JPH11171374A - 印字用ロール紙収納箱 - Google Patents

印字用ロール紙収納箱

Info

Publication number
JPH11171374A
JPH11171374A JP34276997A JP34276997A JPH11171374A JP H11171374 A JPH11171374 A JP H11171374A JP 34276997 A JP34276997 A JP 34276997A JP 34276997 A JP34276997 A JP 34276997A JP H11171374 A JPH11171374 A JP H11171374A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll paper
paper
storage box
hollow core
support member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34276997A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimi Tamura
芳美 田村
Seiichi Senoo
静一 妹尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP34276997A priority Critical patent/JPH11171374A/ja
Publication of JPH11171374A publication Critical patent/JPH11171374A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Unwinding Webs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報処理装置にて印字用ロール紙を活用する
場合に、ロール紙の回転が軽くスムーズに行われると共
に、収納箱への位置決め収納が容易な印字用ロール紙支
持部材をロール紙収納箱と共に提供する。 【解決手段】 ロール紙収納箱の中でロール紙を引き出
しやくすするロール紙支持部材の構造として、位置決め
部材と、ロール紙中空芯内に挿入されロール紙と共に回
転する回転支持部材と、位置決め部材と回転支持部材を
締結し、かつロール紙の回転軸となる締結軸を有するロ
ール紙支持部材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印字用ロール紙収
納箱、すなわちロール紙をワードプロセッサ用紙など情
報処理装置の印字用用紙として容易に使用できるように
箱体内に収納した印字用ロール紙収納箱に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、箱体に収納されて提供される印字
用ロール紙の場合、用紙の給紙トルクを均一に引き出す
必要から、使用時にロール紙を支持するための支軸部材
として、ロール紙の中空芯内に通す長軸や、矩形状の一
対の保持板材中央に立設した円柱状の軸部を、ロール紙
の両側から中空芯に嵌挿することでロール紙を保持する
ロール紙収納箱が求められ、実開平5−9957号公
報、実開平5−9958号公報および特開平8−217
295号公報などが先行技術として提案されている。
【0003】これら実開平5−9957号公報、実開平
5−9958号公報および特開平8−217295号公
報は、支軸部材を介して印字用ロール紙を箱体内部に収
納する構造を各々異なる方法で開示している。この支軸
部材を介して箱体内にロール紙を収納するための4通り
の従来技術を図10から図13を用いて説明する。
【0004】図10は実開平5−9957号公報に開示
された印字用ロール紙収納箱の一例を説明するための斜
視図である(従来例1)。この図では、両端にフランジ
部を持った長軸(103)を支軸部材とし、この長軸
(103)をロール紙(102)の中空芯内に貫通させ
ている。またフランジ部は箱体(101)の両側壁に接
合固定されている。なお、ロール紙(102)の先端
は、箱体(101)の側面に形成されたスリット状の開
口部から、上方に向けて引き出される。
【0005】図11は、実開平5−9958号公報に開
