JPH11172256A - コークス炉の炉頂クリーナ - Google Patents

コークス炉の炉頂クリーナ

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JPH11172256A
JPH11172256A JP36230997A JP36230997A JPH11172256A JP H11172256 A JPH11172256 A JP H11172256A JP 36230997 A JP36230997 A JP 36230997A JP 36230997 A JP36230997 A JP 36230997A JP H11172256 A JPH11172256 A JP H11172256A
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JP
Japan
Prior art keywords
cleaner
coke oven
suction nozzle
suction
hood
Prior art date
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Pending
Application number
JP36230997A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Matsumoto
豊 松本
Toshihiko Kawato
俊彦 川戸
Kazuhiko Ibe
和彦 井部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YOKOSUKA ENGINEERING KK
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
YOKOSUKA ENGINEERING KK
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by YOKOSUKA ENGINEERING KK, Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical YOKOSUKA ENGINEERING KK
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Publication of JPH11172256A publication Critical patent/JPH11172256A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の炉頂クリーナでは清掃できなかったコ
ークス炉の上昇管40近傍の狭隘箇所を人手によらず、
粉塵を飛散させることなく清掃できる装置を提供するこ
と。 【解決手段】 コークス炉の炉頂を走行する石炭装入車
等の移動機に該移動機の走行方向と直角方向に移動可能
なクリーナ台車1を搭載し、該クリーナ台車1に旋回式
吸引ノズル14を設置し、該旋回式吸引ノズル14の吸
引管16を移動機に設置せる集塵機33に吸引ダクト1
7を介して連通した構造としたことにより、炉頂面の狭
隘箇所でも人手によらず容易に清掃できるようになっ
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコークス炉の炉頂クリー
ナに関し、特にコークス炉の上昇管近傍の狭隘な箇所の
掃除に便利な炉頂クリーナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来からコークス炉の炉頂を清掃する炉
頂クリーナは公知である。しかしながら、公知のクリー
ナは清掃箇所が清掃に邪魔になる器物のない広い場所を
掃除するクリーナしかなく、上昇管の間等の狭隘箇所の
掃除には人がほうきで掃くか、エヤブローで吹き飛ばす
か等の手段に頼っているのが現状である。したがって、
エヤブローで吹き飛ばすと粉塵がコークス炉周辺に飛散
し、周辺の環境を汚染していた。また、人力による場合
は、コークス炉の熱、上昇管の熱で上昇管周辺が高温で
粉塵も多く堆積しているために、作業環境が悪く苛酷な
労働条件となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は公知の炉頂ク
リーナでは清掃できなかった上昇管の間の狭隘箇所でも
人手によらず、粉塵をコークス炉周辺に飛散させること
なく清掃できる装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】コークス炉の炉頂を走行
する石炭装入車等の移動機に該移動機の走行方向と直角
方向に移動可能なクリーナ台車1を搭載し、該クリーナ
台車1に旋回式吸引ノズル14を設置し、該旋回式吸引
ノズル14の吸引管16を移動機に設置せる集塵機33
に吸引ダクト17を介して連通し、炉頂面の狭隘箇所を
清掃できるようにしたことを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明にかか
るクリーナの実施の形態を説明する。図1はクリーナの
全体構造の正面図である。図2は図1におけるA−A線
側面図、図3は図1におけるB−B線平面図である。1
はクリーナ台車で該台車1は車輪2、2・・を有し、車
輪2、2・・はコークス炉炉頂面Sを走行する装炭車等
の移動機のフレーム3から支柱4、4で吊り下げられて
いるレール5、5に支承されている。クリーナ台車1の
走行装置6はレール5、5の両端部にチェーンホイール
