JPH1117252A - 半導体励起固体レーザ装置 - Google Patents

半導体励起固体レーザ装置

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JPH1117252A
JPH1117252A JP9170547A JP17054797A JPH1117252A JP H1117252 A JPH1117252 A JP H1117252A JP 9170547 A JP9170547 A JP 9170547A JP 17054797 A JP17054797 A JP 17054797A JP H1117252 A JPH1117252 A JP H1117252A
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solid
optical guide
semiconductor
state laser
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Akira Usui
明 臼井
Shinji Sato
信二 佐藤
Hisao Tanaka
久雄 田中
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Mitsubishi Electric Corp
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    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S3/00Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range
    • H01S3/09Processes or apparatus for excitation, e.g. pumping
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    • H01S3/094Processes or apparatus for excitation, e.g. pumping using optical pumping by coherent light
    • H01S3/0941Processes or apparatus for excitation, e.g. pumping using optical pumping by coherent light of a laser diode
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体レーザから出力される励起光を効率よ
くレーザ媒質に伝搬できる半導体励起固体レーザを提供
すること。 【解決手段】 半導体レーザ素子3から発せられる励起
光を固体レーザ媒質1に導く光学的ガイド板5の形状を
半導体レーザ素子3側の断面積を大きくし、固定レーザ
媒質1側の断面積を小さくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体励起固体
レーザ装置に関し、特に半導体励起固体レーザ装置にお
いて半導体レーザが出力する励起光を固体レーザ媒質に
伝搬(伝送)する光学系に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図15、図16は、従来の半導体励起固
体レーザ装置(固体レーザ発振器)を示している。な
お、図16は図15に示した線XVIーXVIによる断
面図である。半導体励起固体レーザ装置は、固体レーザ
媒質101と、レーザ励起源である半導体レーザ103
と、半導体レーザ103の励起光を固体レーザ媒質10
1に伝播する直方体平板による光学的ガイド板105と
を有している。
【0003】半導体レーザ103から発せられた励起光
は、ある程度の発散角をもって光学的ガイド板105内
部に入射し、光学的ガイド板105の内側面を全反射し
ながら固体レーザ媒質101側に到達し、固体レーザ媒
質101に吸収される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】発散角の大きい半導体
レーザを用いた場合には、半導体レーザ103から発せ
られる励起光のすべてが光学的ガイド板105内部に入
射するよう、光学的ガイド板105の板厚(励起光入射
面の面積)を大きくする必要を生じるが、従来の半導体
励起固体レーザ装置における光学的ガイド板105は直
方体の平板形状をしているため、光学的ガイド板105
の励起光入射面の面積が大きくなることに応じて固定固
体レーザ媒質101側の光学的ガイド板105の出射面
の面積も大きくなり、励起光が固体レーザ媒質101に
吸収されず、光学的ガイド板105内を逆行して損失と
なる割合が大きくなる。
【0005】また、効率良く光伝送するためには、半導
体レーザ103に組み込まれている半導体レーザチップ
と光学的ガイド板105とを一定以上の精度で3次元的
に位置設定する必要がある。図17は半導体レーザチッ
プと光学的ガイド板との間の上下誤差(光軸ずれ)が結
合損失に与える影響を示している。横軸は光学的ガイド
板の厚みに対する上下誤差の割合を示している。図17
に示されている結合損失曲線は半導体レーザチップの出
力光の発散角および光学的ガイド板の材質によって異な
る。この例では、上下誤差が30%を越えると、結合損
失が急に増えることを示している。
【0006】図18は半導体レーザに組み込まれている
半導体レーザチップと光学的ガイド板との間の光軸方向
のギャップが結合損失に与える影響を示している。この
場合の結合損失曲線も半導体レーザチップの出力光の発
散角および光学的ガイド板2の材質によって異なる。こ
の例では、ギャップ誤差が25%を越えると、結合損失
が徐々に増えることを示している。
【0007】この発明は、上述の如き問題点に着目して
なされたものであり、半導体レーザの励起光の逆行損
失、結合損失を少なくして半導体レーザから出力される
励起光を効率よく固体レーザ媒質に伝搬し、固体レーザ
媒質が励起光を効率よく吸収するよう改良された光学系
を有する半導体励起固体レーザ装置を得ることを目的と
している。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、この発明による半導体励起固体レーザ装置は、固
体レーザ媒質と、レーザ励起源である半導体レーザと、
前記半導体レーザの励起光を前記固体レーザ媒質に伝播
させる光学的ガイド板とを有する半導体励起固体レーザ
装置において、前記光学的ガイド板は、励起光の伝搬主
光軸に直交する横断面積が前記半導体レーザ側で大き
く、これより前記固体レーザ媒質側へ向かうに従って小
さくなっているものである。
