JPH11173130A - エンジンの潤滑油供給量調節装置 - Google Patents
エンジンの潤滑油供給量調節装置Info
- Publication number
- JPH11173130A JPH11173130A JP36174797A JP36174797A JPH11173130A JP H11173130 A JPH11173130 A JP H11173130A JP 36174797 A JP36174797 A JP 36174797A JP 36174797 A JP36174797 A JP 36174797A JP H11173130 A JPH11173130 A JP H11173130A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lubricating oil
- engine
- amount adjusting
- governor
- lever
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 負荷変動によるエンジン回転速度の変化に対
応した最適な混合比となる潤滑油の供給量調節装置を提
供する。 【解決手段】 エンジン回転速度を略一定に制御するガ
バナ装置10を備える。混合気に混入される潤滑油を送
出する潤滑油供給ポンプ17の油量調節手段である油量
調節レバー18と、ガバナ装置10のガバナレバー7も
しくはスロットルバルブ13のスロットルレバー15と
を連結する。油量調節レバー18とガバナ装置10によ
り開閉する気化器11のエンジン出力制御手段であるス
ロットルバルブ13の開度とを連動させる。
応した最適な混合比となる潤滑油の供給量調節装置を提
供する。 【解決手段】 エンジン回転速度を略一定に制御するガ
バナ装置10を備える。混合気に混入される潤滑油を送
出する潤滑油供給ポンプ17の油量調節手段である油量
調節レバー18と、ガバナ装置10のガバナレバー7も
しくはスロットルバルブ13のスロットルレバー15と
を連結する。油量調節レバー18とガバナ装置10によ
り開閉する気化器11のエンジン出力制御手段であるス
ロットルバルブ13の開度とを連動させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、潤滑油分離給油方
式のエンジンに使用される潤滑油供給ポンプの供給量調
節装置に関する。
式のエンジンに使用される潤滑油供給ポンプの供給量調
節装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジン出力への負荷に対する回転変動
を一定に維持するガバナ装置を備えたエンジンにおい
て、オイルタンクの潤滑油を潤滑油供給ポンプを用いて
送出し、混合気に混入する分離給油方式における潤滑油
供給量調節装置の従来構造を図2に基づいて説明する。
を一定に維持するガバナ装置を備えたエンジンにおい
て、オイルタンクの潤滑油を潤滑油供給ポンプを用いて
送出し、混合気に混入する分離給油方式における潤滑油
供給量調節装置の従来構造を図2に基づいて説明する。
【0003】クランク軸1に固定されたウエイトホルダ
2に回動自在に軸支された複数個のガバナウエイト3
と、このガバナウエイト3の回動に連動してクランク軸
1上を軸心方向に摺動するスライダ4と、このスライダ
4に当接するアーム5を介して回動する支軸6に固定さ
れて揺動するガバナレバー7と、このガバナレバー7の
一端とアクセルレバー8との間に張架されたガバナスプ
リング9とにより、ガバナ装置10が構成されている。
2に回動自在に軸支された複数個のガバナウエイト3
と、このガバナウエイト3の回動に連動してクランク軸
1上を軸心方向に摺動するスライダ4と、このスライダ
4に当接するアーム5を介して回動する支軸6に固定さ
れて揺動するガバナレバー7と、このガバナレバー7の
一端とアクセルレバー8との間に張架されたガバナスプ
リング9とにより、ガバナ装置10が構成されている。
【0004】気化器11のベンチュリ12下流側には、
混合気の流量を変えて出力を加減するエンジン出力制御
手段であるスロットルバルブ13が、スロットルシャフ
ト14により回動自在に設けられ、このスロットルシャ
フト14に固定されたスロットルレバー15と前記ガバ
ナレバー7とが、スロットルリンク16により連結され
ている。さらに、クランク軸1により駆動される潤滑油
供給ポンプ17の油量調節手段である油量調節レバー1
8と前記アクセルレバー8とが、リンク19により連結
されている。
混合気の流量を変えて出力を加減するエンジン出力制御
手段であるスロットルバルブ13が、スロットルシャフ
ト14により回動自在に設けられ、このスロットルシャ
フト14に固定されたスロットルレバー15と前記ガバ
ナレバー7とが、スロットルリンク16により連結され
ている。さらに、クランク軸1により駆動される潤滑油
供給ポンプ17の油量調節手段である油量調節レバー1
8と前記アクセルレバー8とが、リンク19により連結
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来構造の潤滑油供給
量調節装置にあっては、エンジン回転速度を調節するア
クセルレバー8の操作に直接連動して、油量調節レバー
18が作動する構造とされているため、アクセルレバー
8の設定位置に対応して潤滑油供給ポンプ17から常時
一定量の潤滑油が送出されることになる。
量調節装置にあっては、エンジン回転速度を調節するア
クセルレバー8の操作に直接連動して、油量調節レバー
18が作動する構造とされているため、アクセルレバー
8の設定位置に対応して潤滑油供給ポンプ17から常時
