JPH11170134A - ワークバイスのワーク支持台 - Google Patents

ワークバイスのワーク支持台

Info

Publication number
JPH11170134A
JPH11170134A JP36264797A JP36264797A JPH11170134A JP H11170134 A JPH11170134 A JP H11170134A JP 36264797 A JP36264797 A JP 36264797A JP 36264797 A JP36264797 A JP 36264797A JP H11170134 A JPH11170134 A JP H11170134A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
support
workpiece
block
base block
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP36264797A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikazu Yasuda
嘉和 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TEC YASUDA KK
Tech Yasuda KK
Original Assignee
TEC YASUDA KK
Tech Yasuda KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TEC YASUDA KK, Tech Yasuda KK filed Critical TEC YASUDA KK
Priority to JP36264797A priority Critical patent/JPH11170134A/ja
Publication of JPH11170134A publication Critical patent/JPH11170134A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Jigs For Machine Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄いワークを加工するときにワークバイスに
取り付けてワークの背面を支えるのに用いるワーク支持
台に関し、各種厚さのワークへの対応及び着脱が容易
で、ドリル等との干渉を避けることも容易なワーク支持
台を提供する。 【解決手段】 コ字形のベースブロック10と、ベース
ブロックの足の先端に取り付けられた係止駒11と、ベ
ースブロック10の上面に締着された支持ブロック12
とを備えている。係止駒11はコ字形の内側へ突出する
位置と退避する位置との間で回動可能に、かつ突出側の
位置でベースブロックに締着できるように、1本のボル
ト14で取り付けられ、突出位置と退避位置とを規制す
るストッパ10bを設けておく。支持ブロック12の先
端部の形状を種々の形状にすることができ、幅狭い板状
にしてドリル等との干渉を避ける。支持台の高さを変更
するときは、支持ブロック12の上面を削り落とすこと
によって対応する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、工作機械のテー
ブルに取り付けてワーク(被加工物)を挟持するのに使
用するワークバイスに関するもので、厚さの薄いワーク
を加工するときに、ワークバイスの基台に取り付けてワ
ークの背面を支えるのに用いるワーク支持台に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】フライス盤やボール盤でワークを加工す
るとき、ワークを工作機械のテーブルに固定するために
ワークバイスが用いられる。図5はワークバイスの一例
を模式的に示したものであり、テーブル1に固定される
基台2には、一端に固定爪3が設けられ、この固定爪に
向けて進退自在に装着された可動爪4との間でワーク5
が挟持される。可動爪4は基台2に設けたスライドガイ
ド6に沿って移動する移動台7に固定されており、ハン
ドル8に連結されている図示されていないねじ杆を回動
することにより、移動台7が進退する。
【0003】このようなワークバイスを用いて、厚さの
薄いワーク5を加工するときは、ワークの上面5aが固
定爪3や可動爪4より高い位置になるようにして、加工
時に刃物が固定爪や可動爪に干渉するのを防止する。こ
のとき、ワークのテーブル面からの高さを正確に決める
ため、及び加工中にワークが不安定になったり加工反力
により撓むのを防止するために、基台2にワーク支持台
9を取り付けてワーク5の背面を支持するようにしてい
る。
【0004】加工中のワークを安定に保持するために
は、ワーク5の爪3、4からの突出量Hはできるだけ小
さいことが望ましい。そのためには、高さの異なるワー
