JPH11173524A - 流動床式燃焼炉および炉内における層温度制御方法 - Google Patents
流動床式燃焼炉および炉内における層温度制御方法Info
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- JPH11173524A JPH11173524A JP34045197A JP34045197A JPH11173524A JP H11173524 A JPH11173524 A JP H11173524A JP 34045197 A JP34045197 A JP 34045197A JP 34045197 A JP34045197 A JP 34045197A JP H11173524 A JPH11173524 A JP H11173524A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】二次燃焼室内の温度を低下させることなく燃焼
室内の層温度を制御し得る制御方法を提供する。 【解決手段】流動媒体により流動層が形成される燃焼室
２およびこの燃焼室２の上方位置に二次燃焼空気が供給
される二次燃焼室３を有する炉本体４と、上記燃焼室２
の底部から取り出された層材から分離された流動媒体を
貯留する貯留槽１０とを有する流動床式燃焼炉１におい
て、貯留槽１０内の流動媒体を冷却装置１１により冷却
するとともに、この冷却された流動媒体を燃焼室２に供
給することにより、燃焼室２内の層材の温度を調節す
る。
室内の層温度を制御し得る制御方法を提供する。 【解決手段】流動媒体により流動層が形成される燃焼室
２およびこの燃焼室２の上方位置に二次燃焼空気が供給
される二次燃焼室３を有する炉本体４と、上記燃焼室２
の底部から取り出された層材から分離された流動媒体を
貯留する貯留槽１０とを有する流動床式燃焼炉１におい
て、貯留槽１０内の流動媒体を冷却装置１１により冷却
するとともに、この冷却された流動媒体を燃焼室２に供
給することにより、燃焼室２内の層材の温度を調節す
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、流動床式燃焼炉お
よび炉内の層温度制御方法に関するものである。
よび炉内の層温度制御方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】産業廃棄物などの燃焼炉として、砂など
の流動媒体を使用した流動床式のものがある。
の流動媒体を使用した流動床式のものがある。
【０００３】この流動床式燃焼炉においては、図３に示
すように、炉本体５１の燃焼室５２内では、流動媒体が
充填されて流動床（以下、流動層という）が形成され、
そして燃焼室５２の底部から流動媒体および不燃物等か
らなる層材が層材取出装置５３により取り出された後、
分級装置５４により、流動媒体Ａと不燃物等Ｂとに分離
され、流動媒体Ａだけが、再度、コンベヤ装置５５およ
び分岐装置５６を介して燃焼室５２に循環供給されるよ
うにしている。なお、図３中、５７は流動媒体Ａを予め
貯留するとともに、コンベヤ装置５５により搬送されて
きた流動媒体Ａを貯留しておく貯留槽であり、流動媒体
の補充、または層高の調節などに利用される。
すように、炉本体５１の燃焼室５２内では、流動媒体が
充填されて流動床（以下、流動層という）が形成され、
そして燃焼室５２の底部から流動媒体および不燃物等か
らなる層材が層材取出装置５３により取り出された後、
分級装置５４により、流動媒体Ａと不燃物等Ｂとに分離
され、流動媒体Ａだけが、再度、コンベヤ装置５５およ
び分岐装置５６を介して燃焼室５２に循環供給されるよ
うにしている。なお、図３中、５７は流動媒体Ａを予め
貯留するとともに、コンベヤ装置５５により搬送されて
きた流動媒体Ａを貯留しておく貯留槽であり、流動媒体
の補充、または層高の調節などに利用される。
【０００４】ところで、この流動床式燃焼炉において
は、燃焼室５２内での燃焼を緩慢に行わせる必要がある
ため、層温度を抑制するのに、冷却水が噴射されてい
た。
は、燃焼室５２内での燃焼を緩慢に行わせる必要がある