7、7を挿通せる軸8、8を軸受9、9で軸支し、チエ
ーンホイール7、7間にはチェーン10が巻回されてお
り、チェーンの両端はそれぞれクリーナ台車1の前後端
に連結されており、一方のチェーンホイール軸8は駆動
用モータ11に減速機12、カップリング13を介して
連結されており、モータの正逆回転によりクリーナ台車
1はレール5、5上を前後進する構造となっている。
【0006】クリーナ台車1には旋回式吸引ノズル14
が設置されており、以下これらの詳細構造について説明
する。旋回式吸引ノズル14は下部にフード15を有す
る吸引管16がダクト17に連通せる支持筒18に回動
可能にかつ、支持筒18に連通するように連結されてい
る。クリーナ台車1から補助台車19がロッド20およ
びシリンダ21を介してピンヒンジにより吊り下げられ
ている。フレーム22には旋回モータ23が設置されて
おり、該モータおよび歯車装置24により吸引管16が
回動される。補助台車19には先端に車輪25を有する
脚26を突設しており炉頂面の清掃時シリンダ21を伸
張させてノズル14を炉頂面に接近させたとき、車輪2
5が炉頂面に着地しノズル14のフードが炉頂面と所定
の間隙を保持できるようにしている。なお、ダクト17
はクリーナ台車1の下面およびフレーム22に固定され
ており、ダクト17の後端部は移動機のフレーム3上に
設置されている集塵機33に接続されている。
【0007】旋回式吸引ノズル14の詳細構造について
図4〜図6を参照して説明する。吸引管16の回転部1
1は支持筒18の軸受27で支承されており、回転部
の周面には支持筒18と連通する連通孔28が穿設され
ている。回転部161の下方の吸引管16には吸引ノズ
ル部が連結されている。吸引ノズル部は複数の区画室1
2、162'からなり、各区画室にはダンパー163、1
3' が設置されている。吸引ノズル部の下部にはそれ
らの吸引口164、164'を囲んで長方形状のフード1
5が取付けられており、フード内は仕切板15'で中央
部で二つに仕切られて各吸引口164、164'と連通し
た構造となっている。
【0008】前記フード15の外周部に位置して多数の
空気噴射孔29、29・・・・を有する空気噴射管30
(301、302、303)が取付けられており、これら
の空気噴射管は、エヤホース31(311、312、31
3)に接続されている。エヤホース31の配管手段につ
いて図7〜図10を参照して説明する。移動機のフレー
ム3にはコンプレッサ、エヤタンク、操作バルブからな
る圧縮空気供給装置32が設置されており、該装置32
に接続するエヤ供給管31'(311'、312'、31
3')は途中にフレキシブルホース31f(31f1、31f
2、31f3)を介して移動機のフレームおよびクリーナ
台車1に固設されている。そして、エヤ供給管31'
(311'、312'、313')にエヤホース31(3
1、312、313)が接続され、圧縮空気供給装置3
2からの圧縮空気はバルブ操作により空気噴射管30
(301、302、303)の任意の噴射管の空気噴出孔
29、29・・から噴射される。
【0009】なお、操作バルブをクリーナ台車1のエヤ
供給管31'(311'、312'、313')に設置すると
きは、移動機フレーム側のエヤ供給管311'、312'、
313'およびフレキシブルホース31f1、31f2、31
f3はそれぞれ1本の配管にするとよい。
【0010】本発明の炉頂クリーナは上記の構造からな
っており、該装置の作用について以下説明する。図1
1、図12はは上昇管40、40と炉前側に横設されて
いる集塵ダクトの壁面41で区画されている狭隘箇所を
清掃するときの態様を示している。移動機3を目的の清
掃箇所へ移動させて旋回式吸引ノズル14を図11
(a)のP1位置へ待機させる。駆動用モータ11を駆
動させるとチェーンホイール7、7が回転し、チェーン
10によりクリーナ台車1が矢印方向に前進する。旋回
式吸引ノズル14が壁面41の近接位置P2へ到来する
と前記モータ11を停止するなどしてクリーナ台車1を
停止させる。
【0011】シリンダ21を伸張させて補助台車19を
降下させ脚26先端の車輪25を炉頂面に着地させる。
次に旋回モータ23を作動させるとともに集塵機33を
作動させると、旋回式吸引ノズル14はP2位置におい
て図11(b)に示すように左回転しながら炉頂面に堆
積しているコークス粉塵を吸引し、吸引管16、連通孔
28、支持筒18、ダクト17を経由して集塵機33へ
と吸引され炉頂面の清掃が行なわれる。上記の清掃作業
に際しては吸引ノズル部のダンパ163'が閉塞、ダンパ
163が開放状態となっており、吸引ノズル14の壁面
41側に位置する吸引口164から吸引するようにして
いる。
【0011】吸引ノズル14が回転し、壁面41の当接
位置に来ると、空気供給装置32を作動させて空気噴射
管301、303の空気噴射孔29、29・・から圧縮空
気を噴射させると壁際の粉塵が舞い上が吸引口164
ら容易に吸引させることがでいる。この際飛散した粉塵
はフード15で遮蔽されているので周囲に飛散すること
がない。壁際の集塵作業が完了すると、図11(c)に
示すように吸引ノズル14を右方向に回転させながら再
度炉頂面を清掃する。この清掃作業のときは圧縮空気を
噴射させる必要はない。
【0012】吸引ノズル14が図11(c)の位置から
炉頂面を清掃しながら回転し、壁面41に当接する位置
まで180度回転し図12(a)に示す位置に来ると、
再び空気供給装置32を作動させてバルブ操作により空
