JPH1117229A - 反射型発光ダイオード及びその実装方法 - Google Patents

反射型発光ダイオード及びその実装方法

Info

Publication number
JPH1117229A
JPH1117229A JP9171690A JP17169097A JPH1117229A JP H1117229 A JPH1117229 A JP H1117229A JP 9171690 A JP9171690 A JP 9171690A JP 17169097 A JP17169097 A JP 17169097A JP H1117229 A JPH1117229 A JP H1117229A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light emitting
reflecting surface
concave reflecting
terminal
emitting diode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9171690A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinobu Suehiro
好伸 末広
Koji Uchida
浩二 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iwasaki Denki KK
Original Assignee
Iwasaki Denki KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iwasaki Denki KK filed Critical Iwasaki Denki KK
Priority to JP9171690A priority Critical patent/JPH1117229A/ja
Publication of JPH1117229A publication Critical patent/JPH1117229A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Led Device Packages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 実装密度を高めることができると共に、実装
方向精度の向上を図ることができる反射型発光ダイオー
ドを提供する。 【解決手段】 端子12a,12bと端子12c,12
dとは、光透過性材料14の側面から互いに反対方向に
引き出される。端子12a,12bは発光素子11に電
力を供給するためのものであり、端子12c,12dは
発光ダイオード10を基板30に固定するためのもので
ある。各端子12a,12b,12c,12dは周辺部
17の近傍で凹面状反射面15の側に略直角に折り曲げ
られ、さらに、各端子12a,12b,12c,12d
の先端部Aが内側に略直角に折り曲げられる。また、凹
面状反射面15の中心軸方向における各端子12a,1
2b,12c,12dの最下端部Bは、凹面状反射面1
5の底部より0mmより大きく1mm以下である範囲内
で凹面状反射面15の下方に位置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光素子が発する
光を凹面状反射面で反射した後に外部に放射する反射型
発光ダイオード及びその実装方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来のディスクリート実装型の反
射型発光ダイオードの概略側面図である。図6に示す反
射型発光ダイオード50は、発光素子51と、四本の端
子52と、光透過性材料53と、発光素子51の発光面
に対向して設けられた凹面状反射面54と、凹面状反射
面54で反射した光を外部に放射する放射面55と、凹
面状反射面54の周辺に形成された周辺部56とを有す
る。四本の端子52は、二本ずつ、光透過性材料53の
側面から互いに反対方向に引き出されている。また、各
端子52は周辺部56の近傍で凹面状反射面54の側に
折り曲げられる。尚、凹面状反射面54は、光透過性材
料53の一方の面上に、AgやAl等を材料としてメッ
キや蒸着等により鏡面加工したものである。
【0003】かかる反射型発光ダイオード50は、外部
放射効率が高く、薄型化を図ることができるという特徴
がある。また、反射型発光ダイオード50を作製するに
は、トランスファーモールド法が用いられており、この
ため、凹面状反射面54、放射面55及び周辺部56を
精度よく成形でき、さらに、リードフレームを金型に挟
んで光学面を形成することにより、発光素子51と光学
面との位置関係の精度が高いものとできるので、配光特
性のばらつきが少ないという特徴もある。
【0004】また、反射型発光ダイオード50を実装す
る基板70には、図6に示すように、端子52を挿入す