ため、層温度を抑制するのに、冷却水が噴射されてい
た。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】このように、層温度を
抑制する際に、燃焼室５２内に冷却水が噴射されると、
炉本体５１内の燃焼室５２上方に形成された二次燃焼室
５８の温度が低下するという問題があった。なお、二次
燃焼室５８での温度は、ダイオキシンの生成を抑制する
上でも、８５０℃以上での燃焼が好ましい。
抑制する際に、燃焼室５２内に冷却水が噴射されると、
炉本体５１内の燃焼室５２上方に形成された二次燃焼室
５８の温度が低下するという問題があった。なお、二次
燃焼室５８での温度は、ダイオキシンの生成を抑制する
上でも、８５０℃以上での燃焼が好ましい。
【０００６】そこで、本発明は、二次燃焼室内の温度を
低下させることなく燃焼室内の層温度を制御し得る流動
床式燃焼炉および炉内における層温度制御方法を提供す
ることを目的とする。
低下させることなく燃焼室内の層温度を制御し得る流動
床式燃焼炉および炉内における層温度制御方法を提供す
ることを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項１に係る流動床式燃焼炉は、流動媒
体により流動層が形成される燃焼室およびこの燃焼室の
上方位置に二次燃焼空気が供給される二次燃焼室を有す
る炉本体と、上記燃焼室の底部から取り出された層材か
ら分離された流動媒体を貯留する貯留槽と、この貯留槽
内の流動媒体を冷却させる冷却装置と、この貯留槽内の
流動媒体を上記燃焼室内に供給する供給手段とから構成
したものである。
に、本発明の請求項１に係る流動床式燃焼炉は、流動媒
体により流動層が形成される燃焼室およびこの燃焼室の
上方位置に二次燃焼空気が供給される二次燃焼室を有す
る炉本体と、上記燃焼室の底部から取り出された層材か
ら分離された流動媒体を貯留する貯留槽と、この貯留槽
内の流動媒体を冷却させる冷却装置と、この貯留槽内の
流動媒体を上記燃焼室内に供給する供給手段とから構成
したものである。
【０００８】また、本発明の請求項２係る流動床式燃焼
炉は、流動媒体により流動層が形成される燃焼室および
この燃焼室の上方位置に二次燃焼空気が供給される二次
燃焼室を有する炉本体と、上記燃焼室の底部から取り出
された層材から分離された流動媒体を貯留する貯留槽
と、二次燃焼空気を上記貯留槽内に導き流動媒体を冷却
させた後、二次燃焼空気供給管を介して上記二次燃焼室
に供給するように構成したものである。
炉は、流動媒体により流動層が形成される燃焼室および
この燃焼室の上方位置に二次燃焼空気が供給される二次
燃焼室を有する炉本体と、上記燃焼室の底部から取り出
された層材から分離された流動媒体を貯留する貯留槽
と、二次燃焼空気を上記貯留槽内に導き流動媒体を冷却
させた後、二次燃焼空気供給管を介して上記二次燃焼室
に供給するように構成したものである。
【０００９】さらに、本発明の請求項３に係る流動床式
燃焼炉内における層温度制御方法は、流動媒体により流
動層が形成される燃焼室およびこの燃焼室の上方位置に
二次燃焼空気が供給される二次燃焼室を有する炉本体
と、上記燃焼室の底部から取り出された層材から分離さ
れた流動媒体を貯留する貯留槽とを有する流動床式燃焼
炉において、貯留槽内の流動媒体を冷却装置により冷却
するとともに、この冷却された流動媒体を燃焼室に供給
する方法である。
燃焼炉内における層温度制御方法は、流動媒体により流
動層が形成される燃焼室およびこの燃焼室の上方位置に
二次燃焼空気が供給される二次燃焼室を有する炉本体
と、上記燃焼室の底部から取り出された層材から分離さ
れた流動媒体を貯留する貯留槽とを有する流動床式燃焼
炉において、貯留槽内の流動媒体を冷却装置により冷却
するとともに、この冷却された流動媒体を燃焼室に供給
する方法である。
【００１０】また、本発明の請求項４に係る流動床式燃
焼炉内における層温度制御方法は、流動媒体により流動
層が形成される燃焼室およびこの燃焼室の上方位置に二
次燃焼空気が供給される二次燃焼室を有する炉本体と、
上記燃焼室の底部から取り出された層材から分離された