【0009】この発明による半導体励起固体レーザ装置
では、光学的ガイド板の横断面積が半導体レーザ側で大
きく、これより固体レーザ媒質側へ向かうに従って小さ
くなっているから、半導体レーザの励起光を大量に光学
的ガイド板に取り込み、固体レーザ媒質側から光学的ガ
イド板へ逆行する励起光の光量が低減する。
【0010】つぎの発明による半導体励起固体レーザ装
置は、上述の発明による半導体励起固体レーザ装置にお
いて、光学的ガイド板は板厚の変化により、前記横断面
積が前記半導体レーザ側で大きく、これより前記固体レ
ーザ媒質側へ向かうに従って小さくなっているものであ
る。
【0011】この発明による半導体励起固体レーザ装置
では、光学的ガイド板は板厚の変化により、光学的ガイ
ド板の横断面積が半導体レーザ側で大きく、これより固
体レーザ媒質側へ向かうに従って小さくなっており、半
導体レーザの励起光を大量に光学的ガイド板に取り込
み、固体レーザ媒質側から光学的ガイド板へ逆行する励
起光の光量が低減する。
【0012】つぎの発明による半導体励起固体レーザ装
置は、固体レーザ媒質と、レーザ励起源である半導体レ
ーザと、前記半導体レーザの励起光を前記固体レーザ媒
質に伝播させる光学的ガイド板とを有する半導体励起固
体レーザ装置において、前記半導体レーザが出力する励
起光の伝搬主光軸方向に対して前記光学的ガイド板の側
面がなす傾斜角をβとしたとき、前記光学的ガイド板の
屈折率ng が式(1)を満たすときには、前記光学的ガ
イド板が前記半導体レーザと対向する端面が前記側面間
で凹面をなし、前記屈折率ng が式(2)を満たすとき
には、前記光学的ガイド板が前記半導体レーザと対向す
る端面が前記側面間で凸面をなしているものである。
【0013】 arccos(1/ng)−arcsin(1/ng)−β>0 …(1) arccos(1/ng)−arcsin(1/ng)−β<0 …(2)
【0014】この発明による半導体励起固体レーザ装置
では、光学的ガイド板の屈折率ngに応じて光学的ガイ
ド板の入射面形状が凹形状あるいは凸形状に決まる。
【0015】つぎの発明による半導体励起固体レーザ装
置は、固体レーザ媒質と、レーザ励起源である半導体レ
ーザと、前記半導体レーザの励起光を前記固体レーザ媒
質に伝播させる光学的ガイド板とを有する半導体励起固
体レーザ装置において、内部に前記固体レーザ媒質を配
置され、前記光学的ガイド板より出射した励起光を前記
固体レーザ媒質へ反射させる筒状の集光器を有し、当該
集光器と前記光学的ガイド板とで前記固体レーザ媒質の
全周を隙間なく囲繞しているものである。
【0016】この発明による半導体励起固体レーザ装置
では、光学的ガイド板より出射した励起光が集光器内よ
り外部へ漏れることなく全て固体レーザ媒質に吸収され
る。
【0017】つぎの発明による半導体励起固体レーザ装
置は、固体レーザ媒質と、レーザ励起源である半導体レ
ーザと、前記半導体レーザの励起光を前記固体レーザ媒
質に伝播させる光学的ガイド板とを有する半導体励起固
体レーザ装置において、前記光学的ガイド板は、前記半
導体レーザ側の長さが励起光をスリット状に発光する前
記半導体レーザのスリット長さに概ね等しく、前記固体
レーザ媒質側の長さが固体レーザ媒質の長さに概ね等し
いものである。
【0018】この発明による半導体励起固体レーザ装置
では、半導体レーザの励起光の全てが光学的ガイド板に
直接入射され、光学的ガイド板より励起光が固体レーザ
媒質の長さの全域において吸収される。
【0019】つぎの発明による半導体励起固体レーザ装
置は、上述の発明による半導体励起固体レーザ装置にお
いて、前記光学的ガイド板は半導体レーザ側と固体レー
ザ媒質側の端面を除く外面に半導体レーザの波長に対し
て全反射する全反射コーティングを施されているもので
ある。
【0020】この発明による半導体励起固体レーザ装置
では、光学的ガイド板内部に入射した励起光は、光学的
ガイド板内部で全反射し、側面等より外部へ漏洩するこ
とがない。
【0021】つぎの発明による半導体励起固体レーザ装
置は、上述の発明による半導体励起固体レーザ装置にお
いて、前記半導体レーザと前記光学的ガイド板との間に
光拡散板が配置されているものである。
【0022】この発明による半導体励起固体レーザ装置
では、光拡散板によって励起光の軸方向への均一性が向
上する。
【0023】つぎの発明による半導体励起固体レーザ装
置は、固体レーザ媒質と、レーザ励起源である半導体レ
ーザと、前記半導体レーザの励起光を前記固体レーザ媒
質に伝播させる光学的ガイド板とを有する半導体励起固
体レーザ装置において、前記半導体レーザと前記光学的
ガイド板の保持部材との間に光軸ずれ調整用の高さスペ
ーサが配置され、前記半導体レーザと前記光学的ガイド
板の保持部材との間に隙間調整用のギャップスペーサが
配置されているものである。
【0024】この発明による半導体レーザ励起固体レー
ザ装置では、半導体レーザが有している半導体レーザチ
ップと光学的ガイド板との光軸ずれ量が決められた誤差
範囲内に入るように光軸ずれ調整用の高さスペーサが選
定され、半導体レーザチップと光学的ガイド板との光軸
方向のギャップが決められた誤差範囲内に入るように隙
間調整用のギャップスペーサが選定されることにより、
半導体レーザチップと光学的ガイド板との光軸ずれ量
と、半導体レーザチップと光学的ガイド板との光軸方向
のギャップとが共に許容誤差範囲内に入るようになる。
【0025】つぎの発明による半導体励起固体レーザ装
置は、上述の発明による半導体励起固体レーザ装置にお
いて、前記半導体レーザが半導体レーザチップを搭載さ
れたパッケージ本体を有し、前記高さスペーサが前記パ
ッケージ本体の底部と前記光学的ガイド板の保持部材と
の間に配置され、前記ギャップスペーサが前記パッケー
ジ本体の前部と前記光学的ガイド板の保持部材との間に
配置されているものである。
【0026】この発明による半導体レーザ励起固体レー
ザ装置では、パッケージ本体の底部と光学的ガイド板の
保持部材との間に高さスペーサが配置されることによ
り、半導体レーザチップと光学的ガイド板との光軸ずれ
量が許容誤差範囲内に入るようになり、パッケージ本体
の前部と光学的ガイド板の保持部材との間にギャップス
ペーサが配置されることにより、半導体レーザチップと
光学的ガイド板との光軸方向のギャップが許容誤差範囲
内に入るようになる。
【0027】つぎの発明による半導体励起固体レーザ装
置は、上述の発明による半導体励起固体レーザ装置にお
いて、前記ギャップスペーサに前記光学的ガイド板が固
定され、当該ギャップスペーサが半導体レーザのパッケ
ージ本体に突当てられることにより隙間調整が行われ、
前記ギャップスペーサと前記光学的ガイド板の保持部材
との間に前記高さスペーサが配置されているものであ