るための端子差し込み用孔71と、凹面状反射面54の
底部が挿入される開口部72とが形成されている。基板
70の裏面には、回路パターンが形成されている。反射
型発光ダイオード50を基板70に実装するには、ま
ず、端子52を端子差し込み用孔71に挿入して、周辺
部56の下端面を基板70の表面に当接させる。次に、
端子52を半田付けすることにより、反射型発光ダイオ
ード50を固定すると共に、端子52を回路パターンと
接続する。
【0005】最近、電子部品については、実装の容易さ
と両面実装を含む高密度実装のために表面実装化が進ん
でいる。しかし、このようなディスクリート実装型の反
射型発光ダイオード50では、端子52を端子差し込み
用孔71に挿入する必要があるため、作業に手間がかか
るという問題がある。しかも、端子52の先端部が基板
70の裏面から出てしまうため、両面実装ができない。
このため、これまでに、図7に示すような表面実装型の
反射型発光ダイオードが考案されている。
【0006】図7に示す表面実装型の反射型発光ダイオ
ード50aは、ディスクリート実装型のものとは、端子
52aの折り曲げ形状のみが異なる。すなわち、各端子
52aは、周辺部56の近傍で凹面状反射面54の側に
折り曲げられると共に、各端子52aの先端部Aを外側
に折り曲げている。反射型発光ダイオード50aを基板
70aに実装するには、作業者が、各端子52aの先端
部Aを基板70aの所定位置に載せて、手で半田付けを
する。ここで、手で半田付けを行うのは次の理由によ
る。通常、表面実装型の電子部品の多くは、クリーム半
田を用い、リフロー炉により実装される。しかし、A
g、Al等の蒸着膜の付着強度は、リフロー炉の温度に
おいて蒸着膜と光透過性材料53との熱膨張・熱収縮に
耐えることができるものではなく、凹面状反射面54が
ダメージを受けるため、凹面状反射面54はリフロー炉
に対応できないからである。また、各端子52aの先端
部Aが外側に折り曲げられているのは、半田付けを容易
に行うため、及び、半田ゴテによる凹面状反射面54へ
の熱的影響を極力避けるためである。尚、各端子52a
の先端部Aを基板70a上へ載せたときに、基板70a
と凹面状反射面54との間隔が十分に空くものとしてい
る。これは、凹面状反射面54が基板70aと接触して
傷が付くのを防止するためである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般の電子
部品は所望の電気特性が得られればよいので、高い実装
方向精度は要求されない。これに対し、発光ダイオード
のような電子部品では、所望の光学特性を得るため実装
方向精度が要求される場合がある。すなわち、例えば±
30度以上の広い指向角を持った発光ダイオードでは、
数度の実装方向のずれは特に問題にならないため、電気
特性が得られるように実装すれば、光学特性としても十
分なものとなる。一方、平行光を放射するような指向性
の強い光を発する発光ダイオードでは、数度の実装方向
のずれによって、特に目的の照射位置が離れているとき
に、目的の照射位置への光の照射ができないといった問
題が生じるため、高い実装方向精度が要求される。しか
し、従来の表面実装型の反射型発光ダイオードでは、実
装方向精度に対する考慮が払われていなかった。また、
従来の表面実装型の反射型発光ダイオードでは、端子の
先端部を外曲げしているため、多数の発光ダイオードを
基板に配列するときに、端子の引き出し方向に対しては
その配列間隔を狭くすることができず、実装密度が低い
という問題があった。
【0008】本発明は上記事情に基づいてなされたもの
であり、実装密度を高めることができると共に、実装方
向精度の向上を図ることができる反射型発光ダイオード
を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明は、発光素子と、前記発光素子に電力を供給
するリード部を含む複数の端子と、前記発光素子の発光
面に対向して設けられた凹面状反射面と、前記凹面状反
射面で反射した光を外部に放射する放射面と、前記発光
素子及び前記複数の端子の一部を封止すると共に前記凹
面状反射面と前記放射面との間の空間を埋める光透過性
材料とを備える反射型発光ダイオードにおいて、前記放
射面に略平行に前記光透過性材料の側面から引き出され
た前記端子を前記光透過性材料の近傍で前記凹面状反射
面の側に折り曲げると共に前記端子の先端部を内側に折
り曲げ、且つ、前記凹面状反射面の中心軸方向における
前記端子の最下端部が前記凹面状反射面の底部より0m
mより大きく1mm以下である範囲内で前記凹面状反射
面の下方に位置するように構成したことを特徴とするも
のである。
【0010】ここで、複数の端子には、発光素子に電力
を供給するリード部の他に、電気配線には無関係で、反
射型発光ダイオードを基板に固定するためのリード部が
含まれることがある。光透過性材料の側面から引き出さ
れた端子を凹面状反射面の側に折り曲げると共に端子の