気噴射管30、30の空気噴出口29、29・・から圧
縮空気を噴射させて前記と同様の要領で壁際の粉塵を除
去し、図12(b)に示すように吸引ノズル14を左方
向に回転させながら炉頂面を清掃し、90度回転したと
ころでクリーナ台車1を後退させながら炉頂面を清掃し
吸引ノズル14が図12(c)に示すP3位置に位置し
たところで台車1を停止し、吸引ノズル14を左右に回
転させることにより上昇管40、40近傍の清掃作業が
行なえる。
【0013】
【発明の効果】本発明は、下端にフード15をを有する
旋回式吸引ノズルを使用したためコークス炉炉頂の上昇
管近傍のごとき狭隘箇所の清掃作業が人力によることな
く機械化できるとともに、フード15に近接して空気噴
射管を設置し、圧縮空気を噴射させるようにしたため、
壁際等に堆積せる塵埃を周囲に飛散させることなく容易
に集塵清掃できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる炉頂クリーナの一実施態様を示
す全体概略説明図。
【図2】図1のA−A線矢視図。
【図3】図1のB−B線矢視図。
【図4】本発明にかかる旋回式吸引ノズルの正面図。
【図5】図4のC−C線面図。
【図6】図4のD−D線矢視図。
【図7】本発明にかかる炉頂クリーナのエヤ配管を示す
概略説明図。
【図8】図7のE−E線矢視図。
【図9】図7のF−F線矢視図。
【図10】本発明にかかる旋回式吸引ノズルの他の態様
を示す側面図。
【図11】(a)図、(b)図、(c)図はそれぞれ清
掃作業手順説明図。
【図12】(a)図、(b)図、(c)図はそれぞれ清
掃作業手順説明図。
【符号の説明】
1 クリーナ台車 2 車輪 3 移動車フレーム 4 支柱 5 レール 6 走行装置 7 チェーンホイール 8 チェーンホ
イール軸 9 軸受 10 チェーン 11 駆動用モータ 12 減速機 13 カップリング 14 旋回式吸
引ノズル 15 フード 15' 仕切板 16 吸引管 161 吸引管回転部 162、162'
区画室 163、163' ダンパー 164、164'
吸引口 17 ダクト 18 支持筒 19 補助台車 20 ロッド 21 シリンダ 22 フレーム 23 旋回モータ 24 歯車装置 25 車輪 26 脚 27 軸受 28 連通孔 29 空気噴射孔 30(301、302、303) 空気噴射管 31(311、312、313) エヤホース 31'(311'、312'、313') エヤ供給管 31f(31f1、31f2、31f3 フレキシブルホ
ース 32 圧縮空気供給装置 33 集塵機 40 上昇管 41 壁面 R 移動車の走行レール S コークス炉
炉頂面
フロントページの続き (72)発明者 井部 和彦 神奈川県横須賀市夏島町19番地 株式会社 横須賀エンジニアリング内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コークス炉の炉頂を走行する石炭装入車等
    の移動機に該移動機の走行方向と直角方向に移動可能な
    クリーナ台車(1)を搭載し、該クリーナ台車(1)に
    旋回式吸引ノズル(14)を設置し、該旋回式吸引ノズ
    ル(14)の吸引管(16)を移動機に設置せる集塵機
    (33)に吸引ダクト(17)を介して連通し、炉頂面
    の狭隘箇所を清掃できるようにしたことを特徴とするコ
    ークス炉の炉頂クリーナ。
  2. 【請求項2】クリーナ台車(1)は該台車(1)の前後
    両端に連結されたチェーン(10)と噛み合うチェーン
    ホイール(7)を駆動用モータ(11)の駆動によって
    移動可能としたことを特徴とする請求項1記載のコーク
    ス炉の炉頂クリーナ。
  3. 【請求項3】旋回式吸引ノズル(14)に空気噴射管
    (30)を付設し、移動機に設置せる圧縮空気供給装置
    (32)からの圧縮空気を空気噴射管(30)の空気噴
    出孔29、29・・から噴射させることを特徴とする請
    求項1または請求項2記載のコークス炉の炉頂クリー
    ナ。
  4. 【請求項4】旋回式吸引ノズル(14)の吸引管(1
    6)の下方吸引ノズル部を複数の区画室(162)、
    (162')に区画し、各区画室内にダンパー(1
    3)、(163')を設け、吸引ノズル部の吸引口(1
    4)、(164')を囲んでフード(15)を設け、該
    フード内を仕切板(15')で前記吸引口(164)、
    (164')と連通するように区画し、フード(15)の
    周壁部に空気噴射管(301)、(302)を設けたこと
    を特徴とする請求項3記載のコークス炉の炉頂クリー
    ナ。
JP36230997A 1997-12-12 1997-12-12 コークス炉の炉頂クリーナ Pending JPH11172256A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7596834B2 (en) 2002-08-08 2009-10-06 Harmon Industry Co., Ltd. Fiber opening apparatus for mass fibers
CN114164010A (zh) * 2021-12-02 2022-03-11 大连华锐重工焦炉车辆设备有限公司 旋转式上升管石墨清扫装置及其使用方法

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