る。
【0028】この発明による半導体レーザ励起固体レー
ザ装置では、光学的ガイド板がギャップスペーサより支
持され、このギャップスペーサが半導体レーザのパッケ
ージ本体に突当てられることにより、隙間調整が行われ
て半導体レーザチップと光学的ガイド板との光軸方向の
ギャップが許容誤差範囲内に入るようになり、このギャ
ップスペーサと光学的ガイド板の保持部材との間に高さ
スペーサが配置されることにより、半導体レーザチップ
と光学的ガイド板との光軸ずれ量が許容誤差範囲内に入
るようになる。
【0029】つぎの発明による半導体励起固体レーザ装
置は、固体レーザ媒質と、レーザ励起源である半導体レ
ーザと、前記半導体レーザの励起光を前記固体レーザ媒
質に伝播させる光学的ガイド板とを有する半導体励起固
体レーザ装置において、半導体レーザのパッケージ本体
に半導体レーザチップを担持したサブマウントの位置決
め配置部と前記光学的ガイド板の位置決め配置部とが形
成され、前記サブマウントの位置決め配置部にサブマウ
ントが位置決め配置され、前記光学的ガイド板の位置決
め配置部に前記光学的ガイド板が位置決め配置されてい
るものである。
【0030】この発明による半導体レーザ励起固体レー
ザ装置では、サブマウントの位置決め配置部にサブマウ
ントが位置決め配置され、光学的ガイド板の位置決め配
置部に光学的ガイド板が位置決め配置され、この双方の
位置決め配置により、半導体レーザチップと光学的ガイ
ド板との光軸ずれ量が許容誤差範囲内に入るようになる
と共に、半導体レーザチップと光学的ガイド板との光軸
方向のギャップが許容誤差範囲内に入るようになる。
【0031】つぎの発明による半導体励起固体レーザ装
置は、上述の発明による半導体励起固体レーザ装置にお
いて、前記サブマウントの位置決め配置部と前記光学的
ガイド板の位置決め配置部とはそれぞれ前記パッケージ
本体に機械加工された段差部により与えられるものであ
る。
【0032】この発明による半導体レーザ励起固体レー
ザ装置では、パッケージ本体に機械加工された段差部に
よるサブマウントの位置決め配置部にサブマウントが位
置決め配置され、またパッケージ本体に機械加工された
段差部による光学的ガイド板の位置決め配置部に光学的
ガイド板が位置決め配置され、この双方の位置決め配置
により、半導体レーザチップと光学的ガイド板との光軸
ずれ量が許容誤差範囲内に入るようになると共に、半導
体レーザチップと光学的ガイド板との光軸方向のギャッ
プが許容誤差範囲内に入るようになる。
【0033】つぎの発明による半導体励起固体レーザ装
置は、上述の発明による半導体励起固体レーザ装置にお
いて、前記パッケージ本体に搭載されている半導体レー
ザチップを保護するパッケージカバーが設けられ、前記
パッケージカバーは前記位置決め配置部に配置された前
記光学的ガイド板を前記パッケージ本体とで挟み込み保
持する光学的ガイド板保持部を有しているものである。
【0034】この発明による半導体レーザ励起固体レー
ザ装置では、パッケージ本体とパッケージカバーとによ
って光学的ガイド板が挟み込み保持され、光学的ガイド
板の保持強度が向上する。
【0035】つぎの発明による半導体励起固体レーザ装
置は、上述の発明による半導体励起固体レーザ装置にお
いて、前記パッケージ本体と前記光学的ガイド板との間
と、前記パッケージカバーと前記光学的ガイド板との間
にそれぞれパッキング剤あるいは接着剤が介在している
ものである。
【0036】この発明による半導体レーザ励起固体レー
ザ装置では、パッキング剤あるいは接着剤を挟んで光学
的ガイド板がパッケージ本体とパッケージカバーより挟
み込み保持され、パッキング剤、接着剤がクッション材
として作用し、挟み込み力による光学的ガイド板の破損
を防止する。
【0037】つぎの発明による半導体励起固体レーザ装
置は、上述の発明による半導体励起固体レーザ装置にお
いて、前記パッキング剤あるいは接着剤は前記光学的ガ
イド板より屈折率の小さい材料により構成されているも
のである。
【0038】この発明による半導体レーザ励起固体レー
ザ装置では、パッキング剤あるいは接着剤の屈折率が光
学的ガイド板の屈折率より小さく、この光学的特性によ
り光学的ガイド板の側面部よりの光の漏洩損失が抑制さ
れる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下に添付の図を参照してこの発
明による半導体励起固体レーザ装置の実施の形態を詳細
に説明する。
【0040】(実施の形態1)図1〜図4はこの発明に
よる半導体励起固体レーザ装置の実施の形態1を示して
いる。
【0041】この半導体励起固体レーザ装置は、YAG
ロッド等による円柱状の固体レーザ媒質1と、レーザ励
起源であるレーザダイオード等による板片状の半導体レ
ーザ(半導体レーザパッケージ)3と、半導体レーザ3
の励起光を固体レーザ媒質1に伝播する光学ガラス製の
光学的ガイド板(光伝送体)5と、光学的ガイド板5よ
り出射した励起光を固体レーザ媒質1へ反射させる円筒
状反射鏡による集光器7とを有している。
【0042】固体レーザ媒質1は集光器7内部の中心位
置に同心配置されている。この実施の形態では、半導体
レーザ3と、各半導体レーザ3毎の光学的ガイド板5は
4個あり、固体レーザ媒質1の中心軸線周りに90度の
回転角をもって等間隔に放射線状に配置されている。
【0043】光学的ガイド板5は、半導体レーザ3の側
の入射面5aの板厚が最も大きく、これより固体レーザ
媒質1の側へ向かうに従って板厚が徐々に小さくなり、
出射面5bにて板厚が最小になっている。これにより、
半導体レーザ3が出力する励起光の伝搬主光軸A(図
3、図4参照)に直交する横断面積が半導体レーザ3の
側で大きく、これより固体レーザ媒質1の側へ向かうに
従って徐々に小さくなる。
【0044】光学的ガイド板5は、図2(図2は図1に
示した線II−IIによる断面図である)に示されてい
るように、半導体レーザ1の側の長さが半導体レーザ3
のスリット状発光部3aのスリット長さに概ね等しく、
固体レーザ媒質1の側の長さが固体レーザ媒質1の長さ
(軸長)に概ね等しく、平面形状が台形状をなしてい
る。
【0045】これにより、半導体レーザ3の励起光の全
てが光学的ガイド板5に直接入射され、光学的ガイド板
5より励起光が固体レーザ媒質1の長さの全域において
吸収される。
【0046】この場合でも、光学的ガイド板5の板厚の
調整により、半導体レーザ3の側の入射面5aの面積を
最大に、出射面5bの面積を最小にすることができる。
【0047】集光器7は光学的ガイド板5より出射した
励起光を固体レーザ媒質1へ反射させるものであり、こ
の集光器7と光学的ガイド板5とで固体レーザ媒質1の
全周を隙間なく囲繞している。
【0048】これにより、光学的ガイド板5より出射し