先端部を内側に折り曲げたことにより、多数の反射型発
光ダイオードを端子の引き出し方向に配列するときに、
端子の先端部が邪魔にならず、反射型発光ダイオードの
配列間隔を狭くすることができるので、実装密度の向上
を図ることができる。また、凹面状反射面の中心軸方向
における端子の最下端部が、凹面状反射面の底部より0
mmより大きく1mm以下である範囲内で凹面状反射面
の下方に位置するように構成したことにより、凹面状反
射面が基板に接触して傷付けられることがないので、外
部放射効率の低下を防止することができる。しかも、従
来のものに比べて端子長を短くすることができるので、
実装方向精度の向上を図ることができる。
【0011】かかる反射型発光ダイオードを基板に表面
実装するには、まず、基板上に形成された回路パターン
の所定位置にクリーム半田を載せ、端子の最下端部をク
リーム半田に重ねて反射型発光ダイオードを基板に載置
する。次に、その反射型発光ダイオードを載置した基板
を裏面側から温めることにより、クリーム半田を溶かし
て端子の最下端部を回路パターンに接続する。このた
め、凹面状反射面に熱的影響を与えることなく、反射型
発光ダイオードを容易に表面実装することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明の第一実施形態につ
いて図面を参照して説明する。図1(a)は本発明の第
一実施形態である反射型発光ダイオードの概略正面図、
図1(b)はその反射型発光ダイオードをx軸方向から
見たときの概略側面図、図1(c)はその反射型発光ダ
イオードをy軸方向から見たときの概略側面図である。
尚、図1において、z軸は凹面状反射面の中心軸方向、
x軸及びy軸は反射型発光ダイオードの発光面を含む平
面における直交座標軸である。
【0013】図1に示す反射型発光ダイオード10は、
表面実装型のものであり、発光素子11と、リード部1
2a,12b,12c,12dと、ワイヤ13と、光透
過性材料14と、凹面状反射面15と、放射面16と、
周辺部17とを備える。リード部12a,12bは、発
光素子11に電力を供給するために用いられる。発光素
子11はリード部12a上にマウントされ、発光素子1
1とリード部12bとはワイヤ13により電気的に接続
されている。また、発光素子11、リード部12a,1
2b,12c,12dの一部及びワイヤ13は、光透過
性材料14により一体的に封止されている。ここで、光
透過性材料14としては、例えば、屈折率1.5の透明
エポキシ樹脂が用いられる。
【0014】リード部12a,12bとリード部12
c,12dとは、放射面16に略平行に光透過性材料1
4の側面から互いに反対方向に引き出されている。かか
る引き出されたリード部12a,12b,12c,12
dは、反射型発光ダイオード10を基板30に実装する
際の接続端子となる。リード部12c,12dは、周辺
部17に取り付けられており、電気的端子となるリード
部12a,12bとは異なり、電気配線には無関係で、
反射型発光ダイオード10を基板30に固定するために
用いられるものである。このため、リード部12c,1
2dは固定用端子ということができる。一方、リード部
12a,12bは、発光素子11に電力を供給するのみ
ならず、反射型発光ダイオード10を基板30に固定す
るためにも用いられる。このため、リード部12a,1
2bは電力供給兼固定用端子ということができる。尚、
リード部12a,12bとリード部12c,12dとは
同一の材料で形成されている。また、以下では、リード
部のことを単に端子とも称する。
【0015】凹面状反射面15は、光透過性材料14の
一方の面上に、AgやAlを材料としてメッキや蒸着等
により鏡面加工したものであり、発光素子11の発光面
に対向する側に形成されている。ここでは、凹面状反射
面15を、発光素子11の発光面の中心を焦点とする回
転放物面形状に形成する。一方、放射面16は、発光素
子11の背面側に形成されている。ここでは、放射面1
6を凹面状反射面15の回転軸(z軸)に垂直な平面形
状に形成する。すなわち、第一実施形態では、反射型発
光ダイオード10が平行光を発することができるように
凹面状反射面15及び放射面16を設計している。広い
指向角を持った発光ダイオードでは実装方向が数度ずれ
ても問題とはならないが、このように指向性の強い光を
放射することにしているため、かかる反射型発光ダイオ
ード10は基板30に高精度で実装する必要がある。
【0016】また、反射型発光ダイオード10は、凹面
状反射面15を正面から見たときに凹面状反射面15の
中心を通る直線であって凹面状反射面15の中心軸に直
交する直線(例えばx軸)に対して垂直な二つの平面に
よって凹面状反射面15の端部が左右対称に切断されて
いる。ここでは、凹面状反射面15を正面から見たとき
にx軸の方向における切断前の凹面状反射面15の長さ
に対する切断後の凹面状反射面15の長さの割合が0.