流動媒体を貯留する貯留槽とを有する流動床式燃焼炉に
おいて、貯留槽内の流動媒体を、二次燃焼室に供給する
二次燃焼空気により冷却するとともに、この冷却された
流動媒体を燃焼室に供給する方法である。
焼炉内における層温度制御方法は、流動媒体により流動
層が形成される燃焼室およびこの燃焼室の上方位置に二
次燃焼空気が供給される二次燃焼室を有する炉本体と、
上記燃焼室の底部から取り出された層材から分離された
流動媒体を貯留する貯留槽とを有する流動床式燃焼炉に
おいて、貯留槽内の流動媒体を、二次燃焼室に供給する
二次燃焼空気により冷却するとともに、この冷却された
流動媒体を燃焼室に供給する方法である。
【００１１】上記各流動床式燃焼炉および炉内における
層温度制御方法によると、燃焼室内に循環供給する流動
媒体を冷却するとともに、この冷却された流動媒体を燃
焼室内に供給するようにしたので、冷却水を使用するこ
と無く、燃焼室内の層温度を調節することができる。
層温度制御方法によると、燃焼室内に循環供給する流動
媒体を冷却するとともに、この冷却された流動媒体を燃
焼室内に供給するようにしたので、冷却水を使用するこ
と無く、燃焼室内の層温度を調節することができる。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第１の実施の形態
における流動床式燃焼炉および炉内における層温度制御
方法を、図面に基づき説明する。
における流動床式燃焼炉および炉内における層温度制御
方法を、図面に基づき説明する。
【００１３】まず、流動床式燃焼炉の概略構成を、図１
に基づき説明する。この流動床式燃焼炉１は、流動媒体
（例えば、珪砂が使用される）が所定層高でもって充填
されて流動床（流動層）が形成される燃焼室２およびこ
の燃焼室２の上方に連通して形成された二次燃焼室３を
有する炉本体４と、この燃焼室２の底部すなわち炉本体
４の底部から流動媒体および不燃物等からなる層材を定
量づつ取り出す層材取出装置５と、この層材取出装置５
により取り出された層材Ｓを、流動媒体Ａと不燃物等Ｂ
とに分離する分離装置（具体的には、分級装置が使用さ
れる）６と、この分離装置６により分離された流動媒体
Ａを炉本体４の流動媒体投入口４ａ側の上方位置に導く
ためのコンベヤ装置（搬送装置の一例）７と、内部に切
替板(図示せず)を有して上記コンベヤ装置７により導か
れた流動媒体Ａを２つの経路すなわち一方の排出口８ａ
および他方の排出口８ｂのいずれかに分岐させる分岐装
置８と、この分岐装置８の一方の排出口８ａから排出さ
れた流動媒体Ａを炉本体４の流動媒体投入口４ａに直接
循環供給するための流動媒体循環管９と、上記分岐装置
８の他方の排出口８ｂから排出された流動媒体Ａを貯留
するための貯留槽１０と、この貯留槽１０側に設けられ
て槽内の流動媒体Ａを冷却する冷却装置１１と、上記貯
留槽１０内の冷却された流動媒体Ａを炉本体４内に供給
するための流動媒体供給管（供給手段の一例）１２とか
ら構成されている。
に基づき説明する。この流動床式燃焼炉１は、流動媒体
（例えば、珪砂が使用される）が所定層高でもって充填
されて流動床（流動層）が形成される燃焼室２およびこ
の燃焼室２の上方に連通して形成された二次燃焼室３を
有する炉本体４と、この燃焼室２の底部すなわち炉本体
４の底部から流動媒体および不燃物等からなる層材を定
量づつ取り出す層材取出装置５と、この層材取出装置５
により取り出された層材Ｓを、流動媒体Ａと不燃物等Ｂ
とに分離する分離装置（具体的には、分級装置が使用さ
れる）６と、この分離装置６により分離された流動媒体
Ａを炉本体４の流動媒体投入口４ａ側の上方位置に導く
ためのコンベヤ装置（搬送装置の一例）７と、内部に切
替板(図示せず)を有して上記コンベヤ装置７により導か
れた流動媒体Ａを２つの経路すなわち一方の排出口８ａ
および他方の排出口８ｂのいずれかに分岐させる分岐装
置８と、この分岐装置８の一方の排出口８ａから排出さ
れた流動媒体Ａを炉本体４の流動媒体投入口４ａに直接
循環供給するための流動媒体循環管９と、上記分岐装置
８の他方の排出口８ｂから排出された流動媒体Ａを貯留
