JPH1117218A - 半導体発光素子 - Google Patents

半導体発光素子

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JPH1117218A
JPH1117218A JP16927397A JP16927397A JPH1117218A JP H1117218 A JPH1117218 A JP H1117218A JP 16927397 A JP16927397 A JP 16927397A JP 16927397 A JP16927397 A JP 16927397A JP H1117218 A JPH1117218 A JP H1117218A
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inp
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semiconductor light
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 窓層の平坦性を向上でき、結果的に発光効率
及び信頼性を大幅に向上できる半導体発光素子を提供す
る。 【解決手段】 n−GaAs基板21上に、n−GaA
sバッファ層22(例えば、Si濃度5×1017
-3)を0.5μm、n−(AlxGa1-x1-yInP
(0≦x≦1,0≦y≦1)クラッド層23(例えば、
x=0.7,y=0.5,Si濃度5×1017cm-3
を1.0μm、(AlxGa1-x1-yInP(0≦x≦
1,0≦y≦1)活性層24(例えば、x=0.05,
y=0.5)を0.5μm、p−(AlxGa1-x1-y
InP(0≦x≦1,0≦y≦1)クラッド層25(例
えば、x=0.7,y=0.5,Zn濃度5×1017
-3)を1.0μm、p−(AlxGa1-x1-yInP
(0<x<1,0<y<1)窓層26(例えば、x=
0.5,y=0.5)を5μm順次積層成長する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、AlGaInP系
の半導体発光素子に関し、特に発光効率及び信頼性を向
上できるAlGaInP系の半導体発光素子に関する。
【0002】
【従来の技術】AlGaInP系の半導体材料を用いた
半導体発光素子は、GaAs基板と格子整合が可能であ
ることと、III−V族化合物半導体の中で最も直接遷移
バンドギャップが大きいことから、可視領域の発光素子
として広く用いられている。特に、発光ダイオードとし
て550nmから690nmの範囲で直接遷移型の発光
を行うため、高い発光効率を得ることができる。
【0003】従来の面発光型AlGaInP系半導体発
光素子の一例として、RobertM.Fletche
rらによりUnited States Patent
5,008,718で提案された発光ダイオードがあ
る。図10はこの発光ダイオードを示し、そこでは、電
流を広い発光部へ広げるために、GaPによる窓層(電
流拡散層)を設ける構成を採用している。
【0004】以下に、図10に基づきその構成を今少し
具体的に説明する。この発光ダイオードは、n−GaA
s基板71上に、n−AlGaInPクラッド層73、
GaInP活性層74、p−AlGaInPクラッド層
75及びp−GaP窓層76をこの順に積層形成し、且
つ電極710及び711を取り付けた構成になってい
る。なお、n−AlGaInPクラッド層73、GaI
nP活性層74及びp−AlGaInPクラッド層75
で発光部が構成される。
【0005】この構成によれば、GaP窓層76で電流
が広がり、広い範囲の活性層74で発光するため、発光
効率が向上する。また、発光した光はチップ上面から取
り出されるが、GaP窓層76はGaInP活性層74
よりもバンドギャップが大きいため、発光した光はGa
P窓層76で吸収されることなく透過し、高い発光効率
を得ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
発光ダイオードにおいては、電流拡散層としてGaP窓
層76を用いているため、以下に示す問題点がある。
【0007】(1)結晶面の平坦性が著しく低下するた
め、発光ダイオード(半導体発光素子)の発光効率及び
信頼性が低い。
【0008】即ち、GaP窓層76は結晶中で、Ga原
子とP原子の結合エネルキーが大きいため、Ga原子が
成長面上を拡散(マイグレーション)しにくい。この結