7となるように、凹面状反射面15の端部を切断してい
る。このように凹面状反射面15の端部を切断するの
は、凹面状反射面15の切断面が隣合うように反射型発
光ダイオード10を直線状に配列することにより、反射
型発光ダイオード10の配列間隔を狭くするためであ
る。
【0017】周辺部17は、凹面状反射面15の周囲に
形成される。第一実施形態では、凹面状反射面15の端
部を左右対称に切断しているので、周辺部17は、図1
(a)に示すように、凹面状反射面15の上下に形成さ
れることになる。また、周辺部17の下端面17aは平
面状に形成している。かかる反射型発光ダイオード10
を作製するには、リードフレームを用い、そのリードフ
レームに反射型発光ダイオードをトランスファーモール
ド法で成形する。このトランスファーモールド法を用い
ると、凹面状反射面15、放射面16及び周辺部17を
精度よく成形でき、さらに、リードフレームを金型に挟
んで光学面を形成することにより、発光素子11と光学
面との位置関係の精度が高いものとできるので、凹面状
反射面15、放射面16及び周辺部17の形状は非常に
安定している。その後、リードフレームの不要部分を切
断し、端子12a,12b,12c,12dの折り曲げ
加工を行なって、図1に示すような反射型発光ダイオー
ド10が得られる。
【0018】第一実施形態では、図1(b)に示すよう
に、周辺部17から引き出された各端子12a,12
b,12c,12dを、周辺部17の近傍において凹面
状反射面15の側に略直角に折り曲げると共に、各端子
12a,12b,12c,12dの先端部Aを、内側に
略直角に折り曲げている。また、凹面状反射面15の中
心軸方向(z軸方向)における各端子12a,12b,
12c,12dの最下端部Bを、凹面状反射面15の底
部より凹面状反射面15の下方に位置するように構成す
る。これにより、反射型発光ダイオード10を基板30
に表面実装する際に、凹面状反射面15の底部が基板3
0に接触して、凹面状反射面15が傷付くのを防止する
ことができる。また、第一実施形態では、各端子12
a,12b,12c,12dについて、折り曲げ位置及
び折り曲げ角度はすべて同じである。したがって、反射
型発光ダイオード10を基板30に配置したときに、基
板30の表面と放射面16とは平行となる。
【0019】ところで、端子12a,12b,12c,
12dの折り曲げ加工では、その折り曲げ位置を高精度
で出すことができるが、折り曲げ角度はスプリングバッ
ク等の要因によりある程度のばらつきを持つ。このた
め、端子のz軸への正射影長は端子が長いほど大きなも
のとなり、これによって、反射型発光ダイオード10を
基板30に実装したときの実装方向精度が低下すること
になる。第一実施形態では、凹面状反射面15の中心軸
方向における各端子12a,12b,12c,12dの
最下端部Bと凹面状反射面15の底に接する平面との間
隔dを、0mmより大きく1mm以下の範囲内で設定す
ることにしている。これにより、反射型発光ダイオード
10を基板30に表面実装する際に、凹面状反射面15
の底部が基板30に接触して、凹面状反射面15が傷付
くのを防止することができるとともに、反射型発光ダイ
オード10を基板30に実装するときの実装位置精度の
向上を図ることができる。
【0020】上記構成の反射型発光ダイオード10で
は、発光素子11に電力が供給されると、発光素子11
が発光し、発光素子11が発する光は凹面状反射面15
により反射され、放射面16より外部に放射される。こ
のように発光素子11が発する光を一度、凹面状反射面
15で反射した後に外部に放射するので、かかる反射型
発光ダイオード10は、外部放射効率が高く、高輝度・
高光度であるという特徴がある。しかも、発光素子11
が発する光は凹面状反射面15のみで制御されるため、
反射型発光ダイオード10自体の照射分布には特徴だっ
た照射パターンがなく、照射むらの度合いが小さいの
で、均斉度の向上を図ることができる。
【0021】次に、第一実施形態の反射型発光ダイオー
ド10を基板30に表面実装する方法について説明す
る。基板30の表面には、端子12a,12b,12
c,12dを接続するための回路パターンが形成されて
いる。まず、基板30の所定の実装位置にクリーム半田
を載せる。そして、そのクリーム半田に端子12a,1
2b,12c,12dの先端部Aを重ねて、反射型発光
ダイオード10を基板30に載置する。次に、反射型発
光ダイオード10を載置した基板30を、例えばホット
プレートに載せて、その裏面側から温める。こうして、
クリーム半田を溶かして、端子12a,12b,12
c,12dの先端部Aを回路パターンに半田付けする。
かかる実装方法によれば、凹面状反射面15に熱的影響
を与えることなく、反射型発光ダイオード10を容易に
表面実装することができ、しかも量産性が向上する。ま
た、この実装方法を用いることによって、反射型発光ダ
