JPH11172797A - 建物用換気口 - Google Patents

建物用換気口

Info

Publication number
JPH11172797A
JPH11172797A JP9342740A JP34274097A JPH11172797A JP H11172797 A JPH11172797 A JP H11172797A JP 9342740 A JP9342740 A JP 9342740A JP 34274097 A JP34274097 A JP 34274097A JP H11172797 A JPH11172797 A JP H11172797A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
frame
zeolite
building
ventilation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9342740A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Umetsu
浩之 梅津
Hideki Takiguchi
英喜 滝口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IG Technical Research Inc
Original Assignee
IG Technical Research Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IG Technical Research Inc filed Critical IG Technical Research Inc
Priority to JP9342740A priority Critical patent/JPH11172797A/ja
Publication of JPH11172797A publication Critical patent/JPH11172797A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ventilation (AREA)
  • Filtering Materials (AREA)
  • Building Environments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エネルギーを消費せず、健康や環境に良い調
湿機能を付加した建物換気口とすることである。 【構成】 筒状に形成した枠体Bに通気性を有する表面
材4と裏面材5とで、芯材6となるゼオライトをサンド
イッチして形成したフィルターCを着脱可能に装着して
なる建物用換気口Aであり、ゼオライトの持つ調湿性を
利用して、電力等のエネルギーを全く使用せずに、換気
の際に空気中の湿気を調整することができ、しかも、ゼ
オライトは自然物であるので健康や環境に良い換気口と
なると共に、フィルターCを枠体Bに着脱容易に設置で
きるので、定期的にフィルターCのみの交換やメンテナ
ンスができる建物用換気口Aである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建物の基礎部、屋内、妻
部等に設置する建物用換気口に関するものであり、さら
に詳しくは、エネルギーを消費せず、健康や環境に良い
調湿機能を付加した建物換気口に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の建物用換気口は、単に集塵フィル
ターを設置した換気口が殆どであった。また、建物内部
の湿気(水蒸気)と屋外の湿気を換気の際に交換する、
全熱交換型換気扇も存在している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
換気口では換気と共に集塵フィルターを介して、主に空
気の清浄化を目的としているものが殆どであり、換気の
際に空気中の湿気を調整することはできないものであっ
た。また、熱交換型の換気扇においては、透湿性のエレ
メントを用いることにより、水蒸気(潜熱)も交換でき
る全熱交換型換気扇も存在するが、これは、単に湿気を
交換するのみで、調湿することはできないものであり、
しかも、なによりこのタイプの換気扇は、駆動に電力等
のエネルギーを消費するものであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決するため、筒状に形成した枠体に通気性を有する
表面材と裏面材とで、ゼオライトをサンドイッチして形
成したフィルターを着脱可能に設置することにより、ゼ
オライトの持つ調湿性を利用して、電力等のエネルギー
を全く使用せずに、換気の際に空気中の湿気を調整する
ことができ、しかも、ゼオライトは自然物であるので健
康や環境に良い換気口となると共に、フィルターを枠体
に着脱容易に設置できるので、定期的にフィルターのみ
の交換やメンテナンスができる建物用換気口を提案する
ものである。
【0005】
【実施例】以下に図面を用いて本発明に係る建物用換気
口(以下、単に換気口という)Aの一実施例について詳
細に説明する。図1は換気口Aを示す斜視図であり、換
気口Aは枠体BとフィルターCの2部材から構成される
ものである。
【0006】枠体Bは例えば図2に示すように、任意形
状(図では長方形状)に形成した筒状物であり、筒状物
の外枠を形成する枠部1と、枠部1の表面側に、外周に
沿って外側に突出させて形成した化粧舌片2と、枠部1
の裏面側に、外周に沿って内側に突出させて形成した支
持舌片3とから形成したものである。
【0007】枠体Bの素材としては軽くて強度があり、
耐候性が良く、リサイクル可能な素材が好ましいもので
あり、例えば各種金属材(スチール、アルミ、ステンレ
ス、またはこれらの装飾鋼板等)、合成樹脂材(塩化ビ
ニル、ポリエチレン、FRP、ポリカーボネイト等)、
もしくはこれらの複合材をプレス成形、射出成形等を行
って形成したものである。大きさ、厚さ等は使用する場
所に応じて任意である。
【0008】枠部1は換気口Aの基部となる部分であ
り、化粧舌片2は例えば、図7に示すように、換気口A
を基礎開口部Dに設置する際に、表面(外側)に表れる
部分で美観性を向上する部であると共に、換気口Aが基
礎開口部Dの内部にずり落ちないようにするストッパー
の役割をも担うものである。
【0009】支持舌片3は、図4に示すように、後記す
るフィルターCを枠部1内に装着する際のガイド兼支持
材として機能すると共に、フィルターCが内部にずり落