ク支持台を幾種類か準備して、ワークの厚さが変わった
ときにワーク支持台を取り替える必要がある。また、加
工中にワーク支持台がずれたり外れたりしないように、
ワーク支持台9はワークバイスの基台2に固定しておく
必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ワークの上面5aがワ
ークバイスの爪3、4からほんの少しだけでも突出して
いれば、工作機械の刃物とワークバイスの爪との干渉を
避けることができる。一方、爪3、4とワーク5との当
たり面は、大きければ大きいほど、ワークを安定に保持
することができる。また、ワークの背面は必ずしも平面
であるとは限らない。そのため、ワーク支持台9は加工
するワークの種類毎に専用のものを準備しておくのが好
ましく、またワーク支持台を複数個用いてワークを支持
する必要が生ずることも多い。さらに加工するワークが
変わったときに、ワーク支持台も変更する必要があるこ
とを考慮すると、ワーク支持台9はできるだけ安価で高
さの異なる幾種類のものを経済的に準備することがで
き、かつワークバイスへの装脱を簡単な作業で短時間で
行うことができるものであることが望まれる。さらにボ
ール盤でワーク5に貫通孔を加工するとき、ワークの背
面に突出したドリル21の先端とワーク支持台9とが干
渉しないように、ワーク支持台の形状や装着位置を設定
しなければならない。
【0006】この発明は、上記のような要望に鑑み、高
さの異なる多種類のワーク支持台を経済的に準備するこ
とが可能で、ワークバイスへの着脱が容易であると共
に、ドリルの先端などとワーク支持台との干渉を避ける
ことも容易なワークバイスのワーク支持台を提供するこ
とを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のワークバイス
のワーク支持台9は、コ字形のベースブロック10と、
ベースブロックの足の先端に1本のボルトで取り付けら
れてそのボルト回りに回動可能な係止駒11と、ベース
ブロック10の上面に載置された状態で着脱可能に締着
された支持ブロック12とを備えている。ベースブロッ
ク上への支持ブロックの締着は、六角穴付ボルト13を
用いるのが安価で高い剛性が得られるが、着脱の迅速性
を優先したいときは、例えばレバーでフックを引っ張る
ようにした構造の公知の固定金具を用いることもでき
る。支持ブロック12をベースブロック10に締着する
ボルトや固定金具は、できるだけ低い位置に取り付けて
支持ブロック12の高さが低くなったときでも、支持ブ
ロックの上面に突出しないようにする。
【0008】係止駒11はコ字形のベースブロック10
の両方の足10a、10aの先端に上記コ字の内側へ突
出する位置と退避する位置との間で回動可能に、かつそ
の少なくとも突出位置でベースブロックに締着できるよ
うに、1本のボルト14で取り付けられている。好まし
くは、足10a、10aの先端部に、係止駒11の突出
位置と退避位置とを規制するストッパ10bを設けてお
く。
【0009】支持ブロック12は、基本的には平板状の
ものであるが、必要に応じてワークを支持する先端部の
形状を種々の形状にすることができる。たとえば支持ブ
ロックの上半部を薄い板状にして、ワークを幅の狭い面
で支えるようにしたり、中央部を切り欠いて両端で支え
るようにしたりすることができる。ワークの厚さに応じ
て支持台の高さを変更するときは、支持ブロック12の
上面を削り落とすことによって対応する。すなわち支持
ブロック12は最大高さのものを用意しておき、その上
端を削ってワーク毎に専用のものを製作するようにす
る。
【0010】
【作用】この発明のワークバイスのワーク支持台は、ベ
ースブロック10と支持ブロック12が着脱自在であ
り、支持ブロック12の先端を加工することにより各種
のワークに対応することができ、頻繁に加工するワーク
でなければ、支持ブロックのみ専用のものを準備すれば
よいから経済的である。また支持ブロックの先端を種々
の形状に加工することが容易であるから、たとえば薄い
板状にすることなどにより、ワークに細かいピッチで貫
通孔が加工されるような場合に、ドリルの先端とワーク
支持台との干渉を回避できる。
【0011】加工するワークの形状に応じた支持ブロッ
ク12を固定したベースブロック10は、係止駒11を
締着するボルト14を緩めて係止駒11を退避させた状
態で、ワークバイスの基台2に嵌着し、係止駒11をス
ライドガイド6の溝内に進出させた状態でボルト14で
係止駒11を締結することにより、係止駒11とベース
ブロック10とでワークバイスの基台2を挟持すること
により固定される。この場合、係止駒の進退時の回動方
向とストッパ10bとをボルト14の締結方向の回転
(通常は右回り)により係止駒11が進出し、緩め方向
の回転により係止駒11が退避するようにストッパ10
bを設けてやれば、ボルト14の締め緩め動作に連動し