イオード10の端子12a,12b,12c,12dの
先端部Aを内曲げすると共に、端子長を短くすることが
可能になったと言える。尚、基板30をホットプレート
で温める代わりに、レーザーや熱線等の光線を用いてク
リーム半田を溶かして、半田付けを行うようにしてもよ
い。
【0022】第一実施形態の反射型発光ダイオードは、
表面実装型のものであるため、ディスクリート実装型の
ものに比べて、基板への実装を容易に行うことができる
と共に、両面実装も可能である。また、光透過性材料の
側面から引き出された端子を凹面状反射面の側に折り曲
げると共に端子の先端部を内側に折り曲げたことによ
り、多数の反射型発光ダイオードを端子の引き出し方向
に配列する場合に、端子の先端部が邪魔にならず、反射
型発光ダイオードの配列間隔を狭くすることができるの
で、表面実装密度の向上を図ることができる。しかも、
凹面状反射面の中心軸方向における端子の最下端部が凹
面状反射面の底部より0mmより大きく1mm以下であ
る範囲内で凹面状反射面の下方に位置するように構成し
たことにより、凹面状反射面が基板に接触して傷付くこ
とがないので、外部放射効率の低下を防止することがで
き、且つ、実装方向精度の向上を図ることができる。
【0023】尚、上記の第一実施形態では、各端子12
a,12b,12c,12dの先端部Aを略直角に内側
に折り曲げた場合について説明したが、各端子12a,
12b,12c,12dの先端部Aは、図2に示すよう
に、略J字状にして内側に折り曲げるようにしてもよ
い。これにより、反射型発光ダイオードを基板30に実
装するときに、凹面状反射面15の中心軸方向における
各端子12a,12b,12c,12dの最下端部と基
板30の回路パターンとが点で接触することになるの
で、実装位置精度の向上を図ることができる。
【0024】また、上記の第一実施形態では、凹面状反
射面15を、発光素子11の発光面の中心を焦点とする
回転放物面形状とした場合について説明したが、例え
ば、発光素子11の発光面形状に合わせて凹面状反射面
15をアレンジする必要がある場合や、放射角を若干広
げる必要がある場合には、凹面状反射面15は、発光素
子11の発光面の中心を焦点とする回転放物面に近似し
た形状としてもよい。かかる反射型発光ダイオードで
は、略平行光を発することができ、この場合も、上記第
一実施形態と同様の効果を有する。
【0025】次に、本発明の第二実施形態について説明
する。図3は本発明の第二実施形態である反射型発光ダ
イオードの概略側面図である。尚、第二実施形態におい
て、第一実施形態のものと同一の機能を有するものに
は、同一の符号を付すことにより、その詳細な説明を省
略する。第二実施形態の反射型発光ダイオード10a
は、表面実装型のものであり、図3に示すように、発光
素子11と、端子22a,22b,22c,22dと、
光透過性材料14と、凹面状反射面15と、放射面16
と、周辺部17とを備える。
【0026】かかる反射型発光ダイオード10aでも、
上記の第一実施形態のものと同様に、光透過性材料14
の側面から引き出された各端子22a,22b,22
c,22dを、周辺部17の近傍において凹面状反射面
15の側に略直角に折り曲げると共に、各端子22a,
22b,22c,22dの先端部Aを、内側に略直角に
折り曲げている。しかし、第二実施形態では、第一実施
形態のものとは異なり、凹面状反射面15の中心軸方向
における各端子22a,22b,22c,22dの最下
端部が凹面状反射面15の底部より発光素子11の側に
近く位置するように構成している。また、凹面状反射面
15は、Crを材料としてメッキや蒸着等により鏡面加
工したものであり、リフロー炉の温度でも凹面状反射面
15はダメージを受けない。その他の点については、上
記の第一実施形態のものと同様である。
【0027】また、反射型発光ダイオード10aを実装
する基板30aとしては、図3に示すように、凹面状反
射面15の底部が挿入される開口部31が形成されたも
のを用いる。基板30aの表面には、回路パターン(不
図示)が形成されている。第二実施形態では、反射型発
光ダイオード10aを基板30aに配置したときに、凹
面状反射面15の底部が基板30aの裏面から突出しな
いように、各端子22a,22b,22c,22dの先
端部Aの折り曲げ位置、すなわち凹面状反射面15の中
心軸方向における各端子22a,22b,22c,22
dの最下端部の位置を設定している。これにより、凹面
状反射面15が他の物と接触して傷付くのを有効に防止
することができる。
【0028】第二実施形態の反射型発光ダイオード10
aを基板30aに実装するには、まず、基板30aの所
定の実装位置にクリーム半田を載せた後、そのクリーム
半田に端子22a,22b,22c,22dの先端部A
を重ねると共に、凹面状反射面15が基板30aの開口