た励起光が集光器7内より外部へ漏れることなく全て固
体レーザ媒質1に吸収される。
【0049】半導体レーザ3のスリット状発光部3aか
ら発せられた励起光は、ある広がり(発散角)をもって
光学的ガイド板5内部に、その入射面5aより入射す
る。励起光が光学的ガイド板5の両側の側面5cで多重
反射を繰り返しながら伝搬することのできる最大広がり
角(以下、臨界角と云う)θは、光学的ガイド板5の屈
折率をng としたとき、式(3)で与えられる。
【0050】 θ=arcsin[ng ・sin{arccos・ (1/ng )−α−β}]+α …(3)
【0051】なお、αは励起光入射点における光学的ガ
イド板5の半導体レーザ3のスリット状発光部3aと固
体レーザ媒質1の中心を結ぶ基準面に対して垂直な面か
らの傾斜角、βは励起光の伝搬主光軸方向に対して光学
的ガイド板5の側面5cがなす傾斜角である。
【0052】傾斜角βが正の値である領域では、光学的
ガイド板5の固体レーザ媒質1側の断面積より半導体レ
ーザ3側の断面積が大きくなり、直方体平板形状の光学
ガイド板が使用される場合に比べて集光器7側から逆行
する励起光の光量を低減できる。
【0053】臨界角θは、入射面5aのなす傾斜角αと
側面5cのなす傾斜角βが次式(4)を満たすとき最大
値π/ 2+αとなる。
【0054】 α+β=arccos(1/ng )−arcsin(1/ng ) …(4)
【0055】最大臨界角を与える光学的ガイド板5の入
射面形状は、傾斜角αが正の値であれば、図3に示され
ているように、凹形状であり、傾斜角αが負の値であれ
ば、図4に示されているように、凸形状である。従っ
て、式(5)の値の符号によって入射面形状が決まる。
【0056】 arccos(1/ng )−arcsin(1/ng )−β …(5)
【0057】最大臨界角を与える光学的ガイド板5の入
射面形状は、側面5cのなす傾斜角βが0のとき、光学
的ガイド板5の屈折率ng が√2以下であれば、傾斜角
αは負であり、入射面形状は、図4に示されているよう
に、凸形状になる。これに対し、光学的ガイド板5の屈
折率ng が√2以上であれば、傾斜角αは正であり、入
射面形状は、図3に示されているように、凹形状にな
る。
【0058】光学的ガイド板5において、半導体レーザ
3が出力する励起光の入射面積を大きくとり、集光器7
の反射光が光学的ガイド板5に逆入射する光量を少なく
するために、光学的ガイド板5の固体レーザ媒質1側の
断面積より半導体レーザ3側の断面積を大きくとると、
傾斜角βは正の値になる。
【0059】この場合には、光学的ガイド板5の入射面
形状が凹形状と凸形状とに分かれる屈折率ng は√2よ
り大きくなる。このことは、屈折率ng が大きい光学的
ガイド板5を使用することによって最大臨界角π/2+
αを大きくでき、しかも、半導体レーザ3側の断面積と
固体レーザ媒質1側の断面積との比を大きくできること
を示している。
【0060】光学的ガイド板5に対して、式(4)を満
たす傾斜角αとβの組み合わせを選択することにより、
光学的ガイド板5に取り込んで固体レーザ媒質1側に伝
搬できる半導体レーザ3からの励起光の発散角は最大値
π/2+αとなる。すなわち、半導体レーザ3の発散角
がθであれば、式(4)より、次式(6)を満たす範囲
で、光学的ガイド板5の側面5cの傾斜角βを与えるこ
とができる。
【0061】 β≦θ−(π/2){arccos(1/ng ) −arcsin(1/ng )] …(6)
【0062】光学的ガイド板5の側面の物質が、空気で
なく、屈折率na をもつ物質である場合には、式(4)
と式(6)が満たす条件は、次式(7)、(8)に修正
される。
【0063】 α+β=arccos(na /ng )−arcsin(1/ng ) …(7)
【0064】 β≦θー[(π/2){arccos(na /ng ) −arcsin(1/ng )] …(8)
【0065】上述のような構成により、半導体レーザ3
の励起光を大量に光学的ガイド板5に取り込み、これを
固体レーザ媒質1に伝搬でき、さらに集光器7から逆行
する光量を低減でき、半導体レーザ出力を効率よく固体
レーザ媒質に伝搬できる半導体励起固体レーザ装置が実
現される。
【0066】(実施の形態2)図5はこの発明による半
導体励起固体レーザ装置の実施の形態2を示している。
なお、図5に於いて、図1に対応する部分は図1に付し
た符号と同一の符号を付けてその説明を省略する。
【0067】この実施の形態では、光学的ガイド板5の
半導体レーザ3側と固体レーザ媒質1側の端面(入射面
5a、出射面5b)を除く外面に半導体レーザの波長に
対して全反射する全反射コーティング層9がコーティン
グされている。
【0068】これにより、光学的ガイド板5内部に入射
した励起光が側面5c等より外部へ漏洩することがな
く、半導体レーザ3の励起光を固体レーザ媒質1に低損
失で伝搬でき、半導体レーザ出力を効率よく固体レーザ
媒質に伝搬できる半導体励起固体レーザ装置が実現され
る。
【0069】また、半導体レーザ3と光学的ガイド板5
との間に励起光の軸方向への均一化を図るために、光拡
散板11が配置されている。
【0070】このことによっても、半導体レーザ3の励
起光を大量に光学的ガイド板5に取り込み、これを固体
レーザ媒質1に伝搬でき、さらに集光器7から逆行する
光量を低減でき、半導体レーザ出力を効率よく固体レー
ザ媒質に伝搬できる半導体励起固体レーザ装置が実現さ
れる。
【0071】(実施の形態3)図6、図7はこの発明に
よる半導体励起固体レーザ装置の実施の形態3を示して
いる。
【0072】この半導体励起固体レーザ装置は、YAG
ロッド等による円柱状の固体レーザ媒質21と、レーザ
励起源であるレーザダイオード等による板片状の半導体
レーザ(半導体レーザパッケージ)23と、半導体レー
ザ23の励起光を固体レーザ媒質21に伝播する光学ガ
ラス製の光学的ガイド板(光伝送体)25と、固体レー
ザ媒質21を冷却するために固体レーザ媒質21と同心
に配置された透明ガラス製のフローチューブ27と、光
学的ガイド板25より出射した励起光を固体レーザ媒質
21へ反射させる円筒状反射鏡による集光器29とを有
している。
【0073】固体レーザ媒質21は集光器29内部の中
心位置に同心配置されており、この実施の形態でも、半
導体レーザ23と、各半導体レーザ23毎の光学的ガイ
ド板25は4個あり、これらは固体レーザ媒質21の中
心軸線周りに90度の回転角をもって等間隔に放射線状
に配置されている。なお、図6では、半導体レーザ23
は1箇所の光学的ガイド板25に対応するものしか図示
されていないが、当然、他の3箇所の光学的ガイド板2
5にも半導体レーザが同様に取り付けられている。また
レーザ出力を増大するには、一つの固体レーザ媒質21
