワッフルフィン1とを、それぞれ上
記カラー16を同一方向に向けた状態で、相互に所定間
隔をもって交互に対向配置することで、図1に示すよう
に、隣り合う一対のワッフルフィン1,1間において、
その一方のワッフルフィン1の山部13と他方のワッフ
ルフィン1の谷部14と、一方のワッフルフィン1の谷
部14と他方のワッフルフィン1の山部13とが、それ
ぞれ対応した状態で列設された複数枚のワッフルフィン
1,1,・・からなるフィン列を備えた熱交換器Z1
構成されるものである。
【0039】従って、上記各ワッフルフィン1,1,・
・の間にそれぞれ形成される通風路3,3,・・は、そ
の前後両端がそれぞれ平行通路部3a,3aとされると
ともに、これらの中間部位が拡大通風路3bと縮小通風
路3cとが交互に連続した形態とされる。尚、上記第1
のワッフルフィン1と第2のワッフルフィン1の形状の
相違に対応して、上記通風路3,3,・・としては、上
記平行通路部3aの直下流側に拡大通風路3bが連続す
る形態のものと、上記平行通路部3aの直下流側に縮小
通風路3cが連続する形態のものとの二種類が存在し、
これら二種類の通風路3,3,・・が伝熱管2の軸方向
に交互に並ぶことになる。
【0040】また、この実施形態のものにおいては、上
記隣り合う一対のワッフルフィン1,1の前縁側平坦部
11,11間の間隔S(即ち、上記平行通路部3aの幅
寸法)を全ての通風路3,3,・・において同一に設定
している。
【0041】以上の如く構成された熱交換器Z1におい
ては、次のような作用効果が得られる。
【0042】上記複数枚のワッフルフィン1,1,・・
を、対向方向に隣り合う一方のワッフルフィン1の山部
13と谷部14が他方のワッフルフィン1の谷部14と
山部13にそれぞれ対応するように順次配置して、これ
ら各ワッフルフィン1,1,・・の間に形成される上記
各通風路3,3,・・を、冷却風Aの流通方向において
その断面積が拡大する拡大通風路3bと断面積が縮小す
る縮小通風路3cとが交互に連続するように構成してい
るので、該通風路3内を冷却風Aが流れる際、該冷却風
Aは上記各拡大通風路3b,3b,・・と各縮小通風路
3c,3c,・・を順次通過する間に膨張作用と収縮作
用とを受ける。従って、上記ワッフルフィン1,1,・
・の表面においては冷却風Aの温度及び流速の境界層の
発達が可及的に抑制され、その結果、該各ワッフルフィ
ン1,1,・・における伝熱性能が高められることにな
る。尚、かかる効果は、特にこの熱交換器Z1を空気調
和機の室外機として利用し且つこれが凝縮器として機能
する場合に顕著となる。
【0043】また、特に上記熱交換器Z1が空気調和機
の室外機として利用され且つこれが蒸発器として機能す
る場合には高い排水性が得られ、その結果、高い伝熱性
能(即ち、蒸発性能)が確保されることになる。即ち、
熱交換器Z1が室外機として利用され且つ蒸発器として
機能する場合には、上記ワッフルフィン1,1,・・の
表面には除霜により生じた融解水が付着するが、かかる
融解水は該ワッフルフィン1の表面を伝って重力により
流下排出される。この場合、この実施形態のものにおい
ては、上記通風路3が拡大通風路3bと縮小通風路3c
とが交互に連続する構成とされ、該通風路3内における
冷却風Aの流速は、上記拡大通風路3bに対応する領域
では低く、上記縮小通風路3cに対応する領域では高く
なる。従って、上記ワッフルフィン1の表面に生じた融
解水は、冷却風Aの流れによりその流速の低い上記各拡
大通風路3b,3b,・・側に集中され、且つ集中した
状態において重力により流下排出されるので、例えば従
来のように上記融解水の集中作用が働かない場合に比し
て、融解水の排水性能が向上し、それだけ熱交換器の伝
熱性能が向上するものである。
【0044】さらに、このように融解水が通風路3の拡
大通風路3b,3b,・・に集中するとしても、この拡
大通風路3b,3b,・・は縮小通風路3c,3c,・
・に比してその通路断面積が大きいことから、融解水の
付着が通風路3全体としての通風抵抗に影響を与えるこ
とがほとんどなく、ワッフルフィン1の表面における融
解水の連続にかかわらず、良好な伝熱性能が確保される
