JPH11171856A - アシルスルホンアミド誘導体 - Google Patents

アシルスルホンアミド誘導体

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JPH11171856A
JPH11171856A JP27072898A JP27072898A JPH11171856A JP H11171856 A JPH11171856 A JP H11171856A JP 27072898 A JP27072898 A JP 27072898A JP 27072898 A JP27072898 A JP 27072898A JP H11171856 A JPH11171856 A JP H11171856A
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JP
Japan
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group
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unsubstituted
benzenesulfonyl
mmol
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Pending
Application number
JP27072898A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Ikawa
博 伊川
Masahito Nishimura
雅人 西村
Keiji Okada
啓示 岡田
Takashi Nakamura
隆 中村
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Fujirebio Inc
Original Assignee
Fujirebio Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病等の危険因子の内
臓脂肪症候群の治療に有効なACC活性阻害剤となる新
規アシルスルホンアミド誘導体の提供。 【解決手段】 一般式1 〔R1 は置換/無置換のC1 〜C12のアルキルもしくは
アルコキシ基又は置換/無置換のC2 〜C12のアルケニ
ルもしくはアルキニル基、R2 は水素、水酸基、メルカ
プト基、置換/無置換のC1 〜C6のアルコキシもしく
はアルキルチオ基、ニトロ基、ハロゲン、トリクロロメ
チル基、トリフルオロメチル基又はシアノ基、R3 は置
換/無置換のC1 〜C20のアルキルもしくはアルコキシ
基、置換/無置換のC2 〜C20のアルケニルもしくはア
ルキニル基、置換/無置換の芳香族炭化水素もしくは芳
香族複素環基、置換アミノ基、置換/無置換のC2 〜C
20のアルケニルオキシもしくはアルキニルオキシ基又は
4 O−(R4 は置換/無置換の芳香族炭化水素もしく
は芳香族複素環基である。)、Yは−CH=CH−、−
N=CH−、−CH=N−、硫黄又は酸素、環Aは芳香
族炭化水素、芳香族複素環もしくは環状アルキル基を示
す。〕のアシルスルホンアミド誘導体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アシルスルホンア
ミド誘導体に係り、詳細にはAcetyl-CoA Carboxylase
(以下、ACCと略記する場合もある)阻害活性を有す
る新規なアシルスルホンアミド誘導体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、内臓脂肪組織への中性脂肪、特に
トリグリセリドの過剰蓄積は、高脂血症、高血圧症、動
脈硬化症、心筋梗塞、耐糖能異常等の様々な疾患の主要
なリスクファクターであることが明らかとなってきた。
すなわち、内臓脂肪組織においては脂肪酸合成が活性化
しており、この脂肪酸は門脈内に放出されるとインシュ
リン抵抗性を亢進し、さらに肝臓内に取り込まれトリグ
リセリドの原料として利用され、血漿中に放出されて高
トリグリセリド血症を来すと考えられている。
【0003】一方、ACCはAcetyl-CoAよりMalonyl-Co
A の合成を触媒する酵素であり、長鎖脂肪酸の生合成に
おける律速酵素である。また、ACCによりAcetyl-CoA
から合成されたMalonyl-CoA 自体は、遊離長鎖脂肪酸の
エネルギー源としての消費に関与するCarnitine acyltr
ansferase を制御していることが知られている。さら
に、内臓脂肪組織における脂肪酸合成の活性化は、AC
Cの活性化が関与していると考えられている。したがっ
て、ACC活性を阻害する薬剤は、生体内において長鎖
脂肪酸の生合成を阻害すると同時に代謝を促進すること
により生体内における長鎖脂肪酸量を減少させ、結果と
してトリグリセリドの生合成を抑制することとなり、内
臓脂肪の蓄積に基づく様々な疾患の治療および予防薬と
しての可能性を有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らはかかる観
点より、心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病等の成人病のリスク
ファクターとなる内臓脂肪症候群の治療に有効なACC
活性阻害剤の探索を目的とし、鋭意検討した結果、下記
一般式(I)で表されるアシルスルホンアミド誘導体に
優れたACC阻害活性が認められることを新規に見いだ
し本発明を完成した。したがって、本発明は新規なアシ
ルスルホンアミド誘導体を提供することを課題とし、ま
たこれらの化合物を有効成分とする医薬、特にACC活
性阻害剤を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、本発明は一般式
【0006】
【化2】
【0007】(式中、R1 は置換もしくは無置換のC1
〜C12のアルキル基、置換もしくは無置換のC2 〜C12
のアルケニル基、置換もしくは無置換のC2 〜C12のア
ルキニル基、または置換もしくは無置換のC1 〜C12
アルコキシ基を示し、R2 は水素原子、水酸基、メルカ
プト基、置換もしくは無置換のC1 〜C6 のアルコキシ
基、置換もしくは無置換のC1 〜C6 のアルキルチオ
基、ニトロ基、ハロゲン原子、トリクロロメチル基、ト
リフルオロメチル基、またはシアノ基示し、R3 は置換
もしくは無置換のC1 〜C20のアルキル基、置換もしく
は無置換のC2 〜C 20のアルケニル基、置換もしくは無
置換のC2 〜C20のアルキニル基、置換もしくは無置換
の芳香族炭化水素基、置換もしくは無置換の芳香族複素
環基、置換アミノ基、置換もしくは無置換のC1 〜C20
のアルコキシ基、置換もしくは無置換のC2 〜C20のア
ルケニルオキシ基、置換もしくは無置換のC2 〜C20
アルキニルオキシ基、R4 O−で表される基(式中、R
4 は置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基または置換
もしくは無置換の芳香族複素環基である。)を示し、Y
は−CH=CH−、−N=CH−、−CH=N−で表さ
れる基、硫黄原子または酸素原子を示し、環Aは置換も
しくは無置換の芳香族炭化水素基、置換もしくは無置換
の芳香族複素環基または置換もしくは無置換の環状アル
キル基を示す。)で表されるアシルスルホンアミド誘導
体を提供する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明により提供される前記一般
式(I)で示されるアシルスルホンアミド誘導体はこれ
まで知られていなかった新規な化合物であり、かつこれ
らの化合物にACC活性阻害作用があることも全く知ら
れていなかったものである。しかしながら 後記する薬
理試験の結果から明らかなように、これら化合物には、
優れたACC活性阻害作用があることが判明した。した
がってこれら化合物は、特に、心筋梗塞、脳梗塞、糖尿
病等の成人病のリスクファクターとなる内臓脂肪症候群
の治療に有効なACC活性阻害剤として極めて有用なも
のである。しかして、本発明はその別の態様として、前
記一般式(I)で表されるアシルスルホンアミド誘導体
を有効成分とする医薬をも提供するものである。
【0009】以下に、本発明が提供するアシルスルホン
アミド誘導体について更に詳細に説明していくが、本明
細書中において「C1 〜C12のアルキル基」としては、
直鎖状、分枝鎖状または環状のいずれでもよく、メチ
ル、エチル、n−プロピル、1−メチルエチル、シクロ
プロピル、n−ブチル、2−メチルプロピル、1−メチ
ルプロピル、1,1−ジメチルエチル、シクロブチル、
n−ペンチル、1−メチルブチル、2−メチルブチル、
3−メチルブチル、シクロペンチル、2,2−ジメチル
プロピル、n−ヘキシル、1−メチルペンチル、2−メ
チルペンチル、4−メチルペンチル、1−エチルブチ
ル、2−エチルブチル、3,3−ジメチルブチル、シク
ロヘキシル、n−ヘプチル、1−メチルヘキシル、2−
メチルヘキシル、5−メチルヘキシル、4,4−ジメチ
ルペンチル、1−プロピルブチル、2−エチルペンチ
ル、シクロヘキシルメチル、1,1−ジエチルプロピ
ル、シクロヘプチル、n−オクチル、1−メチルヘプチ
ル、6−メチルヘプチル、1−エチルヘキシル、2−エ
チルヘキシル、2−シクロヘキシルエチル、5,5−ジ
メチルヘキシル、シクロオクチル、n−ノニル、1−メ
チルオクチル、7−メチルオクチル、6,6−ジメチル
ヘプチル、n−デシル、1−メチルノニル、8−メチル
ノニル、7,7−ジメチルオクチル、n−ウンデカシ
ル、1−メチルデシル、9−メチルデシル、8,8−ジ
メチルノニル、n−ドデシル、1−メチルウンデシル、
10−メチルウンデシル、5−メチルウンデシル、9,
9−ジメチルデシル等を例示することができる。またこ
れらのアルキル基には更に種々の置換基が置換されてい
てもよい。そのような置換基としては、塩素、臭素、ヨ
ウ素、フッ素等のハロゲン原子、ニトロ基、アミノ基、
シアノ基、水酸基、アルコキシ基、チオール基、トリク
ロロメチル基、トリフルオロメチル基、フェニル、ナフ
チル基等の芳香族炭化水素基、チエニル、フリル、ピリ
ジル等の芳香族複素環基を例示することができる。ま
た、これらの芳香族炭化水素基及び芳香族複素環基には
更に前記ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、ニ
トロ基、アミノ基、シアノ基、水酸基、チオール基等の
置換基を有することもできる。
【0010】また、「C1 〜C20のアルキル基」として
は、直鎖状、分枝鎖状または環状のいずれでもよく、上
記した「C1 〜C12のアルキル基」の例示に加え、さら
にドデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシ
ル、ペプタデシル、オクタデシル、ノナデシル、イコシ
ル等を例示することができ、これらのアルキル基には更
に種々の置換基が置換されていてもよい。この置換基と
しては、前記C1 〜C 12のアルキル基への置換基と同一
の基を挙げることができる。
【0011】また、「置換もしくは無置換の芳香族炭化
水素基」とは、単環式または多環式であり、さらに環上
に1個以上の種々の置換基を有していてもよい芳香族炭
化水素基をいい、例えばフェニル、メチルフェニル、ジ
メチルフェニル、メトキシフェニル、ジメトキシフェニ
ル、ニトロフェニル、ジニトロフェニル、クロロフェニ
ル、ジクロロフェニル、ブロモフェニル、ジブロモフェ
ニル、ヨードフェニル、フルオロフェニル、トリフルオ
ロメチルフェニル、アミノフェニル、ヒドロキシフェニ
ル、メルカプトフェニル、α−ナフチル、β−ナフチル
基等を挙げることができる。
【0012】「置換もしくは無置換の芳香族複素環基」
とは、環構成原子として窒素原子、硫黄原子、酸素原子
等の複素原子を少なくとも1以上含む、5員環または6
員環の基であり、これらはベンゼン環と縮合していても
よく、さらに環上に1個以上の種々の置換基を有してい
てもよい基をいい、例えば、ピリジル、フリル、チエニ
ル、インドリル、キノリル、イソキノリル、ベンゾフラ
ニル、ベンゾチエニル、イミダゾリル、ベンズイミダゾ
リル、チアゾリル、オキサゾリル、ピラゾリル、ピリミ
ジル、ピラジニル、イソオキサゾリル、イソインドリ
ル、ピロリル等を挙げることができる。
【0013】「C2 〜C12のアルケニル基」は、直鎖状
または分枝鎖状のいずれでもよく、1−メチル−1−プ
ロペニル、1−メチル−2−プロペニル、2−メチル−
2−プロペニル、エテニル、1−メチルエテニル、1−
プロペニル、2−プロペニル、1−ブテニル、2−ブテ
ニル、2−ペンテニル、1−ペンテニル、3−メチルブ
テニル、1,3−ブタンジエニル、1−ヘキセニル、2
−ヘキセニル、3,3−ジメチル−1−ブテニル、4,
4−ジメチル−1−ペンテニル、1,3−ペンタンジエ
ニル、1,3−ヘキサンジエニル、2−シクロヘキシル
エテニル、オクテニル、ノネニル、デセニル、ウンデセ
ニル、ドデセニル等を例示することができ、これらのア
ルケニル基には更に種々の置換基が置換されていてもよ
い。この置換基としては、前記C1 〜C12のアルキル基
への置換基と同一の基を挙げることができる。
【0014】また、「C2 〜C20のアルケニル基」とし
ては、直鎖状、分枝鎖状または環状のいずれでもよく、
上記した「C2 〜C12のアルキル基」の例示に加え、さ
らにトリデセニル、トリデカジエニル、テトラデセニ
ル、テトラデカジエニル、ペンタデセニル、ペンタデカ
ジエニル、ペンタデカトリエニル、ヘキサデセニル、ヘ
キサデカジエニル、ヘキサデカトリエニル、ヘプタデセ
ニル、ヘプタデカジエニル、ヘプタデカトリエニル、オ
クタデセニル、オクタデカジエニル、オクタデカトリエ
ニル、ノナデセニル、ノナデカジエニル、ノナデカトリ
エニル、イコセニル、イコサジエニル、イコサトリエニ
ル等を例示することができ、これらのアルケニル基には
更に種々の前記置換基が置換されていてもよい。この置
換基としては、前記C1 〜C12のアルキル基への置換基
と同一の基を挙げることができる。
【0015】「C2 〜C12のアルキニル基」としては、
直鎖状または分枝鎖状のいずれでもよく、1−プロピニ
ル、2−プロピニル、1−メチル−2−プロピニル、1
−エチル−2−プロピニル、エチニル、1−ブチニル、
2−ブチニル、1,3−ブタジイニル、1−ペンチニ
ル、2−ペンチニル、1,3−ペンタジイニル、1−ヘ
キシニル、2−ヘキシニル、1,3−ヘキサジイニル等
が挙げられ、これらの基には更に種々の置換基が置換さ
れていてもよい。この置換基としては、前記C1〜C12
のアルキル基への置換基と同一の基を挙げることができ
る。
【0016】また、「C2 〜C20のアルキニル基」とし
ては、直鎖状、分枝鎖状または環状のいずれでもよく、
上記した「C2 〜C12のアルキル基」の例示に加え、さ
らにトリデシニル、トリデカジイニル、テトラデシニ
ル、テトラデカジイニル、ペンタデシニル、ペンタデカ
ジイニル、ペンタデカトリイニル、ヘキサデシニル、ヘ
キサデカジイニル、ヘキサデカトリイニル、ヘプタデシ
ニル、ヘプタデカジイニル、ヘプタデカトリイニル、オ
クタデシニル、オクタデカジイニル、オクタデカトリイ
ニル、ノナデシニル、ノナデカジイニル、ノナデカトリ
イニル、イコシニル、イコサジイニル、イコサトリイニ
ル等を例示することができ、これらのアルケニル基には
更に種々の前記置換基が置換されていてもよい。この置
換基としては、前記C1 〜C12のアルキル基への置換基
と同一の基を挙げることができる。
【0017】「置換アミノ基」としては、窒素原子に前
記置換もしくは無置換のC1 〜C20のアルキル基、置換
もしくは無置換のC2 〜C20のアルケニル基、、置換も
しくは無置換のC2 〜C20のアルキニル基、置換もしく
は無置換の芳香族炭化水素基、または置換もしくは無置
換の芳香族複素環基が1ないし2置換した基であり、さ
らにこのアルキル基は結合する窒素原子と一体となり、
5〜7員の窒素原子、酸素原子又はイオウ原子を含んで
もよい飽和複素環を形成することもできる。この置換ア
ミノ基としては、例えばメチルアミノ、エチルアミノ、
プロピルアミノ、ブチルアミノ、ペンチルアミノ、ヘキ
シルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジプロ
ピルアミノ、2−プロペニルアミノ、2−ブテニルアミ
ノ、3−ブテニルアミノ、1−ピロジリジニル、ピペリ
ジノ、1−ピペラジニル、モルホリノ、チオモルホリ
ノ、パーヒドロアゼピニル、フェンニルアミノ、ナフチ
ルアミノ、ピリジルアミノ、フリルアミノ、チエニルア
ミノ等の基を挙げることができる。
【0018】また、「C1 〜C12のアルコキシ基」と
は、アルキル基が上記の意味を有するアルキル置換オキ
シ基を意味し、具体的には、メトキシ、エトキシ、n−
プロポキシ、1−メチルエトキシ、n−ブトキシ、2−
メチルプロポキシ、1−メチルプロポキシ、2−メチル
−2−プロポキシ、n−ペンチルオキシ、3−メチルブ
トキシ、n−ヘキシルオキシ、4−メチルペントキシ、
n−ペンチルオキシ、n−オクチルオキシ、n−ノニル
オキシ、n−デシルオキシ、n−ウンデシルオキシ等を
例示することができる。またこれらのアルキル基には更
に種々の置換基が置換されていてもよい。この置換基と
しては、前記C1 〜C12のアルキル基への置換基と同一
の基を挙げることができる。
