JPH11170218A - 自動枠組装置 - Google Patents

自動枠組装置

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JPH11170218A
JPH11170218A JP33536797A JP33536797A JPH11170218A JP H11170218 A JPH11170218 A JP H11170218A JP 33536797 A JP33536797 A JP 33536797A JP 33536797 A JP33536797 A JP 33536797A JP H11170218 A JPH11170218 A JP H11170218A
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JP33536797A
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English (en)
Inventor
Ichiro Kora
一郎 甲良
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KOURA KIKAI KK
Original Assignee
KOURA KIKAI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の枠組装置では基本的な木枠しか組み立
てることができないため、複雑な木枠を組み立てるに
は、該枠組装置で内枠となる基本枠を組み立てた後、次
に外枠を組み立て、各々人力によって組み合わせて、ス
テープルを打ち込む方法がとられている。そのため、現
状では、複雑な木枠の制作は非常に煩雑であり、しか
も、人件費がかかるためコスト高となっている。 【解決手段】 平行配置の一対のエンドレスチェーン2
9に複数の係止体を設けた搬送部3、左右一対の定盤
4、枠材供給部5、6、および枠材を組み合わせ各接合
部へステープルの打込みを行うステープル打込み部8か
らなる内枠組立装置の搬送部下流後方に、内枠を搬送部
途中に組み込む内枠挿入部、および前記定盤、垂直枠材
供給部、平行枠材供給部、ステープル打込み部を有する
外枠組立装置を設け、横桟および複数組の縦桟を有する
枠組を一連の流れの中で可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の縦桟と横
桟とを接合させて四角形の木枠を一連の流れの中で形成
する枠組装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、木枠を形成する枠組装置として
は、平行に配置された一対のエンドレスチェーンに複数
の親爪、ドグと呼ばれる係止体を取り付け、該エンドレ
スチェーンの両側に左右一対の定盤を設け、該定盤の間
には搬送方向垂直に枠材を供給する垂直枠材供給部を、
各定盤の上面には搬送方向平行に枠材を供給する平行枠
材供給部を設け、該垂直枠材供給部から一対の定盤上に
間欠的に供給される横桟をドグによって一方向に搬送
し、該平行枠材供給部からは各定盤上に供給される縦桟
を親爪によって一方向に搬送した後、各桟を組み合わ
せ、その接合部を押圧固定した上で、ステープルを打ち
込み接合させるようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、快適な住環境づ
くりを目的としたユーザーニーズの多様化、高度化に対
応するため、様々な種類の木枠の要求が高まってきてい
る。しかしながら、前述した従来の枠組装置では左右一
対の縦桟に複数の横桟を横架した図1に示すような基本
的な木枠、あるいはせいぜい該木枠を縦方向に複数配列
した木枠程度しか組み立てることができないため、図2
のように基本枠の両側に複数の縦桟を配したり、あるい
は図3のように基本枠を横方向に複数配列した複雑な木
枠を組み立てるには、従来の枠組装置で内枠となる基本
枠を組み立てた後、次に外枠を組み立て、各々人力によ
って組み合わせて、ステープルを打ち込む方法がとられ
ている。そのため、現状では、複雑な木枠の制作は非常
に煩雑であり、しかも、人件費がかかるためコスト高と
なっている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に課題を解決するための