に対し長手方向(ロッド状の固体レーザ媒質21の軸線
方向)に複数個の半導体レーザを並べることで対応でき
る。
【0074】半導体レーザ23は、レーザ光を発光する
半導体レーザチップ31と、上面に半導体レーザチップ
31を搭載され、半導体レーザチップ31からの作動熱
の除去(ヒートシンク)および半導体レーザチップ31
と後述するパッケージ本体35との線膨張係数の差を吸
収するためのサブマウント33と、上面にサブマウント
33を搭載され、サブマウント33からの熱を外部へ排
出するために内部に冷却水通路(図示省略)を有するウ
ォータジャケット構造のパッケージ本体35と、半導体
レーザチップ31を保護すべくパッケージ本体35に取
り付けられたパッケージカバー37との組立体によるパ
ッケージ構造をなしている。なお、パッケージ本体35
の背面部には冷却水入口管39と冷却水出口管41とが
取り付けられている。
【0075】半導体レーザチップ31とサブマウント3
3とは金属はんだにより良熱伝導・導電接続されてお
り、サブマウント33は金属はんだによって導電性材料
によるパッケージ本体35に良熱伝導・導電接続され、
パッケージ本体35が陽極電極を兼ねている。
【0076】パッケージ本体35の上面には電気絶縁板
43を介して電極部材45が設けられている。電極部材
45は多数本の細い金ワイヤ47によって半導体レーザ
チップ31と導電接続され、電極部材45が導電性材料
によるパッケージカバー37と面接触していることによ
り、パッケージカバー37は陰極電極を兼ねている。
【0077】上述のような電極構造では、パッケージ本
体35とパッケージカバー37との間に電位が印加され
ることによって半導体レーザチップ31の右端面より励
起用レーザ光が発振される。
【0078】光学的ガイド板25は横転L形のガイド板
保持部材49の前部起立部49aの上面に固定されてい
る。ガイド板保持部材49とパッケージ本体35とパッ
ケージカバー37とは、これらを貫通する締結ボルト5
0と締結ボルト50にねじ止めされたナット52により
強固に固定連結されている。
【0079】半導体レーザチップ31から発振されたレ
ーザ光は非常に薄くできた光損失の少ない光学的ガイド
板25へ導入する。なお、光学的ガイド板25の励起レ
ーザ光に対する入出力端面は光ファイバーに比べれば相
当面積が大きいので、これら端面に無反射コーテイング
処理を行うことが可能で、両端面での光損失を1%以下
に抑えることができる。
【0080】ここで、半導体レーザチップ31と光学的
ガイド板25との光学的結合において、半導体レーザチ
ップ31より光学的ガイド板25へ効率よく光伝送する
ためには、前述したように、半導体レーザチップ31と
光学的ガイド板25とを所定値以上の精度で3次元的に
相対的に位置設定する必要がある。
【0081】上述のような組立構成では、半導体レーザ
チップ31と光学的ガイド板25との相対的位置設定
は、ガイド板保持部材49とパッケージ本体35との相
対位置により決まる。
【0082】パッケージ本体35とガイド板保持部材4
9との間には、L形ギャップスペーサ51と、平板状の
高さスペーサ53とが設けられている。これらスペーサ
51、53は前述の締結ボルト50とナット52により
パッケージカバー37、ガイパッケージ本体35、ガイ
ド板保持部材49と共に共締めされている。
【0083】L形ギャップスペーサ51は、パッケージ
本体35の前部とガイド板保持部材49の前部起立部4
9aとの間に挟まれる隙間調整部51aを有し、隙間調
整部51aの厚さ寸法によって半導体レーザチップ31
と光学的ガイド板25との光軸方向の隙間が設定され
る。
【0084】L形ギャップスペーサ51の水平部51b
と高さスペーサ53とは重なり合ってパッケージ本体3
5の底部とガイド板保持部材49の水平部49bとの間
に挟まれ、L形ギャップスペーサ51の水平部51bと
高さスペーサ53の合計の厚さ寸法によって半導体レー
ザチップ31と光学的ガイド板25との相対的な上下位
置が決まり、光軸ずれ調整が行われる。
【0085】これにより、半導体レーザチップ31と光
学的ガイド板25との光軸ずれ量が決められた誤差範囲
内に入るように高さスペーサ53(およびL形ギャップ
スペーサ51の水平部51bを選定し、また半導体レー
ザ31と光学的ガイド板25との光軸方向のギャップが
決められた誤差範囲内に入るようにL形ギャップスペー
サ51を選定することで、半導体レーザチップ31と光
学的ガイド板25との光軸ずれ量と、半導体レーザチッ
プ31と光学的ガイド板25との光軸方向のギャップと
が共に許容誤差範囲内に入るようになる。
【0086】これにより、光軸ずれ誤差およびギャップ
誤差による結合損失が少ない値に抑えられ、半導体レー
ザチップ31より光学的ガイド板25への光伝送が効率
よく行われるようになり、半導体レーザ出力を効率よく
固体レーザ媒質に伝搬できる。
【0087】(実施の形態4)図8はこの発明による半
導体励起固体レーザ装置の実施の形態4を示している。
なお、図8において、図6に対応する部分は図6に付し
た符号と同一の符号を付けて、その説明を省略する。
【0088】この実施の形態では、ギャップスペーサ5
5上に光学的ガイド板25が固定されており、ギャップ
スペーサ55がパッケージ本体35の前面に突当てられ
ることにより、ギャップスペーサ55によって半導体レ
ーザチップ31と光学的ガイド板25との光軸方向の隙
間が設定されている。
【0089】ギャップスペーサ55とガイド板保持部材
49の前部起立部49aに形成されたスペーサ載置段差
部49cとの間に高さスペーサ57が配置されている。
これによりギャップスペーサ55と高さスペーサ57の
合計の厚さ寸法によって半導体レーザチップ31と光学
的ガイド板25との相対的な上下位置が決まり、光軸ず
れ調整が行われる。
【0090】この実施の形態においては、ギャップスペ
ーサ55がパッケージ本体35と接する面を基準として
所定のギャップを設けて結合できるように専用治具にて
光学的ガイド板25を接合し、この後に上下調整用の高
さスペーサ57を選定することにより、半導体レーザチ
ップ31と光学的ガイド板25との光軸ずれ量と、半導
体レーザチップ31と光学的ガイド板25との光軸方向
のギャップとが共に許容誤差範囲内に入るようになる。
【0091】これにより、光軸ずれ誤差およびギャップ
誤差による結合損失が少ない値に抑えられ、半導体レー
ザチップ31より光学的ガイド板25への光伝送が効率
よく行われるようになり、半導体レーザ出力を効率よく
固体レーザ媒質に伝搬できる。
【0092】(実施の形態5)図9、図10はこの発明
による半導体励起固体レーザ装置の実施の形態5を示し
ている。なお、図9、図10において、図6に対応する
部分は図6に付した符号と同一の符号を付けて、その説
明を省略する。