示された印字用ロール紙収納箱の一例を説明するための
斜視図である(従来例2)。ここでは、上記長軸(10
3)を伸縮自在のものとしている。この伸縮自在の長軸
(104)は、不使用時に縮めることができるので、ロ
ール紙(102)と共に箱体内に収納することができ
る。また使用時では、軸を伸展させてロール紙(10
2)の中空芯内に貫通させてロール紙(102)を支持
すると共に、軸の両端を箱体(101)の側面に固定さ
せる。
【0006】図12は、実開平5−9957号公報に開
示された印字用ロール紙収納箱の外の例を説明するため
の斜視図である(従来例3)。この図では、図10の長
軸(103)または図11の長軸(104)のかわり
に、一対の保持板(105)を利用する場合が示されて
いる。保持板(105)は、矩形状の板部材(105
a)と、該板部材の表面中央に立設した円柱状の軸部
(105b)とからなる。使用時には、軸部がお互いに
対向するようにして、軸部(105b)をロール紙の両
側から中空芯に嵌合挿入することにより、対向した2つ
の軸部(105b)をロール紙の支軸部材として、図1
0の箱体(101)に収納する。
【0007】特開平8−217295号公報は矩形状の
一対の保持板材中央に立設した円柱状の軸部をロール紙
の両側から中空芯に嵌挿することでロール紙を保持する
ロール状ペーパーの支軸部材とその収納箱について開示
されている。
【0008】図13は、特開平8−217295号公報
に開示されたロール状ペーパーの支軸部材の例を説明す
るための斜視図である(従来例4)。この図では、支軸
部材(130)は、収納箱の内面に接する位置決め部
(130a)と、該位置決め部に立設され、かつロール
状ペーパー芯部の内側面に当接して、前記ロール状ペー
パー(120)を回転自在に懸架するための軸部(13
0b)と、前記収納箱内の所定の位置に配置されるため
の位置出し部(130c)とが設けられている。使用時
には、軸部(130b)がお互いに対向するようにし
て、一対の支軸部材(130)を収納箱(110)の両
側内壁に配置し、かつ対向した2つの軸部(130b)
をロール状ペーパー芯部(120a)の内側面に当接さ
せる。また使用時には、支軸部材(130)に設けられ
た位置出し部(130c)を収納箱(110)の所定の
位置に配置する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開平
5−9957号公報や実開平5−9958号公報に開示
されたものでは、長軸や伸縮自在な複雑な軸を必要と
し、また箱体は、使用時に必要な強度よりもより強い材
料での成形を必要とする。また矩形状の板部材と、該部
材の表面中央に立設した円柱状の軸部とからなる支軸部
材については、長軸を使用する箱体よりも大きくなると
いう欠点がある。
【0010】また特開平8−217295号公報に開示
されたものでは、ロール状ペーパーの支持は該ロール状
ペーパーの芯部内側面を、支持部材から立設された軸部
で支えているが、ロール状ペーパーの回転に対して、該
軸部は回転することがなく、該芯部内側面と軸部は常に
摩擦を伴いながらロール紙が回転していることになる。
またロール状ペーパーの芯の紙管は切断により内面に不
揃いな凸部をなしていることが多く、従来方式の支軸部
材ではロール状ペーパーのスムースな回転ができない問
題がある。これによって、ロール紙の引き出しトルクが
大きく不規則になる欠点がある。
【0011】そして使用時には、支軸部材に設けられた
位置出し部を収納箱の所定の位置に配置しなければなら
ず、支軸部の形状が使用時の操作性、位置規制等に対し
て注意を要する必要がある。
【0012】本発明はこれらを解決するものであり、具
体的には保護シートで梱包されたロール紙と、そのロー
ル紙を支持する支持部材とをロール紙収納箱の中に同梱
して、ロール紙収納箱の寸法を支持部材同梱によってあ
まり大きくする事なく、簡単な作業でロール紙を支持で
きる構造を提供する。
【0013】また、このロール紙支持部材の構造にロー
ル紙の回転を軽くスムーズにする工夫を含める事で、情
報処理装置が印刷する時の用紙引き出しトルク変化を小
さく押さえる事を可能にする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1によれ
ば、ロール紙を収納する印字用ロール紙収納箱におい