手段を説明する。即ち、平行に配置された一対のエンド
レスチェーンに複数の係止体を設けた搬送部、該搬送部
の両側に設けた左右一対の定盤、該定盤の間に搬送方向
垂直に枠材を供給する垂直枠材供給部、該定盤の上面内
側部に搬送方向平行に枠材を供給する平行枠材供給部、
および上記枠材を組み合わせて押圧・支持した状態にて
各接合部へ連続的にステープルの打込みを行うステープ
ル打込み部からなる内枠組立装置の搬送部下流後方に、
内枠の位置決め、保管、および搬送部途中への組み込み
を行う内枠挿入部、および前記定盤、垂直枠材供給部、
平行枠材供給部、ステープル打込み部を有する外枠組立
装置を設けることにより、横桟および複数組の縦桟を有
する枠組を一連の流れの中で可能としたものである。
【0005】さらに、前記垂直枠材供給部、平行枠材供
給部の上部に、枠材をホッパの近傍まで移動させる枠材
押動部、移動後の該枠材を位置センサーからの信号に応
じて挟持しホッパの仮置き板上まで移送する運搬部、お
よび該ホッパの下部にあり積重された予備枠材の高さを
感知し前記仮置き台から枠材を落下させる高さセンサー
からなる枠材自動補充装置を設けることにより、該予備
枠材の残量が減少すると自動的に枠材を供給できるよう
にしたものである。
【0006】また、前記垂直枠材供給部、平行枠材供給
部の入り側前方に、前後左右に転動可能なボールを上面
に有する枠材仮置き台を設けることにより、立ち入りの
困難な搬入部へも側面から枠材を容易に搬入できるよう
にしたものである。
【0007】また、内枠挿入部に、内枠を横桟に掛合し
て外枠組立装置の搬送部内に引き込む掛合部、および該
内枠を上下複数段のスライド板上に仮置きし、搬送部内
には順次最下段から落下させて供給する内枠供給用ホッ
パを設けることにより、断続することなく内枠を外枠組
立装置に供給できるようにしたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は基本的は内枠の平面図、図2、図3
は本発明の木枠の実施例の平面図、図4は本発明の自動
枠組装置の全体平面図、図5は内枠組立装置の側面図、
図6は外枠組立装置の側面図、図7は搬送部の駆動装置
の正面図、図8は搬送部の一部分を示す分解斜視図、図
9は図4のi- i線に沿った断面図、図10は図9のii
−ii線に沿った断面図、図11は図9のiii −iii 線に
沿った断面図、図12は図4のiv−iv線に沿った断面
図、図13は垂直枠材供給部、平行枠材供給部の上部の
正面図、図14は枠組支持部の側面図、図15はステー
プル打込み部の側面図、図16は内枠挿入部の斜視図、
図17は内枠挿入部の内枠供給用ホッパの一部分を示す
側面図、図18は枠材仮置き台の側面断面図である。
【0009】まず、図4、図5、図6により、本発明の
自動枠組装置の全体構成から説明する。自動枠組装置
は、内枠組立装置1と外枠組立装置2から構成される。
該内枠組立装置1は、左右一対の定盤4間に搬送部3a
を有し、該定盤4上には、内枠の搬送方向上流側から順
に、内枠の横桟17を供給する垂直枠材供給部5、又は
内枠の縦桟18、19を供給する平行枠材供給部6を、
続いて、枠組支持部7、左右各1機のステープル打込み
部8を設けている。最下流端の上方には、外枠組立装置
2の内枠挿入部9から、ロッド32、および該ロッド3
2先端に軸支されたL字状フック31が突出されてい
る。
【0010】外枠組立装置2は、内枠組立装置1の搬送
方向下流端後方に横向きに設置され、該外枠組立装置2
の搬送部3B途中には内枠挿入部9が設けられている。
該内枠挿入部9より上流には、外枠の縦桟19を供給す
る垂直枠材供給部10a、10bを、該内枠挿入部9よ
り下流には、外枠の横桟21を供給する平行枠材供給部
11及び縦桟22を供給する垂直枠材供給部12を設
け、該供給部11、12のさらに下流に、枠組支持部1
5と左右各2機で計4機のステープル打込み部16a、
16bを設けることにより、内枠の前後左右に異なる寸
法の枠材を自由に接合できる構成としている。
【0011】次に、搬送部について、図7、図8より説
明する。内枠組立装置1と外枠組立装置2のいずれの搬
送部3にも、搬送方向の上流端に図5、図6に示す従動
スプロケット30を、下流端には駆動スプロケット28
を設け、該駆動スプロケット28と従動スプロケット3
0間にはエンドレスのチェーン29を巻回している。該
駆動スプロケット28は組立装置に横架された主軸27