【0093】この実施の形態では、パッケージ本体35
上に、半導体レーザチップ31を取付けられたサブマウ
ント33と光学的ガイド板25とが光軸方向に直線的に
配列されている。
【0094】パッケージ本体35には、サブマウント3
3の位置決め配置部として第一の段差部35aが、また
光学的ガイド板25の位置決め配置部として第二の段差
部35bがそれぞれ機械加工されている。
【0095】第一の段差部35aと第二の段差部35b
とは、半導体レーザチップ31の励起用レーザ光が光学
的ガイド板25の中心を通り、しかも半導体レーザチッ
プ31と光学的ガイド板25との光軸方向のギャップが
所定の範囲内に入るように高精度に機械加工されてい
る。
【0096】これにより、第一の段差部35aにサブマ
ウントが段差面を基準にして突当て状態で数ミクロン厚
のはんだ接合され、第二の段差部35bに光学的ガイド
板25が突当て状態で接着されることにより、半導体レ
ーザチップ31と光学的ガイド板25との光軸ずれ量が
許容誤差範囲内に入るようになると共に、半導体レーザ
チップ31と光学的ガイド板25との光軸方向のギャッ
プが許容誤差範囲内に入るようになる。
【0097】これにより、光軸ずれ誤差およびギャップ
誤差による結合損失が少ない値に抑えられ、半導体レー
ザチップ31より光学的ガイド板25への光伝送が効率
よく行われるようになり、半導体レーザ出力を効率よく
固体レーザ媒質に伝搬できる。
【0098】(実施の形態6)図11、図12はこの発
明による半導体励起固体レーザ装置の実施の形態6を示
している。なお、図11、図12において、図9、図1
0に対応する部分は図9、図10に付した符号と同一の
符号を付けて、その説明を省略する。
【0099】この実施の形態は、実施の形態5の変形例
であり、パッケージカバー37の先端部に光学的ガイド
板保持部37aが設けられている。光学的ガイド板保持
部37aは、第二の段差部35bの上方に位置し、第二
の段差部35bに配置された光学的ガイド板25をパッ
ケージ本体35とで挟み込み保持するようになってい
る。
【0100】この実施の形態では、パッケージ本体35
とパッケージカバー37とによって光学的ガイド板25
が挟み込み保持され、光学的ガイド板25の保持強度が
向上する。これにより装置の組み立てが容易になり、組
立時間を短縮することができるようになる。
【0101】(実施の形態7)図13、図14はこの発
明による半導体励起固体レーザ装置の実施の形態7を示
している。なお、図13、図14において、図11、図
12に対応する部分は図11、図12に付した符号と同
一の符号を付けて、その説明を省略する。
【0102】この実施の形態は、実施の形態6の変形例
であり、パッケージ本体35の第二の段差部35bと光
学的ガイド板25との間と、パッケージカバー37の光
学的ガイド板保持部37aと光学的ガイド板25との間
にそれぞれパッキング剤あるいは接着剤が介在してお
り、これらによりクッション層59が設けられている。
クッション層59を構成するパッキング剤あるいは接着
剤は、シリコン系樹脂等、光学的ガイド板25より屈折
率の小さい材料により構成されている。
【0103】この実施の形態では、クッション層59を
なすパッキング剤、接着剤がクッション材として作用
し、挟み込み力によって光学的ガイド板25が破損する
ことを防止する。
【0104】また、クッション層59をなすパッキング
剤あるいは接着剤の屈折率が光学的ガイド板の屈折率よ
り小さく、この光学的特性により光学的ガイド板25の
側面部よりの光の漏洩損失が抑制され、光伝送効率の低
下が抑えられる。
【0105】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、この発
明による半導体励起固体レーザ装置によれば、光学的ガ
イド板の横断面積が半導体レーザ側で大きく、これより
固体レーザ媒質側へ向かうに従って小さくなっているか
ら、半導体レーザの励起光を大量に光学的ガイド板に取
り込み、固体レーザ媒質側から光学的ガイド板へ逆行す
る励起光の光量が低減し、半導体レーザ出力を効率よく
固体レーザ媒質に伝搬できる。
【0106】つぎの発明による半導体励起固体レーザ装
置によれば、光学的ガイド板は板厚の変化により、光学
的ガイド板の横断面積が半導体レーザ側で大きく、これ
より固体レーザ媒質側へ向かうに従って小さくなってお
り、半導体レーザの励起光を大量に光学的ガイド板に取
り込み、固体レーザ媒質側から光学的ガイド板へ逆行す
る励起光の光量が低減し、半導体レーザ出力を効率よく
固体レーザ媒質に伝搬できる。
【0107】つぎの発明による半導体励起固体レーザ装
置によれば、光学的ガイド板の屈折率に応じて光学的ガ
イド板の入射面形状を凹形状あるいは凸形状にすること
により、半導体レーザの励起光を大量に光学的ガイド板
に取り込み、固体レーザ媒質側から光学的ガイド板へ逆
行する励起光の光量が低減し、半導体レーザ出力を効率
よく固体レーザ媒質に伝搬できる。
【0108】つぎの発明による半導体励起固体レーザ装
置によれば、光学的ガイド板より出射した励起光が集光
器内より外部へ漏れることなく全て固体レーザ媒質に吸
収され、半導体レーザ出力を効率よく固体レーザ媒質に
伝搬できる。
【0109】つぎの発明による半導体励起固体レーザ装
置によれば、半導体レーザの励起光の全てが光学的ガイ
ド板に直接入射され、光学的ガイド板より励起光が固体
レーザ媒質の長さの全域において吸収され、半導体レー
ザ出力を効率よく固体レーザ媒質に伝搬できる。
【0110】つぎの発明による半導体励起固体レーザ装
置によれば、光学的ガイド板内部に入射した励起光は、
光学的ガイド板内部で全反射し、側面等より外部へ漏洩
することがなく、半導体レーザ出力を効率よく固体レー
ザ媒質に伝搬できる。
【0111】つぎの発明による半導体励起固体レーザ装
置によれば、光拡散板によって励起光の軸方向への均一
性が向上し、半導体レーザ出力を効率よく固体レーザ媒
質に伝搬できる。
【0112】つぎの発明による半導体レーザ励起固体レ
ーザ装置によれば、半導体レーザが有している半導体レ
ーザチップと光学的ガイド板との光軸ずれ量が決められ
た誤差範囲内に入るように光軸ずれ調整用の高さスペー
サが選定され、半導体レーザチップと光学的ガイド板と
の光軸方向のギャップが決められた誤差範囲内に入るよ
うに隙間調整用のギャップスペーサが選定されることに
より、半導体レーザチップと光学的ガイド板との光軸ず
れ量と、半導体レーザチップと光学的ガイド板との光軸
方向のギャップとが共に許容誤差範囲内に入るようにな
り、光軸ずれ誤差およびギャップ誤差による結合損失が
少ない値に抑えられ、半導体レーザチップより光学的ガ
イド板への光伝送が効率よく行われるようになり、半導
体レーザ出力を効率よく固体レーザ媒質に伝搬できる。