ちないようにするストッパーとしても機能するものであ
る。
【0010】次に、フィルターCは、図3および図3の
縦断面図である図5、そして図5のイ部の拡大図である
図6に示すように、通気性を有する表面材4と裏面材5
とで、芯材6をサンドイッチして一体に形成したもので
ある。
【0011】表面材4および裏面材5は通気性を有する
部材であり、例えば図に示すように、各種各種金属材や
合成樹脂材等に貫通孔7を複数形成してネット状や網目
状に形成したものである。この際、貫通孔7の大きさ
は、防虫や防蟻、防鼠性を考慮した大きさとするのが好
ましいものである。さらに、表面材4および裏面材5と
して、通気性の防水シートを用いることもできるもので
ある。
【0012】表面材4および裏面材5は通気性を阻害せ
ずに、空気中のゴミやほこり、塵等をろ過するフィルタ
ーとして機能すると共に、内部芯材6が表面にこぼれな
いように保護する面材として機能するものである。
【0013】芯材6としては、主材としてゼオライトを
充填するものであり、例えば図ではゼオライト粒8を充
填したものである。ゼオライトは、それ自身で通気性、
調湿性、脱臭性、殺菌性、有害化学物質の中和性に優れ
るものである。従って、芯材6内を空気が流れると、空
気中の湿気を調整して一定に保ち、結露を防止して建物
内の躯体や設備の腐食を防止できると共に、カビや白蟻
の発生をも防止できるものである。このために、空気中
の臭いや有害化学物質を取り除き、建物内の居住者や利
用者の健康や安全面にも配慮した換気口Aとなる。
【0014】また、芯材6として用いるゼオライトの形
態としては、ゼオライト粒8の他に、粉状にしたり、あ
るいた板状に固めた物をそのまま利用したり、任意であ
る。芯材6の充填密度としては空気の通気性を損ない程
度とするのが好ましく、ゼオライト自身にパーマネント
チャージ(永久荷電)を施し、各種機能を向上させた
り、ゼオライトの他に活性炭や、水酸化アルミニウムを
混合して芯材6を形成して、調湿性、脱臭性、防火性、
殺菌性、有害化学物質の中和性を目的に応じて更に向上
させることも可能である。
【0015】さらに、表面材4、裏面材5および芯材6
の一体化は、例えば図に示すように、フィルターCの外
周部に、フィルター枠9を装着して、このフィルター枠
9同士を接地させ、この接地面を接着剤を用いて接着し
たり、あるいは、別途嵌合構造を形成して一体に係合す
ることにより形成するものである。なお、表面材4、裏
面材5、フィルター枠9の素材や形成法は枠部1と同様
である。
【0016】次に、枠体BとフィルターCとの一体化
は、図4に示すように、枠体Bの化粧舌片2の方向か
ら、枠部1の内部にフィルターCを差し込み、支持舌片
3にてフィルターCが支持され、装着するものである。
このようにすることで、枠体BからフィルターCのみを
容易に脱着することができ、古くなったフィルターCの
交換や、クリーニング等のメンテナンスを容易に行うこ
とができるものである。
【0017】また、枠体Bの枠部1を化粧舌片2から支
持舌片3にかけて、狭くなるようにテーパー(傾斜)を
付けて形成することにより、フィルターCの装着や脱着
がさらに容易になると共に、支持舌片C部分においてフ
ィルターCの納まりが、枠部1の弾性によりしっかりし
たものとなり、脱落を防止することができるものであ
る。
【0018】図7および図8は換気口Aの代表的な使用
例を示すものであり、例えば基礎開口部Dに設置する際
は、表面(外側)から換気口Aを差し込み、装着するも
のである。このように換気口Aの装着は簡単であり、建
物が新築の際は勿論のこと、既設の建物であっても、そ
のまま換気口Aを装着することができるものである。な
お、図において、10は建物の基礎、11は土台、12
は地面を示すものである。
【0019】勿論、換気口Aはこのほかにも、使用例と
して、各部屋内の給、換気口として利用したり、通気ダ
クトの途中や出入口に設置したり、使用箇所は任意であ
る。
【0020】以上説明したのは、本発明に係る換気口A
の一実施例であり、例えばフィルターCを図9、図10
に示すようなものとすることもできる。すなわち、図9
(a)に示すフィルターCは、フィルター枠9に窓13
を形成することにより、フィルターCの強度を向上した
例、図9(b)はフィルター枠9の表面材4側に、突出
させた取っ手14を形成し、フィルターCの脱着をさら
に容易に行える例を示すものである。
【0021】図10に示すフィルターCは、フィルター
枠9の外周に、軟質のパッキング材15を積層するよう
に装着した例であり、枠体Bとの密着性を向上し、防水
性の向上や脱落の防止を図った例を示すものである。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る換気口
によれば、筒状に形成した枠体に通気性を有する表面材
と裏面材とで、ゼオライトをサンドイッチして形成した
フィルターを着脱可能に設置することにより、ゼオライ
トの持つ調湿性を利用して、電力等のエネルギーを全く
使用せずに、換気の際に空気中の湿気を調整することが
でき、しかも、ゼオライトは自然物であるので健康や環
境に良い換気口となると共に、フィルターを枠体に着脱
容易に設置できるので、定期的にフィルターのみの交換
やメンテナンスができる。等の特徴、効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る建物用換気口の代表例を示す説明
図である。
【図2】建物用換気口を構成する枠体の代表例を示す説
明図である。
【図3】建物用換気口を構成するフィルターの代表例を
示す説明図である。
【図4】枠体とフィルターの装着を示す説明図である。
【図5】図3で用いられたフィルターの縦断面を示す説
明図である、
【図6】図5のイ部の拡大図である。
【図7】建物用換気口の使用例を示す説明図である。
【図8】建物用換気口の使用例を示す説明図である。
【図9】フィルターのその他の例を示す説明図である。
【図10】フィルターのその他の例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
A 建物用換気口 B 枠体 C フィルター D 基礎開口部 1 枠部 2 化粧舌片 3 支持舌片 4 表面材 5 裏面材 6 芯材 7 貫通孔 8 ゼオライト粒 9 フィルター枠 10 基礎 11 土台 12 地面 13 窓 14 取っ手 15 パッキング材
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F24F 7/10 F24F 7/10 A