により軸支され、該主軸27の端部は伝達用スプロケッ
ト26を介してモータ24の出力スプロケットに連結さ
れている。該エンドレスチェーン29には親爪33を等
間隔に固定し、該親爪33間には複数のドグ34を取り
付けている。ここで、該ドグ34はエンドレスチェーン
29のチェーンリンク29aが嵌合可能な嵌合溝35を
有し、該チェーンリンク29aの上方から外側に着脱自
在に嵌合できるようになっている。取り付けの安定化を
図るため、嵌合溝35の一側面とチェーンリンク29a
の外側面とにギザ36を設け、更に、該嵌合溝35の内
部にはチェーンリンク29aを挟持可能な板ばね37を
設けている。従って、搬送部3はモータ24により駆動
され、その駆動によりエンドレスチェーン29が図4中
の矢印方向に移動すると、垂直枠材供給部から間欠的に
供給される枠材は、該エンドレスチェーン29上の親爪
33およびドグ34により一対の定盤間上を一方向に搬
送され、平行枠供給部から供給される枠材は、前記親爪
33により各定盤上を一方向に搬送されるのである。
【0012】次に、枠材供給部について、図9、図1
0、図11、図12をもとに説明する。垂直枠材供給部
5は、図9、図10および図11に示すように、支持板
38上に設けられた垂直枠材ホッパ39と、該垂直枠材
ホッパ39内に積載された垂直枠材(本実施例では横桟
17)を下部から一つずつ定盤4上に送り出す送り出し
装置40とからなる。垂直枠材ホッパ39は、横桟17
の両端部を支持する一対の垂直枠材ガイド41を有し、
該垂直枠材ガイド41のフロントガイド42の下端と支
持板38の上面間には一枚の横桟17が通過可能な間隙
43が設けられている。送り出し装置40は、シリンダ
44の作動により前後動されるプッシャ45によって垂
直枠材ホッパ39内の横桟17を間隙43から外側に押
し出し、該横桟17の端部を板ばね46によって弾性支
持された受爪47で支持し、該受爪47で支持された横
桟17の端部をシリンダ48の作動により上下動される
昇降体49で押し下げ、受爪47を板ばね46の変形に
より外側に移動させて定盤4上に横桟17を落下させる
ようにしている。
【0013】平行枠材供給部6は、図12に示すよう
に、定盤4の上面外側部に設けられた平行枠材ホッパ5
0と、該平行枠材ホッパ50内の平行枠材(本実施例で
は縦桟19)を定盤4の上面内側部に押し出すプッシャ
装置51とからなる。平行枠材ホッパ50は、縦桟19
の両端部を支持する一対の平行枠材ガイド52を有し、
該平行枠材ガイド52のフロント板52aの下端と定盤
4の上面間に一枚の縦桟19が通過可能な間隙53が設
けられている。プッシャ装置51は、シリンダ54の作
動によってプッシャ55を前後動させるようにしてお
り、該プッシャ55の前後動によって平行枠材ホッパ5
0内に重層された縦桟19の最下位の縦桟19を押し、
間隙53から定盤4の内側部まで移動させるようにして
いる。該定盤4の上面内側部まで押し出された縦桟19
は親爪33の移送路に臨み、該縦桟19の端面に係合す
る親爪33によって一方向に搬送されるのである。
【0014】次に、前記枠材供給部の上部に設ける枠材
自動補充装置について、図13により説明する。枠材自
動補充装置56は、図13に示すように、図10、図1
2中の垂直枠材ホッパ39、平行枠材ホッパ50からな
る枠材ホッパ77の近傍まで積層枠材60を移動させる
枠材押動部58、該枠材押動部58を作動させるための
駆動部57、移動後の積層枠材60の最前列のみを挟持
し前記枠材ホッパ77の仮置き板72上まで移送する運
搬部59、および該枠材ホッパ77の下部にあり予備枠
材の高さを感知し前記仮置き台から枠材を落下させる高
さセンサー74とからなる。このうち、枠材押動部58
は、複数の枠材を積み重ねた積層枠材60の最後列側面
を支えながら押動させる押動板61を有し、該押動板6
1はチェーン64上に固定され、また、該積層枠材60
の長手方向両端部は一対の側板76で支持されている。
駆動部57は一対のスプロケット62、63を有し、該
スプロケット62、63間には前記チェーン64を巻回
させ、側面はガイド板75で覆うようにしており、スプ
ロケット62の裏面側に設けたモータ78を駆動する
と、チェーン64上の押動板61が動き、積層枠材60
を枠材ホッパ77近傍まで移動させる。
【0015】積層枠材60の最前列が枠材ホッパ77の