て、係止駒11が進出退避するようにできる。係止駒1
1をこのような構造で設けることにより、ワーク支持台
9の着脱時に移動台7を取り外す必要がなくなり、ワー
ク支持台9の装脱を容易かつ迅速にできる。
【0012】
【発明の実施の形態】図5はこの発明のワーク支持台9
を用いるのに特に好適なワークバイスの一例を示す斜視
図である。このワークバイスは細長い矩形の基台2を備
えており、その両側側面には長手方向にガイド溝15が
設けられ、このガイド溝より上方の部分が移動台7、1
9を案内するスライドガイド6となっている。基台2の
一端には、キー16で位置決めして固定ブロック17が
固定されており、この固定ブロックに固定爪3が固定さ
れている。
【0013】基台2にはガイド溝15の下辺に略中心を
一致させて、複数のガイド孔18が一定間隔で配置され
ている。各ガイド孔18はガイド溝15の奥面に達して
おり、従ってガイド溝に位置する部分は半円形断面であ
り、奥端は円形断面である。
【0014】図には示されていないが、第1移動台19
はガイド溝15を覆うように両側に延びる裾部19aを
備えており、この裾部の内側にガイド溝15に嵌合する
突条が形成されている。そしてこの突条の下辺の部分に
裾部19aを貫通するノック孔が設けられており、従っ
てこのノック孔は入口が円形断面で奥側が上半分の半円
断面となっている。すなわち第1移動台19のノック孔
の上半分の半円断面の部分と、基台に設けたノック孔の
下半分の半円断面の部分とは、両者が合致したとき、円
形断面のノック孔となる。第1移動台19はそのノック
孔を基台のノック孔の一つと合致させた状態で、ノック
孔にノックピン20を差し込むことにより、基台2の所
定の位置に固定される。
【0015】第1移動台19にはガイド溝15と平行に
ねじ杆が軸方向移動不能に装着されており、当該ねじ杆
のねじ部分が第2移動台7に形成した雌ねじと螺合して
いる。可動爪4は第2移動台7に固定されている。前記
ねじ杆の頭は第1移動台の背面に露出しており、この頭
8a又はハンドル8を回動させることにより、第2移動
台7を進退させて固定爪3との間でのワークの挟持及び
開放を行う。
【0016】図1ないし4は図5に示したワークバイス
で用いるこの発明のワーク支持台を示したものである。
ワーク支持台9は、コ字形のベースブロック10と、ベ
ースブロックの両方の足の先端に1本のボルトで取り付
けられてそのボルト回りに回動可能な係止駒11と、ベ
ースブロック10の上面に載置された状態で六角穴付ボ
ルト13で締着された支持ブロック12とを備えてい
る。
【0017】係止駒11はコ字形のベースブロック10
の両方の足10a、10aの先端に上記コ字の内側へ突
出する位置と退避する位置との間で回動可能に、1本の
ボルト14で取り付けられている。足10a、10aの
先端部には、係止駒11の突出位置と退避位置とを規制
するストッパ10bが突出している。図の係止駒は、両
端を半円弧にした矩形で、その一方の半円の中心位置に
設けた貫通孔にボルト14が挿通されている。ストッパ
10bは、係止駒の側面を押さえてその回動を阻止する
ように突出しており、係止駒が下から見て右回りに回動
したときに内側に進出した係止駒に当接し、係止駒が左
回りに回動したときに外側に退避した係止駒に当接す
る。
【0018】ベースブロック10に着脱可能な支持ブロ
ック12は、基本的には図3に示すように平板状のもの
であるが、たとえば図2に示すように支持ブロックの上
半部を薄い板状にして、ワークを幅の狭い面で支えるよ
うにしたり、図1に示すように中央部を切り欠いて両端
で支えるようにしたりすることができる。支持ブロック
を固定する六角穴付ボルト13は、図3に示すように深
い座ぐり孔を設けてボルトの頭を沈めるか、図2に示す
ように薄い締結部に設けるようにして、支持ブロックの
高さを低くしてもボルト頭が支持ブロックより高くなら
ないようにしている。
【0019】係止駒11を締着するボルト14を緩める
と、係止駒11はボルトと共回りをして退避位置でスト
ッパに当接する。この状態でベースブロック10をワー
クバイスの基台2に嵌着し、ボルト14を締める。この
時ボルト14が右回りしてこれに伴って右回りする係止
駒11はスライドガイド6の溝内に進出し、ストッパに
当接して停止する。さらにボルト14を締めてゆけば、
係止駒11はガイド溝6の上面に押圧され、係止駒11
とベースブロック10とでワークバイスの基台2が挟持
され、従ってベースブロックとこれに固定された支持ブ
ロックとがワークバイスの所望位置に固定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワーク支持台の一実施例の正面図
【図2】ワーク支持台の一実施例の側面図
【図3】ワーク支持台の他の実施例の側面図
【図4】ワーク支持台の底面図
【図5】ワークバイスの斜視図
【符号の説明】
10 ベースブロック 11 係止駒 12 支持ブロック