一定量の潤滑油が送出されることになる。
【0006】一方、エンジンの運転中の負荷に対するエ
ンジン回転数の変動を一定に維持しようとするガバナ装
置10の働きにより、スロットルバルブ13が自動的に
開閉する。そして、スロットルバルブ13の開閉により
気化器11からシリンダ内への混合気の供給量が変動す
るのにともない、燃料消費量も増減することになるので
あるが、潤滑油の送出量は一定であるため、燃料と潤滑
油の混合比が大きく変化するという問題点があった。
ンジン回転数の変動を一定に維持しようとするガバナ装
置10の働きにより、スロットルバルブ13が自動的に
開閉する。そして、スロットルバルブ13の開閉により
気化器11からシリンダ内への混合気の供給量が変動す
るのにともない、燃料消費量も増減することになるので
あるが、潤滑油の送出量は一定であるため、燃料と潤滑
油の混合比が大きく変化するという問題点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、エン
ジン回転速度の変化に応動してエンジン回転速度を略一
定に制御するガバナ装置を備えるとともに、混合気に混
入される潤滑油を送出する潤滑油供給ポンプの油量調節
手段と、前記ガバナ装置により作動するエンジン出力制
御手段とを連動させることにより、燃料消費量の増減に
応じた潤滑油が潤滑油供給ポンプから送出されて混合気
に混入されるため、燃料と潤滑油との混合比を常時最適
に保つことができる。
ジン回転速度の変化に応動してエンジン回転速度を略一
定に制御するガバナ装置を備えるとともに、混合気に混
入される潤滑油を送出する潤滑油供給ポンプの油量調節
手段と、前記ガバナ装置により作動するエンジン出力制
御手段とを連動させることにより、燃料消費量の増減に
応じた潤滑油が潤滑油供給ポンプから送出されて混合気
に混入されるため、燃料と潤滑油との混合比を常時最適
に保つことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図1に基づ
いて説明する。図2に示す従来構造と同一部分は同一の
符号を使用し、説明も省略する。混合気とともにシリン
ダ内へ供給される潤滑油は、オイルタンク(図示せず)
からクランク軸1により駆動される潤滑油供給ポンプ1
7から送出されて混合気に混入される。この潤滑油供給
ポンプ17からの潤滑油送出量を変更する油量調節レバ
ー18と、ガバナ装置10のガバナレバー7とが、リン
ク20によって直接連動するよう連結され、アクセルレ
バー8はガバナレバー7のみとガバナスプリング9を介
して連結されている。
いて説明する。図2に示す従来構造と同一部分は同一の
符号を使用し、説明も省略する。混合気とともにシリン
ダ内へ供給される潤滑油は、オイルタンク(図示せず)
からクランク軸1により駆動される潤滑油供給ポンプ1
7から送出されて混合気に混入される。この潤滑油供給
ポンプ17からの潤滑油送出量を変更する油量調節レバ
ー18と、ガバナ装置10のガバナレバー7とが、リン
ク20によって直接連動するよう連結され、アクセルレ
バー8はガバナレバー7のみとガバナスプリング9を介
して連結されている。
【0009】以上の構成において、エンジン運転時にア
クセルレバー8を実線で示す高速位置に設定すると、ガ
バナレバー7がガバナスプリング9によって支軸6を中
心に時計廻りに回動し、スロットルリンク16,スロッ
トルレバー15を介してスロットルバルブ13が開く。
エンジン回転速度が上昇すると、クランク軸1により回
転するガバナウエイト3が遠心力により外方に回動し
て、スライダ4を摺動させる。スライダ4が摺動するこ
とにより、アーム5,支軸6を介してガバナレバー7が
反時計廻りに回動し、スロットルリンク16,スロット
ルレバー15,スロットルシャフト14を介してスロッ
トルバルブ13を閉じる方向へ回転させる。これによ
り、混合気の供給量を減少させてエンジン回転速度が低
下するよう作用し、逆にエンジン回転速度が低下する
と、スロットルバルブ13が開かれて回転速度が上昇す
るように作用する。
クセルレバー8を実線で示す高速位置に設定すると、ガ
バナレバー7がガバナスプリング9によって支軸6を中
心に時計廻りに回動し、スロットルリンク16,スロッ
トルレバー15を介してスロットルバルブ13が開く。
エンジン回転速度が上昇すると、クランク軸1により回
転するガバナウエイト3が遠心力により外方に回動し
て、スライダ4を摺動させる。スライダ4が摺動するこ
とにより、アーム5,支軸6を介してガバナレバー7が
反時計廻りに回動し、スロットルリンク16,スロット
ルレバー15,スロットルシャフト14を介してスロッ
トルバルブ13を閉じる方向へ回転させる。これによ
り、混合気の供給量を減少させてエンジン回転速度が低
下するよう作用し、逆にエンジン回転速度が低下する
と、スロットルバルブ13が開かれて回転速度が上昇す
るように作用する。
【0010】また、アクセルレバー8を実線位置から2
点鎖線の位置の間で回動させることによりエンジン回転
速度を人為的に設定変更可能であり、アクセルレバー8
の設定位置に応じて、ガバナスプリング9の張力とクラ
ンク軸1の回転によってガバナウエイト3に作用する遠
心力とが等しくなる回転速度で、ガバナ装置8の機能に
より、エンジン出力に対する負荷に応動しつつ一定回転
速度での運転がなされる。
点鎖線の位置の間で回動させることによりエンジン回転
速度を人為的に設定変更可能であり、アクセルレバー8
の設定位置に応じて、ガバナスプリング9の張力とクラ
ンク軸1の回転によってガバナウエイト3に作用する遠
心力とが等しくなる回転速度で、ガバナ装置8の機能に