近傍に設けられた位置センサー73に検出されると、運
搬部59が作動を開始する。該運搬部59は、積層枠材
60の最前列の上下を掴んで運ぶ上下一対のマジックハ
ンド70、71、該マジックハンド70、71を支持、
移動させるスライドバー69、および該スライドバー6
9の動作を位置センサー73からの信号を受けて制御す
るコントローラー68からなり、該位置センサー73か
らの信号を合図に積層枠材60の最前列のみを上下のマ
ジックハンド70、71で挟持し、枠材ホッパ77内に
設けた仮置き板72上に移送するようにしている。該移
送が完了すると、該仮置き板72が内側に収納され、そ
の上に積載されていた積層枠材60の最前列が枠材ホッ
パ77に落下する。枠材ホッパ77の下部に高さセンサ
ー74を設けることにより、該枠材ホッパ77の下部の
予備枠材が十分な高さに達すると、上記の補充動作が停
止するようにしている。さらに、前記チェーン64には
押動板61の固設位置と略反対位置にリミットピン67
を設け、枠材ホッパ77から横設された支持板65上に
はリミットセンサー64を設けることにより、前記の補
充動作が繰り返されて積層枠材60が全てなくなると、
リミットピン67がリミットセンサー64に接触し、そ
の信号でチェーン64が逆回転して、押動板61が初期
位置に戻るようにしている。
【0016】以上の一連の動作を繰り返すことにより、
枠材ホッパ77の下部の予備枠材の残量が所定量まで減
少すると、自動的に枠材を供給することができるのであ
る。なお、この枠材自動補充装置56は、前述の如く、
垂直枠材供給部、平行枠材供給部のいずれにも適用可能
であるが、特に、長尺なために取り扱いの困難な縦桟の
枠材供給部に用いると、より効果的である。
【0017】前記枠材供給部下流には、縦桟を内方向に
押圧して横桟の端面に押しつけると共に、縦桟、横桟の
浮き上がりを防止する枠組支持部が設けられ、さらにそ
の下流には、枠組を支持した状態で接合部にステープル
を打ち込むステープル打込み部が設けられている。枠材
支持部7は、図14に示すように、縦桟19の搬送方向
に対して交差方向に位置調整可能な支持板79の内側面
にアーム80の一部端を揺動自在に連結し、該アーム8
0を支持板79の長さ方向に所要の間隔をおいて複数設
け、各アーム80の先端部にガイドローラ81を回転自
在に取り付けると共に、スプリング82によってアーム
80を内方向に偏向させている。また、縦桟、横桟の上
方には、フレーム85で支持されたスプリング83付き
の桟押え84を設け、浮き上がりを防止している。な
お、調整ハンドル86を回動するとフレーム85を介し
て押圧位置の昇降が可能であり、幅調整ハンドル87を
回動すると支持板79を介して押圧位置が進退するよう
になっている。ステープル打込み部8は、図15に示す
ように、ロールステープル装填部90、ステープルを縦
桟19と横桟17の接合部に打込みを果たす打込み部8
9、および該打込み部89を作動させるエアーピストン
を内蔵したピストン部90とからなり、該ピストン部9
0が作動すると桟押さえ部材93が接合部を押圧した状
態で、打込み部89内のハンマーが昇降して打込み作業
を行うのである。この機構は、ステープル打込み部の上
下に備えられており、上下打ちを可能としている。ま
た、外枠組立装置2には、図4に示すように、ステープ
ルの打込み向きを90度変えた2種類のステープル打込
み機を配置し、種々の接合部に対応できるようにしてい
る。なお、枠材支持部7と同様に、調整ハンドル91を
回動することにより、フレーム92を介して打込み部8
9の位置の昇降が可能である。
【0018】内枠組立装置1においてステープルの打込
みが終わり完成された内枠は、外枠組立装置2上の内枠
挿入部9に移送される。該内枠挿入部9は、図16、図
17に示すように、内枠を外枠組立装置2の搬送部3b
内に引き込む掛合部94、および搬送部3b内に落下さ
せて内枠供給用ホッパ95とからなる。該掛合部94の
左右一対のロッド32先端にはフック31を支持軸97
により軸支し、該フック31は外枠組立装置2内方向に
のみ回動可能とし、また該ロッド32はシリンダ96に
牽引可能に装入されており、内枠組立装置1から突出し
た内枠を該フック31で係止して引き寄せ、外枠組立装
置2内に横架した左右の上引き込み板98間に仮置きす
る。
【0019】該上スライド板98は上シリンダ104に