果、良好な層状成長ではなく島状成長となり、結晶面の
平坦性が著しく低下する。このため、GaP電流拡散層
の上に電極を設ける場合は、密着性が低化し、電極の剥
がれにより抵抗率が大きくなったりして、半導体発光素
子の発光効率及び信頼性が低下する要因となっていた。
【0009】(2)電流拡散層76と発光部との材料が
大きく異なるため、発光効率が低い。
【0010】即ち、GaP電流拡散層76は発光部であ
る(AlxGa1-x1-yInP(0≦x≦1,0≦y≦
1)層上に成長され、両者の材料は大きく異なる。この
ため、成長界面付近に結晶性の低い層が形成され、Ga
P結晶中に結晶欠陥が発生しやすい。この結晶欠陥は発
光部からの光を吸収するなど、半導体発光素子の発光効
率の低下の要因となる。
【0011】以上のように、従来の半導体発光素子は、
GaP層の材料に起因して、上記した2つの問題点があ
り、このことにより、発光効率及び信頼性が低いという
欠点を有していた。
【0012】本発明は、このような現状に鑑みてなされ
たものであり、窓層の平坦性を向上でき、結果的に発光
効率及び信頼性を大幅に向上できる半導体発光素子を提
供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体発光素子
は、基板上に活性層を含む発光部と電流拡散層が形成さ
れたAlGaInP系の半導体発光素子において、前記
電流拡散層が(AlxGa1-x1-yInP(0<x<
1,0<y<1)であり、そのことにより上記目的が達
成される。
【0014】好ましくは、電流阻止層と、前記基板の裏
面に形成された第1の電極と、前記電流拡散層の上に形
成された第2の電極とを更に備え、該第2の電極が該電
流拡散層の中央部における上面に形成され、該第2の電
極と対向する位置に該電流阻止層が形成されている構成
とする。
【0015】また、好ましくは、電流阻止層と、前記基
板の裏面に形成された第1の電極と、前記電流拡散層の
上に形成された第2の電極とを更に備え、該第2の電極
が該電流拡散層の周辺部における上面に形成され、該第
2の電極と対向する位置に該電流阻止層が形成されてい
る構成とする。
【0016】また、好ましくは、前記基板として、その
面方位が(100)面から[011]方向に傾斜してい
るものを用いる構成とする。
【0017】また、好ましくは、前記電流拡散層のエネ
ルギーギャップが前記活性層のエネルギーギャップより
も大きくなる構成とする。
【0018】以下に本発明の作用を説明する。
【0019】上記のように、AlGaInP系の半導体
発光素子において、電流拡散層(窓層)の材料として、
(AlxGa1-x1-yInPを用いると、後述の図2か
らわかるように、In組成y=0であるGaPでは結晶
表面の凹凸の深さが40nmと非常に大きいのに対し、
(AlxGa1-x1-yInP(0≦x≦1,y=0.0
1)層中にIn組成yが0でなくわずかでも含まれてい
れば、結晶表面の凹凸の深さはGaP層に比べて大幅に
減少し、全ての領域で2nm前後まで減少している。
【0020】この理由としては、上述したように、Ga
P層は結晶中で、Ga原子とP原子の結合エネルギーが
大きいため、Ga原子が成長面上を拡散(マイグレーシ
ョン)しにくく、良好な層状成長ではなく島状成長とな
っており、結晶欠陥が発生しやすいことが原因となって
いる。
【0021】これに対し、In原子はP原子の結合エネ
ルギーが小さいため、In原子が成長面上を拡散しやす
く、良好な層状成長が得られる。このため、結晶表面の
凹凸の深さが大幅に低減し、平坦性が向上するのであ
る。
【0022】また、後述の図3からわかるように、Al
組成x=0であるGaPでは、結品欠陥の数が1000
個近くと非常に大きいのに対し、(AlxGa1-x1-y
InP(0≦x≦1,y=0.01)層中ではAl組成
xが0でなくわずかでも含まれていれば、結晶欠陥の数
はGaP層に比べて大幅に減少し、50個前後まで減少
している。
【0023】この理由としては、Al原子はGa原子以
上にP原子の結合エネルギーが大きいため、成長面上を
拡散しにくいが、P原子の脱離によるP抜けに起因する
結晶欠陥の発生が大幅に低減されているためと考えられ
る。
【0024】以上のように、GaP層に比べて、(Al
xGa1-x1-yInP(0<x<1,0<y<1)層は
In原子による拡散によって良好な層状成長が得られ、
また、Al原子によってP原子の脱離によるP抜けに起
因する結晶欠陥の発生が大幅に低減される。このため、