より、エンジン出力に対する負荷に応動しつつ一定回転
速度での運転がなされる。
【0011】潤滑油供給ポンプ17の油量調節レバー1
8は、リンク20によりガバナレバー7と連結されてい
るため、混合気のシリンダ内への供給量を制御するスロ
ットルバルブ13と同時に作動することになり、燃料の
消費量と潤滑油の送出量とが比例して増減する。したが
って、エンジン運転中に負荷変動が生じてガバナ装置に
よる回転調整作用が行われても、燃料と潤滑油との混合
比を最適に保つことができる。また、従来構造のように
エンジンの定速運転中にスロットルレバーの設定位置に
対応した一定量の潤滑油が混入されることなく、エンジ
ン負荷に応じた量が混入されることになるため、潤滑油
の消費量が低減する。
8は、リンク20によりガバナレバー7と連結されてい
るため、混合気のシリンダ内への供給量を制御するスロ
ットルバルブ13と同時に作動することになり、燃料の
消費量と潤滑油の送出量とが比例して増減する。したが
って、エンジン運転中に負荷変動が生じてガバナ装置に
よる回転調整作用が行われても、燃料と潤滑油との混合
比を最適に保つことができる。また、従来構造のように
エンジンの定速運転中にスロットルレバーの設定位置に
対応した一定量の潤滑油が混入されることなく、エンジ
ン負荷に応じた量が混入されることになるため、潤滑油
の消費量が低減する。
【0012】なお、前記実施形態においては油量調節レ
バー18をガバナレバー7にリンク20を介して連結し
たが、油量調節レバー18をスロットルレバー15に連
結してもよく、またガバナ装置10および潤滑油供給ポ
ンプ17をクランク軸1からギア等を介して回転駆動さ
れる他の回転軸によって回転駆動させるように構成して
もよい。
バー18をガバナレバー7にリンク20を介して連結し
たが、油量調節レバー18をスロットルレバー15に連
結してもよく、またガバナ装置10および潤滑油供給ポ
ンプ17をクランク軸1からギア等を介して回転駆動さ
れる他の回転軸によって回転駆動させるように構成して
もよい。
【0013】
【発明の効果】請求項1の発明において、潤滑油供給ポ
ンプの油量調節手段と、ガバナ装置により作動するエン
ジン出力制御手段とを連動させたことにより、エンジン
運転中に負荷変動が生じガバナ装置による回転速度調整
作用が行われても、燃料と潤滑油の混合比が最適に維持
され、したがって潤滑油が燃焼することにより生じる排
気中の煙が減少するとともに、エンジン出力に対する負
荷変動に応じて潤滑油が供給されるため、潤滑油の消費
量が低減される。
ンプの油量調節手段と、ガバナ装置により作動するエン
ジン出力制御手段とを連動させたことにより、エンジン
運転中に負荷変動が生じガバナ装置による回転速度調整
作用が行われても、燃料と潤滑油の混合比が最適に維持
され、したがって潤滑油が燃焼することにより生じる排
気中の煙が減少するとともに、エンジン出力に対する負
荷変動に応じて潤滑油が供給されるため、潤滑油の消費
量が低減される。
【図1】本発明の一実施形態を示す構成図である。
【図2】従来技術を示す構成面である。
10 ガバナ装置 13 スロットルバルブ(エンジン出力制御手段) 17 潤滑油供給ポンプ 18 油量調節レバー(油量調節手段)
Claims (1)
- 【請求項1】 エンジン回転速度の変化に応動してエン
ジン回転速度を略一定に制御するガバナ装置を備えると
ともに、混合気に混入される潤滑油を送出する潤滑油供
給ポンプの油量調節手段と、前記ガバナ装置により作動
するエンジン出力制御手段とを連動させたことを特徴と
するエンジンの潤滑油供給量調節装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36174797A JPH11173130A (ja) | 1997-12-10 | 1997-12-10 | エンジンの潤滑油供給量調節装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36174797A JPH11173130A (ja) | 1997-12-10 | 1997-12-10 | エンジンの潤滑油供給量調節装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11173130A true JPH11173130A (ja) | 1999-06-29 |
Family
ID=18474733
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36174797A Pending JPH11173130A (ja) | 1997-12-10 | 1997-12-10 | エンジンの潤滑油供給量調節装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11173130A (ja) |
-
1997
- 1997-12-10 JP JP36174797A patent/JPH11173130A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20041207 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070322 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070423 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20071012 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |