JP3237525B2 - 固体レーザ励起モジュール - Google Patents
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Description
用い固体レーザ媒質を光励起するための固体レーザ励起
モジュールの構成に関し、特に人工衛星や航空機等の飛
翔体に搭載される固体レーザに適した固体レーザ励起モ
ジュールの構成に関する。
質を有する。このため、従来の一般の固体レーザ装置に
おいては、レーザロッドをケースに収納するとともに、
このケース内に冷却液を循環させ、レーザロッドを冷却
し排熱を行っていた。しかし、このような冷却方法を持
つ固体レーザは、冷却液循環用のポンプの寿命が問題と
なることや配管のシールなどが必要なことにより信頼性
が低く、装置規模が大きいことや、消費電力が増大する
ことなどから、人工衛星や航空機等の飛翔体への搭載に
は向かなかった。このため、冷却液に変わるレーザロッ
ドからの排熱方法が検討されはじめている。しかし、人
工衛星搭載の固体レーザにおける要求条件である、高効
率、高平均出力、高ビーム品質、小型などの条件をすべ
て満足しているようなものは未だ実現されていないのが
現状である。
-Pumped,c-axis Nd:YLF Laser」,in technical dige
st of Advanced Solid-State Lasers'93,p41,1993.に示
された従来の固体レーザ励起モジュールの構成を断面図
で示したものであり、半導体レーザにより励起を行う冷
却液を循環させない固体レーザ励起モジュールとしては
最も良く用いられている構成である。図において、1は
固体レーザロッド、2は励起用半導体レーザ、3は金属
ヒートシンクである。
射した励起光は、金属ヒートシンク3の固体レーザロッ
ド1との接触面により反射されて固体レーザロッド1内
を往復し、この間に固体レーザロッド1内で吸収され
る。吸収しきれなかった励起光は、励起用半導体レーザ
2に戻り、モジュール外に散乱される。吸収された励起
光の一部は固体レーザロッド1内で熱を発生する。この
熱は、金属ヒートシンク3から熱伝導により固体レーザ
励起モジュール全体を支えている筐体に放熱される。
ジュールでは、一般的に直径が3mm〜5mm程度と細
い固体レーザロッド1の側面に、励起用半導体レーザ2
の励起光を入力する励起光導入口と、固体レーザロッド
1からの排熱を行うための金属ヒートシンク3を共に設
置しなければならない。このため、金属ヒートシンク3
の固体レーザロッド1側面への接触面積が小さくなり、
高い熱抵抗値を持つために、高平均パワーでの励起(高
繰返し)を行った場合、固体レーザロッド1の温度が非
常に高くなり、しいては破壊をまねく恐れがある。この
ため、レーザの繰返しは、高々10Hz程度と低い値と
なっている。また、冷却をロッドの3方向から行ってい
るが、この場合固体レーザロッド1の断面内の温度分布
としては、金属ヒートシンク3と接触している部分は温
度が低く、励起光導入口近傍での温度は高くなるような
非対称な温度分布となる。このような固体レーザロッド
1内の不均一な温度分布は、固体レーザロッド1自身に
物理的、光学的歪みを発生させ、レーザの効率を劣化さ
せる。
ジュールとして、S.D.Jackson et.al.「Thermal modeli
ng of solid nonfocusing pump-light collectors used
fordiode-pumped Nd:YAG lasers」,Appl.Opt.Vol34,N
o12.p2022 1995.に示されたものがある。この第2の従
来例の構成を図8に断面図で示す。図において、4は励
起用半導体レーザ2の入射面に励起光に対して反射防止
膜を設置したプリズム、5は固体レーザロッド1とプリ
ズム4を熱的に接触させるための接着剤である。
は、プリズム4の直角2等辺三角形の斜辺に垂直に励起
光を放出する。励起光は直接、またはプリズム4内面で
の全反射の後に直角2等辺三角形の頂角近傍に設置され
た固体レーザロッド1に入射する。最大2度ロッド内を
伝搬した後、斜辺から外に放出される。固体レーザロッ
ド1内で発生した熱は、固体レーザロッド1の周りに接
触した接着剤5を通して、プリズム4に伝導し、直角2
等辺三角形の直角をはさむ2つの辺から伝達、もしくは
放射により排熱される。
1の側面全体からの排熱が可能であるため、先に示した
従来例のように、放熱面積が少ないためにロッドの温度
が上昇するという問題はないが、励起光の固体レーザロ
ッド1への入射効率が低いという問題や、励起分布の対
称性が悪いという問題をかかえている。励起光の吸収効
率が低いためにレーザ効率は低くなるとともに、励起分
布の不均一は、軸対称レーザビームでのレーザロッドか
らのエネルギー取りだしを低くしてしまう。さらに、励
起分布の不均一性に伴う固体レーザロッド1内での発生
熱分布の不均一、および排熱の不均一性ロッド内温度分
布を軸対称からずらした不均一なものとする。このた
め、熱的な光学歪み(熱収差)が発生し、レーザの効率
をさらに劣化させる。さらに、固体レーザロッド1とプ
リズム4間に接着剤5を用いているが、高平均パワー動
作時には、レーザロッド1、プリズム4の温度上昇によ
りこれら材質(例えばこの従来例では固体レーザロッド
1としてNd:YAG、プリズム4としてはBK7ガラ
スもしくはサファイアを用いている)の、熱膨張率の違
いから接着剤5に応力が発生し破断される恐れがあるな
どの問題がある。
体レーザ励起モジュールにおいては、以下の課題があっ
た。第1の従来例においては (1)固体レーザロッド1の排熱面積が小さいため、排
熱効率が悪く、ロッドの温度が上昇しやすく、高励起平
均パワーでの動作ができない。 (2)ロッド内の励起分布に不均一が発生しやすく、高
出力化時の効率が劣化しやすい。 (3)ロッド内温度分布の軸対称からはずれた不均一が
発生しやすく、高出力化時の効率が劣化しやすい。など
の課題があった。
り、レーザ媒質からの取り出し効率が低い。 (3)励起分布の不均一および排熱の非対称性ももとず
き、ロッド内温度分布の不均一となりやすく、高励起平
均パワーでの動作で効率が劣化する。 (4)固体レーザロッドのプリズム内への設置手段とし
て、接着剤を用いているため、信頼性が低い。などの課
題があった。
るためになされたもので、励起光の高吸収効率化、ロッ
ド内励起分布の均一化、ロッド内温度分布の均一化、排
熱効率の向上、信頼性の向上を図った固体レーザ励起モ
ジュールを提供することを目的とする。
体レーザ励起モジュールは、円柱形状の固体レーザロッ
ドと、上記固体レーザロッドの中心軸を回転対称軸とし
てN=2M+1(Mは自然数)個が放射状に回転対称に
配置され、上記固体レーザロッドの励起光を出射する励
起用半導体レーザと、上記回転対称軸に平行でかつ稜線
と上記回転対称軸を含む面に略垂直なスリット面からな
り、上記N個の励起用半導体レーザのそれぞれからの励
起光が上記スリット面に光軸を略垂直にして入力される
励起光導入口が各稜線部に設けられた略正N角柱の透明
ブロックと、上記透明ブロックに設けられ、上記透明ブ
ロックの回転対称軸と略同軸の回転対称軸を有する上記
固体レーザロッドのロッド挿入穴と、上記ロッド挿入穴
に上記固体レーザロッドを挿入して保持する保持手段
と、上記透明ブロックのN個の側面に形成され、上記透
明ブロックに入射した上記励起光を反射する反射手段
と、上記固体レーザロッドの中心軸を回転対称軸とし、
上記透明ブロックのN個の側面それぞれの傍らに放射状
に回転対称に配置されたN個のヒートシンクと、上記透
明ブロックのN個の側面の各々から、上記N個のヒート
シンクの各々に排熱する第1の排熱手段と、上記N個の
ヒートシンクの各々から装置外部に対して排熱する第2
の排熱手段とを備え、上記励起光導入口の対向配置を排
除したものである。
ュールは、ホスト材料としてY3Al5O12(YAG)を用いた固
体レーザロッドと、材料としてサファイアを用いた透明
ブロックとを備えたものである。
ュールは、ホスト材料としてY3Al5O12(YAG),YLiF4(YL
F),LiCaAlF6(LiCAF),LiSrAlF6(LiSAF)を用いた固体レ
ーザロッドと、材料としてMgF2を用いた透明ブロックと
を備えたものである。
ュールは、そのN個の側面をグランドラフ面とした透明
ブロックを備えたものである。
ュールは、その側面をグランドラフ面とした固体レーザ
ロッドを備えたものである。
ュールは、上記透明ブロックの側面の各々に設けた金属
の薄膜である反射手段を備えたものである。
ュールは、上記金属の薄膜を銅としたものである。
ュールは、上記透明ブロックのN個の側面の各々に設け
たセラミック板である反射手段を備えたものである。
ュールは、上記第1の排熱手段として、上記透明ブロッ
クのN個の側面の各々にインジウム又は金の薄膜を介し
て上記N個のヒートシンクを設けたものである。
ジュールは、上記第1の排熱手段として、上記透明ブロ
ックのN個の側面の各々に金属を蒸着し、上記N個のヒ
ートシンクの各々をインジウム、金および半田材料の合
金により融着したものである。
ジュールは、上記第2の排熱手段として、上記各々のヒ
ートシンクに、上記固体レーザロッドの中心軸を回転対
称軸として回転対称に配置された排熱穴をもうけるとと
もに、この排熱穴に、装置外部に凝縮部をもたせたヒー
トパイプの蒸発部を挿入したものである。
ジュールは、上記N個のヒートシンクの各々に、上記N
個の励起用半導体レーザの各々を設けたものである。
ジュールは、上記N個のヒートシンクの各々を、導熱リ
ングで熱的に接続したものである。
ジュールは、上記固体レーザロッドの長さを上記略正N
角柱の透明ブロックの高さより長くとるとともに、上記
固体レーザロッドと上記ロッド挿入穴の間に液体を充填
し、この液体を上記透明ブロックの両端面と上記固体レ
ーザの側面との間でシールしたものである。
ジュールにおいて、上記液体は、その屈折率を、上記固
体レーザロッドの屈折率よりも小さく、上記透明ブロッ
クの屈折率よりも大きく設定したシリコンオイルであ
る。
ジュールにおいて、上記液体は、その屈折率を、上記固
体レーザロッドの屈折率よりも小さく、上記透明ブロッ
クの屈折率よりも大きく設定したエチレングリコールの
水溶液である。
ジュールは、上記液体をシールする手段として、シリコ
ーンゴムを用いたものである。
は、この発明の一実施の形態による非液冷励起モジュー
ルの構成図である。図において、1は固体レーザロッ
ド、2は励起用半導体レーザ、6は透明ブロック、7は
励起光反射手段、8はロッド熱接触手段、9は金属ヒー
トシンク、10はヒートパイプ、11は熱接触手段、1
2はロッド保持手段、13は導熱リングである。
ーザ光軸に垂直な断面を示したものである。これは、励
起用半導体レーザ2で側面方向からの励起を行う固体レ
ーザは、所要出力に応じて励起用半導体レーザ2を長手
方向に拡張するだけですむため、特徴は断面構造にあら
われているためである。このため、説明においては、と
くにことわりが無い限り、長手方向には同一の形状を想
定している。例えば、断面での円は実際には円柱、多角
形は実際には多角柱である。
は、側面における励起光反射手段7により励起光をブロ
ック内に閉じ込めて、励起光を固体レーザロッド1を複
数通過させることで励起光をレーザロッドに効率良く吸
収させ吸収効率の向上をはかること、励起分布の均一化
を図ること、固体レーザロッド1での発生熱を金属ヒー
トシンク9に効率良く伝導させブロック内に不均一な温
度分布を作らないことである。
て、励起光の固体レーザロッド1での吸収効率を高める
ためには、まず内面における励起光反射手段7を持つ側
面部分の面積に対して、励起光の逃げ道の一つである導
入口の面積を小さくする必要がある。さらに励起光反射
手段7による反射時の損失を少なくすることが必要であ
る。一方、励起分布の均一化には、励起光を、固体レー
ザロッド1に対して回転対称に入射することが有効であ
る。
6は、透明ブロック6内に配置した固体レーザロッド1
のロッド軸を回転中心とした3回対称以上の回転対称な
形状とした。このような形状としては正多角柱もしくは
円柱が選ばれる。次に励起光導入口としても、ロッド軸
を回転対称とした3回対称以上の回転対称の位置に配置
することとした。このような配置としては正多角柱の場
合、側面もしくは稜の位置であるが、導入口の面積をで
きるだけ小さくするために、励起光導入口を稜の位置に
もたせることとし、側面を励起光反射手段7とすること
とした。具体的な正多角形の形状としては、図2に示す
ように励起光導入口から回転中心の固体レーザロッド1
に向けて入射された励起光が固体レーザロッド1を通過
した後に対向した導入口から漏洩しやすいことから、2
N+1(Nは自然数)正多角柱とし導入口の個数を2N
+1(Nは自然数)とすることが望ましい。図3は、最
も簡単な形状である、図1と同じ3角柱を用いた場合の
透明ブロック6内の励起光について示している。この形
状では、1度、固体レーザロッド1を通過した励起光
は、励起光反射手段7により反射されて再び励起光導入
口方向へ反射される。すなわち、励起光軸にそった励起
光は2度固体レーザロッド1を通過してから励起光導入
口を通って透明ブロック6の外にもれる。これは、図2
において励起光軸にそった励起光が1度しか固体レーザ
ロッド1を通過せずにもれるのに比べて高い吸収効率を
与えることになる。また、励起光導入口の長さをD、図
2において対向する励起光導入口間の距離と、図3にお
ける励起光導入口と励起光反射手段7間の距離を等しく
Lととると、励起光導入口から入射した光が、もれる開
口(すなわち励起光導入口の長さ)を見込んだ角度θは
図3の方が図2の約半分となる。このθ以上の角度で励
起用半導体レーザ2から出射される励起光が、透明ブロ
ック6で閉じ込められることを考えると、θが小さい図
3の方が透明ブロック6による励起光閉じ込めに有効で
あることがわかる。
しては、熱伝導率が高いことと、屈折率が固体レーザロ
ッド1より低いことである。第1の条件はもちろんロッ
ドで発生する熱を運ぶためである。第2の条件を図4に
より簡単に説明する。ここではロッド熱接触手段8が透
明ブロック6の屈折率と略等しいとした時の、励起光の
固体レーザロッド1での屈折の状態を定性的に示したも
のである。固体レーザロッド1の側面に入射した励起光
は、固体レーザロッド1の屈折率nrが外側の屈折率n
bより大きい場合(図中実線で示す)、入射角度90度
まですべてロッド内で入る。一方、屈折率nrが外側の
屈折率nbより小さい場合(図中波線で示す)、入射角
度がSIN-1(nb/nr)以上となると、全反射によ
りロッド内に入射しなくなる。すなわち、透明ブロック
6の屈折率が固体レーザロッド1より低いことで励起光
のロッドへの入射効率は高くできる。図4では、ロッド
熱接触手段8の屈折率を透明ブロック6の屈折率と略等
しいとしたが、これは、ロッド熱接触手段8の厚みがロ
ッドに対してほとんど変わらなければ無視できる。(透
明ブロック6からロッド熱接触手段8への入射角度は、
ほとんどロッド熱接触手段8から固体レーザロッド1へ
の入射角度に一致する。)このような熱伝導率が高く、
屈折率がレーザロッド1より小さい透明ブロック6の材
料として、例えば、固体レーザロッドの屈折率を決める
ホスト材料として屈折率の高いY3Al5O12 (YAG)(屈折率
1.82)を用いた場合、サファイア(屈折率1.7
6、熱伝導率28W/m・K)やMgF2(屈折率1.3
7)が、ホスト材料として屈折率の低いYLiF4(YLF)(屈
折率1.47),LiCaAlF6(LiCAF),LiSrAlF6(LiSAF)を用
いた場合、MgF2(屈折率1.37、熱伝導率21W/m
・K)が望ましい材料の選定である。
透明ブロック6の回転対称中心におかれる。設置するた
めには、透明ブロック6の回転中心に固体レーザロッド
1よりわずかに大きい穴をドリルおよび研磨によりあ
け、ここに固体レーザロッド1を挿入する。固体レーザ
ロッド1は、組み立て時の操作性や、固定の容易性を考
えて透明ブロック6よりも長くとる。(角柱や円柱の高
さに対してロッドの長さを長くとる)
ック6に伝導させる必要があるため、ロッド熱接触手段
8を固体レーザロッド1と透明ブロック6の間に充填す
る必要がある。固体レーザロッド1がロッド形状ではな
くスラブ形状の場合においてはオプティカルコンタクト
などの製作手法が用いることができるため、ロッド熱接
触手段8は何も充填する必要はないが、ロッド形状の場
合は必要となる。もちろん、ロッド熱接触手段8として
は、励起光に対して透明である必要がある。さらに、熱
接触手段8により固体レーザロッド1に応力がかかるよ
うなことは望まれない。一方、エポキシ系の接着剤など
はこれらの条件を満足するものであるが、固体レーザロ
ッド1と透明ブロック6の熱膨張率の違いから、運用時
に破断をきたす恐れがあり、信頼性にかける。また、一
度、固体レーザロッド1を設置してしまうと交換などが
ままならない。このため、本実施の形態ではロッド熱接
触手段8として液体状の媒体を用いることとした。一
方、透明ブロック6の材料屈折率で述べたようにこのロ
ッド熱接触手段8の屈折率として、固体レーザロッドの
屈折率より低く、透明ブロック6より高いほうが励起光
の固体レーザロッド1への入射効率が高くなる。このよ
うに屈折率調整が可能であり、また、低温での使用にお
いて固体化しないような材料を選択すると、例えば、透
明ブロック6をMgF2(屈折率1.37)とし、レーザロ
ッド1をYAG(屈折率1.82)、YLF(屈折率1.4
7)、LiSAF(屈折率1.4)、LiCAF(屈折率1.3
9)とした場合、光ファイバ通信などに良くもちいられ
る屈折率整合剤であるシリコーンオイル(市販品におい
て1.38〜1.53で調整可能)などがあげられる。
また、高い熱伝導率を活かせるとともに、フィールドユ
ースの循環冷却型の固体レーザで良く用いられている濃
度調整を行ったエチレングリコールの水溶液(エチレン
グリコール濃度を凝固点温度が−20℃以下の40〜9
0%において調整することで屈折率は1.37〜1.4
2で調整可能)の使用が有効である。
ック6の回転中心にあける穴は、励起光が固体レーザロ
ッド1に入射する場合の界面となる。ここでも、固体レ
ーザロッド1内にできる励起分布の均一化を考える場
合、励起光の指向性をできるだけ減らすことが有効であ
る。このために、固体レーザロッドの側面、透明ブロッ
ク6の回転中心にあける穴の外壁はグランドラフにして
拡散性の透過とするのが望ましい。グランドラフの表面
粗度としては、ロッド熱接触手段8の屈折率にもよる
が、(屈折率差が大きいほうが同じ表面粗度でも拡散性
が高い)励起光波長の数倍〜10倍程度、数μm〜10
μmとするのが良い。グランドラフを得るためには機械
的研磨、化学処理の両者があるが、化学処理によるもの
が、クラックの発生などを抑止できることから好まし
い。
触手段8に用いる液体のシールとしては、図5に示すよ
うに透明ブロック6の端面部分で押さえる。一般的にこ
のように液体をシールするような用途としてOリングに
よるシールがある。しかし、Oリングを用いる場合、透
明ブロック6やその外側にOリングを固定するための加
工や機構部品を必要とし、構成が複雑になりやすい。こ
のため、ここでは、ロッドの側面と透明ブロックの端面
部分をゴム状に硬化するシリコーンゴムで接着する方式
とした。このようなシリコーンゴムは一般にRTVゴム
と呼ばれ、空気中の湿気と反応しゴム状に硬化するもの
で、シール剤として良く用いられており、ー50℃程度
の低温でも弾性が劣化しないという特長がある。この弾
性により、固体レーザロッド1と透明ブロック6の間の
熱膨張率の違いによるゴム部への応力を緩和できるた
め、通常良く用いられるエポキシ系の接着剤などで問題
となる破断の問題を回避できる。また、一般に固体レー
ザロッド1の端面近くにアウトガスを発生する接着剤な
どが存在するとレーザ光による端面へのガスの焼付けが
起こり損傷を起こす危険があるが、アウトガスは非常に
少なく真空仕様で用いられる衛星搭載品でも実績があ
る。
反射手段7としては、前に述べたようにできるだけ反射
率の高いものを選定することが有効である。透明ブロッ
ク6内での多数回の反射による励起光閉じ込めを考えた
場合、励起光反射手段7に入射する励起光の入射角度は
まちまちである。このため励起光反射手段7において
は、その反射率が入射角度によらず高いものが望まれ
る。図6に固体レーザの励起波長である波長800nm
における典型的な金属材料の反射率の入射角度依存性の
計算結果を示す。これより金、銀、銅などは反射率が全
入射角度固体レーザの励起波長である800nm近傍で
反射率の高い銅、銀、金などを透明ブロック6の側面に
コーティングすることが有効である。ただし、もちろん
銀や銅の場合はコーティングの後に酸化防止用の保護膜
をつける必要がある。一方、励起分布の均一化を図るこ
とを同時に考えた場合、励起光反射手段7としては、励
起光伝搬光軸の方向性をランダムにする拡散反射を得る
ことが有効となる。この場合、透明ブロック6の側面を
グランドラフ面として金属を蒸着する方法が有効であ
る。拡散効果を得られる好ましい表面粗度としては波長
の数倍〜10倍程度、数μm〜10μm程度である。こ
れ以外に拡散反射を得る方法として、拡散性材料を透明
ブロック6の側面におし当てる、もしくははりつけるこ
とも有効である。拡散性材料としては各種セラミック材
料、BaSO4の粉末、高反射性樹脂(例えば商品名スペク
トラロン:Lab Sphare社)などがある。
長に対する固体レーザロッド1の吸収係数が高いと、ロ
ッド側面で強い励起分布を発生してしまう可能性があ
る。この場合の対策として、吸収係数を下げて、励起光
がロッドを一回通過するときの吸収率を下げることも有
効である。吸収係数を低下させるには、固体レーザロッ
ド1の活性イオン濃度を減少させること、励起用半導体
レーザ2の発振波長幅を広くとること、励起用半導体レ
ーザ2の発振波長を吸収ピーク波長からずらすことなど
が効果がある。
について述べる。固体レーザロッド1内で軸対称な温度
分布を得るためには、固体レーザロッド1の側面から軸
対称に放熱を行う必要がある。また、高平均パワーでの
動作による固体レーザロッド1内での発生熱量が増加し
ても固体レーザロッド1での温度がそれほど上昇しない
ために排熱経路の熱抵抗を下げることが有効である。本
実施の形態では、透明ブロック6の回転中心にある固体
レーザロッド1で発生した熱は、透明ブロック6を通過
する。透明ブロック6は熱伝導性の高い媒質でできてい
るとともに、軸対称形状である。次にロッドの表面積に
比べ広い面積を有する軸対称な側面を通して、それぞれ
の側面に熱接触手段11で設置されたヒートシンク9に
排熱する。熱接触手段11としては、In、金などの薄く
柔らかい金属薄膜をはさむ方法、In、金などの薄く柔ら
かい金属薄膜、透明ブロック6に金属コーティングをほ
どこした後、In、金などの金属や、はんだなどの合金を
融着する方法が良い。さらに、ヒートシンク9からは、
熱抵抗の低いヒートパイプ10によりモジュールの外に
排熱する。ヒートパイプ10と金属ヒートシンク9間に
は、熱伝導率の高いシリコンペーストを充填するか、ヒ
ートパイプ10を金属ヒートシンク9に直接銀鑞付けす
ることが望ましい。(衛星搭載などにおいては、最終的
にヒートパネルなどを通して宇宙空間に放射として排熱
される)この構成では、排熱経路自身が軸対称に配置さ
れているため、ロッドで発生した発生熱は、ほとんど軸
対称に排熱され、ロッド内で軸対称な温度分布が得られ
る。さらに軸から離れるに従い熱流の流れる面の面積を
大きくすることで低熱抵抗で、すなわち固体レーザロッ
ド1を高平均パワーで励起し、発生熱量が増加したとき
にも固体レーザロッド1の温度上昇が小さい固体レーザ
励起モジュールを得ることができる。
起用半導体レーザ2の各々を設置すれば、透明ブロック
6からのN個の側面からの排熱と同時に、N個の励起用
半導体レーザ2からの排熱を同時に行える。このとき、
固体レーザロッド1と励起用半導体レーザ2からの排熱
経路を独立に設ける必要がないため装置は簡単化でき
る。
輸送する場合に、使用する複数のヒートパイプ間の熱抵
抗差や排熱側での温度差で、透明ブロック6の各側面に
設置された複数のヒートシンク9間の温度差が生じ、透
明ブロック6を介して熱量の出入りがあると、透明ブロ
ック6内に軸対称ではない温度分布が発生する恐れがあ
る。また、各々のヒートシンク9に励起用半導体レーザ
2が設置された場合、それぞれの励起用半導体レーザ2
間の発熱ばらつきが発生して同様に透明ブロック6内に
軸対称ではない温度分布が発生する恐れがある。このた
め、各々のヒートシンク9の間を導熱リング13で熱接
触良くつなぐ。これにより、ヒートシンク9間での温度
差は透明ブロック6に比べ熱抵抗の小さい導熱リング1
3を通して流れる熱流により均一化できる。導熱リング
13としては、銅やAlなどの熱伝導率の高い金属、もし
くは金属メッシュなどを用いることができる。また、各
々のヒートシンク9を、一体の金属ブロックで構成して
も同様の効果が得られるのは自明である。
形状の固体レーザロッドの中心軸を回転対称軸とする回
転対称に形成され、かつ、励起光導入口の対向配置を排
除するよう励起光導入口が各稜線部に設けられた略正N
(奇数)角柱の透明ブロック内に励起光を閉じ込めるよ
う構成したので、透明ブロック内に入力される励起光の
励起光導入口からの漏洩を低減して励起光を複数回固体
レーザロッドを通過させることができ、固体レーザロッ
ドでの高い吸収効率を得ることができる。また、透明ブ
ロック内を伝搬する励起光は、ロッドに対しN回回転対
称となるため、ロッド内にできる励起分布の均一化が図
れる。さらに、熱伝導率の高い透明ブロックの側面にN
個のヒートシンクを設け、ロッドからみて同軸対称に排
熱を行うことにより、ロッド内の温度分布を同軸対称と
し均一化がはかれるとともに、固体レーザロッドからの
排熱効率を高くとることができる。さらにまた、固体レ
ーザロッドと透明ブロックの間隙に液体を充填し、透明
ブロックの端面位置で固体レーザロッドの側面との間を
ゴム状媒質でシールすることにより、熱伝導性が良く、
励起光の導入性も良く保った状態で、固体レーザロッド
と透明ブロックの熱膨張の差による応力を減じ、信頼性
の向上を図ることができる。
起モジュールの構成図を断面で示した図である。
内の励起光の伝搬を模式的に示した図である。
ック内の励起光の伝搬を模式的に示した図である。
関係の違いによる励起光の伝搬を模式的に示した図であ
る。
段を示した図である。
る反射率の入射角度依存性を計算した結果である。
成方法を断面で示した図である。
成方法を断面で示した図である。
金属ヒートシンク、4プリズム、5 接着剤、6 透明
ブロック、7 励起光反射手段、8 ロッド熱接触手
段、9 金属ヒートシンク、10 ヒートパイプ、11
熱接触手段、12 ロッド保持手段、13 導熱リン
グ。
Claims (17)
- 【請求項1】 円柱形状の固体レーザロッドと、上記固
体レーザロッドの中心軸を回転対称軸としてN=2M+
1(Mは自然数)個が放射状に回転対称に配置され、上
記固体レーザロッドの励起光を出射する励起用半導体レ
ーザと、上記回転対称軸に平行でかつ稜線と上記回転対
称軸を含む面に略垂直なスリット面からなり、上記N個
の励起用半導体レーザのそれぞれからの励起光が上記ス
リット面に光軸を略垂直にして入力される励起光導入口
が各稜線部に設けられた略正N角柱の透明ブロックと、
上記透明ブロックに設けられ、上記透明ブロックの回転
対称軸と略同軸の回転対称軸を有する上記固体レーザロ
ッドのロッド挿入穴と、上記ロッド挿入穴に上記固体レ
ーザロッドを挿入して保持する保持手段と、上記透明ブ
ロックのN個の側面に形成され、上記透明ブロックに入
射した上記励起光を反射する反射手段と、上記固体レー
ザロッドの中心軸を回転対称軸とし、上記透明ブロック
のN個の側面それぞれの傍らに放射状に回転対称に配置
されたN個のヒートシンクと、上記透明ブロックのN個
の側面の各々から、上記N個のヒートシンクの各々に排
熱する第1の排熱手段と、上記N個のヒートシンクの各
々から装置外部に対して排熱する第2の排熱手段とを備
え、上記励起光導入口の対向配置を排除したことを特徴
とする固体レーザ励起モジュール。 - 【請求項2】 上記固体レーザロッドは、ホスト材料と
してY3Al5O12(YAG)を用いるとともに、 上記透明ブロックは、その材料として、サファイアを用
いたことを特徴とする請求項1記載の固体レーザ励起モ
ジュール。 - 【請求項3】 上記固体レーザロッドは、ホスト材料と
してY3Al5O12(YAG),YLiF4(YLF),LiCaAlF6(LiCAF),Li
SrAlF6(LiSAF)を用いるとともに、 上記透明ブロックは、その材料として、MgF2を用いたこ
とを特徴とする請求項1記載の固体レーザ励起モジュー
ル。 - 【請求項4】 上記透明ブロックは、そのN個の側面を
グランドラフ面としたことを特徴とする請求項1記載の
固体レーザ励起モジュール。 - 【請求項5】 上記固体レーザロッドは、その側面をグ
ランドラフ面としたことを特徴とする請求項1記載の固
体レーザ励起モジュール。 - 【請求項6】 上記反射手段は、上記透明ブロックの側
面の各々に設けた金属の薄膜であることを特徴とする請
求項1記載の固体レーザ励起モジュール。 - 【請求項7】 上記金属の薄膜は、銅であることを特徴
とする請求項6記載の固体レーザ励起モジュール。 - 【請求項8】 上記反射手段は、上記透明ブロックのN
個の側面の各々に設けたセラミック板であることを特徴
とする請求項1記載の固体レーザ励起モジュール。 - 【請求項9】 上記第1の排熱手段として、上記透明ブ
ロックのN個の側面の各々にインジウム又は金の薄膜を
介して上記N個のヒートシンクを設けたことを特徴とす
る請求項1記載の固体レーザ励起モジュール。 - 【請求項10】 上記第1の排熱手段として、上記透明
ブロックのN個の側面の各々に金属を蒸着し、上記N個
のヒートシンクの各々をインジウム、金および半田材料
の合金により融着したことを特徴とする請求項1記載の
固体レーザ励起モジュール。 - 【請求項11】 上記第2の排熱手段として、上記各々
のヒートシンクに、上記固体レーザロッドの中心軸を回
転対称軸として回転対称に配置された排熱穴をもうける
とともに、この排熱穴に、装置外部に凝縮部をもたせた
ヒートパイプの蒸発部を挿入したことを特徴とする請求
項1記載の固体レーザ励起モジュール。 - 【請求項12】 上記N個のヒートシンクの各々に、上
記N個の励起用半導体レーザの各々を設けたことを特徴
とする請求項1記載の固体レーザ励起モジュール。 - 【請求項13】 上記N個のヒートシンクの各々を、導
熱リングで熱的に接続したことを特徴とする請求項1記
載の固体レーザ励起モジュール。 - 【請求項14】 上記固体レーザロッドの長さを上記略
正N角柱の透明ブロックの高さより長くとるとともに、
上記固体レーザロッドと上記ロッド挿入穴の間に液体を
充填し、この液体を上記透明ブロックの両端面と上記固
体レーザの側面との間でシールしたことを特徴とする請
求項1記載の固体レーザ励起モジュール。 - 【請求項15】 上記液体は、その屈折率を、上記固体
レーザロッドの屈折率よりも小さく、上記透明ブロック
の屈折率よりも大きく設定したシリコンオイルであるこ
とを特徴とする請求項14記載の固体レーザ励起モジュ
ール。 - 【請求項16】 上記液体は、その屈折率を、上記固体
レーザロッドの屈折率よりも小さく、上記透明ブロック
の屈折率よりも大きく設定したエチレングリコールの水
溶液であることを特徴とする請求項14記載の固体レー
ザ励起モジュール。 - 【請求項17】 上記液体をシールする手段として、シ
リコーンゴムを用いたことを特徴とする請求項14記載
の固体レーザ励起モジュール。
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