結晶欠陥の発生を大幅に低減できるので、結晶性が大幅
に改善され、平坦性も大幅に改善されることになる。こ
の結果、発光効率及び信頼性が大幅に改善された半導体
発光素子を実現できる。
【0025】また、電流拡散層のバンドギャップを活性
層よりも大きくする構成によれば、活性層で発光した光
は窓層で吸収されることなく、上面から取り出されるこ
とになる。よって、その分、光取り出し効率を向上でき
る。
【0026】加えて、第2の電極が電流拡散層の中央部
における上面に形成され、第2の電極と対向する位置に
電流阻止層を形成する構成によれば、電極から注入され
た電流は、この窓層で更に拡がるので、光取り出し効率
を一層向上できる利点がある。
【0027】また、周辺部に電流阻止層を設ける構成に
よっても、電極から注入された電流は窓層で中央部に集
中されるので、光取り出し効率を一層向上できる利点が
ある。
【0028】また、基板として、その面方位が(10
0)面から[011]方向に傾斜しているものを用いる
構成によれば、窓層の抵抗値を低減できるので、半導体
発光素子の駆動電圧を低減できる利点がある。
【0029】以下にその理由を後述の図7に基づき説明
する。面方位が[011]方向に傾斜すると、同図に示
すように、III族原子の1重結合を有する結晶表面であ
る(111)面がステップごとに、即ち階段状に形成さ
れる。この面(傾斜面)はIII族原子の1重結合が表面
を覆っているため、V族原子(この場合は、P原子)が
供給され、III族原子と結合することになる。しかしな
がら、1重結合のためその結合力は弱く、すぐに結合が
切れ、V族原子が表面上を拡散している状態になる。
【0030】ここで、p−(AlxGa1-x1-yInP
窓層の抵抗率が高い理由の一つに、O(酸素)の混入が
ある。即ち、酸素はVI族元素であるため、V族サイトの
格子位置に入りやすいという性質を有する。
【0031】しかるに、上記のように基板が[011]
方向に傾斜していると、V族原子が表面上を拡散してい
るため、結晶表面上にV族原子が多く存在する。このた
め、V族サイトの格子位置に酸素が入りにくくなる。よ
って、窓層の抵抗率を低減できるので、結局、半導体発
光素子の駆動電圧を低減できるのである。
【0032】加えて、このような構成によれば、基板の
面方位が(100)面から[011]方向に傾斜してい
ることにより、(111)面がステップごとに形成さ
れ、このステップごとに良好な層状成長がしやすい結晶
表面となっているので、この点においても、結晶表面の
凹凸の深さを大幅に低減でき、平坦性を大幅に向上でき
る。
【0033】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づき具体的に説明する。
【0034】(実施形態1)図1〜図3は本発明半導体
発光素子の実施形態1を示す。本実施形態1は本発明を
発光ダイオードに適用した例を示す。以下に図1に基づ
き本実施形態1の発光ダイオードの構造を製造プロセス
とともに説明する。
【0035】まず、n−GaAs基板1上に、n−Ga
Asバッファ層2(例えば、Si濃度5×1017
-3)を0.5μm、n−(AlxGa1-x1-yInP
(0≦x≦1,0≦y≦1)クラッド層3(例えば、x
=1.0,y=0.5,Si濃度5×1017cm-3)を
1.0μm、(AlxGa1-x1-yInP(0≦x≦
1,0≦y≦1)活性層4(例えば、x=0.45,y
=0.5)を0.5μm、p−(AlxGa1-x1-y
nP(0≦x≦1,0≦y≦1)クラッド層5(例え
ば、x=1.0,y=0.5,Zn濃度5×1017cm
-3)を1.0μm、p−(AlxGa1-x1-yInP
(0<x<1,0<y<1)窓層6(例えば、x=0.
01,y=0.01,Zn濃度5×1018cm-3)を5
μm順次積層成長する。
【0036】次に、n−GaAs基板1の裏面全面にn
型用の電極10を形成し、また、電流拡散層である窓層
6の上面中央部にp型用の電極11を形成する。以上の
工程を経て本実施形態1の発光ダイオードが作製され
る。
【0037】上記のように、本実施形態1の発光ダイオ
ードは、窓層6の材料として、(AlxGa1-x1-y
nPを用いており、以下に図2及び図3に基づきその効
果について説明する。但し、図2は(AlxGa1-x
1-yInP(x=0.01,0≦y≦1)層中のIn組
成yに対する結晶表面の凹凸の深さの関係を示してお
り、図3は(AlxGa1-x1-yInP(0≦x≦1,
y=0.01)層中のAl組成xに対する結晶欠陥の数