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コ字形のベースブロック(10)と、ベース
    ブロックの両方の足の先端に1本のボルトで取り付けら
    れてそのボルト回りに上記コ字の内側へ突出する位置と
    退避する位置との間で回動可能な係止駒(11)と、ベース
    ブロック(10)の上面に載置された状態で着脱可能に締着
    された支持ブロック(12)とを備えた、ワークバイスのワ
    ーク支持台。
  2. 【請求項2】 ベースブロックの足の先端部に係止駒(1
    1)の突出位置と退避位置とを規制するストッパを備え、
    当該トスッパは係止駒を回動可能に支持しているボルト
    を締結方向に回動したときにコ字の内側に突出する係止
    駒を停止させ、緩め方向に回動したときに退避する係止
    駒を停止させるものである、請求項1記載のワークバイ
    スのワーク支持台。
JP36264797A 1997-12-11 1997-12-11 ワークバイスのワーク支持台 Pending JPH11170134A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36264797A JPH11170134A (ja) 1997-12-11 1997-12-11 ワークバイスのワーク支持台

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36264797A JPH11170134A (ja) 1997-12-11 1997-12-11 ワークバイスのワーク支持台

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11170134A true JPH11170134A (ja) 1999-06-29

Family

ID=18477393

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36264797A Pending JPH11170134A (ja) 1997-12-11 1997-12-11 ワークバイスのワーク支持台

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11170134A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108436121A (zh) * 2018-04-18 2018-08-24 哈尔滨建成集团有限公司 车削薄板零件内孔专用夹具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108436121A (zh) * 2018-04-18 2018-08-24 哈尔滨建成集团有限公司 车削薄板零件内孔专用夹具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2617534B2 (ja) 増力型機械バイス
EP1273387B1 (en) Jig for positioning and fixing work
US7568683B1 (en) Vise attachable fixture plate for use with CNC milling equipment
JP5334855B2 (ja) 金属の切削工具
US6439561B1 (en) Modular system and fixture for positioning a workpiece
JP2006102887A (ja) ワーククランプ装置
JP3988986B2 (ja) 精密バイス
JPH04115547U (ja) クランプ装置
US6045126A (en) Vise jaw and bolt
US4863151A (en) Vise jig tool
KR200228144Y1 (ko) 공작물 고정용 바이스
JP5653924B2 (ja) 座標位置決め装置に補機類を取り付けるための装置
JP2006082184A (ja) 連続ビス締付機
JPH11170134A (ja) ワークバイスのワーク支持台
JPH11156732A (ja) 締付装置
JP2004025332A (ja) 工作機械におけるワークの位置決め装置
JPH11170135A (ja) ワークバイスのワーク位置決め治具
JP2004074308A (ja) 工作機械に用いる他部材の位置決め用治具及びそれを用いた他部材の位置決め方法
US6268580B1 (en) Holder for graphite electrodes
JP3953599B2 (ja) ワーク位置決め固着治具
JP2004322272A (ja) 工作機械に用いるクランプ用治具
JP2005329480A (ja) 機器に用いる他部材取付用治具
JP5526091B2 (ja) 加工作業における加工補助装置
KR200235401Y1 (ko) 볼트용 바이스
JP7046419B1 (ja) クランプユニット