固設され、該上シリンダ104は上シャフト106に摺
動可能に外嵌され、該上シャフト106は上支持ブッシ
ュ109に固定可能に内装されており、さらに該上支持
ブッシュ109は固定板108、取付枠111を介し
て、定盤4に固設されている。また、前記上スライド板
98上方には垂直に上支持板99が設けられ、該上支持
板99は支持ロッド102端に固設され、該支持ロッド
102は上シリンダ104、上シャフト106、上支持
ブッシュ109内に固定可能に内装されている。すなわ
ち、上シリンダ104を上シャフト106に沿いスライ
ドさせることにより、上支持板99はそのままで上スラ
イド板98のみを引き込み、左右の上スライド板98上
に仮置きした内枠を下スライド板100上に落下させる
ことができるのである。同様にして、下支持ロッド10
3に固設された下支持板101はそのままにし、下支持
ブッシュ110に固定した下シャフト107に沿い下シ
リンダ105をスライドさせることで、下スライド板1
00を引き込み、左右の該下スライド板100上の内枠
を搬送部3b上に落下させることができる。従って、こ
のように、掛合部94、および内枠供給用ホッパ95に
上下二段の仮置き部を設けることにより、断続すること
なく内枠を外枠組立装置2に供給することが可能となる
のである。
【0020】図4に示したように、外枠組立装置2に搬
送部3b上に移送された内枠には、前記垂直枠材供給部
10a10b、12から縦桟19、22を、平行枠材供
給部11からは横桟21が供給され、前記内枠組立装置
1と同様に枠組みが行われる。この際、狭い装置内で、
しかも長尺で人手による取り扱いの困難な縦桟用の枠材
を垂直枠材供給部10a、10b、12に供給する必要
がある。そこで、この負荷を軽減するため、枠材仮置き
台13、14を枠材自動補充装置直前に設ける。該枠材
仮置き台13、14は、図18に示すように取付台11
7により外枠組立装置2に取り外し可能に固設されてい
る。該取付台117上には支持台116を介してホルダ
ー固定台115が設けられ、該ホルダー固定台115上
には前後左右に転動可能なボール113を上面に露出さ
せたボールホルダー114が多数配設されており、該ボ
ール113上を滑らせることにより、立ち入りの困難な
場所でも簡単に積層枠材を枠材自動補充装置まで移動さ
せることができるのである。
【0021】最後に、本発明に係わる自動枠組装置によ
る実際の枠組手順の例を、主に、図1、図2、図3およ
び図4を用いて、以下に説明する。枠組としては、枠組
119と枠組120の2タイプについて説明する。ここ
で、枠組119とは、縦桟124a、124bおよびL
桟125a、125bからなる外周枠の内側に、基本的
な内枠118とその両外側の一対の縦桟123a、12
3bを設けたものであり、枠組120は、縦桟126
a、126bおよびL桟127a、127bからなる外
周枠の内側に、2個の内枠118を並置したものであ
る。
【0022】枠組119の枠組手順を説明する。まず、
内枠組立装置1を用い、以下の手順にて内枠を組み立て
る。搬送部3a上に垂直枠材供給部5から横桟121を
連続して供給し、ドグ34との係合によって前方に搬送
する。該垂直枠材供給部5から最後の横桟121が供給
される時、又はその手前において、平行枠材供給部6が
作動して縦桟122a、122bを定盤4の内側部に供
給すると、該縦桟122a、122bは親爪33の移送
路に位置するため、該親爪33との係合によって前方に
搬送される。この時、縦桟122a、122bと搬送部
3aによって搬送される横桟121の端面間には所要の
間隔が設けられている。上記縦桟122a、122bが
枠組支持部7の位置まで搬送されると、該縦桟122
a、122bは内方向に押圧され、続いてステープル打
込み部8で横桟121と縦桟122aおよび横桟121
と122bとの接合部にステープルを打込み、内枠11
8を完成させるのである。このように組み立てた内枠1
18は、外枠組立装置2の内枠挿入部9から突出する一
対のロッド32先端のフック31に係止させ、引き寄せ
てから図16中の内枠供給用ホッパ95内の上スライド
板98上に仮置きする。次に、垂直枠材供給部10aか
ら縦桟123bを供給し、該縦桟123bがドグ34に
係止されて仮置き中の内枠118よりも下流に搬送され
た時点で、該内枠118を搬送部3b上に落下させる。
その後、ドグ34に係止され搬送される内枠118に対