(1cm2当たり)の関係を示している。
【0038】図2からわかるように、In組成y=0で
あるGaPでは結晶表面の凹凸の深さが40nmと非常
に大きいのに対し、(AlxGa1-x1-yInP(0≦
x≦1,y=0.01)層中にIn組成yが0でなくわ
ずかでも含まれていれば、結晶表面の凹凸の深さはGa
P層に比べて大幅に減少し、全ての領域で2nm前後ま
で減少している。
【0039】この理由としては、上述したように、Ga
P層は結晶中で、Ga原子とP原子の結合エネルギーが
大きいため、Ga原子が成長面上を拡散(マイグレーシ
ョン)しにくく、良好な層状成長ではなく島状成長とな
っており、結晶欠陥が発生しやすいことが原因となって
いる。
【0040】これに対し、本実施形態1では、In原子
はP原子の結合エネルギーが小さいため、In原子が成
長面上を拡散しやすく、良好な層状成長が得られる。こ
のため、結晶表面の凹凸の深さが大幅に低減し、平坦性
が向上しているのである。
【0041】また、図3からわかるように、Al組成x
=0であるGaPでは、結品欠陥の数(1cm2当た
り)が1000個近くと非常に大きいのに対し、本実施
形態1の(AlxGa1-x1-yInP(0≦x≦1,y
=0.01)層中ではAl組成xが0でなくわずかでも
含まれていれば、結晶欠陥の数はGaP層に比べて大幅
に減少し、50個前後まで減少している。
【0042】この理由としては、Al原子はGa原子以
上にP原子の結合エネルギーが大きいため、成長面上を
拡散しにくいが、P原子の脱離によるP抜けに起因する
結晶欠陥の発生が大幅に低減されているためと考えられ
る。
【0043】以上のように、GaP層に比べて、(Al
xGa1-x1-yInP(0<x<1,0<y<1)層は
In原子による拡散によって良好な層状成長が得られ、
また、Al原子によってP原子の脱離によるP抜けに起
因する結晶欠陥の発生が大幅に低減される。このため、
結晶欠陥の発生を大幅に低減できるので、結晶性が大幅
に改善され、平坦性も大幅に改善されることになる。
【0044】加えて、本実施形態1では、(AlxGa
1-x1-yInP(x=0.45,y=0.5)活性層4
(Eg=2.1eV)に対し、窓層6にp−(Alx
1-x1-yInP(x=0.01,y=0.01)を用
いているため、窓層6(Eg=2.26eV)の方がバ
ンドギャップが大きい。この結果、活性層4で発光した
光は窓層6で吸収されることなく、上面から取り出され
ることになる。
【0045】このような本実施形態1の発光ダイオード
によれば、特性では波長560nmの緑色発光ダイオー
ドで、従来例よりも発光効率が20%、信頼性も20m
A駆動時で60℃条件下において光度が半分となるまで
の時間が1.5倍に増加できることを確認できた。
【0046】なお、本実施形態1の発光ダイオードにお
いて、(AlxGa1-x1-yInP(0≦x≦1,0≦
y≦1)の組成比x,yは、その範囲内で適宜変更して
も上記同様の効果を奏することを確認できた。
【0047】(実施形態2)図4は本発明半導体発光素
子の実施形態2を示す。本実施形態2も本発明をAlG
aInP系の発光ダイオードに適用した例を示す。本実
施形態2の発光ダイオードは、(AlxGa1-x1-y
nP層のAl組成x、In組成yが実施形態1の発光ダ
イオードと異なる他は同様の構造になっている。即ち、
実施形態1では本発明を緑色発光ダイオードに適用して
いるが、本実施形態2では赤色発光ダイオードに適用し
ている。以下に図4に基づき本実施形態2の発光ダイオ
ードの構造を製造プロセスとともに説明する。
【0048】まず、n−GaAs基板21上に、n−G
aAsバッファ層22(例えば、Si濃度5×1017
-3)を0.5μm、n−(AlxGa1-x1-yInP
(0≦x≦1,0≦y≦1)クラッド層23(例えば、
x=0.7,y=0.5,Si濃度5×1017cm-3
を1.0μm、(AlxGa1-x1-yInP(0≦x≦
1,0≦y≦1)活性層24(例えば、x=0.05,
y=0.5)を0.5μm、p−(AlxGa1-x1-y
InP(0≦x≦1,0≦y≦1)クラッド層25(例
えば、x=0.7,y=0.5,Zn濃度5×1017
-3)を1.0μm、p−(AlxGa1-x1-yInP
(0<x<1,0<y<1)窓層26(例えば、x=
0.5,y=0.5)を5μm順次積層成長する。
【0049】次に、n−GaAs基板21の裏面全面に
n型用の電極210を形成し、また、電流拡散層である
窓層26の上面中央部にp型用の電極211を形成す