部31に挿入して、反射型発光ダイオード10aを基板
30aに載置する。次に、反射型発光ダイオード10a
を載置した基板30aをリフロー炉に入れることによ
り、クリーム半田を溶かして、端子22a,22b,2
2c,22dの先端部Aを基板30aの回路パターンに
半田付けする。
【0029】第二実施形態の反射型発光ダイオードで
は、凹面状反射面の中心軸方向における各端子の最下端
部が凹面状反射面の底部より発光素子の側に近く位置す
るように構成したことにより、凹面状反射面の中心軸方
向における端子の長さを第一実施形態のものよりも短く
することができるので、実装方向精度をより一層向上さ
せることができる。また、基板に実装したときの部品の
薄型化を図ることができる。その他の効果は上記第一実
施形態のものと同様である。
【0030】尚、本発明は上記の各実施形態に限定され
るものではなく、その要旨の範囲内において種々の変形
が可能である。上記の第二実施形態では、凹面状反射面
15の底部を基板30aの裏面から突出させない場合に
ついて説明したが、例えば、治具等を用いることによっ
て、反射型発光ダイオード10aを実装する際に凹面状
反射面15が傷付くのを防止することができれば、図4
に示すように、凹面状反射面15の底部を基板30aの
裏面から突出させてもよい。
【0031】また、上記の第二実施形態において、各端
子22a,22b,22c,22dの先端部を、図5に
示すように、周辺部17の下端面17aに当接させても
よい。この場合、周辺部17は高精度でモールド成形さ
れているため、実装方向精度がさらに向上する。更に、
上記の第一及び第二実施形態では、四本の端子の折り曲
げ位置及び折り曲げ角度をすべて同じにした場合につい
て説明したが、例えば、互いに反対方向に引き出された
二本の端子毎に、その折り曲げ位置及び折り曲げ角度を
異なるようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、放
射面に略平行に光透過性材料の側面から引き出された端
子を光透過性材料の近傍で凹面状反射面の側に折り曲げ
ると共に端子の先端部を内側に折り曲げたことにより、
端子の引き出し方向に配列する際に端子の先端部が邪魔
になることはないので、表面実装密度の向上を図ること
ができ、また、凹面状反射面の中心軸方向における端子
の最下端部が凹面状反射面の底部より0mmより大きく
1mm以下である範囲内で凹面状反射面の下方に位置す
るように構成したことにより、凹面状反射面が基板に接
触して傷付けられることがないので、外部放射効率の低
下を防止することができると共に、従来のものに比べて
端子長を短くすることができるので、実装方向精度の向
上を図ることができる反射型発光ダイオードを提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第一実施形態である反射型発
光ダイオードの概略正面図、(b)はその反射型発光ダ
イオードをx軸方向から見たときの概略側面図、(c)
はその反射型発光ダイオードをy軸方向から見たときの
概略側面図である。
【図2】第一実施形態の反射型発光ダイオードの変形例
を説明するための図である。
【図3】本発明の第二実施形態である反射型発光ダイオ
ードの概略側面図である。
【図4】第二実施形態の反射型発光ダイオードの変形例
を説明するための図である。
【図5】第二実施形態の反射型発光ダイオードの変形例
を説明するための図である。
【図6】従来の表面実装型の反射型発光ダイオードを説
明するための図である。
【図7】従来のディスクリート実装型の反射型発光ダイ
オードを説明するための図である。
【符号の説明】
10,10a 反射型発光ダイオード 11 発光素子 12a〜12d,22a〜22d リード部(端子) 13 ワイヤ 14 光透過性材料 15 凹面状反射面 16 放射面 17 周辺部 17a 下端面 30,30a 基板 31 開口部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光素子と、前記発光素子に電力を供給
    するリード部を含む複数の端子と、前記発光素子の発光
    面に対向して設けられた凹面状反射面と、前記凹面状反
    射面で反射した光を外部に放射する放射面と、前記発光
    素子及び前記複数の端子の一部を封止すると共に前記凹
    面状反射面と前記放射面との間の空間を埋める光透過性
    材料とを備える反射型発光ダイオードにおいて、 前記放射面に略平行に前記光透過性材料の側面から引き
    出された前記端子を前記光透過性材料の近傍で前記凹面
    状反射面の側に折り曲げると共に前記端子の先端部を内
    側に折り曲げ、且つ、前記凹面状反射面の中心軸方向に
    おける前記端子の最下端部が前記凹面状反射面の底部よ
    り0mmより大きく1mm以下である範囲内で前記凹面