て、ロール紙中空芯内に挿入しロール紙と共に回転する
回転支持部材と、前記回転指示部材を固定するためにロ
ール紙側面に配置される位置決め部材と、前記位置決め
部材と回転支持部材とを締結し、回転支持部材の回転中
心軸となる締結軸とにより、ロール紙の両端を支持する
一対の支持部を備えることにより上記課題を解決する。
【0015】本発明の請求項2によれば、前記位置決め
部材の中心位置と前記回転指示部材の中心位置を前記締
結軸により締結することにより上記課題を解決する。
【0016】本発明の請求項3によれば、前記回転指示
部材は折り曲げ可能な板状部材であり、ロール紙収納時
は折り曲げずに収納可能とし、使用時に回転指示部材の
折り起こし辺を折り起こしてロール紙中空芯内に挿入す
ることにより上記課題を解決する。
【0017】本発明の請求項4によれば、前記回転指示
部材はロール紙中空芯内に挿入される複数の折り起こし
辺と、ロール紙側面が前記位置決め部材に接触すること
を防止するロール紙中空芯端当たり辺とから構成するこ
とにより上記課題を解決する。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明において、工場出荷される
流通過程のロール紙支持部材はロール紙収納箱の内壁両
端に保護シートで梱包されたロール紙を挟む状態で同梱
されている。
【0019】末端ユーザにて、このロール紙収納箱のロ
ール紙をワードプロセッサなどの情報処理装置の印刷用
として活用する場合には、ロール紙収納箱を開けて、ロ
ール紙収納箱の内部から保護シートで梱包されたロール
紙とロール紙収納箱の内壁両端に同梱してある一対のロ
ール紙支持部材を取り出し、保護シートを開いてロール
紙を取り出し、一対のロール紙支持部材に付いている回
転支持部材の複数の折り起こし辺をすべて折り曲げて、
取り出したロール紙のロール紙中空芯に両端から挿入し
て、再度ロール紙収納箱に組み入れる。
【0020】そして、ロール紙の用紙端をロール紙収納
箱の用紙取り出し口から引き出してワードプロセッサな
どの情報処理装置の印刷可能な用紙搬入位置へ配置して
印刷を行う。
【0021】本発明の実施形態について、図面に基づい
て説明する。図1は、ロール紙収納箱(1)と収納物説
明の斜視図である。図1においてロール紙収納箱(1)
には、ロール紙(2)、該ロール紙を回転可能に支持す
るためのロール紙支持部材(3)が1対で収納されてい
る。またロール紙(2)は保管時の環境変化から記録用
紙を保護するために、保護シートで包装(図示していな
い)されている。ロール紙(2)の用紙先端はロール紙
収納箱(1)の側面に形成されたスリット状のロール紙
出口用開口部(1a)から引き出される。
【0022】図1のロール紙支持部材(3)はロール紙
(2)を使う時の形態を示しており、ロール紙(2)が
保護シートで包装されている時は後記(図2で説明)す
る板状で収納されている。なお、図1の(2a)はロー
ル紙の中空芯を示している。
【0023】図2はロール紙支持部材の保管時の構成を
説明した図である。図2(a)はロール紙支持部材
(3)の保管時の斜視図で、図2(b)はロール紙支持
部材(3)の保管時形状の断面図である。
【0024】図2にてロール紙支持部材(3)は3個の
部品より構成されている。つまり位置決め部材(31)
と、図1で示すロール紙中空芯(2a)に挿入され該芯
と共に回転する回転支持部材(32)と、回転支持部材
(32)と位置決め部材(31)を締結し、かつ回転支
持部材(32)の回転中心となる締結軸(33)から構
成されている。
【0025】また、ロール紙支持部材(3)の位置決め
部材(31)と回転支持部材(32)は段ボールやコー
ト紙などの多少厚みがある紙質や人間の手で屈曲可能な
硬質のプラスチックシートなど板状の部材を素材として
使えば簡単に目的の機能を実現する事が出来る。
【0026】回転支持部材(32)は、複数の折り起こ
し辺(32a)とロール紙中空芯端当たり辺(32b)
を持っている。保管時には図1で示すロール紙中空芯
(2a)に挿入する突起物となる回転支持部材の折り起
こし辺(32a)は位置決め部材(31)と平行に収め
られている。回転支持部材(32)の複数の該折り起こ
し辺(32a)は使用時には曲げ起こされロール紙中空
芯(2a)に強嵌合ぎみに挿入され、ロール紙と共に回
転する。また複数のロール紙中空芯端当たり辺(32
b)はロール紙中空芯端に当たり、ロール紙(2)が位
置決め部材(31)に接触して回転負荷が増加すること
を防止する。
【0027】本実施形態では回転支持部材の折り起こし
辺(32a)及びロール紙中空芯端当たり辺(32b)
は位置決め部材(31)の形状に合わして4組で構成し
ているが、各々の数は4に限定する必要はない。
【0028】図3はロール紙支持部材の使用時の構成を
説明した図である。図3(a)は使用時のロール紙支持
部材(3)の斜視図で、図3(b)はロール紙支持部材
(3)の使用時の形状の断面図である。
【0029】図1のロール紙中空芯(2a)に挿入され
る折り起こし辺(32a)の部分は折り起こされ図1の
斜視図と同じになっている。回転支持部材(32)の中
心は位置決め部材(31)の中心にあり、位置決め部材
(31)は回転中心を中心とした左右上下対象の矩形形
状となっているため、ロール紙(2)に装着した後ロー
ル紙収納箱1に収納する際、方向を気にする必要がな
い。なお、中心形状については後の図8で詳細に述べ
る。
【0030】図4は保管時のロール紙収納箱(1)の状
態を示す斜視図である。ロール紙(2)は先に述べた様
に流通時の環境の変化により劣化することを防止するた
めに保護紙にて包装されている。ロール紙支持部材
(3)は折り起こし辺(32a)が折り起こされない状
態でロール紙(2)の両側に収納されている。これによ
って、ロール紙収納箱の長さは保護紙にて包装されたロ
ール紙(2)の長さと板状のロール紙支持部材(3)2
枚が収納される長さとなり、ロール紙の中空芯に挿入さ
れる部分が折り起こされない分箱のスペースが少なくな
っている。
【0031】よって、保管時のロール紙収納箱(1)の
長さを少し大きくする事にてすべてを収納可能となり、
ロール紙支持部材(3)が収納される事による外形が大
きくなると言う問題は解決される。
【0032】図4にて、ロール紙収納箱(1)の開口部
用ミシン目(1b)はミシン目になっていて、ロール紙
収納箱(1)を開口することにより用紙のロール紙出口
用開口部(1a)となる。(1c)は開口部の谷折り線
を示す。保管時にはこのミシン目は開口されていない状
態である。
【0033】図5は保管時のロール紙収納箱の断面図で
ある。ロール紙支持部材(3)はロール紙(2)の両側
に収納されている。該ロール紙支持部材(3)はロール
紙(2)の片側に2個まとめて収納されてもよい。これ
により該ロール紙支持部材(3)をロール紙収納箱
(1)の片隅もしくは両側に収納することにより、ロー
ル紙収納箱(1)の補強材としての役割も果たす機能を
ロール紙収納箱(1)に持たす事が可能となる。
【0034】図6は使用時のロール紙収納箱の斜視図で
ある。図6ではロール紙(2)を包んでいる保護紙は取
り省かれ、ロール紙支持部材(3)は図3で示す様に折
り起こし辺(32a)が折り起こされてロール紙中空芯
(2a)に挿入され嵌合されている。また、ロール紙
(2)の先端(2b)はロール紙収納箱(1)の側面の
スリット状のロール紙出口用開口部(1a)より引き出
されている。この形状にてロール紙(2)の用紙端はワ
ードプロセッサなどの情報処理機器の用紙搬入口に挿入
され印刷目的に使われる事になる。
【0035】この状態を図14にて説明をしている。図
14はワードプロセッサにロール紙収納箱を接続して使
用している状態を示した図である。図14にてワードプ
ロセッサ(4)の手前にロール紙収納箱(1)を配置し
てロール紙(2)を引き出しワードプロセッサ(4)の
後方にある印刷部にロール紙(2)を挿入する事で行わ
れ、ロール紙(2)は本装置の印刷部の用紙搬入駆動部
のモータ回転力にて引き出される。
【0036】図7は使用時のロール紙収納箱の断面図で
ある。回転支持部材(32)の折り起こし辺(32a)
は、図6でも説明した様に折り起こされてロール紙中空
芯(2a)に挿入されている。また回転支持部材(3
2)のロール紙中空芯端当たり辺(32b)はロール紙
中空芯端に当たり、ロール紙(2)が位置決め部材(3
1)に接触して回転負荷が増加することを防止してい
る。ロール紙(2)の回転中心はロール紙支持部材
(3)の回転支持部材(32)の回転中心にあり、スム
ーズな回転となる。
【0037】図8(a)は、使用時に回転支持部材(3
2)のロール紙中空芯端当たり辺(32b)がロール紙
中空芯(2a)と当接していることを示す。ロール紙中
空芯端当たり辺(32b)はロール紙中空芯端に当た
り、ロール紙(2)が位置決め部材(31)に接触して
回転負荷が増加することをを防止する。
【0038】これをロール紙中空芯内半径(R1)と折
り起こし辺対角長の半径(R3)の関係で説明すると、
ロール紙中空芯内半径(R1)は折り起こし辺対角長の
半径(R3)はR1>R3の関係になり、出来る限りロ
ール紙中空芯(2a)と折り起こし辺(32a)は強く
嵌合して挿入される事が好ましいのは言うまでもない。
【0039】しかしながら、回転支持部材(32)は段
ボール等の紙質で構成されるために挿入時に萎縮するた
め、若干R1<R3の状態の方が好ましい場合も有り得
る。悪くとも、R1とR3は2mm以上の隙間がある
と、ロール紙の回転トルクに回転変動が発生するために
好ましくない状況が発生する。
【0040】なお、図2で事前に述べた回転支持部材
(32)の中心は位置決め部材(31)の中心の説明詳
細をこの図8にて行う。
【0041】図8の回転支持部材(32)の形状は四隅
を切り落としているが、正四角形を想定した面を持ち、
その想定される正四角形の対角線の交点を回転中心とし
て締結軸(33)を設けている。これによって、回転支
持部材(32)はロール紙収納箱(1)に90度、18
0度、270度回転させて収納されても同じ位置に回転
中心が位置するため、回転支持部材(32)の入れ方で
ロール紙の回転が変わる事がなくなる。
【0042】次に図9にて本発明のロール紙支持部材
(3)の構造が従来のロール紙支持の構造に対していか
に軽く回転するかの説明を行う。図9では従来方式(従
来例4)のロール紙中空芯内側面にてロール紙を受ける
場合図9(a)と、本発明の回転支持部材と締結軸でロ
ール紙を受ける場合図9(b)を示している。
【0043】図9において、(F1)は図9(a)のロ
ール紙先端の引き出し力、(F2)は図9(b)のロー
ル紙先端の引き出し力、(W)はロール紙の荷重、
(R)はロール紙の半径、(R1)はロール紙の中空芯
内半径、(R2)は締結軸の半径である。
【0044】今、ロール紙先端の引き出し力を図9
(a)と図9(b)を同じロール紙の荷重(W)が加わ
った時で比較すると、ロール紙を受ける軸部がロール紙
中心に近い方が滑らかに回転する。なぜならばロール紙
(2)の回転支点は、図9(a)ではロール紙の中心よ
り大きく偏った、ロール紙の中空芯内半径(R1)上の
軸部(130b)との接点に位置し、図9(b)では締
結軸(33)の周囲の一部、つまり締結軸(33)の半
径(R2)上の締結軸(33)との接点に位置する。
【0045】このために、ロール紙(2)の回転支点の
上部と下部のバランスが小さい図9(b)の方が回転す
る時のロール紙先端の引き出し力変動が小さい事は明ら
かである。これにより、図9(a)のロール紙先端の平
均引き出し力と、図9(b)のロール紙先端の平均引き
出し力とが同じと仮定しても、図9(a)のロール紙先
端の引き出し力には大きな変動むらが生じるために、各
々の最大でのロール紙先端の引き出し力にはF1>F2
の関係が成り立つ。
【0046】また平均引き出し力でも図9(a)ではロ
ール紙(2)が引き出し中に揺さ振られ、ロール紙収納
箱(1)の内壁に接触するなどで余分な負荷が加わるた
めに、図9(b)より大きくなり、F1>F2の関係が
成り立つ。そのために、従来方式のロール紙中空芯内側
面にてロール紙を受ける場合図9(a)より、本発明の
回転支持部材と締結軸でロール紙を受ける場合図9
(b)の方がロール紙先端の引き出し力が小さくスムー
ズな回転トルクで用紙の引き出しが可能になる事が明白
である。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、ロール紙収納箱の外形
を該ロール紙支持部材を同梱する事にてあまり大きくす
る必要が無く省スペース構造で、管理コストが余分に発
生させない構造を提供できる。
【0048】ロール紙支持部材を板状素材にて構成する
事は保護シートで梱包された形状のロール紙をロール紙
収納箱に同時梱包可能な事を意味し、長期間の環境変化
に耐える様、保護シートで梱包したロール紙をロール紙
支持部材を同梱する事を可能にしている事で長期保管に