し、該内枠118の上流からは、垂直枠材供給部10a
によって縦桟123aを、垂直枠材供給部10bによっ
て縦桟124aを供給し、該内枠118の下流には、垂
直枠材供給部12から縦桟124bを供給し、更には、
横方向から平行枠材供給部21によってL桟125a、
125bが供給される。該L桟125a、125bが枠
組支持部15の位置まで搬送されると、該L桟125
a、125bは内方向に押圧され、続いてステープル打
込み部10a、10bで各接合部にステープルが打ち込
まれて枠組118が完成する。
【0023】次に、枠組120の枠組手順を説明する。
内枠118の組立は枠組119と同様であるが、該内枠
118は2個使用するために、図16中の内枠供給用ホ
ッパ95の上下二段から成るスライド板98、100を
活用する。すなわち、内枠118を上スライド板98上
に挿入した後、引き続き内枠118を組み立て、その時
点で、上スライド板98を引き込み仮置きしていた内枠
118を下スライド板100上に落下させ、その後、元
に戻した上スライド板98上には後から組み立てた内枠
118を挿入する。このように上下2段に準備した内枠
118は、下スライド板100、上スライド板98を順
に所要の間隔で出し入れすることにより、搬送部3b上
に落下させることができる。その後、ドグ34に係止さ
れ搬送される2個の内枠118に対し、該内枠118の
上流からは、垂直枠材供給部10bによって縦桟126
aを供給し、該内枠118の下流には、垂直枠材供給部
12から縦桟126bを供給し、更には、横方向からは
平行枠材供給部21によってL桟127a、127bが
供給される。該L桟127a、127bが枠組支持部1
5の位置まで搬送されると、該L桟127a、127b
は内方向に押圧され、続いてステープル打込み部16で
各接合部にステープルが打ち込まれて枠組119が完成
するのである。
【0024】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。まず、請求項1の如く、
平行に配置された一対のエンドレスチェーンに複数の係
止体を設けた搬送部、該搬送部の両側に設けた左右一対
の定盤、該定盤の間に搬送方向垂直に枠材を供給する垂
直枠材供給部、該定盤の上面内側部に搬送方向平行に枠
材を供給する平行枠材供給部、および上記枠材を組み合
わせて押圧・支持した状態にて各接合部へ連続的にステ
ープルの打込みを行うステープル打込み部からなる内枠
組立装置の搬送部下流後方に、内枠の位置決め、保管、
および搬送部途中への組み込みを行う内枠挿入部、およ
び前記定盤、垂直枠材供給部、平行枠材供給部、ステー
プル打込み部を有する外枠組立装置を設けたので、基本
枠を横方向に複数配列したような複雑な木枠を自動的に
組み立てることが可能となり、省力化によるコストダウ
ンや生産性の著しい向上を達成することができた。
【0025】次に、請求項2の如く、垂直枠材供給部、
平行枠材供給部の上部に、枠材をホッパの近傍まで移動
させる枠材押動部、移動後の該枠材を位置センサーから
の信号に応じて挟持しホッパの仮置き板上まで移送する
運搬部、および該ホッパの下部にあり積重された予備枠
材の高さを感知し前記仮置き台から枠材を落下させる高
さセンサーからなる枠材自動補充装置を設けたので、予
備枠材の残量が減少すると自動的に枠材を供給すること
ができ、作業性を大きく改善することができた。
【0026】さらに、請求項3の如く、垂直枠材供給
部、平行枠材供給部の入り側前方に、前後左右に転動可
能なボールを上面に有する枠材仮置き台を設けることに
より、立ち入りの困難な搬入部へも側面から枠材を容易
に搬入できるようにした。
【0027】また、請求項4の如く、内枠挿入部に、内
枠を横桟に掛合して外枠組立装置の搬送部内に引き込む
掛合部、および該内枠を上下複数段のスライド板上に仮
置きし、搬送部内には順次最下段から落下させて供給す
る内枠供給用ホッパを設けることにより、断続すること
なく内枠を外枠組立装置に供給できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】基本的は内枠の平面図である。
【図2】本発明の木枠の実施例の平面図である。
【図3】本発明の木枠の実施例の平面図である。
【図4】本発明の自動枠組装置の全体平面図である。
【図5】内枠組立装置の側面図である。
【図6】外枠組立装置の側面図である。