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状に形成した枠体と、枠体の底面部に
    着脱可能に設置したフィルターとからなり、少なくとも
    該フィルターは通気性を有する表面材と裏面材とで、ゼ
    オライトからなる芯材をサンドイッチして形成したこと
    を特徴とする建物用換気口。
JP9342740A 1997-12-12 1997-12-12 建物用換気口 Pending JPH11172797A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9342740A JPH11172797A (ja) 1997-12-12 1997-12-12 建物用換気口

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9342740A JPH11172797A (ja) 1997-12-12 1997-12-12 建物用換気口

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11172797A true JPH11172797A (ja) 1999-06-29

Family

ID=18356135

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9342740A Pending JPH11172797A (ja) 1997-12-12 1997-12-12 建物用換気口

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11172797A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014145538A (ja) * 2013-01-29 2014-08-14 Mitsubishi Electric Corp 換気装置
JP2017070908A (ja) * 2015-10-08 2017-04-13 ニッタ株式会社 空気フィルタの防虫用ケーシング
WO2023281768A1 (ja) * 2021-07-09 2023-01-12 ブラザー工業株式会社 フィルタユニット

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014145538A (ja) * 2013-01-29 2014-08-14 Mitsubishi Electric Corp 換気装置
JP2017070908A (ja) * 2015-10-08 2017-04-13 ニッタ株式会社 空気フィルタの防虫用ケーシング
WO2023281768A1 (ja) * 2021-07-09 2023-01-12 ブラザー工業株式会社 フィルタユニット
JP2023010123A (ja) * 2021-07-09 2023-01-20 ブラザー工業株式会社 フィルタユニット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5407470A (en) Biological air filter
US6468054B1 (en) Crawl space ventilator fan
KR101578044B1 (ko) 천정 카세트 에어컨 실내기 부착용 자가 발전식 복합 기능 기류 확산 팬
JP2011501085A (ja) 天井型空気浄化装置
US7635401B2 (en) Adjustable air flow ventilation device and system
KR100609015B1 (ko) 한지를 이용한 환기장치
JPH11172797A (ja) 建物用換気口
US20220065474A1 (en) Environment management system
US11969679B2 (en) Surface-enhanced copper filter for air purification and system and method for using
JPH10110989A (ja) 換気システム
KR100757316B1 (ko) 건축물에서 발생되는 유해물질 중화에 사용하는 판넬
JP2002121830A (ja) 木造住宅
US20200154714A1 (en) Anti microbial panels
KR200392840Y1 (ko) 다기능 차양장치
DE202021001037U1 (de) Modul-Geräte-System zur Pflege der Raumlufthygiene, der Bodenflächenpflege, der Virenbeseitigung, dem Luftaustausch, Luftbefeuchtung und anderer mit Luftstromerzeugenden Motor arbeitenden Vorrichtungen, nebst Raum- und Raumluftqualitätsüberwachung
KR101886398B1 (ko) 세라믹 볼 기화식 가습기
JPH0612811Y2 (ja) 喫煙ユニット
JP2709910B2 (ja) 換気装置
JP2002071186A (ja) 空気浄化式家屋
KR20090069474A (ko) 실내용 도어
JPH0242981Y2 (ja)
CN208794634U (zh) 一种用于绿色建筑的通气节能设备
CN213598260U (zh) 一种建筑节能通风机
WO1994020798A1 (en) Hygienically distributed ventilation with recycled heat and point exhaustion
KR20190142662A (ko) 천정형 환기장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060815

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070109