    状反射面の下方に位置するように構成したことを特徴と
    する反射型発光ダイオード。
  2. 【請求項2】 発光素子と、前記発光素子に電力を供給
    するリード部を含む複数の端子と、前記発光素子の発光
    面に対向して設けられた凹面状反射面と、前記凹面状反
    射面で反射した光を外部に放射する放射面と、前記発光
    素子及び前記複数の端子の一部を封止すると共に前記凹
    面状反射面と前記放射面との間の空間を埋める光透過性
    材料とを備える反射型発光ダイオードにおいて、 前記放射面に略平行に前記光透過性材料の側面から引き
    出された前記端子を前記光透過性材料の近傍で前記凹面
    状反射面の側に折り曲げると共に前記端子の先端部を内
    側に折り曲げ、且つ、前記凹面状反射面の中心軸方向に
    おける前記端子の最下端部が前記凹面状反射面の底部よ
    り前記発光素子の側に近く位置するように構成したこと
    を特徴とする反射型発光ダイオード。
  3. 【請求項3】 前記凹面状反射面の中心軸方向における
    前記端子の最下端部を、前記凹面状反射面の底部を基板
    に形成された開口部に挿入して前記端子の最下端部を前
    記基板の回路パターンに接続したときに、前記凹面状反
    射面の底部が前記基板の裏面から突出しないように構成
    したことを特徴とする請求項2記載の反射型発光ダイオ
    ード。
  4. 【請求項4】 前記凹面状反射面は、略平行光を発する
    ため前記発光素子を焦点とする回転放物面形状又はこれ
    に近似した形状であることを特徴とする請求項1乃至3
    記載の反射型発光ダイオード。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の反射型発光ダイオードを
    基板に表面実装する反射型発光ダイオードの実装方法で
    あって、前記基板上に形成された回路パターンの所定位
    置にクリーム半田を載せ、前記端子の最下端部を前記ク
    リーム半田に重ねて前記反射型発光ダイオードを前記基
    板に載置した後、前記基板を裏面側から温めることによ
    り前記クリーム半田を溶かして前記端子の最下端部を前
    記回路パターンに接続することを特徴とする反射型発光
    ダイオードの実装方法。
JP9171690A 1997-06-27 1997-06-27 反射型発光ダイオード及びその実装方法 Pending JPH1117229A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9171690A JPH1117229A (ja) 1997-06-27 1997-06-27 反射型発光ダイオード及びその実装方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9171690A JPH1117229A (ja) 1997-06-27 1997-06-27 反射型発光ダイオード及びその実装方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1117229A true JPH1117229A (ja) 1999-01-22

Family

ID=15927894

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9171690A Pending JPH1117229A (ja) 1997-06-27 1997-06-27 反射型発光ダイオード及びその実装方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1117229A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002543594A (ja) * 1999-04-22 2002-12-17 オスラム オプト セミコンダクターズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング レンズ付led光源
US6857763B2 (en) 2000-02-14 2005-02-22 Zumtobel Staff Gmbh Luminous diode arrangement with reflector
FR2863101A1 (fr) * 2003-11-27 2005-06-03 Mitsubishi Electric Corp Dispositif de commutation fixe a un disjoncteur
US6906459B2 (en) 1999-12-28 2005-06-14 Toyoda Gosei Co., Ltd. Light emitting diode