【0019】また、「C1 〜C20のアルコキシ基」と
は、直鎖状、分枝鎖状または環状のいずれでもよく、上
記した「C1 〜C12のアルコキシ基」の例示に加え、さ
らにトリデシルオキシ、テトラデシルオキシ、ペンタデ
シルオキシ、ヘキサデシルオキシ、ヘプタデシルオキ
シ、オクタデシルオキシ、ノナデシルオキシ、イコシル
オキシ等を例示することができ、これらのアルコキシ基
には更に種々の前記置換基が置換されていてもよい。こ
の置換基としては、前記C1 〜C12のアルキル基への置
換基と同一の基を挙げることができる。
【0020】また、「C1 〜C6 のアルキルチオ基」と
は、アルキル基が上記の意味を有するアルキル置換チオ
基を意味し、具体的には、メチルチオ、エチルチオ、n
−プロピルチオ、1−メチルエチルチオ、n−ブチルチ
オ、2−メチルプロピルチオ、1−メチルプロピルチ
オ、2−メチル−2−プロピルチオ、n−ペンチルチ
オ、3−メチルブチルチオ、n−ヘキシルチオ、4−メ
チルペンチルチオ基等を例示することができる。またこ
れらのアルキルチオ基には更に種々の置換基が置換され
ていてもよい。この置換基としては、前記C1 〜C12
アルキル基への置換基と同一の基を挙げることができ
る。
【0021】本発明が提供する前記一般式(I)で表さ
れるアシルスルホンアミド誘導体において、Aで示され
る環は、上記した芳香族炭化水素基または芳香族複素環
基であるが、これらの基における置換様式は、アシルス
ルホンアミド側鎖ならびにアミド側鎖が1,2位に置換
位置を有するものが好ましく、また、Aが環状アルキル
基である場合にはこれらの側鎖は1,1位に置換される
ものが好ましい。
【0022】また、前記一般式(I)で表されるアシル
スルホンアミド誘導体において、R 1 は置換もしくは無
置換の芳香族炭化水素基または置換もしくは無置換の芳
香族複素環基を置換基として有するC1 〜C4 のアルキ
ル基、置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基または置
換もしくは無置換の芳香族複素環基を置換基として有す
るC2 〜C4 のアルケニル基、置換もしくは無置換の芳
香族炭化水素基または置換もしくは無置換の芳香族複素
環基を置換基として有するC2 〜C4 のアルキニル基、
または置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基または置
換もしくは無置換の芳香族複素環基を置換基として有す
るC1 〜C4 のアルコキシ基であることが好ましい。
【0023】さらに、前記一般式(I)で表されるアシ
ルスルホンアミド誘導体において、R1 は無置換のC5
〜C12のアルキル基、無置換のC5 〜C12のアルケニル
基、無置換のC5 〜C12のアルキニル基、または無置換
のC5 〜C12のアルコキシ基であることが好ましい。
【0024】本発明のアシルスルホンアミド誘導体とし
ては、例えば以下の化合物を例示することができる。 N−[2−(3−ベンジルオキシベンズアミド)ベンゼ
ンスルホニル]ベンズアミド;N−[2−(3−ベンジ
ルオキシベンズアミド)ベンゼンスルホニル]アセトア
ミド;N−[2−(3−ベンジルオキシベンズアミド)
ベンゼンスルホニル]−4−ベンジルオキシベンズアミ
ド;N−[2−(3−ベンジルオキシベンズアミド)ベ
ンゼンスルニル]−3−ベンジルオキシベンズアミド;
N−[2−(3−ベンジルオキシベンズアミド)ベンゼ
ンスルホニル]−2−ベンジルオキシベンズアミド;N
−[2−(4−ベンジルオキシベンズアミド)ベンゼン
スルホニル]−4−トリフルロメチルベンズアミド;N
−[2−(3−ベンジルオキシベンズアミド)ベンゼン
スルホニル]−4−トリフルロメチルベンズアミド;N
−[2−(3−ベンジルオキシベンズアミド)ベンゼン
スルホニル]−4−メトキシベンズアミド;N−[2−
(3−ベンジルオキシベンズアミド)ベンゼンスルホニ
ル]−4−ニトロベンズアミド;N−[2−(4−フェ
ニルエチニルベンズアミド)ベンゼンスルホニル−3−
ベンジルオキシベンズアミド;
【0025】N−[2−[4−(2−フェニル−(E)
−エテニル)ベンズアミド]ベンゼンスルホニル]−4
−トリフルオロメチルベンズアミド;N−[2−(4−
フェニルエチニルベンズアミド)ベンゼンスルホニル]
−3−ベンジルオキシベンズアミド;N−[2−(4−
フェニルエチニルベンズアミド)ベンゼンスルホニル]
−4−トリフルオロメチルベンズアミド;N−[2−
(4−フェニルエチニルベンズアミド)ベンゼンスルホ
ニル]−4−ニトロベンズアミド;N−[2−(3−ベ
ンジルオキシベンズアミド)ベンゼンスルホニル]−
3,4−ジフルオロベンズアミド;N−[2−(3−ベ
ンジルオキシベンズアミド)ベンゼンスルホニル]−
3,4,5−トリフルオロベンズアミド;N−[2−
(3−ベンジルオキシベンズアミド)ベンゼンスルホニ
ル]ヘキサンアミド;N−[2−(3−ベンジルオキシ
ベンズアミド)ベンゼンスルホニル]デカンアミド;N
−[2−(3−ベンジルオキシベンズアミド)ベンゼン
スルホニル]ドデカンアミド;N−[2−(3−ベンジ
ルオキシベンズアミド)ベンゼンスルホニル]シクロヘ
キサンアミド;
【0026】N−[2−(3−ベンジルオキシベンズア
ミド)ベンゼンスルホニル]−3−ベンジルオキシ−5
−ニトロベンズアミド;N−[2−(3−ベンジルオキ
シベンズアミド)ベンゼンスルホニル]−3−ベンジル
オキシ−5−トリフルオロメチルベンズアミド;N−
[2−(3−ベンジルオキシベンズアミド)ベンゼンス
ルホニル]−3−ベンジルオキシ−5−クロロベンズア
ミド;N−[2−(3−ベンジルオキシベンズアミド)
ベンゼンスルホニル]−3−ベンジルオキシ−5−フル
オロベンズアミド;N−[2−(3−ベンジルオキシベ
ンズアミド)ベンゼンスルホニル]−3−ベンジルオキ
シ−4−ニトロベンズアミド;N−[2−(3−ベンジ
ルオキシベンズアミド)ベンゼンスルホニル]−3−ベ
ンジルオキシ−4−トリフルオロメチルベンズアミド;
N−[2−(3−ベンジルオキシベンズアミド)ベンゼ
ンスルホニル]−3−ベンジルオキシ−4−クロロベン
ズアミド;N−[2−(3−ベンジルオキシベンズアミ
ド)ベンゼンスルホニル]−3−ベンジルオキシ−4−
フルオロベンズアミド;N−[2−(4−フェニルエチ
ニルベンズアミド)ピリジンスルホニル]−4−ニトロ
ベンズアミド;N−[2−(4−フェニルエチニルベン
ズアミド)ピラジンスルホニル]−4−ニトロベンズア
ミド;
【0027】N−[2−(3−ナフチルオキシベンズア
ミド)ベンゼンスルホニル]ブタンアミド;N−[2−
(3−ナフチルメトキシベンズアミド)ベンゼンスルホ
ニル]ブタンアミド;N−[2−(3−フリルオキシベ
ンズアミド)ベンゼンスルホニル]ブタンアミド;N−
[2−(3−フリルメトキシベンズアミド)ベンゼンス
ルホニル]ブタンアミド;N−[2−(3−チエニルオ
キシベンズアミド)ベンゼンスルホニル]ブタンアミ
ド;N−[2−(3−チエニルメトキシベンズアミド)
ベンゼンスルホニル]ブタンアミドN−[2−(3−ピ
リジルオキシベンズアミド)ベンゼンスルホニル]ブタ
ンアミド;N−[2−(3−ピリジルメトキシベンズア
ミド)ベンゼンスルホニル]ブタンアミド;N−[2−
(3−フェニルオキシベンズアミド)ベンゼンスルホニ
ル]ブタンアミド;N−[2−(3−ベンジルオキシベ
ンズアミド)ベンゼンスルホニル]ブタンアミド;
【0028】N−[2−(3−ベンジルオキシベンズア
ミド)ベンゼンスルホニル]ペンタンアミド;N−[2
−(3−ベンジルオキシベンズアミド)ベンゼンスルホ
ニル]ヘプタンアミド;N−[2−(3−ベンジルオキ
シベンズアミド)ベンゼンスルホニル]オクタンアミ
ド;N−[2−(3−ベンジルオキシベンズアミド)ベ
ンゼンスルホニル]ノナンアミド;N−[2−(3−ベ
ンジルオキシベンズアミド)ベンゼンスルホニル]デカ
ンアミド;N−[2−(3−ベンジルオキシベンズアミ
ド)ベンゼンスルホニル]ドデカンアミド;N−[2−
(3−ベンジルオキシベンズアミド)ベンゼンスルホニ
ル]テトラデカンアミド;N−[2−(4−ベンジルオ
キシベンズアミド)ベンゼンスルホニル]ブタンアミ
ド;N−[2−(4−ベンジルオキシベンズアミド)ベ
ンゼンスルホニル]ペンタンアミド;N−[2−(4−
ベンジルオキシベンズアミド)ベンゼンスルホニル]ヘ
プタンアミド;N−[2−(4−ベンジルオキシベンズ
アミド)ベンゼンスルホニル]オクタンアミド;N−
[2−(4−ベンジルオキシベンズアミド)ベンゼンス
ルホニル]ノナンアミド;N−[2−(4−ベンジルオ
キシベンズアミド)ベンゼンスルホニル]デカンアミ
ド;N−[2−(4−ベンジルオキシベンズアミド)ベ
ンゼンスルホニル]ドデカンアミド;N−[2−(4−
ベンジルオキシベンズアミド)ベンゼンスルホニル]テ
トラデカンアミド;N−[2−(3−ベンジルオキシベ
ンズアミド)ベンゼンスルホニル]ヘキサデカンアミ
ド;N−[2−(3−ベンジルオキシベンズアミド)ベ
ンゼンスルホニル]オクタデカンアミド;
【0029】N−[2−(3−ベンジルオキシベンズア
ミド)ベンゼンスルホニル]ペンタフルオロベンズアミ
ド;N−[2−(3−ベンジルオキシベンズアミド)ベ
ンゼンスルホニル]イコサンアミド;N−[2−(3−
ベンジルオキシベンズアミド)ベンゼンスルホニル]−
2、4−ジフルオロベンズアミド;N−[2−[3−
(4−t−ブチルベンジルオキシ)ベンズアミド]ベン
ゼンスルホニル]ピバルアミド N−[2−[3−(4−t−ブチルベンジルオキシ)ベ
ンズアミド]ベンゼンスルホニル]シンナムアミド N−[2−(3−ベンジルオキシベンズアミド)ベンゼ
ンスルホニル]オレインアミド;N−[2−(3−ベン
ジルオキシベンズアミド)ベンゼンスルホニル]リノ−
ルアミド;
【0030】N−[2−(3−ベンジルオキシ−4−ニ
トロベンズアミド)ベンゼンスルホニル]デカンアミ
ド;N−[2−(4−クロロ−3−ベンジルオキシベン
ズアミド)ベンゼンスルホニル]デカンアミド;N−
[2−(3−ベンジルオキシ−4−ヒドロキシベンズア
ミド)ベンゼンスルホニル]デカンアミド;N−[2−
(3−ベンジルオキシ−4−シアノベンズアミド)ベン
ゼンスルホニル]デカンアミド;N−[2−(3−ベン
ジルオキシ−4−メトキシベンズアミド)ベンゼンスル
ホニル]デカンアミド;N−[2−[3−(4−クロロ
ベンジルオキシ)ベンズアミド]ベンゼンスルホニル]
アセトアミド;N−[2−[3−(4−クロロベンジル
オキシ)ベンズアミド]ベンゼンスルホニル]ヘキサン
アミド;N−[2−[3−(4−クロロベンジルオキ
シ)ベンズアミド]ベンゼンスルホニル]デカンアミ
ド;N−[2−[3−(4−ニトロベンジルオキシ)ベ
ンズアミド]ベンゼンスルホニル]アセトアミド;N−
[2−[3−(4−ニトロベンジルオキシ)ベンズアミ
ド]ベンゼンスルホニル]ヘキサンアミド;N−[2−
[3−(4−ニトロベンジルオキシ)ベンズアミド]ベ
ンゼンスルホニル]デカンアミド;
【0031】N−[2−[3−(4−メトキシベンジル
オキシ)ベンズアミド]ベンゼンスルホニル]アセトア
ミド;N−[2−[3−(4−メトキシベンジルオキ
シ)ベンズアミド]ベンゼンスルホニル]ヘキサンアミ
ド;N−[2−[3−(4−メトキシベンジルオキシ)
ベンズアミド]ベンゼンスルホニル]デカンアミド;N
−[2−(3−シクロヘキシルメトキシベンズアミド)
ベンゼンスルホニル]アセトアミド;N−[2−(3−
シクロヘキシルメトキシベンズアミド)ベンゼンスルホ
ニル]ヘキサンアミド;N−[2−(3−シクロヘキシ
ルメトキシベンズアミド)ベンゼンスルホニル]デカン
アミド;
【0032】N−[2−[3−(4−t−ブチルベンジ
ルオキシ)ベンズアミド]ベンゼンスルホニル]アセト
アミド;N−[2−[3−(4−t−ブチルベンジルオ
キシ)ベンズアミド]ベンゼンスルホニル]ヘキサンア
ミド;N−[2−[3−(4−t−ブチルベンジルオキ
シ)ベンズアミド]ベンゼンスルホニル]デカンアミ
ド;N−[2−[3−(4−トリフルオロメチルベンジ
ルオキシ)ベンズアミド]ベンゼンスルホニル]アセト
アミド;N−[2−[3−(4−トリフルオロメチルベ
ンジルオキシ)ベンズアミド]ベンゼンスルホニル]ヘ
キサンアミド;N−[2−[3−(4−トリフルオロメ
チルベンジルオキシ)ベンズアミド]ベンゼンスルホニ
ル]デカンアミド;
【0033】N−[2−(3−ヘプチルオキシベンズア
ミド)ベンゼンスルホニル]アセトアミド;N−[2−
(3−オクチルオキシベンズアミド)ベンゼンスルホニ
ル]アセトアミド;N−[2−(3−デシルオキシベン
ズアミド)ベンゼンスルホニル]アセトアミド;N−
[2−(3−ヘプチルオキシベンズアミド)ベンゼンス
ルホニル]ヘキサンアミド;N−[2−(3−ヘプチル
オキシベンズアミド)ベンゼンスルホニル]デカンアミ
ド;N−[2−(4−フェニルエチニルベンズアミド)
ベンゼンスルホニル]アセトアミド;N−[2−[4−
(1−ヘキシニル)ベンズアミド]ベンゼンスルホニ
ル]アセトアミド;
【0034】N−[2−[4−(1−ヘキシニル)ベン
ズアミド]ベンゼンスルホニル]ヘキサンアミド;N−
[2−[4−(1−オクチニル)ベンズアミド]ベンゼ
ンスルホニル]アセトアミド;N−[2−[4−(1−
オクチニル)ベンズアミド]ベンゼンスルホニル]ヘキ
サンアミド;N−[2−[4−(3,3−ジメチルブタ
ン−1−イル)ベンズアミド]ベンゼンスルホニル]ア
セトアミド;N−[2−[4−(3,3−ジメチルブタ
ン−1−イル)ベンズアミド]ベンゼンスルホニル]ヘ
キサンアミド N−[2−[4−(1−ヘキセニル)ベンズアミド]ベ
ンゼンスルホニル]アセトアミド;N−[2−[4−
(1−ヘキセニル)ベンズアミド]ベンゼンスルホニ
ル]ヘキサンアミド;N−[2−[4−(1−オクテニ
ル)ベンズアミド]ベンゼンスルホニル]アセトアミ
ド;N−[2−[4−(1−オクテニル)ベンズアミ
ド]ベンゼンスルホニル]ヘキサンアミド;N−[2−
[4−(3,3−ジメチルブタン−1−エニル)ベンズ
アミド]ベンゼンスルホニル]アセトアミド;N−[2
−[4−(3,3−ジメチルブタン−1−エニル)ベン
ズアミド]ベンゼンスルホニル]ヘキサンアミド;N−
[2−(4−フェニルエチニルベンズアミド)ベンゼン
スルホニル]ヘキサンアミド;N−[2−(4−フェニ
ルエチニルベンズアミド)ベンゼンスルホニル]デカン
アミド;N−[2−(4−フェニルエチニルベンズアミ
ド)ベンゼンスルホニル]ピバルアミド;
【0035】3−メチル−N−[2−(4−フェニルエ
チニルベンズアミド)ベンゼンスルホニル]−2−ブテ
ンアミド;trans−N−[2−(4−フェニルエチ
ニルベンズアミド)ベンゼンスルホニル]−2,4−ヘ
キサジエンアミド;trans−N−[2−(4−フェ
ニルエチニルベンズアミド)ベンゼンスルホニル]−3
−ヘキセンアミド;3−ベンジルオキシ−N−[2−
[(フェニルオキシカルボニルアミノ)スルホニル]フ
ェニル]ベンズアミド;3−ベンジルオキシ−N−[2
−[[(ブチルアミノ)カルボニルアミノ]スルホニ
ル]フェニル]ベンズアミド;3−ベンジルオキシ−N
−[2−[[(オクチルアミノ)カルボニルアミノ]ス
ルホニル]フェニル]ベンズアミド:
【0036】本発明のアシルスルホンアミド誘導体は、
例えば以下の方法に従って製造することができる。かか
る製造方法を化学式で示せば以下のとおりにまとめられ
る。
【0037】
【化3】
【0038】(式中、R1 、R2 、R3 、Yおよび環A
は前記定義のとおりであり、Xは、塩素、臭素等のハロ
ゲン原子スクシンイミド基又はイミダゾリル基)
【0039】(第1工程)本工程は、式(II)で示さ
れるアミノスルホンアミド化合物と、式(III)で示
されるカルボン酸とを縮合させて式(IV)で示される
スルホンアミド化合物を製造する工程である。本工程に
は、カルボニルジイミダゾール、ジシクロヘキシルカル
ボジイミド、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプ
ロピル)カルボジイミドヒドロクロリド等の縮合剤を用
いる方法、式(III)で示されるカルボン酸を塩化チ
オニルまたは五塩化リン等のハロゲン化剤で対応する酸
ハライドへ変換し、適当な塩基を存在させ縮合する方
法、あるいは式(III)で示されるカルボン酸をp−
トルエンスルホン酸クロリド、クロロ炭酸エチル、ピバ
ロイルクロリド等で酸無水物とし、適当な塩基を存在さ
せ縮合する方法が挙げられる。
【0040】また反応には、式(II)で示されるアミ
ノスルホンアミド化合物と、式(III)で示されるカ
ルボン酸をほぼ当モル量用いることが好ましい。反応温
度ならびに反応時間は化合物の種類等により一概に限定
されないが、ほぼ0℃ないし使用する溶媒の沸点程度の
温度条件下に、0.1ないし25時間程度反応させるこ
とにより収率良く目的とする化合物を得ることができ
る。また、縮合剤の使用量は、反応させる式(III)
で示されるカルボン酸に対してほぼ1.2倍当量添加さ
せるのが良い。
【0041】使用する塩基としては、例えば、水素化ナ
トリウム、水素化カリウム等のアルカリ金属水素化物;
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水
酸化物;炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金