る。以上の工程を経て本実施形態2の発光ダイオードが
作製される。
【0050】本実施形態2の発光ダイオードにおいて
も、上記図2より結晶表面の凹凸の深さを大幅に低減で
き、図3よりGaP窓層に比べて実施形態1同様に結晶
欠陥の発生を大幅に低減できることがわかる。よって、
実施形態1同様に、結晶性が大幅に改善され、平坦性も
大幅に改善されるので、実施形態1同様の効果を奏する
ことができる。
【0051】また、本実施形態2では、(Alx
1-x1-yInP(x=0,y=0.5)活性層24
(Eg=1.9eV)に対し、窓層26にp−(Alx
Ga1-x1-yInP(x=0.5,y=0.5)を用い
ているため、窓層26(Eg=2.0eV)の方がバン
ドギャップが大きいので、活性層24で発光した光は窓
層26で吸収されることなく、上面から取り出されるこ
とになる。
【0052】本実施形態2の発光ダイオードは、特性で
は波長650nmの赤色発光ダイオードで従来例よりも
発光効率が20%、信頼性も20mA駆動時で60℃条
件下において光度が半分となるまでの時間が1.5倍に
増加できることを確認できた。
【0053】(実施形態3)図5は本発明半導体発光素
子の実施形態3を示す。本実施形態3も本発明をAlG
aInP系の発光ダイオードに適用した例を示す。本実
施形態3の発光ダイオードは、(AlxGa1-x1-y
nP層のAl組成x、In組成yが実施形態1,2の発
光ダイオードと異なる他は同様の構造になっている。即
ち、本実施形態2では黄色発光ダイオードに適用した例
を示している。以下に図5に基づき本実施形態3の発光
ダイオードの構造を製造プロセスとともに説明する。
【0054】まず、n−GaAs基板31上に、n−G
aAsバッファ層32(例えば、Si濃度5×1017
-3)を0.5μm、n−(AlxGa1-x1-yInP
(0≦x≦1,0≦y≦1)クラッド層33(例えば、
x=1.0,y=0.5,Si濃度5×1017cm-3
を1.0μm、(AlxGa1-x1-yInP(0≦x≦
1,0≦y≦1)活性層34(例えば、x=0.30,
y=0.5)を0・5μm、p−(AlxGa1-x1-y
InP(0≦x≦1,0≦y≦1)クラッド層35(例
えば、x=1.0,y=0.5,Zn濃度5×1017
-3)を1.0μm、p−(AlxGa1-x1-yInP
(0<x<1,0<y<1)窓層36(例えば、x=
0.1,y=0.1)を5μm順次積層成長する。
【0055】次に、n−GaAs基板31の裏面全面に
n型用の電極310を形成し、また、電流拡散層である
窓層36の上面中央部にp型用の電極311を形成す
る。以上の工程を経て本実施形態3の発光ダイオードが
作製される。
【0056】本実施形態3の発光ダイオードにおいて
も、上記図2及び図3より、結晶表面の凹凸の深さを大
幅に低減でき、結晶欠陥の発生を大幅に低減できること
がわかる。よって、結晶性を大幅に改善でき、平坦性も
大幅に改善できるので、上記実施形態同様の効果を奏す
ることがわかる。
【0057】また、本実施形態3では、(Alx
1-x1-yInP(x=0.30,y=0.5)活性層
34((Eg=2.05eV)に対し、窓層36に(A
xGa1-x1-yInP(x=0.1,y=0.1)を
用いているため、窓層36(Eg=2.25eV)の方
がバンドギャップが大きいので、活性層34で発光した
光は窓層36で吸収されることなく、上面から取り出さ
れることになる。
【0058】本実施形態3の発光ダイオードは、特性で
は波長590nmの黄色発光ダイオードで従来例より発
光効率が20%、信頼性も20mA駆動時で60℃条件
下において光度が半分となるまでの時間が1.5倍に増
加できることを確認できた。
【0059】(実施形態4)図6及び図7は本発明半導
体発光素子の実施形態4を示す。本実施形態4も本発明
をAlGaInP系の発光ダイオードに適用した例を示
す。本実施形態4の発光ダイオードは、面方位が(10
0)面から[011]方向に傾斜している基板を用いて
いる点が上記各実施形態の発光ダイオードとは異なって
いる。以下に図6に基づき本実施形態4の発光ダイオー
ドの構造を製造プロセスとともに説明する。
【0060】まず、面方位が(100)面から[01
1]方向に15度傾斜しているn−GaAs基板41
(図7参照)上に、n−GaAsバッファ層42(例え
ば、Si濃度5×1017cm-3)を0.5μm、n−
(AlxGa1-x1-yInP(0≦x≦1,0≦y≦
1)クラッド層43(例えば、x=1.0,y=0.