【図7】搬送部の駆動装置の正面図である。
【図8】搬送部の一部分を示す分解斜視図である。
【図9】図4のi- i線に沿った断面図である。
【図10】図9のii−ii線に沿った断面図である。
【図11】図9のiii −iii 線に沿った断面図である。
【図12】図4のiv−iv線に沿った断面図である。
【図13】垂直枠材供給部、平行枠材供給部の上部の正
面図である。
【図14】枠組支持部の側面図である。
【図15】ステープル打込み部の側面図である。
【図16】内枠挿入部の斜視図である。
【図17】内枠挿入部の内枠供給用ホッパの一部分を示
す側面図である。
【図18】枠材仮置き台の側面断面である。
【符号の説明】
1 内枠組立装置 2 外枠組立装置 3 搬送部 4 定盤 5、10、12 垂直枠材供給部 6、11 平行枠材供給部 7、15 内枠組立装置 8、16 ステープル打込み部 9 内枠挿入部 13、14 枠材仮置き台 29 エンドレスチェーン 33、34 係止体 56 枠材自動補充装置 58 枠材押動部 59 運搬部 72 仮置き板 73 位置センサー 74 高さセンサー 94 掛合部 98、100 スライド板 95 内枠供給用ホッパ 113 ボール

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行に配置された一対のエンドレスチェ
    ーンに複数の係止体を設けた搬送部、該搬送部の両側に
    設けた左右一対の定盤、該定盤の間に搬送方向垂直に枠
    材を供給する垂直枠材供給部、該定盤の上面内側部に搬
    送方向平行に枠材を供給する平行枠材供給部、および上
    記枠材を組み合わせて押圧・支持した状態にて各接合部
    へ連続的にステープルの打込みを行うステープル打込み
    部からなる内枠組立装置の搬送部下流後方に、内枠の位
    置決め、保管、および搬送部途中への組み込みを行う内
    枠挿入部、および前記定盤、垂直枠材供給部、平行枠材
    供給部、ステープル打込み部を有する外枠組立装置を設
    けることにより、横桟および複数組の縦桟を有する枠組
    を一連の流れの中で可能としたことを特徴とする自動枠
    組装置。
  2. 【請求項2】 前記垂直枠材供給部、平行枠材供給部の
    上部に、枠材をホッパの近傍まで移動させる枠材押動
    部、移動後の該枠材を位置センサーからの信号に応じて
    挟持しホッパの仮置き板上まで移送する運搬部、および
    該ホッパの下部にあり積重された予備枠材の高さを感知
    し前記仮置き台から枠材を落下させる高さセンサーから
    なる枠材自動補充装置を設けることにより、該予備枠材
    の残量が減少すると自動的に枠材を供給できるようにし
    たことを特徴とする請求項1記載の自動枠組装置。
  3. 【請求項3】 前記垂直枠材供給部、平行枠材供給部の
    入り側前方に、前後左右に転動可能なボールを上面に有
    する枠材仮置き台を設けることにより、立ち入りの困難
    な搬入部へも側面から枠材を容易に搬入できることを特
    徴とする請求項1記載の自動枠組装置。
  4. 【請求項4】 内枠挿入部に、内枠を横桟に掛合して外
    枠組立装置の搬送部内に引き込む掛合部、および該内枠
    を上下複数段のスライド板上に仮置きし、搬送部内には
    順次最下段から落下させて供給する内枠供給用ホッパを
    設けることにより、断続することなく内枠を外枠組立装
    置に供給できることを特徴とする請求項1記載の自動枠
    組装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108628965A (zh) * 2018-04-20 2018-10-09 西北工业大学 基于空间连接骨架描述符的装配体检索方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108628965A (zh) * 2018-04-20 2018-10-09 西北工业大学 基于空间连接骨架描述符的装配体检索方法
CN108628965B (zh) * 2018-04-20 2021-07-06 西北工业大学 基于空间连接骨架描述符的装配体检索方法

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