JP2006134992A (ja) * 2004-11-04 2006-05-25 Hitachi Displays Ltd 光源ユニット、それを用いた照明装置及びそれを用いた表示装置
JP2016028341A (ja) * 1999-12-30 2016-02-25 アラーニ、フェリド ウェブ上の情報源およびサービスにアクセスする方法および装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002543594A (ja) * 1999-04-22 2002-12-17 オスラム オプト セミコンダクターズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング レンズ付led光源
US6906459B2 (en) 1999-12-28 2005-06-14 Toyoda Gosei Co., Ltd. Light emitting diode
JP2016028341A (ja) * 1999-12-30 2016-02-25 アラーニ、フェリド ウェブ上の情報源およびサービスにアクセスする方法および装置
US6857763B2 (en) 2000-02-14 2005-02-22 Zumtobel Staff Gmbh Luminous diode arrangement with reflector
FR2863101A1 (fr) * 2003-11-27 2005-06-03 Mitsubishi Electric Corp Dispositif de commutation fixe a un disjoncteur
JP2006134992A (ja) * 2004-11-04 2006-05-25 Hitachi Displays Ltd 光源ユニット、それを用いた照明装置及びそれを用いた表示装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4935856A (en) Surface mounted LED package
USRE34254E (en) Surface mounted LED package
JP5735246B2 (ja) 照明モジュールの光源の支持体
US7230280B2 (en) Collimating light from an LED device
JP5902823B2 (ja) 発光素子パッケージ及びそれを備えるバックライトユニット
US20050133939A1 (en) Semiconductor light emitting device
JP2000292656A (ja) 光伝送装置および光伝送装置の製造方法
JP2007294853A (ja) 光素子用パッケージとこれを用いた光半導体装置
TW588485B (en) Semiconductor laser device
JPH1117229A (ja) 反射型発光ダイオード及びその実装方法
KR100714628B1 (ko) 발광 다이오드 패키지
EP0928026B1 (en) Plastic Moulded Package for a Semiconductor Device
US4682001A (en) Multi-lead laser soldering apparatus
JP4656382B2 (ja) 光源支持体及び光源装置
JPH11177144A (ja) 発光ダイオード配列体
JP2001007406A (ja) 発光ダイオード配列体
TW574789B (en) Small-formed optical module with optical waveguide
JP2001189494A (ja) 発光ダイオード
JPH05152610A (ja) 発光ダイオード及び発光基板
JP5531209B2 (ja) Led基板、led照明ユニット及びled照明装置
JP3817722B2 (ja) 反射型発光ダイオード及び発光ダイオード配列体
JP2000269556A (ja) Ledランプ
JP2002151746A (ja) 反射型発光ダイオード
JP2000340875A (ja) 半導体発光装置およびその製造方法
CN111491444A (zh) 一种测距传感器发射模组以及测距传感器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040511

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061026

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061101

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061228

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070223