も耐える構造を同時に提供している。
【0049】本発明の回転支持部材は段ボール、コート
紙などの紙質、又はプラスチックシートなどを折り起こ
して突起物を実現出来るために非常に安価な部材提供が
可能となる。
【0050】本発明のロール紙支持部材の形状は正四角
形を想定した板状で、ロール紙の支持部は左右共通の一
対のものとし、また位置決め部材の形状は回転支持部材
の回転中心を中心とする矩形状のものとしているので、
90度、180度、270度回転させても使用可能な位
置決めとなり、ロール紙使用時に注意を要することなく
簡単に組立収納できる構造である。
【0051】ロール紙支持部材には折り起こし辺とロー
ル紙中空芯端当たり辺が設けられて、折り起こし辺の寸
法はロール紙中空芯内半径に強く嵌合して挿入される位
置を確保し、ロール紙中空芯端当たり辺はロール紙が位
置決め部材に擦る事なく回転支持部材がロール紙と共に
ロール紙支持部材の正四角形を想定した板状の中点を支
点としてスムーズに回転する構造となっているために、
ロール紙芯内部に回転で生じる凸部に影響されることな
くロール紙をスムーズな回転にして軽く引き出せるよう
に出来ている。このために、印刷用の用紙引き出しに使
用する場合には非常に安定した軽いトルクで用紙を引き
出す事が可能となり、奇麗な印刷を行う上での印刷装置
の負担を低減する事が可能となる。
【0052】そして、ロール紙支持部材は収納箱側壁の
内側に装着され、収納箱の補強材としても使用されるた
め、収納箱の材料の強度軽減が可能になる。これは保管
時にも使用時にも当てはまる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロール紙収納箱と収納物の斜視図である。
【図2】ロール紙支持部材の保管時の構成を説明した図
である。
【図3】ロール紙支持部材の使用時の構成を説明した図
である。
【図4】保管時のロール紙収納箱斜視図である。
【図5】保管時のロール紙収納箱断面図である。
【図6】使用時のロール紙収納箱斜視図である。
【図7】使用時のロール紙収納箱断面図である。
【図8】ロール紙支持部材及びロール紙との構成説明側
面図である。
【図9】ロール紙引き出し力の説明図である。
【図10】従来例1の説明図である。
【図11】従来例2の説明図である。
【図12】従来例3の説明図である。
【図13】従来例4の説明図である。
【図14】ワードプロセッサにロール紙収納箱を接続し
た状態図である。
【符号の説明】
1 ロール紙収納箱 1a ロール紙出口用開口部 1b 開口部用ミシン目 1c 開口部谷折り線 2 ロール紙 2a ロール紙中空芯 2b ロール紙先端 3 ロール紙支持部材 31 位置決め部材 32 回転支持部材 32a 折り起こし辺 32b ロール紙中空芯端当たり辺 33 締結軸 4 ワードプロセッサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール紙を収納する印字用ロール紙収納
    箱において、 ロール紙中空芯内に挿入しロール紙と共に回転する回転
    支持部材と、 前記回転指示部材を固定するためにロール紙側面に配置
    される位置決め部材と、 前記位置決め部材と回転支持部材とを締結し、回転支持
    部材の回転中心軸となる締結軸とにより、ロール紙の両
    端を支持する一対の支持部を備えることを特徴とする印
    字用ロール紙収納箱。
  2. 【請求項2】 前記位置決め部材の中心位置と前記回転
    指示部材の中心位置を前記締結軸により締結することを
    特徴とする前記請求項1記載の印字用ロール紙収納箱。
  3. 【請求項3】 前記回転指示部材は折り曲げ可能な板状
    部材であり、 ロール紙収納時は折り曲げずに収納可能とし、使用時に
    回転指示部材の折り起こし辺を折り起こしてロール紙中
    空芯内に挿入することを特徴とする前記請求項1記載の
    印字用ロール紙収納箱。
  4. 【請求項4】 前記回転指示部材はロール紙中空芯内に
    挿入される複数の折り起こし辺と、ロール紙側面が前記
    位置決め部材に接触することを防止するロール紙中空芯
    端当たり辺とから構成されることを特徴とする前記請求
    項1記載の印字用ロール紙収納箱。