するための貯留槽１０と、この貯留槽１０側に設けられ
て槽内の流動媒体Ａを冷却する冷却装置１１と、上記貯
留槽１０内の冷却された流動媒体Ａを炉本体４内に供給
するための流動媒体供給管（供給手段の一例）１２とか
ら構成されている。
【００１４】上記冷却装置１１は、貯留槽１０内の下部
に挿通配置された冷却管２１と、貯留槽１０の外部に配
置されてこの冷却管２１内に、循環配管２２を介して冷
水を循環供給するためのクーリングタワー（冷却塔）２
３とから構成されている。
に挿通配置された冷却管２１と、貯留槽１０の外部に配
置されてこの冷却管２１内に、循環配管２２を介して冷
水を循環供給するためのクーリングタワー（冷却塔）２
３とから構成されている。
【００１５】次に、流動床式燃焼炉の燃焼室内における
層温度制御方法について説明する。燃焼時（焼却時）に
おいては、炉本体４の廃棄物投入口４ｂから廃棄物が燃
焼室２内に投入されて、燃焼空気により流動化された層
材上で燃焼される。
層温度制御方法について説明する。燃焼時（焼却時）に
おいては、炉本体４の廃棄物投入口４ｂから廃棄物が燃
焼室２内に投入されて、燃焼空気により流動化された層
材上で燃焼される。
【００１６】そして、この燃焼室２内の層材は、層材取
出装置５により定量づつ取り出された後、分離装置６に
より、流動媒体Ａと不燃物等Ｂとに分離（分級）され
る。この内、流動媒体Ａはコンベヤ装置７を介して上方
に導かれ、分岐装置８の他方の排出口８ｂから貯留槽１
０内に貯留され、ここで貯留槽１０内に配置された冷却
管２１内を流れる冷水により、所定温度以下となるよう
に冷却される。
出装置５により定量づつ取り出された後、分離装置６に
より、流動媒体Ａと不燃物等Ｂとに分離（分級）され
る。この内、流動媒体Ａはコンベヤ装置７を介して上方
に導かれ、分岐装置８の他方の排出口８ｂから貯留槽１
０内に貯留され、ここで貯留槽１０内に配置された冷却
管２１内を流れる冷水により、所定温度以下となるよう
に冷却される。
【００１７】そして、この冷却された流動媒体Ａが、流
動媒体供給管１２を介して炉本体４の燃焼室２内に供給
されて層材の温度が調節（制御）される。なお、この冷
却された流動媒体Ａの供給量は、燃焼室２内の層温度に
応じて決定される。勿論、層材の温度が所定範囲内の温
度であって、冷却された流動媒体Ａを供給する必要がな
い場合には、分岐装置８の切替板が作動させられて一方
の排出口８ａから流動媒体Ａが直接炉本体４内に供給さ
れる。
動媒体供給管１２を介して炉本体４の燃焼室２内に供給
されて層材の温度が調節（制御）される。なお、この冷
却された流動媒体Ａの供給量は、燃焼室２内の層温度に
応じて決定される。勿論、層材の温度が所定範囲内の温
度であって、冷却された流動媒体Ａを供給する必要がな
い場合には、分岐装置８の切替板が作動させられて一方
の排出口８ａから流動媒体Ａが直接炉本体４内に供給さ
れる。
【００１８】このように、燃焼室２内に循環供給される
流動媒体Ａを冷却することにより、燃焼室２内の層温度
を制御するようにしたので、燃焼室２内に直接冷却水を
噴射させる場合に比べて、二次燃焼室での温度の低下を
防止することができる。
流動媒体Ａを冷却することにより、燃焼室２内の層温度
を制御するようにしたので、燃焼室２内に直接冷却水を
噴射させる場合に比べて、二次燃焼室での温度の低下を
防止することができる。
【００１９】次に、本発明の第２の実施の形態における
流動床式燃焼炉および炉内における層温度制御方法を、
図２に基づき説明する。上記第１の実施の形態と異なる
箇所は、貯留槽内における流動媒体の冷却の仕方にある
ため、本説明においては、この部分に着目して説明する
とともに、第１の実施の形態と同一部品には、同一番号
を付して、その説明を省略する。
流動床式燃焼炉および炉内における層温度制御方法を、
図２に基づき説明する。上記第１の実施の形態と異なる
箇所は、貯留槽内における流動媒体の冷却の仕方にある
ため、本説明においては、この部分に着目して説明する
とともに、第１の実施の形態と同一部品には、同一番号
を付して、その説明を省略する。
【００２０】すなわち、図２に示すように、この流動床