ことになる。尚、この場合、この実施形態のように、上
記ワッフルフィン1の上記山部13及び谷部14を折曲
した断面形状とすることで、融解水の上記拡大通風路3
bへの集中作用がより顕著となり、融解水の排水性能よ
り一層向上することになる。
【0045】一方、この実施形態のものにおいては、上
記各ワッフルフィン1,1,・・の前縁1a側と後縁1
b側の双方に、冷却風Aの流通方向に対して略平行な上
記前縁側平坦部11及び後縁側平坦部12をそれぞれ設
けて、上記各通風路3,3,・・の上流端と下流端の双
方に冷却風Aの流通方向に略平行に延びる上記平行通路
部3a,3aを形成しているので、上記各通風路3,
3,・・に流入する冷却風Aは上記前縁側平坦部11に
より整流された状態で該通風路3に流入し、また該通風
路3,3,・・から後方へ吹き出される冷却風Aは上記
後縁側平坦部12により整流されて吹き出される。従っ
て、例えばこれら前縁側平坦部11あるいは後縁側平坦
部12が設けられていない場合に比して、上記各通風路
3,3,・・を流通する冷却風Aの流動抵抗が低減さ
れ、延いては上記各ワッフルフィン1,1,・・におけ
る伝熱作用が促進されることになる。
【0046】また、この実施形態のものにおいては、上
述のように、隣り合う上記一対のワッフルフィン1,1
の上記前縁側平坦部11,11の対向間隔S,Sを略同
一に設定しているので、上記各通風路3,3,・・のそ
れぞれにおける冷却風Aの流量が可及的に均一化され、
冷却風Aの偏流が防止されることで、より高い伝熱性能
の確保が可能となるものである。
【0047】第2の実施形態 図2には、本願の請求項1,2,4及び5に記載の発明
が適用された第2の実施形態にかかかるワッフルフィン
付き熱交換器Z2を示している。この熱交換器Z2は、上
記第1の実施形態にかかる熱交換器Z1と略同一の構成
をもつものであって、該第1の実施形態における熱交換
器Z1と異なる点は、該熱交換器Z1においては上記各ワ
ッフルフィン1,1,・・の前縁側平坦部11,11,
・・間の対向間隔Sを全て同一に設定していたのに対し
て、この第2の実施形態にかかる熱交換器Z2において
は、この対向間隔を通風路3,3,・・の通路構成に対
応させて異ならせた点である。
【0048】即ち、この実施形態にかかる熱交換器Z2
においては、隣り合う上記一対のワッフルフィン1,1
の上記前縁側平坦部11,11の対向間隔を、上記平行
通路部3aの直下流に上記拡大通風路3bが連続してい
る通風路3における上記対向間隔S1が、上記平行通路
部3aの直下流に上記縮小通風路3cが連続している通
風路3における上記対向間隔S2よりも大きくなるよう
に設定している。
【0049】かかる構成とすることで、直下流に流通抵
抗の低い上記拡大通風路3bが連続している構成の通風
路3においては、直下流に流通抵抗の高い縮小通風路3
cが連続している構成の通風路3よりも冷却風Aの入口
における断面積が大きくなる。この結果、上記各対向間
隔S1,S2の設定に際して、上記拡大通風路3bと縮小
通風路3cとの間における流通抵抗の差を考慮すること
で、冷却風入口直後の流通抵抗に差がある構成の熱交換
器Z2であるにも拘わらず、上記各通風路3,3,・・
間における冷却風Aの流量の均一化を図ることが可能と
なり、それだけ伝熱性能のより一層の向上が図れること
になる。
【0050】尚、この実施形態における熱交換器Z2
おいても、上記の如き特有の作用効果の他に、上記第1
の実施形態における熱交換器Z1と同様の作用効果が奏
せられることは勿論である。
【0051】第3の実施形態 図3には、本願の請求項1,2,3及び5に記載の発明
が適用された第3の実施形態にかかかるワッフルフィン
付き熱交換器Z3を示している。この熱交換器Z3は、上
記第1の実施形態にかかる上記熱交換器Z1がその各ワ
ッフルフィン1,1,・・の山部13と谷部14を共に
折曲形状としていたのに対して、この実施形態にかかる
熱交換器Z3においては上記各ワッフルフィン1,1,
・・における上記山部13と谷部14を共に湾曲した断
面形状としており、かかる点においてのみ上記第1の実
施形態における熱交換器Z1と異なる。
【0052】従って、この第3の実施形態における熱交
換器Z3においては、上記第1の実施形態における上記
熱交換器Z1と同様の作用効果が得られるのに加えて、
次のような特有の作用効果が奏せられるものである。
【0053】即ち、この熱交換器Z3においては、上記
各ワッフルフィン1,1,・・における上記山部13と
谷部14を共に湾曲した断面形状とすることで、例えば
上記ワッフルフィン1の上記山部13及び谷部14を折
曲形状とする場合に比して、該ワッフルフィン1の形状
抵抗が少なくなることから、上記通風路3における冷却
風Aの流通がスムーズとなり、より一層の伝熱性能の促
進が可能となるものである。
【0054】尚、この実施形態の熱交換器Z3において
も、上記第2の実施形態にかかる熱交換器Z2と同様
に、隣り合う一対のワッフルフィン1,1の前縁側平坦
部11,11間の対向間隔を、これに連続する拡大通風
路3bあるいは縮小通風路3cに応じて異なる寸法とす
ることも可能なことは勿論である。
【0055】第4の実施形態 図4には、本願の請求項1,2,3,5及び7に記載の
発明が適用された第4の実施形態にかかかるワッフルフ
ィン付き熱交換器Z4を示している。この熱交換器Z
4は、上記第1〜第3の各実施形態にかかる熱交換器Z1
〜Z3が共に伝熱管2を単列配置した構成のものにおい
て、上記各ワッフルフィン1,1,・・を異なる形状の
二種類のプレス型を用いて成形することを前提とした構
成であったのに対して、この第4の実施形態にかかる熱
交換器Z4は、伝熱管2を単列配置した構成のものにお
いて上記各ワッフルフィン1,1,・・を単一のプレス
型を用いて成形することを前提とした構成である。
【0056】即ち、この実施形態においては同一形状に
成形された複数枚のワッフルフィン1,1,・・を、そ
の対向配置に際して、交互に180°づつ平面上におい
て回転させて使用するものであり、このため、上記ワッ
フルフィン1を、その幅方向における中心点Pを中心と
する点対称の断面形状を有する如く構成するとともに、
上記中心点Pを通りフィン厚さ方向に延びるフィン中心
線L1上に上記伝熱管2を取り付けるようにしている。
【0057】かかる構成とすることで、上記ワッフルフ
ィン1に設けられるカラー16の形成方向がプレス成形
方向に対応して一議的に決定されるにも拘わらず、かか
る同一構成のワッフルフィン1,1,・・を使用して上
述の如く拡大通風路3bと縮小通風路3cとが交互に連
続する構成の通風路3を形成することができるものであ
る。従って、例えば隣り合う一対のワッフルフィン1,
1の一方と他方とをそれぞれ専用のプレス型を用いて成
形する場合に比して、製造コストの低廉化が図れるもの
である。
【0058】第5の実施形態 図5には、本願の請求項1,2,3,5及び8に記載の
発明が適用された第5の実施形態にかかかるワッフルフ
ィン付き熱交換器Z5を示している。この熱交換器Z
5は、上記第4の実施形態にかかる熱交換器Z4が伝熱管
2を単列配置したものにおいて上記各ワッフルフィン
1,1,・・を単一のプレス型を用いて成形できること
を前提とした構成であったのに対して、この第5に実施
形態にかかる熱交換器Z5は伝熱管2をフィン板幅方向
に二列に配置したものにおいて上記各ワッフルフィン
1,1,・・を単一のプレス型を用いて成形できること
を前提としたものである。
【0059】即ち、この実施形態にかかる熱交換器Z5
においては、上記各ワッフルフィン1,1,・・を、そ
の幅方向における中心点Pを中心とする点対称の断面形
状を有する折曲構造とするとともに、上記中心点Pを通
りフィン厚さ方向に延びるフィン中心線L1に対して線
対称の位置に上記各伝熱管2,2をそれぞれ取り付けて
構成されている。
【0060】上記各ワッフルフィン1,1,・・をかか
る構成とすることで、同一形状の上記ワッフルフィン
1,1,・・をその平面方向において順次180°づつ
回転させた状態で対向配置することで、上述の如く隣り
合う一対のワッフルフィン1,1における一方のワッフ
ルフィン1の山部13と他方のワッフルフィン1の谷部
14と、一方のワッフルフィン1の谷部14と他方のワ
ッフルフィン1の山部13とを、それぞれ対応させて上
記拡大通風路3b,3b,・・と縮小通風路3c,3
c,・・とが交互に連続する通風路3をもち且つ伝熱管
2を複列配置した熱交換器Z5を得ることができるもの
である。従って、例えば隣り合う一対のワッフルフィン
1,1の一方と他方とをそれぞれ専用のプレス型を用い
て成形する場合に比して、製造コストの低廉化が図れる
ものである。
【0061】第6の実施形態 図6には、本願の請求項1,2,3,5及び8に記載の
発明が適用された第6の実施形態にかかかるワッフルフ
ィン付き熱交換器Z6を示している。この熱交換器Z
6は、上記第5の上述にかかる熱交換器Z5と同様に、伝
熱管2をフィン板幅方向に二列に配置したものにおいて
上記各ワッフルフィン1,1,・・を単一のプレス型を
用いて成形できることを前提としたものである。そし
て、この熱交換器Z6が上記第5の実施形態にかかる熱
交換器Z5と異なる点は、上記各ワッフルフィン1,
1,・・における上記中心点Pに対応する部分を平坦部
17とし、上記通風路3における上記平坦部17に対応
する部分を平行通路部3aとした点である。
【0062】この実施形態における熱交換器Z6におい
ても、上記第5の実施形態にかかる熱交換器Z5と同様
の作用効果が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施形態にかかるワッフルフ
ィン付き熱交換器の断面図である。
【図2】本願発明の第2の実施形態にかかるワッフルフ
ィン付き熱交換器の断面図である。
【図3】本願発明の第3の実施形態にかかるワッフルフ
ィン付き熱交換器の断面図である。
【図4】本願発明の第4の実施形態にかかるワッフルフ
ィン付き熱交換器の断面図である。
【図5】本願発明の第5の実施形態にかかるワッフルフ
ィン付き熱交換器の断面図である。
【図6】本願発明の第6の実施形態にかかるワッフルフ
ィン付き熱交換器の断面図である。
【図7】従来のワッフルフィン付き熱交換器の断面図で
ある。
【符号の説明】 1はワッフルフィン、1aはフィンの前縁、1bはフィ
ンの後縁、2は伝熱管、3は通風路、3aは平行通路
部、3bは拡大通風路、3cは縮小通風路、11は前縁
側平坦部、12は後縁側平坦部、13は山部、14は谷
部、15は座、16はカラー、17は平坦部、L1〜L3
はフィン中心線、Aは冷却風である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板厚方向に交互に折曲されて山部(1
    3)と谷部(14)とが板幅方向に交互に連続する複数
    枚のワッフルフィン(1),(1),・・を所定間隔を
    もって順次対向配置してこれら各ワッフルフィン
    (1),(1),・・相互間の対向隙間を通風路
    (3),(3),・・とするとともに、該各ワッフルフ
    ィン(1),(1),・・を板厚方向に貫通して伝熱管
    (2),(2),・・を取り付け、上記各通風路
    (3),(3),・・内を、上記ワッフルフィン(1)
    の板幅方向一端の前縁(1a)側から他端の後縁(1
    b)側に向けて冷却風(A)を流通させるようにしたワ
    ッフルフィン付き熱交換器であって、 上記複数枚のワッフルフィン(1),(1),・・を、
    対向方向に隣り合う一方のワッフルフィン(1)の山部
    (13)と谷部(14)が他方のワッフルフィン(1)
    の谷部(14)と山部(13)にそれぞれ対応するよう
    に順次配置して、これら各ワッフルフィン(1),
    (1),・・の間に形成される上記各通風路(3),
    (3),・・を、冷却風(A)の流通方向においてその
    断面積が拡大する拡大通風路(3b)と断面積が縮小す
    る縮小通風路(3c)とが交互に連続する構成としたこ
    とを特徴とするワッフルフィン付き熱交換器。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記各ワッフルフィン(1),(1),・・の前縁(1