属炭酸化物;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等
のアルカリ金属炭酸水素化物;ナトリウムメトキシド、
ナトリウムエトキシド、カリウムメトキシド、カリウム
第三ブトキシド等のアルカリ金属アルコキシド;トリメ
チルアミン、トリエチルアミン等のトリアルキルアミ
ン;ピリジン、ジメチルアミノピリジン、ピコリン、ル
チジン等のピリジン類のような有機塩基または無機塩基
をあげることができる。その塩基の使用量は、カルボン
酸化合物に対して1〜10倍当量使用することが好まし
い。
【0042】本工程は、不活性溶媒中で反応を行うこと
ができる、そのような溶媒とは、例えばジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類;
ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素;シ
クロペンタン、シクロヘキサン等の炭化水素;ジクロル
メタン、ジクロルエタン、トリクロロエタン、クロロホ
ルム等のハロゲン化炭化水素;アセトニトリル、プロピ
オニトリル等のニトリル類;酢酸エチル等のエステル
類;N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキ
シド等、あるいはこれらと水との混合物を挙げることが
できる。
【0043】(第2工程)本工程は、式(IV)で示さ
れるスルホンアミド化合物と、式(V)で示されるアシ
ル化合物とを塩基の存在下反応させて式(I)で示され
るアシルスルホンアミド化合物を製造する工程である。
本工程で使用する式(V)で示されるアシル化合物にお
いて、Xは、塩素、臭素等のハロゲン原子、スクシンイ
ミド基、イミダゾリル基等である。使用する塩基として
は前記第1工程と同じ塩基を用いることができ、その使
用量はカルボン酸化合物に対して1〜10当量使用する
ことが好ましい。反応には、式(IV)で示されるスル
ホンアミド化合物と、式(V)で示されるアシル化合物
をほぼ当モル量用いることが好ましい。また、反応温度
ならびに反応時間は化合物の種類等により一概に限定さ
れないが、ほぼ0℃ないし使用する溶媒の沸点程度の温
度条件下に、0.1ないし25時間程度反応させること
により収率良く目的とする化合物を得ることができる。
反応は不活性溶媒中で行うことができる。この不活性溶
媒としては第1工程と同じ溶媒を挙げることができる。
【0044】上記したこれらの反応を適宜組み合わせる
ことにより目的とする前記一般式(I)で示されるアシ
ルスルホンアミド誘導体を得ることができ、必要に応じ
て反応溶液を通常行われている精製手段、例えば濾過、
デカンテーション、抽出、洗浄、溶媒留去、カラムまた
は薄層クロマトグラフィー、再結晶、蒸留等に付すこと
により単離精製することができる。
【0045】本発明の式(I)で示されるアシルスルホ
ンアミド誘導体を医薬としてヒトに投与する場合、年齢
および対象疾患の症状等により異なるが、その有効量、
例えば、通常1日に5〜30mgを1〜3回に分け、経
口投与するのが好ましい。本発明の医薬は、種々の剤
型、例えば錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、トローチ
剤、液剤等の経口投与製剤とすることができる。これら
の製剤化は、それ自体公知の方法によって行い得る。例
えば、本発明の前記一般式(I)の化合物をデンプン、
マンニトール、乳糖等の賦形剤;カルボキシメチルセル
ロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース等の
結合剤;結晶セルロース、カルボキシメチルセルロース
等の崩壊剤;タルク、ステアリン酸マグネシウム等の滑
沢剤;軽質無水ケイ酸等の流動性向上剤等を適宜組み合
わせて処方することにより、錠剤、カプセル剤、顆粒
剤、散剤、トローチ剤等を製造することができる。また
本発明の医薬は、注射剤とすることもできる。この製剤
化は、例えば、界面活性剤や分散剤等によりあらかじめ
生理食塩水等の水担体に分散または可溶化しておいても
よいし、あるいはまた、必要時にその都度分散または可
溶化し得るように注射用結晶製剤または凍結乾燥製剤と
しておいてもよい。上記の水担体にはpH調整剤や安定
化剤を任意成分として添加してもよい。かかる注射剤の
投与量および投与経路は特に限定されず、病状や患者の
特性に合わせて、静脈内、動脈内、皮下または腹腔内に
安全かつ必要な量を、一気にまたは点滴等により投与す
ることができる。
【0046】
【実施例】以下に本発明を実施例ならびに薬理試験例に
よりさらに詳細に説明するが、本発明は以下の記載によ
って何ら限定されるものではない。
【0047】参考例1:3−ベンジルオキシ−N−(2
−スルファモイルフェニル)ベンズアミド
【0048】
【化4】
【0049】3−ベンジルオキシ安息香酸2g(8.8
mmol)および、塩化チオニル8mlのベンゼン(4
0ml)溶液を2時間加熱還流し、溶媒を留去した。こ
の残留物のジオキサン(10ml)溶液を2−アミノベ
ンゼンスルホンアミド1.5g(8.8mmol)およ
び、炭酸水素ナトリウム1.62g(19mmol)の
水−ジオキサン1:1(20ml)溶液に滴下し、室温
で1時間攪拌した。反応終了後、ジオキサンを留去し、
残留物に氷冷下1N−HClを加え酸性とした後、酢酸
エチル抽出し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸
ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残留物をア
セトニトリルで再結晶して、標記化合物2.0g(収率
60%)を得た。
【0050】NMR(CDCl3 )δ:4.86(2
H,s),5.15(2H,s),7.18(1H,d
d,J=8Hz,1Hz),7.26(1H,ddd,
J=8Hz,8Hz,2Hz),7.25−7.48
(6H,m),7.59(1H,dd,J=1Hz,1
Hz),7.63(1H,dd,J=8Hz,8H
z),7.97(1H,dd,J=8Hz,2Hz),
8.56(1H,d,J=8Hz),10.03(1
H,s) IR(ν,cm-1,KBr):1662,1332,1
151 EI−MS(m/z,%):382(M+ ,18),3
02(6),211(15),91(100) 融点:181−182℃
【0051】実施例1:N−[2−(3−ベンジルオキ
シベンズアミド)ベンゼンスルホニル]−3−ベンジル
オキシベンズアミド
【0052】
【化5】
【0053】3−ベンジルオキシ安息香酸600mg
(2.3mmol)および塩化チオニル1.5mlのベ
ンゼン(10ml)溶液を2時間加熱還流し、溶媒を留
去した。この残留物のジオキサン(10ml)溶液を2
−アミノ−ベンゼンスルホンアミド248mg(1.4
4mmol)および炭酸カリウム726mg(5.2m
mol)の水−ジオキサン1:1(10ml)溶液に滴
下し、室温で3時間攪拌した。反応終了後、ジオキサン
を留去し、残留物に氷冷下1N−HClを加え酸性とし
た後、酢酸エチル抽出し、水および飽和食塩水で洗浄
後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去し
た。残留物をアセトニトリルで再結晶して、標記化合物
200mg(収率90%)を得た。
【0054】NMR(CDCl3 )δ:5.01(2
H,s),5.13(2H,s),7.13−7.50
(17H,m),7.63−7.78(3H,m),
8.02(1H,dd,J=8Hz,2Hz),8.7
8(1H,d,J=8Hz),8.87(1H,br−
s),10.59(1H,s) IR(ν,cm-1,KBr):1693,1585,1
340,1278,1159,1029 EI−MS(m/z,%):592(M+ ,24),3
68(7),300(11),212(7),211
(41),181(10),121(10) 融点:172−173℃
【0055】実施例2:N−[2−(3−ベンジルオキ
シベンズアミド)ベンゼンスルホニル]ベンズアミド
【0056】
【化6】
【0057】窒素気流下、参考例1で製造した2−(3
−ベンジルオキシベンズアミド)ベンゼンスルホンアミ
ド300mg(0.78mmol)の無水テトラヒドロ
フラン(10ml)溶液に氷冷下t−ブトキシドカリウ
ム88mg(0.78mmol)を加え、1時間攪拌し
た。ついでこの溶液にベンゾイルクロリド111mg
(0.78mmol)を加え室温で3時間攪拌した。反
応終了後、塩化アンモニウム水溶液を加え中性とした
後、溶媒を留去した。残留物を酢酸エチル抽出し、水お
よび飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、溶媒を減圧留去した。残留物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーで精製して、標記化合物247mg
(収率65%)を得た。
【0058】NMR(CDCl3 )δ:5.15(2
H,s),7.17−7.46(10H,m),7.5
9(1H,dd,J=8Hz,8Hz),7.66−
7.76(5H,m),8.03(1H,d,J=8H
z),8.78(1H,d,J=8Hz),8.81
(1H,s),10.61(1H,s) IR(ν,cm-1,KBr):3396,3255,1
687,1675,1587,1529,1440,1
340,1303,1162,707 EI−MS(m/z,%):486(M+ ,10),3
65(6),303(8),302(5),212
(4),211(16) 融点:201−202℃
【0059】実施例3:N−[2−(3−ベンジルオキ
シベンズアミド)ベンゼンスルホニル]アセトアミド
【0060】
【化7】
【0061】窒素気流下、参考例1で製造した2−(3
−ベンジルオキシベンズアミド)ベンゼンスルホンアミ
ド400mg(1.04mmol)の無水テトラヒドロ
フラン(10ml)溶液に氷冷下t−ブトキシドカリウ
ム162mg(1.44mmol)を加え1時間攪拌し
た。ついでこの溶液にアセチルクロリド121mg
(1.54mmol)を加え室温で3時間攪拌した。反
応終了後、塩化アンモニウム水溶液を加え中性とした後
溶媒を留去した。残留物を酢酸エチル抽出し、水および
飽和食塩水で背洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、
溶媒を減圧留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーで精製して、標記化合物160mg(収率
35%)を得た。
【0062】NMR(DMSO−d6 )δ:1.99
(3H,s),5.20(2H,s),7.28−7.
62(10H,m),7.76(1H,dd,J=8H
z,8Hz),7.95(1H,dd,J=8Hz,1
Hz),8.41(1H,dd,J=8Hz,1H
z),10.45(1H,s),12.58(1H,
s) IR(ν,cm-1,KBr):3342,3118,2
871,1708,1660,1585,1531,1
444,1162,1029,862,752,694 EI−MS(m/z,%):424(M+ ,69),3
65(13),303(27),302(22),30
1(10),212(16),211(71),210
(20),183(16) 融点:195−196℃
【0063】実施例4:N−[2−(3−ベンジルオキ
シベンズアミド)ベンゼンスルホニル]−4−トリフル
オロメチルベンズアミド
【0064】
【化8】
【0065】参考例1で製造した2−(3−ベンジルオ
キシベンズアミド)ベンゼンスルホンアミド275mg
(0.72mmol)、4−トリフルオロメチルベンジ
ルクロライド0.24ml(1.44mmol)および
炭酸カリウム300mg(2.16mmol)の水−ジ
オキサン1:1(10ml)溶液を18時間攪拌した。
溶媒を留去して残留物を酢酸エチルで抽出し、水および
飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し溶媒
を減圧留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーで精製して、標記化合物322mg(収率88
%)を得た。
【0066】NMR(CDCl3 )δ:5.13(2
H,s),7.18(1H,dd,J=6Hz,1H
z),7.23−7.43(7H,m),7.64−
7.72(5H,m),7.85(2H,d,J=8H
z),8.02(1H,dd,J=6Hz,1Hz),
8.75(1H,dd,J=6Hz,1Hz),9.2
5(1H,br−s),10.53(1H,br−s) IR(ν,cm-1,KBr):1698,1658,1
536,1478,1442,1358,1324,1
310,1174 EI−MS(m/z,%):554(M+ ,14),3
68(7),211(15),173(13) 融点:220−221℃
【0067】実施例5:N−[2−(3−ベンジルオキ
シベンズアミド)ベンゼンスルホニル]−4−ニトロベ
ンズアミド
【0068】
【化9】
【0069】参考例1で製造した2−(3−ベンジルオ
キシベンズアミド)ベンゼンスルホンアミド300mg
(0.78mmol)、4−ニトロベンゾイルクロリド
290mg(1.56mmol)および炭酸カリウム3
25mg(2.34mmol)の水−ジオキサン1:1
(10ml)溶液を18時間攪拌した。溶媒を留去し、
残留物を酢酸エチルで抽出し、水および飽和食塩水で洗
浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥して溶媒を減圧留去し
た。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精
製して、標記化合物320mg(収率77%)を得た。
【0070】NMR(CDCl3 )δ:5.14(2
H,s),7.20(1H,dd,J=6Hz,1H
z),7.22−7.46(7H,m),7.64(1
H,d,J=6Hz),7.65−7.70(2H,
m),7.90(2H,d,J=8Hz),8.04
(1H,d,J=6Hz),8.25(2H,d,J=
8Hz),8.74(1H,d,J=6Hz),9.2
5(1H,br−s),10.53(1H,br−s) IR(ν,cm-1,KBr):1696,1662,1
608,1474,1442,1344,1320,1
276,1250 EI−MS(m/z,%):531(M+ ,3),30
3(3),212(4),211(12) 融点:233−234℃
【0071】実施例6:N−[2−(3−ベンジルオキ
シベンズアミド)ベンゼンスルホニル]−4−メトキシ
ベンズアミド
【0072】
【化10】
【0073】参考例1で製造した2−(3−ベンジルオ
キシベンズアミド)ベンゼンスルホンアミド300mg
(0.78mmol)、4−メトキシベンゾイルクロリ
ド267mg(1.56mmol)および炭酸カリウム
325mg(2.34mmol)の水−ジオキサン1:
1(10ml)溶液を18時間攪拌した。溶媒を留去
し、残留物を酢酸エチルで抽出し、水および飽和食塩水
で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥して溶媒を減圧留
去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
で精製して、標記化合物282mg(収率70%)を得
た。
【0074】NMR(CDCl3 )δ:3.38(3
H,s),5.14(2H,s),6.90(2H,
d,J=8Hz),7.19(1H,dd,J=7H
z,1Hz),7.22−7.46(8H,m),7.
64−7.74(3H,m),7.77(1H,m),
8.02(1H,dd,J=7Hz,1Hz),8.7
3(1H,br−s),8.76(1H,dd,J=7
Hz,1Hz),10.63(1H,br−s) IR(ν,cm-1,KBr):1702,1688,1
606,1582,1536,1516,1490,1
472,1444,1414,1344,1310,1
270,1248 EI−MS(m/z,%):516(M+ ,4),42
4(4),303(6),302(4),212
(5),211(14) 融点:189−190℃
【0075】実施例7:N−[2−(3−ベンジルオキ
シベンズアミド)ベンゼンスルホニル]シクロヘキサン
アミド
【0076】
【化11】
【0077】窒素気流下、参考例1で製造した2−(3
−ベンジルオキシベンズアミド)ベンゼンスルホンアミ
ド300mg(0.78mmol)の無水テトラヒドロ
フラン(10ml)溶液に、氷冷下tert−ブトキシ
ドカリウム196mg(1.56mmol)を加え、1
時間撹拌した。次いでこの溶液シクロヘキサンカルボニ
ルクロリド176mg(1.19mmol)を加え、室
温で3時間撹拌した。反応終了後、塩化アンモニウム水
溶液を加え中性とした後、溶液を留去した。残留物を酢
酸エチルで抽出し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水
硫酸ナトリウムで乾燥して溶媒を減圧留去した。残留物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、標
記化合物257mg(収率67%)を得た。
【0078】NMR(CDCl3 )δ:1.03−1.
39(4H,m),1.53−1.80(6H,m),
2.04−2.18(1H,m),5.13(2H,
s),7.17(1H,dd,J=6Hz,1Hz),
7.21−7.25(1H,m),7.31−7.43
(6H,m),7.61−7.69(2H,m),7.
70−7.72(1H,m),7.96(1H,dd,
J=6Hz,1Hz),8.49(1H,s),8,7
0(1H,d,J=6Hz),10.46(1H,s) IR(ν,cm-1,KBr):1710,1662,1
582,1530,1488,1476,1448,1
382,1342,1304,1274,1246 EI−MS(m/z,%):492(M+ ,82),3
82(39),302(45),211(84),91
(100)
【0079】実施例8:N−[2−(3−ベンジルオキ
シベンズアミド)ベンゼンスルホニル]−n−ヘキサン
アミド
【0080】
【化12】
【0081】窒素気流下、参考例1で製造した2−(3
−ベンジルオキシベンズアミド)ベンゼンスルホンアミ
ド300mg(0.78mmol)の無水テトラヒドロ
フラン(10ml)溶液に、氷冷下tert−ブトキシ
ドカリウム210mg(1.67mmol)を加え、1
時間撹拌した。次いでこの溶液n−ヘキサノイルクロリ
ド176mg(1.19mmol)を加え、室温で3時
間撹拌した。反応終了後、塩化アンモニウム水溶液を加
え中性とした後、溶液を留去した。残留物を酢酸エチル
で抽出し、水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナト
リウムで乾燥して溶媒を減圧留去した。残留物をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、標記化合物
300mg(収率86%)を得た。
【0082】NMR(CDCl3 )δ:0.80(3
H,t,J=7Hz),1.13−1.23(4H,
m),1.47−1.58(2H,m),2.20(2
H,t,J=7Hz),5.13(2H,s),7.1
6(1H,dd,J=6Hz,1Hz),7.21−
7.25(1H,m),7.30−7.72(6H,
m),7.61−7.72(3H,m),7.96(1
H,dd,J=6Hz,1Hz),8.47(1H,b
r−s),8,70(1H,dd,J=6Hz,1H
z),10.45(1H,s) IR(ν,cm-1,KBr):1710,1660,1
606,1588,1538,1472,1430,1
316,1272 EI−MS(m/z,%):480(M+ ,57),3
82(27),302(31),211(71),91
(100) 融点:133−134℃
【0083】実施例9:N−[2−(3−ベンジルオキ
シベンズアミド)ベンゼンスルホニル]デカンアミド
【0084】
【化13】
【0085】窒素気流下0℃で、参考例1で製造した3
−ベンジルオキシ−N−(2−スルファモイルフェニ
ル)ベンズアミド200mg(0.52mmol)の無
水テトラヒドロフラン(10ml)溶液にt−ブトキシ
ドカリウム117mg(1.04mmol)を加え、1
時間撹拌した。次いで,この溶液にデカノイルクロリド
0.16ml(0.78mmol)を加え、室温で3時
間撹拌した。反応終了後、塩化アンモニウム水溶液を加
え中性とした後、溶媒を減圧下留去した。残留物を酢酸
エチルで抽出し、水及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水
硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残留
物をシリカゲルクロマトグラフィ−で精製し、標記化合
物150mg(収率50.0%)を得た。
【0086】NMR(CDCl3 )δ:0.80(3
H,t,J=7Hz),1.17−1.26(12H,
m),1.50−1.59(2H,m),2.21(2
H,t,J=7Hz),5.14(2H,s),7.1
7(1H,dd,J=8Hz,1Hz),7.24(1
H,ddd,J=8Hz,8Hz,1Hz),7.31
−7.48(8H,m),7.61−7.72(3H,
m),7.98(1H,dd,J=8Hz,2Hz),
8.30(1H,b r−s),8.72(1H,d,J
=8Hz),10.43(1H,s) IR(ν,cm-1,KBr):1704,1662,1
606,1588,1540,1472,1342,1
166 FAB−MS(neg:m/z,%):535([M−
H]+100) 融点:85−86℃
【0087】実施例10:N−[2−(3−ベンジルオ
キシベンズアミド)ベンゼンスルホニル]ペンタフルオ
ロベンズアミド
【0088】
【化14】
【0089】参考例1で製造した3−ベンジルオキシ−
N−(2−スルファモイルフェニル)ベンズアミド30
0mg(0.78mmol)、ペンタフルオロベンゾイ
ルクロリド271mg(1.18mmol)及び炭酸カ
リウム374mg(2.70mmol)を水及びジオキ
サン(1:1)の混合溶媒(10ml)に溶解し、室温
で18時間撹拌した。反応終了後、溶媒を減圧下留去し
た。残留物を酢酸エチルで抽出し、水及び飽和食塩水で
順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧
下留去した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィ−で
精製し、標記化合物350mg(収率77.0%)を得
た。
【0090】NMR(CDCl3 )δ:5.14(2
H,s),7.19(1H,ddd,J=8Hz,2H
z,1Hz),7.31−7.48(7H,m),7.
60(1H,ddd,J=8Hz,2Hz,1Hz),
7.66(1H,dd,J=2Hz,1Hz),7.7
3(1H,ddd,J=8Hz,8Hz,1Hz),
8.06(1H,dd,J=8Hz,1Hz),8.7
6(1H,dd,J=8Hz,1Hz),10.31
(1H,s) EI−MS(m/z,%):576(m+,20),2
11(14),91(100) IR(ν,cm-1,KBr):1704,1654,1
582,1536,1506,1440
【0091】実施例11:N−[2−(3−ベンジルオ
キシベンズアミド)ベンゼンスルホニル]−2,4−ジ
フルオロベンズアミド
【0092】
【化15】
【0093】ベンジルオキシ−N−(2−スルファモイ
ルフェニル)ベンズアミド300mg(0.78mmo
l)、2,4−ジフルオロベンゾイルクロリド273m
g(1.55mmol)及び炭酸カリウム374mg
(2.70mmol)を水及びジオキサン(1:1)の
混合溶媒(10ml)に溶解し、室温で18時間撹拌し
た。反応終了後、溶媒を減圧下留去した。残留物を酢酸
エチルに溶解し、水及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水
硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去た。残留物
をシリカゲルクロマトグラフィ−で精製し、標記化合物
350mg(収率86.0%)を得た。
【0094】NMR(CDCl3 )δ:5.15(2
H,s),6.92(1H,ddd,J=8Hz,8H
z,2Hz),7.05(1H,ddd,J=8Hz,
8Hz,2Hz),7.17(1H,ddd,J=8H
z,8Hz,1Hz),7.22(1H,ddd,J=
8Hz,2Hz,1Hz),7.30−7.50(7
H,m),7.58(1H,dd,J=8Hz,1H
z),7.70(1H,dd,J=2Hz,1Hz)
7.73−7.78(1H,m),7.83(1H,d
d,J=8Hz,2Hz),8.41(1H,dd,J
=8Hz,1Hz),11.36(1H,s) IR(ν,cm-1,KBr):1678,1608,1
580,1546,1498 FAB−MS(neg:m/z,%):521([M−
H]+100) 融点:208−209℃
【0095】参考例2:3−(4−t−ブチルベンジル
オキシ)−N−(2−スルファモイルフェニル)ベンズ
アミド
【0096】
【化16】
【0097】3−(4−t−ブチルベンジルオキシ)安
息香酸4.00g(14.0mmol)及び塩化チオニ
ル3mlのベンゼン(30ml)溶液を2時間加熱還流
後、溶媒を減圧下留去した。残留物を塩化メチレン(3
0ml)に溶解し、この溶液を2−アミノベンゼンスル
ホンアミド2.42g(14.0mmol)のピリジン
(50ml)溶液に氷冷下滴下し、さらに18時間室温
で撹拌後、塩化メチレンを減圧下留去した。残留物を酢
酸エチルに溶解し、1N塩酸水溶液、水及び飽和食塩水
で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減
圧下留去した。得られた粗結晶をエ−テル−ヘキサンの
混合溶媒で再結晶し、標記化合物4.2g(収率68.
0%)を得た。
【0098】NMR(CDCl3 )δ:1.38(9
H,s),4.92(2H,s),5.09(2H,
s),7.16(1H,ddd,J=8Hz,2Hz,
1Hz),7.23(1H,ddd,J=8Hz,8H
z,2Hz),7.36−7.44(5H,m),7.
49(1H,dd,J=8Hz,1Hz),7.56−
7.63(2H,m),7.94(1H,dd,J=8
Hz,2Hz),8.53(1H,dd,J=8Hz,
1Hz),10.04(1H,s) EI−MS(m/z,%):438(m+,37),1
47(100),132(84),117(65) IR(ν,cm-1,KBr):1674,1658,1
586,1538,1446,1332,1168 融点:117−118℃
【0099】実施例12:N−[2−[3−(4−t−
ブチルベンジルオキシ)ベンズアミド]ベンゼンスルホ
ニル]ピバルアミド
【0100】
【化17】
【0101】窒素気流下0℃で、参考例2で製造した3
−(4−t−ブチルベンジルオキシ)−N−(2−スル
ファモイルフェニル)ベンズアミド300mg(0.6
8mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン167m
g(1.36mmol)の無水テトラヒドロフラン(1
0ml)溶液にピバロイルクロリド0.09ml(0.
75mmol)を加え、室温で1時間撹拌した後、溶媒
を減圧下留去した。残留物を酢酸エチルに溶解し、水、
硫酸水素カリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、
無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。
残留物をシリカゲルクロマトグラフィ−で精製し、標記
化合物284mg(収率80.0%)を得た。
【0102】NMR(CDCl3 )δ:1.14(9
H,s),1.33(9H,s),5.10(2H,
s),7.18(1H,dd,J=8Hz,2Hz),
7.25(1H,ddd,J=8Hz,8Hz,2H
z),7,38−7.45(10H,m),7.63
(1H,dd,J=8Hz,2Hz),7.67(1
H,ddd,J=8Hz,8Hz,2Hz),7.72
−7.75(1H,m),7.97(1H,dd,J=
8Hz,2Hz),8.27(1H,b r−s),8.
72(1H,dd,J=8Hz,2Hz),10,41
(1H,s) IR(ν,cm-1,KBr):1702,1660,1
580,1538,1478,1448,1342,1
312,1292 EI−MS(m/z,%):522(m+,72),1
47(100) 融点:193−194℃
【0103】実施例13:N−[2−[3−(4−t−
ブチルベンジルオキシ)ベンズアミド]ベンゼンスルホ
ニル]シンナムアミド
【0104】
【化18】
【0105】窒素気流下0℃で、参考例2で製造した3
−(4−t−ブチルベンジルオキシ)−N−(2−スル
ファモイルフェニル)ベンズアミド300mg(0.6
8mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン167m
g(1.36mmol)の無水テトラヒドロフラン(1
0ml)溶液にシンナモイルクロリド126mg(0.
75mmol)を加え、室温で1時間撹拌した後、溶媒
を減圧下留去した。残留物を酢酸エチルに溶解し、水、
硫酸水素カリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、
無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。
得られた粗結晶をメタノ−ルで洗浄し、標記化合物37
0mg(収率95.0%)を得た。
【0106】NMR(CDCl3 )δ:1.31(9
H,s),5.11(2H,s),6.31(1H,
d,J=16Hz),7.17(1H,ddd,J=8
Hz,2Hz,1Hz),7.24(1H,ddd,J
=8Hz,8Hz,1Hz),7,31−7.44(1
0H,m),7.64−7.70(3H,m),7.7
7−7.78(1H,m),8.01(1H,dd,J
=8Hz,2Hz),8.74(1H,dd,J=8H
z,1Hz),10,60(1H,s) IR(ν,cm-1,KBr):1688,1668,1
630,1582,1534,1476,1442,1
334,1310,1272 EI−MS(m/z,%):568(m+,3),43
7(3),147(100) 融点:110−111℃
【0107】実施例14:N−[2−(3−ベンジルオ
キシベンズアミド)ベンゼンスルホニル]オレインアミ
【0108】
【化19】
【0109】窒素気流下0℃で、参考例1で製造した3
−ベンジルオキシ−(2−スルファモイルフェニル)ベ
ンズアミド500mg(1.30mmol)及び4−ジ
メチルアミノピリジン480mg(3.93mmol)
の無水テトラヒドロフラン(10ml)溶液にオレイル
クロリド787mg(2.62mmol)を加え、室温
で1時間撹拌した後、溶媒を減圧下留去した。残留物を
酢酸エチルに溶解し、水、硫酸水素カリウム水溶液及び
飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥
後、溶媒を減圧下留去した。残留物をシリカゲルクロマ
トグラフィ−で精製し、標記化合物625mg(収率7
4.0%)を得た。
【0110】NMR(CDCl3 )δ:0.87(3
H,t,J=7Hz),1.15−1.38(19H,
m),1.45−1.62(4H,m),1.85−
2.01(3H,m),2.20(2H,t,J=7H
z),5.14(2H,s),5.30−5.42(2
H,m),7.17(1H,ddd,J=8Hz,2H
z,1Hz),7.50(1H,ddd,J=8Hz,
8Hz,1Hz),7.31−7.48(6H,m),
7.61−7.72(3H,m),7.78(1H,d
d,J=8Hz,2Hz),8.31(1H,b r−
s),8.72(1H,dd,J=8Hz,1Hz),
10.43(1H,s) IR(ν,cm-1,KBr):1708,1660,1
606,1588,1542,1472,1448,1
338 EI−MS(m/z,%):646(m+,14),3
83(57),302(12),211(97),91
(100) 融点:82−83℃
【0111】実施例15:N−[2−(3−ベンジルオ
キシベンズアミド)ベンゼンスルホニル]リノ−ルアミ
【0112】
【化20】
【0113】リノ−ル酸440mg(1.57mmo
l)及び塩化チオニル3mlのベンゼン(30ml)溶
液を2時間加熱還流した後、溶媒を減圧下留去した。残
留物を無水テトラヒドロフラン(10ml)に溶解し、
この溶液を参考例1で製造した3−ベンジルオキシ−N
−(2−スルファモイルフェニル)ベンズアミド500
mg(1.30mmol)及び4−ジメチルアミノピリ
ジン352mg(2.88mmol)の無水テトラヒド
ロフラン(10ml)溶液に氷冷下滴下し、1時間室温
で撹拌した。溶媒を減圧下留去した後、残留物を酢酸エ
チルに溶解し、水、硫酸水素カリウム水溶液及び飽和食
塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒
を減圧下留去した。残留物をシリカゲルクロマトグラフ
ィ−で精製し、標記化合物625mg(収率74.0
%)を得た。
【0114】NMR(CDCl3 )δ:0.88(3
H,t,J=7Hz),1.10−1.38(12H,
m),1.40−1.70(4H,m),1.93−
2.10(4H,m),2.20(2H,t,J=8H
z),2.74(2H,dd,J=6Hz,6Hz),
5.13(2H,s),5.25−5.42(4H,
m),7.16(1H,dd,J=8Hz,2Hz),
7.24(1H,ddd,J=8Hz,8Hz,1H
z),7.30−7.50(6H,m),7.60−
7.71(3H,m),7.96(1H,dd,J=8
Hz,2Hz),8.54(1H,b r−s),8.7
0(1H,dd,J=8Hz,1Hz),10.45
(1H,s) IR(ν,cm-1,KBr):1714,1660,1
606,1588,1540,1472,1448,1
338 FAB−MS(neg:m/z,%):643([M−
H]+100)
【0115】参考例3:3−ベンジルオキシ−4−ニト
ロ−N−(2−スルファモイルフェニル)ベンズアミド
【0116】
【化21】
【0117】3−ベンジルオキシ−4−ニトロ安息香酸
2.00g(7.30mmol)及び塩化チオニル3m
lのベンゼン(30ml)溶液を2時間加熱還流した
後、溶媒を減圧下留去した。残留物を塩化メチレン(3
0ml)に溶解し、この溶液を2- アミノベンゼンスル
ホンアミド1.38g(8.00mmol)のピリジン
(50ml)溶液に氷冷下滴下し、さらに18時間室温
で撹拌後、塩化メチレンを減圧下留去した。残留物を酢
酸エチルに溶解し、1N塩酸水溶液、水及び飽和食塩水
で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減
圧下留去した。得られた粗結晶をメタノ−ルで洗浄し標
記化合物2.50g(収率80.0%)を得た。
【0118】NMR(DMSO−d6 )δ:5.41
(2H,s),7.34- 7.52(6H,m),7.