式燃焼炉１における貯留槽１０の一方の側壁部には、二
次燃焼空気導入管３１が接続されるとともに、貯留槽１
０の他方の側壁部には、二次燃焼空気を炉本体４の二次
燃焼室３内に供給する二次燃焼空気供給管３２が設けら
れている。
式燃焼炉１における貯留槽１０の一方の側壁部には、二
次燃焼空気導入管３１が接続されるとともに、貯留槽１
０の他方の側壁部には、二次燃焼空気を炉本体４の二次
燃焼室３内に供給する二次燃焼空気供給管３２が設けら
れている。
【００２１】なお、一方の側壁部に設けられる二次燃焼
空気導入管３１の導入口部は、例えば貯留槽１０内で均
等に広がるような形状にされるとともに、他方の側壁部
側に設けられる二次燃焼空気供給管３２の取出口部は、
逆に、貯留槽１０内で均等に流れてくる空気を効率良く
集められるような形状にされている。
空気導入管３１の導入口部は、例えば貯留槽１０内で均
等に広がるような形状にされるとともに、他方の側壁部
側に設けられる二次燃焼空気供給管３２の取出口部は、
逆に、貯留槽１０内で均等に流れてくる空気を効率良く
集められるような形状にされている。
【００２２】上記構成において、分岐装置８から貯留槽
１０内に投入された流動媒体Ａは、その落下時におい
て、一方から他方の側壁部に向かって流れる二次燃焼空
気により冷却され、この冷却された流動媒体Ａが、流動
媒体供給管１２を介して炉本体１内に供給されて、燃焼
室２内の層温度が調節（制御）される。勿論、貯留槽１
０を通過した二次燃焼空気は二次燃焼室３に供給され
る。
１０内に投入された流動媒体Ａは、その落下時におい
て、一方から他方の側壁部に向かって流れる二次燃焼空
気により冷却され、この冷却された流動媒体Ａが、流動
媒体供給管１２を介して炉本体１内に供給されて、燃焼
室２内の層温度が調節（制御）される。勿論、貯留槽１
０を通過した二次燃焼空気は二次燃焼室３に供給され
る。
【００２３】したがって、この場合も、冷却された流動
媒体Ａが燃焼室２内に供給されて、燃焼室２内の層温度
が調節される。
媒体Ａが燃焼室２内に供給されて、燃焼室２内の層温度
が調節される。
【００２４】
【発明の効果】以上のように本発明の流動床式燃焼炉お
よび炉内における層温度制御方法によると、燃焼室内に
循環供給される流動媒体を冷却することにより、燃焼室
内における層材の温度を制御するようにしたので、燃焼
室内に直接冷却水を噴射させる場合に比べて、二次燃焼
室内での温度の低下の虞は無い。
よび炉内における層温度制御方法によると、燃焼室内に
循環供給される流動媒体を冷却することにより、燃焼室
内における層材の温度を制御するようにしたので、燃焼
室内に直接冷却水を噴射させる場合に比べて、二次燃焼
室内での温度の低下の虞は無い。
【図１】本発明の第１の実施の形態における流動床式燃
焼炉の概略構成を示す側面図である。
焼炉の概略構成を示す側面図である。
【図２】本発明の第２の実施の形態における流動床式燃
焼炉の概略構成を示す側面図である。
焼炉の概略構成を示す側面図である。
【図３】従来例における流動床式燃焼炉の概略構成を示
す側面図である。
す側面図である。
１ 流動床式燃焼炉 ２ 燃焼室 ３ 二次燃焼室 ４ 炉本体 ７ コンベヤ装置 ８ 分岐装置 １０ 貯留槽 １１ 冷却装置 １２ 流動媒体供給管 ２１ 冷却管 ２２ 循環配管 ２３ クーリングタワー ３１ 二次燃焼空気導入管 ３２ 二次燃焼空気供給管
Claims (4)
- 【請求項１】流動媒体により流動層が形成される燃焼室
およびこの燃焼室の上方位置に二次燃焼空気が供給され
る二次燃焼室を有する炉本体と、上記燃焼室の底部から
取り出された層材から分離された流動媒体を貯留する貯
留槽と、この貯留槽内の流動媒体を冷却させる冷却装置
と、この貯留槽内の流動媒体を上記燃焼室内に供給する
供給手段とから構成したことを特徴とする流動床式燃焼
炉。 - 【請求項２】流動媒体により流動層が形成される燃焼室
およびこの燃焼室の上方位置に二次燃焼空気が供給され
る二次燃焼室を有する炉本体と、上記燃焼室の底部から
取り出された層材から分離された流動媒体を貯留する貯
留槽と、二次燃焼空気を上記貯留槽内に導き流動媒体を