    a)側と後縁(1b)側の双方、又はこれら両者のいず
    れか一方に、冷却風(A)の流通方向に対して略平行な
    前縁側平坦部(11)及び後縁側平坦部(12)、又は
    該前縁側平坦部(11)と後縁側平坦部(12)のいず
    れか一方を設けることで、上記通風路(3),(3),
    ・・の上流端と下流端、又は上流端と下流端のいずれか
    一方に冷却風(A)の流通方向に略平行に延びる平行通
    路部(3a),(3a)が形成されていることを特徴と
    するワッフルフィン付き熱交換器。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 少なくとも上記前縁側平坦部(11)が設けられたもの
    で、隣り合う上記一対のワッフルフィン(1),(1)
    の上記前縁側平坦部(11),(11)の対向間隔
    (S),(S)が略同一に設定されていることを特徴と
    するワッフルフィン付き熱交換器。
  4. 【請求項4】 請求項2において、 少なくとも上記前縁側平坦部(11)が設けられたもの
    で、隣り合う上記一対のワッフルフィン(1),(1)
    の上記前縁側平坦部(11),(11)の対向間隔(S
    1),(S2)を、上記平行通路部(3a)の直下流に上
    記拡大通風路(3b)が連続している通風路(3)にお
    ける上記対向間隔(S1)が、上記平行通路部(3a)
    の直下流に上記縮小通風路(3c)が連続している通風
    路(3)における上記対向間隔(S2)よりも大きくな
    るように設定したことを特徴とするワッフルフィン付き
    熱交換器。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3又は4において、 上記各ワッフルフィン(1),(1),・・の上記山部
    (13)及び谷部(14)が折曲した断面形状を有して
    いることを特徴とするワッフルフィン付き熱交換器。
  6. 【請求項6】 請求項1,2,3又は4において、 上記各ワッフルフィン(1),(1),・・の上記山部
    (13)及び谷部(14)が湾曲した断面形状を有して
    いることを特徴とするワッフルフィン付き熱交換器。
  7. 【請求項7】 請求項1,2,3,4,5又は6におい
    て、 上記各ワッフルフィン(1),(1),・・が、その幅
    方向における中心点(P)を中心とする点対称の断面形
    状を有しているとともに、 上記中心点(P)を通りフィン厚さ方向に延びるフィン
    中心線(L1)上に上記伝熱管(2)が取り付けられて
    いることを特徴とするワッフルフィン付き熱交換器。
  8. 【請求項8】 請求項1,2,3,4,5又は6におい
    て、 上記各ワッフルフィン(1),(1),・・が、その幅
    方向における中心点(P)を中心とする点対称の断面形
    状を有しているとともに、 上記中心点(P)を通りフィン厚さ方向に延びるフィン
    中心線(L1)に対して線対称の位置に複数の上記伝熱
    管(2),(2)が取り付けられていることを特徴とす
    るワッフルフィン付き熱交換器。
JP34483297A 1997-12-15 1997-12-15 ワッフルフィン付き熱交換器 Pending JPH11173786A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34483297A JPH11173786A (ja) 1997-12-15 1997-12-15 ワッフルフィン付き熱交換器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34483297A JPH11173786A (ja) 1997-12-15 1997-12-15 ワッフルフィン付き熱交換器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11173786A true JPH11173786A (ja) 1999-07-02

Family

ID=18372327

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34483297A Pending JPH11173786A (ja) 1997-12-15 1997-12-15 ワッフルフィン付き熱交換器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11173786A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040022672A (ko) * 2002-09-09 2004-03-16 엘지전자 주식회사 냉장고의 응축기
JP2008180468A (ja) * 2007-01-25 2008-08-07 Univ Of Tokyo 熱交換器
JP2011190966A (ja) * 2010-03-12 2011-09-29 Denso Corp 熱交換器
CN103791661A (zh) * 2012-10-31 2014-05-14 松下电器产业株式会社 翅片管热交换器
JP2015518148A (ja) * 2012-04-12 2015-06-25 ウエスチングハウス・エレクトリック・カンパニー・エルエルシー 原子力発電所用受動的格納容器空気冷却

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040022672A (ko) * 2002-09-09 2004-03-16 엘지전자 주식회사 냉장고의 응축기
JP2008180468A (ja) * 2007-01-25 2008-08-07 Univ Of Tokyo 熱交換器
JP2011190966A (ja) * 2010-03-12 2011-09-29 Denso Corp 熱交換器
JP2015518148A (ja) * 2012-04-12 2015-06-25 ウエスチングハウス・エレクトリック・カンパニー・エルエルシー 原子力発電所用受動的格納容器空気冷却
CN103791661A (zh) * 2012-10-31 2014-05-14 松下电器产业株式会社 翅片管热交换器
CN103791661B (zh) * 2012-10-31 2017-07-28 松下电器产业株式会社 翅片管热交换器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4300508B2 (ja) 熱交換器用プレートフィンおよび熱交換器コア
US4756362A (en) Heat exchanger
JP2960883B2 (ja) フィンチューブ型熱交換器
JP5958744B2 (ja) フィンチューブ熱交換器
US6435268B1 (en) Evaporator with improved condensate drainage
WO2005073655A1 (ja) 熱交換器及びこれを含む空調装置
JPH11173786A (ja) ワッフルフィン付き熱交換器
JPH05322478A (ja) 熱交換器
JP2568968Y2 (ja) 熱交換器
JP2624336B2 (ja) フィン付熱交換器
JP3358355B2 (ja) クロスフィン熱交換器
JP4004335B2 (ja) 熱交換器
JP2002318088A (ja) 熱交換器及び空気調和機
JP2002031434A (ja) 空気調和機の熱交換器
JP3211728B2 (ja) クロスフィン熱交換器
JPH11201675A (ja) ワッフルフィン型熱交換器
JP2004036938A (ja) 熱交換器およびその熱交換器を備えた空気調和機
JPH0996473A (ja) 熱交換器
JP2730649B2 (ja) 熱交換器
JP2588114Y2 (ja) 自動車用熱交換器
JPH10253278A (ja) フィン付熱交換器
JPH0886581A (ja) クロスフィンチューブ形熱交換器
JPH07260382A (ja) 熱交換器
JPS58158494A (ja) フイン付チユ−ブ形熱交換器
JPH10185477A (ja) 伝熱フィン