【0113】つぎの発明による半導体レーザ励起固体レ
ーザ装置によれば、パッケージ本体の底部と光学的ガイ
ド板との間に高さスペーサが配置されることにより、半
導体レーザチップと光学的ガイド板との光軸ずれ量が許
容誤差範囲内に入るようになり、パッケージ本体の前部
と光学的ガイド板の保持部材との間にギャップスペーサ
が配置されることにより、半導体レーザチップと光学的
ガイド板との光軸方向のギャップが許容誤差範囲内に入
るようになり、光軸ずれ誤差およびギャップ誤差による
結合損失が少ない値に抑えられ、半導体レーザチップよ
り光学的ガイド板への光伝送が効率よく行われるように
なり、半導体レーザ出力を効率よく固体レーザ媒質に伝
搬できる。
【0114】つぎの発明による半導体レーザ励起固体レ
ーザ装置によれば、光学的ガイド板がギャップスペーサ
より支持され、このギャップスペーサが半導体レーザの
パッケージ本体に突当てられることにより、隙間調整が
行われて半導体レーザチップと光学的ガイド板との光軸
方向のギャップが許容誤差範囲内に入るようになり、こ
のギャップスペーサと光学的ガイド板の保持部材との間
に高さスペーサが配置されることにより、半導体レーザ
チップと光学的ガイド板との光軸ずれ量が許容誤差範囲
内に入るようになり、光軸ずれ誤差およびギャップ誤差
による結合損失が少ない値に抑えられ、半導体レーザチ
ップより光学的ガイド板への光伝送が効率よく行われる
ようになり、半導体レーザ出力を効率よく固体レーザ媒
質に伝搬できる。
【0115】つぎの発明による半導体レーザ励起固体レ
ーザ装置によれば、サブマウントの位置決め配置部にサ
ブマウントが位置決め配置され、光学的ガイド板の位置
決め配置部に光学的ガイド板が位置決め配置され、この
双方の位置決め配置により、半導体レーザチップと光学
的ガイド板との光軸ずれ量が許容誤差範囲内に入るよう
になると共に、半導体レーザチップと光学的ガイド板と
の光軸方向のギャップが許容誤差範囲内に入るようにな
り、光軸ずれ誤差およびギャップ誤差による結合損失が
少ない値に抑えられ、半導体レーザチップより光学的ガ
イド板への光伝送が効率よく行われるようになり、半導
体レーザ出力を効率よく固体レーザ媒質に伝搬できる。
【0116】つぎの発明による半導体レーザ励起固体レ
ーザ装置によれば、パッケージ本体に機械加工された段
差部によるサブマウントの位置決め配置部にサブマウン
トが位置決め配置され、またパッケージ本体に機械加工
された段差部による光学的ガイド板の位置決め配置部に
光学的ガイド板が位置決め配置され、この双方の位置決
め配置により、半導体レーザチップと光学的ガイド板と
の光軸ずれ量が許容誤差範囲内に入るようになると共
に、半導体レーザチップと光学的ガイド板との光軸方向
のギャップが許容誤差範囲内に入るようになり、光軸ず
れ誤差およびギャップ誤差による結合損失が少ない値に
抑えられ、半導体レーザチップより光学的ガイド板への
光伝送が効率よく行われるようになり、半導体レーザ出
力を効率よく固体レーザ媒質に伝搬できる。
【0117】つぎの発明による半導体レーザ励起固体レ
ーザ装置によれば、パッケージ本体とパッケージカバー
とによって光学的ガイド板が挟み込み保持され、光学的
ガイド板の保持強度が向上し、併せて装置の組み立てが
容易になり、組立時間を短縮することができる。
【0118】つぎの発明による半導体レーザ励起固体レ
ーザ装置によれば、パッキング剤あるいは接着剤を挟ん
で光学的ガイド板がパッケージ本体とパッケージカバー
より挟み込み保持され、パッキング剤、接着剤がクッシ
ョン材として作用し、挟み込み力によって光学的ガイド
板が破損することが防止される。これにより、装置の組
み立てが容易になり、組立時間を短縮することができ
る。
【0119】つぎの発明による半導体レーザ励起固体レ
ーザ装置によれば、パッキング剤あるいは接着剤の屈折
率が光学的ガイド板の屈折率の小さく、この光学的特性
により光学的ガイド板の側面部よりの光の漏洩損失が抑
制され、光伝送効率の低下が抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による半導体励起固体レーザ装置の
実施の形態1を示す正面図である。
【図2】 図1に示した線II−IIによる断面図であ
る。
【図3】 この発明による半導体励起固体レーザ装置の
実施の形態1を、入射面形状が凹形状である場合を示す
正面図である。
【図4】 この発明による半導体励起固体レーザ装置の
実施の形態1を、入射面形状が凸形状である場合を示す
正面図である。
【図5】 この発明による半導体励起固体レーザ装置の
実施の形態2を示す正面図である。
【図6】 この発明による半導体励起固体レーザ装置の
実施の形態3を示す正面図である。
【図7】 この発明による半導体励起固体レーザ装置の
実施の形態3を示す平面図である。
【図8】 この発明による半導体励起固体レーザ装置の
実施の形態4を示す正面図である。
【図9】 この発明による半導体励起固体レーザ装置の
実施の形態5を示す正面図である。
【図10】 図9に示したA部分の拡大図である。
【図11】 この発明による半導体励起固体レーザ装置
の実施の形態6を示す正面図である。
【図12】 図11に示したA部分の拡大図である。
【図13】 この発明による半導体励起固体レーザ装置
の実施の形態7を示す正面図である。
【図14】 図13に示したA部分の拡大図である。
【図15】 従来における半導体励起固体レーザ装置を
示す正面図である。
【図16】 図15に示した線XVI−XVIによる断
面図である。
【図17】 上下誤差による結合損失特性を示すグラフ
である。
【図18】 ギャップ誤差による結合損失特性を示すグ
ラフである。
【符号の説明】
1 固体レーザ媒質,3 半導体レーザ,5 光学的ガ
イド板,7 集光器,9 全反射コーティング層,11
光拡散板,21 固体レーザ媒質,23 半導体レー
ザ,25 光学的ガイド板,27 フローチューブ,2
9 集光器,31 半導体レーザチップ,33 サブマ
ウント,35 パッケージ本体,35a第一の段差部,
35b 第二の段差部,37 パッケージカバー,37
a 光学的ガイド板保持部,49 ガイド板保持部材
51 L形ギャップスペーサ,53 高さスペーサ,5
5 ギャップスペーサ,57 高さスペーサ,59 ク
ッション層。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体レーザ媒質と、レーザ励起源である
    半導体レーザと、前記半導体レーザの励起光を前記固体
    レーザ媒質に伝播させる光学的ガイド板とを有する半導
    体励起固体レーザ装置において、 前記光学的ガイド板は、励起光の伝搬主光軸に直交する
    横断面積が前記半導体レーザ側で大きく、これより前記
    固体レーザ媒質側へ向かうに従って小さくなっているこ
    とを特徴とする半導体励起固体レーザ装置。
  2. 【請求項2】 前記光学的ガイド板は板厚の変化によ
    り、前記横断面積が前記半導体レーザ側で大きく、これ
    より前記固体レーザ媒質側へ向かうに従って小さくなっ
    ていることを特徴とする請求項1に記載の半導体励起固
    体レーザ装置。
  3. 【請求項3】 固体レーザ媒質と、レーザ励起源である
    半導体レーザと、前記半導体レーザの励起光を前記固体
    レーザ媒質に伝播させる光学的ガイド板とを有する半導
    体励起固体レーザ装置において、 前記半導体レーザが出力する励起光の伝搬主光軸方向に
    対して前記光学的ガイド板の側面がなす傾斜角をβとし
    たとき、前記光学的ガイド板の屈折率ng が式(1)を
    満たすときには、前記光学的ガイド板が前記半導体レー
    ザと対向する端面が前記側面間で凹面をなし、前記屈折
    率ng が式(2)を満たすときには、前記光学的ガイド
    板が前記半導体レーザと対向する端面が前記側面間で凸
    面をなしていることを特徴とする半導体励起固体レーザ
    装置。 arccos(1/ng )−arcsin(1/ng )−β>0 …(1) arccos(1/ng )−arcsin(1/ng )−β<0 …(2)
  4. 【請求項4】 固体レーザ媒質と、レーザ励起源である
    半導体レーザと、前記半導体レーザの励起光を前記固体
    レーザ媒質に伝播させる光学的ガイド板とを有する半導
    体励起固体レーザ装置において、 内部に前記固体レーザ媒質を配置され、前記光学的ガイ
    ド板より出射した励起光を前記固体レーザ媒質へ反射さ
    せる筒状の集光器を有し、当該集光器と前記光学的ガイ
    ド板とで前記固体レーザ媒質の全周を隙間なく囲繞して
    いることを特徴とする半導体励起固体レーザ装置。
  5. 【請求項5】 固体レーザ媒質と、レーザ励起源である
    半導体レーザと、前記半導体レーザの励起光を前記固体
    レーザ媒質に伝播させる光学的ガイド板とを有する半導
    体励起固体レーザ装置において、 前記光学的ガイド板は、前記半導体レーザ側の長さが励
    起光をスリット状に発光する前記半導体レーザのスリッ
    ト長さに概ね等しく、前記固体レーザ媒質側の長さが固
    体レーザ媒質の長さに概ね等しいことを特徴とする半導
    体励起固体レーザ装置。
  6. 【請求項6】 前記光学的ガイド板は半導体レーザ側と
    固体レーザ媒質側の端面を除く外面に半導体レーザの波
    長に対して全反射する全反射コーティングを施されてい
    ることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載
    の半導体励起固体レーザ装置。
  7. 【請求項7】 前記半導体レーザと前記光学的ガイド板
    との間に光拡散板が配置されていることを特徴とする請
    求項1〜6のいずれか一つに記載の半導体励起固体レー
    ザ装置。
  8. 【請求項8】 固体レーザ媒質と、レーザ励起源である
    半導体レーザと、前記半導体レーザの励起光を前記固体
    レーザ媒質に伝播させる光学的ガイド板とを有する半導
    体励起固体レーザ装置において、 前記半導体レーザと前記光学的ガイド板の保持部材との
    間に光軸ずれ調整用の高さスペーサが配置され、前記半
    導体レーザと前記光学的ガイド板の保持部材との間に隙
    間調整用のギャップスペーサが配置されていることを特
    徴とする半導体レーザ励起固体レーザ装置。
  9. 【請求項9】 前記半導体レーザは半導体レーザチップ
    を搭載されたパッケージ本体を有し、前記高さスペーサ
    が前記パッケージ本体の底部と前記光学的ガイド板の保
    持部材との間に配置され、前記ギャップスペーサが前記
    パッケージ本体の前部と前記光学的ガイド板の保持部材
    との間に配置されていることを特徴とする請求項8に記
    載の半導体レーザ励起固体レーザ装置。
  10. 【請求項10】 前記ギャップスペーサに前記光学的ガ
    イド板が固定され、当該ギャップスペーサが半導体レー
    ザのパッケージ本体に突当てられることにより隙間調整
    が行われ、前記ギャップスペーサと前記光学的ガイド板
    の保持部材との間に前記高さスペーサが配置されている
    ことを特徴とする請求項8に記載の半導体レーザ励起固
    体レーザ装置。
  11. 【請求項11】 固体レーザ媒質と、レーザ励起源であ
    る半導体レーザと、前記半導体レーザの励起光を前記固
    体レーザ媒質に伝播させる光学的ガイド板とを有する半
    導体励起固体レーザ装置において、 半導体レーザのパッケージ本体に半導体レーザチップを
    担持したサブマウントの位置決め配置部と前記光学的ガ
    イド板の位置決め配置部とが形成され、前記サブマウン
    トの位置決め配置部にサブマウントが位置決め配置さ
    れ、前記光学的ガイド板の位置決め配置部に前記光学的
    ガイド板が位置決め配置されていることを特徴とする半
    導体レーザ励起固体レーザ装置。
  12. 【請求項12】 前記サブマウントの位置決め配置部と
    前記光学的ガイド板の位置決め配置部とはそれぞれ前記
    パッケージ本体に機械加工された段差部により与えられ
    ることを特徴とする請求項11に記載の半導体レーザ励
    起固体レーザ装置。
  13. 【請求項13】 前記パッケージ本体に搭載されている
    半導体レーザチップを保護するパッケージカバーが設け
    られ、前記パッケージカバーは前記位置決め配置部に配
    置された前記光学的ガイド板を前記パッケージ本体とで
    挟み込み保持する光学的ガイド板保持部を有しているこ
    とを特徴とする請求項11または12に記載の半導体レ
    ーザ励起固体レーザ装置。
  14. 【請求項14】 前記パッケージ本体と前記光学的ガイ
    ド板との間と、前記パッケージカバーと前記光学的ガイ
    ド板との間にそれぞれパッキング剤あるいは接着剤が介
    在していることを特徴とする請求項13に記載の半導体
    レーザ励起固体レーザ装置。
  15. 【請求項15】 前記パッキング剤あるいは接着剤は前
    記光学的ガイド板より屈折率の小さい材料により構成さ
    れていることを特徴とする請求項14に記載の半導体レ
    ーザ励起固体レーザ装置。
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