冷却させた後、二次燃焼空気供給管を介して上記二次燃
焼室に供給するように構成したことを特徴とする流動床
式燃焼炉。 - 【請求項３】流動媒体により流動層が形成される燃焼室
およびこの燃焼室の上方位置に二次燃焼空気が供給され
る二次燃焼室を有する炉本体と、上記燃焼室の底部から
取り出された層材から分離された流動媒体を貯留する貯
留槽とを有する流動床式燃焼炉における層温度制御方法
であって、貯留槽内の流動媒体を冷却装置により冷却す
るとともに、この冷却された流動媒体を燃焼室に供給す
ることを特徴とする流動床式燃焼炉内における層温度制
御方法。 - 【請求項４】流動媒体により流動層が形成される燃焼室
およびこの燃焼室の上方位置に二次燃焼空気が供給され
る二次燃焼室を有する炉本体と、上記燃焼室の底部から
取り出された層材から分離された流動媒体を貯留する貯
留槽とを有する流動床式燃焼炉における層温度制御方法
であって、貯留槽内の流動媒体を、二次燃焼室に供給す
る二次燃焼空気により冷却するとともに、この冷却され
た流動媒体を燃焼室に供給することを特徴とする流動床
式燃焼炉内における層温度制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34045197A JPH11173524A (ja) | 1997-12-11 | 1997-12-11 | 流動床式燃焼炉および炉内における層温度制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34045197A JPH11173524A (ja) | 1997-12-11 | 1997-12-11 | 流動床式燃焼炉および炉内における層温度制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11173524A true JPH11173524A (ja) | 1999-06-29 |
Family
ID=18337095
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34045197A Pending JPH11173524A (ja) | 1997-12-11 | 1997-12-11 | 流動床式燃焼炉および炉内における層温度制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11173524A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009275975A (ja) * | 2008-05-14 | 2009-11-26 | Kobelco Eco-Solutions Co Ltd | 流動床式熱分解炉の運転方法 |
| KR101445043B1 (ko) * | 2013-10-31 | 2014-09-26 | 주식회사 포스코 | 로터리 킬른 |
| JP6916974B1 (ja) * | 2020-06-29 | 2021-08-11 | 川崎重工業株式会社 | 流動床式処理炉 |
-
1997
- 1997-12-11 JP JP34045197A patent/JPH11173524A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009275975A (ja) * | 2008-05-14 | 2009-11-26 | Kobelco Eco-Solutions Co Ltd | 流動床式熱分解炉の運転方法 |
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| JP6916974B1 (ja) * | 2020-06-29 | 2021-08-11 | 川崎重工業株式会社 | 流動床式処理炉 |
| WO2022003748A1 (ja) * | 2020-06-29 | 2022-01-06 | 川崎重工業株式会社 | 流動床式処理炉 |
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