61(1H,dd,J=8Hz,J=2Hz),7.6
9(1H,ddd,J=8Hz,J=8Hz,J=2H
z),7.91- 7.96(2H,m)8.11(1
H,d,J=8Hz),8.33(1H,d,J=8H
z),10.41(1H,s)
【0119】実施例16:N−[2−(3−ベンジルオ
キシ−4−ニトロベンズアミド)ベンゼンスルホニル]
デカンアミド
【0120】
【化22】
【0121】窒素気流下0℃で、参考例3で製造した3
−ベンジルオキシ−4−ニトロ−N−(2−スルファモ
イルフェニル)ベンズアミド435mg(1.02mm
ol)及び4−ジメチルアミノピリジン274mg
(2.23mmol)の無水テトラヒドロフラン(10
ml)溶液にデカノイルクロリド0.24ml(1.1
6mmol)を加え、室温で1時間撹拌した後、溶媒を
減圧下留去した。残留物を酢酸エチルに溶解し、水、硫
酸水素カリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、無
水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残
留物をシリカゲルクロマトグラフィ−で精製し、標記化
合物490mg(収率83.0%)を得た。
【0122】NMR(CDCl3 )δ:0.86(3
H,t,J=7Hz),1.10−1.30(12H,
m),1.48−1.65(2H,m),2.25(2
H,t,J=7Hz),5.32(2H,s),7.2
4−7.43(4H,m),7.47−7.51(2
H,m),7.68−7.74(2H,m),7.92
−7.99(3H,m),8.71(1H,dd,J=
8Hz,2Hz),10.64(1H,s) IR(ν,cm-1,KBr):1722,1668,1
614,1588,1538,1472,1444,1
404,1342,1322,1292 EI−MS(m/z,%)581(m+,2),321
(11),211(2),91(100) 融点:129−130℃
【0123】参考例4:3−(4−クロロベンジルオキ
シ)−N−(2−スルファモイルフェニル)ベンズアミ
【0124】
【化23】
【0125】3−(4−クロロベンジルオキシ)安息香
酸4.00g(15.2mmol)及び塩化チオニル3
mlのベンゼン(30ml)溶液を2時間加熱還流後、
溶媒を減圧下留去した。残留物を塩化メチレン(30m
l)に溶解し、この溶液を2−アミノベンゼンスルホン
アミド2.75g(16.0mmol)のピリジン(5
0ml)溶液に氷冷下滴下し、さらに18時間室温で撹
拌後、塩化メチレンを減圧下留去した。残留物を酢酸エ
チルに溶解し、1N塩酸水溶液、水及び飽和食塩水で順
次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下
留去した。得られた粗結晶をメタノ−ルで洗浄し、標記
化合物4.70g(収率74.0%)を得た。
【0126】NMR(DMSO−d6 )δ:5.20
(2H,s),7.27−7.31(1H,m),7.
34(1H,ddd,J=8Hz,8Hz,2Hz),
7.45−7.56(7H,m)7.65(1H,dd
d,J=8Hz,8Hz,2Hz)7.77(2H,
s),7.92(1H,dd,J=8Hz,2Hz),
8.47(1H,dd,J=8Hz,1Hz),10.
38(1H,s) EI−MS(m/z,%):418(m+2,6)41
6(m+,17) IR(ν,cm-1,KBr):1672,1586,1
542,1446,1154 融点:174−175℃
【0127】実施例17:N−[2−[3−(4−クロ
ロベンジルオキシ)ベンズアミド]ベンゼンスルホニ
ル]アセトアミド
【0128】
【化24】
【0129】窒素気流下0℃で、参考例4で製造した3
−(4−クロロベンジルオキシ)−N−(2−スルファ
モイルフェニル)ベンズアミド500mg(1.20m
mol)及び4−ジメチルアミノピリジン293mg
(2.40mmol)の無水テトラヒドロフラン(10
ml)溶液に無水酢酸0.12ml(1.30mmo
l)を加え、室温で1時間撹拌後、溶媒を減圧下留去し
た。残留物を酢酸エチルに溶解し、水、硫酸水素カリウ
ム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残留物を酢酸エ
チル−ジエチルエ−テルの混合溶媒で再結晶し、標記化
合物290mg(収率52.7%)を得た。
【0130】NMR(CDCl3 )δ:2.06(3
H,s),5.11(2H.s),7.16(1H,d
dd,J=8Hz,J=2Hz,J=1Hz),7.2
3−7.29(1H,m),7.34−7.44(5
H,m),7.61−7.72(3H,m),7.98
(1H,dd,J=8Hz,1Hz),8.18(1
H,br−s),8.73(1H,dd,J=8Hz,
1Hz),10.41(1H,b r−s) IR(ν,cm-1,KBr):3768,3108,2
872,1716,1666,1580,1538,1
478,1448. EI−MS(m/z,%):460(9),458(2
3),336(5),245(11),183(6),
127(53),125(100),92(10) 融点:176−179℃
【0131】実施例18:N−[2−[3−(4−クロ
ロベンジルオキシ)ベンズアミド]ベンゼンスルホニ
ル]ヘキサンアミド
【0132】
【化25】
【0133】窒素気流下0℃で、参考例4で製造した3
−(4−クロロベンジルオキシ)−N−(2−スルファ
モイルフェニル)ベンズアミド500mg(1.2mm
ol)及び4−ジメチルアミノピリジン293mg
(2.40mmol)の無水テトラヒドロフラン(10
ml)溶液にヘキサノイルクロリド0.18ml(1.
30mmol)を加え、室温で1時間撹拌後、溶媒を減
圧下留去した。残留物を酢酸エチルに溶解し、水、硫酸
水素カリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水
硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残留
物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−で精製し、標
記化合物600mg(収率97% )を得た。
【0134】NMR(CDCl3 )δ:0.81(3
H,t,J=7Hz),1.13−1.28(4H,
m),1.48−1.60(2H,m),2.22(2
H,t,J=7Hz),5.11(2H,s),7.1
5(1H,ddd,J=8Hz,2Hz,1Hz),
7.23−7.28(1H,m),7.34−7.43
(5H,m),7.62−7.70(1H,m),7.
97(1H,dd,J=8Hz,2Hz),8.21
(1H,b r−s),8.73(1H,dd,J=8H
z,1Hz),10.45(1H,b r−s) IR(ν,cm-1,KBr):3392,3080,2
952,2932,2868,1720,1658,1
580,1536,1486,1474,1448,1
412. EI−MS(m/z,%):526(4),514
(8),336(4),245(9),183(4),
127(31),125(100) 融点:148−149℃
【0135】実施例19:N−[2−[3−(4−クロ
ロベンジルオキシ)ベンズアミド]ベンゼンスルホニ
ル]デカンアミド
【0136】
【化26】
【0137】窒素気流下0℃で、参考例4で製造した3
−(4−クロロベンジルオキシ)−N−(2−スルファ
モイルフェニル)ベンズアミド500mg(1.20m
mol)及び4−ジメチルアミノピリジン293mg
(2.40mmol)の無水テトラヒドロフラン(10
ml)溶液にデカノイルクロリド0.27ml(1.3
0mmol)を加え、室温で1時間撹拌後、溶媒を減圧
下留去した。残留物を酢酸エチルに溶解し、水、硫酸水
素カリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫
酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残留物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−で精製し、標記
化合物640mg(収率93.0%)を得た。
【0138】NMR(CDCl3 )δ:0.86(3
H,t,J=7Hz),1.15−1.30(12H,
m),1.48−1.59(2H,m),2.22(2
H,t,J=7Hz),5.11(2H,s),7.1
5(1H,ddd,J=8Hz,2Hz,1Hz),
7.23−7.28(1H,m),7.34−7.44
(5H,m),7.62−7.70(3H,m),7.
97(1H,dd,J=8Hz,1Hz),8.18
(1H,b r−s),8.73(1H,dd,J=8H
z,1Hz),10.45(1H,b r−s) IR(ν,cm-1,KBr):3368,3032,2
920,2852,1702,1662,1604,1
586,1542,1494,1472,1448,1
438. EI−MS(m/z,%):572(2),570
(4),336(4),245(10),183
(3),127(32),125(100) 融点:159−161℃
【0139】参考例5:3−(4−ニトロベンジルオキ
シ)−N−(2−スルファモイルフェニル)ベンズアミ
【0140】
【化27】
【0141】3−(4−ニトロベンジルオキシ)安息香
酸1.40g(5.1mmol)及び塩化チオニル2m
lのベンゼン(20ml)溶液を2時間加熱還流後、溶
媒を減圧下留去した。残留物を塩化メチレン(20m
l)溶解し、この溶液を2−アミノベンゼンスルホンア
ミド0.97g(5.6mmol)のピリジン(30m
l)溶液に氷冷下滴下し、さらに18時間室温で撹拌
後、塩化メチレンを減圧下留去した。残留物を酢酸エチ
ルに溶解し、1N塩酸水溶液、水及び飽和食塩水で順次
洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留
去した。得られた粗結晶をメタノ−ルで洗浄し、標記化
合物1.9g(収率87.0%)を得た。
【0142】NMR(DMSO−d6 )δ:5.39
(2H,s),7.30−7.38(2H,m),7.
50−7.58(3H,m),7.65(1H,dd
d,J=8Hz,8Hz,2Hz),7.75−7.8
0(4H,m),7.91(1H,dd,J=8Hz,
2Hz),8.25−8.30(2H,m),8.46
(1H,dd,J=8,1Hz),10.38(1H,
s) EI−MS(m/z,%):427(m+,23),3
47(82),256(100),121(50) IR(ν,cm-1,KBr):1658,1590,1
530,1446,1344,1152,1046 融点:177−178℃
【0143】実施例20:N−[2−[3−(4−ニト
ロベンジルオキシ)ベンズアミド]ベンゼンスルホニ
ル]アセトアミド
【0144】
【化28】
【0145】窒素気流下0℃で、参考例5で製造した3
−(4−ニトロベンジルオキシ)−N−(2−スルファ
モイルフェニル)ベンズアミド300mg(0.70m
mol)及び4−ジメチルアミノピリジン171mg
(1.40mmol)の無水テトラヒドロフラン(10
ml)溶液に無水酢酸0.07ml(0.80mmo
l)を加え、室温で1時間撹拌後、溶媒を減圧下留去し
た。残留物を酢酸エチルに溶解し、水、硫酸水素カリウ
ム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残留物をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィ−で精製し、標記化合物2
90mgを得た(収率89.8% )を得た。
【0146】NMR(CDCl3 )δ:2.05(3
H,s),5.25(2H,s),7.15−7.19
(1H,m),7.23−7.29(1H,m),7.
40−7.45(1H,m),7.60−7.71(5
H,m),7.96(1H,dd,J=8Hz,1H
z),8.22−8.27(2H,m),8.47(1
H,b r−s),8.72(1H,dd,J=8Hz,
1Hz),10.45(1H,b r−s) IR(ν,cm-1,KBr):3384,3124,2
856,1714,1660,1580,1532,1
520,1490,1476,1446 EI−MS(m/z,%):469(9),347(1
5),256(27),182(8),154(4),
125(100),121(27) 融点:189−192℃
【0147】実施例21:N−[2−[3−(4−ニト
ロベンジルオキシ)ベンズアミド]ベンゼンスルホニ
ル]ヘキサンアミド
【0148】
【化29】
【0149】窒素気流下0℃で、参考例5で製造した3
−(4−ニトロベンジルオキシ)−N−(2−スルファ
モイルフェニル)ベンズアミド300mg(0.70m
mol)及び4−ジメチルアミノピリジン171mg
(1.40mmol)の無水テトラヒドロフラン(10
ml)溶液にヘキサノイルクロリド0.11ml(0.
80mmol)を加え、室温で1時間撹拌後、溶媒を減
圧下留去した。残留物を酢酸エチルに溶解し、水、硫酸
水素カリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水
硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残留
物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−で精製し、標
記化合物320mg(収率86.8% )を得た。
【0150】NMR(CDCl3 )δ:0.81(3
H,t,J=7Hz),1.13−1.28(4H,
m),1.49−1.59(2H,m),2.23(2
H,t,J=7Hz),5.25(2H,s),7.1
5−7.20(1H,m),7.23−7.29(1
H,m),7.61−7.71(5H,m),7.97
(1H,dd,J=8Hz,1Hz),8.22−8.
29(3H,m),8.73(1H,dd,J=8H
z,1Hz),10.48(1H,b r−s) IR(ν,cm-1,KBr):3372,3064,2
956,2932,2860,1714,1664,1
604,1586,1526,1490,1472,1
446. EI−MS(m/z,%):525(32),411
(6),347(86),256(100),182
(20),121(50),92(17) 融点:138−141℃
【0151】実施例22:N−[2−[3−(4−ニト
ロベンジルオキシ)ベンズアミド]ベンゼンスルホニ
ル]デカンアミド
【0152】
【化30】
【0153】窒素気流下0℃で、参考例5で製造した3
−(4−ニトロベンジルオキシ)−N−(2−スルファ
モイルフェニル)ベンズアミド300mg(0.70m
mol)及び4−ジメチルアミノピリジン171mg
(1.40mmol)の無水テトラヒドロフラン(10
ml)溶液にデカノイルクロリド0.16ml(0.8
0mmol)を加え、室温で1時間撹拌後、溶媒を減圧
下留去した。残留物を酢酸エチルに溶解し、水、硫酸水
素カリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫
酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残留物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−で精製し、標記
化合物400mg(収率97.9% )を得た。
【0154】NMR(CDCl3 )δ:0.86(3
H,t,J=7Hz),1.15−1.30(12H,
m),1.48−1.59(2H,m),2.23(2
H,t,J=7Hz),5.25(2H,s),7.1
5−7.20(1H,m),7.23−7.29(1
H,m),7.40−7.46(1H,m),7.61
−7.71(5H,m),7.96(1H,dd,J=
8Hz,1Hz),8.22(1H,b r−s),8.
23−8.29(2H,m),8.73(1H,dd,
J=8Hz,1Hz),10.48(1H,b r−s) IR(ν,cm-1,KBr):3376,3068,2
924,2852,1704,1668,1606,1
588,1256,1490,1472,1446 EI−MS(m/z,%):581(20),411
(8),347(87),256(100),182
(19),136(22) 融点:145−148℃
【0155】参考例6:3−(4−メトキシベンジルオ
キシ)−N−(2−スルファモイルフェニル)ベンズア
ミド
【0156】
【化31】
【0157】3−(4−メトキシベンジルオキシ)安息
香酸4.00g(15.5mmol)及び塩化チオニル
3mlのベンゼン(30ml)溶液を2時間加熱還流
後、溶媒を減圧下留去した。残留物を塩化メチレン(3
0ml)溶解し、この溶液を2−アミノベンゼンスルホ
ンアミド2.93g(17.0mmol)のピリジン
(50ml)溶液に氷冷下滴下し、さらに18時間室温
で撹拌後、塩化メチレンを減圧下留去した。残留物を酢
酸エチルに溶解し、1N塩酸水溶液、水及び飽和食塩水
で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減
圧下留去した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィ−
で精製し、標記化合物1.5g(収率31.0%)を得
た。
【0158】NMR(DMSO−d6 )δ:3.76
(3H,s),5.11(2H,s),6.96(2
H,d,J=8Hz),7.25−7.30(1H,
m),7.33(1H,ddd,J=8Hz,8Hz,
1Hz),7.73(2H,b r−s),7.90(1
H,dd,J=8Hz,1Hz),8.48(1H,
d,J=8Hz),10.38(1H,b r−s) EI−MS(m/z,%):412(m+,6),37
0(6),292(3),279(10),121(1
00) IR(ν,cm-1,KBr):1676,1612,1
586,1538,1518,1152 融点:164−165℃
【0159】実施例23:N−[2−[3−(4−メト
キシベンジルオキシ)ベンズアミド]ベンゼンスルホニ
ル]アセトアミド
【0160】
【化32】
【0161】窒素気流下0℃で、参考例6で製造した3
−(4−メトキシベンジルオキシ)−N−(2−スルフ
ァモイルフェニル)ベンズアミド400mg(1.00
mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン237mg
(1.90mmol)の無水テトラヒドロフラン(10
ml)溶液に無水酢酸0.1ml(1.10mmol)
を加え、室温で1時間撹拌後、溶媒を減圧下留去した。
残留物を酢酸エチルに溶解し、水、硫酸水素カリウム水
溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウム
で乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残留物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィ−で精製し、標記化合物430
mg(収率97.6% )を得た。
【0162】NMR(CDCl3 )δ:2.04(3
H,s),3.82(3H,s),5.07(2H,
s),6.90−6.96(2H,m),7.16(1
H,ddd,J=8Hz,2Hz,1Hz),7.22
−7.29(1H,m),7.35−7.43(3H,
m),7.58−7.63(1H,m),7.65−
7.71(2H,m),7.98(1H,dd,J=8
Hz,1Hz),8.27(1H,b r−s),8.7
3(1H,dd,J=8Hz,1Hz),10.34
(1H,b r−s) IR(ν,cm-1,KBr):3384,3084,2
872,1718,1658,1612,1580,1
538,1518,1476,1448 EI−MS(m/z,%):454(7),334(3
7),240(9),121(100) 融点:114−117℃
【0163】実施例24:N−[2−[3−(4−メト
キシベンジルオキシ)ベンズアミド]ベンゼンスルホニ
ル]ヘキサンアミド
【0164】
【化33】
【0165】窒素気流下0℃で、参考例6で製造した3
−(4−メトキシベンジルオキシ)−N−(2−スルフ
ァモイルフェニル)ベンズアミド400mg(1.00
mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン237mg
(1.90mmol)の無水テトラヒドロフラン(10
ml)溶液にヘキサノイルクロリド0.15ml(1.