JP34276997A 1997-12-12 1997-12-12 印字用ロール紙収納箱 Pending JPH11171374A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34276997A JPH11171374A (ja) 1997-12-12 1997-12-12 印字用ロール紙収納箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34276997A JPH11171374A (ja) 1997-12-12 1997-12-12 印字用ロール紙収納箱

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11171374A true JPH11171374A (ja) 1999-06-29

Family

ID=18356361

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34276997A Pending JPH11171374A (ja) 1997-12-12 1997-12-12 印字用ロール紙収納箱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11171374A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015101410A (ja) * 2013-11-21 2015-06-04 セイコーエプソン株式会社 支持装置及び記録装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015101410A (ja) * 2013-11-21 2015-06-04 セイコーエプソン株式会社 支持装置及び記録装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5415486A (en) Dye ribbon package for use with a thermal printer and a method of loading the reloadable cassette of a thermal printer with a dye ribbon from a dye ribbon package
JPH0480374B2 (ja)
US5941476A (en) Portable enclosure for storage and dispensing of multiple paper rolls
US5711101A (en) Pop-up framing device
JPH0625857B2 (ja) 光を通さない自己完結式の容器
JPH0772591A (ja) ロール状の感光性材料用のケース内で使用する折り畳み自在の部材と、ロール状の感光性材料をケース内で保持する方法
US20050127083A1 (en) Gift wrap storage container
JPH11171374A (ja) 印字用ロール紙収納箱
JP2519289Y2 (ja) 折り畳み可能な電子黒板
CN113494666B (zh) 支撑结构和显示装置
JPH07251833A (ja) ロール状シート収納箱
JP2888235B1 (ja) 用紙ホルダ
JP2565059Y2 (ja) 印字用ロール紙収納箱
JP4227179B2 (ja) 抄紙機/板紙抄紙機におけるロール面の保守に使用するドクタブレードの保管箱
JPH1149152A (ja) 包装用ラップフィルムの収納ケース
JPH0345223Y2 (ja)
JP2002347780A (ja) 折り畳み式テープディスペンサー
JPH09295637A (ja) ロールシートカット機能付き箱
JPS62109525A (ja) 風呂蓋装置
JPH0714191Y2 (ja) 巻回フィルム収納箱
JPH09150828A (ja) ラップフィルム巻体支持具及びこれを使用したラップフィルム巻体の収納箱
JPH10250787A (ja) 電気的構成部材を有し且つらせん状に巻かれるテープ用のパッケージング
JPH10291737A (ja) ケーブル収納装置
JPH10181789A (ja) ロール状物の紙製宙吊り用部材及び宙吊り方法
JP3030532U (ja) 塗装用テープの収納箱