5,Si濃度5×1017cm-3)を1.0μm、(Al
xGa1-x1-yInP(0≦x≦1,0≦y≦1)活性
層44(例えば、x=0.20,y=0.5)を0・5
μm、p−(AlxGa1-x1-yInP(0≦x≦1,
0≦y≦1)クラッド層45(例えば、x=1.0,y
=0.5,Zn濃度5×1017cm-3)を1.0μm、
p−(AlxGa1-x1-yInP(0<x<1,0<y
<1)窓層46(例えば、x=0.80,y=0.5
0,Zn濃度5×1018cm-3)を5μm順次積層成長
する。
【0061】次に、n−GaAs基板41の裏面全面に
n型用の電極410を形成し、また、電流拡散層である
窓層46の上面中央部にp型用の電極411を形成す
る。以上の工程を経て本実施形態4の発光ダイオードが
作製される。
【0062】本実施形態4では、(AlxGa1-x1-y
InP(x=0.20,y=0.50)活性層44(E
g=2.05eV)に対し、窓層46にp−(Alx
1-x1-yInP(x=0.80,y=0.50)を用
いているため、窓層46(Eg=2.25eV)の方が
バンドギャップが大きいので、活性層44で発光した光
は窓層46で吸収されることなく、上面から取り出され
ることになる。
【0063】また、本実施形態4では、実施形態1同様
に窓層46にp−(AlxGa1-x1-yInP(x=
0.80,y=0.50)を用いているが、本実施形態
4では、面方位が(100)面から[011]方向に傾
斜している基板を用いているため、窓層46の抵抗値を
低減できる。
【0064】以下にその理由を図7に基づき説明する。
但し、図7はIII−V族の結晶表面を表現したモデル図
であり、面方位が(100)面はV族原子の2重結合が
表面上にある。
【0065】ところで、面方位が[011]方向に傾斜
すると、同図に示すように、III族原子の1重結合を有
する結晶表面である(111)面がステップごとに、即
ち階段状に形成される。この面(傾斜面)はIII族原子
の1重結合が表面を覆っているため、V族原子(この場
合は、P原子)が供給され、III族原子と結合すること
になる。しかしながら、1重結合のためその結合力は弱
く、すぐに結合が切れ、V族原子が表面上を拡散してい
る状態になる。
【0066】ここで、p−(AlxGa1-x1-yInP
(0<x<1,0<y<1)窓層46の抵抗率が高い理
由の一つに、O(酸素)の混入がある。即ち、酸素はVI
族元素であるため、V族サイトの格子位置に入りやすい
という性質を有する。
【0067】しかるに、本実施形態4では、上記のよう
に基板が[011]方向に傾斜しており、V族原子が表
面上を拡散しているため、結晶表面上にV族原子が多く
存在する。このため、V族サイトの格子位置に酸素が入
りにくくなる。よって、本実施形態4によれば、窓層4
6の抵抗率を低減できるので、結局、半導体発光素子、
つまり発光ダイオードの駆動電圧を低減できるのであ
る。
【0068】加えて、本実施形態4によれば、n−Ga
As基板46の面方位が(100)面から[011]方
向に傾斜していることにより、(111)面がステップ
ごとに形成され、このステップごとに良好な層状成長が
しやすい結晶表面となっている。従って、この点におい
ても、結晶表面の凹凸の深さを大幅に低減でき、平坦性
を大幅に向上できる。
【0069】本実施形態4の発光グイオードは、特性で
は波長6100nmの橙色発光グイオードで従来例より
発光効率が20%、信頼性も20mA駆動時で60℃条
件下において光度が半分となるまでの時間が2.0倍に
増加できることを確認できた。
【0070】なお、本実施形態4においても、(Alx
Ga1-x1-yInP(0≦x≦1,0≦y≦1)の組成
比x,yを、適宜変更しても上記同様の効果を奏するこ
とを確認できた。
【0071】(実施形態5)図8は本発明半導体発光素
子の実施形態5を示す。本実施形態5も本発明をAlG
aInP系の発光ダイオードに適用した例を示す。本実
施形態5の発光ダイオードは、例えば、実施形態1の発
光ダイオードとは、クラッド層55と窓層56との間の
中央部に電流阻止層58を設けた点が異なっている。以
下に図8に基づき本実施形態5の発光ダイオードの構造
を製造プロセスとともに説明する。
【0072】まず、n−GaAs基板51上に、n−G
aAsバッファ層52(例えば、Si濃度5×1017
-3)を0.5μm、n−(AlxGa1-x1-yInP
(0≦x≦1,0≦y≦1)クラッド層53(例えば、
x=1.0,y=0.5,Si濃度5×1017cm-3
を1.0μm、(AlxGa1-x1-yInP(0≦x≦
1,0≦y≦1)活性層54(例えば、x=0.38,
y=0.5)を0・5μm、p−(AlxGa1-x1-y
InP(0≦x≦1,0≦y≦1)クラッド層55(例
えば、x=1.0,y=0.5,Zn濃度5×1017
-3)を1.0μm、n−(AlxGa1-x1-yInP
(0≦x≦1,0≦y≦1)電流阻止層58(例えば、
x=0.20,y=0.20,Si濃度5×1017cm
-3)を0.5μm、p−(AlxGa1-x1-yInP
(0<x<1,0<y<1)窓層46(例えば、x=
0.20,y=0.20,Zn濃度5×1018cm-3
を5μm順次積層成長する。
【0073】なお、図8に示すように、電流阻止層58
はクラッド層55と窓層56との間の中央部に形成され
ている。
【0074】次に、n−GaAs基板51の裏面全面に
n型用の電極510を形成し、また、電流拡散層である
窓層56の上面中央部にp型用の電極511を形成す
る。以上の工程を経て本実施形態5の発光ダイオードが
作製される。
【0075】本実施形態5の発光ダイオードは、上記の
ように電流阻止層58を設けているため、これにより、
電極51から注入された電流は、例えば実施形態1の場
合に比べて窓層56で更に拡がるので、光取り出し効率
を一層向上できる利点がある。
【0076】また、本実施形態5では、(Alx
1-x1-yInP(x=0.38,y=0.50)活性
層54(Eg=2.05eV)に対し、窓層56にp−
(AlxGa1-x1-yInP(x=0.20,y=0.