10mmol)を加え、室温で1時間撹拌後、溶媒を減
圧下留去した。残留物を酢酸エチルに溶解し、水、硫酸
水素カリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水
硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残留
物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−で精製し、標
記化合物490mg(収率98.8% )を得た。
【0166】NMR(CDCl3 )δ:0.81(3
H,t,J=7Hz),1.13−1.27(4H,
m),1.48−1.59(2H,m),2.21(2
H,t,J=7Hz),3.82(3H,s),5.0
7(2H,s),6.90−6.96(2H,m),
7.16(1H,ddd,J=8Hz,2Hz,1H
z),7.22−7.29(1H,m),7.36−
7.44(3H,m),7.60−7.72(3H,
m),7.99(1H,dd,J=8Hz,1Hz),
8.13(1H,b r−s),8.73(1H,dd,
J=8Hz,1Hz),10.42(1H,b r−s) IR(ν,cm-1,KBr):3392,3072,2
956,2932,2872,1716,1658,1
614,1580,1538,1520,1450,1
412. EI−MS(m/z,%):510(2),390
(2),178(6),154(2),121(10
0) 融点:154−157℃
【0167】実施例25:N−[2−[3−(4−メト
キシベンジルオキシ)ベンズアミド]ベンゼンスルホニ
ル]デカンアミド
【0168】
【化34】
【0169】窒素気流下0℃で、参考例6で製造した3
−(4−メトキシベンジルオキシ)−N−(2−スルフ
ァモイルフェニル)ベンズアミド400mg(1.00
mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン237mg
(1.90mmol)の無水テトラヒドロフラン(10
ml)溶液にデカノイルクロリド0.22ml(1.1
0mmol)を加え、室温で1時間撹拌後、溶媒を減圧
下留去した。残留物を酢酸エチルに溶解し、水、硫酸水
素カリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫
酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残留物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−で精製し、標記
化合物520mg(収率94.6% )を得た。
【0170】NMR(CDCl3 )δ:0.87(3
H,t,J=7Hz),1.15−1.32(12H,
m),1.49−1.60(2H,m),2.22(2
H,t,J=7Hz),3.83(3H,s),5.0
8(2H,s),6.91−6.96(2H,m),
7.17(1H,ddd,J=8Hz,2Hz,1H
z),7.23−7.30(1H,m),7.36−
7.44(3H,m),7.61−7.73(3H,
m),8.00(1H,dd,J=8Hz,1Hz),
8.05(1H,b r−s),8.74(1H,dd,
J=8Hz,1Hz),10.43(1H,b r−s) IR(ν,cm-1,KBr):3364,3036,2
920,2852,1704,1660,1602,1
586,1540,1518,1490,1472,1
448,1440. EI−MS(m/z,%):566(3),275
(9),211(8),121(100) 融点:148−149℃
【0171】参考例7:3−シクロヘキシルメトキシ−
N−(2−スルファモイルフェニル)ベンズアミド
【0172】
【化35】
【0173】3−シクロヘキシルメトキシ安息香酸3.
00g(12.8mmol)及び塩化チオニル3mlの
ベンゼン(30ml)溶液を2時間加熱還流後、溶媒を
減圧下留去した。残留物の塩化メチレン(30ml)に
よう解し、この溶液を2−アミノベンゼンスルホンアミ
ド2.43g(14.1mmol)のピリジン(50m
l)溶液に氷冷下滴下し、さらに18時間室温で撹拌
後、塩化メチレンを減圧下留去した。残留物を酢酸エチ
ルに溶解し、1N塩酸水溶液、水及び飽和食塩水で順次
洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留
去した。得られた粗結晶をアセトニトリルで再結晶し、
標記化合物2.80g(収率56.0%)を得た。
【0174】NMR(CDCl3 )δ:1.00−1.
39(5H,m),1.68−1.90(6H,m),
3.82(2H,d,J=7Hz),4.95(2H,
s),7.10(1H,ddd,J=8Hz,2Hz,
1Hz),7.25(1H,ddd,J=8Hz,8H
z,1Hz),7.38(1H,dd,J=8Hz,8
Hz),7.45−7.50(2H,m),7.62
(1H,ddd,J=8Hz,8Hz,2Hz),7.
96(1H,dd,J=8Hz,2Hz),8.53
(1H,dd,J=8Hz,1Hz),10.03(1
H,s) EI−MS(m/z,%):388(m+,44),2
17(86),212(95),121(100) IR(ν,cm-1,KBr):1670,1580,1
538,1450,1158,1522,1034 融点:161−162℃
【0175】実施例26:N−[2−(3−シクロヘキ
シルメトキシベンズアミド)ベンゼンスルホニル]アセ
トアミド
【0176】
【化36】
【0177】窒素気流下0℃で、参考例7で製造した3
−シクロヘキシルメトキシ−N−(2−スルファモイル
フェニル)ベンズアミド400mg(1.00mmo
l)及び4−ジメチルアミノピリジン237mg(1.
90mmol)の無水テトラヒドロフラン(10ml)
溶液に無水酢酸0.11ml(1.10mmol)を加
え、室温で1時間撹拌後、溶媒を減圧下留去した。残留
物を酢酸エチルに溶解し、水、硫酸水素カリウム水溶液
及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾
燥後、溶媒を減圧下留去した。残留物をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィ−で精製し、標記化合物430mg
(収率96.9% )を得た。
【0178】NMR(CDCl3 )δ:1.00−1.
13(2H,m),1.14−1.37(3H,m),
1.66−1.92(6H,m),2.06(3H,
s),3.83(2H,d,J=6Hz),7.07−
7.12(1H,m),7.22−7.29(1H,
m),7.35−7.42(1H,m),7.54−
7.60(2H,m),7.65−7.72(1H,
m),7.98(1H,dd,J=8Hz,1Hz),
8.30(1H,b r−s),8.73(1H,dd,
J=8Hz,1Hz),10.34(1H,b r−s) IR(ν,cm-1,KBr):3368,3036,2
932,2856,1712,1662,1604,1
586,1542,1492,1472,1450,1
440. EI−MS(m/z,%):430(37),308
(12),275(14),183(8),121(1
00) 融点:164−167℃
【0179】実施例27:N−[2−(3−シクロヘキ
シルメトキシベンズアミド)ベンゼンスルホニル]ヘキ
サンアミド
【0180】
【化37】
【0181】窒素気流下0℃で、参考例7で製造した3
−シクロヘキシルメトキシ−N−(2−スルファモイル
フェニル)ベンズアミド400mg(1.00mmo
l)及び4−ジメチルアミノピリジン237mg(1.
90mmol)の無水テトラヒドロフラン(10ml)
溶液にヘキサノイルクロリド0.16ml(1.10m
mol)を加え、室温で1時間撹拌後、溶媒を減圧下留
去した。残留物を酢酸エチルに溶解し、水、硫酸水素カ
リウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残留物をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィ−で精製し、標記化合
物490mg(収率97.8% )を得た。
【0182】NMR(CDCl3 )δ:0.84(3
H,t,J=7Hz),1.00−1.13(2H,
m),1.14−1.38(7H,m),1.50−
1.61(2H,m),1.66−1.92(6H,
m),2.23(2H,t,J=7Hz),3.83
(2H,d,J=6Hz),7.07−7.12(1
H,m),7.22−7.29(1H,m),7.36
−7.42(1H,m),7.55−7.61(2H,
m),7.65−7.71(1H,m),7.99(1
H,dd,J=8Hz,1Hz),8.11(1H,b
r−s),8.73(1H,dd,J=8Hz,1H
z),10.40(1H,b r−s) IR(ν,cm-1,KBr):3380,3080,2
924,2856,1714,1690,1664,1
580,1538,1476,1448,1406. EI−MS(m/z,%):486(46),275
(14),183(8),121(100) 融点:112−113℃
【0183】実施例28:N−[2−(3−シクロヘキ
シルメトキシベンズアミド)ベンゼンスルホニル]デカ
ンアミド
【0184】
【化38】
【0185】窒素気流下0℃で、参考例7で製造した3
−シクロヘキシルメトキシ−N−(2−スルファモイル
フェニル)ベンズアミド400mg(1.00mmo
l)及び4−ジメチルアミノピリジン237mg(1.
90mmol)の無水テトラヒドロフラン(10ml)
溶液にデカノイルクロリド0.24ml(1.10mm
ol)を加え、室温で1時間撹拌後、溶媒を減圧下留去
した。残留物を酢酸エチルに溶解し、水、硫酸水素カリ
ウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナト
リウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残留物をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィ−で精製し、標記化合物
550mg(収率98.4% )を得た。
【0186】NMR(CDCl3 )δ:0.87(3
H,t,J=7Hz),1.01−1.13(2H,
m),1.15−1.37(15H,m),1.49−
1.59(2H,m),1.66−1.92(6H,
m),2.23(2H,t,J=7Hz),3.83
(2H,d,J=6Hz),7.07−7.12(1
H,m),7.22−7.29(1H,m),7.36
−7.42(1H,m),7.55−7.62(2H,
m),7.64−7.72(1H,m),7.99(1
H,dd,J=8Hz,J=1Hz),8.08(1
H,b r−s),8.73(1H,dd,J=8Hz,
1Hz),10.40(1H,b r−s) IR(ν,cm-1,KBr):3360,3028,2
924,2856,1708,1658,1540,1
472,1448. EI−MS(m/z,%):542(29),275
(9),183(6),121(100) 融点:124−127℃
【0187】実施例29:N−[2−[3−(4−t−
ブチルベンジルオキシ)ベンズアミド]ベンゼンスルホ
ニル]アセトアミド
【0188】
【化39】
【0189】窒素気流下0℃で、参考例2で製造した3
−(4−t−ブチルベンジルオキシ)−N−(2−スル
ファモイルフェニル)ベンズアミド438mg(1.0
0mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン249m
g(2.00mmol)の無水テトラヒドロフラン(1
0ml)溶液に無水酢酸0.11ml(1.10mmo
l)を加え、室温で1時間撹拌後、溶媒を減圧下留去し
た。残留物を酢酸エチルに溶解し、水、硫酸水素カリウ
ム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残留物をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィ−で精製し、標記化合物4
56mg(収率96.0% )を得た。
【0190】NMR(δ.CDCl3 ):1.29(9
H,s),1.93(3H,s),5.15(2H,
s),7.17(1H,ddd,J=8Hz,2Hz,
1Hz),7.22−7.29(1H,m),7.38
−7.44(5H,m),7.60−7.63(1H,
m),7.65−7.71(2H,m),7.99(1
H,dd,J=8Hz,2Hz)8.73(1H,d
d,J=8Hz,1Hz),7.56(1H,d,J=
7Hz),7.60(1H,s),7.72(1H,
m),7.91(1H,d,J=8Hz),8.40
(1H,d,J=8Hz),10.40(1H,br−
s) EI−MS (m/ z,% ):480(m+,26),42
2(1),267(4),147(100) IR(ν,cm-1,KBr):3384,2956,2
868,1714,1658,1580,1538 融点:190−191℃
【0191】実施例30:N−[2−[3−(4−t−
ブチルベンジルオキシ)ベンズアミド]ベンゼンスルホ
ニル]ヘキサンアミド
【0192】
【化40】
【0193】窒素気流下0℃で、参考例2で製造した3
−(4−t−ブチルベンジルオキシ)−N−(2−スル
ファモイルフェニル)ベンズアミド438mg(1.0
0mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン249m
g(2.00mmol)の無水テトラヒドロフラン(1
0ml)溶液にヘキサノイルクロリド0.16ml
(1.10mmol)を加え、室温で1時間撹拌後、溶
媒を減圧下留去した。残留物を酢酸エチルに溶解し、
水、硫酸水素カリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去し
た。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−で精
製し、標記化合物488mg(収率91.0%)を得
た。
【0194】NMR(δ,CDCl3 ):0.82(3
H,t,J=7Hz),1.21(4H,m),1.3
3(9H,s),1.54(2H,m),2.23(2
H,t,J=7Hz),5.10(2H,s),7.1
8(1H,ddd,J=8Hz,2Hz,1Hz),
7.26(1H,ddd,J=8Hz,8Hz,2H
z),7.38−7.44(5H,m),7.62(1
H,d,J=8Hz),7.65−7.74(2H,
m),7.96(1H,br−s),8.00(1H,
dd,J=8Hz,2Hz),8.74(1H,dd,
J=8Hz,1Hz),10.43(1H,br−s) EI−MS (m/ z,% ):536(m+,49),42
2(4),267(14),147(100),91
(21),71(4) IR(ν,cm-1,KBr):3368,2960,2
868,1702,1662,1586,1538 融点:163−164℃
【0195】実施例31:N−[2−[3−(4−t−
ブチルベンジルオキシ)ベンズアミド]ベンゼンスルホ
ニル]デカンアミド
【0196】
【化41】
【0197】窒素気流下0℃で、参考例2で製造した3
−(4−t−ブチルベンジルオキシ)−N−(2−スル
ファモイルフェニル)ベンズアミド438mg(1.0
0mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン249m
g(2.00mmol)の無水テトラヒドロフラン(1
0ml)溶液にデカノイルクロリド0.24ml(1.
10mmol)を加え、室温で1時間撹拌後、溶媒を減
圧下留去した。残留物を酢酸エチルに溶解し、水、硫酸
水素カリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水
硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残留
物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−で精製し、標
記化合物535mg(収率99.0% )を得た。
【0198】NMR(δ.CDCl3 ):0.86(3
H,t,J=7Hz),1.22(14H,m),1.
33(9H,s),2.23(2H,t,J=7H
z),5.10(2H,s),7.18(1H,dd
d,J=8Hz,2Hz,1Hz),7.26(1H,
ddd,J=8Hz,8Hz,2Hz),7.38−
7.44(5H,m),7.62(1H,d,J=8H
z),7.65−7.74(2H,m),7.94(1
H,br−s),8.00(1H,dd,J=8Hz,
2Hz),8.74(1H,dd,J=8Hz,1H
z),10.43(1H,br−s) EI−MS (m/ z,% ):592(m+,30),42
2(3),267(16),147(100) IR(ν,cm-1,KBr):3368,3064,3
036,2960,2924,2856,1704,1
660,1586,1540 融点:132−133℃
【0199】参考例8:3−(4−トリフルオロメチル
ベンジルオキシ)−N−(2−スルファモイルフェニ
ル)ベンズアミド
【0200】
【化42】
【0201】3−(4−トリフルオロメチルベンジルオ
キシ)安息香酸4.00g(14.1mmol)及び塩
化チオニル3mlのベンゼン(30ml)溶液を2時間
加熱還流後、溶媒を減圧下留去した。残留物を塩化メチ
レン(30ml)に溶解し、この溶液を2−アミノベン
ゼンスルホンアミド2.66g(15.4mmol)の
ピリジン(50ml)溶液に氷冷下滴下し、さらに18
時間室温で撹拌後、塩化メチレンを減圧下留去した。残
留物を酢酸エチルに溶解し、1N塩酸水溶液、水及び飽
和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、
溶媒を減圧下留去した。得られた粗結晶をメタノ−ルで
洗浄し、標記化合物5.10g(収率80.0%)を得
た。
【0202】NMR(DMSO−d6 )δ:5.33
(2H,s),729−7.36(2H,m),7.5
0−7.58(3H,m),7.65(1H,ddd,
J=8Hz,8Hz,2Hz),7.69(2H,d,
J=8Hz),7.78(2H,d,J=8Hz),
7.90(1H,dd,J=8Hz,2Hz),8.4
7(1H,dd,J=8Hz,1Hz) EI−MS(m/z,%):450(m+,68),3
71(100),279(100),159(100) IR(ν,cm-1,KBr):1678,1586,1
538,1326,1066 融点:169−170℃
【0203】実施例32:N−[2−[3−(4−トリ
フルオロメチルベンジルオキシ)ベンズアミド]ベンゼ
ンスルホニル]アセトアミド
【0204】
【化43】
【0205】窒素気流下0℃で、参考例8で製造した3
−(4−トリフルオロメチルベンジルオキシ)−N−
(2−スルファモイルフェニル)ベンズアミド451m
g(1.00mmol)及び4−ジメチルアミノピリジ
ン249mg(2.00mmol)の無水テトラヒドロ
フラン(10ml)溶液に無水酢酸0.11ml(1.
10mmol)を加え、室温で1時間撹拌後、溶媒を減
圧下留去した。残留物を酢酸エチルに溶解し、水、硫酸
水素カリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水
硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残留
物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−で精製し、標
記化合物476mg(収率96.7% )を得た。
【0206】NMR(CDCl3 )δ:2.05(3
H,s),5.21(2H,s),7.16(1H,d
dd,J=8Hz,J=2Hz,J=1Hz),7.2
6(1H,ddd,J=8Hz,8Hz,2Hz),
7.42(1H,dd,J=8Hz,8Hz),7.5
7(2H,d,J=8Hz),7.65−7.74(5
H,m),7.96(1H,dd,J=8Hz,2H
z),8.30(1H,br−s),8.73(1H,
dd,J=8Hz,1Hz),10.44(1H,br
−s) EI−MS (m/ z,% ):492(m+,3),370
(35),279(92),159(100),121
(22) IR(ν,cm-1,KBr):3372,3124,2
880,1724,1678,1614,1588,1
546 融点:164−165℃
【0207】実施例33:N−[2−[3−(4−トリ
フルオロメチルベンジルオキシ)ベンズアミド]ベンゼ
ンスルホニル]ヘキサンアミド
【0208】
【化44】
【0209】窒素気流下0℃で、参考例8で製造した3
−(4−トリフルオロメチルベンジルオキシ)−N−
(2−スルファモイルフェニル)ベンズアミド451m
g(1.00mmol)及び4−ジメチルアミノピリジ
ン249mg(2.00mmol)の無水テトラヒドロ
フラン(10ml)溶液にヘキサノイルクロリド0.1
6ml(1.10mmol)を加え、室温で1時間撹拌
後、溶媒を減圧下留去した。残留物を酢酸エチルに溶解
し、水、硫酸水素カリウム水溶液及び飽和食塩水で順次
洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留
去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−
で精製し、標記化合物439mg(収率80.0% )を
得た。
【0210】NMR(CDCl3 )δ:0.82(3
H,t,J=7Hz),1.21(4H,m),1.5
5(2H,m),2.23(2H,t,J=7Hz),
5.21(2H,s),7.17(1H,ddd,J=
8Hz,2Hz,1Hz),7.26(1H,ddd,
J=8Hz,8Hz,2Hz),7.43(1H,d
d,J=8Hz,8Hz),7.57(2H,d,J=
8Hz),7.63−7.72(5H,m),7.98
(1H,dd,J=8Hz,2Hz),8.02(1
H,br−s),8.74(1H,dd,J=8Hz,
1Hz),10.46(1H,br−s) EI−MS (m/ z,% ):548(m+,25),37
0(50),279(100),159(96),12
1(25) IR(ν,cm-1,KBr):3380,3080,2
960,2932,2872,1708,1660,1
584,1540 融点:142−143℃
【0211】実施例34:N−[2−[3−(4−トリ
フルオロメチルベンジルオキシ)ベンズアミド]ベンゼ
ンスルホニル]デカンアミド
【0212】
【化45】
【0213】窒素気流下0℃で、参考例8で製造した3
−(4−トリフルオロメチルベンジルオキシ)−N−
(2−スルファモイルフェニル)ベンズアミド451m
g(1.00mmol)及び4−ジメチルアミノピリジ
ン249mg(2.00mmol)の無水テトラヒドロ
フラン(10ml)溶液にデカノイルクロリド0.24
ml(1.10mmol)を加え、室温で1時間撹拌
後、溶媒を減圧下留去した。残留物を酢酸エチルに溶解
し、水、硫酸水素カリウム水溶液及び飽和食塩水で順次
洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留
去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−
で精製し、標記化合物512mg(収率84.6% )を
得た。
【0214】NMR(CDCl3 )δ:0.86(3
H,t,7Hz),1.16−12.8(12H,
m),1.53(2H,m),2.23(2H,t,J
=7Hz),5.21(2H,s),7.16(1H,
ddd,J=8Hz,2Hz,1Hz),7.26(1
H,ddd,J=8Hz,8Hz,2Hz),7.43
(1H,dd,J=8Hz,8Hz),7.58(2
H,d,8Hz),7.63−7.73(5H,m),
7.97(1H,dd,J=8Hz,2Hz),8.2
5(1H,br−s),8.73(1H,dd,J=8
Hz,1Hz),10.47(1H,br−s) EI−MS (m/ z,% ):604(m+,28),37
0(57),279(100),159(82) IR(ν,cm-1,KBr):3372,3036,2
924,2852,2788,1702,1666,1
606,1588,1544 融点:164℃
【0215】参考例9:3−ヘプチルオキシ−N−(2
−スルファモイルフェニル)ベンズアミド
【0216】
【化46】
【0217】3−ヘプチルオキシ安息香酸3g(12.
5mmol)及び塩化チオニル3mlのベンゼン(30
ml)溶液を2時間加熱還流後、溶媒を減圧下留去し
た。残留物を塩化メチレン(30ml)に溶解し、この
溶液を2−アミノベンゼンスルホンアミド2.50g
(14.5mmol)のピリジン(50ml)溶液に氷
冷下滴下し、さらに18時間室温で撹拌後、塩化メチレ
ンを減圧下留去した。残留物を酢酸エチルに溶解し、1
N塩酸水溶液、水及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫
酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。得られ
た粗結晶をアセトニトリルで再結晶し、標記化合物3.
00g(収率60.0%)を得た。
【0218】NMR(DMSO−d6 )δ:0.87
(3H,t,J=7Hz),1.22−1.50(8
H,m),1.70−1.80(2H,m),4.41
(2H,t,J=7Hz),7.17−7.23(1
H,m),7.33(1H,ddd,J=8Hz,8H
z,2Hz),7.77(2H,s),7.90(1
H,dd,J=8Hz,2Hz),8.48(1H,
d,J=8Hz),10.38(1H,s) EI−MS(m/z,%):390(m+,82),3
11(43),310(100),219(100) IR(ν,cm-1,KBr):1674,1612,1
586,1544,1336,1140 融点:112−113℃
【0219】実施例35:N−[2−(3−ヘプチルオ
キシベンズアミド)ベンゼンスルホニル]アセトアミド
【0220】
【化47】
【0221】窒素気流下0℃で、参考例9で製造した3
−ヘプチルオキシ−N−(2−スルファモイルフェニ
ル)ベンズアミド391mg(1.00mmol)及び
4−ジメチルアミノピリジン249mg(2.00mm
ol)の無水テトラヒドロフラン(10ml)溶液に無
水酢酸0.11ml(1.10mmol)を加え、室温
で1時間撹拌後、溶媒を減圧下留去した。残留物を酢酸
エチルに溶解し、水、硫酸水素カリウム水溶液及び飽和
食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶
媒を減圧下留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィ−で精製し、標記化合物411mg(収率9
5.0% )を得た。
【0222】NMR(DMSO−d6 )δ:0.87
(3H,t,J=7Hz),1.35(8H,m),
1.68(3H,s),1.75(2H,m),4.0
4(2H,t,J=6Hz),7.10−7.15(2
H,m),7.38−7.46(2H,m),7.57
−7.64(2H,m),7.75(1H,dd,J=
8Hz,2Hz),8.34(1H,dd,J=8H
z,1Hz),11.51(1H,s) EI−MS (m/ z,% ):432(m+,7),310
(31),219(100),121(12) IR(ν,cm-1,KBr):2928,2856,1
684,1586,1552,1494 融点:194−195℃
【0223】実施例36:N−[2−(3−ヘプチルオ
キシベンズアミド)ベンゼンスルホニル]ヘキサンアミ
【0224】
【化48】
【0225】窒素気流下0℃で、参考例9で製造した3
−ヘプチルオキシ−N−(2−スルファモイルフェニ
ル)ベンズアミド390mg(1.00mmol)及び
4−ジメチルアミノピリジン249mg(2.00mm
ol)の無水テトラヒドロフラン(10ml)溶液にヘ
キサノイルクロリド0.16ml(1.10mmol)
を加え、室温で1時間撹拌後、溶媒を減圧下留去した。
残留物を酢酸エチルに溶解し、水、硫酸水素カリウム水
溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウム
で乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残留物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィ−で精製し、標記化合物412
mg(収率84.4% )を得た
【0226】NMR(DMSO−d6 )δ:0.76
(3H,t,J=7Hz),0.87(3H,d,J=
7Hz)1.12(4H,m),1.26−1.47
(10H,m),1.75(2H,m),1.92(2
H,m),4.03(2H,t,J=6Hz),7.1
0−7.15(2H,m),7.38−7.46(2
H,m),7.58(1H,ddd,J=8Hz,2H
z,1Hz),7.65(1H,dd,J=2Hz,1
Hz)7.74(1H,dd,J=8Hz,2Hz),
8.34(1H,dd,J=8Hz,1Hz),11.
46(1H,s) EI−MS (m/ z,% ):488(m+,2),310
(12),219(69),196(100),121
(40) IR(ν,cm-1,KBr):2928,2860,1
684,1594,1552,1494 融点:200−201℃
【0227】実施例37:N−[2−(3−ヘプチルオ
キシベンズアミド)ベンゼンスルホニル]デカンアミド
【0228】
【化49】
【0229】窒素気流下0℃で、参考例9で製造した3
−ヘプチルオキシ−N−(2−スルファモイルフェニ
ル)ベンズアミド390mg(1.00mmol)及び
4−ジメチルアミノピリジン249mg(2.00mm
ol)の無水テトラヒドロフラン(10ml)溶液にデ
カノイルクロリド0.24ml(1.10mmol)を
加え、室温で1時間撹拌後、溶媒を減圧下留去した。残
留物を酢酸エチルに溶解し、水、硫酸水素カリウム水溶
液及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで
乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残留物をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィ−で精製し、標記化合物495m
g(収率91.0% )を得た
【0230】NMR(DMSO−d6 )δ:0.84
(6H,m),1.04−1.47(2H,m),1.
75(2H,m),1.91(2H,t,J=7H
z),4.04(2H,t,J=6Hz),7.10−
7.15(2H,m),7.38−7.46(2H,
m),7.58(1H,d,J=8Hz),7.66
(1H,dd,J=2Hz,1Hz)7.74(1H,
dd,J=8Hz,2Hz),8.34(1H,dd,
J=8Hz,1Hz),11.43(1H,s) EI−MS(m/ z,% ):544(m+,2),31
0(21),219(100),121(36) IR(ν,cm-1,KBr):2928,2856,1
684,1592,1552,1494 融点:172−174℃
【0231】参考例10:4−フェニルエチニル−N−
(2−スルファモイルフェニル)ベンズアミド
【0232】
【化50】
【0233】4−フェニルエチニル安息香酸3.00g
(13.5mmol)及び塩化チオニル2mlのベンゼ
ン(30ml)溶液を2時間加熱還流後、溶媒を減圧下
留去した。残留物を塩化メチレン(30ml)に溶解
し、この溶液を2−アミノベンゼンスルホンアミド2.
32g(13.50mmol)のピリジン(50ml)
溶液に氷冷下滴下し、さらに18時間室温で撹拌後、塩
化メチレンを減圧下留去した。残留物を酢酸エチルに溶
解し、1N塩酸水溶液、水及び飽和食塩水で順次洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去し
た。残留物を酢酸エチル−ヘキサンで再結晶し、標記化
合物4.00g(収率78.7% )を得た。
【0234】NMR(DMSO−d6 )δ:7.34−
7.39(1H,m),7.44−7.50(3H,
m),7.58−7.70(3H,m),7.77(2
H,d,J=8Hz),7.92(1H,dd,J=8
Hz,1Hz),7.97(2H,d,J=8Hz),
8.44(1H,d,J=8Hz),10.50(1
H,b r−s)
【0235】実施例38:N−[2−(4−フェニルエ
チニルベンズアミド)ベンゼンスルホニル]アセトアミ
【0236】
【化51】
【0237】窒素気流下0℃で、参考例10で製造した
4−フェニルエチニル−N−(2−スルファモイルフェ
ニル)ベンズアミド500mg(1.30mmol)及
び4−ジメチルアミノピリジン320mg(2.60m
mol)の無水テトラヒドロフラン(10ml)溶液に
無水酢酸0.15ml(1.60mmol)を加え、室
温で1時間撹拌後、溶媒を減圧下留去した。残留物を酢
酸エチルに溶解し、水、硫酸水素カリウム水溶液及び飽
和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、
溶媒を減圧下留去した。残留物をメタノールで再結晶
し、標記化合物430mg(収率77.6% )を得た。
【0238】NMR(CDCl3 )δ:2.07(3
H,s),7.24−7.30(1H,m),7.34
−7.40(3H,m),7.53−7.60(2H,
m),7.65(2H,d,J=8Hz),7.66−
7.72(1H,m),7.99(1H,dd,J=
8,1Hz),8.03(2H,d,J=8Hz),
8.42(1H,dd,J=8,1Hz),10.47
(1H,s) IR(ν,cm-1,KBr):3384,1712,1
658,1588,1538,1342,1172,7
64 EI−MS (m/ z,% ):418(m+,25),29
6(13),267(3),205(100),176
(22) 融点:214−215℃
【0239】実施例39:N−[2−(4−フェニルエ
チニルベンズアミド)ベンゼンスルホニル]ヘキサンア
ミド
【0240】
【化52】
【0241】窒素気流下0℃で、参考例10で製造した
4−フェニルエチニル−N−(2−スルファモイルフェ
ニル)ベンズアミド500mg(1.30mmol)及
び4−ジメチルアミノピリジン320mg(2.60m
mol)の無水テトラヒドロフラン(10ml)溶液に
ヘキサノイルクロリド0.20ml(1.46mmo
l)を加え、室温で1時間撹拌後、溶媒を減圧下留去し
た。残留物を酢酸エチルに溶解し、水、硫酸水素カリウ
ム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残留物をシリカ
ゲルクロマトグラフィ−で精製し、標記化合物460m
g(収率74.6% )を得た。
【0242】NMR(CDCl3 )δ:0.84(3
H,t,J=7Hz),1.16−1.30(4H,
m),1.52−1.60(2H,m),2.24(2
H,t,J=7Hz),7.24−7.29(1H,
m),7.35−7.40(3H,m),7.54−
7.59(2H,m),7.65(2H,d,J=8H
z),7.66−7.72(1H,m),7.98(1
H,dd,J=8Hz,1Hz),8.04(2H,
d,J=8Hz),8.16(1H,b r−s),8.
74(1H,dd,J=8Hz,1Hz),10.49
(1H,s) IR(ν,cm-1,KBr):3372,2956,1
712,1662,1590,1440,1340,1
142,766 EI−MS (m/ z,% ):474(m+,22),37
6(3),296(16),267(3),205(1
00),176(17) 融点:175−176℃
【0243】実施例40:N−[2−(4−フェニルエ
チニルベンズアミド)ベンゼンスルホニル]デカンアミ
【0244】
【化53】
【0245】窒素気流下、参考例10で製造した4−フ
ェニルエチニル−N−(2−スルファモイルフェニル)
ベンズアミド500mg(1.30mmol)及び4−
ジメチルアミノピリジン320mg(2.60mmo
l)の無水テトラヒドロフラン(10ml)溶液にデカ
ノイルクロリト 0.30ml(1.46mmol)を
加え、室温で1時間撹拌後、溶媒を減圧下留去した。残
留物を酢酸エチルに溶解し、水、硫酸水素カリウム水溶
液及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで
乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残留物をシリカゲルク
ロマトグラフィ−で精製し、標記化合物540mg(収
率76.4% )を得た。
【0246】NMR(CDCl3 )δ:0.86(3
H,t,J=7Hz),1.18−1.32(12H,
m),1.50−1.62(4H,m),2.24(2
H,t,J=7Hz),7.24−7.29(1H,
m),7.35−7.40(3H,m),7.54−
7.58(2H,m),7.65(2H,d,J=8H
z),7.66−7.72(1H,m),7.98(1
H,dd,J=8Hz,1Hz),8.04(2H,
d,J=8Hz),8.16(1H,b r−s),8.
74(1H,dd,J=8Hz,1Hz),10.49
(1H,s) IR(ν,cm-1,KBr):3368,2956,1
712,1660,1588,1540,1442,1
340,1144,764 EI−MS (m/ z,% ):530(m+,21),37
6(5),296(18),267(3),205(1
00),176(14) 融点:155−156℃
【0247】実施例41:N−[2−(4−フェニルエ
チニルベンズアミド)ベンゼンスルホニル]ピバルアミ
【0248】
【化54】
【0249】窒素気流下0℃で、参考例10で製造した
4−フェニルエチニル−N−(2−スルファモイルフェ
ニル)ベンズアミド400mg(1.06mmol)及
び4−ジメチルアミノピリジン260mg(2.12m
mol)の無水テトラヒドロフラン(10ml)溶液に
ピバロイルクロリド0.16ml(1.31mmol)
を加え、室温で1時間撹拌した後、溶媒を減圧下留去し
た。残留物を酢酸エチルに溶解し、水、硫酸水素カリウ
ム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残留物をシリカ
ゲルクロマトグラフィ−で精製し、標記化合物360m
g(収率73.0%)を得た。
【0250】NMR(CDCl3 )δ:1.15(9
H,s),7.27(1H,ddd,J=8Hz,8H
z,2Hz),7.32−7.42(3H,m),7.
52−7.60(2H,m),7.65−7.72(3
H,m),7.97(1H,dd,J=8Hz,2H
z),8.04(2H,dd,J=9Hz,2Hz),
8.23(1H,b r−s),8.73(1H,dd,
J=8Hz,2Hz),10.47(1H,s) IR(ν,cm-1,KBr):2220,1712,1
680,1606,1588,1532,1474,1
440,1256,1108 EI−MS(m/z,%):460(m+,55),2
96(34),205(100),176(30) 融点:236−237
【0251】実施例42:3−メチル−N−[2−(4
−フェニルエチニルベンズアミド)ベンゼンスルホニ
ル]−2−ブテンアミド
【0252】
【化55】
【0253】窒素気流下0℃で、参考例10で製造した
4−フェニルエチニル−N−(2−スルファモイルフェ
ニル)ベンズアミド300mg(0.80mmol)及
び4−ジメチルアミノピリジン195mg(1.60m
mol)の無水テトラヒドロフラン(10ml)溶液に
3,3−ジメチルアクロイルクロリド0.10ml
(0.96mmol)を加え、室温で1時間撹拌した
後、溶媒を減圧下留去した。残留物を酢酸エチルに溶解
し、水、硫酸水素カリウム水溶液及び飽和食塩水で順次
洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留
去した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィ−で精製
し、標記化合物183mg(収率50.0%)を得た。
【0254】NMR(CDCl3 )δ:1.55(3
H,s),1.88(3H,s),5.51(1H,
s),7.27(1H,ddd,J=8Hz,8Hz,
2Hz),7.37−7.41(3H,m)7.55−
7.59(2H,m),7.64−7.60(3H,
m),7.93(1H,b r−s),8.00(1H,
dd,J=8Hz,2Hz),8.07(2H,dd,
J=8Hz,2Hz),8.72(1H,dd,J=8
Hz,2Hz),10.60(1H,s) IR(ν,cm-1,KBr):2216,1698,1
684,1658,1644,1608,1442,1
334,1300,1118 EI−MS(m/z,%)458(m+,65),37
6(15),296(39),205(100),17
6(52) 融点:187−188℃
【0255】実施例43:trans−N−[2−(4
−フェニルエチニルベンズアミド)ベンゼンスルホニ
ル]−2,4−ヘキサジエンアミド
【0256】
【化56】
【0257】窒素気流下0℃で、参考例10で製造した
4−フェニルエチニル−N−(2−スルファモイルフェ
ニル)ベンズアミド300mg(0.80mmol)及
び4−ジメチルアミノピリジン195mg(1.60m
mol)の無水テトラヒドロフラン(10ml)溶液に
2,4−ヘキサジエノイルクロリド0.10ml(0.
96mmol)を加え、室温で1時間撹拌した後、溶媒
を減圧下留去した。残留物を酢酸エチルに溶解し、水、
硫酸水素カリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、
無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。
得られた粗結晶をメタノ−ルで再結晶し、標記化合物1
80mg(収率48.0%)を得た。
【0258】NMR(CDCl3 )δ:1.86(3
H,d,J=6Hz),5.65(1H,d,J=15
Hz),6.10−6.26(2H,m),7.22−
7.30(2H,m),7.34−7.40(3H,
m),7.54−7.59(2H,m),7.64−
7.70(3H,m),7.99(1H,dd,J=8
Hz,2Hz),8.02(1H,b r−s),8.0
6−8.10(2H,m),8.75(1H,dd,J
=8Hz,2Hz),10.61(1H,s) IR(ν,cm-1,KBr):2220,1698,1
668,1640,1590,1538,1474,1
440,1346,1160 EI−MS(m/z,%):470(m+,39),3
60(24),296(40),205(100),1
76(100),151(42) 融点:208−209℃
【0259】実施例44:trans−N−[2−(4
−フェニルエチニルベンズアミド)ベンゼンスルホニ
ル]−3−ヘキセンアミド
【0260】
【化57】
【0261】窒素気流下0℃で、3−ヘキセン酸149
mg(1.30mmol)及び4−ジメチルアミノピリ
ジン532mg(4.35mmol)の無水テトラヒド
ロフラン(10ml)にトシル酸クロリド249mg
(1.30mmol)を加え、1時間撹拌した。次いで
参考例10で製造した4−フェニルエチニル−N−(2
−スルファモイルフェニル)ベンズアミド300mg
(0.80mmol)を加え、室温で1時間撹拌した
後、溶媒を減圧下留去した。残留物を酢酸エチルに溶解
し、水、硫酸水素カリウム水溶液及び飽和食塩水で順次
洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留
去した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィ−で精製
し、標記化合物250mg(収率65.0%)を得た。
【0262】NMR(CDCl3 )δ:0.97(3
H,t,J=7Hz),2.00−2.10(2H,
m),2.98(2H,d,J=7Hz),5.34−
5.42(1H,m),5.65−5.72(1H,
m),7.27(1H,ddd,J=8Hz,8Hz,
2Hz),7.35−7.41(3H,m),7.53
−7.59(2H,m),7.63−7.72(3H,
m),7.97(1H,dd,J=8Hz,2Hz),
8.04(2H,dd,J=8Hz,2Hz),8.2
3(1H,b r−s),8.73(1H,dd,J=8
Hz,2Hz)10.45(1H,s) IR(ν,cm-1,KBr):2220,1718,1
660,1602,1590,1538,1444,1
430,1340,1128 EI−MS(m/z,%):470(m+,71),3
60(19),296(39),205(100),1
76(76),151(32) 融点:185.5−186.5℃
【0263】実施例45:3−ベンジルオキシ−N−
[2−[(フェニルオキシカルボニルアミノ)スルホニ
ル]フェニル]ベンズアミド
【0264】
【化58】
【0265】窒素気流下0℃で、参考例1で製造した3
−ベンジルオキシ−N−(2−スルファモイルフェニ
ル)ベンズアミド1g(2.60mmol)及び4−ジ
メチルアミノピリジン702mg(5.75mmol)
の無水テトラヒドロフラン(10ml)溶液にクロロ炭
酸フェニル0.36ml(2.87mmol)を加え、
室温で1時間撹拌した後、溶媒を減圧下留去した。残留
物を酢酸エチルに溶解し、水、硫酸水素カリウム水溶液
及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾
燥後、溶媒を減圧下留去した。残留物をアセトニトリル
で再結晶して、標記化合物1.00g(収率77.0
%)を得た。
【0266】NMR(CDCl3 )δ:5.10(2
H,s),6.98−7.01(2H,m),7.14
−7.21(2H,m),7.24−7.32(4H,
m),7.33−7.46(5H,m)7.55(1
H,ddd,J=8Hz,2Hz,1Hz),7.60
(1H,dd,J=2Hz,1Hz),7.71(1
H,ddd,J=8,8,2Hz),7.80(1H,
b r−s),8.07(1H,dd,J=8Hz,2H
z),8.78(1H,dd,J=8Hz,1Hz)1
0.33(1H,s) IR(ν,cm-1,KBr):1762,1664,1
582,1534,1462,1442,1360,1
164 FAB−MS(neg:m/z,%):501([M−
H]+27),407(38),381(100) 融点:163−164℃
【0267】実施例46:3−ベンジルオキシ−N−
[2−[[(ブチルアミノ)カルボニルアミノ]スルホ
ニル]フェニル]ベンズアミド
【0268】
【化59】
【0269】実施例45で製造した3−ベンジルオキシ
−N−[2−[(フェニルオキシカルボニルアミノ)ス
ルホニル]フェニル]ベンズアミド200mg(0.4
0mmol)及びブチルアミン0.09ml(0.88
mmol)のベンゼン(10ml)溶液を2時間加熱還
流した。反応溶液を酢酸エチルに溶解し、水、硫酸水素
カリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残留物を
アセトニトリルで再結晶して、標記化合物130mg
(収率68.0%)を得た。
【0270】NMR(CDCl3 )δ:0.83(3
H,t,J=7Hz),1.14−1.29(2H,
m),1.31−1.37(2H,m),2.98(2
H,dt,J=7,7Hz),5.14(2H,s),
6.11(1H,b r−s),7.16(1H,dd
d,J=8Hz,2Hz,1Hz),7.23(1H,
ddd,J=8Hz,8Hz,1Hz),7.31−
7.42(5H,m),7.45(2H,dd,J=
8,2Hz),7.53(1H,d,J=8Hz),
7.63−7.69(2H,m),7.85(1H,d
d,J=8Hz,2Hz),8.38(1H,b r−
s),8.70(1H,dd,J=8Hz,J=1H
z),10.13(1H,s) IR(ν,cm-1,KBr):1698,1650,1
580,1538,1484,1450,1330,1
166 FAB−MS(neg:m/z,%):480([M−
H]+100),381(27) 融点:177−178℃
【0271】実施例47:3−ベンジルオキシ−N−
[2−[[(オクチルアミノ)カルボニルアミノ]スル
ホニル]フェニル]ベンズアミド
【0272】
【化60】
【0273】実施例45で製造した3−ベンジルオキシ
−N−[2−[(フェニルオキシカルボニルアミノ)ス
ルホニル]フェニル]ベンズアミド200mg(0.4
0mmol)及びオクチルアミン0.15ml(0.8
8mmol)のベンゼン(10ml)溶液を2時間加熱
還流した。反応溶液を酢酸エチルに溶解し、水、硫酸水
素カリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫
酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残留物
をシリカゲルクロマトグラフィ−で精製し、標記化合物
210mg(収率98.0%)を得た。
【0274】NMR(CDCl3 )δ:0.88(3
H,t,J=7Hz),1.10−1.40(12H,
m),3.00(2H,dt,J=7,7Hz),5.
14(2H,s),6.15(1H,b r−s),7.
17(1H,ddd,J=8Hz,2Hz,1Hz),
7.23(1H,ddd,J=8Hz,8Hz,1H
z),7.31−7.42(5H,m),7.46(2
H,d,J=8Hz),7.53(1H,d,J=8H
z),7.62−7.70(2H,m),7.86(1
H,dd,J=8Hz,2Hz),8.07(1H,b
r−s),8.71(1H,d,J=8Hz),10.
11(1H,s) IR(ν,cm-1,KBr):1702,1650,1
580,1540,1450,1356,1332,1
164 FAB−MS(neg:m/z,%):536([M−
H]+63),368(70),272(100) 融点:124−125℃
【0275】薬理試験例1:ACC阻害活性の測定 1.ACCの精製 12週齢の雄性SD系ラットを2日間絶食後、高ショ糖
食(67%sucrose,17.1%casein,
9.8%cellulose,5%salt,0.1%
choline chloride,1%vitami
ns)を2日間与え、エーテル麻酔下に断頭、放血を行
った後、速やかに肝臓を取り出した。氷冷した緩衝液A
(225mM mannitol,75mM sucr
ose,10mM Tris/HCl(pH7.5),
0.05mM EDTA−2Na,5mM potas
sium citrate,2.5mM MnCl2
10mg/l aprotinin,10mg/l l
eupeptin,10mg/l antitryps
in)中でこの肝臓を細切し、水分を除去した後、5m
l/gになるように緩衝液Aを加え、ポリトロンホモジ
ナイザーで4分間ホモジナイズした。これを、1,00
0gで10分間遠心分離した後、上清を17,000g
で10分間高速遠心分離した。
【0276】得られた上清を35%になるように硫酸ア
ンモニウムを加え、45分間攪拌し、17,000gで
10分間高速遠心分離した。得られた沈殿に100ml
の緩衝液B(100mM Tris/HCl(pH7.
5),0.5M NaCl,1mM EDTA−2N
a,0.1mM DTT,10%glycerol,1
0mg/l aprotinin,10mg/l le
upeptin,10mg/l antitrypsi
n)を加え、40,000gで20分間超遠心分離を行
い、上清を150倍容の緩衝液C(100mM Tri
s/HCl(pH7.5),0.5M NaCl,1m
M EDTA−2Na,0.1mM DTT,10%g
lycerol)で一晩透析し、5μM径のフィルター
で濾過を行った。濾液をビオチンアフィニティーカラム
にアプライし、緩衝液Bで洗浄した後に、5mMビオチ
ンを含む緩衝液BでACCを溶出した。
【0277】2.ACC阻害活性の測定 前記実施例で製造した化合物をそれぞれDMSOに溶解
し、ガラスバイアルに入れ、250μlのACCを含む
試薬1(40mM Tris/HCl(pH7.5),
40mM MgCl2 ,40mM sodium ci
trate,2mM DTT,100μg/ml fa
tty acid free BSA)を加え、37℃
で30分間恒温槽で加温し、氷冷後に74kBqのNa
14CO 3 を含む250μlの試薬2(40mM Tr
is/HCl(pH7.5),2mM DTT,8mM
ATP,0.5mM acetyl CoA)を添加
し、更に37℃で10分間恒温槽で加温した後に0.1
mlの1N−HClを添加して反応を停止した。減圧下
でガラスバイアル中の水分を完全に除去後、ガラスバイ
アルに乳化シンチレーター(クリアゾルI)を添加し、
液体シンチレーションカウンターにて14Cの放射能を測
定した。各化合物の阻害活性(5.6×10 -6mol)
は以下の式により算出した。
【0278】阻害活性率(%)=(1−被験薬添加時の
放射能/被験薬非添加時の放射能)×100 その結果を表1に示す。
【0279】薬理試験2:細胞内脂肪酸合成に対する阻
害活性(FA生合成阻害活性)の測定 前記実施例で製造した化合物をそれぞれDMSOで溶解
し、実験培養液(DMEM, 0.05μg/ mlIns
ulin、0.1mg/mlglucose,18.5
kBq/ml[14C]−glucose)に添加した。
0.75×10 6 cells/mlに調製した。またH
epG2細胞を、12wellplateに1ml/w
ellで播種し、5%CO2 , 37℃で一晩培養後(培
溶液:DMEM、4.5g/ml、グルコース、10%
FBS)の細胞をPBS(−)緩衝液にて2度洗浄し、
実験培養液を0.5ml/wellで添加した後、5%
CO2 , 37℃で3時間培養した。培養後、氷冷したP
BS(−)緩衝液で細胞を2度洗浄し、かきとった細胞
の脂質を脂質抽出液(クロロホルム:メタノール=2:
1)にて抽出した。抽出物にエタノール2.5mlおよ
び33%水酸化カリウム0.1mlを加えて70℃で1
時間湯浴した。この反応物から再び脂質を抽出し、抽出
物をシリカゲル薄層板に適用した。これを展開液(ヘキ
サン:ジエチルエーテル:酢酸= 80:20:1)にて
展開後、脂肪酸のヨウ素発色部位を採取し、その放射能
を液体シンチレーションカウンターにて測定した。各化
合物の阻害活性%(3.0×10-5M)を求めた。その
結果を表1に示す。
【0280】
【表1】
【0281】
【表2】
【0282】
【発明の効果】上記したように、本発明は心筋梗塞、脳
梗塞、糖尿病等の成人病のリスクファクターとなる内臓
脂肪症候群の治療に有効なACC活性阻害剤としての上
記一般式(I)で表される新規なアシルスルホンアミド
誘導体を提供するものであり、その医療上の効果は多大
なものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 31/44 A61K 31/44 31/455 31/455 C07D 213/81 C07D 213/81 213/82 213/82 307/68 307/68 333/38 333/38 (72)発明者 中村 隆 東京都中央区日本橋浜町2丁目62番5号 富士レビオ株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 【化1】 で表されるアシルスルホンアミド誘導体(式中、R1
    置換もしくは無置換のC1 〜C12のアルキル基、置換も
    しくは無置換のC2 〜C12のアルケニル基、置換もしく
    は無置換のC2 〜C12のアルキニル基、または置換もし
    くは無置換のC1 〜C12のアルコキシ基を示し、 R2 は水素原子、水酸基、メルカプト基、置換もしくは
    無置換のC1 〜C6のアルコキシ基、置換もしくは無置
    換のC1 〜C6 のアルキルチオ基、ニトロ基、ハロゲン
    原子、トリクロロメチル基、トリフルオロメチル基、ま
    たはシアノ基示し、 R3 は置換もしくは無置換のC1 〜C20のアルキル基、
    置換もしくは無置換のC2 〜C20のアルケニル基、置換
    もしくは無置換のC2 〜C20のアルキニル基、置換もし
    くは無置換の芳香族炭化水素基、置換もしくは無置換の
    芳香族複素環基、置換アミノ基、置換もしくは無置換の
    1 〜C20のアルコキシ基、置換もしくは無置換のC2
    〜C20のアルケニルオキシ基、置換もしくは無置換のC
    2 〜C20のアルキニルオキシ基、R4 O−で表される基
    (式中、R4 は置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基
    または置換もしくは無置換の芳香族複素環基である。)
    を示し、 Yは−CH=CH−、−N=CH−、−CH=N−で表
    される基、硫黄原子または酸素原子を示し、 環Aは置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基、置換も
    しくは無置換の芳香族複素環基または置換もしくは無置
    換の環状アルキル基を示す。)。
  2. 【請求項2】 環Aが1,2位に置換位置を有する芳香
    族炭化水素基、1,2位に置換位置を有する芳香族複素
    環基または1,1位に置換位置を有する環状アルキル基
    である請求項1記載のアシルスルホンアミド誘導体。
  3. 【請求項3】 R1 が置換もしくは無置換の芳香族炭化
    水素基または置換もしくは無置換の芳香族複素環基を置
    換基として有するC1 〜C4 のアルキル基、置換もしく
    は無置換の芳香族炭化水素基または置換もしくは無置換
    の芳香族複素環基を置換基として有するC2 〜C4 のア
    ルケニル基、置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基ま
    たは置換もしくは無置換の芳香族複素環基を置換基とし
    て有するC2 〜C4 のアルキニル基、または置換もしく
    は無置換の芳香族炭化水素基または置換もしくは無置換
    の芳香族複素環基を置換基として有するC1 〜C4 のア
    ルコキシ基である請求項2記載のアシルスルホンアミド
    誘導体。
  4. 【請求項4】 R1 が無置換のC5 〜C12のアルキル
    基、無置換のC5 〜C 12のアルケニル基、無置換のC5
    〜C12のアルキニル基、または無置換のC5 〜C12のア
    ルコキシ基である請求項2記載のアシルスルホンアミド
    誘導体。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載のア
    シルスルホンアミド誘導体またはその薬理学的に許容さ
    れる塩を有効成分とする医薬。
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