20)を用いているため、窓層56(Eg=2.25e
V)の方がバンドギャップが大きいので、活性層54で
発光した光は窓層56で吸収されることなく、上面から
取り出されることになる。
【0077】本実施形態5の発光ダイオードは、特性で
は波長570nmの黄緑色発光ダイオードで従来例より
発光効率が30%、信頼性も20mA駆動時で60℃条
件下において光度が半分となるまでの時間が2.5倍に
増加できることを確認できた。
【0078】(実施形態6)図9は本発明半導体発光素
子の実施形態6を示す。本実施形態6も本発明をAlG
aInP系の発光ダイオードに適用した例を示す。本実
施形態6の発光ダイオードは、例えば、実施形態5の発
光ダイオードとは、クラッド層65と窓層66との間の
周辺部に電流阻止層68を設けた点が異なっている。以
下に図9に基づき本実施形態6の発光ダイオードの構造
を製造プロセスとともに説明する。
【0079】まず、n−GaAs基板61上に、n−G
aAsバッファ層62(例えば、Si濃度5×1017
-3)を0.5μm、n−(AlxGa1-x1-yInP
(0≦x≦1,0≦y≦1)クラッド層63(例えば、
x=1.0,y=0.5,Si濃度5×1017cm-3
を1.0μm、(AlxGa1-x1-yInP(0≦x≦
1,0≦y≦1)活性層64(例えば、x=0.15,
y=0.5)を0.5μm、p−(AlxGa1-x1-y
InP(0≦x≦1,0≦y≦1)クラッド層65(例
えば、x=1.0,y=0.5,Zn濃度5×1017
-3)を1.0μm、n−(AlxGa1-x1-yInP
(0≦x≦1,0≦y≦1)電流阻止層68(例えば、
x=0.01,y=0.01,Si濃度5×1017cm
-3)を0.5μm、p−(AlxGa1-x1-yInP
(0<x<1,0<y<1)窓層46(例えば、x=
0.20,y=0.20,Zn濃度5×1018cm-3
を5μm順次積層成長する。
【0080】なお、図9に示すように、電流阻止層68
はクラッド層65と窓層66との間の図上左右両側の周
辺部に形成されている。
【0081】次に、n−GaA基板61の裏面全面にn
型用の電極610を形成し、また、電流拡散層である窓
層66の上面の電流阻止層68と対応する周辺部にp型
用の電極611を形成する。以上の工程を経て本実施形
態6の発光ダイオードが作製される。
【0082】本実施形態6では、上記のようにクラッド
層65と窓層66との間の周辺部に電流阻止層68を設
けているため、これにより、電極61から注入された電
流は窓層66で中央部に集中されるので、例えば実施形
態1に比べて光取り出し効率を一層向上できる利点があ
る。
【0083】また、本実施形態6では、(Alx
1-x1-yInP(x=0.15,y=0.50)活性
層64(Eg=2.05eV)に対し、窓層66にp−
(AlxGa1-x1-yInP(x=0.20,y=0.
20)を用いているため、窓層66(Eg=2.27e
V)の方がバンドギャップが大きいので、活性層64で
発光した光は窓層66で吸収されることなく、上面から
取り出されることになる。
【0084】本実施形態6の発光ダイオードは、特性で
は波長550nmの緑色発光ダイオードで従来例より発
光効率が35%、信頼性も20mA駆動時で60℃条件
下において光度が半分となるまでの時間が2.7倍に増
加できることを確認できた。
【0085】(その他の実施形態)面方位が(100)
面から[011]方向に傾斜(例えば、15度)してい
るn−GaAs基板は、実施形態4以外の他の実施形態
に係る半導体発光素子にも適用することが可能である。
また、組成については、各実施形態で例示したものに限
定されないことは勿論である。更に、構造についても、
各実施形態で例示したものに限定されないことは勿論で
ある。
【0086】
【発明の効果】以上の本発明半導体発光素子によれば、
AlGaInP系の半導体発光素子において、電流拡散
層(窓層)の材料として、(AlxGa1-x1-yInP
を用いる構成をとるので、結晶表面の凹凸の深さを窓層
としてGaP層を用いる場合に比べて大幅に減少でき
る。
【0087】また、窓層としてGaP層を用いる場合に
比べて、結晶欠陥の数を大幅に減少できる。
【0088】このため、本発明によれば、結晶性が大幅
に改善され、平坦性も大幅に改善されることになるの
で、発光効率及び信頼性が大幅に改善された半導体発光
素子を実現できる。
【0089】また、特に請求項5記載の半導体発光素子
によれば、電流拡散層のバンドギャップを活性層よりも
大きくする構成をとるので、活性層で発光した光は窓層
で吸収されることなく、上面から取り出されることにな
る。よって、その分、光取り出し効率を向上できる。
【0090】また、特に請求項2記載の半導体発光素子
によれば、第2の電極が電流拡散層の中央部における上
面に形成され、第2の電極と対向する位置に電流阻止層
を形成する構成をとるので、電極から注入された電流
は、この窓層で更に拡がるので、光取り出し効率を一層
向上できる利点がある。
【0091】また、特に請求項3記載の半導体発光素子
によれば、周辺部に電流阻止層を設ける構成をとるの
で、この構成によっても、電極から注入された電流は窓
層で中央部に集中されるので、光取り出し効率を一層向
上できる利点がある。
【0092】また、特に請求項4記載の半導体発光素子
によれば、面方位が(100)面から[011]方向に
傾斜した基板を用いる構成をとるので、窓層の抵抗値を
低減でき、半導体発光素子の駆動電圧を低減できる利点
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1を示す、発光ダイオードの
断面図。
【図2】本発明の実施形態1を示す、(AlxGa1-x
1-yInP(x=0.01,0≦y≦1)層中のIn組
成yに対する結晶表面の凹凸の深さの関係を示すグラ
フ。
【図3】本発明の実施形態1を示す、(AlxGa1-x
1-yInP(0≦x≦1,y=0.01)層中のAl組
成xに対する結晶欠陥の数(1cm2当たり)の関係を
示すグラフ。
【図4】本発明の実施形態2を示す、発光ダイオードの
断面図。
【図5】本発明の実施形態3を示す、発光ダイオードの
断面図。
【図6】本発明の実施形態4を示す、発光ダイオードの
断面図。
【図7】本発明の実施形態4を示す、III−V族の結晶
表面を表現したモデル図。
【図8】本発明の実施形態5を示す、発光ダイオードの
断面図。
【図9】本発明の実施形態6を示す、発光ダイオードの
断面図。
【図10】発光ダイオードの従来例を示す断面図。
【符号の説明】
1、21、31、41、51、61 n−GaAs基板 2、22、32、42、52、62 n−GaAsバッ
ファ層 3、23、33、43、53、63 n−(AlxGa
1-x1-yInPクラッド層 4、24、34、44、54、64 (AlxGa1-x
1-yInP活性層 5、25、35、45、55、65 p−(AlxGa
1-x1-yInPクラッド層 6、26、36、46、56、66 p−(AlxGa
1-x1-yInP窓層 10、210、310、410、510、610 n型
用の電極 11、211、311、411、511、611 p型
用の電極 58、68 電流阻止層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に活性層を含む発光部と電流拡散
    層が形成されたAlGaInP系の半導体発光素子にお
    いて、 前記電流拡散層が(AlxGa1-x1-yInP(0<x
    <1,0<y<1)である半導体発光素子。
  2. 【請求項2】 電流阻止層と、前記基板の裏面に形成さ
    れた第1の電極と、前記電流拡散層の上に形成された第
    2の電極とを更に備え、該第2の電極が該電流拡散層の
    中央部における上面に形成され、該第2の電極と対向す
    る位置に該電流阻止層が形成されている請求項1記載の
    半導体発光素子。
  3. 【請求項3】 電流阻止層と、前記基板の裏面に形成さ
    れた第1の電極と、前記電流拡散層の上に形成された第
    2の電極とを更に備え、該第2の電極が該電流拡散層の
    周辺部における上面に形成され、該第2の電極と対向す
    る位置に該電流阻止層が形成されている請求項1記載の
    半導体発光素子。
  4. 【請求項4】 前記基板として、その面方位が(10
    0)面から[011]方向に傾斜しているものを用いる
    請求項1〜請求項3のいずれかに記載の半導体発光素
    子。
  5. 【請求項5】 前記電流拡散層のエネルギーギャップが
    前記活性層のエネルギーギャップよりも大きくなってい
    る請求項1〜請求項4のいずれかに記載の半導体発光素
    子。
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